JP4617147B2 - 高周波信号のスイッチング方法及び高周波信号用スイッチ - Google Patents

高周波信号のスイッチング方法及び高周波信号用スイッチ Download PDF

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本発明は電気回路の開閉を行うことによる電気信号のスイッチング方法及び該方法に使用するスイッチに関し、より詳細には、高周波信号や高速デジタル信号等に適したスイッチング方法、及び高周波回路に用いるに適したスイッチに関する。
各種の電気回路においてスイッチング素子として一般に使用されているリードスイッチ1は、図17に示すように磁性金属から成る一対のリード11,12それぞれの一端11a,12aを、所定の長さでオーバーラップさせた状態で数mmから十数mm長のガラス管25内に封入した構造を有している。
そして、ガラス管25の外部で発生させた磁界の作用によって、ガラス管25内の磁性リード11を動かすことにより、前述のオーバーラップ部分においてリード11,12の一端部11a,12a間を接離させ、これによりスイッチングを行うことができるように構成されている。
このようなリードスイッチ1のガラス管25には、不活性ガスを封入したり、又はガラス管25内を真空とすることにより、この種のリードスイッチ1は長寿命で安定した動作を行うことができるものとなっている。
また、このようなリードスイッチ1は動作時間が1ms以下と高速であり、ON抵抗も小さく比較的高い周波数帯域においても優れた特性を示すこと、また、高感度であり、動作に必要な磁気エネルギーが少ないために逆起電力が少ないこと等から、現在、半導体検査装置のスイッチング素子等として広く用いられている。
ところで、近年におけるコンピュータ等の高速化のニーズから半導体集積回路装置の高速化が要求されており、これに伴い製造現場における検査装置にも高速化が求められている。
このような検査装置等の高速化の要求から、検査装置等において扱う信号のより一層の高周波化が進んでおり、検査装置等にスイッチング素子として使用されるスイッチ類についても、優れた高周波特性が要求されつつある。
しかし、前述した構造の既知のリードスイッチ1にあっては、制御する電気信号の周波数が高くなると、リード11,12の端部11a,12aが接触していないOFF時においてもオーバラップ部分の主として容量等によってリード11,12間が電気的に接続された状態となってアイソレーションが低下する。これはマクスウェルの方程式で記述されている変位電流で説明することができる。
そのために、オーバーラップ部分におけるリード11,12の端部11a−12a間のギャップが数十μmであるこの種のリードスイッチ1では、制御する信号が一例として数GHz以上の高周波数になると、アイソレーションが10dB以下にまで低下してしまい、要求される性能を満たすものとはなっていない。
このような問題を解消するために、オーバーラップ部分におけるリード11,12間のギャップを広げて容量を低下させる改善方法も考えられるが、このようにギャップを広く取る場合には、リードを動作させる距離が長くなるために外部磁界を強めることが必要で、ガラス管25の外周に配置されたコイルに流す電流が増えるために逆起電力が増加する。
その一方で、オーバラップ部分のギャップを広げて容量を低下させても、高周波信号を扱う場合にはアイソレーションのめざましい改善は得られない。
そのため、従来の一般的なリードスイッチ1において、通常求められる20dB以上のアイソレーションを確保し得る条件下で使用しようとすれば、扱える信号の周波数はせいぜい1〜2GHz程度が上限であり、数GHz以上、好ましくは10GHz以上、一例として20GHz程度の高周波信号の制御が必要とされつつある半導体検査装置等に使用されるリードスイッチに要求される性能を十分に満足させることができなくなっている。
なお、このようなアイソレーションの向上を図るために、トランスファー型(双投型)のリードスイッチにおいて、共通端子41に選択的に接続される第1と第2の切換端子42,43間に高周波コイル50を接続し、この高周波コイル50と第1,第2切換端子42,43間の浮遊容量を並列共振させることによって、高周波信号の周波数帯域において第1,第2切換端子42,43間のアイソレーションを高めることができるように構成したリードスイッチ40が提案されている(特許文献1;図18参照)。
この発明の先行技術文献情報としては、次のものがある。
特開平9−120764号公報
前述した特許文献1には、実施例において制御信号が0.8〜1GHzの周波数であるとき、30dB以上(約35dB前後)のアイソレーションが得られるとする結果が開示されており(特許文献1の図2)、前述のような高周波コイル50が設けられていないトランスファー型のリードスイッチのアイソレーションが20dB以下であることを考慮すれば(同特許文献1の図2)、大幅なアイソレーションの向上が得られていると言える。
しかし、特許文献1に記載の発明にあっては、前述のように第1と第2の切換端子42,43間に高周波コイル50を接続することによってアイソレーションの向上を得るものであることから、適用対象がトランスファー型のリードスイッチ40に限定され、メーク型又はブレイク型のリードスイッチに対して適用することができない。
また、現在起こりつつある高速化の要求に従えば、検査装置等で使用されるリードスイッチは、10GHz以上の周波数、一例として20GHz程度の電気信号の制御に使用することも想定されており、この周波数帯域においても一定のアイソレーション、例えば10dB以上、好ましくは20dB以上のアイソレーションを確保できるものであることが要求されている。
しかし、従来の一般的なリードスイッチにあっては、前述のように数GHz以上の周波数になると、アイソレーションは10dB以下であり、10dB以上、好ましくは20dB以上のアイソレーションを実現できる周波数は、せいぜい1〜2GHz程度迄である。
また、前述の特許文献1に記載のリードスイッチ40にあっても、使用に適した周波数帯域は470MHz〜3GHzであるとされており(特許文献1「0001」欄)、前述のような高速化の要求を十分に満たすものとはなっていない。
なお、以上の説明においてはリードスイッチを例として説明したが、このような高速化、高周波帯域での特性向上の要求は、他の機械式のスイッチング素子に対しても要求されており、また、OFF時に比較的大きな容量が生じやすい半導体スイッチについても同様にアイソレーション特性の向上が要求される。
そこで本発明は、上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり、トランスファー型、メーク型、ブレイク型等の型式に限定されず、各種型式の機械式スイッチ、その他、半導体スイッチ素子を使用したスイッチに対して適用可能であると共に、比較的簡単な構成によりアイソレーションを向上させることのできる高周波信号の制御方法及び高周波信号用スイッチを提供することを目的とし、好ましくは、数GHz以上、例えば10GHz以上、より具体的には20GHz程度の高周波数帯域における使用においても、10dB以上、好ましくは15dB以上、より好ましくは20dB以上のアイソレーションを確保することのできるスイッチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の高周波信号のスイッチング方法は、電気回路の開閉端(実施例では、リード11,12の端部11a−12a)間に、所定長さの端部13a−13b間距離を有する中間伝送路13を配置し、制御する電気信号の上限周波数fmax以上の共振周波数を持つ共振系を前記中間伝送路13によって形成すると共に、
前記開閉端11a,12aの一方11aと前記中間伝送路13の一端部13a間、及び前記開閉端の他方12aと前記中間伝送路の他端部13b間に接点14,15をそれぞれ設け、前記電気回路の開放時、前記接点14,15を共に開くことを特徴とする(請求項1)。
また、本発明の高周波信号用スイッチは、電気回路の開閉端にそれぞれ接続される少なくとも2つのリード11,12と、前記リード11,12の端部間11a,12aに配置された中間伝送路13を有し、前記リードの一方11と前記中間伝送路13の一端部13a間、及び前記リードの他方12と前記中間伝送路13の他端部13b間に、前記リード11,12間を開放する時に共に電気的に開く接点14,15をそれぞれ形成すると共に、
前記中間伝送路13によって形成される振動系の共振周波数が制御する電気信号の上限周波数fmax以上となるように、前記中間伝送路13の端部13a−13b間の距離が設定されていることを特徴とする(請求項2)。
前記構成の高周波信号用スイッチ1において、前記接点14,15を、前記中間伝送路の両端部13a,13bと、前記リード11,12の各端部11a,12aとの機械的な接触部分として形成することもできる(請求項3)。
このように、前記接点14,15を機械式の接点とする場合には、これらの接点をそれぞれ独立したガラス管21,22内に(請求項4)、又は単一のガラス管20内に例えば不活性ガス等と共に封入し(請求項5)、一例としてリードスイッチとして構成しても良い。
さらに、前述のリードとしては、前記1組のリード11,12に代えて、例えば共通リード110と、該共通リード110に対して選択的に接続される複数の選択リード121,122を設け、前記共通リード110の端部110aと前記選択リード121,122の端部121a,122a間、又は前記中間伝送路と前記選択リードの端部間のいずれか、又は双方にトランスファー型の接点140を設けた構成としても良い(請求項6)。
また、前述の接点14,15は、これを半導体スイッチ素子14’,15’によって構成するものであっても良い(請求項7)。
この場合において、前記中間伝送路13は、これを前記半導体スイッチ素子14’,15’間に形成された遅延回路網によって形成することができる(請求項8)。
さらに、前述のように接点13,14を半導体スイッチ素子14’,15’とする場合には、これをマイクロストリップ回路網によって形成しても良く(請求項9)、又は、集中常数回路網により形成しても良い(請求項10)。
さらに、前述の半導体スイッチ素子14’,15’としては、MOSFETを使用することができる(請求項11)。
なお、高周波信号用スイッチにおいて、前記中間伝送路13は前記接点(機械式接点14,15;半導体スイッチ素子14’,15’)を介して複数個を直列に接続することもできる(請求項12)。
以上に説明した本発明の構成により、中間伝送路13によって形成される共振系の共振周波数を、制御する電気信号の上限周波数fmax以上としたことにより、共振系のQ値による遮断の効果により、比較的簡単な構成でありながら、トランスファー型、メーク型、ブレイク型等の形式に拘わりなく、また、機械式、半導体型のものに拘わらず、各種型式のスイッチにおいて使用周波数帯域でのアイソレーションの向上を得ることができる高周波信号用スイッチを提供することができた。
接点14,15を機械式の接点とした機械式のスイッチ(一例としてリードスイッチ)にあっては、数GHz以上、一例として10GHz以上の周波数で使用した場合においても10dB以上のアイソレーションを確保することができた。
特に、接点14,15をこのような機械式の接点とした高周波信号用スイッチにあっては、複数のガラス管21,22内に接点14,15をそれぞれ別個に封入することができ、例えば図17を参照して説明した既知のリードスイッチ2個を従属に接続することによって本発明の高周波信号用スイッチを比較的簡単に得ることが可能である。
また、接点14,15を単一のガラス管20内に封入することにより、中間伝送路13の端部13a−13b間距離を短くすることができ、スイッチ全体の小型化が可能であると共に中間伝送路13の共振周波数を高めることが可能である。
このように共振周波数が高まることにより、アイソレーションの向上が得られる周波数帯域を更に高周周波側に拡張することができた。
さらに、共通リード110と各選択リード121,122の端部121a,122a間に中間伝送路131,132を設け、共通リード110の端部110aと各中間伝送路131,132のいずれかの一端131a,132aを選択的に接続するトランスファー接点140を設けることにより、共通リード110と選択リードの1つ121、共通リード110と他の選択リード122間のそれぞれについて、アイソレーションの向上を得ることのできるトランスファー型のスイッチを提供することができた。
次に、本発明の実施形態につき添付図面を参照しながら以下説明する。なお、以下の実施形態において、本発明の高周波信号用スイッチの思想をリードスイッチとして実現した例について説明するが、本発明の原理はこのようなリードスイッチにのみ限定されるものではなく、既知の各種のスイッチにおいて実現可能である。
〔リードスイッチの全体構成〕
本発明の一実施形態を示す図1のリードスイッチ1が、電気回路の開閉端にそれぞれ接続される少なくとも1組のリード11,12を備える点においては図17を参照して説明した従来のリードスイッチ1と同様の構成であるが、前記図17を参照して説明した従来のリードスイッチ1にあっては、1組のリード11,12の端部11a,12a間を所定長さでオーバーラップさせて、このオーバーラップ部分において両リードを直接接触させるものとしていたのに対し、本実施形態のリードスイッチ1にあっては、図1及び図2に示すように、1組のリード11,12の端部11a,12a間を離した状態で配置すると共に、これら1組のリード11,12間に中間伝送路13を配置して、この中間伝送路13を介して前記1組のリードを電気的に接続することができるように構成している。
すなわち、本実施形態のリードスイッチ1にあっては、一方のリード11の端部11aと中間伝送路13の一方の端部13aを所定のギャップを介してオーバラップさせた状態に配置すると共に、他方のリード12の端部12aと中間伝送路13の他方の端部13bを所定のギャップを介してオーバラップさせた状態に配置し、それぞれのオーバーラップ部分に接点14,15を形成している。
そして、図1に示す実施形態にあっては、前述の各オーバラップ部分をそれぞれ独立したガラス管21,22内に不活性ガスと共に封入し、各ガラス管21,22内に二つの接点14,15のそれぞれが独立して配置された構造を有しており、従って、図1に示すリードスイッチ1は、従来技術として説明した図10に示すリードスイッチを2個従属に接続したと略同様の構造となっている。
なお、このリードスイッチ1は、図1に示すように各接点14,15部分をそれぞれ独立したガラス管21,22にて封入する場合に限定されず、例えば図2に示すように共通のガラス管20内に2つの接点14,15のいずれをも封入するものとしても良い。
この場合、ガラス管20の長さ方向中央部には、例えば、ガラス管20の幅を狭めて括れを形成して前記中間伝送路13をガラス管20内の中心部に挟持・固定することにより(図示せず)、又は、図2に示すようにガラス管20の長さ方向の中央に位置してガラス管20内を分割する隔壁23を形成すると共に、前述の中間伝送路13をこの隔壁23に貫通・固定させた構造としても良く、このように形成することにより、図1を参照して説明したリードスイッチ1に比較して、中間伝送路13の長さを短かくすることができ、これにより、本発明のリードスイッチ1の小型化が可能であると共に、中間伝送路13の端部13a−13b間距離を図1を参照して説明したリードスイッチ1に比較してさらに短くすることができる。
このように、中間伝送路13の端部13a−13b間距離を狭めることが可能な結果、後述するように従来のリードスイッチに比較してより高い周波数域において使用する場合であっても、10dB以上、好ましくは20dB以上というアイソレーションを確保することが可能となる。
また、前記図1及び図2を参照して説明した前述の実施形態にあっては、一例として外部磁界の発生していない状態では接点が開いた状態にあるメイク型のリードスイッチを図示しているが、本発明のリードスイッチ1は、これとは逆に例えば外部磁界の発生によって接点が開くブレイク型のものとして構成しても良く、さらには一方の接点をメーク型、他方の接点をブレイク型として構成しても良い。
さらには、前述のリード11,12は、1組のリード11,12に限定されず、例えば共通リード110とこの共通リード110に対して選択的に接続される複数の選択リード121,122を備えたものとしても良い。
この場合には、図3(A),(B)に示すように、選択リード121,122の数に対応した数(図示の例では2つ)の中間伝送路131,132を設け、前記共通リード110と各中間伝送路131,132間の接点140をトランスファー型の接点と成すと共に、各中間伝送路131,132と、これに対応する選択リード121,122間の接点をメーク型又はブレイク型の接点151,152(図では、接点151がブレイク型、接点152がメーク型である)として構成しても良く、また、図3(C)に示すように、単一の中間伝送路13の他端13bと、複数の選択リード121,122とを選択的に接触可能に構成する等、各種の変形が可能である。
さらに、図3(A)〜(C)に示した例にあっては、複数の接点を共通のガラス管内に封入するものとして説明したが、これらの各接点は、図4に示すように各接点毎に独立したガラス管内に封入するものとしても良い。
以上のように構成された本実施形態のリードスイッチ1において、リード11,12間に設けられた中間伝送路13の端部13a−13b間の距離Lは、前記中間伝送路13によって形成される振動系の共振周波数が、リードスイッチ1により制御される電気信号の上限周波数fmax以上となるように調整されている。
この、中間伝送路13の共振周波数は、中間伝送路13の端部間距離によって決まり、理論的には中間伝送路13の端部13a−13b間の距離を、上限周波数fmaxの実効波長の略1/2以下の長さに形成することで、中間伝送路13の共振周波数を前記電気信号の上限周波数fmax以上とすることができる。
但し、実際には中間伝送路13の端効果により電界がもれて、中間伝送路の電気長が物理長より長くなったり、また、中間伝送路13の両端13a,13bと各リード11,12の重なり部分の面積により、電界がこの部分に集中して前記端効果がキャンセルされる効果もある等、各種の要因が複雑に関係するため、中間伝送路13の両端13a−13bの長さは、このような端効果等を考慮した、中間伝送路の端部13a−13b間の電気的な距離を、上限周波数fmaxの1/2以下の長さとする必要があり、好ましくは、計算等により求められた実効波長の1/2に対して十分に短い距離とする。
なお、ここでいう「実効波長」とは、中間伝送路13が接している不活性ガスや空気、ガラスなどの誘電率を考慮した波長のことであり、ガラスの持つ誘電率の影響で、同じ周波数であっても真空中の波長より短くなり、必ずしも真空中の波長とは一致しない。
このように、リードスイッチに設けられた中間伝送路13の端部13a−13b間の距離を、制御する電気信号の最大周波数fmaxにおける実効波長の1/2以下とすることにより、中間伝送路13が最大周波数fmaxを共振周波数とした共振器となる。
従って中間伝送路13の端部13a−13b間距離Lが、本発明のリードスイッチ1で制御する電気信号の最大周波数fmaxにおける実効波長の1/2以下とすること、すなわち、中間伝送路13の共振周波数を、このリードスイッチを使用する周波数帯域の最大値以上の周波数に設定することにより、このリードスイッチ1の使用周波数帯域におけるアイソレーションの向上が得られる。
〔リードリレー〕
以上のように構成されたリードスイッチ1は、一例として接地させた金属管から成るガードパイプ30内に挿入し、又は接地された金属板で包囲する等してグラウンドすることにより高周波伝送路における特性インピーダンスを与えると共に、前記ガードパイプ30等と共にこのリードスイッチ1を、外周にコイルが巻かれたボビン(図示せず)内に挿入して、リードリレーとして使用する。
図1を参照して説明したメーク型のリードスイッチ1を使用したリードリレーにあっては、ボビンに巻かれたコイルに通電することにより、リードスイッチに設けられた接点14,15のいずれもが閉じたONの状態になると共に、コイルに対する通電を停止すると、リードスイッチ1に設けられた接点14,15のいずれもが開きOFFの状態となるように構成されている。
なお、前述の実施形態にあっては、本発明の高周波信号用スイッチがメーク型のリードスイッチ1において実現されているものとして説明したが、ブレイク型のリードスイッチとして実現されている場合には、リードスイッチ1に設けられた2つの接点14,15は、いずれも常時閉じた状態であり、コイルに対する通電により、いずれの接点をも開くように構成する。
また、2つの接点の一方をメーク型、他方をブレイク型とした場合には、それぞれの接点の外周に位置して対応したコイルを配置しても良い。
さらに、リードスイッチ1を図3(A)〜(C)及び図4に示すようにトランスファー型のものとして形成する場合には、コイルに対する通電により、共通リード110が、選択リード121,122のいずれかに対して中間伝送路131,132を介して選択的に接続されるように構成しても良い。
さらに、図1及び図2を参照して説明した実施形態にあっては、2つの接点14,15間に単一の中間リード13を設けるものとして説明したが、リード11,12間に複数の中間伝送路を直列に配置し、各中間伝送路間に前記同様の接点を形成するものとしても良い(図示せず)。
〔半導体スイッチによる構成例〕
以上で説明した実施形態にあっては、本発明の高周波信号用スイッチをリードスイッチとして実現した例を示したが、本発明の高周波信号用スイッチは、機械式スイッチのみならず半導体スイッチとしても実現することが可能であり、以下、図5〜図9を参照して、半導体スイッチ素子に本発明の技術的思想を適用した構成例について説明する。
図5に示す実施形態は、2つの半導体スイッチ素子60,62を、中間伝送路13の両端に設けられた前述の接点14,15とした例であり、図5に示すように2つの半導体スイッチ素子60,62を、中間伝送路13で直列に接続することにより、本発明の高周波信号用スイッチが形成されている。
この高周波信号用スイッチの等価回路を示せば、図6(A)の通りであり、この等価回路において、制御信号の伝送方向に直列な容量C1,C2は結合容量で、例えばOFF操作時の半導体スイッチ素子(例えばFET等)が相当し、この結合容量C1,C2は、スイッチのON操作時に導通状態となる。
また、内側の並列な容量C3,C4は、共振する中間伝送路13の開放端の容量であり、さらに、外側の並列な容量C5,C6は入出力端子につながる伝送路の開放終端容量である。
この図6(A)に示す等価回路において、中間伝送路13は容量C3,C4間の伝送路に形成されており、前記中間伝送路13の端部間距離を最大周波数fmaxの実効波長のおよそ1/2以上にとることにより、この中間伝送路13によって形成される共振系の共振周波数を、制御する電気信号の最大周波数fmax以上とすることができ、使用する周波数帯域においてアイソレーションの向上されたスイッチを得ることができる。
このような中間伝送路13は、図7に示すように2つの半導体スイッチ素子60,62間に設けられた遅延回路網によって形成しても良く、その他、マイクロストリップ回路網によって形成しても良く、集中定数回路網によって形成しても良い。
図8はさらに、半導体スイッチ素子として、ソース端子間を接続した1組のMOSFET63,64から成る半導体スイッチ素子67と、同様にソース端子間を接続した別の組のMOSFET65,66から成る半導体スイッチ素子68とを、それぞれ接点14,15とし、この2つの接点14,15間を、基板裏面にグランドプレーン70を有するマイクロストリップ伝送路69(図9参照)で直列接続した構成である。
なお、上記の実施形態にあっては、2つの半導体スイッチ素子14’,15’間に単一の中間伝送路13を設けた構成について説明したが、3個以上の半導体スイッチ素子を中間伝送路で直列に接続して、図6(B)の等価回路に示す構成としても良い。
〔実施例1のリードスイッチ(図1参照)の特性〕
(1)OFF特性
図1を参照して説明した本発明のリードスイッチ(参照)の伝送特性(接点開放時)についてのシミュレーション結果〔Ansoft社製;HFSS(High Frequency Structure Simulator)ver8.5によるシミュレーション〕を図10に示す。
なお、使用したリードスイッチ1は、リード11,12と中間伝送路13とのオーバーラップ部分におけるギャップが20μmであり、中間伝送路13の端部13a−13b間距離は4.52mmである。
このリードスイッチは、約9.3GHzの周波数の信号を入力したときに共振を起こす。ここで、ガラス管に使用したガラスの誘電率は約6程度であり、共振器として働く中間伝送路13は、誘電率を持つガラスや空気、不活性ガス等に接している。
このような条件下において、リードスイッチに共振を発生させた9.3GHzの電気信号の実効波長は、中間伝送路13間の距離である4.52mmの約二倍(9.04mm)であると考えられる。
なお図10に示すグラフ中において、実線は伝送量、破線は反射量であり、dB単位の伝送量の絶対値がアイソレーション量に相当する。
この、図10に示すグラフより、いずれの接点14,15ともに開いた状態(OFFの状態)にある図1のリードスイッチ1にあっては、共振周波数である9.3GHz以下の周波数帯域において20dB以上のアイソレーションが得られており、特にこれよりも低い8GHz以下においては、30dB以上のアイソレーションが得られていることが確認できた。
(2)ON特性
また、本発明のリードスイッチは、いずれの接点共に閉じた状態にあるときには、図11に示すように、数GHzから十数GHzの帯域において伝送量(図中実線)が略0dBであり、挿入損失はほとんど無いことが確認された。
一方、反射量についても数GHzから十数GHzの帯域において−10dB以下を実現しており、十分な性能を満たしていることが確認できた。
〔従来のリードスイッチ(図17参照)の特性〕
これに対し図12は、図17に示す従来のリードスイッチを単体で使用した場合の伝送特性(接点開放時)のシミュレーション結果である。
図12から明らかなように、従来のリードスイッチを使用する場合には10dB程度のアイソレーションを得ようとすれば、入力する電気信号は10GHz以下(5GHz以下)である必要があり、15dB以上のアイソレーションを得ようとすれば、入力する電気信号は3GHz以下とする必要がある。
〔比較結果〕
このように、本発明のリードスイッチ(図1参照)は、従来のリードスイッチ(図17参照)に比較して、数GHz以上の高周波域におけるアイソレーションが飛躍的に向上されていることが確認できた。
因みに、本発明のリードスイッチが1GHz程度の周波数において50dB以上のアイソレーションが得られていることを考えると、数GHz未満の周波数域においても、特許文献1を参照して説明した従来のリードスイッチと比較して有利な値を示していることが確認できる。
〔実施例2のリードスイッチ〕
以上説明したように、図1に示すリードスイッチによっても、従来のリードスイッチ(図17参照)に比較してアイソレーションを向上させることができるものであるが、さらに中間伝送路13の端部13a−13b間の間隔を狭めることにより、中間伝送路13の共振周波数をより高い周波数に設定することができ、必要なアイソレーションを確保し得る周波数帯域を更に高周波側に拡張することが可能である。
このように、中間伝送路13の端部13a−13b間の間隔を狭めるために、本実施例(図2参照)にあっては単一のガラス管20内に2つの接点をいずれも封入し、中間伝送路13の端部13a−13b間の間隔Lを1.92mmに迄減少させている。
なお、シミュレーションに使用したリードスイッチの各部のサイズは、図13に示す通りである。
以上のように構成されたリードスイッチの、接点を開いた状態(OFF状態)における伝送特性を図14に、接点を閉じた状態(ON状態)における伝送特性を図15にそれぞれ示す。
図14より明らかなように、接点が開いた状態(OFF状態)にあっては、20GHz以下の周波数帯域においてはいずれの周波数においても15dB以上のアイソレーションが確保されており、20dB程度の高周波信号の制御用として使用する場合であっても十分な働きをするリードスイッチであることが確認された。
また、図15に示すように、接点が閉じた状態(ONの状態)において、20GHz以下の周波数における伝送量(挿入損;図中実線)は略0dBであり、反射量(図中破線)も−15dB以下を維持する理想的な特性を示すことが確認された。
〔実施例3のリードスイッチ(図8)の特性〕
図16に、図8を参照して説明した、実施例3の高周波信号用スイッチ(接点として半導体スイッチ素子を使用)のアイソレーション改善効果を示す。
図16において、四角いプロットで示す線は遅延回路網(中間伝送路)を持たない半導体スイッチの伝送量であり、丸いプロットで示す線は、図8の高周波信号用スイッチの伝送量である。
両スイッチの特性を比較してみると、図16より、一例として100MHzの信号を制御する際のアイソレーションが、遅延回路(中間伝送路)を持たない半導体スイッチが約−15dBであるのに対し、図8に示す本発明の高周波信号用スイッチにあっては、中間伝送路(遅延回路網)の端部間距離を、100MHzの信号の実効波長の1/2である5nsに対して十分に短い距離(一例として1ns)とした結果、−40dBという高いアイソレーションを得ることができた。この結果から、本発明の高周波信号用スイッチにあっては、中間伝送路を備えていない半導体スイッチを単体で使用する場合に比較して、アイソレーションが25dB改善されていることが確認できた。
本発明の高周波信号用スイッチング方法及びスイッチは、極めて簡単な構成によりアイソレーションを飛躍的に向上させることができ、特に、これをリードスイッチとして構成する場合には、10GHz以上の周波数においても10dB以上という十分なアイソレーションが確保できると共に、リードスイッチが元来持つ低いON抵抗のメリットを生かして、半導体検査装置、無線回路の送受信切換等、10GHzを超える周波数を扱ういずれの分野においても使用するに適したものである。
本発明の高周波信号用スイッチ(リードスイッチ)の概略断面図。 本発明の高周波信号用スイッチ(リードスイッチ)の概略断面図。 本発明の高周波信号用スイッチ(リードスイッチ)の概略断面図であり、(A)、(B)は複数の中間伝送路を備えたもの、(C)は単一の中間伝送路を備えたものを示す。 本発明の高周波信号用スイッチ(リードスイッチ)の概略断面図。 半導体スイッチ素子を使用した本発明の高周波信号用スイッチの概略図。 (A)は図5の高周波信号用スイッチの等価回路図、(B)は、直列に接続された複数の中間伝送路を有する高周波信号用スイッチの等価回路図。 半導体スイッチ素子を遅延回路網で接続した本発明の高周波信号用スイッチの概略図。 半導体スイッチ素子をマイクロストリップ伝送路で接続した本発明の高周波信号用スイッチの概略図。 マイクロストリップ伝送路の概略図。 実施例1(図1)のリードスイッチのOFF特性示すグラフ。 実施例1(図1)のリードスイッチのON特性を示すグラフ。 従来のリードスイッチ(図17)のOFF特性を示すグラフ。 実施例2(図2)のリードスイッチの各部サイズの説明図。 実施例2(図2)のリードスイッチのOFF特性示すグラフ。 実施例2(図2)のリードスイッチのON特性を示すグラフ。 実施例3(図8)のスイッチ及び従来の半導体スイッチの特性を示すグラフ。 従来のリードスイッチの概略断面図。 従来のリードスイッチ(トランスファー型)の説明図。
符号の説明
1 リードスイッチ
11 リード(一方)
11a 一端(リード11の)
110 共通リード
110a 一端(共通リード110の)
12 リード(他方)
12a 一端(リード12の)
121,122 選択リード
121a,122a 一端(選択リード121,122の)
13,131,132 中間伝送路
13a 一端(中間伝送路13の)
13b 他端(中間伝送路13の)
14,15,140,151,152 接点
14’,15’ 半導体スイッチ素子
20,21,22,25 ガラス管
23 隔壁
30 ガードパイプ
40 リードスイッチ
41 共通端子
42 第1切換端子
43 第2切換端子
50 高周波コイル
60,62,63,64,65,66 半導体スイッチ
67,68 半導体スイッチ素子
61 遅延回路
69 マイクロストリップ
70 グランドプレーン

Claims (12)

  1. 電気回路の開閉端間に、所定長さの端部間距離を有する中間伝送路を配置し、制御する電気信号の上限周波数以上の共振周波数を持つ共振系を前記中間伝送路によって形成すると共に、
    前記開閉端の一方と前記中間伝送路の一端部間、及び前記開閉端の他方と前記中間伝送路の他端部間に接点をそれぞれ設け、
    前記電気回路の開放時、前記接点を共に電気的に開くことを特徴とする高周波信号のスイッチング方法。
  2. 電気回路の開閉端にそれぞれ接続される少なくとも2つのリードと、前記リードの端部間に配置された中間伝送路を有し、前記リードの一方と前記中間伝送路の一端部間、及び前記リードの他方と前記中間伝送路の他端部間に、前記リード間を開放する時に共に電気的に開く接点をそれぞれ設けると共に、
    前記中間伝送路によって形成される共振系の共振周波数が制御する電気信号の上限周波数以上となるように、前記中間伝送路の端部間距離が設定されていることを特徴とする高周波信号用スイッチ。
  3. 前記接点が、前記中間伝送路の両端部と、前記各リードとの機械的な接触部分として構成されていることを特徴とする請求項2記載の高周波信号用スイッチ。
  4. 前記各接点が、それぞれ独立したガラス管内に封入されていることを特徴とする請求項3記載の高周波信号用スイッチ。
  5. 前記各接点が、いずれも単一のガラス管内に封入されていることを特徴とする請求項3記載の高周波信号用スイッチ。
  6. 前記リードとして、共通リードと、該共通リードに対して選択的に接続される複数の選択リードを設け、前記共通リードの端部と前記選択リードの端部間に前記中間伝送路を配置すると共に、
    前記共通リードの端部と前記中間伝送路間、又は前記中間伝送路と前記選択リードの端部間のいずれか又は双方をトランスファー型の接点としたことを特徴とする請求項2記載の高周波信号用スイッチ。
  7. 前記接点が、半導体スイッチ素子により構成されていることを特徴とする請求項記載2の高周波信号用スイッチ。
  8. 前記中間伝送路が、前記半導体スイッチ素子間に設けられた遅延回路網であることを特徴とする請求項7記載の高周波信号用スイッチ。
  9. 前記中間伝送路が、前記半導体スイッチ素子間に設けられたマイクロストリップ回路網であることを特徴とする請求項7又は8記載の高周波信号用スイッチ。
  10. 前記中間伝送路が、前記半導体スイッチ素子間に設けられた集中常数回路網であることを特徴とする請求項7又は8記載の高周波信号用スイッチ。
  11. 前記半導体スイッチ素子が、MOSFETにより構成されていることを特徴とする請求項7〜10いずれか1項記載の高周波信号用スイッチ。
  12. 前記中間伝送路が、前記接点を介して複数直列に接続されていることを特徴とする請求項2〜11いずれか1項記載の高周波信号用スイッチ。
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