JP4587617B2 - Ceramic wiring board - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高熱膨張性を有する絶縁基板にメタライズ層を配設したセラミック配線基板およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来より、セラミック配線基板は、絶縁基板の表面あるいは内部にメタライズ層が配設された構造となっている。また、このセラミック配線基板を用いた代表的な例としては、半導体素子、特にLSI(大規模集積回路素子)等の半導体集積回路素子を収容するための半導体素子収納用パッケージがある。
【0003】
半導体素子収納用パッケージは、一般にアルミナセラミックス等の電気絶縁材料が用いられており、絶縁基板の表面および内部において、W、Mo等の高融点金属粉末から成る複数個のメタライズ層が形成されている。さらに、その絶縁基板の下面には接続パッドが形成されており、その接続パッドには適当な接続端子が取り付けられ、外部回路基板と電気的に接続されている。一方、絶縁基板の上面に搭載された半導体素子は、蓋体によって気密に封止された構造となっている。
【0004】
半導体素子収納用パッケージにおける絶縁基板として、前記アルミナセラミックス等に代えて、最近では、メタライズ層として、Cu、Agなどの低抵抗金属を用いることのできる1000℃前後で焼成可能なガラスセラミックスなどの低温焼成セラミック材料が提案されている。
【0005】
ガラスセラミックスからなる絶縁基板の表面および/または内部における銅等の低抵抗金属を主成分とするメタライズ層は、ガラスセラミックス原料粉末からなるグリーンシートに貫通孔を打ち抜き加工し、該貫通孔に銅を主成分とする導体ペーストを充填してビアホール導体を形成し、同時にグリーンシート上に銅を主成分とする導体ペーストを配線パターン状にスクリーン印刷法などで印刷形成し、配線パターンおよびビアホール導体が形成されたグリーンシートを複数枚加圧積層し、800〜1000℃で焼成することにより作製されている。
【0006】
銅を主成分とする導体ペーストとしては、主成分であるCuまたはCu2O、あるいはCu−Cu2O混合物またはCu−CuO混合物に対して、金属酸化物として、Al2O3、ZrO2、Y2O3、NiO、MgO、ZnO、Mg2SiO4、MgSiO3、SiO2 およびNb2O5、または金属として、Ni、W、Mo、Si、Fe、CoおよびAgのうち少なくとも1種を無機成分中に総量で0.5〜30.0体積%含有した銅メタライズ組成物を用いることが特開平10−95686号公報等で提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、銅メタライズ組成物中に、金属酸化物を含有させる場合、特に、フィラーとして、アルミナ、フォルステライト、エンスタタイト等の金属酸化物を用いると、これらの金属酸化物がメタライズ層とガラスセラミックスからなる絶縁基板との界面に粒径3μm以上の粒子として存在しやすくなり、その金属酸化物粒子が存在する部分におけるメタライズ層と絶縁基板との界面接着強度が著しく低下してしまうという問題があった。そのために、メタライズ層と絶縁基板との接着強度に大きなバラツキが生じてしまい、セラミック配線基板の実装信頼性を著しく低下させてしまっていた。つまり、実装信頼性を高めるには、接着強度の平均が高いことはもちろん、接着強度のバラツキの最低値の値をいかに高くするかが重要となる。
【0008】
従って、本発明は、低温焼成セラミックスからなる絶縁基板の表面に、低抵抗金属を含有するメタライズ層を具備したセラミック配線基板において、メタライズ層と絶縁基板との接着強度の最低値を高く維持し、接着強度のバラツキを低減したセラミック配線基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のセラミック配線基板は、ガラスとセラミックフィラーとから構成される低温焼成セラミックスからなる絶縁基板の少なくとも表面に該絶縁基板と同時焼成して形成され、且つ低抵抗金属を主体とするメタライズ層を被着形成してなるセラミック配線基板において、前記メタライズ層が、金属粒子と、フォルステライト、Al2O3およびMgOから選ばれる1種の金属酸化物粒子と、ガラスとを含み、前記メタライズ層の前記絶縁基板との界面から10μm以内における前記金属酸化物粒子の最大径の平均値が3μm以下であるとともに、前記絶縁基板に含まれる前記ガラスと前記メタライズ層中の前記ガラスとが同じガラスであることを特徴とするものである。かかる構成によって、メタライズ層と絶縁基板との接着強度を高めるとともに、そのバラツキを低減し、セラミック配線基板の実装信頼性を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて詳細に説明する。本発明のセラミック配線基板は、低温焼成セラミックスからなる絶縁基板の表面あるいは内部にメタライズ層が配設された、いわゆるセラミック配線基板を基礎的構造とするものであるが、図1は、その代表的な例として、半導体素子収納用パッケージとその実装構造の一実施例を示す概略断面図であり、Aは半導体素子収納用パッケージ、Bは外部回路基板である。
【0013】
半導体素子収納用パッケージAは、低温焼成セラミックスからなる絶縁基板1と、蓋体2と、回路層3としての低抵抗金属を含有するメタライズ層と、接続端子4とから構成されており、パッケージの内部に半導体素子5が実装されて収納されている。絶縁基板1及び蓋体2は半導体素子5を内部に気密に収容するためのキャビティ6を構成する。絶縁基板1には上面に半導体素子5が載置収容され、また、半導体素子5はガラス、樹脂等の接着剤を介して絶縁基板1に接着固定されている。
【0014】
また、絶縁基板1には、半導体素子5が載置された周辺から下面にかけて複数個の回路層3が被着形成されており、更に、絶縁基板1の下面には、多数の接続パッド4aが設けられており、回路層3と電気的に接続されている。また、この接続パッド4aの表面には、半田(錫−鉛合金)などのロウ材から成る突起状端子4bが外部回路基板Bへの接続端子として取付けられている。
【0015】
なお、接続パッド4aと電気的に接続された回路層3が半導体素子5の各電極とボンディングワイヤを介して電気的に接続されることにより、半導体素子5の電極が接続パッド4aと電気的に接続されることになる。
【0016】
一方、外部回路基板Bは、絶縁体7の表面に配線導体8が形成されている。絶縁体7は、具体的には、ガラス−エポキシ系複合材料などのような40〜400℃における線熱膨張係数が12〜16ppm/℃の絶縁材料からなる。また、配線導体8は、絶縁体7との線熱膨張係数の整合性と、電気伝導性の良い点で、通常、Cu、Au、Al、NiおよびPb−Snなどの金属導体からなる。
【0017】
半導体素子収納用パッケージAを外部回路基板Bに実装するには、パッケージAの絶縁基板1の下面の接続パッド4aに取付けられている突起状端子4bを外部回路基板Bの配線導体8上に載置当接させ、しかる後、約250〜400℃の温度で加熱する。このことにより、半田などのロウ材からなる突起状端子4b自体が溶融し、突起状端子4bを配線導体8に接合させることによって外部回路基板B上に実装される。
【0018】
上記半導体素子収納用パッケージAにおいて、回路層3および接続パッド4aは、いずれも低抵抗金属を含有する導体ペーストを絶縁基板形成用のグリーンシートの表面に塗布し、焼成することによって形成されたものである。
【0019】
これら回路層3としてのメタライズ層10は、低抵抗金属であるCu、Ag、AuおよびAlの群から選ばれる少なくとも1種を主成分とするものである。メタライズ層10と絶縁基板1との界面付近の模式図を図2に示した。図2によれば、メタライズ層10は、低抵抗金属粒子11と、金属酸化物粒子12と、低抵抗金属粒子11と金属酸化物粒子12との粒界に存在するガラス相13とを含むものである。そして、メタライズ層10の絶縁基板1との界面から10μm以内における金属酸化物粒子12の最大値の平均値が3μm以下であることが大きな特徴である。
【0020】
これは、メタライズ層10の絶縁基板1との界面から10μm以内における金属酸化物粒子12が大きいと、その部分のメタライズ層10と絶縁基板1と界面の接着強度を局所的に低下させてしまうために、メタライズ層10の接着強度にバラツキが発生してしまい、複数の接続パッド4aを備えたセラミック配線基板において、接続パッド4a間で接着強度が異なり、接着強度の低い接続パッド4aが剥離等を起こすことによってパッケージ自体の接続信頼性を損ねてしまうことになる。
【0021】
これに対して、メタライズ層10の絶縁基板1との界面から10μm以内における金属酸化物粒子12の最大値の平均値を3μm以下としたものは、メタライズ層10の絶縁基板1との接着強度が高まるとともに、接着強度のバラツキを低減することができる。その結果、複数の接続パッド4aを有する場合においても、接続パッド4a間での接着強度のバラツキを低減できる結果、セラミック配線基板として接続信頼性を高めることができる。
【0023】
また、金属酸化物粒子12は、メタライズ層10の焼結を阻害し、未焼結のメタライズ層10の気孔を絶縁基板1から発生するガスの通路として機能させることにより絶縁基板1からのガスの抜けを改善し、絶縁基板1とメタライズ層10間でガスをトラップされることによって発生するメタライズ層10の膨れなどの発生を防止することができる。
【0024】
かかる金属酸化物粒子12の機能を十分に発揮させる上で、金属酸化物粒子12は、低抵抗金属100重量部当り、0.2〜10重量部、特に1〜8重量部、さらには2〜5重量部の割合で含有されることが望ましい。
【0025】
かかる金属酸化物粒子12としては、Al2O3 、フォルステライトおよびMgOから選ばれる少なくとも1種が好適に選択されるが、メタライズ層10の膨れを有効に防止する機能をより高める上で、金属酸化物粒子12はMgOまたはフォルステライトが好適に使用される。
【0026】
また、メタライズ層10中のガラス相13は、後述する絶縁基板1中に含まれるガラス成分と実質的に同じであることが、メタライズ層10と絶縁基板の接着強度を高めるとともに、接着強度のバラツキを抑えることができる。ガラス相はメタライズ層10中に、低抵抗金属100重量部当り、0.5〜5重量部、特に1〜3重量部の割合で含有することが望ましい。
【0027】
本発明のセラミック配線基板における絶縁基板1を形成する低温焼成セラミックスとしては、800〜1050℃で焼成可能なセラミックスであれば特に問わないが、具体的には、ガラス成分、あるいはガラス成分とセラミックフィラー成分との混合物を焼成したものが好適に用いられる。
【0028】
ガラス成分としては、硼珪酸ガラス、硼珪酸亜鉛系ガラス、リチウム珪酸系ガラス、PbO系ガラス、BaO系ガラスなどが用いられる。また、セラミックフィラー成分としては、Al2O3、SiO2、ムライト、フォルステライト、ペタライト、ネフェリン、リチウムシリケート、カーネギアナイト、ガーナイト、ジルコニアなどが使用される。
【0029】
また、かかる低温焼成セラミックス中には、ガラス成分、セラミックフィラー成分以外に、Cr、Co、Fe、Ni、Vの群から選ばれる少なくとも1種を着色などの特性改善のために、酸化物換算で0.05〜10重量%、特に0.1〜2重量%の割合で含有することもできる。
【0030】
次に、上記の半導体素子収納用パッケージAをはじめとするセラミック配線基板を製造する方法について以下に説明する。まず、絶縁基板1を構成するための前述したようなガラスとフィラーからなる原料粉末に適当な有機バインダー、可塑剤、溶剤を添加混合して泥漿物を作るとともに該泥漿物をドクターブレード法やカレンダーロール法を採用することによってグリーンシート(生シート)を作製する。
【0031】
そして、メタライズ層10及び接続パッド4aとして、低抵抗金属粉末を含む導体ペーストを前記グリーンシートに周知のスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布する。また、場合によっては、前記グリーンシートに適当な打ち抜き加工してスルーホールを形成し、このホール内にも導体ペーストを充填する。
(導体ペースト組成)
本発明によれば、ここで用いる導体ペースト中には、低抵抗金属粉末と、平均粒径1μm以下の金属酸化物粉末と、平均粒径4μm以下のガラス粉末と、さらには分散剤を添加含有することが重要である。
【0032】
低抵抗金属粉末は、Cu、Ag、AuおよびAlの群から選ばれる少なくとも1種からなり、平均粒径が2〜8μm、特に2〜5μmであることがその分散性を高める上で望ましい。
【0033】
また、金属酸化物粉末は、前述した通り、メタライズ層10の焼結を阻害し、磁器から発生するガスを通路を形成する役割を果たすものであるが、その平均粒径が1μmよりも大きいと、焼成後に3μm以上の粗大粒子となり、前記界面接着強度のバラツキを増大してしまう。そのため、金属酸化物粉末の平均粒径は1μm以下であることが望ましい。
【0034】
さらには、金属酸化物粉末の小粒径側から相対累積度数が90%となる粒子径d90が2μm以下、特に1.5μm以下であることが望ましい。このd90が2μmよりも大きいと、3μm以上の粗大粒子が発生しやすくなるためである。
【0035】
用いられる金属酸化物は、Al2O3 、フォルステライトおよびMgOから選ばれる少なくとも1種が選択される。
【0036】
また、金属酸化物粉末は、低抵抗金属100重量部に対して、0.2〜10重量部、特に1〜8重量部、さらには2〜5重量部の割合で添加されるのが効果的で、0.2重量部よりも少ないと前記金属酸化物の添加効果が期待できず、10重量部よりも多いとメタライズ層の表面に金属酸化物粒子が露出し、メッキ膜が形成できないなどの問題が発生する。
【0037】
また、導体ペースト中の金属酸化物粉末は、メタライズ層10の焼結を阻害していることから、メタライズ層10と絶縁基板1間の接着強度が維持できなくなってしまう。そこで、本発明によれば、この導体ペースト中に平均粒径4μm以下のガラス粉末を含むことにより、焼結過程でガラス成分が絶縁基板1に拡散し、メタライズ層10と絶縁基板1間の接着強度を高める作用をなす。ここで用いるガラスとしては、硼珪酸ガラス、硼珪酸亜鉛系ガラス、リチウム珪酸系ガラス、PbO系ガラス、BaO系ガラスなどが用いられるが、特に絶縁基板1中に含まれるガラスと同一のガラスであると、導体ペースト中のガラス成分と絶縁基板1中のガラス成分の相互拡散の効果を得ることができ、メタライズ層10と絶縁基板1間の接着強度をさらに高めることができる。
【0038】
なお、ガラス粉末の平均粒径を4μm以下に限定したのは、ガラス粉末の平均粒径が4μmよりも大きいと、ガラス成分の偏りが生じガラス成分がメタライズ層10の表面に固まりとして存在し、メッキ性を低下させてしまうからである。特にガラス粉末の平均粒径は、3.5μm以下であることが望ましい。このガラス粉末は、低抵抗金属100重量部当り、0.5〜5重量部、特に1〜3重量部の割合で添加することが効果的である。
【0039】
また、本発明によれば、導体ペースト中に分散剤を添加することにより、平均粒径1μm以下の金属酸化物粉末、平均粒径4μm以下のガラス粉末および低抵抗金属粉末の分散性が向上し、メタライズ層10の絶縁基板1との界面から10μm以内における3μmより大きい金属粒子の存在を無くすことができる。
【0040】
用いられる分散剤としては、チタネート系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤の群から選ばれる少なくとも1種が挙げられるが、特にシラン系カップリングが好適に使用される。この分散剤は、低抵抗金属100重量部に対して、0.1〜1.5重量部、特に0.2〜1.0重量部の割合で添加されるのが効果的で、0.1重量部よりも少ないと分散効果が十分でなく、1.5重量部よりも多いと分散剤のカーボン残さがメタライズ層中に残り、メタライズ層−磁器間の膨れを発生させるるなどの影響があるためである。
【0041】
次に、上記のように導体ペーストが施されたグリーンシートを複数枚積層した後、焼成する。焼成にあたっては、まず、成形のために配合したバインダー成分を除去する。バインダーの除去は、700℃前後の大気雰囲気中で行われるが、メタライズ層10としてCuを用いる場合には、100〜700℃の水蒸気を含有する窒素雰囲気中で行われる。この時、成形体の収縮開始温度は700〜850℃程度であることが望ましく、かかる収縮開始温度がこれより低いとバインダーの除去が困難となる。
【0042】
焼成は、800℃〜1050℃の酸化性雰囲気中で行われ、これにより低温焼成セラミックスは相対密度90%以上まで緻密化される。但し、メタライズ層10としてCuを用いる場合には、850〜1050℃の非酸化性雰囲気中で、Agを用いる場合には、酸化性雰囲気中で800〜1000℃で焼成される。
【0043】
なお、このようにして作製された絶縁基板1中には、結晶性ガラスから生成した結晶相、ガラスとフィラーとの反応により生成した結晶相、あるいはフィラー成分が分解して生成した結晶相等が存在し、これらの結晶相の粒界にはガラス相が存在する。
【0044】
また、本発明によれば、導体ぺースト中の金属酸化物粉末、ガラス粉末および分散剤を制御することによって、焼成後のメタライズ層10の絶縁基板1との界面から10μm以内に粒径3μmより大きい金属酸化物粒子12が存在しなくなり、その結果、メタライズ層10の絶縁基板1への接着強度のバラツキの発生を効果的に抑制することができる。
【0045】
【実施例】
重量比率で43%SiO2−8%B2O3−5%CaO−6%Al2O3−37%BaO−1%以下SrO(屈伏点700℃)の結晶性ガラス50重量%、クォーツ(SiO2)50重量%からなる混合物に有機バインダーとしてアクリル系樹脂を添加し、さらに溶媒としてトルエンを用いて粉砕後、ドクターブレード法により厚さ250μmのテープを作製した。
【0046】
次に、平均粒径が4μmの銅粉末のCu換算100重量部に対して、平均粒径が0.7〜2.0μmのフォルステライト粉末、MgO粉末、平均粒径が0.5〜1.3μmのAl2O3粉末、平均粒径が3〜4μmの上記結晶化ガラス、分散剤としてデシルトリメトキシシランをそれぞれ表1の比率で秤量混合し、さらに、これら無機物成分100重量部に対して有機バインダーとしてアクリル系樹脂を2重量部、有機溶剤としてα−テルピネオールを15重量部添加混錬し、導体ペーストを調製した。
【0047】
かくして得られた導体ペーストを前記グリーンシート上に、焼成後の形状が0.7mmφ、厚さが約15μmとなるように、配線用パターン状にスクリーン印刷し、その下部にグリーンシート6枚を加圧積層し、メタライズ層と絶縁基板との接着強度測定サンプルとした。
【0048】
次いで、この未焼結状態の配線パターンが形成された積層体を、有機バインダーなどの有機成分を分解除去するために、水蒸気含有窒素雰囲気中で700℃の温度で3時間保持して脱脂した後、窒素雰囲気中で910℃に昇温して1時間保持し、セラミック配線基板を作製した。
【0049】
作製したセラミック配線基板について、メタライズ層を走査型電子顕微鏡写真やEPMAで観察し、界面から10μmの範囲に点在する任意の30個の金属酸化物粒子についてそれぞれ写真平面での最大径を測定し、その平均を算出した。
【0050】
接着強度の測定にあたっては、そのセラミック配線基板の銅のメタライズ層に厚さ1μmのNiメッキを行い、その上に厚さ0.1μmのAuメッキを施し、その上にフラックスを塗布し、さらに直径0.7mmφのSn/Pb共晶半田ボールを乗せて、大気中で245℃で1分間保持して半田ボール付けを行った。そして、クランププル強度測定機にて、半田ボールをつかんで垂直方向に引っ張り、銅のメタライズ層が破断したときの最大荷重をメタライズ層の接着強度として評価した。測定では、各試料について30個の接着強度を測定し、平均値(Ave.)と最低値(Min.)および平均値と最低値との差(Ave.−Min.)を表1に示した。
【0051】
【表1】
【0052】
表1より明らかなように、導体ペースト中の金属酸化物の平均粒径が1μmを超える試料No.1、11、12は、界面から10μm内の金属酸化物粒子の最大値の平均値が3.0μmを超え、接着強度の最低値が1.3kg/0.7mmφを下回り、Ave−Minも0.6kg/0.7mmφ以上と大きいものであった。
【0053】
導体ペースト中にガラスを全く添加しなかった試料No.7では、平均で0.9kg/0.7mmφと接着強度が著しく低下した。
【0054】
また、分散剤を添加していない試料No.4、16は、平均粒径1μm以下の金属酸化物を添加したにもかかわらず、界面から10μm内の金属酸化物粒子の最大値の平均値が3μmよりも大きくなり、接着強度の最低値が1.3kg/0.7mmφを下回り、Ave−Minも0.6kg/0.7mmφと大きいものであった。
【0055】
これに対して、本発明品は、いずれも接着強度の最低値(Min.)が1.3kg/0.7mmφ以上であり、平均値(Ave.)が1.5kg/0.7mmφ以上、Ave−Minも0.5kg/0.7mmφ以下とバラツキが小さいものであった。
【0056】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、導体ペースト中の金属酸化物粉末、ガラス粉末、分散剤を用いて調製し、メタライズ層の絶縁基板との界面から10μm以内における金属酸化物粒子の最大値の平均値を3μm以下とすることによって、メタライズ層と絶縁基板との接着強度を高めるとともに、そのバラツキを低減し、セラミック配線基板の実装信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のセラミック配線基板の一例である半導体素子収納用パッケージの概略断面図である。
【図2】 本発明のセラミック配線基板におけるメタライズ層の絶縁基板との界面付近の模式図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板
10 メタライズ層
11 低抵抗金属粒子
12 金属酸化物粒子
13 ガラス相[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a ceramic wiring board and its manufacturing how were provided with metallized layer on an insulating substrate having a high thermal expansion.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the ceramic wiring board that has a metallized layer is disposed on the inside or the surface of the insulating substrate structure. Further, representative examples of using the ceramic wiring board, a semiconductor element, there is a package for housing semiconductor chip, particularly for accommodating the semiconductor integrated circuit devices such as LSI (large scale integrated circuit devices).
[0003]
Semiconductors element storage package, generally are used electrically insulating material such as alumina ceramics, at the surface and inside of the insulation substrate, W, of the plurality comprising a refractory metal powder such as Mo Ru Tei metallized layer is formed. Furthermore, its the lower surface of the insulating substrate are formed connection pads, suitable connection terminals is mounted on the connection pads, that are electrically connected to an external circuit board. On the other hand, the semiconductor element mounted on the upper surface of the insulating substrate, that has become a sealed structure hermetically by the lid.
[0004]
As an insulating substrate in the semi-conductor element storage package, the place of the alumina ceramics or the like, recently, as the metallization layer, Cu, 1000 ° C. sinterable glass ceramics before and after that can be used a low-resistance metal such as Ag, etc. A low-temperature fired ceramic material has been proposed.
[0005]
Metallized layer mainly composed of low-resistance metal such as copper definitive inside surface and / or the insulating substrate made of glass ceramics, and stamping the holes in the green sheet made of glass ceramic material powder, copper through-hole the forming a via hole conductor by filling a conductive paste mainly composed of copper conductor paste mainly composed formed by printing or the like wiring pattern on the screen printing method on the green sheet simultaneously, the wiring pattern and via-hole conductors A plurality of formed green sheets are stacked under pressure and fired at 800 to 1000 ° C.
[0006]
As a conductor paste mainly composed of copper , Cu or Cu 2 O as a main component , Cu—Cu 2 O mixture or Cu—CuO mixture as a metal oxide , Al 2 O 3 , ZrO 2 , Y 2 O 3 , NiO, MgO, ZnO, Mg 2 SiO 4 , MgSiO 3 , SiO 2 and Nb 2 O 5 , or as metal , at least one of Ni, W, Mo, Si, Fe, Co and Ag Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-95686 proposes to use a copper metallized composition containing 0.5 to 30.0% by volume in total in the inorganic component.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, as described above, in the copper metallizing composition, if Ru is contained metal oxide, in particular, as a filler, alumina, forsterite, the use of metal oxides such as enstatite, these metal oxides likely exist as more particles particle size 3μm to interface with the insulating substrate made of metallized layers and glass ceramic, interfacial adhesion strength between the insulating substrate metallized layer at a portion where there is the metal oxide particles is significantly reduced There was a problem that. Therefore, the metallized layer and will occur large variations in bonding strength between the insulating substrate, it was want Ttei significantly reduce the mounting reliability of the ceramic wiring board. That is, in order to improve mounting reliability, it is important not only to have a high average bonding strength, but also to increase the minimum value of the bonding strength variation.
[0008]
Accordingly, the present invention is, on the surface of an insulating substrate made of low temperature co-fired ceramics, and maintained in a ceramic wiring substrate provided with the metallized layer having containing a low-resistance metal, high minimum value of the adhesion strength between the metallized layer and the insulating substrate, ceramic wiring substrate and a manufacturing method thereof to reduce the variation in adhesive strength and to provide a.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The ceramic wiring board of the present invention is formed by forming a metallized layer mainly composed of a low resistance metal on at least a surface of an insulating substrate made of low-temperature fired ceramics composed of glass and a ceramic filler. In the ceramic wiring board formed by deposition, the metallized layer includes metal particles, one kind of metal oxide particles selected from forsterite, Al 2 O 3 and MgO, and glass. with an average value of the maximum diameter of the metal oxide particles in the within 10μm from the interface with the insulating substrate is 3μm or less, with the glass and is the same glass of the glass and the metallized layer contained in the insulating substrate Oh and is characterized in Rukoto. With such a configuration, it is possible to increase the adhesive strength between the metallized layer and the insulating substrate, reduce the variation thereof, and improve the mounting reliability of the ceramic wiring substrate.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter will be described in detail with reference to FIG surface. The ceramic wiring board of the present invention has a basic structure of a so-called ceramic wiring board in which a metallized layer is disposed on or inside an insulating board made of low-temperature fired ceramics . As a specific example , FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing one embodiment of a package for housing a semiconductor element and a mounting structure thereof, wherein A is a package for housing a semiconductor element, and B is an external circuit board.
[0013]
Package for housing semiconductor chip A includes an
[0014]
Further, the
[0015]
Note that by connecting pads 4a and electrically connected to the
[0016]
On the other hand, the external circuit board B has a
[0017]
To mount the semiconductor device package for housing A to the external circuit board B, Package A of the
[0018]
In the above SL package for housing semiconductor chip A, formed by the
[0019]
These
[0020]
This is because when the
[0021]
Adhesion against this, that a mean value of the maximum value of the
[0023]
The
[0024]
In fully exhibiting the function of the
[0025]
On such a
[0026]
Further, the
[0027]
The low-temperature fired ceramic for forming the insulating
[0028]
As the glass component, borosilicate glass, zinc borosilicate glass, lithium silicate glass, PbO glass, BaO glass and the like are used. As the ceramic filler component, Al 2 O 3 , SiO 2 , mullite, forsterite, petalite, nepheline, lithium silicate, carne gearite, garnite, zirconia and the like are used.
[0029]
Further, in such low-temperature fired ceramics, in addition to the glass component and the ceramic filler component, at least one selected from the group of Cr, Co, Fe, Ni, and V is converted into an oxide in order to improve characteristics such as coloring. It can also be contained in a proportion of 0.05 to 10% by weight, particularly 0.1 to 2% by weight.
[0030]
Next, a method for manufacturing a ceramic wiring board including the above-described semiconductor element storage package A will be described below. First, a suitable organic binder, a plasticizer, and a solvent are added to the raw material powder made of glass and filler as described above for constituting the insulating
[0031]
Then, as the
(Conductor paste composition)
According to the present invention, the conductor paste used here contains a low-resistance metal powder, a metal oxide powder having an average particle size of 1 μm or less, a glass powder having an average particle size of 4 μm or less, and a dispersant. It is important to.
[0032]
The low-resistance metal powder is made of at least one selected from the group consisting of Cu, Ag, Au and Al, and it is desirable that the average particle size is 2 to 8 μm, particularly 2 to 5 μm, in order to increase the dispersibility.
[0033]
Further, as described above, the metal oxide powder plays a role of inhibiting the sintering of the metallized
[0034]
Furthermore, it is desirable that the particle diameter d90 at which the relative cumulative frequency is 90% from the small particle diameter side of the metal oxide powder is 2 μm or less, particularly 1.5 μm or less. This is because when d90 is larger than 2 μm, coarse particles of 3 μm or more are likely to be generated.
[0035]
Metal oxide used is, Al 2 O 3, full Orusuteraito and Mg O or al least one selected is Ru is selected.
[0036]
In addition, the metal oxide powder is effectively added at a ratio of 0.2 to 10 parts by weight, particularly 1 to 8 parts by weight, and further 2 to 5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the low resistance metal. If the amount is less than 0.2 parts by weight, the effect of adding the metal oxide cannot be expected. If the amount is more than 10 parts by weight, metal oxide particles are exposed on the surface of the metallized layer, and a plating film cannot be formed. A problem occurs.
[0037]
The metal oxide powder in the conductive paste, since that inhibit the sintering of the
[0038]
The average particle size of the glass powder is limited to 4 μm or less. If the average particle size of the glass powder is larger than 4 μm, the glass component is biased and the glass component exists as a solid on the surface of the metallized
[0039]
Further, according to the present invention, by adding a dispersant in the conductive paste, the average particle diameter of 1μm or less of the metal oxide powder powder, dispersibility of the average powder particle size 4μm or less of the glass powder and the low-resistance metal powder improved, it is possible to eliminate the presence of the interface of 3μm larger metal particles definitive within 10μm of the
[0040]
Examples of the dispersant used include at least one selected from the group consisting of titanate coupling agents, aluminum coupling agents, and silane coupling agents, and silane couplings are particularly preferably used. This dispersant is effectively added at a ratio of 0.1 to 1.5 parts by weight, particularly 0.2 to 1.0 parts by weight, with respect to 100 parts by weight of the low resistance metal. If the amount is less than parts by weight, the dispersion effect is not sufficient. If the amount is more than 1.5 parts by weight, the carbon residue of the dispersant remains in the metallized layer, which may cause swelling between the metallized layer and the porcelain. Because.
[0041]
Next, a plurality of green sheets coated with the conductor paste as described above are stacked and then fired. In baking, the binder component mix | blended for shaping | molding is removed first. The removal of the binder is performed in an air atmosphere at around 700 ° C., but when Cu is used as the
[0042]
Firing is performed in an oxidizing atmosphere at 800 ° C. to 1050 ° C., whereby the low-temperature fired ceramic is densified to a relative density of 90% or more. However, when Cu is used as the
[0043]
Insulating
[0044]
Further, according to the present invention, the metal oxide powder in the conductor paste, by controlling the glass powder and dispersing agent, than the particle size 3μm within 10μm from the interface between the insulating
[0045]
【Example】
43% SiO 2 -8% B 2 O 3 -5% CaO -6% Al 2 O 3 -37% BaO -1% or less by weight ratio Crystalline glass 50% by weight of SrO (bending point 700 ° C), quartz ( An acrylic resin as an organic binder was added to a mixture composed of 50% by weight of SiO 2 ), and further pulverized with toluene as a solvent, and then a tape having a thickness of 250 μm was prepared by a doctor blade method.
[0046]
Next , forsterite powder, MgO powder having an average particle diameter of 0.7 to 2.0 μm, and an average particle diameter of 0.5 to 1.100 parts by weight in terms of Cu of the copper powder having an average particle diameter of 4 μm. 3 [mu] m Al 2 O 3 powder of an average particle size of 3~4μm the crystallization glass, decyl trimethoxysilane were weighed in a ratio of table 1, respectively, as a dispersing agent, further, for these inorganic materials 100 parts by weight of component Then, 2 parts by weight of acrylic resin as an organic binder and 15 parts by weight of α-terpineol as an organic solvent were added and kneaded to prepare a conductor paste.
[0047]
The thus obtained conductive paste onto the green sheet, the shape after firing 0.7Mmfai, so that about 15μm thick, screen printed on the wiring pattern, the green sheet six thereunder pressure The sample was pressure laminated to obtain a sample for measuring the adhesive strength between the metallized layer and the insulating substrate.
[0048]
Next, after degreasing the laminate in which the wiring pattern in an unsintered state is formed, it is held in a steam-containing nitrogen atmosphere at a temperature of 700 ° C. for 3 hours in order to decompose and remove organic components such as an organic binder. Then, the temperature was raised to 910 ° C. in a nitrogen atmosphere and held for 1 hour to produce a ceramic wiring board.
[0049]
About the produced ceramic wiring board, the metallized layer is observed with a scanning electron micrograph or EPMA, and the maximum diameter on the photographic plane is measured for each of 30 arbitrary metal oxide particles scattered within a range of 10 μm from the interface. The average was calculated.
[0050]
In measuring the adhesive strength, the ceramic wiring perform Ni plating having a thickness of 1μm on the metallized layer of copper substrate is subjected to Au plating thickness 0.1μm thereon, the flux is applied thereon, further diameter A 0.7 mmφ Sn / Pb eutectic solder ball was placed and held at 245 ° C. for 1 minute in the air to perform solder ball attachment. Then, in the clamping pull strength measuring instrument, pulling vertically grabbed the solder balls, the metallized layer of copper and rated the maximum load when the rupture as the adhesive strength of the metallization layer. In the measurement, 30 adhesive strengths were measured for each sample, and the average value (Ave.) and minimum value (Min.) And the difference between the average value and minimum value (Ave.-Min.) Are shown in Table 1. .
[0051]
[Table 1]
[0052]
As is apparent from Table 1, the sample No. 1 in which the average particle size of the metal oxide in the conductor paste exceeds 1 μm. 1, 11, and 12, the average value of the maximum value of the metal oxide particles within 10 μm from the interface exceeds 3.0 μm, the minimum value of the adhesive strength is less than 1.3 kg / 0.7 mmφ, and Ave-Min is also 0 .6kg / 0.7mmφ or larger.
[0053]
Sample No. in which no glass was added to the conductor paste. In No. 7, the adhesive strength was significantly reduced to 0.9 kg / 0.7 mmφ on average.
[0054]
Sample No. to which no dispersant was added was used. 4,16, despite the addition of an average particle size 1μm or less of the metal oxide, the average value of the maximum value of the metal oxide particles in 10μm from the interface becomes larger than 3 [mu] m, the lowest value of adhesion strength It was below 1.3 kg / 0.7 mmφ, and Ave-Min was also as large as 0.6 kg / 0.7 mmφ.
[0055]
On the other hand, in the products of the present invention, the minimum value (Min.) Of the adhesive strength is 1.3 kg / 0.7 mmφ or more, and the average value (Ave.) is 1.5 kg / 0.7 mmφ or more. -Min was also as small as 0.5 kg / 0.7 mmφ or less.
[0056]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the maximum value of the metal oxide particles within 10 μm from the interface with the insulating substrate of the metallized layer is prepared using the metal oxide powder, glass powder, and dispersant in the conductor paste . by setting the average value as 3μm or less, to increase the adhesion strength between the metallized layer and the insulating substrate, to reduce the variation, it is possible to improve the mounting reliability of the ceramic wiring board.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a package for housing a semiconductor element, which is an example of a ceramic wiring board according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic view of the vicinity of the interface between the metallized layer and the insulating substrate in the ceramic wiring board of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Insulating
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