JP4591218B2 - 摩擦試験機 - Google Patents

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本発明は、ゴムなどの摩擦を測定する摩擦試験機に関し、更に詳しくは、実際の製品で測定した時に近い温度依存性を試験片の段階でラボ試験により再現できるようにした摩擦試験機に関する。
例えば、空気入りタイヤのトレッドに使用されるゴムは、実車走行時の摩擦係数を予測するため、試験片の段階でラボ試験により摩擦係数を調べるようにしている。従来、その試験に用いられる摩擦試験機として、ゴムの温度依存性についての摩擦係数を調べるため、試験機全体を温度調節可能な室内に設置し、温度条件を異ならせて摩擦係数の測定を行うようにしたものや、槽内の雰囲気温度を調整可能な恒温槽内にゴム試験片を配置し、槽内の温度条件を異ならせて摩擦係数を測定できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記のように温度調節を行いながら摩擦測定を行っているにも係わらず、実際のタイヤ(実車走行)で測定した時と比べて温度により摩擦係数が大きく相違する場合が多い。即ち、常温近辺で両者の測定を行った場合には、同様の摩擦係数を得ることができるが、それを外れた温度範囲では測定される摩擦係数が大きく相違し、実際のタイヤで測定した時のゴムの温度依存性を試験片の段階でラボ試験により再現することが難しく、しかも測定のバラツキが大きいという問題があった。
特開2000−329687号公報
本発明の目的は、実際の製品で測定した時に近い温度依存性を試験片の段階でラボ試験により再現し、かつ測定のバラツキを小さくすることが可能な摩擦試験機を提供することにある。
上記目的を達成する本発明は、槽内の雰囲気温度を調整可能な恒温槽内に試験片を配置し、回転する該試験片を回転するドラムの外周面に設けた摩擦試験面に押し付けて試験片の摩擦特性を測定する摩擦試験機において、前記ドラムを加熱及び冷却可能なドラム温度調節手段を具備する摩擦試験機であって、
前記ドラム温度調節手段として、前記ドラムの内側に該ドラムの外周面に沿って延設された放熱配管を設け、該放熱配管を温度調節された媒体を供給する媒体供給源に接続すると共に、前記ドラムの内側に位置する支持フレームの部分に、前記ドラムの外周部の温度を検出する非接触式の温度センサーを設け、該温度センサーで検知した温度に基づいて前記媒体供給源から供給される前記媒体の温度を調節するようにしたことを特徴とする。
上述した本発明によれば、ドラム温度調節手段によりドラムも所望の試験温度にすることができるので、実際の製品で測定した時に近い温度依存性を試験片の段階でラボ試験により再現することが可能になり、かつ同じ試験温度で繰り返し測定する際のドラムの温度も安定するので、測定のバラツキも小さくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図6は、本発明の摩擦試験機の一実施形態を示し、ケーシング1内に立設された支持フレーム2の中間部に前後方向(図2の左右方向)に水平に延びるドラム回転軸3が回転自在に支持され、そのドラム回転軸3の先端部にアルミなどの金属からなるドラム4が設けられている。ドラム回転軸3の後方の支持フレーム2上には、ドラム用の過負荷保護装置5と減速機6とが設置されている。減速機6に隣接して設置されたブレーキ機能を具備する駆動モータ7と減速機6とがベルト8を介して接続されている。
駆動モータ7の作動により、減速機6、過負荷保護装置5、ドラム回転軸3を介して、ドラム4が回転可能になっている。コントローラ(不図示)により駆動モータ7と減速機6が制御され、それによりドラム4の回転速度を自在に制御できるようになっている。この減速機6と駆動モータ7及び不図示のコントローラがドラム回転制御手段を構成している。
ドラム4の外周面4aには、エメリーペーパー等の研摩紙4bが着脱自在に張りつけられ、摩擦試験面4cが形成されている(図3)。摩擦試験面4cを形成する研摩紙4bは、実路面に応じた粗さを持つものを使用するのが好ましく、エメリーペーパーとしては粗さが#80〜#800のものから適宜選択するのがよい。
ドラム4はその前後幅が幅広に形成され、外周面4aにはゴム試験片Xが走行する複数(例えば10)のレーンを持つ摩擦試験面4cが形成できるようになっている。このように複数のレーンを有する摩擦試験面4cの形成により、研摩紙を張り替えることなく試験を連続して行うことができ、またゴム試験片Xの予備ずり(モールド表面に付いている油がゴム試験片に付着した際に、本試験前にゴム試験片Xを摩擦試験面4c上を転動させてその油を除去するなど)にも用いることができる。
支持フレーム2の上端部に横設された水平板9上には、前後に延びるガイドレール10が固設され、このガイドレール10に板状の移動体11が摺動自在に係合している。移動体11の一側方の水平板9上には、図4に示すようにガイドレール10と平行に延びるボールネジ12が配設され、このボールネジ12に移動体11の一側に突設された係合部11aが螺合している。ボールネジ12の後端に連結されたモータ12aの駆動により、ボールネジ12が回転すると、移動体11がガイドレール10に沿って前後にドラム4の軸方向と平行に移動するようになっている。
移動体11の一側部には、前後(ドラム4の軸方向)に延びる支持壁13が垂直に立設されている。支持壁13の側面には、上下に延びるガイド部材14が前後2か所に固定され、これらガイド部材14,14に板状の昇降体15が上下に摺動自在に係合している。昇降体15の側部に突設された前後のブラケット16,17には、回転するゴム試験片Xの回転トルクを検出するトルクメータ(トルク検出手段)18とブレーキ機能を具備した駆動モータ19が取り付けられている。
駆動モータ19の回転軸19aにカップリングZとクラッチ20を介してトルクメータ18の後部回転軸18aが接続され、このトルクメータ18の前部回転軸18bに円盤状のゴム試験片Xを保持する保持手段21の回転軸22が接続されている。この保持手段21は移動体11の移動に伴ってドラム4の軸方向に往復移動可能になっている。
駆動モータ19はコントローラ(不図示)による周波数制御で回転速度を可変にでき、それによりゴム試験片Xの回転速度を所望の速度に変更できるようにしている。駆動モータ19及び不図示のコントラーラがゴム試験片Xの回転速度を制御する試験片回転制御手段を構成している。
保持手段21は、図5に示すように、横設された円筒体23内に軸受24を介して支持された回転軸22の先端部22aにゴム試験片Xを着脱自在に保持可能な保持部25を備えている。この保持部25は、回転軸22の先端部22aに嵌着されたフランジ27を有する保持筒26と、保持筒26の外周側に嵌合する芯金28と、芯金28を押さえる押さえ板29及び押さえキャップ31とを備えている。
芯金28は外周面が周方向に凹凸状に形成され、その外周面に内周面を周方向に凹凸状に形成して嵌合するようにしたゴム試験片Xが装着されるようになっている。芯金28にゴム試験片Xを取り付け、その芯金28を保持筒26に嵌合させた後、芯金回り止めピン30を挿入し、押さえ板29と押さえキャップ31とを保持筒26の先端側からセットしてボルト31Aで固定することにより、保持部25にゴム試験片Xを保持する。この保持部25は、ドラム4の上方に対設された位置となり、駆動モータ19の作動により回転する。
支持壁13の前側上部側部にはブラケット32が突設され、このブラケット32に上方に突出する2本のロッド33aを伸縮自在に備えたシリンダ33の側部が固定されている。昇降体15の前側上部側部に水平に突設されたブラケット34には2本の支持棒35が垂直に立設固定され、この支持棒35の上端に固定されたプレート部材36の後部下面に上記ロッド33aの先端(上端)が固定されている。
シリンダ33の作動によりロッド33aが縮小状態になると、図3に示すように、ゴム試験片Xがドラム4の摩擦試験面4cに当接するように保持部25を試験位置に移動させ、ロッド33aが伸長状態になると、ゴム試験片Xがドラム4の摩擦試験面4cから離間するように保持部25を上方の待機位置に移動させる。
プレート部材36の前部下面には、ゴム試験片Xに荷重を負荷する荷重シリンダ(荷重負荷手段)37が取り付けられ、その下方に突出するロッド37aの先端(下端)に押圧パッド37bが設けられている。
円筒体23の先端部上部には荷重用部材40が上方に突設され、その前方に突出する水平板部40a上に、荷重シリンダ37が負荷した荷重を検出するロードセル(荷重検出手段)41が設置されている。このロードセル41の上方に上記荷重シリンダ37が位置し、ロッド37aを伸長して押圧パット37bによりロードセル41に荷重を加えることにより、荷重用部材40、円筒体23を介して、保持部25に装着されたゴム試験片Xに荷重を負荷できるようになっている。
支持壁13の中央部上部側面には、所定の角度だけ回動自在な回動体42が突設され、この回動体42の前端部にはワイヤ43が吊設されている。他方、昇降体15の中央部上端にはフック44が突設され、このフック44にワイヤ43の下端部が取り付けられている。また、回動体42の後端に後方に向けて突設されたアーム部材45には、重量体46がアーム部材45の長手方向に沿って摺動可能に取り付けられている。
これら回動体42、ワイヤ43、フック44、アーム部材45及び重量体46は、ゴム試験片Xに対して、荷重シリンダ37以外から加わる負荷荷重を相殺するカウンターバランス47(荷重均衡手段)を構成している。即ち、カウンターバランス47は重量体46の重量に基づいて回動体42を矢印eの方向の回転させ、ワイヤ43を介して昇降体15を上方に引き上げるように作用するが、アーム部材45の長手方向に対する重量体46の位置を適切に調整することにより、ゴム試験片Xに対して負荷荷重を0の状態にする。そのため、荷重シリンダ37から与えられる荷重のみがゴム試験片Xに加わる荷重となり、それをロードセル41が検出する。
上記保持手段21とドラム4とは、断熱部材50で囲まれた恒温槽51内に配設されている。保持手段21とドラム4とは、保持部25に装着されたゴム試験片Xがドラム4と接触する部分に開口部を形成した仕切り板52により仕切られている。その仕切り板52には多数の貫通孔53が形成されている。
保持手段21が配置された上部恒温室51aの壁面には、エアの供給口54が設けられている。この供給口54は不図示の配管を介してケーシング1の右側後部に設置されたエア供給源55に接続されている。
エア供給源55では、ヒータにより外部から取り入れたエアを加熱し、また冷凍機により冷却し、エアを2℃〜60℃の範囲で温度調整でき、その温度調整されたエアを供給口54から上部恒温室51aに供給できるようになっている。供給口54から上部恒温室51aに供給されたエアは、仕切り板52の貫通孔53を通って下部恒温室51bの壁面に形成された排出口56から不図示のフィルターを介して外部に放出される。このように槽内の雰囲気温度を調整可能な上部恒温室51aにゴム試験片Xを配置できるようにし、ゴム試験片Xの温度条件を異ならせて摩擦測定を行えるようにしている。
ドラム4とその上方の保持部25との間には、水張りトレイ60が設けられている。この水張りトレイ60は保持部25と共に前後に往復移動可能になっている。水張りトレイ60の底部中央部には、図6に示すように開口部60aが形成され、その開口部60aを介してドラム4の摩擦試験面4cと保持部25に保持されたゴム試験片Xが接触可能になっている。開口部60aとドラム4の摩擦試験面4cとの隙間sから水張りトレイ60に張られた水が下方に排出される。
水張りトレイ60の上方には水を供給する給水部62が設けられている。この給水部62はケーシング1の左側後部に設置された水供給源63に接続されている。水供給源63では水温コントローラ(不図示)により水を2℃〜60℃の範囲で温度調整できるようになっている。水供給源63から供給される水の量を調整することで、水張りトレイ60に張られた水の深さ(水膜厚さ)を調整可能にしている。給水部62と水供給源63は、水張りトレイ60に所定の温度の水を供給可能な水供給手段を構成している。
下部恒温室51bの傾斜面に形成された床面51xには排出口64が形成され、この排出口64は水供給源63に接続されている。ドラム4の下方の床面51x上方には床面全面を覆うようにフィルター65が配設されている。水張りトレイ60の隙間sから流れ出た水は、フィルター65を介して排出口64から水供給源63に戻るようになっている。
上記摩擦試験機は、更にドラム4を加熱及び冷却可能なドラム温度調節手段66を備えている。ドラム温度調節手段66は、図1,2に示すように、ドラム4の内側に、外周面4aに沿って延設された金属製の放熱配管67を備えている。放熱配管67は温度調節された、水や油などの媒体(2℃〜60℃)を供給する媒体供給源(不図示)に接続され、この媒体供給源から供給された所定の温度の媒体を放熱配管67内に循環させることで、ドラム4の外周面4aの温度を所望の温度に加熱及び冷却できるようにしている
ドラム4の内側に位置する支持フレーム2の部分には、ドラム4の外周部4xの温度を検出する非接触式の温度センサー68が設けられている。温度センサー68で検知した温度に基づいて、媒体供給源から供給される媒体の温度を調節し、ドラム4の外周面4aの温度を所望する温度に一層近づけることができるようになっている。
図中、70は試験片交換用ドア、71は研摩紙張替え用治具、72は研摩紙張替え用ドア、73は操作パネルである。
以下、上述した摩擦試験機によりタイヤ制動時のスリップ条件におけるゴム試験片Xの摩擦係数(摩擦特性)を測定する場合について説明する。
待機位置で保持部25にゴム試験片Xを装着した後、シリンダ33を作動させ、そのロッド33aを縮小した状態にする。それにより、昇降体15が降下して、保持部25に保持されているゴム試験片Xがドラム4の摩擦試験面4cに当接した状態になる(図3)。
次いで、供給口54からエアを供給し、上部恒温室51a内を所定の試験温度にする一方、媒体を放熱配管67内に循環させ、ドラム4の外周部4xを上部恒温室51aと同じ所定の試験温度にする。次いで、荷重シリンダ37の作動により、ゴム試験片Xに所定の負荷が付与され、ゴム試験片Xが摩擦試験面4cに押し付けられる。ウェット時の摩擦係数を測定する場合には、更に水張りトレイ60に給水部62から所定の試験温度の水を供給し、所定の水深となるように水を張る。
駆動モータ7,19の回転速度をそれぞれ制御し、ドラム4を一定の回転速度に保持する一方で、保持手段21をゴム試験片Xの周速度とドラム4の周速度とを等速にする回転速度から停止状態まで減速し、そのスリップ率を0%から100%まで連続的に変化させる。このとき、ロードセル41で検出された荷重データとトルクメータ18で検出されたトルクデータが不図示のコンピュータに順次送られ、そこで各スリップ率に応じた摩擦係数がそれぞれ算出され、摩擦係数−スリップ率曲線(μ−Sカーブ)が求められる。
上記試験終了後、昇降体15を引き上げてゴム試験片Xを装着した保持部25を待機位置に移動させる。別のゴム試験片Xを続けて試験する場合には、保持部25のゴム試験片Xを交換し、モータ12aの作動によりボールネジ12を回転させ、移動体11をガイドレール10に沿って移動させて、保持部25のゴム試験片Xを次の摩擦試験面(レーン)4c上に移動させた後、上記と同様にして試験を行う。
本発明者は、従来の摩擦試験機において、温度調節を行いながら摩擦測定を行っているにも係わらず、実際のタイヤで測定した時と比べてゴムの温度依存性が異なる点について鋭意検討した結果、以下のことを知見した。
摩擦試験機に使用されるドラム4は、通常1m以上の大きな径を有するアルミなどの金属製のものを使用する。試験機全体を温度調節可能な室内に設置し、室内を所望の試験温度に設定すると、ゴム試験片Xは径がドラム4より大幅に小さいため、回転させても室内の試験温度と略同じ温度になるが、ドラム4は径が大きく表面積が広いため、回転させる(特にドラム4の周速度を時速10km/h以上に制御する)と、室内の試験温度と略同じ温度になかなかならず、それが実際のタイヤで測定したゴムの温度依存性からかけ離れる原因になっていた。
そこで、本発明では、上述したようにドラム4を直接加熱及び冷却可能なドラム温度調節手段66を設けたのである。これによりドラム4も所望の試験温度にすることができるようになるので、実際のタイヤで測定した時に近いゴムの温度依存性を試験片の段階でラボ試験により再現することが可能になり、しかも同じ試験温度で繰り返し測定する際のドラム4の温度も安定するので、測定のバラツキも小さくすることができる。
本発明の摩擦試験機は、上述したように試験片にゴム試験片を使用し、ゴムの摩擦係数(特に、空気入りタイヤに使用されるゴムの摩擦係数)を測定する場合に好ましく用いることができるが、それに限定されず、合成樹脂等の弾性体からなる試験片を用いて、その摩擦係数を測定するものであってもよい。
また、本発明の摩擦試験機は、上述した構成に限定されず、槽内の雰囲気温度を調整可能な恒温槽内に試験片を配置し、回転する試験片を回転するドラムの外周面に設けた摩擦試験面に押し付けて試験片の摩擦特性を測定する摩擦試験機であれば、いずれの摩擦試験機であってもよい。
本発明は、特にドラム4の直径が1〜5m程度、ドラム回転制御手段がドラム4の周速度を時速10km/h以上で制御するようにした摩擦試験機に好ましく用いることができるが、それに限定されない。
本発明の摩擦試験機の一実施形態を示す正面図である。 図1の側断面図である。 図2の要部拡大図である。 図3の平面図である。 (a)は保持手段の拡大断面図、(b)は保持手段の芯金にゴム試験片を装着した状態を示す説明図である。 水張りトレイの説明図である。
符号の説明
4 ドラム
4a 外周面
4c 摩擦試験面
6 減速機(ドラム回転制御手段)
7 駆動モータ(ドラム回転制御手段)
18 トルクメータ(トルク検出手段)
19 駆動モータ(試験片回転制御手段)
37 荷重シリンダ(荷重負荷手段)
41 ロードセル(荷重検出手段)
51 恒温槽
60 水張りトレイ
62 給水部(水供給手段)
63 水供給源(水供給手段)
66 ドラム温度調節手段
X ゴム試験片

Claims (5)

  1. 槽内の雰囲気温度を調整可能な恒温槽内に試験片を配置し、回転する該試験片を回転するドラムの外周面に設けた摩擦試験面に押し付けて試験片の摩擦特性を測定する摩擦試験機において、前記ドラムを加熱及び冷却可能なドラム温度調節手段を具備する摩擦試験機であって、
    前記ドラム温度調節手段として、前記ドラムの内側に該ドラムの外周面に沿って延設された放熱配管を設け、該放熱配管を温度調節された媒体を供給する媒体供給源に接続すると共に、前記ドラムの内側に位置する支持フレームの部分に、前記ドラムの外周部の温度を検出する非接触式の温度センサーを設け、該温度センサーで検知した温度に基づいて前記媒体供給源から供給される前記媒体の温度を調節するようにした摩擦試験機。
  2. 前記ドラムの上側に前記試験片を配置し、該試験片と前記ドラムとの間に開口部を有する水張りトレイを設け、該水張りトレイの開口部を介して前記試験片と前記ドラムの摩耗面を接触可能にし、前記水張りトレイに所定の温度の水を供給可能な水供給手段を設置した請求項1に記載の摩擦試験機。
  3. 前記試験片が円盤状の試験片からなり、前記試験片の回転速度を制御する試験片回転制御手段と、前記ドラムの回転速度を制御するドラム回転制御手段と、前記試験片に荷重を負荷する荷重負荷手段と、該負荷した荷重を検出する荷重検出手段と、回転する前記試験片の回転トルクを検出するトルク検出手段を具備する請求項1または2に記載の摩擦試験機。
  4. 前記ドラムの直径が1〜5m、前記ドラム回転制御手段が前記ドラムの周速度を時速10km/h以上で制御可能である請求項3に記載の摩擦試験機。
  5. 前記試験片がゴム試験片であり、前記ドラムが金属からなる請求項1乃至4のいずれか1項に記載の摩擦試験機。
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