JP4623636B2 - ヘアードライヤー - Google Patents

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Description

本発明は、吹出し口と吸込み口とを備える本体ケース内の通風路に、送風用のファン、ファン駆動用のモーター、およびヒーターが配置されているヘアードライヤーに関する
本発明では、有機物を分解し、あるいは菌類を殺菌するために、ヘアードライヤーの本体内部に熱触媒や光触媒などの酸化触媒を設けるが、このように酸化触媒作用を利用して殺菌を行う電気機器は公知である(特許文献1ないし3参照)。特許文献1は、電気かみそりを適用対象にして、その外刃、内刃などの、かみそりヘッドの毛屑室に臨む部品の表面に光触媒膜を設けて、各部品の表面に付着する毛屑や皮脂の酸化、腐敗を防止し、あるいは雑菌などを殺菌できるようにしている。
特許文献2は、水洗後の手を乾燥するためのハンドドライヤーにおいて、ハンドドライヤーを構成する透明のケースと、ケース内部の送風ファンのそれぞれに光触媒層を形成している。ハンドドライヤーは、光触媒を励起させる光源を内蔵しておらず、ハンドドライヤーが設置される室内の照明機器を励起用の光源としている。
特許文献3は、室内や車内の悪臭を脱臭するための空気浄化装置において、紫外線ランプを囲むように、円筒形の触媒部材を配置している。触媒部材は、光触媒シートや熱触媒シートを円筒形に形成してなるものであり、紫外線ランプが発する紫外線光や熱を受けて、アンモニア、ホルムアルデヒドなどの悪臭成分を酸化分解することができるようにしている。
本発明のヘアードライヤーは、吸込み口の側に空気中に浮遊する異物を除去するためのフィルターを設けるが、この種の温風乾燥機は、特許文献4、5に公知である。前者は、前段フィルターと高性能フィルターとで、吸込み口の外面を内外二重に覆って、異物の吸い込みを阻止している。尤も、高性能フィルターの構造や機能などについては言及されていない。後者は、吸込み口を円筒状のフィルターで塞いでいる。フィルターは、プリーツ状の折ったろ紙シートをリング状に保形して構成してあり、その片方の筒端面が蓋体で塞いである。
特開平11−216276号公報(段落番号0038、図1) 特開2001−361号公報(段落番号0020、図1) 特開2000−279761号公報(段落番号0028、0033、図1) 実開昭64−11105号公報(第3頁、図2) 実開平5−9404号公報(段落番号0005、図1)
近年、室内空気に含まれる花粉、ダニの死骸、かび、雑菌などのアレルゲンや、空気中に含まれるちり、ほこり、ペットの動物の毛、繊維屑などのマイクロダストによって、各種のアレルギー疾患を生じることが問題となっている。特許文献1ないし3の電気機器によれば、機器内部の部品に付着する有機物などを光触媒によって分解し、あるいは雑菌類を殺菌できるので、アレルギー疾患の発症を阻止できる。
しかし、一般的なヘアードライヤーなどの温風乾燥機においては、ファンの送風効率を高める必要上、吸込み口は通風抵抗が小さな、例えばパンチングメタル製のグリルで覆う程度で、殆ど防塵機能を備えていない、そのため、ドライヤー本体の内部に酸化触媒を配置したとしても、吸い込み空気に含まれる繊維屑、髪の毛、あるいはマイクロダストなどが送風ファンのブレードや、風導内壁、あるいは整流翼などに付着して堆積しやすく、酸化触媒の表面が堆積層で覆われ、あるいは堆積層にアレルゲンが捕捉されて蓄積するのを避けられない。
このように、通風路の内部にアレルゲンやマイクロダストが堆積すると、酸化触媒による殺菌作用や、有機物の分解作用が著しく低下するのはもちろん、堆積物と接触したほこりくさい空気や、腐敗臭を伴う空気が乾燥風として送給されるのを避けられない。また、長時間にわたって温風乾燥機を使用するような場合には、結果的にアレルゲンやマイクロダストが繰り返し頭部等に吹き付けられることとなり、最悪の場合にはアレルギー症を発症する一因になるおそれがある。こうした状況に対処するには、乾燥機本体を分解して堆積物を除去するのが効果的であるが、一般ユーザーにとって分解し清掃した乾燥機本体を正しく組み立てることは難しく、この種の機器の分解清掃をユーザーに依存することに無理がある。
この点、特許文献4、5のヘアードライヤーによれば、送風ファンの吸込み口に配置したフィルターによって、吸い込み空気に含まれる塵埃の流入を阻止できるので、通風路の内部における塵埃などの堆積を防止して清浄な乾燥風を吹き出し供給できる。しかし、フィルターに捕捉されたアレルゲンやマイクロダストは、その捕捉量が増加するのに伴い、吸い込み空気と接触して異臭の原因になるうえ、ヘアードライヤーの取り扱い時に捕捉されたアレルゲンやマイクロダストがフィルター表面から剥落し、飛散して周辺空気を汚染するおそれがある。マイクロダストなどの捕捉量が増加するに伴い、フィルターの通風抵抗が増加し、送風効率が急激に低下する不利もある。
本発明の目的は、ヘアードライヤーの本体内部を清潔な状態に維持し、さらに乾燥風に含まれる異物を殺菌、あるいは分解することにより、衛生的にクリーンな乾燥風を吹き出し送給できるヘアードライヤーを提供することにある。本発明の目的は、衛生的にクリーンな乾燥風を吹き出し送給できることに加えて、空気中に浮遊するアレルゲンやマイクロダストが乾燥風に含まれるのを防止して、一般ユーザーはもちろん、アレルギー症のユーザーであっても安心して使用できるヘアードライヤーを提供することにある。
本発明は、図1および図2に示すごとく、吹出し口17と吸込み口16とを備える本体ケース1内の通風路Rに、送風用のファン32、ファン駆動用のモーター33、およびヒーター5が配置されているヘアードライヤーであって、通風路Rに臨む構成部品の一部又は全部の表面に、酸化触媒C(C1、C2、C3)が設けられていることを特徴とする。なお、図示例では、本体ケース1は、前端に吹出し口17、後端に吸込み口16を備える筒体としているが、当該本体ケース1の形態はこれに限られず、例えば、吸込み口が上下にあるものであってもよい(実開昭58−169801号公報参照)。また、ファン32の形態としては、図1などに示す遠心ファンのほか、軸流型ファンであってもよい。
酸化触媒Cは、加熱によって脱臭、殺菌作用を発現する熱触媒C1とすることができる。図1および図4に示すごとく、この熱触媒C1を、ヒーター線31を螺旋状に巻き付け装着するための支持体30の表面、および本体ケース1の吹出し口17に装着されたフロントグリル20の表面から選択される、少なくともいずれか一方の箇所に設けた形態を採ることができる。なお、図示例では、支持体30の表面に設けた熱触媒に、符号C1を付している。
この熱触媒C1の具体例としては、二酸化マンガン、五酸化バナジウム、四酸化オスミウム、三酸化ビスマス、酸化チタンなどの金属酸化物や、白金、パラジウム又はイリジウムなどの塩化物等が挙げられ、これらの中でも二酸化マンガンが特に好ましい。二酸化マンガンには、Ni、Co、Fe、Cr、V、Ti、Cu、Zn、Nb、Mo、Ru、Rh、Pd、Pt、Irなどの種々の金属やその酸化物などの化合物を複合することができる。
酸化触媒Cは、紫外線光の照射によって脱臭、殺菌作用を発現する光触媒C2とすることができる。図1および図7に示すごとく、ファン32の少なくともファンブレード49の表面に、前記光触媒C2を設けた形態を採ることができる。そして、図4および図7に示すごとく、この光触媒C2に向かって紫外線光を照射する光源55を、本体ケース1の内部に設ける。
酸化触媒Cは、紫外線光又は可視光の照射によって脱臭、殺菌作用を発現する光触媒C3とすることができる。図1、図3および図6に示すごとく、本体ケース1の吸込み口16には、フィルター40とリアグリル41を装着してある。そして、図3に示すごとく、これらフィルター40又はリアグリル41の表面に、前記光触媒C3を設けた形態を採ることができる。図示例では、フィルター40を構成するフィルターエレメント61の表面に光触媒C3を設けているが、同様にリアグリル41の表面に、光触媒C3を設けることができる。
光触媒C2、C3の具体例としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化タングステン、酸化セリウム等の金属酸化物粒子を挙げることができる。
本発明に係るヘアードライヤーにおいては、通風路Rに臨む、該乾燥機の構成部品の表面に酸化触媒C(C1、C2、C3)を設けて、これを本体ケース1内に設けた光源55からの励起光やヒーター5の発熱で活性化させるようにした。これにて、酸化触媒Cの表面で生じる酸化還元反応によって、有機物を分解し、雑菌類を殺菌することができるので、本体ケース1の内部を清潔な状態に維持して衛生的にクリーンな乾燥風を吹き出し供給できる。
具体的には、ヒーター線31を巻き付け装着するための支持体30の表面、フロントグリル20、遮熱筒25などに熱触媒C1を設けてあると、ヒーター5の発熱動作時に、熱触媒C1が活性化され、有機物に対する分解能や雑菌類に対する殺菌能などが発現される。これにて、遮熱筒25、絶縁枠30、フロントグリル20などの表面に付着した有機物が腐敗し、あるいは変質するのを防止できるので、吹出し口16から送給される乾燥風の清浄化に貢献できる。遮熱筒25の内面やフロントグリル20等に付着した有機物を熱触媒C1で分解し殺菌できるので、乾燥風に異臭が含まれることも防止できる。また、フロントグリル20等の表面に、マイクロダスト等が付着・堆積することも効果的に防ぐこともできる。乾燥風のためのヒーター5を利用して、酸化還元反応を起こすことができるので、別途、熱触媒C1用のヒーターを設置することなく、脱臭・殺菌を行うことができ、コスト的にも有利である。
ファン32の表面に光触媒C2を設けるとともに、該光触媒C2に対して励起光を照射する光源55を本体ケース1内に組み付けてあると、光源55からの紫外光を受けた光触媒C2は、その表面で発生する酸化還元反応によって有機物を分解し、雑菌類を殺菌するため、よりクリーンな乾燥風を送給できる。乾燥風中に浮遊する微小有機物や雑菌類などを、紫外線によって直接殺菌することもできる。光触媒92の分解・殺菌能により、ファン32の表面にマイクロダスト等が付着・堆積することも効果的に防ぐことができる。加えて、光触媒C2が励起することによって、その表面からラジカルOH基が発生し、それが頭皮等の人体皮膚に吹き付けられるので、頭皮等をラジカルOH基で殺菌できる。
ファン32の表面の少なくともファンブレード49に光触媒C2を設けると、ファンブレード49の回動軌跡に向かって光源55から紫外光を照射すればよく、より少ない高原で光触媒C2を励起できるので、光触媒C2および光源55を備えたヘアードライヤーの構造を簡素化できる。空気との接触機会が最も多いファンブレード49の表面に光触媒C2を設けるので、乾燥風に含まれるマイクロダストや有機物などを光触媒C2と接触させて、これらを効果的に殺菌および分解して、よりクリーンな乾燥風を送給できる。
吸込み口16にフィルター40を配置すると、空気中に浮遊するアレルゲンやマイクロダストが通風路R内に流入するのを阻止でき、したがって、一般ユーザーはもちろん、アレルギー症のユーザーであっても安心して使用できるヘアードライヤーを提供できる。
加えて、フィルター40やリアグリル41の表面に光触媒C3を設けると、該光触媒C3によって、有機物を分解し殺菌できるので、フィルター40等の表面等に付着した有機物が腐敗し、あるいは変質するのを防止して、常に清浄な乾燥風を送給できる。とくに、フィルター40の表面に光触媒C3を設けてあると、フィルター40の表面に付着した有機物を光触媒C3で分解し殺菌できるので、フィルター40を通過する乾燥風に異臭が含まれるのを確実に防止できる。
図1ないし図7は、本発明に係るヘアードライヤーの実施形態を示す。図2においてヘアードライヤーは、横長筒状の本体ケース1と、その後端部に連設されて掌で握り持つためのグリップ部2とを基体にして、本体ケース1の通風路R内に、送風ユニット3、ヒーター5、イオン発生装置6などを収容してなる。グリップ部2は、本体ケース1の後端下部に設けられた軸7を中心に、本体ケース1から下方向に伸びる使用姿勢と、図2において仮想線で示す、本体ケース1に沿う不使用姿勢との間で変位可能に連結される。
グリップ部2内には、電源のオン・オフと風量制御とを兼ねるメインスイッチ9と、ヒーター5の駆動を止めて、冷風を出すためのクールスイッチ10とが組み付けられており、その前面には、メインスイッチ9のスイッチノブ11と、クールスイッチ10のスイッチボタン12とが上下スライド可能に設けられている。具体的には、スイッチノブ11を下端の電源オフ位置から上方向にスライド操作することで、ヘアーセット、ヘアーケアー、ドライといったような、風量および加熱温度の異なる三種の温風を送給できるようにしている。また、クールスイッチ10のスイッチボタン12を押し込み操作することで、ヒーターユニット5の駆動を止めて、冷風を送給できるようにしている。さらにスイッチボタン12を上方のロック位置にスライド操作すると、クールスイッチ10がオン状態のまま保留されて、冷風の送給が持続されるようにしてある。
図3に示すように、乾燥風の風導体となる本体ケース1は、左右一対の半割り型の分割ケース1a・1bを突き合せてなるものであり、両分割ケース1a・1bを突合せた状態で、前方から円筒形の外ケース13を外嵌装着するとともに、その後方からリング状の枠体15を係合装着することで、両分割ケース1a・1bを不離一体的に接合してなる。かかる両分割ケース1a・1bの接合状態において、本体ケース1の後端には吸込み口16が開口され、前端には吹出し口17が開口している。左右の分割ケース1a・1bの下面のそれぞれには、グリップ部2用の連結枠19が一体に形成されている。吹出し口17には、プレス成形したフロントグリル20と、乾燥風を扁平に絞り込むノズル21(図2参照)が装着されている。
本体ケース1の前端は、吹出し口17の側へ向かって漸次開口寸法が小さくなる、先窄まりのテーパー状と呈しており、その外面には、先の外ケース13の外嵌装着を許す、肉厚寸法の小さな嵌合面22が、段付き状に切り欠き形成されている。嵌合面22は、その上方における前後の幅寸法が小さく、下方に行くに従って前後の幅寸法が大きくなるように形成されている。外ケース13は、本体ケース1と同様に吹出し口17の側に向かって先窄まり状に形成した透明プラスチック材製のテーパー筒体である。外ケース13の外形形状は、先の嵌合面22と一致するような形状とされている。つまり、外ケース13は、上方における前後の幅寸法が小さく、下方に行くに従って前後の幅寸法が大きな異形筒体とされている。
以上のように、本体ケース1の前端は、その嵌合面22と外ケース13とで内外二重構造とされているが、そのことを利用して、両ケース1・13の間に装飾シート23を配置し、外観上の装飾性アップを図っている(図1および図4参照)。装飾シート23は、嵌合面22の展開形状と一致するように切断された軟性樹脂製の着色シートからなり、外ケース13の外嵌装着に先立って、嵌合面22に巻き付け装着されている。これにて、外ケース13を介して装飾シート23を見ることにより、深みのある呈色状態が得られる。必要に応じて色や模様が異なる装飾シート23を容易しておくことにより、デザイン上の印象が異なる複数主のヘアードライヤーをシリーズ商品化することもできる。
図1および図2に示すごとく、本体ケース1で囲まれる通風路Rの内部には、吸込み口16から吹出し口17の側に向かって送風ユニット3、ヒーター5およびイオン発生装置6が配置されている。図1、図3および図4に示すように、本体ケース1内に組み付けられる送風ユニット3の前端には、鋼板製の遮熱筒25が装着されており、該遮熱筒25の内部にヒーター5とイオン発生装置6とが組み付けられている。具体的には、遮熱筒25の内部に装着した円筒状のケース26内に、イオン発生装置6のトランスユニット27とが収容され、このケース26の前端に装着された電極ホルダー28に、左右一対の電極ユニット29・29が収容されている。ヒーター5は、ケース26の周囲に十字状に配置固定される四枚の絶縁枠(支持体)30と、該絶縁枠30の突端縁に螺旋状に巻き付け装着されたヒーター線31とで構成してある。この遮熱筒25は、ヒーター線31が発する熱を筒壁全体に均等に伝えて、熱が局部的に集中するのを防止し、さらに、本体ケース1との間の隙間に形成される空気層によって断熱効果を得るために設けてある。
遮熱筒25の内面全体、絶縁枠30の表面、およびフロントグリル20の表面には、加熱によって脱臭、殺菌作用を発現する熱触媒を設けてある。つまり、遮熱筒25の内面全体などのように、通風路Rに臨んでヒーター線31の発熱を受け得る位置に存するヘアードライヤーの構成部品に熱触媒を設けてある。なお、図1において、符号C1は、絶縁枠30の表面に設けられた熱触媒を示すが、遮熱筒25の内面およびフロントグリル20にも熱触媒C1は設けられている。かかる熱触媒C1は、二酸化マンガンなどの酸化触媒の微粉末を溶解樹脂中に混合して処理原液を形成し、これを塗布や浸漬などの方法により、対象物(遮熱筒25、絶縁枠30の表面、フロントグリル20)の表面や内面に形成して、溶解樹脂を固化することにより薄膜状に形成した。
ヒーター5を構成するヒーター線31の熱を受けると、熱触媒C1は、その表面で発生する酸化還元反応によって有機物を分解し、雑菌類を殺菌する。これにて、遮熱筒25、絶縁枠30、フロントグリル20などの表面に付着した有機物が腐敗し、あるいは変質するのを防止できるので、吹出し口16から送給される乾燥風の清浄化に貢献できる。遮熱筒25の内面やフロントグリル20等に付着した有機物を熱触媒C1で分解し殺菌できるので、乾燥風に異臭が含まれるのを効果的に防止できる。
なお、ここでのフロントグリル20は、多数個独立の通孔を有する金属製の格子体をベースとして、その前面に遠赤外線物質を設け、ヒーター5と対向するベースの受風面(後面)及び/又は通孔を区画する格子内壁面に、先の熱触媒C1を設けた形態を採ることができる。これによれば、ヒーター5による温風によって、熱触媒C1による酸化還元反応と、遠赤外線物質による遠赤外線放射作用とが発揮される。遠赤外線物質から発せられた遠赤外線が、ヘアードライヤーの乾燥対象である頭髪等に照射されることにより、頭髪等を迅速に乾燥でき、また頭皮の血行促進を図ることもできる。
具体的には、金属板をプレス加工することにより、多数の通孔を有する格子状のベースを作製したのちに、このベースに対して脱脂処理を施す。次いで、遠赤外線放射物質の微粉末を溶解樹脂中に混合してなる溶液又は分散液にベースを含浸して乾燥させる。次に、熱触媒C1の微粉末を溶液樹脂中に混合してなる処理原液をベースの後面に塗布して乾燥させる。これにて、前面側に遠赤外線物質を備え、後面側に熱触媒C1を備えるフロントグリル20を得ることができる。遠赤外線物質の粉末としては、例えば、ジルコニア、アルミナ炭化珪素系等のセラミックを粉末にしたものを挙げることができる。これら粉末の粒径は、10〜50μmとする。これらのバインダーとなる樹脂としては、ウレタン系が好適に使用できる。
フロントグリル20のベースは、アルミ等の金属のほかに、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂を素材とするものであってもよいが、特に比熱の大きな金属が好適である。これは、ベースを比熱の大きい材料で構成した場合は、遠赤外線放射物質や熱触媒C1が、その断面内部から外部に向けて均一に加熱されるため、遠赤外線放射物質からの遠赤外線の照射効率や、熱触媒C1の酸化還元反応効率をより高めることができるからである。
図1および図5に示すように、送風ユニット3は、送風用のファン32とファン駆動用のモーター33とを含み、これらをファンケース35内に組み付けてなる。ファンケース35は、上下一対の半割り型のケース35a・35bを蓋合わせ状に接合してなるものであり、その前面に風を吹き出すための開口36を備える。この開口36の周縁に、先の遮熱筒25が装着されている。ファンケース35内への空気の吸込み口として、上ケース35aの上面には、格子状の開口部37を形成してあり、下ケース35bの下面には、放射状の開口部39を部分的に形成してある。図6に示すように、本体ケース1内に送風ユニット3を組み付けたとき、送風ユニット3の後端部は本体ケース1の吸込み口16から大きく膨出しており、かかる膨出部分を覆うように、フィルター40、次いでリアグリル41を装着してある。これらフィルター40およびリアグリル41については、後述する。
図1に示すように、モーター32は、下方に開口を有する筒状のモーターケース42内に、その出力軸43が上方に向くような姿勢状態で内嵌状に装填したうえで、該モーターケース42の開口周縁に形成された装着片45(図5参照)に挿通したビス46を下ケース35bの底面にねじ込むことにより、ファンケース35内に揺動不能に一体化されている。
図5に示すように、送風用のファン32は、モーター33の出力軸43の駆動力を受けて回転する円リング状のベース片47と、該ベース片47の両盤面から上下方向に立設状に張り出し形成された、翼断面状の12枚のファンブレード49と、モーター33の出力軸43に装着されるハブ50と、該ハブ50の四箇所から水平方向に張り出し形成されて、ハブ50とベース片47とを繋ぐL字型の支持片51とを含み、これらを一体に成形したプラスチック成形品である。ベース片47からの各ファンブレード49の上下の張り出し寸法は、略同一寸法とされている。換言すれば、このベース片47によって、一枚のファンブレード49はその幅方向の中央部分で仕切られている。
ハブ50にモーター33の出力軸43を装着したとき、ベース片47はモーター33の上下方向の中央部分に位置している。したがって、ファンブレード49はモーター33まわりに回転する。本実施形態に係るファン32は、ファンブレード49がファン32の回転方向(反時計方向(図4参照))に対して凸型に湾曲したターボファンである。
図4に示すごとく、ファン32は、ファンケース35内において、風を発生させる上流側においてはファンケース35の内面との対向間隔寸法が小さく、風を吹き出す下流側においてはファンケース35の内面との対向間隔寸法が大きくなるような偏寄位置に配置してある。図示例では、上方視で反時計周りに回転するファン32を、ファンケース35内で右寄りに配置してある。これにて、上下ケース35a・35bの開口部37・39から吸い込んだ空気を、ファンブレード49で圧縮しながら、ファンケース35の内面とファン32との間に形成される渦巻き状の加圧風路R′を介して、前方の開口36から吹き出すことができる。
図1に示すごとく、繊維屑などのマイクロダストが堆積しやすいファン32の表面に光触媒C2を設け、図4に示すごとく、ファン32の回転周面と対向するファンケース35の側面に、光触媒C2を励起するための光源55を配置している。ここでは、光触媒C2は、ファンブレード49やベース片47を含むファン32の表面の全てを覆う状態で薄膜状に形成した。より詳しくは、銀の微粉末を二酸化チタンに担持させ、その微粉末を溶解樹脂中に混合して処理原液を形成し、この処理原液にファン32を浸漬させたのち、溶解樹脂を固化することにより、ファン32の表面全体に、光触媒C2を薄膜状に形成した。尤も、光触媒(酸化チタン微粉末)を混入した樹脂を用いて、ファン32を成形してもよい。
図5において、符号52は、上下ケース35a・35bのそれぞれの左右側壁から上下方向に向かって張り出し形成された上下各二本の係合片を、符号53は、これら係合片52・52と向かい合う左右側壁に凹み形成された上下各二本の係合溝を示しており、これら係合片52・52と係合溝53・53とを雄雌状に係合させることにより、両ケース35a・35bは不離一体的に接合されている。各係合溝53の凹み寸法は、対応する係合片52の突出寸法よりも大きく設定されており、両ケース35a・35bを接合させた状態において、該係合溝53の奥端部と係合片52の突出端との間には、微小な円状の通孔が形成されるようにしてある。そして、これら各通孔内に、ファン32に向けて紫外線光を照射するための光源55が装着される。つまり、ファンケース35には、左右二個ずつ計四個の通孔が設けられており、各通孔に一つずつ光源55が組み付けられる。各光源55は、ファンブレード49の空気との接触面側、すなわち、ファン32の回転方向(反時計方向)に対して凸型に湾曲した面側に設けられた光触媒C2に対して、励起光を照射するようにしてある(図4参照)。
図4および図7に示すごとく、ファンケース35の右側に配置された二つの光源55・55は、ファンケース35内の右寄りの偏寄位置に配置されたファン32の回転周面と近接対向する位置に存しており、強力な励起光をファン32の表面に形成された光触媒C2に向けて照射する。つまり、ファン32の上流側に位置するファンブレード49に向かって、多くの光エネルギーを供給する。一方、ファンケース35の左側に配置された二つの光源55・55は、加圧風路R′を介して幾分離れた位置からファン32の表面の光触媒C2に向けて励起光を照射する。
光源55からの紫外光を受けた光触媒C2は、その表面で発生する酸化還元反応によって有機物を分解し、雑菌類を殺菌する。また、乾燥風中に浮遊する微小有機物や雑菌類などを、紫外線によって直接殺菌することができる。光触媒C2が励起することによって、その表面からラジカルOH基が発生し、それが頭皮に吹き付けられるので、頭皮をラジカルOH基で殺菌できる。二酸化チタンに担持された銀は、不使用状態においてファン32の表面に付着した有機物を殺菌する。
その際、上記のように空気との接触機会が最も多いファンブレード49の表面に光触媒C2を設けてあると、乾燥風に含まれるマイクロダストや有機物などを光触媒C2と接触させて、これらを効果的に殺菌および分解して、よりクリーンな乾燥風で髪乾燥を行える。当該作用効果は、とくにファンブレード49の空気との接触面側に設けられた光触媒C2に対して、光源55からの励起光を照射するようにした場合に、良好に得られるものである。また、図7に示すごとく、複数個の光源55から照射される励起光が、ファンブレード49の異なる部分に対して照射されるようにしてあると、単一の光源で拡散的に励起光を照射する場合に比べて、より強い光をファンブレード49に向かって照射することができるので、光触媒C2の有機物に対する分解能や雑菌類に対する殺菌能が良好に発揮される。
加えて本実施形態のように、ファンブレード49の表面はもちろん、ベース片47の表面をも励起光に晒すようにしてあると、送風ユニット3内に吸い込まれた空気と、励起された光触媒C2との接触機会を可及的に多くすることができるので、光触媒C2の有機物に対する分解能や雑菌類に対する殺菌能が良好に発揮される。ベース片47の表面にマイクロダスト等が堆積することも効果的に防ぐことができる。図4に示すごとく、ファン32とファンケース35の内面との対向間隔寸法が小さな上流側に、光源55・55を配置してあると、ファン32に近接対向する位置から励起光を照射することができるので、多くの光エネルギーをファン32の表面の光触媒C2に供給でき、したがって、光触媒C2の有機物に対する分解能や雑菌類に対する殺菌能がより良好に発揮される。
さらに上記のヘアードライヤーにおいては、空気中に浮遊するアレルゲンやマイクロダストが乾燥風に含まれるのを防止するために、図6に示すごとく、本体ケース1の吸込み口16にフィルター40を装着し、その外面をリアグリル41で覆っている。
図3に示すごとく、フィルター40は、皿状の後端面57と、後端面57の周縁から前方に向かって張り出し形成された枠体59とを含み、これら後端面57と枠体59とを一体にプラスチック成形してなる籠状のフィルター枠60と、フィルター枠60の枠体59の外面に密着固定したフィルターエレメント61とで構成してある。フィルター枠60は、送風ユニット3のファンケース35の後端に被せ付けている。
ファンケース35に被せ付けたフィルター40を分離不能にロック固定するために、ファンケース35とフィルター40との間にロック構造を設けてある。かかるロック構造は、図3等に示すごとく、フィルター枠60の後端面57に開設された楕円状の開口62と、ファンケース35の後端から後方に向かって突設された楕円柱状のボス63と、ボス63に装着したロック体65とからなる。図5に示すごとく、ロック体65は、開口62の内径形状と略一致するような楕円盤状のロック腕66と、ロック腕66の長さ方向の中央部から前方に向かって延びる円柱状の軸67と、軸67の前端に形成された円盤状の抜け止め片69とを、一体に成形してなるプラスチック成形品である。図1に示すごとく、ボス63は、上下ケース35a・35bの後端周縁から後方に向かって突設された上下一対の装着片70を対向状に接合してなるものである。各装着片70は、軸67を受け入れる長溝71と、抜け止め片69の受け入れる横溝72とを備える。下ケース35bの装着片70の長溝71および横溝72内に軸67と抜け止め片69とを落とし込んだ状態で、下ケース35bに上ケース35aを蓋合わせ状に接合することにより、ロック体65を長溝72まわりに回転可能に装着することができる。
かかる装着状態において、ロック体65は、その延び方向が開口62の長軸方向と一致するアンロック姿勢(図6)と、開口62の長軸方向と直交するロック姿勢(図1、図4)との間にわたって、長溝71まわりに回動操作することができる。尤も、ロック体65の軸67の外形形状と長溝71の内径寸法とは略一致しており、不用意にロック体65がアンロック姿勢とロック姿勢との間で姿勢変位することはない。これにて、ロック体65をアンロック姿勢とすると、フィルター枠60をファンケース35から簡単に抜き外し操作することができる。また、フィルター枠60をファンケース35の後端に組み付けた状態で、ロック体65をロック姿勢とすれば、該ロック体65のロック腕67の前面がフィルター枠60の開口62の周縁に係合する。これにてファンケース35の後端に対してフィルター枠60を分離不能に装着固定することができる。
図3に示すごとく、フィルターエレメント61は、静電気が帯電してある繊維を主要素材にして形成した静電フィルターからなり、その表面側に光触媒C3が設けてある。詳しくは二酸化チタンの微粉末を有機溶媒に混合した懸濁液をフィルターエレメント61の表面に塗布したうえで、乾燥固化して、その表面に光触媒C3を形成した。この光触媒C3は蛍光灯などの室内照明器の光を利用して励起する。図3に示すごとく、リアグリル41は、球殻の横半分を上下方向に押し潰した外観形状の透明プラスチック成形品であり、その外周面の殆どの部分に前後方向に連続する放物線状のリブ75を形成してあり、各リブ75の間に吸込み口76を有する。このようにリアグリル41を透明なプラスチック材で形成してあると、室内照明器の照明光がリアグリル41を介してフィルターエレメント61の表面に到達できる。
以上の説明したように、静電フィルターからなるフィルターエレメント61の表面に光触媒C3を設けると、フィルターエレメント61の形成材の静電作用によって、空気中に浮遊するアレルゲンやマイクロダストを吸着固定できるうえ、フィルター表面に設けた光触媒C3が、照明光を受けて励起することによって有機物を分解し殺菌できるので、フィルター表面に捕捉された有機物が腐敗し、あるいは変質するのを防止できる。これにて、先の熱触媒C1、光触媒C2と相俟って、常に清浄な乾燥風を送給できるヘアードライヤーを得ることができる。
リアグリル41は、凹凸係合構造とグリルロック構造とを介して本体ケース1に固定保持してある。図1および図6において、凹凸係合構造は、左右の分割ケースの下面側接合縁に形成される突起77と、この突起77に対応してリアグリル41の前開口縁の下面中央に形成される係合凹部79とを含み、突起77に係合凹部79を係止した状態で、リアグリル41を本体ケース1の吸込み口16に嵌め込む。
図1および図6において、グリルロック機構は、本体ケース1の上面に装着された表示パネル80の後部に配置したロックボタン81と、ロックボタン81をロック付勢するばね82と、ロックボタン81に対応してリアグリル41の前開口縁の上面中央に形成した爪受部83とからなる。ロックボタン81の後端にはロック爪85を一体に形成してあり、このロック爪85が爪受部83に内面側から係合することにより、リアグリル41を分離不能に固定保持できる。ばね82の押し上げ力に抗してロックボタン81を押し込み操作すると、ロック爪85と爪受部83との係合状態が解除されて、リアグリル41を本体ケース1から取り外すことができる。
図1および図2に示すごとく、本体ケース1の上面に装着された表示パネル80には、前側から順に、イオンの送給状態を表示する第1表示灯86と、イオン発生装置6への通電状態を切り換えるスライドノブ87と、目詰まり表示用の第2表示灯89と、グリルロック機構のロックボタン81が記載順に組み込んである。表示パネル80の裏面には、スライドノブ87で切り換え操作されるイオンスイッチ90や、第1・第2の両表示灯用のLED91a・91bなどが実装された回路基板92を配置してある。
長期使用に伴って、フィルター40が目詰まりすると、目詰まりした分だけ吸い込み空気量が減少する。その結果、ヒーター5で過熱された空気の温度が上昇するので、この温度上昇を不図示のバイメタルで検知し、第2表示灯89のLED91bを赤色に点滅表示させる。これにて、フィルター40の清掃あるいは交換の必要があることを使用者に警告する。
図4において、符号93は、光源55と同期して点燈する、可視光照射のLEDを示す。かかるLED93は、ファンケース35の右側面に装着された回路基板95上に組み付けられている。図3に示すように、LED93と対向する本体ケース1の右側面には、段付き受け面96を有する凹部97を形成して、該凹部97に表示パネル99が嵌め込み装着されている。この表示パネル99は、透明プラスチック材のレンズとして形成してあり、LED93からの照明光を集光し、本体ケース1の外へ放射する。符号100は、受け面96に設けられた通孔を示し、該通孔100を介して、LED93は表示パネル99に向けて光を照射する。
光源55から発せられる励起光である紫外線光を、直接的に本体ケース1の外側へ放射させる形態を採ることも考えられるが、その場合には、紫外線光が人体皮膚に作用するおそれがあるため、安全上問題がある。その点、本実施形態のように、光源55と同期して点燈する可視光照射の通常のLED93を設けて、このLED93を点燈させることにより、間接的に光源55が照射状態(駆動状態)にあることを使用者に認識させるようにしてあると、安全上の問題が生じることはなく、その点で実用利便性に優れたヘアードライヤーを提供できる。
上記実施形態においては、光源55としては、紫外線発光LEDを採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、リング状に曲げられた蛍光灯管状の小型のブラックライトを光源として適用できる。
本発明に係るヘアードライヤーの縦断側面図である。 ヘアードライヤーの側面図である。 ヘアードライヤーの分解斜視図である。 本体ケースの横断平面図である。 送風ユニットの分解斜視図である。 ヘアードライヤーの後部の分解側面図である。 図4のA−A線断面図である。
符号の説明
1 本体ケース
3 送風ユニット
5 ヒーター
16 吸込み口
17 吹出し口
20 フロントグリル
25 遮熱筒
30 支持体(絶縁枠)
31 ヒーター線
32 ファン
33 モーター
40 フィルター
41 リアグリル
49 ファンブレード
C 酸化触媒
C1 熱触媒
C2 光触媒
C3 光触媒
R 通風路

Claims (3)

  1. 吹出し口(17)と吸込み口(16)とを備える本体ケース(1)内の通風路(R)に、送風用のファン(32)、ファン駆動用のモーター(33)、およびヒーター(5)が配置されているヘアードライヤーであって、
    通風路(R)に臨む構成部品の一部又は全部の表面に、酸化触媒(C)が設けられており、
    前記酸化触媒(C)は、加熱によって脱臭、殺菌作用を発現する熱触媒(C1)であり、
    この熱触媒(C1)が、ヒーター線(31)を螺旋状に巻き付け装着するための支持体(30)の表面、および本体ケース(1)の吹出し口(17)に装着されたフロントグリル(20)の表面から選択される、少なくともいずれか一方の箇所に設けられていることを特徴とするヘアードライヤー
  2. 前記酸化触媒(C)は、紫外線光の照射によって脱臭、殺菌作用を発現する触媒(C2)であり、
    ファン(32)の少なくともファンブレード(49)の表面には、前記光触媒(C2)が設けられており、該光触媒(C2)に向かって紫外線光を照射する光源(55)が、本体ケース(1)の内部に設けられている請求項1記載のヘアードライヤー
  3. 前記酸化触媒(C)は、紫外線光又は可視光の照射によって脱臭、殺菌作用を発現する光触媒(C3)であり、
    本体ケース(1)の吸込み口(16)には、フィルター(40)とリアグリル(41)が装着されていて、これらフィルター(40)又はリアグリル(41)の表面に、前記光触媒(C3)が設けられている請求項1記載のヘアードライヤー。
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