JP4619692B2 - 電力変換装置および超電導電力貯蔵装置 - Google Patents

電力変換装置および超電導電力貯蔵装置 Download PDF

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Description

本発明は、電力変換装置および瞬低補償用の超電導電力貯蔵装置に関する。
従来の、電源系統に瞬低(瞬時電圧低下)が発生した場合に負荷に対して所要の電力を継続して供給する瞬低補償用超電導電力貯蔵装置(SMES)は、電磁エネルギーを貯蔵する超電導のSMESコイルと、SMESコイルが出力する直流電力を交流電力に変換し負荷に供給する電力変換装置とから構成される。超電導コイルは電流源であるため、電流形変換装置を適用することにより、回路構成を簡単にすることが可能である。
電流形変換装置として図23に示す直接多重化方式が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。本方式の場合、単位変換器1間に横流が発生するため、横流抑制用のインダクタンスと横流抑制制御機能が必要となる。また並列方式のため電流容量が大きくなるため、SMESコイルの冷却装置容量が増加し、システム全体のコストが増加する問題がある。更に電流容量の増加に伴い変換装置の損失が増大する点においても問題がある。
永井他、「多重空間ベクトル制御を適用した多重電流形変換器の開発」、平成10年、電学論D,118巻5号、pp.630〜636
従来のSMESにおける電力変換装置では横流が発生することから、横流の抑制のために横流抑制用のインダクタンスと横流抑制制御が必要であった。また横流抑制リアクトルを設置すると装置が大型化し、重量も大きくなる。更に横流抑制制御機能が必要となり、電力変換装置のコストアップを招くことになる。コストにおいては並列方式のためSMESコイルの電流容量の増大に伴う冷却装置のコストの抑制が必要であった。
本発明は、制御系が簡素かつ高性能で、SMESコイル、冷却装置、主回路の寸法、重量、容量、コストを大幅に低減することのできる電力変換装置および超電導電力貯蔵装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は電力変換装置であり、相互に直列接続され電流源に接続されて前記電流源から供給される直流電力を2段で3相交流電力の1相分に変換する複数の単位変換器と、前記各単位変換器の出力端にそれぞれ接続されたコンデンサと、3相交流電力の1相分に対応する前記2段のコンデンサにそれぞれ接続される巻線および対応する3相電源系統の1相に接続される巻線を有する3巻変圧器と、前記3相交流電源系統の電圧を検出する電圧検出装置と、前記各コンデンサの電圧を検出する電圧検出装置と、前記電源系統に瞬低が発生したことを検出した場合に、系統電流の固定値を用いたフィードフォワード制御とコンデンサ電圧制御とにより過渡時も安定にコンデンサ電圧を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、三相の各相を構成する2段の単位変換器の出力端コンデンサの電圧を加算して算出される三相コンデンサ電圧検出値を入力し、静止二相座標系の二軸成分である二相コンデンサ電圧信号に変換したのちDQ変換し結果としてコンデンサ電圧制御DQ電流指令値を出力するコンデンサ電圧制御装置と、前記コンデンサ電圧制御DQ電流指令値および前記固定値である系統電流フィードフォワード制御固定DQ電流指令値を加算して求めたDQ電流指令値に基づいてDQ二相電流指令を求め、さらに二相三相変換を行なって三相出力電流指令を出力する電流指令制御装置と、前記三相出力電流指令を入力し、三相U相の1段目単位変換器ゲート信号、U相2段目単位変換器ゲート信号、三相V相の1段目単位変換器ゲート信号、V相2段目単位変換器ゲート信号、三相W相の1段目単位変換器ゲート信号、W相2段目単位変換器ゲート信号を前記各単位変換器に対して出力するPWM制御装置と、を有し、前記電源系統の瞬低中に所定の時間の間、所要の電力を負荷に対して安定に供給する瞬低補償制御機能を有することを特徴とする。
請求項2の発明は電力変換装置であり、相互に直列接続され電流源に接続されて前記電流源から供給される直流電力を2段で3相交流電力の1相分に変換する複数の単位変換器と、前記各単位変換器の出力端にそれぞれ接続されたコンデンサと、3相交流電力の1相分に対応する前記2段のコンデンサにそれぞれ接続される巻線および対応する3相電源系統の1相に接続される巻線を有する3巻変圧器と、前記3相交流電源系統の電圧を検出する電圧検出装置と、前記各コンデンサの電圧を検出する電圧検出装置と、前記電源系統に瞬低が発生したことを検出した場合に、系統電流の固定値を用いたフィードフォワード制御とコンデンサ電圧制御とにより過渡時も安定にコンデンサ電圧を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、三相の各相を構成する2段の単位変換器の出力端コンデンサの電圧を加算して算出される三相コンデンサ電圧検出値を入力し、模擬系統電流制御の結果としてPID制御出力DQ電流指令値を出力する模擬系統電流制御装置と、前記PID制御出力DQ電流指令値および前記固定値である系統電流フィードフォワード制御固定DQ電流指令値を入力し、三相出力電流指令を出力する電流指令制御装置と、前記三相出力電流指令を入力し、U相1段目単位変換器ゲート信号、U相2段目単位変換器ゲート信号、V相1段目単位変換器ゲート信号、V相2段目単位変換器ゲート信号、W相1段目単位変換器ゲート信号、W相2段目単位変換器ゲート信号を前記各単位変換器に対して出力するPWM制御装置と、を有し前記電源系統の瞬低中に所定の時間の間、所要の電力を負荷に対して安定に供給する瞬低補償制御機能を有することを特徴とする。
本発明によれば、制御系が簡素かつ高性能で、SMESコイル、冷却装置、主回路の寸法、重量、容量、コストを大幅に低減することのできる電力変換装置および超電導電力貯蔵装置を提供することができる。
(第1の実施の形態)
(構成)
図1に本発明の第1の実施の形態の電力変換装置101の構成を示す。
負荷111は、系統連系装置110を介して、電源系統109に接続されている。系統連系装置110と負荷111の間に電力変換装置101が接続されている。
電力変換装置101は、相互に直列接続され直流電力を交流電力に変換する複数の単位変換器102と、単位変換器102の出力端に接続されたコンデンサ103と、コンデンサ103と電源系統109とを接続する変圧器104と、系統電圧を検出する電圧検出装置106と、コンデンサ103の電圧を検出する電圧検出装置107と、電源系統109に瞬低が発生したことを検出した場合に系統連系装置110を高速に遮断すると共に各単位変換器102のコンデンサ電圧を瞬低前の値に制御するコンデンサ電圧制御と系統電流の固定値を用いたフィードフォワード制御により過渡中も安定に負荷111に対して電力を供給する制御装置105とを備えている。
単位変換器102は、互いに直列接続されている。直列接続された両端の単位変換器102は、電流源(SMESコイル)108の両端にそれぞれ接続される。単位変換器102の出力端子間には、コンデンサ103が接続されている。コンデンサ103は、変圧器104の2次側端子に接続されている。各変圧器104の1次側の一方の端子は電源系統109の各相の電源ラインに接続され、他の端子は他の変圧器104の一方の端子と互いに接続されている。
(作用)
制御装置105は、電圧検出装置106を介して系統電圧を検出すると共に、電圧検出装置107を介して各単位変換器102の出力端のコンデンサ103の電圧を検出する。
制御装置105は、検出した系統電圧信号から算出した系統電圧振幅が、基準値より小さい場合は、電源系統109に瞬低が発生したと判断し、系統連系装置110を開放し、電源系統109を遮断する。
制御装置105は、瞬低発生直前のコンデンサ103の電圧検出値を基準として、コンデンサ103の電圧を制御する。
また制御装置105は、系統電流の固定値を用いたフィードフォワード制御により過渡応答性能を改善する。
この結果、電力変換装置101は、電源系統109に瞬低が発生した場合、所定の時間の間、負荷111に対して安定に電力供給を継続し、瞬低補償制御を行う。
(効果)
本実施の形態の電力変換装置によれば、大容量化のため複数の単位変換器102を互いに直列接続することにより、電流源108を構成するSMESコイルの直流電圧を大きく直流電流を小さくすることが可能となる。これにより従来の並列方式のSMES用電力変換器で必要であった横流抑制リアクトルと制御が不要となり、電力変換器102の寸法、重量、コストを低減することができる。また直流電流容量が低減するためSMESコイルと冷却装置の電流容量とコストを低減することができる。
更に、系統電流の固定値を用いたフィードフォワード制御により、過渡応答性能を改善することが可能となり、系統連系装置110のOFF時に系統に過電流が流れたり、負荷電圧が低下する問題を解決し、低コストで高性能な瞬低補償用SMES電力変換装置を提供することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図2と図3を参照して説明する。
(構成)
図2は本実施の形態の電力変換装置201の構成を示す回路図である。
負荷111は、系統連系装置110を介して、電源系統109に接続されている。系統連系装置110と負荷111の間に電力変換装置201が接続されている。電力変換装置201は、単位変換器202と、コンデンサ203と、三巻変圧器204と、制御装置205とを備えている。
この実施の形態では、6台の単位変換器202を互いに直列接続して電力変換装置201を構成している。直列接続された両端の単位変換器202は、電流源108の両端にそれぞれ接続されている。単位変換器202の出力端子間には、コンデンサ203が接続されている。コンデンサ203は、三巻変圧器204の2次側の巻線に接続されている。三巻変圧器204の1次側の一方の端子は、電源系統109の各相の電源ラインに接続され、他の端子は他の三巻変圧器204の他方の端子と互いに接続されている。
図3に単位変換器202の構成を示す。単位変換器202は、単相ブリッジの構成である。各アームは、1組の逆阻止用のダイオード301と1組のスイッチング素子302からなる。この単位変換器202は、一般的な単相ブリッジと汎用の素子を使用することにより低コストな電力変換器となっている。
(作用)
制御装置205は、電圧検出装置206を介して系統電圧を検出すると共に、電圧検出装置207を介して各単位変換器202の出力端のコンデンサ203の電圧を検出する。
制御装置205は、検出した系統電圧信号から算出した系統電圧振幅が、基準値より小さい場合は、電源系統109に瞬低が発生したと判断し、系統連系装置110をOFFし、電源系統109を遮断する。
電源系統109に瞬低が発生した場合は、瞬低発生直前のコンデンサ203の電圧検出値を保持し、これを基準としてコンデンサ203の電圧を制御する。
また制御装置205は、系統電流の固定値を用いたフィードフォワード制御により過渡応答性能を改善する。
これにより、電力変換装置201は、瞬低期間中、負荷111に対し安定に電力供給を継続する。この結果、電力変換装置201は、電源系統109に瞬低が発生した場合、所定の時間の間、負荷111に対して安定に電力供給を継続し、瞬低補償制御を行う。
(効果)
本実施の形態の電力変換装置によれば、複数の単相ブリッジ回路を使用することにより、容易にSMES用電力変換装置を構成できる。その結果、低コストな電力変換装置を構築できると共に、システムの信頼性を改善することができる。また直流電流容量が低減するためSMESコイルと冷却装置の電流容量とコストを低減することができる。
更に、系統電流の固定値を用いたフィードフォワード制御により、過渡応答性能を改善することが可能となり、系統連系装置110のOFF時に系統に過電流が流れたり、負荷電圧が低下する問題を解決し、低コストで高性能な瞬低補償用SMES電力変換装置を提供することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を図4から図7を参照して説明する。本実施の形態は、前記第2の実施の形態(図2)における制御装置205に関する。
(構成)
本実施の形態における制御装置205は、図4に示すように、コンデンサ電圧制御装置601と、電流指令制御装置602と、PWM制御装置603とから構成されている。
コンデンサ電圧制御装置601は、図5に示すように、三相二相変換手段701a,701bと、コンデンサ電圧振幅検出手段702と、コンデンサ電圧振幅制御手段703と、1次遅れフィルタ723と、コンデンサ電圧位相検出手段704と、コンデンサ電圧位相制御手段705と、コンデンサ電圧指令生成手段706と、二相DQ変換手段707a,707bと、減算手段708と、PI制御手段709とを備えている。
電流指令制御装置602は、図6に示すように、加算手段800と、リミッタ手段801と、ベクトル・リミット手段802と、最小ONパルス幅制御手段803と、DQ二相変換手段804と、二相三相変換手段805とを備えている。
図7に1相当りのPWM制御装置603の構成を示す。PWM制御装置603は、1段目変換器PWM制御装置901と、2段目変換器PWM制御装置902とから構成されている。1段目変換器PWM制御装置901および2段目変換器PWM制御装置902はそれぞれ、PWM信号発生器903と、NOT回路904と、極性反転回路905とから構成されている。
(作用)
図4に示すように、制御装置205のコンデンサ電圧制御装置601は、三相コンデンサ電圧検出値604を入力し、コンデンサ電圧制御の結果としてコンデンサ電圧制御DQ電流指令値605を出力する。ここで、三相コンデンサ電圧検出値604は、各相を構成する2段の単位変換器の出力端コンデンサの電圧を加算して算出される三相電圧である。
電流指令制御装置602は、コンデンサ電圧制御DQ電流指令値605と系統電流フィードフォワード制御固定DQ電流指令値606を入力し、三相出力電流指令607を出力する。
PWM制御装置603は、三相出力電流指令607を入力し、U相1段目単位変換器ゲート信号608、U相2段目単位変換器ゲート信号609、V相1段目単位変換器ゲート信号610、V相2段目単位変換器ゲート信号611、W相1段目単位変換器ゲート信号612、W相2段目単位変換器ゲート信号613を各単位変換器202に対して出力する。
図5に示すように、コンデンサ電圧制御装置601の三相二相変換手段701aは、三相コンデンサ電圧検出値604を入力し、静止二相座標系の二軸成分である二相コンデンサ電圧信号711に変換する。
コンデンサ電圧振幅検出手段702は、二相コンデンサ電圧信号711を入力し、二乗和の正の平方根をコンデンサ電圧振幅712として出力する。
コンデンサ電圧振幅制御手段703は、コンデンサ電圧振幅712と、瞬低発生信号722とを入力し、瞬低が発生した場合に瞬低発生直前のコンデンサ電圧振幅712をコンデンサ電圧振幅指令値713として保持する。
1次遅れフィルタ723は、コンデンサ電圧振幅指令値713を入力し、コンデンサ電圧振幅指令値713の高周波リプル成分を除去し、コンデンサ電圧振幅指令フィルタ出力値724を出力する。
コンデンサ電圧位相検出手段704は、二相コンデンサ電圧信号711を入力し、コンデンサ電圧位相信号714を算出し出力する。
コンデンサ電圧位相制御手段705は、コンデンサ電圧位相信号714と瞬低発生信号722とを入力し、瞬低が発生した場合は、瞬低発生直前のコンデンサ電圧位相信号714をコンデンサ電圧位相指令値715の基準値として保持し、系統電圧の定格周波数で位相を進め、コンデンサ電圧位相指令値715を出力する。
コンデンサ電圧指令生成手段706は、コンデンサ電圧振幅指令フィルタ出力値724とコンデンサ電圧位相指令値715とを入力し、三相コンデンサ電圧指令値716を出力する。
三相二相変換手段701bは、三相コンデンサ電圧指令値716を入力し、静止二相成分の二相コンデンサ電圧指令値717を出力する。
二相DQ変換手段707aは、二相コンデンサ電圧指令値717を入力しDQ変換してDQコンデンサ電圧指令値718を出力する。なお、DQ変換は、静止座標系の成分を系統電圧と同一周波数で回転する回転座標系へ変換する座標変換である。
二相DQ変換手段707bは、二相コンデンサ電圧信号711とコンデンサ電圧位相指令値715とを入力し二相コンデンサ電圧信号711をDQ変換してDQコンデンサ電圧検出値719を出力する。
減算算手段708は、DQコンデンサ電圧指令値718から、DQコンデンサ電圧検出値719を減算することにより、DQコンデンサ電圧偏差720を算出する。
PI制御手段709はDQコンデンサ電圧偏差720を入力し、PI(積および積分)制御の結果として、コンデンサ電圧制御DQ電流指令値605を出力する。
図6に示すように、電流指令制御装置602の加算手段800は、コンデンサ電圧制御DQ電流指令値605と系統電流フィードフォワード制御固定DQ電流指令値606を加算してDQ電流指令値806を出力する。
リミッタ手段801は、DQ電流指令値806を入力し、D軸電流指令値とQ軸電流指令値との絶対値が、それぞれのリミット値を超えた場合は、DQ軸電流指令値を所定のリミット値に制限したリミットDQ電流指令807を出力する。
ベクトル・リミット手段802は、リミットDQ電流指令807を入力し、D軸とQ軸のリミット電流指令から構成される電流ベクトルの振幅が規定値を超えた場合は、電流ベクトルの振幅が規定値になるように、D軸とQ軸のリミット電流指令を変換し、ベクトル・リミットDQ電流指令808を出力する。
最小ONパルス幅制御手段803は、ベクトル・リミットDQ電流指令808を入力し、この電流指令を用いたPWM制御の結果、電力変換器を構成する素子により規定される最小ONパルス幅より短いPWMパルスが発生しないように、ベクトル・リミットDQ電流指令値を制限した値である最小ONパルス幅制御DQ電流指令809を出力する。
DQ二相変換手段804は、最小ONパルス幅制御DQ電流指令809と、コンデンサ電圧位相指令値715とを入力し、二相電流指令810を出力する。
二相三相変換手段805は、二相電流指令810を入力し、二相三相変換を行ない三相出力電流指令607を出力する。
図7に示されている1段目変換器PWM制御装置901のPWM信号発生器903は、三相出力電流指令607の一相当りの電流指令信号と、キャリヤ信号906を入力し、三相出力電流指令607の一相当りの電流指令信号がキャリヤ信号906より大きければスイッチング素子をONするPWM信号を出力し、そうでなければ、スイッチング素子をOFFするPWM信号を出力する。発生したPWM信号は、NOT回路904を介して、単相ブリッジ回路の上アームを構成するスイッチング素子のゲート信号907と908として出力される。
単相ブリッジ回路の下側アームを構成するスイッチング素子に対するPWM制御は、1相分の電流指令信号607を極性反転回路905により反転させた電流指令信号を用いて行なわれる。反転された電流指令信号とキャリヤ信号906によりPWM制御され、単相ブリッジ回路の下アームを構成するスイッチング素子に対するゲート信号が出力される。
2段目の単位変換器に対するPWM制御は、1段目の単位変換器に対するPWM制御において、キャリヤ信号の位相を90°ずらすことにより実現する。1段目と2段目の単位変換器に対するPWM制御キャリヤ信号906と911の間に90°の位相差を設けることによって、発生する高調波を抑制することができる。
他相のPWM制御は、他の相の電流指令信号607を用いて、同様に実現する。
上記の制御の結果、各単位変換器の出力端フィルタコンデンサ電圧を系統が瞬低する直前の電圧に制御することができる。本制御により電源系統瞬低時に負荷111に対して所要の電力補償を実現することが可能となる。
(効果)
本実施の形態の電力変換装置によれば、従来の三角波比較PWM制御を使用することができる。その結果、制御系のコストを抑制することができ、低コストな電力変換装置を提供することができる。また直流電流容量が低減するためSMESコイルと冷却装置の電流容量とコストを低減することができる。
更に、系統電流の固定値を用いたフィードフォワード制御により、過渡応答性能を改善することが可能となり、系統連系装置110のOFF時に系統に過電流が流れたり、負荷電圧が低下する問題を解決し、低コストで高性能な瞬低補償用SMES電力変換装置を提供することができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態を図8から図10を参照して説明する。本実施の形態も図2に示した制御装置205に関する。
(構成)
本実施の形態における制御装置205は、図8に示すように、模擬系統電流制御装置1001と、電流指令制御装置1002と、PWM制御装置603から構成されている。
模擬系統電流制御装置1001は、図9に示すように、線間相変換手段1101と、三相二相変換手段1102a,1102bと、コンデンサ電圧振幅検出手段1103と、コンデンサ電圧振幅制御手段1104と、1次遅れフィルタ1127と、コンデンサ電圧位相検出手段1105と、コンデンサ電圧位相制御手段1106と、模擬系統三相電圧生成手段1107と、二相DQ変換手段1108a,1108bと、減算手段1109と、模擬系統電流算出手段1110と、PID制御手段1111とを備えている。
模擬系統電流算出手段1110は、図10に示すように、減算器1201a,1201bと、除算器1202と、乗算器1203a,1203bと、積分器1204と、遅れ要素1205とを備えている。
(作用)
図8に示すように、制御装置205の模擬系統電流制御装置1001は、三相コンデンサ電圧検出値604を入力し、模擬系統電流制御の結果としてPID制御出力DQ電流指令値1005を出力する。ここで、三相コンデンサ電圧検出値604は、各単位変換器202の出力コンデンサ電圧のうち、同種の相間のコンデンサ電圧を互いに加算した値である。
電流指令制御装置1002は、PID制御出力DQ電流指令値1005と系統電流フィードフォワード制御固定DQ電流指令値606を入力し、三相出力電流指令607を出力する。
PWM制御装置603は、三相出力電流指令607を入力し、U相1段目単位変換器ゲート信号608、U相2段目単位変換器ゲート信号609、V相1段目単位変換器ゲート信号610、V相2段目単位変換器ゲート信号611、W相1段目単位変換器ゲート信号612、W相2段目単位変換器ゲート信号613を各単位変換器202に対して出力する。
図9に示すように、模擬系統電流制御装置1001の線間相変換手段1101は、三相コンデンサ電圧検出値604を入力し、相電圧に変換し、三相コンデンサ電圧相電圧換算値1113を出力する。
三相二相変換手段1102aは、三相コンデンサ電圧相電圧換算値1113を入力し、静止二相座標系の二軸成分である二相コンデンサ電圧信号1114に変換し出力する。
コンデンサ電圧振幅検出手段1103は、二相コンデンサ電圧信号1114を入力し、その二乗和の正の平方根をコンデンサ電圧振幅1115として出力する。
コンデンサ電圧振幅制御手段1104は、コンデンサ電圧振幅1115と、瞬低発生信号722とを入力し、瞬低が発生した場合は瞬低発生直前のコンデンサ電圧振幅1115をコンデンサ電圧振幅指令値1117として保持し出力する。
1次遅れフィルタ1127は、コンデンサ電圧振幅指令値1117を入力し、高周波リプルを除去したコンデンサ電圧振幅指令フィルタ出力値1128を出力する。
コンデンサ電圧位相検出手段1105は、二相コンデンサ電圧信号1114を入力し、コンデンサ電圧位相信号1118を算出し出力する。
コンデンサ電圧位相制御手段1106は、コンデンサ電圧位相信号1118と瞬低発生信号722とを入力し、瞬低が発生した場合は、瞬低発生直前のコンデンサ電圧位相信号1118をコンデンサ電圧位相指令値の基準値として保持し、系統電圧の定格周波数で位相を進め、コンデンサ電圧位相指令値1119を出力する。
模擬系統三相電圧生成手段1107は、コンデンサ電圧振幅指令フィルタ出力値1128とコンデンサ電圧位相指令値1119とを入力し、模擬系統電源三相電圧指令値1120を出力する。
三相二相変換手段1102bは、模擬系統電源三相電圧指令値1120を入力し、静止二相成分の模擬系統電源二相電圧指令値1121を出力する。
二相DQ変換手段1108aは、模擬系統電源二相電圧指令値1121とコンデンサ電圧位相指令値1119とを入力し模擬系統電源二相電圧指令値1121をDQ変換して模擬系統電源DQ電圧1222を出力する。
二相DQ変換手段1108bは、二相コンデンサ電圧信号1114とコンデンサ電圧位相指令値1119を入力し二相コンデンサ電圧信号1114をDQ変換してコンデンサDQ電圧検出値1123を出力する。
減算手段1109は、模擬系統電源DQ電圧1122から、コンデンサDQ電圧検出値1123を減算することにより、模擬系統DQ電圧1124を算出する。
模擬系統電流算出手段1110は、模擬系統DQ電圧1124から模擬系統電流偏差1125を算出し、出力する。
PID制御手段1111は、模擬系統電流偏差1125を入力し、PID制御(積、積分および微分)の結果として、PID制御出力DQ電流指令値1005を出力する。
図10に示すように、模擬系統電流算出手段1110の減算器1201aは、模擬系統DQ電圧1124から、遅れ要素1205により保持された前回の模擬系統電流計算値1206に電源系統の抵抗値1207を乗算して算出した電源系統の抵抗による電圧降下1208を減算することにより、電源系統のインダクタンスによる電圧降下1209を算出する。
除算器1202は、電源系統のインダクタンスによる電圧降下1209を電源系統のインダクタンス値1210で除算することにより、電源系統のインダクタンスによる電圧降下を電源系統のインダクタンスで除算した値1211を算出する。
乗算器1203bは、電源系統のインダクタンスによる電圧降下を電源系統のインダクタンスで除算した値1211にサンプリング時間1212を乗算するこよにより、電源系統の電流変化量1213を算出する。
積分器1204は、電源系統の電流変化量1213を積分することにより、電源系統の電流計算値1214を算出する。
減算器1201bは、電源系統の電流指令値1215から電源系統の電流計算値1214を減算することにより模擬系統電流偏差1125を出力する。電源系統の電流指令値1215をゼロに設定することにより、模擬系統電流をゼロに制御するようにコンデンサ電圧を制御する。
(効果)
本実施の形態の電力変換装置によれば、高圧系統に接続する高耐圧の電流検出器を使用する必要がなく、またコンデンサ電圧制御系を容易に構成できるので、低コストである。さらに、単相ブリッジ変換器を多重化するので、容易に高調波を低減することができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態を図11と図12を参照して説明する。
(構成)
図11は本実施の形態の電力変換装置401の構成を示す回路図である。
負荷111は、系統連系装置110を介して、電源系統109に接続されている。系統連系装置110と負荷111の間に電力変換装置401が接続されている。
電力変換装置401は、単位変換器402と、コンデンサ403と、1次側Y結線、2次側千鳥結線・15°位相差の変圧器404と、千鳥結線・15°位相差のバランス・リアクトル405と、系統電圧を検出する電圧検出装置406と、コンデンサ電圧を検出する電圧検出装置406と、制御装置408とを備えている。
4台の単位変換器402は互いに直列接続され、両端の単位変換器は、電流源108の両端にそれぞれ接続されている。単位変換器402の出力端子間には、コンデンサ403が接続されている。コンデンサ403は、変圧器404の2次側の線間に接続されている。
変圧器404の1次側の各相の端子は、電源系統109の各相の電源ラインに接続されている。バランス・リアクトル405は、コンデンサ403と変圧器404との間に接続されている。このリアクトルは、コンデンサ403と変圧器404の漏れインダクタンスとの間で発生する共振電流を抑制するために設けられている。
図12に単位変換器402の構成を示す。単位変換器402は、三相ブリッジ回路の構成である。各アームは、1組の逆阻止用のダイオード501と1組のスイッチング素子502から構成されている。この単位変換器402は、一般的な三相ブリッジ回路と汎用素子を使用することにより低コストな電力変換器となっている。
(作用)
電源系統109が瞬低した場合、系統連系装置110が開放される。系統連系装置110が開放されると、電力変換装置401は、所要の期間、負荷111に対し電力供給を行う。これにより負荷に対する瞬低補償を実現する。
制御装置408は、電圧検出装置406を介して系統電圧を検出し、電圧検出装置407を介して各単位変換器の出力端のコンデンサ403の電圧を検出する。
制御装置408は、検出した系統電圧信号から算出した系統電圧振幅が、基準値より小さい場合は、系統に瞬低が発生したと判断し、系統連系装置110をOFFし、電源系統109を遮断する。
電源系統109に瞬低が発生し、系統連系装置110が開放された場合は、瞬低発生直前のコンデンサ403の電圧検出値を保持し、これを基準としてコンデンサ403の電圧を制御する。これにより、所定の期間、負荷111への電力供給を継続する。この結果、電源系統109の瞬低による負荷111への電力供給杜絶を補償する。
(効果)
本実施の形態の電力変換装置によれば、三相ブリッジを使用するので、大容量変換器システムを容易に構成することができる。また、スイッチング素子502の通電期間が120度であり損失が小さいため、冷却装置のコストを低減することができる。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態を図13から図22を参照して説明する。本実施の形態は、前記第5の実施の形態(図11)の電力変換装置401の制御装置408に関する。
(構成)
制御装置408は、図13に示すように、コンデンサ電圧制御装置601と、電流指令制御装置1303と、パルス制御装置1304から構成されている。
電流指令制御装置1303は、図14に示すように、加算手段800と、リミッタ手段801と、ベクトル・リミット手段802と、最小ONパルス幅制御手段803と、DQ二相変換手段804と、三相電流指令ベクトル振幅演算手段1301とを備えている。
電流指令制御装置1303の構成は、図6に示した第3の実施の形態における電流指令制御装置602の構成において、二相三相変換手段805とその出力である三相出力電流指令607を、三相電流指令ベクトル振幅演算手段1301と、その出力である三相電流指令ベクトル振幅1302に置き換えた構成である。
図15に本実施の形態におけるパルス制御装置1304の構成を示す。本実施の形態では、電力変換器主回路を4段の単位変換器402の三相ブリッジ回路で構成するので、パルス制御装置1304は、1段目単位変換器用パルス制御装置1401と、2段目単位変換器用パルス制御装置1402と、3段目単位変換器用パルス制御装置1403と、4段目単位変換器用パルス制御装置1404とから構成される。
(作用)
図14に示した電流指令制御装置1303の三相電流指令ベクトル振幅演算手段1301は、入力した二相電流指令810の各指令値の二乗和の正の平方根を演算し三相電流指令ベクトル振幅1302として出力する。
図15に示した各段の単位変換器の制御装置は、互いに所定の位相差を設定する以外は、パルス制御方式は同一である。各パルス制御装置1401,1402,1403,1404は、パルス制御の結果、各段の単位変換器402を構成するスイッチング素子502に対するゲート信号として、1段目単位変換器ゲート信号1405、2段目単位変換器ゲート信号1406、3段目単位変換器ゲート信号1407、及び4段目単位変換器ゲート信号1408を出力する。
各段の単位変換器用パルス制御装置1401,1402,1403,1404は、コンデンサ電圧位相指令値715を入力し、図16に示すように、30[°]毎に三角波を発生しキャリヤ信号1501を生成する。
また各段の単位変換器用パルス制御装置1401,1402,1403,1404は、三相電流指令ベクトル振幅1302を入力し、キャリヤ信号1501と大きさを比較する。もし三相電流指令ベクトル振幅1302がキャリヤ信号1501より大きければ、パルス高が1のPWMパルス1601を発生する(図17)。
一方、三相電流指令ベクトル振幅1302に0〜1の範囲の値を換算係数として乗算することにより、三相電流ベクトル振幅ゲイン乗算値1602を生成する。そしてこの三相電流ベクトル振幅ゲイン乗算値1602とキャリヤ信号1501とを比較する。もし三相電流ベクトル振幅ゲイン乗算値1602がキャリヤ信号1501より大きければ、パルス高が1のPWMパルス1603を発生する。
図18,19,20,21にスイッチング素子502の導通信号を示す。1段目単位変換器402の各アームU,V,W、X,Y,Zに対する導通信号は、図18に示すAu(1),Av(1),Aw(1),Ax(1),Ay(1),Az(1)である。
2段目単位変換器402の各アームU,V,W、X,Y,Zに対する導通信号は、図19に示すAu(2),Av(2),Aw(2),Ax(2),Ay(2),Az(2)である。
3段目単位変換器402の各アームU,V,W、X,Y,Zに対する導通信号は、図20に示すAu(3),Av(3),Aw(3),Ax(3),Ay(3),Az(3)である。
4段目単位変換器402の各アームU,V,W、X,Y,Zに対する導通信号は、図21に示すAu(4),Av(4),Aw(4),Ax(4),Ay(4),Az(4)である。
図17に示したPWMパルス1601とPWMパルス1603をそれぞれP、Pとし、各単位変換器402の各アームへのゲート信号をGu,Gv、Gw,Gx、Gy,Gzとすると、各ゲート信号は次式により演算し生成される。
Gu = (1.0−P1)・Au(1)+ P1・Au(2)+ P2・Au(3)+(P1−P2)・Au(4)
Gv = (1.0−P1)・Av(1)+ P1・Av(2)+ P2・Av(3)+(P1−P2)・Av(4)
Gw = (1.0−P1)・Aw(1)+ P1・Aw(2)+ P2・Aw(3)+(P1−P2)・Aw(4)
Gx = (1.0−P1)・Ax(1)+ P1・Ax(2)+ P2・Ax(3)+(P1−P2)・Ax(4)
Gy = (1.0−P1)・Ay(1)+ P1・Ay(2)+ P2・Ay(3)+(P1−P2)・Ay(4)
Gz = (1.0−P1)・Az(1)+ P1・Az(2)+ P2・Az(3)+(P1−P2)・Az(4)
図22に本実施の形態におけるゲート信号として1段目変換器U相に対するゲートパルスの例を示す。
(効果)
本実施の形態の電力変換装置によれば、三相ブリッジを使用するので、大容量の変換器システムを容易に構成することができる。コンデンサ電圧制御系を容易に構成できるので、低コストである。また、単相ブリッジ変換器を多重化するので、容易に高調波を低減することができる。
(第7の実施の形態)
(構成)
本実施の形態においては、各単位変換器のスイッチング素子のゲート制御を行う制御装置を、図8に示した第4の実施の形態における制御装置205の模擬系統電流制御装置1001と、図14および図15に示した第6の実施の形態における電流指令制御装置1303およびパルス制御装置1304とから構成する。
(作用)
電流指令制御装置1303は、PID制御出力DQ電流指令値1005を入力し、第6の実施の形態におけると同様の作用により、三相電流指令ベクトル振幅1302を出力する。
パルス制御装置1304は、第6の実施の形態と同様の作用により、各単位変換器に対してゲートパルスを出力する。
(効果)
本実施の形態の電力変換装置によれば、三相ブリッジを使用するので、大容量変換器システムを容易に構成できる。また各スイッチング素子の通電期間が120度であり損失が小さいため、冷却装置のコストを低減することができる。
本発明の第1の実施の形態の電力変換装置を示す回路図。 本発明の第2の実施の形態の電力変換装置を示す回路図。 本発明の第2の実施の形態の電力変換装置における単位変換器の構成を示す回路図。 本発明の第3の実施の形態における制御装置の構成および信号の流れを示すブロック図。 本発明の第3の実施の形態におけるコンデンサ電圧制御装置の構成および信号の流れを示すブロック図。 本発明の第3の実施の形態における電流指令制御装置の構成および信号の流れを示すブロック図。 本発明の第3の実施の形態におけるPWM制御装置の構成および信号の流れを示すブロック図(1相当り)。 本発明の第4の実施の形態における制御装置の構成および信号の流れを示すブロック図。 本発明の第4の実施の形態における模擬系統電流制御装置の構成および信号の流れを示すブロック図。 本発明の第4の実施の形態における模擬系統電流算出手段の構成および信号の流れを示すブロック図。 本発明の第5の実施の形態の電力変換装置を示す回路図。 本発明の第5の実施の形態の電力変換装置における単位変換器の構成を示す回路図。 本発明の第6の実施の形態における制御装置の構成および信号の流れを示すブロック図。 本発明の第6の実施の形態における電流指令制御装置の構成および信号の流れを示すブロック図。 本発明の第6の実施の形態におけるパルス制御装置の構成および信号の流れを示すブロック図。 本発明の第6の実施の形態におけるキャリヤ信号発生動作を示すタイムチャート。 本発明の第6の実施の形態におけるPWM制御動作を示すタイムチャート。 本発明の第6の実施の形態におけるスイッチング素子の導通信号(1)を示すタイムチャート。 本発明の第6の実施の形態におけるスイッチング素子の導通信号(2)を示すタイムチャート。 本発明の第6の実施の形態におけるスイッチング素子の導通信号(3)を示すタイムチャート。 本発明の第6の実施の形態におけるスイッチング素子の導通信号(4)を示すタイムチャート。 本発明の第6の実施の形態におけるゲート信号を示すタイムチャート。 従来の電力変換装置の構成を示す回路図。
符号の説明
1…単位変換器、101…電力変換装置、102…単位変換器、103…コンデンサ、104…変圧器、105…制御装置、106…電圧検出装置、107…電圧検出装置、108…電流源、109…電源系統、110…系統連系装置、111…負荷、201…電力変換装置、202…単位変換器、203…コンデンサ、204…三巻変圧器、205…制御装置、206…電圧検出装置、207…電圧検出装置、301…ダイオード、302…スイッチング素子、401…電力変換装置、402…単位変換器、403…コンデンサ、404…変圧器、405…バランス・リアクトル、406…電圧検出装置、407…電圧検出装置、408…制御装置、501…ダイオード、502…スイッチング素子、601…コンデンサ電圧制御装置、602…電流指令制御装置、603…PWM制御装置、604…三相コンデンサ電圧検出値、605…コンデンサ電圧制御DQ電流指令値、606…系統電流フィードフォワード制御固定DQ電流指令値、607…三相出力電流指令、608…U相1段目単位変換器ゲート信号、609…U相2段目単位変換器ゲート信号、610…V相1段目単位変換器ゲート信号、611…V相2段目単位変換器ゲート信号、612…W相1段目単位変換器ゲート信号、613…W相2段目単位変換器ゲート信号、701a,701b…三相二相変換手段、702…コンデンサ電圧振幅検出手段、703…コンデンサ電圧振幅制御手段、704…コンデンサ電圧位相検出手段、705…コンデンサ電圧位相制御手段、706…コンデンサ電圧指令生成手段、707a,707b…二相DQ変換手段、708…減算手段、709…PI制御手段、711…二相コンデンサ電圧信号、712…コンデンサ電圧振幅、713…コンデンサ電圧振幅指令値、714…コンデンサ電圧位相信号、715…コンデンサ電圧位相指令値、716…三相コンデンサ電圧指令値、717…二相コンデンサ電圧指令値、718…DQコンデンサ電圧指令値、719…DQコンデンサ電圧検出値、720…DQコンデンサ電圧偏差、722…瞬低発生信号、723…1次遅れフィルタ、724…コンデンサ電圧振幅指令フィルタ出力値、800…加算手段、801…リミッタ手段、802…ベクトル・リミット手段、803…最小ONパルス幅制御手段、804…DQ二相変換手段、805…二相三相変換手段、806…DQ電流指令値、807…リミットDQ電流指令、808…ベクトル・リミットDQ電流指令、809…最小ONパルス幅制御DQ電流指令、810…二相電流指令、901…1段目変換器PWM制御装置、902…2段目変換器PWM制御装置、903…PWM信号発生器、904…NOT回路、905…極性反転回路、906…キャリヤ信号、907…1段目変換器Uアームゲート信号、908…1段目変換器Vアームゲート信号、909…1段目変換器Xアームゲート信号、910…1段目変換器Yアームゲート信号、911…キャリヤ信号、912…2段目変換器Uアームゲート信号、913…2段目変換器Vアームゲート信号、914…2段目変換器Xアームゲート信号、915…2段目変換器Yアームゲート信号、1001…模擬系統電流制御装置、1002…電流指令制御装置、1005…PID制御出力DQ電流指令値、1101…線間相変換手段、1102a,1102b…三相二相変換手段、1103…コンデンサ電圧振幅検出手段、1104…コンデンサ電圧振幅制御手段、1105…コンデンサ電圧位相検出手段、1106…コンデンサ電圧位相制御手段、1107…模擬系統三相電圧生成手段、1108a,1108b…二相DQ変換手段、1109…減算手段、1110…模擬系統電流算出手段、1111…PID制御手段、1113…三相コンデンサ電圧相電圧換算値、1114…二相コンデンサ電圧信号、1115…コンデンサ電圧振幅、1117…コンデンサ電圧振幅指令値、1118…コンデンサ電圧位相信号、1119…コンデンサ電圧位相指令値、1120…模擬系統電源三相電圧指令値、1121…模擬系統電源二相電圧指令値、1122…模擬系統電源DQ電圧、1123…コンデンサDQ電圧検出値、1124…模擬系統DQ電圧、1125…模擬系統電流偏差、1127…1次遅れフィルタ、1128…コンデンサ電圧振幅指令フィルタ出力値、1201a,1201b…減算器、1202…除算器、1203a,1203b…乗算器、1204…積分器、1205…遅れ要素、1206…前回の模擬系統電流計算値、1207…電源系統の抵抗値、1208…電源系統の抵抗による電圧降下、1209…電源系統のインダクタンスによる電圧降下、1210…電源系統のインダクタンス値、1211…電源系統のインダクタンスによる電圧降下を、電源系統のインダクタンスで除算した値、1212…サンプリング時間、1213…電源系統の電流変化量、1214…電源系統の電流計算値、1215…電源系統の電流指令値、1301…三相電流指令ベクトル振幅演算手段、1302…三相電流指令ベクトル振幅、1303…電流指令制御装置、1304…パルス制御装置、1401…1段目単位変換器用パルス制御装置、1402…2段目単位変換器用パルス制御装置、1403…3段目単位変換器用パルス制御装置、1404…4段目単位変換器用パルス制御装置、1405…1段目単位変換器ゲート信号、1406…2段目単位変換器ゲート信号、1407…3段目単位変換器ゲート信号、1408…4段目単位変換器ゲート信号、1501…キャリヤ信号、1601…PWMパルス、1602…三相電流ベクトル振幅ゲイン乗算値、1603…PWMパルス。

Claims (4)

  1. 相互に直列接続され電流源に接続されて前記電流源から供給される直流電力を2段で3相交流電力の1相分に変換する複数の単位変換器と、
    前記各単位変換器の出力端にそれぞれ接続されたコンデンサと、
    3相交流電力の1相分に対応する前記2段のコンデンサにそれぞれ接続される巻線および対応する3相電源系統の1相に接続される巻線を有する3巻変圧器と、
    前記3相交流電源系統の電圧を検出する電圧検出装置と、
    前記各コンデンサの電圧を検出する電圧検出装置と、
    前記電源系統に瞬低が発生したことを検出した場合に、系統電流の固定値を用いたフィードフォワード制御とコンデンサ電圧制御とにより過渡時も安定にコンデンサ電圧を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、三相の各相を構成する2段の単位変換器の出力端コンデンサの電圧を加算して算出される三相コンデンサ電圧検出値を入力し、静止二相座標系の二軸成分である二相コンデンサ電圧信号に変換したのちDQ変換し結果としてコンデンサ電圧制御DQ電流指令値を出力するコンデンサ電圧制御装置と、前記コンデンサ電圧制御DQ電流指令値および前記固定値である系統電流フィードフォワード制御固定DQ電流指令値を加算して求めたDQ電流指令値に基づいてDQ二相電流指令を求め、さらに二相三相変換を行なって三相出力電流指令を出力する電流指令制御装置と、前記三相出力電流指令を入力し、三相U相の1段目単位変換器ゲート信号、U相2段目単位変換器ゲート信号、三相V相の1段目単位変換器ゲート信号、V相2段目単位変換器ゲート信号、三相W相の1段目単位変換器ゲート信号、W相2段目単位変換器ゲート信号を前記各単位変換器に対して出力するPWM制御装置と、を有し、
    前記電源系統の瞬低中に所定の時間の間、所要の電力を負荷に対して安定に供給する瞬低補償制御機能を有することを特徴とする電力変換装置。
  2. 相互に直列接続され電流源に接続されて前記電流源から供給される直流電力を2段で3相交流電力の1相分に変換する複数の単位変換器と、
    前記各単位変換器の出力端にそれぞれ接続されたコンデンサと、
    3相交流電力の1相分に対応する前記2段のコンデンサにそれぞれ接続される巻線および対応する3相電源系統の1相に接続される巻線を有する3巻変圧器と、
    前記3相交流電源系統の電圧を検出する電圧検出装置と、
    前記各コンデンサの電圧を検出する電圧検出装置と、
    前記電源系統に瞬低が発生したことを検出した場合に、系統電流の固定値を用いたフィードフォワード制御とコンデンサ電圧制御とにより過渡時も安定にコンデンサ電圧を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、三相の各相を構成する2段の単位変換器の出力端コンデンサの電圧を加算して算出される三相コンデンサ電圧検出値を入力し、模擬系統電流制御の結果としてPID制御出力DQ電流指令値を出力する模擬系統電流制御装置と、前記PID制御出力DQ電流指令値および前記固定値である系統電流フィードフォワード制御固定DQ電流指令値を入力し、三相出力電流指令を出力する電流指令制御装置と、前記三相出力電流指令を入力し、U相1段目単位変換器ゲート信号、U相2段目単位変換器ゲート信号、V相1段目単位変換器ゲート信号、V相2段目単位変換器ゲート信号、W相1段目単位変換器ゲート信号、W相2段目単位変換器ゲート信号を前記各単位変換器に対して出力するPWM制御装置と、を有し
    前記電源系統の瞬低中に所定の時間の間、所要の電力を負荷に対して安定に供給する瞬低補償制御機能を有することを特徴とする電力変換装置。
  3. 前記単位変換器は単相ブリッジ回路または三相ブリッジ回路により構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに1項に記載の電力変換装置と、前記電流源としてのSMESコイルとを備えていることを特徴とする超電導電力貯蔵装置。
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