JP4581362B2 - 投影用スクリーン - Google Patents

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Description

この発明は、投影用スクリーンに関する。
プロジェクタ等の投影装置による画像投影に用いられる投影用スクリーンには、一枚パネル型のものと巻取り型のものとがあるが、一枚パネル型スクリーンは大型で、携帯には適さず、また、巻取り型スクリーンも、巻取り状態での長さがスクリーンの一辺の長さ以上であるため、携帯性が良いとは言えない。
そのため、従来から、一方の面が反射面とされた長方形状または正方形状をなす実質的に同じサイズの複数枚のスクリーン片からなるスクリーン体を備えた分割型スクリーンが提案されている。
この分割型スクリーンには、前記反射面とは反対面に磁石を設けた複数枚のスクリーン片からなり、使用時に、前記複数枚のクリーン片を面一に並べて磁性板面に吸着されて前記複数枚のクリーン片の反射面が並んだ画像投影面を形成するスクリーン体を備えたものと、ヒンジ部を介して折り重ね可能に連結された2枚のスクリーン片からなり、使用時に、前記2枚のスクリーン片を面一に並べた状態に展開されて前記2枚のクリーン片の反射面が並んだ画像投影面を形成するスクリーン体とを備えたものとがあり、いずれの分割型スクリーンも、不使用時に、前記複数枚のスクリーン片を積み重ねるか、あるいは前記2枚のスクリーン体を折り重ねた状態に折りたたむことができるため、携帯に便利である。(特許文献1参照)
特開平7―306475号公報
しかし、磁石を設けた複数枚のスクリーン片を並べて磁性板面に吸着されて画像投影面を形成する分割型スクリーンは、ホワイトボード等を前記複数枚のスクリーン片を吸着させる磁性板として利用しなければならないため、使用条件に制約がある。
一方、ヒンジ部を介して連結した2枚のスクリーン片を展開されて画像投影面を形成する分割型スクリーンは、展開されたスクリーン体を、その脚部材に起立状態で支持させるか、あるいは壁面に掛けたり吊下げたりして使用することができるため、使用条件の制約はほとんど無い。
しかしながら、この分割型スクリーンは、前記2枚のスクリーン片を展開させて形成される画像投影面の面積が1枚のスクリーン片の面積の2倍しかないため、大面積の画像投影面を形成するには、前記2枚のスクリーン片の面積を大きくするか、あるいは、複数枚の分割型スクリーンを並べて使用しなければならない。
この発明は、大面積の画像投影面を形成することができ、しかも、コンパクトに折りたたんで容易に携帯することができる投影用スクリーンを提供することを目的としたものである。
この発明は、複数枚のスクリーン片を有し、前記複数枚のスクリーン片の間のうち、少なくとも縦方向におけるスクリーン片間は、ヒンジ部が設けられた第1の境界部及びその間の離間を許容する切れ目が設けられた第2の境界部からなり、使用時に、前記複数枚のスクリーン片を面一に並べた状態に広げられ、不使用時に、前記第1の境界部をはさんで隣り合うスクリーン片同士を折り重ね、その両面側に前記第2の境界部をはさんで隣り合うスクリーン片を折り重ねて折りたたまれるスクリーン体と、前記スクリーン体の1枚のスクリーン片と略同じ平面形状のスクリーン体載置面を有し、前記スクリーン体載置面の一端部が、反射面を前記スクリーン体載置面の他端側とは反対方向に向けて起立された前記スクリーン体の下端を支持するスクリーン体支持部とされ、前記スクリーン体載置面の他端部に、展開されたスクリーン体を起立状態に支えるスクリーン体支え部材の下端を支持する支え柱支持部が設けられたスクリーン体載置台と、を備え、前記スクリーン体の起立状態における下側の各スクリーン片のうちの1枚のスクリーン片の下端がスクリーン体載置台のスクリーン体載置面の一端部に起伏回動可能に連結されており、前記スクリーン体は、折りたたみ状態で前記スクリーン体載置面上に倒伏格納されることを特徴とする。
この発明の投影用スクリーンは、一方の面が反射面とされた長方形状または正方形状をなす実質的に同じサイズの複数枚のスクリーン片がそれぞれの反射面を同じ方向に向けて2行及び2列に並び、且つ、2行及び2列の互いに隣り合う4枚のスクリーン片間の4つの境界部のうち、一方の行の2枚のスクリーン片と他方の行の2枚のスクリーン片との間のそれぞれの境界部と、前記一方と他方のいずれかの行の2枚のスクリーン片間の境界部とに、その境界部をはさんで隣り合うスクリーン片同士を折り重ね可能につなぐヒンジ部が設けられ、他の1つの境界部に、その境界部をはさんで隣り合うスクリーン片間の離間を許容する切れ目が設けられてなり、使用時に、前記複数枚のスクリーン片を面一に並べた状態に展開され、不使用時に、前記一方の行と他方の行の前記ヒンジ部を介してつながるスクリーン片同士を、それぞれの同じ面を互いに向き合わせて折り重ねるとともに、前記一方の行の複数枚のスクリーン片及び前記他方の行の複数枚のスクリーン片のうち、前記ヒンジ部を介してつながる2枚のスクリーン片同士を、前記一方の行と他方の行のスクリーン片の向き合い面とは反対面を互いに向き合わせて折り重ね、その2枚のスクリーンの一方の外面と他方の外面とに前記切れ目を介して隣り合う2枚のスクリーン片をそれぞれ折り重ねて折りたたまれるスクリーン体を備えているのが望ましい。
この発明の投影用スクリーンにおいて、スクリーン体は、2行及び少なくとも3列に並んだ6枚以上のスクリーン片からなっており、その一方の行の各スクリーン片と他方の行の各スクリーン片との間のそれぞれの境界部と、前記一方の行の各スクリーン片間の複数の境界部のうちの1枚置きの境界部と、前記他方の行の各スクリーン片間の複数の境界部のうち、前記一方の行の前記1枚置きの境界部に対して1スクリーン片分ずれた1枚置きの境界部とにヒンジ部が設けられ、前記一方の行の他の境界部と前記他方の行の他の境界部とに切れ目が設けられているのが望ましい。
前記スクリーン体は、例えば、2行及び4列に並んだ8枚のスクリーン片からなっており、その一方の行の4枚のスクリーン片と他方の行の4枚のスクリーン片との間のそれぞれの境界部と、前記一方の行の中央の2枚のスクリーン片間の境界部と、前記他方の行の中央の2枚のスクリーン片の一方とそれに隣接する一方の行端のスクリーン片との間及び前記中央の2枚のスクリーン片の他方とそれに隣接する他方の行端のスクリーン片との間のそれぞれの境界部とにヒンジ部が設けられ、前記一方の行の中央の2枚のスクリーン片の一方とそれに隣接する行端のスクリーン片との間及び前記中央の2枚のスクリーン片の他方とそれに隣接する行端のスクリーン片との間のそれぞれの境界部と、前記他方の行の中央の2枚のスクリーン片間の境界部とに切れ目が設けられているのが好ましい。
また、前記スクリーン体の一方の行のスクリーン片と他方の行のスクリーン片は、それぞれの反射面を互いに向き合わせて折り重ねられるのが好ましい。
この発明の投影用スクリーンにおいては、前記スクリーン体の複数枚のスクリーン片のうち、前記切れ目を挟んで隣り合うスクリーン片の境界部に、前記スクリーン体の折りたたみ時に前記切れ目を挟んで隣り合うスクリーン片間の離間を許容し、前記スクリーン体を展開させたときに前記切れ目を挟んで隣り合うスクリーン片の縁部同士を密接させる切れ目サポート部材を設けるのが望ましい。
前記切れ目サポート部材は、前記切れ目を挟んで隣り合うスクリーン片の両方の縁部に跨って設けられ、両側部を前記隣り合うスクリーン片の縁部にそれぞれ固定されてこれらのスクリーン片を連結する伸縮性シートが好ましい。
また、この発明の投影用スクリーンは、展開された前記スクリーン体の対角線長さと同程度の長さと、前記スクリーン体の1枚のスクリーン片の対角線長さ以下の長さとに調整可能なロッドからなり、展開された前記スクリーン体の反射面とは反対面側に前記スクリーン体の2つの対角線にそれぞれ沿わせて設けられ、両端を前記スクリーン体の対角位置の2つのコーナー部にそれぞれ連結されて前記スクリーン体の展開状態を保持する2本の筋交い部材をさらに備えているのが望ましい。
前記スクリーン体支え部材は、前記スクリーン体の1枚のスクリーン片の対角線長さと同程度の長さを有し、スクリーン体載置面上に起立状態で置かれた前記スクリーン体の反射面とは反対面の中間高さ付近と、前記スクリーン体載置面との間に斜めに配置されて前記スクリーン体を前記起立状態に支えるスクリーン支え柱からなっているのが好ましい。
また、前記スクリーン体載置台は、その一端部から前記スクリーン体支持部の延長線方向に張り出され、前記スクリーン体支持部に支持された前記スクリーン体のスクリーン体載置台の側方に突出する部分の下端を支持する補助載置台を格納可能に備えているのが好ましい。
さらに、前記スクリーン体載置台は、内部にその対角線方向に沿わせて前記スクリーン支え柱を収容可能な携帯鞄からなっているのが好ましい。
この発明の投影用スクリーンは、複数枚のスクリーン片の間のうち、予め定めたスクリーン片間が、ヒンジ部が設けられた第1の境界部、他のスクリーン片間が、その間の離間を許容する切れ目が設けられた第2の境界部からなっており、使用時に、前記複数枚のスクリーン片を面一に並べた状態に広げられ、不使用時に、前記第1の境界部をはさんで隣り合うスクリーン片同士を折り重ね、その両面側に前記第2の境界部をはさんで隣り合う隣り合うスクリーン片を折り重ねて折りたたまれるため、大面積の画像投影面を形成することができ、しかも、コンパクトに折りたたんで容易に携帯することができる。
この発明の投影用スクリーンは、一方の面が反射面とされた長方形状または正方形状をなす実質的に同じサイズの複数枚のスクリーン片を2行及び少なくとも2列に並べたスクリーン体を備えているのが望ましく、この投影用スクリーンによれば、前記複数枚のスクリーン片を面一に並べた状態に展開させることにより、前記複数枚のスクリーン片の反射面が2行及び少なくとも2列に並んだ面積、つまり1枚のスクリーン片の少なくとも4倍以上の大面積の画像投影面を形成することができる。
そして、この投影用スクリーンでは、前記スクリーン体の2行及び2列の互いに隣り合う4枚のスクリーン片間の4つの境界部のうち、一方の行の2枚のスクリーン片と他方の行の2枚のスクリーン片との間のそれぞれの境界部と、前記一方と他方のいずれかの行の2枚のスクリーン片間の境界部とに、その境界部をはさんで隣り合うスクリーン片同士を折り重ね可能につなぐヒンジ部を設け、他の1つの境界部に、その境界部をはさんで隣り合うスクリーン片間の離間を許容する切れ目を設けることにより、不使用時に、前記一方の行と他方の行の前記ヒンジ部を介してつながるスクリーン片同士を、それぞれの同じ面を互いに向き合わせて折り重ねるとともに、前記一方の行の複数枚のスクリーン片及び前記他方の行の複数枚のスクリーン片のうち、前記ヒンジ部を介してつながる2枚のスクリーン片同士を、前記一方の行と他方の行のスクリーン片の向き合い面とは反対面を互いに向き合わせて折り重ね、その2枚のスクリーンの一方の外面と他方の外面とに前記切れ目を介して隣り合う2枚のスクリーン片をそれぞれ折り重ねて折りたたむことができるようにするのが望ましく、このようにすることにより、前記スクリーン体を直交する2枚の方向に折りたたんでコンパクト化し、容易に携帯することができる。
この発明の投影用スクリーンにおいて、前記スクリーン体は、2行及び少なくとも3列に並んだ6枚以上のスクリーン片からなっており、その一方の行の各スクリーン片と他方の行の各スクリーン片との間のそれぞれの境界部と、前記一方の行の各スクリーン片間の複数つの境界部のうちの1枚置きの境界部と、前記他方の行の各スクリーン片間の複数つの境界部のうち、前記一方の行の前記1枚置きの境界部に対して1スクリーン片分ずれた1枚置きの境界部とにヒンジ部が設けられ、前記一方の行の他の境界部と前記他方の行の他の境界部とに切れ目が設けられているのが望ましく、このようにすることにより、前記複数枚のスクリーン片の反射面が2行及び少なくとも3列に並んだ面積、つまり1枚のスクリーン片の少なくとも6倍以上の面積の画像投影面を形成することができる。
前記スクリーン体は、例えば、2行及び4列に並んだ8枚のスクリーン片からなっており、その一方の行の4枚のスクリーン片と他方の行の4枚のスクリーン片との間のそれぞれの境界部と、前記一方の行の中央の2枚のスクリーン片間の境界部と、前記他方の行の中央の2枚のスクリーン片の一方とそれに隣接する一方の行端のスクリーン片との間及び前記中央の2枚のスクリーン片の他方とそれに隣接する他方の行端のスクリーン片との間のそれぞれの境界部とにヒンジ部が設けられ、前記一方の行の中央の2枚のスクリーン片の一方とそれに隣接する行端のスクリーン片との間及び前記中央の2枚のスクリーン片の他方とそれに隣接する行端のスクリーン片との間のそれぞれの境界部と、前記他方の行の中央の2枚のスクリーン片間の境界部とに切れ目が設けられているのが好ましく、このようにすることにより、前記複数枚のスクリーン片の反射面が2行及び4列に並んだ面積、つまり前記1枚のスクリーン片の8倍の面積の画像投影面を形成することができる。
また、前記スクリーン体の一方の行のスクリーン片と他方の行のスクリーン片は、それぞれの反射面を互いに向き合わせて折り重ねるのが好ましく、このようにすることにより、前記スクリーン体を、全てのスクリーン片の反射面を内側に向けた状態に折りたたんで前記反射面を保護することができる。
この発明の投影用スクリーンにおいては、前記スクリーン体の複数枚のスクリーン片のうち、前記切れ目を挟んで隣り合うスクリーン片の境界部に、前記スクリーン体の折りたたみ時に前記切れ目を挟んで隣り合うスクリーン片間の離間を許容し、前記スクリーン体を展開させたときに前記切れ目を挟んで隣り合うスクリーン片の縁部同士を密接させる切れ目サポート部材を設けるのが望ましく、このようにすることにより、展開された前記スクリーン体の前記切れ目の拡開を防止し、前記スクリーン体の全体にわたって隙間無く連続した画像投影面を形成するとともに、不使用時に、前記切れ目を介して隣り合う2枚のスクリーン片を、これらのスクリーン片の間に挟まれる他の2枚のスクリーン片(ヒンジ部を介してつながるスクリーン片)の外面に無理なく折り重ねることができる。
前記切れ目サポート部材は、前記切れ目を挟んで隣り合うスクリーン片の両方の縁部に跨って設けられ、両側部を前記隣り合うスクリーン片の縁部にそれぞれ固定されてこれらのスクリーン片を連結する伸縮性シートが好ましく、このようにすることにより、前記切れ目を介して隣り合う2枚のスクリーン片同士のずれ動きを抑制し、前記切れ目の終端部の疲労を軽減することができる。
また、この発明の投影用スクリーンは、展開された前記スクリーン体の対角線長さと同程度の長さと、前記スクリーン体の1枚のスクリーン片の対角線長さ以下の長さとに調整可能なロッドからなり、展開された前記スクリーン体の反射面とは反対面側に前記スクリーン体の2つの対角線にそれぞれ沿わせて設けられ、両端を前記スクリーン体の対角位置の2つのコーナー部にそれぞれ連結されて前記スクリーン体の展開状態を保持する2本の筋交い部材をさらに備えているのが望ましく、このようにすることにより、展開された前記スクリーン体を、前記ヒンジ部を挟んで隣り合うスクリーン片同士が前記ヒンジ部においてみだりに屈曲しないように補強し、平坦度の高い画像投影面を形成することができるとともに、不使用時に前記2本の筋交い部材の長さを短くし、この筋交い部材も含めて容易に携帯することができる。
また、この発明の投影用スクリーンは、展開された前記スクリーン体を起立状態に支えるスクリーン体支え部材をさらに備えているのが望ましく、このようにすることにより、展開された前記スクリーン体を起立状態に置いて画像投影に使用することができる。
前記スクリーン体支え部材は、前記スクリーン体の1枚のスクリーン片の対角線長さと同程度の長さを有し、スクリーン体載置面上に起立状態で置かれた前記スクリーン体の反射面とは反対面の中間高さ付近と、前記スクリーン体載置面との間に斜めに配置されて前記スクリーン体を前記起立状態に支えるスクリーン支え柱からなっているのが好ましく、このようにすることにより、展開された前記スクリーン体を、起立状態に支えて置くことができる。
また、この発明の投影用スクリーンは、前記スクリーン体の1枚のスクリーン片と略同じ平面形状のスクリーン体載置面を有し、前記スクリーン体載置面の一端部が、反射面を前記スクリーン体載置面の他端側とは反対方向に向けて起立された前記スクリーン体の下端を支持するスクリーン体支持部とされ、前記スクリーン体載置面の他端部に、前記スクリーン体支え柱の下端を支持する支え柱支持部が設けられたスクリーン体載置台をさらに備えているのが好ましく、このようにすることにより、前記スクリーン体載置台を利用して、展開されたスクリーン体を起立状態に置くことができる。
その場合は、前記スクリーン体の起立状態における下側の各スクリーン片のうちの1枚のスクリーン片の下端を前記スクリーン体載置台のスクリーン体載置面の一端部に起伏回動可能に連結し、前記スクリーン体を、折りたたみ状態で前記スクリーン体載置面上に倒伏格納させるようにするのが望ましく、このようにすることにより、折りたたんだスクリーン体を前記スクリーン体載置台と一緒に携帯することができる。
また、前記スクリーン体載置台は、その一端部から前記スクリーン体支持部の延長線方向に張り出され、前記スクリーン体支持部に支持された前記スクリーン体のスクリーン体載置台の側方に突出する部分の下端を支持する補助載置台を格納可能に備えているのが好ましく、このようにすることにより、前記スクリーン体を前記スクリーン体載置台と前記補助載置台とによりさらに安定に支持するとともに、不使用時は前記補助載置台を前記スクリーン体載置台に格納して携帯することができる。
さらに、前記スクリーン体載置台は、内部にその対角線方向に沿わせて前記スクリーン支え柱を収容可能な携帯鞄からなっているのが好ましく、このようにすることにより、前記携帯鞄を利用して、展開されたスクリーン体を起立状態に置くことができるとともに、不使用時に、前記スクリーン支え柱を前記携帯鞄内に収容して携帯することができる。
図1〜図11はこの発明の一実施例を示しており、図1及び図2は投影用スクリーンの使用状態の投影面側及びその反対面側から見た斜視図、図3は前記投影用スクリーンの不使用状態の斜視図、図4、図5、図6及び図7は図1のIV―IV線、V―V線、VI―VI線及びVII―VII線に沿うハッチングを省略した拡大断面図、図8及び図9は図3のVIII―VIII線及びIX―IX線に沿うハッチングを省略した拡大断面図である。
この実施例の投影用スクリーンは、図1及び図2に示したように、一方の面が投影光を反射する反射面3とされた縦長長方形状をなす実質的に同じサイズの8枚のスクリーン片2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2hがそれぞれの反射面3を同じ方向に向けて上下2行及び左右4列に並んだ、折りたたみ可能な8分割型のスクリーン体1を備えている。
このスクリーン体1は、縦横の幅が840mm×620mmの横長スクリーン体であり、前記8枚のスクリーン片2a〜2hはそれぞれ、JIS(日本工業規格)によるA4版と同程度の310mm×210mmのサイズを有している。
前記スクリーン片2a〜2hはいずれも、1mm程度の厚さの硬質片であり、高い光反射性を有するアルミニウム板、あるいは、一方の面にパール顔料を印刷して反射面aを形成した硬質樹脂板等からなっている。
そして、前記上下2行及び左右4列に並ぶ8枚のスクリーン片2a〜2hのうち、一方の行の4枚のスクリーン片2a,2b,2c,2dと他方の行の4枚のスクリーン片2e,2f,2g,2hとの間のそれぞれの境界部と、前記一方の行の中央の2枚のスクリーン片2b,2c間の境界部と、前記他方の行の中央の2枚のスクリーン片2f,2gの一方2fとそれに隣接する一方の行端のスクリーン片2eとの間及び前記中央の2枚のスクリーン片2f,2gの他方2gとそれに隣接する他方の行端のスクリーン片2hとの間のそれぞれの境界部とに、その境界部をはさんで隣り合うスクリーン片同士を折り重ね可能につなぐヒンジ部4,5が設けられ、前記一方の行の中央の2枚のスクリーン片2b,2cの一方2bとそれに隣接する行端のスクリーン片2aとの間及び前記中央の2枚のスクリーン片2b,2cの他方2cとそれに隣接する行端のスクリーン片2dとの間のそれぞれの境界部と、前記他方の行の中央の2枚のスクリーン片2f,2g間の境界部とに、その境界部の全長にわたって切れ目6が設けられている。
以下、前記一方の行と他方の行のスクリーン片2a,2e間、2b,2f間、2c,2g間及び2d,2h間のヒンジ部を横ヒンジ部と言い、前記一方の行のスクリーン片2b,2c間と前記他方の行のスクリーン片2e,2f間及び2g,2h間のヒンジ部5を縦ヒンジ部と言う。
前記横ヒンジ部4と縦ヒンジ部5はそれぞれ、可撓性樹脂フィルムからなる5〜10mm程度の幅のヒンジテープ4a,5aを、前記ヒンジ部4,5を挟んで隣り合うスクリーン片の両方の縁部にそれぞれ貼り付け固定して形成されている。
これらのヒンジテープ4a,5aのうち、一方の行と他方の行のスクリーン片2a,2e間、2b,2f間、2c,2g間及び2d,2h間の横ヒンジ部4を形成するヒンジテープ4aは、前記スクリーン片の反射面3に貼り付けられており、前記一方の行のスクリーン片2a,2b,2c,2dと他方の行のスクリーン片2e,2f,2g,2hを図4のようにそれぞれの反射面3を互いに向き合わせて折り重ねるヒンジ部を形成している。
なお、前記スクリーン片の反射面3に貼り付けられて前記横ヒンジ部4を形成するヒンジテープ4aは、高い透明度を有する無色テープまたは外面(スクリーン片貼り付け面とは反対面)に前記反射面3と同質の反射面を形成したテープからなっている。
また、前記一方の行のスクリーン片2b,2c間と前記他方の行のスクリーン片2e,2f間及び2g,2h間の縦ヒンジ部5を形成するヒンジテープ5aは、前記スクリーン片の反射面3とは反対面(以下、背面と言う)に貼り付けられており、前記一方の行のスクリーン片2b,2cと前記他方の行のスクリーン片2e,2f及び2g,2hを図5のようにそれぞれの背面を互いに向き合わせて折り重ねるヒンジ部を形成している。
一方、前記一方の行の前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片2a,2b及び2c,2dの境界部と、前記他方の行の前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片2f,2gの境界部にはそれぞれ、前記スクリーン体1の折りたたみ時に前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片間の離間を許容し、前記スクリーン体1を前記8枚のスクリーン片2a〜2hを面一に並べた状態に展開させたときに前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片の縁部同士を密接させる切れ目サポート部材7が設けられている。
この切れ目サポート部材7は、前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片2a,2b及び2c,2dと2f,2gの両方の縁部に跨って設けられ、両側部を前記隣り合うスクリーン片の縁部にそれぞれ貼り付け固定されてこれらのスクリーン片を連結する高伸縮率の伸縮性シートからなっている。
この伸縮性シートからなる切れ目サポート部材7は、前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片2a,2b及び2c,2dと2f,2gの背面の縁部に貼り付けられており、図6のように、前記隣り合うスクリーン片の折り重ねにともなって引き伸ばされながら屈曲し、前記隣り合うスクリーン片を面一に並べた状態に展開するのにともなって元の状態に縮小してこれらのスクリーン片の縁部同士を密接させる。
前記スクリーン体1は、使用時に、2行及び8列の8枚のスクリーン片2a〜2hを面一に並べた状態に展開され、不使用時に、前記8枚のスクリーン片2a〜2hを互いに折り重ねた状態に折りたたまれる。
図10は前記スクリーン体1の折りたたみ手順を示す模式図であり、ここでは便宜上、前記横ヒンジ部4を一点鎖線、前記縦ヒンジ部5を二点鎖線で示し、また前記切れ目6を、前記切れ目サポート部材7を設けていない切放し状態として示している。
図10のように、前記スクリーン体1は、まず(a)→(b)のように横ヒンジ部4において一方の行のスクリーン片2a〜2dと他方の行のスクリーン片2e〜2hとを同じ方向に折り重ね、これらの折り重ね片を、縦ヒンジ部5と切れ目6とが重なった境界部において、前記縦ヒンジ部5を内側にし、前記切れ目6を外側にして(b)→(c)のようにジグザグに折り重ねることにより、前記8枚のスクリーン片2a〜2hを互いに折り重ねた状態に折りたたまれる。
すなわち、前記スクリーン体1は、一方の行と他方の行の横ヒンジ部4を介してつながるスクリーン片2a,2e同士、2b,2f同士、2c,2g同士及び2d,2h同士を、それぞれの同じ面を互いに向き合わせて折り重ね、前記一方の行の4枚のスクリーン片2a,2b,2c,2d及び前記他方の行の4枚のスクリーン片2e,2f,2g,2hのうち、前記縦ヒンジ部5を介してつながる2枚のスクリーン片2b,2c同士、2e,2f同士及び2g,2h同士を、前記一方の行と他方の行のスクリーン片2a,2e、2b,2f、2c,2g及び2d,2hの向き合い面とは反対面を互いに向き合わせて折り重ね、その2枚のスクリーンの一方の外面と他方の外面とに前記切れ目6を介して隣り合う2枚のスクリーン片2a,2b、2c,2d及び2f,2gをそれぞれ折り重ねて折りたたまれる。
このスクリーン体1の折りたたみにおいて、前記縦ヒンジ部5を介してつながる2枚のスクリーン片の一方の外面と他方の外面とにそれぞれ折り重ねられる2枚のスクリーン片2a,2b、2c,2d及び2f,2gは、その間に挟み込まれる前記2枚のスクリーン片(縦ヒンジ部5を介してつながるスクリーン片)の重なり厚さに前記切れ目6を拡開させて折り重ねられ、また、前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片2a,2b及び2c,2dと2f,2gの両方の縁部に両側部を貼り付け固定された伸縮性シートからなる切れ目サポート部材7は、上述したように前記隣り合うスクリーン片の折り重ねにともなって引き伸ばされながら屈曲するため、前記スクリーン体1を、各スクリーン片2a〜2h及びヒンジ部4,5に無理な力を作用させることなく折りたたむことができる。
なお、この実施例では、前記横ヒンジ部4を形成するヒンジテープ4aを前記スクリーン片の反射面3に貼り付けることにより、この横ヒンジ部4を、一方の行のスクリーン片2a,2b,2c,2dと他方の行のスクリーン片2e,2f,2g,2hをそれぞれの反射面3を互いに向き合わせて折り重ねるヒンジ部とし、前記縦ヒンジ部5を形成するヒンジテープ5aを前記スクリーン片の反射面3とは反対の背面に貼り付けることにより、この縦ヒンジ部5を、一方の行のスクリーン片2b,2cと他方の行のスクリーン片2e,2f及び2g,2hをそれぞれの背面を互いに向き合わせて折り重ねるヒンジ部としているため、前記横ヒンジ部4を介してつながるスクリーン片同士がそれぞれの反射面3を互いに向き合わせて折り重ねられ、前記縦ヒンジ部5を介してつながるスクリーン片同士が前記反射面3とは反対の背面を互いに向き合わせて折り重ねられる。
また、この実施例の投影用スクリーンは、図2に示したように、前記2行及び8列の8枚のスクリーン片2a〜2hを面一に並べた状態に展開された前記スクリーン体1の対角線長さと同程度の長さと、前記スクリーン体1の1枚の長方形スクリーン片の長辺長さと同程度の長さとに調整可能なロッドからなり、展開された前記スクリーン体1の反射面3とは反対の背面側に前記スクリーン体1の2つの対角線にそれぞれ沿わせて設けられ、両端を前記スクリーン体1の対角位置の2つのコーナー部にそれぞれ連結されて前記スクリーン体1の展開状態を保持する2本の筋交い部材8をさらに備えている。
この2本の筋交い部材8はそれぞれ、直径を順次異ならせた複数本のパイプを順にスライド可能に嵌合した伸縮ロッドからなっており、展開されたスクリーン体1の対角線長さと同程度の長さに伸張され、その両端を前記スクリーン体1の対角位置の2つのコーナー部にそれぞれピン結合等の手段により着脱可能に連結して前記スクリーン体1の背面側に設けられる。
また、この実施例の投影用スクリーンは、展開された前記スクリーン体1の背面側の中心部において交差する前記2本の筋交い部材8の交差部に着脱可能に嵌合される筋交いクランプ部材9と、展開された前記スクリーン体1を起立状態に支えるスクリーン体支え部材10とをさらに備えている。
前記スクリーン体支え部材10は、前記スクリーン体1の1枚のスクリーン片の対角線長さと同程度の長さを有し、スクリーン体載置面上に起立状態で置かれた前記スクリーン体1の背面の中間高さ付近と、前記スクリーン体載置面との間に斜めに配置されて前記スクリーン体1を前記起立状態に支えるスクリーン支え柱からなっている。以下、このスクリーン体支え部材10をスクリーン支え柱と言う。
なお、この実施例では、前記スクリーン体支え柱10の上端を前記筋交いクランプ部材9に着脱可能に嵌合させ、前記スクリーン体1の中心部を前記スクリーン体支え柱10により支えさせるようにしている。
さらに、この実施例の投影用スクリーンは、前記スクリーン体1の1枚のスクリーン片と略同じ平面形状のスクリーン体載置面を有し、前記スクリーン体載置面の一端部が、反射面3を前記スクリーン体載置面の他端側とは反対方向に向けて起立された前記スクリーン体1の下端を支持するスクリーン体支持部とされ、前記スクリーン体載置面の他端部に、前記スクリーン体支え柱10の下端を支持する支え柱支持部15が設けられたスクリーン体載置台11をさらに備えている。
このスクリーン体載置台11は、内部にその対角線方向に沿わせて前記スクリーン支え柱10を収容可能な携帯鞄からなっている。以下、このスクリーン体載置台11を携帯鞄という。
この携帯鞄11は、前記スクリーン体1の1枚のスクリーン片のサイズ(310mm×210mm)よりも若干大きい約320mm×220mmのサイズの長方形状の外形を有し、内部の対角線長さが前記スクリーン支え柱10よりも僅かに長く設定された長方形箱状のケース部12と開閉蓋部13とからなっており、前記ケース部12の上部に手提げ用取手14が設けられている。
この携帯鞄11は、例えばテーブル等の上に、前記ケース部12の底部外面と開閉蓋部13の外面のいずれか一方を上方に向けた寝かせ状態に置かれてスクリーン体載置台とされるものであり、その寝かせ状態における上面、例えば開閉蓋部13の外面がスクリーン体載置面とされるとともに、このスクリーン体載置面の一端部が、反射面3を前記スクリーン体載置面の他端側とは反対方向に向けて起立されたスクリーン体1の下端を支持するスクリーン体支持部とされ、前記スクリーン体載置面の他端部に、前記スクリーン体支え柱10の下端を支持する穴状の支え柱支持部15が設けられている。
そして、前記スクリーン体1の起立状態における下側、つまり下側の行の各スクリーン片2a,2b,2c,2dのうちの1枚のスクリーン片の下端は、前記携帯鞄11のスクリーン体載置面の一端部に起伏回動可能に連結されており、前記スクリーン体1は、上述した折りたたみ状態で、図3及び図8〜図9に示したように前記携帯鞄11のスクリーン体載置面上に倒伏格納される。
この実施例では、前記スクリーン体1の起立状態における下側の行の中央の2枚のスクリーン片2b,2cのうちの一方のスクリーン片2bの下端を、高伸縮率の伸縮性連結シート16を介して前記携帯鞄11のスクリーン体載置面の一端部に連結している。
この伸縮性連結シート16は、その両側部を前記スクリーン片2bの下縁部と前記携帯鞄11のスクリーン体載置面の一端部とにそれぞれ貼り付け固定されており、図7のように、前記スクリーン片2bを前記携帯鞄11のスクリーン体載置面上に倒伏させるのにともなって引き伸ばされながら屈曲する。
さらに、前記携帯鞄11は、その一端部から前記スクリーン体支持部の延長線方向に張り出され、前記スクリーン体支持部に支持されたスクリーン体1の前記携帯鞄11の側方に突出する部分の下端を支持する補助載置台17を格納可能に備えている。
この補助載置台17は、前記スクリーン体1の1枚のスクリーン片の短辺長さ(展開させたスクリーン体1を起立させたときのスクリーン片の上下端の辺長)と同程度の長さと、前記携帯鞄11の厚さ(寝かせ状態における高さ)と実質的に同じ高さと、前記スクリーン片の厚さ(1mm程度)の数倍、例えば3〜5mm程度の厚さを有する角棒状のアームからなっており、その一端を前記携帯鞄11のケース部12の角部に枢支され、前記スクリーン体1の起立状態における下側の行の中央の2枚のスクリーン片2b,2cのうち、前記携帯鞄11に連結されていないスクリーン片2cの下端を支持する張り出し状態と、前記携帯鞄11の一端面に沿わせて格納された状態とに回動可能に設けられている。
前記投影用スクリーンは、一方の面が反射面3とされた縦長長方形状をなす実質的に同じサイズの8枚のスクリーン片2a〜2hを上下2行及び左右4列に並べたスクリーン体1を備えたものであるため、前記8枚のスクリーン片2a〜2hを面一に並べた状態に展開させることにより、前記8枚のスクリーン片2a〜2hの反射面3が2行及び4列に並んだ面積、つまり1枚のスクリーン片の8倍の面積を有する大面積の画像投影面を形成することができる。
しかも、この投影用スクリーンは、前記スクリーン体1の2行及び4列に並ぶ8枚のスクリーン片2a〜2hのうち、一方の行の4枚のスクリーン片2a,2b,2c,2dと他方の行の4枚のスクリーン片2e,2f,2g,2hとの間のそれぞれの境界部と、前記一方の行の中央の2枚のスクリーン片2b,2c間の境界部と、前記他方の行の中央の2枚のスクリーン片2f,2gの一方2fとそれに隣接する一方の行端のスクリーン片2eとの間及び前記中央の2枚のスクリーン片2f,2gの他方2gとそれに隣接する他方の行端のスクリーン片2hとの間のそれぞれの境界部とに、その境界部をはさんで隣り合うスクリーン片同士を折り重ね可能につなぐヒンジ部4,5を設け、前記一方の行の中央の2枚のスクリーン片2b,2cの一方2bとそれに隣接する行端のスクリーン片2aとの間及び前記中央の2枚のスクリーン片2b,2cの他方2cとそれに隣接する行端のスクリーン片2dとの間のそれぞれの境界部と、前記他方の行の中央の2枚のスクリーン片2f,2g間の境界部とに切れ目6を設けることにより、不使用時に、前記一方の行と他方の行の横ヒンジ部4を介してつながるスクリーン片同士を、それぞれの同じ面を互いに向き合わせて折り重ねるとともに、前記一方の行の4枚のスクリーン片2a〜2d及び前記他方の行の4枚のスクリーン片2e〜2hのうち、縦ヒンジ部5を介してつながる2枚のスクリーン片同士を、前記一方の行と他方の行のスクリーン片の向き合い面とは反対面を互いに向き合わせて折り重ね、その2枚のスクリーンの一方の外面と他方の外面とに前記切れ目6を介して隣り合う2枚のスクリーン片をそれぞれ折り重ねて折りたたむことができるようにしているため、前記スクリーン体1を直交する2枚の方向に折りたたんでコンパクト化し、容易に携帯することができる。
また、上記投影用スクリーンは、前記スクリーン体1の一方の行のスクリーン片2a〜2hと他方の行のスクリーン片2e〜2hを、それぞれの反射面3を互いに向き合わせて折り重ねるようにしているため、前記スクリーン体1を、全てのスクリーン片2a〜2hの反射面3を内側に向けた状態に折りたたんで前記反射面3を保護することができる。
さらに、上記実施例では、前記スクリーン体1の各スクリーン片2a〜2hのうち、前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片の境界部に、前記スクリーン体1の折りたたみ時に前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片間の離間を許容し、前記スクリーン体1を展開させたときに前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片の縁部同士を密接させる切れ目サポート部材7を設けているため、展開された前記スクリーン体1の前記切れ目6の拡開を防止し、前記スクリーン体1の全体にわたって隙間無く連続した画像投影面を形成するとともに、不使用時に、前記切れ目6を介して隣り合う2枚のスクリーン片を、これらのスクリーン片の間に挟まれる他の2枚のスクリーン片(縦ヒンジ部5を介してつながるスクリーン片)の外面に無理なく折り重ねることができる。
また、上記投影用スクリーンでは、前記切れ目サポート部材7を、前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片の両方の縁部に跨って設けられ、両側部を前記隣り合うスクリーン片の縁部にそれぞれ固定されてこれらのスクリーン片を連結する伸縮性シートとしているため、前記切れ目6を介して隣り合う2枚のスクリーン片同士のずれ動きを抑制し、前記切れ目6の終端部(一方の行と他方の行の2枚のスクリーン片間の境界部との交差部)の疲労を軽減することができる。
さらにまた、上記投影用スクリーンでは、展開された前記スクリーン体1の対角線長さと同程度の長さと、前記スクリーン体1の1枚のスクリーン片の長辺長さと同程度の長さとに調整可能な伸縮ロッドからなり、展開された前記スクリーン体1の反射面とは反対の背面側に前記スクリーン体1の2つの対角線にそれぞれ沿わせて設けられ、両端を前記スクリーン体1の対角位置の2つのコーナー部にそれぞれ連結されて前記スクリーン体1の展開状態を保持する2本の筋交い部材8をさらに備えているため、展開された前記スクリーン体1を、前記ヒンジ部4,5を挟んで隣り合うスクリーン片同士が前記ヒンジ部4,5においてみだりに屈曲しないように補強し、平坦度の高い画像投影面を形成することができるとともに、不使用時に前記2本の筋交い部材8の長さを短くし、この筋交い部材8も含めて容易に携帯することができる。
また、上記投影用スクリーンは、前記スクリーン体1の1枚のスクリーン片の対角線長さと同程度の長さを有し、展開され起立状態でスクリーン体載置面上に置かれた前記スクリーン体1の反射面3とは反対の背面の中間高さ付近と、前記スクリーン体載置面との間に斜めに配置されて前記スクリーン体1を前記起立状態に支えるスクリーン支え柱10をさらに備えているため、展開された前記スクリーン体1を起立状態に支えて置いて画像投影に使用することができる。
また、上記投影用スクリーンは、前記スクリーン体1の1枚のスクリーン片と略同じ平面形状を有し、寝かせ状態に置かれてスクリーン体載置台とされる携帯鞄11をさらに備え、この携帯鞄11の寝かせ状態における上面をスクリーン体載置面とするとともに、このスクリーン体載置面の一端部を、展開され反射面3を前記スクリーン体載置面の他端側とは反対方向に向けて起立されたスクリーン体1の下端を支持するスクリーン体支持部とし、前記スクリーン体載置面の他端部に、前記スクリーン体支え柱10の下端を支持する穴状の支え柱支持部15を設けているため、この携帯鞄11を利用して、展開されたスクリーン体1を起立状態に置くことができる。
図11は投影用スクリーンの使用例を示しており、この使用例は、テーブル18上の一端側にプロジェクタ19を置き、前記テーブル18上の他端側に前記投影用スクリーンを置いて、前記プロジェクタ19による投影画像を前記前記投影用スクリーンのスクリーン体1に投影表示するようにしたものである。
上記投影用スクリーンは、前記スクリーン体1の1枚のスクリーン片と略同じ平面形状を有し、テーブル等の上に寝かせ状態に置かれてスクリーン体載置台とされる携帯鞄11をさらに備え、この携帯鞄11の寝かせ状態における上面をスクリーン体載置面とするとともに、このスクリーン体載置面の一端部を、展開され反射面3を前記スクリーン体載置面の他端側とは反対方向に向けて起立されたスクリーン体1の下端を支持するスクリーン体支持部とし、前記スクリーン体載置面の他端部に、前記スクリーン体支え柱10の下端を支持する穴状の支え柱支持部15を設けているため、この携帯鞄11を利用して、展開されたスクリーン体1を起立状態に置くことができる。
また、前記携帯鞄11は、その一端部から前記スクリーン体支持部の延長線方向に張り出され、前記スクリーン体支持部に支持された前記スクリーン体1の前記携帯鞄11の側方に突出する部分の下端を支持する補助載置台17を格納可能に備えているため、前記スクリーン体1を前記携帯鞄11と前記補助載置台17とによりさらに安定に支持するとともに、不使用時は前記補助載置台17を前記携帯鞄11の端面に格納して携帯することができる。
そして、前記携帯鞄11は、上述したように、前記スクリーン体1の1枚のスクリーン片よりも若干大きい長方形状の外形を有し、内部の対角線長さが前記スクリーン支え柱10よりも僅かに長く設定された長方形箱状のケース部12と開閉蓋部13とからなっているため、投影用スクリーンの不使用時に、前記スクリーン支え柱10を前記携帯鞄11内に収容して携帯することができる。
また、前記伸縮ロッドからなる2本の筋交い部材8は上述したように前記スクリーン体1の1枚のスクリーン片の長辺長さと同程度の長さに縮小でき、また、前記2本の筋交い部材8の交差部をクランプする筋交いクランプ部材9は、前記1枚のスクリーン片の面積よりもはるかに小さいため、前記2本の筋交い部材8と筋交いクランプ部材9も前記携帯鞄11内に収容して携帯することができる。
なお、前記2本の筋交い部材8は、図2に鎖線で示したように、その両端のいずれか一方を前記スクリーン体1のコーナー部に連結したまま縮小させて前記スクリーン体1の背面に格納してもよく、その場合は、前記スクリーン体1を前記筋交い部材8をスクリーン片間に挟み込んで折りたためばよい。
さらに、上記投影用スクリーンでは、前記スクリーン体1の起立状態における下側の各スクリーン片2a,2b,2c,2dのうちの1枚のスクリーン片2bの下端を前記携帯鞄11のスクリーン体載置面の一端部に起伏回動可能に連結し、前記スクリーン体1を、折りたたみ状態で前記スクリーン体載置面上に倒伏格納させるようにしているため、折りたたんだスクリーン体1を前記携帯鞄11と一緒に携帯することができる。
なお、折りたたんだスクリーン体1を前記携帯鞄11のスクリーン体載置面上に倒伏格納させる場合、前記スクリーン体1の各スクリーン片2a〜2hのうち、前記スクリーン体載置面の一端部に起伏回動可能に連結された1枚のスクリーン片2bは、その背面側に折り重ねられたスクリーン片2c,2g,2h,2dを前記スクリーン体載置面との間に挟み込んだ状態で倒伏されるが、このスクリーン片2bは高伸縮率の伸縮性連結シート16を介して前記スクリーン体載置面の一端部に連結されており、この伸縮性連結シート16が前記スクリーン片2bを前記スクリーン体載置面上に倒伏させるのにともなって引き伸ばされながら屈曲するため、折りたたんだスクリーン体1を、各スクリーン片2a〜2h及びヒンジ部4,5に無理な力を作用させることなく前記スクリーン体載置面上に倒伏させることができる。
また、折りたたみ状態で前記携帯鞄11のスクリーン体載置面上に倒伏格納したスクリーン体1は、例えば図3に鎖線で示したようにバンド20等によって前記携帯鞄11に固定すればよく、このようにすることにより、前記スクリーン体1をみだりに展開しないようにして前記携帯鞄11と一緒に携帯することができる。
なお、上記実施例では、スクリーン体1の複数枚のスクリーン片2a〜2hのうち、切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片の境界部に、伸縮性シートからなる切れ目サポート部材7を設けているが、前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片の境界部に設ける切れ目サポート部材は、前記スクリーン体1の折りたたみ時に前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片間の離間を許容し、前記スクリーン体1を展開させたときに前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片の縁部同士を密接させるものであれば、他のサポート部材でもよい。
図12はこの発明の他の実施例を示すスクリーン体1の切れ目6付近のハッチングを省略した断面図であり、この実施例は、前記切れ目6を挟んで隣り合うスクリーン片2a,2bの境界部に、その一方のスクリーン片2aの縁部に固定された切れ目サポート用磁性板21と他方のスクリーン片2bの縁部に固定された切れ目サポート用磁石22とからなるサポート部材を設けたものである。
なお、前記スクリーン体1の切れ目6にサポート部材が無くても、前記スクリーン体1を展開させた状態で使用できるので、前記切れ目6に前記サポート部材を設けなくてもよい。
また、上記実施例では、スクリーン体1の起立状態における下側の各スクリーン片2a,2b,2c,2dのうちの1枚のスクリーン片2bの下端をスクリーン体載置台として利用する携帯鞄11のスクリーン体載置面の一端部に起伏回動可能に連結しているが、前記スクリーン体1は前記携帯鞄11に連結しなくてもよい。
図13はこの発明の他の実施例を示す携帯鞄11のスクリーン体支持部のハッチングを省略した断面図であり、この実施例は、前記携帯鞄11のスクリーン体支持部にスクリーン片嵌込み溝23を設け、このスクリーン片嵌込み溝23に、前記スクリーン体1の起立状態における下側の1枚のスクリーン片2bの下端を着脱可能に保持させるようにしたものである。
この実施例の場合は、折りたたんだスクリーン体1を、前記携帯鞄11のスクリーン体載置面上に倒伏させて格納しても、あるいは前記携帯鞄11内に収容してもよい。
さらに、上記実施例では、携帯鞄11をスクリーン体載置台としているが、スクリーン体載置台は、スクリーン体1の1枚のスクリーン片と略同じ平面形状のプレートでもよく、その場合も、前記プレートの上面をスクリーン体載置面とし、その一端部を反射面3を前記スクリーン体載置面の他端側とは反対方向に向けて起立されたスクリーン体1の下端を支持するスクリーン体支持部とするとともに、前記スクリーン体載置面の他端部に、スクリーン体支え柱10の下端を支持する支え柱支持部を設けることにより、前記プレートからなるスクリーン体載置台を利用して、展開されたスクリーン体を起立状態に置くことができる。
なお、前記プレートからなるスクリーン体載置台を用いる場合は、前記スクリーン体1の起立状態における下側の各スクリーン片のうちの1枚のスクリーン片の下端を前記スクリーン体載置台のスクリーン体載置面の一端部に起伏回動可能に連結し、前記スクリーン体1を、折りたたみ状態で前記スクリーン体載置面上に倒伏格納させるようにするのが好ましい。
さらに、上記実施例では、展開されたスクリーン体の1枚のスクリーン片の対角線長さと同程度の長さを有し、スクリーン体載置面上に起立状態で置かれた前記スクリーン体1の反射面3とは反対面(背面)の中間高さ付近と、前記スクリーン体載置面との間に斜めに配置されて前記スクリーン体1を前記起立状態に支えるスクリーン支え柱10を備えているが、展開されたスクリーン体1を起立状態に支えるスクリーン体支え部材は、例えば前記スクリーン体の下端を支える脚部材でもよい。
また、上記実施例では、スクリーン体1の展開状態を保持する2本の筋交い部材8として、伸縮ロッドを用いているが、前記筋交い部材8は、展開されたスクリーン体1の対角線長さと同程度の長さと、前記スクリーン体1の1枚のスクリーン片の対角線長さ以下の長さとに調整可能なものであれば、複数本の分割ロッドの継ぎ合わせロッドや、複数本の分割ロッドを屈曲可能に連結した折りたたみロッド等でもよい。
さらに、上記実施例では、スクリーン体1の各スクリーン片2a〜2hを、アルミニウム板、あるいは一方の面にパール顔料を印刷した硬質樹脂板等により形成しているが、前記スクリーン片2a〜2hは、例えば一方の面が反射面に形成された軟質反射シートの背面を背板により補強したスクリーン材等により形成してもよく、その場合は、反射面を互いに向き合わせて折り重ねられるスクリーン片の両方の軟質反射シートを連続させ、これらのスクリーン片の境界部のヒンジ部を前記軟質反射シートを利用して形成してもよい。
また、上記実施例の投影用スクリーンは、長方形状の8枚のスクリーン片2a〜2hを上下2行及び左右4列に並べた横長のスクリーン体1を備えたものであるが、スクリーン体は、前記8枚のスクリーン片2a〜2hを左右2行及び上下4列に並べた縦長のものでもよく、また前記スクリーン片2a〜2hは、長方形状のものに限らず、正方形状のものでもよい。
さらにまた、スクリーン体は、8枚のスクリーン片2a〜2hを2行及び4列に並べたものに限らず、一方の面が反射面とされた長方形状または正方形状をなす実質的に同じサイズの複数枚のスクリーン片を2行及び少なくとも2列に並べたものであればよく、前記複数枚のスクリーン片を面一に並べた状態に展開させることにより、前記複数枚のスクリーン片の反射面が2行及び少なくとも2列に並んだ面積、つまり1枚のスクリーン片の少なくとも4倍以上の大面積の画像投影面を形成することができる。
そして、複数枚のスクリーン片を2行及び少なくとも2列に並べてスクリーン体を形成する場合は、その2行及び2列の互いに隣り合う4枚のスクリーン片間の4つの境界部のうち、一方の行の2枚のスクリーン片と他方の行の2枚のスクリーン片との間のそれぞれの境界部と、前記一方と他方のいずれかの行の2枚のスクリーン片間の境界部とに、その境界部をはさんで隣り合うスクリーン片同士を折り重ね可能につなぐヒンジ部を設け、他の1つの境界部に、その境界部をはさんで隣り合うスクリーン片間の離間を許容する切れ目を設ければよく、このようにすることにより、不使用時に、前記一方の行と他方の行の前記ヒンジ部を介してつながるスクリーン片同士を、それぞれの同じ面を互いに向き合わせて折り重ねるとともに、前記一方の行の複数枚のスクリーン片及び前記他方の行の複数枚のスクリーン片のうち、前記ヒンジ部を介してつながる2枚のスクリーン片同士を、前記一方の行と他方の行のスクリーン片の向き合い面とは反対面を互いに向き合わせて折り重ね、その2枚のスクリーンの一方の外面と他方の外面とに前記切れ目を介して隣り合う2枚のスクリーン片をそれぞれ折り重ねて折りたたむことができる。
前記スクリーン体は、2行及び少なくとも3列に並んだ6枚以上のスクリーン片からなっており、その一方の行の各スクリーン片と他方の行の各スクリーン片との間のそれぞれの境界部と、前記一方の行の各スクリーン片間の複数つの境界部のうちの1枚置きの境界部と、前記他方の行の各スクリーン片間の複数つの境界部のうち、前記一方の行の前記1枚置きの境界部に対して1スクリーン片分ずれた1枚置きの境界部とにヒンジ部が設けられ、前記一方の行の他の境界部と前記他方の行の他の境界部とに切れ目が設けられているのが望ましく、このようにすることにより、前記複数枚のスクリーン片の反射面が2行及び少なくとも3列に並んだ面積、つまり1枚のスクリーン片の少なくとも6倍以上の面積の画像投影面を形成することができる。
また、前記スクリーン体は、複数枚のスクリーン片の間のうち、予め定めたスクリーン片間が、ヒンジ部が設けられた第1の境界部、他のスクリーン片間が、その間の離間を許容する切れ目が設けられた第2の境界部からなっており、使用時に、前記複数枚のスクリーン片を面一に並べた状態に広げられ、不使用時に、前記第1の境界部をはさんで隣り合うスクリーン片同士を折り重ね、その両面側に前記第2の境界部をはさんで隣り合う隣り合うスクリーン片を折り重ねて折りたたまれるものであればよく、このようなスクリーン体を備えることにより、大面積の画像投影面を形成することができ、しかも、コンパクトに折りたたんで容易に携帯することができる。
この発明の一実施例を示す投影用スクリーンの使用状態の投影面側から見た斜視図。 前記投影用スクリーンの使用状態の投影面とは反対面側から見た斜視図。 前記投影用スクリーンの不使用状態の斜視図。 図1のIV―IV線に沿うハッチングを省略した拡大断面図。 図1のV―V線に沿うハッチングを省略した拡大断面図。 図1のVI―VI線に沿うハッチングを省略した拡大断面図。 図1のVII―VII線に沿うハッチングを省略した拡大断面図。 図3のVIII―VIII線に沿うハッチングを省略した拡大断面図。 図3のIX―IX線に沿うハッチングを省略した拡大断面図。 スクリーン体の折りたたみ手順を示す模式図。 前記投影用スクリーンの使用例を示す図。 この発明の他の実施例を示すスクリーン体1の切れ目付近のハッチングを省略した断面図。 この発明の他の実施例を示す携帯鞄のスクリーン体支持部のハッチングを省略した断面図。
符号の説明
1…スクリーン体、2a〜2h…スクリーン片、3…反射面、4,5…ヒンジ部、4a,5a…ヒンジテープ、6…切れ目、7…切れ目サポート部材(伸縮性シート)、8…筋交い部材、9…筋交いクランプ部材、10…スクリーン支え柱(スクリーン体支え部材)、11…携帯鞄(スクリーン体載置台)、15…支え柱支持部、17…補助載置台、21…切れ目サポート用磁性板、22…切れ目サポート用磁石。

Claims (11)

  1. 複数枚のスクリーン片を有し、前記複数枚のスクリーン片の間のうち、少なくとも縦方向におけるスクリーン片間は、ヒンジ部が設けられた第1の境界部及びその間の離間を許容する切れ目が設けられた第2の境界部からなり、使用時に、前記複数枚のスクリーン片を面一に並べた状態に広げられ、不使用時に、前記第1の境界部をはさんで隣り合うスクリーン片同士を折り重ね、その両面側に前記第2の境界部をはさんで隣り合うスクリーン片を折り重ねて折りたたまれるスクリーン体と、
    前記スクリーン体の1枚のスクリーン片と略同じ平面形状のスクリーン体載置面を有し、前記スクリーン体載置面の一端部が、反射面を前記スクリーン体載置面の他端側とは反対方向に向けて起立された前記スクリーン体の下端を支持するスクリーン体支持部とされ、前記スクリーン体載置面の他端部に、展開されたスクリーン体を起立状態に支えるスクリーン体支え部材の下端を支持する支え柱支持部が設けられたスクリーン体載置台と、
    を備え、
    前記スクリーン体の起立状態における下側の各スクリーン片のうちの1枚のスクリーン片の下端がスクリーン体載置台のスクリーン体載置面の一端部に起伏回動可能に連結されており、前記スクリーン体は、折りたたみ状態で前記スクリーン体載置面上に倒伏格納されることを特徴とする投影用スクリーン。
  2. 一方の面が反射面とされた長方形状または正方形状をなす実質的に同じサイズの複数枚のスクリーン片がそれぞれの反射面を同じ方向に向けて2行及び2列に並び、且つ、2行及び2列の互いに隣り合う4枚のスクリーン片間の4つの境界部のうち、一方の行の2枚のスクリーン片と他方の行の2枚のスクリーン片との間のそれぞれの境界部と、前記一方と他方のいずれかの行の2枚のスクリーン片間の境界部とに、その境界部をはさんで隣り合うスクリーン片同士を折り重ね可能につなぐヒンジ部が設けられ、他の1つの境界部に、その境界部をはさんで隣り合うスクリーン片間の離間を許容する切れ目が設けられてなり、
    使用時に、前記複数枚のスクリーン片を面一に並べた状態に展開され、
    不使用時に、前記一方の行と他方の行の前記ヒンジ部を介してつながるスクリーン片同士を、それぞれの同じ面を互いに向き合わせて折り重ねるとともに、前記一方の行の複数枚のスクリーン片及び前記他方の行の複数枚のスクリーン片のうち、前記ヒンジ部を介してつながる2枚のスクリーン片同士を、前記一方の行と他方の行のスクリーン片の向き合い面とは反対面を互いに向き合わせて折り重ね、その2枚のスクリーンの一方の外面と他方の外面とに前記切れ目を介して隣り合う2枚のスクリーン片をそれぞれ折り重ねて折りたたまれるスクリーン体を備えたことを特徴とする請求項1に記載の投影用スクリーン。
  3. スクリーン体は、2行及び少なくとも3列に並んだ6枚以上のスクリーン片からなっており、その一方の行の各スクリーン片と他方の行の各スクリーン片との間のそれぞれの境界部と、前記一方の行の各スクリーン片間の複数の境界部のうちの1枚置きの境界部と、前記他方の行の各スクリーン片間の複数の境界部のうち、前記一方の行の前記1枚置きの境界部に対して1スクリーン片分ずれた1枚置きの境界部とにヒンジ部が設けられ、前記一方の行の他の境界部と前記他方の行の他の境界部とに切れ目が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の投影用スクリーン。
  4. スクリーン体は、2行及び4列に並んだ8枚のスクリーン片からなっており、その一方の行の4枚のスクリーン片と他方の行の4枚のスクリーン片との間のそれぞれの境界部と、前記一方の行の中央の2枚のスクリーン片間の境界部と、前記他方の行の中央の2枚のスクリーン片の一方とそれに隣接する一方の行端のスクリーン片との間及び前記中央の2枚のスクリーン片の他方とそれに隣接する他方の行端のスクリーン片との間のそれぞれの境界部とにヒンジ部が設けられ、前記一方の行の中央の2枚のスクリーン片の一方とそれに隣接する行端のスクリーン片との間及び前記中央の2枚のスクリーン片の他方とそれに隣接する行端のスクリーン片との間のそれぞれの境界部と、前記他方の行の中央の2枚のスクリーン片間の境界部とに切れ目が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の投影用スクリーン。
  5. スクリーン体の一方の行のスクリーン片と他方の行のスクリーン片は、それぞれの反射面を互いに向き合わせて折り重ねられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の投影用スクリーン。
  6. スクリーン体の複数枚のスクリーン片のうち、切れ目を挟んで隣り合うスクリーン片の境界部に、前記スクリーン体の折りたたみ時に前記切れ目を挟んで隣り合うスクリーン片間の離間を許容し、前記スクリーン体を展開させたときに前記切れ目を挟んで隣り合うスクリーン片の縁部同士を密接させる切れ目サポート部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の投影用スクリーン。
  7. 切れ目サポート部材は、切れ目を挟んで隣り合うスクリーン片の両方の縁部に跨って設けられ、両側部を前記隣り合うスクリーン片の縁部にそれぞれ固定されてこれらのスクリーン片を連結する伸縮性シートからなっていることを特徴とする請求項6に記載の投影用スクリーン。
  8. 展開されたスクリーン体の対角線長さと同程度の長さと、前記スクリーン体の1枚のスクリーン片の対角線長さ以下の長さとに調整可能なロッドからなり、展開された前記スクリーン体の反射面とは反対面側に前記スクリーン体の2つの対角線にそれぞれ沿わせて設けられ、両端を前記スクリーン体の対角位置の2つのコーナー部にそれぞれ連結されて前記スクリーン体の展開状態を保持する2本の筋交い部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の投影用スクリーン。
  9. スクリーン体支え部材は、スクリーン体の1枚のスクリーン片の対角線長さと同程度の長さを有し、スクリーン体載置面上に起立状態で置かれた前記スクリーン体の反射面とは反対面の中間高さ付近と、前記スクリーン体載置面との間に斜めに配置されて前記スクリーン体を前記起立状態に支えるスクリーン支え柱からなっていることを特徴とする請求項1に記載の投影用スクリーン。
  10. スクリーン体載置台は、その一端部からスクリーン体支持部の延長線方向に張り出され、前記スクリーン体支持部に支持されたスクリーン体の前記スクリーン体載置台の側方に突出する部分の下端を支持する補助載置台を格納可能に備えていることを特徴とする請求項1に記載の投影用スクリーン。
  11. スクリーン体載置台は、内部にその対角線方向に沿わせてスクリーン支え柱を収容可能な携帯鞄からなっていることを特徴とする請求項9に記載の投影用スクリーン。
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