JP4583858B2 - 不耕起直播機の作溝輪駆動軸装置 - Google Patents

不耕起直播機の作溝輪駆動軸装置 Download PDF

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Description

本発明は、機体の幅方向に支持された作溝輪駆動軸に多数の作溝輪が所定間隔をおいて取付けられ、牽引車により牽引されて、圃場に作溝された多条の播種溝に作溝直後に直接に播種する構成の不耕起直播機における作溝輪駆動軸装置に関するものである。
最初に、不耕起直播機の全体構成について、本発明の実施例の図面を援用して説明する。図1に示されるように、不耕起直播機は、トラクタ等の牽引車(図示せず)の後部に三点リンクヒッチ方式により連結されていて、運搬や旋回時における不耕起直播機の全重量は牽引車の側で支持される。不耕起直播機は、機体Kと、該機体Kの下方に配設され、作溝輪駆動軸51に多数の作溝輪Wを外嵌させた作溝輪駆動軸装置A’と、該作溝輪駆動軸装置A’の上方に配設されるホッパHとから構成されている。
図13の(イ)に示されるように、不耕起直播機を構成する各作溝輪Wを構成する一対のわん曲円板52,53の外周縁部は、圃場に略V字形の播種溝Vを形成させるために、常に鋭利となっていることが必要である。しかし、そのような作溝輪Wであっても、図13の(ロ)に示されるように、長期間に亘って土と接触することにより、作溝輪Wの外周縁部が磨耗して、徐々に丸みを帯びる。これにより、鍔リング54から作溝輪Wの外周縁までの長さが短くなると共に、土に対する作溝輪Wの喰込み抵抗が大きくなって、前記鍔リング54が浮き上がり、形成される播種溝Vの深さ(D')は、設定深さ(D)よりも浅くなってしまう。すると、図14の(イ),(ロ)に示されるように、次に示す不具合が発生する。(1)播種溝Vの深さ(D')が設定深さ(D)であれば、鳥のくちばし55が溝底に届くことはないが、前記設定深さ(D)よりも浅くなると、鳥のくちばし55が溝底に届くようになり、播種された直後の種子Sが捕食され易くなる。(2)生育した稲等の作物が、台風等によって倒伏され易くなる。
また、播種溝Vの底部の形状も、丸みを帯びた作溝輪Wの外周縁部の形状に対応して幅広となってしまう。すると、播種溝Vの底部に落下された種子Sの発芽条件が悪くなる。即ち、不耕起直播方法においては、図14の(イ)に示されるように、播種溝Vの底部に落下した種子Sは、該溝Vの底部の両内壁面Va(土壁)に密着することが最も良い発芽条件とされており、図14の(ロ)に示されるように、播種溝Vの底部が丸くなって幅広となると、上記のことが実現不能となって、発芽条件も悪くなる。即ち、図14の(イ)に示されるように、播種溝Vの溝底部が鋭利なV字形を維持していて、落下された種子Sが両内壁面Vaに接触していると、種子Sの周辺の湿度が高くて、該種子Sに対して水分が適正に供給されて、良好な局所気候が維持されるために、良好な発芽条件が維持される。これに対して、図14の(ロ)に示されるように、幅広の溝底に種子Sが落下された場合には、該種子Sが乾燥され易くなって発芽条件が悪くなり、種子Sの発芽率が低下すると共に発芽状態も不揃いとなり、ひいては稲等の作物の収穫率が下がる。
上記した不具合を避けるため、作溝輪Wの外周縁部の磨耗が少なくなるようにすることが必要である。本出願人も、作溝輪Wの改良に係る発明を出願している(特許文献1参照)。
それでも、作溝輪Wの外周縁部が磨耗することを避けることは困難であり、磨耗した作溝輪Wを新規なものと交換する必要がある。従来のサイドドライブ式の作溝輪駆動軸装置A’の場合、図15に示されるように、各作溝輪Wは、機体Kに取付けられた1本の作溝輪駆動軸51に外嵌されている。そして、前記作溝輪駆動軸51は、機体Kを構成する一対のサイドフレーム56に内装された軸受57に支持されている。各作溝輪Wを交換する場合、一方側のサイドフレーム56に内装された軸受57を取り外し、この状態で作溝輪駆動軸51の一端部を軸方向にずらして、該作溝輪駆動軸51の他端部58(スプライン軸が設けられている部分)を他方側のサイドフレーム56から取り外す。次に、各作溝輪Wを作溝輪駆動軸51から抜き取る。この結果、作溝輪Wの交換作業に大きな手間がかかっている。
特開2002−65008号公報
本発明は、不耕起直播機において、作溝輪の交換が容易にできるようにすることを課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、機体の幅方向に支持された作溝輪駆動軸に多数の作溝輪が所定間隔をおいて取付けられ、牽引車により牽引されて、圃場に作溝された多条の播種溝に作溝直後に直接に播種する構成の不耕起直播機において、前記作溝輪駆動軸は、軸方向の一端部のみに連結鍔部が一体に取付けられて、軸方向の他端部から前記作溝輪が外嵌可能な長軸状の駆動軸本体と、前記機体の幅方向の両端部に相対向して設けられた一対のサイドフレームの下端部内側の同一軸心上に相対向して回転可能に支持され、内端部に連結鍔部が一体に取付けられた一対の短軸状の駆動軸分割体と、連結状態で外端となる部分のみに連結鍔部が一体に取付けられて、前記駆動軸本体の連結鍔部と反対側の端部に挿入して、前記駆動軸本体に取付けられる短軸状の駆動軸連結体とから成り、前記駆動軸本体の一端部は、連結鍔部を介して一方の駆動軸分割体に連結され、前記駆動軸本体の他端部は前記駆動軸連結体を介して他方の駆動軸分割体に連結され、前記機体から前記駆動軸本体のみを取り外して、当該駆動軸本体から駆動軸連結体を取り外した状態において、当該駆動軸本体における連結鍔部が設けられていない側の端部から新旧の作溝輪の交換が可能であり、前記作溝輪は、駆動軸本体に外嵌される取付体の長手方向の中央に対して軸方向にずれた位置に作溝輪本体が一体に取付けられた構成であって、前記駆動軸本体に外嵌される多数の作溝輪は、該駆動軸本体の軸方向の中央部に対して左右両側の各部分に、互いに左右反転された状態で外嵌されていることを特徴としている。
本発明に係る作溝輪駆動軸装置において、作溝輪駆動軸に取付けられている各作溝輪を交換するときの作用について説明する。(1)駆動軸本体の両端部の連結鍔部において、駆動軸本体と駆動軸分割体とを連結している連結手段(ボルト)を解除して、駆動軸本体の各連結鍔部と駆動軸分割体とを分離させる。これにより、不耕起直播機の機体から駆動軸本体を取り外すことができる。(2)機体から取り外された駆動軸本体の一端部から、駆動軸連結体を取り外す。(3)駆動軸本体において、連結鍔部が形成されていない側に各作溝輪を移動させて、該駆動軸本体から磨耗した作溝輪を、順次取り外す。(4)次に、駆動軸本体において、連結鍔部が形成されていない側から、新規の作溝輪を順次外嵌させた後に軸方向に移動させて、所定位置に固定する。(5)駆動軸本体の一端部に、駆動軸連結体を挿入する。(6)前記駆動軸本体及び前記駆動軸連結体の各連結鍔部と、一対の駆動軸分割体の各連結鍔部とを連結する。上記した結果、新規の作溝輪が外嵌された作溝輪駆動軸が機体に取付けられる。
上記したように、請求項1の発明では、作溝輪駆動軸が、駆動軸本体と、一対の駆動軸分割体とに分割されている。このため、不耕起直播機の機体から、作溝輪駆動軸のうちの駆動軸本体のみを取り外すことができる。そして、該駆動軸本体から駆動軸連結体を取り外すことにより、新旧の作溝輪を交換することができるため、作溝輪の交換作業が容易である。また、前記作溝輪は、駆動軸本体に外嵌される取付体の長手方向の中央に対して軸方向にずれた位置に作溝輪本体が一体に取付けられた構成であって、前記駆動軸本体に外嵌される多数の作溝輪は、該駆動軸本体の軸方向の中央部に対して左右両側の各部分に、互いに左右反転された状態で外嵌されているので、機体の幅と作溝輪どうしの取付間隔を一定にしたまま、前記機体の幅内に配置可能な作溝輪の数を増やすことができると共に、駆動軸本体に外嵌される作溝輪を、全て同一形状のものとすることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明を前提として、前記駆動軸本体の端部に挿入された駆動軸連結体は、当該端部に外嵌された作溝輪と一体となって前記駆動軸本体に連結されることを特徴としている。請求項2の発明により、駆動軸本体の端部にまで作溝輪を外嵌できて、一度の播種作業における播種条数が増して、作業能率が増す。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明を前提として、前記駆動軸本体に一体に取付けられた連結鍔部は駆動側に配置されて、当該駆動側の駆動軸分割体の連結鍔部と一体に連結されることを特徴としている。請求項3の発明により、駆動軸連結体を介して駆動軸分割体に連結される側は、動力の非伝達側となるので、動力の伝達効率を低下させるおそれがないと共に、駆動軸伝達部の連結強度を確保できる。
本発明の不耕機直播機の作溝輪駆動軸装置を構成する作溝輪駆動軸は、機体の幅方向に支持された作溝輪駆動軸に多数の作溝輪が所定間隔をおいて取付けられ、牽引車により牽引されて、圃場に作溝された多条の播種溝に作溝直後に直接に播種する構成の不耕起直播機において、前記作溝輪駆動軸は、軸方向の一端部のみに連結鍔部が一体に取付けられて、軸方向の他端部から前記作溝輪が外嵌可能な長軸状の駆動軸本体と、前記機体の幅方向の両端部に相対向して設けられた一対のサイドフレームの下端部内側の同一軸心上に相対向して回転可能に支持され、内端部に連結鍔部が一体に取付けられた一対の短軸状の駆動軸分割体と、連結状態で外端となる部分のみに連結鍔部が一体に取付けられて、前記駆動軸本体の連結鍔部と反対側の端部に挿入して、前記駆動軸本体に取付けられる短軸状の駆動軸連結体とから成り、前記駆動軸本体の一端部は、連結鍔部を介して一方の駆動軸分割体に連結され、前記駆動軸本体の他端部は前記駆動軸連結体を介して他方の駆動軸分割体に連結されていることを特徴としている。このため、不耕機直播機の機体から駆動軸本体のみを取り外し、当該駆動軸本体から駆動軸連結体を取り外すことにより、当該駆動軸本体における連結鍔部が形成されていない側の端部から磨耗した作溝輪を取り外した後に、新規の作溝輪を外嵌することにより、新旧の作溝輪を交換することができ、作溝輪の交換作業が容易である。また、前記作溝輪は、駆動軸本体に外嵌される取付体の長手方向の中央に対して軸方向にずれた位置に作溝輪本体が一体に取付けられた構成であって、前記駆動軸本体に外嵌される多数の作溝輪は、該駆動軸本体の軸方向の中央部に対して左右両側の各部分に、互いに左右反転された状態で外嵌されているので、機体の幅と作溝輪どうしの取付間隔を一定にしたまま、前記機体の幅内に配置可能な作溝輪の数を増やすことができると共に、駆動軸本体に外嵌される作溝輪を、全て同一形状のものとすることができる。
以下、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。図1は本発明の作溝輪駆動軸装置Aが取付けられた不耕起直播機の側面図、図2は同じく概略平面図、図3は作溝輪駆動軸装置Aを進行方向前方から見た図、図4は機体Kから、作溝輪駆動軸Bの駆動軸本体ユニットUを分離させた状態の斜視図、図5は作溝輪駆動軸Bの分解図、図6は駆動側の駆動軸分割体17aの部分の断面図、図7は図6のX−X線断面図、図8は作溝輪駆動軸Bの他端部の一部を破断した斜視図、図9は従動側の駆動軸分割体17bの部分の断面図、図10は駆動軸本体16と駆動軸連結体19とを分離した状態の斜視図、図11は駆動軸本体16と駆動軸連結体19との連結部分の断面図である。
図1及び図2に示されるように、牽引車(図示せず)の後方に不耕起直播機が連結されている。不耕起直播機の機体Kには、作溝輪駆動軸装置Aが配設されていて、該作溝輪駆動軸装置Aに外嵌された多数の作溝輪Wの直上にそれぞれホッパHが支持されている。前記ホッパHは、種子S(図14参照)と肥料とを分離して収容可能である。各ホッパHは、内部に設けられた分離板1によって種子収容室1aと肥料収容室1bとに分離されていて、各ホッパHの下方には、前記各収容室1a,1b から別々に繰り出された種子Sと肥料とを混合状態で収容可能な受け器2が取付けられている。各受け器2には、圃場に形成された各播種溝Vに、種子Sと肥料との混合物を案内するための播種ホース3が、それぞれ連結されている。そして、機体Kの前部における左右両端のいずれか一方には、駆動輪4が取付けられている。駆動輪4は、圧縮ばね(図示せず)により常に下方に付勢されていて、前記圧縮ばねの接地圧によってスリップすることなく回転可能である。なお、図1において、5は、機体Kにおける作溝輪駆動軸装置Aの後方で、各作溝輪Wと同一位置に設けられた覆土チェーンである。
図3に示されるように、本実施例の不耕起直播機を構成する機体Kは正面視において門型である。即ち、不耕起直播機における幅方向(左右方向)のほぼ中央部に配置され、ケーシングを兼ねたセンタフレーム6から両側方に向かって、一対の円筒状の中間フレーム7が延設されていて、更に、前記一対の中間フレーム7の先端部から下方に向かってほぼ直角に一対のサイドフレーム8が取付けられている。前記センタフレーム6は、キャップ体9によって閉塞されている。前記キャップ体9の前部には、機体Kの走行方向Rに沿って軸受9aが装着されていて、該軸受9aに、トラクターのPTO軸(動力取出軸)に連結される入力軸11が回転自在に支承されている。前記入力軸11の端部には、傘歯車11aが装着されている。また、センタフレーム6のキャップ体9には、後方に向かって軸受支持部12が延設されていて、前記軸受支持部12に取付けられた軸受12aと、一方側のサイドフレーム8の上部に取付けられた軸受ブラケット13の軸受13aに、伝動軸14が回転可能に支承されている。前記伝動軸14における一端部(センタフレーム6の側の端部)には、前述した入力軸11の傘歯車11aと噛合される傘歯車14aが装着されていて、同じく他端部(サイドフレーム8の側の端部)には、上側チェーン歯車15が装着されている。なお、図3及び図4では、図示を可能にするために入力軸11を垂直に配置させているが、現実の不耕起直播機では、ほぼ水平に配置されている。
図3ないし図5に示されるように、機体Kの下方には、本発明に係る作溝輪駆動軸装置Aが配設されている。作溝輪駆動軸装置Aは、作溝輪駆動軸Bと、該作溝輪駆動軸Bを駆動回転させるための駆動手段(後述)とから構成されている。本実施例の作溝輪駆動軸Bは軸方向に三分割されていて、多数の作溝輪Wが所定の取付間隔Pをおいて外嵌される駆動軸本体16と、該駆動軸本体16の両側に連結される一対の駆動軸分割体(駆動側の駆動軸分割体17aと従動側の駆動軸分割体17b)より成る。以下、多数の作溝輪Wが外嵌された状態の駆動軸本体16を、「駆動軸本体ユニットU」と記載する。
最初に、駆動軸本体16について説明する。図4及び図5に示されるように、パイプ状の駆動軸本体16における軸方向の一端部には、該駆動軸本体16の外径よりも大径の円板状の連結鍔部18が軸心同一にして固着されていると共に、他端部は開放されていて、従動側の駆動軸分割体17bと連結される駆動軸連結体19が着脱可能に取付けられている。駆動軸本体16の外周面には、多数の作溝輪Wを外嵌固定させる各作溝輪連結ピン21を挿通させるためのピン挿通孔16aが、軸方向に所定間隔(作溝輪Wの取付間隔Pと等しい間隔)をおいて貫通状態で設けられていると共に、駆動軸連結体19を挿入固定させる軸連結ピン22を挿通させるためのピン挿通孔16bが貫通状態で設けられている。また、前記連結鍔部18には、駆動軸本体16を駆動側の駆動軸分割体17aと連結する連結ボルト23を挿通させるための各ボルト挿通孔18aが、円周方向に沿って設けられている。
図8ないし図10に示されるように、前記駆動軸連結体19は、パイプ材より成り、駆動軸本体16の内径よりも僅かに小径の連結軸部24の端部に、駆動軸本体16の一端部に取付けられた連結鍔部18と同様の連結鍔部25が軸心同一にして固着されている。そして、前記連結軸部24の外周面には、前述した作溝輪連結ピン21と軸連結ピン22を挿通させるための各ピン挿通孔24a,24b が貫通状態で設けられている。該駆動軸連結体19は、連結軸部24が駆動軸本体16の他端部(連結鍔部18が設けられていない側の端部)に挿入され、両者のピン挿通孔16b,24b が合致される。そして、各ピン挿通孔16b,24b に軸連結ピン22が挿通されて、駆動軸本体16と駆動軸連結体19とが一体化される。これにより、駆動軸本体16と駆動軸連結体19とが回り止め状態で一体に固定される。そして、前記駆動軸本体16と前記駆動軸連結体19が連結固定されて構成される作溝輪駆動軸Bの両端部に、一対の本体側の連結鍔部18,25が形成される。図11に示されるように、軸連結ピン22において、駆動軸本体16から突出された部分に抜止めピン26が取付けられたことにより、前記軸連結ピン22の抜止めが図られている。
本実施例の作溝輪駆動軸Bでは、駆動軸本体16の端部に駆動軸連結体19の連結軸部24が挿入され、両者の重なり部分に作溝輪Wが外嵌されている。これにより、駆動軸本体16の端部にまで作溝輪Wを外嵌することができるため、機体Kの幅を長くしなくても、前記駆動軸本体16に外嵌される作溝輪Wの数が多くなり、一度の播種溝作業において形成される播種溝Vの条数が増して、作業効率が増す。
次に、本実施例の作溝輪駆動軸Bを駆動させるための手段と、一対の駆動軸分割体17a,17b について説明する。機体Kに取付けられた一対のサイドフレーム8の下端部には、各軸受ブラケット27が相対向して取付けられている。図6に示されるように、各軸受ブラケット27には、それぞれ軸受28が内装されていて、各軸受28にそれぞれ駆動軸分割体17a,17b が回転自在に支承されている。一対の駆動軸分割体17a,17b の差異は、駆動手段(下側チェーン歯車29)に連結されているか否かだけであるため、ここでは、駆動側(下側チェーン歯車29に連結されている側)の駆動軸分割体17aについてのみ説明する。駆動軸分割体17aは、軸受28に嵌合される段付軸部31の一端部に、該段付軸部31の外径よりも大径の連結鍔部32が軸心同一にして固着されていると共に、前記段付軸部31の他端部に、下側チェーン歯車29に嵌合されるスプライン軸部31aの端部に、押えリング33が設けられた形態である。前記連結鍔部32には、前述した各連結ボルト23を挿通させるための多数個のボルト挿通孔32aが、駆動軸本体16における連結鍔部18の各ボルト挿通孔18a、及び駆動軸連結体19における連結鍔部25の各ボルト挿通孔25aに対応して設けられている。
前記駆動軸分割体17aは、サイドフレーム8の下部に取付けられた軸受ブラケット27の軸受28に支承される。そして、駆動軸分割体17aにおける軸受28からの突出部分のうち、スプライン軸部31aに下側チェーン歯車29が嵌合され、押えリング33によって固定される。この状態で、上下の各チェーン歯車15,29は平面視においてほぼ同一の位置に配置される。図3に示されるように、上下の各チェーン歯車15,29に、チェーン34が掛装されている。入力軸11から各傘歯車11a,14a を介して伝動軸14に伝達された牽引車の動力は、上下の各チェーン歯車15,29及びチェーン34を介して駆動側の駆動軸分割体17aに伝達される。これにより、駆動軸分割体17aが駆動回転される。本実施例の場合、牽引車の動力は、駆動側の駆動軸分割体17aにのみ伝達され、従動側の駆動軸分割体17bは、駆動軸本体16と連れ回りするのみである。図9に示されるように、従動側の駆動軸分割体17bの構成は、段付軸部31にスプライン軸部31aが設けられていないことを除いて、駆動側の駆動軸分割体17aの構成とほぼ同一である。なお、図3において、35は、上下の各チェーン歯車15,29及びチェーン34を覆うためのカバー体である。
図4及び図6に示されるように、駆動軸本体16及び駆動軸連結体19の各連結鍔部18,25と一対の駆動軸分割体17a,17b の連結鍔部32とが重ね合わせられたとき、各ボルト挿通孔18a,25a,32a が合致する。この状態で、駆動軸本体16及び駆動軸連結体の各連結鍔部18,25の側から、各ボルト挿通孔18a,25a,32a に連結ボルト23が挿通され、一対の駆動軸分割体17a,17b の各連結鍔部32から突出された雄ねじ部に六角ナット36が螺合される。各六角ナット36が強固に締め込まれることにより、駆動軸本体16及び駆動軸連結体19と一対の駆動軸分割体17a,17b とが一体に連結される。前記各六角ナット36を緩め、各連結ボルト23を抜き取ることにより、駆動軸本体16及び駆動軸連結体19と一対の駆動軸分割体17a,17b とを分離させることができる。
次に、作溝輪Wについて説明する。図6及び図7に示されるように、作溝輪Wは、僅かに外径の異なる一対のわん曲円板37,38の各凹面を対向させて、一対のわん曲円板37,38の外周縁部を相密着させた状態で一体溶接することにより成形される。そして、一対のわん曲円板37,38の外周縁部(外周縁から所定長の部分)のみが地中に入り込み得るように、一対のわん曲円板37,38の各外周面に同一径の鍔リング39が一体に取付けられた構成である。一対のわん曲円板37,38のうち、大径のわん曲円板37の凸面側の外周縁部の環状をした範囲にのみ高周波焼入が施されている。
各わん曲円板37,38の軸心部分には、それぞれ取付孔37a,38a が設けられている。各取付孔37a,38a にパイプ状の取付体41が嵌め込まれ、両者の接合部分が溶接されることにより、各わん曲円板37,38と取付体41とが一体化されている。前記取付体41の端部(鍔リング39から外れた部分)には、作溝輪連結ピン21を挿通させるための各ピン挿通孔41aが、軸直角方向に貫通状態で設けられている。更に、前記取付体41の外周面で、軸方向における一対のわん曲円板37,38よりも外側の部分には、前記ピン挿通孔41aと軸直角にして、各ボルト挿通孔41bが設けられている。取付体41の外周面における各ボルト挿通孔41bの部分には、各ボルト挿通孔41bと軸心同一にして六角ナット42が固着されていて、各六角ナット42に固定ボルト43が螺合されている。
図6及び図7に示されるように、各作溝輪Wは、取付体41が駆動軸本体16の外周面に嵌め込まれることによって装着される。そして、前記取付体41のピン挿通孔41aと、該ピン挿通孔41aと対応して駆動軸本体16及び駆動軸連結体19の連結軸部24に設けられたピン挿通孔16a,24a とが合致され、各ピン挿通孔16a,24a,41a に作溝輪連結ピン21が挿通されることによって回り止め状態で固定される。更に、各六角ナット42に螺合され、取付体41のボルト挿通孔41bから僅かに突出された固定ボルト43が、駆動軸本体16を押圧する。これにより、駆動軸本体16に対する作溝輪Wのガタツキが解消される。なお、図6において、44は、作溝輪連結ピン21を抜止め状態で保持するための抜止めピンである。
本発明に係る作溝輪駆動軸装置Aの作用について説明する。図1及び図2に示されるように、牽引車により機体Kが牽引されて走行方向Rに走行すると、牽引車の動力が作溝輪駆動軸Bに伝達されて各作溝輪Wが駆動回転され、圃場には鍔リング39から作溝輪Wの外周縁までの長さに対応する深さDの播種溝Vが、所定間隔(作溝輪Wどうしの取付間隔P)をおいて形成される(図13参照)。また、駆動輪4が回転されることにより、該駆動輪4の回転力が伝動機構(図示せず)を介してホッパH内の繰出機構(図示せず)を作動させる。ホッパH内の各収容室1a,1b に分離して収容されている種子Sと肥料が繰り出されて、直下の受け器2内で混合され、播種ホース3を介して両者の混合物が、機体Kの走行速度に比例した量だけ各播種溝Vに落下される。即ち、播種溝Vに対する播種と施肥とが同時に行われる。播種と施肥の直後には、覆土チェーン5により前記播種溝V内に少量の土が落下され、種子Sと肥料が覆土される。
各作溝輪Wを構成する一対のわん曲円板37,38の外周縁部は、長期間の使用により磨耗されるため、定期的な交換が必要である。次に、磨耗した作溝輪Wを、新規の作溝輪Wに交換するときの作用について説明する。最初に、機体Kから作溝輪駆動軸Bを分離させる。本実施例の作溝輪駆動軸装置Aの場合、作溝輪駆動軸Bは三分割されていて、駆動軸本体ユニットU(駆動軸本体16に多数の作溝輪Wが外嵌された状態)と、機体Kのサイドフレーム8に取付けられた一対の駆動軸分割体17a,17b との連結を解除させることにより、前記駆動軸本体ユニットUのみが機体Kから分離される。
図4に示されるように、駆動軸本体ユニットUにおける軸方向の両端部に設けられた連結鍔部18,25と一対の駆動軸分割体17a,17b の各連結鍔部32とを連結している多数本の六角ナット36を緩め、各連結ボルト23を抜き取る。これにより、駆動軸本体ユニットUと一対の駆動軸分割体17との連結が解放される。そして、駆動軸本体16と駆動軸連結体19とを連結固定している軸連結ピン22、及び駆動軸本体16と該駆動軸本体16の一端部(連結鍔部18が設けられていない側の端部)に外嵌された作溝輪Wとを連結固定している作溝輪連結ピン21を抜き取る。これにより、駆動軸本体16と駆動軸連結体19とが分離可能となる。駆動軸本体16と駆動軸連結体19とを分離させると、駆動軸本体16の一端部が開放される。続いて、駆動軸本体16と他の作溝輪Wとを連結固定している各作溝輪連結ピン21を抜き取る。駆動軸本体16との連結が開放された各作溝輪Wを、駆動軸本体16の外周面を滑らせながら駆動軸本体16の一端部に移動させて、磨耗された前記各作溝輪Wを駆動軸本体16から取り外す。これにより、全ての作溝輪Wを駆動軸本体16から、順次取り外すことができる。
そして、駆動軸本体16における連結鍔部18が設けられていない側から、新規の作溝輪Wを順次駆動軸本体16に外嵌させ、駆動軸本体16の外周面を滑らせながら軸方向に移動させて所定位置に配置させる。続いて、駆動軸本体16の一端部に駆動軸連結体19の連結軸部24を挿入する。駆動軸本体16のピン挿通孔16bと、駆動軸連結体19の連結軸部24のピン挿通孔24bとを合致させ、軸連結ピン22を挿通させて、駆動軸本体16と駆動軸連結体19とを連結固定させる。この状態で、各作溝輪Wの取付体41におけるピン挿通孔41aと駆動軸本体16及び駆動軸連結体19の各ピン挿通孔16a,24a とを合致させ、各作溝輪連結ピン21を挿通させて、各作溝輪Wを駆動軸本体16に連結固定させる。上記した作業により、新規の作溝輪Wが外嵌された駆動軸本体ユニットUが形成される。前記駆動軸本体ユニットUの軸方向の両端部に設けられた一対の連結鍔部18,25を、対応する一対の駆動軸分割体17a,17b の各連結鍔部32に当てがい、各ボルト挿通孔18a,25a,32a を合致させる。駆動軸本体ユニットUの一対の連結鍔部18,25の側から、各ボルト挿通孔18a,25a,32a に連結ボルト23を挿通させ、一対の駆動軸分割体17a,17b の各連結鍔部32から突出された雄ねじ部に六角ナット36を締め込む。これにより、駆動軸本体ユニットUと一対の駆動軸分割体17a,17b とが一体に連結固定される。
上記したように、本実施例の作溝輪駆動軸装置Aでは、不耕起直播機の機体Kから作溝輪駆動軸Bの駆動軸本体ユニットUを分離させるとき、機体Kを構成するサイドフレーム8から軸受57(図15参照)を取り外す必要がない。換言すれば、軸受57をサイドフレーム8に取付けたまま駆動軸本体ユニットUのみを取り外すことができるため、新旧の作溝輪Wの交換作業が容易である。そして、新旧の作溝輪Wの交換作業が行われている間、一対の駆動軸分割体17a,17b は機体Kのサイドフレーム8に支持されたままであるため、各駆動軸分割体17a,17b の分解・組付作業が不要となり、この面からしても、新旧の作溝輪Wの交換作業が容易になる。
図12に示されるように、本実施例の作溝輪Wでは、取付体41にピン挿通孔41aを設けるために、各わん曲円板37,38の取付位置(各わん曲円板の接合位置)は、前記取付体41の長手方向の中央部Cよりも距離bだけ軸方向にずれている。そして、駆動軸本体16には多数個(本実施例では10個)の作溝輪Wが、前記駆動軸本体16の軸方向のほぼ中央に対して左右両側の各部分に、互いに左右反転された状態(本実施例では、5個の作溝輪Wが相対向する形態)で外嵌されている。このため、駆動軸本体16における左右両側の部分には、左右反転されて外嵌される各作溝輪Wを固定するために、作溝輪Wの取付間隔Pで、しかも、作溝輪Wの数に対応した個数(本実施例では、10個)のピン挿通孔16aが設けられている。このうち、駆動軸本体16のほぼ中央部に設けられる2個のピン挿通孔16aどうしの間隔P’は、当該各ピン挿通孔16aに対向して外嵌される一対の作溝輪Wに対応している。即ち、作溝輪Wにおいて、一対のわん曲円板37,38の接合位置から、取付体41におけるピン挿通孔24aまでの距離を「a」とすると、P=2×a+P’であり、前式から、P’=P−2×aが成立する。ここで、作溝輪Wどうしの取付間隔Pは一定であるため、駆動軸本体16の軸方向のほぼ中央部における2個のピン挿通孔16aの間隔P’が、(P−2×a)になるようにすれば、多数個の作溝輪Wを駆動軸本体16の軸方向の中央部に対して左右両側の各部分に、互いに左右反転された状態で外嵌させることができる。
これにより、全ての作溝輪Wどうしの取付間隔Pを一定にし、かつ、機体Kの幅を大きくすることなく、該機体Kに取付けられる作溝輪Wの数を増やすことができる。また、駆動軸本体16に外嵌される全ての作溝輪Wを同一形状のもので済ませられ、駆動軸本体16の両端部にのみ別構造の作溝輪Wを使用する必要がなくなる。
本実施例の駆動軸本体16及び駆動軸連結体19と一対の駆動軸分割体17a,17b とは、各連結鍔部18,25,32を介して連結される。このため、駆動軸本体16及び駆動軸連結体19と一対の駆動軸分割体17a,17b との重なり面が広くなって、多数本の連結ボルト23を配置させることができ、牽引車の動力を各作溝輪Wに確実に伝達させることができる。
本実施例の作溝輪駆動軸装置Aでは、駆動手段(上下の各チェーン歯車15,29とチェーン34)は、駆動軸本体16において連結鍔部18が設けられている側(駆動軸連結体19が挿入されていない側)に設けられている。このため、牽引車の動力が前記駆動手段を介して、直接に駆動軸本体16(即ち、各作溝輪W)に伝達される。もし、前記駆動手段が、駆動軸本体における反対側(駆動軸連結体19が挿入されている側)に設けられている場合、牽引車の動力は、駆動軸連結体19を介して伝達される。ここで、駆動軸本体16と駆動軸連結体19とは、軸連結ピン22によって連結されているため、軸連結ピン22とピン挿通孔16b,24b との間に僅かな隙間があることも考えられる。すると、牽引車の動力が僅かに遅れて駆動軸本体16に伝達され、駆動軸本体16と駆動軸連結体19との間で「ねじれ」が発生して伝達効率を低下させてしまう。しかし、本実施例の作溝輪駆動軸装置Aでは、前記駆動軸連結体19は、動力の非伝達側に配置されていて連れ回りされる構成であるため、伝達効率を低下させるおそれはないと共に、駆動軸伝達部(駆動軸本体16と駆動軸連結体19との連結部分)の連結強度を確保できる。換言すれば、駆動軸本体16と駆動軸連結体19を、単に軸連結ピン22で連結させるという簡便な連結方法であっても、両者の間に生ずるねじり応力に耐えられる。
請求項1に記載の発明の技術思想は、以下の構成のサイドドライブ式の「ロータリー耕耘装置」に対しても適用可能である。即ち、上記実施例の作溝輪と同様な構成の多数の耕耘爪ユニットを備えていて、駆動軸本体に外嵌される耕耘爪ユニットとして、スリーブ(取付体)に対して直接に耕耘爪が溶接等の固着手段により一体に固着されていて、駆動軸本体に耕耘爪ユニットが取付けられた状態では、磨耗した耕耘爪の交換が不可能な構成のロータリー耕耘装置である。
本発明の作溝輪駆動軸装置Aが取付けられた不耕起直播機の側面図である。 同じく概略平面図である。 作溝輪駆動軸装置Aを進行方向前方から見た図である。 機体Kから、作溝輪駆動軸Bの駆動軸本体ユニットUを分離させた状態の斜視図である。 作溝輪駆動軸Bの分解図である。 駆動側の駆動軸分割体17aの部分の断面図である。 図6のX−X線断面図である。 作溝輪駆動軸Bの他端部の一部を破断した斜視図である。 従動側の駆動軸分割体17bの部分の断面図である。 駆動軸本体16と駆動軸連結体19とを分離した状態の斜視図である。 駆動軸本体16と駆動軸連結体19との連結部分の断面図である。 10個の作溝輪Wが、駆動軸本体16に左右反転させて取付けられる状態を示す図である。 (イ),(ロ)は、使用開始時及び所定時間使用後における従来の作溝輪W’の磨耗状況を示す拡大断面図である。 (イ),(ロ)は、播種溝Vに種子Sが落下された状態を示す拡大断面図である。 従来の作溝輪駆動軸装置A’において、作溝輪駆動軸51とを分離させる状態の図である。
A:作溝輪駆動軸装置
B:作溝輪駆動軸
K:機体
P:取付間隔(所定間隔)
V:播種溝
W:作溝輪
8:サイドフレーム
16:駆動軸本体
17a,17b :駆動軸分割体
18,25,32:連結鍔部
19:駆動軸連結体
24:連結軸部
31:段付軸部
37,38:わん曲円板(作溝輪本体)
41:取付体

Claims (3)

  1. 機体の幅方向に支持された作溝輪駆動軸に多数の作溝輪が所定間隔をおいて取付けられ、牽引車により牽引されて、圃場に作溝された多条の播種溝に作溝直後に直接に播種する構成の不耕起直播機において、
    前記作溝輪駆動軸は、
    軸方向の一端部のみに連結鍔部が一体に取付けられて、軸方向の他端部から前記作溝輪が外嵌可能な長軸状の駆動軸本体と、
    前記機体の幅方向の両端部に相対向して設けられた一対のサイドフレームの下端部内側の同一軸心上に相対向して回転可能に支持され、内端部に連結鍔部が一体に取付けられた一対の短軸状の駆動軸分割体と、
    連結状態で外端となる部分のみに連結鍔部が一体に取付けられて、前記駆動軸本体の連結鍔部と反対側の端部に挿入して、前記駆動軸本体に取付けられる短軸状の駆動軸連結体とから成り、
    前記駆動軸本体の一端部は、連結鍔部を介して一方の駆動軸分割体に連結され、前記駆動軸本体の他端部は前記駆動軸連結体を介して他方の駆動軸分割体に連結され、
    前記機体から前記駆動軸本体のみを取り外して、当該駆動軸本体から駆動軸連結体を取り外した状態において、当該駆動軸本体における連結鍔部が設けられていない側の端部から新旧の作溝輪の交換が可能であり、
    前記作溝輪は、駆動軸本体に外嵌される取付体の長手方向の中央に対して軸方向にずれた位置に作溝輪本体が一体に取付けられた構成であって、
    前記駆動軸本体に外嵌される多数の作溝輪は、該駆動軸本体の軸方向の中央部に対して左右両側の各部分に、互いに左右反転された状態で外嵌されていることを特徴とする不耕起直播機の作溝輪駆動軸装置。
  2. 前記駆動軸本体の端部に挿入された駆動軸連結体は、当該端部に外嵌された作溝輪と一体となって前記駆動軸本体に連結されることを特徴とする請求項1に記載の不耕起直播機の作溝輪駆動軸装置。
  3. 前記駆動軸本体に一体に取付けられた連結鍔部は駆動側に配置されて、当該駆動側の駆動軸分割体の連結鍔部と一体に連結されることを特徴とする請求項1又は2に記載の不耕起直播機の作溝輪駆動軸装置。
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