JP4626316B2 - 移動端末の電源制御方法及びシステム - Google Patents

移動端末の電源制御方法及びシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4626316B2
JP4626316B2 JP2005016589A JP2005016589A JP4626316B2 JP 4626316 B2 JP4626316 B2 JP 4626316B2 JP 2005016589 A JP2005016589 A JP 2005016589A JP 2005016589 A JP2005016589 A JP 2005016589A JP 4626316 B2 JP4626316 B2 JP 4626316B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication media
mobile terminal
content
unit
media unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005016589A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006210993A (ja
Inventor
貴之 蕨野
研次 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2005016589A priority Critical patent/JP4626316B2/ja
Publication of JP2006210993A publication Critical patent/JP2006210993A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4626316B2 publication Critical patent/JP4626316B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

本発明は、移動端末の電源制御方法及びシステムに関する。
従来より、Magic Packet(登録商標)という技術がある(例えば非特許文献1参照)。これは、ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ(以下「端末」という)であって、その本体の主電源がOFFとなった端末(SLEEPモード)を、遠隔操作で起動するものである。具体的には、遠隔操作側端末が、SLEEPモードの端末へ、イーサネット(登録商標)を介して、Magic Packetフレームと称される特定情報パケットを送信する。このMagic Packetフレームを受信したSLEEPモードの端末は、自動的に端末本体の主電源をONにする。このように遠隔操作されるSLEEPモードの端末は、その端末の主電源がOFFにされていても、LAN通信メディア部のみの電源はONとなっており、Magic Packetフレームの受信を監視することができる。
これに対し、移動端末に対しても、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC:Mobile Computing Promotion Consortium:http://www.mcpc-jp.or)において、プッシュ型データ配信を実現するWake On Ring(WOR)が検討されている(例えば非特許文献2参照)。移動端末の位置情報にかかわらず、リアルタイムな情報配信を目的としている。
従来技術としては、移動端末へ送信すべきコンテンツデータがある場合、呼び出しサーバが、移動端末へ特定メッセージを送信し、移動端末本体を電源ONし、適切なアプリケーションが起動される(例えば特許文献1参照)。次に、その移動端末は、コンテンツ要求メッセージを呼び出しサーバへ送信する。これにより、呼び出しサーバから移動端末に対するリアルタイムなプッシュ配信が実現される。それと共に、移動端末は、待機状態で常に待ち受ける必要がなく、端末の省電力化が向上する。呼び出しサーバから移動端末への特定メッセージの送信に、携帯電話機又はPHS電話機のメール機能を用いることによって、移動端末の位置に関係なく、プッシュ配信が可能となる。
また、無線LAN通信メディア部単体における自動起動を可能とするソフトウェアとして、ビットチャージがある(例えば非特許文献3参照)。これは、当該移動端末が、アクセスポイントの圏内に位置したことを検知し、アプリケーションの起動と、無線LANサービスへの自動ログインとを行う。近年、無線LANホットスポットサービスとして、駅等の公共エリアに無線LANのアクセスポイントを設置し、インターネットへの接続を行うサービスが展開されている。ビットチャージの技術を利用して、ホットスポットに当該移動端末が位置した際に、自動的にニュース等のコンテンツを配信することができる。アクセスポイントの圏内に位置したことを検知するために、予め設定された時間間隔で、移動端末(ハードウェア)を自動的に間欠起動する必要がある。
更に、移動端末についても、セルラ通信メディア部と無線LAN通信メディア部とを備えることによって、どこに位置していてもインターネットに対して通信をすることができる。従って、移動端末がアクセスポイントの圏内に位置している場合には、無線LAN通信メディア部を用いて高速な通信を行い、そうでない場合には、セルラ通信メディア部を用いて比較的低速な通信を行うことができる。
「Magic Packetテクノロジ」、[online]、[平成17年1月16日検索]、インターネット<URL:http://www.amd.com/jp-ja/ConnectivitySolutions/ProductInformation/0,,50_2324_2481,00.html> 「便利なPush技術を実現できる WOR = Wake On Ring とは? その詳細を紹介」、[online]、[平成17年1月16日検索]、インターネット<URL:http://www.wince.ne.jp/snap/ceSnapView.asp?PID=788> 「ハンズフリーワイヤレスLAN」、[online]、[平成17年1月16日検索]、インターネット<http://www.aicon.co.jp/news/65.html> 特開2003−134566号公報
しかしながら、セルラ通信メディア部を用いて比較的低速な通信回線によってコンテンツデータを受信していた場合、即時に取得されなければならないコンテンツデータでないならば、長時間をかけて受信することは利便性に欠ける。そのようなコンテンツデータは、その後、移動端末が、高速で通信可能な無線LANの圏内に位置した時に、受信すればよい。但し、移動端末が電源OFFの状態にあるならば、その移動端末本体の電源を自動起動する必要もある。
Magic Packetフレームを移動端末へ送信することによって自動起動を実現するには、アクセスポイントから当該移動端末へMagic Packetフレームを送信しなければならない。移動端末の位置情報を用いることによって移動先のアクセスポイントを予測することもできるが、移動端末の位置の追跡に要するオーバヘッドが大きい。また、Magic Packetフレームを送信するには、予め、移動端末とアクセスポイントとの間で、アソシエーションが確立されている必要がある。もちろん、Magic Packetフレームをブロードキャストすることによって、アソシエーション確立前の起動も可能となるが、WEP等の暗号化機能を用いた場合に適用できない。
また、Wake On Ring(WOR)は、移動端末の位置に応じた情報配信をすることができない。ビットチャージでは、所定の時間間隔で移動端末を起動する必要があるために、移動端末の省電力化に問題がある。
従って、本発明は、複数の通信メディア部を有する移動端末について、コンテンツデータに応じて適切な通信メディア部から受信することができ、一方の通信メディア部おいてその受信が中断されたコンテンツデータを、他方の通信メディア部において自動的に受信することができる移動端末の電源制御方法及びシステムを提供することを目的とする。
本発明によれば、第1及び第2の通信メディア部を有する移動端末の電源制御方法であって、
第1の通信メディア部によってコンテンツ要求メッセージをコンテンツ配信サーバへ送信する第1のステップと、
第1の通信メディア部によってコンテンツ配信サーバからコンテンツ応答メッセージを受信し、該メッセージに含まれるコンテンツサイズに対して第1の通信メディア部の通信状態は適するか否かを判定する第2のステップと、
第1の通信メディア部の通信状態は適さないと判定した場合、コンテンツ配信サーバに対するコネクションを切断し、且つ、受信中断フラグを設定する第3のステップと、
移動端末が電源OFFにされると同時に、受信中断フラグが設定されている場合は、第2の通信メディア部が電源ONにされる第4のステップと、
移動端末が電源OFFである場合に、第2の通信メディア部が、基地局から同期確立同報信号を受信した際に、移動端末が電源ONにされる第5のステップと、
第2の通信メディア部によってコンテンツ要求メッセージを、コンテンツ配信サーバへ送信する第6のステップと
を有することを特徴とする。
また、本発明によれば、第1及び第2の通信メディア部を有する移動端末と、プロキシサーバとを有するシステムにおける移動端末の電源制御方法であって、
移動端末が、第1の通信メディア部によってその通信状態の情報を含むコンテンツ要求メッセージをプロキシサーバへ送信し、該プロキシサーバが、コンテンツ要求メッセージをコンテンツ配信サーバへ送信する第1のステップと、
プロキシサーバが、コンテンツ配信サーバから受信したコンテンツ応答メッセージに含まれるコンテンツサイズに対して通信状態は適するか否かを判定する第2のステップと、
プロキシサーバが、移動端末の第1の通信メディア部の通信状態は適さないと判定した場合、受信中断フラグを設定したコンテンツ応答メッセージを移動端末へ送信する第3のステップと、
移動端末が、コンテンツ応答メッセージを受信した際に、受信中断フラグを保持する第4のステップと、
移動端末が電源OFFにされた際に、受信中断フラグが設定されているならば、第2の通信メディア部が電源ONされる第5のステップと、
移動端末が電源OFFである場合、第2の通信メディア部が、基地局から同期確立同報信号を受信した際に、移動端末が電源ONにされる第6のステップと、
第2の通信メディア部によってコンテンツ要求メッセージを、プロキシサーバへ送信する第7のステップと
を有することを特徴とする。
本発明の電源制御方法における他の実施形態によれば、
通信状態は、伝送速度であって、
第2のステップについて、コンテンツサイズを伝送速度で除算して算出された伝送時間が、所定閾値時間以上である場合に、通信メディア部は適さないと判定されることも好ましい。
また、本発明の電源制御方法における他の実施形態によれば、
第1の通信メディア部は、セルラ通信メディア部であり、
第2の通信メディア部は、無線LAN通信メディア部であり、
同期確立同報信号は、ビーコン信号であってもよい。
また、本発明の電源制御方法における他の実施形態によれば、
第1の通信メディア部は、第1の無線LAN通信メディア部であり、
第2の通信メディア部は、第1の無線LAN通信メディア部よりも伝送速度が高速な無線LAN通信メディア部であり、
同期確立同報信号は、ビーコン信号であってもよい。
更に、本発明の電源制御方法における他の実施形態によれば、
無線LAN通信メディア部は、受信可能なESSIDの登録リストを予め保持しており、ビーコン信号に含まれるESSIDが登録リストのいずれか1つのESSIDと一致する際に、該ビーコン信号が受信されたと判定することも好ましい。
本発明によれば、移動端末であって、
コンテンツ配信サーバと通信可能な第1の通信メディア手段と、
コンテンツ配信サーバと通信可能であって、基地局からの同期確立同報信号を受信した際に電源ONを指示する同報信号認識部を有する第2の通信メディア手段と、
第1及び第2の通信メディア手段を介して、コンテンツ配信サーバに対して、コンテンツ要求メッセージを送信し、コンテンツ応答メッセージを受信するデータ送受信手段と、
コンテンツ応答メッセージに含まれるコンテンツサイズに対して、当該通信メディア手段の通信状態は適するか否かを判定するコンテンツサイズ判定手段と、
コンテンツサイズ判定手段によって適さないと判定された際に、受信中断フラグを設定して保持し、移動端末が電源OFFにされた際に、受信中断フラグが設定されているならばSLEEPモードを出力するアプリケーション電源制御手段と、
SLEEPモードの通知を受けた際に、移動端末が電源OFFにされ且つ第2の通信メディア手段が電源ONにされ、第2の通信メディア手段の同報信号認識部から電源ONを指示された際に移動端末が電源ONにされる電源制御手段と
を有することを特徴とする。
本発明の移動端末における他の実施形態によれば、
通信状態は、伝送速度であって、
コンテンツサイズ判定手段は、コンテンツサイズを伝送速度で除算して算出された伝送時間が、所定閾値時間以上である場合に、通信メディア部は適さないと判定することも好ましい。
また、本発明の移動端末における他の実施形態によれば、
第1の通信メディア手段は、セルラ通信メディア手段であり、
第2の通信メディア手段は、無線LAN通信メディア手段であり、
同期確立同報信号は、ビーコン信号であってもよい。
また、本発明の移動端末における他の実施形態によれば、
第1の通信メディア手段は、第1の無線LAN通信メディア手段であり、
第2の通信メディア手段は、第1の無線LAN通信メディア手段よりも伝送速度が高速な無線LAN通信メディア部であり、
同期確立同報信号は、ビーコン信号であってもよい。
更に、本発明の移動端末における他の実施形態によれば、
無線LAN通信メディア手段は、受信可能なESSIDの登録リストを予め保持しており、ビーコン信号に含まれるESSIDが登録リストのいずれか1つのESSIDと一致する際に、該ビーコン信号が受信されたと判定することも好ましい。
本発明によれば、
移動端末とプロキシサーバとを有し、該移動端末の電源を制御するシステムであって、
移動端末は、
プロキシサーバを介してコンテンツ配信サーバと通信可能な第1の通信メディア手段と、
プロキシサーバを介してコンテンツ配信サーバと通信可能であって、基地局からの同期確立同報信号を受信した際に電源ONを指示する同報信号認識部を有する第2の通信メディア手段と、
第1及び第2の通信メディア手段を介して、プロキシサーバに対して、コンテンツ要求メッセージを送信し、コンテンツ応答メッセージを受信するデータ送受信手段と、
コンテンツ応答メッセージに含まれる受信中断フラグが設定されているか否かを判定するコンテンツサイズ判定手段と、
コンテンツサイズ判定手段によって受信中断フラグが設定されていると判定された際に、受信中断フラグを設定して保持し、移動端末が電源OFFにされた際に、受信中断フラグが設定されているならばSLEEPモードを出力するアプリケーション電源制御手段と、
SLEEPモードの通知を受けた際に、移動端末を電源OFFにし且つ第2の通信メディア手段を電源ONにし、第2の通信メディア手段の同報信号認識部から電源ONを指示された際に移動端末を電源ONにする電源制御手段と
を有し、
プロキシサーバは、
通信状態の情報を含むコンテンツ要求メッセージを受信した際に、通信状態の情報を保持する保持手段と、
コンテンツサイズを含むコンテンツ応答メッセージを受信した際に、コンテンツサイズに対して通信状態は適するか否かを判定する判定手段と、
判定手段によって適さないと判定された際に、受信中断フラグを含むコンテンツ応答メッセージを移動端末へ送信する送信手段と
を有することを特徴とする。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
通信状態は、伝送速度であって、
プロキシサーバの判定手段は、コンテンツサイズを伝送速度で除算して算出された伝送時間が、所定閾値時間以上である場合に通信状態は適さないと判定することも好ましい。
本発明によれば、移動端末は、コンテンツデータに応じて適切な通信メディア部から受信することができ、一方の通信メディア部おいてその受信が中断されたコンテンツデータを、他方の通信メディア部において自動的に受信することができる。例えば、当該コンテンツデータをセルラ通信メディア部を用いて受信すると長時間を要する場合、アクセスポイントの圏内に移動端末が移動した時に、無線LAN通信メディア部を用いて短時間で当該コンテンツを受信することができる。
特に、当該コンテンツデータをセルラ通信メディア部を用いて受信すると長時間を要すると判定した場合に、本発明によれば、その後、アクセスポイントの圏内に位置するまで移動端末本体を電源OFFにすることができる。これにより、アクセスポイントに位置するか否かを判定するために所定の時間間隔で移動端末を間欠起動する必要がなく、省電力化に寄与する。また、本発明によれば、アクセスポイントから同報送信されるビーコン信号を契機として自動起動するので、アクセスポイントの圏内に進入した時に即座に自動起動が可能となる。更に、起動対象となるESSIDを予め登録しておくことにより、利用者がサービスを契約した無線LANのホットスポットのみにおいて移動端末を自動起動することができ、不必要な移動端末の起動を防ぐことができる。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明におけるシステム構成図である。
図1のシステムは、移動端末1と、インターネットに接続されたプロキシサーバ2及びWebサーバ3と、インターネットに対してセルラネットワークを介して接続されるセルラ基地局4と、インターネットに接続されるアクセスポイント5とを有する。移動端末1は、無線LAN通信メディア部10及びセルラ通信メディア部11を有しており、セルラ基地局4及びアクセスポイント5と通信可能である。
プロキシサーバは、一般に、端末を代理してWebサーバにアクセスする機能と、Webサーバから一度取得したコンテンツデータをキャッシュする機能とを有する。そのため、プロキシサーバは、既にキャッシュされているコンテンツデータにおけるコンテンツ要求メッセージを受信した際に、本来のWebサーバへアクセスすることなく、キャッシュされているそのコンテンツデータを端末へ送り返す。端末にとっては、コンテンツデータを素早く取得することができると共に、Webサーバにとっては、本来、そのWebサーバにかかったであろう負荷を軽減することができる。結果的に、ネットワーク全体のトラフィック(回線使用量)を軽減することができる。
移動端末1の無線LAN通信メディア部10は、データ送受信部101と、ビーコン信号認識部102と、モジュール電源制御部103とを有する。また、移動端末1は、無線LAN通信メディア部10及びセルラ通信メディア部11以外に、データ送受信部12と、コンテンツサイズ判定部13と、電源制御部14と、アプリケーション電源制御部15とを有する。
無線LAN通信メディア部10のビーコン信号認識部102は、アクセスポイント5から同報的に送信されたビーコン信号を認識する。ビーコン信号は、ESSIDを周囲に報知する信号であって、一定時間毎に送信される。本発明におけるビーコン信号認識部102は、予め自動起動を対象とする無線LANのESSIDの登録リストを保持する。通常、移動端末1の利用者が、予めサービスを登録したホットスポットのESSID、又は自宅若しくはオフィスで使用しているESSIDを登録する。
Figure 0004626316
無線LAN通信メディア部10のモジュール電源制御部103は、電源制御部14から通知された「ON/OFF/SLEEP」モードに応じて、無線LAN通信メディア部10全体の電源を制御する。特に、「SLEEP」モードは、ビーコン信号認識部102のみを「ON」にする。これにより、移動端末1全体が電源OFFであっても、アクセスポイント5から同報送信されるビーコン信号だけは受信することができる。
移動端末1のデータ送受信部12は、当該移動端末1の位置に応じて、アクセスポイント5と通信できる場合、無線LAN通信メディア部10を用いてWebサーバ3とデータを送受信する。そうでない場合は、セルラ通信メディア部11を用いてWebサーバ3とデータを送受信する。特に、データ送受信部12は、コンテンツを取得する場合、HTTP Requestメッセージをいずれか一方の通信メディア部へ送信し、HTTP Responseメッセージを受信することにより、コンテンツデータを取得する。
コンテンツサイズ判定部13は、受信したHTTP Responseメッセージのヘッダに含まれる「Content-Length」を、データ送受信部12から受け取る。また、コンテンツサイズ判定部13は、各通信メディア部の伝送速度を監視している。そして、以下の判定式によって、そのコンテンツサイズのコンテンツを受信するのに、適した伝送速度であるか否かを判定する。
コンテンツサイズ[Byte]×8[bit]/伝送速度[bit/秒] > 閾値時間T1->NG
コンテンツサイズ[Byte]×8[bit]/伝送速度[bit/秒] ≦ 閾値時間T1->OK
コンテンツサイズ判定部13が、そのコンテンツサイズのコンテンツを受信するのに、適した伝送速度ではないと判定した場合、受信中断「NG」の旨をデータ送受信部12及びアプリケーション電源制御部15へ通知する。また、そのコンテンツサイズのコンテンツを受信するのに、適した伝送速度であると判定した場合、受信継続「OK」の旨をデータ送受信部12及びアプリケーション電源制御部15へ通知する。
移動端末1のデータ送受信部12は、コンテンツサイズ判定部13から受信継続「OK」が通知された場合、HTTP Responseメッセージによるコンテンツデータの受信を続ける。一方、受信中断「NG」が通知された場合、そのコンテンツデータの取得のためのコネクションを切断し、コンテンツデータの受信を中止する。
アプリケーション電源制御部15は、利用者による移動端末1に対する電源ON/OFFを監視し、電源制御部14を制御する。特に、アプリケーション電源制御部15は、コンテンツサイズ判定部13から受信継続「OK」又は受信中断「NG」の旨を受け取り、この情報を再取得保持要求として保持する。受信中断「NG」を受け取った場合、電源OFFの後、より高速な伝送速度で通信可能な状態になったならば、当該コンテンツデータを再取得する。
アプリケーション電源制御部15は、電源制御部14へ「ON/OFF/SLEEP」モードを通知する。「ON」モードは、移動端末1全体が電源ONにされ、「OFF」モードは、移動端末1全体が電源OFFにされる。特に、「SLEEP」モードは、無線LAN通信メディア部10のビーコン信号認識部102だけを電源ONにし、移動端末1のその他のモジュールは電源OFFにすることを意味する。
また、アプリケーション電源制御部15は、電源制御部14から電源ONの指示を受ける場合もある。この場合とは、SLEEPモードである場合に、無線LAN通信メディア部10のビーコン信号認識部102がビーコン信号を検出した時である。本発明によれば、ビーコン信号の受信によって移動端末1全体が電源ONとなる。
移動端末1の電源制御部14は、アプリケーション電源制御部15からの指示に応じて、移動端末1全体の電源を制御する。アプリケーション電源制御部15から「ON/OFF」モードを受信した場合、各通信メディア部に対して電源をON/OFFする。特に、電源制御部14は、アプリケーション電源制御部15から「SLEEP」モードを受信した場合、セルラ通信メディア部11へは電源OFFを指示し、無線LAN通信メディア部10へは「SLEEP」を指示する。この「SLEEP」を受け取った無線LAN通信メディア部10のモジュール電源制御部103は、ビーコン信号認識部102だけ電源ONにし、その他の部分は電源OFFとする。
図2は、本発明における第1のシーケンス図である。
(S201)利用者が特定のコンテンツデータをWebサーバ3から取得する操作をしたとする。このとき、移動端末1において、セルラ通信メディア部11のみがWebサーバ3と通信可能であるとする。そうすると、データ送受信部12は、Webサーバ3に対するHTTP Requestメッセージをセルラ通信メディア部11へ送信する。
(S202)移動端末1において、セルラ通信メディア部11は、そのHTTP Requestメッセージをセルラ基地局4へ送信し、セルラネットワークを介してWebサーバ3へ送信する。
(S203)Webサーバ3は、そのHTTP Requestメッセージに対して、HTTP Responseメッセージを移動端末1へ返信する。このとき、HTTP Responseメッセージのヘッダには、コンテンツサイズを示す「Content-Length」が含まれている。以下に、HTTP Responseメッセージのヘッダ部分を表す。
HTTP/1.1 200 OK
Date: Thu, 25 Dec 2003 10:10:50 GMT
Server: Apache
Last-Modified: Mon, 01 Dec 2003 15:08:00 GMT
Accept-Ranges: bytes
Content-Length: 34251290
Keep-Alive: timeout=15, max=100
Connection: Keep-Alive
Content-Type: application/octet-stream
(S204)移動端末1において、セルラ通信メディア部11は、Webサーバ3から受信したHTTP Responseメッセージをデータ送受信部12へ送信する。
(S205)移動端末1において、データ送受信部12は、HTTP Responseメッセージに含まれるコンテンツサイズを、コンテンツサイズ判定部13へ通知する。
(S206)コンテンツサイズ判定部13は、通知されたコンテンツサイズを、セルラ通信メディア部11の伝送速度で除算して伝送時間を算出する。また、コンテンツサイズ判定部13は、予め閾値時間を保持している。例えば、閾値時間を10分と設定している場合、算出された伝送時間が10分以上であるならば、受信中断「NG」と判定する。一方、算出された伝送時間が10分未満であるならば、受信継続「OK」と判定する。
(S207)受信継続「OK」と判定された場合、移動端末1のデータ送受信部12は、Webサーバ3から送信されるHTTP Responseメッセージの受信を継続する。
(S208)一方、受信中断「NG」と判定された場合、コンテンツサイズ判定部13は、受信中断「NG」フラグをアプリケーション電源制御部15へ通知する。また、コンテンツサイズ判定部13は、データ送受信部12に対しても、受信中断「NG」フラグを通知する。
(S209)受信中断「NG」フラグの通知を受けたデータ送受信部12は、Webサーバ3との間のコネクションを切断する。これにより、コンテンツデータの受信が中断される。
(S210)アプリケーション電源制御部15は、受信中断「NG」フラグを保持する。そして、アプリケーションによって又は利用者の操作によって、当該移動端末が電源OFFにされた際、アプリケーション電源制御部15は、「SLEEP」モードを電源制御部14へ通知する。
(S211)電源制御部14は、移動端末1全体及びセルラ通信メディア部を電源OFFにすると同時に、無線LAN通信メディア部10へ「SLEEP」モードを通知する。無線LAN通信メディア部10は、「SLEEP」モードを受信すると、ビーコン信号認識部102のみ電源ONにし、その他の部分については電源OFFとする。これにより、ビーコン信号の受信のみが可能となるSLEEPモード、即ち低消費電力の動作モードになる。
その後、移動端末1が、アクセスポイント5と通信可能な範囲内に移動したとする。
(S212)アクセスポイント5から報知されるビーコン信号を、移動端末1の無線LAN通信メディア部10が受信する。無線LAN通信メディア部10のビーコン信号認識部102は、受信されたビーコン信号のESSIDが、登録リストに予め登録されたESSIDと一致するか否かを判定する。
(S213)移動端末1において、受信されたビーコン信号のESSIDが、登録リストに予め登録されたESSIDのいずれか1つと一致する場合、ビーコン信号認識部102は、電源制御部14へ電源ONを指示する。このような処理は、従来技術であるMagic Packetフレームを受信して電源起動する場合と、全く同一の動作で実現できる。
(S214)電源制御部14は、電源ONを、アプリケーション電源制御部15へ通知する。
(S215)これにより、移動端末1が電源ONにされて起動し、アプリケーションも起動する。また、移動端末1が電源ONになることによって、無線LAN通信メディア部10の全ての機能が有効になる。
(S216)移動端末1の無線LAN通信メディア部10は、アソシエーション確立要求をアクセスポイント5へ送信する。
(S217)アクセスポイント5は、移動端末1のアソシエーション確立要求に対して、その応答を移動端末1へ返信し、アソシエーションを確立する。アソシエーション確立応答を受信した移動端末1の無線LAN通信メディア部10は、アソシエーションが確立したことをデータ送受信部12へ通知する。
(S218)移動端末1のデータ送受信部12は、無線LAN通信メディア部10からのアソシエーション確立の通知に応じて、Webサーバ3に対するHTTP Requestメッセージを無線LAN通信メディア部10へ送信する。無線LAN通信メディア部10は、HTTP Requestメッセージをアクセスポイント5へ送信する。
(S219)アクセスポイント5は、HTTP RequestメッセージをWebサーバ3へ送信する。
(S220)Webサーバ3は、HTTP Requestメッセージに対応して、HTTP Responseメッセージをアクセスポイント5へ返信する。
(S221)アクセスポイント5は、HTTP Responseメッセージを、移動端末1へ送信する。移動端末1の無線LAN通信メディア部10は、HTTP Responseメッセージをデータ送受信部12へ送信する。
(S222)移動端末1において、データ送受信部12は、HTTP Responseメッセージに含まれるコンテンツサイズを、コンテンツサイズ判定部13へ通知する。
(S223)コンテンツサイズ判定部13は、コンテンツサイズを、無線LAN通信メディア部10の伝送速度で除算して伝送時間を算出する。算出された伝送時間が閾値時間10分未満であるならば、受信継続「OK」と判定する。
(S224)受信継続「OK」と判定された場合、移動端末1のデータ送受信部12は、Webサーバ3から送信されるHTTP Responseメッセージの受信を継続する。
図3は、本発明における第2のシーケンス図である。
図3の第2のシーケンス図は、図2の第1のシーケンス図と比較して、プロキシサーバ2がコンテンツサイズに応じた通信の適否を判定する点で相違する。
(S301)利用者が特定のコンテンツデータをWebサーバ3から取得する操作をしたとする。このとき、移動端末1において、セルラ通信メディア部11のみがWebサーバ3と通信可能であるとする。そうすると、データ送受信部12は、Webサーバ3に対するHTTP Requestメッセージをセルラ通信メディア部11へ送信する。
(S302)移動端末1において、セルラ通信メディア部11は、そのHTTP Requestメッセージをセルラ基地局4へ送信し、セルラネットワークを介してWebサーバ3へ送信する。HTTP Requestメッセージには、セルラ通信メディア部11の伝送速度が含まれる。プロキシサーバ2は、その伝送速度を保持する。以下に、HTTP Requestメッセージのヘッダ部分を表す。
Hypertext Transfer Protocol
GET http://xxx/yyy HTTP/1.1
Accept: image/gif, image/x-xbitmap, image/jpeg, image/pjpeg, */*
Accept-Language: ja
User-Agent: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)
Connection: Keep-Alive
Communication-speed: 2Mbps
Moving-speed: 6km/h
(S303)Webサーバ3は、HTTP Requestメッセージに対応して、HTTP Responseメッセージをプロキシサーバ2へ返信する。プロキシサーバ2は、HTTP Responseメッセージに含まれるコンテンツサイズを取得する。以下に、HTTP Responseメッセージのヘッダ部分を表す。
HTTP/1.1 200 OK
Date: Thu, 25 Dec 2003 10:10:50 GMT
Server: Apache
Last-Modified: Mon, 01 Dec 2003 15:08:00 GMT
Accept-Ranges: bytes
Content-Length: 34251290
Keep-Alive: timeout=15, max=100
Connection: Keep-Alive
Content-Type: application/octet-stream
(S304)プロキシサーバ2は、先に保持したコンテンツサイズを、移動端末1の伝送速度で除算して伝送時間を算出する。また、プロキシサーバ2は、予め閾値時間を保持している。例えば、閾値時間を10分と設定している場合、算出された伝送時間が10分以上であるならば、受信中断「NG」と判定する。一方、算出された伝送時間が10分未満であるならば、受信継続「OK」と判定する。受信中断「NG」と判定した場合、プロキシサーバ2は、HTTP Responseメッセージに受信中断「NG」フラグを含めて、移動端末1へ送信する。
(S305)プロキシサーバ2は、Webサーバ3から受信したHTTP Requestメッセージから取得されたコンテンツサイズを保持する。
(S306)移動端末1において、HTTP Responseメッセージを受信したセルラ通信メディア部11は、そのHTTP Responseメッセージをデータ送受信部12へ送信する。
(S307)データ送受信部12は、HTTP Responseメッセージに含まれる受信中断「NG」フラグをコンテンツサイズ判定部13へ通知する。
(S308)移動端末1において、コンテンツサイズ判定部13は、受信中断「NG」フラグをアプリケーション電源制御部15へ通知する。また、コンテンツサイズ判定部13は、データ送受信部12に対しても、受信中断「NG」フラグを通知する。
(S309)移動端末1において、受信中断「NG」フラグの通知を受けたデータ送受信部12は、Webサーバ3との間のコネクションを切断する。これにより、コンテンツデータの受信が中断される。
(S310)アプリケーション電源制御部15は、受信中断「NG」フラグを保持する。そして、アプリケーションによって又は利用者の操作によって、当該移動端末が電源OFFにされた際、アプリケーション電源制御部15は、「SLEEP」モードを電源制御部14へ通知する。
(S311)電源制御部14は、移動端末1全体及びセルラ通信メディア部を電源OFFにすると同時に、無線LAN通信メディア部10へ「SLEEP」モードを通知する。無線LAN通信メディア部10は、「SLEEP」モードを受信すると、ビーコン信号認識部102のみ電源ONにし、その他の部分については電源OFFとする。
その後、移動端末1が、アクセスポイント5と通信可能な範囲内に移動したとする。
(S312)アクセスポイント5から報知されるビーコン信号を、移動端末1の無線LAN通信メディア部10が受信する。無線LAN通信メディア部10のビーコン信号認識部102は、受信されたビーコン信号のESSIDが、登録リストに予め登録されたESSIDと一致するか否かを判定する。
(S313)受信されたビーコン信号のESSIDが、登録リストに予め登録されたESSIDのいずれか1つと一致する場合、ビーコン信号認識部102は、移動端末1の電源制御部14へ電源ONを指示する。
(S314)電源制御部14は、電源ONを、アプリケーション電源制御部15へ通知する。
(S315)これにより、移動端末1が電源ONにされて起動し、アプリケーションも起動する。また、移動端末1が電源ONになることによって、無線LAN通信メディア部10の全ての機能が有効になる。
(S316)無線LAN通信メディア部10は、アクセスポイント5へ、アソシエーション確立要求を送信する。
(S317)アクセスポイント5は、移動端末1のアソシエーション確立要求に対して、その応答を移動端末1へ返信し、アソシエーションを確立する。アソシエーション確立応答を受信した移動端末1の無線LAN通信メディア部10は、アソシエーションが確立したことをデータ送受信部12へ通知する。
(S318)移動端末1において、データ送受信部12は、無線LAN通信メディア部10からのアソシエーション確立の通知に応じて、Webサーバ3に対するHTTP Requestメッセージを無線LAN通信メディア部10へ送信する。無線LAN通信メディア部10は、HTTP Requestメッセージをアクセスポイント5へ送信する。
(S319)アクセスポイント5は、HTTP Requestメッセージをプロキシサーバ2へ送信する。
(S320)プロキシサーバ2は、HTTP Requestメッセージに含まれる伝送速度の情報「Communication-speed」を取得する。そして、プロキシサーバ2は、S305で保持していたコンテンツサイズを、移動端末1の伝送速度で除算して伝送時間を算出する。例えば、算出された伝送時間が閾値時間10分未満であるならば、受信継続「OK」と判定する。その後、プロキシサーバ2は、HTTP RequestメッセージをWebサーバ3へ送信する。
(S321)Webサーバ3は、HTTP Requestメッセージに対応して、HTTP Responseメッセージをプロキシサーバ2へ返信する。そして、プロキシサーバ2は、そのHTTP Responseメッセージをアクセスポイント5を介して移動端末1へ送信する。
前述した実施形態によれば、セルラ通信メディア部と無線LAN通信メディア部とを有する移動端末について説明した。しかしながら、複数の通信メディア部が、同じ通信方式に基づくものであってもよい。例えば、両メディア部とも無線LAN通信メディア部であって、伝送速度が異なるものであってもよい。
前述した本発明における種々の実施形態によれば、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略を、当業者は容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
本発明におけるシステム構成図である。 本発明における第1のシーケンス図である。 本発明における第2のシーケンス図である。
符号の説明
1 移動端末
10 無線LAN通信メディア部
101 データ送受信部
102 ビーコン信号認識部
103 モジュール電源制御部
11 セルラ通信メディア部
12 データ送受信部
13 コンテンツサイズ判定部
14 電源制御部
15 アプリケーション電源制御部
2 プロキシサーバ、代理サーバ
3 Webサーバ、コンテンツ配信サーバ
4 セルラ基地局
5 アクセスポイント

Claims (13)

  1. 第1及び第2の通信メディア部を有する移動端末の電源制御方法であって、
    前記第1の通信メディア部によってコンテンツ要求メッセージをコンテンツ配信サーバへ送信する第1のステップと、
    前記第1の通信メディア部によって前記コンテンツ配信サーバからコンテンツ応答メッセージを受信し、該メッセージに含まれるコンテンツサイズに対して前記第1の通信メディア部の通信状態は適するか否かを判定する第2のステップと、
    前記第1の通信メディア部の通信状態は適さないと判定した場合、前記コンテンツ配信サーバに対するコネクションを切断し、且つ、受信中断フラグを設定する第3のステップと、
    前記移動端末が電源OFFにされると同時に、前記受信中断フラグが設定されている場合は、前記第2の通信メディア部が電源ONにされる第4のステップと、
    前記移動端末が電源OFFである場合に、前記第2の通信メディア部が、基地局から同期確立同報信号を受信した際に、前記移動端末が電源ONにされる第5のステップと、
    前記第2の通信メディア部によって前記コンテンツ要求メッセージを、前記コンテンツ配信サーバへ送信する第6のステップと
    前記第2の通信メディア部によって前記コンテンツ配信サーバからコンテンツ応答メッセージを受信し、該メッセージに含まれるコンテンツサイズに対して前記第2の通信メディア部の通信状態は適するか否かを判定する第7のステップと、
    前記第2の通信メディア部の通信状態は適すると判定した場合、前記コンテンツ配信サーバに対するコネクションを継続する第8のステップと
    を有することを特徴とする移動端末の電源制御方法。
  2. 第1及び第2の通信メディア部を有する移動端末と、プロキシサーバとを有するシステムにおける前記移動端末の電源制御方法であって、
    前記移動端末が、前記第1の通信メディア部によってその第1の通信状態の情報を含むコンテンツ要求メッセージを前記プロキシサーバへ送信し、該プロキシサーバが、前記コンテンツ要求メッセージをコンテンツ配信サーバへ送信する第1のステップと、
    前記プロキシサーバが、前記コンテンツ配信サーバから受信したコンテンツ応答メッセージに含まれるコンテンツサイズに対して前記第1の通信状態は適するか否かを判定する第2のステップと、
    前記プロキシサーバが、前記移動端末の前記第1の通信メディア部の通信状態は適さないと判定した場合、受信中断フラグを設定した前記コンテンツ応答メッセージを前記移動端末へ送信する第3のステップと、
    前記移動端末が、前記コンテンツ応答メッセージを受信した際に、前記受信中断フラグを保持する第4のステップと、
    前記移動端末が電源OFFにされた際に、前記受信中断フラグが設定されているならば、前記第2の通信メディア部が電源ONされる第5のステップと、
    前記移動端末が電源OFFである場合、前記第2の通信メディア部が、基地局から同期確立同報信号を受信した際に、前記移動端末が電源ONにされる第6のステップと、
    前記第2の通信メディア部によってその第2の通信状態の情報を含む前記コンテンツ要求メッセージを、前記プロキシサーバへ送信し、該プロキシサーバが、前記コンテンツ要求メッセージをコンテンツ配信サーバへ送信する第7のステップと
    前記プロキシサーバが、前記コンテンツ配信サーバから受信したコンテンツ応答メッセージに含まれるコンテンツサイズに対して前記第2の通信状態は適するか否かを判定する第8のステップと、
    前記プロキシサーバが、前記移動端末の前記第9の通信メディア部の通信状態は適すると判定した場合、前記コンテンツ配信サーバに対するコネクションを継続する第9のステップと
    を有することを特徴とする移動端末の電源制御方法。
  3. 前記通信状態は、伝送速度であって、
    前記第2のステップについて、前記コンテンツサイズを前記伝送速度で除算して算出された伝送時間が、所定閾値時間以上である場合に、前記通信メディア部は適さないと判定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動端末の電源制御方法。
  4. 前記第1の通信メディア部は、セルラ通信メディア部であり、
    前記第2の通信メディア部は、無線LAN通信メディア部であり、
    前記同期確立同報信号は、ビーコン信号である
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の移動端末の電源制御方法。
  5. 前記第1の通信メディア部は、第1の無線LAN通信メディア部であり、
    前記第2の通信メディア部は、前記第1の無線LAN通信メディア部よりも伝送速度が高速な無線LAN通信メディア部であり、
    前記同期確立同報信号は、ビーコン信号である
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の移動端末の電源制御方法。
  6. 前記無線LAN通信メディア部は、受信可能なESSIDの登録リストを予め保持しており、前記ビーコン信号に含まれるESSIDが前記登録リストのいずれか1つのESSIDと一致する際に、該ビーコン信号が受信されたと判定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の移動端末の電源制御方法。
  7. コンテンツ配信サーバと通信可能な第1の通信メディア手段と、
    前記コンテンツ配信サーバと通信可能であって、基地局からの同期確立同報信号を受信した際に電源ONを指示する同報信号認識部を有する第2の通信メディア手段と、
    前記第1及び第2の通信メディア手段を介して、前記コンテンツ配信サーバに対して、コンテンツ要求メッセージを送信し、コンテンツ応答メッセージを受信するデータ送受信手段と、
    前記コンテンツ応答メッセージに含まれるコンテンツサイズに対して、前記第1及び第2の通信メディア手段の通信状態は適するか否かを判定するコンテンツサイズ判定手段と、
    前記コンテンツサイズ判定手段によって、前記第1の通信メディア手段による通信が適さないと判定された際に、受信中断フラグを設定して保持し、前記移動端末が電源OFFにされた際に、前記受信中断フラグが設定されているならばSLEEPモードを出力するアプリケーション電源制御手段と、
    前記SLEEPモードの通知を受けた際に、前記移動端末が電源OFFにされ且つ前記第2の通信メディア手段が電源ONにされ、前記第2の通信メディア手段の前記同報信号認識部から前記電源ONを指示された際に前記移動端末が電源ONにされる電源制御手段と
    を有することを特徴とする移動端末。
  8. 前記通信状態は、伝送速度であって、
    前記コンテンツサイズ判定手段は、前記コンテンツサイズを前記伝送速度で除算して算出された伝送時間が、所定閾値時間以上である場合に、前記通信メディア部は適さないと判定することを特徴とする請求項7に記載の移動端末。
  9. 前記第1の通信メディア手段は、セルラ通信メディア手段であり、
    前記第2の通信メディア手段は、無線LAN通信メディア手段であり、
    前記同期確立同報信号は、ビーコン信号である
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の移動端末。
  10. 前記第1の通信メディア手段は、第1の無線LAN通信メディア手段であり、
    前記第2の通信メディア手段は、前記第1の無線LAN通信メディア手段よりも伝送速度が高速な無線LAN通信メディア部であり、
    前記同期確立同報信号は、ビーコン信号である
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の移動端末。
  11. 前記無線LAN通信メディア手段は、受信可能なESSIDの登録リストを予め保持しており、前記ビーコン信号に含まれるESSIDが前記登録リストのいずれか1つのESSIDと一致する際に、該ビーコン信号が受信されたと判定することを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の移動端末。
  12. 移動端末とプロキシサーバとを有し、該移動端末の電源を制御するシステムであって、
    前記移動端末は、
    前記プロキシサーバを介してコンテンツ配信サーバと通信可能な第1の通信メディア手段と、
    前記プロキシサーバを介して前記コンテンツ配信サーバと通信可能であって、基地局からの同期確立同報信号を受信した際に電源ONを指示する同報信号認識部を有する第2の通信メディア手段と、
    前記第1及び第2の通信メディア手段を介して、前記プロキシサーバに対して、通信状態の情報を含むコンテンツ要求メッセージを送信し、コンテンツ応答メッセージを受信するデータ送受信手段と、
    前記コンテンツ応答メッセージに含まれる受信中断フラグが設定されているか否かを判定するコンテンツサイズ判定手段と、
    前記コンテンツサイズ判定手段によって前記受信中断フラグが設定されていると判定された際に、前記受信中断フラグを設定して保持し、前記移動端末が電源OFFにされた際に、前記受信中断フラグが設定されているならばSLEEPモードを出力するアプリケーション電源制御手段と、
    前記SLEEPモードの通知を受けた際に、前記移動端末を電源OFFにし且つ前記第2の通信メディア手段を電源ONにし、前記第2の通信メディア手段の前記同報信号認識部から前記電源ONを指示された際に前記移動端末を電源ONにする電源制御手段と
    を有し、
    前記プロキシサーバは、
    通信状態の情報を含む前記コンテンツ要求メッセージを受信した際に、前記通信状態の情報を保持する保持手段と、
    コンテンツサイズを含む前記コンテンツ応答メッセージを受信した際に、前記コンテンツサイズに対して前記通信状態は適するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記第1の通信メディア手段による通信が適さないと判定された際に、受信中断フラグを含む前記コンテンツ応答メッセージを前記移動端末へ送信する送信手段と
    を有することを特徴とする移動端末の電源を制御するシステム。
  13. 前記通信状態は、伝送速度であって、
    前記プロキシサーバの前記判定手段は、前記コンテンツサイズを前記伝送速度で除算して算出された伝送時間が、所定閾値時間以上である場合に前記通信状態は適さないと判定することを特徴とする請求項12に記載のシステム。
JP2005016589A 2005-01-25 2005-01-25 移動端末の電源制御方法及びシステム Expired - Fee Related JP4626316B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005016589A JP4626316B2 (ja) 2005-01-25 2005-01-25 移動端末の電源制御方法及びシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005016589A JP4626316B2 (ja) 2005-01-25 2005-01-25 移動端末の電源制御方法及びシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006210993A JP2006210993A (ja) 2006-08-10
JP4626316B2 true JP4626316B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=36967395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005016589A Expired - Fee Related JP4626316B2 (ja) 2005-01-25 2005-01-25 移動端末の電源制御方法及びシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4626316B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4892734B2 (ja) 2007-04-13 2012-03-07 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 携帯型電子装置、プログラム
US8606882B2 (en) 2008-02-14 2013-12-10 Nec Corporation Communication terminal, communication method, and recording medium
EP2420047B1 (en) * 2009-04-16 2019-09-04 Federal Express Corporation System and method for management of wireless devices aboard an aircraft
JP5274502B2 (ja) * 2010-03-31 2013-08-28 Kddi株式会社 無線lanインタフェースの起動を制御する配信情報取得方法、移動端末及びプログラム
JP5185401B2 (ja) * 2010-05-07 2013-04-17 株式会社東芝 通信機器および無線通信方法
JP5522145B2 (ja) * 2011-10-31 2014-06-18 日本電気株式会社 携帯型電子装置、プログラム
CN104521278A (zh) * 2012-08-08 2015-04-15 诺基亚公司 用于网络协助的数据传送调度的方法和装置
KR20140028961A (ko) * 2012-08-31 2014-03-10 삼성전자주식회사 데이터 송수신 방법 및 그 전자 장치
JP5959428B2 (ja) * 2012-12-13 2016-08-02 Kddi株式会社 一方の端末で受信されるデータパケットを、他方の端末で傍受する同報受信方法、システム、端末及びプログラム
US9924446B2 (en) * 2014-05-07 2018-03-20 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for receiving signal by NAN device in wireless communication system
JP2017010298A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 三菱電機株式会社 保守点検支援システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001265681A (ja) * 2000-03-16 2001-09-28 Toshiba Corp 情報端末及び情報装置並びに通信制御方法
WO2004045235A1 (ja) * 2002-11-14 2004-05-27 Omron Corporation 情報配信システム、情報取得装置、情報配信サーバ、情報再生装置、情報再生方法、情報配信制御方法、情報配信制御プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001265681A (ja) * 2000-03-16 2001-09-28 Toshiba Corp 情報端末及び情報装置並びに通信制御方法
WO2004045235A1 (ja) * 2002-11-14 2004-05-27 Omron Corporation 情報配信システム、情報取得装置、情報配信サーバ、情報再生装置、情報再生方法、情報配信制御方法、情報配信制御プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006210993A (ja) 2006-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4626316B2 (ja) 移動端末の電源制御方法及びシステム
US11039333B2 (en) Mobile WLAN gateway
KR100788245B1 (ko) 통합 푸시 서비스 시스템 및 제공방법
EP2360974B1 (en) Method and base station for deciding discontinuous transmission mode
JP4602967B2 (ja) 無線ローカルアクセスネットワークシステム検出及び選択
US7587462B2 (en) Method and apparatus for distributing notification among cooperating devices and device channels
EP1563669B1 (en) Advantageous Content Delivery in Hybrid Networks
US8953572B2 (en) Mobile communication device, mobile network sharing method and electronic device
JP2006518972A (ja) 無線ローカルアクセスネットワークシステム検出及び選択
JP2000261372A (ja) 情報通信方法および情報通信装置
EP2918138B1 (en) Method and apparatus for providing web service in wireless communication system
US20060154677A1 (en) Concurrent transfer of packet data and paging in mobile communication terminal
JP2005086234A (ja) 無線lanの切替システム、方法及び無線lanアクセスポイント
US20080095111A1 (en) Method for Hand-Over Between Asynchronous Communication Network and Synchronous Communication Network of Multi Mode Multi Band Mobile Communication Terminal and Mobile Communication Terminal Therefor
JP2003199171A (ja) 無線通信方法及び、無線通信システム、広域無線通信基地局、無線通信端末
KR100416982B1 (ko) 웹 브라우저가 내장된 이동통신 단말기에서 인터넷 접속제어방법
JP2005109899A (ja) 無線通信端末
WO2022033428A1 (zh) 网络的转移方法、终端及网络侧设备
JP2009095041A (ja) 無線通信端末
KR20010003484A (ko) 웹 브라우징 가능한 무선단말 시스템 및 방법
JP2006270489A (ja) 移動体通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101012

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101025

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees