JP4588398B2 - 缶蓋 - Google Patents

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Description

本発明は、缶体の開口部に巻締められる缶蓋に関するものである。
この種の缶蓋は一般に、缶蓋本体の上面に、上方に向けて凸とされたリベットおよびディンプルと、主スコアにより画成された開口部とが形成され、前記ディンプルと前記開口部とは前記リベットを挟んで対向配置され、前記開口部の上に一端部側が重なる一方、前記ディンプルの上に他端部側が重なるように前記リベットに固着されたタブを備える概略構成とされ、このタブには、前記他端部に当該タブの厚さ方向に開口したフィンガーホールが形成されている。ディンプルは一般に、缶蓋本体上面に2つ形成されており、これらのディンプルはそれぞれ、前記開口部の周方向における中央とリベットの中心とを結ぶ直線を挟んで対向して位置するように形成され、これにより、タブにリベットを中心に回転しようとする力が作用した場合でも、タブの下面側がディンプルにより保持され、このタブの回転移動を防止できるようになっている。
そして、このように構成された缶蓋は、内容物が充填された缶体の開口部に巻締められて缶が形成され、需要者においては、タブの前記フィンガーホールを画成する周壁部のうち、当該タブの前記他端に位置する周壁部(以下、単に「引き上げ部」という)を引き上げることにより、このタブの前記一端部が開口部を押圧して主スコアを破断することにより開口されるようになっている。ここで、前記主スコアの一部は、いわゆるコイニング部と称される缶蓋本体の上面における前記リベットに連なる当該リベットの周辺部に位置しており、タブの前記引き上げ部を引き上げた当初において、容易に前記主スコアを破断させ始めることができるようになっている。
ところで従来から、缶を開栓する際に、缶蓋本体の上面とタブの前記引き上げ部との間に指が入り難く、タブの前記引き上げ部を良好に引き上げることが困難であるという問題があった。このような缶の開栓性に係る課題を解決するための手段が、従来から例えば下記特許文献1から4に示されるように種々提案されている。
まず、下記特許文献1においては、缶蓋本体の上面に、環状溝が形成されたその外周縁からタブの前記引き上げ部の直下まで延びる指かけ用凹部を形成した発明が開示されている。
かかる発明によれば、指かけ用凹部と前記引き上げ部との間に指が入り易くなるが、前記指かけ用凹部を前記環状溝から前記引き上げ部の直下まで延在させているので、缶蓋の耐圧強度が低下するおそれがあり、缶内圧が高い場合には不向きである。また、缶蓋製造工程では、缶蓋を積み重ねてチューブ搬送するが、一の缶蓋の前記指かけ用凹部の下面が、該下面と対向して位置する他の缶蓋のタブの上面に接触し、積み重ね方向で隣合う缶蓋のカール部同士の間に隙間が生ずる、いわゆるアコーディオン状となるため、スタッキング性が悪くなり良好な搬送性を具備させることが困難になるという問題があった。さらに、前記接触によって、他の缶蓋のタブに付着されている流動パラフィンが、該タブと対向して位置する一の缶蓋における前記指かけ用凹部の下面に転写される場合があった。この場合、缶の内容物が例えばビールであって、この内容物をグラス等の他の容器に注いだときに、該内容物を十分に泡立たせることが困難であるという問題があった。
次に、下記特許文献2には、前記タブを2段形状として、該タブの前記一端部側の下面を缶蓋本体上面と接触させるとともに、前記他端部側の下面と缶蓋本体上面との間に間隔を設けた状態で前記リベットに固着した構成が開示されている。
かかる発明によれば、前記引き上げ部を有するタブの前記他端部側の下面と缶蓋本体上面との間に隙間が設けられているので、この隙間に指を容易に入り込ませることが可能になり、良好な開栓性を具備させることができる。
しかしながら、この発明では、缶蓋製造工程において、この缶蓋を前記チューブ搬送する際に、一の缶蓋のタブの上面と該上面と対向して位置する他の缶蓋の下面とが接触して、前記特許文献1の缶蓋と同様に、良好な搬送性および泡立ち性を具備させることが困難であるという問題があった。
次に、下記特許文献3においては、缶蓋本体の上面のうちタブの前記引き上げ部と対向する位置に、副スコアを形成した発明が開示されている。
かかる発明によれば、缶内圧が上昇した際に、缶蓋本体上面において、前記開口部の形成された部分が他より大きく膨出変形するのではなく、前記開口部から前記副スコアにかけた領域全体を膨出変形させることによって、缶内圧上昇時に、前記引き上げ部と缶蓋本体上面との間の隙間が小さくなることを抑制できるようになっている。
しかしながら、この発明では、開口部から副スコアにかけた領域全体、すなわち缶蓋本体の上面が略全体的に膨出変形するに過ぎず、積極的に缶蓋本体の上面とタブの前記引き上げ部との間隙を大きくすることができるものではなかった。また、この文献1には、缶蓋本体の上面のうちタブの前記引き上げ部と対応する部分に、ビードを形成した発明が開示されており、この場合、さらに開栓性が良好になるといった記載がされているが、この構成では、輸送時に缶に作用する振動によって、タブとビードとが互いに衝突し合い、開口部を画成する主スコアが破断するおそれがある。
以上説明した缶蓋の開栓性に係る問題を解決するために、本発明者は、鋭意研究を行った結果、前記引き上げ部の下面と缶蓋本体上面との距離が小さくなるのは、缶蓋本体の上面に前記開口部を形成したとき、特に、前記コイニング部に主スコアの一部を形成したときに、該主スコアの一部とリベットとの間に位置する缶蓋本体上面のメタルが前記リベット側へ流れ、これにより、リベットがタブの前記他端部側(リベットを挟んで前記開口部と反対側)へ傾き、これに伴い、タブも前記一端部側が上方へ、前記他端部側が下方へそれぞれ移動して傾き、前記引き上げ部の下面と缶蓋本体の上面との距離が小さくなるといった知見を得るに至った。なお、前記傾きの角度は、缶蓋単体で、その軸線(缶蓋本体の上面に直交する直線)に対して4°以上あることが確認された。
このような知見のもとで、前記リベットの傾きを抑止するための手段としては、缶蓋本体の上面のうち、リベットを挟んで前記開口部と反対側の部分に、リベット傾き抑止用のスコアを形成する構成が考えられる。このような構成に近似する缶蓋として、例えば下記特許文献4から6に記載の発明がある。
まず、下記特許文献4においては、内容物が飲みやすい缶蓋を提供するために、缶蓋本体の上面のうち、リベットを挟んで前記開口部と反対側の部分に、該缶蓋本体上面の径方向中央部から周縁方向に向けて延出する副スコアを形成し、該副スコアに囲まれた部分は、前記タブを、該缶蓋本体上面と水平な面内において回転させることにより、このタブの前記一端部の下面に面することのできる位置に配置されており、前記タブを引き上げることによって、前記副スコアにより囲まれた部分を開口させて、前記タブの一端部を、該囲まれた部分に相当する開口部の内部に収容することができる缶蓋が開示されている。
しかしながら、この缶蓋では、前記副スコアに囲まれた部分を開口させるために、該副スコアの一部は前記コイニング部に位置されているので、クラックが発生し易い。
次に、下記特許文献5においては、落下強度の応力が集中し易いリベット近傍に、スコアと対向してリベット側にもう1箇所副スコアを設けて易折曲部を形成することにより、落下時の衝撃、水撃作用による応力を分散させて主スコアへの応力集中を防止して、主スコアの折曲変形や亀裂を防止できるとともに、落下時にリベットの傾きが矯正される缶蓋が開示されている。
しかしながら、この文献5に記載されている前記副スコアは、前記缶蓋本体上面における前記リベットに連なる当該リベットの周辺部(前記リベット近傍)に、該リベットの外周に沿うような略半円状に形成されており、つまり前記コイニング部に位置する虞があり、この場合クラックが発生し易い。
さらに、下記特許文献6では、リベットの周辺部に該リベットを囲うように、各々が直線状とされた複数の副スコアを設け、該周辺部を易変形部に形成することによって、前記引き上げ部を引き上げて前記開口部を開口するのに要する引き上げ力を低下する缶蓋が開示されている。
しかしながら、前記複数の副スコアが直線状とされているので、これらのスコアを形成した際に、缶蓋本体上面のメタルが前記リベットに向けて流れ難いため、リベットの前記傾きを矯正することができず、従って、この缶蓋では前記引き上げ力は低下するものの、指を前記引き上げ部と缶蓋本体上面との間に入れ難いことに変わりはなく、やはり良好な開栓性を具備させることはできない。
実公平7−44595号公報 特開平4−44950号公報 登録実用新案第2508637号公報 特許第3468548号公報 特開平8−164935号公報 特開平8−11882号公報
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、缶蓋本体上面とタブの引き上げ部との間に容易に指を入り込ませることが可能になり、良好な開栓性を具備させることができる缶蓋を提供することを目的とする。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明の缶蓋は、缶蓋本体の上面に、上方に向って凸とされたリベットおよびディンプルと、主スコアにより画成された開口部とが形成され、前記開口部の上に一端部側が重なるように前記リベットに固着されたタブを備え、前記缶蓋本体上下面における前記リベットに連なる当該リベットの周辺部は、前記缶蓋本体上下面のうち前記周辺部を除く他部より高硬度とされたコイニング部とされた缶蓋であって、前記缶蓋本体の上面における前記リベットを挟んで前記開口部と対向した対向領域のうち、前記リベットを中心とした半径3mm以上8mm以下の領域に、前記コイニング部を回避して、前記リベットの外周に沿うように径方向外方へ凸とされた円弧形状のリベット傾き抑止スコアが形成されており、前記ディンプルは、前記缶蓋本体の上面における前記リベットを挟んで前記開口部と対向した位置に配設されており、前記リベット傾き抑止スコアが、前記ディンプルと前記リベットの間を通過するように形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、前記主スコアを形成した際に、該主スコアと前記リベットとの間に位置する缶蓋本体上面のメタルが前記リベット側へ流れることにより、このリベットが前記タブの前記他端部側へ傾いた場合、若しくは傾こうとした場合でも、前記リベット傾き抑止スコアを形成することにより、このスコアと前記リベットとの間に位置する缶蓋本体上面のメタルが前記リベット側へ流れることによって、前記リベットの傾きを矯正、若しくは防止することが可能になる。従って、このリベットに固着されたタブの前記一端部が上方へ、前記他端部が下方へそれぞれ移動して、このタブが傾き、前記他端部の下面と缶蓋本体の上面との距離が小さくなることが抑制され、これらの下面と上面との間に指を容易に入り込ませることが可能になり、この缶蓋に良好な開栓性を具備させることができる。
また、この缶蓋を缶体の開口部に巻き締めた缶の構成において、缶内圧を上昇させると、前記リベット傾き抑止スコアは、その幅(該スコアの延在方向と直交する方向の大きさ)が拡がるように変形することになり、リベット傾き抑止スコアとリベットとの間に位置する缶蓋本体上面のメタルがさらに前記リベット側へ流されることになる。これにより、前記缶の構成において缶内圧が上昇した場合、つまり陽圧缶の場合には、前記主スコアを形成したことによる前記リベットの傾きをさらに小さくすることが可能になり、特に良好な開栓性を具備させることができる。
さらに、前記リベット傾き抑止スコアが、前記対向領域のうち、前記リベットを中心とした半径3mm以上8mm以下の領域に、前記コイニング部を回避して形成されているので、前述のように、缶蓋に良好な開栓性を具備させることができるとともに、缶内圧が上昇したり、あるいは缶が落下したときに、前記リベット傾き抑止スコアが折曲変形したり、破断することを防止することができる。従って、リベット傾き抑止スコアを形成したことにより、缶蓋の強度が低下することを抑制することができる。
ここで、前記リベット傾き抑止スコアは、前記缶蓋本体の上面を平面視して、その両端部を結ぶ仮想直線が前記リベットの外周縁を通るように位置されていることが望ましい。
この場合、該リベット傾き抑止スコアを形成したことによる缶蓋本体上面のメタル流れを、前記リベットの下端部外周側に十分な周長領域で作用させることが可能になり、前記主スコアを形成したことによる前記リベットの傾きを確実に抑止することができる。
また、前記リベットの中心軸は、缶蓋本体の上面に直交する直線に対して、前記タブの前記他端側に0°以上3.5°以下傾いていることが望ましい。さらに、この缶蓋を缶体の開口部に巻き締められてなる缶の内圧を0.2MPaとしたときに、前記リベットの中心軸が、缶軸に対して前記タブの前記他端部側に0°以上2.0°以下傾く構成とされたことが望ましい。
これらの場合、缶蓋本体上面とタブの前記他端部の下面との間に容易に指を入り込ませることができる。
ここで、前記対向領域の径方向外方部には、径方向内周縁が前記タブの前記他端に沿うような指かけ凹部が形成され、前記対向領域における、前記リベット傾き抑止スコアより径方向外方、かつ前記指かけ凹部の径方向内周縁より径方向内方位置に、補助スコアが形成されているのが望ましい。
この場合、前記補助スコアが形成されているので、前記リベット傾き抑止スコアを形成する際に、該スコアより径方向外方に位置する缶蓋本体上面のメタルが径方向外方へ流れるのを抑止することが可能になる。従って、リベット傾き抑止スコアを形成した際、主として、このスコアより径方向内方、つまりリベット側に位置する缶蓋本体上面のメタルをリベット側へ流れさせることが可能になり、リベットの傾きを確実に抑止することができる。
また、前記リベット傾き抑止スコアは、該リベット傾き抑止スコアの底面と前記缶蓋本体の下面との距離が、前記缶蓋本体の板厚の0.25倍以上0.75倍以下とされているのが望ましい。
この場合、リベットの傾きを抑止することができるとともに、缶蓋の強度低下を確実に抑制することができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
図1および図2は、この発明の一実施形態として示した缶蓋の概略構成を示すものである。
この缶蓋は、アルミニウム若しくはアルミニウム合金により形成され、缶蓋本体10の上面10aに、上方に向けて凸とされたリベット11およびディンプル12と、主スコア13により画成された開口部14とが形成され、ディンプル12と開口部14とはリベット11を挟んで対向配置され、つまりディンプル12はリベット11を挟んで開口部14とは反対側に配置され、開口部14の上に一端部15a側が重なる一方、ディンプル12の上に他端部15b側が重なるようにリベット11に固着されたタブ15を備える概略構成とされている。また、この缶蓋本体10の外周縁部には、全周に亙って凹溝16が形成されるとともに、この凹溝16の外周縁部に連なって、缶蓋本体上面10aの上方に向って延び、かつ径方向外方に折り返された折り返し部17が形成されている。
タブ15の他端部15bには、このタブ15の厚さ方向に開口したフィンガーホール15cが形成されており、このフィンガーホール15cを画成する周壁部のうち、タブ15の前記他端に位置する周壁部が、この缶蓋の開口部14を開口させる際に引き上げる引き上げ部15dとされている。
缶蓋本体上面10aにおいて、リベット11を挟んで開口部14と対向する対向領域、つまりリベット11を挟んで開口部14と反対側の領域には、凹溝16とは独立して、径方向内周縁がタブ15の引き上げ部15dに沿う構成とされた指かけ凹部10bが形成されている。
ディンプル12は、缶蓋本体上面10aに2つ形成されており、これらのディンプル12、12はそれぞれ、開口部14の周方向における中央とリベット中心軸Oとを結ぶ直線を挟んで対向して位置するように形成され、これらのディンプル12、12の上に、タブ15のフィンガーホール15cを画成する周壁部のうち、引き上げ部15dと対向配置された第2周壁部15eの両端部の下面側が配置された構成となっている。すなわち、図1(b)に示すように、ディンプル12はタブ15の他端部15bにおける下面側外縁部が引っ掛かかる位置に形成されており、これにより、タブ15にリベット中心軸Oを中心に回転しようとする力が作用した場合でも、タブ15の前記外縁部がディンプル12、12に引っ掛かり、このタブ15の回転移動を防止できるようになっている。
ところで、このように構成された缶蓋本体10において、リベット11にタブ15を固着するに際しては、径方向中央部が平坦面とされた缶蓋本体に、まず、缶蓋本体上面に上方に向けて凸とされたニップル部を押圧成形する。そして、このニップル部にタブ15を挿入配置した後に、このニップル部を缶蓋本体上面10a側から押し潰してリベット11を形成するとともに、このニップル部の周辺部に位置するタブ15を押圧することにより、リベット部11にタブ15を固着する。
以上の工程において、ニップル部を形成する際には、缶蓋本体10のメタルがニップル部に寄せられ、また、このニップル部を押し潰してリベット11を形成するとともに、このリベット11にタブ15を固着する際には、ニップル部および缶蓋本体10の上下面におけるリベット11に連なるこのリベット11の周辺部が厚さ方向に押圧されることになる。これにより、リベット11の前記周辺部(以下、この部分を単に「コイニング部20a」という)は、缶蓋本体10の上下面の中で特に硬度が高くなっている。
そして、このコイニング部20aに、主スコア13の一部が位置しており、タブ15の引き上げ部15dを引き上げた当初において、容易に主スコア13を破断させ始めることができるようになっている。
ここで、缶蓋本体上面10aにおけるリベット11を挟んで開口部14と対向した対向領域、つまりリベット11を挟んで開口部14と反対側の領域のうち、リベット11を中心とした半径3mm以上8mm以下の領域に、コイニング部20aを回避して、リベット11の外周部に沿うように径方向外方へ凸とされた円弧形状のリベット傾き抑止スコア18が形成され、該リベット傾き抑止スコア18は、図1に示すように、缶蓋本体上面10aを平面視して、その両端部を結ぶ仮想直線Lがリベット11の外周縁を通るように位置されている。
また、該スコア18は、缶蓋本体上面10aの前記対向領域のうち、リベット中心軸Oを中心とした角度70°以上190°以下の範囲に、主スコア13とは独立して接触しないように形成されている。
さらに、リベット傾き抑止スコア18の径方向における頂部は、フィンガーホール15cを画成する周壁部のうち、引き上げ部15dと対向配置された第2周壁部15eの下に位置している。また、このリベット傾き抑止スコア18は、本実施形態では、図1に示されるように、リベット中心軸Oと同心とされた単一の円弧(半径約7mm)とされるとともに、缶蓋本体上面10aにおいてタブ15と対応する領域のうち、タブ15の幅方向全域に亙って連続して形成されている。
さらに本実施形態では、前記対向領域における、リベット傾き抑止スコア18の径方向外方頂部より径方向外方、かつ指かけ凹部10bの径方向内周縁より径方向内方位置に、補助スコア18aが形成されている。この補助スコア18aは、リベット中心軸Oとタブ15若しくは開口部14の周方向中央部とを結ぶ直線上に、少なくとも一部が位置していればよく、該直線に対して均等に割振られた図1に示す構成であればより望ましい。
なお、リベット傾き抑止スコア18および補助スコア18aをリベット11の中心軸Oと同心とされた単一の円弧とした構成を示したが、この円弧の中心はリベット11の中心軸Oに限られるものではなく、また、単一の円弧に限られず複数の円弧および直線を連続させた構成であってもよい。さらにまた、リベット傾き抑止スコア18および補助スコア18aを複数の直線状の破断線により、前記円弧形状に形成したものであってもよい。
リベット傾き抑止スコア18は、その全長が10mm以上とされ、缶蓋本体10の板厚が0.20mm〜0.32mmのとき、図3に示すように、スコアレシジュアル(残厚)、つまり該スコア18の底面18bと缶蓋本体10の下面10cとの距離(以下、「SR値」という)が、0.05mm〜0.24mmとされ、すなわち缶蓋本体10の板厚の0.25倍以上0.75倍以下とされて形成されている。また、リベット傾き抑止スコア18の幅Cは0.035mm〜0.12mmとされている。リベット傾き抑止スコア18のより好ましい大きさとしては、缶蓋本体10の板厚が約0.280mmのときに、前記SR値が約0.140mm、前記底面18bにおける幅Cが約0.035mm、缶蓋本体上面10aと前記底面18bとの距離(深さ)Dが約0.140mmとされるとともに、互いに対向する、前記底面18bから缶蓋本体上面10aに向けて立上がる立上がり面18c同士のなす角度θが約65°とされる。
なお、主スコア13は、その深さが0.08mm〜0.13mmとされ、その幅が約0.035mmとされている。すなわち、リベット傾き抑止スコア18は、その幅が主スコア13の幅以上とされ、その深さが主スコア13の深さ以下とされている。また、主スコア13およびリベット傾き抑止スコア18の幅とは、それぞれのスコア13および18のうち、缶蓋本体上面10aの表面から、これを凹ませる方向に最も離間した部分、すなわち底面における、前記スコア13および18がそれぞれ延在する方向と直交する方向の大きさのことをいう。
以上のようにリベット傾き抑止スコア18および主スコア13を形成すると、リベット11は、缶蓋本体上面10aに直交する直線に対して、タブ15の他端部15b側に0°以上3.5°以下傾き、また、この缶蓋本体10を缶体の開口部に巻き締めた缶において、その内圧を0.2MPaとしたときに、リベット11が、缶軸に対してタブ15の他端部15b側に0°以上2.0°以下傾くようになっている。
さらに、補助スコア18aは、リベット傾き抑止スコア18よりも0.020mm以上0.100mm以下深さが浅くされている。
以上説明したように本実施形態による缶蓋によれば、主スコア13を形成した際に、該主スコア13とリベット11との間に位置する缶蓋本体上面10aのメタルがリベット11側へ流れることにより、このリベット11がタブ15の前記他端部15b側へ傾いた場合、若しくは傾こうとした場合でも、リベット傾き抑止スコア18を形成することにより、このスコア18とリベット11との間に位置する缶蓋本体上面10aのメタルがリベット11側へ流されることによって、リベット11の傾きを抑止することが可能になる。
従って、このリベット11に固着されたタブ15の前記一端部15aが上方へ、前記他端部15bが下方へそれぞれ移動して、このタブ15が傾き、前記引き上げ部15dの下面と缶蓋本体上面10aとの距離が小さくなることが抑制され、これら10a、10dの下面と上面との間に指を容易に入り込ませることが可能になり、この缶蓋10に良好な開栓性を具備させることができる。
また、この缶蓋を缶体の開口部に巻き締めた缶の構成において、缶内圧を上昇させると、リベット傾き抑止スコア18は、その幅(該スコア18の延在方向と直交する方向の大きさ)が拡がるように変形することになり、リベット傾き抑止スコア18とリベット11との間に位置する缶蓋本体上面10aのメタルがさらにリベット11側へ流されることになる。これにより、前記缶の構成において缶内圧が上昇した場合、つまり陽圧缶の場合には、主スコア13を形成したことによるリベット11の傾きをさらに小さくすることが可能になり、特に良好な開栓性を具備させることができる。
さらに、リベット傾き抑止スコア18が、前記対向領域のうち、リベット中心軸Oとした半径3mm以上8mm以下の領域に、コイニング部20aを回避して形成されているので、前述のように、缶蓋10に良好な開栓性を具備させることができるとともに、缶内圧が上昇したり、あるいは缶が落下したときに、リベット傾き抑止スコア18が折曲変形したり、破断することを防止することができる。従って、リベット傾き抑止スコア18を形成したことにより、缶蓋10の強度が低下することを抑制することができる。
さらにまた、前記円弧形状とされたリベット傾き抑止スコア18は、缶蓋本体上面10aを平面視して、その両端部を結ぶ仮想直線Lがリベット11の外周縁を通るように位置されているので、該リベット傾き抑止スコア18を形成したことによる缶蓋本体上面10aのメタル流れを、リベット11の下端部外周側に十分な周長領域で作用させることが可能になり、主スコア13を形成したことによるリベット11の傾きを確実に抑止することができる。
さらに、補助スコア18aが形成されているので、リベット傾き抑止スコア18を形成する際に、該スコア18より径方向外方に位置する缶蓋本体10のメタルが径方向外方へ流れるのを抑止することが可能になる。従って、リベット傾き抑止スコア18を形成した際、主として、このスコア18より径方向内方、つまりリベット11側に位置する缶蓋本体10のメタルをリベット11側へ流れさせることが可能になり、リベット11の傾きを確実に抑止することができる。
さらにまた、リベット傾き抑止スコア18は、スコアレシジュアル(残厚)が、缶蓋本体10の板厚の0.25倍以上0.75倍以下とされているので、リベット11の傾きを抑止することができるとともに、缶蓋の強度低下を確実に抑制することができる。
ここで、以上の作用効果についての検証試験を実施した。
実施例1として、図1および図2に示す缶蓋10において、缶蓋本体10の板厚を0.28mmとするとともに、リベット傾き抑止スコア18のSR値を0.22mmとし、補助スコア18aを除いた缶蓋を形成し、また、実施例2として、前記缶蓋10において、缶蓋本体10の板厚を0.28mmとするとともに、リベット傾き抑止スコア18のSR値を0.17mmとし、補助スコア18aを除いた缶蓋を形成し、比較例として、前記缶蓋10において、リベット傾き抑止スコア18および補助スコア18aを除いた従来の缶蓋を形成した。なお、これらの缶蓋はいずれも缶蓋本体の板厚を0.26mmとした。そして、これらの缶蓋を各別に缶体の開口部に巻き締めて缶を形成し、これらの缶の内圧を変えたときの、前記引き上げ部15dの下面と缶蓋本体上面10aとの距離(以下、「隙間」という)を測定した。
この結果、図4に示すように、比較例では、缶内圧値にかかわらず、実施例1および2と比べて前記隙間が小さく、缶蓋にリベット傾き抑止スコア18を形成したことにより、缶蓋に良好な開栓性を具備させることが可能になることが確認できた。
次に、前記各々の缶の内圧を0.55MPaまで上昇させた後に、大気圧まで減圧し、その後、さらに0.20MPaまで上昇させたときに、それぞれの状態での前記隙間を測定した。
この結果、図5に示すように、比較例では、缶内圧値の変動にかかわらず、実施例1および2と比べて前記隙間が小さく、缶蓋にリベット傾き抑止スコア18を形成したことにより、缶蓋に缶内圧の変動履歴が付与された場合、例えば缶にレトルト殺菌処理が施された場合においても、この缶蓋に良好な開栓性を具備させることが可能になることが確認できた。
さらに、前記実施例2の缶蓋において、リベット中心軸Oが、缶蓋本体上面10aに直交する直線に対して、タブ15の前記他端部15b側になす角度、つまりリベット傾斜角度を測定したところ、約3.0°であることが確認された。そして、この缶蓋を缶体の開口部に巻き締めて缶とした後に、該缶に内圧を0.2MPaかけたときの前記リベット傾斜角度を測定したところ、約1.0°であることが確認された。
その一方、前記従来の缶蓋の前記リベット傾斜角度は、約4.5°であることが確認されるとともに、この缶蓋を用いて缶を形成し、該缶に内圧を0.2MPaかけたときの前記リベット傾斜角度は、約4.0°であることが確認された。
以上により、前記実施例2の缶蓋は、前記缶において、その内圧が上昇した場合、つまり陽圧缶の場合に、前記リベット傾斜角度がさらに小さくなり、リベット11の前記他端部15bの下面と、缶蓋本体上面10aとの隙間がより大きくなって、該隙間に容易に指を入り込ませることが可能になることが確認できた。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、前記実施形態では、リベット傾き抑止スコア18および補助スコア18aを、図3のように、断面視台形状とした構成を示したが、例えば三角形状のもの、すなわち前記底面18bを有さないものや、左右非対称の形状のもの、断面視円弧形状のもの、あるいは断面視V字状であってもよく、その形状は前記実施形態のものに限られるものではない。
また、主スコア18とリベット傾き抑止スコア18と補助スコア18aとを形成する順は、特に限定されるものではない。
さらに、リベット傾き抑止スコア18を、缶蓋本体上面10aを平面視して、その両端部を結ぶ仮想直線Lがリベット11の外周縁を通るように位置させたが、該外周縁よりもタブ15の前記他端部15b側における外方を通るように位置させてもよい。
リベットの傾きを抑止し、良好な開栓性を具備させることができる缶蓋を提供する。
本発明の缶蓋の一実施形態として示した(a)缶蓋の平面図、および(b)B−B線矢視断面図である。 図1に示す缶蓋のA−A線矢視断面図である。 図2に示す缶蓋の一部拡大図である。 缶蓋にリベット傾き抑止スコアを形成したことによる作用効果を立証した第1の試験結果を示す図である。 缶蓋にリベット傾き抑止スコアを形成したことによる作用効果を立証した第2の試験結果を示す図である。
符号の説明
10 缶蓋本体
10a 缶蓋本体の上面
11 リベット
12 ディンプル
13 主スコア
14 開口部
15 タブ
15a タブの一端部
15b タブの他端部
15c フィンガーホール
15d 引き上げ部(第1周壁部)
15e 第2周壁部
18 リベット傾き抑止スコア
18a 補助スコア
20a コイニング部
L 仮想直線

Claims (6)

  1. 缶蓋本体の上面に、上方に向って凸とされたリベットおよびディンプルと、主スコアにより画成された開口部とが形成され、前記開口部の上に一端部側が重なるように前記リベットに固着されたタブを備え、前記缶蓋本体上下面における前記リベットに連なる当該リベットの周辺部は、前記缶蓋本体上下面のうち前記周辺部を除く他部より高硬度とされたコイニング部とされた缶蓋であって、
    前記缶蓋本体の上面における前記リベットを挟んで前記開口部と対向した対向領域のうち、前記リベットを中心とした半径3mm以上8mm以下の領域に、前記コイニング部を回避して、前記リベットの外周に沿うように径方向外方へ凸とされた円弧形状のリベット傾き抑止スコアが形成されており、
    前記ディンプルは、前記缶蓋本体の上面における前記リベットを挟んで前記開口部と対向した位置に配設されており、前記リベット傾き抑止スコアが、前記ディンプルと前記リベットの間を通過するように形成されていることを特徴とする缶蓋。
  2. 請求項1記載の缶蓋において、
    前記リベット傾き抑止スコアは、前記缶蓋本体の上面を平面視して、その両端部を結ぶ仮想直線が前記リベットの外周縁を通るように位置されていることを特徴とする缶蓋。
  3. 請求項1または2に記載の缶蓋において、
    前記リベットの中心軸は、缶蓋本体の上面に直交する直線に対して、前記タブの前記他端部側に0°以上3.5°以下傾いていることを特徴とする缶蓋。
  4. 請求項1または2に記載の缶蓋において、
    缶体の開口部に巻き締められてなる缶の内圧を0.2MPaとしたときに、前記リベットの中心軸が、缶軸に対して前記タブの前記他端部側に0°以上2.0°以下傾く構成とされたことを特徴とする缶蓋。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の缶蓋において、
    前記対向領域の径方向外方部には、径方向内周縁が前記タブの前記他端に沿うような指かけ凹部が形成され、
    前記対向領域における、前記リベット傾き抑止スコアより径方向外方、かつ前記指かけ凹部の径方向内周縁より径方向内方位置に、補助スコアが形成されていることを特徴とする缶蓋。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の缶蓋において、
    前記リベット傾き抑止スコアは、該リベット傾き抑止スコアの底面と前記缶蓋本体の下面との距離が、前記缶蓋本体の板厚の0.25倍以上0.75倍以下とされていることを特徴とする缶蓋。
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