JP4608997B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4608997B2
JP4608997B2 JP2004241568A JP2004241568A JP4608997B2 JP 4608997 B2 JP4608997 B2 JP 4608997B2 JP 2004241568 A JP2004241568 A JP 2004241568A JP 2004241568 A JP2004241568 A JP 2004241568A JP 4608997 B2 JP4608997 B2 JP 4608997B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
output data
data
value
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004241568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006058699A (ja
Inventor
典孝 井出
保幸 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004241568A priority Critical patent/JP4608997B2/ja
Publication of JP2006058699A publication Critical patent/JP2006058699A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4608997B2 publication Critical patent/JP4608997B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

この発明は、電子写真方式を採用したプリンターや複写機等の画像形成装置、及びこれに好適に用いられるデータ管理装置に関し、特に、温度や湿度等の環境条件を検知する環境センサーを用いて画像プロセスを制御する画像形成装置、及びこれに好適に用いられるデータ管理装置に関するものである。
特開平6−202499号公報
従来、この種の電子写真方式を採用したプリンターや複写機等の画像形成装置においては、像担持体としての感光体ドラムの表面を帯電器によって所定の電位に帯電した後、画像情報に応じて画像露光を施して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置によって顕像化することによりトナー像として、当該トナー像を転写用紙上に直接転写定着したり、中間転写体を介して転写用紙上に転写定着することで、画像を形成するように構成されている。
かかる画像形成装置では、温度や湿度等の環境条件が変動した場合でも、常に良好な画像を形成することができるようにするため、温度や湿度等の環境条件を検知する環境センサーを用い、当該環境センサーの検知結果に基づいて、感光体ドラムの帯電電位や、露光装置の露光量、あるいは現像装置の現像バイアス電圧等の画像形成パラメータを制御するように構成されている。
その際、上記画像形成装置では、環境センサーの検知結果に基づいて、感光体ドラムの帯電電位や、現像装置の現像バイアス電圧等の画像形成パラメータを制御するために、温度や湿度等の環境条件を複数のゾーンに区分し、当該複数のゾーンに区分された環境条件に応じて、予め決められた感光体ドラムの帯電電位や現像バイアス電圧等の画像形成パラメータを記憶させたテーブルを用い、当該テーブルに基づいて画像形成パラメータを制御するようになっている。
また、上記画像形成装置において、画像形成パラメータを制御する技術としては、特開平6−202499号公報等に開示されているものがある。この特開平6−202499号公報に係る画像形成装置は、記録材上に像を形成する像形成手段であって、像担持体と、この像担持体に接触する接触部材と、前記像担持体と前記接触部材との間に電力を供給する電源と、を備える画像形成手段を有する画像形成装置において、前記接触部材に印加される電圧値または、電流値を制御するための少なくとも1つの状態量を検知する状態量検知手段と、前記電圧値または、前記電流値を制御するための制御量と前記状態量についての夫々のあいまい集合を記憶する記憶手段と、前記状態量と前記制御量の間の関係の規則を記憶する記憶手段と、前記規則に従い前記状態量の集合に属する度合から前記制御量の集合に属する度合を算出し、その最も可能性の高い制御量を推論する推論手段と、を有し、前記制御量を前記推論手段により推論し、制御するように構成したものである。
しかし、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記従来技術の場合には、温度や湿度等の環境条件を複数のゾーンに区分し、当該複数のゾーンに区分された環境条件に応じて、予め決められた感光体ドラムの帯電電位や現像バイアス電圧等の画像形成パラメータを制御するように構成されているので、温度や湿度等の環境条件を区分した複数のゾーンの境界部分では、環境条件が変化すると、画像形成パラメータが不連続に変化してしまい、環境条件に応じた適度な値に画像形成パラメータを制御することができず、画質が環境条件に応じて不本位に変動してしまうという問題点を有していた。
また、上記特開平6−202499号公報に係る画像形成装置の場合には、いわゆるファジィ推論を採用することにより、状態量に対する制御量を求めるように構成したものであるが、電圧値または電流値を制御するための制御量と状態量についての夫々のあいまい集合を記憶する記憶手段等が必要となり、構成が複雑化するとともに、ファジィ推論を実行するために高い演算能力が必要となってコストアップを招くという問題点を有していた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、構成が複雑化したり、コストアップを招くことなく、環境条件等の入力量に対する画像形成パラメータ等の出力量を、少ない記憶手段の容量で、より滑らかに制御することができ、画質の向上が可能な画像形成装置、及びこれに好適に用いられるデータ管理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、入力データに対する出力データの値を予め記憶した管理テーブルを用いて画像形成パラメータを制御する画像形成装置において、
前記管理テーブルを参照して、特定の入力データに対応した出力データと、前記管理テーブル内において当該出力データに隣接する少なくとも1つの他の出力データとを求め、前記特定の入力データに対応した出力データ及び当該求められた出力データに基づいて、前記入力データに対する出力データの値を演算して出力する演算手段を備え、
前記演算手段は、前記複数の出力データのうち一つの代表値を設定し、前記代表値とその他の値が異なる場合のみ、前記代表値に所定の演算を行うことを特徴とする画像形成装置である。
さらに、請求項2に記載された発明は、前記演算手段は、前記複数の出力データの平均値を演算により求めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
又、請求項3に記載された発明は、前記演算手段は、前記複数の出力データを重み付けして加算した後、除算することにより、前記入力データに対する出力データの値を演算することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
また、請求項4に記載された発明は、前記入力データが温度及び湿度のデータからなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置である。
この発明によれば、構成が複雑化したり、コストアップを招くことなく、環境条件等の入力量に対する画像形成パラメータ等の出力量を、少ない記憶手段の容量で、より滑らかに制御することができ、画質の向上が可能な画像形成装置、及びこれに好適に用いられるデータ管理装置を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係るデータ管理装置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のフルカラープリンターを示すものであり、図3はこの発明の実施の形態1に係るデータ管理装置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のフルカラープリンターの画像形成部を示すものである。尚、図3中の矢印は、各回転部材の回転方向を示している。
このフルカラープリンター01は、図2及び図3に示すように、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)用の各感光体ドラム(像担持体)11, 12, 13, 14を有する画像形成ユニット1, 2, 3, 4と、これら感光体ドラム11, 12, 13, 14に接触又は近接する一次帯電用の帯電ロール(帯電手段)21, 22, 23, 24と、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のレーザ光31, 32, 33, 34を照射して静電潜像を書き込む図2に示すレーザ光学ユニット(潜像書き込み手段)03と、現像装置(現像手段)41, 42, 43, 44と、上記4つの感光体ドラム11, 12, 13, 14のうちの2つの感光体ドラム11, 12に接触する第1の一次中間転写ドラム(中間転写体)51及び他の2つの感光体ドラム13, 14に接触する第2の一次中間転写ドラム(中間転写体)52と、上記第1、第2の一次中間転写ドラム51, 52に接触する二次中間転写ドラム(中間転写体)53と、この二次中間転写ドラム53に接触する転写ロール(転写部材)60とで、その主要部が構成されている。
感光体ドラム11, 12, 13, 14は、図3に示すように、共通の接平面M を有するように一定の間隔をおいて互いに平行に配置されている。また、第1の一次中間転写ドラム51及び第2の一次中間転写ドラム52は、各回転軸が該感光体ドラム11, 12, 13, 14軸に対し平行かつ所定の対称面を境界とした面対称の関係にあるように配置されている。さらに、二次中間転写ドラム53は、該感光体ドラム11, 12, 13, 14と回転軸が平行であるように配置されている。
各色毎の画像情報に応じた信号は、図示しない画像処理ユニットによりラスタライジングされて図2に示すレーザ光学ユニット03に入力される。このレーザ光学ユニット03では、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のレーザ光31, 32, 33, 34が画像情報に応じて変調され、対応する色の感光体ドラム11, 12, 13, 14に照射されて静電潜像が書き込まれる。
上記各感光体ドラム11, 12, 13, 14の周囲では、周知の電子写真方式による各色毎の画像形成プロセスが実行される。まず、上記感光体ドラム11, 12, 13, 14としては、例えば、直径24mmのOPC感光体を用いた感光体ドラムが用いられ、これらの感光体ドラム11, 12, 13, 14は、例えば、161 mm/secの回転速度で回転駆動される。上記感光体ドラム11, 12, 13, 14の表面は、図3に示すように、接触型帯電手段としての帯電ロール21, 22, 23, 24に、約-800VのDC電圧を印加することによって、例えば約-300V程度に帯電される。なお、上記接触型の帯電手段としては、ロールタイプのもの、フィルムタイプのもの、ブラシタイプのもの等が挙げられるが、どのタイプのものを用いても良い。この実施の形態では、近年、電子写真装置で一般に使用されている帯電ロールを採用している。また、感光体ドラム11, 12, 13, 14の表面を帯電させるために、この実施の形態では、DCのみ印加の帯電方式をとっているが、AC+DC印加の帯電方式を用いても良い。
その後、感光体ドラム11, 12, 13, 14の表面には、露光手段としてのレーザ光学ユニット03によってイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応したレーザ光31, 32, 33, 34が照射され、各色毎の入力画像情報に応じた静電潜像が形成される。感光体ドラム11, 12, 13, 14は、レーザ光学ユニット03で静電潜像が書き込まれた際に、その画像露光部の表面電位は-60 V以下程度にまで除電される。
また、上記感光体ドラム11, 12, 13, 14の表面に形成されたイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した静電潜像は、対応する色の現像装置41, 42, 43, 44によって現像され、感光体ドラム11, 12, 13, 14上にイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として可視化される。
この実施の形態では、現像装置41, 42, 43, 44として、磁気ブラシ接触型の二成分現像方式を採用しているが、この現像方式に限定されるものではなく、一成分現像方式や非接触型の現像方式など、他の現像方式においてもこの発明を充分に適用することができることは勿論である。
現像装置41, 42, 43, 44には、それぞれ色の異なったイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)色のトナーと、キャリアからなる二成分現像剤が充填されている。これらの現像装置41, 42, 43, 44は、図2に示すトナーカートリッジ04Y,04M,04C,04K からトナーが補給されると、この補給されたトナーは、図3に示すように、オーガー404 で充分にキャリアと攪拌されて摩擦帯電される。現像ロール401 の内部には、複数の磁極を所定の角度に配置したマグネットロール(不図示)が固定した状態で配置されている。この現像ロール401 に現像剤を搬送するパドル403 によって、当該現像ロール401 の表面近傍に搬送された現像剤は、現像剤量規制部材402 によって現像部に搬送される量が規制される。この実施の形態では、上記現像剤の量は、30〜50g/m2 であり、また、このとき現像ロール401 上に存在するトナーの帯電量は、概ね-20 〜35μC/g 程度である。
上記現像装置41, 42, 43, 44で使用されるトナーとしては、次式で規定される形状係数MLS2が100〜140、例えば、MLS2=130程度のもので、平均粒径が3μm〜10μmの所謂" 球形トナー" が用いられる。
MLS2={(トナー粒子の絶対最大長)2 )}
/{(トナー粒子の投影面積)×π×1/4×100}
上記現像ロール401 上に供給されたトナーは、マグネットロールの磁力によって、キャリアとトナーで構成された磁気ブラシ状となっており、この磁気ブラシが感光体ドラム11, 12, 13, 14と接触している。この現像ロール401 にAC+DCの現像バイアス電圧を印加して、現像ロール401 上のトナーを感光体ドラム11, 12, 13, 14上に形成された静電潜像に現像することにより、トナー像が形成される。この実施の形態では、現像バイアス電圧はACが4 kHz、1.3 kVppで、DCが-230V程度である。
次に、上記各感光体ドラム11, 12, 13, 14上に形成されたイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、第1の一次中間転写ドラム51及び第2の一次中間転写ドラム52上に、静電的に二次転写される。感光体ドラム11, 12上に形成されたイエロー(Y)及びマジェンタ(M)色のトナー像は、第1の一次中間転写ドラム51上に、感光体ドラム13, 14上に形成されたシアン(C)及びブラック(K)色のトナー像は、第2の一次中間転写ドラム52上に、それぞれ転写される。従って、第1の一次中間転写ドラム51上には、感光体ドラム11または12のどちらから転写された単色像と、感光体ドラム11及び12の両方から転写された2色のトナー像が重ね合わされた二重色像が形成されることになる。また、第2の一次中間転写ドラム52上にも、感光体ドラム13,14 から同様な単色像と二重色像が形成される。
上記第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 上に感光体ドラム11,12,13,14 からトナー像を静電的に転写するために必要な表面電位は、+250〜500 V程度である。この表面電位は、トナーの帯電状態や雰囲気温度、湿度によって最適値に設定されることになる。この雰囲気温度や湿度は、図2に示すように、雰囲気温度及び湿度を検出する環境センサによって検出される。上述のように、トナーの帯電量が-20 〜35μC/g の範囲内にあり、常温常湿環境下にある場合には、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 の表面電位は、+380V程度が望ましい。
この実施の形態で用いる第1、第2の一次中間転写ドラム51, 52は、例えば、外径が42mmに形成され、抵抗値は108 Ω程度に設定される。第1、第2の一次中間転写ドラム51, 52は、単層、あるいは複数層からなる表面が可撓性、もしくは弾性を有する円筒状の回転体であり、一般的にはFeやAl等からなる金属製コアとしての金属パイプの上に、導電性シリコーンゴム等で代表される低抵抗弾性ゴム層(R=102 〜103 Ω)が、厚さ0.1 〜10mm程度に設けられている。更に、第1、第2の中間転写ドラム51, 52の最表面は、代表的にはフッ素樹脂微粒子を分散させたフッ素ゴムを厚さ3 〜100 μmの高離型層(R=105 〜109 Ω)として形成し、シランカップリング剤系の接着剤(プライマ)で接着されている。ここで重要なのは、抵抗値と表面の離型性であり、高離型層の抵抗値がR=105 〜109 Ω程度であり、高離型性を有する材料であれば、特に材料は限定されない。
このように第1、第2の一次中間転写ドラム51, 52上に形成された単色又は二重色のトナー像は、二次中間転写ドラム53上に静電的に二次転写される。従って、二次中間転写ドラム53上には、単色像からイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)色の四重色像までの最終的なトナー像が形成されることになる。
この二次中間転写ドラム53上へ第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 からトナー像を静電的に転写するために必要な表面電位は、+600〜1200V程度である。この表面電位は、感光体ドラム11, 12, 13, 14から第1の一次中間転写ドラム51及び第2の一次中間転写ドラム52へ転写するときと同様に、トナーの帯電状態や雰囲気温度、湿度によって最適値に設定されることになる。また、転写に必要なのは、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 と二次中間転写ドラム53との間の電位差であるので、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 の表面電位に応じた値に設定することが必要である。上述のように、トナーの帯電量が-20 〜35μC/g の範囲内にあり、常温常湿環境下であって、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 の表面電位が+380V程度の場合には、二次中間転写ドラム53の表面電位は、+880V程度、つまり第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 と二次中間転写ドラム53との間の電位差は、+500V程度に設定することが望ましい。
この実施の形態で用いる二次中間転写ドラム53は、例えば、外径が第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 と同じ42mmに形成され、抵抗値は1011Ω程度に設定される。また、上記二次中間転写ドラム53も第1、第2の一次中間転写ドラム51, 52と同様、単層、あるいは複数層からなる表面が可撓性、もしくは弾性を有する円筒状の回転体であり、一般的にはFeやAl等からなる金属製コアとしての金属パイプの上に、導電性シリコーンゴム等で代表される低抵抗弾性ゴム層(R=102 〜103 Ω)が、厚さ0.1 〜10mm程度に設けられている。更に、二次中間転写ドラム53の最表面は、代表的にはフッ素樹脂微粒子を分散させたフッ素ゴムを厚さ3 〜100 μmの高離型層として形成し、シランカップリング剤系の接着剤(プライマ)で接着されている。ここで、二次中間転写ドラム53の抵抗値は、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 よりも高く設定する必要がある。そうしないと、二次中間転写ドラム53が第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 を帯電してしまい、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52 の表面電位の制御が難しくなる。このような条件を満たす材料であれば、特に材料は限定されない。
次に、上記二次中間転写ドラム53上に形成された単色像から四重色像までの最終的なトナー像は、最終転写ロール60によって、用紙搬送路を通る転写用紙P上に3次転写される。この転写用紙Pは、図2に示すように、給紙カセット91から紙送り工程を経てレジストローラ90を通過し、二次中間転写ドラム53と転写ロール60のニップ部に送り込まれる。この最終転写工程の後、転写用紙101 上に形成された最終的なトナー像は、定着器70によって熱及び圧力で定着され、フルカラープリンター01の上部に設けられた排出トレイT上に排出され、一連の画像形成プロセスが完了する。
最終転写ロール60は、例えば、外径が20mmに形成され、抵抗値は108 Ω程度に設定される。この最終転写ロール60は、例えば、金属シャフトの上にエピクロライドとNBRの共重合体からなる発泡層を設け、その上にポリイミドによるチューブを被覆して構成されている。最終転写ロール60に印加される電圧は、雰囲気温度、湿度、用紙の種類(抵抗値等)等によって最適値が異なり、概ね+1200 〜5000V程度である。この実施の形態では、定電流方式を採用しており、常温常湿環境下で約+20 μAの電流を通電して、ほぼ適正な転写電圧(+2000〜3000V) を得ている。
また、上記転写用紙Pの両面に画像を形成する場合には、図2に示すように、片面に画像が形成された転写用紙Pをそのまま排出トレイT上に排出せずに、表裏を反転した状態で転写用紙Pを両面用の用紙搬送路07を介して、当該転写用紙Pを再度転写部へと搬送し、転写用紙Pの裏面に画像が形成される。
なお、図2中、符号08は図示しない手差しトレイから供給される転写用紙Pを搬送する給紙ロール、09は制御回路、10は電源回路をそれぞれ示している。
ところで、この実施の形態では、入力データに対する出力データの値を予め記憶した管理テーブルを用いてデータを管理するデータ管理装置において、前記管理テーブルを参照して、前記特定の入力データに対応した出力データと、当該出力データの周囲に位置する少なくとも1つの他の出力データとを求め、当該求められた複数の出力データに基づいて、前記入力データに対する出力データの値を演算して出力する演算手段を備えるように構成されている。
また、この実施の形態では、入力データに対する出力データの値を予め記憶した管理テーブルを用いて画像形成パラメータを制御する画像形成装置において、前記管理テーブルを参照して、前記特定の入力データに対応した出力データと、当該出力データの周囲に位置する少なくとも1つの他の出力データとを求め、当該求められた複数の出力データに基づいて、前記入力データに対する出力データの値を演算して出力する演算手段を備えるように構成されている。
さらに、この実施の形態では、前記演算手段は、前記複数の出力データの平均値を演算により求めるように構成されている。
又、この実施の形態では、前記入力データが温度及び湿度のデータからなるように構成されている。
なお、前記演算手段は、前記複数の出力データのうち一つの代表値を設定し、前記代表値とその他の値が異なる場合のみ、前記代表値に所定の演算を行うように構成しても良い。
すなわち、この実施の形態では、図2に示すように、プリンター本体100 の内部に、当該プリンター本体100 内の温度及び湿度を検知する環境センサー101 が設けられている。また、上記環境センサー101 によって検知された温度及び湿度の検知データは、図4に示すように、演算手段としての機能を備えた制御回路102 に入力されており、当該制御回路102 では、温度及び湿度の入力データに基づいて、記憶装置103 に予め記憶された管理テーブル104 を参照し、現像バイアス等の画像形成パラメータを求め、画像形成条件制御回路105 によって画像形成条件を制御するように構成されている。
上記管理テーブル104 は、図5に示すように、例えば、縦軸に温度を、横軸に相対湿度をそれぞれ所定の間隔で取り、これら温度及び相対湿度に基づいて、所定のテーブルが記憶されている。
そして、上記管理テーブル104 では、温度及び湿度に応じて、あらかじめ決められた現像バイアス等の画像形成パラメータの値が、図5に示すように、63個の選択環境毎に記憶されており、当該管理テーブル104 を参照することにより、温度及び湿度に応じて、現像バイアス等の画像形成パラメータが求められるように構成されている。
また、この実施の形態では、基本的に、管理テーブル104 を参照することにより、温度及び湿度に応じて、現像バイアス等の画像形成パラメータが求められるが、管理テーブル104 を参照して求めた画像形成パラメータをそのまま使用するのではなく、特定の入力データに対応した出力データと、当該出力データの周囲に位置する、本実施の形態では、隣接した少なくととも1つ(実施の形態では、1つ)の他の出力データとを求め、当該複数の出力データに基づいて、前記入力データに対する出力データの値を演算して出力するように構成されている。
つまり、上記実施の形態では、図6に示すように、環境センサー101 によって温度及び相対湿度が検知されると、当該温度及び相対湿度を特定の入力データとして、管理テーブル104 を参照することにより、画像形成パラメータからなる出力データと、当該出力データに隣接した斜め右下の隣接する1つの他の出力データとが求められる。
例えば、温度及び相対湿度が境界にない場合には、図6に示すように、入力データと他のデータとが、例えば、制御回路102 によって算術平均が演算されるが、通常は、同じ値であるため、算術平均をとった値も、いずれか一方の値と等しくなる。
これに対して、検出された温度及び相対湿度を特定の入力データとして、管理テーブルを参照した場合に、対応する画像形成パラメータが隣り合う2つのゾーンの境界に位置すると、当該ゾーンの画像形成パラメータと、斜め右下に隣接する画像形成パラメータとの値とが異なり、これら2つの画像形成パラメータの値を算術平均した値は、2つの画像形成パラメータの中間の値となる。
なお、上記2つの画像形成パラメータの値を算術平均せずに、前記演算手段は、当該複数の出力データを重み付けして加算した後、除算することにより、入力データに対する出力データの値を演算するように構成しても良い。
以上の構成において、この実施の形態に係るデータ管理装置を適用したフルカラープリンターでは、次のようにして、構成が複雑化したり、コストアップを招くことなく、環境条件等の入力量に対する画像形成パラメータ等の出力量を、少ない記憶手段の容量で、より滑らかに制御することができ、画質の向上が可能となっている。
すなわち、この実施の形態に係るフルカラープリンターでは、図2に示すように、プリンター本体100 内の温度及び相対湿度が環境センサー101 によって検知される。制御回路102 は、図1に示すように、環境センサー101 によって順次検知される温度及び相対湿度の検出値のうち、いくつかの温度及び相対湿度の検出値の平均値を演算し、温度の平均値であるTMPと、相対湿度の平均値であるHUMとを求める(ステップ101)。
次に、上記制御回路102 は、上記の如く求められた温度平均値TMPと相対湿度平均値HUMに基づいて管理テーブル104 を参照し、当該温度平均値TMPと相対湿度平均値HUMが属するゾーンZone(TMP,HUM)と、これら温度平均値TMPに所定値Tmを加算した値と、相対湿度平均値HUMに所定値Hmを加算した値が属するゾーンZone(TMP+Tm,HUM+Hm)とが等しいか否かを判別する(ステップ102)。
上記所定値Tm及び所定値Hmは、通常、それぞれ「1」に設定され、温度平均値TMPに所定値Tmを加算した値と、相対湿度平均値HUMに所定値Hmを加算した値が属するゾーンZone(TMP+Tm,HUM+Hm)として、図5に示すテーブルの斜め右下に隣接するゾーンの値が求められ、温度平均値TMPと相対湿度平均値HUMが属するゾーンZone(TMP,HUM)と等しいか否かが判別される。
いま、上記管理テーブル104 を参照して求めるゾーンZone(TMP,HUM)の値が、図9に示すように、画像形成時の転写条件に関する出力V_P_Totalであるとすると、1つのゾーンの内部では、求められた画像形成時の転写条件に関する出力V_P_Totalは、すべて等しいため、V_P_Totalとして、求められたV_P_Totalとし(Zone(TMP,HUM))の値がそのまま求められ(ステップ103)、出力される。なお、管理テーブル104 を参照して求められる出力データとしては、画像形成時の転写条件に関する出力V_P_Totalに限らず、図7に示すように、画像形成時の清掃部材に関する出力V_C_Totalなどであっても勿論良い。
これに対して、ゾーンZone(TMP,HUM)の値が、隣接するゾーンの境界に位置し、当該ゾーンZone(TMP,HUM)の値と、ゾーンZone(TMP+Tm,HUM+Hm)の値とが等しくない場合には、管理テーブル104 を参照して、当該ゾーンZone(TMP,HUM)に対応した出力データV_P_Total(Zone(TMP,HUM)と、ゾーンZone(TMP+Tm,HUM+Hm)に対応した出力データV_P_Total(Zone(TMP+1,HUM+1)とを加算し、2で除算することにより、算術平均が求められ(ステップ105)、当該算術平均された値がV_P_Totalとして出力される(ステップ104)。
このように、上記実施の形態では、管理テーブル104 を参照して、前記特定の入力データに対応した出力データと、当該出力データに隣接する少なくとも1つの他の出力データとを求め、当該求められた複数の出力データに基づいて、前記入力データに対する出力データの値を算術平均して出力するように構成されているので、隣接するゾーンZoneの境界にある場合であっても、出力される画像形成時の転写条件に関する出力V_P_Totalが、急激に変化することがなく、より滑らかに制御することができ、画質の向上が可能となっている。
また、上記実施の形態では、管理テーブル104 の境界に位置する値を、更に細分化して記憶させておく必要がないため、構成が複雑化したり、コストアップを招くことなく、環境条件等の入力量に対する画像形成パラメータ等の出力量を、少ない記憶手段の容量で、より滑らかに制御することが可能となっている。
なお、本実施の形態では、管理テーブルを参照して、特定の入力データに対応した出力データと、当該出力データの周囲に位置する少なくとも1つの他の出力データとして、2つ隣り、或いは3つ隣りのデータを求めてもよく、境界領域の幅を自由に変化させることが可能となる。
図1はこの発明の実施の形態1に係るデータ管理装置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のフルカラープリンターの動作を示すフローチャートである。 図2はこの発明の実施の形態1に係るデータ管理装置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のフルカラープリンターを示す構成図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係るデータ管理装置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のフルカラープリンターの画像形成部を示す構成図である。 図4は制御回路を示すブロック図である。 図5は温度及び湿度と画像形成条件の関係を示す図表である。 図6は管理テーブルに基づく出力データの求め方を示す説明図である。 図7は管理テーブルのゾーンと画像形成条件との関係を示す図表である。
符号の説明
101:環境センサー、102:制御回路(演算手段)、104:管理テーブル。

Claims (4)

  1. 入力データに対する出力データの値を予め記憶した管理テーブルを用いて画像形成パラメータを制御する画像形成装置において、
    前記管理テーブルを参照して、特定の入力データに対応した出力データと、前記管理テーブル内において当該出力データに隣接する少なくとも1つの他の出力データとを求め、前記特定の入力データに対応した出力データ及び当該求められた出力データに基づいて、前記入力データに対する出力データの値を演算して出力する演算手段を備え、
    前記演算手段は、前記複数の出力データのうち一つの代表値を設定し、前記代表値とその他の値が異なる場合のみ、前記代表値に所定の演算を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記演算手段は、前記複数の出力データの平均値を演算により求めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記演算手段は、前記複数の出力データを重み付けして加算した後、除算することにより、前記入力データに対する出力データの値を演算することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記入力データが温度及び湿度のデータからなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2004241568A 2004-08-20 2004-08-20 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4608997B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004241568A JP4608997B2 (ja) 2004-08-20 2004-08-20 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004241568A JP4608997B2 (ja) 2004-08-20 2004-08-20 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006058699A JP2006058699A (ja) 2006-03-02
JP4608997B2 true JP4608997B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=36106198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004241568A Expired - Fee Related JP4608997B2 (ja) 2004-08-20 2004-08-20 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4608997B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04219060A (ja) * 1990-07-20 1992-08-10 Sanyo Electric Co Ltd カラー画像処理方法及びその処理回路
JPH09294212A (ja) * 1996-02-29 1997-11-11 Seiko Epson Corp 画像処理装置および画像処理方法
JPH11305565A (ja) * 1998-04-27 1999-11-05 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2000350033A (ja) * 1999-04-01 2000-12-15 Sharp Corp 画像処理装置
JP2003186262A (ja) * 2001-12-18 2003-07-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子写真装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04219060A (ja) * 1990-07-20 1992-08-10 Sanyo Electric Co Ltd カラー画像処理方法及びその処理回路
JPH09294212A (ja) * 1996-02-29 1997-11-11 Seiko Epson Corp 画像処理装置および画像処理方法
JPH11305565A (ja) * 1998-04-27 1999-11-05 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2000350033A (ja) * 1999-04-01 2000-12-15 Sharp Corp 画像処理装置
JP2003186262A (ja) * 2001-12-18 2003-07-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子写真装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006058699A (ja) 2006-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006221048A (ja) 画像形成装置
JP2007078942A (ja) 画像形成装置
JP2007147980A (ja) 画像形成装置
JP4608968B2 (ja) 画像形成装置
JP2006220800A (ja) 画像形成装置
JP4193853B2 (ja) 現像装置及びそれを用いた画像形成装置
JP4608997B2 (ja) 画像形成装置
JP4211294B2 (ja) 画像形成装置
JP2007101755A (ja) 画像形成装置
JP2002244369A (ja) 画像形成装置
JP2005134651A (ja) 画像形成装置および現像システム
JP2002372828A (ja) 画像形成装置
JP4622344B2 (ja) 画像形成装置
JP4517773B2 (ja) 排紙装置及びこれを用いた画像形成装置
JP4645096B2 (ja) 画像形成装置
JP2006011173A (ja) 画像形成装置
JP4631325B2 (ja) 画像濃度調整装置、及びこれを用いた画像形成装置
JP4586456B2 (ja) トナー供給装置および画像形成装置
JP4983222B2 (ja) 画像形成装置
JP4367040B2 (ja) 画像形成装置
JP2006091487A (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2005274970A (ja) 画像形成装置
JP2006030659A (ja) 画像形成装置及びこれに用いるプロセスカートリッジ
JP2005017627A (ja) 画像形成装置
JP2006038132A (ja) 駆動力伝達装置及びこれを用いた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100927

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4608997

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370