JP2017103753A - 撮像装置および記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路規模や消費電力の増加を抑え、画像の撮影機能を高く維持しながら、必要な画像を効率良く記録する。【解決手段】撮影されたRAW画像データ画像データを記録媒体に記録する。記録指示に応じて記録媒体に記録されるRAW画像データを保存する対象として設定するか否かを、ユーザの指示に応じて制御する。RAW画像データが記録媒体に記録された後、記録されたRAW画像データを自動的に現像するとともに、現像された画像データを自動的に記録媒体に記録する。記録媒体に保存する対象として設定されていない第1のRAW画像データが現像された場合に、第1のRAW画像データを自動的に記録媒体から削除し、記録媒体に保存する対象として設定された第2のRAW画像データが現像された場合に、第2のRAW画像データが記録媒体から削除されないようにする。【選択図】図1

Description

本発明は撮像装置および記録方法に関する。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置では、撮像センサ部によって得られた生の画像(RAW画像)に現像処理(画像として認識できる形式の画像データを生成する処理)を施す。そして、現像処理された画像データを圧縮符号化して記録媒体に記録することが一般的に行われている。
一方、RAW画像を記録できる撮像装置も存在する(特許文献1)。RAW画像はJPEG形式などと比較して記録に必要なデータ量が膨大になるが、画質の劣化を最低限に抑えられるという利点がある。
特開2011−244423号公報
RAW画像のような大量のデータを高速に処理するためには処理能力の高いハードウェアが必要となる。しかし、このような高い処理能力を持つハードウェアは回路規模や消費電力も大きく、また、大容量のメモリが必要となるためコストが高くなるおそれがある。
また、近年、撮像センサ部により撮像可能な画像の画素数が増大しており、それに伴いRAW画像の現像処理のために必要な処理負荷も増大している。このため、連写速度等の撮影機能を高く維持しながら、撮影と並行したリアルタイムの現像処理を実現するには処理能力の高いハードウェアが必要となる。
一方、撮影時にはRAW画像だけを記録しておき、その後画像の表示や印刷が必要になったときに現像処理を行うように構成することも考えられる。しかしながら、RAW画像のデータ形式は撮像装置を製造するメーカの固有の形式である。そのため、あるメーカの撮像装置により記録したRAW画像を他メーカの機器では適切に現像処理ができず、利便性の低下を招くおそれがある。
本発明では、上記課題に鑑み、回路規模や消費電力の増加を抑え、画像の撮影機能を高く維持しながら、必要な画像を効率良く記録することができる撮像装置および記録方法を実現することを目的とする。
本発明においては、撮像手段と、前記撮像手段により得られた画像データを用いてRAW画像データを生成する生成手段と、記録指示に応じて、前記生成手段により生成された前記RAW画像データを記録媒体に記録する記録手段と、前記記録指示に応じて前記記録手段により前記記録媒体に記録される前記RAW画像データを前記記録媒体に保存する対象として設定するか否かを、ユーザの指示に応じて制御する設定手段と、RAW画像データに現像処理を施し、現像された画像データを生成する現像手段と、前記記録手段により前記RAW画像データが前記記録媒体に記録された後、前記記録媒体に記録された前記RAW画像データを自動的に現像するように前記現像手段を制御し、前記現像手段が前記RAW画像データを現像することにより生成された、現像された画像データを自動的に前記記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記録媒体に保存する対象として設定されていない第1のRAW画像データが前記現像手段により現像された場合に、前記第1のRAW画像データを自動的に前記記録媒体から削除し、前記記録媒体に保存する対象として設定された第2のRAW画像データが前記現像手段により現像された場合に、前記第2のRAW画像データが前記記録媒体から削除されないように制御を行う。
本発明によれば、回路規模や消費電力の増加を抑え、画像の撮影機能を高く維持しながら、必要な画像を効率良く記録することが可能となる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図。 撮影モードにおける処理を示すフローチャート。 図2のアイドル状態における処理を示すフローチャート。 撮像装置により撮影されるRAW画像データを例示する図。
以下に、本発明の実施形態について詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。
以下、本実施形態の撮像装置として、静止画や動画のRAW画像データを撮影し記録可能なデジタルカメラをについて説明する。なお、本実施形態では、撮像装置100としてデジタルカメラを例示しているが、他の情報処理装置でもよい。他の情報処理装置は、カメラ付き携帯電話やその一種であるスマートフォン(眼鏡型端末や腕時計型端末を含む)、タブレット端末、カメラ付きのパーソナルコンピュータ(PC)などを含む。
<装置構成>
先ず、図1を参照して、本実施形態の撮像装置100の構成及び機能について説明する。
本実施形態の撮像装置100は、撮像センサ部102により得られた画像信号からRAW画像データを生成する。そして、撮影待機状態(記録待機状態)において、このRAW画像データを簡易的に現像処理し、表示部123に表示する。また、ユーザによる記録開始の指示があった場合は、RAW画像データを記録媒体152に記録するが、現像された画像データを記録媒体152に記録しない。ユーザは、最終的に記録媒体152に記録する画像データを設定し、記録を指示することができる。ユーザは、最終的にRAW画像データを保存して現像済み画像データは保存しないか、RAW画像データと現像済み画像データの両方を保存するか、あるいは、現像済み画像データを保存してRAW画像データを保存しないか、のいずれかを指定可能である。
そして、撮像装置100では、ユーザがどのような設定を行った場合でも、ユーザによる記録指示に応じた撮影時には、RAW画像データに対して現像処理を行うことなく、RAW画像データだけを記録媒体152に記録する。そして、撮像装置100は、RAW画像データを記録媒体152に記録した後、RAW画像データが保存対象となっているか否かを確認する。撮像装置100は、現像済み画像データだけが保存対象となっている場合は、RAW画像データを記録媒体152から読み出して現像処理を行い現像済み画像データを生成する。そして、この現像済み画像データを記録媒体152に記録した後、現像元のRAW画像データを自動的に記録媒体152から削除する。
このように構成することで、ユーザによる記録指示に応じた撮影時にRAW画像データを高速に現像するための処理能力の高いハードウェアを用いることなく、大量の画像データを高速に記録媒体152に記録することができる。また、現像済み画像データだけが保存対象となっている場合には、記録媒体152に記録されたRAW画像データを読み出して現像処理を行い、現像済み画像データを記録媒体152に記録した後、現像元のRAW画像データを自動的に削除する。そのため、ユーザが不要としたRAW画像データを記録媒体152に保存することがなく、メモリ容量を有効に活用することができる。
なお、本実施形態の撮像装置100は、被写体を撮像して得られた画像データを記録媒体152に記録するだけでなく、画像データを記録媒体から読み出し、現像処理して表示する機能を持つ。また、撮像装置100は、画像データを外部のストレージやサーバ(クラウド)等と送受信する機能を有する。従って、本実施形態の撮像装置100は、画像処理装置、記録装置、再生装置、記録再生装置、通信装置等と表現することもできる。
図1は、本実施形態の撮像装置100の構成を例示するブロック図である。これらの機能ブロックは、ASICなどの専用ハードウェアによって実現されてもよいし、MPU等の汎用プロセッサがプログラムを実行することによりソフトウェア的に実現されてもよい。
図1において、制御部161は、撮像装置100の全体の処理を制御する。制御部161は、CPU、MPUなどのプログラマブルプロセッサと、プログラマブルプロセッサが実行する制御プログラムを格納する不揮発性メモリを含む。制御部161は、この不揮発メモリに記憶された制御プログラムによる指示に応じて制御を実行する。なお、図1では煩雑さを避けるために一部しか記載していないが、制御や通信を行うための信号線が制御部161から各機能ブロックに接続されている。操作部162は、ユーザが撮像装置100に対して指示を与えるために用いるキーやボタン、タッチパネルなどの入力デバイスを含む。操作部162からの操作信号は、制御部161によって検出され、制御部161は検出した操作に応じた動作が実行されるように他の機能ブロックなどを制御する。表示部123は、表示処理部122を通じて提供される、撮像装置100で撮影もしくは再生された画像や、メニュー画面、各種情報等を表示する。表示部123は例えば液晶ディスプレイ(LCD)等を含む。
操作部162によって撮像装置100の電源が投入されると、制御部161は撮像装置100を撮影待機状態とする。撮影待機状態において、撮像対象となる被写体像は、撮像光学部101を介して撮像センサ部102に結像される。そして、ライブビューモードの場合は撮像センサ部102により撮像された画像がライブビュー画像として表示部123に表示される。操作部162からの記録開始の指示に応答して制御部161は撮影処理および記録処理を開始させる。撮像光学部101及び撮像センサ部102の動作は、評価値算出部105により取得される絞り、フォーカス、手ぶれ等の評価値算出結果や、認識部131からの被写体情報に基づいて、カメラ制御部104によって制御される。
撮像センサ部102は、画素毎に配置される赤、緑、青(RGB)のカラーフィルタを透過した光を電気信号に変換する。例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサであってよい。撮像装置100が扱う画像の画素配列は例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)を画素毎にモザイク状に配置し、2×2の4画素につき赤1画素、青1画素、緑2画素を1セットにして規則的に並べられた構造となっている。このようなカラーフィルタの配列は、一般に原色ベイヤー配列と呼ばれる。本実施形態の撮像センサ部102は、4K(横3840画素×縦2160画素)の画素数を有するものとするが、これ以上の画素数とすることも可能である。また、本実施形態の撮像センサ部102は、1フレーム4Kの画像データを60フレーム毎秒(fps)で出力する能力を有する。なお、カラーフィルタを構成する色や配列は原色ベイヤー配列に限定されず、他の任意の配列を採用することができる。
撮像センサ部102により得られた画像信号は、センサ信号処理部103によって画素の修復処理が施される。修復処理には、撮像センサ部102における欠落画素や信頼性の低い画素の値を、周辺画素値を用いて補間したり、修復対象の画素から所定のオフセット値を減算したりする処理が含まれる。本実施形態では、センサ信号処理部103から出力される画像データを、未現像の画像を意味するRAW画像データ又はRAW画像という。
センサ信号処理部103から出力されたRAW画像データは、現像部110で現像処理される。現像部110は、複数の異なる現像処理部を有し、それぞれ、処理精度と処理負荷が異なっている。本実施形態の現像部110は、第1の現像処理を行う簡易現像部111と、第2の現像処理を行う高画質現像部112という2つの現像部を有し、それらの出力を選択するスイッチ部121を含んで構成される。簡易現像部111、高画質現像部112は共に、RAW画像に対してデベイヤー処理(デモザイク処理もしくは色補間処理とも呼ばれる)、ホワイトバランス調整、RGB(原色)→YUV(輝度と色差)変換、ノイズ低減、光学歪の補正などの現像処理を行う。なお、これらは現像処理に含まれる処理の例示であり、これらの全てが現像処理に必須であることを意味しない。他の処理が含まれてもよいし、一部が含まれなくてもよい。
高画質現像部112は、簡易現像部111よりも各々の処理を高精度に行う。高精度であるため、簡易現像部111よりも高画質な現像画像が得られるが、一方で、処理負荷が大きい。他方、簡易現像部111は、高画質現像部112よりも処理の精度が低いため、得られる画質は高画質現像部112よりも低いものの、撮影中に高速に現像処理を行うことができる。そこで、本実施形態では、高画質現像部112は、撮影と並行したリアルタイムの現像ではなく、撮影後のアイドル期間に時間をかけて現像処理を行う際に用いるようにする。このように、ユーザの記録指示に応じた撮影時に高画質現像処理を行うのではなく、一旦RAW画像を記録媒体153に記録した後に時間をかけて高画質現像処理を行うようにすることで、回路規模や消費電力の増加(ピーク)を低く抑えることができる。また、簡易現像部111の処理負荷は小さい。そのため、簡易現像部111は、撮影待機状態における、撮影と並行したリアルタイムの現像の際にライブビュー表示用の画像を生成するために用いられる。スイッチ部121は、操作部162によりユーザから指示された操作内容や実行中の動作モードに応じた制御に従って、制御部161によって切り替えられる。
なお、本実施形態では、現像部110の中に簡易現像部111と高画質現像部112が独立に存在する構成を示しているが、1つの現像部が簡易現像処理を行うモードと高画質現像処理を行うモードを含む複数の動作モードを持つ構成としてもよい。そして、これらの動作モードを切り替えることにより、簡易現像と高画質現像の処理を行う構成としてもよい。また、複数の現像部は互いに処理負荷が異なっていればよく、処理する画像のサイズと処理精度の両方を下げることは必須ではない。例えば、処理する画素数は同一であるが、処理精度が異なっている現像部や、処理精度は同一であるが処理する画素数が異なっている現像部が含まれていてもよい。ただし、撮像センサ部102から出力された1画面のRAW画像の現像処理が、次の1画面のRAW画像の撮影開始までに完了できる現像部が少なくとも1つ含まれるようにする。
なお、図1ではセンサ信号処理部103からのRAW画像データが現像部110の中の簡易現像部111と高画質現像部112に入力されるように図示しているが、これは同一のRAW画像データに対して両方の現像部で現像処理を行うことを意味していない。処理負荷の観点から、基本的には1つの現像部だけが現像処理を実行する。従って、RAW画像データが入力される現像部を切り替えるようにスイッチ部121が設けられても良い。
現像部110によって現像処理された画像データ(現像済み画像データ)は、表示処理部122によって所定の処理がなされた後、表示部123に表示される。また、現像処理された画像データは、映像出力端子124により、外部に接続された表示機器に出力してもよい。映像出力端子124は、例えばHDMI(登録商標)やSDIのような汎用インタフェースを含む。
また、現像部110によって現像処理された画像データは、評価値算出部105にも供給される。評価値算出部105は、現像済み画像データからフォーカス状態や露出状態などの評価値を算出する。これらの評価値は例えば制御部161による自動焦点検出や自動露出制御に用いられる。
さらに、現像部110によって現像処理された画像データは、認識部131にも供給される。認識部131は、画像データ中の被写体情報を検出及び認識する機能を有する。認識部131は、例えば、画像データに基づいて表示される画像に含まれる人物の顔を検出し、検出された場合は顔の位置や大きさなどを示す情報を出力する。認識部131はさらに顔などの特徴情報に基づいて特定の人物の認証などを行ってもよい。
さらにまた、現像部110によって現像処理された画像データは、静止画圧縮部141及び動画圧縮部142にも供給される。なお、本実施形態では、前述のように、ユーザによる記録指示に応じた画像の撮影時においては、高画質現像部112による現像処理が行われない。そのため、前述のように、ユーザによる記録指示に応じた画像の撮影時においては、静止画圧縮部141及び動画圧縮部142による圧縮処理も行われない。現像済み画像データから記録用の静止画データを生成する場合は、静止画圧縮部141を用いる。静止画圧縮部141は、JPEG等の公知の符号化方式に従って現像済みの静止画データを圧縮符号化し、記録用の静止画データを生成する。現像済み画像データから記録用の動画データを生成する場合は、動画圧縮部142を用いる。動画圧縮部142は、H.264、H.265等の公知の符号化方式に従って、現像済みの動画データを圧縮符号化し、記録用の動画データを生成する。静止画圧縮部141及び動画圧縮部142は、それぞれ対象となる画像データを高能率符号化(圧縮符号化)し、情報量が圧縮された画像データを生成して、記録再生部151に送出する。
RAW圧縮部113は、センサ信号処理部103から出力されたRAW画像データに対し、ウエーブレット変換や差分符号化等の高能率符号化処理を適用し、情報量を削減した圧縮RAW画像データを生成する。RAW圧縮部113は、圧縮RAW画像データをバッファ部115に格納する。なお、バッファ部115はメモリやハードディスクなど、任意の記憶装置であってよい。また、ユーザによる記録指示に応じた撮影時において、圧縮RAW画像データは、バッファ部115に一時的に保存された後、適当なタイミングでバッファ部115から読み出されて記録媒体152に記録される。即ち、バッファ部115は、RAW画像データ、或いは現像済み画像データの最終的な保存先として使用されない。バッファ部115は、あくまで、画像データの最終的な保存先である記録媒体152に対してRAW画像データや現像済み画像データを記録するための一時的な記憶部として使用される。
記録再生部151は、バッファ部115に一時的に記録された、静止画圧縮部141からの静止画データや、動画圧縮部142からの動画データを記録媒体152に記録する。また、記録再生部151は、バッファ部115から読み出した静止画及び/又は動画のRAW画像データを、圧縮符号化後の静止画データ及び動画データとは別個のファイルとして記録媒体152に記録する。また記録再生部151は、FAT等の公知のファイルシステムに従い、記録媒体152に記録されたデータをファイルとして管理する。記録媒体152は、例えば内蔵式の大容量メモリやハードディスク、又は、着脱式のメモリカード等である。また、記録再生部151は、記録媒体152から静止画ファイル、動画ファイル、RAWファイル(静止画、動画)を読み出すこともできる。また、記録再生部151は、通信部153を介して、外部のストレージやサーバに、各種データやファイルを書き込んだり、読み出したりすることができる。通信部153は通信端子154を通じ、無線通信や有線通信によりコンピュータネットワークや外部機器へのアクセスを撮像装置100に提供する。
また、記録再生部151は、記録媒体152から、又は、通信部153を介して外部から、所望のファイルを取得して再生する。再生対象のファイルがRAWファイルであれば、記録再生部151は、取得されたRAWファイルのRAW画像データをバッファ部115に格納する。再生対象のファイルが静止画ファイルであれば、記録再生部151は、取得された静止画ファイルの静止画データを静止画伸張部143に供給する。再生対象のファイルが動画ファイルであれば、記録再生部151は、取得された動画ファイルの動画データを動画伸張部144に供給する。
RAW伸張部114は、バッファ部115に格納されている圧縮RAW画像データを読み出し、復号することによりデータ量を伸長する。RAW伸張部114によって復号されたRAW画像データは、現像部110の簡易現像部111や高画質現像部112に供給される。
本実施形態の記録再生部151は、現像部110において現像処理が終了した後に、元のRAWファイルを記録媒体152や通信部153を介して外部のストレージやサーバから削除可能である。
静止画伸張部143は、入力された静止画データを復号し、静止画の再生画像として表示処理部122に供給する。動画伸張部144は、入力された動画データを復号し、動画の再生画像として表示処理部122に供給する。表示処理部122で処理された静止画や動画は、表示部123で表示される。
<撮影モードにおける動作説明>
次に、図2のフローチャートを参照して、本実施形態の撮像装置100の撮影モードにおける動作について説明する。
なお、図2のフローチャートは、特に明示されている場合を除き、図1に示した各機能ブロックを制御部161が制御することで実現される処理の手順を示す。具体的には制御部161が有する不揮発性メモリに格納されたプログラムをメモリ(RAM)に展開し、CPUが実行することにより実現される処理である。
図2において、操作部162により電源が投入されたときに、撮像装置100が撮影モードに設定されていたか、撮影モードに切り替えられたならば、撮影待機状態となる。
S201では、制御部161は、撮像装置100の処理負荷が低いか否かを判定し、処理負荷が高い場合は高い負荷状況に応じた頻度でS210のアイドル状態へ遷移し、処理負荷が高くない場合はS202へ処理を進める。処理負荷は、例えば、制御部161が有するCPUの稼働率や、予め定められた高負荷の動作、例えば高速連写動作が行われているかどうかなどに応じて判定することができるが、これらに限定されない。
S202では、最適な撮影条件で撮影処理が実行されるように、カメラ制御部104が撮像光学部101や撮像センサ部102の動作を制御する。例えば、制御部161は、操作部162を通じたユーザのズーム指示や撮影準備指示に従って、撮像光学部101に含まれるズームレンズやフォーカスレンズを移動させたり、撮像画素数の指示に従って撮像センサ部102の読み出し領域を設定する。また、制御部161は、評価値算出部105からの評価値の情報や認識部131からの被写体情報に基づいて、特定被写体に対する合焦や追尾などの制御を実行する。S202では、所定のフレーム周期に応じた撮影条件で制御が実施される。
ユーザは、撮影モードにおける撮影待機状態において操作部162などを介して、現像部110による現像処理後に、記録媒体152に最終的に保存する画像の種類を指定することができる。本実施形態では、例えば、ユーザが操作部162を操作することにより、保存対象の画像の種類に応じた複数の記録モード(保存モード)のうちいずれかに設定可能である。複数の記録モードには、RAW画像を記録して現像済み画像を記録しないモード、RAW画像と現像済み画像を共に記録するモード、現像済み画像を記録してRAW画像を記録しないモードが含まれる。また、RAW画像と現像済み画像のいずれに関しても静止画及び/又は動画を記録することができる。さらに、現像済み画像の記録モードを設定した場合、ユーザは、記録する現像済み画像の画面サイズ(画素数)や画質(圧縮率)を設定することができる。
S203では、撮像センサ部102により得られた画像信号に対して、センサ信号処理部103が画素の修復のための信号処理を施す。すなわち、センサ信号処理部103は、撮像素子の欠落画素に対応する電気信号や、信頼性の低い画素の電気信号に対し、周辺画素値を用いて補間したり、所定のオフセット値を減算する。
S204では、制御部161は、操作部162を通じてユーザから記録開始の指示が入力されたか判定し、記録開始の指示が入力された場合は処理をS205に進め、入力されなかった場合はS201からの処理を繰り返す。
S205では、制御部161は、記録開始の指示に応答して、カメラ制御部104が撮像光学部101及び撮像センサ部102を制御して記録処理を開始する。また、RAW圧縮部113が、センサ信号処理部103からのRAW画像データを取得し、RAW画像データに対して情報量を削減するための高能率符号化(RAW圧縮)処理を適用して圧縮RAWデータを生成する。圧縮RAW画像データはバッファ部115に一時的に格納される。静止画撮影の場合は、撮像センサ部102で得られた1画面分のRAW画像データは、RAW圧縮部113において高能率符号化処理が実施されて圧縮RAW画像データに変換される。また、動画記録の場合は、所定のフレーム周期に応じてセンサ信号処理部103から出力される複数フレームのRAW画像データに対して、RAW圧縮部113において順次高能率符号化処理が実施されて圧縮RAW画像データが生成される。なお、RAW画像データを符号化するために、可逆符号化および不可逆符号化のいずれを用いることも可能である。また、RAW画像データを記録する場合に、RAW圧縮部113によりRAW画像データを圧縮せず、非圧縮の状態のRAW画像データを記録するようにしてもよい。本実施形態では、記録されるRAW画像データを圧縮するか否かに関わらず、センサ信号処理部103から供給される画像データを大きく損なわない高画質の画像としてのRAW画像データが記録される。
S206では、制御部161は、記録再生部151が、RAW圧縮部113により生成されたRAW画像データを記録媒体152に記録した後、S201の処理に戻って撮影の準備動作を繰り返す。なお、S206において、記録再生部151は、RAW画像データを、通信部153を介して通信端子154から外部のストレージやサーバに送信し、外部のストレージやサーバに記録してもよい。この場合は、外部のストレージやサーバが、RAW画像データ或いは現像済みの画像データの最終的な記録媒体となる。ここで、静止画の場合には、記録開始の指示に応答して1画面のRAW画像データが記録される。また、動画の場合には、ユーザによる記録開始の指示から記録停止の指示があるまでRAW画像データの記録が継続され、記録停止の指示に応答してRAW画像データの記録が停止される。また、前述のように、本実施形態では、ユーザによる記録指示に応じた画像の記録時においては、RAW画像データに対して現像部110において現像処理を行わず、RAW画像データだけが記録媒体152に記録される。
また、制御部161は、記録媒体152に記録されるRAW画像データの付加情報として、画像の撮影日時やサイズ等の他に、ユーザにより指定された記録モードの設定情報を記録する。複数のモードは、RAW画像だけを記録するモード、RAW画像と現像済み画像(圧縮画像)を記録するモード、現像済み画像だけを記録するモードを含む。制御部161は、これらのモードのうちいずれかを識別するための情報を、記録媒体152に記録されたRAW画像データの付加情報として記録する。この識別情報はまた、記録媒体に記録されたRAW画像データが、記録媒体に保存する対象として設定されているか否かを識別するための情報でもある。また、ユーザにより、現像済み画像(圧縮画像)を記録するモードが設定された場合には、ユーザにより設定された、現像済み画像のサイズや画質(圧縮率)等の情報も付加情報として合わせて記録媒体152に記録する。なお、記録モードに関する設定情報を、RAW画像データを含むRAWファイルに格納されたメタデータとして付加してもよい。また、記録媒体152または外部のストレージやサーバに適応しているファイルシステムの属性、例えばファイル名、アーカイブ属性、隠し属性等として付加してもよい。
上述したように、本実施形態の撮像装置100は、撮影モードにおいてユーザからの記録開始の指示に応答してRAW画像データを記録媒体152に記録する。RAW画像データは、センサ信号処理部103から供給される画像データの画質を大きく損なわない高画質の画像であるが、このRAW画像データを生成するために現像処理は必要としない。そのため、撮像画素数や連写のスピードを高めたり、フレームあたりの画素数やフレームレートを高めたりしても、小規模かつ低消費電力の回路でRAW画像データを記録することが可能である。
<アイドル状態における動作説明>
次に、図2のS210でのアイドル状態における動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
撮像装置100は、アイドル状態において、現像処理を行う必要があるRAW画像データを記録媒体152あるいは外部ストレージ等から自動的に読み出して現像処理を行う。更に、撮像装置100は、現像処理が実施された現像済み画像データを自動的に圧縮符号化し、圧縮された現像済みの画像データを記録媒体152に記録する。ここで、記録媒体152に記録されたRAW画像データのうち、アイドル状態において自動的に現像処理を実施する対象のRAW画像データは、現像済み画像だけが保存対象となっているモードで記録されたRAW画像データである。また、RAW画像と現像済み画像の両方が保存対象となっているモードで記録されたRAW画像データも、アイドル状態において自動的に現像処理を実施する対象のRAW画像データである。
アイドル状態とは、撮影待機状態、画像再生時の待機状態、スリープ状態など、撮像装置100の処理負荷が小さいと判定される状態である。なお、自動的に実施するだけでなく、ユーザからの指示によって現像処理を開始してもよい。また、本実施形態では、撮影待機状態においては、アイドル状態においても図2に示すS202とS203の処理が繰り返し実行され、表示部123にライブビュー画像が表示される。
撮像装置100がアイドル状態か否かの判定方法に特に制限はなく、一般的な処理負荷の測定方法をはじめとした任意の判定方法を用いることができる。例えば、制御部161が有するCPUの稼働率が予め定めた閾値未満かどうかや、予め定められた高負荷の動作、例えば高速連写動作、記録・再生処理が行われているかどうかなどに応じて判定することができる。あるいは、基本的に負荷の低い処理しか発生しない動作モードが選択されていれば、無条件にアイドル状態とみなしてもよい。
図3のフローチャートは、制御部161によって、各機能ブロックを制御し実行される処理手順を図示したものであり、制御部161が有するメモリ(ROM)に格納されているプログラムをメモリ(RAM)に展開し、CPUが実行することにより実現される。
図3においてアイドル状態の処理が開始されると、制御部161は、現像処理を行う必要があるRAW画像データが記録媒体152に記録されているか否かを判定する。制御部161は、記録媒体152に記録された各RAW画像データ付加された記録モードの設定情報やメタデータを確認する。そして、制御部161は、記録モードが現像済み画像だけを記録するモード、又は、RAW画像と現像済み画像(圧縮画像)を記録するモードに設定されている場合に、現像処理を行う必要があるRAW画像データであると判定する。
S301において、現像処理を行うRAW画像データが記録媒体152に記録されていると判定された場合はS302に処理を進め、記録されていないと判定された場合はS307に処理を進める。
S302では、制御部161は、現像処理を行う必要があるRAW画像データに対して現像処理を実施する順番を決定し、S303に処理を進める。この順番の決定方法については後述する。
S303では、制御部161は、S303で決定された順番に従い、現像処理を行うRAW画像データを1つ選択する。記録再生部151は、選択されたRAW画像データを記録媒体152から読み出し、バッファ部115に格納し、S304へ処理を進める。
S304では、制御部161は、RAW伸張部114が、記録媒体152から読み出し、バッファ部115に格納された圧縮RAW画像データを伸長してRAW画像データを生成する。生成されたRAW画像データは、高画質現像部112に送出され、現像処理が実行され、スイッチ部121を経由して静止画圧縮部141又は動画圧縮部142に出力される。ここで、現像処理を行うRAW画像データが静止画のRAW画像データの場合は、静止画圧縮部141が現像済みの静止画データを圧縮符号化して記録用の静止画データを生成し、記録再生部151がこの記録用の静止画データを記録媒体152に記録する。また、現像処理を行うRAW画像データが動画のRAW画像データの場合は、動画圧縮部142が現像済みの動画データを圧縮符号化して記録用の動画データを生成し、記録再生部151がこの記録用の動画データを記録媒体152に記録する。
高画質現像部112は、RAW画像をデベイヤー処理(デモザイク処理)し、輝度と色差(や原色)からなる信号へ変換して、各信号に含まれるノイズの除去、光学的な歪の補正、画像の適正化などの所謂現像処理を行う。高画質現像部112によって生成される現像済み画像のサイズ(画素数)は、撮像センサ部102から読み出された全画素数のまま、あるいはユーザにより設定された画素数となる。そのため、高画質現像部112からの画像データの画素数は、簡易現像部111から出力される画像データよりも多く高画質となる一方で、処理負荷が増加してしまう。そこで、本実施形態では、高画質現像部112は、撮影と並行したリアルタイムの現像処理は行わず、記録時においてはRAW画像データを記録媒体152に記録する。そして、撮影処理以外の処理負荷が小さいアイドル状態において、このRAW画像データを記録媒体152から読み出して現像処理を行う構成としている。これにより、撮像画素数や連写のスピードを高めたり、フレームあたりの画素数やフレームレートを高めながら、回路規模や消費電力の増加を抑えている。
高画質現像部112で現像処理された画像データは、静止画圧縮部141及び動画圧縮部142に供給される。現像済み画像データが静止画の場合は、静止画圧縮部141は、JPEG等の公知の符号化方式に従って静止画データを圧縮符号化する。現像済み画像データが動画の場合は、動画圧縮部142は、H.264、H.265等の公知の符号化方式に従って動画データを圧縮符号化する。静止画圧縮部141及び動画圧縮部142は、それぞれ対象となる画像データを高能率符号化(圧縮符号化)し、情報量が削減された画像データを生成して記録再生部151に送り、記録再生部151が現像済みの圧縮画像データを記録媒体152に記録する。
S305では、制御部161は、S304で、今回現像処理を実行した、元のRAW画像データを記録媒体152に保存するか否かを判定する。即ち、ユーザにより、元のRAW画像データを保存するように設定されていないと判定した場合はS306に処理を進め、RAW画像データを保存するように設定されていると判定した場合はS307に処理を進める。すなわち、S305において、RAW画像データを保存するように設定されていると判定された場合は、元のRAW画像データは記録媒体152からは削除されない。
S306では、制御部161は、記録再生部151を制御して、今回現像処理を行った、元のRAW画像データを記録媒体152から削除する。また、現像元のRAW画像データが外部のストレージやサーバに記録されている場合には、記録再生部151は、通信部153を制御して、外部のストレージやサーバに記録されている、元のRAW画像データを削除する。このように、一つの現像済みの圧縮画像データが記録媒体152に記録される度に、この圧縮画像データに対応した、元のRAW画像データが記録媒体152から消去される。
S307では、制御部161は、ユーザからの指示やモード設定に従い、アイドル状態から通常の動作状態に移行するか否かを判定する。制御部161は、移行すると判定した場合は図2のS201の処理に戻り、移行しないと判定した場合はS308に処理を進める。ここでは、例えば、アイドル状態において、操作部162を介して記録開始の指示を入力した場合、撮影モードにおける通常の動作状態に移行する。これ以外にも、再生モードなど、他のモードに移行することも可能である。
S308では、制御部161は、現像処理を行うRAW画像データが記録媒体152に記録されているか否かを判定する。そして、現像処理を行うRAW画像データが記録媒体152に記録されている場合はS303の処理に戻って、S302で決定された順番に従い次のRAWファイルを選択して、S303以降の処理を繰り返す。一方、現像処理を行うRAWファイルが記録媒体152に記録されていない場合には、S307の処理に戻って、通常動作状態に移行するまでアイドル状態を継続する。
次に、S302におけるRAW画像データの現像処理の順番の決定処理について説明する。
RAW画像データを保存するように設定されていない場合には、現像済み画像が記録媒体152に記録された後、現像元のRAW画像データは自動的に削除される。そのため、現像処理を行う順番は重要である。そこで、本実施形態では、画像が記録された順番で現像処理を行うのではなく、記録媒体152の記録容量を効率良く使用し、長い記録時間が確保できるように現像処理を行う順番を決定する。
本実施形態では、ユーザが予め設定した保存対象の画像の種類に従い、現像処理を行うRAW画像データの順番を決定する。すなわち、ユーザにより保存対象として設定されていないRAW画像データの現像処理を、ユーザにより保存対象として設定されたRAW画像データより先に行うようにする。なお、RAW画像と現像済み画像を共に保存するようにユーザに設定されていた場合、保存対象として設定されて記録媒体152に記録されたRAW画像データが現像処理される。そして、前述のように、保存対象として設定されていないRAW画像データは、現像済み画像が記録された後に記録媒体152から削除されるが、保存対象として設定されたRAWファイルは現像済み画像を記録した後も記録媒体152からは削除されない。そのため、保存対象として設定されていないRAW画像データを保存対象として設定されているRAW画像データよりも先に現像処理するように現像処理の順番を決定する。このように制御することで、現像処理が終了したRAW画像データが順次削除され、保存対象として設定されたRAW画像データの現像処理が開始される前に、記録媒体152の空き容量が確保される。
また、保存対象として設定されていないRAW画像データが複数記録媒体152に記録されている場合には、RAW画像データのサイズ(データ量)に基づいて、これら保存対象として設定されていないRAW画像データの現像処理を行う順番を決定すればよい。例えば、静止画のRAW画像データの場合、サイズが異なっていても現像処理に要する時間はほとんど変わらない。そのため、サイズが大きいRAW画像データの現像処理を先に行った方が、記録媒体152の空き容量を早く確保することが可能になる。従って、保存対象として設定されていない、静止画のRAW画像データについては、RAW画像データのサイズが大きい順に現像処理を行う。また、動画のRAW画像データの場合、記録時間が長いほどサイズ(データ量)が大きくなる。そのため、記録時間によって動画のRAW画像データの現像処理に要する時間が大きく異なる。そこで、動画のRAW画像データの場合は、記録時間が短く、サイズが小さいものから順に現像処理を行うことで、サイズが大きいものより早く記録媒体152の空き容量を確保することが可能になる。
図4(a)は記録媒体152に記録された動画のRAW画像データを示している。記録媒体152には、その全容量400に対して、400メガバイト(MB)の動画RAW401、300MBの動画RAW402、350MBの動画RAW403がそれぞれ記録され、残りが空き領域404となっている。この場合、全てのRAW画像データ401〜403が、保存対象として設定されていない場合は、サイズの小さいものから順に、動画RAW402、動画RAW403、動画RAW401の順番で現像処理を行う。
なお、動画と静止画のRAW画像データが共に記録媒体152に記録されている場合、ユーザは、動画のRAW画像データと静止画のRAW画像データのうちどちらの現像処理を先に行うかを適宜決めることができる。
また、現像処理を行う順番を、撮影モードに応じて決定してもよい。例えば、マルチショットにより撮影された画像は、現像処理の後に各現像済み画像を合成する処理を行うためより多くの処理時間が必要となる。この場合は、マルチショットにより撮影された画像ではなく個別に撮影された静止画のRAW画像データの現像処理を先に行った方がより早くRAW画像データを削除できるので、早く記録媒体152の空き容量を確保することが可能になる。
図4(b)は記録媒体152に記録された静止画のRAW画像データを示している。記録媒体152には、その全容量410に対し、40MBの静止画RAW411、32MBの静止画RAW412、43MBの静止画RAW415、38MBの静止画RAW416が記録されている。また、116MBのマルチショットRAW413、102MBのマルチショットRAW414がそれぞれ記録されている。また、残りが空き領域417となっている。マルチショットRAW413、414は、3枚合成するため3枚の静止画RAW画像データを含む。また、図4Bの静止画RAW画像の画像データが全て保存対象として設定されていない場合、マルチショット以外の静止画のRAW画像データで、かつ、サイズが大きいものから現像処理が行われる。このため、静止画RAW415、静止画RAW411、静止画RAW416、静止画RAW412、マルチショットRAW413、マルチショットRAW414の順番で現像処理が行われる。このように、撮影モードに基づいてRAWファイルの現像処理の順番を決定することで、より早く記録媒体152の空き容量を確保することが可能になる。
なお、動画のRAW画像データの圧縮率に応じて、動画のRAW画像データの現像処理の順番を決めてもよい。例えば、RAW画像データを記録する際に、RAW画像データの圧縮方式として非可逆圧縮方式と可逆圧縮方式の何れかを選択できるように構成することができる。この場合、記録媒体152には、非可逆圧縮方式で圧縮されたRAW画像データと可逆圧縮方式で圧縮されたRAW画像データが記録される。一般に、可逆圧縮方式の方が非可逆圧縮方式よりも圧縮率が低い(=圧縮後のデータ量は大きい)。しかしながら、動画データの記録時間が同じ場合、圧縮率の高い非可逆圧縮と圧縮率の低い可逆圧縮では、現像処理にかかる時間は変わらない。そのため、圧縮率の低い動画のRAW画像データを先に現像した方がより早く大きいサイズのRAW画像データを削除することができる。また、記録時間が異なる動画データであっても、単位時間当たりに現像できるデータ量を考慮すると効率が良いので、動画の録画時間にかかわらず、圧縮率の低い動画のRAW画像データを優先して現像処理を行うようにする。
また、現像済み画像の圧縮符号化後のサイズに応じて現像処理の順番を決めてもよい。例えば、予め設定された撮像画素数と画質(圧縮率)に基づいて、現像済み画像の圧縮符号化後のサイズを推定し、得られたサイズに基づいて現像処理の順番を決定する。記録媒体152の空き容量は、現像処理後にRAW画像データが削除されることにより増加するが、現像済み画像の圧縮符号化後のファイルを保存することにも消費される。このため、圧縮符号化後のファイルの保存に必要となる容量の少ない画像から現像処理を行うことにより早く記録媒体152の空き容量を確保することが可能になる。
さらにユーザが操作部162などを介して、現像処理の順番を決定する際に優先すべき条件を予め設定しておいてもよい。あるいは、RAW画像データの保存を優先する撮影モードを設けてユーザがその撮影モードに設定して撮影したRAW画像データについては現像処理の優先順位が下がる(順番が後になる)ようにしてもよい。
特に、RAW画像データの現像処理の順番が重要になるのは、記録媒体152の空き容量が少なくなってきた場合である。そこで、記録媒体152の空き容量が所定量を下回るまでは、RAW画像データが記録媒体152に記録された順番で現像処理を行うようにしてもよい。
上述したようにRAW画像データの現像処理の順番を決める方法はいくつかあるが、いずれか1つの方法に基づいて順番を決定してもよいし、撮影モードや撮影条件、ユーザ指定に応じて複数の方法を組み合わせてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザからの記録開始の指示に応答してRAW画像の記録を行い、撮影と撮影の合間や、再生モードやスリープ状態などの比較的、装置の処理負荷が小さい状態(アイドル状態)において現像処理を実行する。こうすることで、撮像センサ部102により得られる画像の画質を損なうことなく、撮影と並行したリアルタイムに現像を行う場合と比べて再生出力までの遅延も解消することが可能になる。
さらに、撮影時において、ユーザにより保存対象として設定されていない状態で記録されたRAW画像データを、このRAW画像データの現像処理、及び、現像済み画像データの記録後に、記録媒体152から削除する。そのため、ユーザが必要とする画像だけを記録しながら、記録媒体の空き容量を確保することが可能となる。
また、本実施形態では、ユーザが予め設定した保存対象の画像の種類に従い、現像処理を行うRAW画像データの順番を決定することにより、より早く記録媒体の空き容量を確保できる。これにより、連写スピードを高めたり、フレームあたりの画素数やフレームレートを高めたり、長い撮影時間が確保できるなど、撮影機能を高める上で有利となる。
なお、本実施形態では、ユーザが保存対象の画像の種類を設定する構成を説明したが、全てのRAW画像から現像済み画像(圧縮画像)を自動的に生成して保存し、ユーザが現像元のRAW画像のみについて保存するか否かを設定する構成としてもよい。この場合、図3のS302では、現像済み画像が記録されていない全てのRAW画像が現像処理を行う対象となる。現像処理の順番については、S302で述べた通りに決定する。
なお、RAW画像データは、センサ信号処理部103から供給される画像データを大きく損なうことなく高画質の画像データであるが、未現像のデータであるため、表示や印刷を行いたい場合にはそのまま使用することができず、現像時間が必要となる。また、RAW画像データはJPEG等の公知の符号化方式に従った画像データではないため、RAW画像データを扱える環境も限定されてしまう。しかしながら、本実施形態では、RAW画像の記録を行った後、撮影と撮影の合間や、再生モードやスリープ状態などの比較的、装置の処理負荷が小さい状態(アイドル状態)において現像処理を実行する。そのため、撮影機能を高く維持しながら、撮影後の表示や印刷などの要求に対して現像処理(再生出力)の遅れが発生せず、従来と同等の操作環境での使用が可能となる。
[他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
102…撮像センサ部、103…センサ信号処理部、110…現像部、151…記録再生部、152…記録媒体、161…制御部、162…操作部

Claims (23)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段により得られた画像データを用いてRAW画像データを生成する生成手段と、
    記録指示に応じて、前記生成手段により生成された前記RAW画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録指示に応じて前記記録手段により前記記録媒体に記録される前記RAW画像データを前記記録媒体に保存する対象として設定するか否かを、ユーザの指示に応じて制御する設定手段と、
    RAW画像データに現像処理を施し、現像された画像データを生成する現像手段と、
    前記記録手段により前記RAW画像データが前記記録媒体に記録された後、前記記録媒体に記録された前記RAW画像データを自動的に現像するように前記現像手段を制御し、前記現像手段が前記RAW画像データを現像することにより生成された、現像された画像データを自動的に前記記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記記録媒体に保存する対象として設定されていない第1のRAW画像データが前記現像手段により現像された場合に、前記第1のRAW画像データを自動的に前記記録媒体から削除し、前記記録媒体に保存する対象として設定された第2のRAW画像データが前記現像手段により現像された場合に、前記第2のRAW画像データが前記記録媒体から削除されないように制御を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記記録媒体に記録された複数の前記RAW画像データを自動的に現像するように前記現像手段を制御し、前記現像手段により生成された複数の現像された画像データを自動的に前記記録媒体に記録するように前記記録手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記保存対象として設定されていない複数の前記RAW画像データを前記現像手段が現像することにより生成された、複数の現像された画像データの一つが前記記録媒体に記録される度に、前記一つの現像された画像データに対応したRAW画像データを前記記録媒体から削除することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記保存対象のRAW画像データよりも先に、前記保存対象として設定されていないRAW画像データの現像処理が行われるように、前記現像手段による、前記記録媒体に記録された複数の前記RAW画像データの現像処理の順番を決定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記保存対象として設定されていない複数の前記RAW画像データが前記記録媒体に記録された場合、前記保存対象として設定されていない複数のRAW画像データのデータ量に基づいて、前記現像手段による、前記保存対象として設定されていない複数のRAW画像データの現像処理の順番を決定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記保存対象として設定されていない複数のRAW画像データが静止画である場合、データ量が大きい順に現像処理が行われるように前記順番を決定し、前記保存対象として設定されていない複数のRAW画像データが動画である場合、データ量が小さい順に現像処理が行われるように前記順番を決定することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記記録媒体に記録される、現像された画像データのサイズおよび圧縮率を設定する手段を備え、
    前記制御手段は、前記設定されたサイズおよび圧縮率の少なくともいずれかに基づいて前記順番を決定することを特徴とする請求項5または6に記載の撮像装置。
  8. 前記記録手段は、前記記録媒体に記録された前記RAW画像データが、前記保存対象として設定されているか否かを識別するための識別情報を前記記録媒体に記録し、
    前記制御手段は、前記記録媒体に記録された前記識別情報に基づいて、前記RAW画像データが前記現像手段により現像された場合に、前記記録媒体から前記RAW画像データを削除するか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記記録手段は、前記RAW画像データをファイルとして前記記録媒体に記録し、
    前記識別情報を、前記RAW画像データのファイルに格納されるメタデータ、または、前記記録媒体のファイルシステムの属性として記録することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、前記撮像装置が所定のアイドル状態である場合に、前記記録媒体に記録された前記RAW画像データを前記記録媒体から読み出して自動的に現像するように前記現像手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  11. 現像された画像を記録する第1の記録モードと、RAW画像と現像された画像とを記録する第2の記録モードとを含む複数の記録モードの一つを、ユーザの指示に応じて設定する手段を備え、
    前記記録手段は、前記第1の記録モードと前記第2の記録モードとにおいて共に、前記記録指示に応じて、前記生成手段により生成された前記RAW画像データを前記記録媒体に記録し、
    前記設定手段は、前記設定された記録モードに応じて、前記記録指示に応じて前記記録手段により前記記録媒体に記録される前記RAW画像データを前記記録媒体に保存する対象として設定するか否かを設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  12. 前記現像手段は、第1の現像処理と、前記第1の現像処理よりも処理の負荷が大きい第2の現像処理とを行い、
    前記現像手段は、記録待機状態において、前記生成手段により得られた前記RAW画像データに前記第1の現像処理を施し、前記第1の現像処理を行うことにより得られた画像データを表示部に出力し、
    前記制御手段は、前記記録手段により前記RAW画像データが前記記録媒体に記録された後、前記記録媒体に記録された前記RAW画像データに前記第2の現像処理を自動的に施すように前記現像手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  13. 撮像手段と、
    前記撮像手段により得られた画像データを用いてRAW画像データを生成する生成手段と、
    RAW画像の記録モードと、現像された画像の記録モードとを含む、複数の記録モードの何れかをユーザの指示に応じて設定する設定手段と、
    記録指示に応じて、前記生成手段により生成された前記RAW画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
    RAW画像データに現像処理を施し、現像された画像データを生成する現像手段と、
    前記記録手段により前記RAW画像データが前記記録媒体に記録された後、前記記録媒体に記録された前記RAW画像データを自動的に現像するように前記現像手段を制御し、前記現像手段が前記RAW画像データを現像することにより生成された、現像された画像データを自動的に前記記録媒体に記録するように、前記記録手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記記録媒体に記録された前記RAW画像データの記録モードに基づいて、前記現像された画像の記録モードで前記記録媒体に記録されたRAW画像データが前記現像手段により現像された場合に、前記現像された画像の記録モードで前記記録媒体に記録された前記RAW画像データを自動的に前記記録媒体から削除することを特徴とする撮像装置。
  14. 前記制御手段は、前記RAW画像の記録モードで前記記録媒体に記録されたRAW画像データが前記現像手段により現像された場合に、前記RAW画像の記録モードで前記記録媒体に記録された前記RAW画像データが前記記録媒体から削除されないように制御を行うことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 前記制御手段は、前記記録媒体に記録された複数の前記RAW画像データを自動的に現像するように前記現像手段を制御し、前記現像手段により生成された、複数の現像された画像データを自動的に前記記録媒体に記録するように前記記録手段を制御することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  16. 前記制御手段は、前記現像された画像の記録モードで記録された複数の前記RAW画像データを前記現像手段が現像することにより生成された、複数の現像された画像データの一つが前記記録媒体に記録される度に、前記一つの現像された画像データに対応したRAW画像データを前記記録媒体から削除するように前記記録手段を制御することを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  17. 前記制御手段は、前記RAW画像の記録モードで前記記録媒体に記録されたRAW画像データよりも先に、前記現像された画像の記録モードで前記記録媒体に記録されたRAW画像データの現像処理が行われるように、前記現像手段による、前記記録媒体に記録された複数の前記RAW画像データの現像処理の順番を決定することを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  18. 複数の前記RAW画像データが前記現像された画像の記録モードで記録された場合、前記現像された画像の記録モードで記録された複数のRAW画像データのデータ量に基づいて、前記現像手段による、前記現像された画像の記録モードで記録された複数のRAW画像データの現像処理の順番を決定することを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  19. 前記記録手段は、前記設定手段により設定された記録モードを識別するための識別情報を前記記録媒体に記録し、
    前記制御手段は、前記記録媒体に記録された前記識別情報に基づいて、前記RAW画像データが前記現像手段により現像された場合に、前記記録媒体から前記RAW画像データを削除するか否かを決定することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  20. 前記制御手段は、前記撮像装置が所定のアイドル状態である場合に、前記記録媒体に記録された前記RAW画像データを自動的に現像するように前記現像手段を制御することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  21. 前記現像手段は、第1の現像処理と、前記第1の現像処理よりも処理の負荷が大きい第2の現像処理とを行い、
    前記現像手段は、記録待機状態において、前記生成手段により得られた前記RAW画像データに前記第1の現像処理し、前記第1の現像処理を行うことにより得られた画像データを表示部に出力し、
    前記制御手段は、前記記録手段により前記RAW画像データが前記記録媒体に記録された後、前記記録媒体に記録された前記RAW画像データに前記第2の現像処理を自動的に施すように前記現像手段を制御することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  22. 撮像手段により得られた画像データを用いてRAW画像データを生成する生成ステップと、
    記録指示に応じて、前記生成ステップにより生成された前記RAW画像データを記録媒体に記録する記録ステップと、
    前記記録指示に応じて前記記録手段により前記記録媒体に記録される前記RAW画像データを前記記録媒体に保存する対象として設定するか否かを、ユーザの指示に応じて制御する設定ステップと、
    RAW画像データに現像処理を施す現像ステップと、
    前記RAW画像データが前記記録媒体に記録された後、前記現像ステップにより前記記録媒体に記録された前記RAW画像データを自動的に現像し、前記現像ステップが前記RAW画像データを現像することにより生成された、現像された画像データを前記記録ステップにより自動的に前記記録媒体に記録するように制御する制御ステップとを備え、
    前記制御ステップは、前記記録媒体に保存する対象として設定されていない第1のRAW画像データが現像された場合に、前記第1のRAW画像データを自動的に前記記録媒体から削除し、前記記録媒体に保存する対象として設定された第2のRAW画像データが現像された場合に、前記第2のRAW画像データが前記記録媒体から削除されないように制御を行うことを特徴とする記録方法。
  23. 撮像手段により得られた画像データを用いてRAW画像データを生成する生成ステップと、
    RAW画像の記録モードと、現像された画像の記録モードとを含む、複数の記録モードの何れかをユーザの指示に応じて設定する設定ステップと、
    記録指示に応じて、前記生成ステップにより生成された前記RAW画像データを記録媒体に記録する記録ステップと、
    RAW画像データに現像処理を施す現像ステップと、
    前記RAW画像データが前記記録媒体に記録された後、前記現像ステップにより前記記録媒体に記録された前記RAW画像データを自動的に現像し、前記現像ステップが前記RAW画像データを現像することにより生成された、現像された画像データを前記記録ステップにより自動的に前記記録媒体に記録するように制御する制御ステップとを備え、
    前記制御ステップは、前記記録媒体に記録された前記RAW画像データの記録モードに基づいて、前記現像された画像の記録モードで前記記録媒体に記録されたRAW画像データが現像された場合に、前記現像された画像の記録モードで前記記録媒体に記録された前記RAW画像データを自動的に前記記録媒体から削除することを特徴とする記録方法。
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