JP4596310B2 - Diffusion cutter diffusion guide device - Google Patents
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Description
この発明は、コンバインの脱穀済排稈を短く切断して圃場面に拡散排出する排稈カッターの拡散案内装置に関し、この排稈カッターのリヤカバーを後方へ開回動可能の形態において、切断排稈の円滑な拡散を図り、リヤカバーの軽量化を図る。 The present invention relates to a diffusion guide device for a waste cutter that cuts a threshed waste of a combine into a field scene and discharges it to a field scene. In a form in which a rear cover of the waste cutter can be opened and rotated rearwardly, To reduce the weight of the rear cover.
排稈カッターにおいて、軸方向拡散案内板を、カッタケース、及びこの下側の前壁部に取付けた技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
コンバインの排稈カッターでは、切断わらを刈取跡地面に幅広く拡散排出する。しかしながら、株元側の切断わらを穂先寄りへ案内しながら落下するには、排出落差が比較的低く、狭いスペースに案内板等が配置されるため、構成が煩雑で、激しい機体の揺動、乃至振動構成に耐える強固な重量構成となり易い。 Combine harvester cutters diffuse and discharge the cut straw widely on the cut ground. However, in order to drop the cutting straw on the stock market side while guiding it closer to the tip, the discharge drop is relatively low, and a guide plate or the like is arranged in a narrow space, so the configuration is complicated, intense swinging of the aircraft, It tends to be a strong weight structure that can withstand a vibration structure.
請求項1に記載の発明は、多数枚のカッタディスク1を軸方向に配置したカッタ軸2を軸装のカッタケース3の後壁4側下方に、切断わらを軸方向へ拡散案内する拡散案内板5を設けると共に、この拡散案内板5の後側で下端縁を後方へ開回動可能のリヤカバー6を設け、前記リヤカバー6の開閉軸9を、カッタケース3の後壁4下端よりも後位にして、かつ拡散案内板5後縁から適宜間隔10後側に設けたことを特徴とする排稈カッターの拡散案内装置の構成とする。コンバイン作業において脱穀済排稈が、機体後部のカッタケース3内に搬送供給されて、カッタ軸2の回転によりカッタディスク1によって短く切断されて、切断わらとして下方へ落下排出される。この切断わらは、拡散案内板5によって穂先寄りへ案内されながら落下される。又、この切断わら落下案内部の後側はリヤカバー6の開回動姿勢で案内されて、切断わらの拡散排出を円滑に広域に行わせる。又、排稈を切断しない場合は、このリヤカバー6を前側へ回動して収納姿勢とする。前記のように排稈の切断を行うときは、リヤカバー6を開閉軸9の周りに後側へ開回動し、切断作業しないときは前側へ閉回動して収納姿勢とする。この切断わらの落下拡散時には、カッタケース3から落下する切断わらが各拡散案内板5に案内されて排稈穂先側寄へ拡散される。又、この拡散案内板5によって案内される切断わらは後方へ開かれたリヤカバー6に案内されて後方下部へ広く拡散排出される。このような拡散案内板5やリヤカバー6等に案内される切断わらは、一部カッタケース3の後壁4の内側下端部から、この拡散案内板5後縁とリヤカバー6の開閉軸9との間の間隔10部に排出されるが、この間隔10部を落下されて拡散排出される。
According to the first aspect of the present invention, a diffusion guide for diffusing and guiding a cutting straw in the axial direction with a
請求項1に記載の発明は、カッタケース3内から排出される切断わらは、この後壁4直下の拡散案内板5、及び後側下方のリヤカバー6に案内されて拡散落下されるため、切断わらの拡散排出効果が的確に行われる。又、これら拡散案内板5はカッタケース3側に固定され、リヤカバー6はこの拡散案内板5とは独立的に開回動できるため、軸方向への切断わら拡散と、後側への拡散排出を各別に、安定して行わせることができ、これらの設定調節や構成等を簡単化でき、軽量化できる。又、拡散案内板5をカッタケース3の後壁4部下方に配置しても、リヤカバー6の開閉軸9が後壁4下端部から後側に退避した形態に構成され、この拡散案内板5の後縁とリヤカバー6の開閉軸9との間には、間隔10部が形成されるため、これら拡散案内板5と開閉回動軸9との間に切断わらの一部が引っ掛り難く、わら溜りや詰りをなくして、円滑な排出拡散を維持することができる。
Since the cutting straw discharged from the inside of the
図例に基づいて、クローラ12走行の車体13上にコンバインの脱穀装置14が搭載され、この後部の脱穀排塵室15上には脱穀済排稈を挟持搬送する排稈チェン16が設けられる。この排稈チェン16は株元側と穂先側とに二連平行状に設けられ、株元側から後方穂先側へ向けて斜め方向にわたって設けられる。
排稈カッターは、箱形状のカッタケース3を主体とし、この内部には左右両側壁38,39間にわたって一対のカッタ軸2を軸装して、前記脱穀装置14の後端に装着される。これらカッタ軸2に沿って一定間隔に配置のカッタディスク1間上側に、該排稈チェン16から供給される排稈を受けて短く切断する構成である。このカッタケース3の下側に切断わらを排出案内する排出カバー19を取付けている。この排出カバー19は、上端部はカッタケース3の下端に連結するが、下端部をクローラ12の走行跡地面に開放させた略方形筒形態に形成し、内部には拡散案内板5を配置し、後側部に前後開閉回動可能のリヤカバー6を設ける。又、この排出カバー19の株元側下部には、この株元部側のサイドカバー20とリヤカバー6の株元部側端部との間にゴムカバー21が取付けられて、リヤカバー6を後側へ開くことによってこのゴムカバー21を穂先側下りに張発させて、株元部に落下する切断わらを中央側へ流下案内させる形態としている。
Based on the illustrated example, a
The waste cutter has a box-
前記カッタケース3は、左右両側部に取付ピン22とフック23を有し、脱穀装置14側後端の取付ボス24にこの取付ピン22を嵌合させて取付けると共に、このカッタケース3の株元側を取付ピン22の周りに前後回動させて、このフック23を脱穀装置14側の係合ピン25に係合させて、取付け固定することができる。この取付姿勢のカッタケース3の上側部には前記排稈チェン16の後端部が位置されるが、このカッタケース3の前端部、又は脱穀装置14の後端上部には、排稈案内杆26の基部27が水平方向に回動可能に設けられる。この排稈案内杆26は、基部27の周りに回動し、又、上下動して、排稈チェン16の下面に沿わせるときは、排稈チェン16で搬送される排稈をこのカッタケース3上を経て後方へ案内させて排出落下させるが、この排稈案内杆26を下動して基部27の周りに穂先側へ回動させて、このカッタケース1の前端縁と平行状にして収納姿勢とすると、排稈チェン16による後方搬送は解除されて、このカッタケース1上の上口に搬送された排稈は、前後のカッタディスク1間の供給口部28へ供給されて、カッタディスク1による切断作用を受けることができる。29はこの供給口部28上の切替軸30周りに上下に回動される切替板で、排稈チェン16による排稈搬送を、カッターの供給口部28とカッタケース3後側のドロッパー側とに切替えるものである。このため前記排稈案内杆26の出入と連動操作できる。
The
前記カッタケース3の後壁4の下端には、排出カバー19のリヤカバー6を取付ける取付カバー33が設けられる。この取付カバー33は後壁4から下方へ垂下して、下端部を後側下位に屈曲させている。この屈曲された下端縁に沿って左右横方向の開閉軸9の周りにリヤカバー6の上端部が上下回動可能に支持される。排出カバー19は、このリヤカバー6の開閉される後側面及び底面を開放させて、フロントカバー34と、左右両側部のサイドカバー20,35等によって略コ字状断面形態に形成される。これら排稈株元側のサイドカバー20と、穂先側のサイドカバー35の後端縁36は、上端部では該取付カバー33部で連結されているが、開閉軸9部から下端にわたる部分では、該後壁4面よりも後側に垂下形成している。このためリヤカバー6を下方へ回動して閉鎖収納状態Aにしたときは、リヤカバー6の左右両端縁がこのサイドカバー20,35の後端縁36に接近、乃至沿う形態となる。又、カッタケース3の下端内周部には、このカッタケース3を形成する前記後壁4や、前壁37、左右両側の側壁38,39等の壁板を取付けるカッタフレーム40の一部が形成されている。この後壁4の下端縁部に沿うカッタフレーム40部に、拡散案内板5をボルト締め等で着脱可能に取付ける。
A
前記排出カバー19の内側には、該拡散案内板5や、株元部側の切断わらを内側へ案内する株元案内板45、及び前記リヤカバー6との間を連結するゴムカバー21等が設けられる。このうち株元案内板45は、サイドカバー20の下端内側面に取付けられて、内側下方に傾斜して、特にこのサイドカバー20の内側面に沿って落下する株元部の切断わらを内方へ流下案内する。ゴムカバー21は、このサイドカバー20の後側縁とリヤカバー6の内側面との間にわたってビス止め等で取付け46,47連結される。そして、リヤカバー6は、排稈切断の作業状態Bでは、後方上部へ適宜角度位置に開回動するが、この状態では該ゴムカバー21を後方へ張発させて、これら株元案内板45の後端縁と、リヤカバー6の内側面との間を覆って、内方へ傾斜するゴムカバー21による株元案内面を形成し、切断落下される切断わらの株元部が、このリヤカバー6の株元側外方へ飛散しないようにして、穂先側内方へ拡散案内させるものである。
Inside the
又、前記拡散案内板5は、該株元案内板45よりも内方に位置して、二枚、乃至三枚に配置される。取付部7は、各拡散案内板5の上端部に取付アーム48を有して、この取付アーム48の取付部7が適宜角度θに屈曲形成され、ボルト締め等で各々案内板ブラケット41に取付けられる。この拡散案内板5は、排出カバー19内において適宜の前後方向の幅と、上下方向の長さに設定されて、切断わらを穂先側へ向けて流下案内するように傾斜θさせる。この傾斜θは取付アーム48の形状、乃至カッタフレーム40に対する取付角の調節等によって変更調節することができる構成としている。各拡散案内板5の上端縁8は、上部の取付部7から前側下位に向けて傾斜させて、上側から切断わらが落下しても、引っ掛り難く、滑落し易い形態としている。このような拡散案内板5の後端縁は、該取付部7から垂下形成されるが、前記後壁4下端部の取付カバー33、及びこれに支持されるリヤカバー6の開閉軸9は、間隔10を介して後側に偏位設定されるため、取付カバー33の下面に沿ってリヤカバー6の下側へ排出されようとする切断わらの一部が、これら拡散案内板5の後端縁と開閉軸9との間に排出されても、そのまま間隔10を落下案内されて、引っ掛って停滞したり、切断わらの拡散排出の抵抗となるのを防止して、円滑な拡散排出を行わせることができる。49はリヤカバー6の開閉を行う開閉アーム、50は、このリヤカバー6の閉鎖収納状態Aを保持するフックである。51は排塵室15の排塵口である。
The
拡散案内板5の取付部7は、カッタケース3の後壁4下端部に取付けられるため、この後側下部からの着脱操作や、傾斜θ角度の調節等のメンテナンス操作等を簡単、容易に行うことができる。
コンバイン作業において、脱穀排稈を未切断のまま排出するときは、排稈案内杆26を排稈チェン16の下側に沿わせた排稈姿勢とし、切替板29を下側へ回動させて供給口部28上を覆う形態とする。排稈チェン16を搬送される排稈は、このカッタケース3上では排稈案内杆26上を案内されて排稈チェン16の後端部からドロッパー上や、直接刈取走行地面上に排出される。又、排稈をカッターにより短く切断しながら拡散排出させるときは、前記排稈案内杆26を下動させてカッタケース3の前端縁部に沿わせて収納させると共に、切替板29を上方へ起立回動させて、排稈チェン16による排稈通路部を遮断する状態にする。拡散案内板6は開閉軸9周りに後方へ開回動して作業状態Bにしておく。排稈チェン16によって搬送される排稈は、このカッタケース3の上側部で、切替板29等によって供給口部28へ案内されて、前後のカッタディスク1間に、カッタ軸2に沿った状態で供給される。この排稈は前後のカッタディスク1の回転差によって下側へ掻込まれながら短く切断されて落下される。この切断わらは、カッタケース3の下端部では、株元側で藁が大きく穂先側で小さい状態にあるが、排出カバー19内を案内されて刈取跡の土壌面に落下された状態では、この株元部側の切断わらが穂先側へ広く分散排出されることによって略均等の層に排出される。
Since the attaching
In the combine operation, when discharging the threshing waste without cutting, the
この切断わらの拡散作用では、上側のカッタケース3内から落下される切断わらの大部分が、各拡散案内板5上に飛散されて、この拡散案内板5の傾斜θ面を案内されて、株元側の部分が穂先側へ移動されながら、リヤカバー6の下方へ排出案内される。特に、後壁4側に沿って落下される切断わらは、この拡散案内板5上端縁8に案内されるものがあるが、この上端縁8の傾斜縁に沿って下方へ速やかに滑落案内される。又、各拡散案内板5間を落下する切断わらの一部は、上端の取付カバー33の下面からリヤカバー6の下面へ飛散案内されるが、この開閉軸9の前側には拡散案内板5との間に間隔10が形成されるため、この間隔10部を落下されたり、穂先側へ拡散されて、円滑な拡散排出を行わせることができる。又、この拡散案内板5は、リヤカバー6とは独立的にしてカッタケース3の側に取付けられるため、構成が簡単であり、拡散案内板5の拡散作用を安定させることができる。又、この拡散案内板5の単独構成及び開閉構成によって、軽量化を図り、作業時の揺動、振動も少なくすることができ、耐久性を高めることができる。
In this diffusing action of the cutting straw, most of the cutting straw dropped from the
1 カッタディスク
2 カッタ軸
3 カッタケース
4 後壁
5 拡散案内板
6 リヤカバー
7 取付部
8 上端縁
9 開閉軸
10 間隔
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