JP4621857B2 - 太陽熱エネルギー収集装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は太陽光を鏡等で集光して熱を得る太陽熱エネルギー収集装置に関するもので、特に高温高圧の熱出力を得る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、太陽熱による200℃以上の高温を得る装置には、高い塔の上に集熱器を置き、この集熱器に太陽光を角度0.1〜1度程度の高い精度で追尾するヘリオスタットと呼ばれる装置と、1000枚前後の平面鏡を用いて集光し、高温を得るタワー方式と、円筒放物面鏡の焦点位置に集熱管をおいて集熱する方式と、凹面鏡を多数並べてその焦点に集熱器を置く方式(ディッシュ・スターリング方式の太陽熱発電の集熱方式)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の方式は何れも高い精度で鏡を動かして太陽光を追尾したり、全体のシステムが大掛かりになったり、特殊な鏡を必要とする等の欠点があった。
本発明は簡単な平面鏡を用いて、大掛かりな太陽追尾方式を用いずに、数100℃の高温の熱源を高い効率で太陽光から得ることと、一つのシステムの出力の最小単位を数kWでも十分に高温高効率の仕様を満足できるようにし、複数のシステムを連結することによって10kW〜数100MWの広い出力範囲に亙って同じ高温高効率を達成できるようにすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
太陽熱エネルギー収集装置の効率を上げるには、入力/損失の比率を上げることである。そのためには、タワー方式のように太陽光を鏡で集光して、集熱器の単位面積に対する入力を増やす方式と、真空平板式太陽熱収集装置(以下、太陽熱収集装置と言う)のように集熱器の単位面積当たりの損失を減らす方式とがあった。
【0005】
タワー方式のように1000枚前後の鏡で集光する場合は、集熱器から周囲の空気に対する熱伝達損失や、集熱器の表面からの放射による放射損失は集熱器への入力密度が非常に大きいために問題とはならなかったが、少ない枚数の鏡で効率を上げようとすると、集熱器自体からの上記の二つの損失は大きい問題となる。
【0006】
一方、太陽熱収集装置は鏡等による集光を行わずに効率を上げることを原則として開発されたものであるから、集熱器を支持する柱を伝わって逃げる熱伝導や周辺の気体等を伝わって逃げる熱伝達による熱損失(以下伝熱損失と言う)と集熱器からの放射損失は極端に減らされている。
伝熱損失は真空断熱によって極端に減らされ、損失の大半は放射損失になっているが、その放射損失は選択吸収膜によって減らされている。
【0007】
この両者の長所を巧みに利用して、高温度の出力で高効率の太陽熱エネルギー収集装置を得る。即ち少数の平面鏡を使用して太陽光を集め、そのエネルギーを低損失の太陽熱収集装置によって効率良く出力する。
【0008】
太陽熱収集装置の特長は、その損失の内、集熱器の周辺に空気が無いので、周囲の空気による伝達損失等の伝熱損失が非常に少なく、高温の熱源として使うときは、その損失の大半は集熱器の表面からの赤外線の放射(2次放射)によると言う点である。従って集熱器の表面に付ける選択吸収膜の性能が良いと、効率は大変良くなる。
【0009】
この放射損失は集熱器の表面の温度と表面の放射率が決まると入力の如何に拘わらず決まり、伝熱損失も一定値に決まる。つまり合計損失は決まることになる。従ってこの合計損失を越えて入力した太陽熱はほぼそのまま出力となる。
【0010】
この特長を最大限に生かして、効率の良い太陽熱収集装置とその窓面積と同等(ほぼ同じであれば良く、全く同一でなくても良い)又はそれより大きな面積を持つ平面鏡を複数枚用いて、それらの反射する太陽光を一つの太陽熱収集装置に集光して高温、高効率の太陽熱エネルギー収集装置を得るものである。
従来のヘリオスタットのような複雑な3次元の太陽追尾装置の代りに簡単な2次元の追尾装置と平面鏡と太陽熱収集装置との位置関係を工夫することによって、効率良く太陽光を集めるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施形態を示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【0012】
第1の実施形態は太陽熱収集装置1と複数枚の平面鏡2とから構成され、(b)のように上から見て、複数枚の平面鏡2は太陽熱収集装置1の直下には設置されず、その両側に配置された図を示しているが、片側だけの配置であっても良い。
【0013】
平面鏡2は、片側で1枚ずつでも良いが、集光の効率を考えると図示したように片側で2枚の2対以上か、又は片側だけで3枚以上が望ましい。また、平面鏡2は太陽熱収集装置1の透明窓3の面積より大きな面積を有するように図示しているが、複数枚の平面鏡2の合計面積が透明窓3の面積より大きくなれば、個々の平面鏡2の面積は透明窓3の面積より大きくなくても良い。
【0014】
平面鏡2は支持具4によって支えられ、支持具4の4隅には支柱5が固定され、支柱5は太陽熱収集装置1の近傍に設けられた回転軸6に取り付けられる。
回転軸6は位置調整機7に連結され、後述するように平面鏡2の傾斜角度を変えるときに使用される。
【0015】
図2は本発明に適用される太陽熱収集装置の例を示す図で、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【0016】
太陽熱収集装置1は真空に保持された筐体8の中に集熱器9を収容し、太陽光が入射される面に例えばガラスの透明窓3を取り付けたものである。
集熱器9には、その表面に可視光を中心とした波長帯のエネルギーのほとんどを吸収する波長選択性のある選択吸収膜10が形成され、熱媒体である例えば水の入力口11、出力口12が設けられている。
【0017】
太陽熱収集装置1は通常、太陽に向けて上向きに設置されるが、本発明では下向きに設置されるので、透明窓3を下側にして図示している。
【0018】
図3は第1の実施形態における平面鏡2を太陽熱収集装置1の両側に配置したときの平面鏡2の設置角度を示す図である。図が複雑になるのを避けるため、右側の平面鏡2にのみ太陽光13を表示している。
【0019】
太陽熱収集装置1の裏面に直角に入射する太陽光13が平面鏡2に反射して透明窓3に入射するような傾斜角度にすべての平面鏡2を設置する。平面鏡2は透明窓3より大きな面積を有するので、反射した太陽光3は厳密ではないが、すべて透明窓3に入射することになる。
【0020】
図4は第1の実施形態の制御回路を示すブロック図である。
図1に示したように、位置調整機7は平面鏡2を支える支持具4に取り付けられた支柱5を固定した回転軸6に連結されている。
【0021】
位置調整機7はモータ14によって駆動され、1日の時刻、あるいは1年の季節によって変化する太陽の高さに応じて1日周期又は1年周期で平面鏡2の位置を調整するもので、簡単なギア機構で構成され、モータ14の回転をギアの組み合せにより極端に低速にしている。
【0022】
モータ14は計算機(コンピュータ、CPU)15によりその時計機能等を利用して制御されるが、位置調整機7が1日周期又は1年周期とする動きなので、その運動速度は非常に遅いため、モータ14に必要な出力は大変小さい。
【0023】
電源16はモータ14及び計算機15に電流を供給するが、モータ14の出力が非常に小さいので、電源16としては出力が小さいもので良く、太陽電池が推奨される。
【0024】
太陽は1日を1周期として、昼と夜を繰り返し、昼間の時刻によってその位置を変える。また1年間に地球上で言う北回帰線から南回帰線までを往復して、南中時の高さを変化させる。
位置調整機7はこの太陽の高さに応じて1日を1周期とするか、あるいは1年を1周期とするか、何れか一方の周期に合わせて、平面鏡2の傾斜角度を一斉に変化させて太陽光を効率的に集光するために機能する。
1日か1年のどちらの周期に合わせるかは、設置する場所の地理的条件等によって決められる。
【0025】
位置調整機7が1日かあるいは1年か何れかの周期にしか対応しないようにするのは、3次元で太陽に追随するより、多少太陽光の集光効率が落ちても2次元で追随することにして、位置調整機7を簡単な構造にして価格の低下を図るためである。
また、2次元の追随装置にすることによる集光効率の低下を、透明窓3の受光面積より、価格の安い平面鏡2の面積を多くして補う。このようにして、装置全体のコストパフォーマンスを向上させる。
【0026】
図1(b)で平面鏡2の面積を図上で縦方向に伸ばして透明窓3の面積より大きくしてあるのは、位置調整機7の機能を補完するためである。
即ち、図1(b)で上から斜めに平面鏡2に入射した太陽光が有効に透明窓3に入射するようにして、2次元上でしか動かない位置調整機7の調整可能面と直行する面での太陽光の集光効率を上げるためである。
【0027】
上記の説明では、図1における太陽熱収集装置1は固定して、平面鏡2だけを動かす例を示したが、平面鏡2の角度調整と同時に太陽熱収集装置1も同じ角度だけ位置を変えても良い。
この場合は、太陽熱収集装置1を回転軸6に固定して、位置調整機7により平面鏡2と太陽熱収集装置1を同時に同じ角度だけ変化させる。
なお、太陽熱収集装置1も平面鏡2と同時に位置調整した方が効率が上がるが、出力温度によっては、平面鏡2だけを動かした方が良い場合もある。
【0028】
出力温度が高温になると、熱媒体の蒸気圧が上昇して太陽熱収集装置1の出力パイプの位置を動かすことが困難になることがあるからである。例えば出力温度が300℃で水を熱媒体にしている時は、蒸気圧は85気圧、360℃で186気圧になり、このような高圧のパイプを動かすことは技術的にみて大変困難になり、無理に実行すると、装置全体の価格が上がり、コストパフォーマンスが悪くなるからである。
【0029】
しかし、海水から蒸留によって水を得るような目的で、120℃位の出力で使う場合は、蒸気圧は僅か1.9気圧にしかならないので、この場合は太陽熱収集装置1を平面鏡2と共に動かす方が効率が良い。
【0030】
図5は本発明の第2の実施形態を示す図で、複数システムを連結した例(以下総合システムという)を上から見た図である。
【0031】
図1に示した太陽熱エネルギー収集装置のシステムを複数システム準備し、それらを直列に連結したものである。従って、太陽熱収集装置1及び平面鏡2は第1の実施形態とほとんど同じである。ただし、図5の場合には図1と違って、平面鏡2の縦方向の長さは透明窓3と同じで、平面鏡2の面積は透明窓3の面積と同等である。
その代りに斜めに入射する太陽光を拾い上げて効率を上げるために、図上で上下方向即ち、最外側のシステムの平面鏡2の外側に、平面鏡2と同じ構成の追加の平面鏡20を増設している。
従って、平面鏡2と追加の平面鏡20の合計面積は透明窓3の合計面積より大きくなる。
【0032】
追加の平面鏡20を含めてすべての平面鏡2、20は同一平面上に設置され、透明窓3も平面鏡2、20の存在する平面とは異なるが、すべて同一平面上に設置される。なお、図5では平面鏡2、20を太陽熱収集装置1の両側に配置しているが、片側だけの配置でも良いことは勿論である。
また、複数システムに共通に設けられた回転軸6、位置調整機7及び図4に示した制御回路も第1の実施形態と同様である。
【0033】
各太陽熱収集装置1の入力口11は共通に設けられた入力パイプ21に接続され、また出力口12は出力パイプ22に接続されている。入力パイプ21はポンプ23に接続され、入力パイプ21には熱媒体の水がポンプ23により送り込まれる。
出力パイプ22には熱交換器24が接続され、高温になった蒸気から熱交換器24により高温の熱エネルギーを取り出し、例えばタービンに供給して発電等に利用する。
【0034】
熱交換器24を通った蒸気はパイプ25を通り、図示してない装置により水に液化されて、また、ポンプ23により入力パイプ21に送り出され、これを循環的に繰り返す。
【0035】
太陽の高さに応じて1日又は1年周期としてすべての平面鏡2、20の傾斜角度を一斉に変えるには、図4に示した計算機15の制御によりモータ14の回転を位置調整機7で低速にして回転軸6を回転させて行うのは第1の実施形態と同じである。
【0036】
また、太陽熱収集装置1を回転軸6に固定すれば第1の実施形態と同様に、平面鏡2、20の位置調整と同時に太陽熱収集装置1も同時に同じ傾斜角度だけ変化させることができる。
【0037】
複数のシステムを連結しても、位置調整機7の運動速度は1日又は1年周期で遅いため、モータ14に必要な出力は非常に少なくて済むので、電源16も太陽電池で充分である。1年周期より1日周期の方が電力を多く必要とするが、太陽電池を増設して補えば良い。
【0038】
図6は追加の平面鏡の効果を説明する図である。(a)は図5に示した総合システムの側面図で、平面鏡2、20の傾斜角度を変える位置調整機7が1年周期の場合を示している。
(a)では、総合システムの長手方向、即ち、図5の総合システムの上下方向をほぼ東西の向きにし、全体として水平に設置される。連結するシステムの数は例示であるので、透明窓や平面鏡の数は図5と異なっているが、説明に必要なものを示している。
【0039】
追加の平面鏡201、202は、斜めに入射する朝日の場合の太陽光131、132を透明窓301、302に入射させるために増設したものである。追加の平面鏡20n−1、20nは、斜めに入射する夕日の場合の太陽光133、134を透明窓30n−1、30nに入射させるために増設したものである。
【0040】
図5に示した位置調整機7は透明窓3と平面鏡2、20の群を、1年間の太陽光の高さの変化角度である約50度の角度で1年周期で動かす。春分の日と秋分の日に透明窓3が地表となす角度は日本では約50度である。
位置調整機7で、季節により変化する太陽の高さに応じて、年間を通じて太陽光が透明窓3と直角に入るようになされるが、位置調整機7の能力は2次元に限られているから、正午を除いて他の時刻には、太陽光は多少とも斜めに平面鏡2、20に入る。朝夕には特に斜めになる。
【0041】
朝日の太陽光131、132は追加の平面鏡301、302で反射されて、透明窓301、302に入る。もし平面鏡301、302がなければ、これらの太陽光131、132は無駄に捨てられる。このように増設した平面鏡301、302は太陽光の集光効率の向上に役立つのである。
【0042】
もし、午前9時から午後3時までの太陽光を取り入れることにするなら、増設すべき追加の平面鏡は図の左右でせいぜい4〜5枚である。総合システムとしての価格は、図の左右で5枚ずつ、全体で20枚の平面鏡を増設してもシステムの価格はそれほど上がらない。何故なら、平面鏡は本来安いものであるし、位置調整機7はほとんどそのまま使えるからである。
【0043】
図6(b)は図5に示した総合システムの側面図で、平面鏡2、20の傾斜角度を変える位置調整機7が1日周期で、北半球に総合システムを設置した場合を示している。
(b)では、総合システムの長手方向、即ち、図5の総合システムの上下方向をほぼ南北の向きにし、全体として水平に設置される。連結するシステムの数は例示であるので、透明窓や平面鏡の数は図5と異なっているが、説明に必要なものだけ示している。
【0044】
太陽光135、136、137は冬の斜めに入る太陽光を示し、これらは北半球なので南側だけに増設した追加の平面鏡200、201、202で反射され、透明窓301、302、303に入る。
夏の太陽光138は高い位置から平面鏡202に入って反射され、透明窓301に入る。この場合は、平面鏡200と201は無用になっている。
【0045】
1日周期の場合は、朝夕の太陽光に追随して透明窓3を太陽光に直角にすることはできるが、日本で使用する場合は、太陽光が地表に対して季節に応じて30〜75度に変化して斜めに入射するので、この変化に応じてこれと直角に透明窓3を持っていくことはできない。位置調整機7が太陽光の日変化か年変化のどちらか一方にしか対応できないからである。
【0046】
今、太陽光が30度で入射したとして、これを取り入れるには、南の方向に10枚前後の平面鏡を増設すれば良いが、太陽光の位置の日変化に対応するようにした場合、日本では太陽光が30〜75度、1年を平均して約50度程度に斜めに入射するということになり、これは相当効率を下げることになる。
この欠点を除くには、総合システム全体を北半球の場合は南に向けて建てると良いが、数10〜数100mの総合システムを建てるということは、価格の上昇に繋がり、山の南斜面のような自然の地形等を利用できる場合以外は得策ではない。
【0047】
図1のシステムを南に向けて建てるという方式も良い方式であるが、図1のシステムを多数集めて総合システムを作る場合は、多数の平面鏡2が同一回転軸上にないために、位置調整機7を多数必要とするか、あるいは一つの位置調整機7で全部の平面鏡2を動かすための連動装置が必要である。
総合システムとしての設置方法にはいくつかの方法があるが、全体の費用対効果について検討して、どの方法にするかを決めなければならない。
【0048】
次に理論的に検討してみると、図2に示した透明窓3を通して集熱器9に到達した太陽熱の入力エネルギー量をh、その時の出力エネルギー量をw、その時の集熱器9の表面温度をTとする。
hは天候や季節で変動するが、砂漠等では比較的安定している。今、hが数十分に亙って一定量を保っていたとする。
【0049】
集熱器9からの損失は伝熱損失と放射損失の二つである。
今、伝熱損失をLc、放射損失をLrとすると、次の式が成立する。
h=Lc+Lr+w ・・・(1)
二つの損失LcとLrの値は共に集熱器9の温度Tによって決まる。
【0050】
出力温度は集熱器9の温度Tとほぼ同じであるから、出力温度が決まると、その太陽熱収集装置1の損失が決まる。従って、出力温度を例えば300℃というように固定すると、損失もその太陽熱収集装置1によって決まるから、効率は集熱器9に入る入力によって決まる。
【0051】
図2に示した太陽熱収集装置1の効率は、その真空度と、使用する選択吸収膜10の性能によって左右されるが、本発明で使用する太陽熱収集装置1では、筐体8の内部は0.1パスカル以下程度の真空度に保たれており、伝熱損失は極端に少なくなっている。例えば集熱器9と透明窓3との温度差が1℃当たりの損失は0.2〜0.3W程度であり、その損失の大半は放射損失と透明窓3の反射吸収等の光学的損失である。
【0052】
このうち光学的損失は入射する太陽光の量に比例するが、筐体8内の真空度と集熱器9表面の選択吸収膜10の放射率が決まると、伝熱損失と放射損失は集熱器9の到達している温度のみによって定まる。
【0053】
今、入力WをaW、平面鏡2の反射損失と透明窓3の透過損失と集熱器9の反射損失等の合計損失率をb、集熱器9の伝熱損失と放射損失の合計損失をcW、平面鏡2の枚数をnとすると、効率ηは次式で示される。
η=(a×b×n−c)/(a×n) ・・・ (2)
集熱器9の温度を決めるとcは決まり、ηはnの増加に伴いbに収斂する。
【0054】
一般的にはaとbの値はほぼ同じ位のものであるから、比較的nの小さい値でηは0.5より大きくなる。
例えば、集熱器9の表面温度を300℃、真空度を0.1パスカル、選択吸収膜10の放射率を7%、集熱器9の表面積を1mとして損失を概算すると、伝熱損失は70W前後、放射損失は400W前後となる。合計損失は約470Wである。
【0055】
真昼の南中時に850W/mの太陽エネルギーが透明窓3を通して1mの集熱器に入ったとし、透明窓3の吸収反射等による損失率bを0.25とすると、640Wの太陽熱が集熱器9に入力する。このときの太陽熱収集装置1の出力は、640W−470W=170Wで、効率は20%である。
【0056】
入力が470Wを割ると、出力はゼロとなる。少し気象条件が悪いと入力が470W/mを割るので、平面鏡2で太陽光を集光しないときは、上記の平均的な太陽熱収集装置1では、300℃の出力を期待するのは無理である。
【0057】
しかし、今、1システムとして、1枚が1mで反射率が90%の平面鏡2をn枚用いて、1mの集熱器9に太陽光を集光したとすると、850W/mの太陽光のとき、平面鏡1枚につき、630Wのエネルギーが集熱器9に入る。
従って、平面鏡2を太陽熱収集装置1の両側に各1枚の1対で2枚使用すると、300℃の出力温度で出力は630W×2−470W=790W となり、効率は46%になる。図1のように2対で4枚使用すると、出力は2050W、効率は60%となる。
【0058】
また、出力温度が300℃のときには、平面鏡2が1枚では、入力が470W/mより減少すると出力は全く得られなかったが、平面鏡2が4枚(n=4)のときは、300W/mのときでも220Wの出力を得ることができ、効率は22%を期待できる。
出力温度が200℃のときには、300℃のときより更に高い効率が期待できる。
【0059】
本発明の太陽熱エネルギー収集装置を実際に設置するときは、太陽熱収集装置1、回転軸6、位置調整機7等を地上から数mの高さに設備し、太陽熱収集装置1の透明窓3を下向きにセットし、この太陽熱収集装置1に対向するように複数枚の平面鏡2を地上に所定の傾斜角度で設置することになる。
【0060】
上記したように、本発明の太陽熱エネルギー収集装置は平面鏡2の反射を利用しているから、晴天の日における平行光線としての太陽光に対しては、集光効果が高く大変有効である。しかし、曇天の場合はあまり有効でないが、従来のタワー式太陽光発電のように平面鏡が集熱器から数100m離れている場合に比べると、平面鏡2が太陽熱収集装置1から数mしか離れていないので、従来の方式よりは効率が高い。
【0061】
上記のような理由から、本発明の太陽熱エネルギー収集装置は高温を必要とする工業分野、例えば晴天の多い砂漠における太陽熱発電とか、海水から蒸留によって造水するような用途に用いて大変有効である。
【0062】
【発明の効果】
上記したように、本発明によれば、従来のタワー発電のように1000枚前後の多数の平面鏡と100m以上もある高い集熱タワーを建てる必要はなく、数枚の平面鏡と数mの高さに設置した太陽熱収集装置で、タワー発電に匹敵する高効率で高温高圧の熱出力を得ることができる。
【0063】
また、簡単な機構の位置調整機で太陽を追尾するだけで、複雑な太陽追尾装置を用いたものと同等の高温高効率の太陽熱エネルギーを得ることができる。
また、太陽熱エネルギー収集装置のシステムを複数連結することにより、10kW〜数100MWの広い出力範囲に亙って高温高効率を達成することができる。
【0064】
更に、太陽熱収集装置の透明窓が下向きにセットされるので、汚れにくく、また、物が落下しても透明窓が破損することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図である。
【図2】本発明に適用する太陽熱収集装置を示す図である。
【図3】第1の実施形態における平面鏡の設置角度を示す図である。
【図4】第1の実施形態の制御回路を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す図である。
【図6】追加の平面鏡の効果を説明する図である。
【符号の説明】
1 太陽熱収集装置
2 平面鏡
3 透明窓
4 支持具
5 支柱
6 回転軸
7 位置調整機
8 筐体
9 集熱器
10 選択吸収膜
11 入力口
12 出力口
13 太陽光
14 モータ
15 計算機
16 電源
20 追加の平面鏡
21 入力パイプ
22 出力パイプ
23 ポンプ
24 熱交換器
25 パイプ
131〜138 太陽光
200〜20n 追加の平面鏡
301〜30n 透明窓

Claims (10)

  1. 真空度を保持する筐体と、前記筐体に設けられた太陽光が入射する透明窓と、前記太陽光から熱を得る集熱器とを有する真空平板式太陽熱収集装置と、
    前記透明窓に対応して、合計面積が前期透明窓の面積より大きくなる複数枚の平面鏡とを備え、
    前記平面鏡は上から見て前記真空平板式太陽熱収集装置の両側又は片側に配置され、下向きにセットされた前記透明窓に太陽光が前記平面鏡に反射して入射するような角度に前記平面鏡を設置したことを特徴とする太陽熱エネルギー収集装置。
  2. 前記平面鏡が前記透明窓の面積より大きな面積を有することを特徴とする請求項1記載の太陽熱エネルギー収集装置。
  3. 前記平面鏡を支える支持具と、前記支持具に取り付けられた支柱と、前記支柱の一端が固定された回転軸と、前記回転軸を回転させて前記平面鏡の傾斜角度を変化させる位置調整機と、前記位置調整機を駆動するモータと、前記モータの電源と、前記モータを制御する計算機とを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の太陽熱エネルギー収集装置。
  4. 真空度を保持する筐体と、前記筐体に設けられた太陽光が入射する透明窓と、前記太陽光から熱を得る集熱器とを有する真空平板式太陽熱収集装置と、
    前記透明窓の面積と同等な面積を持つ少なくとも2枚の平面鏡とを備え、
    前記平面鏡は上から見て前記真空平板式太陽熱収集装置の両側又は片側に配置され、下向きにセットされた前記透明窓に太陽光が前記平面鏡に反射して入射するような角度に前記平面鏡を設置した太陽熱エネルギー収集装置を複数システム備え、
    前記複数システムに共通に、入力パイプと、出力パイプと、回転軸と、前記回転軸を回転させて前記平面鏡の傾斜角度を変化させる位置調整機と、前記位置調整機を駆動するモータと、前記モータの電源と、前記モータを制御する計算機とを備え、
    各太陽エネルギー収集装置の入力口を前記入力パイプに接続し、出力口を前記出力パイプに接続し、前記平面鏡を支える支持具に取り付けられた支柱の一端を前記回転軸に固定し、すべての平面鏡の傾斜角度を一斉に変化させることを特徴とする太陽熱エネルギー収集装置。
  5. 請求項4記載の太陽エネルギー収集装置における最外側のシステムの前記平面鏡の外側に、前記平面鏡と同じ構成の追加の平面鏡を備えたことを特徴とする請求項4記載の太陽熱エネルギー収集装置。
  6. 前記平面鏡の傾斜角度を太陽の高さに応じて1年周期で変えることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の太陽熱エネルギー収集装置。
  7. 前記平面鏡の傾斜角度を太陽の高さに応じて1日周期で変えることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の太陽熱エネルギー収集装置。
  8. 前記真空平板式太陽熱収集装置を前記回転軸に固定し、前記平面鏡と共に傾斜角度を変えることを特徴とする請求項2〜7いずれかに記載の太陽熱エネルギー収集装置。
  9. 前記位置調整機をギア機構で構成したことを特徴とする請求項2〜8いずれかに記載の太陽熱エネルギー収集装置。
  10. 前記電源を太陽電池で構成したことを特徴とする請求項2〜9のいずれかに記載の太陽熱エネルギー収集装置。
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