JP4602537B2 - 映像ファイル提供装置、映像視聴装置及びこれらからなるインターネット放送システム並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

映像ファイル提供装置、映像視聴装置及びこれらからなるインターネット放送システム並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット放送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図22は、インターネットを介して映像データを取得して再生する従来のインターネット放送システムの構成図を示す。
インターネット放送システムは、Webサイトで構成される映像ファイル提供装置101と、映像視聴装置102とを備え、映像ファイル提供装置101と映像視聴装置102とがインターネット103を介して接続されている。
【0003】
この映像ファイル提供装置101は、複数の映像ファイル104を記憶している映像ファイル記憶部105と、映像ファイル記憶部105から映像データを読み出す映像データ読出部106と、読み出された映像データをインターネット103を介して映像視聴装置102に送信する映像データ送信部107と、映像データの転送命令を受信して映像データ読出部106に転送命令を通知する映像転送命令受信部108とを備えている。
【0004】
映像視聴装置102は、所望の映像データの転送命令を作成する映像転送命令作成部109と、インターネット103を介して映像ファイル提供装置101に映像データの転送命令を送信する映像転送命令送信部110と、映像ファイル提供装置101から送信される映像データを受信する映像データ受信部111と、映像データを再生出力する映像データ再生部112とを備えている。
【0005】
視聴者が映像を視聴する手順を、この構成図を参照して説明する。
先ず、視聴者は、映像名の表示されたメニュー画面などを見て、どの映像を視聴したいかを決めると、映像名を選択する。映像転送命令作成部109は、選択された映像名の映像ファイルが記憶された映像ファイル記憶部105を有する映像ファイル提供装置101宛の当該映像データの転送命令を作成する。
【0006】
映像転送命令送信部110は、作成された転送命令をインターネットを介してファイル提供装置101に送信する。
映像転送命令受信部108は、転送命令を受信すると、映像データ読出部106に転送命令を通知する。転送命令には、映像名であるファイル名と、映像転送命令を送信してきた映像視聴装置102のアドレスとが含まれている。
【0007】
映像データ読出部106は、映像ファイル記憶部105から通知された転送命令に従い、ファイル名で示される映像ファイル104から映像データを読み出す。読み出した映像データと映像視聴装置102のアドレスとを映像データ送信部107に通知する。
映像データ送信部107は、インターネット103を介して、映像視聴装置102のアドレス宛に通知された映像データを送信する。
【0008】
映像視聴装置102の映像データ受信部111は、映像ファイル提供装置101から送信されてくる映像データを受信し、映像データ再生部112に通知する。
映像データ再生部112は、通知された映像データを再生出力する。
このようにして、視聴者は、映像ファイル提供装置101に記憶されている選択した映像名の映像ファイル全体を映像として視聴することができる。
【0009】
従来例において、映像ファイル104が2つの小区間の映像データ「映像1」と「映像2」とを継時的に接続したものであったとする。この場合、視聴者は映像データ再生部112において「映像1」から「映像2」に移り変わる映像を視聴する。
もし、視聴者が「映像2」から「映像1」に移り変わるような逆の展開の映像を視聴したいと思うと、映像データ再生部112で再生出力した映像を一旦録画して、視聴者が自分の手元で「映像1」と「映像2」との小区間の映像を切り出してから編集し直すか、映像ファイル記憶部105に小区間の映像データ「映像2」と「映像1」とを継時的に接続した別の映像ファイルを用意しなければならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、視聴者が映像を編集し直すためには、編集機を要したり、時間がかかったりして現実的ではない。また、映像ファイル提供装置101に別の映像ファイルを用意するのは、1つでも大容量のメモリを要する映像ファイルをいくつも用意することになり、映像ファイル記憶部105に膨大な容量の映像ファイルを用意する必要が生じ、現実的ではない。
【0011】
本発明は上記課題に鑑み、視聴者が手元で再編集したり、映像ファイル提供装置に小区間の映像データの並び替えをしただけの膨大な映像ファイルを用意することなく、視聴者の要望に応じた様々な再生順序の映像を視聴することのできる映像ファイル提供装置、映像視聴装置及びこれらからなるインターネット放送システムを提供することを第1の目的とする。
【0012】
本発明の第2の目的は、映像視聴装置により映像を再生した者から映像ファイルの制作者が視聴料金を徴収できるようにすることである。
更に、本発明の第3の目的は、映像ファイルの制作者が使用したオーサリングツールのメーカに視聴料金の一部を還付することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、サイト名でアクセスされる映像ファイル提供装置と複数の映像視聴装置とがインターネットで接続されるインターネット放送システムであって、前記映像ファイル提供装置は、区間の映像データを連続してなる映像ファイルを記憶している映像ファイル記憶手段と、各映像視聴装置から映像ファイルと、そのファイル中の所望区間の映像データを特定する要求を受け付ける受付手段と、要求内容を解釈し、特定区間のフレーム単位の映像データを前記映像ファイル記憶手段から読み出す読出手段と、読み出された映像データを要求元の映像視聴装置にインターネットを介して送信する送信手段とを備え、前記映像視聴装置は、前記映像データの再生順に映像データを特定する再生映像情報を記載した複数の再生映像構成表を記憶している再生映像構成表記憶手段と、前記再生映像構成表記憶手段に記憶されている複数の再生映像構成表のうち、一の再生映像構成表の指定を受け付ける再生映像構成表指定受付手段と、指定された再生映像構成表を読み出す再生映像構成表読出手段と、読み出された再生映像構成表に記載された再生映像情報に従い、前記映像ファイル提供装置の受付手段に映像データを再生順にインターネットを介して要求する要求手段と、要求先の映像ファイル提供装置の送信手段からインターネットを介して送信されてくる映像データを受信する受信手段と、受信された映像データを再生順に再生出力する映像データ再生手段とを備えることとしている。
【0014】
また、本発明は、サイト名でアクセスされ、区間の暗号化された映像データを連続してなる映像データ列と、前記映像データの再生順に映像データを特定し、各映像データを復号するための暗号化されたデータ鍵が記載された再生映像情報と映像の視聴料金を記載した複数の再生映像構成表とからなる混合ファイルを記憶し、要求に応じて混合ファイルをインターネットを介して送信する映像ファイル提供装置とインターネットで接続される映像視聴装置であって、前記映像ファイル提供装置に一の混合ファイルを要求する混合ファイル要求手段と、要求先の映像ファイル提供装置から混合ファイルをインターネットを介して受信する混合ファイル受信手段と、受信された混合ファイルを解釈して一の再生映像構成表を作成する再生映像構成表作成手段と、受信された混合ファイルを解釈し、前記再生映像構成表に記載された再生順に、暗号化された映像データを読み出す映像データ読出手段と、前記再生映像構成表の通知を受け、映像データの視聴料金を課金した後、暗号化されたデータ鍵を復号するための解読鍵を付与する課金手段と、前記解読鍵を付与され、暗号化されたデータ鍵を復号し、前記映像データ読出手段で読み出された暗号化された映像データを復号されたデータ鍵で復号する映像データ復号手段と、復号された映像データを再生出力する再生手段とを備えることしている。
【0015】
更に、本発明は、前記再生映像構成表には、前記混合ファイルの制作に用いられたオーサリングツールのメーカを識別する識別子と、前記視聴料金のうち、オーサリングツールのメーカに還付される還付率とが記載されており、前記課金手段は、前記視聴料金に還付率を乗算し、キックバック額を計算し、識別子とともに記憶するキックバック額計算部を有し、キックバック額は、識別子で識別されるオーサリングツールのメーカに支払われ、混合ファイルの制作者には、残余の視聴料金が支払われることとしている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るインターネット放送システムの実施の形態を図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係るインターネット放送システムの実施の形態1の構成図である。このインターネット放送システムは、映像ファイル提供装置201と複数の映像視聴装置202とを備え、映像ファイル提供装置201と各映像視聴装置202とがインターネット203を介して接続されている。
【0017】
なお、映像ファイル提供装置201は、URLなどで表されるWebサイト名で識別されている。
映像ファイル提供装置201は、複数の映像ファイル204を記憶している映像ファイル記憶部205と、映像視聴装置202から映像データの転送命令を受信する映像転送命令受信部206と、受信した転送命令に従い映像ファイルの特定された映像データを読み出す映像データ読出部207と、読み出された映像データをインターネット203を介して映像視聴装置202に送信する映像データ送信部208とを備えている。
【0018】
映像ファイル204は、小区間の映像データが接続されて構成されている。なお、映像ファイル204の読み出しは、フレーム単位でフレームを特定した小区間の映像データとして読み出される。
映像ファイル記憶部205は、複数の映像ファイル204をフレーム単位で管理し、記憶している。
【0019】
映像転送命令受信部206は、映像視聴装置202からインターネット203を介して転送命令を受信すると、映像データ読み出し部207に転送命令を通知する。
転送命令には、転送命令の送信元の映像視聴装置202を識別するIPアドレスと、映像データを特定する映像ファイル名と、その映像ファイルの読み出し開始フレーム番号と、読み出しフレーム数とが含まれている。
【0020】
映像データ読出部207は、通知された転送命令に従い、映像ファイル記憶部205に記憶されている映像ファイル204のうち、特定された映像ファイル名の映像データを、読み出し開始フレーム番号から読み出しフレーム数だけ読み出し、IPアドレスとともに映像データ送信部208に通知する。
映像データ送信部208は、映像データ読出部207から通知された映像データをインターネット203を介してIPアドレスで識別される転送命令の送信元の映像視聴装置202に送信する。
【0021】
映像視聴装置202は、複数の再生映像構成表ファイル209を記憶している再生映像構成表ファイル記憶部210と、再生映像構成表ファイル指定部211と、再生映像構成表ファイル読出部212と、再生映像情報処理部213と、映像データ再生部214とを備えている。再生映像情報処理部213は、映像転送命令作成部215と映像転送命令送信部216と映像データ受信部217とを有する。
【0022】
図2は、再生映像構成表ファイルの一例を示す図である。再生映像構成表301には、再生映像構成表301のファイル名302と、各行に、再生順序303に従って再生される小区間の映像データの再生映像情報とが記載されている。
各再生映像情報には、サイト名304と、ファイル名305と、読み出し開始フレーム番号306と、読み出しフレーム数307とが記載されている。
【0023】
サイト名304は、小区間の映像データの属する映像ファイルが記憶されている映像ファイル提供装置201のサイト名を示している。
ファイル名305は、映像データの属する映像ファイルのファイル名である。
読み出し開始フレーム番号306と読み出しフレーム数307とは、映像データの範囲を示している。映像データは、映像データの属する映像ファイルの読み出し開始フレーム番号306を先頭フレームとして読み出しフレーム数307だけ連続したものである。
【0024】
なお、映像データの範囲をここでは、映像ファイルの最初のフレーム番号を「0」として、読み出し開始フレーム番号306と読み出しフレーム数307とで示しているけれども、通常の再生時間と同じ表記方法であるいわゆるタイムコードにより再生開始時間と再生継続時間とで示すようにしてもよい。
再生映像構成表301では、映像「××××のクローズアップ映像」は、映像ファイル5のフレーム番号「1800」から「300」フレームの映像データと、映像ファイル6のフレーム番号「600」から「900」フレームの映像データとを再生することで得られることを示している。
【0025】
再生映像構成表ファイル記憶部210は、このような複数の再生映像構成表をファイルとして記憶している。
再生映像構成表ファイル指定部211は、表示デバイス(図示せず)に再生映像構成表のファイル名をメニュー項目として表示させ、視聴者から所望のファイル名の指定を受け付ける。なお、ファイル名の指定は、再生映像構成表のファイル名をメニュー項目とするメニューの表示をすることなく、予め、再生映像構成表のファイル名の印刷物を配布しておき、そのファイル名を例えば番号で指定するようなものであってもよいのは勿論である。
【0026】
再生映像構成表ファイル指定部211は、指定されたファイル名を再生映像構成表ファイル読出部212に通知する。
再生映像構成表ファイル読出部212は、通知されたファイル名の再生映像構成表を再生映像構成表ファイル記憶部210から読み出し、再生映像情報処理部213の映像転送命令作成部215に通知する。
【0027】
映像転送命令作成部215は、再生映像構成表ファイル読出部212から通知された再生映像構成表301に従い、映像データの転送命令を作成する。転送命令には、自身の映像視聴装置202を識別するIPアドレスを含め、再生映像構成表301の再生順序303の順に転送命令を作成する。転送命令は、映像ファイル名305で示される映像ファイルを記憶している映像ファイル提供装置201のサイト名を宛先として作成され、映像ファイル名305と読み出し開始フレーム番号306と読み出しフレーム数307とで小区間の映像データを特定している。
【0028】
映像転送命令作成部215は、再生順序303の順に転送命令を作成すると、映像転送命令送信部216に通知する。
映像転送命令送信部216は、映像転送命令作成部215から通知された転送命令作成部215から通知された転送命令を映像ファイル提供装置201のサイト名を宛先としてインターネット203を介して送信する。
【0029】
映像データ受信部217は、転送命令を送信したサイト名の映像ファイル提供装置201から送信されてくる映像データを受信し、映像データ再生部214に通知する。
映像データ再生部214は、映像データ受信部217から通知された映像データを再生出力する。
【0030】
例えば、図2に示した再生映像構成表301の再生順序「1」の映像ファイル5には風景の全景映像が、再生順序「2」の映像ファイル6にはその風景の一部をクローズアップしたクローズアップ映像がそれぞれ記録されていたとする。この再生映像構成表301に従い、映像データ再生部214から全景映像からクローズアップ映像へ寄っていくように構成された映像が再生出力される。
【0031】
また、視聴者が視聴したい映像がクローズアップ映像から全景映像に引いていく映像であった場合には、映像ファイル提供装置201の各サイトで記憶されている映像ファイル名を変えることなく、再生映像構成表301の再生順序が逆に記載された再生映像構成表のファイル名を視聴者が指定するようにすればよい。
次に、本実施の形態の動作を図3、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0032】
図3は、映像視聴装置202での動作を示すフローチャートである。
先ず、再生映像構成表ファイル指定部211は、視聴者から再生映像構成表のファイル名の指定を受けるのを待ち、再生映像構成表ファイル読出部212にファイル名を通知する(S402)。
再生映像構成表ファイル読出部212は、再生映像構成表を読み出し、映像転送命令作成部215に通知する(S404)。
【0033】
映像転送命令作成部215は、再生映像構成表の再生順序の上位のものの映像データが記憶されているサイト名の映像ファイル提供装置宛に映像データの転送命令を作成する(S406)。
映像転送命令送信部216は、映像データの転送命令をサイト名で識別される映像ファイル提供装置201に送信する(S408)。
【0034】
映像データ受信部217は、映像ファイル提供装置201から映像データを受信するのを待ち、受信した映像データを映像データ再生部214に通知する(S410)。
映像データ再生部214は、通知された映像データを再生して出力する(S412)。
【0035】
映像転送命令作成部215は、再生映像構成表に映像データの転送命令を作成していない未処理のものがあるか否かを判定し(S414)、あればS408に戻り、なければ処理を終了する。
図4は、映像ファイル提供装置201での動作を説明するフローチャートである。
【0036】
映像転送命令受信部206は、映像データの転送命令の受信を待ち(S502)、映像データ読出部207に転送命令を通知する(S504)。
映像データ読出部207は、映像ファイル記憶部205から転送命令を通知されると、転送命令に従い、映像ファイル記憶部205に記憶されている小区間の映像データを読み出し、映像データ送信部208に通知する(S506)。
【0037】
映像データ送信部208は、転送命令を送信してきた要求元の映像視聴装置202に通知された映像データをインターネット203を介して送信し(S508)、S502に戻る。
(実施の形態2)
図5は、本発明にかかるインターネット放送システムの実施の形態2の構成図である。なお、上記実施の形態1と同様の構成部分には、同一の符号を付し、本実施の形態固有の構成についてのみ説明する。
【0038】
このインターネット放送システムは、映像ファイル提供装置201と複数の映像視聴装置601とがインターネット203で接続されて構成されている。
映像視聴装置601は、複数の再生映像構成表ファイル602を記憶している再生映像構成表ファイル記憶部603と、再生映像構成表ファイル指定部211と、再生映像構成表ファイル読出部212と、再生映像情報処理部604と、ローカル映像ファイル記憶部605と、ローカル映像データ読出部606と、映像データ再生部607とを備えている。再生映像情報処理部604は、映像データ内外判定部608と、映像転送命令作成部215と、映像転送命令送信部216と、映像データ受信部609とを有している。ローカル映像ファイル記憶部605は、映像ファイル610と蓄積映像データ611とを記憶している。
【0039】
図6は、再生映像構成表ファイル記憶部603に記憶されている再生映像構成表の一例を示す図である。再生映像構成表701には、再生映像構成表のファイル名702が記載され、再生順序703に従って再生される小区間の映像データの再生映像情報が各行に記載されている。
各再生映像情報には、サイト名704と、ファイル名705と、読み出し開始フレーム番号706と、読み出しフレーム数707とが記載されている。
【0040】
サイト名704には、実施の形態1と異なり、「ローカル」という記載がある。この「ローカル」は、映像データの属する映像ファイルが映像ファイル提供装置201ではなく、映像視聴装置601自身のローカル映像ファイル記憶部605に記憶されていることを示している。
再生映像構成表701のファイル名「○○○○」の映像を再生すると、サイト名「サイト1」の映像ファイル提供装置201に記憶されたファイル名「ファイル5」の映像ファイルのフレーム番号「1800」から「300」フレームの映像データの再生に続いて、映像視聴装置601自身のローカル映像ファイル記憶部605に記憶されたファイル名「ファイル6」の映像ファイルのフレーム番号「600」から「900」フレームの映像データの再生がされることとなる。
【0041】
再生映像構成表ファイル読出部212は、読み出した再生映像構成表701を再生映像情報処理部604の映像データ内外判定部608に通知する。
映像データ内外判定部608は、通知された再生映像構成表701の映像データの再生映像情報のサイト名704に「ローカル」と記載されているか否かを判定する。「ローカル」と記載されていないときには、実施の形態1と同様に当該映像データの再生映像情報を映像転送命令作成部215に通知するとともに、ローカル映像データ読出部606にも通知する。
【0042】
映像データ内外判定部608は、サイト名704に「ローカル」と記載されているときには、当該映像データの再生映像情報をローカル映像データ読出部606に通知する。
映像データ受信部609は、インターネット203を介して、映像ファイル提供装置201の映像データ送信部208から送信されてくる映像データを受信すると、ローカル映像ファイル記憶部605の蓄積映像データ612として書き込む。
【0043】
ローカル映像ファイル記憶部605は、DVDやDVD-RAM等からなり、映像ファイル610と蓄積映像データ612とを記憶している。映像ファイル610は、DVD等に記憶されており、蓄積映像データ612は、映像データ受信部609で受信された映像データがDVD-RAM等に書き込まれたものである。
【0044】
ローカル映像データ読出部606は、映像データ内外判定部608から通知された再生映像情報に従い、ローカル映像ファイル記憶部605の映像ファイル610の所定の小区間の映像データ又は、蓄積映像データを読み出し、映像データ再生部607に通知する。
映像データ再生部607は、通知された映像データを再生して出力する。
【0045】
本実施の形態では、例えば、市販のDVDソフトの映像ファイルの映像データと、その映像ファイルの一部を映像ファイル提供装置201に記憶されている映像ファイルの一部の映像データとを組み合わせた映像を再生して出力することができる。このようにすることによって、多彩なバージョンの映像を視聴者は楽しむことができる。
【0046】
なお、本実施の形態では、映像データ受信部609で受信された映像データをローカル映像ファイル記憶部605の蓄積映像データとして一旦記憶させるようにしたけれども、映像データ受信部609から直接映像データ再生部607に通知するようにしてもよい。
次に、本実施の形態の映像視聴装置601の動作を図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0047】
先ず、再生映像構成表ファイル指定部211は、再生映像構成表ファイル記憶部603に記憶されている再生映像構成表ファイルのファイル名の指定を受け付けるのを待ち、ファイル名を再生映像構成表ファイル読出部212に通知する(S802)。
再生映像構成表ファイル読出部212は、通知されたファイル名の再生映像構成表701を読み出し、再生映像情報処理部604の映像データ内外判定部608に通知する(S804)。
【0048】
映像データ内外判定部608は、通知された再生映像構成表701の再生順序順に再生映像情報を1つ取り出す(S806)。
映像データは、ローカル映像ファイル記憶部605に記憶されているか否かをサイト名704に「ローカル」が記載されているか否かで判定する(S808)。否のときは、映像転送命令作成部215とローカル映像データ読出部606とに再生映像情報を通知する(S810)。
【0049】
映像転送命令作成部215は、映像ファイル提供装置宛に映像データの転送命令を作成する(S812)。
映像転送命令送信部216は、作成された転送命令をサイト名で識別される映像ファイル提供装置に送信する(S814)。
映像データ受信部609は、映像データの受信を待ち(S816)、ローカル映像ファイル記憶部605の蓄積映像データとして書き込む(S818)。
【0050】
S808において、映像データ内外判定部608が肯定の判定をしたときは、ローカル映像データ読出部606に再生映像情報を通知する(S820)。
ローカル映像データ読出部606は、通知された再生映像情報に従い、ローカル映像ファイル記憶部605に記憶されている映像ファイルの読み出し開始フレーム番号706から読み出しフレーム数707だけの映像データを読み出すか、又は、蓄積映像データを読み出し、映像データ再生部607に通知する(S822)。
【0051】
映像データ再生部607は、通知された映像データを再生して出力する(S824)。
映像データ内外判定部608は、未処理の再生映像情報(映像データ)が、まだあるか否かを判定し(S826)、なければ処理を終了し、あるときには、S806に戻る。
(実施の形態3)
図8は、本発明に係るインターネット放送システムの実施の形態3の構成図である。このインターネット放送システムは、映像ファイル提供装置901と複数の映像視聴装置902とがインターネット203を介して接続されて構成されている。
【0052】
映像ファイル提供装置901は、映像ファイル保管部903と再生映像構成表ファイル保管部904とを備えている。
映像ファイル保管部903は、Webサイトで構成され、サイト名であるURLで識別される。映像ファイル保管部903は、複数の映像ファイル204を記憶している映像ファイル記憶部205と、映像転送命令受信部206と、映像データ読出部207と、映像データ送信部208とを備え、実施の形態1の映像ファイル提供装置201と同様の構成を有する。
【0053】
再生映像構成表ファイル保管部904は、Webサイトで構成され、サイト名であるURLで識別される。再生映像構成表ファイル保管部904は、複数の再生映像構成表ファイル209を記憶している再生映像構成表ファイル記憶部210と、再生映像構成表転送命令受信部905と、再生映像構成表読出部906と、再生映像構成表送信部907とを備えている。上記実施の形態1の映像視聴装置202に備えられていた再生映像構成表ファイル記憶部210を映像ファイル提供装置901側に備えるようにしたものである。
【0054】
映像視聴装置902は、再生映像構成表転送命令作成部908と、再生映像構成表転送命令送信部909と、再生映像構成表受信部910と、再生映像情報処理部213と、映像データ再生部214とを備えている。再生映像情報処理部213は、映像転送命令作成部215と、映像転送命令送信部216と、映像データ受信部217とを有する。
【0055】
なお、上記実施の形態1と同様の構成部分には、同一の符号を付し、その説明を省略し、本実施の形態固有の構成について説明する。
再生映像構成表転送命令受信部905は、映像視聴装置902からインターネット203を介して再生映像構成表の転送命令を受信すると、受信した転送命令を再生映像構成表読出部906に通知する。
【0056】
転送命令には、再生映像構成表を要求した映像視聴装置902を識別するIPアドレスと、再生映像構成表のファイル名とが含まれている。
再生映像構成表読出部906は、再生映像構成表ファイル記憶部210に記憶されている通知されたファイル名の再生映像構成表を読み出す。読み出した再生映像構成表と映像視聴装置902のIPアドレスとを再生映像構成表送信部907に通知する。
【0057】
再生映像構成表送信部907は、再生映像構成表読出部906から通知された再生映像構成表を映像視聴装置902のIPアドレス宛にインターネット203を介して送信する。
映像視聴装置902において、再生映像構成表転送命令作成部908は、表示デバイス(図示せず)に再生映像構成表のファイル名をメニュー項目として表示させ、視聴者から所望のファイル名の指定を受け付け、指定されたファイル名と映像視聴装置902自身のIPアドレスとを含む転送命令を作成する。作成した転送命令を再生映像構成表転送命令送信部909に通知する。
【0058】
再生映像構成表転送命令送信部909は、映像ファイル提供装置901の再生映像構成表ファイル保管部904のサイト名であるURLを予め記憶しており、再生映像構成表転送命令作成部908から通知された転送命令をURLを宛先としてインターネット203を介して映像ファイル提供装置901の再生映像構成表ファイル保管部904に送信する。
【0059】
再生映像構成表受信部910は、映像ファイル提供装置901の再生映像構成表ファイル保管部904からインターネット203を介して再生映像構成表を受信すると、再生映像情報処理部213の映像転送命令作成部215に受信した再生映像構成表を通知する。
次に、本実施の形態の動作を図9、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0060】
図9は、映像ファイル提供装置901の再生映像構成表ファイル保管部904の動作を説明するフローチャートである。
先ず、再生映像構成表転送命令受信部905は、映像視聴装置902からインターネット203を介して再生映像構成表の転送命令を受信するのを待って(S1002)、転送命令を再生映像構成表読出部906に通知し、再生映像構成表の読み出しを指示する(S1004)。
【0061】
再生映像構成表読出部906は、再生映像構成表ファイル記憶部210から指定されたファイル名の再生映像構成表を読み出し、再生映像構成表送信部907に通知する(S1006)。
再生映像構成表送信部907は、通知された再生映像構成表を要求元の映像視聴装置902宛にインターネット203を介して送信し(S1008)、S1002に戻る。
【0062】
なお、映像ファイル保管部903から映像視聴装置902に映像データを送信する動作は、上記実施の形態1の映像ファイル提供装置201の動作と同様である。
図10は、映像視聴装置902の動作を説明するフローチャートである。
先ず、再生映像構成表転送命令作成部908は、再生映像構成表のファイル名の指定を受けるのを待って(S1102)、再生映像構成表の転送命令を作成する(S1104)。
【0063】
再生映像構成表転送命令送信部909は、作成された転送命令を映像ファイル提供装置901の再生映像構成表ファイル保管部904にインターネット203を介して送信する(S1106)。
再生映像構成表受信部910は、再生映像構成表を再生映像構成表ファイル保管部904からインターネット203を介して受信するのを待って(S1108)、再生映像構成表を映像転送命令作成部215に通知する(S1110)。
【0064】
映像転送命令作成部215は、再生映像構成表の再生順序の順に1つの映像データの再生映像情報を取り出し、映像データが記憶されている映像ファイル提供装置901の映像ファイル保管部903宛に映像データの転送命令を作成する(S1112)。
映像転送命令送信部216は、作成された映像データの転送命令をサイト名で識別される映像ファイル保管部903に送信する(S1114)。
【0065】
映像データ受信部217は、映像データの受信を待ち、映像データ再生部214に通知する(S1116)。
映像データ再生部214は映像データを再生して出力する(S1118)。
映像転送命令作成部215は、再生映像構成表の再生映像情報で映像データの転送命令の未作成のものがあるか否かを判定し(S1120)、なければ処理を終了し、あればS1112に戻る。
(実施の形態4)
図11は、本発明に係るインターネット放送システムの実施の形態4の構成図である。
【0066】
このインターネット放送システムは、映像ファイル提供装置1201と、複数の映像視聴装置902とがインターネット203を介して接続されて構成されている。
映像ファイル提供装置1201は、混合ファイル記憶部1203と、転送命令受信判定部1204と、再生映像構成表読出部1205と、混合ファイル解析部1206と、再生映像構成表送信部1207と、映像データ読出部1208と、映像データ送信部1209とを備えている。
【0067】
映像視聴装置902は、上記実施の形態3の映像視聴装置と同様の構成である。
混合ファイル記憶部1203には、再生映像構成表と小区間の映像データが接続された映像データ列とが一つのファイルに混在した複数の混合ファイル1202の他に、上記実施の形態3の再生映像構成表ファイル保管部904に記憶されている複数の再生映像構成表ファイル209、映像ファイル保管部903に記憶されている複数の映像ファイル204が記憶されている。これらの混合ファイル1202、再生映像構成表ファイル209、映像ファイル204は、映像ファイル提供装置1201のサイト名と各ファイル名とで特定される。
【0068】
転送命令受信判定部1204は、映像視聴装置902の再生映像構成表転送命令送信部909または、映像転送命令送信部216からインターネット203を介して送信されてくる転送命令を受信し、転送命令が再生映像構成表の転送命令であるのか映像データの転送命令であるのか判断する。映像データの転送命令には、ファイル名の他に読み出し開始フレーム番号と読み出しフレーム数とが含まれているが、再生映像構成表の転送命令には、読み出し開始フレーム番号等が含まれていない。再生映像構成表の転送命令のときは、転送命令を再生映像構成表読出部1205に通知し、映像データの転送命令のときは、転送命令を映像データ読出部1208に通知する。
【0069】
再生映像構成表読出部1205は、転送命令受信判定部1204から通知された転送命令に含まれるファイル名を混合ファイル解析部1206に通知し、再生映像構成表の通知を混合ファイル解析部1206より受ける。通知された再生映像構成表と映像視聴装置902のIPアドレスとを再生映像構成表送信部1207に通知する。
【0070】
混合ファイル解析部1206は、再生映像構成表読出部1206からファイル名の通知を受けると、混合ファイル記憶部1203に記憶されている複数の混合ファイル1202等から通知されたファイル名と一致する混合ファイルを読み出して解析し、再生映像構成表を抽出し、再生映像構成表読出部1205に通知する。
【0071】
また、映像データ読出部1208からファイル名と読み出し開始フレーム番号と読出しフレーム数とを含む再生映像情報の通知を受けると、混合ファイル記憶部1203に記憶されているファイル名の一致する混合ファイルを読み出して解析し、映像データ列から指定された映像データを読み出し、映像データ読出部1208に通知する。
【0072】
再生映像構成表送信部1207は、転送命令の送信元の映像視聴装置902宛に再生映像構成表をインターネット203を介して送信する。
映像データ読出部1208は、転送命令に含まれる再生映像情報を混合ファイル解析部1206に通知する。混合ファイル解析部1206から映像データの通知を受けると、映像データと転送命令の送信元の映像視聴装置902のIPアドレスとを映像データ送信部1209に通知する。
【0073】
映像データ送信部1209は、映像データを転送命令の送信元の映像視聴装置902宛にインターネット203を介して送信する。
次に、本実施の形態の映像ファイル提供装置1201の動作を図12に示すフローチャートを用いて説明する。
転送命令受信判定部1204は、映像視聴装置902から転送命令をインターネット203を介して受信するのを待って(S1302)、再生映像構成表の転送命令か否かを判定し(S1304)、肯定であれば、再生映像構成表読出部1205に転送命令を通知する。
【0074】
再生映像構成表読出部1205は、通知された転送命令に含まれるファイル名を混合ファイル解析部1206に通知する(S1306)。
混合ファイル解析部1206は、通知されたファイル名の混合ファイルを混合ファイル記憶部1203から読み出し(S1308)、混合ファイルを解析し(S1310)、再生映像構成表を作成する(S1312)。
【0075】
混合ファイル解析部1206は、再生映像構成表を再生映像構成表読出部1205に通知する(S1314)。
再生映像構成表送信部1207は、再生映像構成表読出部1205から通知された再生映像構成表を転送命令の送信元の映像視聴装置902に送信して(S1316)、処理を終了する。
【0076】
S1304において、転送命令受信判定部1204は、否と判定したときは、映像データの転送命令であるか否かを判定する(S1318)。肯定のときは、転送命令を映像データ読出部1208に通知し、否のときは処理を終了する。
映像データ読出部1208は、転送命令に含まれるファイル名と読み出し区間とを混合ファイル解析部1206に通知する(S1320)。
【0077】
混合ファイル解析部1206は、通知されたファイル名の混合ファイルを混合ファイル記憶部1203から読み出し(S1308)、混合ファイルを解析し(S1310)、指定区間の映像データを抽出する(S1326)。
混合ファイル解析部1206は、抽出した映像データを映像データ読出部1208に通知する(S1328)。
【0078】
映像データ送信部1209は、映像データ読出部1208から通知された映像データを転送命令の送信元の映像視聴装置902に送信して(S1330)、処理を終了する。
(実施の形態5)
図13は、本発明に係るインターネット放送システムの実施の形態5の構成図である。このインターネット放送システムは、映像ファイル提供装置1401と映像視聴装置1402とがインターネット203を介して接続されて構成される。
【0079】
映像ファイル提供装置1401は、複数の混合ファイル1403を記憶している混合ファイル記憶部1404と、再生映像構成表読出部1405と、混合ファイル解析部1406と、再生映像構成表送信部1407と、映像転送命令受信部1408と、映像データ読出部1409と、映像データ送信部1410とを備えている。
【0080】
混合ファイル1403は、実施の形態4の混合ファイル1202と同様の構成である。ファイル名の「ePackage.xml」の混合ファイルを図14に例示する。
混合ファイル1501は、マークアップ言語の一種であるXML(eXtensible Markup Language)を一部拡張した形式で記載されている。なお、XMLについては、「標準XML完全解説」(株式会社技術評論社発行、ISBN4−7741−0584−8C3055)に詳述されている。
【0081】
以下、混合ファイル1501の内容を説明する。
第1行1502は、マークアップ言語の名称とバージョンとを表している。ここでは映像を扱えるXMLという意味で、AVXMLと名付けられており、そのバージョンが1.0であることを示している。このことから、この形式の混合ファイル1501を以降AVXMLファイルと呼ぶ。
【0082】
"[>"1503と"]>"1504とに囲まれた範囲には、AVXML上でのドキュメントタイプが定義されている。ドキュメントタイプとは、マークアップ言語におけるデータのフォーマットを表現する用語である。ここでは、videoprogramというタグを持つドキュメントで用いられる用語を規定している。
【0083】
第3行、第4行1505には、VIDEO1という用語がVIDEOCUTLISTという識別子により映像データを表していることを定義している。
具体的には、selfという識別子により、このAVXMLファイル1501自身が持つ映像データを表し、「中之島雨模様映像」という映像データ列のタイムコードが00:00:30:00から00:01:30:00まで、つまり30秒目から1分30秒目までの1分間の映像データであることを定義している。
【0084】
同様に第5行目、第6行1506には、VIDEO2という用語が映像データを表していることを定義している。
具体的には、externalという識別子により他の映像ファイル提供装置にある映像データを表している。続く「avxml://.www.x.com/九州の状況」により、AVXML形式のファイルで「www.x.com」というサイト名の中の「九州の状況」というファイルを表している。VIDEO2は、「九州の状況」ファイルのタイムコード00:01:00:00から00:03:00:00まで、つまり1分目から3分目までの2分間の映像データであることを定義している。
【0085】
同様に第7行、第8行1507には、VIDEO3という用語が映像データを表していることを定義している。
具体的には、localという識別子により、このAVXMLファイル1501を受信する映像視聴装置1402のローカル映像ファイル記憶部1411に記憶されている映像ファイルの映像データを表している。続く「D:/前回のニュース映像」により、映像視聴装置1402のDドライブという名称でアクセスできる媒体中の「前回のニュース映像」というファイルを表している。VIDEO3は、この「前回のニュース映像」ファイルのタイムコード00:00:00:00から00:02:00:00まで、つまり0秒目から2分目までの2分間の映像データであることを定義している。
【0086】
第10行1508から第34行1509までが、「videoprogram」というタグで、再生映像構成表ならびに自身が保持する映像データを表現している。再生映像構成表の名前は第11行1510で「今日のお天気」、この映像番組の全部の時間長は第12行1511でタイムコード00:05:00:00、つまり5分間の映像であることを表している。
第13行1512から第23行1513までが「再生映像構成表」というタグで、様々な映像データをどのように組み合わせて映像番組を構成しているかを表している。
【0087】
第14行1514から第16行1515、第17行1516から第19行1517、第20行1518から第22行1519は、それぞれ「videocut」というタグで表される映像データを表している部分で、第15行1520では先にVIDEO1という識別子で定義した映像データを引用し、第18行1521ではVIDEO2という識別子で定義した映像データを引用し、第21行1522ではVIDEO3という識別子で定義した映像データを引用することを表している。
【0088】
この第22行1513までの記述でこのAVXMLファイル1501は、「今日のお天気」という番組が再生時には、本AVXMLファイル1501中の「中之島雨模様映像」という映像データ列の30秒目から1分30秒目を再生し、次にwww.x.comというサイトの「九州の映像」という映像ファイルの1分目から2分間を再生し、最後に映像視聴装置1402に記憶されている「前回のニュース」という映像ファイルの0秒目から2分間を再生する合計5分間の映像であることを示している。
【0089】
第24行1523から第33行1524までは映像データ列の記述である。第25行1525でこの映像データ列は「中之島雨模様映像」というタイトルであることを表し、第26行1526でその全時間長はタイムコードで00:02:00:00つまり2分間であること、第27行1527でその開始フレームのタイムコードは00:00:00:00、第28行1528で終了フレームのタイムコードは00:02:00:00であることが記述され、第29行1529で各フレームは「JPEG Interchange Format」という名前の符号化方式で符号化されていることが表されている。
【0090】
第30行1523から第32行1531は「videocontents」というタグで、実際の映像データ列そのものが表されている。ここでは映像データ列はバイナリデータとして第31行1532の位置に格納されている。なお、このバイナリデータは、これをASCIIテキストで表現するようなものであっても構わない。
【0091】
再生映像構成表読出部1405は、混合ファイル解析部1406にファイル名を指定して、混合ファイル記憶部1404に記憶されている混合ファイル1403から再生映像構成表を作成するよう指示する。混合ファイル解析部1406から作成された再生映像構成表が通知されると、再生映像構成表送信部1407に再生映像構成表を通知し所定の時間間隔で一定の期間、例えば午後0時から午後12時の間10分間隔で、全ての映像視聴装置1402に送信するよう指示する。これは、インターネットでのブロードキャスト、マルチキャストの技術を用いて実施される。
【0092】
混合ファイル解析部1406は、再生映像構成表読出部1405から再生映像構成表の作成を指示されると、混合ファイル記憶部1404に記憶されている混合ファイル1403等から指定されたファイル名の混合ファイル1403を読み出して解析し、再生映像構成表を作成する。
例えば、再生映像構成表読出部1405がファイル名「ePackage.xml」を指定して、再生映像構成表の作成を指示してきたときには、AVXMLファイル1501を読み出して、第13行1512から第23行1513までの「再生映像構成表」というタグを解析して、再生映像構成表を作成する。この際、「self」という識別子のAVXMLファイル1501自身の映像データの再生映像情報には、サイト名として、自身のサイト名「www.y.com」をファイル名として「ePackage.xml」を記載する。
【0093】
また、再生映像構成表の映像名として、第11行1510に示された「title」タグで示される「今日のお天気」を用いる。
混合ファイル解析部1406は、図15に示すような再生映像構成表1601を作成すると、再生映像構成表読出部1405に通知する。
なお、本実施の形態では映像データの再生映像情報として、上記実施の形態1〜4で映像データの範囲を読み出し開始フレーム番号306と読み出しフレーム数307とで示していたのを、開始タイムコード1602と終了タイムコード1603とに替えて示している。
【0094】
また、混合ファイル解析部1406は、映像データ読出部1409からファイル名と開始タイムコードと終了タイムコードとの通知を受けると、混合ファイル記憶部1404から通知されたファイル名のファイルを読み出して解析し、映像データ列から開始タイムコードから終了タイムコードまでの映像データを読み出し、映像データ読出部1409に通知する。
【0095】
例えば、再生映像構成表1601の再生順序「1」の映像データの転送命令を映像データ読出部1409が受けている場合には、AVXMLファイル1501の「映像データ列」タグで示されてる2分間の「中之島雨模様映像」の映像バイナリデータ1532の30秒目から1分30秒目の映像データを読み出して、映像データ読出部1409に通知する。
【0096】
再生映像構成表送信部1407は、再生映像構成表読出部1405の指示に従い、一定の期間、所定の間隔で通知された再生映像構成表をインターネット203を介して全ての映像視聴装置1402に送信する。
映像転送命令受信部1408は、映像視聴装置1402から映像データの転送命令を受信すると、転送命令を映像データ読出部1409に通知する。
映像データ読出部1409は、通知された転送命令からファイル名と開始タイムコードと終了タイムコードとを混合ファイル解析部1406に通知する。混合ファイル解析部1406から映像データの通知を受けると、転送命令に含まれる映像視聴装置1402のIPアドレスとともに映像データを映像データ送信部1410に通知する。
【0097】
映像データ送信部1410は、インターネット203を介して、映像データの転送命令の送信元の映像視聴装置1402に映像データを送信する。
映像視聴装置1402は、ローカル映像ファイル記憶部1411と、再生映像構成表受信部1412と、再生映像情報処理部1413と、ローカル映像データ読出部1414と、映像データ再生部1415とを備えている。再生映像情報処理部1413は、映像データ内外判定部1416と映像転送命令作成部1417と、映像転送命令送信部1418と、映像データ受信部1419とを有している。
【0098】
ローカル映像ファイル記憶部1411は、映像ファイルを記憶している。この映像ファイルは、小区間の映像データが接続されて構成されており、映像ファイル提供装置1401から受信される映像データと組み合わされて再生される。
再生映像構成表受信部1412は、映像ファイル提供装置1401から送信される再生映像構成表を受信し、図示しない表示デバイスにその映像名を表示させる。視聴者がその映像を視聴するときには、再生映像構成表受信部1412に指示デバイス(図示せず)から映像名の選択指示を与えると、再生映像構成表受信部1412は、再生映像情報処理部1413の映像データ内外判定部1416に受信した再生映像構成表を通知する。
映像データ内外判定部1416は、通知された再生映像構成表の再生順序の順に映像データの再生映像情報を1つずつ読み出し、映像データが映像視聴装置1402自身のローカル映像ファイル記憶部1411に記憶されているものか否かを、サイト名に「local」が記載されているか否かで判断する。「local」と記載されていないときは、その映像データの再生映像情報を映像転送命令作成部1417に通知し、「local」と記載されているときは、ローカル映像データ読み出し部1414にその映像データの再生映像情報を通知する。
【0099】
例えば、再生映像構成表1601が映像データ内外判定部1416に通知されている場合に、再生時順序「1」「2」の映像データの再生映像情報は、映像転送命令作成部1417に通知され、再生順序「3」の映像データの再生映像情報は、ローカル映像データ読出部1414に通知される。
映像転送命令作成部1417は、映像データ内外判定部1416から映像データの再生映像情報の通知を受けると、映像視聴装置1402のIPアドレスと、映像データの属するファイル名と、開始タイムコードと、終了タイムコードとを含む転送命令を作成し、サイト名とともに作成した転送命令を映像転送命令送信部1418に通知する。
【0100】
映像転送命令送信部1418は、映像転送命令作成部1417から通知された転送命令を通知されたサイト名の映像ファイル提供装置1401宛にインターネット203を介して送信する。
映像データ受信部1419は、インターネット203を介して映像ファイル提供装置1401から映像データを受信すると、受信した映像データを映像データ再生部1415に通知する。
【0101】
ローカル映像データ読み出し部1414は,映像データ内外判定部1416から映像データの再生映像情報の通知を受けると、ローカル映像ファイル記憶部1411に記憶されているファイル名で識別される映像ファイルの開始タイムコードから終了タイムコードまでを読出して、映像データ再生部1415に通知する。
映像データ再生部1415は,映像データ受信部1419またはローカル映像データ読出部1414から通知された映像データを再生して出力する。
【0102】
次に、本実施の形態の動作を図16から図18に示すフローチャートを用いて説明する。
図16は、再生映像構成表の送信動作を説明するフローチャートである。
先ず、再生映像構成表読出部1405は、混合ファイル解析部1406に再生映像構成表の作成指示をする(S1702)。
【0103】
混合ファイル解析部1406は、混合ファイル記憶部1404に記憶されている複数の混合ファイル1403から一つの混合ファイルを読み出して解析して、再生映像構成表を作成し、再生映像構成表読出部1405に通知する(S1704)。
再生映像構成表読出部1405は、所定の時間間隔(所定の時刻)に達するのを待って(S1706)、再生映像構成表送信部1407に再生映像構成表を通知して、送信指示を行う(S1708)。
【0104】
再生映像構成表送信部1407は、全ての映像視聴装置1402宛にインターネット203を介して送信する(S1710)。
再生映像構成表読出部1405は、再生映像構成表の送信の終期である所定の時刻に達したか否かを判定し(S1712)、達していれば処理を終了し、達していなければS1706に戻る。
【0105】
図17は、映像データの送信動作を説明するフローチャートである。
映像転送命令受信部1408は、インターネット203を介して映像視聴装置1402の映像転送命令送信部1418から映像データの転送命令を受信するのを待って(S1802)、映像データ読出部1409に転送命令を通知する(S1804)。
【0106】
映像データ読出部1409は、通知された転送命令に従い、混合ファイル解析部1406に映像データの読み出しを指示する(S1806)。
混合ファイル解析部1406は、混合ファイル記憶部1404から指定された混合ファイルを読み出して解析し、映像データ読出部1409に映像データを通知する(S1808)。
【0107】
映像データ読出部1409は、通知された映像データを送信先の映像視聴装置1402のIPアドレスとともに映像データ送信部1410に通知する(S1810)。
映像データ送信部1410は、通知された映像データを映像視聴装置1402宛に送信する(S1812)。
【0108】
図18は、映像視聴装置1402での動作を説明するフローチャートである。
再生映像構成表受信部1412は、再生映像構成表の受信を待ち(S1902)、当該再生映像構成表に示される映像の視聴指示を受けると(S1904)、再生映像構成表を映像データ内外判定部1416に通知する(S1906)。
映像データ内外判定部1416は、再生順序の順に映像データの再生映像情報を1つ読み出し(S1908)、サイト名に「local」と記載された即ち、ローカル映像ファイル記憶部1411に記憶された映像データであるか否かを判定する(S1910)。
【0109】
映像データ内外判定部1416は、否と判定したときは、再生映像情報を映像転送命令作成部1417に通知する(S1912)。
映像転送命令作成部1417は映像データの転送命令を作成し、映像転送命令送信部1418に通知する(S1914)。
映像転送命令送信部1418は、転送命令をサイト名で識別される映像ファイル提供装置1401にインターネット203を介して送信する(S1916)。
【0110】
映像データ受信部1419は、映像データの受信を待って(S1918)、映像データ再生部1415に通知する(S1920)。
S1910において、映像データ内外判定部1416は、肯定と判定したときは、ローカル映像データ読出部1414に再生映像情報を通知する(S1922)。
【0111】
ローカル映像データ読出部1414は、通知された再生映像情報に従い、ローカル映像ファイル記憶部1411に記憶されている映像ファイルから映像データを読み出し、映像データ再生部1415に通知する(S1924)。
映像データ再生部1415は、通知された映像データを再生して出力する(S1926)。
【0112】
映像データ内外判定部1415は、再生映像構成表の未判定の再生映像情報がまだあるか否かを判定し(S1928)、なければ処理を終了し、あればS1908に戻る。
(実施の形態6)
図19は、本発明に係るインターネット放送システムの実施の形態6の構成図である。このインターネット放送システムは、映像ファイル提供装置2001と、複数の映像視聴装置2002とが、インターネット203を介して接続されて構成されている。
【0113】
映像ファイル提供装置2001は、複数の暗号化混合ファイル(以下「混合ファイル」という)2003を記憶している混合ファイル記憶部2004と、混合ファイル転送命令受信部2005と、混合ファイル読出部2006と、混合ファイル送信部2007とを備えている。
混合ファイル2003は、上記実施の形態5で説明した混合ファイルの映像バイナリデータが暗号化された複数の映像データ列を含んでおり、この映像データ列を構成する小区間の映像データの再生順序を様々に変化させた複数の再生映像構成表を含んでいる。
【0114】
図20は、この再生映像構成表の一例を示す図である。
再生映像構成表2101は、この再生映像構成表2101再生順序に従い映像データを再生した映像の映像名2102ごとに作成されている。
再生映像構成表2101には、上記実施の形態1〜5と同様に映像データの再生順序2103の順に、再生映像情報2104が記載されている。
【0115】
再生映像情報2104のサイト名2105に「自ファイル内」とあるのは、上記実施の形態の「local」と同様で、映像視聴装置2002内に記憶されていることを示している。
データ列名2106は、混合ファイル2003内に含まれる複数の映像データ列を識別するための名称である。
【0116】
再生開始タイムコード2107と再生タイムコード長2108は、映像データの範囲を示すものであり、映像データ列の再生開始タイムコード2107から再生タイムコード長2108の時間継続する映像データであることを示している。
データ鍵(暗号化済)2109は、暗号化された映像データを復号するための暗号化されたデータ鍵である。この暗号化されたデータ鍵を復号したデータ鍵で映像データを復号することができる。
【0117】
また、再生映像構成表には、この再生映像構成表2101に従い映像データを再生するときの再生料金2110が「本構成表の再生=200円」として記載されている。
更に、再生映像構成表2101には、この再生映像構成表2101と映像データ列とが含まれる混合ファイル2003を制作するときに用いられた制作ツールの制作ツールメーカの識別子2111が「制作ツールメーカ=○×電器」として記載され、映像データを再生するときの再生料金2110のうち、この制作ツールメーカへ還付される還付率2112が「制作ツールメーカへのキックバック率=20%」として記載されている。
【0118】
混合ファイル記憶部2004は、複数の混合ファイル2003を記憶している。
混合ファイル転送命令受信部2005は、映像視聴装置2002からインターネット203を介して混合ファイルの転送命令を受信する。受信した転送命令を混合ファイル読出部2006に通知する。
【0119】
混合ファイル読出部2006は、通知された転送命令に含まれるファイル名の混合ファイルを混合ファイル記憶部2004から読み出し、混合ファイル送信部2007に通知する。この際、転送命令に含まれる転送命令の送信元の映像視聴装置2002のIPアドレスも同時に通知する。
混合ファイル送信部2007は、通知されたIPアドレスの映像視聴装置2002宛に暗号化混合ファイルをインターネット203を介して送信する。
【0120】
映像視聴装置2002は、混合ファイル指定部2008と、混合ファイル転送命令作成部2009と、混合ファイル転送命令送信部2010と、混合ファイル受信部2011と、ローカル混合ファイル記憶部2012と、再生映像情報処理部2103と、課金部2014と、映像データ再生部2015とを備えている。再生映像情報処理部2013は、再生映像構成表解釈部2016と、映像データ読出部2017と、映像データ復号部2018とを有する。
【0121】
混合ファイル指定部2008は再生映像構成表の映像名の指定を受け付ける。この指定は、例えば、表示デバイス(図示せず)に混合ファイルのファイル名と、その混合ファイルに含まれる再生映像構成表の映像名の一覧とを表示しておき、この映像名の一覧から一の映像名の指定を視聴者から受け付けることにより行なう。なお、この表示は、予め配布された記録媒体に記録されたものを表示してもよいし、映像ファイル提供装置2001等が提供するホームページにアクセスして表示されるものであってもよい。
【0122】
混合ファイル指定部2008は、指定された映像名を再生映像情報処理部2013の再生映像構成表解釈部2016に通知し、併せて、この再生映像構成表を含む混合ファイルのファイル名を混合ファイル転送命令作成部2009に通知する。
混合ファイル転送命令作成部2009は、予め混合ファイルのファイル名と、その混合ファイルが記憶されている映像ファイル提供装置2001のサイト名とを対応付けて記憶している。混合ファイル転送命令作成部2009は、混合ファイル指定部2008からファイル名の通知を受けると、ファイル名と映像視聴装置2002自身のIPアドレスとを含めた転送命令を作成し、その混合ファイルのサイト名とともに作成した転送命令を混合ファイル転送命令送信部2010に通知する。
【0123】
混合ファイル転送命令送信部2010は、混合ファイル転送命令作成部2009から通知された転送命令をサイト名で識別される映像ファイル提供装置2001宛にインターネット203を介して送信する。
混合ファイル受信部2011は、映像ファイル提供装置2001から送信されてくる混合ファイルを受信し、ローカル混合ファイル記憶部2012に書き込む。
【0124】
ローカル混合ファイル記憶部2012は、ハードディスクやDVD−RAM等からなり、混合ファイルを記憶している。
再生映像構成表解釈部2016は、混合ファイル指定部2008から映像名の通知を受けると、ローカル混合ファイル記憶部2012に混合ファイルが書き込まれるのを待ち、混合ファイルを読み出して解釈する。混合ファイルから通知された映像名の再生映像構成表を作成して映像データ読出部2017と映像データ復号部2018と課金部2014とに通知する。
【0125】
映像データ読出部2017は、通知された再生映像構成表の再生順序の順に再生映像情報に従い、ローカル混合ファイル記憶部2012から暗号化された映像データを読み出し、映像データ復号部2018に通知する。
映像データ復号部2018は、再生映像構成表解釈部2016から再生映像構成表の通知を受けると、暗号化されたデータ鍵を課金部2014から通知される課金鍵を用いて復号して、復号されたデータ鍵を得る。映像データ復号部218は、この復号されたデータ鍵を用いて、映像データ読出部2017から通知された暗号化された映像データを復号し、復号した映像データを映像データ再生部2015に通知する。
【0126】
課金部2014は、課金鍵を予め記憶しており、制作ツールメーカキックバック計算部2019を有している。
課金鍵は、再生映像構成表解釈部2016から通知される再生映像構成表に記載された暗号化されたデータ鍵を復号するためのものである。
今、図20に示した再生映像構成表2101が再生映像構成表解釈部2016から通知されると、映像データを再生するときの再生料金2110を課金した後、課金鍵、例えば「pgrs」を映像データ復号部2018に通知する。
【0127】
これによって、映像データ復号部2018は課金鍵「pgrs」を用いて、再生順序「1」の暗号化されたデータ鍵「hkdfhdsfns」をデータ鍵「12345678」に復号し、暗号化された映像データをデータ鍵「12345678」を用いて復号する。同様に再生順序「2」の暗号化されたデータ鍵「Njdkvmkfd:」を課金鍵「pgrs」を用いてデータ鍵「87654321」に復号する。
【0128】
制作ツールメーカキックバック計算部2019は、映像データを再生するときの料金2110に制作ツールメーカへの還付率2112を掛け算し、還付額を求め、制作ツールメーカの識別子2111とともに記憶する。ここでは還付率が「20%」であり、再生料金が「200円」であるので、「○×電器には、200円×20/100=40円がキックバック額となる。なお、これらの再生料金2110やキックバック額は、課金部2014が図示しないクレジットカード会社の課金センターとインターネットを介して接続されて報告され、混合ファイル制作者やツールメーカにクレジットカード会社から振り込まれたり、bit cashやweb money等の電子マネーで精算される。
【0129】
映像データ再生部2015は、映像データ復号部2018から通知された復号された映像データを再生して出力する。
次に本実施の形態の映像視聴装置2002の課金部2014の動作を主に図21のフローチャートを用いて説明する。
課金部2014は、再生映像構成表2101の通知されるのを待って(S2202)、再生映像構成表の映像データの再生料金2110を見て課金する(S2204)。
【0130】
更に、制作ツールメーカキックバック計算部2019は、この再生料金2110に還付率2112を掛け算して、制作ツールメーカへの還付額を計算し、制作ツールメーカの識別子とともに記録する(S2206)。
課金部2014は、映像データ復号部2018に課金鍵を通知する(S2208)。
【0131】
映像データ復号部2018は、再生映像構成表2101の再生順序の順にデータ鍵2109を1つ読み出し、通知された課金鍵を用いて復号する(S2210)。次に、映像データ読み出し部2017から通知された暗号化された映像データを復号されたデータ鍵で復号し、映像データ再生部2015に通知する(S2212)。
【0132】
映像データ再生部2015は、映像データを再生して出力する(S2214)。
課金部2014は、再生映像構成表2101に未復号の暗号化されたデータ鍵はまだあるか否かを判定し(S2216)、なければ、処理を終了し、あればS2210に戻る。
【0133】
なお、映像視聴装置2002での混合ファイル2003の受信動作や映像ファイル提供装置2001での混合ファイルの送信動作は、上述した各実施の形態とほぼ同様であるので説明を省略する。
また、本実施の形態では、制作ツールメーカキックバック計算部2019は、再生映像構成表に記載された還付率に従い、制作ツールメーカへのキックバック額を計算したけれども、再生映像構成表にキックバック額の計算式を記載しておき、その計算式に従いキックバック額を計算するようにしてもよい。
【0134】
例えば、以下の計算式が用いられる。
制作ツールメーカへのキックバック金額=情報鮮度×1円+350円(ただし、情報鮮度>0)
情報鮮度=100−(混合ファイルダウンロード日−混合ファイル公開日)
なお、情報鮮度は、混合ファイルの公開日直後に、ダウンロードした場合は、キックバック金額を高額に設定し、例えば上式で公開日から100日経過後では、情報鮮度に依存しないものとしている。
【0135】
また、制作ツールメーカへのキックバック金額を支払った残余の再生料金を混合ファイルの制作者に支払うものとしたけれども、制作者だけでなく、電子的な流通業者や電子的な小売業者等の混合ファイルの販売業者であってもよい。
また、上記各実施の形態では、図1等に構成図を示したけれども、各構成要素の機能をコンピュータに発揮させるプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録しておき、これを種々の映像データの再生順序の順に映像を再生する機能のない映像視聴装置に用いるようにしてもよい。これによって、本発明と同様の効果を発揮することができる。
【0136】
また、これまでの各実施の形態においては再生映像構成表は、一つ以上の小区間の映像をつなぎ合わせたもので表現してきたが、映像視聴装置側に効果を実行する手段を追加した場合には、映像間のつなぎの部分でワイプ等の映像効果をかける表現効果も可能である。
また,映像の番組を時間分割し、間にコマーシャルをはさむように再生映像構成表を構成することが本発明の枠組みでは容易に実現できる。元の映像番組が有料コンテンツであった場合に、視聴者に対して自社商品を宣伝したい広告主が映像番組にCMを付与して、視聴料を代行するシステムも構築可能である。
【0137】
更に本発明では再生映像構成表が映像視聴装置に送られる実施の形態では、その転送経路としてインターネットを介してくる構成で説明したが、これはデジタル放送波で来ても構わないし、DVD等のパッケージメディアで来ても構わない。
【0138】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、複数の映像視聴装置とインターネットで接続され、各視聴装置からサイト名でアクセスされる映像ファイル提供装置であって、区間の映像データを連続してなる映像ファイルをフレーム単位に管理し、記憶している映像ファイル記憶手段と、各映像視聴装置から映像ファイルと、そのファイル中の所望区間の映像データを特定する要求をインターネットを介して受け付ける受付手段と、要求内容を解釈し、特定区間のフレーム単位の映像データを前記映像ファイル記憶手段から読み出す読出手段と、み出された映像データを要求元の映像視聴装置にインターネットを介して送信する送信手段とを備えることとしている。このような構成によって、映像ファイル提供装置では、読出手段は、映像ファイル全体を読み出すことなく、受け付け手段で要求された映像再生に必要な小区間の映像データだけを読み出すようにするので、要求が予想されるあらゆる順番に映像データを接続した映像ファイルを用意する必要がなくなる。これによって、映像ファイル記憶手段の記憶容量を膨大にすることなく、映像視聴装置を有する視聴者に種々の再生映像を提供することができる。
【0139】
また、複数の映像視聴装置とインターネットで接続される映像ファイル提供装置は、各映像視聴装置からサイト名でアクセスされる映像ファイル保管装置と再生映像構成表保管装置とから構成され、前記映像ファイル保管装置は、区間の映像データを連続してなる映像ファイルをフレーム単位に管理し、記憶している映像ファイル記憶手段と、各映像視聴装置から映像ファイルと、そのファイル中の所望区間の映像データを特定する要求をインターネットを介して受け付ける受付手段と、要求内容を解釈し、特定区間のフレーム単位の映像データを前記映像ファイル記憶手段から読み出す読出手段と、読み出された映像データを要求元の映像視聴装置にインターネットを介して送信する送信手段とを備え、前記再生映像構成表保管装置は、前記映像データの再生順に映像データを特定する再生映像情報を記載した複数の再生映像構成表を記憶している再生映像構成表記憶手段と、各映像視聴装置から前記再生映像構成表記憶手段に記憶されている複数の再生映像構成表のうち、一の再生映像構成表を指定する要求をインターネットを介して受け付ける再生映像構成表受付手段と、指定された再生映像構成表を読み出す再生映像構成表読出手段と、読み出された再生映像構成表を要求元の映像視聴装置にインターネットを介して送信する再生映像構成表送信手段とを備えることとしている。このような構成によって、全ての映像視聴装置に再生映像構成表を備える負荷を軽減することができ、かつ、上述したと同様に映像ファイル記憶手段の記憶容量を膨大にすることなく、映像視聴装置を有する視聴者に種々の再生映像を提供することができる。
【0140】
また、複数の映像視聴装置とインターネットで接続され、各映像視聴装置からサイト名でアクセスされる映像ファイル提供装置は、区間の映像データを連続してなり、フレーム単位に管理されている映像データ列と、前記映像データの再生順に映像データを特定する再生映像情報を記載した複数の再生映像構成表とからなる混合ファイルを記憶している混合ファイル記憶手段と、 前記混合ファイル記憶手段に記憶されている混合ファイルを解釈して一の再生映像構成表を読み出す再生映像構成表読出手段と、各映像視聴装置から混合ファイルと、混合ファイル中の映像データ列と、映像データ列中の映像データを特定する要求をインターネットを介して受け付ける受付手段と、映像データの要求が受け付けられると、混合ファイル記憶手段に記憶されている混合ファイルを解釈して、特定区間のフレーム単位の映像データを読み出す解釈読出手段と、読み出された再生映像構成表をインターネットを介して送信する再生映像構成表送信手段と、読み出された映像データを要求元の映像視聴装置にインターネットを介して送信する送信手段とを備えていることとしている。このような構成によって、再生映像構成表を映像データ列と同じファイルに収容することができるので、ファイル管理が容易となり、かつ、混合ファイル記憶手段の記憶容量を膨大にすることなく、視聴者に種々の再生映像を提供することができる。
【0141】
また、各映像視聴装置から前記混合ファイル記憶手段に記憶されている一の再生映像構成表の要求をインターネットで受け付ける再生映像構成表受付手段を更に備え、前記再生映像構成表読出手段は、これを受けて、一の再生映像構成表を読み出し、前記再生映像構成表送信手段は、要求元の映像視聴装置に再生映像構成表を送信することとしている。このような構成によって、視聴者は、再生映像構成表を映像ファイル提供装置に要求すればよく、映像視聴装置に再生映像構成表を記憶しておく必要がなくなる。
【0142】
また、前記再生映像構成表送信手段は、所定期間の間、一定の時間間隔で全ての映像視聴装置に再生映像構成表を送信することとしている。このような構成によって、映像視聴装置において、視聴者は、所望の再生映像構成表を受信したとき、その再生映像構成表に記載された映像データを要求して再生映像を視聴することができる。
【0143】
また、本発明は、サイト名でアクセスされ、区間の映像データを連続してなる映像ファイルを記憶し、要求された映像データを読み出し、読み出された映像データをインターネットを介して送信する映像ファイル提供装置とインターネットで接続される映像視聴装置であって、前記映像データの再生順に映像データを特定する再生映像情報を記載した複数の再生映像構成表を記憶している再生映像構成表記憶手段と、前記再生映像構成表記憶手段に記憶されている複数の再生映像構成表のうち、一の再生映像構成表の指定を受け付ける再生映像構成表指定受付手段と、指定された再生映像構成表を読み出す再生映像構成表読出手段と、読み出された再生映像構成表に記載された再生映像情報に従い、前記映像ファイル提供装置に映像データを再生順にインターネットを介して要求する要求手段と、要求先の映像ファイル提供装置からインターネットを介して送信されてくる映像データを受信する受信手段と、受信された映像データを再生順に再生出力する映像データ再生手段とを備えることとしている。このような構成によって、視聴者は、所望の映像データの再生順の再生映像構成表を指定することによって、自ら編集することなく、種々の再生映像を見ることができる。
【0144】
また、前記再生映像情報には、映像データの属する映像ファイル名と、映像データのフレーム単位で示された範囲と、当該映像ファイルの記憶されている映像ファイル提供装置のサイト名とが記載されており、前記要求手段は、映像ファイル名と映像データの範囲とで映像データを特定してサイト名宛に映像データを要求することとしている。このような構成によって、映像データを確実に特定することができ、映像ファイルの一部の映像データの取得が可能となる。
【0145】
また、区間の映像データを連続してなる映像ファイルをフレーム単位に管理し、記憶しているローカル映像ファイル記憶手段を備え、前記再生映像構成表に記載された映像データには、前記映像ファイル提供装置に記憶された映像ファイルに属する映像データと前記ローカル映像ファイル記憶手段に記憶された映像ファイルに属する映像データとが含まれており、前記ローカル映像ファイル記憶手段に記憶された映像ファイルに属する映像データの前記再生映像情報には、サイト名に映像ファイル提供装置とは異なるサイト名が記載されており、前記再生映像構成表読出手段で読み出された再生映像情報に従い、映像データが映像ファイル提供装置に記憶されているのか、ローカル映像ファイル記憶手段に記憶されているのか判定する内外判定手段と、前記内外判定手段でローカル映像ファイル記憶手段に記憶されている映像データと判定されたときには、前記要求手段の映像データの要求を禁止し、ローカル映像ファイル記憶手段から映像データを読み出すローカル映像ファイル読出手段とを更に備え、前記映像データ再生手段は、前記ローカル映像ファイル読出手段で読み出された映像データと受信された映像データとを再生順に再生出力することとしている。このような構成によって、映像視聴装置が有している映像ファイルの映像データとWebサイトが有する映像ファイルの映像データとを組み合わせた再生映像を視聴することができる。
【0146】
また、本発明は、サイト名でアクセスされ、区間の映像データを連続してなる映像ファイルを記憶し、要求された映像データを読み出し、読み出された映像データをインターネットを介して送信する映像ファイル保管装置と、サイト名でアクセスされ、前記映像データの再生順に映像データを特定する再生映像情報を記載した複数の再生映像構成表を記憶し、要求された再生映像構成表を読み出し、読み出された再生映像構成表をインターネットを介して送信する再生映像構成表保管装置とからなる映像ファイル提供装置とインターネットで接続される映像視聴装置はであって、前記再生映像構成表保管装置に記憶されている複数の再生映像構成表のうち、一の再生映像構成表の要求を受け付ける再生映像構成表受付手段と、前記再生映像構成表保管装置宛にインターネットを介して一の再生映像構成表を要求する再生映像構成表要求手段と、要求先の再生映像構成表保管装置からインターネットを介して送信されてくる再生映像構成表を受信する再生映像構成表受付手段と、受信された再生映像構成表に記載された再生映像情報に従い、前記映像ファイル保管装置に映像データを再生順にインターネットを介して要求する要求手段と、要求先の映像ファイル保管装置からインターネットを介して送信されてくる映像データを受信する受信手段と、受信された映像データを再生順に再生出力する映像データ再生手段とを備えることとしている。
【0147】
また、サイト名でアクセスされ、区間の映像データを連続してなる映像データ列と、前記映像データの再生順に映像データを特定する再生映像情報を記載した複数の再生映像構成表とからなる混合ファイルを記憶し、再生映像構成表と要求された映像データとを混合ファイルから読み出し、読み出された再生映像構成表と映像データとをインターネットを介して送信する映像ファイル提供装置とインターネットで接続される映像視聴装置であって、映像ファイル提供装置からインターネットを介して送信されてくる再生映像構成表を受信する再生映像構成表受信手段と、受信された再生映像構成表に記載された再生映像情報に従い、前記映像ファイル提供装置に映像データを再生順にインターネットを介して要求する要求手段と、要求先の映像ファイル提供装置からのインターネットを介して送信されてくる映像データを受信する受信手段と、受信された映像データを再生順に再生出力する映像データ再生手段とを備えることとしている。このような構成によって、映像視聴装置において、視聴者は、所望の映像データの再生順の再生映像構成表を取得することができ、自ら編集することなく、種々の再生映像を視聴することができる。
【0148】
また、前記映像ファイル提供装置に記憶されている複数の再生映像構成表のうち、一の再生映像構成表の要求を受け付ける再生映像構成表受付手段と、前記映像ファイル提供装置宛にインターネットを介して一の再生映像構成表を要求する再生映像構成表要求手段とを更に備え、前記再生映像構成表受信手段は、要求先の映像ファイル提供装置から再生映像構成表を受信することとしている。このような構成によって、映像視聴装置において、所望の再生映像構成表を確実に取得できる。
【0149】
また、本発明は、サイト名でアクセスされる映像ファイル提供装置と複数の映像視聴装置とがインターネットで接続されるインターネット放送システムであって、前記映像ファイル提供装置は、区間の映像データを連続してなる映像ファイルを記憶している映像ファイル記憶手段と、各映像視聴装置から映像ファイルと、そのファイル中の所望区間の映像データを特定する要求を受け付ける受付手段と、要求内容を解釈し、特定区間のフレーム単位の映像データを前記映像ファイル記憶手段から読み出す読出手段と、読み出された映像データを要求元の映像視聴装置にインターネットを介して送信する送信手段とを備え、前記映像視聴装置は、前記映像データの再生順に映像データを特定する再生映像情報を記載した複数の再生映像構成表を記憶している再生映像構成表記憶手段と、前記再生映像構成表記憶手段に記憶されている複数の再生映像構成表のうち、一の再生映像構成表の指定を受け付ける再生映像構成表指定受付手段と、指定された再生映像構成表を読み出す再生映像構成表読出手段と、読み出された再生映像構成表に記載された再生映像情報に従い、前記映像ファイル提供装置の受付手段に映像データを再生順にインターネットを介して要求する要求手段と、要求先の映像ファイル提供装置の送信手段からインターネットを介して送信されてくる映像データを受信する受信手段と、受信された映像データを再生順に再生出力する映像データ再生手段とを備えることとしている。
【0150】
また、サイト名でアクセスされる映像ファイル保管装置とサイト名でアクセスされる再生映像構成表保管装置とからなる映像ファイル提供装置と、複数の映像視聴装置とがインターネットで接続されるインターネット放送システムであって、前記映像ファイル提供装置の前記映像ファイル保管装置は、区間の映像データを連続してなる映像ファイルをフレーム単位で管理し、記憶している映像ファイル記憶手段と、各映像視聴装置から映像ファイルと、そのファイル中の所望区間の映像データを特定する要求をインターネットを介して受け付ける受付手段と、要求内容を解釈し、特定区間のフレーム単位の映像データを前記映像ファイル記憶手段から読み出す読出手段と、読み出された映像データを要求元の映像視聴装置にインターネットを介して送信する送信手段とを備え、前記映像ファイル提供装置の前記再生映像構成表保管装置は、前記映像データの再生順に映像データを特定する再生映像情報を記載した複数の再生映像構成表を記憶している再生映像構成表記憶手段と、前記映像視聴装置から前記再生映像構成表記憶手段に記憶されている複数の再生映像構成表のうち、一の再生映像構成表の要求をインターネットを介して受け付ける再生映像構成表受付手段と、指定された再生映像構成表を読み出す再生映像構成表読出手段と、読み出された再生映像構成表を要求元の映像視聴装置にインターネットを介して送信する再生映像構成表送信手段とを備え、前記映像視聴装置は、前記再生映像構成表保管装置に記憶されている複数の再生映像構成表のうち、一の再生映像構成表の要求を受け付ける再生映像構成表受付手段と、前記再生映像構成表保管装置宛にインターネットを介して一の再生映像構成表を要求する再生映像構成表要求手段と、要求先の再生映像構成表保管装置からインターネットを介して送信されてくる再生映像構成表を受信する再生映像構成表受付手段と、受信された再生映像構成表に記載された再生映像情報に従い、前記映像ファイル保管装置に映像データを再生順にインターネットを介して要求する要求手段と、要求先の映像ファイル保管装置からインターネットを介して送信されてくる映像データを受信する受信手段と、受信された映像データを再生順に再生出力する映像データ再生手段とを備えることとしている。
【0151】
また、サイト名でアクセスされる映像ファイル提供装置と複数の映像視聴装置とがインターネットで接続されるインターネット放送システムであって、前記映像ファイル提供装置は、区間の映像データを連続してなり、フレーム単位に管理されている映像データ列と、前記映像データの再生順に映像データを特定する再生映像情報を記載した複数の再生映像構成表とからなる混合ファイルを記憶している混合ファイル記憶手段と、前記混合ファイル記憶手段に記憶されている混合ファイルを解釈して一の再生映像構成表を読み出す再生映像構成表読出手段と、各映像視聴装置から混合ファイルと、混合ファイル中の映像データ列と、映像データ列中の映像データを特定する要求をインターネットを介して受け付ける受付手段と、 映像データの要求が受け付けられると、混合ファイル記憶手段に記憶されている混合ファイルを解釈して、特定区間のフレーム単位の映像データを読み出す解釈読出手段と、読み出された再生映像構成表をインターネットを介して送信する再生映像構成表送信手段と、読み出された映像データを要求元の映像視聴装置にインターネットを介して送信する送信手段とを備え、前記映像視聴装置は、映像ファイル提供装置からインターネットを介して送信されてくる再生映像構成表を受信する再生映像構成表受信手段と、受信された再生映像構成表に記載された再生映像情報に従い、前記映像ファイル提供装置に映像データを再生順にインターネットを介して要求する要求手段と、要求先の映像ファイル提供装置からのインターネットを介して送信されてくる映像データを受信する受信手段と、受信された映像データを再生順に再生出力する映像データ再生手段とを備えることとしている。このような構成によって、映像データの再生順が変更された種々の映像ファイルをWebサイトに記憶することなく、視聴者に所望の映像データの再生順の再生映像を提供することができる。
【0152】
また、本発明は、サイト名でアクセスされ、区間の暗号化された映像データを連続してなる映像データ列と、前記映像データの再生順に映像データを特定し、各映像データを復号するための暗号化されたデータ鍵が記載された再生映像情報と映像の視聴料金を記載した複数の再生映像構成表とからなる混合ファイルを記憶し、要求に応じて混合ファイルをインターネットを介して送信する映像ファイル提供装置とインターネットで接続される映像視聴装置であって、前記映像ファイル提供装置に一の混合ファイルを要求する混合ファイル要求手段と、要求先の映像ファイル提供装置から混合ファイルをインターネットを介して受信する混合ファイル受信手段と、受信された混合ファイルを解釈して一の再生映像構成表を作成する再生映像構成表作成手段と、受信された混合ファイルを解釈し、前記再生映像構成表に記載された再生順に、暗号化された映像データを読み出す映像データ読出手段と、前記再生映像構成表の通知を受け、映像データの視聴料金を課金した後、暗号化されたデータ鍵を復号するための解読鍵を付与する課金手段と、前記解読鍵を付与され、暗号化されたデータ鍵を復号し、前記映像データ読出手段で読み出された暗号化された映像データを復号されたデータ鍵で復号する映像データ復号手段と、復号された映像データを再生出力する再生手段とを備えることとしている。このような構成によって、混合ファイルの制作者は、混合ファイルをダウンロードした視聴者から視聴料金を確実に徴収できる。
【0153】
また、本発明は、前記再生映像構成表には、前記混合ファイルの制作に用いられたオーサリンツールのメーカを識別する識別子と、前記視聴料金のうち、オーサリングツールのメーカに還付する金額または前記金額を算出し得る数式が記載されており、前記課金手段は、前記視聴料金から、前記還付金額を計算し識別子とともに記憶するキックバック額計算部を有し、キックバック額は識別子で識別されるオーサリングツールのメーカに支払われ、少なくとも混合ファイルの制作者を含む者には、残余の視聴料金が支払われることとしている。このような構成によって、オーサリングツールのメーカは、オーサリングツールの販売時点だけでなく、利用状況に応じた収益を得ることができ、混合ファイルの制作者や販売業者に残余の視聴料金を支払うことができる。
【0154】
また、本発明は、前記再生映像構成表には、前記混合ファイルの制作に用いられたオーサリングツールのメーカを識別する識別子と、前記視聴料金のうち、オーサリングツールのメーカに還付される還付率とが記載されており、前記課金手段は、前記視聴料金に還付率を乗算し、キックバック額を計算し、識別子とともに記憶するキックバック額計算部を有し、キックバック額は、識別子で識別されるオーサリングツールのメーカに支払われ、混合ファイルの制作者には、残余の視聴料金が支払われることとしている。このような構成によって、オーサリングツールのメーカは、オーサリングツールの販売時点だけでなく、利用状況に応じた収益を得ることができる。
【0155】
更に、本発明は、サイト名でアクセスされ、区間の映像データを連続してなる映像ファイルを記憶し、要求された映像データを読み出し、読み出された映像データをインターネットを介して送信する映像ファイル提供装置とインターネットで接続される映像視聴装置に適用されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記映像データの再生順に映像データを特定する再生映像情報を記載した複数の再生映像構成表を記憶しており、記憶されている複数の再生映像構成表のうち、一の再生映像構成表の指定を受け付ける再生映像構成表指定受付手段と、指定された再生映像構成表を読み出す再生映像構成表読出手段と、読み出された再生映像構成表に記載された再生映像情報に従い、前記映像ファイル提供装置に映像データを再生順にインターネットを介して要求する要求手段と、要求先の映像ファイル提供装置からインターネットを介して送信されてくる映像データを受信する受信手段と、受信された映像データを再生順に再生出力するとの映像データ再生手段との各手段の機能をコンピュータに発揮させるプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体こととしている。このような構成によって、この記録媒体を映像視聴装置に適用して、種々の再生順序の映像を再生出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインターネット放送システムの実施の形態1の構成図である。
【図2】上記実施の形態の再生映像構成表ファイル記憶部に記憶されている再生映像構成表の一例を示す図である。
【図3】上記実施の形態の映像視聴装置の動作を説明するフローチャートである。
【図4】上記実施の形態の映像ファイル提供装置の動作を説明するフローチャートである。
【図5】本発明に係るインターネット放送システムの実施の形態2の構成図である。
【図6】上記実施の形態の再生映像構成表ファイル記憶部に記憶されている再生映像構成表の一例を示す図である。
【図7】上記実施の形態の映像視聴装置の動作を説明するフローチャートである。
【図8】本発明に係るインターネット放送システムの実施の形態3の構成図である。
【図9】上記実施の形態の映像ファイル提供装置の再生映像構成表のファイル保管部の動作を説明するフローチャートである。
【図10】上記実施の形態の映像視聴装置の動作を説明するフローチャートである。
【図11】本発明に係るインタ−ネット放送システムの実施の形態4の構成図である。
【図12】上記実施の形態の映像ファイル提供装置の動作を説明するフローチャートである。
【図13】本発明に係るインターネット放送システムの実施の形態5の構成図である。
【図14】上記実施の形態の混合ファイル記憶部に記憶されている混合ファイルの一例を示す図である。
【図15】上記実施の形態の混合ファイル解析部で作成される再生映像構成表の一例を示す図である。
【図16】上記実施の形態の映像ファイル提供装置での再生映像構成表の送信動作を説明するフローチャートである。
【図17】上記実施の形態の映像ファイル提供装置での映像データの送信動作を説明するフローチャートである。
【図18】上記実施の形態の映像視聴装置の動作を説明するフローチャートである。
【図19】本発明にかかるインターネット放送システムの実施の形態6の構成図である。
【図20】上記実施の形態の混合ファイルに記憶されている再生映像構成表の一例を示す図である。
【図21】上記実施の形態の主な動作を説明するフローチャートである。
【図22】従来のインターネット放送システムの構成図である。
【符号の説明】
201、901、1201、1401、2001 映像ファイル提供装置
202、601、902、1402、2002 映像視聴装置
203 インターネット
204、610 映像ファイル
205 映像ファイル記憶部
206、1408 映像転送命令受信部
207、1208、1409 映像データ読出部
208、1209、1410 映像データ送信部
209、602 再生映像構成表ファイル
210、603 再生映像構成表ファイル記憶部
211 再生映像構成表ファイル指示部
212 再生映像構成表ファイル読出部
213、604、1413、2013 再生映像情報処理部
214、607、1415、2015 映像データ再生部
215、1417 映像転送命令作成部
216、1418 映像転送命令送信部
217、609、1419 映像データ受信部
605、1411 ローカル映像ファイル記憶部
606、1414 ローカル映像データ読出部
608、1416 映像データ内外判定部
612 蓄積映像データ
903 映像ファイル保管部
904 再生映像構成表ファイル保管部
905 再生映像構成表転送命令受信部
906、1205、1405 再生映像構成表読出部
907、1207、1407 再生映像構成表送信部
908 再生映像構成表転送命令作成部
909 再生映像構成表転送命令送信部
910、1412 再生映像構成表受信部
1202、1403 混合ファイル
1203、1404 混合ファイル記憶部
1204 転送命令受信判定部
1206、1406 混合ファイル解析部
2003 暗号化混合ファイル
2004 混合ファイル記憶部
2005 混合ファイル転送命令受信部
2006 混合ファイル読出部
2007 混合ファイル送信部
2008 混合ファイル指示部
2009 混合ファイル転送命令作成部
2010 混合ファイル転送命令送信部
2011 混合ファイル受信部
2012 ローカル混合ファイル記憶部
2014 課金部
2016 再生映像構成表解釈部
2017 映像データ読出部
2018 映像データ復号部
2019 制作ツールメーカキックバック計算部

Claims (3)

  1. サイト名でアクセスされ、区間の暗号化された映像データを連続してなる映像データ列と、前記映像データの再生順に映像データを特定し、各映像データを復号するための暗号化されたデータ鍵が記載された再生映像情報と映像の視聴料金を記載した複数の再生映像構成表とからなる混合ファイルを記憶し、要求に応じて混合ファイルをインターネットを介して送信する映像ファイル提供装置とインターネットで接続される映像視聴装置であって、
    前記映像ファイル提供装置に一の混合ファイルを要求する混合ファイル要求手段と、
    要求先の映像ファイル提供装置から混合ファイルをインターネットを介して受信する混合ファイル受信手段と、
    受信された混合ファイルを解釈して一の再生映像構成表を作成する再生映像構成表作成手段と、
    受信された混合ファイルを解釈し、前記再生映像構成表に記載された再生順に、暗号化された映像データを読み出す映像データ読出手段と、
    前記再生映像構成表の通知を受け、映像データの視聴料金を課金した後、暗号化されたデータ鍵を復号するための解読鍵を付与する課金手段と、
    前記解読鍵を付与され、暗号化されたデータ鍵を復号し、前記映像データ読出手段で読み出された暗号化された映像データを復号されたデータ鍵で復号する映像データ復号手段と、
    復号された映像データを再生出力する再生手段と
    を備えることを特徴とする映像視聴装置。
  2. 前記再生映像構成表には、前記混合ファイルの制作に用いられたオーサリンツールのメーカを識別する識別子と、前記視聴料金のうち、オーサリングツールのメーカに還付する金額または前記金額を算出し得る数式が記載されており、
    前記課金手段は、前記視聴料金から、前記還付金額を計算し識別子とともに記憶するキックバック額計算部を有し、
    キックバック額は識別子で識別されるオーサリングツールのメーカに支払われ、少なくとも混合ファイルの制作者を含む者には、残余の視聴料金が支払われる
    ことを特徴とする請求項1記載の映像視聴装置。
  3. 前記再生映像構成表には、前記混合ファイルの制作に用いられたオーサリングツールのメーカを識別する識別子と、前記視聴料金のうち、オーサリングツールのメーカに還付される還付率とが記載されており、
    前記課金手段は、前記視聴料金に還付率を乗算し、キックバック額を計算し、識別子とともに記憶するキックバック額計算部を有し、
    キックバック額は、識別子で識別されるオーサリングツールのメーカに支払われ、混合ファイルの制作者には、残余の視聴料金が支払われる
    ことを特徴とする請求項1記載の映像視聴装置。
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