JP4593405B2 - パケット送信方法、パケット送信装置及びパケット送信プログラム - Google Patents

パケット送信方法、パケット送信装置及びパケット送信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、パケットを送信するためのパケット送信方法、パケット送信装置及びパケット送信プログラムに関する。
IPボイスメールシステムは、電話機(固定電話機、携帯電話機を含む。)やパーソナルコンピュータ等の送信元から送られてきた音声によるメッセージであるボイスメールを内部の記録媒体に格納し、後に、電話やパーソナルコンピュータ等の要求元(通常は、送信先)からの要求に応じて、そのボイスメールを要求元に送信するものである。
IPボイスメールシステムにおいては、音声メッセージは、IP網においてUDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)とその上層のRTP(Real-time Transport Protocol)により伝送される。
従来のIPボイスメールシステムにおいて、要求元にボイスメールを送信するためのRTP送信部が、音声データをパケット化するためのRTPパケット作成部及びRTPパケットを送信するためのRTPパケット送信部を備える。
特開2005−80036号公報(第19段落、図6)
コンピュータがプログラムを実行することにより実現されるようなIPボイスメールシステムは、他のプログラムの待ち合わせ処理を使用して、受信端末に対し周期的にRTPパケットを作成・送信している。
しかし、CPUに高負荷がかかった状態では、CPUのプログラムに対する処理能力が低下するため、プログラムの待ち合わせ処理に遅れが生じ、RTPパケット送信処理の周期に遅れが生じる。この場合、単位時間あたりのRTPパケット送信処理の回数が減少するため、単位時間あたりのRTPパケット送信数が本来必要なRTPパケット数と比較して不足してしまう。
受信端末においてRTPパケットの数が不足したボイスメールを再生した場合、ノイズや音とびなどが入った音質の悪いものになってしまう。
上記では、IPボイスメールシステムを例に取り課題を説明したが、一般的に、この課題はパケット通信に共通な課題である。すなわち、IP網でのRTPパケット以外のパケットを利用した場合にも、同様な課題が生ずる。また、音声ではなく、映像を伝送する場合にも同様な課題が生ずる。
このような課題を解決するために、送信間隔に応じてパケットに含めるデータ量を変更するものもある(例えば、特許文献1)。これによれば、受信端末における単位時間当たりの受信データ量を一定にすることができる。しかし、こうすると、送信側のみならず受信側においても、パケットサイズ可変に対応するような機能を設ける必要が生ずる。しかし、通常の受信側端末はこのような機能を有していない。
本発明は、パケット送信のための要求が出される周期が変動した場合であっても、パケットの平均的な送信間隔を一定に保つことを可能とするパケット送信方法、パケット送信装置及びパケット送信プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、今回の送信要求を受けた時刻と前回の送信要求を受けた時刻と送信基準周期と前回の剰余時間を基に、今回の送信パケットの数及び今回の剰余時間を計算する計算ステップと、前記計算ステップで計算された数の送信パケットを送信する送信ステップと、を送信要求を受ける度に行なうことを特徴とするパケット送信方法が提供される。
上記のパケット送信方法において、前記計算ステップは、前記今回の送信要求を受けた時刻から前記前回の送信要求を受けた時刻を減算することにより今回の期間を求めるステップと、前記今回の期間に前記前回の剰余時間を加算することにより補正後期間を求めるステップと、前記補正後期間を前記送信基準周期により整数除算して、その商を前記今回の送信パケットの数として求め、その剰余を前記今回の剰余時間として求めるステップと、を備えるようにしてもよい。
上記のパケット送信方法において、前記計算ステップは、前記今回の送信要求を受けた時刻から前記前回の送信要求を受けた時刻を減算することにより今回の期間を求めるステップと、前記今回の期間に前記前回の剰余時間を加算することにより補正後期間を求めるステップと、前記補正後期間に入れられることが可能な送信基準周期の最大数を前記今回の送信パケットの数として求めるステップと、前記補正後期間から前記送信基準周期と前記送信パケット数の積を減算することにより今回の剰余時間を求めるステップと、を備えるようにしてもよい。
上記のパケット送信方法において、前記送信基準周期は、前記送信パケット内のデータサイズと前記リアルタイム性を維持するために必要な伝送レートに基づいて計算されたものであるようにしてもよい。
上記のパケット送信方法において、送信するべきデータを基に、前記計算ステップで計算された数の前記送信パケットを作成するパケット作成ステップを前記送信要求を受ける度に更に行ない、前記送信ステップでは、前記パケット作成ステップで作成された前記送信パケットを送信するようにしてもよい。
本発明の第2の観点によれば、基準となる送信要求を受けた時刻から個々の送信要求を受けた時刻までの期間に挿入することが可能な送信基準周期の最大整数を、前記個々の送信要求に対応した累積送信パケット数とし、今回の送信要求に対応した送信パケット数を該今回の送信要求に対応した累積送信パケット数から直前回の送信要求に対応した累積送信パケット数を差し引くことにより求める計算ステップと、前記今回の送信要求に対応して、前記計算ステップで計算された数の送信パケットを送信する送信ステップと、を送信要求を受ける度に行なうことを特徴とするパケット送信方法が提供される。
上記のパケット送信方法において、前記今回の送信要求に対応した累積送信パケット数を、直後回の送信要求を受けた場合における直前回の送信要求に対応した累積送信パケット数として保存しておき、前記直後回の送信要求を受けた場合に直前回の送信要求に対応した累積送信パケット数として利用するステップを更に備えるようにしてもよい。
上記のパケット送信方法において、前記送信基準周期は、前記送信パケット内のデータサイズと前記リアルタイム性を維持するために必要な伝送レートに基づいて計算されたものであるようにしてもよい。
上記のパケット送信方法において、送信するべきデータを基に、前記計算ステップで計算された数の前記送信パケットを作成するパケット作成ステップを前記送信要求を受ける度に更に行ない、前記送信ステップでは、前記パケット作成ステップで作成された前記送信パケットを送信するようにしてもよい。
本発明によれば、今回の送信要求を受けた時刻と前回の送信要求を受けた時刻と送信基準周期と前回の剰余時間を基に、今回の送信パケットの数及び今回の剰余時間を計算する計算ステップと、前記計算ステップで計算された数の送信パケットを送信する送信ステップとを備えるので、送信パケットの数を送信要求の周期に応じて調整することができる。従って、パケット送信のための要求が出される周期が変動した場合であっても、パケットの平均的な送信間隔を一定に保つことが可能となる。特に、今回の送信要求の時刻と前回の送信要求の時刻のみならず、剰余時間も基にして送信パケットの数を計算し、その剰余時間を更新していくので、パケット送信のための要求が出される周期が変動した場合であっても、パケットの平均的な送信間隔を一定に保つことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
以下では、IPボイスメールシステムを例に取り説明をするが、本発明はこれに限られるわけではなく、一般的なパケット送信システムまで含むものである。つまり、パケットは、IP網でのRTPパケット以外のパケット(例えば、HTTP、FTPに従ったパケット、独自のプロトコルに従ったパケット)であっても良く、パケットのペイロードには音声データ以外のデータ(例えば、音楽データ、画像データ、字幕データ、テキストデータ)が乗せられていてもよい。
特に、本発明は、IPボイスメールシステムに限らず、ソフトフォン及びIVR(Interactive Voice Response)装置(自動音声応答装置)など、機能実現のためにRTPプロトコルを利用している装置すべてに適用することが可能である。
本実施形態においては、前回のRTPパケット送信時刻から今回のRTPパケット送信時刻までの経過時間を計算し、その経過時間に基づいて今回送信すべきRTPパケットの数を計算する。
これにより、CPUに高負荷がかかっている時に従来ならば発生していた送信RTPパケットの数の不足を補充することが可能になり、受信端末で再生されるボイスメールがノイズや音飛びの無いクリアな音質のものになる。また、プログラムの処理能力によりボイスメールの音質が影響されることが軽減される。
図1に示すように、IPボイスメールシステム100は、送信端末からのRTPパケットを受信するためのRTP受信部102、RTP受信部102が受信したボイスメールデータを格納するためのボイスメールデータ格納部104、ボイスメールデータ格納部104に格納されているボイスメールデータを受信端末200に送信するためのRTP送信部106、通話の開始・切断並びに送信端末情報及び受信端末情報を制御するための呼処理部108及びボイスメールサービスを制御するボイスメールサービス制御部110を備える。
RTP送信部106は、タイマ割込みがある度に今回送出するべきRTPパケットの数を計算するためのRTP計算部106−1、計算された数のRTPパケットを作成するためのRTPパケット作成部106−2及び作成されたRTPパケットを送信するためのRTPパケット送信部106−3を備える。
RTP送信部106は、呼処理部108から受信端末情報や送信するべきボイスメールデータを特定するための情報を取得した後、他のプログラムの待ち合わせ処理を利用して周期的にRTPパケットを受信端末200に送信する。
RTP送信部106の内部における処理を次に説明する。RTP送信部106は、本実施形態では、コンピュータがプログラムを実行することにより実現されることとするが、ハードウェアによって実現されてもよい。
RTP計算部106−1は、今回のタイマ割込みに対応して送出するべきRTPパケットの数を計算する。また、RTPパケットの数を次回以降正確に計算するために、計算で生じた剰余時間を保持しておき、直後回の計算に反映させる。
RTP計算部106−1で割込みの度に算出されたRTPパケットの数に基づいて、RTPパケット作成部106−2及びRTPパケット送信部106−3による一連の処理を、割込みの度にその算出された数だけ繰り返すことにより、受信端末200にRTPパケットを送信する。
RTPパケット作成部106−2は、送信するべきボイスメールデータをボイスメールデータ格納部104から読み出し、それに対しRTPヘッダ等を付加することによりRTPパケットを作成する。作成するRTPパケットの数は、RTP計算部106−1で計算された数である。ここで、各RTPパケットについての送信するべきボイスメールデータとは、受信端末200に送信するべきボイスメールデータ全体のうちの前回までに送信した部分に続くデータであって、予め定められた量(RTPパケットの固定長のペイロードに乗せるべき量)のデータである。
RTPパケット送信部106−3は、RTPパケット作成部106−2で作成されたRTPパケットを実際に受信端末200に送信する。
以上の処理により、送信すべきRTPパケットの数の不足が生じないようになり、受信端末200において出力されるボイスメールはクリアな音質のものになる。なお、受信端末200には、受信したRTPパケットに含まれるボイスメールデータを一時記憶するためのバッファが備わっており、RTPパケットの送信間隔のゆらぎによる時間変動は、このバッファにより吸収される。
次に、図2を参照して、RTP送信部106により行なわれる、RTPパケットの送信方法について説明する。RTPパケットの送信方法には、RTP計算部106−1で行なわれる、送信パケットの数の計算の方法が含まれる。
(1) RTP送信部106は、他のプログラムの待ち合わせ処理を利用して、タイマ割込みにより周期的に起動される。但し、送信するRTPパケット内のボイスメールデータのサイズsize及びリアルタイム性を維持するのに必要なボイスメールデータの伝送レートrateに基づいて求めた所定の周期Pt(=rate/size)(送信基準周期)でRTPパケットを送信することを想定しているので、タイマ割込みの実際の周期は送信基準周期未満になることはない。しかし、CPUの負荷が大きいと、他のプログラムの実行空き時間までタイマ割込みが遅延されるので、タイマ割込みの実際の個々の周期は想定された周期より長くなることがある。
(2) RTP計算部106−1は、現在の時刻を変数Tm2に格納する。
(3) RTP計算部106−1は、変数Tm2から、前回のRTP送信時の時刻Tm1を引いて得られる補正前期間を変数Tm3に格納する。
Tm3 = Tm2 − Tm1
(4) RTP計算部106−1は、前回タイマ起動された時に下記(5)で計算した変数である剰余時間g_modと今回タイマ起動された時に上記(3)で計算した補正前期間Tm3との和である補正後期間をRTPパケットの送信基準周期Ptで整数除算し、それにより得られた商(整数値)をRTPパケット送信数として変数Cntに格納する。
Cnt = (Tm3 + g_mod) / Pt
(5) RTP計算部106−1は、前回タイマ起動された時にこの(5)で計算した変数である剰余時間g_modと今回タイマ起動された時に上記(3)で計算された補正前期間Tm3との和である補正後期間をRTPパケットの送信基準周期Ptで整数除算し、それにより得られた剰余時間を新たな剰余時間として変数g_modに格納する。
g_mod = (Tm3 + g_mod) % Pt
なお、
g_mod = (Tm3 + g_mod) − Pt × Cnt
により求めても同一の結果が得られる。
(6) RTP送信部106は、現在の時刻Tm2を変数Tm1に代入することにより直後回のタイマ起動時のために保持しておく。従って、次回タイマ起動された時には、現在の時刻Tm2は、前回の時刻Tm1として利用される。
(7) RTPパケット作成部106−2は、RTPパケットを1つ作成する。
(8) RTPパケット送信部106−3は、(7)で作成した1つのRTPパケットを受信端末200に送信する。
但し、(7)及び(8)は、RTP計算部106−1で計算された送信パケットの数Cntだけ繰り返す。これにより、Cnt個のRTPパケットが送信される。
図3は、本実施形態の効果を示す動作例を示すタイミング図である。
本来ならば、1つのRTPパケットに160バイトのボイスメールデータを入れて、20ms毎にRTPパケットを送信することが想定されている(送信基準周期Pt=20ms)。
しかし、実際には、CPUの負荷が大きいために、タイマ割込みが20ms毎に正確に発生しない。すなわち、図3に示すように、期間T1、T2、T5は、20msであるが、期間T3、T4は30msであり、期間T6は40msとなってしまう。
次に、各時刻毎の計算値を示す。
(a)t1=0ms
Tm1= 0ms
(b)t2=20ms
Tm2=20ms
Tm3=20ms−0ms=20ms
Cnt=(20ms+0ms)/20ms=1個
g_mod=(20ms+0ms)%20ms=0ms
Tm1=Tm2=20ms
(c)t3=40ms
Tm2=40ms
Tm3=40ms−20ms=20ms
Cnt=(20ms+0ms)/20ms=1個
g_mod=(20ms+0ms)%20ms=0ms
Tm1=Tm2=40ms
(d)t3=70ms
Tm2=70ms
Tm3=70ms−40ms=30ms
Cnt=(30ms+0ms)/20ms=1個
g_mod=(30ms+0ms)%20ms=10ms
Tm1=Tm2=70ms
(e)t3=100ms
Tm2=100ms
Tm3=100ms−70ms=30ms
Cnt=(30ms+10ms)/20ms=2個
g_mod=(30ms+10ms)%20ms=0ms
Tm1=Tm2=100ms
(f)t3=120ms
Tm2=120ms
Tm3=120ms−100ms=20ms
Cnt=(20ms+0ms)/20ms=1個
g_mod=(20ms+0ms)%20ms=0ms
Tm1=Tm2=120ms
(g)t3=160ms
Tm2=160ms
Tm3=160ms−120ms=40ms
Cnt=(40ms+0ms)/20ms=2個
g_mod=(40ms+0ms)%20ms=0ms
Tm1=Tm2=160ms
以上の計算値より、図3に示すように、期間T1、T2、T3、T4、T6では、それぞれ、1つのRTPパケットが送信されるが、期間T5、T7では、それぞれ、2つのRTPパケットが送信されるようになる。
従って、タイマ割込みの発生時刻が遅れた場合であっても、それに応じて、送信するRTPパケット数が調整され、従って、受信端末200で受信したボイスメールデータに不足が生ずることを防止できる。
上述した計算方法は、漸化式の表現を利用したものであり、逐次処理に適しているが、下記のような計算方法でも同一の結果を得ることができる。
すなわち、送信要求のためのタイマ割込みが発生する時刻をt(0)、t(1)、t(2)、・・・とし、時刻t(i)に対応した送信パケット数をC(i)、時刻t(i)に対応した剰余をR(i)、切り捨てによる整数化のための関数をF[・]とすると、C(i)とR(i)は、下記のようになる。
C(1)=F[((t(1)−t(0))/Pt)]
R(1)=(t(1)−t(0))−C(1)・Pt
C(2)=F[(t(2)−t(1)+R(1))/Pt]
=F[(t(2)−t(0))/Pt]−C(1)
R(2)=(t(2)−t(1)+R(1))−C(2)・Pt
=t(2)−t(0)−(C(1)+C(2))・Pt
C(3)=F[(t(3)−t(2)+R(2))/Pt]
=F[(t(3)−t(0))/Pt]−(C(1)+C(2))
これを一般式で表すと、
R(n)=t(n)−t(0)−(C(1)+C(2)+・・・+C(n))・Pt
C(n)=F[(t(n)−t(0))/Pt]−(C(1)+C(2)+・・・+C(n−1))
すなわち、任意のタイマ割込みを基準タイマ割込みとして選び、その番号を基準を表すゼロとし、それが発生する時刻を基準時刻t(0)とすると、それ以降のn番目のタイマ割込みが発生する時刻をt(n)と表すことができる。
そうすると、n番目のタイマ割込みに対応する送信パケット数C(n)は、基準時刻t(0)から時刻t(n)までの期間(t(n)−t(0))に挿入可能な送信基準周期Ptの最大数である
F[(t(n)−t(0))/Pt]
から「基準タイマ割込みとn番目のタイマ割込みの間にあるタイマ割込み(n=1、2、・・・、n−1の割込み)に対応した送信パケット数C(1)、C(2)、・・・、C(n−1)であって、C(n)を計算する方法と同様な方法によって算出されたものの合計:
C(1)+C(2)+・・・+C(n−1)」
を差し引くことにより計算することができる。
また、
C(n)=F[(t(n)−t(0))/Pt]−(C(1)+C(2)+・・・+C(n−1))
においてnを(n+1)に変更することにより、
C(n+1)=F[(t(n+1)−t(0))/Pt]−(C(1)+C(2)+・・・+C(n))
を得ることができる。従って、上の2式より、
C(n+1)=F[(t(n+1)−t(0))/Pt]−(C(1)+C(2)+・・・+C(n−1))
−F[(t(n)−t(0))/Pt]−(C(1)+C(2)+・・・+C(n−1))
=F[(t(n+1)−t(0))/Pt]−F[(t(n)−t(0))/Pt]
となる。n+1をnにしても一般性は失われないので、上式を下式のように表すことができる。
C(n)=F[(t(n)−t(0))/Pt]−F[(t(n−1)−t(0))/Pt]
=A(n)−A(n−1)
ただし、
A(i)=F[(t(i)−t(0))/Pt]
すなわち、基準となるタイマ割込みの時刻t(0)から個々のタイマ割込みの時刻t(i)までの期間に挿入することが可能な送信基準周期Ptの最大整数を、個々のタイマ割込みに対応した累積送信パケット数A(i)とすると、n番目のタイマ割込みの時刻t(n)に対応した送信パケット数C(n)を、
C(n)=A(n)−A(n−1)
と表すことができる。
従って、送信要求のタイマ割込みがあったならば、RTP計算部106−1は、今回のタイマ割込みに対応した累積送信パケット数A(n)と直前回のタイマ割込みに対応した累積送信パケット数A(n−1)を計算し、今回のタイマ割込みに対応した送信パケット数C(n)をA(n)からA(n−1)を差し引くことにより求めることができる。また、A(n)を直後回にA(n−1)として利用するために保存して、直後回にこのA(n−1)を読み出して、これにより、直後回にA(n−1)の計算を省略するようにしてもよい。
本発明の実施形態によるIPボイスメールシステムの構成を示すブロック図である。 図1に示すRTP送信部により行なわれるRTPパケットの送信方法を示すフローチャートである。 図1に示すRTP送信部により行なわれるRTPパケットの送信方法の効果を説明するための実働例のタイミング図である。
符号の説明
100 IPボイスメールシステム
102 RTP受信部
104 ボイスメールデータ
106 RTP送信部
106−1 RTP計算部
106−2 RTPパケット作成部
106−3 RTPパケット送信部
108 呼処理部
110 ボイスメールサービス制御部
200 受信端末

Claims (20)

  1. 今回の送信要求を受けた時刻と前回の送信要求を受けた時刻と送信基準周期と前回の剰余時間を基に、今回の送信パケットの数及び今回の剰余時間を計算する計算ステップと、
    前記計算ステップで計算された数の送信パケットを送信する送信ステップと、
    を送信要求を受ける度に行なうことを特徴とするパケット送信方法。
  2. 請求項1に記載のパケット送信方法において、
    前記計算ステップは、
    前記今回の送信要求を受けた時刻から前記前回の送信要求を受けた時刻を減算することにより今回の期間を求めるステップと、
    前記今回の期間に前記前回の剰余時間を加算することにより補正後期間を求めるステップと、
    前記補正後期間を前記送信基準周期により整数除算して、その商を前記今回の送信パケットの数として求め、その剰余を前記今回の剰余時間として求めるステップと、
    を備えることを特徴とするパケット送信方法。
  3. 請求項1に記載のパケット送信方法において、
    前記計算ステップは、
    前記今回の送信要求を受けた時刻から前記前回の送信要求を受けた時刻を減算することにより今回の期間を求めるステップと、
    前記今回の期間に前記前回の剰余時間を加算することにより補正後期間を求めるステップと、
    前記補正後期間に入れられることが可能な送信基準周期の最大数を前記今回の送信パケットの数として求めるステップと、
    前記補正後期間から前記送信基準周期と前記送信パケット数の積を減算することにより今回の剰余時間を求めるステップと、
    を備えることを特徴とするパケット送信方法。
  4. 請求項1に記載のパケット送信方法において、
    前記送信基準周期は、前記送信パケット内のデータサイズと前記リアルタイム性を維持するために必要な伝送レートに基づいて計算されたものであることを特徴とするパケット送信方法。
  5. 請求項1に記載のパケット送信方法において、
    送信するべきデータを基に、前記計算ステップで計算された数の前記送信パケットを作成するパケット作成ステップを前記送信要求を受ける度に更に行ない、
    前記送信ステップでは、前記パケット作成ステップで作成された前記送信パケットを送信することを特徴とするパケット送信方法。
  6. 基準となる送信要求を受けた時刻から個々の送信要求を受けた時刻までの期間に挿入することが可能な送信基準周期の最大整数を、前記個々の送信要求に対応した累積送信パケット数とし、今回の送信要求に対応した送信パケット数を該今回の送信要求に対応した累積送信パケット数から直前回の送信要求に対応した累積送信パケット数を差し引くことにより求める計算ステップと、
    前記今回の送信要求に対応して、前記計算ステップで計算された数の送信パケットを送信する送信ステップと、
    を送信要求を受ける度に行なうことを特徴とするパケット送信方法。
  7. 請求項6に記載のパケット送信方法において、
    前記今回の送信要求に対応した累積送信パケット数を、直後回の送信要求を受けた場合における直前回の送信要求に対応した累積送信パケット数として保存しておき、前記直後回の送信要求を受けた場合に直前回の送信要求に対応した累積送信パケット数として利用するステップを更に備えることを特徴とするパケット送信方法。
  8. 請求項6に記載のパケット送信方法において、
    前記送信基準周期は、前記送信パケット内のデータサイズと前記リアルタイム性を維持するために必要な伝送レートに基づいて計算されたものであることを特徴とするパケット送信方法。
  9. 請求項6に記載のパケット送信方法において、
    送信するべきデータを基に、前記計算ステップで計算された数の前記送信パケットを作成するパケット作成ステップを前記送信要求を受ける度に更に行ない、
    前記送信ステップでは、前記パケット作成ステップで作成された前記送信パケットを送信することを特徴とするパケット送信方法。
  10. 今回の送信要求を受けた時刻と前回の送信要求を受けた時刻と送信基準周期と前回の剰余時間を基に、今回の送信パケットの数及び今回の剰余時間を計算する計算手段と、
    前記計算手段で計算された数の送信パケットを送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするパケット送信装置。
  11. 請求項10に記載のパケット送信装置において、
    前記計算手段は、
    前記今回の送信要求を受けた時刻から前記前回の送信要求を受けた時刻を減算することにより今回の期間を求める手段と、
    前記今回の期間に前記前回の剰余時間を加算することにより補正後期間を求める手段と、
    前記補正後期間を前記送信基準周期により整数除算して、その商を前記今回の送信パケットの数として求め、その剰余を前記今回の剰余時間として求める手段と、
    を備えることを特徴とするパケット送信装置。
  12. 請求項10に記載のパケット送信装置において、
    前記計算手段は、
    前記今回の送信要求を受けた時刻から前記前回の送信要求を受けた時刻を減算することにより今回の期間を求める手段と、
    前記今回の期間に前記前回の剰余時間を加算することにより補正後期間を求める手段と、
    前記補正後期間に入れられることが可能な送信基準周期の最大数を前記今回の送信パケットの数として求める手段と、
    前記補正後期間から前記送信基準周期と前記送信パケット数の積を減算することにより今回の剰余時間を求める手段と、
    を備えることを特徴とするパケット送信装置。
  13. 請求項10に記載のパケット送信装置において、
    前記送信基準周期は、前記送信パケット内のデータサイズと前記リアルタイム性を維持するために必要な伝送レートに基づいて計算されたものであることを特徴とするパケット送信装置。
  14. 請求項10に記載のパケット送信装置において、
    送信するべきデータを基に、前記計算手段で計算された数の前記送信パケットを作成するパケット作成手段を更に備え、
    前記送信手段では、前記パケット作成手段で作成された前記送信パケットを送信することを特徴とするパケット送信装置。
  15. 基準となる送信要求を受けた時刻から個々の送信要求を受けた時刻までの期間に挿入することが可能な送信基準周期の最大整数を、前記個々の送信要求に対応した累積送信パケット数とし、今回の送信要求に対応した送信パケット数を該今回の送信要求に対応した累積送信パケット数から直前回の送信要求に対応した累積送信パケット数を差し引くことにより求める計算手段と、
    前記今回の送信要求に対応して、前記計算手段で計算された数の送信パケットを送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするパケット送信装置。
  16. 請求項15に記載のパケット送信装置において、
    前記今回の送信要求に対応した累積送信パケット数を、直後回の送信要求を受けた場合における直前回の送信要求に対応した累積送信パケット数として保存しておき、前記直後回の送信要求を受けた場合に直前回の送信要求に対応した累積送信パケット数として利用する手段を更に備えることを特徴とするパケット送信装置。
  17. 請求項15に記載のパケット送信装置において、
    前記送信基準周期は、前記送信パケット内のデータサイズと前記リアルタイム性を維持するために必要な伝送レートに基づいて計算されたものであることを特徴とするパケット送信装置。
  18. 請求項15に記載のパケット送信装置において、
    送信するべきデータを基に、前記計算手段で計算された数の前記送信パケットを作成するパケット作成手段を更に備え、
    前記送信手段では、前記パケット作成手段で作成された前記送信パケットを送信することを特徴とするパケット送信装置。
  19. 請求項10乃至18の何れか1項に記載のパケット送信装置と、
    前記パケット送信装置で送信するべきデータを含むパケットを受信するパケット受信部と、
    前記データ受信部により受信したパケット内のデータを格納する格納部と、
    を備えることを特徴とするパケット送受信装置。
  20. 請求項1乃至9の何れか1項に記載のパケット送信方法をコンピュータに行なわせるためのパケット送信プログラム。
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