JP4600965B2 - 電位治療器の電源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電位治療器の電源装置における高圧電源の出力端子であるコネクタ部において、リークが発生する場合のリーク電流監視機能回路を備えた電位治療器の電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
血行をよくして肩凝りなどを治療する方法として、高電圧を利用する物理療法があり、その治療器が市販されている。この電位治療器の電源装置の基本的構成としては、例えば図12〜図14に示すようなものがある。図12は電位治療器の使用例の模式図であり、絶縁シート1の上に、シート状電極板2が座部におかれた椅子3を置き、この上に被治療者4を座らせて、電極板2と接地間に電源装置5の電源トランスT1 により高電圧、例えば5000〜10000Vの交流電圧を、電流制限用の高抵抗R1 を通してその出力端子であるコネクタ6から接続コード7を介して印加することにより行なうものである。また、椅子3を用いないで、絶縁シート1の上にシート状電極板2を敷いて、その上に被治療者4を座らせ、或いは横たわせるなど適当な姿態で治療することもできる。なお、8は電源用のプラグであり、図示していない商用電源のコンセントから電力供給を受ける。
【0003】
この電源装置5の出力電圧の交流電圧波形は、治療経験から図13に示すように負極性の波高値に対して正極性側の波高値が小さい交流電圧の印加が効果的である。この電源装置5の一例の回路図を図14に示す。この電源装置は、電源トランスTに直列接続されたダイオードD1 と抵抗R2 との並列回路、及びコネクタ6のジャック側の出力端子t1 と接地間に接続された抵抗R3 と、ダイオードD1 と抵抗R2 との並列回路に直列接続された電流制限用の高抵抗R1 とから構成されている。
【0004】
この電源回路5の動作は、電源トランスT1 の出力端子t1 の電圧特性が図中+のときダイオードD1 が阻止作用を呈して、抵抗R2 により抵抗R3 に流れる電流を大きく制限し、また出力端子t1 の電圧極性が図中−のときダイオードD1 のオンにより、抵抗R2 を短絡して抵抗R3 に大きい電流を流すようにして、出力端子t1 と接地間に前記図13に示すように負極性側の波高値に対して正極性側の波高値が小さい正負非対称の電圧を出力するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような電源装置5におけるコネクタ取付部は、図15に示す部分拡大模式図ように、シート状電極板2に接続するコネクタ6の筐体側のジャック61は、多くの場合金属性の筐体の前面パネル9に取り付けられているため、長期間使用することによりジャック61の高電圧の出力端子t1 と電源装置5のパネル9との間にほこり(塵埃)の付着や湿気などによるリーク物質10により、絶縁の低下を起こしリーク電流が流れることがある。なお、12は抵抗R1 と端子t1 との間を接続するリード線である。
【0006】
そのため、▲1▼リーク部分にサビを生じ、コネクタ接続に接触不良を起こしたり、▲2▼リーク部分に放電が生じると、放電によるザージ電流により電子部品が影響を受け、例えば高電圧の印加時間を設定するタイマー回路に誤動作を生じることがある。▲3▼また、リーク物質10相互間のリーク電流や放電電流により、リーク部分が発熱を生じ絶縁物を溶かすことにもなり、更に進行すると該当部分が焦げたり、火災に発展する危険性もある。
【0007】
従来は、このような出力端子のコネクタ6部分にリークが生じていることを把握できず、例えばタイマーの誤動作の原因が、コネクタ6部分の絶縁低下によるサージ電流によるということが不明であったり、また、極めて希なことではあるが、リーク電流による発熱状態にあり、事故発生の可能性のある危険な状態にあるということも知ることができなかった。
本発明は、高電圧のた出力端子と筐体又はパネル間において、リーク電流が生じていることを監視することにより、誤動作の原因の究明を迅速に行えるようにすると共に、サビの発生や、発熱による事故発生などを未然に防止し得る、リーク発生の検出回路を設けるようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願の第1の発明による電位治療器の電源装置は、治療者に高電圧を印加して治療する電位治療器の電源装置において、前記電源装置の高電圧出力端子の取付部近傍のパネルと接地間に設けられたリーク電流を検出するリーク電流検出部と、該リーク電流検出部に所定値以上のリーク電流が流れたことを検知したときオン動作するスイッチ素子と、該スイッチ素子の動作回路に設けられ、該スイッチ素子の動作時に前記電源装置の入力電源を開放する接点を有する継電器(リレー)とを備え、前記電源装置の高電圧出力端子と前記パネルとの間に流れるリーク電流が所定値を超えたとき前記電源装置の入力電源を前記継電器の接点により遮断するようにしたものである。
【0009】
本願の第2の発明による電位治療器の電源装置は、治療者に高電圧を印加して治療する電位治療器の電源装置において、前記電源装置の高電圧出力端子の取付部近傍のパネルと接地間に設けられたリーク電流を検出するリーク電流検出部と、該リーク電流検出部に所定値以上のリーク電流が流れたことを検知したときオン動作するスイッチ素子と、該スイッチ素子の動作回路に設けられ、該スイッチ素子の動作時に点灯する発光素子とを備え、前記電源装置の高電圧出力端子と前記パネルとの間に流れるリーク電流が所定値を超えたとき前記発光素子を点灯させ異常状態を報知するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る電位治療器の電源装置におけるリーク電流検出回路11の一実施例であり、電源装置5の内部に設けられるものである。図1において12は接続コードであり、電源装置5のコネクタ6が取り付けられているパネルのその近傍に接続される。R4 はリーク電流検出用抵抗、C1 は交流分消去用コンデンサ、Tr1はスイッチ素子としてのトランジスタ,R5 は電流制限用抵抗、LEDは発光ダイオードである。なお、図1の回路は、リーク電流の直流分を検出してそのリーク電流が所定値を越えて検出されたとき、発光ダイオードLEDを点灯させるものである。
【0011】
この回路において、高電圧の出力端子t1 が接続されるコネクタ6と、電源装置5筐体のパネルとの間でリークが生じている場合、このリーク電流をパネルと接地間に設けられた電流検出用抵抗R4 で検出するものであり、検出電流としては、30〜100μA程度の範囲の所要のリーク電流を検出するものである。例えば、治療用高電圧を10000V、トランジスタTr1の動作電圧を3V、検出すべきリーク電流を30μAとした場合は、電流検出用抵抗R4 の抵抗値を100kΩ程度とすることになる。従って、この場合は、リーク電流が30μA以上になると、トランジスタTr1がオン動作して発光ダイオードLEDを点灯させ、電源装置5のコネクタ6とパネル間に所定値以上のリーク電流が流れている異常状態にあることを知ることができる。
【0012】
【実施例】
図2は、リーク電流検出回路11の他の実施例であり、高電圧の交流分を検出して、リーク電流が予め設定されたトランジスタTr1の動作電圧以上になると、トランジスタTr1がオン状態になり、発光ダイオードLEDを点灯させるものである。
【0013】
図3は、リーク電流検出回路11の他の実施例であり、図1と同じく高電圧の直流分を検出するものであるが、直流分の検出にプラス(+)電源を用いる回路例である。回路動作は、リーク電流が零又は所定値以下のときはトランジスタTr1はオン、トランジスタTr2はオフであるため発光ダイオードLEDは滅火状態にあるが、リーク電流が所定値以上になるとトランジスタTr1はオフ、トランジスタTr2はオンとなり、発光ダイオードLEDが点灯し、異常状態を報知する。
【0014】
図4は、リーク電流検出回路11の他の実施例を示すものであり、トランスT2 の一次側で検出されるリーク電流をトランスT2 の二次側で交流電圧として検出し、所定の電圧を超えたときとランジスタTr1をオンとして、発光ダイオードLEDを点灯させ異常状態であることを報知するようにしたものである。
【0015】
図5は、リーク電流検出回路11の他の実施例を示すものであり、特にリーク電流が瞬間的に大きな電流となる放電電流として検出されるような場合に適している。即ち、抵抗R4 で検出されるリーク電流を、ダイオードD2 ,D3 とコンデンサC1 により直流に整流した後、抵抗R8 ,R9 とコンデンサC3 により直流の変動分として取出すようにしたものであり、この直流電圧が所定値を超えたときトランジスタTr1をオンとして、発光ダイオードLEDを点灯させ異常状態であることを報知するようにしたものである。
【0016】
図6は、リーク電流が所定の電流値以上流れたときに点灯する発光ダイオードLEDを、点滅点灯するようにしたリーク電流検出回路11の一実施例の回路を示すものである。即ち、図3に示したリーク電流検出回路11の発光ダイオードLEDのプラス(+)電源側に、電源供給を断続させるためのインバータIC1 ,IC2 、抵抗R10,R11、コンデンサC4 から構成された発振回路13を設けたものであり、発光ダイオードLEDを点滅させることにより注意を喚起するようにして、電位治療器の扱者に対して異常状態が発生したことを報知するようにしたものである。
【0017】
なお、前述したように図6の回路例は、図3の回路例に対して、発光ダイオードLEDを点滅させる発振回路13を設けたものであるが、図1,図2,図3,図4に示したリーク電流検出回路11の実施例においても、同様な技術手段により発光ダイオードLEDを点滅させることができる。また、異常状態を報知する表示器として発光ダイオードLEDの例を示したが、他の発光素子を用いてもよい。
【0018】
図7は、リーク電流が所定の電流値以上流れたことを知らせる表示装置に発光ダイオードLEDを用いないで、電位治療器の電源装置5の高電圧印加時に点灯するパイロットランプを点滅させることにより、異常状態を報知するようにした回路例である。即ち、図7は電源装置5とリーク電流検出回路11との回路例を示すもので、電源装置5のS1 は電源スイッチ、Lは高電圧印加時に点灯するパイロットランプ、rs1は後述するリーク電流検出回路11に設けられた継電器(以下リレーという)RL1 のメーク接点である。また、リーク電流検出回路11にはリレーRL1 と、このリレーRL1 に電源を供給するトランジスタTr3と、このトランジスタTr3のオン・オフ動作を制御してリレーRL1 を断続動作させる図6に示したと同じ発振回路13を設けてある。
【0019】
図7において、電源スイッチS1 が投入され、電位治療器が動作状態にある場合で、リーク電流検出用抵抗R4 にリーク電流が流れていないか、所定値以下のときは、トランジスタTt1がオフ状態にある。そのため発振回路13は発振動作を停止しているが、トランジスタTr3には電源を供給してオン状態にしてリレーRL1 を動作させ、そのメーク接点rs1の閉成によりランプLは点灯状態にある(図示の状態)。しかし、コネクタ61の部分でリークが生じて所定値以上のリーク電流がリーク電流検出用抵抗R4 に流れると、トランジスタTr1がオンとなり、発振回路13が動作することにより、トランジスタTr3をオン・オフ動作せしめ、リレーRL1 の断続動作によりそのメーク接点rs1をオン・オフ動作させ、電源装置5のパイロットランプLを点滅させるようにしたものである。
【0020】
なお、電源装置5の治療用高電圧を、例えば6000V,8000V,10000Vの3種類に切り替えて使用できるものである場合は、図8に示すように電源トランスT1 の一次巻線側からa,b,cのタップを取り、ロータリースイッチS2 等で切り替えるようにすると共に、それぞれの電圧に対応するランプLa ,Lb ,Lc の回路を、ロータリースイッチS2 と連動動作するスイッチS3 により切り替え、6000VはランプLa ,8000VはランプLb ,10000VはランプLc を点灯させるようにしてある。
このような電源装置5の場合は、ランプLa ,Lb ,Lc の共通接続側に図7に示したリレーRL1 の接点rs1を設け、いずれの高電圧の治療時においてリークが発生したとしても、点灯中のランプが点滅状態に変りリーク電流が所定値を超えて流れていることを検知できるものである。
【0021】
前述した各実施例は、リーク電流が例えば30μAの所定値を超えたことをリーク電流検出回路11で検出したとき、電源装置5に設けた例えば発光ダイオードLEDを点灯又は点滅させたり、或いは高電圧の印加中であることを示すパイロットランプLを点滅させることにより、電位治療器の取扱者にリーク電流が所定値以上流れているを報知するようにしたものであるが、リーク電流が所定値を超えたとき電源装置5の入力電源を切断するようにしてもよい。この実施例を図9により説明する。
【0022】
図9は電源装置5とリーク電流検出回路11との回路例を示すもので、図9におけるリーク電流検出回路11は、図2で示したように、高電圧の交流分を検出してリーク電流が予め設定されたトランジスタTr1の動作電圧以上になると、トランジスタTr1がオン状態になり、トランジスタTr2をオンとしてリレーRL2 動作させるものである。このリレーRL2 の動作により電源装置5の入力電源をリレーRL2 のブレーク接点rs2により開放し、入力電源を切断すると共に、リレーRL2 のメーク接点rs3でリレーRL2 の自己保持回路を形成するようにしたものである。
【0023】
図10は、リーク電流が所定値を超えて検出されたとき、電源装置5の入力電源をリレーRL2 のブレーク接点rs2で開放する他の実施例を示すものである。この実施例のリーク電流検出回路11のリーク電流検出部は、図4と同様にトランスT2 を用い、その二次側の検出電圧が所定値を超えたとき、トランジスタTr1をオンとし、更にトランジスタTr2をオンとしてリレーRL2 を動作させ、図9に示したリレーRL2 のブレーク接点rs2を開放して、入力電源を切断するようにしたものである。
【0024】
図11は、リーク電流が第1の所定値を超えたとき、発光ダイオードLEDを点灯させて報知すると共に、リーク電流が第1の所定値より大きい第2の所定値を超えたときには、リレーRL2 のブレーク接点rs2により電源装置5の入力電源を切断するようにしたものである。
即ち、パネルと接地間にリーク電流の検出回路を並列に2通り設けたものであり、リーク電流が第1の所定値の例えば30μAを超えたことを抵抗R4 により検出されたとき、トランジスタTr1をオン動作させて発光ダイオードLEDを点灯させ、更にリーク電流が第2の所定値の例えば60μAを超えたことを抵抗R14により検出されたとき、トランジスタTr4をオン動作させた後、トランジスタTr5をオン動作させ、図9において説明したと同様にリレーRL2 のブレーク接点rs2を開放して、入力電源を切断するようにしたものである。
【0025】
なお、図9,図10に示した実施例のように、リーク電流が所定値を超えて検出されたとき入力電源を切断するようにしたものがあるが、この場合は、例えば図1又は図2などのリーク電流が所定値を超えたときに発光ダイオードLEDを点灯させるリーク電流検出回路11を設けると共に、電源装置5に別個に設けられた図示していない押釦スイッチを電位治療器の扱者が押圧操作すことにより、発光ダイオードLEDを点灯させて、入力電源の切断はリーク電流が所定値以上流れているためであることを確認できるようにしてもよい。なお、この場合、扱者が押釦スイッチを押圧操作しても、リーク電流を検出する発光ダイオードが点灯しないときは、他の原因により電源が切断されたことが把握される。
【0026】
電位治療器の電源装置における出力端子t1 が接続されているコネクタ6と、当該電源装置5のパネルとの間にリークが生じた場合、このリーク電流は、電源装置5の電源スイッチS1 の投入直後が大きく、時間の経過と共に減少する傾向があ。従って、電源投入時点からタイマー装置(図示していない)により一定時間経過後のリーク電流を検出するようにして、実際の使用状態におけるリーク電流の多少によって、異常状態を報知するようにしてもよい。
【0027】
また、リーク電流が所定値を超えた異常状態の検出又は報知を、異常状態検出用の発光ダイオードLEDの点灯又は点滅により、或いは治療用高電圧の印加状態を示すパイロットランプLの点滅により行う可視表示の例を示したが、前述の異常状態を検出したとき、ブザ等を鳴動させる可聴表示による報知にしてもよい。また、発光ダイオードLED等の可視表示とブザなどの可聴表示とを併用することもできる。
【0028】
【発明の効果】
本発明による電位治療器の電源装置は、前述したように高電圧出力端子が接続されるコネクタと、このコネクタが取付けられたパネルとの間に、所定値以上のリーク電流が流れたとき電源装置の入力電源を切断したり、或いは発光ダイオードなどにより検知することができるので、このリーク部分の塵埃や湿気の除去・清掃により、▲1▼リーク部分に発生し易いサビ発生の防止、▲2▼リーク部分の放電等による電子部品への影響の未然防止、▲3▼リーク部分の発熱による発煙等の発生防止など、従来製品では認識又は把握することのできなかったリークによる悪影響を、本発明により事故発生前に把握することができ、必要な対策を講じ得る効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置に設けられるリーク電流検出回路の一実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の電源装置に設けられるリーク電流検出回路の他の実施例を示す回路図である。
【図3】本発明の電源装置に設けられるリーク電流検出回路の他の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の電源装置に設けられるリーク電流検出回路の他の実施例を示す回路図である。
【図5】本発明の電源装置に設けられるリーク電流検出回路の他の実施例を示す回路図である。
【図6】本発明の電源装置に設けられるリーク電流検出回路の他の実施例を示す回路図である。
【図7】本発明の電源装置に設けられるリーク電流検出回路の他の実施例を示す回路図である。
【図8】本発明が用いられる他の電源装置の回路図である。
【図9】本発明の電源装置に設けられるリーク電流検出回路の他の実施例を示す回路図である。
【図10】本発明の電源装置に設けられるリーク電流検出回路の他の実施例を示す回路図である。
【図11】本発明の電源装置に設けられるリーク電流検出回路の他の実施例を示す回路図である。
【図12】従来の電位治療器の一例を示す模式図である。
【図13】従来の電位治療器における高電圧波形図の一例である。
【図14】従来の電位治療器の電源部の一例を示す回路図である。
【図15】電位治療器の電源部のコネクタ取付部の部分拡大模式図である。
【符号の説明】
1 絶縁シート
2 電極板
3 椅子
4 被治療者
5 電源装置
6 コネクタ
7 接続コード
8 電源用プラグ
9 パネル
10 リーク物質
11 リーク電流検出回路
12 リード線
13 発振回路
61 ジャック
T1 ,T2 電源トランス
R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 ,R7 ,R8 ,R9 ,R10,R11,R12,R13、R14 抵抗
C1 ,C2 ,C3 ,C4 ,C5 コンデンサ
D1 ,D2 ,D3 ,D4 ダイオード
Tr1,Tr2,Tr3,Tr4,Tr5 トランジスタ
LED 発光ダイオード
S1 電源スイッチ
S2 ,S3 ロータリースイッチ
L,La ,Lb ,Lc パイロットランプ
RL1 ,RL2 継電器(リレー)
rs1 リレーRL1 のメーク接点
rs2 リレーRL2 のブレーク接点
rs3 リレーRL2 のメーク接点
Claims (11)
- 治療者に高電圧を印加して治療する電位治療器の電源装置において、前記電源装置の高電圧出力端子の取付部近傍のパネルと接地間に設けられたリーク電流を検出するリーク電流検出部と、該リーク電流検出部に所定値以上のリーク電流が流れたことを検知したときオン動作するスイッチ素子と、該スイッチ素子の動作回路に設けられ、該スイッチ素子の動作時に前記電源装置の入力電源を開放する接点を有する継電器とを備え、前記電源装置の高電圧出力端子と前記パネルとの間に流れるリーク電流が所定値を超えたとき前記電源装置の入力電源を前記継電器の接点により遮断するようにしたことを特徴とする電位治療器の電源装置。
- 治療者に高電圧を印加して治療する電位治療器の電源装置において、前記電源装置の高電圧出力端子の取付部近傍のパネルと接地間に設けられたリーク電流を検出するリーク電流検出部と、該リーク電流検出部に所定値以上のリーク電流が流れたことを検知したときオン動作するスイッチ素子と、該スイッチ素子の動作回路に設けられ、該スイッチ素子の動作時に点灯する発光素子とを備え、前記電源装置の高電圧出力端子と前記パネルとの間に流れるリーク電流が所定値を超えたとき前記発光素子を点灯させ異常状態を報知するようにしたことを特徴とする電位治療器の電源装置。
- 治療者に高電圧を印加して治療する電位治療器の電源装置において、前記電源装置の高電圧出力端子の取付部近傍のパネルと接地間に設けられた第1の所定値以上のリーク電流を検出する第1のリーク電流検出部と、該第1のリーク電流検出部に並列に設けられた前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値以上のリーク電流を検出する第2のリーク電流検出部と、前記第1のリーク電流検出部に前記第1の所定値以上のリーク電流が流れたことを検知したとき動作する第1のスイッチ素子と、該第1のスイッチ素子の動作回路に設けられ、該第1のスイッチ素子の動作時に点灯する発光素子と、前記第2のリーク電流検出部に前記第2の所定値以上のリーク電流が流れたことを検知したとき動作する第2のスイッチ素子と、該第2のスイッチ素子の動作回路に設けられ、該第2のスイッチ素子の動作時に前記電源装置の入力電源を開放する接点を有する継電器とを備え、前記電源装置の高電圧出力端子と前記パネルとの間に流れるリーク電流が前記第1の所定値を超えたとき前記発光素子を点灯せしめて異常状態を表示すると共に、前記リーク電流が前記第2の所定値を超えたとき前記電源装置の入力電源を遮断するようにしたことを特徴とする電位治療器の電源装置。
- 前記発光素子の動作電力供給側に設けられ、前記リーク電流検出部又は第1のリーク電流検出部に所定値以上のリーク電流が流れて前記発光素子が点灯され得る状態にあるとき、前記発光素子に所定の周期で電力供給を行う発振回路を設け、前記リーク電流が所定値を超えたとき該発振回路により前記発光素子を点滅動作せしめるようにした請求項2又は3に記載の電位治療器の電源装置。
- 治療者に高電圧を印加して治療しているとき、該高電圧の印加中であることを示すランプを点灯せしめるようにした電位治療器の電源装置において、前記電源装置の高電圧出力端子の取付部近傍のパネルと接地間に設けられたリーク電流を検出するリーク電流検出部と、該リーク電流検出部に所定値以上のリーク電流が流れたことを検知したときオン動作する第1のスイッチ素子と、該第1のスイッチ素子の動作回路に接続され、該第1のスイッチ素子がオフ状態にあるときオン動作となる第2のスイッチ素子と、前記第1のスイッチ素子がオン状態にあるとき所定の周期でオン・オフ動作して前記第2のスイッチ素子をオン・オフ動作せしめる発振回路と、前記第2のスイッチ素子の動作回路に設けられ、該第2のスイッチ素子のオン・オフ動作に基づいて前記ランプの電源回路を開閉する接点を有する継電器とを備え、前記電源装置の高電圧出力端子と前記パネルとの間に流れるリーク電流が所定値を超えたとき前記継電器を断続動作せしめ、該継電器の接点動作により前記ランプを点滅動作させて異常状態を報知するようにしたことを特徴とする電位治療器の電源装置。
- 治療者に高電圧を印加して治療しているとき、該高電圧の印加中であることを示すランプを点灯せしめるようにした電位治療器の電源装置において、前記電源装置の高電圧出力端子の取付部近傍のパネルと接地間に設けられた第1の所定値以上のリーク電流を検出する第1のリーク電流検出部と、該第1のリーク電流検出部に並列に設けられた前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値以上のリーク電流を検出する第2のリーク電流検出部と、前記第1のリーク電流検出部に前記第1の所定値以上のリーク電流が流れたことを検知したとき動作する第1のスイッチ素子と、該第1のスイッチ素子の動作回路に設けられ、該第1のスイッチ素子のオフ状態にあるときオン動作となる第2のスイッチ素子と、前記第1のスイッチ素子がオン状態にあるとき所定の周期でオン・オフ動作して前記第2のスイッチ素子をオン・オフ動作せしめる発振回路と、前記第2のスイッチ素子の動作回路に設けられ、該第2のスイッチ素子のオン・オフ動作に基づいて前記ランプの電源回路を開閉する接点を有する第1の継電器と、前記第2のリーク電流検出部に前記第2の所定値以上のリーク電流が流れたことを検知したとき動作する第3のスイッチ素子と、該第3のスイッチ素子の動作回路に設けられ、該第3のスイッチ素子の動作時に前記電源装置の入力電源を開放する接点を有する第2の継電器とを備え、前記電源装置の高電圧出力端子と前記パネルとの間に流れるリーク電流を前記第1のリーク電流検出部及び前記第2のリーク電流検出部で検出し、前記リーク電流が前記第1のリーク電流検出部の検出値を超えたときに前記第1の継電器を断続動作せしめ、該第1の継電器の接点動作により前記ランプを点滅動作させて異常状態を報知するようにすると共に、前記リーク電流が前記第2のリーク電流検出部の検出値を超えたとき前記第2の継電器を動作せしめ、該第2の継電器の接点により前記電源装置の入力電源を遮断するようにしたことを特徴とする電位治療器の電源装置。
- 治療者に複数種類の高電圧の中から選択して印加できるようにすると共に、該複数種類の高電圧に対応して点灯するランプを備えた、請求項3又は6に記載の電位治療器の電源装置。
- 前記電源装置の高電圧出力端子と取付部近傍のパネルとの間に発生する瞬間的な放電電流を、前記リーク電流検出部で検出する所定時間単位における平均リーク電流として検出するようにした請求項1,2,3,4,5又は6に記載の電位治療器の電源装置。
- 前記電源装置の高電圧出力端子の取付部近傍のパネルと接地間に設けられた所定値以上のリーク電流を検出する前記リーク電流検出部を、電流検出抵抗により構成した請求項1,2,3,4,5,6,7又は8に記載の電位治療器の電源装置。
- 前記電源装置の高電圧出力端子の取付部近傍のパネルと接地間に設けられた所定値以上のリーク電流を検出する前記リーク電流検出部を、トランスの二次側電流として検出するように構成した請求項1,2,3,4,5,6,7又は8に記載の電位治療器の電源装置。
- 前記リーク電流が所定値以上を検出したときに報知する前記発光素子に替えて、ブザなどの可聴表示装置とした請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9又は10に記載の電位治療器の電源装置。
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