JP4584029B2 - 3次元測定機の校正治具及び校正方法 - Google Patents

3次元測定機の校正治具及び校正方法 Download PDF

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Description

本発明は、機械部品又は光学部品の形状を測定する3次元測定機の測定データの検証方法に関し、機械部品又は光学部品をその上方から形状測定するプローブを有する形状測定機、若しくは、その上方から光を当てその反射光より機械部品又は光学部品の形状を測定する3次元形状測定機において、3次元測定機の直角度及び長さを校正するための校正治具及び校正方法に関するものである。
従来、3次元測定機のXYZ座標の直角度校正方法としては、1つの基準球を用いるものが知られている(例えば特許文献1及び2参照)。この方法では、図11に示すように、XYZ方向に移動可能な原子間力プローブ102の先端に取り付けられたルビースタイラス103により、基準球101の表面が走査されて形状測定され、そして、その測定値と基準球101の設計上の値との差が、図12のグラフにあらわされるように出力され、基準球101からの誤差より3次元測定機のXZ又はYZ座標の直角度が評価されていた。
また、従来、3次元測定機の長さを校正する方法としては、複数の球が直線状に配列された専用の治具を用いるものが知られている(例えば特許文献3参照)。図13の(a)及び(b)は、それぞれ、特許文献3に開示された従来の3次元測定機の治具の平面図及びその端面を示す図である。これらの図において、符号111は球、112は球を支える構造体、113は構造体に開けられた球111を支える孔をあらわしている。この方法では、構造体112が測定機のX軸又はY軸方向に沿って設置され、構造体112により支えられた球111の表面が形状測定され、球111の中心座標が算出され、複数の球111の中心間距離が求められ、これにより、3次元測定機の座標が校正されていた。更に、この方法では、構造体112が測定機のX軸又はY軸に対して+45°をなす方向及び−45°をなす方向に設置され、各々の位置での所定の2球間の距離の差が測定されることにより、測定機のX軸及びY軸の直角度が校正されていた。
また、更に、従来、別の校正方法としては、複数の球が台形状の台に設けられた治具を用いるものが知られている(例えば特許文献4参照)。図14は、特許文献4に開示された従来の3次元測定機の治具の平面図、また、図15の(a)〜(d)は、各種の方向に沿って設置される治具の斜視図である。図14において、符号S1〜S10は測定対象となる球で、これらの球S1〜S10が台形状の台121の一対の傾斜面122,123に沿って配置されている。この方法では、図15の(a)〜(d)に示すように、台121が各方向に設置された状態で、球S1〜S10の表面が形状測定され、球S1〜S10の中心間距離が求められることにより、測定機の座標が校正されていた。
また、更に、従来、別の校正方法としては、ブロックゲージが積層され段差が設けられた治具を用いるものが知られている(例えばJIS B7440−2号の附属書3、図3参照)。図16は、この文献に開示された従来の3次元測定機の治具の側面図である。図16において、符号131〜135は段付きのブロックゲージ、137は測定用のプローブである。この方法では、プローブ137が所定の移動手段(不図示)により移動させられ、ブロックゲージ131〜135の間隔が順次測定されることにより、測定機の座標が校正されていた。
特許第2748702号公報(特に第5頁,図1及び3) 特許第2892826号公報(特に第4頁,図1及び3) 特開2001−4358号公報(特に第6,8頁,図1,9及び10) 特開2003−329402号公報(特に第8頁,図6)
しかしながら、図11及び12に示すような従来の校正方法では、球の直径が10nm台の精度で校正されることはなく、球面を走査式に形状測定し、最適な球半径を求めても、球の半径を10nmオーダのトレーサビリティを確保しつつ校正することはできない。また、球の半径5mm程度のエリア内でしか有効な直角度校正ができず、これより、大きなエリアでの高精度の校正を行うには、被測定物である球として、半径が大きくかつ真球度が高い球が必要であるが、かかる球は入手が容易でなく、この方法では校正が難しいという課題があった。
更に、図13の(a),(b)及び図14に示すような治具を用いた校正方法では、複数の球の中心間距離を工作機械の加工精度で出すため、治具自体を別の3次元測定機により校正する必要があり、直接的なトレーサビリティを確保し得る校正治具にはならず、間に異なる測定機による測定結果が関与する、間接的な校正結果となる。
また、更に、図15に示すようなブロックゲージが積層された治具を用いた校正方法では、段差を形成すべくブロックゲージを積層する場合に、油膜,ゴミ等を間に挟み、治具に誤差が含まれ、10nmオーダの高精度の測定が行えなくなる、という問題があった。また、球を上方からのみ測定するプローブを有する形状測定機、あるいは、上面から光を当てその反射光より形状を測定する光学式測定機では、垂直な面の測定は行えず、座標測定の高精度の校正が行えない、という問題があった。
本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、上面からのみ測定するプローブを有する形状測定機、あるいは、上面から光を当てその反射光より形状を測定する3次元形状測定機において、長レンジでの高精度の直角度校正及び座標校正を実現する校正治具及び校正方法を提供することを目的としたものである。
そこで、本願の請求項1に係る発明は、長さ標準器であるブロックゲージと、それぞれ所定の基準径をもつ少なくとも3つの基準球と、上記ブロックゲージの側端面に一定の力で上記各基準球を当接させる付勢手段とを備え、上記基準球は、少なくとも1つが上記ブロックゲージの第一の側端面側に配置され、少なくとも2つが上記第一の側端面と反対側の第二の側端面側に配置されていることを特徴としたものである。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記ブロックゲージを保持する台部材と、上記台部材上に設けられた上記ブロックゲージを複数点で支持するための少なくとも3つの支持手段とを備えたことを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項4に係る発明は、長さ標準器であるブロックゲージと、それぞれ所定の基準径をもつ少なくとも3つの基準球と、上記ブロックゲージの側端面に一定の力で上記各基準球を当接させる付勢手段とを備え、上記基準球は、少なくとも1つが上記ブロックゲージの第一の側端面側に配置され、少なくとも2つが上記第一の側端面と反対側の第二の側端面側に配置されている校正治具を設置し、上記各基準球の表面形状を測定して上記各基準球の中心点を求め、上記各基準球の中心点間距離と上記基準径より上記ブロックゲージの長さを算出し、上記算出されたブロックゲージの長さと上記ブロックゲージの標準長さとの差に基づいて3次元測定機の座標を校正することを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、上記ブロックゲージの長さの算出は、上記ブロックゲージの第二の側端面に当接する少なくとも2つの基準球の中心点情報に基づいて上記第二の側端面に沿って平行に延びる線分を算出し、上記ブロックゲージの第一の側端面に当接する少なくとも1つの基準球の中心若しくは該基準球が当接する側端面上の点から、前記算出された線分に下ろされる垂線を算出して上記垂線の長さを算出し、上記垂線の長さに基づいて上記ブロックゲージの長さを算出することを特徴としたものである。
本発明によれば、垂直な面が測定不可能である場合にも、長さ標準器としてのブロックゲージ及び3つの基準球を用いて、ブロックゲージの側端面の座標を決定することができるので、トレーサビリティを確保し得る高精度の校正を行うことができる。また、ブロックゲージの両側端面に一定の力で各基準球が当接するように該基準球を付勢させる付勢手段が設けることにより、該付勢手段により一定の力で基準球をブロックゲージに付勢させることができるため、ブロックゲージに対する基準球の接触による歪みを一定にすることができる。更に、校正治具における3つの基準球として、それぞれ直径が等しいものを用いることにより、測定時の走査等の工程が簡潔化されより容易に校正することが可能となる。
また、更に、上記校正治具においてブロックゲージを複数点支持する支持手段の頂点により規定される仮想平面と、該ブロックゲージの両側端面に当接する基準球の設置面の平面度を10μm以下に加工することにより、該ブロックゲージの平面方向に対してほぼ平行に3つの基準球を配列させることができ、コサインエラーを生じさせることなく、より容易にナノの精度で3次元測定機を校正することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1及び2は、それぞれ、本発明の実施形態1における3次元測定機の治具の平面図及び側面図である。これらの図において、符号1は長さ標準器としてのブロックゲージ、2A,2B及び2Cは、共に、サブミクロン以下の精度の真球度で加工された直径10mm程度の3つの基準球、3は基準球2A,2B及び2Cを所定方向に一定の弱い力で押える3つの押さえバネ機構(以下、「第1のバネ機構」という)、4はブロックゲージ1のたわみが最小になるベッセル点でブロックゲージ1をその上方から強い力で押える一対の板状押さえバネ4aとそれらの押さえバネ4aを支持する支持体4bとからなる押さえバネ機構(以下、「第2のバネ機構」という)、5はブロックゲージ1と基準球2A,2B及び2Cと第1のバネ機構3と第2のバネ機構4とを固定支持する固定台をあらわしている。
固定台5上には、ブロックゲージ1の歪みを最小にすべく、ブロックゲージ1の両端よりその全長の0.221倍の間隔だけ内側の位置に規定される3点のベッセル点に対応する部位に、ブロックゲージ1をその下面側から支持する3つの突起部6が設けられている。また、固定台5上には、ブロークゲージ1の側面に当接することで、固定台5に対するブロックゲージ1をその幅方向(図1の上下方向)に位置規制する2つの規制部材7が設けられている。
第1のバネ機構3が、ブロックゲージ1の長手方向(図1及び2の左右方向)における両側端面(すなわち測定面)1a,1b及び規制部材7に基準球2A,2B及び2Cを一定の力で同時に付勢させることで、ブロックゲージ1に対して基準球2A,2B及び2Cをおおまかに位置決めすることができ、これにより、測定を開始するにあたって、その先端側にスタイラス9aを備えた測定用プローブ9(図2参照)のアプローチを容易化することができる。なお、本実施形態では、基準球2A,2B及び2Cとして、共に同じ基準径(直径)を有する球が用いられ、図1からよく分かるように、球面の形状測定に際しては、基準球2A及び2Bが、ブロックゲージ1の同じ測定面1aに付勢させられ、また、基準球2Cが反対側の測定面1bに単独で付勢させられる。
図3及び4は、それぞれ、第1のバネ機構3の平面図及び側面図である。基準球2A,2B及び2Cを付勢させる第1のバネ機構3はいずれも同様に構成されているため、ここでは、特に、基準球2Aを付勢させる第1のバネ機構3を取り上げて説明し、それ以外の説明を省略する。第1のバネ機構3は、ブロックゲージ1の長手方向に沿って治具10の外方から内方への付勢力をもたらすもので、基本的には、可動シャフト11と、基準球2Aに対向すべく可動シャフト11の一端側に取り付けられた押さえプレート12と、固定台5に対して固定され、可動シャフト11をガイド支持するシャフト支持部材13と、押さえプレート12とシャフト支持部材13との間で可動シャフト11に取り付けられたバネ部材14と、押さえプレート12を治具10の外方へ移動させる際に作業者が掴持するための、可動シャフト11の一端側に取り付けられたノブ15と、を有している。シャフト支持部材13には、ブロックゲージ1の長手方向に沿って延びる貫通孔13aが形成され、貫通孔13aに可動シャフト11を挿通させることにより、可動シャフト11がガイド支持される。また、可動シャフト11の動作に伴い、押さえプレート12の姿勢を安定して保持すべく、可動シャフト11に平行して延びる一対のガイドシャフト16が設けられている。これらガイドシャフト16に対応して、シャフト支持部材13には、ブロックゲージ1の長手方向に沿って延びる一対の孔13bが形成され、これらの孔13bにガイドシャフト16を挿通させることにより、ガイドシャフト16がガイド支持される。
かかる構成によれば、バネ部材14の弾性力により、押さえプレート12が治具10の内方へ弱い力で押し付けられることになる。なお、押さえプレート12における基準球2Aに接する側の面は、バネ部材14の弾性力に応じて、ブロックゲージ1に基準球2Aを付勢させるのに加え、規制部材7に基準球2Aを付勢させるべく、治具10の幅方向に対して傾斜するように(図3参照)、また、固定台5に基準球2Aを付勢させるべく治具10の高さ方向に対して傾斜するように(図4参照)構成されている。
基準球2A,2B及び2Cをセットするにあたっては、ブロックゲージ1を第2のバネ機構4により固定台5上に保持した後、ノブ15を治具10の外方へ引っ張ることにより、押さえプレート12をブロックゲージ1から遠ざかる方向に移動させた状態で、基準球2A,2B及び2Cをブロックゲージ1と規制部材7とに接するように設置し、その後、押えプレート12が基準球2A,2B及び2Cに接するまで、ノブ15をゆっくりと治具10の内方へ戻す。押えプレート12は、バネ部材14の弾性力により一定の力で与圧を付与するように治具10の内方へ付勢させられ、これに伴い、前述したように治具10の幅方向及び高さ方向に対して傾斜するよう構成されるため、ブロックゲージ1に加え、固定台7及び規制部材7に対し基準球2A,2B及び2Cを安定して押さえ付けることができる。
また、ブロックゲージ1を固定台5上で保持する際には、まず、固定台5上に設けられたピン8(図1参照)に対して、ブロックゲージ1の一方の測定面1aを当接させることで、ブロックゲージ1を治具10の長手方向において位置決めする。そして、ブロックゲージ1を、その重力による設置たわみを最小にすべく、ベッセル点に対応して設けられた3つの突起部6により支持されるように設置する。この状態で、第2のバネ機構4により、ブロックゲージ1を上方から押さえつける。なお、前述したように、ブロックゲージ1の両端側では、3つの基準球2A,2B及び2Cが第1のバネ機構3により一定の弱い力で押さえ付けられるため、ブロックゲージ1と基準球2A,2B及び2Cとの接触による歪みを一定にすることができる。
ここでは、固定台5上でブロックゲージ1を支持する3つの突起部6の頂点により規定される仮想平面、及び、固定台5上で3つの基準球2A,2B及び2Cが設置される面5aの平面度が10μm以下程度に加工されている。例えば、2つの面の平面度が確保されず、10μmより大きく加工されている場合には、図5の(b)に示すように、ブロックゲージ1の両側に配置される基準球2A(又は2B)及び2Cの中心C1(又はC2)及びC3がブロックゲージ1の平面方向に対して平行に配列されず、ずれが生じる。符号Qは、ブロックゲージ1の平面方向に沿って延びる基準線をあらわす。この場合には、ブロックゲージの両側端面1a,1bに対して、各基準球2A(又は2B)及び2Cが当接する点間の距離が、ブロックゲージ1の実際の長さ(以下、「ブロックゲージ1の標準長さ」という)より長くなるコサインエラーが生じ、結果として、ブロックゲージ1の両側で各測定面1a,1bに当接する基準球2A(又は2B)及び2Cの中心間の距離D2が、ブロックゲージ1の標準長さと各基準球2A(又は2B)及び2Cの半径との和より長くなり、正しい測定が実行できない。例えば、ブロックゲージ1の標準長さが20mmである場合、ブロックゲージ1の両側で、基準球2A(又は2B)及び2Cの中心が互いに50μm程度ずれていると、ブロックゲージ1の標準長さに対して70nm程度の測定誤差が生じてくる。
これに対して、2つの面の平面度が約10μm以下に加工されている場合には、図5の(a)に示すように、ブロックゲージ1の測定面1a,1bに当接する基準球2A(又は2B)及び2Cの中心C1(又はC2)及びC3がブロックゲージ1の平面方向に対して平行に配列される。この場合には、ブロックゲージの両側端面1a,1bに対して、各基準球2A(又は2B)及び2Cが当接する点間の距離が、ブロックゲージ1の標準長さに等しく、結果として、ブロックゲージ1の両側で各測定面1a,1bに当接する基準球2A(又は2B)及び2Cの中心間の距離D1が、ブロックゲージ1の標準長さとブロックゲージ1の両側に配置される各基準球の半径との和に等しくなり、正しい測定が実行可能である。例えば、ブロックゲージ1の両側における基準球2A(又は2B)及び2Cの中心のずれが10μmである場合には、ブロックゲージ1の標準長さに対する測定誤差は2nmとなり、K級の20mm長さのブロックゲージの製造公差60nに対して、十分に高い精度での測定が可能である。
3次元測定機のXYZ座標校正は、このような高精度の測定が実現可能である条件下で、以下の手順で行われる。まず、プローブ9(図2参照)を用いて、ブロックゲージ1の同じ測定面1aに当接し、互いに等しい直径を有する基準球2A,2Bの表面、及び、ブロックゲージ1の反対側の測定面1bに当接する基準球2Cの表面が、XY軸上あるいはXY面内で形状測定され、その測定データから基準球2A,2B及び2Cの中心のXYZ座標が算出される。
次に、図6に示すように、既に算出された基準球2Aの中心C1と基準球2Bの中心C2とを結ぶ仮想線Sが設定される。仮想線Sは、ブロックゲージ1の一方の側端面に沿って平行に延びる測定用の基準線となる。続いて、基準球2Cの中心C3から仮想線Sに対して垂線Tが引かれ、垂線Tの長さD0が求められる。その後、垂線Tの長さD0から、ブロックゲージ1の当接面1a,1bに当接する基準球2A(又は2B)及び2Cの既知の半径が減算されることで、ブロックゲージ1の長さが測定される。そして、その測定結果と既知のブロックゲージ1の標準長さとの差が求められ、その差に基づき、3次元測定機のXYZ座標が校正される。なお、かかる校正で行われる各種算出処理やプローブ9の動作制御処理等は、コンピュータ(不図示)を用いて行われる。
以上のように、ブロックゲージ1の同じ測定面1aに当接する直径の等しい2つの基準球2A及び2Bの中心C1及びC2を結ぶ仮想線Sを測定用の基準線として用いることにより、治具10におけるブロックゲージ1の各側端面が3次元測定機のXYZ軸に対して平行に保持されていない場合にも、また、ブロックゲージ1の各側端面がXYZ軸に対して平行に保持されるものの、基準球2Aの中心C1と基準球2Cの中心C3がXYZ軸に対して10μm以下の精度で保持されていない場合にも、ブロックゲージ1の厚さを計算により求めることができるため、XYZ軸に対するコサインエラーの発生を回避することができ、高精度の測定が実現可能である。
なお、前述したような測定に加え、ブロックゲージ1とは異なる標準長さを有するブロックゲージに関して、前述した基準球2A,2B,2Cを同じ位置関係に配置して異なる標準長さを有するブロックゲージの長さの測定を行い、それらの測定結果に基づき、3次元測定機のXYZ座標校正を行うことにより、サブミクロン以下の精度で長さ座標を校正することができる。
また、前述した実施形態1では、基準球2Aの中心C1と基準球2Bの中心C2とを結ぶ仮想線S、及び、基準球2Cの中心C3から仮想線Sに延びる垂線Tが設定され、垂線Tの長さから各基準球2A又は2B及び2Cの半径が減算されることで、ブロックゲージ1の長さが測定されたが、これに限定されることなく、例えば、基準球2Aの中心C1と基準球2Bの中心C2とを結ぶ仮想線Sの代わりに、ブロックゲージ1の一方の側端面1aにおいて基準球2A及び2Bが当接する2点を結ぶ仮想線が設定され、この仮想線に対して、ブロックゲージ1の他方の側端面1bにおいて基準球2Cが当接する点から延びる垂線が設定され、この垂線の長さが算出されることで、ブロックゲージ1の長さが測定されてもよい。
(実施形態2)
続いて、本発明の別の実施形態について説明する。なお、以下では、上記実施形態1における場合と同様のものについては同一の符号を付し、それ以上の説明を省略する。
この実施形態2では、図7に示すように、治具10がXY平面上で3次元測定機のX軸に対して+45°をなす方向に沿って配置され、この状態で、上記実施形態1について説明した手順で、ブロックゲージ1の測定長さL+45が取得される。更に、図8に示すように、治具10がXY平面上で90°回転させられ、3次元測定機のX軸に対して−45°をなす方向に沿って配置され、この状態で、同じく上記実施の形態1について説明した手順で、ブロックゲージ1の測定長さL−45が取得される。ここで、3次元測定機のXY軸が完全に直角で、かつ、XY座標位置の検出に誤差がない場合、ブロックゲージ1の測定長さL+45及びL−45の値は一致するものの、3次元測定機のX軸及びY軸の直角度にずれがある場合には、同じ長さのブロックゲージ1が設置される治具10を用いた測定が行われても、あたかもプローブ9の位置がずれたかのように測定されるため、ブロックゲージ1の測定長さL+45及びL−45の値は一致しない。しかし、X軸に対して±45°をなす方向に沿って配置された治具10上に保持されるブロックゲージ1の長さについて、XY座標の直角度ずれに対して十分に高い精度の測定が可能である場合には、これら2つの測定結果の差を用いて、X軸及びY軸の直角度を校正することができる。
3次元測定機のX軸及びY軸の直角度校正は、このような高精度の測定が実現可能である条件下で、以下の手順で行われる。図9は、ブロックゲージ1が3次元測定機のX軸に対して+45°をなす方向に沿って位置するように治具10上で保持された場合についての、直角度補正量の算出手順を説明する図である。3次元測定機のY軸が角度dθだけずれている場合、ブロックゲージ1の右上点PのX座標位置は距離dXだけずれる。また、ブロックゲージ1の標準長さをLとすると、Y座標位置がL/√2であらわされるため、dXは、このL/√2に対して、角度ずれdθを乗算することにより、
dX=dθ*L/√2 (1)
として求まる。
Y軸がずれた状態でのブロックゲージ1の測定長さをL’とし、X方向の測定長さをX,Y方向の測定長さをYとすると、ピタゴラスの定理より、
L’=√((X+dX)+Y
となる。ここで、dXは、Xに比べ十分に小さく、また、√(1+A)≒1+A/2の近似条件を用いれば、
L’≒√(X+Y+2*X*dX)
=L*√(1+2*X*dX/L
≒L+1/2*2*X*dX/L
(45°をなす方向に沿って設置されているのでX=L/√2であり)
=L+dX/√2
と求まる。すなわち、直角度ずれによる全長の変化dLと、X軸方向の位置ずれdXとの間には、
dX=dL/√2 (2)
の関係がある。
よって、治具10上に保持されるブラックゲージ1がX軸に対して+45°をなす方向及び−45°をなす方向に沿って設置された場合における差は2*dLとなり、ブロックゲージ1の測定長さL+45及びL−45の間には、
2*dL=L+45−L−45 (3)
の関係がある。
上記数式(1),(2)及び(3)より、
2*dL=2*dX/√2
=2*dθ*L/√2/√2=dθ*L
となる。この式をまとめると、Y軸の角度ずれdθは、
dθ=2*dL/L (4)
となる。以上の計算処理はコンピュータ(不図示)を用いて行われ、Y軸の角度ずれdθが容易に求まる。
具体的に、X軸に対して±45°をなす方向に沿って設置精度について考察すると、標準長さ50mmのブロックゲージを用い、3次元測定機のXY座標の直角度が5μradだけずれ、治具10が±45°方向に対して5°だけずれている場合、計算シミュレーションによるブロックゲージ長さの測定誤差は2nm以下である。この結果によれば、実用上、±45°をなす方向の設置の角度の誤差を±45°に対して±3°程度以下に抑えておけば、長さ50mmのブロックゲージの公差60nmより十分に小さく、高精度の校正を行うことが可能である。
次に、X軸及びZ軸、又は、Y軸及びZ軸の直角度校正方法について説明する。図1を参照して説明したように、治具10において、ブロックゲージ1は、ブロックゲージ1のたわみが最小になるベッセル点に対応して固定台5上に設けられた3つの突起部6により支持されるとともに、上方から第2のバネ機構4により押さえられるため、図10に示すように、治具10が、傾斜台20の傾斜面20a上で、水平面に対して+45°をなす方向に沿って傾斜しつつ設置されても、ブロックゲージ1が重力により動くことがなく、また、第1のバネ機構3により一定の力で基準球2A,2B及び2Cをブロックゲージ1に付勢させることができるため、ブロックゲージ1に対する基準球2A,2B及び2Cの接触による歪みを一定にすることができる。これにより、プローブ9を用いて基準球2A,2B及び2Cの表面を形状測定し、基準球2A,2B及び2Cの中心を算出する上で、高精度の測定が実現可能である。なお、ここでは、治具10が設置される角度の測定が、ブロックゲージ1の両側端面に当接させられた基準球の高さに基づき行われる。
図10に示すように、治具10がXY平面に対し±45°をなす方向に設置される状態で、ブロックゲージ1の両側で、各測定面に当接させられた基準球の表面を形状測定し、ブロックゲージ1の長さを測定して、これら2つのブロックゲージ測定長さの差を求め、上記XY面での直角度を校正したのと同様の手順で、上記(4)式を用いて校正することができる。
なお、本発明は、例示された実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。例えば、前述した実施形態では、基準球2A,2B及び2Cとして、同じ直径を有する球が用いられていたが、本発明を実施するには、少なくともブロックゲージ1の同じ測定面1aに付勢させられる基準球2A及び2Bのみが同じ直径を有していればよく、ブロックゲージ1の反対側の測定面1bに対して単独で付勢させられる基準球2Cは、基準球2A及び2Bの直径と異なる直径を有するものであってもよい。
本発明の3次元測定機の治具及び校正方法によれば、ブロックゲージの長さの長ストロークで座標の測定を行うことができるので、1つの基準球の表面を形状測定することによる従来の校正方法(図11参照)に比べて、長レンジでの長さと直角との校正を行うことができる。
また、従来の工作機械により部材が加工されることで、基準球の配置位置が決まる治具及び校正方法に比べて、本発明では、トレーサビリティのとれたブロックゲージの両側端面に基準球を配置させる構成が採用されるため、基準として用いる治具自体の高精度の加工は不必要で、別の測定機による治具の校正測定も不要であり、かつ、高精度の校正を行うことができる。
以上のように、本発明の3次元測定機の治具及び校正方法によれば、垂直な面を測定することができない場合にも、3つの基準球を用いてブロックケージの側端面座標を求めることができ、これにより、長さ標準器としてのブロックゲージを介してトレーサビリティのある高精度の校正を行うことができる。
3次元測定機のXYZ座標校正に用いられる、本発明の実施形態1に係る治具の平面図である。 上記実施形態1に係る治具の側面図である。 上記治具に組み込まれる第1のバネ機構を拡大して示す平面図である。 上記第1のバネ機構を拡大して示す側面図である。 (a)ブロックゲージの両側端面に当接する基準球がブロックゲージの平面方向に対して平行に配置された状態での、基準球の中心間の距離をあらわす図である。 (b)ブロックゲージの両側端面に当接する基準球がブロックゲージの平面方向に対してずれた状態での、基準球の中心間の距離をあらわす図である。 3つの基準球を用いたブロックゲージの長さの測定方法についての説明図である。 3次元測定機のX軸に対して+45°だけ傾斜しつつXY平面上に設置された治具を示す図である。 3次元測定機のX軸に対して−45°だけ傾斜しつつ設置されたXY平面上に設置された治具を示す図である。 直角度補正量の計算手順についての説明図である。 治具がXZ平面又はYZ平面に設置された状態での直角度の検出方法についての説明図である。 3次元測定機のXYZ座標の直角度校正に用いられる従来の治具の一例を示す図である。 図11に示す治具を用いた3次元測定機の誤差測定結果をあらわすグラフである。 (a)3次元測定機の長さ校正に用いられる、複数の球が直線状に配列された従来の治具の平面図である。 (b)図13の(a)に示す治具の側端面を示す図である。 複数の球が台形状の治具本体に取り付けられてなる従来の治具の平面図である。 各種の方向に沿って配置される図15に示す治具の斜視図である。 ブロックゲージが積層され段差が設けられた従来の治具の側面図である。
符号の説明
1…ブロックゲージ,1a,1b…ブロックゲージの側端面,2A,2B,2C…基準球,3…第1のバネ機構,4…第2のバネ機構,5…固定台,5a…基準球の設置面,6…突起部,7…規制部材,8…ピン,9…プローブ,10…治具。

Claims (4)

  1. 長さ標準器であるブロックゲージと、
    それぞれ所定の基準径をもつ少なくとも3つの基準球と、
    上記ブロックゲージの側端面に一定の力で上記各基準球を当接させる付勢手段とを備え、
    上記基準球は、少なくとも1つが上記ブロックゲージの第一の側端面側に配置され、少なくとも2つが上記第一の側端面と反対側の第二の側端面側に配置されていることを特徴とする3次元測定機の校正治具。
  2. 上記ブロックゲージを保持する台部材と、上記台部材上に設けられた上記ブロックゲージを複数点で支持するための少なくとも3つの支持手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の3次元測定機の校正治具。
  3. 長さ標準器であるブロックゲージと、それぞれ所定の基準径をもつ少なくとも3つの基準球と、上記ブロックゲージの側端面に一定の力で上記各基準球を当接させる付勢手段とを備え、上記基準球は、少なくとも1つが上記ブロックゲージの第一の側端面側に配置され、少なくとも2つが上記第一の側端面と反対側の第二の側端面側に配置されている校正治具を設置し、
    上記各基準球の表面形状を測定して上記各基準球の中心点を求め、
    上記各基準球の中心点間距離と上記基準径より上記ブロックゲージの長さを算出し、
    上記算出されたブロックゲージの長さと上記ブロックゲージの標準長さとの差に基づいて3次元測定機の座標を校正することを特徴とする3次元測定機の校正方法。
  4. 上記ブロックゲージの長さの算出は、
    上記ブロックゲージの第二の側端面に当接する少なくとも2つの基準球の中心点情報に基づいて上記第二の側端面に沿って平行に延びる線分を算出し、
    上記ブロックゲージの第一の側端面に当接する少なくとも1つの基準球の中心若しくは該基準球が当接する側端面上の点から、前記算出された線分に下ろされる垂線を算出して上記垂線の長さを算出し、
    上記垂線の長さに基づいて上記ブロックゲージの長さを算出することを特徴とする請求項記載の3次元測定機の校正方法。
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