JP4606932B2 - 同軸ケーブル、同軸ケーブルの端末処理構造、及び、同軸ケーブル用シールド端子 - Google Patents

同軸ケーブル、同軸ケーブルの端末処理構造、及び、同軸ケーブル用シールド端子 Download PDF

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Description

本発明は、同軸ケーブルと、同軸ケーブルの端末処理に係る構造と、同軸コネクタを構成する同軸ケーブル用シールド端子とに関する。
アンテナ線などの高周波信号伝送に用いられる同軸ケーブルは、一般的に、中心導体としての芯線と、誘電体としての絶縁体と、外部導体としての金属テープ導体及び編組と、外皮としての絶縁シースと、を中心から順に備えて構成されている。このような構成の同軸ケーブルには、相手側の機器や同軸ケーブル等に接続するために、端末に同軸コネクタが設けられている。同軸コネクタは、編組を相手側同軸コネクタにアース接続して電磁波や静電気などの電気的ノイズを遮断するようにした同軸ケーブル用シールド端子を有している。
同軸ケーブルと同軸コネクタとの接続構造に関しては、次のような構造が提案されている。すなわち、先ず、同軸ケーブルの端末において編組を露出させ、そして露出させた編組をほぐし、ほぐした編組とこの内側の金属テープ導体(又は絶縁体)との間の隙間に、同軸コネクタの接続導体部を差し込むという作業が行われる。次に、同軸ケーブル及び同軸コネクタに対して別体となる金属スリーブを、上記の露出させた編組の位置で加締めるという作業が行われる。金属スリーブを加締めることにより、同軸ケーブル及び同軸コネクタは電気的且つ機械的に接続されるようになる(例えば特許文献1参照)。
上記接続構造は、絶縁体及び外部導体の断面輪郭を同心円の状態から変形させないようにするために、言い換えれば高周波特性を満足させるために、編組とこの内側の金属テープ導体(又は絶縁体)との間の隙間に同軸コネクタの接続導体部を差し込むような構造になっている。このような接続構造は、同軸ケーブル及び同軸コネクタの所定の引張強度を満足させることもねらっている。
特開2004−55475号公報 (第4−5頁、第1−4図)
ところで、上記従来技術にあっては、同軸コネクタの接続導体部を同軸ケーブルの編組の内側に差し込むために、同軸ケーブルの端末において露出させた後の編組を一旦ほぐすという作業が必要になる。従って、従来の接続構造は、面倒な作業を行わなければならないことから、作業性に影響を来すという問題点を有している。
また、上記従来技術にあっては、同軸ケーブル及び同軸コネクタに対して別体となる金属スリーブを準備し、そして取り付けるという製造及び作業が必要になる。従って、従来の接続構造は、部品点数が嵩むという問題点や、作業性に影響を来すという問題点を有している。尚、部品点数の問題点解消に関しては、同軸ケーブル及び同軸コネクタの所定の引張強度を満足させるための配慮が必要である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、作業がし易くなるのは勿論のこと、部品点数が少なくてすみ、さらには高周波特性や引張強度の維持に有用な同軸ケーブル、同軸ケーブルの端末処理構造、及び同軸ケーブル用シールド端子を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の同軸ケーブルは、絶縁体と絶縁シースとの間に存在する編組をケーブル延在方向へ押し込むことにより、前記絶縁体と前記絶縁シースとの間に前記編組からなる環状の編組固まり部を形成し、該編組固まり部の形成に伴って、前記絶縁シースに環状の盛り上がりとなる端子引掛かり部を形成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、同軸ケーブル用シールド端子を引掛けて所定の引張強度を満足させるための端子引掛かり部が絶縁シースに形成される。端子引掛かり部は、絶縁シースを環状に盛り上げてなる部分である。端子引掛かり部は、同軸ケーブルの構成のみで形成される。すなわち、端子引掛かり部は、編組を押し込んで絶縁シースの内側に編組固まり部を形成することにより得られる。端子引掛かり部は、同軸ケーブル用シールド端子との接続の際に、絶縁シースを強く圧縮して保持力(固着力)を高めなくとも、端子引き抜き方向の力に抗して所定の引張強度を満足させることが可能な部分となる。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の本発明の同軸ケーブルの端末処理構造は、同軸ケーブルの絶縁シースに、前記同軸ケーブルの絶縁体と前記絶縁シースとの間に、編組からなる環状の編組固まり部を形成して環状の盛り上がりとなる端子引掛かり部を形成し、該端子引掛かり部の隣で同軸ケーブル用シールド端子のシース保持部を加締めることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、端子引き抜き方向の力が加わると、同軸ケーブルの端子引掛かり部には同軸ケーブル用シールド端子のシース保持部が引掛かる。同軸ケーブル用シールド端子は、端子引掛かり部により移動が阻止される。絶縁シースを強く圧縮して保持力(固着力)を高めなくとも、端子引き抜き方向の力に抗して所定の引張強度を満足させることが可能となる。
上記課題を解決するためになされた請求項記載の本発明の同軸ケーブル用シールド端子は、同軸ケーブルの編組に接触して電気的な接続を図る筒状の接続導体部と、加締めにより前記同軸ケーブルの絶縁シースを保持するシース保持部と、を有する同軸ケーブル用シールド端子において、前記同軸ケーブルとの接続時における前記接続導体部の機能として、前記同軸ケーブルの絶縁体と前記絶縁シースとの間に前記編組を押し込んで環状の編組固まり部を形成するとともに、該編組固まり部の形成に伴って、前記絶縁シースに環状の盛り上がりとなる端子引掛かり部を形成する機能を持たせ、前記シース保持部の配置として、該シース保持部の一外縁部を前記端子引掛かり部の隣に位置合わせすることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、同軸ケーブルとの接続の際に、筒状の接続導体部により編組がケーブル延在方向へ押し込まれると、絶縁体と絶縁シースとの間に編組からなる環状の編組固まり部が形成される。そして、この編組固まり部の形成に伴って絶縁シースが環状に盛り上がり、端子引掛かり部が形成される。端子引掛かり部の隣でシース保持部が加締められると、同軸ケーブルとの固定が完了する。シース保持部の加締めは、端子引掛かり部との引掛かりが生じれば良く、絶縁シースを強く圧縮して保持力(固着力)を高めなくとも、端子引き抜き方向の力に抗して所定の引張強度を満足させることが可能となる。
請求項記載の本発明の同軸ケーブル用シールド端子は、請求項に記載の同軸ケーブル用シールド端子において、前記接続導体部の位置で前記絶縁シースを保持する第二シース保持部を更に有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、端子引掛かり部の両側で絶縁シースが保持される。第二シース保持部による保持は、接続導体部との間に絶縁シースを挟み込むことにより行われる。
請求項1に記載された本発明によれば、高周波特性や引張強度の維持に有用な同軸ケーブルを提供することができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、作業がし易くなるのは勿論のこと、部品点数が少なくてすみ、さらには高周波特性や引張強度の維持に有用な同軸ケーブルの端末処理構造を提供することができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、作業がし易くなるのは勿論のこと、部品点数が少なくてすみ、さらには高周波特性や引張強度の維持に有用な同軸ケーブル用シールド端子を提供することができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、引張強度を高めることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の同軸ケーブルの一実施の形態を示す図であり、(a)は端子引掛かり部の形成前の状態を示す断面図、(b)は端子引掛かり部の形成後の断面図である。
図1(a)において、引用符号1は同軸ケーブルを示している。同軸ケーブル1は、中心導体としての芯線2と、誘電体としての絶縁体3と、外部導体としての金属テープ導体(図示省略)及び編組4と、外皮としての絶縁シース5とを備えて構成されている。芯線2は、同軸ケーブル1の中心に位置しており、この外側に絶縁体3〜絶縁シース5が順に設けられている。芯線2〜絶縁シース5は、公知のものであり、ここでは詳細な説明を省略する。
図1(b)において、引用符号6は本発明の同軸ケーブルを示している。本発明の同軸ケーブル6は、絶縁シース5に端子引掛かり部7を形成することによりなっている。以下、図1(a)、(b)を参照しながら上記端子引掛かり部7の形成について説明する。
第一に、同軸ケーブル1の端末において被覆等を除去する作業を行う。この作業により芯線2や編組4を所定長さで露出させる(芯線2と絶縁体3とを露出させ、編組4は端部のみ露出としても可)。芯線2や編組4を所定長さで露出させた状態で、第二に、編組4をケーブル延在方向(矢線P)へ押し込み、絶縁体3と絶縁シース5との間に編組4からなる環状の編組固まり部8を形成する。絶縁体3と絶縁シース5との間に編組固まり部8を形成すると、絶縁シース5には、環状の盛り上がりとなる端子引掛かり部7が形成される(より具体的な形成については後述する)。
次に、図2ないし図6を参照しながら、本発明の同軸ケーブルの端末処理構造及び同軸ケーブル用シールド端子の一実施の形態を説明する。また、この説明の中で本発明の同軸ケーブルについてもより具体的に説明する。
図2は本発明の同軸ケーブルの端末処理構造及び同軸ケーブル用シールド端子の一実施の形態を示す斜視図、図3は同軸ケーブルの端末部分を示す拡大斜視図、図4は同軸ケーブル用シールド端子の要部を示す拡大斜視図、図5は同軸ケーブルと同軸ケーブル用シールド端子とを接続した状態を示す斜視図、図6は同軸ケーブルと同軸ケーブル用シールド端子とを接続した状態を示す断面図である。
図2において、引用符号9は同軸ケーブル1(6)の端末に取り付けられる同軸コネクタを示している。同軸コネクタ9は、インナー端子(図示省略)と、シールド端子(同軸ケーブル用シールド端子)10と、誘電体11とを備えて構成されている。
図示しないインナー端子は、同軸ケーブル1の芯線2に電気的に且つ機械的に接続されている。図示しないインナー端子は、導電性を有しており、ここではピン状に形成されている。図2及び図4において、シールド端子10は、導電性を有する金属薄板を加工することにより形成されている。シールド端子10は、誘電体11を収容するシールド部12と、同軸ケーブル1(6)に対する圧着部13とを有している。
シールド部12は、相手側コネクタ(図示省略)との接続部分であって、円筒状に形成されている。シールド部12の内部に収容される誘電体11は、シールド部12の前後方向にスライド自在となるように収容されている。誘電体11の中心には、図示しないインナー端子のピン状となる先端側が差し込まれ固定されるようになっている。
圧着部13は、接続導体部14と、シース保持部15と、第二シース保持部16とを有している。接続導体部14は、同軸ケーブル1の絶縁体3と絶縁シース5との間に差し込むことができるような円筒形状に形成されている。接続導体部14は、シールド部12の後部に連成されている。
シース保持部15及び第二シース保持部16は、基部17に連成されている。基部17は、所定の間隔で接続導体部14から離れる帯状の部分であって、この一端がシールド部12の後部に連成されている。シース保持部15及び第二シース保持部16は、それぞれ一対の加締め片で構成されており、第二シース保持部16が接続導体部14の位置でこの外側となるように配置形成されている。シース保持部15は、第二シース保持部16に対して所定の間隔(端子引掛かり部7の幅に応じて設定する)をあけて配置されている。シース保持部15は、第二シース保持部16よりも後方に配置されている。
図2及び図3において、同軸ケーブル1は、絶縁体3、編組4、及び絶縁シース5がそれぞれ所定の長さで除去されている。芯線2は、図示しないインナー端子との接続に必要な長さで露出しており、編組4は、絶縁シース5の端面から端部のみが露出している。このような同軸ケーブル1の端末に同軸コネクタ9を取り付けると、この取り付け過程において本発明の同軸ケーブル6が形成されるようになっている。
上記構成において、図1に示すように同軸ケーブル1の端末側に誘電体11を収容したシールド端子10を配置し、この状態からこれらの電気的な接続及び機械的な固定を開始する。先ず、接続導体部14の端面と、絶縁シース5の端面から露出する編組4とが当接するまで、芯線2及び絶縁体3を接続導体部14内に差し込む。次に、接続導体部14の端面と編組4とが当接した状態で、図5及び図6に示すように接続導体部14をケーブル延在方向(矢線P)へ押し込む。
この時、絶縁体3と絶縁シース5との間に編組4からなる環状の編組固まり部8が形成される。編組固まり部8は、接続導体部14の押し込みによって編組4の固まりを生じさせることにより形成される。このような編組固まり部8の形成に伴って、絶縁シース5には、環状の盛り上がりとなる端子引掛かり部7が形成される。端子引掛かり部7が形成されると、本発明の同軸ケーブル6が形成される。
本発明の同軸ケーブル6を形成した状態において、端子引掛かり部7の手前となる絶縁体3と絶縁シース5との間は、接続導体部14が差し込まれたままの状態にある。接続導体部14と編組固まり部8は互いに接触し合うことから、電気的な接続が仮の状態で形成される。
最後に、シース保持部15及び第二シース保持部16を加締めて絶縁シース5を保持すると、一連の作業が完了する。シース保持部15及び第二シース保持部16は、それぞれ絶縁シース5に対して巻き付くような格好で加締められる。この時、シース保持部15の一外縁部18は、端子引掛かり部7の隣に位置するように加締められる。また、第二シース保持部16は、接続導体部14との間に端子引掛かり部7の手前となる絶縁シース5を挟み込むような状態に加締められる。シース保持部15及び第二シース保持部16の加締めが完了すると、機械的な固定が完了するとともに、接続導体部14と編組固まり部8との電気的な接続も完全な状態で完了する。
仮に、同軸コネクタ9の引き抜き方向に力が加わると、同軸ケーブル6の端子引掛かり部7にはシース保持部15の一外縁部18が引掛かる。同軸コネクタ9は、端子引掛かり部7により引き抜き方向の移動が阻止される。
以上、図1ないし図6を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、端子引掛かり部7を有する同軸ケーブル6を用いるとともに、この同軸ケーブル6に対応するシールド端子10を用いることから、シース保持部15で絶縁シース5を強く圧縮して保持力(固着力)を高めなくとも、端子引き抜き方向の力に抗して所定の引張強度を満足させることができる。
本発明は、従来と比べ、作業がし易くなるのは勿論のこと、部品点数が少なくてすみ、さらには高周波特性や引張強度の維持に有用になることは言うまでもない。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明の同軸ケーブルの一実施の形態を示す模式的な図であり、(a)は端子引掛かり部の形成前の状態を示す断面図、(b)は端子引掛かり部の形成後の断面図である。 本発明の同軸ケーブルの端末処理構造及び同軸ケーブル用シールド端子の一実施の形態を示す斜視図である。 同軸ケーブルの端末部分を示す拡大斜視図である。 同軸ケーブル用シールド端子の要部を示す拡大斜視図である。 同軸ケーブルと同軸ケーブル用シールド端子とを接続した状態を示す斜視図である。 同軸ケーブルと同軸ケーブル用シールド端子とを接続した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 同軸ケーブル
2 芯線
3 絶縁体
4 編組
5 絶縁シース
6 同軸ケーブル
7 端子引掛かり部
8 編組固まり部
9 同軸コネクタ
10 シールド端子(同軸ケーブル用シールド端子)
11 誘電体
12 シールド部
13 圧着部
14 接続導体部
15 シース保持部
16 第二シース保持部
17 基部
18 一外縁部

Claims (4)

  1. 絶縁体と絶縁シースとの間に存在する編組をケーブル延在方向へ押し込むことにより、前記絶縁体と前記絶縁シースとの間に前記編組からなる環状の編組固まり部を形成し、該編組固まり部の形成に伴って、前記絶縁シースに環状の盛り上がりとなる端子引掛かり部を形成する
    ことを特徴とする同軸ケーブル。
  2. 同軸ケーブルの絶縁シースに、前記同軸ケーブルの絶縁体と前記絶縁シースとの間に、編組からなる環状の編組固まり部を形成して環状の盛り上がりとなる端子引掛かり部を形成し、該端子引掛かり部の隣で同軸ケーブル用シールド端子のシース保持部を加締める
    ことを特徴とする同軸ケーブルの端末処理構造。
  3. 同軸ケーブルの編組に接触して電気的な接続を図る筒状の接続導体部と、加締めにより前記同軸ケーブルの絶縁シースを保持するシース保持部と、を有する同軸ケーブル用シールド端子において、
    前記同軸ケーブルとの接続時における前記接続導体部の機能として、前記同軸ケーブルの絶縁体と前記絶縁シースとの間に前記編組を押し込んで環状の編組固まり部を形成するとともに、該編組固まり部の形成に伴って、前記絶縁シースに環状の盛り上がりとなる端子引掛かり部を形成する機能を持たせ、前記シース保持部の配置として、該シース保持部の一外縁部を前記端子引掛かり部の隣に位置合わせする
    ことを特徴とする同軸ケーブル用シールド端子
  4. 請求項3に記載の同軸ケーブル用シールド端子において、
    前記接続導体部の位置で前記絶縁シースを保持する第二シース保持部を更に有する
    ことを特徴とする同軸ケーブル用シールド端子。
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