JP4577191B2 - 電子文書管理装置および電子文書管理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子文書管理装置および電子文書管理プログラムに関し、特に時刻証明を要する電子文書の管理を行う電子文書管理装置および電子文書管理プログラムに関する。
電子文書法に対応した長期保存を要する電子文書を作成および保存する場合、電子署名とタイムスタンプを文書に付与することが必要である。一般に、電子署名およびタイムスタンプの有効期限は1〜数年程度であるので、長期間の保存の必要がある文書については、それらの有効期限を延長する必要がある。なお、電子文書法に対応した長期署名フォーマットの例として、IEEE RFC3126(Electronic Signature Formats for long term electronic signatures)に規定されているものがある。
また、従来のタイムスタンプの有効期限の自動延長が可能な電子ファイル認証システムとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された電子ファイル認証システムは、ユーザが特段の操作を行わなくてもタイムスタンプの有効期限を自動的に超長期にわたって延長し続けるものである。
特開2005−63268号公報
一般的に、従量制の場合、1アカウント当たりのタイムスタンプの発行数はタイムスタンプ局との契約によって決まっている。そのため、複数の装置で1つのアカウントを共有する際などには、アカウント毎のタイムスタンプ残数の管理が必要となる。また、複数の電子文書のタイムスタンプの有効期限を管理し、自動延長する装置にあっては、同時に複数のタイムスタンプが必要となる場合があり、同時に多数のタイムスタンプが必要となった場合に、タイムスタンプ残数が不足する可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電子文書を管理するのに必要なタイムスタンプ数を監視可能な高信頼な電子文書管理装置を提供することにある。
本発明によれば、タイムスタンプが付与され、保存される複数の電子文書を管理する電子文書管理装置であって、
タイムスタンプ局から現在発行可能なタイムスタンプの残数を記憶する残数記憶部と、
前記タイムスタンプの必要数から前記残数の不足を検出する検出部と、
を備えたことを特徴とする電子文書管理装置が提供される。
タイムスタンプの必要数とは、定期的に使用が予定されている所定の必要数や、文書のタイムスタンプの有効期限から算出された所定期間内の将来必要となる数などである。
この発明によれば、タイムスタンプの不足を予測し、期限切れなどに対する回避策を講じることが可能となるので、電子文書の管理を確実に行うことができ、信頼性が向上する。
上記電子文書管理装置において、前記複数の電子文書の前記タイムスタンプの有効期限に基づいて、所定期間内に更新すべき電子文書を抽出し、前記タイムスタンプの必要個数を算出する算出部を備えることができ、前記検出部は、前記必要個数に応じて、前記タイムスタンプの前記残数の不足を検出することができる。
この構成によれば、電子文書に付与されたタイムスタンプの自動更新を行う際、タイムスタンプの不足を予測でき、自動更新を確実に行うことが可能となる。
上記電子文書管理装置において、前記タイムスタンプの前記残数が不足する場合、前記タイムスタンプ算出部が抽出した前記所定期間内に更新すべき前記電子文書について、所定の優先順位に従って、前記タイムスタンプの更新を行う更新部を備えたことができる。
所定の優先順位は、たとえば、文書の作成時間や種類に応じて、優先的にタイムスタンプを付与する文書を予め決めておく。
この構成によれば、タイムスタンプが不足する場合、所定の優先順位に従って更新が必要な複数の電子文書のうち一部でもタイムスタンプの更新を優先的に行うことができるので、効率が良い。
上記電子文書管理装置において、前記タイムスタンプの残数を前記タイムスタンプ局に問合せる問合せ部を備えることができ、前記タイムスタンプ局から取得した残数で前記残数記憶部の前記残数を更新することができる。
この構成によれば、タイムスタンプ局で管理されているタイムスタンプ残数を用いるので、複数のクライアントがアカウントを共有しているような場合でも、正確なタイムスタンプの残数を把握することができる。
上記電子文書管理装置において、前記残数が不足する場合、前記残数が所定値以下かを判定する判定部と、前記判定部が前記残数が所定値以下と判定した場合、前記タイムスタンプの追加要求を前記タイムスタンプ局に行う追加要求部と、をさらに備えることができる。
ここで、追加要求部は、たとえば、予め契約しているタイムスタンプ局に対して、予め登録してあるアカウントで、タイムスタンプの追加申請の指示をネットワークを介して行う。
この構成によれば、タイムスタンプの残数が所定値以下になったときに、自動的にタイムスタンプの追加申請を行うことができるので、タイムスタンプの不足を防止することができる。
本発明によれば、タイムスタンプが付与され、保存される複数の電子文書を管理する電子文書管理プログラムであって、
タイムスタンプ局から現在発行可能なタイムスタンプの残数を記憶する残数記憶部を含むコンピュータを、
前記タイムスタンプの必要数から前記残数の不足を検出する手段として機能させるための電子文書管理プログラムが提供される。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、電子文書を管理するのに必要なタイムスタンプ数を監視可能な高信頼な電子文書管理装置が提供される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る電子文書管理装置の構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の電子文書管理装置100は、タイムスタンプが付与され、保存される複数の電子文書を管理する電子文書管理装置100であって、タイムスタンプ局(TSA7)から現在発行可能なタイムスタンプの残数を記憶する残数記憶部(クライアント設定記憶部118)と、タイムスタンプの必要数から残数の不足を検出する検出部(期限管理部108、必要数算出部134、および残数監視部136)と、を備える。
図1において、電子文書管理装置100は、インターネットやLANなどのネットワーク1を介してPC(Personal Computer)3および/またはMFP(Multi Functional Peripheral)5と、TSA(Time-Stamping Authority:時刻認証局)7とに接続されている。なお、図1において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してある。
また、電子文書管理装置100、PC3、およびMFP5の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
電子文書管理装置100は、たとえば、PC3、またはMFP5に含むことができる。後述する電子文書管理プログラムをPC3またはMFP5などを構成するコンピュータによって実行することにより、電子文書管理装置100が実現される。本実施形態の電子文書管理プログラムは、タイムスタンプが付与され、保存される複数の電子文書を管理する電子文書管理プログラムであって、タイムスタンプ局(TSA7)から現在発行可能なタイムスタンプの残数を記憶する残数記憶部(クライアント設定記憶部118)を含むコンピュータ(電子文書管理装置100)を、タイムスタンプの必要数から残数の不足を検出する手段(期限管理部108、必要数算出部134および残数監視部136)として機能させることができる。
また、PC3およびMFP5は、電子文書をネットワーク1を介して電子文書管理装置100に転送し、文書記憶部130に格納するクライアント端末とすることができ、PC3およびMFP5以外にも、ネットワーク1に接続されたネットワークスキャナ、インターネットファクシミリ装置、ワークステーションなどでもよい。
TSA7は、電子文書管理装置100からの要求に呼応して、タイムスタンプを発行するものである。TSA7は、図示されないTA(Time Authority:時刻配信局)から正確な時刻情報を取得し、タイムスタンプを生成する。TSA7と電子文書管理装置100、あるいは、PC3またはMFP5との間のプロトコルは、たとえば、IETF RFC3161(Time Stamp Protocol)規格に準拠させることができる。電子文書管理装置100のユーザは、予めTSA7にユーザ登録を行い、アカウントを受け取り、TSA7に対してログイン認証後、タイムスタンプの発行を要求する。TSA7は、複数の時刻配信業者のものでもよい。また、電子文書を作成するPC3またはMFP5からTSA7に対してタイムスタンプの発行を要求し、電子文書に付与することもできる。
本実施形態の電子文書管理装置100は、たとえば、MFP5で原稿を読み取り作成された電子文書をネットワーク1を介して記憶装置に保存する際、電子文書にタイムスタンプ付き電子署名を付与するとともに、記憶装置に保存された電子文書のタイムスタンプ付き電子署名の期限管理を行うものである。さらに、電子文書管理装置100は、たとえば、電子署名やタイムスタンプの有効期限が1〜数年の場合に、電子文書法に対応した長期保存、たとえば、5〜10年間の保存、が必要な電子文書のタイムスタンプ付き電子署名の有効期限を保存が必要な保存期間のみ自動的に延長することができる。
図1に示すように、電子文書管理装置100は、インタフェース部(図中、「I/F」と示す)102と、受信部104と、格納部106と、期限管理部108と、署名付与部110と、クライアント設定記憶部118と、文書記憶部130と、必要数算出部134と、残数監視部136と、報知部138と、申請受付部140と、申請部142と、を含む。
インタフェース部102は、ネットワーク1を介してPC3、MFP5、およびTSA7と通信を行うものである。受信部104は、インタフェース部102を介してネットワーク1上のPC3やMFP5から電子文書を受信する。PC3およびMFP5からは、既にタイムスタンプが付与されて送信されることがある。その場合、PC3およびMFP5からは電子文書とともに、付与されたタイムスタンプを発行したTSA7のアカウントIDが送信される。受信部104は、タイムスタンプ付きの電子文書を受信した場合は、格納部106にそのタイムスタンプ付き電子文書を受け渡す。一方、未だタイムスタンプが付与されていない電子文書を受信した場合は、署名付与部110に電子文書を受け渡し、電子文書管理装置100において、電子文書にタイムスタンプを付与する。
格納部106は、受信部104が受信した電子文書を文書記憶部130に格納する。その際、TSA7のアカウントIDを残数監視部136に受け渡す。このアカウントIDから後述するように、残数監視部136は他のPC3やMFP5でタイムスタンプが使用されたことを知ることができ、TSA7に対してタイムスタンプ残数の問合せを行うことができる。期限管理部108は、文書記憶部130に格納されている電子文書のタイムスタンプの有効期限を取得し、有効期限が現在日時から所定日数以内の電子文書を抽出し、必要数算出部134に通知する。
署名付与部110は、ハッシュ生成部112と、文書一時格納部114と、タイムスタンプ取得部116と、署名生成部120と、付与部122と、を含み、電子文書にタイムスタンプを付与するとともに、既にタイムスタンプが付与されている電子文書の場合はタイムスタンプの有効期限の延長処理を行う。
ハッシュ生成部112は、電子文書のハッシュ値を生成し、後述する署名生成部120によって電子署名された後、その電子署名されたハッシュ値のハッシュ値をさらに生成する。文書一時格納部114は、ハッシュ生成部112が受け取った電子文書を一時的に格納する。タイムスタンプ取得部116は、ハッシュ生成部112が生成したハッシュ値をインタフェース部102を介してネットワーク1上のTSA7へ送信し、タイムスタンプ発行要求を行うとともに、TSA7から発行されたタイムスタンプをインタフェース部102を介して受信する。署名生成部120は、予めCA(Certificate Authority:認証局)(不図示)から取得した電子証明書を記憶する証明書記憶部(不図示)、外部の電子証明書記憶部からネットワーク1を介して電子証明書を取得する証明書取得部(不図示)、またはUSBメモリなどに格納されている電子証明書を読み取る証明書読取部(不図示)を含むことができる。署名生成部120は、タイムスタンプ取得部116から受け取ったタイムスタンプおよび電子証明書からタイムスタンプ付きの電子署名を生成する。
付与部122は、署名生成部120が生成した署名を文書一時格納部114に格納されていた電子文書に付与し、文書記憶部130に格納する。このとき、電子文書毎に、格納領域名、ファイル名、タイムスタンプおよび電子署名の有効期限を文書情報として文書記憶部130に記憶する。
クライアント設定記憶部118は、図2に示される構造を有し、TSA局150毎に、アカウントID152、パスワード154、およびタイムスタンプ残数156を記憶する。アカウントID152およびパスワード154は、ユーザが予め契約したTSA7へのログイン時に使用するものである。また、タイムスタンプ残数156とは、予め1アカウント毎に発行可能なタイムスタンプ数が決まっている場合の現在のタイムスタンプ残数である。
文書記憶部130は、タイムスタンプ付き電子署名が付与され電子文書および電子文書毎の文書情報が格納される。必要数算出部134は、期限管理部108が抽出した有効期限が現在日時から所定日数以内の電子文書の数からタイムスタンプ必要数を算出する。あるいは、必要数算出部134は、定期的に使用が予定されている所定の必要予定数を記憶しておき、その必要予定数もタイムスタンプ必要数に加算することができる。
残数監視部136は、必要数算出部134が算出したタイムスタンプ必要数からタイムスタンプ残数の不足を検出する。残数監視部136は、タイムスタンプの不足を検出したとき、報知部138に通知する。
具体的には、残数監視部136は、必要数算出部134からタイムスタンプ必要数を受け取り、クライアント設定記憶部118のタイムスタンプ残数156と比較し、タイムスタンプの不足が予想される場合は、報知部138に通知する。タイムスタンプの不足がない場合は、更新が更新時期の電子文書について、署名付与部110にタイムスタンプの更新を指示する。
なお、複数のアカウントID152を有している場合、どのアカウントID152を使用するかの指定を予め受け付けておくことができる。今回使用するアカウントID152を特定し、タイムスタンプ残数156を比較してもよいし、複数のアカウントID152のタイムスタンプ残数156を合計して比較してもよいものとする。
また、残数監視部136は、格納部106からTSA7のアカウントIDを受け取ったとき、クライアント設定記憶部118にアクセスし、受け取ったTSA7のアカウントIDに対応するアカウントID152を検索し、対応するタイムスタンプ残数156から使用されたタイムスタンプ数を減算する。あるいは、残数監視部136は、TSA7のアカウントID152およびパスワード154を用いて、インタフェース部102を介してネットワーク1上のTSA7に対して、タイムスタンプ残数を問合せ、返信されたタイムスタンプ数でタイムスタンプ残数156を更新してもよい。
さらに、残数監視部136は、タイムスタンプ残数が所定の警告残数以下か否かを判定し、警告残数以下の場合、申請受付部140にタイムスタンプの追加申請を指示する。また、報知部138に通知して、タイムスタンプ追加申請指示のメッセージを報知させてもよい。
報知部138は、将来所定期間内に不足するタイムスタンプ数やタイムスタンプ残数が警告残数以下の場合、タイムスタンプの追加を指示するメッセージなどを報知する。あるいは、報知部138は、申請受付部140による申請結果を報知することもできる。報知部138は、これらのメッセージを画面上に表示する表示部(不図示)や、印字出力する印字部(不図示)、予め登録されているメールアドレスにメールで通知する送信部(不図示)を含むことができる。なお、報知部138は、電子文書管理装置100に設けられてもよいし、ネットワーク1上のPC3またはMFP5に設けられた表示部や印字部に情報を送信してもよい。すなわち、ネットワーク1上のPC3またはMFP5においても、タイムスタンプの不足数や追加の必要性を確認することができるものとする。
申請受付部140は、ユーザからのタイムスタンプの追加発行の申請指示を受け付ける。申請部142は、申請受付部140が申請指示を受け付けたとき、インタフェース部102を介してネットワーク1上のTSA7にタイムスタンプの追加申請手続きを行う。この際、必要に応じて、ユーザはTSA7に対して指示を行うが、それらの指示も申請受付部140が受け付け、申請部142がインタフェース部102を介してTSA7に送信する。
PC3は、インタフェース部12と、文書受付部14と、クライアント設定記憶部18と、署名付与部20と、送信部22と、を含む。インタフェース部12は、ネットワーク1を介してTSA7および電子文書管理装置100と通信を行う。文書受付部14は、電子署名を付すべき文書を受け付ける。クライアント設定記憶部18は、クライアント設定記憶部118と同じ構成を有し、PC3が利用可能なTSA7のアカウントIDの情報が記憶される。
署名付与部20は、上述の電子文書管理装置100における署名付与部110と同じ構成を有し、文書受付部14が受け付けた電子文書にタイムスタンプ付き電子署名を付与する。署名付与部20は、クライアント設定記憶部18にアクセスし、アカウントIDを含むアカウント情報を取得し、TSA7からタイムスタンプを取得し、電子文書に付与する。送信部22は、署名付与部20が生成したタイムスタンプ付き電子署名された電子文書をインタフェース部12を介して電子文書管理装置100に送信し、文書記憶部130に格納する。送信部22は、電子文書を送信する際、使用したTSA7のアカウント情報も電子文書管理装置100に送信する。アカウント情報には、TSA局識別情報とアカウントIDが含まれる。
このように構成された本実施形態の電子文書管理装置100の動作について、以下に説明する。図3は、本実施形態におけるタイムスタンプ取得手順を示すフローチャートである。以下、図1乃至図3を用いて説明する。ここでは、PC3がタイムスタンプを取得する場合について示しているが、これに限定されない。たとえば、MFP5あるいは電子文書管理装置100からも同様の手順でタイムスタンプを取得することができる。また、TSA7によっては、タイムスタンプを取得する手順は異なる場合もある。
まず、PC3がクライアント設定記憶部18にアクセスし、TSA7のアカウントIDおよびパスワードを取得し、インタフェース部12を介してネットワーク1上のTSA7に送信する(ステップS11)。TSA7において、アカウントIDおよびパスワードが受信されると、認証処理が行われ(ステップS13)、PC3との接続が確立される(ステップS15)。
つづいて、PC3において、署名付与部20がタイムスタンプの発行要求を行う(ステップS17)。具体的には、文書受付部14が受け付けた電子文書からハッシュ値を生成し、電子証明書により電子署名された後、さらに電子署名されたハッシュ値のハッシュ値を生成し、TSA7に送信する。そして、TSA7において、ハッシュ値を受信すると、タイムスタンプを発行し、PC3に送信する(ステップS19)。PC3において、署名付与部20がタイムスタンプを受信する。
つづいて、署名付与部20がTSA7に対してタイムスタンプの残数を問い合わせる(ステップS21)。そして、TSA7からタイムスタンプの残数が返信される(ステップS23)。PC3においてタイムスタンプ残数が受信されると、PC3は、TSA7からログアウトし(ステップS25)、TSA7もPC3との接続を切断する(ステップS27)。ステップS23で返信されたタイムスタンプの残数は、クライアント設定記憶部18のタイムスタンプ残数156に格納される。
以上が、PC3、MFP5および電子文書管理装置100からTSA7に対してタイムスタンプの発行を要求する際の手順である。
次に、図4は、本実施形態の電子文書管理装置100におけるタイムスタンプ残数を監視する手順を示すフローチャートである。以下、図1乃至図4を用いて説明する。ここでは、既に電子文書管理装置100の文書記憶部130に格納されている複数の電子文書の中から将来所定日数以内に必要となるタイムスタンプ数から不足を検知する場合について説明する。
まず、電子文書管理装置100において、期限管理部108は、文書記憶部130にアクセスし、文書情報から所定期間以内にタイムスタンプの有効期限切れを迎える電子文書を抽出する(ステップS101)。必要数算出部134は、ステップS101で抽出された電子文書数および定期的に使用が予定されている所定の必要予定数から所定期間内に必要となるタイムスタンプ数を算出する(ステップS103)。
そして、残数監視部136は、クライアント設定記憶部118にアクセスし、アカウントID毎にタイムスタンプ残数156を取得し、合計を算出する。残数監視部136は、タイムスタンプ残数の合計と、ステップS103で算出されたタイムスタンプの必要数とを比較し、タイムスタンプが不足するか否かを判定する(ステップS105)。タイムスタンプが不足すると判定された場合(ステップS105のYES)、報知部138が不足するタイムスタンプ数を報知する(ステップS111)。一方、タイムスタンプが不足しないと判定された場合(ステップS105のNO)、残数監視部136は、署名付与部110に更新時期の電子文書について、署名付与部110に更新を指示し、署名付与部110において、電子文書にタイムスタンプが付与される(ステップS107)。そして処理を終了する。
一方、ステップS111で不足タイムスタンプ数が報知された後、さらに、残数監視部136は、不足タイムスタンプ数が所定の警告残数以下か否かを判定し、警告残数以下の場合(ステップS113)、報知部138に報知するとともに、タイムスタンプの追加申請を申請部142に指示し、申請部142が自動的にインタフェース部102を介してTSA7にタイムスタンプの追加申請を行う(ステップS115)。一方、警告残数より多い場合(ステップS113のNO)、ステップS115をバイパスし、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態の電子文書管理装置100によれば、タイムスタンプの不足を予測し、期限切れなどに対する回避策を講じることが可能となるので、電子文書の管理を確実に行うことができ、信頼性が向上する。また、電子文書に付与されたタイムスタンプの自動更新を行う際、タイムスタンプの不足を予測でき、自動更新を確実に行うことが可能となる。さらに、上記実施形態では、TSA7で管理されているタイムスタンプ残数を用いるので、複数のクライアントがアカウントを共有しているような場合でも、正確なタイムスタンプの残数を把握することができる。さらに、タイムスタンプの残数が所定値以下になったときに、自動的にタイムスタンプの追加申請を行うことができるので、タイムスタンプの不足を防止することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、他の実施形態において、電子文書管理装置において、タイムスタンプの残数が不足する場合、タイムスタンプ管理部が所定期間内に更新すべきと判断したタイムスタンプを有する電子文書のうち、所定の優先順位に従って、タイムスタンプの更新を行う更新部を備えることができる。
所定の優先順位は、たとえば、文書の作成時間や種類に応じて、優先的にタイムスタンプを付与する文書を予め決めておく。この構成によれば、タイムスタンプが不足する場合、所定の優先順位に従って更新が必要な複数の電子文書のうち一部でもタイムスタンプの更新を優先的に行うことができるので、効率が良い。
上記実施形態では、タイムスタンプ残数をTSA7に問い合わせる構成としたが、一つのアカウントを一つの装置のみで使用するような場合には、問い合わせずに、自装置内で、タイムスタンプ残数を管理することもできる。たとえば、タイムスタンプの使用数を計数する計数部と、計数されたタイムスタンプの使用数から残数記憶部に記憶されている残数を減算する減算部と、を含むことができ、減算部が算出した残数で残数記憶部の残数を更新することができる。
また、PC3やMFP5において、タイムスタンプを取得した場合、電子文書管理装置100にTSA7から取得したタイムスタンプ残数を通知し、電子文書管理装置100のクライアント設定記憶部118のタイムスタンプ残数156を更新することもできる。
本発明の実施形態に係る電子文書管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1のクライアント設定記憶部の構造の一例を示す図である。 本実施形態におけるタイムスタンプ取得手順を示すフローチャートである。 図1の電子文書管理装置におけるタイムスタンプ残数を監視する手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ネットワーク
3 PC
5 MFP
7 TSA
12 インタフェース部
14 文書受付部
18 クライアント設定記憶部
20 署名付与部
22 送信部
100 電子文書管理装置
102 インタフェース部
104 受信部
106 格納部
108 期限管理部
110 署名付与部
112 ハッシュ生成部
114 文書一時格納部
116 タイムスタンプ取得部
118 クライアント設定記憶部
120 署名生成部
122 付与部
130 文書記憶部
134 必要数算出部
136 残数監視部
138 報知部
140 申請受付部
142 申請部
150 TSA局
152 アカウントID
154 パスワード
156 タイムスタンプ残数

Claims (6)

  1. タイムスタンプが付与され、保存される複数の電子文書を管理する電子文書管理装置であって、
    タイムスタンプ局から現在発行可能なタイムスタンプの残数を記憶する残数記憶部と、
    前記複数の電子文書の前記タイムスタンプの有効期限に基づいて、所定期間内に更新すべき電子文書を抽出し、前記タイムスタンプの必要個数を算出する算出部と、
    前記算出部が算出した前記タイムスタンプの必要個数に応じて、前記タイムスタンプの前記残数の不足を検出する検出部と
    を有する電子文書管理装置。
  2. 請求項1に記載の電子文書管理装置において、
    前記タイムスタンプの前記残数が不足する場合、前記タイムスタンプ算出部が抽出した前記所定期間内に更新すべき前記電子文書について、所定の優先順位に従って、前記タイムスタンプの更新を行う更新部を備えたことを特徴とする電子文書管理装置。
  3. 請求項1または2に記載の電子文書管理装置において、
    前記タイムスタンプの残数を前記タイムスタンプ局に問合せる問合せ部を備え、
    前記タイムスタンプ局から取得した残数で前記残数記憶部の前記残数を更新することを特徴とする電子文書管理装置。
  4. 請求項1乃至3いずれか1項に記載の電子文書管理装置において、
    前記残数が不足する場合、前記残数が所定値以下かを判定する判定部と、
    前記判定部が前記残数が所定値以下と判定した場合、前記タイムスタンプの追加要求を前記タイムスタンプ局に行う追加要求部と、をさらに備えたことを特徴とする電子文書管理装置。
  5. 請求項1乃至4いずれか1項に記載の電子文書管理装置において、
    前記タイムスタンプの前記残数の不足を報知する報知部をさらに備えたことを特徴とする電子文書管理装置。
  6. タイムスタンプが付与され、保存される複数の電子文書を管理する電子文書管理プログラムであって、
    タイムスタンプ局から現在発行可能なタイムスタンプの残数を記憶する残数記憶部を含むコンピュータを、
    前記複数の電子文書の前記タイムスタンプの有効期限に基づいて、所定期間内に更新すべき電子文書を抽出し、前記タイムスタンプの必要個数を算出する算出手段、
    前記算出手段により算出した前記タイムスタンプの必要個数に応じて、前記タイムスタンプの前記残数の不足を検出する検出手段
    として機能させるための電子文書管理プログラム。
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