JP4594189B2 - 発熱体の冷却装置 - Google Patents

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本発明は、電子機器の基板に実装されるLSI、IC等の発熱体の冷却を行う冷却装置に関する。
通常、電子機器の基板に実装される発熱体を冷却するには、以下のような冷却装置が用いられている。
(1)図6(a)に示すように、基板11上の発熱体13上方にファン15を設ける。そして、発熱体13で暖められた空気をファン15で発熱体13のまわりから強制的に排除する。
(2)図6(b)に示すように、基板1上の発熱体3に空冷の放熱器5を設ける。放熱器5は、アルミニウムや銅等の熱伝導率が高い材料で形成され、空気との接触面積が広くなるようにフィン5が形成されている(例えば特許文献1参照)。
特開平6−318124号公報(図1)
しかし、近年、電子機器の実装される発熱体の発熱量が増大してきている。
この発熱量の増大に伴ってファンも大型化し、消費電力が増大し、騒音も大きくなる問題が発生している。更に、ファンの駆動源としてモータを用いるが、電子機器に悪影響を与えるノイズ発生源となる問題もある。一方、放熱器の場合、電力がいらず、騒音も発生しないが、空冷なので冷却効率が悪く、発熱体の発熱量の増大について行けない問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、消費電流が少なく、騒音、ノイズが発生せず、冷却能力も大きな冷却装置を提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、下部と上部とに開口が形成された排気管と、該排気管内の下部の空気を加熱する加熱手段と、前記排気管の下部の開口へ発熱体によって加熱された空気を案内する第1の状態、前記排気管の下部の開口へ外部の冷たい空気を案内する第2の状態の2つの状態を切り替える切り替え手段と、前記発熱体の温度を検出する温度検出手段と、前記切り替え手段が第2の状態で、前記発熱体が駆動されると、前記温度検出手段からの温度信号を取り込んで、前記発熱体の温度が前記発熱体の冷却が必要な温度より高くなると、前記加熱手段を駆動し、前記排気管内に上昇気流を発生させ、前記温度検出手段からの温度信号を取り込んで、前記発熱体の温度が危険となる温度を超えると、前記切り替え手段を切り替えて第1の状態とするとともに、前記加熱手段の駆動を停止する制御手段とを有することを特徴とする冷却装置である。
制御手段は、前記切り替え手段が第2の状態で、前記発熱体が駆動されると、前記温度検出手段からの温度信号を取り込んで、前記発熱体の温度が前記発熱体の冷却が必要な温度より高くなると、前記加熱手段を駆動する。すると、煙突効果により、前記排気管内に上昇気流が発生する。
そして、前記温度検出手段からの温度信号を取り込んで、前記発熱体の温度が危険となる温度を超えると、前記切り替え手段を切り替えて第1の状態とするとともに、前記加熱手段の駆動を停止する。すると、発熱体によって加熱された空気が、排気管内を通る上昇気流となり、発熱体周辺から加熱された空気が効率よく除去され、代わりに発熱体の周辺には冷気が入ってきて、発熱体を冷却する。
請求項2に係る発明は、前記排気管内の流量を検出する流量検出手段を設け、前記制御手段は、前記切り替え手段が第2の状態の場合、前記流量検出手段からの流量信号を取り込んで、前記排気管内の上昇気流の流量が、前記発熱体の冷却に最低限必要な流量より大きくならない限り、前記切り替え手段を第1の状態に切り替えないことを特徴とする請求項1記載の冷却装置である。
請求項3に係る発明は、前記制御手段は、前記切り替え手段が第1の状態の場合、前記温度検出手段からの温度信号を取り込んで、前記発熱体の温度が危険となる温度以上となると、前記加熱手段を駆動し、前記発熱体の温度が前記危険となる温度より低くなると、前記加熱手段の駆動を停止することを特徴とする請求項1または2記載の冷却装置である。
制御手段は、第1の状態の場合、即ち、煙突効果により発熱体の冷却を行っている場合、前記発熱体の温度が危険となる温度以上となると、前記加熱手段を駆動して、排気管内の上昇気流の流量を上げて、発熱体への冷却能力を上げる。そして、発熱体の温度が前記危険となる温度より低くなると、前記加熱手段の駆動を停止する。
請求項4に係る発明は、前記制御手段は、前記切り替え手段が第1の状態の場合、
前記流量検出手段からの流量信号を取り込んで、前記排気管内の上昇気流の流量が、前記発熱体の冷却に最低限必要な流量より少なくなると、前記加熱手段を駆動し、前記排気管内の上昇気流の流量が冷却に最低限の必要な流量以上になると、前記加熱手段の駆動を停止することを特徴とする請求項1または2記載の冷却装置である。
制御手段は、第1の状態の場合、即ち、煙突効果により発熱体の冷却を行っている場合、前記排気管内の上昇気流の流量が、前記発熱体の冷却に最低限必要な流量より少なくなると、前記加熱手段を駆動して、排気管内の上昇気流の流量を上げて、発熱体への冷却能力を上げる。そして、前記排気管内の上昇気流の流量が冷却に最低限の必要な流量以上になると、前記加熱手段の駆動を停止する。
請求項5に係る発明は、前記排気管は、前記発熱体が設けられる装置のフレームであって、前記発熱体近傍で上下方向に延び、上部に開口が形成された管状の部材のフレームであることを特徴とする請求項1記載の冷却装置である。
請求項1−5に係る発明によれば、制御手段は、前記切り替え手段が第2の状態で、前記発熱体が駆動されると、前記温度検出手段からの温度信号を取り込んで、前記発熱体の温度が前記発熱体の冷却が必要な温度より高くなると、前記加熱手段を駆動し、前記排気管内に上昇気流を発生させ、前記温度検出手段からの温度信号を取り込んで、前記発熱体の温度が危険となる温度を超えると、前記切り替え手段を切り替えて第1の状態とすることにより、発熱体で加熱された空気がすぐに排気管内の上昇気流となり、冷却の立ち上がりが早くなる。
また、制御手段は、前記切り替え手段を切り替えて第1の状態とするとともに、前記加熱手段の駆動を停止することにより、消費電流が少なくなる。又、モータを用いないので、騒音、ノイズの発生もない。
発熱体で加熱された空気は上昇気流となり、発熱体周辺から加熱された空気が効率よく除去され、代わりに発熱体の周辺には冷気が入ってきて、発熱体を冷却することにより、冷却能力も大きい。
煙突効果の効率を高くする観点により、排気管は、できるだけ長く、直管が好ましい。
請求項2に係る発明によれば、制御手段は、前記切り替え手段が第2の状態の場合、前記流量検出手段からの流量信号を取り込んで、前記排気管内の上昇気流の流量が、前記発熱体の冷却に最低限必要な流量より大きくならない限り、前記切り替え手段を第1の状態に切り替えないことにより、切り替え手段を第1の状態に切り替えると、すぐに発熱体の温度が下がり、発熱体が損傷や熱暴走することを防止できる。
請求項3に係る発明によれば、前記制御手段は、前記切り替え手段が第1の状態の場合、前記温度検出手段からの温度信号を取り込んで、前記発熱体の温度が危険となる温度以上となると、前記加熱手段を駆動し、前記発熱体の温度が前記危険となる温度より低くなると、前記加熱手段の駆動を停止することにより、発熱体の温度を危険となる温度以下にすることができる。
請求項4に係る発明によれば、前記制御手段は、前記切り替え手段が第1の状態の場合、前記流量検出手段からの流量信号を取り込んで、前記排気管内の上昇気流の流量が、前記発熱体の冷却に最低限必要な流量より少なくなると、前記加熱手段を駆動し、前記排気管内の上昇気流の流量が冷却に最低限の必要な流量以上になると、前記加熱手段の駆動を停止することにより、排気管内の上昇気流の流量が、常に発熱体の冷却に最低限必要な流量以上とし、発熱体の温度を危険となる温度以下にすることができる。
請求項5に係る発明によれば、前記排気管は、前記発熱体が設けられる装置のフレームであって、前記発熱体近傍で上下方向に延び、上部に開口が形成された管状の部材のフレームであることにより、独立した排気管を別に設ける構成に比べて、省スペースとなり、更に材料コストも低減できる。
[第1の実施の形態例]
図1−図4を用いて説明する。図1は第1の実施の形態例の冷却装置の機械的構成を説明する図で、(a)図は切り替え手段が第2の状態を示し、(b)図は切り替え手段が第1の状態を示す図、図2は図1の冷却装置の電気的構成を説明するブロック図、図3−図4は図2の制御手段の作動を説明するフロー図である。
最初に、図1を用いて第1の実施の形態例の冷却装置の機械的構成を説明する。
基板101上には、LSI、IC等の発熱体103が実装されている。発熱体103の上方には、切り替え手段111が配置されている。更に、切り替え手段111の上方には、下部と上部とに開口122、123が形成された排気管121が設けられている。
切り替え手段111は、発熱体103の上部を覆うように形成され、発熱体103によって加熱された空気を集める収集部112と、収集部112の上部に設けられた切り替えダンパ113とからなっている。この切り替えダンパ113は、図示しないアクチュエータによって駆動されるようになっている。そして、切り替えダンパ113が(a)図の状態の場合、収集部112で集めた加熱された空気は排気管121の下部の開口122以外の箇所に放出され、排気管121の下部の開口122には、外部の冷たい空気が案内されるようになっている(第2の状態)。一方、切り替えダンパ113が、(b)図の状態の場合、収集部112で集めた加熱された空気は排気管121の下部の開口122に案内されるようになっている(第1の状態)。
排気管121の下部には、排気管121内の下部の空気を加熱する加熱手段としてのヒータ131が設けられている。本形態例では、ヒータ131は、排気管121の下部の外周面に巻回されている。
そして、発熱体103には、発熱体103の温度を検出する温度検出手段161が設けられ、排気管121には、排気管121内の空気の流量を検出する流量検出手段163が設けられている。温度検出手段161としては、接触式のサーミスタ、白金測温抵抗体、熱電対や、非接触式のサーモパイル等があるが限定するものではない。又、流量検出手段としては、測定する流体を羽根車に当てその回転数を流量値に換算する羽根車式、鉛直方向に設置されたパイプ中の浮きの上昇度合いで流量を検出する浮き子式、ファラデーの法則を応用した電磁式な等があるが限定するものではない。
次に図2を用いて、図1の冷却装置の電気的構成を説明する。図において、201は、温度検出手段161からの信号と、流量検出手段163からの信号と、発熱体103が実装された基板101への電流供給が開始された時に、図示しない他の制御手段から発せられるパワーオン信号と、発熱体103が実装された基板101への電流供給が停止された時に図示しない他の制御手段から発せられるパワーオフ信号とを取り込んで、切り替え手段111のアクチュエータ114、ヒータ131、アラーム203を駆動する制御手段である。この制御手段201内には、タイマ205が設けられている。尚、アラーム203としては、警報音を発するブザーや、点滅ランプ等があるが、限定するものではない。また、図示しない他の制御手段は、発熱体103が実装された基板101への電流供給を制御する制御手段である。
次に、図3−図4を用いて、制御手段201の作動を説明する。
最初に、切り替え手段111の切り替えダンパ113は図1(a)の状態(第2の状態)にあり、排気管121の下部の開口122には、外部の冷たい空気が案内されるようになっている。制御手段201は、パワーオン信号が発せられるのを監視し、基板101に電流が供給され、パワーオン信号が発せられると、温度検出手段161からの信号を取り込む。そして、発熱体103の温度(t)が、発熱体103の冷却が不要な温度(T1)より高いと(ステップ1、2)、ヒータ131を駆動して排気管131の下部を加熱する(ステップ3)。ヒータ131が駆動されると、流量検出手段163からの信号を取り込む。そして、第2の状態で、排気管121内の流量(q)が発熱体103の冷却に最低限必要な流量Q2より多くなるまでヒータ131を駆動する(ステップ4)。このとき、煙突効果により、排気管121内には、下部の開口122から上部の開口123に向って流量Q2より大きな流量の上昇気流が発生している。
次に、温度検出手段161からの信号を取り込み、発熱体103の温度(t)が、発熱体103が危険となる温度(T2)以上となると(ステップ5)、切り替え手段111のアクチュエータ114を駆動して、図1(b)に示す第1の状態とする(ステップ6)。更に、ヒータ131の駆動を停止する(ステップ7)。この時、発熱体103によって加熱された空気が、切り替え手段111により排気管121内を通る上昇気流となり、発熱体103周辺から加熱された空気が効率よく除去され、代わりに発熱体103の周辺には冷気が入ってきて、発熱体103が冷却される。
このような状態で、排気管121内の流量(q)が、第1の状態で排気管121内の流量が発熱体103の冷却に最低限必要な流量Q1以上であり(ステップ8)、更に、発熱体103の温度(t)が、発熱体103が危険となる温度(T2)より低ければ(ステップ9)、パワーオフ信号が発せられるのを監視する。基板101への電流の供給が停止し、パワーオフ信号が発せられると、切り替え手段111のアクチュエータ114を駆動して、切り替え手段111を第2の状態とする。
ここで、流量Q1と流量Q2の説明を行う。流量Q1は、第1の状態で排気管121内の流量が発熱体103の冷却に最低限必要な流量で、流量Q2は、第2の状態で排気管121内の流量が発熱体103の冷却に最低限必要な流量である。第1の状態で排気管121内に上昇気流が発生している状態から切り替え手段111を用いて第2の状態へ切り替えると、管路抵抗が大きくなり、流量は低下する。従って、第1の状態と第2の状態とで、流量検出手段163で検出される発熱体103の冷却に最低限必要な流量値は異なり、Q2>Q1となる。
ステップ8で、排気管121内の流量(q)が、第1の状態で排気管121内の流量(q)が発熱体103の冷却に最低限必要な流量(Q1)より少なくなると、または、ステップ9で、発熱体103の温度(t)が発熱体103が危険となる温度(T2)以上になると、制御手段201はタイマ205をスタートさせ(ステップ12)、ヒータ131を駆動する(ステップ13)。タイマー設定時間内に、排気管121内の流量(q)が発熱体103の冷却に最低限必要な流量(Q1)以上となり、発熱体103の温度(t)が発熱体103が危険となる温度(T2)より低くなると(ステップ14、ステップ15)、ステップ7へ戻る。
タイマー設定時間内に、排気管121内の流量(q)が発熱体103の冷却に最低限必要な流量(Q1)以上、発熱体103の温度(t)が発熱体103が危険となる温度(T2)より低くならないとなると、制御手段201は、アラーム203を駆動し(ステップ17)、図示しない他の制御手段へパワーオフ信号を送り、発熱体103が実装された基板101への電流供給を停止させ(ステップ18)、ステップ11へ戻る。
このような構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)制御手段201は、切り替え手段111が第2の状態で、発熱体103が駆動されると、温度検出手段161からの温度信号を取り込んで、発熱体103の温度(t)が発熱体103の冷却が必要な温度(T2)より高くなると、ヒータ131を駆動し、排気管121内に上昇気流を発生させ、温度検出手段161からの温度信号を取り込んで、発熱体103の温度が危険となる温度を超えると、切り替え手段111を切り替えて第1の状態とすることにより、発熱体103で加熱された空気がすぐに排気管121内の上昇気流となり、冷却の立ち上がりが早くなる。
(2)制御手段201は、切り替え手段111を切り替えて第1の状態とするとともに、ヒータ131の駆動を停止することにより、消費電流が少なくなる。又、モータを用いないので、騒音、ノイズの発生もない。
(3)発熱体103で加熱された空気は上昇気流となり、発熱体103周辺から加熱された空気が効率よく除去され、代わりに発熱体103の周辺には冷気が入ってきて、発熱体103を冷却することにより、冷却能力も大きい。
(4)制御手段201は、切り替え手段111が第2の状態の場合、流量検出手段163からの流量信号を取り込んで、排気管121内の上昇気流の流量が、発熱体103の冷却に最低限必要な流量より大きくならない限り、切り替え手段111を第1の状態に切り替えないことにより、切り替え手段111を第1の状態に切り替えると、すぐに発熱体103の温度が下がり、発熱体103が損傷や熱暴走することを防止できる。
(5)制御手段201は、切り替え手段111が第1の状態の場合、温度検出手段161からの温度信号を取り込んで、発熱体103の温度が危険となる温度以上となると、ヒータ131を駆動し、発熱体103の温度が危険となる温度より低くなると、ヒータ131の駆動を停止することにより、発熱体103の温度を危険となる温度以下にすることができる。
(6)制御手段201は、切り替え手段111が第1の状態の場合、流量検出手段163からの流量信号を取り込んで、排気管121内の上昇気流の流量が、発熱体103の冷却に最低限必要な流量より少なくなると、ヒータ131を駆動し、排気管121内の上昇気流の流量が冷却に最低限の必要な流量以上になると、ヒータ131の駆動を停止することにより、排気管121内の上昇気流の流量が、常に発熱体103の冷却に最低限必要な流量以上とし、発熱体103の温度を危険となる温度以下にすることができる。
[第2の実施の形態例]
図5を用いて、第2の形態例を説明する。図において、フレーム301には、基板101’が設けられている。基板101’上には、LSI、IC等の発熱体103’、103’’が実装されている。本形態例は、発熱体103’用の冷却装置311と発熱体103’’用の冷却装置321とが設けられている。
フレーム301のうち、上下方向に伸びる縦方向フレームで、発熱体103’、発熱体103’’近傍に位置する縦方向フレーム302、縦方向フレーム303は、断面形状が矩形のパイプ材でなっており、これら縦方向フレーム302、縦方向フレーム303が、冷却装置311、冷却装置321の排気管312、排気管322と、切り替え手段313、323の一部をなしている。また、縦方向フレーム302、縦方向フレーム303の上側の端面は、開口302b、開口303bとなっている。
縦方向フレーム302、303の下部には、穴302a、穴303aが形成されている。穴302a、穴303aより上方の縦方向フレーム302、縦方向フレーム303が排気管312、排気管323となっている。縦方向フレーム302、縦方向フレーム303の内部で、穴302a、穴303aに対向する部分には、冷却装置311、冷却装置321の切り替え手段313、切り替え手段323の切り替えダンパ314、切り替えダンパ324が設けられている。尚、切り替えダンパ314、切り替えダンパ324は図示しないアクチュエータにより、穴302a、穴303aを塞ぐ位置と、縦方向フレーム302、縦方向フレーム303の内部を塞ぐ位置とに移動されるようになっている。
又、発熱体103’の上部から縦方向フレーム302の下部(穴302aより更に下方)にかけて、発熱体103’を覆うように形成され、発熱体103’によって加熱された空気を集めて、縦方向フレーム302内に案内する切り替え手段313の収集部315が設けられている。同様に、発熱体103’’の上部から縦方向フレーム303の下部(穴303aより更に下方)にかけて、発熱体103’’を覆うように形成され、発熱体103’’によって加熱された空気を集めて、縦方向フレーム303内に案内する切り替え手段323の収集部325が設けられている。
尚、図において、冷却装置311側の切り替えダンパ314は、穴302aを塞ぐ位置にあり、発熱体103’’によって加熱された空気は、切り替え手段313の収集部315で収集され、排気管312の下部の開口に案内される第1の状態となっている。又、冷却装置321側の切り替えダンパ324は、縦方向フレーム303の内部を塞ぐ位置にあり、排気管323の下部の開口へ外部の冷たい空気を案内する第2の状態となっている。
又、縦方向フレーム302、縦方向フレーム303の穴302a、穴303aの上方の外周面、即ち、排気管312、排気管323の下部の外周面には、排気管312、排気管323内の下部の空気を加熱する加熱手段としてのヒータ316、ヒータ326が設けられている。
更に、発熱体103’、発熱体103’’には、発熱体103’、発熱体103’’の温度を検出する温度検出手段(図示せず)が設けられ、排気管312、排気管323には、排気管312、排気管323内の空気の流量を検出する流量検出手段(図示せず)が設けられている。
このような機械的構成の冷却装置311、冷却装置321の電気的構成、及び制御手段の作動を第1の実施の形態例と同じである。
このような構成によれば、第1の実施の形態例の効果に加え、発熱体103’、発熱体103’’近傍で上下方向に延びる縦方向フレーム302、縦方向フレーム303を、上部に開口302b、開口303bが形成された管状の部材で構成し、冷却装置311、冷却装置321の排気管312、排気管323としたことにより、独立した排気管を別に設ける構成に比べて、省スペースとなり、更に材料コストも低減できる。
第1の実施の形態例の冷却装置の機械的構成を説明する構成図である。 図1の冷却装置の電気的構成を説明するブロック図である。 図2の制御手段の作動を説明するフロー図である。 図2の制御手段の作動を説明するフロー図である。 第2の実施の形態例の冷却装置の機械的構成を説明する構成図である。 従来の冷却装置を説明する構成図である。
符号の説明
103 発熱体
111 切り替え手段
121 排気管
131 ヒータ(加熱手段)
161 温度検出手段

Claims (5)

  1. 下部と上部とに開口が形成された排気管と、
    該排気管内の下部の空気を加熱する加熱手段と、
    前記排気管の下部の開口へ発熱体によって加熱された空気を案内する第1の状態、前記排気管の下部の開口へ外部の冷たい空気を案内する第2の状態の2つの状態を切り替える切り替え手段と、
    前記発熱体の温度を検出する温度検出手段と、
    前記切り替え手段が第2の状態で、前記発熱体が駆動されると、前記温度検出手段からの温度信号を取り込んで、前記発熱体の温度が前記発熱体の冷却が必要な温度より高くなると、前記加熱手段を駆動し、前記排気管内に上昇気流を発生させ、前記温度検出手段からの温度信号を取り込んで、前記発熱体の温度が危険となる温度を超えると、前記切り替え手段を切り替えて第1の状態とするとともに、前記加熱手段の駆動を停止する制御手段と、
    を有することを特徴とする冷却装置。
  2. 前記排気管内の流量を検出する流量検出手段を設け、
    前記制御手段は、
    前記切り替え手段が第2の状態の場合、
    前記流量検出手段からの流量信号を取り込んで、前記排気管内の上昇気流の流量が、前記発熱体の冷却に最低限必要な流量より大きくならない限り、前記切り替え手段を第1の状態に切り替えないことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記切り替え手段が第1の状態の場合、
    前記温度検出手段からの温度信号を取り込んで、前記発熱体の温度が危険となる温度以上となると、前記加熱手段を駆動し、前記発熱体の温度が前記危険となる温度より低くなると、前記加熱手段の駆動を停止することを特徴とする請求項1または2記載の冷却装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記切り替え手段が第1の状態の場合、
    前記流量検出手段からの流量信号を取り込んで、前記排気管内の上昇気流の流量が、前記発熱体の冷却に最低限必要な流量より少なくなると、前記加熱手段を駆動し、前記排気管内の上昇気流の流量が冷却に最低限の必要な流量以上になると、前記加熱手段の駆動を停止することを特徴とする請求項1または2記載の冷却装置。
  5. 前記排気管は、
    前記発熱体が設けられる装置のフレームであって、前記発熱体近傍で上下方向に延び、上部に開口が形成された管状の部材のフレームであることを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
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