JP4603330B2 - ワーク搬送処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転ドラム内に投入された金属加工品などのワークを搬送しながらメッキ処理を施すワーク搬送処理装置に関するものである。
プレス加工、板金加工、切削加工等の金属加工が施されたワークにメッキ処理を施すためには、加工時等に付着した油などを洗浄する前処理工程と、メッキ処理されたワークを洗浄・乾燥する後処理工程が必要である。
ワークを洗浄するための装置としては回転ドラム式のものが知られている。回転ドラム式の洗浄装置では、円筒状の回転ドラム内に洗浄対象のワークを投入し、洗浄用回転ドラムを洗浄液に浸漬した状態で回転させながらワークを洗浄するようになっている。また、かかる洗浄工程を経た後のワークは、通常は、水切り工程および乾燥工程に掛けられるようになっている。
これら洗浄工程、水切り工程および乾燥工程に順次に連続してワークを送ることのできる回転ドラム式の洗浄装置としては、洗浄工程用の回転ドラムと、水切り工程用の回転ドラムと、乾燥工程用の回転ドラムをそれらの軸線方向に連結し、各回転ドラムの内周面に螺旋状に送りフィンが配置された構成のものが知られている。例えば、回転ドラムの連結体を洗浄用の回転ドラムが最も下側に位置するように傾斜配置し、ワークが回転ドラム内を送られながら洗浄液の表面から浮上し、次工程の水切り工程用の回転ドラムに送り込まれるように構成されている。
この構成の回転ドラム式の洗浄装置を利用してワークにメッキ処理を施すためには、メッキ処理用の回転ドラムを途中に配置し、前段の回転ドラムを搬送されながら前処理が施された後のワークにメッキ処理を施し、しかる後に次段の回転ドラムにワークを送り出して後処理を行うようにすることが考えられる。
しかしながら、従来の回転ドラム式洗浄装置を用いた場合には次のような問題点がある。まず、洗浄用の回転ドラムは、そのドラム内周面に形成されている螺旋状の送りフィンによってワークを送ると同時に洗浄液も送り出す。したがって、次工程の水切り用回転ドラムの側に洗浄液が送り込まれることの無い様にするために、回転ドラムの送り方向の先端部分をテーパ状に細くするなどして液止まりを設け、この先に、小径の液切り用回転ドラムを接続する必要がある。回転ドラムのテーパ角度が急な場合には、ワークの形状によってはテーパ面を乗り越えて次工程に送り出すことが困難になるので、ワークの円滑な送り動作を実現するためにはテーパ角度はなるべく緩やかな方が良い。このように、従来では、液止めを形成するために回転ドラムの先端側にテーパ状部分を形成する必要があるので、ドラム全長が長くなり、設置スペースの限られた工場内などに設置できないおそれがある。
また、ドラム内周面に取り付けた螺旋状の送りフィンによってワークが送られながら洗浄などの処理が施されるので、回転ドラム内におけるワークの滞留時間が長くなり、作業効率が悪い。また、回転ドラム内に多数のワークが滞留するので、滞留しているワークの重量に耐えるように、板厚を厚くし、また、補強部材を取り付けるなどしてドラム強度を高める必要がある。この結果、回転ドラムの製造コストが上がり、またドラム重量が増加するので回転駆動機構の容量を上げる必要が生ずるなどの問題点がある。
さらに、電解メッキを行うメッキ処理用の回転ドラムにおいては、電解液槽に浸漬された回転ドラム内を搬送されるワークを負に帯電させるためにメッキ電極を配置する必要がある。メッキ電極の表面にも金属が析出して付着するので、定期的にメッキ電極を清掃し、あるいは交換しないと、付着した金属がメッキ液槽に落下するなどの弊害が発生する。
本発明の課題は、このような問題点を解消するために、ドラム内周面に配置した螺旋状の送りフィンによってワークを送りながら洗浄などの処理を施す送り機構とは異なる送り機構を備えた回転ドラムを用いて構成されたワーク搬送処理装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、回転に伴って前段の回転ドラムから次段の回転ドラムに順次にワークを搬送するワーク搬送処理装置において、
各回転ドラムは、前段の回転ドラムから送り出されたワークを外周側から中心側に送り込む送り込み通路と、当該送り込み通路を介して中心側に送り込まれたワークを次段の回転ドラムに向けて送り出す送り出し通路とを備えており、
少なくとも一つの前記回転ドラムは、当該回転ドラム内を搬送されるワークに対して、メッキ処理を施すためのメッキ処理用回転ドラムであり、
前記メッキ処理用回転ドラムに接触状態に保持されるメッキ用のワイヤ電極と、
当該ワイヤ電極をその軸線方向に搬送するワイヤ電極送り機構とを有していることを特徴としている。
ここで、前記メッキ処理用回転ドラムは、少なくともその外周側の部分が、メッキ液を貯留したメッキ処理槽に浸漬した状態で回転するように配置される。
この場合、前記メッキ液槽を交換可能なカートリッジ式メッキ液槽としておけば、保守点検作業が容易になり、また、メッキ液の交換・補充作業も簡単になる。
次に、電解メッキ処理を行う回転ドラムの場合には、前記メッキ処理用回転ドラムに接触状態に保持され、当該メッキ処理用回転ドラム内を搬送されるワークに負の電圧を印加するためのメッキ電極が配置される。本発明では、メッキ電極として銅線などのワイヤ電極を用いると共に、当該ワイヤ電極をその軸線方向に搬送するワイヤ電極送り機構を有している。定期的に、あるいは必要に応じて、ワイヤ電極を送り出せば、新しいワイヤ電極の部分をメッキ処理用回転ドラムに接触させることができる。この結果、メッキ金属が付着したワイヤ電極の部分からメッキ金属が剥離してメッキ液槽に落下するなどの弊害を防止できる。
メッキ処理用のワーク搬送処理装置は、一般に、少なくとも一つの前記回転ドラムを備えた前処理ステーションと、前記メッキ処理用回転ドラムを備えたメッキ処理ステーションと、少なくとも一つの前記回転ドラムを備えた後処理ステーションとを有する構成とされ、前記前処理ステーションにおいてはワークの洗浄が行われ、前記後処理ステーションにおいてメッキ後のワークの洗浄および乾燥が行われる。
また、前記前処理ステーションは、ワークをアルカリ洗浄するためのアルカリ洗浄用回転ドラムと、アルカリ洗浄後のワークを水洗浄するための水洗浄用回転ドラムと、水洗浄後のワークを酸洗浄するための酸洗浄用回転ドラムと、酸洗浄後のワークを水洗浄するための水洗浄用回転ドラムとを備えた構成とされ、前記後処理ステーションは、メッキ後のワークを水洗浄するための水洗浄用回転ドラムと、水洗浄後のワークを乾燥する乾燥用回転ドラムとを備えた構成とされる。
次に、送り込み通路および送り出し通路を備えた回転ドラムとしては、前記送り込み通路が、当該回転ドラムの中心軸線を中心とする渦巻き状の経路に沿って、その外周側から中心側、あるいは中心側から外周側に向けてワークを送り出す渦巻き状通路であり、前記送り出し通路が、前記中心軸線の方向に延びる螺旋状の送りフィンによってワークを当該中心軸線の方向に送り出す軸方向通路となっているものを用いることができる。
この場合、前記渦巻き状通路は、前記中心軸線を中心として所定の角度ずつ周方向にオフセットした状態に形成された少なくとも第1および第2の渦巻き状通路を含むものとすることができる。
また、前記軸方向通路の前記送りフィンとして、前記中心軸線を中心として所定の角度ずつ周方向にオフセットした状態に配置した第1および第2の送りフィンが含まれている場合には、前記第1の渦巻き状通路と前記第1の送りフィンとの間でワークの受け渡しが行われ、前記第2の渦巻き状通路と前記第2の送りフィンとの間でワークの受け渡しが行われる。
送り込み通路および送り出し通路を備えた回転ドラムとしては、上記構成の代わりに、前記送り込み通路が、当該回転ドラムの半径方向に延びる通路であり、前記送り出し通路が、当該回転ドラムの中心軸線に沿って延びる通路となっているものを用いることもできる。
本発明のワーク搬送処理装置の回転ドラムは、その回転に伴って、送り込み通路を通ってワークが外周側から中心側に送り込まれ、次に、送り出し通路を通って次段の回転ドラムに向けて送り出される。例えば、ワークが渦巻き状通路に沿って中心側に送り込まれ、次に、軸方向通路に沿って螺旋状の送りフィンによって軸線方向に送り出される。
このように、送り込み通路が回転ドラムの半径方向に向かうよう形成されているので、回転ドラムの内周面に螺旋状に配置された送りフィンの間の螺旋状の溝に沿ってワークを搬送しながら洗浄などの処理を行う場合に比べて、軸線方向の寸法の短いコンパクトなメッキ処理を行うワーク搬送処理装置を構築できる。
また、回転ドラムを連結した場合には、各回転ドラムの送り込み通路の間が完全に仕切られた状態を簡単に形成できる。よって、一方の回転ドラムの送り込み通路内の洗浄液などの処理液が次段の回転ドラムの側に流れ込むことを阻止するための液止め機構が不要になる。よって、メッキ処理用回転ドラムの前後の前処理および後処理を行うための装置構成を、従来の回転ドラム式洗浄装置を用いて構築する場合に比べて、軸線方向の寸法を小さくでき、また、製造コストを下げることが可能になる。
さらに、本発明では、メッキ用電極としてメッキ処理用回転ドラムに接触させたワイヤ電極を用いると共に、それを軸線方向に送ることができるようにしてある。したがって、ワイヤ電極を定期的に、あるいは必要に応じて送り出すことにより、新しいワイヤ電極の部分を使用することができる。よって、メッキ用の電極の清掃などが不要となり、また、電極に付着した金属がメッキ液槽に落下するなどの弊害も発生しない。
さらにまた、メッキ液槽をカートリッジ式のものとすれば、その保守・点検作業が簡単になり、また、メッキ液の補充・交換作業も簡単になるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したワーク搬送処理装置の実施の形態を説明する。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は本発明を適用した多槽式インラインメッキ処理装置を示す全体構成図である。本例の多槽式インラインメッキ処理装置20は、前処理ステーションであるアルカリ洗浄ステーション21、水洗浄ステーション22、酸洗浄ステーション23および水洗浄ステーション24と、メッキ処理ステーション25と、後処理ステーションである水洗浄ステーション26および乾燥ステーション27とを有している。
前処理側の各ステーション21〜24にはそれぞれワーク洗浄用の回転ドラム21(1)〜21(4)と、洗浄液が貯留された洗浄液槽21(2)〜24(2)とが配置されている。メッキ処理ステーション25には、メッキ処理用回転ドラム25(1)とメッキ液が貯留されているメッキ液槽25(2)が配置されている。後処理側の各ステーション26、27にも、それぞれ、ワーク洗浄用の回転ドラム26(1)およびワーク乾燥用の回転ドラム27(1)と、洗浄水が貯留されている洗浄液槽26(2)および洗浄液回収槽27(2)が配置されている。
前処理側の4台の回転ドラム21(1)〜24(1)、および後処理側の回転ドラム26(1)は共通の駆動モータ28によって一体回転し、メッキ処理用回転ドラム25(1)は駆動モータ29によって独立して回転し、後処理側のワーク乾燥用の回転ドラム27(1)も駆動モータ30によって独立して回転するようになっている。勿論、本例とは異なる駆動形態を採用してもよい。
円筒状の回転ドラム21(1)は、その一方の端面の中心に形成したワーク投入口32と、他方の端面に同軸状態に取り付けられているワーク排出口33とを備えている。ドラム本体31の内部では、ワーク投入口32から投入されたワークWを、下側に位置している円筒内周面部分31aまで落下させるようになっている。また、ドラム本体31の内部には、下側の円筒内周面部分31aに落下したワークWを、回転ドラム21(1)の回転に伴って、半径方向の内側(回転ドラムの中心)に向けて矢印で示すように持ち上げる送り込み通路34が形成されている。さらに、送り込み通路34に沿って中心側まで持ち上げられたワークWを、矢印で示すように、次段の回転ドラムに向けて軸線方向に送り出す送り出し通路35が形成されている。
回転ドラム21(1)はその外周板部分がメッシュあるいは多孔板から形成されており、洗浄液槽21(2)に浸漬されている回転ドラム21(1)の内部に位置するワークWは洗浄液に浸漬された状態になる。したがって、投入されたワークWは、洗浄液に浸漬され、回転ドラム21(1)の回転に伴って移動しながら洗浄液内を持ち上げられる間に洗浄され、洗浄液の液面から上方に持ち上げられて洗浄液が振り落とされた後に、次段の回転ドラム22(1)に向けて送り出される。
ここで、洗浄液槽21(2)は装置架台40に固定配置されたものであってもよいが、装置架台40に対して着脱可能なカートリッジ式のものとすることもできる。カートリッジ式の洗浄液槽とすれば、装置架台40から取り外すことにより、保守・点検作業を簡単に行うことができる。また、洗浄液が汚れた場合の交換作業、補充作業も簡単に行うことができる。
なお、回転ドラム22(1)〜27(1)は、回転ドラム21(1)と基本構成が同一である。また、洗浄液槽22(2)〜24(2)および26(2)も、洗浄液槽21(2)と基本構成が同一であり、貯留されている洗浄液の種類が相違しているのみである。
図2は、メッキ処理用の回転ドラム25(1)およびメッキ液槽25(2)を備えたメッキ処理ステーションを示す説明図である。電解処理を行う場合にはメッキ電極を配置する必要がある。本例では、銅線などのワイヤ電極41を、ガイドローラ42、ガイドローラ対43、44およびガイドローラ45を介してメッキ液槽25(2)のメッキ液内に引き回し、送りモータ46によって回転駆動するワイヤ送りローラ47によってワイヤ電極41を送り出すことが可能となっている。
ワークWへのメッキ処理時にはワイヤ電極41にも析出金属が付着し、これがワイヤ電極41から剥離してメッキ液内に落下するおそれがある。本例では、定期的に、あるいは必要に応じて、送りモータ46によってワイヤ送りローラ47を回転駆動して、一定の長さだけワイヤ電極41を送り出すことができる。このようにすれば、常に新しいワイヤ電極41の部分を用いることができる。よって、従来のような電極の清掃などが不要になるなどの利点がある。
なお、各洗浄ステーションでは、過酸化水素系などの洗浄液、アルカリ性洗浄液を添加した溶液等が、例えば摂氏20度乃至90度の温度で使用される。
また、最終段の乾燥ステーションの回転ドラム27(1)は遠心分離式のものであり、例えば、他の回転ドラムとは逆方向に高速回転させることにより、金属メッシュや多孔質板からなる外周板部分を介して遠心力によって洗浄液を振り落とす。しかる後に、回転ドラム27(1)を他の回転ドラムと同一方向に回転させ、乾燥後のワークWを排出口から排出するようになっている。
なお、本例では電解メッキ処理の例であるが、勿論、無電解メッキ処理を行う場合にも本例の構成を採用できる。
(回転ドラム)
次に、回転ドラム21(1)〜27(1)として用いるのに適した回転ドラムの例を説明する。図3(a)は本例の回転ドラムを前端側から見た場合の外観斜視図であり、(b)は後端側から見た場合の斜視図であり、内部構造が分かるように透視状態で示してある。本例の回転ドラム1は、そのドラム中心軸線1aの方向の前後に一定の間隔で対向配置した円形の前側端板2および後側端板3と、これらの間に渦巻き状に取り付けた仕切り板4とを有している。
仕切り板4は、円形の前後の端板2、3の外周縁に沿って取り付けられている半円形の大径円弧板部分5(大径内周面部分)と、この大径円弧板部分5の一端5aに滑らかに連続している180度の角度を張る渦巻き状曲面板部分6(渦巻き状内周面部分)と、この渦巻き状曲面板部分6の端6aに滑らかに連続している半円形の小径円弧板部分7(小径内周面部分)とを備えている。大径円弧板部分5と小径円弧板部分7は同心状態に配置されており、これらの間を繋ぐ渦巻き状曲面板部分6は例えばインボリュート曲線に沿った曲面とされている。勿論、インボリュート曲線以外の曲線、あるいは多角形状に折り曲げた直線を用いることもできる。
小径円弧板部分7の内周面7aには、当該内周面に沿って中心軸線1aを中心とする螺旋状の送りフィン8が取り付けられている。この送りフィン8は内周面7aから垂直に起立した一定の高さのものであり、渦巻き状曲線板部分6の端6aに繋がっている端7bにおける軸線方向の前端側の角から他方の端7cにおける軸線方向の後端側の角に到るように取り付けられている。送りフィン8の前端8aが位置する前側端板2には、小径円弧板部分7とほぼ同一内径の円形搬入口9が形成されている。この搬入口9の内周縁には、当該内周縁に沿って円周方向に延びるガイド板10が取り付けられている。このガイド板10の一端10aは、送りフィン8の前端8aに連続しており、先端に向かうに連れて幅が漸減している。また、送りフィン8の後端8bが位置する後側端板3にも、同一径の円形排出口11が形成されている。
前側端板2の外側面からは、円形搬入口9と同一内径の連結リング12が同軸状態で突出しており、同様に、後側端板3の外側面からも、円形排出口11と同一内径の連結リング13が同軸状態で突出している。本例の回転ドラム1は、前側の連結リング12の外周に回転力導入用の従動歯車14(回転入力部材)が一体形成され、あるいは、装着されている。
この構成の回転ドラム1においては、前後の端板2、3と、渦巻き状に配置した仕切り板4とによって、中心軸線1aに直交する方向に延びる渦巻き状通路15(ワークを半径方向に送り込むための送り込み通路)が区画形成されている。この渦巻き状通路15の外周側の端は、大径円弧板部分の端5bに形成された矩形の投入口16から外部に連通している。また、仕切り板4の中心側に位置している小径円弧板部分7は、ワークを排出口11に向けて軸線方向に送り出す軸方向通路17(ワークを次段の回転ドラムに送り出す送り出し通路)として機能する。
図4は本例の回転ドラム1のワーク搬送動作を示す説明図である。回転ドラム1は中心軸線1aが水平となるように横置きされ、図2(a)に示すように、投入口16が真上を向く状態が回転方向の原点位置P(0)とされる。この状態において、ワークW(1)を投入口16の真上から投入すると、ワークWは大径円弧板部分5の円弧状内周面5cを滑落して、最も低い位置に到る。この状態から回転モジュール1を矢印Aの方向に回転すると、ワークW(1)は円弧状内周面5cを自重により相対的に滑り落ちて常に最も低い位置に保持される。図4(b)は90度回転した位置P(90)の状態を示してある。回転モジュール1が更に回転すると、ワークW(1)は渦巻き状曲面板部分6の渦巻き状内周面6cの上において最も低い位置に保持される。渦巻き状内周面6cは回転に伴って中心側に移動するので、ワークW(1)も中心側に向けて徐々に引上げられる。図4(c)は180度回転した位置P(180)の状態を示し、図2(d)は270度回転した位置P(270)を示す。270度回転すると、ワークW(1)は中心側の小径円弧板部分7の円形内周面7aに移る。ここで、搬入口9の内周縁にはガイド板10が取り付けられており、渦巻き状内周面6cに沿って移動するワークW(1)が搬入口9から落下することが阻止される。
小径円弧板部分7の円形内周面7aには中心軸線1aの方向に螺旋状に延びる送りフィン8が取り付けられている。したがって、回転ドラム1の回転に伴って、円形内周面7aに到ったワークW(1)は、送りフィン8の前端8aの側から、その側面によって軸線方向1aの後方に送り出される。回転ドラム1が1回転した後の位置P(360)の状態では、図2(e)に示すように、ワークW(1)は小径円弧板部分7における軸線方向の中央に位置している。この状態から回転ドラム1を更に90度回転させた位置P(450)に到ると、図2(f)に示すように、ワークW(1)は排出口11まで送り出された状態になる。この後は、回転ドラム1の回転により、ワークWは排出口11から外部に排出される。
ここで、回転ドラム1の1回転毎に、図2(e)に示すように、投入口15から新たなワークW(2)を順次投入すれば、1回転毎にワークが順次に渦巻き状通路15および軸方向通路17を通って、排出口11から排出される。例えば、この構成の2台の回転ドラム1を軸線方向に同軸状態に連結して、中心軸線1aを中心として一体回転すると、前段の回転ドラム1に投入したワークは、渦巻き状通路15および軸方向通路17を通って排出口11から排出された後に、後段の回転ドラム1の搬入口9から軸方向通路17に投入される。搬入口9から軸方向通路17に投入されたワークは、送りフィン8によって軸線方向1aに送り出されて、渦巻き状通路15における図4(a)において想像線で示す位置に落下する。渦巻き状通路15に落下したワークは、投入口16から投入されたワークと同様に、渦巻き状通路15から中心側に再び送り込まれて、軸方向通路17に入り、送りフィン8によって前側の排出口1に送り出され、ここから排出される。
したがって、複数台の回転ドラム1を軸線方向に連結して、これらを同一方向に回転駆動すれば、前段の回転ドラム1に投入されたワークは、各回転ドラム1の渦巻き状通路15および軸方向通路17を経由して次段の回転ドラム1に送り出され、最終段の回転ドラム1の排出口11から排出される。よって、各回転ドラムの渦巻き状通路15内を搬送されている間にワークに対して所定の処理を施すように、各段の回転ドラム1を処理ステーションとして構成しておけば、前段の回転ドラム1に投入したワークに、予め定めた順番で各処理が順次に施され、処理終了後のワークを最終段の回転ドラム1の排出口11から取り出すことができる。
ここで、回転ドラム1を逆方向に回転すれば、排出口11から投入されたワークを投入口9から排出することができる。すなわち、図4(f)に示すように、排出口11からワークを投入して矢印Bの方向に回転すると、ワークは、上記の説明とは逆に、図4(e)から図4(d)、(c)、(b)を経由して図2(a)の状態に移行し、この状態から更に90度回転すると図4(d)状態になり、投入口16からワークが落下する。
図3、4に示す回転ドラム1において、その渦巻き状通路15の巻き方向を逆にすると、回転ドラム1を同一方向に回転させた場合に、排出口11から投入されたワークを軸方向通路17から渦巻き状通路15の中心側に送りこみ、当該渦巻き状通路15を通って外周端の投入口16から排出することができる。この場合には、排出口11がワークの投入口に変わり、投入口16がワークの排出口に変わる。
また、図3、4に示す回転ドラム1では、一つの渦巻き状通路15が形成されている。渦巻き状通路15を複数設けることも可能である。例えば、図5に示すように、中心軸線1aを中心として180度だけ円周方向にオフセットさせた状態で2枚の仕切り板4A、4Bを渦巻き状に配置して、二つの渦巻き状通路15A、15Bを形成してもよい。この場合には、各渦巻き状通路15A、15Bの外周端に対応する180度オフセットした位置に投入口を位置させればよい。また、中心側の軸方向通路を規定している小径円弧板部分の内周面にも、180度オフセットした状態で、2枚の送りフィン8A、8Bを螺旋状に取り付ければよい。勿論、3つ以上の渦巻き通路を形成することも可能である。
このように、複数の渦巻き状通路を設ければ、ワークの投入側の機械が、連続高速加工機などのように、連続してワークが送り出される場合に、それに対応してワークの搬送および所定の処理を連続して行うことが可能になる。
次に、渦巻き状通路15を、インボリュート曲線によって規定しているが、円弧状の曲面を滑らかに連続させることにより渦巻き状通路を規定してもよい。この代わりに、複数の平面を所定の角度でつなぎ合せることにより、多角形状の内周面からなる渦巻き状通路を形成することも可能である。
さらに、図3、4の回転ドラム1では、その搬入口9の側に回転入力部材(従動歯車14)を取り付けたが、勿論、排出口11の側に取り付けることも可能であり、双方に取り付けても良い。場合によっては、回転入力部材を省略することもできる。回転入力部材としては、歯車列を介してモータから回転力が伝達される機構、ベルト・プーリ式の伝達機構、中空モータおよび中空減速機からなる中空アクチュエータから回転力が伝達される機構など、各種の形態のものを採用することができる。
また、複数の回転ドラム1を連結して用いる場合などにおいては、前段の回転ドラム1における搬入口9を省略してもよい。また、最終段の回転ドラム1の排出口11を省略し、逆回転させることにより、投入口16からワークを排出することも可能である。
なお、回転ドラム1を軸線方向に連結するための連結機構としては各種の公知の機構を採用することができる。
(回転ドラムの別の例)
図6は回転ドラム21(1)〜27(1)として用いることのできる回転ドラムの別の構成例を示す説明図である。本例の回転ドラム50は、その一方の端面の外周面側の部位にワーク投入口51が形成されており、回転ドラム50の内部には、ワーク投入口51に外周端側が連通し、半径方向の内方に向けて延びている送り込み通路52が形成されている。また、送り込み通路52の中心側の端は、中心軸線50aに沿って延びている送り出し通路53の一端に連通している。送り出し通路53の他端は、回転ドラム50の他方の端の中心に形成したワーク排出口54に連通している。送り込み通路52が中心軸線50aから下方に垂直に延びている回転位置(図6(a)、(b))においては、送り出し通路53に沿ってワークWが自重によって滑落してワーク排出口54に到るように、当該送り出し通路53の内周面にはテーパが付いている。
この構成の回転ドラム50では、図6(a)、(b)の回転位置の状態において、ワークWがワーク投入口51から投入される。回転ドラム50が図6(c)に示すように矢印方向に回転すると、半径方向に延びる送り込み通路52が下向きから水平状態を経由して傾斜路の状態になり、180度回転した状態では上方に延びる垂直路になる。かかる送り込み通路52の姿勢の変化によって、投入口51から送り込み通路52の外周端に送り込まれたワークWは、自重によって当該送り込み通路52を滑落して、その中心側の端に連通している送り出し通路53に送り込まれる。この結果、図6(d)に示すように、当該送り出し通路53を自重によって滑落してワーク排出口54から排出され、例えば、次段の回転ドラムに引き渡される。
[実施の形態2]
図7は本発明を適用した実施の形態2に係る多槽式インラインメッキ処理装置を示す全体構成図である。多槽式インラインメッキ処理装置60は、メッキ処理ステーション61と、洗浄ステーション62と、遠心分離による乾燥ステーション63とを有している。メッキ処理ステーション61には、図3および4に示す構造の回転ドラム64からなる投入部分を介してメッキ対象のワークが投入される。メッキ処理ステーション61は内周面に沿ってらせん状の送りフィン65aが形成された構成の回転ドラム65と、この回転ドラム65の下側部分が浸漬されているメッキ液槽66から構成されている。
メッキ処理後のワークは、図3、4に示す構造の回転ドラム67、68がタンデムに2台連結された構成の搬送路部分を介して、洗浄ステーション62に搬入される。洗浄ステーション62は、メッキ処理ステーション61と同様に、内周面にらせん状に送りフィン69aが形成された構成の回転ドラム69と、その下側部分が浸漬している洗浄液槽70から構成されている。洗浄ステーション62で洗浄された後のワークは、図3、4に示す構成の回転ドラム71からなる搬送路部分を介して乾燥ステーション63に送り込まれる。乾燥ステーション63は、図3、4に示す構成の回転ドラム72と洗浄液回収槽74から構成されており、その投入口部分には金属メッシュなどの多孔質の板材72aによって封鎖されている。
投入側の回転ドラム64は、その第1方向の回転に伴って、端面中心から供給されたワークを外周側に送り出して、換言すると、下方に降下させて、次段の回転ドラム65に引き渡す。回転ドラム65はその内周面に形成されている送りフィン65aによってメッキ液に浸漬された状態でワークを次段側に向けて送り出す。ワークは、メッキ液に浸漬されながら送り出される間に無電解メッキが表面に施される。
メッキ処理後のワークは、次段の回転ドラム66に引き渡されると、当該回転ドラム66の第2方向の回転(第1方向の回転とは逆向きの回転)に伴って、外周側から中心側に引上げられ、次段の回転ドラム67の中心に送り出される。回転ドラム67は回転ドラム66とは逆向きに回転し(第1方向に回転し)、当該回転に伴ってワークが中心から下方に降下して、そこに連通している次段の回転ドラム69に引き渡される。
ワークは、回転ドラム69の回転に伴って、その内周面に形成されているらせん状の送りフィン69aによって、洗浄液に浸漬された状態で次段側に向けて送られ、この間に洗浄される。洗浄後のワークは、次段の回転ドラム71に引き渡され、当該回転ドラム71の第2方向の回転に伴って、その中心に向けて引上げられ、しかる後に軸線方向に送り出されて、乾燥用の回転ドラム72に投入される。回転ドラム72は第1方向に回転して、その多孔板に押付けられたワークの液切りを行う。この後は第2方向に回転して、ワークを軸線方向に送りだしてその端面に形成されているワーク排出口73から乾燥後のワークを排出する。
このように、本例では、回転ドラムをタンデムに同軸状態に連結することにより、図7において矢印で示す搬送経路が構成されている。すなわち、中心部分から外周部分への移動(降下搬送)と、外周部分に沿っての軸方向への搬送(水平搬送)と、外周部分から中心部分への移動(上昇搬送)を繰り返すことにより、ワークに対するメッキ処理および洗浄処理が行われ、最後に、回転ドラム72からなる遠心分離乾燥機によって乾燥された後に排出される。
[実施の形態3]
図8は、本発明を適用した実施の形態3に係る多槽式インラインメッキ処理装置を示す全体構成図である。多槽式インラインメッキ処理装置80は、図3、4に示す構成の回転ドラムを4台タンデムに連結し、その最終段に同じく同一構成の回転ドラムからなる遠心分離乾燥機を連結した構成となっている。第1段の回転ドラム81は、その第1方向の回転に伴って、その端面の中心から水平に送り込まれたワークをその外周側に搬送、すなわち、降下させ、第2段の回転ドラム82に引き渡す。回転ドラム82の下側部分はメッキ液槽92に浸漬しており、所定時間だけワークを浸漬しておくことにより無電解メッキ処理がワークに施される。
回転ドラム82を第2方向に回転すると、メッキ液槽に浸漬していたワークが中心に向けて引上げられて、その中心に沿って第3段の回転ドラム83に向けて水平に搬送される。第3段の回転ドラム83の下側部分は洗浄液槽93に浸漬しており、当該回転ドラム83が第1方向に回転して、ワークを降下させて洗浄液内に浸漬する。ワークは次段の回転ドラム84の第2方向の回転により、中心に向けて洗浄液から引き上げられ、しかる後に、最終段の乾燥用の回転ドラム85に送り込まれる。遠心分離により乾燥された後のワークはその中心を水平に搬送されて排出される。
(その他の実施の形態)
なお、本発明のワーク搬送処理装置は、洗浄工程およびメッキ処理工程と共に、別の処理工程を含む構成とすることも可能である。たとえば、回転ドラムによってワークを搬送しながらワークの検査を行う検査ステーションなどを含む構成とすることも可能である。
本発明を適用した多槽式インラインメッキ処理装置を示す構成図である。 図1のメッキ処理ステーションの構成を示す説明図である。 図1の装置に用いることのできる回転ドラムの一例を示す前側斜視図、および透視状態で示す後側斜視図である。 図3の回転ドラムのワーク搬送動作を示す説明図である。 図3の回転ドラムの変形例を示す説明図である。 図1の装置に用いることのできる回転ドラムの別の例を示す説明図である。 本発明を適用した装置を示す構成図である。 本発明を適用した装置を示す構成図である。
符号の説明
1、21(1)〜27(1) 回転ドラム
1a、50a 中心軸線
2、3 端板
4 仕切り板
5 半円形円弧板部分
5c 大径内周面部分
6 渦巻き状曲面板部分
6c 渦巻き状内周面部分
7 半円形円弧板部分
7a 半円形内周面部分
8 螺旋状の送りフィン
8a 送りフィンの前端
8b 送りフィンの後端
9 搬入口
10 ガイド板
11 排出口
12、13 連結リング
14 従動歯車
15 渦巻き状通路
16 投入口
17 軸方向通路
20 多槽式インラインメッキ処理装置
21 アルカリ洗浄ステーション
22 水洗浄ステーション
23 酸洗浄ステーション
24 水洗浄ステーション
25 メッキ処理ステーション
26 水洗浄ステーション
27 乾燥ステーション
21(1)〜27(1) 回転ドラム
21(2)〜24(2)、26(2) 洗浄液槽
25(2) メッキ液槽
27(2) 洗浄液回収槽
28、29、30 駆動モータ
32 ワーク投入口
33 ワーク排出口
34 送り込み通路
35 送り出し通路
40 装置架台

Claims (9)

  1. 回転に伴って前段の回転ドラムから次段の回転ドラムに順次にワークを搬送するワーク搬送処理装置において、
    各回転ドラムは、前段の回転ドラムから送り出されたワークを外周側から中心側に送り込む送り込み通路と、当該送り込み通路を介して中心側に送り込まれたワークを次段の回転ドラムに向けて送り出す送り出し通路とを備えており、
    少なくとも一つの前記回転ドラムは、当該回転ドラム内を搬送されるワークに対して、メッキ処理を施すためのメッキ処理用回転ドラムであり、
    前記メッキ処理用回転ドラムに接触状態に保持されるメッキ用のワイヤ電極と、
    当該ワイヤ電極をその軸線方向に搬送するワイヤ電極送り機構とを有していることを特徴とするワーク搬送処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記メッキ処理用回転ドラムは、少なくともその外周側の部分が、メッキ液を貯留したメッキ処理槽に浸漬した状態で回転するように配置されていることを特徴とするワーク搬送処理装置。
  3. 請求項2において、
    前記メッキ液槽は、交換可能なカートリッジ式メッキ液槽であることを特徴とするワーク搬送処理装置。
  4. 請求項1ないし3のうちのいずれかの項において、
    少なくとも一つの前記回転ドラムを備えた前処理ステーションと、
    前記メッキ処理用回転ドラムを備えたメッキ処理ステーションと、
    少なくとも一つの前記回転ドラムを備えた後処理ステーションとを有し、
    前記前処理ステーションにおいてワークの洗浄が行われ、
    前記後処理ステーションにおいてメッキ後のワークの洗浄および乾燥が行われることを特徴とするワーク搬送処理装置。
  5. 請求項4において、
    前記前処理ステーションは、ワークをアルカリ洗浄するためのアルカリ洗浄用回転ドラムと、アルカリ洗浄後のワークを水洗浄するための水洗浄用回転ドラムと、水洗浄後のワークを酸洗浄するための酸洗浄用回転ドラムと、酸洗浄後のワークを水洗浄する水洗浄用回転ドラムとを備え、
    前記後処理ステーションは、メッキ後のワークを水洗浄するための水洗浄用回転ドラムと、水洗浄後のワークを乾燥する乾燥用回転ドラムとを備えていることを特徴とするワーク搬送処理装置。
  6. 請求項1ないし5のうちのいずれかの項において、
    少なくとも一つの前記回転ドラムは、
    前記送り込み通路が、当該回転ドラムの中心軸線を中心とする渦巻き状の経路に沿って、その外周側から中心側、あるいは中心側から外周側に向けてワークを送り出す渦巻き状通路であり、
    前記送り出し通路が、前記中心軸線の方向に延びる螺旋状の送りフィンによってワークを当該中心軸線の方向に送り出す軸方向通路であることを特徴とするワーク搬送処理装置。
  7. 請求項6において、
    前記渦巻き状通路は、前記中心軸線を中心として所定の角度ずつ周方向にオフセットした状態に形成された少なくとも第1および第2の渦巻き状通路を含んでいることを特徴とするワーク搬送処理装置。
  8. 請求項7において、
    前記軸方向通路の前記送りフィンは、前記中心軸線を中心として所定の角度ずつ周方向にオフセットした状態に配置した第1および第2の送りフィンを含んでおり、
    前記第1の渦巻き状通路と前記第1の送りフィンとの間でワークの受け渡しが行われ、
    前記第2の渦巻き状通路と前記第2の送りフィンとの間でワークの受け渡しが行われることを特徴とするワーク搬送処理装置。
  9. 請求項1ないし5のうちのいずれかの項において、
    少なくとも一つの前記回転ドラムは、
    前記送り込み通路が、当該回転ドラムの半径方向に延びる通路であり、
    前記送り出し通路が、当該回転ドラムの中心軸線に沿って延びる通路であることを特徴とするワーク搬送処理装置。
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