JP4593530B2 - 鍵解除判定システム及び鍵解除判定方法、鍵解除判定装置、分散鍵装置 - Google Patents

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本発明は、複数の装置が存在する位置や暗号鍵を利用して本人認証を行い、所定のシステムのシステムロックを解除する、鍵解除判定システム及び鍵解除判定方法、鍵解除判定装置、分散鍵装置に関する。
本認証を行ってシステムのロック状態を解除する仕組みが様々な用途に利用されている。例えば銀行のATMにおいては、暗証番号を入力することにより現金引出し等が可能となる(1つのシステムロックの解除と言える)。またその他、マンション出入り口のオートロックシステムや、ロッカーなどにもそのシステムロックと解除のための技術が利用されている。そしてこのようなシステムロックの解除を行うための認証技術について特許文献1が公開されている。
特許第3020411号公報
ここで、従来より様々な認証方法が提案されているが、安全性の高いシステムロックの解除のための仕組みが求められている。そこでこの発明は、従来より安全性の高いシステムロックの解除のための仕組みを備えた鍵解除判定システム及び鍵解除判定方法、鍵解除判定装置、分散鍵装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の分散鍵装置と鍵解除判定装置とを備えた鍵解除判定システムであって、記複数の分散鍵装置それぞれは、他の分散鍵装置と通信接続する通信接続手段と、前記他の分散鍵装置の位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、前記他の分散鍵装置より受信した位置情報と、自装置で記憶する位置情報とを比較して、前記他の分散鍵装置が前記所定の位置に存在するか否かを判定し、当該判定結果を前記鍵解除判定装置へ送信する他装置位置判定手段と、を備え、前記鍵解除判定装置は、前記複数の分散鍵装置それぞれより前記判定結果を受信して、全てが前記所定の位置にあるという判定結果である場合に、その複数の分散鍵装置それぞれが所定の位置に存在すると判定する位置判定手段と、前記複数の分散鍵装置それぞれが所定の位置に存在する場合に鍵解除と決定する鍵解除決定手段と、を備えることを特徴とする鍵解除判定システムである。
また本発明は、前記複数の分散鍵装置それぞれは、さらに、他の分散鍵装置より受信した暗号鍵と、自装置で記憶する前記他の分散鍵装置の暗号鍵とを比較して、当該他の分散鍵装置を認証する認証手段と、前記認証結果を前記鍵解除判定装置へ送信する認証結果送信手段と、を備え、前記鍵解除判定装置の鍵解除決定手段は、分散鍵装置が所定の位置に存在するとともに、さらに、前記認証結果が認証済みである場合に、鍵解除と決定することを特徴とする。
また本発明は、複数の分散鍵装置と鍵解除判定装置とを備えた鍵解除判定システムであって、前記鍵解除判定装置は、前記複数の分散鍵装置それぞれが複数の位置全ておいて所定の順番でかつ所定の時刻または期間内に存在するか否かを判定する位置判定手段と、前記複数の分散鍵装置それぞれが複数の位置全ておいて所定の順番でかつ所定の時刻または期間内に存在する場合に解除と決定する鍵解除決定手段と、を備えることを特徴とする。
また本発明は、複数の分散鍵装置と鍵解除判定装置とを備えた鍵解除判定システムにおける鍵解除判定方法であって、前記複数の分散鍵装置それぞれの通信接続手段は、他の分散鍵装置と通信接続し、前記複数の分散鍵装置それぞれの位置情報記憶手段は、前記他の分散鍵装置の位置情報を記憶し、前記複数の分散鍵装置それぞれの他装置位置判定手段は、前記他の分散鍵装置より受信した位置情報と、自装置で記憶する位置情報とを比較して、前記他の分散鍵装置が前記所定の位置に存在するか否かを判定し、当該判定結果を前記鍵解除判定装置へ送信し、前記鍵解除判定装置の位置判定手段は、前記複数の分散鍵装置それぞれより前記判定結果を受信して、全てが前記所定の位置にあるという判定結果である場合に、その複数の分散鍵装置それぞれが所定の位置に存在すると判定し、前記鍵解除判定装置の鍵解除決定手段は、前記複数の分散鍵装置それぞれが所定の位置に存在する場合に鍵解除と決定することを特徴とする。
また本発明は、前記複数の分散鍵装置それぞれの認証手段は、さらに、他の分散鍵装置より受信した暗号鍵と、自装置で記憶する前記他の分散鍵装置の暗号鍵とを比較して、当該他の分散鍵装置を認証し、前記複数の分散鍵装置それぞれの認証結果送信手段は、前記認証結果を前記鍵解除判定装置へ送信し、前記鍵解除判定装置の鍵解除決定手段は、分散鍵装置が所定の位置に存在するとともに、さらに、前記認証結果が認証済みである場合に、鍵解除と決定することを特徴とする。
また本発明は、複数の分散鍵装置と鍵解除判定装置とを備えた鍵解除判定システムにおける鍵解除判定方法であって、前記鍵解除判定装置の位置判定手段は、前記複数の分散鍵装置それぞれが複数の位置全ておいて所定の順番でかつ所定の時刻または期間内に存在するか否かを判定し、前記鍵解除判定装置の鍵解除決定手段は、前記複数の分散鍵装置それぞれが複数の位置全ておいて所定の順番でかつ所定の時刻または期間内に存在する場合に解除と決定することを特徴とする。
また本発明は、複数の分散鍵装置それぞれより前記判定結果を受信して、全てが前記所定の位置にあるという判定結果である場合に、その複数の分散鍵装置それぞれが所定の位置に存在すると判定する位置判定手段と、前記複数の分散鍵装置それぞれが所定の位置に存在する場合に鍵解除と決定する鍵解除決定手段と、を備えた鍵解除判定装置と、複数の前記分散鍵装置とを有する鍵解除判定システムにおける前記分散鍵装置であって、他の分散鍵装置と通信接続する通信接続手段と、前記他の分散鍵装置の位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、前記他の分散鍵装置より受信した位置情報と、自装置で記憶する位置情報とを比較して、前記他の分散鍵装置が前記所定の位置に存在するか否かを判定し、当該判定結果を前記鍵解除判定装置へ送信する他装置位置判定手段と、を備えることを特徴とする。
また本発明は、複数の分散鍵装置と鍵解除判定装置とを備えた鍵解除判定システムにおける前記鍵解除判定装置であって、前記複数の分散鍵装置それぞれが複数の位置全ておいて所定の順番でかつ所定の時刻または期間内に存在するか否かを判定する位置判定手段と、前記複数の分散鍵装置それぞれが複数の位置全ておいて所定の順番でかつ所定の時刻または期間内に存在する場合に解除と決定する鍵解除決定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の分散鍵装置が所定の位置に存在しない場合には、コンピュータシステムのロックが解除できないので、認証時のセキュリティを従来にも増して高めることができる。例えば、1つの分散鍵装置が盗難にあった場合や紛失した場合や、また、秘密にしている分散鍵装置が登録した位置から、登録していない場所へ移動された場合に、鍵解除を行うことが出来なくなるので、これにより、認証時のセキュリティを従来にも増して高めることができる。また、分散鍵装置それぞれが認証できない場合にはコンピュータシステムのロックが解除されないので、分散鍵装置が偽造されたとしても暗号鍵を複製しなければロック解除ができないので、より強固な安全策を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態による鍵解除判定システムを図面を参照して説明する。図1は同実施形態による鍵解除判定システムの構成を示すブロック図である。まず鍵解除判定システムは鍵解除判定装置1と複数の分散鍵装置2とを有している。そして、鍵解除判定装置1は、複数の分散鍵装置2それぞれと通信を行う通信処理部11、分散鍵装置2の位置を検出する位置検出部12、分散鍵装置2が所定の位置に存在するか否かを判定する位置判定部13、コンピュータシステムのロック解除を決定する鍵解除決定部14、鍵解除決定の結果を所定のコンピュータシステムへ出力する鍵解除出力部15、分散鍵装置2との暗号方式による認証を行う暗号鍵認証部16、各種情報を記憶するデータベース17を備えている。なお解除判定装置1の各処理部のうち位置検出部12、暗号鍵認証部16の処理部については実施形態によっては備えていなくても良い場合がある。また図1において鍵解除判定装置1は1つの装置内に各処理部を備えているが、複数の装置でそれらの処理部を分散して備えるようにしてもよい。
また分散鍵装置2は、他の分散鍵装置や鍵解除判定装置1と通信を行う通信処理部21、装置内の各処理部の制御を行う制御部22、他の分散鍵装置の位置が所定の位置に存在するか否かを判定する他装置位置判定部23、他の分散鍵装置との通信接続の完了を鍵解除判定装置1へ通知する接続完了通知部24、他の分散鍵装置との暗号方式による認証を行う暗号鍵認証部25、各種情報を記憶する記憶部26を備えている。なお解除判定装置1の各処理部のうち他装置位置判定部23、接続完了通知部24、暗号鍵認証部25の処理部については実施形態によっては備えていなくても良い場合がある。そして、鍵解除判定システムでは、鍵解除判定装置1が複数の分散鍵装置のそれぞれについて所定の位置に存在するか否かを判定し、複数の分散鍵装置が所定の位置に存在する場合に鍵解除と決定し、所定のコンピュータシステムに対して鍵解除の情報を出力する処理を行う。またこの処理の中で鍵解除判定装置1と分散鍵装置2とが通信などを行って、鍵解除か否かが鍵解除判定装置1で決定される。以下、複数の実施例を用いて、鍵解除判定システムを詳細に説明する。
図2は第1の実施例による鍵解除判定システムの構成を示す図である。
この図が示すように鍵解除判定システムは、ATM(Automated Teller Machine)センタ装置100、ATM装置101、分散鍵システム200、分散鍵基地局装置201と、2つの分散鍵装置2a,2bで構成されている。そして分散鍵装置2aおよび2bはそれぞれ、キャッシュカード3とユーザが保持する秘密物(図2においてはぬいぐるみ)4に格納されているものとする。また分散鍵基地局装置201、分散鍵システム200、ATMセンタ装置100に上述した鍵解除判定装置の各処理部が分散して備えられているものとする。
図3は第1の実施例による鍵解除判定システムの処理フローを示す図である。
次に、図2、図3を用いて第1の実施例による鍵解除判定システムの処理フローについて順を追って説明する。
まず、ユーザが銀行のATMコーナへキャッシュカード3と秘密物4を持参する。そしてユーザはキャッシュカードをATM装置101へ挿入し、暗証番号を入力して、現金引出しの指示を行なう(ステップS101)。するとATM装置101はキャッシュカードから口座番号などを読み取って、それら読み取った情報や暗証番号を格納した現金支払い要求をATMセンタ装置100へ送信する(ステップS102)。するとATMセンタ装置100は、データベースにおいて口座番号などに対応付けて記録されている鍵解除判定システム用のID(分散鍵装置2a、2bの各ID)を読み取って、分散鍵システム200へ送信する(ステップS103)。分散鍵システム200は受信したIDを分散鍵基地局装置201へ送信し(ステップS104)、分散鍵基地局装置201が受信したIDを含む信号を送信する(ステップS105)。
分散鍵装置2a、2bは、分散鍵基地局装置201から送信されたIDを受信すると、そのIDが自装置のIDかどうかを判定する(ステップS106)。そして、受信したIDが自装置のIDであれば、キャッシュカード3に格納されている分散鍵装置2aと秘密物に格納されている分散鍵装置2bでは制御部22が無線通信接続を行うと判断し、相手側の分散鍵装置との無線通信接続の処理を開始する(ステップS107)。なおこの分散鍵装置2aと2bの分散鍵装置同士の通信は、微弱な電波で行われており、予め設定された距離以内でなければ通信接続ができないような仕組みとなっている。この分散鍵装置同士の通信接続は、例えば赤外線やBluetoothなどである。分散鍵装置同士は有線ケーブルで接続され、互いに通信接続されるものとしてもよい。そして、分散鍵装置2a、2bのいずれか一方または両方の接続完了通知部24が、通信接続できた場合には通信接続完了を分散鍵基地局装置201へ向けて送信する(ステップS108)。この通信接続完了の送信は分散鍵装置2aまたは2bの一方のみが送信するようにしてもよい。分散鍵基地局装置201では通信接続完了を受信すると、その情報を分散鍵システムへ転送する(ステップS109)。また分散鍵システム200は通信接続完了の情報をATMセンタ装置100へ転送する(ステップS110)。
次にATMセンタ装置100の位置判定部13は、通信接続完了の情報を受信すると、この受信により、口座番号などに対応付けて登録されている2つのIDの各分散鍵装置(つまりキャッシュカードに格納されている分散鍵装置2aと秘密物に格納されている分散鍵装置2b)が同一の場所に存在すると判定する(ステップS111)。そして鍵解除決定部14がATM装置101における現金支払い了承を決定する(ステップS112)。そして、ATMセンタ装置100の鍵解除出力部15がATM装置101へ現金支払いOKの情報を送信する(ステップS113)。ATM装置101では現金支払いOKの情報を受信し、現金支払い処理を行う(ステップS114)。また接続完了通知がNGである場合には、ATMセンタ装置100は現金支払いNGをATM装置101に送信する(ステップS115)。
なお、上述の処理においては2つの分散鍵装置2a、2bが通信接続できれば鍵解除決定部14が現金支払い了承を決定していたが、この処理に加えて、所定のATM装置101でのみ現金支払いができるようにしてもよい。例えば、ATMセンタ装置100が引き落としのできるATM装置101の位置情報を記憶しており、分散鍵装置2a、2bから送信された当該核分散鍵装置の位置情報と、ATM装置101の位置情報が一致すれば、現金支払い了承とするようにしてもよい。鍵分散装置2a、2bの位置情報の取得は、電波強度などを用いて行うものとする。また上述の処理において分散鍵装置は、ステップS106の処理で、受信したIDが自装置のIDか否かを判定しているが、この他にも、位置情報が所定の位置か否かを判断するようにしても良い。この場合は自装置のIDを分散鍵基地局装置201から受信しなくてもよい。
また上述の第1の実施例の処理において、分散鍵装置2a、2bはそれぞれ暗号鍵を用いて、互いを認証するようにしてもよい。この場合、分散鍵装置2aは自装置の秘密鍵と分散鍵装置2bの公開鍵を記憶している。また分散鍵装置2bは自装置の秘密鍵と分散鍵装置2aの公開鍵を記憶している。そして、分散鍵装置2aと分散鍵装置2bの暗号鍵認証部25はそれぞれ、相手装置の公開鍵で暗号化した情報を送信し、自装置の秘密鍵で相手装置から受信した情報を復号化することにより、複合化した情報が所定の値となった場合などに、お互いの認証が正常に完了したと検出する。なお暗号鍵を用いた認証方法はどのようなものであってもよい。そして、各分散鍵装置2a、2bはそれぞれ認証結果を分散鍵基地局装置201へ送信する。そして認証結果がATMセンタ装置100まで送信されて、ATMセンタ装置の鍵解除決定部14は、分散鍵装置2a、2bそれぞれが認証完了となった場合には、現金支払いを了承する。なお本実施例においては分散鍵装置が2つである場合を示したが、それ以上であってもよい。
また上述の第1の実施例において、分散鍵装置2a、2bがそれぞれ所定の日時に所定の場所に存在したかどうかについても同時に判定し、所定の日時(または所定の期間内)に所定の場所に存在した場合にのみ、現金支払い了承とするようにしてもよい。この場合、分散鍵装置2aおよび分散鍵装置2bはお互い無線通信接続を行い通信接続が完了した日時と、その位置情報を記憶しておく。そして、上述のステップS108において、通信接続の完了した日時と、その位置情報を分散鍵基地局装置201へ送信する。このようにしてATMセンタ装置100において、分散鍵装置2a、2bから送信されて来た通信接続の完了した日時と、その位置情報とが、予め記憶する所定の日時、場所である場合に、現金支払いOKと判定する。
以上の処理により、ユーザは分散鍵装置が格納されたキャッシュカードとともに秘密物をATMコーナに持参しなければ、現金の引き落としをすることができない。従って、キャッシュカードが盗難に合った場合でも、その現金引き落としの行為ができず、これにより口座に振り込んでいる預金の保護を行うことができる。つまり、このように、分散鍵装置が互いに通信できる範囲内でない場合には、コンピュータシステムのロック(上述の場合にはATM装置の現金引出しのための鍵)が解除できないので、認証時のセキュリティを従来にも増して高めることができる。また、分散鍵装置それぞれが認証できない場合にはコンピュータシステムのロックが解除されないので、分散鍵装置が偽造されたとしても暗号鍵を複製しなければロック解除ができないので、より強固な安全策を図ることができる。
図4は第2の実施例による鍵解除判定システムの構成を示す図である。
この図が示すように鍵解除判定システムは、第1の実施例同様に、ATMセンタ装置100、ATM装置101、分散鍵システム200、分散鍵基地局装置201を備え、さらに4つの分散鍵装置2a,2b,2c,2dを備えている。そして分散鍵装置2aはユーザが携帯するキャッシュカード3に格納されており、分散鍵装置2bは秘密物の中に格納されており、分散鍵装置2cは通帳に備えられており、分散鍵装置2dは印鑑内部に格納されているものとする。また秘密物、通帳、印鑑はそれぞれユーザが決めた場所、例えば自宅や会社などに保管されている。またこれら分散鍵装置2a〜2dの位置情報は予め鍵解除判定装置側で登録されているものとする。
図5は第2の実施例による鍵解除判定システムの処理フローを示す図である。
次に、図4、図5を用いて第2の実施例による鍵解除判定システムの処理フローについて順を追って説明する。
まず、ユーザが銀行のATMコーナへキャッシュカード3を持参する。そしてユーザはキャッシュカードをATM装置101へ挿入し、暗証番号を入力して、現金引出しの指示を行なう(ステップS201)。するとATM装置101はキャッシュカードから口座番号などを読み取って、それら読み取った情報や暗証番号を格納した現金支払い要求をATMセンタ装置100へ送信する(ステップS202)。するとATMセンタ装置100は、データベースにおいて口座番号などに対応付けて記録されている鍵解除判定システム用のID(分散鍵装置2a、2b、2c、2dの各ID)を読み取って、分散鍵システム200へ送信する(ステップS203)。分散鍵システム200は受信したIDを分散鍵基地局装置201へ送信し(ステップS204)、分散鍵基地局装置201が受信したIDを含む信号を送信する(ステップS205)。
分散鍵装置2a、2b、2c、2dそれぞれと分散鍵基地局装置201とは通信接続(例えば、携帯電話などで利用されているPDCやW−CDMAなどの通信方式による通信接続)、これにより分散鍵基地局装置201の位置検出部12が電波強度を用いた方式や、複数基地局装置による三点測量などの方式により分散鍵装置2a〜2dの位置を検出する(ステップS206)。なお、分散鍵装置2においてGPS機能を有しており、これにより分散鍵装置2が位置情報を分散鍵基地局装置201へ送信するようにしてもよい。分散鍵基地局装置201では検出した各分散鍵装置2a〜2dの位置情報を分散鍵システム200へ転送する(ステップS207)。また分散鍵システム200は通信接続完了の情報をATMセンタ装置100へ転送する(ステップS208)。
次にATMセンタ装置100の位置判定部13は、分散鍵装置2a〜2dそれぞれの位置情報を受信すると、データベース17に予め登録されている各分散鍵装置2a〜2dの位置情報と、分散鍵システム200から受信した分散鍵装置2a〜2dそれぞれの位置情報とを比較して、全ての分散鍵装置2a〜2dについて位置情報が一致するか否かを判定する(ステップS209)。そして、全ての分散鍵装置2a〜2dについて位置情報が一致すると、位置判定部13はそれら分散鍵装置2a〜2d(つまり、キャッシュカードと秘密物と印鑑と通帳)は所定の場所に存在すると判定する。そしてATMセンタ装置100の鍵解除決定部14がATM装置101における現金支払い了承を決定する(ステップS210)。そして、ATMセンタ装置100の鍵解除出力部15がATM装置101へ現金支払いOKの情報を送信する(ステップS211)。ATM装置101では現金支払いOKの情報を受信し、現金支払い処理を行う(ステップS212)。また全ての位置情報が一致しない場合には、ATMセンタ装置100は現金支払いNGをATM装置101に送信する(ステップS213)。
なお、上述の処理においては、ユーザが利用できるATM装置101の位置情報を登録しておけば、それ以外の位置のATM装置101ではキャッシュカードが利用できなくなるという仕組みを提供することもできる。この場合、例えば、ATMセンタ装置100が引き落としのできるATM装置101の位置情報を記憶しており、分散鍵装置2a(キャッシュカードに格納されている分散鍵装置)の位置情報と、ATM装置101の位置情報が一致すれば現金支払い了承とする。
また上述の第2の実施例の処理において、分散鍵基地局装置201は、各分散鍵装置2a〜2dの暗号鍵を用いて、その分散鍵装置の認証を行うようにしてもよい。この場合分散鍵装置2a〜2dそれぞれは、自装置の秘密鍵と分散鍵基地局装置201の公開鍵を記憶している。また分散鍵基地局装置201は自局装置の秘密鍵と分散鍵装置2a〜2dそれぞれの公開鍵を記憶している。そして、分散鍵基地局装置201からの信号を受信した各分散鍵装置は、その信号に含まれるIDが自装置のIDかどうかを認識して、自装置のIDであれば自装置の秘密鍵で暗号化した情報を分散鍵基地局装置201へ送信する。そして分散鍵基地局装置201は各分散鍵装置から受信した情報を自装置の秘密鍵で復号化する。そしてこれにより、複合化した情報が所定の値となった場合などに、お互いの認証が正常に完了したと検出する。なお暗号鍵を用いた認証方法はどのようなものであってもよい。そして認証結果がATMセンタ装置100まで送信されて、ATMセンタ装置の鍵解除決定部14は、分散鍵装置2a〜2dそれぞれが認証完了となった場合には、現金支払いを了承する。なお本実施例においては分散鍵装置が4つである場合を示したが、複数であればそれ4つに限らない。
また上述の第2の実施例において、分散鍵装置2a〜2dがそれぞれ所定の日時(または所定の期間内)に所定の場所に存在したかどうかについても同時に判定し、全ての分散鍵装置2a〜2dが所定の日時に所定の場所に存在した場合にのみ、現金支払い了承とするようにしてもよい。この場合、分散鍵基地局装置201は分散鍵装置2a〜2dそれぞれの位置の検出を、ATMセンタ装置100から指定された日時に行う。そして分散鍵基地局装置201は、上述のステップS207において、分散鍵装置2a〜2dの検出した位置と、当該位置の検出を行った日時とをATMセンタ装置100へ送信する。そしてATMセンタ装置100は、所定の日時に取得した分散鍵装置2a〜2dそれぞれの位置が、予め記憶する所定の位置であるか否かを判定する。そして、所定の日時に取得した分散鍵装置2a〜2dそれぞれの位置が、予め記憶する所定の位置である場合に、現金支払いOKと判定する。
以上の処理により、ユーザはキャッシュカードを所定のATMコーナに持参して、さらに秘密物、印鑑、通帳が所定の場所に保管されていなければ、現金の引き落としをすることができない。従って、キャッシュカードが盗難に合った場合でも、所定のATMコーナ以外の場所ではその現金引き落としの行為ができず、これにより口座に振り込んでいる預金の保護を行うことができる。また、キャッシュカード、秘密物、印鑑、通帳のいずれかや秘密物が盗難にあった場合にもそれら全てが所定の位置に存在していないので、現金引き落としの行為ができず、これにより口座に振り込んでいる預金の保護を行うことができる。つまり、このように、複数の分散鍵装置全てが所定の場所に存在しない場合には、コンピュータシステムのロック(上述の場合にはATM装置の現金引出しのための鍵)が解除できないので、認証時のセキュリティを従来にも増して高めることができる。また、分散鍵装置それぞれが認証できない場合にはコンピュータシステムのロックが解除されないので、分散鍵装置が偽造されたとしても暗号鍵を複製しなければロック解除ができないので、より強固な安全策を図ることができる。
図6は第3の実施例による鍵解除判定システムの構成を示す図である。
この図が示すように鍵解除判定システムは、第1、第2の実施例同様に、ATMセンタ装置100、ATM装置101、分散鍵システム200、分散鍵基地局装置201を備え、また2つの分散鍵装置2a,2bを備えている。そして分散鍵装置2aはユーザが携帯するキャッシュカード3に格納されており、分散鍵装置2bは秘密物の中に格納されているものとする。なお秘密物はユーザが所定の場所に保管しているものとする。さらに分散鍵基地局装置201、分散鍵システム200、ATMセンタ装置100に上述した鍵解除判定装置の各処理部が分散して備えられているものとする。
図7は第3の実施例による鍵解除判定システムの処理フローを示す図である。
次に、図6、図7を用いて第3の実施例による鍵解除判定システムの処理フローについて順を追って説明する。
まず、ユーザが銀行のATMコーナへキャッシュカード3を持参する。そしてユーザはキャッシュカードをATM装置101へ挿入し、暗証番号を入力して、現金引出しの指示を行なう(ステップS301)。するとATM装置101はキャッシュカードから口座番号などを読み取って、それら読み取った情報や暗証番号を格納した現金支払い要求をATMセンタ装置100へ送信する(ステップS302)。するとATMセンタ装置100は、データベースにおいて口座番号などに対応付けて記録されている鍵解除判定システム用のID(分散鍵装置2a、2bの各ID)を読み取って、分散鍵システム200へ送信する(ステップS303)。分散鍵システム200は受信したIDを分散鍵基地局装置201へ送信し(ステップS304)、分散鍵基地局装置201が受信したIDを含む信号を送信する(ステップS305)。
分散鍵装置2a、2bそれぞれと分散鍵基地局装置201とは通信接続(例えば、携帯電話などで利用されているPDCやW−CDMAなどの通信方式による通信接続)されており、これにより分散鍵基地局装置201の位置検出部12が電波強度を用いた方式や、複数基地局装置による三点測量などの方式により分散鍵装置2a〜2dの位置を検出する。この検出された位置情報は分散鍵基地局装置201から分散鍵装置2a、2bにそれぞれ通知される。なお、分散鍵装置2においてGPS機能を有しており、これにより分散鍵装置2a、2bの各位置情報検出部が自装置の位置情報を検出するようにしてもよい。
分散鍵装置2a、2bは、分散鍵基地局装置201から送信されたIDを受信すると、そのIDが自装置のIDかどうかを判定する(ステップS306)。そして、受信したIDが自装置のIDであれば他の分散鍵装置への分散鍵基地局装置201を介した通信接続(分散鍵装置2aは2bへ、分散鍵装置2bは2aへの通信接続)を開始する(ステップS307)。そして通信接続が完了すると分散鍵装置2a、2bの他装置位置判定部23は位置情報の要求をお互いに行い、相手側の分散鍵装置の位置情報を受信する(ステップS308)。そして、予め自装置で記憶している位置情報と、相手の分散鍵装置の位置情報とが一致するか否かを判定する(ステップS309)。なお秘密物に格納されている分散鍵装置2bは予め登録されたATMコーナの位置情報を記憶している。またキャッシュカードに格納された分散鍵装置2aには秘密物が保管されるべき位置情報が登録されている。そして、それぞれの分散鍵装置の他装置位置判定部23は、受信した相手側の分散鍵装置の位置情報と自装置で記憶している位置情報が一致したか否かの情報を分散鍵基地局装置201へ送信する(ステップS310)。分散鍵基地局装置201では各分散鍵装置から受信した位置情報が一致したか否かの情報を分散鍵システムへ転送する(ステップS311)。また分散鍵システム200はその情報をATMセンタ装置100へ転送する(ステップS312)。
次にATMセンタ装置100の位置判定部13は、位置情報が一致したか否かを判定し(ステップS313)、位置情報一致を示している場合には、キャッシュカードに格納されている分散鍵装置2aと秘密物に格納されている分散鍵装置2bが所定のの場所に存在すると判定する。そして鍵解除決定部14がATM装置101における現金支払い了承を決定する(ステップS314)。そして、ATMセンタ装置100の鍵解除出力部15がATM装置101へ現金支払いOKの情報を送信する(ステップS315)。ATM装置101では現金支払いOKの情報を受信し、現金支払い処理を行う(ステップS316)。また位置情報が一致しない場合には、ATMセンタ装置100は現金支払いNGをATM装置101に送信する(ステップS317)。
また上述の第3の実施例の処理において、分散鍵装置2a、2bはそれぞれ暗号鍵を用いて、互いを認証するようにしてもよい。この場合、分散鍵装置2aは自装置の秘密鍵と分散鍵装置2bの公開鍵を記憶している。また分散鍵装置2bは自装置の秘密鍵と分散鍵装置2aの公開鍵を記憶している。そして、分散鍵装置2aと分散鍵装置2bの暗号鍵認証部25はそれぞれ、相手装置の公開鍵で暗号化した情報を送信し、自装置の秘密鍵で相手装置から受信した情報を復号化することにより、複合化した情報が所定の値となった場合などに、お互いの認証が正常に完了したと検出する。なお暗号鍵を用いた認証方法はどのようなものであってもよい。そして、各分散鍵装置2a、2bはそれぞれ認証結果を分散鍵基地局装置201へ送信する。そして認証結果がATMセンタ装置100まで送信されて、ATMセンタ装置の鍵解除決定部14は、分散鍵装置2a、2bそれぞれが認証完了となった場合には、現金支払いを了承する。なお本実施例においては分散鍵装置が2つである場合を示したが、それ以上であってもよい。
また上述の第3の実施例において、分散鍵装置2a、2bがそれぞれ所定の日時(または所定の期間内)に所定の場所に存在したかどうかについても同時に判定し、所定の日時に所定の場所に存在した場合にのみ、現金支払い了承とするようにしてもよい。この場合、分散鍵基地局装置201は上述のステップS305におけるIDの送信を、ATMセンタ装置100から指定された日時に行う。そしてATMセンタ装置100は、所定の日時に取得した分散鍵装置2a,2bの位置が、予め記憶する所定の位置であるか否かを判定する。そして、所定の日時に取得した分散鍵装置2a,2bそれぞれの位置が、予め記憶する所定の位置である場合に、現金支払いOKと判定する。
以上の処理により、ユーザはキャッシュカードを所定のATMコーナに持参して、さらに秘密物が所定の場所に保管されていなければ、現金の引き落としをすることができない。従って、キャッシュカードが盗難に合った場合でも、所定のATMコーナ以外の場所ではその現金引き落としの行為ができず、これにより口座に振り込んでいる預金の保護を行うことができる。また秘密物が盗難にあった場合にもその位置が所定の位置に存在していないので、キャッシュカードが盗難に合った場合でも、現金引き落としの行為ができず、これにより口座に振り込んでいる預金の保護を行うことができる。つまり、このように、分散鍵装置が所定の場所に存在しない場合には、コンピュータシステムのロック(上述の場合にはATM装置の現金引出しのための鍵)が解除できないので、認証時のセキュリティを従来にも増して高めることができる。また、分散鍵装置それぞれが認証できない場合にはコンピュータシステムのロックが解除されないので、分散鍵装置が偽造されたとしても暗号鍵を複製しなければロック解除ができないので、より強固な安全策を図ることができる。なお、上述の第1〜第3の実施例は、ATMでの現金引き落としの処理だけでなく、たとえば車の施錠解除や、金庫の施錠解除などにも応用することができる。さらに上述の実施例以外に、例えば、所定の時刻に、所定の場所に、複数の各分散鍵が存在する場合においてのみコンピュータシステムのロックが解除されるようにしても良い。この場合、例えばATMセンタ装置101が鍵分散装置のIDに解除できる時間帯の情報を保持している。そして現在の時刻が解除できる時間帯であれば、コンピュータシステムのロックを解除する。
図8は第4の実施例による鍵解除判定システムの構成を示す図である。
第4の実施例は、分散鍵装置がユーザに携帯されることにより複数地点を経由した場合に、それぞれの地点における各所定の時間に分散鍵装置のIDを取得して記憶し、また、鍵解除判定装置1の鍵解除決定部14が、複数の各地点全ておいて所定の順番でかつ所定の時刻(または期間内)に分散鍵装置のIDを取得したと判定した場合に、コンピュータシステムのロックを解除する場合について示す。そして、図8に示すように、履歴管理装置300を新たに備え、履歴管理装置300が各分散鍵装置の取得した時刻と取得した位置を履歴として記憶する。そして履歴管理装置300は事前設定情報記憶部と、履歴情報記憶部を備える。事前設定情報記憶部は、分散鍵装置のID、当該分散鍵装置が経由する地点それぞれの順番、当該分散鍵装置が経由する地点それぞれの位置、当該分散鍵装置が各地点に位置すべき時間(または期間)を予め記憶する。また履歴情報記憶部は、分散鍵システム200から受信した情報(分散鍵装置のID、位置、取得時間)を順次記憶する。
図9は第4の実施例による鍵解除判定装置の処理フローを示す図である。
そして、第4の実施例においては、第1〜第3の実施例の何れかの処理において、分散鍵システム200が分散鍵装置2または分散鍵基地局201より分散鍵装置2のID、位置、取得時間からなる情報を取得する。また分散鍵システム200は、取得した情報を(分散鍵装置のID、位置、取得時間)、履歴管理装置300が履歴情報記憶部に記憶する。そして、図9で示すように、解除判定装置1は、特定の分散鍵装置のIDについて履歴管理装置300の事前設定情報記憶部から、分散鍵装置が経由する地点それぞれの順番、当該分散鍵装置が経由する地点それぞれの位置、当該分散鍵装置が各地点に位置すべき時間(または期間)を読み取る(ステップS401)。また解除判定装置1は、特定の分散鍵装置のIDについて履歴管理装置300の履歴情報記憶部から、位置情報と取得時間を読み取る(ステップS402)。
そして、鍵解除判定装置1の鍵解除決定部14は、特定の分散鍵装置について取得した複数の位置の情報それぞれが、履歴情報記憶部で記憶していた位置の情報それぞれと同じか否かを判定する(ステップS403)。また鍵解除判定装置1の鍵解除決定部14は、特定の分散鍵装置について取得した複数の位置の情報それぞれの取得時刻に基づいて、分散鍵装置の経由した順番を判定する。また分散鍵装置の経由した順番が、履歴管理装置300の事前設定情報記憶部で記憶する順番と一致するか否かを判定する(ステップS404)。また鍵解除判定装置1の鍵解除決定部14は、特定の分散鍵装置について取得した複数の位置の情報それぞれの取得時刻が、所定の時間または期間内であるか否かを判定する(ステップS405)。そしてそれら全ての判定においてOKである場合に、コンピュータシステムのロックの解除を行うと決定する(ステップS406)。図8においては、分散鍵装置2aが三鷹、吉祥寺、横須賀を経由する場合、および分散鍵装置2bが厚木、新宿を経由する場合の例について示している。
この手法を用いれば、例えば、スタンプラリーにおいて、複数地点で所定の時間にスタンプを押していくと(有る時間に有る位置にいる)、コンピュータシステムのロックが解除できるような仕組みを提供することができる。また、数人がそれぞれ異なるスタンプラリーのポイント(位置)を所定の時刻に通過した場合にはじめてコンピュータして無のロックが解除できるという仕組みも提供することができる。
そして、上述の各装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
鍵解除判定システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施例による鍵解除判定システムの構成を示す図である。 第1の実施例による鍵解除判定システムの処理フローを示す図である。 第2の実施例による鍵解除判定システムの構成を示す図である。 第2の実施例による鍵解除判定システムの処理フローを示す図である。 第3の実施例による鍵解除判定システムの構成を示す図である。 第3の実施例による鍵解除判定システムの処理フローを示す図である。 第4の実施例による鍵解除判定システムの構成を示す図である。 第4の実施例による鍵解除判定装置の処理フローを示す図である。
符号の説明
1・・・鍵解除判定装置, 2・・・分散鍵装置, 100・・・ATMセンタ装置, 101・・・ATM装置, 200・・・分散鍵システム, 201・・・分散鍵基地局装置

Claims (8)

  1. 複数の分散鍵装置と鍵解除判定装置とを備えた鍵解除判定システムであって、
    前記複数の分散鍵装置それぞれは、
    他の分散鍵装置と通信接続する通信接続手段と、
    前記他の分散鍵装置の位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、
    前記他の分散鍵装置より受信した位置情報と、自装置で記憶する位置情報とを比較して、前記他の分散鍵装置が前記所定の位置に存在するか否かを判定し、当該判定結果を前記鍵解除判定装置へ送信する他装置位置判定手段と、を備え、
    前記鍵解除判定装置は、
    前記複数の分散鍵装置それぞれより前記判定結果を受信して、全てが前記所定の位置にあるという判定結果である場合に、その複数の分散鍵装置それぞれが所定の位置に存在すると判定する位置判定手段と、
    前記複数の分散鍵装置それぞれが所定の位置に存在する場合に鍵解除と決定する鍵解除決定手段と、
    を備えることを特徴とする鍵解除判定システム。
  2. 前記複数の分散鍵装置それぞれは、さらに、
    他の分散鍵装置より受信した暗号鍵と、自装置で記憶する前記他の分散鍵装置の暗号鍵とを比較して、当該他の分散鍵装置を認証する認証手段と、
    前記認証結果を前記鍵解除判定装置へ送信する認証結果送信手段と、を備え、
    前記鍵解除判定装置の鍵解除決定手段は、分散鍵装置が所定の位置に存在するとともに、さらに、前記認証結果が認証済みである場合に、鍵解除と決定する
    ことを特徴とする請求項に記載の鍵解除判定システム。
  3. 複数の分散鍵装置と鍵解除判定装置とを備えた鍵解除判定システムであって、
    前記鍵解除判定装置は、
    前記複数の分散鍵装置それぞれが複数の位置全ておいて所定の順番でかつ所定の時刻または期間内に存在するか否かを判定する位置判定手段と、
    前記複数の分散鍵装置それぞれが複数の位置全ておいて所定の順番でかつ所定の時刻または期間内に存在する場合に解除と決定する鍵解除決定手段と、
    を備えることを特徴とする鍵解除判定システム。
  4. 複数の分散鍵装置と鍵解除判定装置とを備えた鍵解除判定システムにおける鍵解除判定方法であって、
    前記複数の分散鍵装置それぞれの通信接続手段は、他の分散鍵装置と通信接続し、
    前記複数の分散鍵装置それぞれの位置情報記憶手段は、前記他の分散鍵装置の位置情報を記憶し、
    前記複数の分散鍵装置それぞれの他装置位置判定手段は、前記他の分散鍵装置より受信した位置情報と、自装置で記憶する位置情報とを比較して、前記他の分散鍵装置が前記所定の位置に存在するか否かを判定し、当該判定結果を前記鍵解除判定装置へ送信し、
    前記鍵解除判定装置の位置判定手段は、前記複数の分散鍵装置それぞれより前記判定結果を受信して、全てが前記所定の位置にあるという判定結果である場合に、その複数の分散鍵装置それぞれが所定の位置に存在すると判定し、
    前記鍵解除判定装置の鍵解除決定手段は、前記複数の分散鍵装置それぞれが所定の位置に存在する場合に鍵解除と決定する
    ことを特徴とする鍵解除判定方法。
  5. 前記複数の分散鍵装置それぞれの認証手段は、さらに、他の分散鍵装置より受信した暗号鍵と、自装置で記憶する前記他の分散鍵装置の暗号鍵とを比較して、当該他の分散鍵装置を認証し、
    前記複数の分散鍵装置それぞれの認証結果送信手段は、前記認証結果を前記鍵解除判定装置へ送信し、
    前記鍵解除判定装置の鍵解除決定手段は、分散鍵装置が所定の位置に存在するとともに、さらに、前記認証結果が認証済みである場合に、鍵解除と決定する
    ことを特徴とする請求項に記載の鍵解除判定方法。
  6. 複数の分散鍵装置と鍵解除判定装置とを備えた鍵解除判定システムにおける鍵解除判定方法であって、
    前記鍵解除判定装置の位置判定手段は、前記複数の分散鍵装置それぞれが複数の位置全ておいて所定の順番でかつ所定の時刻または期間内に存在するか否かを判定し、
    前記鍵解除判定装置の鍵解除決定手段は、前記複数の分散鍵装置それぞれが複数の位置全ておいて所定の順番でかつ所定の時刻または期間内に存在する場合に解除と決定する
    ことを特徴とする鍵解除判定方法。
  7. 複数の分散鍵装置それぞれより前記判定結果を受信して、全てが前記所定の位置にあるという判定結果である場合に、その複数の分散鍵装置それぞれが所定の位置に存在すると判定する位置判定手段と、前記複数の分散鍵装置それぞれが所定の位置に存在する場合に鍵解除と決定する鍵解除決定手段と、を備えた鍵解除判定装置と、複数の前記分散鍵装置とを有する鍵解除判定システムにおける前記分散鍵装置であって、
    他の分散鍵装置と通信接続する通信接続手段と、
    前記他の分散鍵装置の位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、
    前記他の分散鍵装置より受信した位置情報と、自装置で記憶する位置情報とを比較して、前記他の分散鍵装置が前記所定の位置に存在するか否かを判定し、当該判定結果を前記鍵解除判定装置へ送信する他装置位置判定手段と、
    を備えることを特徴とする分散鍵装置。
  8. 複数の分散鍵装置と鍵解除判定装置とを備えた鍵解除判定システムにおける前記鍵解除判定装置であって、
    前記複数の分散鍵装置それぞれが複数の位置全ておいて所定の順番でかつ所定の時刻または期間内に存在するか否かを判定する位置判定手段と、
    前記複数の分散鍵装置それぞれが複数の位置全ておいて所定の順番でかつ所定の時刻または期間内に存在する場合に解除と決定する鍵解除決定手段と、
    を備えることを特徴とする鍵解除判定装置。
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