JP4617989B2 - 映像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばテレビジョン受像機等の映像表示装置、またはDVDプレーヤもしくはデジタルチューナを含むセットトップボックス等の映像処理装置に係り、特に、入力映像信号の輝度分布を検出して画質補正を行う構成を備えた映像処理装置に関する。
映像の表示を行う表示装置などに用いられるコントラスト感の改善を図る従来技術に関しては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1は、入力映像信号から輝度ヒストグラムを検出し、この輝度ヒストグラムにおける最小の区分範囲の分布量に応じて映像信号の最小値を補正して、黒近辺の階調を調整することを開示している。
特開2002−359754号公報
上記特許文献1は、1つの輝度領域の度数情報のみ(すなわち最小輝度領域の度数情報のみ)を用いて黒近辺の階調補正を行っており、この最小輝度領域よりも高い他の輝度領域の度数情報は考慮されていない。従って、特許文献1では、例えば検出された輝度ヒストグラムにおける最小輝度領域の度数が多く、かつその1つ上の輝度領域の度数が無い場合は、階調の補正量が少なくなるため、低輝度側における黒の引き締め効果が弱くなる可能性がある。すなわち、特許文献1に記載のものは、より細かな階調補正を行うことが困難となる。
階調補正、特に黒伸張処理(所定輝度以下の映像信号の輝度レベルを低下させて黒を引き伸ばすための階調補正処理)を行う場合は、複数の輝度領域の度数情報を用いることによって、補正したい階調領域における映像の特徴を詳細に解析することが好ましい。そして、そのような解析によって映像信号の特徴をより詳細に把握し、それに応じた適切な処理を行うことが好ましい。
本発明は、上記の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、より好適に黒伸張処理をして高画質な映像を表示することが可能な映像処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するための、本発明に係る映像処理装置は、少なくとも所定輝度以下における複数の輝度領域毎の度数を検出し、この複数の輝度領域毎の度数に応じて黒伸張処理における黒伸張範囲を制御することを特徴とするものである。ここで、黒伸張範囲とは、例えば映像信号の輝度レベルを制御、例えば低下する(ほぼ0にする)範囲とする。具体的には、1フィールドまたは1フレームの映像期間内おいて輝度信号における輝度ヒストグラムを検出する。そして検出された輝度ヒストグラムを基に、最も低輝度側の輝度領域の度数に応じて上記黒伸張範囲を定めるための補正量を算出し、次に1つ上の輝度領域の度数に応じて補正量をそれぞれ算出する。この処理を輝度領域毎に連続的に行うことにより、各領域で算出された補正量の合計値を実際に設定する補正量とし、この合計補正量で上記黒伸張範囲を決定する。更に具体的には、所定輝度以下の第1輝度領域において検出された第1度数と予め設定された第1閾値とを比較して第1黒伸張量を求め、該第1輝度領域よりも高い第2輝度領域において検出された第2度数と前記第1度数との積算値と、予め設定された第2閾値とを比較して第2黒伸張量を求め、該第1黒伸張量と該第2黒伸張量を合計して前記合計黒伸張量を求める。また、上記積算を行わずに、輝度領域毎の度数とその輝度領域毎に定められた閾値とをそれぞれ比較して上記第1、第2の黒伸張量を求めてもよい。このとき、各度数または積算度数が各閾値を超えた場合は、上記第1、第2の黒伸張量を0としてもよい。これにより、入力映像信号の低輝度側の輝度分布情報に応じた黒の引き締め効果を得ることが可能となり、最適なコントラスト改善を行うことができる。
本発明による黒伸張処理の一例は次の通りである。すなわち、所定輝度以下における第1輝度領域が第1度数を持ち、かつ該第1輝度領域よりも高い第2輝度領域が第2度数を持つ場合の前記黒伸張範囲を、前記第1輝度領域が前記第1度数を持ち、かつ前記第2輝度領域が前記第2度数よりも高い第3度数を持つ場合の前記黒伸張範囲よりも大きくする。また別の例では、前記所定輝度以下における第1輝度領域が第1閾値よりも小さい第1度数を持ち、かつ該第1輝度領域よりも高い第2輝度領域が第2閾値よりも小さい第2度数を持つ場合の前記黒伸張範囲を、前記第1輝度領域が前記第1度数を持ち、かつ前記第2輝度領域が前記第2閾値よりも小さくかつ前記第2度数よりも高い第3度数を持つ場合の前記黒伸張範囲よりも大きくする。
本発明によれば、より好適に黒伸張処理を行うことが可能となり、高画質な映像を表示可能となるという効果を奏する。
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
図1は、本発明に係る映像処理装置の第1の実施例を示すブロック図である。本実施例では、映像処理装置として、液晶パネルまたはプラズマディスプレイパネル等の映像表示部9を備えた、例えばテレビジョン受像機等の映像表示装置を例にして説明する。図1に示される映像表示装置は、映像処理装置1と上述した映像表示部9とを含む。そして映像処理装置1は、映像信号の入力端子2、PC(パーソナルコンピュータ)信号等のRGB信号や映像信号(Y,Pb,Pr/Y,Cb,Cr)等の信号フォーマットを輝度信号Yと色差信号Cb,Crに変換する入力マトリクス変換部3、輝度信号Yにより輝度ヒストグラムを検出する輝度特徴検出部4、前記輝度特徴検出部4にて検出した情報を基に各種制御信号を生成する演算制御部(以下、「マイコン」と記す)5、入力映像信号の輝度ヒストグラムの度数分布に応じて低輝度の階調補正制御を行う黒伸張部6、映像信号(Y,Cb,Cr)をパネルに適した信号フォーマットに変換する出力マトリクス変換部7、及び映像信号の出力端子8を備えている。出力端子8は映像表示部9に接続されており、出力端子8からの出力信号は映像表示部9に供給される。次に上述した各要素の動作などの詳細について説明する。
テレビジョン信号やDVDプレーヤで再生された映像信号は、入力映像信号として映像処理装置1の入力端子2に入力される。入力端子2に入力される入力映像信号は、入力マトリクス変換部3により輝度信号Yと色差信号Cb,Crに変換される。なお、入力される映像信号は、PC信号等のRGB信号や映像信号(Y,Pb,Pr/Y,Cb,Cr)等の、どの信号フォーマットでもよい。輝度特徴検出部4は、輝度信号Yから1フィールドまたは1フレームの映像期間内における輝度ヒストグラムを検出する。検出した輝度ヒストグラムの情報はマイコン5に入力される。マイコン5では、入力される輝度ヒストグラムの情報から、輝度ヒストグラムの度数分布特性を解析し、その解析結果である度数分布を基に輝度制御信号を形成し、黒伸張部6に出力する。黒伸張部6では、マイコン5で形成された輝度制御信号により、輝度信号Yに対して低輝度側の階調補正制御を行って、出力マトリクス変換部7に出力する。出力マトリクス変換部7では、前記黒伸張部6で処理を行った輝度信号Yと、入力マトリクス変換部3で変換された色差信号Cb,Crとから、例えばRGBの3原色信号を生成して出力端子8に出力する。このとき、出力マトリクス変換部7は、映像表示部9の画面フォーマット(例えばアスペクト比や垂直、水平画素数)に略一致する信号フォーマットを持つ3原色信号に変換する。映像表示部9は、この出力端子8から出力された出力映像信号を用いて映像の表示を行う。このような処理の結果、映像表示部9には、入力映像信号に対してコントラスト感が改善された映像が表示される。尚、入力マトリクス変換部3で変換された色差信号Cb,Crは、図示しない色補正回路により所望の色相、彩度が適宜補正され、出力マトリクス変換部7に供給される。
以下、本実施例の特徴である、検出された輝度ヒストグラムを用いた黒伸張制御の詳細について、図2〜図7を用いて説明する。本実施例においては、黒伸張制御は、輝度特徴検出部4、マイコン5と黒伸張部6において実行される。
図2は、輝度特徴検出部4において検出した輝度ヒストグラムの検出結果の一例と黒伸張制御を行うために使用される各種設定値の一例を示すものである。
図2(a)は、ある入力映像信号に対する輝度ヒストグラムの検出結果を示す。本実施例では、検出した輝度ヒストグラムの度数分布を解析し、その頻度に応じて黒伸張制御を行う。入力映像信号を1024階調とした場合(映像信号を10ビットのデジタル信号で表した場合)、64階調を1輝度領域とし、上記1024階調をHST0〜HST15までの16領域に分割する。そして分割された16個の輝度領域毎に、その輝度領域に属する度数を検出することで輝度ヒストグラムの検出を行う。図2(a)では16領域としているが、4領域、8領域など分割領域数を減らしてもよい。また、16領域より多い領域数にて検出してもよい。尚、図2(a)、(b)において、縦軸の度数はピクセル数を示している。すなわち、図2(a)、(b)に示される各輝度領域の棒グラフは、その輝度領域に属するピクセル数を表している。
図2(b)は、図2(a)の入力振幅レベルが低い領域における輝度ヒストグラムの検出結果である。本実施例では、HST0〜HST4を所定輝度以下の低輝度領域とし、その各輝度領域における度数をそれぞれf0〜f4とする。図2(b)に示していないHST5〜HST15における度数もそれぞれf5〜f15とする。つまり、本実施例では、このf0〜f15までの度数頻度を用いて黒伸張制御を行う。以下では、特にf0〜f4を用いた場合について説明する。
図2(c)は、各輝度領域における黒伸張のゲイン量Gainによる説明図である。ここで、黒伸張のゲイン量とは、黒を潰す(ここでは略0にする)範囲を定めるためのものであり、以下、この範囲を黒伸張範囲と称する。従って、上記ゲイン量が多いと黒伸張範囲も広くなり、少ないと狭くなる。上記黒伸張範囲を黒伸張量と言い換えることもできるだろう。本実施例では、検出する輝度領域毎にゲイン量を設定し、その度数に応じて実際に適用するゲイン量を算出する。例えば、HST0の領域にはGain0、HST1の領域にはGain1、HST2の領域にはGain2、HST3の領域にはGain3、HST4の領域にはGain4が、各輝度領域の下人量として予め設定されている。図2(c)には図示されていないが、HST5〜HST15に関しても同様にGain5〜Gain15が設定できるものとする。図2(c)に示されたGainの値は、あくまで一例であり、各ゲイン量はどのような値にも設定可能であるものとする。
図2(d)は、各輝度領域における度数の閾値Thの説明するための図である。閾値とは、上記ゲイン量を算出するときに用いられる、各輝度領域毎に定められた度数の限界値である。本実施例では、各輝度領域における度数がこの閾値を越えるとゲイン算出処理を行わないようにしている。この閾値は、輝度領域毎に設定され、HST0ではTh0、HST1ではTh1、HST2ではTh2、HST3ではTh3、HST4ではTh4とされている。図2(d)に示された閾値は、あくまで一例であり、各閾値はどのような値にも設定可能であるものとする。
図3は、ゲイン設定値Gの算出方法の一例を示す図である。かかるゲイン設定値は、輝度特徴検出部4において検出された輝度ヒストグラムの度数分布を基に、図2(c)でのゲイン量と図2(d)での閾値を用いてマイコン5により計算される。本実施例に係る黒伸張のゲイン設定値の算出方法は、次の通りである。すなわち、輝度特徴検出部4で検出した輝度ヒストグラムにおいて最も低輝度領域であるHST0から順に、HST1、HST2と徐々に高輝度領域に向かってその度数頻度を参照する方法である。まず、HST0の度数頻度であるf0を参照する。参照したf0をヒストグラム度数合計値HSTsum0とし、HSTsum0と、このHST0において予め定められた閾値Th0とを比較する。HSTsum0がTh0を越えていなければ、ゲイン量Gain0を用いて、HSTsum0とTh0の割合に応じてゲイン設定値G0を算出する。このゲイン設定値G0は、本実施例では例えば次の数1を用いて算出するものとする。
Figure 0004617989




上記数1から明らかなように、G0は、HSTsum0が大きいほど小さくなり、HSTsum0が小さいほど大きくなる。尚、HSTsum0が0の場合は、G0=Gain0となる。
次に、輝度領域HST1の度数f1を参照する。参照したf1と以前参照したf0の合計値をHSTsum1とし、このHSTsum1と、このHST1において予め定められた閾値Th1とを比較する。HSTsum1がTh1を越えていなければ、ゲイン量Gain1を用いて、HSTsum1とTh1の割合に応じてゲイン設定値G1を算出する。このゲイン設定値G1は、本実施例では例えば次の数2を用いて算出するものとする。
Figure 0004617989
上記数2から明らかなように、G1は、HSTsumが大きいほど小さくなり、HSTsumが小さいほど大きくなる。ここでも、HSTsum1が0の場合は、G1=Gain1となる。次に、輝度領域HST2の度数f2を参照する。この参照したf2と以前参照されf0及びf1との合計値をHSTsum2とし、このHSTsum2と、このHST2において予め定められた閾値Th2とを比較する。HSTsum2がTh2を越えていなければ、ゲイン量Gain2を用いて、HSTsum2とTh2の割合に応じてゲイン設定値G2を算出する。このゲイン設定値G2は、本実施例では例えば次の数3を用いて算出するものとする。
Figure 0004617989
ここでも同様に、G2は、HSTsumが大きいほど小さくなり、HSTsumが小さいほど大きくなる。ここでも、HSTsum2が0の場合は、G2=Gain2となる。最後に、輝度領域HST3の度数f3を参照する。参照したf3と以前参照されたf0〜f2との合計値をHSTsum3とすると、HSTsum3はTh3を越えているのでゲイン算出を止める。これにより、実際に適用される黒伸張範囲を定めるための設定値は、G0とG1とG2を合計したBSGとなる。図3ではf3を参照したときにHSTsum3がしきい値を越えているが、越えない場合はHSTsum4に度数f4、f5と度数を順次合計していきG4、G5を求める。このように、本実施例においては、各輝度領域のゲイン量Gnは次の数4により求められる。
Figure 0004617989
上記nは、0からkまでの自然数であり、kは、黒伸張処理が行われる輝度領域の数から1を引いた値である。本実施例では、HST0からHST4の5つの輝度領域を、黒伸張処理を行う輝度領域としているので、k=4となる。
一方、上記とは逆に、HSTsum0(=f0)がTh0を越えている場合は、ゲイン設定値の算出は行わずG0は0となり、実際に適用するゲイン設定値BSGも0となる。同様に、HSTsum0がTh0以下で、かつHSTsum1がTh1を越えている場合は、G0のみ算出する。その結果、BSG=G0となる。またHSTsum0がTh0以下、及びHSTsum1がTh1以下で、かつHSTsum2がTh2を越えている場合は、G0とG1のみを算出する。その結果、BSG=G0+G1とする。
すなわち、本実施例では、最終的に求められるゲイン設定値BSGは、各輝度領域において算出されたゲイン設定値G0、G1、G2…Gnの積算で求められる。つまり、BSG=G0+G1+G2…Gnとの式が成り立つ。そしてこの積算は、各輝度領域の度数の累積値であるHSTsumnが閾値THnを超えるまで継続される。例えば輝度領域HST3における度数の累積値HSTsum3がその輝度領域に設定された閾値TH3を超えると、当該HST3におけるゲイン設定値を求めずに、その時点でゲイン設定値の積算が終了する。従って、このときの最終的なゲイン設定値BSGは、BSG=G0+G1+G2となる。
尚、この実施例では、輝度ヒストグラムを低い方から順番に参照する場合に、各輝度領域の度数の合計値(累積値)HSTsumnに応じてゲインを算出している。しかしながら、このような累積を行わずに、例えばHST0については度数f0のみを参照してG0を算出し、HST1については度数f1のみを参照してG1を算出し、HST2については度数f2のみを参照しG2を算出するようにしてもよい。すなわち、各輝度領域の度数とその輝度領域毎に定められた閾値とを個別に比較して各々のゲイン量を算出してもよい。
図4は、上記算出されたBSGと黒伸張部6における黒伸張処理との関係を示す図である。すなわち本実施例における黒伸張処理は、輝度特徴検出部4にて検出した輝度ヒストグラムの度数分布に応じてマイコン5にて求めた黒伸張のゲイン量BSGを、黒伸張部6に供給し、このゲイン量BSGに応じて、黒伸張部は輝度信号の入力振幅レベルを図示された出力振幅レベルに変換して出力する。
図4(a)は、入力振幅レベルに対して出力振幅レベルの変化がないリニアな特性を示した入出力振幅レベル特性図である。図4(a)に示すように、10bitによる処理の場合は入力振幅レベル及び出力振幅レベルは1024階調で表現される。ここでは、黒伸張処理は、折れ点SP以下、すなわちSPで表される階調以下の入力輝度信号に対して施されるものとする。図4(b)は、上記のようにして算出されたBSGを黒伸張部6に適用した場合の、この黒伸張部6の入出力振幅特性図である。黒伸張部6は、黒伸張制御として、上記マイコン5で算出されたBSGから折れ点EPを求め、SPとEPとを例えば直線で結合する。これにより、折れ点SP以下の低入力振幅レベル付近の階調が低下し、黒レベル付近の階調が引き締められる。これにより、視感的なコントラスト感、特に低い輝度領域におけるコントラスト感が向上する。EPはBSGの大きさによって変わる。つまり、BSGが小さければ引き締め効果は弱くなり、BSGが大きければ引き締め効果は強くなる。そして、BSGで定まる黒伸張範囲内の輝度レベルは、図4(b)から明らかなようにほぼ0となるように低下される。本実施例では、この黒伸張範囲を黒伸張量としているが、上記SPとEPを繋ぐ直線の傾きを黒伸張量としてもよい。この場合、BSGが大きいほどその傾きは急になるため、黒伸張量は大きくなる。
図5は、図4に示したものとは別の輝度ヒストグラム検出結果による黒伸張のゲイン量の算出結果と、それを黒伸張処理に適用した結果の例を示す図である。図5(a)では、輝度領域HST0の度数f0が非常に多く、その他の領域の度数はあまり高くない場合の輝度ヒストグラム検出結果を示している。この場合、検出される輝度ヒストグラムの総度数に対してf0は非常に高い割合となる。
図5(b)は、図5(a)の度数分布を基に算出した黒伸張のゲイン量の算出結果を示している。図5(b)では、f0以外が非常に少なく、f0が非常に大きいためTh0を越えている。この場合、参照している度数がf0のみであるため、HSTsumnはf0と同等になる。つまり、HSTsumnがTh0を越えておりゲイン算出処理を行わないためBSGは0となる。
図5(c)は、実際にBSG(=0)を黒伸張部6に適用した場合の、当該黒伸張部6の入出力特性を示す図である。図5(b)より算出したBSGは0であったためEPは0となる。つまり、SPとEPを結んだ線は元々あるリニアな直線のまま変化しない入出力振幅レベル特性となる。すなわちこの例は、画面全体における低輝度領域の分布が大きい例を示している。このときに黒伸張を行うと、いわゆる黒つぶれが生じて低輝度領域のコントラストが低下する。従って本実施例では、このような輝度ヒストグラムを持つ映像信号に対しては、黒伸張を行わないようにして上記黒つぶれを防止する。
図6は、更に別の輝度ヒストグラム検出結果による黒伸張のゲイン量の算出結果と、それを黒伸張処理に適用した結果の例を示す図である。図6(a)は、輝度領域HST1の度数f1が非常に多く、その他の領域の度数はあまり高くない場合の輝度ヒストグラムの検出結果を示している。この場合、検出される輝度ヒストグラムの総度数に対してf1は非常に高い割合となる。
図6(b)は、図6(a)の度数分布を基に算出した黒伸張のゲイン量の算出結果を示している。図6(b)では、f1以外が非常に少なく、f1が非常に大きいためTh1を越えている。この場合、参照している度数がf0とf1であるため、始めにHSTsum0をf0として上記のようにG0を算出する。次にHSTsum1として、度数f0と度数f1との合計値を求める。ここで、HSTsum1がTh1を越えているためにゲイン算出処理が中止され、BSGはG0と同等となる。
図6(c)は、実際にBSG(=G0)を黒伸張部6に適用した場合の、当該黒伸張部6の入出力特性を示す図である。図6(b)より算出したBSGよりEPはG0の位置となる。つまり、SPとEPを直線で結ぶことにより図6(c)に示す入出力振幅レベル特性となり、低振幅レベル付近の階調が引き締められる。このため、視感的なコントラスト感が向上する。この例の場合、図5の例に比べ黒伸張量は大きく、また図4に示した例に比べて黒伸張量は小さくなっている。
図7は、更に別の輝度ヒストグラム検出結果による黒伸張のゲイン量の算出結果と、それを黒伸張処理に適用した結果の例を示す図である。図7(a)は、輝度領域HST2の度数f2が非常に多く、その他の領域の度数頻度はあまり高くない場合の輝度ヒストグラムの検出結果を示している。この場合、検出される輝度ヒストグラムの総度数に対してf2は非常に高い割合となる。
図7(b)は、図7(a)の度数分布を基に算出した黒伸張のゲイン量の算出結果を示している。図7(b)では、f2以外が非常に少なく、f2が非常に大きいためTh2を越えている。この場合、参照している度数がf0とf1とf2である。よって、始めにHSTsum0をf0としてG0を算出し、次にHSTsum1をf0+f1としてG1を算出する。そしてHSTsum2をf0、f1、f2の合計値として求める。ここで、HSTsum2がTh2を越えているためにゲイン算出処理が中止される。この結果、BSGはG0とG1の合計値となる。
図7(c)は、実際にBSG(=G0+G1)を黒伸張部6に適用した場合の、当該黒伸張部6の入出力特性を示す図である。図7(b)より算出したBSGよりEPはG0とG1との合計値に対応する位置となる。つまり、SPとEPを直線で結ぶことにより、図7(c)に示す入出力振幅レベル特性となり、図6(c)に比べてより低振幅レベル付近の階調が引き締められる。この結果、視感的なコントラスト感がさらに向上する。
上記図4〜図7から明らかなように、所定輝度以下における複数の輝度領域において、この複数輝度領域のうち高輝度領域の度数分布が高いほど黒伸張量は大きくなり、逆に複数輝度領域のうち低輝度領域の度数分布が高いほど黒伸張量は小さくなる。よって本実施例によれば、黒つぶれを低減しつつより好適に黒伸張処理を行うことができる。また、本実施例かかる黒伸張処理は、次のような特性が得られる。すなわち、所定輝度以下における第1輝度領域(例えばHST0)が第1度数(f0)を持ち、かつ該第1輝度領域よりも高い第2輝度領域(HST1)が第2度数(f1)を持つ場合の黒伸張範囲(黒伸張量)を、第1輝度領域が前記第1度数を持ち、かつ前記第2輝度領域が前記第2度数よりも高い第3度数を持つ場合の黒伸張範囲よりも大きくされる。また、所定輝度以下における第1輝度領域(HST0)が第1閾値(TH0)よりも小さい第1度数(f0)を持ち、かつ該第1輝度領域よりも高い第2輝度領域(HST1)が第2閾値(TH1)よりも小さい第2度数(f2)を持つ場合の黒伸張範囲(黒伸張量)を、第1輝度領域が前記第1度数を持ち、かつ前記第2輝度領域が前記第2閾値よりも小さくかつ前記第2度数よりも高い第3度数を持つ場合の前記黒伸張範囲よりも大きくする。
すなわち、それぞれ異なるヒストグラムのパターンを持つ2種類の映像信号が入力された場合を考える。第1ヒストグラムパターン及び第2ヒストグラムパターンともに、輝度領域HST0が閾値TH0以下の同じ度数f0を持つものとする。このときに、第1ヒストグラムパターンのHST1の度数f11がTH1以下で、かつ第2ヒストグラムパターンのHST1の度数f12よりもが小さい場合は、f11とTH1との差のほうがf12とTH1との差よりも大きいため、第1ヒストグラムパターンの黒伸張量は、第2ヒストグラムパターンの黒伸張量よりも大きくされる。つまり、この場合において、第2ヒストグラムパターンの方が低輝度領域の分布が高いために、黒伸張量が抑えられる。すなわち、本実施例は、黒伸張処理が施される所定輝度以下の輝度領域について、複数の輝度領域における度数分布を検出して黒伸張量を定めている。このため、よりきめ細かい黒伸張処理が可能となる。
このように、本実施例に係る黒伸張制御は、輝度特徴検出部4にて検出した輝度ヒストグラムについて、低輝度側の輝度領域の度数から順番に参照して、当該輝度領域毎にマイコン5でそれぞれ黒伸張のゲイン量を算出する。そしてマイコン5により輝度領域毎のゲイン量を合計して合計黒伸張量を求め、これを黒伸張部6に適用する。これにより、映像表示部9に表示された映像は、低輝度側の黒の階調が引き締まり、視感的にコントラスト感が向上した出力映像が表示される。
図8は、本発明に係る映像処理装置の第2の実施例を示すブロック図である。本実施例では、図1で構成されていた黒伸張部6の代わりに入力映像信号の直流レベル(DCレベル)をシフトするブライトネス補正部10を備える。なお、図1と同一部分には同一符号を付して示し、その重複する説明を省略する。
図8において、ブライトネス補正部10は、マイコン5で形成された輝度制御信号によってDCレベルのシフト量が制御され、このシフト量に従い輝度信号YのDCレベルをシフトする。それにより生じたダイナミックレンジのマージンを限界まで使用するようにコントラスト向上処理を行い、出力マトリクス変換部7に出力する。以降は前記第1の実施例と同じ制御となる。
以下、本実施例について、上記図8のほかに、図9及び図10を用いて説明する。本実施例に係るコントラスト向上処理は、輝度特徴検出部4、マイコン5及びブライトネス補正部6において実行される。そしてブライトネス補正部6は、輝度特徴検出部4で検出した輝度ヒストグラムの度数分布を基づきブライトネス補正制御を行う。
図9は、DCレベルのシフト量設定値の算出方法を説明するための図である。本実施例では、輝度特徴検出部4において検出した輝度ヒストグラムの度数分布を基に、輝度ヒストグラムの領域ごとに設定されているシフト量を用いて、DCレベルのシフト量設定値がマイコン5により計算される。
図9(a)は、各輝度ヒストグラム領域におけるブライトネス補正のシフト量を示している。ブライトネス補正のシフト量とは、輝度信号YのDCレベルを下げるシフト量のことであり、この量が多いとDCレベルの下げ量も大きくなり、少ないとDCレベルの下げ量も小さくなる。本実施例では、輝度領域毎にそれぞれシフト量が設定され、各輝度領域の度数に応じて実際に適用されるシフト量を算出する。HST0の領域にはShift0、HST1の領域にはShift1、HST2の領域にはShift2、HST3の領域にはShift3、HST4の領域にはShift4が、それぞれブライトネス補正のシフト量として予め設定される。図9(a)には図示していないが、HST5〜HST15に関しても同様にShift5〜Shift15と設定できるものとする。図9(a)は、あくまで一例であり、各シフト量はどのような値にも設定可能であるものとする。
図9(b)は、本実施例に係るDCレベルのシフト量設定値の算出方法を説明するための図である。本実施例によるブライトネス補正のシフト量設定値の算出方法は、前記第一の実施例における図3にて説明した黒伸張のゲイン量の算出方法と次の点で異なっている。すなわち、ゲイン量Gainがシフト量Shiftに変更された点、各輝度領域において算出されるゲイン設定値Gがシフト量設定値Sに変更された点、実際に黒伸張部6にて適用されるゲイン量BSGがブライトネス補正部10にて適用されるシフト量BCGに変更された点が第1実施例と異なっている。これのほかは、第1実施例と同じであり、輝度ヒストグラムの度数の参照方法や設定値の算出手順ともに同様の算出方法となる。そのため、ここでは算出方法は省略するものとする。
図10は、ブライトネス補正のシフト量BCGが適用されたブライトネス補正部10の入出力特性を示す図である。図10(a)は、入力振幅レベルに対して出力振幅レベルの変化がないリニアな特性を示した入出力特性図であり、シフト量BCGをブライトネス補正部10に適用する前の特性図を示している。図10(a)に示すように、10bitによる処理の場合は入力振幅レベル及び出力振幅レベルは1024階調で表現される。本実施例に係るブライトネス補正制御では、始点SLと終点ELを結んだ直線を、算出されたシフト量BCGに応じて下方にシフトさせる。つまり、最も高い出力振幅レベルを表す点SLが1023から下方にシフトし、それに伴って最も低い出力振幅レベルを表す点ELの入力振幅レベルが0から上方(すなわち右側)へシフトする。
図10(b)に、ブライトネス補正のシフト量BCGが適用されたブライトネス補正部10の入出力特性の一例が示される。図10(b)から明らかなように、適用されるBCGのレベル分だけ点ELが右側へシフトする。これに伴い、点SLも図10(a)に比べ下方にシフトし変化する。この制御によって、入力振幅レベルに対する出力振幅レベルが下がるため、映像全体の明るさが暗くなってしまい、ダイナミックレンジのマージンであるDLが生じてしまう。そこで、本実施例では、映像全体の明るさを上げ、ダイナミックレンジを全て有効に使う制御を用いている。
図10(c)は、図10(b)により生じたダイナミックレンジのマージンDLを有効に使用するための制御を説明する図である。図10(c)より、DLを有効に使うために点SLを出力振幅レベルの最大値である1023にシフトさせる制御を行う。これにより、図10(c)の点SLと点ELを結んだ直線は、図10(b)の点SLと点ELを結んだ直線に比べ、その傾きが上がる。よって、入力振幅レベルに対して割り当てられる出力振幅レベルの階調数が増えるために階調感が向上し、更に映像の明るさも上がるため、視感的なコントラスト感が向上する。この制御により、ダイナミックレンジを無駄にすることなく全てを有効に使った入出力振幅レベル特性となる。
このように、本実施例に係る黒伸張制御は、輝度特徴検出部4にて検出した輝度ヒストグラムについて、低輝度側の輝度領域の度数から順番に参照して、当該輝度領域毎にマイコン5でそれぞれブライトネス補正のシフト量を算出する。そしてマイコン5により輝度領域毎のシフト量を合計して合計シフト量を求め、これをブライトネス補正部10に適用する。これにより、映像表示部9に表示された映像は、低輝度側の黒の階調が引き締まり、さらに視感的に映像全体のコントラスト感が向上した出力映像が表示される。
尚、上記説明においては、映像処理装置として、テレビジョン受像機などの映像表示装置を例にして説明したが、DVDプレーヤまたはデジタルチューナを備えたセットトップボックス、またはハードディスクレコードにも適用できる。また、映像表示部も、液晶パネル、PDPに限らず、FEDや背面投射型表示装置にも適用可能であることは言うまでもない。

本発明の第1実施例に係る映像表示装置の概略図。 本発明における輝度ヒストグラムの検出方法と各種設定値の説明図。 本発明における黒伸張制御に用いるゲイン量の算出方法の説明図。 本発明における黒伸張制御の動作説明図。 第1実施例に係る黒伸張制御に用いるゲイン量算出方法の一例を示す図。 第1実施例に係る黒伸張制御に用いるゲイン量算出方法の他の例を示す図。 第1実施例に係る黒伸張制御に用いるゲイン量算出方法の更に他の例を示す図。 本発明の第2実施例に係る映像表示装置の概略図。 第2実施例に係るブライトネス補正制御に用いるシフト量算出方法の一例を示す図。 第2実施例に係るブライトネス補正制御の動作説明図。
符号の説明
1…映像信号処理回路、2…映像信号の入力端子、3…入力マトリクス変換部、4…輝度特徴検出部、5…マイコン、6…黒伸張部、7…出力マトリクス変換部、8…映像信号の出力端子、9…映像表示部、10…ブライトネス補正部。

Claims (7)

  1. 映像処理装置において、
    入力された映像信号から、複数の輝度領域毎にその度数を検出する検出部と、
    前記映像信号に対し黒伸張処理を行う黒伸張処理部と、
    前記検出部によって検出された前記度数に基づいて前記黒伸張処理部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、少なくとも所定輝度以下の低輝度領域における複数の輝度領域毎に検出された度数を用いて該輝度領域毎に黒伸張量を求め、該求められた各黒伸張量を合計して得られた合計黒伸張量を用いて、前記黒伸張処理部を制御することを特徴とする映像処理装置。
  2. 請求項1記載の映像処理装置において、前記制御部は、所定輝度以下の第1輝度領域において検出された第1度数と予め設定された第1閾値とを比較して第1黒伸張量を求め、該第1輝度領域よりも高い第2輝度領域において検出された第2度数と前記第1度数との積算値と、予め設定された第2閾値とを比較して第2黒伸張量を求め、該第1黒伸張量と該第2黒伸張量を合計して前記合計黒伸張量を求めることを特徴とする映像処理装置。
  3. 請求項2記載の映像処理装置において、前記第1度数が前記第1閾値を超えた場合は前記第1黒伸張量を0とし、前記第1度数と第2度数の合計が前記第2閾値を超えた場合は前記第2黒伸張量を0とすることを特徴とする映像処理装置
  4. 請求項1記載の映像処理装置において、前記制御部は、所定輝度以下の第1輝度領域において検出された第1度数と予め設定された第1閾値とを比較して第1黒伸張量を求め、該第1輝度領域よりも高い第2輝度領域において検出された第2度数と予め設定された第2閾値とを比較して第2黒伸張量を求め、該第1黒伸張量と該第2黒伸張量を合計して前記合計黒伸張量を求めることを特徴とする映像処理装置。
  5. 請求項4記載の映像処理装置において、前記第1度数が前記第1閾値を超えた場合は前記第1黒伸張量を0とし、前記第2度数が前記第2閾値を超えた場合は前記第2黒伸張量を0とすることを特徴とする映像処理装置。
  6. 映像処理装置において、
    入力された映像信号から、複数の輝度領域毎にその度数を検出する検出部と、
    前記映像信号の直流レベルをシフトするブライトネス補正部と、
    前記検出部によって検出された前記度数に基づいて前記ブライトネス補正部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、少なくとも所定輝度以下の低輝度領域における複数の輝度領域毎に検出された度数を用いて該輝度領域毎にシフト量を求め、該求められた各シフト量を合計して得られた合計シフト量を用いて、前記ブライトネス補正部を制御することを特徴とする映像処理装置。
  7. 請求項6記載の映像処理装置において、前記ブライトネス補正部による直流レベルシフト制御によって生じたダイナミックレンジのマージンに従って、前記映像信号の振幅レベルを制御するようにしたことを特徴とする映像処理装置。
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