JP4619936B2 - 拡散器 - Google Patents

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Description

本発明は、薬剤を気化して拡散させる拡散器に関する。
従来、薬剤瓶に収容された液状薬剤を気化して放出する際には、拡散器が用いられていた(例えば、特許文献1)。
この拡散器では、拡散器本体にセットされた薬剤容器の吸上芯を加熱することで、前記吸上芯で吸い上げられた薬剤を加熱して蒸散効率を高めるように構成されている。
特開平8−148号公報
しかしながら、このような拡散器にあっては、拡散器本体の構成部品を多数のネジで固定して組み立てる構造上、組立が煩雑であった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、組立を容易に行うことができる拡散器を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の拡散器にあっては、拡散器本体にセットされた容器体の吸上芯を加熱して該吸上芯で吸い上げられた薬剤を拡散する拡散器において、前記拡散器本体を、セットされた前記容器体の前記吸上芯を加熱する加熱部が設けられた内部構成体と、該内部構成体の裏側を覆う後カバーと、該後カバーの前側に取り付けられ、当該後カバーとの間に前記内部構成体を収容する前カバーとで構成する一方、前記前カバーに、前記後カバー側へ向けて延出する延出片を設け、該延出片上に配置された状態で当該延出片に支持される支持片を前記内部構成体に設けるとともに、該延出片を下方から支持する支持リブを前記後カバーの内側面に突設し、該後カバーの前記支持リブ及び前記前カバーの前記延出片に設けられた挿通穴を挿通するネジを、前記内部構成体の前記支持片に螺入して、前記後カバーの前記支持リブと前記内部構成体の前記支持片との間に前記前カバーの前記延出片を挟持した状態で、前記後カバーと前記内部構成体と前記前カバーとを固定した。
すなわち、拡散器本体を組み立てる際には、例えば前記後カバーに前記内部構成体をセットし、前記後カバーの支持リブ上に前記内部構成体の支持片を配置する。そして、前記後カバーの前記支持リブと前記内部構成体の前記支持片との間に形成された間隙に、前記前カバーに設けられた延出片を挿入し、前記後カバーの前記支持リブ上に、前記前カバーの前記延出片と前記内部構成体の前記支持片とを順に配置した積層状態を形成する。
そして、前記後カバーの前記支持リブ及び前記前カバーの前記延出片に設けられた挿通穴にネジを挿通するとともに、このネジを前記内部構成体の前記延出片に螺入する。すると、前記後カバーの前記支持リブと前記内部構成体の前記支持片との間に、前記前カバーの前記延出片が挟持された状態で固定される。
このように、前記後カバーの前記支持リブ及び前記前カバーの前記延出片に設けられた挿通穴にネジを挿通して前記内部構成体の前記延出片に螺入するだけで、前記後カバーと前記内部構成体と前記前カバーとの三部材が同時に固定される。
なお、この組立手順は、これに限定されるものでは無い。例えば、前記前カバーの前記延出片上に前記内部構成体の前記支持片を載置したものを、前記後カバーの前記支持リブ上に配置してネジ止めしても良い。
また、請求項2の拡散器においては、前記拡散器本体の下部に、前記容器体が下方からセットされる下方開口状の容器保持空間を設けるとともに、前記容器保持空間の天井部の少なくとも一部を、前記後カバーの前記支持リブで構成した。
すなわち、前記拡散器本体の下部には、前記容器体が下方からセットされる下方開口状の容器保持空間が設けられており、この容器保持空間の天井部の少なくとも一部は、前記後カバーの前記支持リブで構成されている。
このため、前記各部材を固定する前記ネジは、前記容器体がセットされた使用時には、当該容器体によって隠蔽される。
さらに、請求項3の拡散器では、前記前カバーを、光を透過する透光性を有した部材で構成するとともに、前記内部構成体に発光する発光体を設ける一方、前記後カバーと前記内部構成体と前記前カバーとの固定位置を、前記発光体より前記後カバー側に設定した。
すなわち、前記前カバーは、光を透過する透光性を有した部材で構成されており、その内側に配置される前記内部構成体には、発光体が設けられている。このため、この発光体からの光が前記前カバーを透過することによって、当該前カバーを光らせることができる。
そして、前記後カバーと前記内部構成体と前記前カバーとの固定位置は、前記発光体より前記後カバー側に設定されている。このため、前記発光体からの光は、前記固定位置に設けられたネジ等によって遮られること無く、前記前カバーに届く。
以上説明したように本発明の請求項1の拡散器にあっては、後カバーの支持リブ上に、前カバーの延出片と内部構成体の支持片とを順に積層し、前記後カバーの前記支持リブ及び前記前カバーの前記延出片に設けられた挿通穴にネジを挿通するとともに、このネジを前記内部構成体の前記延出片に螺入するだけで、前記後カバーの前記支持リブと前記内部構成体の前記支持片との間に前記前カバーの前記延出片を挟持した状態で、前記後カバーと前記内部構成体と前記前カバーとの三部材を同時に固定することができる。
このため、拡散器本体の構成部品を多数のネジで固定して組み立てなければならなかった従来と比較して、拡散器本体を容易に組み立てることができる。また、拡散器内部に必要以上の固定構造が不要なため、内部構成体上に設けられる加熱部等の配置を自由にできる。さらに、拡散器本体内の空気の流通の妨げにならず薬剤の拡散効率が向上する。
また、請求項2の拡散器においては、前記拡散器本体の下部に、容器体が下方からセットされる下方開口状の容器保持空間を設け、この容器保持空間の天井部の少なくとも一部を、前記後カバーの前記支持リブで構成した。
このため、この支持リブに設けられた挿通穴を挿通して前記各部材を固定する前記ネジを、前記容器体がセットされる使用時において、当該容器体によって隠蔽することができる。これにより、前記ネジが外部に露出する場合と比較して、外観品質を高めることができる。
さらに、請求項3の拡散器では、前記前カバーを、光を透過する透光性を有した部材で構成し、その内側に配置される前記内部構成体に発光体を設けることによって、前記前カバーを前記発光体からの光によって光らせることができる。これにより、当該拡散器を照明として利用することができる。
そして、前記後カバーと前記内部構成体と前記前カバーとの固定位置を、前記発光体より前記後カバー側に設定することにより、前記発光体からの光を、前記固定位置に設けられたネジ等によって遮断すること無く、前記前カバーに行き届かせることができる。
これにより、前記前カバーを、明るく発光させることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる拡散器としての芳香器1を示す図である。該芳香器1は、芳香器本体2にセットされた容器体としての薬剤瓶3内の液状薬剤を気化して放出する装置であり、当該芳香器1は、トイレや居住空間で使用されるものである。
この芳香器1の芳香器本体2は、図2にも示すように、後壁面を形成する後カバー11と、該後カバー11の前側に取り付けられる前カバー12と、該前カバー12と前記後カバー11との間に配置される内部構成体13とで構成されている。
前記後カバー11は、光を透過しない有色の不透明な樹脂によって前方が開口した容器状に形成されており、その下部には、切欠部21が設けられている。前記後カバー11は、上部が断面円弧状に形成されており、その中央部には、薬剤を揮散する為の揮散穴22が開設されている。
また、前記後カバー11の上部には、内側に延出する一対の係止ピン31,31が前記揮散穴22より前方側に設けられており、当該後カバー11の側面には、前後方向に延在する上部リブ32,32と、支持リブとしての下部リブ33,33とが左右の部位に設けられている。前記下部リブ33,33の前端部には、リブ挿通穴34,34が設けられており、固定用のタッピンねじ35,35を挿通できるように構成されている。
この後カバー11の側面上部には、図3及び図4にも示すように、複数のスリット41,・・・からなる空気取入口42,42が左右に形成されており、該空気取入口42,42から芳香器本体2内に外部の空気を取り込めるように構成されている。前記空気取入口42,42の各スリット41,・・・は、断面円弧状に形成された前記後カバー11の上部に設けられており、当該後カバー11の下部側面に設けられた場合と比較して、当該芳香器本体2の中心C寄りに配置されるように構成されている。
前記後カバー11には、図5及び図6に示すように、軸部44を介してスライド板45が支持されており、スライド板45は、前記軸部44を中心に回動できるように構成されている。
前記スライド板45には、前記軸部44で支持された支持部61と、該支持部61より左右斜め上方に延出した延出部62,62とからなり、各延出部62,62は、前記左右の空気取入口42,42へ向けて延出している。各延出部62,62には、前記後カバー11の内側面に沿って延在するように湾曲しており、各延出部62,62の左方には、前記後カバー11の内側面に密着的に配置され前記空気取入口42,42を開閉する開閉面63,63が形成されている。また、各開閉面63,63の右方には、内側に後退した段差部64,64を介して、前記後カバー11の内側面に対向する対向面65,65が形成されており、該対向面65,65と前記後カバー11の内側面間に形成された間隙には、前記空気取入口42,42からの空気が通流する通流経路66,66が形成されている。
そして、前記スライド板45には、操作ノブ46が突設されており、該操作ノブ46は、前記後カバー11に設けられた挿通穴47を介して外部に延出している(図1及び図2参照)。
これにより、前記操作ノブ46を操作して前記スライド板45を前記軸部44を中心に反時計回りに回動した際には、前記延出部62,62の前記対向面63,63が各空気取入口42,42を覆いつつ、前記空気取入口42,42からの空気の取り入れは許容するように構成されている。また、前記操作ノブ46を操作して前記スライド板45を前記軸部44を中心に時計回りに回動した際には、その回動角度に応じて前記延出部62,62の前記開閉面63,63が各空気取入口42,42を構成する各スリット41,・・・の開口面積を可変するように構成されている。
前記後カバー11の下部には、図2に示したように、一対の矩形穴71が設けられており、前記内部構成体13に設けられたコンセントフラグ72,72を前記矩形穴71,71を介して、当該後カバー11より後方へ延出できるように構成されている。また、前記後カバー11の下縁中央部には、係止爪73が上方へ向けて突設されている。
前記内部構成体13は、光を透過する透光性を有した半透明の樹脂で形成されており、図2及び図7に示すように、中央部に設けられた中央板81を中心に構成されている。該中央板81の左右側縁部は、一般部82より一段高い支持片としての段差面83,83が形成されており、当該中央板81が補強されている。
該中央板81には、上方に膨出した円形膨出部91が形成されており、該円形膨出部91には、その下方から前記薬剤瓶3の首部が挿入されるように構成されている。前記中央板81の後縁には、下方に垂下する挟持板92が設けられており、該挟持板92と前記中央板81に形成された前記段差面83との間には、間隙84,84が形成されている。前記挟持板92の下縁中央には、凹部93が形成されており(図2参照)、該凹部93には、前記後カバー11に設けられた前記係止爪73が係合するように構成されている。
前記挟持板92は、前記前カバー12の下部と対向するように構成されており、当該挟持板92は、前記前カバー12との間に配置された前記薬剤瓶3の瓶本体95を前記前カバー12と共に前後から挟持できるように構成されている。これにより、前記挟持板92と前記前カバー12とで挟持された前記薬剤瓶3は、図7及び図8に示すように、その首部が前記円形膨出部91に挿入された状態で保持されるとともに、前記首部より延出した吸上芯96が前記円形膨出部91に設けられた支持穴97を介して上方へ延出するように構成されている。これにより、当該芳香器本体2の下部には、図1及び図3にも示したように、前記薬剤瓶3が下方からセットされる下方開口状の容器保持空間98が形成されている。
前記中央板81の後縁部には、図7及び図8に示すように、矩形状の支柱101が前記円形膨出部91に沿って立設されており、この支柱101の上端部には、ヒータ102が設けられている。該ヒータ102は、前記支柱101に支持部材103を介して設けられており、当該ヒータ102は、前記円形膨出部91に設けられた前記支持穴97の真上に配置されるように構成されている。このヒータ102は、その加熱部104が円筒状に形成されており、前記薬剤瓶3より延出した前記吸上芯96の外周部を包囲する位置に配置されている。これにより、前記吸上芯96で吸い上げられた薬剤を前記ヒータ102で加熱することで、当該薬剤の蒸散を促進するとともに、蒸散した薬剤を前記揮散穴22を介して外部に揮散できるように構成されている。
前記ヒータ102の前記加熱部104は、図4に示したように、その下縁が前記空気取入口42,42の下段のスリット41より低くなるように配置されている。これにより、前記空気取入口42,42の各スリット41,・・・は、前記加熱部104が設けられた高さ位置Lと、前記揮散穴22が設けられた高さ位置Hとの間に配置されるように構成されている。また、前記スライド板45に設けられた前記延出部62,62の前記対向面65,65が前記各空気取入口42,42を覆った状態では、図6に示したように、当該対向面65,65が、前記空気取入口42,42と前記加熱部104との間に配置された邪魔板を構成するように設定されている。
前記支持部材103には、前記ヒータ102の電極111,111が設けられており、該電極111,111は、接続線112,112を介して制御基板113に接続されている。該制御基板113は、前記挟持板92の裏面に沿って固定されており、当該制御基板113の下部には、家庭用のACコンセントに差し込まれる前記コンセントプラグ72,72が設けられている。
また、この制御基板113には、前記ACコンセントから供給された電源で発光する発光体としての発光ダイオード121,122が一対接続されており、各発光ダイオード121,122は、前記円形膨出部91の両脇に設けられたリブ123,123に係止された状態で固定されている。これにより、前記両発光ダイオード121,122が、前記支柱101及び前記ヒータ102より前カバー12側に配置されるように構成されている。
また、前記円形膨出部91の側部には、サブ基板131が設けられており、該サブ基板131は、前記制御基板113に接続されている。該サブ基板131には、スイッチ132が設けられており、該スイッチ132に設けられた操作部133は、図2に示したように、前記後カバー11に設けられたスイッチ穴124を介して、当該後カバー11の側部に突出するように構成されている。
前記円形膨出部91に設けられた各リブ123,123の端部には、図5及び図6に示すように、上下に延在する円筒部141,141が形成されており、該円筒部141,141は、前記段差面83,83に突設されるとともに該段差面83,83を貫通して下方に開口するように構成されている。これにより、前記段差面83の下方から挿入された固定用のタッピンねじ35,35を前記円筒部141,141に螺入できるように構成されている。
前記前カバー12は、図2及び図9に示すように、前記内部構成体13と同様に光を透過する透光性を有した半透明の樹脂で形成されており、該前カバー12は、縦長の楕円形状に形成されている。この前カバー12の前面は、緩やかに湾曲した凹凸の無い平坦面で構成されており、その周縁部には、凸条部151が全周に渡って形成されている。これにより、この凸条部151の内側は、フィルム等の貼着物を貼着可能な貼着面152を構成している。
前記前カバー12の上部には、後方に延出した上部支持片161,161が設けられており、両上部支持片161,161には、係止穴162,162が設けられている。この上部支持片161,161の前記係止穴162,162には、前記後カバー11に突設された前記係止ピン31,31が挿入された状態で係止されるよう構成されており(図2参照)、当該前カバー12の上部を前記後カバー11に固定できるように構成されている。
この前カバー12の下部中央には、突出部171が突設されており、該突出部171は、図3に示したように、前記薬剤瓶3の前記瓶本体95に設けられた凸部172を下方から支持し、当該薬剤瓶3の不用意な離脱を防止できるように構成されている。前記突出部171の両脇には、図9に示したように、前記後カバー11側へ向けて延出する延出片173,173が設けられており、両延出片173,173は、断面L字状に形成されている。各延出片173,173には、円形の延出片挿通穴174,174が設けられており、固定用のタッピンねじ35,35を挿通できるように構成されている。
そして、図3及び図10から図11に示すように、前記後カバー11に設けられた前記下部リブ33,33上には、前記前カバー12に設けられた前記延出片173,173を載置した状態で支持できるように構成されており、前記前カバー12に設けられた前記延出片173,173上には、前記内部構成体13に設けられた段差面83,83を載置した状態で支持できるように構成されている。
これにより、前記後カバー11の前記下部リブ33,33及び前記前カバー12の前記延出片173,173に設けられたリブ挿通挿通穴34,34及び延出片挿通穴174,174を挿通するタッピンねじ35,35を、前記内部構成体13の前記段差面83,83に突設された円筒部141,141に螺入して、前記後カバー11の前記下部リブ33,33と前記内部構成体13の前記段差面83,83との間に前記前カバー12の前記延出片173,173を挟持した状態で、前記後カバー11と前記内部構成体13と前記前カバー12とを固定できるように構成されている。
この固定状態において、前記後カバー11と前記前カバー12と前記内部構成体13とを固定する固定位置191は、図3に示したように、前記各発光ダイオード121,122の下部であって、各発光ダイオード121,122の発光面より前記後カバー11側に設定されている。また、前記内部構成体13に設けられた前記各発光ダイオード121,122から前記前カバー12までの間は、空き空間192となるように構成されている。
一方、前記薬剤瓶3を保持する前記容器保持空間98は、図11に示したように、その天井部201の中央部が前記内部構成体13の前記中央板81で構成されており、その左右側部は、前記後カバー11の前記下部リブ33,33で構成されている。これにより、前記タッピンねじ35,35の挿通位置を構成する前記下部リブ33,33の前記リブ挿通穴34,34は、前記天井部201に配置されている。
以上の構成にかかる本実施の形態において、前記芳香器本体2を組み立てる際には、図6に示したように、前記後カバー11の前記上部リブ32,32と前記下部リブ33,33との間に、前記円形膨出部91を挿入するとともに、前記後カバー11の係止爪73を前記内部構成体13の凹部93に係合して、当該内部構成体13を前記後カバー11にセットする。このとき、前記後カバー11の前記下部リブ33,33を、前記内部構成体13の中央板81に前記段差面83と挟持板92との間に形成された間隙84,84に挿入して、前記後カバー11の前記下部リブ33,33上に前記内部構成体13の前記段差面83,83を配置すると、前記後カバー11の前記下部リブ33,33と前記内部構成体13の前記段差面83,83との間に隙間181が形成される。
そして、前記後カバー11に突設された係止ピン31,31を、前記前カバー12の上部支持片161,161に設けられた係止穴162,162に挿入するとともに、前記後カバー11の前記下部リブ33,33と前記内部構成体13の前記段差面83,83との間に形成された隙間181に、図3に示したように、前記前カバー12の前記延出片173,173を挿入する。すると、前記後カバー11の前記下部リブ33,33上に、前記前カバー12の前記延出片173,173と、前記内部構成体13の前記段差面83,83とが順に積層される。このとき、前記後カバー11の前記下部リブ33に設けられた前記リブ挿通穴34の中心と、前記前カバー12の前記延出片173に設けられた前記延出片挿通穴174の中心と、前記内部構成体13の前記段差面83に形成された前記円筒部141の中心とが一致する。
次に、タッピンねじ35,35を、当該芳香器本体2の下面から前記後カバー11の前記下部リブ33における前記リブ挿通穴34、及び前記前カバー12の前記延出片173,173に設けられた延出片挿通穴174,174に挿通し、当該タッピンねじ35,35を前記内部構成体13の前記円筒部141に螺入する。すると、前記後カバー11の前記下部リブ33,33と、前記内部構成体13の前記段差面83,83との間に、前記前カバー12の前記延出片173,173が挟持された状態で固定される。
このように、前記後カバー11の前記下部リブ33,33上に、前記前カバー12の前記延出片173,173と、前記内部構成体13の前記段差面83とを順に積層し、前記後カバー11の前記下部リブ33,33に設けられた前記リブ挿通穴34,34及び前記前カバー12の前記延出片173,173に設けられた前記延出片挿通穴174,174に前記タッピンねじ35,35を挿通するとともに、該タッピンねじ35,35を、前記内部構成体13の前記段差面83に形成された前記円筒部141に螺入するだけで、前記後カバー11の前記下部リブ33,33と前記内部構成体13の前記段差面83,83との間に前記前カバー12の前記延出片173,173を挟持した状態で、前記後カバー11と前記内部構成体13と前記前カバー12との三部材を同時に固定することができる。
このため、芳香器本体の構成部品を多数のネジで固定して組み立てなければならなかった従来と比較して、芳香器本体2を容易に組み立てることができる。
なお、この組立手順は、これに限定されるものでは無い。例えば、前記前カバー12の前記延出片173,173上に前記内部構成体13の前記段差面83,83を載置したものを、前記後カバー11の前記下部リブ33,33上に配置してネジ止めしても良い。
そして、前記芳香器本体2の下部には、薬剤瓶3が下方からセットされる下方開口状の容器保持空間98を設けられており、この容器保持空間98の天井部201の左右側部は、前記後カバー11の前記前記下部リブ33,33で構成されている。
このため、この下部リブ33,33に設けられたリブ挿通穴34,34を挿通して前記各部材11,12,13を固定する前記タッピンねじ35,35を、前記薬剤瓶3がセットされる使用時において、当該薬剤瓶3によって隠蔽することができる。これにより、前記タッピンねじ35,35が外部に露出する場合と比較して、外観品質を高めることができる。
さらに、前記前カバー12は、光を透過する透光性を有した樹脂で形成されており、その内側に配置される前記内部構成体13には、発光ダイオード121,122が設けられている。このため、前記前カバー12を前記発光ダイオード121,122からの光によって光らせることができる。これにより、当該芳香器1を照明として利用することができる。
そして、前記後カバー11と前記内部構成体13と前記前カバー12との固定位置191を、前記発光ダイオード121,122の発光面より前記後カバー11側に設定することにより、前記発光ダイオード121,122からの光を、前記固定位置191に設けられたタッピンねじ35,35等によって遮断すること無く、前記前カバー12に行き届かせることができる。
これにより、前記前カバー12を、明るく発光させることができる。
なお、本実施の形態では、芳香器1について説明したが、殺虫剤を拡散させる殺虫剤、防虫剤を拡散させる防虫器、消臭剤を拡散させる消臭器等にも使用できる。
本発明の一実施の形態を示す斜視図である。 同実施の形態の分解斜視図である。 同実施の形態の要部の断面図である。 同実施の形態の前カバーと内部構成体とスライド板とを外した状態を示す正面図である。 同実施の形態の前カバーと内部構成体と薬剤瓶とを外した状態を示す正面図である。 同実施の形態の前カバーを外した状態を示す正面図である。 同実施の形態の内部構成体を示す側面図である。 同実施の形態の内部構成体を示す平面図である。 同実施の形態の前カバーを示す斜視図である。 同実施の形態の芳香器本体を下方から見た分解斜視図である。 同実施の形態の芳香器本体の底面図である。
符号の説明
1 芳香器
2 芳香器本体
3 薬剤瓶
11 後カバー
12 前カバー
13 内部構成体
33 下部リブ
34 リブ挿通穴
35 タッピンねじ
96 吸上芯
98 容器保持空間
104 加熱部
121 発光ダイオード
122 発光ダイオード
173 延出片
174 延出片挿通穴
191 固定位置
201 天井部

Claims (3)

  1. 拡散器本体にセットされた容器体の吸上芯を加熱して該吸上芯で吸い上げられた薬剤を拡散する拡散器において、
    前記拡散器本体を、セットされた前記容器体の前記吸上芯を加熱する加熱部が設けられた内部構成体と、該内部構成体の裏側を覆う後カバーと、該後カバーの前側に取り付けられ、当該後カバーとの間に前記内部構成体を収容する前カバーとで構成する一方、
    前記前カバーに、前記後カバー側へ向けて延出する延出片を設け、該延出片上に配置された状態で当該延出片に支持される支持片を前記内部構成体に設けるとともに、該延出片を下方から支持する支持リブを前記後カバーの内側面に突設し、
    該後カバーの前記支持リブ及び前記前カバーの前記延出片に設けられた挿通穴を挿通するネジを、前記内部構成体の前記支持片に螺入して、前記後カバーの前記支持リブと前記内部構成体の前記支持片との間に前記前カバーの前記延出片を挟持した状態で、前記後カバーと前記内部構成体と前記前カバーとを固定したことを特徴とする拡散器。
  2. 前記拡散器本体の下部に、前記容器体が下方からセットされる下方開口状の容器保持空間を設けるとともに、前記容器保持空間の天井部の少なくとも一部を、前記後カバーの前記支持リブで構成したことを特徴とした請求項1記載の拡散器。
  3. 前記前カバーを、光を透過する透光性を有した部材で構成するとともに、前記内部構成体に発光する発光体を設ける一方、
    前記後カバーと前記内部構成体と前記前カバーとの固定位置を、前記発光体より前記後カバー側に設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の拡散器。
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