JP4600969B2 - 肥満動物のための体重管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広く、コンパニオン動物(人間の仲間としての動物という意味)のための総合的な体重管理システムに使用するペットフードに関する。この体重管理システムは、より詳しくは、体重減量段階(段階I)および体重維持段階(段階II)の二段階を有してなる。段階Iには、コンパニオン動物においてさらに代謝を調節し、筋肉を作り出す機能性成分を含有する高蛋白質で低カロリーの日常の規定食を含むペットフードが必要である。段階IIには、動物の贅肉の落ちた体重を維持し、動物の生命にとっての健康を改善する低カロリーの日常の規定食を含むペットフードが必要である。
【0002】
【従来の技術】
欧米化社会において、人間の栄養不良の最もよく見られる形態は、過剰な体脂肪となるカロリーの過剰摂取である。様々な研究により、犬および猫の個体数の約20−30%が、太りすぎで肥満(過度な脂肪)であることが示されてきた。飼い慣らされた犬や猫の肥満は、腎不全、糖尿病、および関節炎を含む様々な病気の発症に結びつけられてきた。太った犬は、膀胱の移行上皮癌を発症するリスクが大きい。さらに、肥満は、猫における特発性肝臓リピドーシスに対する素因であるが、食物のC18必須脂肪酸を長鎖脂肪酸に転化できないと、20炭素の長鎖脂肪酸を食餌から摂取する必要が生じることが明白に立証されている。そのような食餌の要件のために、猫は、糖尿病のような体重疾患や体重関連疾病に冒され易くなっている(非特許文献1)。
【0003】
一般に、コンパニオンペットの体重が最適よりも15%以上多い場合に、肥満であると考えられる。これは、健康問題が、体重の増加と共に増え始める点である。概して、飼い慣らされた動物における肥満の発生は、年齢と共に増加する。人間と同様に、犬は年を取るにつれ、体脂肪が増加し、除脂肪体重が減少する。しかしながら、肥満は、一般に動物の飼い主には気づかれないまま進行し、したがって、飼い慣らされた動物にとって生命を脅かす問題の一因となる。
【0004】
動物の肥満を防ぐかまたは治療するために配合されたペットフード組成物がいくつか記載されてきた。特許文献1には、長鎖共役脂肪酸(乾物の0.2から1.5重量%まで)の50%までの蛋白質との組合せが、猫において減量を促すことが教示されている。約16重量%より多く動物性蛋白質を含む食餌が、老齢犬の体脂肪を減少させることが教示されている(特許文献2)。しかしながら、特許文献3には、高蛋白質、高澱粉様の規定食における非肉ベースの動物性脂肪により、卵または乳製品・卵の栄養バランスのとれたペットフード製品が提供されることが教示されている。特許文献4には、動物にとって何の栄養価もないβ−1,4−グルカンである、セルロースから主になる低カロリーの犬用おやつが記載されている。
【0005】
さらに肝臓病を持つ動物においていくつかの臨床的症状(すなわち、BUN、クレアチニン、リン、CO2およびトリグリセリドのレベル)を改善するペットフード組成物が特許文献5および6に記載されている。このペットフードは、約10から約32%の粗蛋白質、約8から約20%の脂肪、約3から約25%の全食物性繊維、および24時間に亘り大腸菌により発酵された場合に15から60%が消失する有機物質を有する発酵性繊維であって、補給全食物性繊維の約1から約11重量%の量で存在する繊維を含有する。この組成物は、適切な蛋白質を提供すると教示されており、低リンレベルを有し、代謝の緩衝作用を改善し、動物における血中トリグリセリドレベルを低下させる。
【0006】
同様に、人間の肥満の治療には、焼いたパン製品のような食品の製造に使用するための、単糖類を含まず、非動物性天然成分と、少なくとも50%の蛋白質、15%未満の炭水化物および35から50%までの食物繊維からなる小麦粉から完全になる濃縮物のような組成物が含まれている(特許文献7;特許文献8)。そのような規定食は、糖尿病患者における高血圧、したがって、心臓血管疾病を発症するリスクが、炭水化物代謝の障害に結びつけられているので、完全に信憑性がないものではない(非特許文献2)。
【0007】
しかしながら、特許文献9に教示された規定食のような、アミノ酸対炭水化物の比が高くなっている低カロリー規定食は、血液尿素窒素(BUN)濃度を増大させる。尿素は、蛋白質またはアミノ酸の異化における副産物であり、したがって、規定食中の蛋白質の量に直接関連する。腎臓は、血漿から尿素を除去する機能を果たし、この点に関して、高蛋白質規定食は腎臓に異常な負荷を与え、これにより、窒素血症や尿毒症の発症を含む、時がたつと厳しい結果に至ることがある。
【0008】
また、人間および犬に共通する状態である、ケトーシスを誘発する可能性が、高蛋白質規定食の症候に関する。ケトーシスは、脳が主燃料源としてケトン体を消費する病的状態であり、真性糖尿病の徴候である。例えば、ケトン体中で異常に高い尿素値が、長期に亘る断食後に予測される。しかしながら、この代謝シフトは望ましくなく、長期に亘り経験した場合には、腎臓が酷く損傷を受ける。
【0009】
植物および食物から由来した天然生成物は、しばしば、有効な薬剤の供給源として用いられ、近年では、特に臨床的成果が要求される場合、これら天然生成物の分析への関心が高まっている。この理由のために、所望の代謝応答をもたらすために、ペットフードに、植物および動物由来の二次代謝産物を含有する機能性成分が加えられることが多い。例えば、特許文献10には、犬および猫における血糖レベルおよびインスリン分泌を調節することにより肥満改善効果を示す、消化できないデキストリンを少なくとも30重量%含むペットフードが記載されている。
【0010】
ウィスコンシン・アラムナイ・リサーチ・ファンデーション(Wisconsin Alumni Research Foundation)へのいくつかの特許文献に、体重に影響なく、体脂肪レベルおよび除脂肪体重を変えるために、ある調製された共役リノール酸(CLA)異性体、すなわち、9−シス、11−トランスCLAおよび10−トランス、12−シスCLAを使用することが記載されている(特許文献11、12、13、および14)。実際に、特許文献15において、動物の飼料中にCLAを含ませることにより、飼料転化効率が増加し、CLA補給動物において体重増加がより増えたことが記載されている。さらに、コンリンコ(Conlinco)社により所有されているいくつかの特許文献において、c9,t11およびt11,c12とここでは表示されているこれらの同じCLA異性体が、CLAの生物学的活性異性体として教示されており、t10,c12リノール酸異性体を増やすことのできる合成調製方法およびそれらの用途も記載されている(特許文献16、17、18、19、20、21、22、23)。
【0011】
特許文献24には、減量を促すための、動物の飼料、特にコンパニオン犬のものにおける栄養補給物としてのホホバ種子粉が教示されている。先の研究によると、食物の摂取が関連して減少し、成長が遅れることとなるシモンドシン(Simmondsin)が、飼料において活性すなわち機能性成分として機能した。これらの配合物は、味の良さを確保するために、高脂肪および高カロリー濃度である。
【0012】
特許文献25には、減量を促すために、ドッグフード中への、β−ヒドロキシ−γ−トリメチルアミノブチレートとしても知られている天然に生じる酸であるL−カルニチンの栄養補給が教示されている。カルニチンは、体内に見つかり、酵素的に脂肪酸と結合して、ミトコンドリア膜を通る輸送を促進し、したがって、脂肪酸代謝が補助される(非特許文献3)。ほ乳類の肥満のためのL−カルニチンの経口投与が、特許文献26に記載されている。L−カルニチンは、鬱血性心不全における心筋収縮性および収縮周期性の改善に関係し、不整脈の場合にも投与され(特許文献27および28)、高濃度リポ蛋白質のレベルを上昇させるためにも用いられてきた(特許文献29)。
【0013】
本発明の以前には、規定食の解決策では、体重管理の問題に対処する総合的な手法は提供されていない。ほとんどの規定食は、単に、カロリー濃度を低下させ、味の良さを低下させる繊維を増加させることにより全炭水化物を増加させ、それによって、動物を空腹のままにし、ときには、筋肉を失わせることもある規定食を作り出している。
【0014】
【特許文献1】
米国特許第6071544号明細書
【0015】
【特許文献2】
国際公開第00/51443号パンフレット
【0016】
【特許文献3】
米国特許第5141755号明細書
【0017】
【特許文献4】
米国特許第4892748号明細書
【0018】
【特許文献5】
米国特許第6039952号明細書
【0019】
【特許文献6】
米国特許第6306442号明細書
【0020】
【特許文献7】
米国特許第4737364号明細書
【0021】
【特許文献8】
欧州特許出願公開第965278A1号明細書
【0022】
【特許文献9】
米国特許第4009265号明細書
【0023】
【特許文献10】
欧州特許出願公開第646325A1号明細書
【0024】
【特許文献11】
米国特許第6020378号明細書
【0025】
【特許文献12】
米国特許第5760082号明細書
【0026】
【特許文献13】
米国特許第5554646号明細書
【0027】
【特許文献14】
米国特許第5855917号明細書
【0028】
【特許文献15】
米国特許第5428072号明細書
【0029】
【特許文献16】
米国特許第6410761号明細書
【0030】
【特許文献17】
米国特許第6333353号明細書
【0031】
【特許文献18】
米国特許第6015833号明細書
【0032】
【特許文献19】
米国特許第6380409号明細書
【0033】
【特許文献20】
米国特許第6214372号明細書
【0034】
【特許文献21】
米国特許第6060514号明細書
【0035】
【特許文献22】
米国特許第6242621号明細書
【0036】
【特許文献23】
米国特許第6225486号明細書
【0037】
【特許文献24】
米国特許第5962043号明細書
【0038】
【特許文献25】
米国特許第6204291号明細書
【0039】
【特許文献26】
米国特許第3810994号明細書
【0040】
【特許文献27】
米国特許第3830931号明細書
【0041】
【特許文献28】
米国特許第3968241号明細書
【0042】
【特許文献29】
米国特許第4255449号明細書
【0043】
【特許文献30】
【0044】
【非特許文献1】
Appleton,D.J.、Rand,J.S.、Sunvold,G.D.、"Feline obesity: Pathogenesis and implications for the risk of diabetes"in Recent Advances in Canine and Feline Nutrition. Vol.III:2000 IAMS Nutrition Symposium Proceedings. pp.81-90
【0045】
【非特許文献2】
Nobels,F,van Gaal,L., deleeuw,I. Netherlands Journal of Medicine, 35:295-302 (1989))
【0046】
【非特許文献3】
Yalkowsky,S.H., Pharmaceutical Society, 59(6),798(1970)
【0047】
【非特許文献4】
Nagao,T. et al. "Dietary Diacylglycerol suppresses accumulation of body fat compared to triacylglycerol in men in a double-blind controlled trial" J.Nutr., 130, 792-797 (2000)
【0048】
【非特許文献5】
Sunvold,G.D. "The role of novel nutrients in managing obesity" in Recent Advances in Canine and Feline Nutrition. Vol.III:2000 IAMS Nutrition Symposium Proceedings. pp.123-133
【0049】
【非特許文献6】
Bouchard,G.F., Sunvold,G.D. "Effect of dietary carbohydrate source on postprandial plasma glucose and insulin concentration in cats" in Recent Advances in Canine and Feline Nutrition. Vol.III:2000 IAMS Nutrition Symposium Proceedings. pp.91-101
【0050】
【非特許文献7】
Hara,K.et al. "Dietary Diacylglycerol-Dependent Reduction in Serum Triacylglycerol Concentration in Rats" Ann.Nutr.Metab., 37, 185-191 (1993)
【0051】
【非特許文献8】
Watanabe H.,et al. Nutritional characteristics of diacylglycerols in rats" J.Japan Oil Chem.Soc., 46, 301-307 (1997)
【0052】
【発明が解決しようとする課題】
上記に鑑みて、本発明は、食餌の介在により肥満を治療したり防いだりするための、コンパニオン動物、特に、肥満の動物用の長い間求められていた総合的な体重管理システムを提供する。本発明はまた、コンパニオン動物の除脂肪体重を増加させ、維持すると共に、満腹感を高め、自発的な食餌の摂取を減少させ、BUNレベルを減少させ、動物のケトーシスのリスクを減少させる。
【0053】
【課題を解決するための手段】
本発明は、動物用の日常の規定食を提供することにより、飼い慣らされた動物の体組織を食餌の介在によって最適化するを助ける総合的な体重管理システムを提供する。
【0054】
本発明のある目的において、規定食の介在は、乾物基準で、約35から約70重量%の蛋白質、約4から10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、約10から約35重量%の炭水化物、および約0.1から約2重量%の機能性成分を有してなるペットフード製品を提供することにより、減量を促し、除脂肪体重を増加させる第1段階を含む。
【0055】
本発明の別の目的において、規定食の介在は、乾物基準で、約20から約35重量%の蛋白質、約4から10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、約25から約70重量%の炭水化物、および約0.1から約2重量%の機能性成分を有してなるペットフード製品を提供することにより、減量した状態および除脂肪体重の増加した状態を維持する第2段階を含む。
【0056】
本発明の追加の目的は、乾物基準で、約35から約70重量%の蛋白質、約4から約10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、約10から約35重量%の炭水化物、および約0.1から約2重量%の機能性成分を加えることにより、コンパニオン動物の総合的な体重管理を行うペットフード製品を製造する方法にある。
【0057】
本発明の別の目的は、乾物基準で、約20から約35重量%の蛋白質、約4から約10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、約25から約70重量%の炭水化物、および約0.1から約2重量%の機能性成分を加えることにより、コンパニオン動物の総合的な体重管理を行うペットフード製品を製造する方法にある。
【0058】
本発明のさらなる目的は、総合的な体重管理を行うペットフード製品をコンパニオン動物に給餌する方法にある。この動物には、動物の総合的な体重管理(すなわち、減量)を促すのに十分な期間に亘り、乾物基準で、約35から約70重量%の蛋白質、約4から10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、約10から約35重量%の炭水化物、および約0.1から約2重量%の機能性成分を有してなるペットフード製品を給餌する。
【0059】
本発明の追加の目的は、乾物基準で、約20から約35重量%の蛋白質、約4から10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、約25から約70重量%の炭水化物、および約0.1から約2重量%の機能性成分を有してなる、総合的な体重管理を維持するためのペットフード製品をその動物に給餌する工程を含む、総合的な体重管理を行うペットフード製品をコンパニオン動物に給餌する方法にある。
【0060】
本発明のある目的は、コンパニオン動物の除脂肪体重を増加させ、満腹感を高め、自発的な食餌の摂取を減少させ、高蛋白質規定食に関連する潜在的な医学的悪影響を軽減するために、本発明のペットフード製品をコンパニオン動物に給餌する方法を提供する。
【0061】
本発明の他の目的、特徴および利点は、以下の詳細な説明から明らかとなる。
しかしながら、本発明の精神および範囲に含まれる様々な変更および改変が、詳細な説明から当業者には明らかであるので、その詳細な説明および特定の実施例は、本発明の好ましい実施の形態を示しているけれども、説明のためのみに与えられていることが理解されよう。
【0062】
【発明の実施の形態】
以下の図面は、本発明の一部を構成し、本発明の特定の態様をさらに示すために含まれている。本発明は、ここに示した特定の実施の形態の詳細な説明と組み合わせてそれらの図面の1つ以上を参照することにより一層よく理解されるであろう。
【0063】
定 義
「機能性成分」という用語は、ここで用いているように、組成物中に含まれ、化合物に特異的であることが分かった様式で代謝を変調することにより予防および/または治療応答を行う、天然に生じるかまたは合成の化合物を称する。この機能性成分は、受容動物により消費された後に所望の機能を果たすという条件で、脂肪、炭水化物、ビタミン、二次代謝産物、蛋白質、プレバイオチック(prebiotic)、プロバイオチック(probiotic)等を含んでもよい。好ましい実施の形態において、本発明の組成物における機能性成分の機能は、受容体の腎臓系(すなわち、腎臓)への高蛋白質規定食の影響の緩和を含む。言い換えれば、機能性成分は、好ましくは、腎臓系への高蛋白質規定食により誘発されるストレスを軽減するように作用する。
【0064】
ジアシルグリセリドは、グリセロール(3炭素アルコール)主鎖、2つの脂肪酸鎖およびリン酸基により構造的に特徴付けられる脂質である。定義によれば、1,2−ジアシルグリセリドは、炭素1および2に位置する脂肪酸鎖を含み、さらに、不飽和、飽和および共役炭化水素のような長い炭化水素分子により特徴付けられる。1,2−ジアシルグリセリドは、生体膜の不可欠成分である、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミンおよびホスファチジルイノシトールの前駆体である。さらに、1,2−ジアシルグリセリドは、トリグリセリド生合成の前駆体であり、したがって、生物のエネルギー貯蔵所にとって重要である。しかしながら、1,3−ジアシルグリセリドは、トリグリセリドには代謝されず、したがって、脂肪として蓄積されず、むしろ、エネルギーとして燃焼される。1,3−ジアシルグリセリドは、グリセロール主鎖のC−2ではなく、C−3にアシル基を有することにより、1,2−ジアシルグリセリドとは構造的に異なる。肥満の臨床調査は、ジアシルグリセロールの食物消費を含み、ジアシルグリセロールは、血清トリグリセリドおよびコレステロールレベルを低下させ(Takasaka et al., 2000)、体重および領域的な脂肪蓄積を減少させる(非特許文献4)。1,3−ジアシルグリセリドの豊富な天然源は、エコナ油のような植物油である。しかしながら、合成の1,3−ジアシルグリセリドも考えられる。ここで用いているように、「DAG」とも称される「ジアシルグリセロール」および/または「ジアシルグリセリド」という用語は、別記しない限り、1,3−ジアシルグリセロール分子を称する。
【0065】
化合物、成分または組成物は、その投与が受容ほ乳類により許容できれば、「許容可能な」と言われる。そのような成分は、投与される量が生理的に意味がある場合、および/または成分が投与される期間が生理的に意味がある場合、「効果的な量で」および/または「十分な期間に亘り」投与されたと言われる。生理的に意味があるとは、受容ほ乳類の生理機能に技術的変化が観察されることを意味する。例えば、コンパニオン動物の体重管理において、疾病および/または肥満の症候を遅くする、妨げる、遅らせる、完全に治療する試薬が、効果的であると考えられる。あるいは、疾病および/または肥満の症候を遅くする、妨げる、遅らせる、完全に治療する、所定の期間に亘り投与される組成物が、十分であると考えられる。
【0066】
体組織は、体の赤身の部分(lean)、脂肪および骨の全特性を意味する。改善された体組織は、動物において、赤み組織の割合が増加し、体脂肪の割合が減少したことを意味する。
【0067】
現在の犬の減量規定食は、効果のために厳しいカロリー制限およびカロリー希釈に依存している。本発明は、厳しいカロリー制限やカロリー希釈を用いずに、コンパニオン動物、すなわち、肥満の犬における減量を促し、減量した状態を維持するための規定食システムを開示する。本発明は、ペットフード製品を含む、規定食の介在により動物の体組織を最適化する、飼い慣らされた動物のための体重管理システム、および総合的な体重管理システムを提供するペットフード製品の製造方法に関する。このシステムは、段階Iおよび段階IIの2つの段階を有してなる。段階Iは、同時係属出願米国特許出願第10/054083号明細書に記載されているような、減量の促進に関し、段階IIは減量した状態の維持に関する。例えば、本発明の総合的な体重管理システムによる動物への給餌は、12週間で動物の体重を約12%減少させる。体重の減少量は、その動物の生理機能および運動習慣のようないくつかの要因に依存するので、達成される減量は、約2%から約15%まで、またはそれより高い範囲までであってもよい。
【0068】
ペットの飼い主により用いられる体重管理システムが段階Iおよび段階IIの両方を含むことが望ましいが、意図する目的のためにいずれの製品単独の使用も、本発明の範囲に含まれる。例えば、最近減量を経験した動物には、減量した状態を維持するための、すなわち、体重維持のための段階IIのペットフード製品を給餌してもよい。あるいは、体重管理が必要な動物には、除脂肪体重を増加させるため、動物の満腹感を高めるため、動物の自発的な食餌の摂取を減少させるため、動物のBUNレベルおよび/またはBUN/クレアチニン比のレベルを減少させるため、または動物へのケトーシス、および最終的に肝臓の損傷のリスクを減少させるために、段階Iのペットフード製品を給餌する。しかしながら、所望の減量が達成された後には、ある実施の形態において、動物の規定食は、段階IIの製品とは異なる食材および/または食品を含んでもよい。
【0069】
段階Iのペットフード製品は、概して、乾物基準で、約35から約70重量%の蛋白質、約4から10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、約10から約35重量%の炭水化物、および約0.1から約2重量%の機能性成分を有してなる。段階IIのペットフード製品は、概して、乾物基準で、約20から約35重量%の蛋白質、約4から10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、約25から約70重量%の炭水化物、および約0.1から約2重量%の機能性成分を有してなる。
【0070】
段階Iおよび/またはIIのペットフード製品が栄養的に完璧であることが好ましいが、栄養的に完璧ではないペットフード製品を本発明に含ませてもよい。例えば、段階Iのペットフード製品が栄養的に完璧であり、段階IIのペットフード製品が栄養的に完璧ではないか、または段階IIのペットフード製品が栄養的に完璧であり、段階Iのペットフード製品が栄養的に完璧ではない。さらにまた、段階Iおよび段階IIの両方のペットフード製品が栄養的に完璧ではなくてもよい。
【0071】
一般に、段階Iのペットフードのカロリー密度は、ペットフード100グラム当たり約295から約375kcalである。好ましい実施の形態において、本発明のペットフード製品は、ペットフード100グラム当たり約315から約330kcalのカロリー密度を持つ。
【0072】
犬および/または猫、あるいは、肥満の犬および/または猫のようなコンパニオン動物に本発明の総合的な体重管理システムにより給餌すると、代謝を調節し、除脂肪体重を形成することにより、飼い慣らされた動物の体組織を最適化するのに役立つ。コンパニオン動物に本発明のペットフードを給餌すると、そのコンパニオン動物の満腹感を高め、自発的な食餌の摂取を減少させる。さらに、コンパニオン動物に本発明のペットフードを給餌すると、血液尿素窒素(BUN)レベルおよび血液尿素窒素(BUN)/クレアチニン比のレベルを減少させ、それによって、動物への腎臓損傷のリスクが減少する。さらに、ケトーシスを発症する動物のリスクが、本発明のペットフード製品を消費することにより減少する。
【0073】
当業者に知られているように、様々な一般に知られているペットフード製品がある。キャットフードおよびドッグフードの分野には、ウェットタイプのペットフード、セミモイストタイプのペットフード、ドライタイプのペットフードおよびペットのおやつやスナックがある。猫用のミルク飲料のような、ペット用飲料も入手できる。ウェットタイプのペットフードは、一般に、約65%より多い水分量を有する。セミモイストペットフードは、典型的に、約20%から約65%までの水分量を有し、プロピレングリコール、ソルビン酸カリウム、および微生物(すなわち、細菌およびカビ)の増殖を防ぐ他の成分のような湿潤薬を含んでも差し支えない。ドライペットフード(キブル)は、一般に、約20%未満の水分量を有し、その加工には、一般に、押出し、乾燥および/または加熱による焼きを含む。ペットのおやつやスナックは、一般に、セミモイストタイプの噛みでのあるおやつやスナック;多様な形態および/または形状にあるドライタイプのおやつやスナック;噛みでのある骨;焼かれたり、押し出されたり、打ち抜かれたおやつ;糖菓のおやつ/スナック;または当業者に知られているような他の種類のおやつであって差し支えない。ペットフード製品は、多くの異なる形状をとってもよい。例えば、各々の形状が、本発明の組成物の全成分を含んでいても、あるいは、各々が本発明の全組成物の摂取を与える上で足し合わされる特定のレシピを持つ、2つ以上の形状の組合せも考えられる。特別な例において、段階IIのペットフード製品は、豆粒、骨またはニンジンいずれかの形状を持つことにより特徴付けられる複数のキブルを含み、それらの形状の各々が特定のレシピを持つ。各々の形状のものの組合せをペットに給餌して、段階IIのペットフードの組成を提供してもよい。あるいは、各々の形状が段階IIのペットフードの組成を提供し、したがって、それらの形状のいずれを消費しても、動物に総合的な体重管理が与えられる。
【0074】
セミモイストタイプのペットフード製品は、一般に、一緒にブレンドされ、調理され、包装される、穀物粒、肉、脂肪、ビタミン、ミネラル、水および機能性成分のような成分を含む。しかしながら、当業者に知られたどのようなセミモイストタイプのペットフード配合物を用いても差し支えない。例えば、段階Iのペットフードは、乾物基準で、約35から約70重量%の蛋白質、約4から約10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、約10から約35重量%の炭水化物、および約0.1から約2重量%の機能性成分を加えることにより形成することができる。あるいは、段階Iのペットフードは、乾物基準で、約35から約70重量%の蛋白質、約4から約10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、および約10から約35重量%の炭水化物を有してなる第1の混合物を作製することにより形成しても差し支えない。次いで、この第1の混合物に機能性成分を加えて、約0.1から約2重量%の機能性成分を提供する。前記成分の添加または混合の他の変更例も、日常的な実験および加工の範囲内で検討され、考えられ、適切なそのような方法を決定することは、当業者の技巧の範囲に含まれる。さらに、これらの方法は、段階IIのペットフード製品の調製にも考えられる。
【0075】
ドライタイプのペットフードの例において、その成分は、一般に、穀物粒、肉、家禽、脂肪、ビタミン、ミネラルおよび他の機能性成分を含む。それらの成分は、混合され、押出機/クッカーに通される。その後、製品は切断されたり成形されたりして、乾燥される。形状の非限定例としては、キブル、豆粒、骨、ニンジン、チャンクおよびポケットが挙げられる。乾燥後、香味料、脂肪および他の機能性成分を、その乾燥された製品上に被覆するかまたは吹き付けることができる。使用するスプレーは、ドライタイプのペットフードを製造する当業者に知られている種類のものである。
【0076】
新たな実施の形態において、ある成分は、ある特定の形状に特有である。例えば、形状がニンジンである場合、前記成分はニンジン粉末を含んでもよい。あるいは、形状が豆粒である場合、前記成分は、美的資質を与えるように、アルファルファ等のような植物濃縮物および/または着色剤を含んでもよい。
【0077】
セミモイストタイプのペットフード製品およびドライタイプのペットフード製品を製造するための組成物および方法を先に一般的に記載してきたが、本発明のペットフード製品を製造するために、当業者に知られたどのようなセミモイストタイプのペットフード組成物および方法またはドライタイプのペットフード組成物および方法を用いても差し支えない。
【0078】
所望のウェットタイプのペットフード製品およびおやつやスナックの種類に応じて、ウェットタイプのペットフードおよびペットのおやつ/スナックは、当業者に知られているように製造される。本発明のペットフードを調製する方法は、ウェットタイプのペットフードおよびペットのおやつ/スナックを製造するのに必要とされる加工の種類に依存する。例えば、加工温度が通常5から70℃を超えないセミモイストタイプのおやつ/スナックにおいて、成分のいくつかまたは全てが加工中にそのおやつに加えられる。しかしながら、そのおやつの加工温度が一般に70℃を超え、機能性成分のような成分が温度感受性を示す場合には、その温度感受性成分は、完成製品に被覆する。
【0079】
特別な実施の形態において、前記脂肪は、テトラエン酸のような長鎖必須脂肪酸を含む脂肪により提供しても差し支えない。これは、猫用のペットフード製品において特に望ましい。代謝を調節し、除脂肪体重を形成する機能性成分の例としては、L−カルニチン、共役リノール酸およびジアシルグリセリドが挙げられ、好ましくは、共役リノール酸およびジアシルグリセリドが挙げられる。一般に、段階Iのペットフード製品に関して、機能性成分は、体重管理を促進する、および/または高蛋白質規定食の悪影響を軽減するように働く。天然または合成の機能性成分が考えられる。機能性成分の非限定的例は、以下に制限されるものではないが、エコナ(Econa)(登録商標)、綿実、トウモロコシ、落花生、ヒマワリ、紅花、オリーブ、ヤシ(すなわち、ココナツおよびババス)、ゴマ、大豆、菜種、アマニ、小麦胚芽、麻実および紫蘇を含む、植物油である。特別な実施の形態において、ジアシルグリセリドは、約1%から約85%のジアシルグリセリド含有量を持つ植物油から得られる。好ましい特別な実施の形態において、ジアシルグリセリドは、少なくとも約5%のジアシルグリセリド含有量を持つ植物油から得られる。共役リノール酸の合成および半合成(すなわち、例えば、ルーメン細菌ブチリビブリオ・フィブリソルベンス(Butyrivibrio fibrisolvens)を用いた植物油の異性化)調製が記載されており、本発明に適切であると考えられている(例えば、特許文献16、19、および13を参照のこと)。機能性成分がジアシルグリセリドまたは共役リノール酸であるそのような実施の形態において、その量は、機能性成分の含有量、または脂肪含有量のいずれかの一部として計算してもよい。
【0080】
段階Iのペットフード製品の成分のいずれを段階IIのペットフード製品に用いてもよいと考えられる。例えば、段階Iの製品における脂肪源としてヒマワリ油を使用する場合、ヒマワリ油は、段階IIの製品の脂肪源として使用してもよい。あるいは、本発明の製品のいずれかまたは両方に、異なる脂肪源を用いてもよい。
【0081】
当業者には、さらにビタミン、微量ミネラルおよび香味料を含むペットフード製品が、本発明の範囲に含まれ、肥満を管理し、健康的な生活を促進するのに、動物に完全な日常の規定食を与えるために好ましいことが分かる。
【0082】
さらに、当業者には、栄養データ中に含まれる全灰分の量は、フード製品中の全ミネラル含有量の推定値であり、当該技術分野においてよく知られた方法を用いて決定されることが知られている。当該技術分野においてよく知られているように、食品の近似分析法において全炭水化物の量を計算するために、食品中の灰分の量を決定することがしばしば必要になる。
【0083】
本発明の段階Iのペットフードを製造する方法は、約35から約70重量%の蛋白質、約4から約10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、および約10から約35重量%の炭水化物を加えることにより、第1の混合物を調製する工程を有してなる。次いで、この第1の混合物を、約0.1から約2%の機能性成分と組み合わせて、機能性成分が代謝を調節し、除脂肪体重を形成するものである体重管理システムを提供する。あるいは、各々の成分(すなわち、蛋白質、脂肪、繊維、消化性炭水化物、灰分および/または機能性成分)を1つの混合物として加工しても差し支えない。前記成分を添加するまたは混合する他の変更例も、日常的な実験および加工の範囲で検討され、考えられる。適切なそのような方法を決定することは、当業者の技法に含まれる。これらの方法は、段階IIのペットフード製品の調製にも考えられる。
【0084】
本発明の段階Iのペットフード製品をコンパニオン動物に給餌する方法は、減量を促進することにより、動物の除脂肪体重を増加させることにより、満腹感を高めることにより、動物の自発的な食餌の摂取を減少させることにより、動物中の血液尿素窒素レベルを減少させることにより、また動物におけるケトーシスのリスクを減少させることにより、コンパニオン動物における総合的な体重管理を促す。本発明の段階IIのペットフード製品をコンパニオン動物に給餌する方法は、減量した状態、除脂肪体重の増加した状態、高められた満腹感、減少した自発的な食餌の摂取、減少した血液尿素窒素レベル、減少したケトーシスのリスクおよび/または減少した動物の腎臓損傷のリスクを維持することにより、コンパニオン動物における総合的な体重管理を促す。
【0085】
このように、ここに記載されているように、本発明は、飼い慣らされた動物の体組織を最適化するのに役立つように総合的な手法を提供する。本発明は、(i) (動物性)脂肪代謝の誘導、(ii)低蛋白質のカロリー制限された規定食から生じ得る筋肉の消耗の最小化、(iii)増加したカロリー消費に至ったり、カロリー制限された規定食に従わなくなる挙動の変化(すなわち、おねだり)を減少させるための満足感の増大および味の良さの維持、および(iv)動物の寿命に亘るこれらの因子の維持を目的とする。このシステムは、全エネルギー供給を減少させ、脂肪代謝の増加を導き、したがって、ペットを満ち足りた状態のままにする。このシステムはまた、動物におけるBUNレベルおよびBUN/クレアチニン比レベルを減少させることにより、高蛋白質規定食に関連する腎臓損傷のリスクも減少させる。
【0086】
【実施例】
5つの試験規定食(規定食当たりn=10匹の肥満犬)を12週間の期間に亘り試験した。その5つの規定食は:(1)対照(28%の蛋白質);(2)対照+共役リノール酸(CLA);(3)対照+ジアシルグリセリド(DAG);(4)高蛋白質(50%の蛋白質);および(5)高蛋白質+CLAを含んだ。犬には、わずかなカロリー制限(基線カロリー摂取に基づいて15%のカロリー制限)で給餌して、減量を即した。除脂肪体重は、酸化重水素(D2O)中で同位体比質量分析法(IRMS)により測定し、脂肪量は、体重から除脂肪体重を引き算することにより計算した。
【0087】
図1のグラフに示したように、その結果により、機能性成分CLAの有無にかかわらず、対照規定食および他の試験化合物規定食と比較して、高蛋白質規定食を給餌した犬において、著しく大きい減量が示された。
【0088】
全ての5つの規定食についての犬の観察された減量は、除脂肪体重(すなわち、筋肉)を維持しながら、脂肪量を著しく失ったことによるものである(図2)。以下の規定食を給餌した犬は、除脂肪体重が増加した:(2)対照+共役リノール酸(CLA)、(3)対照+ジアシルグリセリド(DAG)、(4)高蛋白質(50%の蛋白質)、および(5)高蛋白質+CLA;。反対に、対照の規定食を給餌した犬は、除脂肪体重がわずかに減少した。興味深いことに、脂肪量および除脂肪体重へのDAGのみの影響は、体重管理システムにおける機能性成分としての重要性を示している。2つの高蛋白質規定食を比較すると、高蛋白質を消費する影響は、脂肪量および除脂肪体重の両方へのCLAのみに観察された影響よりも強いことが示される。これらの結果から、高蛋白質と、共役リノール酸または1,3−ジアシルグリセリドの機能性成分とを含む総合的な体重管理システムが、除脂肪体重の増加および脂肪量の減少を促進するのに効果的であることが明らかである。
【0089】
BUNレベルは、蛋白質消費の直接の尺度である。HPLC(高蛋白質、低炭水化物)規定食を給餌した犬は、予測したように、増加したBUNレベルおよび増加したBUN/クレアチニン比レベルを示した(図4)。しかしながら、共役リノール酸(HPLC+CLA)または1,3−ジアシルグリセリド(エコナ)を含む高蛋白質規定食は、12週間の試験期間に亘り、対照の食餌療法を受けている犬のレベルと比較して、正常なBUNレベルを維持した。「a」、「b」および「c」の記号は、血液が採取されたときの指定されたグループ(p>0.05)間の著しい差を示す。各々の規定食は、試験期間の前半に亘り、クレアチニンの補正の有無にかかわらず、正常なBUNレベルを与えた。6週間後、HPLC規定食を給餌した犬は、正常値よりも高い、CLA、HPLC+CLAおよびエコナの食餌療法犬と比較して著しく異なるBUN/クレアチニン比レベルを示した(図4)。同様に、BUNレベルの直接の測定値は、正常値よりも高く、CLA、HPLC+CLAおよびエコナの食餌療法犬と比較して統計的に異なるレベルをもたらした(図3)。
【0090】
本発明の規定食の蛋白質代謝へのこの予期せぬ効果は、高蛋白質規定食に関連する潜在的な医学的リスクが、機能性成分を共に摂取することにより中和されることを示している。本発明の規定食の摂取により、腎(例えば、腎臓)損傷および不全の減少したリスクは、動物の肥満を予防し、肥満動物を治療する努力における相当な代謝改善である。
【0091】
所望の減量が達成された後、その減量した状態を維持することが重要である。この目的のために、犬に、減量用規定食よりも蛋白質含有量の少ない低カロリー規定食を給餌する。例えば、減量用規定食および体重維持用規定食のカロリー密度は、約300から約330kcal/100gまでである。しかしながら、体重維持用規定食の蛋白質含有量は、減量用規定食の蛋白質含有量よりも約10から約45%少ない。さらに、両方の栄養食餌製品は機能性成分を含有し、この成分は、総合的な体重管理システムの第1段階において経験した減量の状態を維持するのに役立つ。体重維持用規定食が給餌された犬は、通常の規定食が給餌された犬と比較した場合、体重が継続して管理され、より健康な生活を送る。
【0092】
コンパニオン動物における肥満の治療および予防の共通する誤解は、食物摂取の劇的な減少が必要とされるということである。このようにした場合、動物達はしばしば、継続的な空腹感のために、食物をあさったり、おねだりしたりする。空腹感の結果として、動物は追加の食物を見つけるか、またはペットの飼い主が、おねだりをやめさせるために動物に給餌してしまい、その結果、体重は減らない。従来技術の方法では、減量を行うために、動物の食物の摂取を、耐えられる一定の期間に亘り減少させなければならず、動物に、食物摂取を増加させる、絶えずあさったり、おねだりしたりすることをさせないようにしなければならない。ほとんどのペットの飼い主は、長期間に亘り動物の食物摂取を減少したレベルに維持することができず、また、動物があさったりおねだりしたりするのを抑えることができないので、ペットの肥満の治療や予防に失敗してしまう。さらに、たとえ減量が達成されたとしても、減量した状態および/または脂肪の少なくなった体重を維持するために利用できるオプションがあるとしてもわずかしかない。
【0093】
この新規な体重管理システムは、従来の規定食に関連する副作用なく、食餌の介在により、飼い慣らされた動物の体組織の最適化を助ける総合的な手法を提供する。本発明は、(i)脂肪代謝の誘導、(ii)増加したカロリー消費に至る挙動の変化(すなわち、おねだり)を減少させるための満足感の増大および味の良さの維持、(iii)低蛋白質のカロリー制限された規定食から生じ得る筋肉の消耗の最小化、および(iv)動物の寿命に亘るこれらの因子の維持を目的とする。本発明の体重管理システムは、全エネルギー供給を減少させ、脂肪代謝の増加を導き、したがって、ペットを満ち足りた状態のままにする。さらに、この体重管理システムは、高蛋白質規定食の消費に関連する潜在的な悪影響(すなわち、ケトーシス)を軽減する。
【0094】
本発明およびその利点を詳細に記載してきたが、添付した請求項に定義される本発明の精神および範囲から逸脱せずに、様々な変更、置換および改変を行えることが理解されよう。さらに、本発明の範囲は、この明細書に記載されたプロセス、機械、製造、物質の組成、手段、方法および工程の特定の実施の形態に制限されることを意図したものではない。ここに記載した対応する実施の形態にと実質的に同じ結果を達成するまたは実質的に同じ機能を果たす、現在あるまたは後に開発される、プロセス、機械、製造、物質の組成、手段、方法および工程を、本発明にしたがって用いてもよいことが、本発明の開示から当業者には容易に認識されるであろう。したがって、添付した請求項は、そのようなプロセス、機械、製造、物質の組成、手段、方法および工程を、本発明の範囲に含めることを意図したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の規定食対対照の規定食を犬が消費する際の、時の経過による体重変化の比較パーセントを示すグラフ
【図2】除脂肪体重および脂肪体重の時の経過による変化パーセントを示すグラフ
【図3】本発明の規定食または対象の規定食を消費した犬の、時の経過による血液尿素窒素(BUN)レベルを示すグラフ
【図4】本発明の規定食または対象の規定食を消費した犬の、時の経過による血液尿素窒素(BUN)/クレアチニン比を示すグラフ

Claims (6)

  1. コンパニオン動物に、該動物における減量を促すのに十分な期間に亘り、乾物基準で、約35から約70重量%の蛋白質、約4から10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、約10から約35重量%の炭水化物、および約0.1から約2重量%の共役リノール酸を含む第1の規定食を給餌し、
    減量した状態を維持するように、前記動物に、乾物基準で、約20から約35重量%の蛋白質、約4から10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、約25から約70重量%の炭水化物、および約0.1から約2重量%の共役リノール酸を含む第2の規定食を給餌する、
    各工程を有してなる方法。
  2. コンパニオン動物に、該動物における減量を促すのに十分な期間に亘り、乾物基準で、約35から約70重量%の蛋白質、約4から10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、約10から約35重量%の炭水化物、および約0.1から約2重量%のジアシルグリセリドを含む第1の規定食を給餌し、
    減量した状態を維持するように、前記動物に、乾物基準で、約20から約35重量%の蛋白質、約4から10重量%の脂肪、約2から約25重量%の繊維、約25から約70重量%の炭水化物、および約0.1から約2重量%のジアシルグリセリドを含む第2の規定食を給餌する、
    各工程を有してなる方法。
  3. 前記ジアシルグリセリドが植物油から得られることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 前記動物が、犬および猫からなる群より選択されることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の方法。
  5. 前記脂肪が長鎖必須脂肪酸を含むことを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の方法。
  6. 除脂肪体重の増加、減量、動物の満腹感の増加、動物の自発的な食餌の摂取の減少、BUNレベルの減少、BUN/クレアチニン比のレベルの減少、またはケトーシスのリスクの減少のための方法であることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の方法。
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