以下、本発明の実施形態に係るナビゲーション装置について図面を参照して説明する。(第1実施形態)
以下、本発明を具体化したナビゲーション装置の一実施形態を、図1〜図7を参照して説明する。
図1は、本実施形態のナビゲーション装置の概略構成図を示す。ナビゲーション装置1は、本実施形態においては、自動車に搭載されたナビゲーション装置である。
図1に示すように、ナビゲーション装置(以下、ナビ装置という)1は、入出力装置2、現在位置検出装置3、情報記憶装置4及び主制御装置5を備えている。入出力装置2、現在位置検出装置3及び情報記憶装置4は、それぞれ主制御装置5に電気的に接続され、前記各装置間でデータの授受が可能となっている。
入出力装置2は、たとえば、ディスプレイ6やリモコンRである。ディスプレイ6は、公知のカラー液晶ディスプレイで構成され、主制御装置5から出力される各種画像データやテキストデータを入力し、その画像データに基づいた画像やテキストデータに基づいたテキスト情報を表示する。また、ディスプレイ6は、たとえば、自動車の現在位置を含む周辺地図を表示したり、目的地までの経路案内地図を表示したりする。さらに、ディスプレイ6は、たとえば、旅行計画を登録する設定画面を表示する。
リモコンRは、ユーザの操作によって所望の事項を入力する入力手段であり、ディスプレイ6に表示された各種ボタンの選択やスペース欄へのテキスト情報の入力に使用される。そして、入力された内容をデータとして主制御装置5へ出力する。
現在位置検出装置3は、GPS受信装置(Global Positioning System)7、VICS
(道路交通情報通信システム;Vehicle Information and Communication System)受信装置8、車速センサ9及び方位センサ10で構成されている。
現在位置検出装置3は、GPS受信装置7、VICS受信装置8によって受信した各種データを、また、車速センサ9及び方位センサ10にて検出された各センサ値のデータを、それぞれ主制御装置5へ出力する。そして、現在位置検出装置3は、ナビ装置1を搭載している自動車の現在位置に関するデータや走行に必要な道路情報を主制御装置5へ出力
する。
情報記憶装置4は、地図データ記憶部11、探索データ記憶部12及び施設データ記憶部13で構成されている。地図データ記憶部11は、道路地図、住宅地図、建物形状地図等の地図データを記憶している。探索データ記憶部12は、所定の地点間の道路及びその道路の交通規制情報、距離及び通行料金といった各種道路情報に関するデータを記憶している。
施設データ記憶部13は、区役所、病院、学校、駅等の公共施設の住所や電話番号等、または、名所や各種店舗等の住所のデータが記憶されている。尚、情報記憶装置4は、例えば、DVDといったソフトウェアで構成されていてもよい。
主制御装置5は、検索処理部14、探索処理部15及び機能処理部16を備えている。検索処理部14は、現在位置検出装置3からの自動車の現在位置に関する各種データに基づいて自動車の現在位置を示す座標値を算出する。そして、検索処理部14は、地図データ記憶部11に記憶された地図データに照会し、算出された座標値に対応する地図データ上の自動車の現在位置を検索する。また、検索処理部14は、登録された目的地を地図データ記憶部11に記憶された地図データに照会し、地図データ上の位置を検索する。そして、検索処理部14は、検索した結果得られた自動車の現在位置や目的地周辺の地図データに対応した画像データをディスプレイ6に出力させ、ディスプレイ6に画像として表示させる。
探索処理部15は、ユーザが登録した地点間の経路を、探索データ記憶部12に記憶された探索データの中から探索する。これは、ディスプレイ6に表示された地図上にユーザが、例えばリモコンRを操作して所定の2地点を登録することで行われる。探索処理部15は、その2地点間の経路を探索データ記憶部12のデータから検索し、その探索結果をディスプレイ6に検索処理部14によって表示された地図上に重ね合わせて表示させる。また、探索処理部15は、検索処理部14にて算出された自動車の現在位置に関する座標値を取得し、自動車の現在位置から目的地に至るまでの経路を探索する。そして、その探索結果をディスプレイ6にその自動車の現在位置から登録された目的地間を示す地図上に重ね合わせて表示させる。
図2は、本実施形態の機能処理部16の構成を説明するための図である。図2に示すように、機能処理部16は、第1及び第2の登録手段としての旅行計画作成部16a、予算管理部16b、及び、第1及び第2の記憶手段及び案内手段としての旅行行程管理部16cを備えている。
旅行計画作成部16aは、ユーザに旅行計画の詳細を作成し登録する処理部である。旅行計画の詳細とは、本実施形態では、旅行期間(日時)、旅行人数、出発地点、総予算、行く先々の目的地、各目的地で費やす金額の予算、経路、経路を使用した場合の交通料金経路の予算といったユーザが所望する条件である。そして、この旅行前の予めユーザが所望する目的地及び経路の予算が特許請求の範囲に記載された第1の条件に相当する。
また、旅行計画作成部16aは、予め各目的地に対する代替地及びその代替地での予算を作成し登録させる処理機能を有する。このとき、登録される予算は、前記目的地での予算より少ない予算である。
また、目的地の代替地とは、旅行途中において、予め登録した目的地にて実際に費やされた金額や目的地に至るまでの通行料金及び自動車の燃料費の合計が予め設定登録した予算以上になってしまった場合に、残りの旅行計画が予め設定登録された総予算内に収まる
ような目的地の代替地である。そして、この代替地での予算が、特許請求の範囲に記載された第2の条件に相当する。また、前記した旅行途中において、予め登録した目的地にて実際に費やされた金額や目的地に至るまでの通行料金及び自動車の燃料費の合計が予め設定登録した予算以上になってしまった場合が、特許請求の範囲に記載された第3の条件に相当する。
具体的には、旅行計画作成部16aは、ユーザが所望する旅行計画を登録させるための入力画面表示データを有しており、旅行実行前に、ディスプレイ6に入力画面表示データに基づいた入力画面G1,G2等(図3参照)を表示させる。そして、入力画面G1,G2等に表示されたテキスト情報に従ってユーザが、例えば前記リモコンRを操作して旅行計画の詳細を入力させるようにしている。また、旅行計画作成部16aは、その入力した内容を旅行行程管理部16cへ出力し記憶させる。
予算管理部16bは、予め設定登録された総予算に対して旅行途中にてその時々の残高を算出する処理部である。具体的には、予算管理部16bは、目的地または代替地にて費やされた金額や通行料金を入力させ、ユーザが目的地または代替地に到着する毎に、入力された金額を、それ以前に算出された総予算からの残高から差し引く。そして、その結果を旅行行程管理部16cへ出力するようになっている。
旅行行程管理部16cは、予算管理部16bにて算出された残高と、旅行計画作成部16aによって入力されたその時点の目的地または代替地から最終目的地またはその代替地までに費やされる予算とを比較する。そして、旅行行程管理部16cは、旅行に費やされる費用の総額が予め設定登録された総予算内に収まるように、旅行計画作成部16aによって設定登録された目的地または代替地、及び、同目的地または代替地へ至るまでの経路の中から次の目的地または代替地、及び、同目的地または代替地へ至るまでの経路を読み出す。このとき、旅行行程管理部16cは、探索処理部15へ目的地または代替地、及び、同目的地または代替地へ至るまでの経路を探索する旨の信号を出力し、地点間の経路を、前記探索データ記憶部12に記憶された探索データの中から探索させる。そして、その探索結果を旅行行程管理部16cへ入力させ記憶する。そして、探索処理部15は、ディスプレイ6に、その自動車の現在位置から次の目的地または代替地へ至るまでの経路を表示させる。
ここで、旅行計画作成部16aにおいて、旅行計画の作成手順を図3及び図4の画面図、及び図5のフローチャートに従って説明する。図3は、旅行計画を入力する方法を説明するための図であって、旅行計画作成部16aによって作成されるディスプレイ6に表示される入力画面の画面図である。また、旅行計画の入力は、旅行前に行う。
図5に示すように、いま、リモコンRの操作で旅行計画作成処理が開始されると(ステップS1―1)、旅行計画作成部16aは、ディスプレイ6に入力画面G1を表示し各種データの入力を行う(ステップS1―2、S1―3)。図3(a)に示すように、入力画面G1によって、ユーザは旅行期間(日時)を特定する旅行出発時刻、出発地点、総予算、旅行人数が入力できる。詳しくは、入力画面G1上の「旅行出発時刻」と記載されたテキスト情報の図3(a)中右側に設けられたタブ17a,17b,17cを選択することで旅行を実行する年月日を、またタブ17dを選択することで出発時刻を、それぞれ、例えばリモコンRを使って入力することができるようになっている。
また、「出発地点」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた「検索」キー17eをリモコンRを使って選択すると、予め登録されている所定の地名が表示されその表示された地名から選択して入力することができる。さらに、「総予算」と記載されテキスト情報の右側に設けられた記入スペース欄17fに総予算を入力できるようになっている。ま
た、「旅行人数」と記載されたテキスト情報の右側に設けられたタブ17gをリモコンRを使って選択することで旅行を実行する人数を入力できる。
本実施形態では、図3(a)に示すように、旅行期間(日時)は2004年2月17日9:00であり、出発地点は自宅(東京)であり、総予算は20000円であり、旅行人数は2人である。
また、入力画面G1上には、目的地を特定する目的エリアを設定する設定ボタン17h〜17jが設けられている。第1の設定ボタン17hを選択すると、図3(b)に示すような画面が切り替わって表示される。
図3(b)は、出発してから最初に訪問する第1の目的地及びその第1の目的地の代替地を入力するための入力画面G2の画面図である。先ず、「第1の目的エリア」と記載されたテキスト情報の図3(b)中右側に設けられた検索ボタン18aを選択する。すると、予め設定された所定のエリアが表示され、そのエリアの中から所望の目的地が位置するエリアを選択し入力することができるようになっている。図3(b)に示す例においては、第1の目的エリアは、横浜である。尚、検索ボタン18aの右側に設けられた「エリア削除」と記載されたボタン18bを選択すると、一旦、入力された第1の目的エリアが削除される。
次に、「第1の目的地」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた検索ボタン18cを選択すると、第1の目的エリアに属する複数の地名が表示されその中から所望の第1
の目的地をリモコンRを使って選択して所望の目的地の地名入力することができる。続いて、「第1の目的地」と記載されたテキスト情報の下側に記載された「予算」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた記入スペース欄18dを選択し、第1の目的地にて費やされる予算を入力することができるようになっている。図3(b)に示す例においては、第1の目的地は「横浜中華街」であり、その「横浜中華街」での予算は4000円である。尚、記入スペース欄18dの右側に設けられた「目的地削除」と記載されたボタン19aを選択すると、一旦、入力された第1の目的地を削除することができる。
続いて、「第1の代替地」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた検索ボタン18eを選択すると、前記と同様に、第1の目的エリアに属する複数の地名が表示されその中から第1の目的地に対する所望の第1の代替地の地名を入力することができる。そして、「第1の代替地」と記載されたテキスト情報の下側に記載された「予算」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた記入スペース欄18fを選択し、第1の代替地にて費やされる予算をリモコンRを使って入力することができるようになっている。図3(b)に示す例においては、第1の代替地は、「科学館」であり、「科学館」での予算は1200円である。尚、この「予算」の右側に設けられた目的地削除ボタン19bを選択すると、一旦、入力された第1の代替地を削除することができる。
続いて、「第2の代替地」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた検索ボタン18gを選択すると、前記と同様に、第1の目的エリアに属する複数の地名が表示されその中から所望の目的地をリモコンRを使って選択し入力することができるようになっている。この「第2の代替地」に入力される地名は、第1の目的地に対する第2の代替地である。そして、「第2の代替地」と記載されたテキスト情報の下側に記載された「予算」と記載された記入スペース欄18hを選択して所定金額を入力することで、その第2の代替地にて費やされる予算を入力することができるようになっている。図3(b)に示す例においては、第2の代替地は、「山下公園」であり、「山下公園」での予算は「800円」である。尚、この「予算」の右側に設けられた目的地削除ボタン19cを選択すると、一旦、入力された第2の代替地を削除することができる。
このように図3(b)に示す入力画面G2を使用して第1の目的地及びその第1の目的地に対する2ヵ所の代替地、及び、各地での予算を入力することができる。尚、代替地が2ヵ所以上ある場合は、図3(b)中「目的地追加」と記載されたボタン21を選択することで、この入力画面18と同様な画面が表示され、代替地を追加することが可能となる。
また、図3(b)中「戻る」と記載されたボタン20を選択すると、図3(a)に記載された入力画面G1に切り替わる。そして、第2のボタン17iを選択すると、第1の目的地またはその第1の目的地の代替地から次の移動先である第2の目的地及びその第2の目的地の代替地を選択入力するための画面が表示される。そして、前記と同様にして、第2の目的地及びその第2の目的地に対する2ヵ所の代替地、及び、各地での予算を入力することができる。また、前記と同様に行うことで、第3の目的地及びその第3の目的地に対する2ヵ所の代替地、及び、各地での予算を入力することができる。
このようにして、第1の目的地及びその第1の目的地に対する第1及び第2の代替地と、第2の目的地及びその第2の目的地に対する第1及び第2の代替地と、第3の目的地及びその第3の目的地に対する第1及び第2の代替地とを入力し終えると、その各地点が探索処理部15に送信される。すると前記出発地点と第1の目的地との間の経路を、前記探索データ記憶部12に記憶された探索データの中から探索し、それぞれ、自動車の燃費と交通情報(有料若しくは無料)とを考慮した有料優先、推奨、一般道優先の経路を抽出する。
また、第1の目的地と第2の目的地との間の経路を、前記探索データ記憶部12に記憶された探索データの中から探索し、それぞれ、自動車の燃費と交通情報(有料若しくは無料)とを考慮した有料優先、推奨、一般道優先の経路を抽出する。同様に、第2の目的地と第3の目的地との間の経路を、前記探索データ記憶部12に記憶された探索データの中から探索し、それぞれ、自動車の燃費と交通情報(有料若しくは無料)とを考慮した有料優先、推奨、一般道優先の経路を抽出する。
そして、図5に示すように、旅行計画作成部16aは、その旅行計画の詳細な内容を備えた表示データを作成し(ステップS1―4)、その旅行計画の内容を示す画面をディスプレイ6に表示する(ステップS1―5)。
図4は、旅行計画の登録内容を確認するための登録画面G3の画面図である。ユーザは、この登録画面G3にてその旅行計画の登録内容を確認した場合、同登録画面G3中に設けられた「旅行計画決定」と記載されたボタン23を選択する(ステップS1―6でNO、S1―7でYES)。この結果、入力された旅行計画が計算され、その内容に対応したデータが旅行行程管理部16cに登録され、作成処理が終了する(ステップS1―8)。
本実施形態では、出発地点から第1の目的地の「横浜中華街」に至るまでの燃料代と通行料金とを考慮した料金が有料優先で「2000円」、推奨で「2000円」、一般道優先で「1500円」である。また、「横浜中華街」に対する第1の代替地は「科学館」、第2の代替地は「山下公園」である。尚、第1の目的地の「横浜中華街」と、その第1及び第2の代替地での「科学館」及び「山下公園」とは、同じエリアに属しているので、出発地点から第1の目的地の「横浜中華街」に至るまでの料金、出発地点から第1の代替地の「科学館」に至るまでの料金、出発地点から第2の代替地の「山下公園」に至るまでの料金が全て同じであるとしている。
また、旅行の総予算は「20000円」であり、出発地点から第1の目的地の「横浜中
華街」に至るまでの経路の料金はユーザが有料優先を選択することで「2000円」であるので、第1の目的地に到着した時点での残高は、20000−2000=18000円となる。さらに、第1の目的地の「横浜中華街」にて費やされる予算は「4000円」と予想しているので、第1の目的地の「横浜中華街」を出発し第2の目的地へ移動する時点での残高は、18000−4000=14000円である。
また、第2の目的地が属するエリアは静岡であって、第2の目的地が「喫茶店」であり、第1の目的地の「横浜中華街」から第2の目的地の「喫茶店」に至るまでの料金が有料優先で「4000円」、推奨で「3000円」、一般道優先で「2000円」である。また、「喫茶店」に対する第1の代替地は「動物園」、第2の代替地は「お土産屋」である。尚、第2の目的地である「喫茶店」と、その第1及び第2の代替地の「動物園」及び「お土産屋」とは、同じエリアに属しているので、第1の目的地の「横浜中華街」から第2の目的地の「喫茶店」に至るまでの料金、第1の目的地から第1の代替地の「動物園」に至るまでの料金、第1の目的地から第2の代替地の「お土産屋」に至るまでの料金が全て同じであるとしている。
また、第1の目的地の「横浜中華街」を出発し第2の目的地へ移動する時点での残高は、「14000円」であり、第1の目的地の「横浜中華街」から第2の目的地の「喫茶店」に至るまでの経路の料金はユーザが有料優先を選択することで「4000円」であるので、第2の目的地に到着した時点での残高は、14000−4000=10000円となる。さらに、第2の目的地の「喫茶店」にて費やされる予算は「1000円」と予想しているので、第2の目的地の「喫茶店」を出発し第3の目的地へ移動する時点での残高は、10000−1000=9000円である。
また、第3の目的地が属するエリアは名古屋であって、第3の目的地が「名古屋城」であり、第2の目的地の「喫茶店」から第3の目的地の「名古屋城」に至るまでの料金が有料優先で「4000円」、推奨で「3000円」、一般道優先で「2500円」である。また、名古屋城に対する第1の代替地は「水族館」、第2の代替地は「美術館」である。尚、第3の目的地の「名古屋城」と、その第1及び第2の代替地の「水族館」及び「美術館」は、同じエリアに属しているので、第2の目的地の「喫茶店」から第3の目的地の「
名古屋城」に至るまでの料金、第2の目的地から第1の代替地の「水族館」に至るまでの料金、第2の目的地から第2の代替地の「美術館」に至るまでの料金が全て同じである。
また、第2の目的地の「喫茶店」を出発し第3の目的地へ移動する時点での残高は、9000円であり、第2の目的地の「喫茶店」から第3の目的地の「名古屋城」に至るまでの経路の料金はユーザが推奨を選択することで「3000円」であるので、第3の目的地に到着した時点での残高は、9000−3000=6000円となる。さらに、第3の目的地の「名古屋城」にて費やされる予算は「3000円」と予想しているので、第3の目的地の「名古屋城」の訪問後の残高は、6000−3000=3000円である。
このようにして、総予算が「20000円」で、出発地点の自宅(東京)から第1の目的地及び第2の目的地を経由して最終目的地である第3の目的地に至る時点での残高は「3000円」となる旅行計画が登録される。そして、この計画時の総予算が「20000円」のうち実質的な費用は20000−3000=17000円であり、旅行人数は「2人」であるので、1人当りの実質的な予算は「8500円」と算出される。
次に、旅行中のナビ装置1の作用について図6の画面図及び図7のフローチャートに従って説明する。
いま、出発地から自動車のエンジンをかけると、主制御装置5(機能処理部16)は作成した旅行計画に基づく処理が開始されディスプレイ6に図4に示す登録画面G3を表示
し(ステップS2―1)、第1の目的エリアの移動先の設定を待つ。ここで、計画通りに第1の目的地の「横浜中華街」を選択すると(ステップS2―2)、主制御装置5(機能処理部16)は、出発地から第1の目的地の「横浜中華街」までが予算内で到着する判断する(ステップS2―3でYES)。このとき、計画通りであるので、目的地に到着するまで待機する(ステップS2―4)。なお、予算内に収まらない場合には(ステップS2―3でNO)、予算内に収まる目的地または代替地を変更指示し、その旨の表示を行う(S2−4)。やがて、目的地に到着すると(ステップS2―5)、主制御装置5(機能処理部16)は、登録画面G3を表示し(ステップS2―6)、次の第2の目的エリアの移動先の設定を待つ。
いま、第1の目的地の「横浜中華街」にあって、計画では第2の目的地の「喫茶店」に移動するところを、その第1の代替地の「動物園」に移動したい場合に説明する。このとき、主制御装置5(機能処理部16)は、次の移動先が第1の代替地の「動物園」に設定するための操作がなされると(ステップS2―6でYES)、「横浜中華街」から「動物園」までの経路を設定し、「動物園」に移動することによって総予算内に収まるかどうか判断する(ステップS2―3)。
詳述すると、「動物園」での予算である5000円が旅行行程管理部16cに入力され、それ以前に算出された総予算からの残高10000円から差し引かれ、残高が5000円となる。
そして、「動物園」での予算(5000円)が第2の目的地の「喫茶店」の予算(1000円)を超えるので、前記旅行行程管理部16cが再計算し、総予算内に旅行が終了するように次に訪問する地点を第3の目的地の「名古屋城」、その第1及び第2の代替地の「水族館」又は「美術館」から探索する。その結果、計画時のように、第3の目的地の「名古屋城」に行くとなると、交通料金3000円、名古屋城にて費やされる費用が3000円であるので、総予算20000円を1000円だけオーバーする。従って、旅行行程管理部16cは、旅行を総予算内に終了させるために、第3の目的地の第2の代替地である「美術館」を読み出し、ユーザを案内する(ステップS2―6)。図6はその時にディスプレイ6に表示される画面図G4を示す。以後、変更される毎にこのような新たな変更された画面に基づいて移動先の設定がなされる。
第2の代替地である「美術館」にて費やされる予算は1000円なので、「名古屋城」に行く場合に比較して予算が3000−1000=2000円分節約できる。従って、実質的に費やされた総額は、19000円となり、総予算20000円内に収めることができる。また、この旅行の総予算20000円のうち実質的に費やされる費用は20000−19000=1000円となる。この結果、旅行人数は2人であるので、1人当りの実質的な予算は9500円と算出される。
このようにすることで、旅行途中に、その移動先が変更されても総予算(20000円)内に旅行を終了させることができる。しかも、移動先を変更すると、旅行を総予算内で収めるために以後の移動先及び移動経路が変更されることを指示されるため、事前に予算を超えるか否かを判断でき、以後の移動先の変更の有無も知ることができる。
以後同様な処理が行われ、最終目的地に到達し、案内終了の操作をすることによって作成した旅行計画の案内処理を終了する(ステップS2―7)。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、旅行前に、旅行計画の詳細を登録させる旅行計画作成部16aと、予め登録された総予算に対して、旅行中のその時々の残高を算出する予算管理部16bと、旅行中に総予算内に旅行終了できるように、次の目的地または代替地、及び、各
目的地または代替地へ至るまでの経路を探索する旅行行程管理部16cとで構成された機能処理部16を備えた。従って、旅行中にてその目的地を変更しても総予算内に旅行を終了させることができる。しかも、総予算内に収まる代替地が先の先のまで表示されるため、事前に今回の移動が最適か同化判断することもできる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図8〜図17に従って説明する。
図8は、本実施形態のナビ装置及びそのナビ装置を備えたナビゲーションシステムの概略構成図である。また、図9は、本実施形態のナビ装置1aの構成図である。
図8に示すように、本実施形態のナビ装置1aは、自動車CAに取り付けられたナビ装置である。このナビ装置1aは、図9に示すように、上記第1実施形態のナビ装置1の入出力装置2、現在位置検出装置3、情報記憶装置4、主制御装置5aに加えてさらに移動体通信装置30及びワイパセンサ31を備えている。そして、移動体通信装置30及びワイパセンサ31は、それぞれ主制御装置5aに電気的に接続され互いにデータの授受が可能となっている。
そして、図8に示すように、ナビ装置1aは、移動体通信装置30及びネットワークMを介してナビゲーション管理センタ(以下、ナビセンタという)NCと双方向通信可能な状態である。このように、ナビ装置1aとナビセンタNCとでナビゲーションシステムA
が構成される。
ナビセンタNCは、ナビ装置1aへ各エリアまたは地点の天気予報データを配信する。移動体通信装置30は、その天気予報データを受信すると、ナビ装置1aの主制御装置5aへ出力する。
ワイパセンサ31は、自動車CAに取り付けられたワイパ(図示略)の駆動状態を示す制御データを検知するセンサである。ワイパセンサ31は、検知したワイパの制御データを主制御装置5aへ出力する。
本実施形態における主制御装置5aは、検索処理部14、探索処理部15及び機能処理部32から構成されている。検索処理部14及び探索処理部15は、それぞれ上記第1実施形態と同じ機能を有し、機能処理部32のみが上記第1実施形態と異なった機能を有する。従って、以下に、機能処理部32についてその詳細を説明し、他の検索処理部14及び探索処理部15についての詳細は省略する。
本実施形態の機能処理部32の構成を図10に示す。図10に示すように、機能処理部32は、第1及び第2の登録手段としての旅行計画作成部32a、天気検索部32b、及び、第1及び第2の記憶手段及び案内手段としての旅行行程管理部32cを備えている。
本実施形態の旅行計画作成部32aは、旅行実行前に、旅行計画の詳細である旅行期間(日時)、出発地点、目的地及び目的地での滞在時間をユーザに登録させる機能を有する。また、旅行計画作成部32aは、旅行実行前に、予め目的地毎に目的地の天気が雨天時の場合の代替地(以下、雨天時目的地という)、その雨天時目的地での滞在時間及び雨天時の場合の代替経路としての経路(以下、雨天時経路という)を登録させる機能を有する。
具体的には、旅行計画作成部32aは、ユーザが所望する旅行計画を登録させるための入力画面表示データ、雨天時目的地検索画面表示データ及び経路探索画面表示データを備えている。ユーザがリモコンRを操作して同入力画面表示データ、雨天時目的地検索画面表示データ又は経路探索画面表示データを抽出してディスプレイ6に入力画面、目的地検
索画面及び経路探索画面を表示させる。そして、入力画面に表示されたテキスト情報に従ってユーザがリモコンRを操作して雨天時目的地及びその雨天時目的地での滞在時間、雨天時経路を含む旅行計画の詳細を登録させるようにしている。また、その登録された旅行計画の詳細を旅行行程管理部32cへ出力し記憶させる。
即ち、旅行計画作成部32aは、旅行時の天気が雨又は雪でないと想定した場合の旅行計画と、旅行時の天気が雨又は雪であると想定した場合の旅行計画とを登録させ、旅行行程管理部32cに記憶させる。そして、本実施形態においては、この旅行前の雨又は雪でない旅行時の天気が特許請求の範囲に記載された第1の条件に相当する。また、この旅行前の雨又は雪である旅行時の天気が特許請求の範囲に記載された第2の条件に相当する。
旅行計画作成部32aは、目的地が入力されると、その目的地を与えるデータを前記検索処理部14に出力し、検索処理部14によって情報記憶装置4の地図データ記憶部11に記憶された地図データから目的地に対応した座標データを検索させる。そして、座標データを一旦記憶する。
天気検索部32bは、移動体通信装置30を介して目的地の天気予報データ及びワイパセンサ31が検知したワイパの制御データを取得し、その取得したデータを旅行行程管理部32cへ出力し記憶させる。
本実施形態の旅行行程管理部32cは、旅行計画作成部32aから旅行計画の詳細が入力されると、探索処理部15へ目的地間の経路を探索させる旨の信号を出力し、目的地間の経路を、前記探索データ記憶部12に記憶された探索データの中から探索させる。そして、その探索結果を旅行行程管理部32cは、記憶する。このとき、目的地間の天気が雨または雪である場合の経路(雨天時経路)は、登下校時間学校付近及び土日昼間のショッピングモール付近を通過しないような経路としている。このように、旅行行程管理部32cには、旅行計画登録時に予め目的地、雨天目的地、経路、雨天時経路とが記憶される。
また、旅行行程管理部32cは、旅行実行中において、天気検索部32bからの天気予報データに基づいて次の移動先の目的地の天気が雨または雪であると判断した場合は、予め登録された雨天時目的地を読み出し、次の移動先を目的地から雨天時目的地へ変更し、雨天時目的地に至るまでの経路を読み出し案内させる。
さらに、旅行行程管理部32cは、旅行途中において、天気検索部32bからのワイパセンサ31からのワイパの制御データに基づいて自動車CAの現在位置天気が雨または雪であると判断した場合は、予め記憶された雨天時経路を読み出し、その雨天時経路を使って目的地または雨天時目的地へ案内させる。
そして、旅行行程管理部32cは、天気検索部32bからの目的地の天気予報データ及びワイパの制御データを取得する毎に、探索結果が表示された表示画面をディスプレイ6に表示させる。本実施形態においては、この旅行途中の移動先の天気又は自動車CAの現在位置天気が特許請求の範囲に記載された第3の条件に相当する。
ここで、旅行計画作成部32aにおいて、旅行計画の作成手順を図11〜図14の画面図及び図15のフローチャートに従って説明する。図11は、旅行計画を入力する方法を説明するための図であって、旅行計画作成部32aからの表示データに基づいてディスプレイ6に表示された入力画面G5の画面図である。また、旅行計画の入力は、旅行前に行う。
図11に示す入力画面G5によって、旅行期間(日時)、出発地点、第1の条件として
の天気が雨または雪が降っていない場合の目的地及び目的地での滞在時間を含む旅行計画の詳細が入力できるようになっている。詳しくは、入力画面G5上の「旅行出発時刻」と記載されたテキスト情報の図11中右側に設けられたタブ34a,34b,34cを選択することで旅行を開始する年月日を、またタブ34dを選択することで出発時刻を、それぞれリモコンRを使って入力することができるようになっている。また、入力画面G5上の「旅行終了時刻」と記載されたテキスト情報の右側に設けられたタブ35a,35b,35cを選択することで旅行を終了する年月日を、またタブ35dを選択することで終了時刻を、それぞれリモコンRを使って入力することができる。
また、「出発地点」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた「検索」キー36を選択すると、予め登録されている所定の地名が表示されその表示された地名から選択して入力することができるようになっている。
さらに、入力画面G5上の「第1の目的地」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた検索キー37を選択することで予め登録された地点が表示されリモコンRを使って選択することで所望の目的地を入力することができる。本実施形態においては、第1の目的地は、「金閣寺」である。
また、入力画面G5上の「滞在時間」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた入力スペース38にこの目的地(「金閣寺」)での滞在期間を入力することができる。
さらに、入力画面G5上の「営業時間」、「食事場所」、「駐車場」、「宿泊施設」、「希望到着時間」と記載されたテキスト情報のそれぞれの右側に設けられたタブ39a〜39fを選択することで、目的地の営業時間、食事場所の有無、駐車場の有無、宿泊施設の有無及び希望到着時間を入力することができる。
また、前記と同様にして、入力画面G5上の「第2の目的地」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた検索キー44を選択することで所望の第2の目的地を入力することができるようになっている。本実施形態においては、第2の目的地は、「清水寺」である。
また、入力画面G5上の「滞在時間」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた入力スペース45にこの第2の目的地(「清水寺」)での滞在期間を入力し、さらに、「営業時間」、「食事場所」、「駐車場」、「宿泊施設」、「希望到着時間」と記載されたテキスト情報のそれぞれの右側に設けられたタブ46a〜46fを選択することで、第2の目的地の営業時間、食事場所の有無、駐車場の有無、宿泊施設の有無及び希望到着時間を入力することができる。
さらに、前記と同様にして、入力画面G5上の「第3の目的地」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた検索キー48を選択することで所望の第3の目的地を入力することができるようになっている。本実施形態においては、第3の目的地は、「平安神宮」である。
また、入力画面G5上の「滞在時間」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた入力スペース49にこの第3の目的地(平安神宮)での滞在期間を入力し、さらに、「営業時間」、「食事場所」、「駐車場」、「宿泊施設」、「希望到着時間」と記載されたテキスト情報のそれぞれの右側に設けられたタブ50a〜50fを選択することで、第3の目的地の営業時間、食事場所の有無、駐車場の有無、宿泊施設の有無及び希望到着時間を入力することができる。
さらに、前記した各第1〜第3の目的地を入力した後に、入力画面G5上の「旅行計画
作成」と記載された選択キー52を選択すると、目的地を与えるデータが探索処理部15に送信され、情報記憶装置4の探索データ記憶部12により第1〜第3の目的地間の最適な経路が探索される。そして、旅行計画探索結果が表示された画面がディスプレイ6に表示される。
図12は、ディスプレイ6に表示される旅行計画探索結果画面(以下、計画探索結果画面という)G6である。図12に示すように、本実施形態では、出発地点である自宅を9:00に出発して40分所定の経路を移動した後、9:40に第1の目的地である「金閣寺」に到着する。そして、「金閣寺」にて50分間滞在し、その後、「金閣寺」を10:30に出発して50分所定の経路を移動した後、11:20に第2の目的地である「清水寺」に到着する。そして、「清水寺」に60分間滞在し、その後、「清水寺」を12:20に出発して30分所定の経路を移動した後、12:50に第3の目的地である「平安神宮」に到着する。そして、「平安神宮」にて50分間滞在して旅行を終了する旨のテキスト情報が表示される。
そして、探索結果画面G6上に表示された「雨天時目的地検索」と記載されたボタン55a〜55cを選択することにより、対応する第1〜第3の目的地に対する雨天時目的地を入力することができる(ステップS3−5でYES、ステップS3−6)。具体的には、探索結果画面G6上の第1の目的地である「金閣寺」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた「雨天時目的地検索」と記載されたボタン55aを選択する。
すると、雨天時目的地検索画面(以下、目的地検索画面)G7が探索結果画面G6に切り替わって表示される。目的地検索画面G7上には、「ジャンル」と記載されたテキスト情報の右側に、第1の目的地である「金閣寺」に対する雨天時目的地のジャンルを選択するタブ57及びジャンルを検索するための検索キー58が設けられている。ここで、画面が切り替わった時の目的地検索画面G7上の雨天時目的地のジャンルには、目的地が属するジャンルが表示される。本実施形態においては、第1の目的地は「金閣寺」であるので、切り替わった時の目的地検索画面G7上には、雨天時目的地のジャンルとして「寺院」が表示されている。
目的地が属するジャンルとは異なったジャンルを選択する場合は、タブ57を選択して所望のジャンルを入力する。ここで、タブ57を選択しても所望のジャンルがない場合は、検索キー58を選択する。これにより、予め登録されたジャンルの一覧が表示され、そのなから所望のジャンルを選択し入力することができる。
本実施形態では、ユーザが目的地である金閣寺に対する雨天時目的地として寺院とは異なるジャンルに属する京都国立博物館を希望するとする。従って、ユーザは、タブ57を選択して所望のジャンルである「観光」を入力する。
次に、「登録地点」と記載されたテキスト情報の右側にタブ59及び設定キー60が設けられている。タブ59を選択すると、先に入力されたジャンルに属する地名等が表示され、所望の雨天時目的地である地名を選択して入力することができる。このとき、タブ59を選択して表示される地名等は、目的地を中心として所定範囲内に位置する場所である。雨天時目的地である地名を入力後、設定キー60を選択することで、目的地である金閣寺に対する雨天時目的地が登録される。本実施形態においては、雨天時目的地は京都国立博物館である。
また、設定キー60を選択すると、図12に示した探索結果画面G6が目的地検索画面G7に切り替わって表示される。
同様に、探索結果画面G6上の第2の目的地である清水寺と記載されたテキスト情報の
右側に設けられた「雨天時目的地検索」と記載されたボタン55bを選択し、第2の目的地である清水寺に対応した雨天時目的地としての美術館を入力する。また、同様にして、旅行計画探索結果画面G6上の第3の目的地である「平安神宮」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた「雨天時目的地検索」と記載されたボタン55cを選択し、第3の目的地である「平安神宮」に対応した雨天時目的地としての「お土産屋」を入力する。
また、探索結果画面G6上に表示された「経路変更」と記載されたボタン54a〜54cを選択することにより(ステップS3−7)、各目的地間、目的地とその目的地に対応する雨天時目的地間、または雨天時目的地間の経路を、有料優先、推奨、一般優先のいずれかを条件として経路探索させる(ステップS3−8)。
たとえば、第2の目的地から第3の目的地に至る経路、第2の目的地から第3の目的地に対応する雨天目的地に至る経路、第2の目的地に対応する雨天目的地から第3の目的地に至る経路、第2の目的地に対応する雨天目的地から第3の目的地に対応する雨天目的地に至る経路を有料優先、推奨または一般優先で探索し入力する。
図14は、図12に示した探索結果画面G6上に表示された第1の目的地の「金閣寺」または「金閣寺」に対応した雨天時目的地の「京都国立博物館」から第2の目的地の「清水寺」またはその雨天時目的地である「美術館」に至る経路の探索条件を有料優先、推奨、一般優先のいずれかに設定するための雨天時経路設定画面(以下、経路設定画面という)G8の画面図である。この経路設定画面は、図12中前記ボタン54bを選択することにより、探索結果画面G6から切り替わって表示される。
図14に示すように、経路設定画面G8上には、「金閣寺」、「京都国立博物館」、「清水寺」及び「美術館」を含む周囲の地図及び経路を表示する画面61が重ね合わされて表示されるようになっている。そして、図14に示すように、雨天時経路設定画面G8上の「出発地点」と記載されたテキスト情報の右側に設けられたタブ62を選択して、「第1の目的地」または「雨天時目的地」のいずれかを入力することができるようになっている。「到達地点」と記載されたテキスト情報の右側に設けられたタブ63を選択して、「第2の目的地」または「雨天時目的地」のいずれかを入力することができる。
経路設定画面G8上の「探索条件」と記載されたテキスト情報の右側に設けられたタブ64を選択して、「有料優先」、「推奨」、「一般優先」のいずれかを入力することができるようになっている。そして、出発地点、到着地点及び探索条件を入力し、経路設定画面G8上の「ルート変更」と記載されたボタン65を選択すると、経路が変更され、前記条件を満たした経路を表示した画面61に更新される。そして、全ての金閣寺または京都国立博物館から清水寺または美術館に至る各経路を有料優先、推奨、一般優先のいずれかに設定した後、「ルート決定」と記載されたボタン66を選択すると、設定した各経路が確定し、前記旅行行程管理部32cに記憶される。そして、旅行計画のための全てのデータが入力されると、その内容が旅行行程管理部32cに登録され、作成処理が終了する(ステップS3−9)。
次に、旅行中のナビ装置1aの作用について図16の画面図及び図17のフローチャートに従って説明する。
いま、主制御装置5a(機能処理部32)は、作成した旅行計画に基づく処理が開始され(ステップS4−1)、現在地から目的地までの経路案内を実行する(ステップS4−2〜S4−5)。
そして、いま、出発地の「自宅」から第1の目的地に「金閣寺」を経由して第2の目的地(「清水寺」)に対する雨天時目的地である「美術館」に到着し(ステップS4−5)
、ディスプレイ6に図15に示す画面図G9が表示されている。そして、次の目的地(「平安神宮」)をリモコンRを使って設定すると(ステップS4−6)、再び、現在地から次の目的地(「平安神宮」)までの経路を実行する(ステップS4−2〜ステップS4−5)。
そして、設定時、又は、移動中にナビセンタNCから第3の目的地の「平安神宮」の天気情報を受信する。このとき、晴れである旨の天気情報データを受信すると、ナビ装置1aは、現在地(「美術館」)は雨であるから、雨天時経路を通って「平安神宮」に至るまでを案内する。つまり、その目的地及び経路の天気の状態を考慮した旅行計画に沿った案内をすることができる。
また、案内される雨天時経路は、登下校時間の学校及び土日昼間のショッピングモール付近を通過しないような経路である。この結果、ユーザは、雨天時には、登下校時間の学校及び土日昼間のショッピングモール付近を通過しないので、登下校時の児童やショッピングモール付近にいる買い物客を避けることができる。このことにより、より安全に目的地または雨天時目的地に到着することができる。
以後、同様な処理が行われ、最終目的地に到達し、案内終了の操作をすることによって作成した旅行計画の案内処理を終了する(ステップS4−7)。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、ナビゲーション装置1aは、予め目的地、各目的地に対応した雨天時目的地を登録させ、目的地の天気予報データによって次の移動先を決定する旅行計画作成部32aとを備えた。また、ナビ装置1aをその移動体通信装置30を介して目的地の天気予報データを配信するナビセンタNCに接続した。そして、ナビセンタNCにより目的地の天候が雨または雪である情報が入力されると、ナビゲーション装置1aは、次の移動先を雨天時目的地に変更し案内する。この結果、旅行中での天気を考慮した旅行を実行することができる。
(2)本実施形態によれば、ナビゲーション装置1aは、予め雨天時経路を登録させるとともに、自動車CAにワイパセンサ31を備えた。そして、ワイパセンサ31によって現在地点で雨または雪が降っていると判断した場合、ナビゲーション装置1aは、次の目的地または雨天時目的地に至るまでの経路を雨天時経路に沿って案内させる。
(第3実施形態)
次に、本発明を具体化した第3実施形態を図18〜図25に従って説明する。
図18は、本実施形態のナビ装置1aの構成図である。図18に示すように、本実施形態のナビ装置1bの主制御装置5bは、検索処理部14、探索処理部15及び機能処理部70から構成されている。検索処理部14及び探索処理部15は、それぞれ上記第1実施形態と同じ機能を有し、機能処理部70のみが上記第1実施形態と異なった機能を有する。従って、以下、機能処理部70についてその詳細を説明し、他の検索処理部14及び探索処理部15についての詳細は省略する。
本実施形態の機能処理部70の構成を図19に示す。図19に示すように、機能処理部70は、第1及び第2の登録手段としての旅行計画作成部70a、及び、第1及び第2の記憶手段及び案内手段としての旅行行程管理部70bを備えている。
本実施形態の旅行計画作成部70aは、旅行前に、旅行計画の詳細である旅行期間(日時)、出発地点、目的地及び目的地の営業時間を登録させる機能を有する。
具体的には、旅行計画作成部70aは、ユーザが所望する旅行計画を登録させるための旅行計画入力画面表示データを備えており、ディスプレイ6に旅行計画入力画面表示データに基づいた旅行計画入力画面を表示させる。そして、旅行計画入力画面に表示されたテ
キスト情報に従ってユーザが前記リモコンRを操作して旅行計画の詳細を登録させるようにしている。そして、旅行計画作成部70aは、その登録した内容を旅行行程管理部70bへ記憶させる。
旅行行程管理部70bは、旅行中にて、その時々の時間に応じて次の移動先の目的地に到着するまでの到着時刻を予測し、その予測された到着時刻とその目的地の営業時間とを比較する。そして、予測された到着時刻が目的地の営業時間内にある目的地を探索する。また、予測された到着時刻が目的地の営業時間を過ぎるときは、その目的地の営業時間より終わりが長い営業時間を有する代替地を読み出す。
本実施形態においては、目的地の営業時間が特許請求の範囲に記載の第1の条件に相当する。また、目的地の営業時間より終わりが長い営業時間が特許請求の範囲に記載の第2の条件に相当する。さらに、旅行中にて、その時々の時間に応じて次の移動先の目的地に到着するまでの到着時刻が特許請求の範囲に記載の第3の条件に相当する。
このとき、旅行行程管理部70bは、探索処理部15へ目的地または代替地、及び、同目的地または代替地へ至るまでの経路を探索する旨の信号を出力し、地点間の経路を、前記探索データ記憶部12に記憶された探索データの中から探索させる。そして、その探索結果を旅行行程管理部70bへ入力させ記憶する。
これにより、探索処理部15は、ディスプレイ6に、その自動車の現在位置から目的地または代替地へ至るまでの経路を探索し表示させる。尚、旅行行程管理部70bによる目的地に到着する時間の予測は、現在位置検出装置3からの現在位置に関するデータと目的地までの距離及び現在時間に基づいて算出される。
ここで、旅行計画作成部70aにおいて、旅行計画の作成手順を図20〜図22の画面図及び図23のフローチャートに従って説明する。図20は、旅行計画を入力する方法を説明するための図であって、旅行計画作成部70aからの表示データに基づいてディスプレイ6に表示された旅行計画入力画面G10の画面図である。また、旅行計画の入力は、旅行前に行う。
いま、図23に示すように、リモコンRの操作で、旅行計画作成処理が開始されると(ステップS5−1)、旅行計画作成部70aは、ディスプレイ6に旅行計画入力画面(以下、入力画面という)G10によって、旅行期間(日時)を特定する旅行出発時刻、出発地点、総予算、旅行人数が入力できるようになっている(ステップS5−2、ステップS5−3)。詳しくは、図20に示す入力画面G10上の「旅行出発時刻」と記載されたテキスト情報の右側に設けられたタブ72a,72b,72cを選択して旅行する年月日を、またタブ72dを選択することで出発時刻を、それぞれリモコンRを使って入力する。
また、「出発地点」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた「検索」キー72eを選択すると、予め登録されている所定の地名が表示されその表示された地名から選択して入力することができる。さらに、「総予算」と記載されテキスト情報の右側に設けられた記入スペース欄72fにリモコンRを使って総予算を入力できる。また、「旅行人数」と記載されたテキスト情報の右側に設けられたタブ72gをリモコンRを使って選択することで旅行を実行する人数を入力できる。
このようにすることで、例えば、図20では、旅行期間(日時)は2004年2月17日9:00、出発地点は自宅(東京)、総予算は20000円、旅行人数は2人という内容が入力される。そして、その旅行期間(日時)を特定する旅行出発時刻、出発地点、総予算、旅行人数に関するデータが旅行行程管理部70bに記憶される。
また、入力画面G10の画面図では、目的地を特定する目的エリアを設定する設定ボタン73a〜73cが設けられている。第1の設定ボタン73aを選択すると、図21に示すような画面が切り替わって表示される。
図21は、出発してから最初に訪問する第1の目的地及びその第1の目的地の代替地を入力するための入力画面G11の画面図である。
先ず、「第1の目的エリア」と記載されたテキスト情報に設けられた検索ボタン77aを選択する。すると、予め設定された所定のエリアが表示され、そのエリアの中から所望の目的地が位置するエリアを選択し入力することができる。図21に示す例においては、第1の目的エリアは、横浜である。尚、検索ボタン77aの右側に設けられた「エリア削除」と記載されたボタン77bを選択すると、一旦、入力された第1の目的エリアが削除されるようになっている。
次に、「第1の目的地」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた検索ボタン78を選択すると、第1の目的エリアに属する複数の地名が表示されその中から所望の第1の
目的地をリモコンRを使って選択して所望の目的地の地名入力することができる。
続いて、「第1の目的地」と記載されたテキスト情報の下側に記載された「営業時間」と記載されたテキスト情報の右側に設けられたタブ78a,78bを選択することで、第1の目的地の営業時間を入力することができる。
また、第1の目的地に第2営業時間がある場合、「第2営業時間追加」と記載されたボタン80を選択することで、「営業時間」と記載されたテキスト情報の下側に表示されるように「第2営業時間」と記載されたテキスト及びその右側にタブ78c,78dが表示される。そして、そのタブ78c,78dを選択することで、第1の目的地の第2営業時間を入力することができる。
さらに、「第2営業時間」と記載されたテキスト情報の下側に記載された「24時間営業」と記載されたテキスト情報の右側に設けられたチェックボックス78eを選択することで、第1の目的地が24時間営業である旨を入力することができる。図21に示す例においては、第1の目的地は「横浜中華街」であり、その営業時間は9:00から14:00であり、第2営業時間は17:00から20:00である。
尚、前記タブ78bの右側に設けられた「目的地削除」と記載されたボタン79を選択すると、一旦、入力された第1の目的地を削除することができる。
続いて、「第1の代替地」と記載されたテキスト情報に設けられた検索ボタン81を選択すると、前記と同様に、第1の目的エリアに属する複数の地名が表示されその中から第1の目的地に対する所望の第1の代替地の地名を入力することができる。従って、この「第1の代替地」に入力される地名は、旅行中において、第1の目的地に対する第1の代替地となる地名である。
続いて、「第1の代替地」と記載されたテキスト情報の下側に記載された「営業時間」と記載されたテキスト情報の右側に設けられたタブ81a,81bを選択することで、第1の代替地の営業時間を入力することができる。また、前記と同様に、「営業時間」と記載されたテキスト情報の下側には、「第2営業時間追加」と記載されたボタン80がある。第1の代替地に第2営業時間がない場合、ボタン80を選択しない。さらに、前記と同様に、「第2営業時間」と記載されたテキスト情報の下側に記載された「24時間営業」と記載されたテキスト情報の右側に設けられたチェックボックス81cを選択することで、第1の代替地である科学館が24時間営業である旨を入力することができるようになっ
ている。本実施形態においては、第1の代替地は科学館であり、その営業時間は9:00から15:00である。
尚、前記タブ81bの右側に設けられた「目的地削除」と記載されたボタン82を選択すると、一旦、入力された第1の代替地を削除することができるようになっている。
続いて、「第2の代替地」と記載されたテキスト情報の右側に設けられた検索ボタン83を選択すると、前記と同様に、第1の目的エリアに属する複数の地名が表示されその中から第1の目的地に対する所望の第2の代替地の地名を入力することができる。従って、この「第2の代替地」に入力される地名は、旅行実行中において、第1の目的地に対する第2の代替地となる地名である。
続いて、「第2の代替地」と記載されたテキスト情報の下側に記載された「営業時間」と記載されたテキスト情報の右側に設けられたタブ83a,83bを選択することで、第2の代替地の営業時間を入力することができるようになっている。また、前記と同様に、「営業時間」と記載されたテキスト情報の下側には、「第2営業時間追加」と記載されたボタン84がある。第2の代替地に第2営業時間がない場合、ボタン84を選択しない。さらに、前記と同様に、「第2営業時間」と記載されたテキスト情報の下側に記載された「24時間営業」と記載されたテキスト情報の右側に設けられたチェックボックス83cを選択することで、第2の代替地が24時間営業である旨を入力することができるようになっている。本実施形態においては、第2の代替地は「ファミリーレストラン」であり、その営業時間は24時間である。尚、この「予算」の右側に設けられた目的地削除ボタン85を選択すると、一旦、入力された第2の代替地を削除することができるようになっている。
このように図21に示す入力画面G11を使用して第1の目的地及びその第1の目的地に対する2ヵ所の代替地、及び、各地の営業時間を入力することができる。尚、代替地が2ヵ所以上ある場合は、図21中「目的地追加」と記載されたボタン86を選択することで、この入力画面G11と同様な画面が表示され、代替地を追加することが可能となる。
また、図21に示す入力画面G11上の「戻る」と記載されたボタン87を選択すると、図20に示された入力画面G10に切り替わる。そして、第2のボタン73bを選択すると、第1の目的地またはその代替地から次に訪問する移動先である第2の目的地及びその代替地を選択入力するための画面が表示される。
そして、前記と同様にして、第2の目的地及びその第2の目的地に対する2ヵ所の代替地、及び、各地での営業時間を入力することができる。また、前記と同様に行うことで、第3の目的地及びその第3の目的地に対する2ヵ所の代替地、及び、各地での営業時間を入力することができる。
尚、本実施形態においては、図20に示すように、第2の目的地が位置するエリアは静岡である。因みに、図示しないが、第2の目的地は「喫茶店」であり、第2の目的地の「喫茶店」に対応する第1の代替地は「動物園」、第2の代替地は「お土産屋」である。また、第3の目的地が位置するエリアは名古屋である。因みに、図示しないが、第3の目的地は「名古屋城」であり、第3の目的地である「名古屋城」に対応する第1の代替地は「水族館」、第2の代替地は「美術館」である。
このようにして、第1の目的地その代替地及び営業時間と、第2の目的地その代替地及び営業時間と、第1の目的地その代替地及び営業時間と、第3の目的地その代替地及び営業時間とを入力し終えると、その各地点が探索処理部15に送信される。すると、出発地点と第1の目的地との間の経路を、探索データ記憶部12に記憶された探索データの中か
ら探索し、それぞれ、最適な経路を抽出する。
そして、旅行計画作成部70aは、その旅行計画の詳細な内容を備えた表示データを作成し(ステップ5−4)、その旅行計画の内容を示す画面をディスプレイ6に表示する(ステップ5−5)。
図22は、旅行計画の内容を確認するための登録用画面G12の画面図である。ユーザは、この登録用画面G12にてその旅行計画の内容を確認し、目的地や出発時間を変更しなければ(ステップS5−7にてNO)、登録用画面G12上の「旅行計画決定」と記載されたボタン89を使って選択する(ステップS5−6にてNO、ステップS5−7にてYES)。この結果、旅行計画の詳細な内容が登録され、作成処理が終了する(ステップS5−8)。
本実施形態では、図22に示すように、出発地点を9:00に出発し、横浜エリア、静岡エリアを経由して名古屋エリアに至る。そして、旅行行程管理部70bは前記出発時間に基づいて計算した結果、横浜エリアでは第1の目的地である「横浜中華街」を、静岡エリアでは第2の目的地である「喫茶店」をそれぞれ経由して最終目的地である名古屋エリアでは、第3の目的地に対応した第1の代替地である「動物園」に至る旅行計画となった。
なお、登録用画面G12上の各エリアごとに表示されているフラグFは、到着時刻を表している。従って、このフラグFが各目的地の営業時間内に入っていれば、間に合うことを意味する。
次に、ナビ装置1bの作用について図24の画面図及び図25のフローチャートに従って説明する。
いま、主制御装置5b(機能処理部70)が、作成した旅行計画に基づく処理が開始され(ステップS6−1)、現在地から目的地までの経路案内を実行する(ステップS6−2〜ステップS6−5)。そして、いま、16時00分に静岡エリアの第2の目的地(「喫茶店」)から次のエリア(名古屋エリア)の移動先に向かう際、主制御装置5b(機能処理部70)は、ディスプレイ6に図21の画面を表示する。
図24において、現在時刻を示す指標Pが16時00分を示し、名古屋エリアに到達する時刻をフラグFで示している。従って、ユーザは、画面G13をみて、第2の目的地(「喫茶店」)を16時00分に出発しても名古屋エリアにおける第1の代替地(「動物園」)に営業時間内に到着できないことを視認することができる。
そして、リモコンRを操作して名古屋エリアの目的地設定操作を行うと(ステップS6−6)、営業時間内に間に合う移動先を検索する(ステップS6−2〜ステップS6−5)。そして、間に合う移動先(第2の代替地(「水族館」))を検索すると、その検索した移動先までの経路案内を行う。このようにして、移動先の目的地が営業時間外のため営業していない場合においても、ユーザは、同じエリア内で営業している代替地に訪問することができる。
なお、途中で、渋滞等で、到着時刻が遅れることが判明したとき、(ステップS6−3でNO)、新たな間に合う移動先の検索が行われることになる。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、ナビゲーション装置1bは、予め目的地、その目的地の営業時間、各目的地に対応した代替地、その代替地の営業時間を登録させた。そして、ナビゲーション装置1bは、次の移動先の目的地の到着予想時刻が営業時間外であると判断した
場合、移動先を到着予想時刻時に営業している代替地に変更して案内するようにした。この結果、ユーザは、旅行計画通りの旅行を実行することができる。
上記各実施形態は以下のような別の実施形態(別例)に変更することもできる。
○上記第1実施形態の旅行計画作成部16aは、ナビゲーション装置1に備えたが、そうではなく、ナビゲーション装置1に旅行計画作成部16aを備えず、外部に設けられたナビゲーションセンタと送受信可能な移動体通信手段を備え、旅行計画作成部16aの機能をナビゲーションセンタから送信されるようにしてもよい。このようにすることで、ナビゲーション装置1の負荷を少なくすることができる。
また、第3実施形態についても同様にすることでナビゲーション装置1bの負荷を少なくすることができる。
○上記第1〜第3実施形態においては、ナビゲーション装置1、1a,1bをそれぞれ自動車に設けたが、自動車以外の他の種類の車に設けてもよい。このようにすることで上記各実施形態と同様な効果を得ることができる。
1,1a,1b…ナビゲーション装置、16a,32a,70a…第1及び第2の登録手段としての旅行計画作成部、16c,32c,70b…第1及び第2の記憶手段、及び、案内手段としての旅行行程管理機能部。