JP4610821B2 - 画像データ転送装置、画像データ転送方法及び撮像装置 - Google Patents

画像データ転送装置、画像データ転送方法及び撮像装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばデジタルスチルカメラ等に好適な画像データ転送装置、画像データ転送方法及び撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、パーソナルコンピュータの普及に伴ない、銀塩フィルムを用いた銀塩カメラに代わって、撮影により得たデジタル値の画像データをメモリカードに記録するデジタルスチルカメラも広く一般に普及しつつある。
【0003】
図5はこの種のデジタルスチルカメラの一部回路構成を例示するものである。
同図で、光学レンズ系11により得られた被写体の光像が、撮像素子であるCCD12に結像される。
【0004】
このCCD12は、例えば原色ベイヤー配列のカラーフィルタを撮像面上に一体に形成しており、撮像により得られたカラー画像データ(以下「ベイヤーデータ」と略称する)は、サンプルホールド回路(S/H)13で順次サンプルホールドされた後にA/D変換器14でデジタル化され、ライン処理部15に送出される。
【0005】
このライン処理部15は、順次送られてくるベイヤーデータをライン単位で取り纏めるもので、纏められたライン単位のベイヤーデータが第1転送部16によりバッファメモリでなるメモリ17に転送されて展開記憶される。
【0006】
しかして、メモリ17上に必要なライン数分のベイヤーデータが展開された時点で、これが第2転送部18によりYUV変換部19にブロック単位で読出される。
【0007】
このYUV変換部19は、補間処理や色空間処理を施して原色系のベイヤーデータを輝度色差系のカラー画像データであるYUVデータに変換するもので、こうして得られたYUVデータは、スイッチ(SW)20を介してJPEG処理部21へ送出される一方、スイッチ22を介して第3転送部23により上記メモリ17に展開記憶される。
【0008】
このメモリ17に展開記憶されたYUVデータは、第4転送部24により表示制御部25に転送され、この表示制御部25でアナログのビデオ出力信号が作成される他、液晶モニタ表示用の信号が作成されてそれぞれ出力される。
【0009】
また、JPEG処理部21では、スイッチ20を介してYUV変換部19から送られてきたYUVデータに基づいてADCT(差分離散コサイン変換)処理、ハフマン符号化等のデータ圧縮処理を施して、データ量を大幅に減じたコード化したJPEGデータを得るもので、こうして得られたJPEGデータは第5転送部26によりメモリ17に展開記憶される。
【0010】
そして、このメモリ17に展開記憶されたJPEGデータは、記録媒体としてのメモリカードに記録される。
【0011】
また一方、再生モード時に該メモリカードから読出されてきたJPEGデータは、メモリ17に記憶された後に第6転送部27により読出され、再度JPEG処理部21に転送されて元のYUVデータに復元され、上記スイッチ22を介して第3転送部23によりメモリ17に転送されて記憶された後、第4転送部24により表示制御部25へ供される。
【0012】
しかるに、上記各回路の動作はすべてCPUを含むシステムコントローラ28により統括制御されるもので、このシステムコントローラ28の動作制御は、シャッタスイッチやモードキー等を含むキー入力部29から直接入力されるキー操作信号に対応して実行される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記図5に示したような構成にあって、上記JPEG処理部21が、スイッチ20を介してYUV変換部19から送られてきたYUVデータに基づいてデータ圧縮処理を施してコード化したJPEGデータを得、得たJPEGデータを第5転送部26によりメモリ17に展開記憶させる際、画像1枚分に相当するすべてのJPEGデータをメモリ17に展開記憶させた後でなければ、そのJPEGデータの総容量を知ることができない。
【0014】
そのため、JPEG処理部21で使用する量子化テーブルをコントロールして、生成後のJPEGデータをあるターゲットとなるデータ量以下に抑えようとした場合に、従来では一旦データ圧縮処理を施してコード化したJPEGデータを得、得たJPEGデータを第5転送部26によりメモリ17にひと通り展開記憶させた後に総データ量を計測し、画像の高周波成分が予想以上に大きい場合など、計測したデータ量がターゲットとなるデータ量を越えていた際には、再度量子化テーブルを可変設定した後にデータ圧縮処理をやり直す、という工程を経ていた。
【0015】
したがって、データ圧縮処理に多大な時間を要する可能性があるだけでなく、メモリ17のJPEGデータを記憶する領域としては、ターゲットとなるデータ量に対して例えば1.5倍から2倍程度のマージンを有した容量を確保しておく必要があり、メモリ17の容量を有効に活用とするという点でも不具合があった。
【0016】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、メモリを有効活用することが可能な画像データ転送装置、画像データ転送方法及び撮像装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、画像データに対して、ブロック単位で順次、指定された量子化データに基づく圧縮率での圧縮処理を施すとともに、圧縮処理が済んだブロックから順次作業用メモリに転送する圧縮転送手段と、上記圧縮転送手段によりブロック単位で転送される圧縮済みの画像データの量を計測する計測手段と、この圧縮転送手段によりブロック単位で転送される画像データの量であり、上記計測手段により計測される画像データの量が予め設定した制限値を越えるか否かを、この圧縮転送手段による上記ブロック単位での圧縮処理および転送処理の実行中において逐次判別する判別手段と、この判別手段で制限値を越えると判別した時点で、上記圧縮転送手段によって実行中である上記ブロック単位での画像データの転送処理を停止させる停止手段と、上記停止手段により転送処理を停止させた後も、上記画像データに含まれる全てのブロックの圧縮が完了するまで上記圧縮転送手段による上記圧縮処理を継続して実行させ、上記画像データに含まれる全てのブロックの圧縮が完了した後、圧縮済みの画像データの総量を判定する判定手段と、上記判別手段により上記制限値を越えると判別された場合に、上記判定手段により判定された圧縮済みの画像データの総量に基づいて前回行なわれた圧縮処理よりも圧縮率が高くなる量子化データを決定し、この決定された量子化データを指定して上記圧縮転送手段による前回と同じ画像データを対象とした上記圧縮処理及び上記転送処理を再実行させる再実行制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0018】
このような構成とすれば、メモリに転送する画像データの量が制限値を越えたと判別した時点で直ちにメモリへの転送を停止し、その旨を上記処理回路の動作を司る制御系に通知するため、新たな圧縮率で処理回路によるデータ圧縮処理を早いタイミングで開始させることができ、処理時間を無駄に浪費することなく、制限値の容量しか持たないメモリに確実にデータ圧縮を施した画像データを転送することが可能となる。
【0021】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記判別手段は、上記ブロック単位の画像データの転送先である上記作業用メモリ上の指定アドレスが予め設定した制限アドレスを越えるか否かを判断することを特徴とする。
【0022】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、転送時に記憶先を指定するアドレスにより、制限されているデータ量を越えるか否かを判別することで、データ量の超過を容易に判別することができる。
【0023】
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記圧縮転送手段により上記ブロック単位で上記作業用メモリに転送される画像データの量をカウントするカウント手段を備え、上記判別手段は、上記カウント手段によりカウントされるカウント値が予め設定した制限カウント値を越えるか否かを判断することを特徴とする。
【0024】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、転送する画像データの量を直接カウントすることにより、制限されているデータ量を越えるか否かを判別することで、データ量の超過を容易に判別することができる。
【0026】
請求項4記載の発明は、上記請求項1乃至3いずれか記載の発明において、上記判別手段により上記制限値を越えると判別されたか否かの判別結果を通知する通知手段と、上記通知手段により制限値を越えない旨が通知された場合に、上記圧縮転送手段により転送されて上記作業用メモリに展開記憶されている圧縮処理済みの画像データを保存用メモリに転送して保存する保存手段とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記請求項4記載の発明において、上記保存手段は、上記通知手段により制限値を越える旨が通知された場合は、上記圧縮処理済みの画像データの保存用メモリへの転送を行なわないことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、上記請求項1乃至5いずれか記載の発明において、上記作業用メモリは、上記圧縮転送手段により転送される圧縮処理後の画像データを展開記憶する他に、他の画像処理を施す前または後の画像データを展開記憶するためにも兼用されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、上記請求項6記載の発明において、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、この撮像手段から出力されるベイヤーデータ形式の画像データに対して、ブロック単位で順次YUVデータ形式への変換処理を施すとともに、YUVデータ形式への変換処理が済んだブロックから順次上記作業用メモリに転送していくYUV変換転送手段とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、上記圧縮転送手段は、上記撮像手段から出力されるとともにブロック単位で順次入力される画像データに対して、該ブロック単位で順次圧縮処理および転送処理を実行することを特徴とする。
【0027】
請求項9記載の発明は、画像データに対して、ブロック単位で順次、指定された量子化データに基づく圧縮率での圧縮処理を施すとともに、圧縮処理が済んだブロックから順次作業用メモリに転送する圧縮転送工程と、この圧縮転送工程によりブロック単位で転送される圧縮済みの画像データの量を計測する計測工程と、この圧縮転送工程によりブロック単位で転送する画像データの量であり、上記計測工程により計測される画像データの量が予め設定した制限値を越えるか否かを、この圧縮転送工程による上記ブロック単位での圧縮処理及び転送処理の実行中に逐次判別する判別工程と、上記判別手段で制限値を越えると判別した時点で、上記圧縮転送工程によって実行中である上記ブロック単位での画像データの転送処理を停止させる停止工程と、上記停止工程により転送処理を停止させた後も、上記画像データに含まれる全てのブロックの圧縮が完了するまで上記圧縮転送工程による上記圧縮処理を継続して実行させ、上記画像データに含まれる全てのブロックの圧縮が完了した後、圧縮済みの画像データの総量を判定する判定工程と、上記判別工程により上記制限値を越えると判別された場合に、上記判定工程により判定された圧縮済みの画像データの総量に基づいて前回行なわれた圧縮処理よりも圧縮率が高くなる量子化データを決定し、この決定された量子化データを指定して上記圧縮転送工程による前回と同じ画像データを対象とした上記圧縮工程及び上記転送工程を再実行させる再実行制御工程と、を有したことを特徴とする。
【0028】
このような方法とすれば、メモリに転送する画像データの量が制限値を越えたと判別した時点で直ちにメモリへの転送を停止し、その旨を上記処理回路の動作を司る制御系に通知するため、新たな圧縮率で処理回路によるデータ圧縮処理を早いタイミングで開始させることができ、処理時間を無駄に浪費することなく、制限値の容量しか持たないメモリに確実にデータ圧縮を施した画像データを転送することが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下本発明をデジタルスチルカメラに適用した場合の実施の一形態について図面を参照して説明する。
【0032】
なお、全体の基本的な回路構成については上記図5で説明したものとほぼ同様であるものとし、同一部分には同一符号を用いてその図示及び説明は省略することとする。
【0033】
図1は、特にJPEG処理部21と第5転送部26′、及びメモリ17のみを取出して示すものである。同図で、DMAコントローラ(DMAC)で構成される第5転送部26′は、撮影時にJPEG処理部21から送られてくるJPEGデータをメモリ17に転送するにあたって、メモリ17にアドレスの指定、書込みイネーブル信号等のコントロール信号と併せてデータを送受するもので、後述する転送ベースアドレスレジスタ、リミットアドレスレジスタ、転送アドレスレジスタ、全データ入力カウンタ、データ出力カウンタ、及びデータオーバーフラグレジスタを有するものとする。
【0034】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
【0035】
図2は、主としてシステムコントローラ28′が実施する静止画像撮影時全般の処理内容を示すものである。その当初にシステムコントローラ28′は、キー入力部29のシャッタスイッチがオンされたか否かを繰返し判断することで、その操作を待機する(ステップA01)。
【0036】
そして、シャッタスイッチがオンされたと判断した時点で、AE(自動露光)処理)、AF(自動合焦)処理に続いて撮影処理としてCCD12にて1画面分の画像(ベイヤー)データを取込む(ステップA02)。
【0037】
取込まれたベイヤーデータはサンプルホールド回路13、A/D変換器14を介してデジタル化され、ライン処理部15でライン単位に取纏められて第1転送部16によりメモリ17に展開記憶される(ステップA03)。
【0038】
ここでシステムコントローラ28′は、1画面分のベイヤーデータがメモリ17に展開記憶されたか否かを判断し(ステップA04)、まだであればステップA02からの処理を繰返し実行する。
【0039】
そして、ステップA04でメモリ17上に1画面分のベイヤーデータが展開記憶された時点でシステムコントローラ28′はこれを判断し、今度は第2転送部18によるメモリ17からYUV変換部19へのブロック単位でのベイヤーデータの読出転送処理を実行し(ステップA05)、順次ベイヤーデータからYUVデータへの変換を実行させる。
【0040】
このときYUV変換部19では、順次送られてくるベイヤーデータをYUVデータに変換し、スイッチ20を介してJPEG処理部21へ送出するもので、JPEG処理部21ではこのYUVデータにシステムコントローラ28′から与えられる量子化データに基づいた圧縮率で即時データ圧縮を施してJPEGデータを生成し、第5転送部26′によりメモリ17へ転送記憶させる。
【0041】
しかるにシステムコントローラ28′は、第2転送部18が1画面分のベイヤーデータをすべてメモリ17から読出してYUV変換部19へ転送したか否かを判断し(ステップA06)、まだであればステップA05からの処理を繰返し実行する。
【0042】
こうしてステップA06で1画面分のベイヤーデータがすべて第2転送部18によりメモリ17から読出され、YUV変換部19へ転送されてYUVデータに変換させたと判断した後、システムコントローラ28′は次に第5転送部26からデータオーバーフラグを読込む(ステップA07)。
【0043】
これは、上記1画面分のYUVデータの最後のブロックがスイッチ20を介してJPEG処理部21でデータ圧縮されて対応するJPEGデータが生成され、適宜第5転送部26′へ読出された後のタイミングで実行されるものであり、その読出されたデータオーバーフラグの内容が“1”であるか否かにより、JPEG処理部21がデータ圧縮を施して生成した1画面分のJPEGデータが、メモリ17に予め用意している所定のデータ量を越えずにすべてメモリ17に転送されたか否かを判断する(ステップA08)。
【0044】
これは、後述する第5転送部26′の詳細な処理内容に対応してシステムコントローラ28′が実行するものであり、第5転送部26′から読込む該データオーバーフラグが“1”ではなく“0”であった場合には、JPEG処理部21でのデータ圧縮により生成された1画面分のJPEGデータが所定のデータ量を越えずにすべてメモリ17に転送されたものと判断して、メモリ17に記憶されたJPEGデータがそのまま記録媒体であるメモリカードに転送されて記録される(ステップA09)。
【0045】
また、ステップA08で第5転送部26′から読込む該データオーバーフラグが“1”であり、JPEG処理部21でのデータ圧縮により生成された1画面分のJPEGデータが所定のデータ量を越えてメモリ17上に設けられた所定のデータ量のJPEGデータを記憶するための転送領域に記憶しきれないものと判断した場合には、次いで第5転送部26′からこれも後述する全データ入力カウンタのカウント値を読込み(ステップA10)、そのカウント値で表わされる1画面分のJPEGデータの総量に基づいて新たなデータ圧縮率を指示するための量子化テーブルを決定し、これをJPEG処理部21に設定した上で(ステップA11)、再び上記ステップA05からの処理に戻る。
【0046】
図3は、主として上記図1で示した第5転送部26′によりJPEG処理部21からJPEGデータを読出してメモリ17に転送記憶させる際の処理内容を例示するものである。
【0047】
その当初には、上記図2のステップA05でのベイヤーデータの読出しが開始されるのに同期してシステムコントローラ28′が、この第5転送部26′に対しメモリ17上にJPEGデータを転送記憶させる際のメモリ17の先頭アドレスを表わす転送ベースアドレスの設定処理を実行し(ステップB01)、続いて同じくメモリ17上にJPEGデータを転送記憶させる際のメモリ17の末尾アドレスを表わすリミットアドレスの設定処理を実行した上で(ステップB02)、該転送処理の開始を指示する(ステップB03)。なお、この場合、各アドレスは1バイト単位であるものとする。
【0048】
この指示を受けた第5転送部26′は、まず初期設定として、転送アドレスとして上記先頭アドレスである転送ベースアドレスを転送先のアドレスに指定した上で(ステップB04)、JPEG処理部21から入力する1画面分全てのJPEGデータのデータ量をカウントする全データ入力カウンタの値をクリアして“0”とし(ステップB05)、併せてシステムコントローラ28′に通知するデータオーバーフラグにフラグ“0”をセットする(ステップB06)。
【0049】
その後、JPEG処理部21からJPEGデータを1バイト入力し(ステップB07)、上記全データ入力カウンタのカウント値を「+1」更新設定した上で(ステップB08)、転送アドレスがリミットアドレスを越えているか否かにより、メモリ17へ出力するJPEGデータの総量が予め設定された量を越えたか否かを判断する(ステップB09)。
【0050】
ここで、転送アドレスがリミットアドレスを越えておらず、メモリ17へ出力するJPEGデータの総量が予め設定された量を越えていないと判断すると、上記ステップB07でJPEG処理部21から入力したJPEGデータ1バイトをメモリ17の転送アドレスで指定されるアドレス位置に出力して記憶させ(ステップB10)、その後に転送アドレスを「+1」更新設定してから(ステップB11)、JPEG処理部21からまだJPEGデータの入力があることを確認して(ステップB12)、再び上記ステップB07からの処理に戻る。
【0051】
こうしてステップB07〜B12の処理を繰返し実行することにより、第5転送部26′はJPEG処理部21からJPEGデータを1バイトずつ入力してメモリ17に転送し、記憶させていく。この間、転送アドレスと全データ入力カウンタのカウント値を順次「+1」ずつ更新設定していくことになる。
【0052】
しかして、転送アドレスの値がリミットアドレスの値を越える前にステップB12でJPEG処理部21から入力するJPEGデータがもうないと判断した場合、すなわち、予めメモリ17に設定されたJPEGデータの転送領域の範囲内に1画面分のJPEGデータを全て転送して記憶させることができた場合には、以上でこの図3の一連の処理を終了し、次の1画面分のJPEGデータの転送に備えるべく再び上記ステップB01からの処理に戻る。
【0053】
この場合、システムコントローラ28′に通知するデータオーバーフラグは“0”のままであるので、上記図2の処理ではステップA08でこれが判断され、ステップA09においてメモリ17に転送記憶されている1画面分のJPEGデータがそのまま記録媒体であるメモリカードに記録されることとなる。
【0054】
また、ステップB12でJPEG処理部21から入力するJPEGデータがもうないと判断する前に、ステップB09で転送アドレスの値がリミットアドレスの値を越えたと判断した場合、すなわち、予めメモリ17に設定されたJPEGデータの転送領域の範囲内に1画面分のJPEGデータを全て転送して記憶させることができないと判断した場合には、ここでJPEGデータのメモリ17への転送出力及び転送アドレスの更新設定を停止して、システムコントローラ28′に通知するデータオーバーフラグに“1”をセットし(ステップB13)、以後ステップB12でJPEG処理部21から入力するJPEGデータがもうないと判断するまで、ステップB07〜B09,B13,B12の処理を繰返し実行する。
【0055】
これにより、メモリ17へのJPEGデータの転送記憶は停止しながらも、JPEG処理部21からのJPEGデータの入力とそれに伴なう全データ入力カウンタでのカウント動作は続行する。
【0056】
そして、ステップB12でスイッチ20から入力するJPEGデータがもうないと判断した時点で、以上でこの図3の一連の処理を一旦終了し、再度圧縮率を変えてデータ圧縮した同一画面分のJPEGデータを始めからメモリ17へ転送記憶させるべく、再び上記ステップB01からの処理に戻る。
【0057】
この場合、システムコントローラ28′に通知するデータオーバーフラグは“1”となっているので、上記図2の処理ではステップA08でこれが判断され、ステップA10,A11において全データ入力カウンタのカウント値をシステムコントローラ28′が読込み、そのデータ量に対応した新たなデータ圧縮率の量子化テーブルが設定されてJPEG処理部21でのデータ圧縮処理が再実行されることとなる。
【0058】
このように、メモリ17に転送し記憶させるJPEGデータの量が予め設定された制限値を越えたことを判断した時点でメモリ17への転送を停止し、その旨をデータオーバーフラグによりシステムコントローラ28′に通知する。
【0059】
そのため、メモリ使用量の抑制及び制限値を越えたことを判断した後のメモリ17へのJPEGデータの書き込み処理の排除を実現しつつ、量子化テーブルを書換えて新たな圧縮率でJPEG処理部21によるJPEG処理を開始させることができ、制限値の容量しか持たないメモリ17に確実にデータ圧縮を施したJPEGデータを転送して記憶させることが可能となる。
【0060】
その際、メモリ17に転送して記憶させるJPEGデータの量が制限値を越えるか否かの判断結果に関係なくJPEG処理部21から入力されるJPEGデータの総量を全データ入力カウンタによりカウントしている。
【0061】
したがって、メモリ17に記憶できる制限値を越えたと判別されたJPEGデータが全体でどの程度のデータ量であるのかを正確に認識して、JPEG処理部21で次にデータ量が制限値を越えることのないようにYUVデータをJPEG処理する際の圧縮率を正確に算出することができる。
【0062】
加えて、上記実施の形態では、メモリ17に転送して記憶させるJPEGデータの量が予め設定した制限量を越えるか否かを、メモリ17に転送して記憶させるJPEGデータの指定アドレスがリミットアドレスを越えたか否かにより判断するものとしたので、データ量の超過を容易に判別することができる。
【0063】
なお、上記図3では、第5転送部26′がメモリ17に転送して記憶させるJPEGデータの量が制限値を越えるか否かを、その転送アドレスとリミットアドレスの関係において判断するものとして説明したが、これに限らず、JPEG処理部21から入力したJPEGデータの量をカウントする全データ入力カウンタの他に、メモリ17へ出力する出力カウンタを用いてカウントすることでその制限値となったか否かを判断するものとしてもよい。
【0064】
図4は、そのようにして主として上記図1で示した第5転送部26′によりJPEG処理部21からJPEGデータを読出してメモリ17に転送記憶させる際の他の処理内容を例示するものである。
【0065】
その当初には、上記図2のステップA05でのベイヤーデータの読出しが開始されるのに同期してシステムコントローラ28′が、この第5転送部26′に対しメモリ17上にJPEGデータを転送記憶させる際の先頭アドレスを表わす転送ベースアドレスの設定処理を実行し(ステップC01)、続いてメモリ17上にJPEGデータを転送記憶させる際のデータ量をカウントする出力カウンタのリミットカウント値を設定した上で(ステップC02)、該転送処理の開始を指示する(ステップC03)。なお、この場合も各アドレスは1バイト単位であるものとする。
【0066】
この指示を受けた第5転送部26′は、まず初期設定として、転送アドレスとして上記先頭アドレスである転送ベースアドレスを転送先のアドレスに指定した上で(ステップC04)、上記出力カウンタの値をクリアして“0”とし(ステップC05)、併せてJPEG処理部21から入力する1画面分全てのJPEGデータのデータ量をカウントする全データ入力カウンタの値もクリアして“0”とし(ステップC06)、加えてシステムコントローラ28′に通知するデータオーバーフラグにフラグ“0”をセットする(ステップC07)。
【0067】
その後、JPEG処理部21からJPEGデータを1バイト入力し(ステップC08)、上記全データ入力カウンタのカウント値を「+1」更新設定した上で(ステップC09)、出力カウンタのカウント値がリミットカウント値より小さな値となっているか否かにより、メモリ17へ出力したJPEGデータの総量が予め設定された量未満であるか否かを判断する(ステップC10)。
【0068】
ここで、出力カウンタのカウント値がリミットカウント値に達しておらず、メモリ17へ出力したJPEGデータの総量が予め設定された量未満であると判断すると、上記ステップC08でJPEG処理部21から入力したJPEGデータ1バイトをメモリ17の転送アドレスで指定されるアドレス位置に出力して記憶させ(ステップC11)、その後に転送アドレスを「+1」更新設定し(ステップC12)、同時に出力カウンタのカウント値も「+1」更新設定してから(ステップC13)、JPEG処理部21からまだJPEGデータの入力があることを確認して(ステップC14)、再び上記ステップC08からの処理に戻る。
【0069】
こうしてステップC08〜C14の処理を繰返し実行することにより、第5転送部26′はJPEG処理部21からJPEGデータを1バイトずつ入力してメモリ17に転送し、記憶させていく。この間、転送アドレスと、全データ入力カウンタ及び出力カウンタの各カウント値を順次「+1」ずつ更新設定していくことになる。
【0070】
しかして、出力カウンタのカウント値がリミットカウント値と等しくなる前にステップC14でJPEG処理部21から入力するJPEGデータがもうないと判断した場合、すなわち、予めメモリ17に設定されたJPEGデータの転送領域の範囲内に1画面分のJPEGデータを全て転送して記憶させることができた場合には、以上でこの図4の一連の処理を終了し、次の1画面分のJPEGデータの転送に備えるべく再び上記ステップC01からの処理に戻る。
【0071】
この場合、システムコントローラ28′に通知するデータオーバーフラグは“0”のままであるので、上記図2の処理ではステップA08でこれが判断され、ステップA09においてメモリ17に転送記憶されている1画面分のJPEGデータがそのまま記録媒体であるメモリカードに記録されることとなる。
【0072】
また、ステップC14でJPEG処理部21から入力するJPEGデータがもうないと判断する前に、ステップC10で出力カウンタのカウント値がリミットカウント値と等しくなったと判断した場合、すなわち、予めメモリ17に設定されたJPEGデータの転送領域の範囲内に1画面分のJPEGデータを全て転送して記憶させることができないと判断した場合には、ここでJPEGデータのメモリ17への転送出力、転送アドレス及び出力カウンタの更新設定を停止して、システムコントローラ28′に通知するデータオーバーフラグに“1”をセットし(ステップC15)、以後ステップC14でJPEG処理部21から入力するJPEGデータがもうないと判断するまで、ステップC08〜C10,C15,C14の処理を繰返し実行する。
【0073】
これにより、メモリ17へのJPEGデータの転送記憶は停止しながらも、JPEG処理部21からのJPEGデータの入力とそれに伴なう全データ入力カウンタでのカウント動作は続行する。
【0074】
そして、ステップC14でスイッチ20から入力するJPEGデータがもうないと判断した時点で、以上でこの図4の一連の処理を一旦終了し、再度圧縮率を変えてデータ圧縮した同一画面分のJPEGデータを始めからメモリ17へ転送記憶させるべく、再び上記ステップC01からの処理に戻る。
【0075】
この場合、システムコントローラ28′に通知するデータオーバーフラグは“1”となっているので、上記図2の処理ではステップA08でこれが判断され、ステップA10,A11において全データ入力カウンタのカウント値をシステムコントローラ28′が読込み、そのデータ量に対応した新たなデータ圧縮率の量子化テーブルが設定されてJPEG処理部21でのデータ圧縮処理が再実行されることとなる。
【0076】
このように、メモリ17に転送して記憶させるJPEGデータの量が予め設定した制限量を越えるか否かを、メモリ17に転送して記憶させるJPEGデータを直接カウントし、そのカウント値が予め設定した制限カウント値を越えるか否かにより判断するものとしているので、データ量の超過を容易に判別することができる。
【0077】
なお、上記図4では出力カウンタを設け、このカウント値が予め設定した制限カウント値を越えるか否かを判断するようにしたが、出力カウンタを設けずに全データ入力カウンタのカウント値が予め設定した制限カウント値を越えるか否かを判断することにより、メモリ17に転送して記憶させるJPEGデータの量が予め設定した制限量を越えるか否かを判断するようにしてもよい。
【0078】
また、上記図2〜図4では第5転送部26′にデータオーバーフラグを設けてシステムコントローラ28′がこれを読込むようにしたが、データオーバーフラグを設けずに、メモリ17に転送して記憶させるJPEGデータの量が予め設定した制限量を越えたと判断した時点で、能動的にその旨を示す信号をシステムコントローラ28′に出力するようにしてもよい。
【0079】
また、上記図2のステップA10,A11では、第5転送部26′から全データ入力カウンタのカウント値を読込むことにより、次にメモリ17に転送して記憶させるJPEGデータの圧縮率を算出するものとしたが、予め段階的な複数のデータ圧縮率に基づく量子化テーブルを用意しておき、JPEG処理部21でデータ圧縮した1画面分のJPEGデータのデータ量がメモリ17に記憶させる制限値を越えるものと判断した場合には、より高いデータ圧縮率に基づく量子化テーブルを用いて再度JPEG処理部21でデータ圧縮するものとしてもよい。
【0080】
その場合、上記図3で示したように転送先のメモリ17の指定アドレスがリミットアドレスを越えたかどうかによりメモリ17の制限値を越えるかどうかを判断するものとすれば、図3、図4で説明したような全データ入力カウンタを用いる必要がなく、第5転送部26′の構成をより簡略化することができる。
【0081】
また、メモリ17の制限値を越えたと判断した時点で図3、図4に示した処理、ベイヤーデータの読み出し転送処理及びJPEG処理部21によるデータ圧縮処理を中断して、より高いデータ圧縮率に基づく再圧縮処理を開始することができるので画像データ処理時間を大幅に短縮させることができる。
【0082】
なお、上記実施の形態では、デジタルスチルカメラで、撮像により得た画像データに対し、JPEG処理部21でデータ圧縮したJPEGデータを第5転送部26′がメモリ17に転送して記憶させる場合について説明したものであるが、本発明はこれに限るものではなく、圧縮率を可変してデータ圧縮を施した画像データをメモリに転送して記憶させるような画像データ転送システムあるいはそれに類する装置などであれば、例えばデジタルビデオ(ムービー)カメラや、簡易デジタルカメラを組込み、あるいは接続することが可能な携帯電話機に備える画像データ処理回路系に適用可能であることは勿論である。
【0083】
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
【0084】
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0085】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、メモリに転送する画像データの量が制限値を越えたと判別した時点で直ちにメモリへの転送を停止し新たな圧縮率で処理回路によるデータ圧縮処理を早いタイミングで開始させることができ、処理時間を無駄に浪費することなく、制限値の容量しか持たないメモリに確実にデータ圧縮を施した画像データを転送することが可能となる。
【0086】
更に、転送処理を停止させた後も、画像データに含まれる全てのブロックの圧縮が完了するまで圧縮処理を継続して実行させ、画像データに含まれる全てのブロックの圧縮が完了した後、圧縮済みの画像データの総量を判定するので、新たな圧縮率によるデータ圧縮処理において、データ量が制限値を越えることのないように圧縮率を正確に算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る回路構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態に係る画像撮影時全体の処理内容を示すフローチャート。
【図3】同実施の形態に係る主として第5転送部での処理内容を示すフローチャート。
【図4】同実施の形態に係る主として第5転送部での他の処理内容を示すフローチャート。
【図5】一般的なデジタルスチルカメラの一部回路構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11…光学レンズ系
12…CCD
13…サンプルホールド回路(S/H)
14…A/D変換器(A/D)
15…ライン処理部
16…第1転送部
17…メモリ
18…第2転送部
19…YUV変換部
20…スイッチ(SW)
21…JPEG処理部
22…スイッチ(SW)
23…第3転送部
24…第4転送部
25…表示制御部
26,26′…第5転送部
27…第6転送部
28,28′…システムコントローラ
29…キー入力部

Claims (9)

  1. 画像データに対して、ブロック単位で順次、指定された量子化データに基づく圧縮率での圧縮処理を施すとともに、圧縮処理が済んだブロックから順次作業用メモリに転送する圧縮転送手段と、
    上記圧縮転送手段によりブロック単位で転送される圧縮済みの画像データの量を計測する計測手段と、
    この圧縮転送手段によりブロック単位で転送される画像データの量であり、上記計測手段により計測される画像データの量が予め設定した制限値を越えるか否かを、この圧縮転送手段による上記ブロック単位での圧縮処理および転送処理の実行中において逐次判別する判別手段と、
    この判別手段で制限値を越えると判別した時点で、上記圧縮転送手段によって実行中である上記ブロック単位での画像データの転送処理を停止させる停止手段と
    上記停止手段により転送処理を停止させた後も、上記画像データに含まれる全てのブロックの圧縮が完了するまで上記圧縮転送手段による上記圧縮処理を継続して実行させ、上記画像データに含まれる全てのブロックの圧縮が完了した後、圧縮済みの画像データの総量を判定する判定手段と、
    上記判別手段により上記制限値を越えると判別された場合に、上記判定手段により判定された圧縮済みの画像データの総量に基づいて前回行なわれた圧縮処理よりも圧縮率が高くなる量子化データを決定し、この決定された量子化データを指定して上記圧縮転送手段による前回と同じ画像データを対象とした上記圧縮処理及び上記転送処理を再実行させる再実行制御手段と、
    を具備したことを特徴とする画像データ転送装置。
  2. 上記判別手段は、上記ブロック単位の画像データの転送先である上記作業用メモリ上の指定アドレスが予め設定した制限アドレスを越えるか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の画像データ転送装置。
  3. 上記圧縮転送手段により上記ブロック単位で上記作業用メモリに転送される画像データの量をカウントするカウント手段を備え、
    上記判別手段は、上記カウント手段によりカウントされるカウント値が予め設定した制限カウント値を越えるか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の画像データ転送装置。
  4. 上記判別手段により上記制限値を越えると判別されたか否かの判別結果を通知する通知手段と、
    上記通知手段により制限値を越えない旨が通知された場合に、上記圧縮転送手段により転送されて上記作業用メモリに展開記憶されている圧縮処理済みの画像データを保存用メモリに転送して保存する保存手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の画像データ転送装置。
  5. 上記保存手段は、上記通知手段により制限値を越える旨が通知された場合は、上記圧縮処理済みの画像データの保存用メモリへの転送を行なわないことを特徴とする請求項4記載の画像データ転送装置。
  6. 上記作業用メモリは、上記圧縮転送手段により転送される圧縮処理後の画像データを展開記憶する他に、他の画像処理を施す前または後の画像データを展開記憶するためにも兼用されることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の画像データ転送装置。
  7. 被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、
    この撮像手段から出力されるベイヤーデータ形式の画像データに対して、ブロック単位で順次YUVデータ形式への変換処理を施すとともに、YUVデータ形式への変換処理が済んだブロックから順次上記作業用メモリに転送していくYUV変換転送手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項6記載の画像データ転送装置。
  8. 被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、
    上記圧縮転送手段は、上記撮像手段から出力されるとともにブロック単位で順次入力される画像データに対して、該ブロック単位で順次圧縮処理および転送処理を実行することを特徴とする請求項1記載の画像データ転送装置。
  9. 画像データに対して、ブロック単位で順次、指定された量子化データに基づく圧縮率での圧縮処理を施すとともに、圧縮処理が済んだブロックから順次作業用メモリに転送する圧縮転送工程と、
    この圧縮転送工程によりブロック単位で転送される圧縮済みの画像データの量を計測する計測工程と、
    この圧縮転送工程によりブロック単位で転送する画像データの量であり、上記計測工程により計測される画像データの量が予め設定した制限値を越えるか否かを、この圧縮転送工程による上記ブロック単位での圧縮処理及び転送処理の実行中に逐次判別する判別工程と、
    上記判別手段で制限値を越えると判別した時点で、上記圧縮転送工程によって実行中である上記ブロック単位での画像データの転送処理を停止させる停止工程と
    上記停止工程により転送処理を停止させた後も、上記画像データに含まれる全てのブロックの圧縮が完了するまで上記圧縮転送工程による上記圧縮処理を継続して実行させ、上記画像データに含まれる全てのブロックの圧縮が完了した後、圧縮済みの画像データの総量を判定する判定工程と、
    上記判別工程により上記制限値を越えると判別された場合に、上記判定工程により判定された圧縮済みの画像データの総量に基づいて前回行なわれた圧縮処理よりも圧縮率が高くなる量子化データを決定し、この決定された量子化データを指定して上記圧縮転送工程による前回と同じ画像データを対象とした上記圧縮工程及び上記転送工程を再実行させる再実行制御工程と、
    を有したことを特徴とする画像データ転送方法。
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