JP4612669B2 - 漫画作成支援装置、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、漫画の作成を支援する漫画作成支援装置等に関するものである。
従来の第一の技術として、以下の画像制御装置がある。本画像制御装置は、各コマ画面が組み合わされて、コマ割りのページ画面が構成される。コマ割りを定義するためのコマ割りデータと、各コマ画面にアサインされる画像情報であるコマ画像データとがメモリに記憶される。コマ割りデータとコマ画像データとが任意に組み合わされて選択及び編集されることにより、コマ割りのページ画面が効率的に表示又は印刷される。コマ画面の大きさ応じて、そのコマ画面を定義するコマ割りデータ内の倍率データに基づいてコマ画像データが拡大又は縮小されてコマ画面に展開される(特許文献1参照)。
従来の第二の技術として、以下の漫画用コマ割りフォーマットプログラムがある。
本プログラムは、シナリオデータおよび加工データを入力する入力手段、入力されたシナリオデータを記録しておくシナリオデータ記録手段、入力された加工データを記録しておく加工データ記録手段、予め加工ルールを記録しておく加工ルール記録手段、読み出したシナリオデータを、読み出した加工データに基づいて、コマ毎に分割することにより、分割処理シナリオを得る分割処理手段、分割されたそれぞれのコマの占有面積、位置、形状を、読み出した加工データ、および、読み出した加工ルールに基づいて計算、配置してコマ割り処理データを得るコマ割り処理手段、該コマ割り処理データに基づいて、文章に対応して、コマ割りされた漫画 用コマ割りフォーマット画像を出力表示する画像出力表示手段からなる漫画用コマ割りフォーマットプログラムである(特許文献2参照)。本漫画用コマ割りフォーマットプログラムは、シナリオ、脚本、小説等の文章を入力すれば、漫画を作成するためのコマ割りを簡易にすることができる。
また、従来の第三の技術として、漫画を容易に描くための漫画作成支援ソフトウェアが存在する。かかるソフトウェアは、作画を容易とするものである。
特開平10−105683(第1頁、第1図等) 特開2003−208629(第1頁、第1図等)
しかし、従来の第一の技術においては、かかる技術は、紙面上に作成された既にある漫画を、画像表示させるためだけの技術であり、漫画を容易に書くための技術ではなかった。
また、従来の第二の技術においては、漫画シナリオ、脚本、小説などの文章を入力して、はじめてコマ割が可能となるものであり、自動的にコマ割を生成したりする機能や、漫画のジャンル等に応じたコマ割を提示する機能や、ページ配分を提示する機能や、構図を提示する機能を有せず、漫画作成の種々の工程を支援するためには、不十分であった。
さらに、従来の第三の技術においても、漫画作成について知識、熟練を要するコマ割り作業等はユーザ自ら行わなければならず、かかるコマ割り作業等の漫画作成の工程を容易にする技術ではなかった。
本第一の発明の漫画作成支援装置は、漫画のコマ割を行なうための条件を示す情報であるコマ割条件情報を格納しているコマ割条件情報格納部と、前記コマ割条件情報に基づいて、ページ内の段に関する情報である段情報と各段の中のコマに関する情報であるコマ情報を有する情報であるコマ割情報を生成するコマ割情報生成部と、前記コマ割情報生成部が生成したコマ割情報に基づいて、コマ割を出力するコマ割出力部を具備する漫画作成支援装置である。
かかる構成により、自動的にコマ割情報が生成できる。
また、本第二の発明の漫画作成支援装置は、第一の発明に対して、コマ割情報を2以上格納しているコマ割情報格納部と、前記コマ割情報生成部が生成したコマ割情報を前記コマ割情報格納部に蓄積するコマ割情報蓄積部をさらに具備し、前記コマ割情報生成部は、前記コマ割情報格納部に格納されているコマ割情報の中の、2以上のコマ割情報に基づいて新たなコマ割情報を生成するである。
かかる構成により、ユーザが好むコマ割の情報から新たなコマ割の情報を生成でき、ユーザの嗜好に合致したコマ割が生成できる可能性が高くなる。
また、本第三の発明の漫画作成支援装置は、コマ割情報を削除するためのルールである淘汰ルールを格納している淘汰ルール格納部と、前記淘汰ルールに基づいて、前記コマ割情報格納部のコマ割情報を削除するコマ割情報淘汰部をさらに具備する漫画作成支援装置である。
かかる構成により、自動的に不要または不適切なコマ割を削除できる。
また、本第四の発明の漫画作成支援装置は、漫画を識別する情報である漫画識別子、ページ数を示す情報であるページ数情報、漫画の盛り上がりに関する情報である起伏情報のうちの1以上の情報を有する漫画条件情報を格納している漫画条件情報格納部と、前記漫画条件情報に基づいて、起承転結の各部のページ数を決定するページ配分決定部と、前記ページ配分決定部が決定した起承転結の各部のページ数を出力するページ配分出力部と、前記漫画条件情報に基づいて、1以上のページのコマ割を決定するコマ割決定部と、前記コマ割決定部が決定した1以上のページのコマ割を出力するコマ割出力部と、前記漫画条件情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する構図決定部と、前記構図決定部が決定した1以上のページの構図に基づいて、構図を有する情報を出力する構図出力部を具備する漫画作成支援装置である。
かかる構成により、漫画作成の種々の工程を支援できる。
本発明による漫画作成支援装置によれば、漫画作成の工程を適切に支援できる。
以下、漫画作成支援装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における漫画作成支援装置のブロック図である。本漫画作成支援装置は、コマ割条件情報受付部101、指示受付部102、コマ割条件情報蓄積部103、コマ割条件情報格納部104、コマ割情報格納部105、淘汰ルール格納部106、コマ割情報生成部107、コマ割情報蓄積部108、コマ割出力部109、コマ割情報淘汰部110を具備する。
コマ割条件情報受付部101は、漫画のコマ割を行なうための条件を示す情報であるコマ割条件情報を受け付ける。コマ割条件情報は、例えば、ページ内の最大のコマ数を示す情報である上限コマ数情報と、コマとコマの間の隙間を示す情報である隙間情報と、内枠と外枠の余白を示す余白情報のうち、1以上の情報を有する。コマ割条件情報は、例えば、コマ割情報生成部が何世代のコマ割情報を生成するかを示す情報である世代情報を含んでも良い。なお、以下で説明するコマ割情報生成部107が、第一と第二のコマ割情報を用いて第三のコマ割情報を生成し、さらに、第三のコマ割情報を用いて第四のコマ割情報を生成した場合、2世代のコマ割情報を生成したこととなる。コマ割条件情報の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。コマ割条件情報受付部101は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。また、コマ割情報とは、ページ内の段に関する情報である段情報と各段の中のコマに関する情報である。コマ割情報のデータ構造は問わない。コマ割情報の具体例については、後述する。
指示受付部102は、コマ割情報を選択する指示である選択指示、コマ割情報を生成する生成指示、コマ割情報の淘汰を行う淘汰指示、コマ割を出力する指示である出力指示等の指示を受け付ける。選択指示等の指示の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。指示受付部102は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
コマ割条件情報蓄積部103は、コマ割条件情報受付部101が受け付けたコマ割条件情報をコマ割条件情報格納部104に蓄積する。コマ割条件情報蓄積部103は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。コマ割条件情報蓄積部103の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
コマ割条件情報格納部104は、漫画のコマ割を行なうための条件を示すコマ割条件情報を格納している。コマ割条件情報格納部104に格納されているコマ割条件情報は、予め格納されている情報だけでも良いし、コマ割条件情報受付部101が受け付けた情報だけでも良いし、その両方の情報があっても良い。コマ割条件情報格納部104は、ハードディスクやROM等の不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAM等の揮発性の記録媒体でも実現可能である。
コマ割情報格納部105は、コマ割情報を1以上格納している。コマ割情報格納部105は、ハードディスクやROM等の不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAM等の揮発性の記録媒体でも実現可能である。
淘汰ルール格納部106は、コマ割情報を削除するためのルールである淘汰ルールを格納している。淘汰ルールは、例えば、(1)既に存在するコマ割情報と似ているコマ割情報を削除する、(2)コマ数が多すぎるコマ割情報を削除する、(3)小さすぎるコマが存在するコマ割情報を削除する、などがある。(1)の2つのコマ割情報が似ているか否かは、例えば、2つのコマ割情報の一致度が予め決められた閾値以上である場合に、両情報は似ている、とする。2つのコマ割情報の一致度は、例えば、Nbitのコマ割情報のうちの各bitが一致する割合である。(2)のコマ数が多すぎるか否かは、予め決められた最大コマ数を越えるコマ数を示すコマ割情報は、コマ数が多すぎると判断する。(3)の小さすぎるコマか否かは、例えば、コマ割情報が有するコマの高さ、幅が、予め決められた所定の値より小さい場合に、小さすぎるコマである、と判断する。淘汰ルール格納部106は、ハードディスクやROM等の不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAM等の揮発性の記録媒体でも実現可能である。
コマ割情報生成部107は、コマ割条件情報に基づいて、コマ割情報を生成する。コマ割情報は、例えば、ページ内の段に関する情報である段情報と各段の中のコマに関する情報であるコマ情報を有する情報である。コマ割情報の具体例は後述する。コマ割情報の構造は問わない。コマ割情報生成部107は、例えば、コマ割情報格納部105に格納されているコマ割情報の中の、2以上のコマ割情報に基づいて新たなコマ割情報を生成する。コマ割情報生成部107は、選択指示により指示されたコマ割情報を使用して新たなコマ割情報を生成することが好適である。つまり、選択指示により指示されたコマ割情報は、ユーザが選択したコマ割情報であり、かかるコマ割情報に基づいて新しいコマ割情報を生成した場合、ユーザの好みが反映されたコマ割情報となる確率は高くなり好適である。コマ割情報生成部107は、1のコマ割情報を加工して、新しいコマ割情報を生成しても良い。コマ割情報生成部107は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。コマ割情報生成部107の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
コマ割情報蓄積部108は、コマ割情報生成部107が生成したコマ割情報をコマ割情報格納部105に蓄積する。コマ割情報蓄積部108は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。コマ割情報蓄積部108の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
コマ割出力部109は、コマ割情報生成部107が生成したコマ割情報に基づいて、コマ割を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プリンタへの印字、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積等を含む概念である。コマ割出力部109は、コマ割を図的に出力しても良いし、コマ割情報をそのまま出力しても良い。コマ割出力部109がコマ割を出力する態様は問わない。コマ割出力部109は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。コマ割出力部109は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
コマ割情報淘汰部110は、淘汰ルール格納部106の淘汰ルールに基づいて、コマ割情報格納部105のコマ割情報を削除する。ここで、削除とは、淘汰ルールを使用しない状況であれば良く、物理的にコマ割情報が消えている必要はない。削除とは、コマ割情報がロックされたり、使用の優先順位が極めて低く設定されたりすることなども含む。また、コマ割情報淘汰部110が、コマ割情報の淘汰を開始するタイミングは問わない。コマ割情報淘汰部110は、コマ割情報が生成される毎に、当該生成されたコマ割情報を残すか否かを判断しても良いし(淘汰を開始しても良いし)、ユーザ指示によりコマ割情報の淘汰を開始しても良いし、所定数以上のコマ割情報がコマ割情報格納部105に存在することを検知した場合にコマ割情報の淘汰を開始しても良いし、定期的にコマ割情報の淘汰を開始しても良い。コマ割情報淘汰部110は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。コマ割情報淘汰部110の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
以下、本漫画作成支援装置の動作について図2から図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)コマ割条件情報受付部101は、コマ割条件情報を受け付けたか否かを判断する。コマ割条件情報を受け付ければステップS202に行き、コマ割条件情報を受け付けなければステップS203に飛ぶ。
(ステップS202)コマ割条件情報蓄積部103は、ステップS201で受け付けたコマ割条件情報をコマ割条件情報格納部104に蓄積する。ステップS201に戻る。
(ステップS203)指示受付部102は、選択指示を受け付けたか否かを判断する。選択指示を受け付ければステップS204に行き、選択指示を受け付けなければステップS205に飛ぶ。
(ステップS204)指示受付部102は、選択指示を受け付けたコマ割情報に対応する選択指示フラグを付加する。選択指示フラグとは、選択指示を付加した当該コマ割情報を、ユーザが選択したことを示すフラグである。また、通常、コマ割情報の生成の際に、選択指示が付加されたコマ割情報が使用される。ステップS201に戻る。
(ステップS205)指示受付部102は、コマ割情報を生成する生成指示を受け付けたか否かを判断する。コマ割の生成指示を受け付ければステップS206に行き、コマ割の生成指示を受け付けなければステップS207に飛ぶ。
(ステップS206)コマ割情報生成部107は、コマ割条件情報格納部104のコマ割条件情報に基づいて、コマ割情報を生成する。コマ割情報の生成アルゴリズムの例については、図3のフローチャートを用いて説明する。ステップS201に戻る。
(ステップS207)指示受付部102は、ココマ割情報の淘汰を行う淘汰指示を受け付けたか否かを判断する。淘汰指示を受け付ければステップS208に行き、淘汰指示を受け付けなければステップS209に飛ぶ。
(ステップS208)コマ割情報淘汰部110は、淘汰ルール格納部106の淘汰ルールに基づいて、コマ割情報格納部105のコマ割情報の淘汰を行なう。コマ割情報の淘汰の処理の例については、図4のフローチャートを用いて説明する。ステップS201に戻る。
(ステップS209)指示受付部102は、コマ割を出力する指示である出力指示を受け付けたか否かを判断する。出力指示を受け付ければステップS211に行き、出力指示を受け付けなければステップS201に戻る。
(ステップS210)コマ割出力部109は、指示されたコマ割情報を取得する。
(ステップS211)コマ割出力部109は、ステップS210で取得したコマ割情報に基づいて、コマ割を出力する。ステップS201に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、コマ割情報の生成アルゴリズムの例について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)コマ割情報生成部107は、コマ割条件情報格納部104のコマ割条件情報を取得する。
(ステップS302)コマ割情報生成部107は、ステップS301で取得したコマ割条件情報が有する世代数を取得する。世代数とは、例えば、遺伝的アルゴリズムにおいて、何世代分、交叉または/および淘汰を繰り返すか、ということである。なお、コマ割情報生成部107は、世代数を用いて交叉だけを行なっても良い。かかる場合、淘汰は別に行なわれても良いし、淘汰は行われなくても良い。交叉とは、2つのコマ割情報から一つのコマ割情報を生成する処理である。具体的には、交叉とは、例えば、第一のコマ割情報の前半部(例えば、全100ビットの前50ビット)と第二のコマ割情報の後半部(例えば、全100ビットの後50ビット)を結合して、第三のコマ割情報を生成することである。
(ステップS303)コマ割情報生成部107は、ステップS301で取得したコマ割条件情報が有する上限段数情報を取得する。上限段数情報とは、ページ内の最大の段数の示す情報である。
(ステップS304)コマ割情報生成部107は、ステップS301で取得したコマ割条件情報が有する上限コマ数情報を取得する。上限コマ数情報とは、ページ内の各段の最大のコマ数を示す情報である。
(ステップS305)コマ割情報生成部107は、ステップS301で取得したコマ割条件情報が有する隙間情報を取得する。隙間情報とは、コマとコマの間の隙間を示す情報である。隙間情報は、例えば、x座標における幅、y座標における幅の情報を有する。
(ステップS306)コマ割情報生成部107は、ステップS301で取得したコマ割条件情報が有する余白情報を取得する。余白情報は、ページの外枠と内枠の余白を示す情報であり、例えば、x軸における余白幅、y軸における余白幅の情報を有する。
(ステップS307)コマ割情報生成部107は、世代数のカウンタiに1を代入する。
(ステップS308)コマ割情報生成部107は、例えば、交叉の対象の2つのコマ割情報を、コマ割情報格納部105から取得する。なお、取得するコマ割情報は、通常、選択指示がされ、フラグが付加された(ユーザに選択された)コマ割情報である。また、2世代目以降は、取得するコマ割情報は、通常、前の世代のコマ割情報である。
(ステップS309)コマ割情報生成部107は、カウンタiが、ステップS302で取得された世代数より大きいか否かを判断する。世代数より大きければ上位関数にリターンし、世代数より大きくなければステップS310に行く。
(ステップS310)コマ割情報生成部107は、段数のカウンタjに1を代入する。
(ステップS311)コマ割情報生成部107は、段数カウンタjが、ステップS303で取得された上限段数情報より大きいか否かを判断する。上限段数情報より大きければステップS327に飛び、上限段数情報より大きくなければステップS312に行く。
(ステップS312)コマ割情報生成部107は、段数カウンタjの値を、新しいコマ割情報に書き込む。なお、新しいコマ割情報のメモリ領域は、前もって確保されている、とする。新しいコマ割情報とは、生成するコマ割情報である。
(ステップS313)コマ割情報生成部107は、段番号のカウンタkに1を代入する。段番号カウンタとは、現在の処理対象の段を示すカウンタである。
(ステップS314)コマ割情報生成部107は、段番号カウンタkが段数(j)より大きいか否かを判断する。段数(j)より大きければステップS328に行き、段数(j)より大きくなければステップS315に行く。
(ステップS315)コマ割情報生成部107は、段番号カウンタkで示される段の高さを算出する。コマ割情報生成部107は、段の高さを、例えば、図9に示す演算式により算出する。
(ステップS316)コマ割情報生成部107は、ステップS315で算出した段の高さを、新しいコマ割情報に書き込む。
(ステップS317)コマ割情報生成部107は、コマ数カウンタlに1を代入する。
(ステップS318)コマ割情報生成部107は、コマ数カウンタlは、ステップS304で取得した上限コマ数情報が示す上限コマ数より大きいか否かを判断する。上限コマ数より大きければステップS329に行き、上限コマ数より大きくなければステップS319に行く。
(ステップS319)コマ割情報生成部107は、現在コマカウンタmに1を代入する。現在コマカウンタmとは、現在の処理対象のコマを示すカウンタである。
(ステップS320)コマ割情報生成部107は、現在コマカウンタmがコマ数カウンタlより大きいか否かを判断する。コマ数カウンタlより大きければステップS330に行き、コマ数カウンタlより大きくなければステップS321に行く。
(ステップS321)コマ割情報生成部107は、上底の幅を算出する。コマ割情報生成部107は、上底の幅を、例えば、図9に示す演算式を用いて算出する。(図9の式は、上底の幅を算出する式になっているのでしょうか?)なお、コマ割情報生成部107は、親の2つのコマ割情報が有する、対応するコマの2つの上底の幅の平均値を、上底の幅としても良い。
(ステップS322)コマ割情報生成部107は、ステップS321で算出した上底の幅を、生成するコマ割情報に書き込む。
(ステップS323)コマ割情報生成部107は、下底の幅を算出する。コマ割情報生成部107は、下底の幅を、例えば、図9に示す演算式を用いて算出する。(図9の式は、下底の幅を算出する式になっているのでしょうか?)コマ割情報生成部107は、親の2つのコマ割情報が有する、対応するコマの2つの下底の幅の平均値を、下底の幅としても良い。
(ステップS324)コマ割情報生成部107は、ステップS323で算出した下底の幅を、生成するコマ割情報に書き込む。
(ステップS325)コマ割情報生成部107は、段番号(k)を、生成するコマ割情報に書き込む。
(ステップS326)コマ割情報生成部107は、現在コマカウンタmを1、インクリメントする。ステップS320に戻る。
(ステップS327)コマ割情報生成部107は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS308に戻る。
(ステップS328)コマ割情報生成部107は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS311に戻る。
(ステップS329)コマ割情報生成部107は、カウンタkを1、インクリメントする。ステップS314に戻る。
(ステップS330)コマ割情報生成部107は、新しいコマ割情報を登録する。ここで、登録とは、例えば、主メモリから、コマ割情報格納部105に蓄積することを言う。その他、登録とは、生成したコマ割情報を使用できるようにすることをいう。
(ステップS331)コマ割情報生成部107は、カウンタlを1、インクリメントする。ステップS319に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、コマ割情報の生成のアルゴリズムの一例を説明した。ただし、コマ割情報生成部107は、他のアルゴリズムでコマ割情報を生成しても良い。例えば、コマ割情報生成部107は、交叉対象の2つのコマ割情報(第一のコマ割情報、第二のコマ割情報)のそれぞれの一部を結合して新しいコマ割情報を生成しても良い。例えば、コマ割情報生成部107は、第一のコマ割情報の前半50ビット(1ビット目から50ビット目)と、第二のコマ割情報の後半50ビット(51ビット目から100ビット目)を単純に結合して、100ビットのコマ割情報を生成しても良い。
また、図3のフローチャートにおいて、コマ割条件情報として、上限コマ数が存在しなくても良い。さらに、図3のフローチャートにおいて、コマ割条件情報は、上述したすべての情報が存在する必要は必ずしもないし、他の情報(例えば、最小コマ面積、コマの最小高さ、最小幅など)が存在しても良い。
次に、コマ割情報の淘汰の処理の例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)コマ割情報淘汰部110は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS402)コマ割情報淘汰部110は、淘汰ルール格納部106の淘汰ルールから、コマ数の上限を取得する。このコマ数の上限は、1ページ内のコマ数の上限である。
(ステップS403)コマ割情報淘汰部110は、淘汰ルール格納部106の淘汰ルールから、コマの最小高さ、最小幅を取得する。
(ステップS404)コマ割情報淘汰部110は、i番目のコマ割情報が存在するか否かを判断する。i番目のコマ割情報が存在すればステップS405に行き、i番目のコマ割情報が存在しなければ上位関数にリターンする。
(ステップS405)コマ割情報淘汰部110は、i番目のコマ割情報からi番目のコマ割情報が示すページの全コマ数を取得する。例えば、コマ割情報において、段ごとにコマ数が管理されている場合、コマ割情報淘汰部110は、全段のコマ数の和を取得する。
(ステップS406)コマ割情報淘汰部110は、ステップS405で取得したコマ数がステップS402で取得したコマ数の上限より大きいか否かを判断する。コマ数の上限より大きければステップS407に行き、大きくなければステップS409に行く。
(ステップS407)コマ割情報淘汰部110は、i番目のコマ割情報を削除する。
(ステップS408)コマ割情報淘汰部110は、カウンタiを1インクリメントする。ステップS404に戻る。
(ステップS409)コマ割情報淘汰部110は、i番目のコマ割情報が有する、最小のコマの高さ、最小の幅を取得する。
(ステップS410)コマ割情報淘汰部110は、ステップS409で取得したコマの高さ、または幅が、それぞれステップS403で取得した最小高さ、最小幅より小さいか否かを判断する。小さい場合はステップS407に行き、小さくない場合はステップS411に行く。
(ステップS411)コマ割情報淘汰部110は、jに「i−1」を設定する。
(ステップS412)コマ割情報淘汰部110は、j番目のコマ割情報が存在するか否かを判断する。j番目のコマ割情報が存在すればステップS413に行き、j番目のコマ割情報が存在しなければステップS414に飛ぶ。
(ステップS413)コマ割情報淘汰部110は、i番目のコマ割情報とj番目のコマ割情報が類似しているか否かを判断する。類似していればステップS407に行き、類似していなければステップS408に行く。なお、2つのコマ割情報が類似しているか否かを判断するアルゴリズムは問わない。例えば、コマ割情報淘汰部110は、2つのコマ割情報の各ビットを比較し、60%以上のビットが一致する場合に類似している、とする。また、例えば、コマ割情報淘汰部110は、2つのコマ割情報のうちの、段数の情報とコマ数がすべて一致している場合、他の情報が異なっていても類似している、とする。
(ステップS414)コマ割情報淘汰部110は、カウンタjが1より小さいか否かを判断する。カウンタjが1より小さければステップS408に行き、カウンタjが1より小さくなければステップS415に行く。
(ステップS415)コマ割情報淘汰部110は、カウンタjを1デクリメントする。ステップS412に戻る。
なお、図4のフローチャートにおける淘汰の処理は、ユーザ指示ではなく、コマ割情報が生成される毎(例えば、交叉をする毎)に行なわれても良い。また、図4のフローチャートにおける淘汰の処理は、コマ割情報の淘汰の処理の一例であることは言うまでもない。
以下、本実施の形態における漫画作成支援装置の具体的な動作について説明する。
図5は、漫画作成支援装置における、コマ割条件情報の入力画面例、コマ割の出力画面例を示す。図5において、ユーザは、上限コマ数フィールド501、世代数フィールド502、隙間情報フィールド503、余白情報フィールド504において、それぞれ1ページ内の上限コマ数、世代数、隙間情報、余白情報を入力する。そして、ユーザは、コマ割情報生成開始ボタン505を、マウス等で押下する(コマ割情報を生成する生成指示を入力する)ことにより、漫画作成支援装置はコマ割情報の生成を開始する。そして、ユーザは、コマ割表示ボタン507を、マウス等で押下する(コマ割を出力する指示である出力指示を入力する)ことにより、漫画作成支援装置はコマ割Noフィールド506に入力されているコマ割情報を解釈し、コマ割を表示する。図5において508が表示されたコマ割の例である。なお、コマ割条件情報は、例えば、ページ内の最大のコマ数を示す情報である上限コマ数情報と、コマとコマの間の隙間を示す情報である隙間情報と、内枠と外枠の余白を示す余白情報のうち、1以上の情報を有する。しかし、コマ割条件情報は、漫画のコマ割を行なうための条件を示す情報であれば他の情報でも良く、その構造も問わない。
また、図6は、コマ割情報格納部105のコマ割情報管理表である。コマ割情報管理表は、「ID」「コマ割情報」「選択」を有するレコードを1以上保持している。「ID」は、レコードを識別する情報であり、表におけるレコード管理のために存在する。「コマ割情報」は、コマ割情報を管理する属性である。「選択」は選択指示されたか否かを示す属性値を管理する属性である。「選択」の属性値が「1」の場合は、選択指示されたコマ割情報であることを示す。「選択」の属性値が「0」の場合は、選択指示されていないコマ割情報であることを示す。選択指示されたコマ割情報は、通常、ユーザが好むコマ割を示すコマ割情報である。
図7は、コマ割情報のデータ構造の例である。一のコマ割情報は、1ページのコマ割を示す情報であり、例えば、162ビットである。コマ割情報は、ここでは、1ページ内の段数を示す情報である段数情報(最初の2ビット)と、ページ内の段に関する情報である段情報を有する。そして、ここでは、コマ割情報は、4段までの段情報を有する。また、段情報は、段の高さの情報と、段内のコマ数に関する情報と、段内の各コマに関する情報であるコマ情報を有する情報である。コマ情報は、上底の幅、下底の幅、段番号の情報を有する。
図8は、段情報の例である。図8の段情報において、段の数は「3」、1段目の高さは「4」、1段目のコマ数は「2」、1段目の1つ目のコマの上底の幅は「5」、下底の幅は「1」、1段目の2つ目のコマの上底の幅は「7」、下底の幅は「4」であることを示す。なお、図8において、例えば、「00」は「1」である。つまり、対応するビットが示す値に1を足した値が、漫画作成支援装置が使用する数値である。
また、図9は、段の高さ、コマの幅を設定するための算出式の例、および、内枠、外枠の概念を示す図である。漫画作成支援装置は、例えば、図9に示す式により、コマ割情報が有する段の高さ、上底および下底の幅の比を算出する。
かかる状況において、漫画作成支援装置は、図3から図5のフローチャートに示した動作により、次々とコマ割情報を生成し、蓄積する。そして、図6のコマ割情報管理表のレコードを増加させていく。
そして、ユーザは、コマ割Noフィールドで指定したコマ割情報(図5においては、621番目のコマ割情報)をコマ割情報管理表から読み出し、解釈し、図5の508に示すようにコマ割を出力する。コマ割情報を解釈し、コマ割を出力する処理は、公知の図形描画処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。
なお、漫画作成支援装置のコマ割の他の出力例は、図10である。
以上、本実施の形態によれば、コマ割情報を多数生成できる。また、ユーザが気に入った2つのコマ割情報を交叉させて新しいコマ割情報を生成するので、ユーザ好みのコマ割情報を生成できる可能性が高い。さらに、淘汰ルールにより使用価値の無いコマ割情報を削除することにより、不要なコマ割情報が存在することもなく、ユーザが使用したいコマ割情報を容易に選択できる。
なお、本実施の形態によれば、漫画作成支援装置がコマ割情報を生成するアルゴリズの例を説明したが、上記の例に限らないことは言うまでもない。つまり、漫画作成支援装置は、コマ割条件情報に基づいて、ページ内の段に関する情報である段情報と各段の中のコマに関する情報であるコマ情報を有する情報であるコマ割情報を生成し、当該生成したコマ割情報に基づいて、コマ割を出力する構成であれば良い。コマ割条件情報は、ユーザの入力を受け付けなくても、固定的に漫画作成支援装置が保持していたり、外部装置から受信したりしても良い。
また、本実施の形態におけるコマ割情報生成部は、選択指示により指示されたコマ割情報を使用して新たなコマ割情報を生成したが、かかる選択指示は必須ではない。格納しているコマ割情報を使用して新たなコマ割情報を生成すればよい。
また、本実施の形態において、コマ割情報を淘汰する処理も必須ではない。
また、本実施の形態において、コマ割情報のデータ構造の例を図7に示した。しかし、コマ割情報のデータ構造は、他の構造でも良いことは言うまでもない。例えば、コマ割情報が有する各コマの情報(図7の最下層のデータ)が8bit(図7参照)ではなく、10bitであり、上底の幅(3bit)、下底の幅(3bit)、段番号(2bit)、コマ番号(2bit)を有しても良い。
かかる場合、コマ番号(2bit)は、段内でのコマの番号を示す情報である。かかる場合、通常のコマ割を行なった際の「段番号,コマ番号」は、図33(a)に示すように、「1,1」「1,2」「1,3」「2,1」「2,2」「3,1」「3,2」「3,3」等となる。
しかし、上記の情報では、いわゆる「ぶち抜きコマ」は表現できない。「ぶち抜きコマ」とは、複数の段にかかる一のコマである。
そこで、異なる段のコマに対して、同一の「段番号,コマ番号」を付与することを可能としても良い。異なる段の2以上のコマに対して、同一の「段番号,コマ番号」を付与した場合、本漫画作成支援装置は、当該2以上のコマを一のぶち抜きコマである、と解釈する。そして、本漫画作成支援装置は、本漫画作成支援装置は、1段目と2段目の左側のコマが一のぶち抜き変形コマを構成し、出力する。ぶち抜き変形コマの出力例を図33(b)に示す。図33(b)において、網掛けの長方形を2つ繋げて生成した矩形の枠がぶち抜き変形コマの例である。かかる場合、ぶち抜き変形コマの元になる網掛けの2つの長方形は、両方とも「2,1」の「段番号,コマ番号」を保持することとなる。なお、ぶち抜きコマの表現態様として、上記に限られないことは言うまでもない。例えば、ぶち抜きコマを示す構造として、以下のデータ構造がある。つまり、そのデータ構造は、ぶち抜きコマに含まれる上段のコマ、または下段のコマに、連結されるコマ(下段のコマ、または上段のコマ)を識別する情報(例えば、段番号およびコマ番号)を保持させておくデータ構造である。
その他、漫画の種々のコマを表現するために、コマ割情報のデータ構造を変更することは好適である。コマ割情報のデータ構造を問わないことは、他の実施の形態においても同様である。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことも、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における漫画作成支援装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、コマ割条件情報に基づいて、ページ内の段に関する情報である段情報と各段の中のコマに関する情報であるコマ情報を有する情報であるコマ割情報を生成するコマ割情報生成ステップと、前記生成したコマ割情報に基づいて、コマ割を出力するコマ割出力ステップを実行させるためのプログラム、である。
また、上記プログラムは、コンピュータに、コマ割情報生成ステップで生成したコマ割情報を蓄積するコマ割情報蓄積ステップをさらに実行させ、前記コマ割情報生成ステップにおいて、格納されているコマ割情報の中の、2以上のコマ割情報に基づいて新たなコマ割情報を生成することは好適である。
また、上記プログラムにおける、コマ割条件情報は、前記コマ割情報生成ステップで何世代のコマ割情報を生成するかを示す情報である世代情報を含み、前記コマ割情報生成ステップにおいて、前記世代情報に基づいて、再帰的に新たなコマ割情報を生成するプログラムであっても良い。
また、コンピュータに、格納されているコマ割情報の中の、2以上のコマ割情報に基づいて新たなコマ割情報を生成するコマ割情報生成ステップを実行させるためのプログラム、である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータに、コマ割情報を選択する指示である選択指示を受付ける指示受付ステップをさらに実行させ、前記コマ割情報生成ステップにおいて、前記選択指示により指示されたコマ割情報を使用して新たなコマ割情報を生成することは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータに、格納している淘汰ルールに基づいて、前記コマ割情報を削除するコマ割情報淘汰ステップをさらに実行させることは好適である。
さらに、上記プログラムにおいて、コンピュータに、コマ割条件情報を受け付けるコマ割条件情報受付ステップと、前記コマ割条件情報受付ステップで受け付けたコマ割条件情報を蓄積するコマ割条件情報蓄積ステップをさらに実行させることは好適である。
(実施の形態2)
図11は、本実施の形態における漫画作成支援装置のブロック図である。本漫画作成支援装置は、指示受付部102、漫画条件情報格納部1101、ページ配分決定部1102、ページ配分出力部1103、コマ割決定部1104、コマ割出力部1105、構図決定部1106、構図出力部1107、修正情報受付部1108、修正部1109を具備する。ページ配分決定部1102は、ページ配分ルール格納手段11021、ページ配分決定手段11022を具備する。コマ割決定部1104は、コマ割ルール格納手段11041、コマ割決定手段11042を具備する。構図決定部1106は、構図ルール格納手段11061、構図決定手段11062を具備する。
ここでの指示受付部102は、処理の開始の指示である開始指示などの指示を受付ける。なお、指示受付部102は、その他、ページ配分を決定する処理を行う指示であるページ配分決定指示や、コマ割を決定する処理を行う指示であるコマ割決定指示や、構図を決定する処理を行う指示である構図決定指示などを受け付けても良い。
漫画条件情報格納部1101は、漫画を識別する情報である漫画識別子、ページ数を示す情報であるページ数情報、漫画の盛り上がりに関する情報である起伏情報のうちの1以上の情報を有する漫画条件情報を格納している。漫画識別子は、漫画のジャンルを示すジャンル識別子、または漫画家を識別する漫画家識別子、または漫画のタイトルを示すタイトル識別子のいずれかである。つまり、漫画識別子は、漫画を一意に識別するタイトルとは限らない。起伏情報は、例えば、盛り上がりについてのグラフで表される。また、起伏情報は、例えば、見せ場のページを識別する情報等でも良い。さらに、起伏情報のデータ構造は問わない。漫画条件情報は、上記以外の情報を含んでも良い。漫画条件情報のデータ構造は問わない。なお、漫画条件情報格納部1101の漫画条件情報は、予め格納されていても良いし、図示しない手段により、ユーザからの入力を受け付けても良いし、外部の装置から受信しても良い。漫画条件情報格納部1101は、ハードディスクやROM等の不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAM等の揮発性の記録媒体でも実現可能である。
ページ配分決定部1102は、漫画条件情報格納部1101の漫画条件情報に基づいて、起承転結の各部のページ数を決定する。ページ配分決定部1102は、漫画条件情報が有するすべての情報を使用する必要はない。ページ配分決定部1102は、漫画条件情報が有する情報のうち必要な情報(例えば、漫画識別子とページ数情報のみ)を使用して、起承転結の各部のページ数を決定しても良い。ここで各部とは、起承転結の「起」の部分、「承」の部分、「転」の部分、「結」の部分である。ページ配分決定部1102は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。ページ配分決定部1102の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
ページ配分出力部1103は、ページ配分決定部1102が決定した起承転結の各部のページ数を出力する。ページ数の出力は、数字(文字)の出力であっても良いし、ページの数を示す図柄の出力であっても良い。つまり、ページ数の出力態様は問わない。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積等を含む概念である。ページ配分出力部1103は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。ページ配分出力部1103は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
コマ割決定部1104は、漫画条件情報格納部1101の漫画条件情報に基づいて、1以上のページのコマ割を決定する。通常、漫画の作成において、ページ配分が決定された後に、コマ割を決定する。したがって、コマ割決定部1104は、通常、漫画条件情報とページ配分の情報を使用して、1以上のページのコマ割を決定する。コマ割決定部1104は、漫画条件情報が有するすべての情報を使用して、コマ割を決定する必要はない。コマ割決定部1104は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。コマ割決定部1104の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
コマ割出力部1105は、コマ割決定部1104が決定した1以上のページのコマ割を出力する。コマ割出力部1105は、通常、図的にコマ割を出力する。ただし、コマ割出力部1105におけるコマ割の出力態様は問わない。コマ割出力部1105は、コマ割情報を出力しても良い。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積等を含む概念である。コマ割出力部1105は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。コマ割出力部1105は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
構図決定部1106は、漫画条件情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する。「構図を決定する」とは、例えば、構図の種類(「アップ」「ボトム」「ロング」など)を決定することである。構図決定部1106は、漫画条件情報が有するすべての情報を使用して、構図を決定する必要はない。構図決定部1106は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。構図決定部1106の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
構図出力部1107は、構図決定部1106が決定した1以上のページの構図に基づいて、構図を有する情報を出力する。構図出力部1107は、通常、図的に構図を出力する。ただし、構図出力部1107は、コマ毎に構図のパターン(例えば、ロング、アップなど)を文字列で出力しても良い。つまり、構図決定部1106における構図の出力態様は問わない。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積等を含む概念である。構図出力部1107は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。構図出力部1107は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
修正情報受付部1108は、起承転結の各部のページ数、または/およびコマ割、または/および1以上のページの各コマ内の構図を修正するための情報を受け付ける。つまり、ページ配分決定部1102が決定したページ配分や、コマ割決定部1104が決定したコマ割や、構図決定部1106が決定した構図を、ユーザが修正したい場合に、修正情報受付部1108は、かかる情報を受け付ける。起承転結の各部のページ数等の情報の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。修正情報受付部1108は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
修正部1109は、修正情報受付部1108が受け付けた情報に基づいて、起承転結の各部のページ数、または/およびコマ割、または/および1以上のページの各コマ内の構図を修正する。修正部1109は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。修正部1109の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
ページ配分ルール格納手段11021は、起承転結の各部のページ数の配分に関するルールであるページ配分ルールを対で格納している。ページ配分ルールは、例えば、漫画識別子と起承転結の各部のページ数の配分(%)を対に有する情報である。また、ページ配分ルールは、起承転結の各部のページ数の配分(%)のみの情報でも良い。ページ配分ルールの構造は問わない。ページ配分ルールの具体例は後述する。
ページ配分決定手段11022は、漫画条件情報とページ配分ルールに基づいて、起承転結の各部のページ数を決定する。
コマ割ルール格納手段11041は、コマ割に関するルールであるコマ割ルールを格納している。コマ割ルールは、例えば、漫画識別子と当該漫画識別子に対応するコマ割に関するルールの対である。コマ割ルールの構造は問わない。コマ割ルールの具体例は後述する。
コマ割決定手段11042は、漫画条件情報とコマ割ルールに基づいて、1以上のページのコマ割を決定する。コマ割決定手段11042は、例えば、1以上のページの各ページについて、ページ内の段に関する情報である段情報、各段の中のコマに関する情報であるコマ情報を有する情報であるコマ割情報を生成する。
構図ルール格納手段11061は、構図に関するルールである構図ルールを格納している。構図ルールは、例えば、漫画識別子と当該漫画識別子に対応する構図に関するルールの対である。構図ルールの構造は問わない。構図ルールの具体例は後述する。
構図決定手段11062は、漫画条件情報と構図ルールに基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する。
ページ配分ルール格納手段11021、コマ割ルール格納手段11041、構図ルール格納手段11061は、ハードディスクやROM等の不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAM等の揮発性の記録媒体でも実現可能である。
ページ配分決定手段11022、コマ割決定手段11042、構図決定手段11062は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。かかる手段の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
以下、本漫画作成支援装置の動作について図12から図15のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1201)漫画作成支援装置は、図示しない手段により、漫画条件情報の入力を受け付けたか否かを判断する。漫画条件情報の入力を受け付ければステップS1202に行き、漫画条件情報の入力を受け付けなければステップS1201に戻る。なお、ステップS1201で受け付けた漫画条件情報は、通常、漫画条件情報格納部1101に蓄積される。
(ステップS1202)ページ配分決定部1102は、ステップS1201で受け付けた漫画条件情報に基づいて、起承転結の各部のページ数を決定する。かかるページ配分決定処理については、図13のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1203)ページ配分出力部1103は、ステップS1202で決定した起承転結の各部のページ数を出力する。かかるページ数出力は、例えば、図的に出力する。ページ数出力の例については、後述する。
(ステップS1204)修正情報受付部1108は、起承転結の各部のページ数を修正するための情報を受け付けたか否かを判断する。情報を受け付ければステップS1205に行き、情報を受け付けなければステップS1206に飛ぶ。
(ステップS1205)修正部1109は、修正情報受付部1108が受け付けた情報に基づいて、起承転結の各部のページ数を修正する。
(ステップS1206)コマ割決定部1104は、ステップS1201で受け付けた漫画条件情報に基づいて、1以上のページのコマ割を決定する。なお、コマ割決定部1104は、通常、最新の起承転結の各部のページ数をも使用して(ページが起承転結のいずれの部のページの情報を使用して)、1以上のページのコマ割を決定する。コマ割決定処理の詳細については、図14のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1207)コマ割出力部1105は、ステップS1206で決定した1以上のページのコマ割を出力する。ステップS1206で複数のコマ割が決定された場合は、その中の1以上のコマ割が出力される。なお、かかるコマ割の出力は、ユーザ指示に基づくものであっても良い。
(ステップS1208)修正情報受付部1108は、コマ割を修正するための情報を受け付けたか否かを判断する。情報を受け付ければステップS1209に行き、情報を受け付けなければステップS1210に飛ぶ。
(ステップS1209)修正部1109は、修正情報受付部1108が受け付けた情報に基づいて、コマ割を修正する。修正部1109は、例えば、コマ割情報を修正する。
(ステップS1210)構図決定部1106は、ステップS1201で受け付けた漫画条件情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する。なお。構図決定部1106は、構図を決定する対象のコマが、起承転結のどの部のページのコマであるか、およびコマの属性値(大きさ、形など)に基づいても構図を決定する。構図決定処理の詳細については、図15のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1211)構図出力部1107は、ステップS1210で決定した1以上のページの構図に基づいて、構図を有する情報を出力する。
(ステップS1212)修正情報受付部1108は、1以上のページの各コマ内の構図を修正するための情報を受け付けたか否かを判断する。情報を受け付ければステップS1213に行き、情報を受け付けなければ処理を終了する。
(ステップS1213)修正部1109は、修正情報受付部1108が受け付けた情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を修正する。処理を終了する。
図12のフローチャートに示したように、本漫画作成支援装置は、ページ配分の決定、コマ割の決定、構図の決定の順で支援する。
次に、ページ配分決定処理については、図13のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1301)ページ配分決定手段11022は、ページ配分ルール格納手段11021から、対応するページ配分ルールを取得する。対応するページ配分ルールとは、例えば、漫画条件情報が有する漫画識別子(例えば、ジャンル)に対応するページ配分ルールである。
(ステップS1302)ページ配分決定手段11022は、漫画条件情報と、ステップS1301で取得したページ配分ルールに基づいて、起承転結の「起」部のページ数を算出する。ページ配分決定手段11022は、例えば、漫画条件情報が有する漫画のジャンル(漫画識別子の一種)と、ページ配分ルールに基づいて、「起」部のページ数を算出する。かかる場合、例えば、ページ配分ルールは、漫画のジャンルに対応する起承転結の各部のページ配分(割合)である。ページ配分決定手段11022の具体的処理例については、後述する。
(ステップS1303)ページ配分決定手段11022は、「承」部のページ数を算出する。
(ステップS1304)ページ配分決定手段11022は、「転」部のページ数を算出する。
(ステップS1305)ページ配分決定手段11022は、「結」部のページ数を算出する。上位関数にリターンする。なお、図13のフローチャートの動作で算出されたページ数の情報は、少なくとも一時的には保持されている。
次に、コマ割決定処理の詳細については、図14のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1401)コマ割決定手段11042は、コマ割ルール格納手段11041から、対応するコマ割ルールを取得する。対応するコマ割ルールとは、例えば、漫画条件情報が有する漫画識別子(例えば、ジャンル)に対応するコマ割ルールである。
(ステップS1402)コマ割決定手段11042は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1403)コマ割決定手段11042は、コマ割を決定すべきiページ目が存在するか否かを判断する。
(ステップS1404)コマ割決定手段11042は、そのページのコマ数を決定する。コマ割決定手段11042は、例えば、漫画条件情報が有する漫画のジャンルに対応するコマ数を取得する。かかる場合、コマ割ルールは、漫画のジャンルに対応するコマ数を保持している。なお、通常、漫画のジャンルに対応するコマ数は一定の幅を持っている。例えば、少女漫画は、1ページに4から6コマである、などである。
(ステップS1405)コマ割決定手段11042は、段数を決定する。段数は、固定でも良いし、例えば、漫画条件情報が有する漫画のジャンルに対応する段数を取得しても良い。かかる場合、コマ割ルールは、漫画のジャンルに対応する段数を保持している。
(ステップS1406)コマ割決定手段11042は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS1407)コマ割決定手段11042は、jがステップS1405で決定した段数以下であるか否かを判断する。jが段数以下であればステップS1408に行き、jが段数より大きければステップS1420に飛ぶ。
(ステップS1408)コマ割決定手段11042は、j段目のコマ数を決定する。j段目のコマ数は、ステップS1404で決定したページ内のコマ数に基づいて決定される。例えば、コマ割決定手段11042は、j段目のコマ数を、ページ内のコマ数と、ステップS1405で取得した段数に基づいて決定する。つまり、コマ割決定手段11042は、jが最終の段ではない場合は「j段目のコマ数=ページ内のコマ数/段数」、jが最終の段である場合は「j段目のコマ数=ページ内のコマ数−(1段目から(j−1)段目までのコマ数の和)」により、j段目のコマ数を決定する。ただし、j段目のコマ数を決定するアルゴリズムは、上記に限られない。
(ステップS1409)コマ割決定手段11042は、カウンタkに1を代入する。
(ステップS1410)コマ割決定手段11042は、kがj段目のコマ数以下であるか否かを判断する。kがj段目のコマ数以下であればステップS1411に行き、kがj段目のコマ数より大きければステップS1421に飛ぶ。
(ステップS1411)コマ割決定手段11042は、j段目のk番目のコマの大きさを決定する。ここで、コマの大きさとは、コマの大きさに基づいて分類された種類でも良い。例えば、コマ割ルールは、ジャンルに対応するコマの大きさに基づく各種類(大ゴマ、中ゴマ、小ゴマ)の割合を保持している。そして、コマ割決定手段11042は、全ページにおけるコマの割合が、コマ割ルールが保持するコマの大きさの種類の割合になるように、コマの大きさの種類を決めていく、とする。また、例えば、コマ割ルールは、コマの大きさの変化に関する情報を保持しており、(k−1)番目、(k−2)番目等のコマの大きさと、コマの大きさの変化に関する情報に基づいてコマの大きさの種類を決めても良い。コマの大きさの変化に関する情報とは、ジャンルに対応する、コマの大きさの変化のパターン(「小→大」、「小→大→小」、「変化なし」など)の割合である。「小→大」は、小ゴマから大ゴマへの変化、小→大→小」は、小ゴマから大ゴマ、さらに小ゴマへの変化を示す。
(ステップS1412)コマ割決定手段11042は、j段目のk番目のコマの形を決定する。例えば、コマ割ルールは、ジャンルに対応するコマの形に基づく各種類(長方形、正方形、台形など)の割合を保持している。そして、コマ割決定手段11042は、全ページにおけるコマの形の割合が、コマ割ルールが保持するコマの形の種類の割合になるように、コマの形の種類を決めていく、とする。
(ステップS1413)コマ割決定手段11042は、j段目のk番目のコマの配置を決定する。例えば、コマ割ルールは、ページ内のコマの読み方の情報を保持している。コマの読み方の情報とは、例えば、ジャンルに対応する、漫画の読者がページを読む順序のパターン(「←型」「↓型」「逆Z型」など)の割合の情報である。「←型」はページの右のコマから左のコマに読むパターン、「↓型」はページの上のコマから下のコマに読むパターン、「逆Z型」はページの右上、左上、右下、左下の順で読みパターンである。コマ割決定手段11042は、まず、ページの読み方のパターンを決定し、当該パターンに基づいて、コマの配置を決定する。そして、コマ割決定手段11042は、ページの読み方のパターンを決定する際に、ジャンルに対応する、漫画の読者がページを読む順序のパターンに割合に、漫画条件情報が有する漫画のジャンルが合致するように、ページを読む順序のパターンを決定する。
(ステップS1414)コマ割決定手段11042は、j段目のk番目のコマを他のコマに重ねるか否かを判断する。重ねる場合はステップS1415に行き、重ねない場合はステップS1416に行く。なお、かかる判断は、例えば、以下のように行う。コマ割ルールは、ジャンルに対応するコマの重なり出現率を保持している。そして、かかるコマの重なり出現率に合致するように、一部のコマを重ねると判断する。また、処理対処のコマが存在するページが起承転結のいずれの部であるか、さらに、ストーリの起伏を示す起伏情報に基づいて重ねるか否かを判断することは好適である。盛り上がる箇所において、重なりを多くすることが考えられるからである。
(ステップS1415)コマ割決定手段11042は、ステップS1413で決定したj段目のk番目のコマの配置に対して、他のコマに重なるように、コマを移動する。どの程度移動するか、また、どのコマに重ねるかを決定するアルゴリズムは問わない。例えば、コマ割決定手段11042は、1ドットから30ドットの幅でランダムに移動する距離を取得する。また、コマ割決定手段11042は、上下左右のコマのうち、どのコマに重ねるかをランダムに決定する。
(ステップS1416)コマ割決定手段11042は、j段目のk番目のコマを内枠からはみ出すか否かを判断する。はみ出すと判断した場合ステップS1417に行き、はみ出さないと判断した場合ステップS1418に飛ぶ。なお、かかる判断は、例えば、以下のように行う。コマ割ルールは、ジャンルに対応するコマのはみ出し出現率を保持している。そして、かかるコマのはみ出し出現率に合致するように、一部のコマを内枠からはみ出すように配置すると判断する。また、処理対処のコマが存在するページが起承転結のいずれの部であるか、さらに、ストーリの起伏を示す起伏情報に基づいてはみ出すか否かを判断することは好適である。盛り上がる箇所において、はみ出すコマを多くすることが好適だからである。
(ステップS1417)コマ割決定手段11042は、j段目のk番目のコマを内枠からはみ出すように、移動し、配置する。
(ステップS1418)コマ割決定手段11042は、上記のステップで決定したコマの大きさの情報、コマの形の情報、コマの重なりの情報、はみ出しの情報、ページの読み方の情報、サイズ変化の情報等を登録する。かかる登録した情報を、次のコマの属性値(大きさ、形、配置など)の決定に使用する。例えば、コマの大きさの情報、コマの形の情報、コマの重なりの情報、はみ出しの情報、ページの読み方の情報、サイズ変化の情報等の割合を、ジャンルに基づく所定の割合(ルールが示す割合)にするためである。
(ステップS1419)コマ割決定手段11042は、カウンタkを1、インクリメントする。ステップS1410に戻る。
(ステップS1420)コマ割決定手段11042は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1403に戻る。
(ステップS1421)コマ割決定手段11042は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS1407に戻る。
なお、上記のコマ割決定処理のアルゴリズムは、一例であることは言うまでもない。ただし、コマ割決定手段11042は、コマ割ルールに合致するように各コマのコマ割を決定する。つまり、上記のようにシーケンシャルにコマの属性を決定していくアルゴリズムの場合、最終的に、例えば、ユーザが選択した漫画識別子に対応するコマ割ルールに合致しなくなる場合に、最終的に調整処理を行っても良い、つまり、シーケンシャルな処理の結果、はみ出すコマの割合が漫画識別子に対応するコマ割ルールに合致しなくなる場合に、のちに、適切な箇所(例えば、「転」部の起伏が大きい箇所)の通常のコマをはみ出すコマに変更するなどの処理を行い、コマ割ルールが保持している、はみ出すコマの割合に合致するように調整する。
次に、構図決定処理の詳細については、図15のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1501)構図決定手段11062は、構図ルール格納手段11061から、対応する構図ルールを取得する。対応する構図ルールとは、例えば、漫画条件情報が有する漫画識別子(例えば、ジャンル)に対応する構図ルールである。
(ステップS1502)構図決定手段11062は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1503)構図決定手段11062は、iページ目のページが存在するか否かを判断する。iページ目が存在すればステップS1504に行き、iページ目が存在しなければ上位関数にリターンする。
(ステップS1504)構図決定手段11062は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS1505)構図決定手段11062は、iページ目にjコマ目のコマが存在するか否かを判断する。jコマ目が存在すればステップS1506に行き、jコマ目が存在しなければステップS1515に行く。
(ステップS1506)構図決定手段11062は、iページ目のjコマ目の属性値を取得する。属性値とは、例えば、コマの大きさである。
(ステップS1507)構図決定手段11062は、jコマ目のコマの大きさが、iページ目のコマのうちの最大ゴマであるか否かを判断する。最大ゴマであればステップS1508に行き、最大ゴマでなければステップS1509に行く。
(ステップS1508)構図決定手段11062は、最大ゴマに適した構図を決定する。構図ルールは、例えば、ジャンルに基づく最大ゴマの構図のパターン(ボトム、アップ、ロング、部分、背景、セリフのみ、はみ出しなど)の割合の情報を有する。そして、漫画条件情報が有するジャンルに対応する最大ゴマの構図のパターンの割合の情報を取得し、かかる割合に合致するように、構図(ここでは、構図のパターン)を決定する。ステップS1512に行く。
(ステップS1509)構図決定手段11062は、jコマ目のコマの大きさが、iページ目のコマのうちの最小ゴマであるか否かを判断する。最小ゴマであればステップS1510に行き、最小ゴマでなければステップS1511に行く。
(ステップS1510)構図決定手段11062は、最小ゴマに適した構図を決定する。構図ルールは、例えば、ジャンルに基づく最小ゴマの構図のパターンの割合の情報を有する。ステップS1512に行く。
(ステップS1511)構図決定手段11062は、構図を決定する。構図ルールは、例えば、ジャンルに基づくコマの構図のパターンの割合の情報を有する。ステップS1512に行く。
(ステップS1512)構図決定手段11062は、はみ出し構図とするか否かを決定する。はみ出し構図の場合はステップS1513に行き、はみ出し構図でない場合はステップS1514に飛ぶ。構図決定手段11062は、はみ出し構図とするか否かについて、例えば、当該ページが起承転結のいずれのページであるか、ストーリの起伏(起伏情報)と全体の変形ゴマ出現率をパラメータとして、構図ルールが保持しているはみ出し構図の割合に基づいて決定する。
(ステップS1513)構図決定手段11062は、jコマ目のコマをはみ出し構図となるように、設定する。かかる設定は、はみ出し構図のフラグを設定する処理でも良いし、構図の配置情報を移動する(変更する)処理でも良い。
(ステップS1514)構図決定手段11062は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS1505に戻る。
(ステップS1515)構図決定手段11062は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1503に戻る。
なお、構図決定のアルゴリズムは、図15のフローチャートを用いて説明した動作に限定されないことは言うまでもない。ただし、構図決定手段11062は、構図ルールに合致するように各コマの構図を決定する。
以下、本実施の形態における漫画作成支援装置の具体的な動作について説明する。
図16は、ページ配分ルール格納手段11021が保持しているページ配分ルールの例である。図16は、ページ配分ルール管理表である。ページ配分ルール管理表は、「ID」「漫画識別子」「ページ配分」を有するレコードを1以上保持している。「漫画識別子」は、漫画のジャンル識別する情報、作家識別する情報、または漫画を識別する情報(タイトル)である。「ページ配分」は、漫画識別子に対応する起承転結の各部のページ配分(%)を示す情報である。
図17から図21、図23は、コマ割ルール格納手段11041が保持しているコマ割ルールの例である。図17は、ページ内コマ数管理表である。ページ内コマ数管理表は、「ID」「漫画識別子」「ページ内コマ数」を有するレコードを1以上保持している。「ページ内コマ数」は、漫画識別子に対応する1ページ内のコマ数の範囲を示す情報である。図17において、少年漫画は、1ページ内に6から8コマであることを示す。
図18は、コマの大きさ管理表である。コマの大きさ管理表は、「ID」「漫画識別子」「コマの大きさ」を有するレコードを1以上保持している。「コマの大きさ」は、「大ゴマ」「中ゴマ」「小ゴマ」(コマの大きさに基づく各種類)の割合(%)を示す情報である。
図19は、コマの形管理表である。コマの形管理表は、「ID」「漫画識別子」「コマの形」を有するレコードを1以上保持している。「形」は、「長方形」「正方形」「台形」「変形」「枠なし」(コマの形に基づく各種類)の割合(%)を示す情報である。
図20は、重なりはみ出し管理表である。重なりはみ出し管理表は、「ID」「漫画識別子」「重なり出現率」「はみ出し出現率」を有するレコードを1以上保持している。「重なり出現率」は、重なりのあるコマが出現する割合(%)を示す。「はみ出し出現率」は、はみ出しのある1ページ中において、はみ出しのコマが出現する割合(%)を示す。
図21は、ページ読み方管理表である。ページ読み方管理表は、「ID」「漫画識別子」「ページの読み方」を有するレコードを1以上保持している。「ページの読み方」は、「←型」「↓型」「「型」「」型」「逆Z型」など、ページ内のコマを読み進める順序の各パターンの割合(%)を示す情報である。
なお、図22は、「逆Z型」と「↓型」を説明する概念図である。
図23は、サイズ変化管理表である。サイズ変化管理表は、「ID」「漫画識別子」「サイズ変化」を有するレコードを1以上保持している。「サイズ変化」は、「小→大」「小→大→小」「大→小」「大→小→大」「変化なし」など、ページ内のコマのサイズの変化の各パターンの割合(%)を示す情報である。「小→大」は、ページ内のコマが小ゴマから大ゴマに変化する傾向があるページの割合を示す。
図24は、コマのサイズ変化のパターンを説明する概念図である。図24において、右側のページは、「変化なし」のページに分類され、左側のページは、「大→小」のページに分類される。
図25から図28は、構図ルール格納手段11061が保持している構図ルールの例である。図25は、構図管理表である。構図管理表は、「ID」「漫画識別子」「構図」を有するレコードを1以上保持している。「構図」は、「アップ」「ボトム」「ロング」「部分」「背景」「セリフのみ」「はみ出し」など、コマの構図の各パターンの割合(%)を示す情報である。「アップ」とは、登場人物の肩から上が描画されているコマである。「ボトム」とは、登場人物の腰から下が描画されているコマである。「ロング」とは、登場人物の全身が描画されているコマである。「部分」とは、登場人物の手または足なその部分や、人物以外が描画されているコマである。「背景」とは、背景や時間経過を表す図柄が描画されているコマである。「セリフのみ」とは、セリフのみが描画されているコマである。「はみ出し」とは、枠からはみ出している図柄が描画されているコマである。
図26は、はみ出し構図管理表である。はみ出し構図管理表は、「ID」「漫画識別子」「はみ出し構図出現率」を有するレコードを1以上保持している。「はみ出し構図出現率」は、1ページ中において、はみ出しのコマが出現する割合(%)を示す。
図27は、最大ゴマ構図管理表である。最大ゴマ構図管理表は、「ID」「漫画識別子」「最大ゴマの構図」を有するレコードを1以上保持している。「最大ゴマの構図」は、最大コマの構図の各パターンの割合(%)を示す情報である。
図28は、最小ゴマ構図管理表である。最小ゴマ構図管理表は、「ID」「漫画識別子」「最小ゴマの構図」を有するレコードを1以上保持している。「最小ゴマの構図」は、最小コマの構図の各パターンの割合(%)を示す情報である。
図29は、漫画条件情報を入力し、ページ配分を出力する画面例を示す図である。図29の画面は、漫画識別子を入力するフィールドである漫画識別子入力フィールド2901、漫画の全ページ数を入力するフィールドである全ページ数入力フィールド2902を有する。その他、図29の画面は、漫画の概要を入力するフォールドである概要入力フィールド2903、あらすじの概要を入力する概要入力フィールド2904、あらすじの詳細を入力する詳細フィールド2905、ページ内のコマ数を示すまたは入力できるフィールドであるコマ数フィールド2906、重要なページを示すフラグを入力する重要フィールド2907を有する。
ここで、ユーザは、漫画識別子「少年漫画」、全ページ数「32」を入力する。そして、「起承転結」ボタン2908を押下する。なお、「起承転結」ボタン2908は、ページ配分を指示するボタンである。「起承転結」ボタン290が押された場合に、漫画作成支援装置は、ページ配分処理を開始する。
次に、ページ配分決定手段11022は、入力された漫画識別子「少年漫画」を取得する。そして、ページ配分決定手段11022は、図16の構図ルール管理表から、漫画識別子「少年漫画」に対応するページ配分の属性値を取得する。そして、ページ配分決定手段11022は、「32×0.23」を整数化(通常、四捨五入)し、「起」部のページ数「7」を得る。次に、ページ配分決定手段11022は、「32×0.31」を整数化し、「承」部のページ数「10」を得る。次に、ページ配分決定手段11022は、「32×0.31」を整数化し、「転」部のページ数「10」を得る。さらに、ページ配分決定手段11022は、「32×0.16」を整数化し、「結」部のページ数「5」を得る。そして、ページ配分出力部1103は、起承転結の各部のページ数を図的に出力する。ページ配分の出力例を図30に示す。図30において、バー(3001)の長さにより起承転結の各部のページ数を示している。
次に、ユーザは、漫画の盛り上がりに関する情報である起伏情報を、図30の3002に示すようなグラフの形式で入力する。このグラフ3002は、例えば、マウスで入力する。グラフ3002は、盛り上がるストーリほど、その高さ(Y座標値)が高い(大きい)。
そして、次に、ユーザは、重要ポイント指定領域3003で、重要なポイントとなる部を指定する。図30において、「転」部が重要ポイントとして指定された。
次に、ユーザは、「コマ割」ボタン3003を押下する。「コマ割」ボタン3003は、コマ割を開始する指示を入力するボタンである。
次に、コマ割決定手段11042は、図17のページ内コマ数管理表、図18のコマの大きさ管理表、図19のコマの形管理表、図20の重なりはみ出し管理表、図21のページ読み方管理表、図23のサイズ変化管理表から、漫画識別子「少年漫画」に対応する、ページ内コマ数、コマの大きさ、コマの形、重なり出現率、はみ出し出現率、ページの読み方、サイズ変化の情報をそれぞれ取得する。
次に、コマ割決定手段11042は、例えば、図14に示すアルゴリズムにより、32ページの各ページのコマ数、コマの大きさ、形、重なり、はみ出し、配置等を決定する。コマ割決定手段11042は、かかる決定した情報に基づいて、例えば、図7に示すコマ割情報の構造で、ページの情報、コマの属性値を蓄積する。つまり、図7に示すコマ割情報がページ数分(32)、生成される。そして、全32ページのコマ割情報に基づけば、図17から図21、図23に示す少年漫画の特性を示すコマ割になっている。具体的には、例えば、全ページのページ内のコマ数は6から8となっている。コマ割決定手段11042は、例えば、起承転結のどのページかによって、6、7、8のうちのどのコマ数にするかを決定しても良い。
また、コマ割決定手段11042は、例えば、起承転結、ストーリの起伏(起伏情報)と全体の変形ゴマ出現率に基づいて、はみ出すコマを出現させるか否かを判断することは好ましい。読者に注目されるべき箇所にはみ出すコマを出現させることが好適でるからである。
以上のコマ割決定手段11042の処理の結果、コマ割出力部1105は、例えば、図31のサムネイルウィンドウ3101に、1以上のページのコマ割を図的に出力する。ここでは、コマ割出力部1105は、4ページ分のコマ割を図的に出力している。
そして、ユーザは、必要に応じて、サムネイルウィンドウ3101のコマ割をマウス等でウィンドウ(コマ)を移動させたり、ウィンドウ(コマ)の大きさ、形を変えたりする操作により、コマ割を変更できる。かかる操作、および漫画作成装置における処理は、描画ツールにおける公知技術であるので詳細な説明は省略する。
なお、図31において、構図を出力するウィンドウ等も有する。
次に、ユーザは、図31における「描画」ボタン3102を押下する、とする。すると、構図決定手段11062は、漫画識別子「少年漫画」に対応する構図ルールを取得する。具体的には、構図決定手段11062は、図25の構図管理表、図26のはみ出し構図管理表、図27の最大ゴマ構図管理表、図28の最小ゴマ構図管理表から、それぞれ漫画識別子「少年漫画」に対応する「構図」「はみ出し構図出現率」「最大ゴマ構図」「最小ゴマ構図」を取得する。
そして、構図決定手段11062は、全ページ(32)の全コマの構図を、上記取得した情報(ルール)に合致するように、例えば、図15のフローチャートで説明したアルゴリズムにより、構図を決定する。構図の決定により、全コマは、構図識別子(「アップ」「ボトム」「ロング」など)と、はみ出し構図であるか否か(「1」または「0」)の属性値を有する、こととなる。
つまり、以上の処理により構図決定手段11062は、図32に示すコマ構図情報管理表を得る。コマ構図情報管理表は、「ID」「ページID」「段番号」「コマ番号」「構図識別子」「はみ出しフラグ」を有するレコードを1以上管理している。「ページID」は、ページ番号である。「段番号」は、段の番号である。「コマ番号」は、コマの番号である。「構図識別子」は、構図を識別する情報であり、「アップ」「ボトム」などの構図の種類を示す情報を属性値として有する。「はみ出しフラグ」は、はみ出し構図であるか否かを示す属性値を有する。
そして、構図出力部1107は、図32のコマ構図情報管理表を解釈して、例えば、図31に示す構図を出力する。図31において、サムネイルウィンドウ3101で指示されているページのうちの、プレビューウィンドウ3103で示される領域の構図が出力されている。3104は、ロングの構図の出力例である。3105は、アップの構図の出力例である。なお、図31における構図の出力は、模式的な人の出力であるが、例えば、漫画の登場人物を登録しておき、かかる登場人物の各種構図を出力しても良い。その構図出力のために、漫画の登場人物の全構図パターンを予め登録しておくことは好適である。
そして、ユーザは、マウス等による操作により構図を修正できる。かかる構図の修正は、メニューによる構図の種類の選択でも良いし、3次元CGのソフトウェア機能によるキャラクタの回転や変更機能によっても良い。3次元CGのソフトウェア機能は公知であるので詳細な説明は省略する。例えば、修正情報受付部1108は、図31の構図検討ウィンドウ3106から構図の回転、変更の指示(例えば、マウスによる)を受け付ける。そして、修正部1109は、修正情報受付部1108が受け付けた情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を修正する。
以上、本実施の形態によれば、漫画のジャンル等に応じたコマ割を提示する機能や、ページ配分を提示する機能や、構図を提示する機能を有せず、漫画の種々の工程を支援することができる。
なお、本実施の形態の具体例において、漫画のジャンルに応じたコマ割等を提示したが、漫画の作者、や作品に応じたコマ割等を提示するようにしても良い。つまり、ユーザは、「作者A風」や「漫画X風」という具合に指定するだけで、かかる作者風等の漫画を作成できる。
また、本実施の形態における漫画作成支援装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、漫画条件情報に基づいて、起承転結の各部のページ数を決定するページ配分決定ステップと、前記ページ配分決定ステップで決定した起承転結の各部のページ数を出力するページ配分出力ステップと、前記漫画条件情報に基づいて、1以上のページのコマ割を決定するコマ割決定ステップと、前記コマ割決定ステップで決定した1以上のページのコマ割を出力するコマ割出力ステップと、前記漫画条件情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する構図決定ステップと、前記構図決定ステップで決定した1以上のページの構図に基づいて、構図を有する情報を出力する構図出力ステップを実行させるためのプログラム、である。なお、かかるプログラムは、ページ配分を決定するプログラムと、コマ割を決定するプログラムと、構図を決定するプログラムに分割されていても良い。
また、上記プログラムの前記ページ配分決定ステップにおいて、漫画識別子と起承転結の各部のページ数の配分に関するルールであるページ配分ルールを対で格納しており、前記漫画条件情報と前記ページ配分ルールに基づいて、起承転結の各部のページ数を決定することは好適である。
また、上記プログラムの前記コマ割決定ステップにおいて、漫画識別子と当該漫画識別子に対応するコマ割に関するルールであるコマ割ルールを格納しており、前記漫画条件情報と前記コマ割ルールに基づいて、1以上のページのコマ割を決定することは好適である。
さらに、上記プログラムの前記構図決定ステップにおいて、漫画識別子と当該漫画識別子に対応する構図に関するルールである構図ルールを格納しており、前記漫画条件情報と前記構図ルールに基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定することは好適である。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる漫画作成支援装置は、効果的に漫画の作成を支援でき、漫画作成支援装置等として有用である。
実施の形態1における漫画作成支援装置のブロック図 同漫画作成支援装置の動作について説明するフローチャート 同コマ割情報の生成の動作について説明するフローチャート 同コマ割情報の淘汰の動作について説明するフローチャート 同コマ割条件情報の入力画面例およびコマ割の出力画面例を示す図 同コマ割情報管理表を示す図 同コマ割情報のデータ構造の例を示す図 同段情報の例を示す図 同コマ割情報生成部が使用する演算式の例を示す図 同漫画作成支援装置のコマ割の他の出力例を示す図 実施の形態2における漫画作成支援装置のブロック図 同漫画作成支援装置の動作について説明するフローチャート 同ページ配分決定処理の動作について説明するフローチャート 同コマ割決定処理の動作について説明するフローチャート 同構図決定処理の動作について説明するフローチャート 同ページ配分ルールの例を示す図 同コマ割ルールの例を示す図 同コマの大きさ管理表を示す図 同コマの形管理表を示す図 同重なりはみ出し管理表を示す図 同ページ読み方管理表を示す図 同ページの読み方のパターンを説明する概念図 同サイズ変化管理表を示す図 同コマのサイズ変化のパターンを説明する概念図 同構図管理表を示す図 同はみ出し構図管理表を示す図 同最大ゴマ構図管理表を示す図 同最小ゴマ構図管理表を示す図を示す図 同漫画作成支援装置の画面例を示す図 同漫画作成支援装置の画面例を示す図 同漫画作成支援装置の画面例を示す図 同コマ構図情報管理表を示す図 実施の形態1におけるぶち抜きコマについて説明をする図
符号の説明
101 コマ割条件情報受付部
102 指示受付部
103 コマ割条件情報蓄積部
104 コマ割条件情報格納部
105 コマ割情報格納部
106 淘汰ルール格納部
107 コマ割情報生成部
108 コマ割情報蓄積部
109 コマ割出力部
110 コマ割情報淘汰部
1101 漫画条件情報格納部
1102 ページ配分決定部
1103 ページ配分出力部
1104 コマ割決定部
1105 コマ割出力部
1106 構図決定部
1107 構図出力部
1108 修正情報受付部
1109 修正部
11021 ページ配分ルール格納手段
11022 ページ配分決定手段
11041 コマ割ルール格納手段
11042 コマ割決定手段
11061 構図ルール格納手段
11062 構図決定手段

Claims (20)

  1. 漫画を識別する情報である漫画識別子を有する漫画条件情報を格納している漫画条件情報格納部と、
    前記漫画条件情報に基づいて、起承転結の各部のページ配分を決定するページ配分決定部と、
    前記ページ配分決定部が決定した起承転結の各部のページ配分を出力するページ配分出力部を具備し、
    前記ページ配分決定部は、
    漫画識別子と起承転結の各部のページ数の配分に関するルールであるページ配分ルールを対で格納しているページ配分ルール格納手段と、
    前記漫画条件情報と前記ページ配分ルールに基づいて、起承転結の各部のページ配分を決定するページ配分決定手段とを具備する漫画作成支援装置。
  2. 前記漫画条件情報は、
    漫画識別子、およびページ数を示す情報であるページ数情報を有し、
    前記ページ配分決定手段は、
    前記漫画条件情報に対応するページ配分ルールを、前記ページ配分ルール格納手段から取得し、当該ページ配分ルールと前記ページ数情報を用いて、起承転結の各部のページ数を決定する請求項1記載の漫画作成支援装置。
  3. 漫画を識別する情報である漫画識別子を有する漫画条件情報を格納している漫画条件情報格納部と、
    前記漫画条件情報に基づいて、1以上のページのコマ割を決定するコマ割決定部と、
    前記コマ割決定部が決定した1以上のページのコマ割を出力するコマ割出力部を具備し、
    前記コマ割決定部は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応するコマ割に関するルールであり、1ページ内のコマ数に関するルールを格納しているコマ割ルール格納手段と、
    前記コマ割ルール格納手段から、前記漫画条件情報に対応する前記1ページ内のコマ数に関するルールを取得し、当該1ページ内のコマ数に関するルールに基づいて、各ページのコマ数を決定することにより、各ページのコマ割を決定するコマ割決定手段を具備する漫画作成支援装置。
  4. 前記コマ割ルール格納手段は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応するコマ割に関するルールであり、1ページ内のコマ数に関するルール、および読者がページを読む順序のパターンの割合に関するルールを有するコマ割ルールを格納しており、
    前記コマ割決定手段は、
    前記コマ割ルール格納手段から、前記漫画条件情報に対応する前記1ページ内のコマ数に関するルールを取得し、当該1ページ内のコマ数に関するルールに基づいて、各ページのコマ数を決定し、前記漫画条件情報に対応する読者がページを読む順序のパターンの割合に関するルールを取得し、当該読者がページを読む順序のパターンの割合に関するルールに基づいて、読者がページを読む順序のパターンを決定し、当該パターンからコマの配置を決定することにより、各ページのコマ割を決定する請求項3記載の漫画作成支援装置。
  5. 起承転結の各部のページ数を格納しており、
    前記漫画条件情報は、
    漫画を識別する情報である漫画識別子、漫画の盛り上がりに関する情報であり、盛り上がりについてのグラフの情報または見せ場のページを識別する情報である起伏情報を有し、
    前記コマ割ルールは、
    漫画識別子に対応するコマの重なりの出現率に関するルールをさらに有し、
    前記コマ割決定手段は、
    前記コマ割ルール格納手段から、前記漫画条件情報に対応するコマの重なりの出現率に関するルールを取得し、当該コマの重なりの出現率に関するルールと、処理対象のコマが存在するページが起承転結のいずれの部であるかと、前記起伏情報とに基づいて、重ねるコマをさらに決定する請求項3または請求項4記載の漫画作成支援装置。
  6. 起承転結の各部のページ数を格納しており、
    前記漫画条件情報は、
    漫画を識別する情報である漫画識別子、漫画の盛り上がりに関する情報であり、盛り上がりについてのグラフの情報または見せ場のページを識別する情報である起伏情報を有し、
    前記コマ割ルールは、
    漫画識別子に対応するコマのはみ出し出現率に関するルールをさらに有し、
    前記コマ割決定手段は、
    前記コマ割ルール格納手段から、前記漫画条件情報に対応するコマのはみ出し出現率に関するルールを取得し、当該コマのはみ出し出現率に関するルールと、処理対象のコマが存在するページが起承転結のいずれの部であるかと、前記起伏情報とに基づいて、はみ出すコマをさらに決定する請求項3から請求項5いずれか記載の漫画作成支援装置。
  7. 漫画を識別する情報である漫画識別子を有する漫画条件情報を格納している漫画条件情報格納部と、
    前記漫画条件情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する構図決定部と、
    前記構図決定部が決定した1以上のページの構図に基づいて、構図を有する情報を出力する構図出力部を具備し、
    前記構図決定部は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応する構図に関するルールであり、各漫画識別子に対応するコマの構図の各パターンの割合を示す情報である構図ルールを格納している構図ルール格納手段と、
    前記漫画条件情報と前記構図ルールに基づいて、1以上のページの各コマの構図のパターンを示す構図識別子を決定する構図決定手段を具備する漫画作成支援装置。
  8. 漫画を識別する情報である漫画識別子を有する漫画条件情報を格納している漫画条件情報格納部と、
    前記漫画条件情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する構図決定部と、
    前記構図決定部が決定した1以上のページの構図に基づいて、構図を有する情報を出力する構図出力部を具備し、
    前記構図決定部は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応する構図に関するルールであり、各漫画識別子に対応するはみ出し構図出現率を示す情報である構図ルールを格納している構図ルール格納手段と、
    前記漫画条件情報と前記構図ルールに基づいて、1以上のページの各コマがはみ出し構図であるか否かを決定する構図決定手段を具備する漫画作成支援装置。
  9. 漫画を識別する情報である漫画識別子を有する漫画条件情報を格納している漫画条件情報格納部と、
    前記漫画条件情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する構図決定部と、
    前記構図決定部が決定した1以上のページの構図に基づいて、構図を有する情報を出力する構図出力部を具備し、
    前記構図決定部は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応する構図に関するルールであり、各漫画識別子に対応する最大コマの構図の各パターンの割合を示す情報である構図ルールを格納している構図ルール格納手段と、
    前記漫画条件情報と前記構図ルールに基づいて、1以上の各ページの最大のコマの構図を決定する構図決定手段を具備する漫画作成支援装置。
  10. 漫画を識別する情報である漫画識別子を有する漫画条件情報を格納している漫画条件情報格納部と、
    前記漫画条件情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する構図決定部と、
    前記構図決定部が決定した1以上のページの構図に基づいて、構図を有する情報を出力する構図出力部を具備し、
    前記構図決定部は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応する構図に関するルールであり、各漫画識別子に対応する最小コマの構図の各パターンの割合を示す情報である構図ルールを格納している構図ルール格納手段と、
    前記漫画条件情報と前記構図ルールに基づいて、1以上の各ページの最小のコマの構図を決定する構図決定手段を具備する漫画作成支援装置。
  11. 前記漫画条件情報に基づいて、1以上のページのコマ割を決定するコマ割決定部と、
    前記コマ割決定部が決定した1以上のページのコマ割を出力するコマ割出力部とをさらに具備し、
    前記コマ割決定部は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応するコマ割に関するルールであるコマ割ルールを格納しているコマ割ルール格納手段と、
    前記漫画条件情報と前記コマ割ルールに基づいて、1以上のページのコマ割を決定するコマ割決定手段とを具備する請求項1または請求項2記載の漫画作成支援装置。
  12. 前記漫画条件情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する構図決定部と、
    前記構図決定部が決定した1以上のページの構図に基づいて、構図を有する情報を出力する構図出力部をさらに具備し、
    前記構図決定部は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応する構図に関するルールである構図ルールを格納している構図ルール格納手段と、
    前記漫画条件情報と前記構図ルールに基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する構図決定手段とを具備する請求項1または請求項2記載の漫画作成支援装置。
  13. コンピュータを、
    漫画を識別する情報である漫画識別子を有する漫画条件情報を記憶媒体から読み出し、当該漫画条件情報に基づいて、起承転結の各部のページ配分を決定するページ配分決定部と、
    前記ページ配分決定部で決定した起承転結の各部のページ配分を出力するページ配分出力部として機能させるためのプログラムであって、
    前記ページ配分決定部は、
    漫画識別子と起承転結の各部のページ数の配分に関するルールであるページ配分ルールを対で格納しているページ配分ルール格納手段と、
    前記漫画条件情報と前記ページ配分ルールに基づいて、起承転結の各部のページ配分を決定するページ配分決定手段とを具備するものとしてコンピュータを機能させるためのプログラム
  14. コンピュータを、
    漫画を識別する情報である漫画識別子を有する漫画条件情報を記憶媒体から読み出し、当該漫画条件情報に基づいて、1以上のページのコマ割を決定するコマ割決定部と、
    前記コマ割決定部が決定した1以上のページのコマ割を出力するコマ割出力部として機能させるためのプログラムであって、
    前記コマ割決定部は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応するコマ割に関するルールであり、1ページ内のコマ数に関するルール、コマの大きさの種類の割合に関するルール、コマの形の種類の割合に関するルール、および読者がページを読む順序のパターンの割合に関するルールを有するコマ割ルールを格納しているコマ割ルール格納手段と、
    前記コマ割ルール格納手段から、前記漫画条件情報に対応する前記1ページ内のコマ数に関するルールを取得し、当該1ページ内のコマ数に関するルールに基づいて、各ページのコマ数を決定し、前記漫画条件情報に対応するコマの大きさの種類の割合に関するルールを取得し、当該コマの大きさの種類の割合に関するルールに基づいて、各コマの大きさを決定し、前記漫画条件情報に対応するコマの形の種類の割合に関するルールを取得し、当該コマの形の種類の割合に関するルールに基づいて、各コマの形を決定し、前記漫画条件情報に対応する読者がページを読む順序のパターンの割合に関するルールを取得し、当該読者がページを読む順序のパターンの割合に関するルールに基づいて、読者がページを読む順序のパターンを決定し、当該パターンからコマの配置を決定することにより、各ページのコマ割を決定するコマ割決定手段を具備するものとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  15. コンピュータを、
    漫画を識別する情報である漫画識別子を有する漫画条件情報を記憶媒体から読み出し、当該漫画条件情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する構図決定部と、
    前記構図決定部が決定した1以上のページの構図に基づいて、構図を有する情報を出力する構図出力部として機能させるためのプログラムであって、
    前記構図決定部は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応する構図に関するルールであり、各漫画識別子に対応するコマの構図の各パターンの割合を示す情報である構図ルールを格納している構図ルール格納手段と、
    前記漫画条件情報と前記構図ルールに基づいて、1以上のページの各コマ内の構図のパターンを示す構図識別子を決定する構図決定手段を具備するものとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  16. コンピュータを、
    漫画を識別する情報である漫画識別子を有する漫画条件情報を記憶媒体から読み出し、当該漫画条件情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する構図決定部と、
    前記構図決定部が決定した1以上のページの構図に基づいて、構図を有する情報を出力する構図出力部として機能させるためのプログラムであって、
    前記構図決定部は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応する構図に関するルールであり、各漫画識別子に対応するはみ出し構図出現率を示す情報である構図ルールを格納している構図ルール格納手段と、
    前記漫画条件情報と前記構図ルールに基づいて、1以上のページの各コマがはみ出し構図であるか否かを決定する構図決定手段を具備するものとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータを、
    漫画を識別する情報である漫画識別子を有する漫画条件情報を記憶媒体から読み出し、当該漫画条件情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する構図決定部と、
    前記構図決定部が決定した1以上のページの構図に基づいて、構図を有する情報を出力する構図出力部として機能させるためのプログラムであって、
    前記構図決定部は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応する構図に関するルールであり、各漫画識別子に対応する最大コマの構図の各パターンの割合を示す情報である構図ルールを格納している構図ルール格納手段と、
    前記漫画条件情報と前記構図ルールに基づいて、1以上の各ページの最大のコマの構図を決定する構図決定手段を具備するものとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  18. コンピュータを、
    漫画を識別する情報である漫画識別子を有する漫画条件情報を記憶媒体から読み出し、当該漫画条件情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する構図決定部と、
    前記構図決定部が決定した1以上のページの構図に基づいて、構図を有する情報を出力する構図出力部として機能させるためのプログラムであって、
    前記構図決定部は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応する構図に関するルールであり、各漫画識別子に対応する最小コマの構図の各パターンの割合を示す情報である構図ルールを格納している構図ルール格納手段と、
    前記漫画条件情報と前記構図ルールに基づいて、1以上の各ページの最小のコマの構図を決定する構図決定手段を具備するものとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  19. コンピュータを、
    前記漫画条件情報に基づいて、1以上のページのコマ割を決定するコマ割決定部と、
    前記コマ割決定部が決定した1以上のページのコマ割を出力するコマ割出力部としてさらに機能させるためのプログラムであって、
    前記コマ割決定部は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応するコマ割に関するルールであるコマ割ルールを格納しているコマ割ルール格納手段と、
    前記漫画条件情報と前記コマ割ルールに基づいて、1以上のページのコマ割を決定するコマ割決定手段とを具備するものとしてコンピュータを機能させるための請求項13記載のプログラム。
  20. コンピュータを、
    前記漫画条件情報に基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する構図決定部と、
    前記構図決定部が決定した1以上のページの構図に基づいて、構図を有する情報を出力する構図出力部としてさらに機能させるためのプログラムであって、
    前記構図決定部は、
    漫画識別子と当該漫画識別子に対応する構図に関するルールである構図ルールを格納している構図ルール格納手段と、
    前記漫画条件情報と前記構図ルールに基づいて、1以上のページの各コマ内の構図を決定する構図決定手段とを具備するものとしてコンピュータを機能させるための請求項11記載のプログラム。
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