JP4576575B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、球を払出す球払出装置を備えたパチンコ機、アレンジボール等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機には、例えば、賞球数に対応する球(賞球という)の払出しと、貸球数に対応する球(貸球という)の払出しを行う球払出装置を備えたパチンコ機がある。前記球払出装置には、球を受ける複数(例えば、各列6個で2列の計12個)の球受部を外周部に有するスプロケット状の球送出体を有し、その球送出体の正逆回転によって、その上流側の球通路の球供給口から供給される球を、前記球受部に受けて賞球又は貸球に振分けて払出すものが知られている。なお、賞球又は貸球に振分けられた球が別々に通る各通路には、通過する球を検出する検出手段がそれぞれ配置されている。その各検出手段により球が検出されることにより、球払出装置から払出される球が賞球かあるいは貸球かが認識される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、球を球受部に適正に受けていない状態で、球送出体が回転すると、「球噛み」といった不具合を発生することがある。なお、本明細書でいう「球噛み」とは、球送出体の球受部とその球受部にほぼ対向する球通路の球供給口との間に球の一部が入り込むことによって発生する球の噛み込み現象をいう。
【0004】
前記球通路の通路側壁を有する部材や前記球送出体は、合成樹脂等によって高い剛性をもって形成されているのが一般的である。したがって、一旦、球噛みが発生すると、球送出体がロックされて回転不能に陥るため、球の払出しができなくなる。
【0005】
ところで、球噛みを生じかけた球が一時的に上流に戻ることができれば、球噛みの発生は防止することが可能である。しかし、球供給口から供給される球は、球通路内に列をなして貯留されている球のうち、最下端に位置する球である。最下端に位置する球には、その上方に貯留されている多数の球の重量による大きな球圧がかかっている。したがって、球通路に貯留されている全ての球を押し戻すことによって、球噛みにかかる球を戻すことは難しかった。
【0006】
この発明の目的は、球噛みを生じかけた球の押し戻しを可能にすることにより、球噛みの発生を容易に防止することのできる球払出装置を備えた遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的は、特許請求の範囲の欄に記載された、
「球を受ける球受部を有する球送出体の回転によって、球供給通路部から供給される球を前記球受部に受けて順次に払出す球払出装置を備えた遊技機において、
前記球供給通路部は、上部球供給口と、該上部球供給口の下流側に隣接する下部球供給口を有して該下部球供給口から前記球送出体の球受部に球を供給するものであり、
前記上部球供給口の口端部に対しその上流側を広く形成し、前記球供給通路部の通路側壁には、その球供給通路部の外側方向へ変位可能な弾性を有する横変位部を備え、
さらに前記下部球供給口の通路側壁には、上流方向へ変位可能な弾性を有する縦変位部を備えており、
前記球払出装置は、
上下一連の通路側壁が配列されて、
前記上部球供給口の直下方に整合連絡されて球を通入し得る前記下部球供給口と、
対称形の左右室部を有するほぼ円形状空間の球振分け室と、
該球振分け室の左室部と右室部の各下方に区分して連通される賞球用通路及び貸球用通路が連通して形成され、
前記球送出体は、外周円方向に複数個のスプロケット部及び球受部を有し、正逆回転切換え可能な払出用モータの出力軸に連結されて前記球振分け室内の中心部位に取着され、その場所で前記下部球供給口の開口下面に臨むものであり、
前記横変位部は、前記左右の通路側壁の下端に下向きに幅狭となる傾斜状に対向配置されて左右方向に弾性変形可能な左右一対の第1撓み片で形成され、
前記縦変位部は、前記左右の通路側壁の上端側壁部分にあって、ほぼ逆さL形円弧状をなして前記球振分け室の左右の上周囲部を囲む対称状に配置され尚且つ弾性変形が可能な左右一対の第2撓み片で形成され、該第2撓み片の先端部位に前記通路側壁が下向きに狭くなる傾斜状に対向配置されて前記下部球供給口を形成するものであること」を要旨とする遊技機により解決することができる。
【0008】
本発明の遊技機によると、球払出装置は、球送出体の回転によって、球通路の球供給口から供給される球を球送出体の球受部に受けて順次に払出す。ところで、球通路の球供給口を含む球供給通路部において、その球供給口の口端部に対しその上流側を広く形成している。このため、球供給通路部内に球がほぼジグザグ状の列をなして貯留される。そして、球送出体の回転によって球噛みを生じかけた球が押し戻されようとする際に球供給通路部内の球に加わる押し戻し力は、その通路部の軸線に対してずれた方向に作用する。このため、球供給通路部内でほぼジグザグ状の列をなしている所定数の球が交互にその通路部の外側方向へ押し退けられようとする。すると、球供給通路部の通路側壁に備えた横変位部が、弾性を利用してその通路部の外側方向へ変位することにより、球供給通路部内の所定数の球がその通路部の外側方向へ押し退けられる。このため、球噛みを生じかけた球の押し戻しが可能になることにより、球噛みの発生が防止される。その後、球供給通路部内の球の整列にともなって横変位部が弾性復元する。
【0009】
したがって、球供給通路部内における所定数の球が横変位部の弾性変形を利用してずれることによって、球噛みを生じかけた球を押し戻すことが可能になる。すなわち、球通路における大きな球圧が加わっている列全体の球を押し戻すのではなく、球供給通路部の所定数の球が比較的小さな力でずれることにより、球噛みの発生を容易に防止することができる。
【0010】
また、球送出体の回転によって球噛みを生じかけた球が押し戻されようとする際には、下部球供給口の通路側壁に備えた縦変位部が、弾性を利用して上流方向へ変位する。これにより、球噛みを生じかけた球が容易に押し戻される。その後、下部球供給口からの球の供給の正常化によって縦変位部が弾性復元する。したがって、横変位部と縦変位部との協働によって、球噛みの発生が効果的に防止される。横変位部と縦変位部とは、別部材で構成したものでもよいし、あるいは、同一部材で構成したものでもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
この発明の実施の形態1を図面にしたがって説明する。実施の形態1は、遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用したものである。図1にパチンコ機の背面図が示されている。図1において、パチンコ機1の外枠10の前側(図1において紙面裏側)には、前枠11がヒンジ手段(図示しない)を介して開閉可能に装着されている。なお、図示しないが、前枠11には、周知のとおり、ガラス扉、前板、上皿及び下皿、ハンドル装置等が配設されている。
【0012】
前記前枠11の後側(図1において紙面表側)には、基枠12が組付けられている。基枠12には、遊技盤(図示しない)が着脱可能に組込まれている。遊技盤の周囲は、基枠12に対し機構板13(裏セット板、裏機構板等とも呼ばれる)によって押付けられている。また、遊技盤の後側には、球誘導樋(図示しない)が組付けられ、さらにその球誘導樋を覆う裏カバー体14が開閉可能に組付けられている。裏カバー体14の後側には、メイン制御基板ボックス18が装着されている。メイン制御基板ボックス18内には、メイン制御基板(図示しない)が収納されている。
【0013】
前記機構板13は、前記裏カバー体14を取り囲む枠状に形成されている。機構板13は、前記基枠12に対して開閉可能に装着されており、止め具15によって閉止されている。機構板13を開いた状態では、前記基枠12に対し遊技盤(図示しない)を着脱することができる。また、機構板13を閉じることにより、前記遊技盤が前記基枠12に押付けられる。なお図示しないが、遊技盤の遊技領域には、周知のとおり、一般入賞口、特定入賞口、ゲート口等を有する役物装置や図柄表示装置等が配設されている。
【0014】
前記機構板13の上部には、球タンク16及びタンクレール17が装着されている。球タンク16内には、球(パチンコ球ともいう。符号、Bを付す)が貯留されている。タンクレール17は、傾斜状に設けられている。タンクレール17の上流側の端部(図1において左端部)は、球タンク16に接続されている。また、タンクレール17の下流側の端部(図1において右端部)は、球払出装置20(後述する)に接続されている。タンクレール17は、球タンク16から流下する球Bを前後2列に整列させながら球払出装置20へ流下させる。なお、前記機構板13の下部には、音制御基板及びランプ制御基板(図示しない)等を収納したサブ基板ボックス19が装着されている。
【0015】
前記機構板13の片側部(図1において右側部)には、球払出装置20がビス等(図示しない)によって装着されている。図2に球払出装置20の背面図、図3に図2のIII−III線断面図、図7に図3のVII−VII線断面図が示されている。なお図2は、図3に示されるカバー20A及び払出用モータ86(後述する)を排除した球払出装置20の背面図となっている。
【0016】
球払出装置20は、図3に示されるケース21、球送出体70、払出用モータ86、通路切換部材90、及び、図2に示される各種検出器81,82,83,88等を備えている。以下に順に詳述する。図3に示すように、ケース21は、ほぼ半割状をなす前側のケース半体22と後側のケース半体32とを結合することによってほぼ縦長四角形の箱状に形成されている。両ケース半体22,32は、例えばねじ手段(図示しない)によって結合されている。また、後側のケース半体32の後側(図3において左側)には、その背面を覆うカバー20Aが着脱可能に取付けられている。両ケース半体22,32及びカバー20Aは、例えば樹脂成形によってそれぞれ形成されている。
【0017】
前記前側のケース半体22と前記後側のケース半体32との上半部の相互間には、中仕切板31が挟み付けられている。中仕切板31により、両ケース半体22,32の上半部内が前後2列(図3において右左2列)に分割されている。なお中仕切板31は、例えばステンレス板材等の金属板で形成されており、その一部が球払出装置20の外部に電気的に接続されて球通路内を流下する球に帯電した静電気をアースする機能も発揮する。
【0018】
図7に示すように、前記両ケース半体22,32内には、上から下に向けて球Bが流下する球通路を構成する上部球通路40、球振分け室45、賞球用通路50、貸球用通路53、合流通路57、払出用通路60、分岐通路62、球抜通路68が形成されている。上部球通路40は、図3に示すように、前記中仕切板31を間に前後2列として形成されている。また、上から下に向けて球Bが流下する球通路を構成する各通路40,45,50,53,57,60,62,68(図7参照)は、球Bを余裕をもって流下させることのできる通路断面積を有している。
【0019】
また図7に示すように、球振分け室45の下端部は、賞球用通路50及び貸球用通路53と連通している。また、賞球用通路50及び貸球用通路53の下端部には、合流通路57が連通している。また、合流通路57の下端部には、払出用通路60及び球抜通路68が連通している。また、払出用通路60の下端部には、分岐通路62が連通している。
【0020】
図7において、前記両ケース半体22,32の内側には、前記上部球通路40の一対をなす通路側壁41と、前記球振分け室45の一対をなす通路側壁46と、前記賞球用通路50及び前記貸球用通路53の外側壁を形成する一対をなす通路側壁51,54と、その通路側壁51,54の相互間において賞球用通路50及び貸球用通路53を区画する区画壁55と、前記合流通路57の一対をなす通路側壁58と、前記払出用通路60の一対をなす通路側壁61、前記分岐通路62の通路側壁62aがそれぞれ形成されている。また、球抜通路68の一対をなす通路側壁として、払出用通路60の一方(図7において右側)の通路側壁61、及び、両ケース半体22,32の外周部を囲う囲い壁23,33の一部が兼用されている。また、分岐通路62の通路側壁62aとして、両ケース半体22,32の囲い壁23,33の一部が兼用されている。なお、前側のケース半体22の囲い壁23はそのケース半体22の要部内面図を示した図13に部分的に示され、また、後側のケース半体32の囲い壁33はそのケース半体32の要部内面図を示した図15に部分的に示されている。
【0021】
図2及び図3に示すように、前記後側のケース半体32の後側下部には、枠制御基板84が装着されている。枠制御基板84は、前記メイン制御基板ボックス18(図1参照)内のメイン制御基板(図示しない)に対し電気的に接続されている。また、枠制御基板84は、前記カバー20A(図3参照)で覆われている。枠制御基板84の集合出力端子84aは、カバー20Aに設けられた孔20aより露出されている(図3参照)。
【0022】
図3に示される前後2列の前記上部球通路40は、図7に示すように、ほぼS字状に屈曲されている。各上部球通路40の上流側の各端口40aは、前記タンクレール17(図1参照)の各列の下流側の端口に対し連通されている(図7における二点鎖線17参照)。これによって、タンクレール17から流下してくる球Bが上部球通路40へ流入する。
【0023】
図6に図2のVI−VI線断面図を示すように、前記上部球通路40の一対をなす通路側壁41のうち、上流側の端口40a(図7参照)の近くにおいて下側に位置する通路側壁41は、各ケース半体22,32に形成された支持壁24,34を介して上部球通路40の前後方向(図6において左右方向)の中央付近のみに配置されている。これにより、下側の通路側壁41に上部球通路40の内外を連通する開口部25,35が形成されている。このため、上流側から上部球通路40に流下してくる球Bとともに落ちてくるゴミを、前記開口部25,35を通じてケース外へ容易に排出することができる(図6中、矢印参照)。
【0024】
図7に示すように、前記ケース21の上端部には、球切れ検出器83が配設されている。球切れ検出器83は、前記タンクレール17(図1参照)から各上部球通路40への球Bの供給が途切れること(いわゆる球切れ)を検出し、その信号を前記メイン制御基板(図示しない)又は枠制御基板84(図3参照)に出力する。これに基づいて、メイン制御基板又は枠制御基板84は、パチンコ機1(図1参照)の所定位置に設置されている球切れ報知用ランプ(図示しない)を点灯させて、貸球、賞球いずれの払出しをも即座に停止する。これにより、球切れ時において、上部球通路40の球切れ検出器83の近辺に最後尾の球がきた状態で、球送出体70の回転動作が停止される。
【0025】
図7に示すように、両ケース半体22,32には、前記上部球通路40の両通路側壁41の下端部を取り囲む上部開口孔26,36が形成されている。両通路側壁41の下端部の相互間には、上部球通路40の出口(上部球供給口ともいう)40bを含む球供給通路部が形成されている。また、両通路側壁41の各下端部には、それぞれ片持ち状をなす第1の撓み片42が一体形成されている。第1の撓み片42は、その横幅(図3において左右方向の幅)の小さい突片状に形成されている。第1の撓み片42は、それ自体が上部球通路40の球供給通路部の主に外側方向へ弾性変形いわゆる撓み変形可能になっている。すなわち、第1の撓み片42は、その撓み方向が主として上部球通路40の球供給通路部の外側方向へ変位可能な弾性を有している。その第1の撓み片42の撓み方向の一部には、上部球通路40の球供給通路部の上流方向への変位が含まれる。なお、図7の要部拡大図を示した図8には、各第1の撓み片42の弾性変形状態が二点鎖線42で示されている。また、両通路側壁41の各第1の撓み片42は、前側のケース半体22の要部内面図を示した図13、図13のXIV−XIV線断面図を示した図14、後側のケース半体32の要部内面図を示した図15、図15のXVI−XVI線断面図を示した図16によく示されている。
【0026】
上記のように形成された第1の撓み片42は、本明細書でいう「横変位部」を構成している。また、各ケース半体22,32は本明細書でいう「球払出装置の固定側の部材」に相当する。
【0027】
また、図13及び図15に示すように、前記両第1の撓み片42は、上部球供給口40bの口端部(図13及び図15において下端)に向かって相互間の間隔を次第に狭くするほぼテーパー状に形成されている。これにより、上部球通路40の上部球供給口40bを含む球供給通路部において、その球供給口40bの口端部に対しその上流側が広く形成されている。
【0028】
図13及び図15に示すように、前記両第1の撓み片42の下端部の外側面には先細りのテーパ状をなす斜面42aが形成されている。これにより、両第1の撓み片42の下流側端部には、上部球供給口40b側において下流方向へ突出する突出部(符号、41Aを付す)が断面先鋭状に形成されている。なお、上部球供給口40bは本明細書でいう「球通路の球供給口」に相当する。また、上部球供給口40bは、球振分け室45の下部球供給口(後述する)45aの上流側に対してほぼ同心状に隣接している。
【0029】
図2のV−V線断面図を示した図5に示すように、前記球振分け室45の中央部には、球送出体70が配設されている。この球送出体70は、遊技盤(図示しない)の各種入賞口に球Bが入ったときの賞球数に対応する数の球B(図3参照)を払い出す機能と、パチンコ機1(図1参照)に設置された貸球機(図示しない)から出力される貸球数に対応する数の球Bを払い出す機能とを備える。球送出体70は、前記前側のケース半体22に対しピン85を介してほぼ水平な軸回りに回転可能に支持されている。なお、ピン85は、前側のケース半体22に設けられた軸受部28によって支持されている。
【0030】
図5において、前記球送出体70の後端部(図5において上端部)には、払出用モータ86の出力軸86aがトルク伝達可能に嵌合されている。払出用モータ86には、正逆回転可能なモータ、例えばステッピングモータが用いられている。払出用モータ86は、前記後側のケース半体32の後側(図3において左側)に組付けられ、前記カバー20Aによって覆われている(図3参照)。また払出用モータ86は、前記メイン制御基板(図示しない)又は枠制御基板84(図3参照)から出力される払出信号に基づいて回転制御されるとともに、貸球機(図示しない)から出力される払出信号に基づいて回転制御される。
【0031】
図17に球送出体70の斜視図、図18に同じく正面図、図19に同じく側断面図、図20に同じく背面図が示されている。図17及び図19に示すように、球送出体70は、例えば樹脂成形によって形成されており、軸部70Aの前半部に前後(図19において右左)に並ぶ前側のスプロケット部71及び後側のスプロケット部75を有している。前側のスプロケット部71の外周部には、複数個(例えば、3個)のほぼ凹形状の球受部72が所定の間隔(例えば、3個の場合は120°の間隔)で形成されている(図18参照)。また、後側のスプロケット部75の外周部には、複数個(例えば、3個)のほぼ凹形状の球受部76が所定の間隔(例えば、3個の場合は120°の間隔)で形成されている(図20参照)。しかして、前側のスプロケット部71の各球受部72と後側のスプロケット部75の各球受部76との位相は、相互に半ピッチ(例えば、3個の場合、60°)分ずれている(図18及び図20参照)。
【0032】
前記球送出体70の軸部70Aの前端部には、ピン孔70aが形成されている(図18及び図19参照)。また、球送出体70の軸部70Aの後端部には、軸孔70bが形成されている(図19及び図20参照)。そして、図5に示すように、球送出体70のピン孔70aには前記ピン85が同心状に嵌合され、また軸孔70bには前記払出用モータ86の出力軸86aが同心状に嵌合されている。
【0033】
図5において、前記球送出体70と払出用モータ86の出力軸86aとの嵌合に先立って、その出力軸86aには位置検出部材87がトルク伝達可能に嵌合されている。また図2に示すように、位置検出部材87の外周部には、前記球送出体70(図17参照)における前記両スプロケット部71,75の各球受部72,76の個数をそれぞれ合計した数(本実施の形態の場合、6個)と同数の被検出部87aがほぼフランジ状に形成されている。
【0034】
図2及び図5に示すように、前記後側のケース半体32の後側(図5において上側)には、払出数検出器88が配設されている。払出数検出器88は、例えばフォトセンサからなり、前記位置検出部材87の各被検出部87aを光学的に検出する。払出数検出器88によって位置検出部材87の各被検出部87aを検出した信号(言い換えれば、球Bの払出数に応じた信号)は、前記メイン制御基板(図示しない)や枠制御基板84(図3参照)に出力される。すなわち、賞球数あるいは貸球数に対応する信号に基づいて、払出用モータ86が駆動されるにともない球送出体70が所定方向に回転されると、前記前後2列の上部球通路40(図3参照)から球振分け室45の上流側の端口部(下部球供給口ともいう)45aに流下した球Bが、球送出体70の前後の両スプロケット部71,75の各球受部72,76(図8参照)に上死点において1個ずつ受けられたのち、賞球用通路50又は貸球用通路53に振分けて払出される。そして、払出数検出器88(図5参照)によって検出された位置検出部材87の被検出部87aの個数が球Bの払出個数と対応したときは、払出用モータ86が停止されひいては球送出体70の回転が停止される。
【0035】
しかして、前記球送出体70の各球受部72,76(図17参照)は、上死点において受けた球Bを球送出体70の回転によって次の球受部72又は76が上死点に達するまでに放出するように形成されている。すなわち、図18及び図20に示すように、各球受部72,73の回転方向の前方又は後方の壁面は、球送出体70の回転によって次の球受部72又は76が上死点に達するまでに球Bを放出可能な斜面を形成する傾斜壁面72a,76aとなっている。さらに、傾斜壁面72a,76aは、各球受部72,76の半径方向外方に向かって下る斜面を形成する。
【0036】
また、前記球送出体70の回転によって、各球受部72,76の球Bが前記賞球用通路50又は前記貸球用通路53(図8参照)に振分けて払出されるときは、球Bが前後2列で払出されるが、その放出された球Bは、1列の賞球用通路50又は貸球用通路53にて合流される(図3参照)。このため、図4に図2のIV−IV線断面図を示すように、両ケース半体22,32の前後の壁部(符号、22a,32aを付す)が、球振分け室45から賞球用通路50(及び貸球用通路53)に掛けてほぼテーパ状に屈曲されている。
【0037】
図8に示すように、前記球振分け室45の両通路側壁46の上流側の端部には、下部球供給口45aを形成する両通路側壁47が下方に延出されている。下部球供給口45aは、前記中仕切板31(図3参照)の下端縁中央部に突出する仕切片31aによって前後に区画されている。なお、下部球供給口45aは、前記上部球供給口40bから流下した球Bを球送出体70の球受部72,76に放出するものであるから、上部球通路40の一部を構成するものとする。
【0038】
図8において、両ケース半体22,32には、球振分け室45の両通路側壁47を含む両通路側壁46の上半部を取り囲む下部開口孔27,37が形成されている。両通路側壁47の相互間に、前記下部球供給口45aが形成されている。また、両通路側壁46の通路側壁47を含む上半部は、それぞれ片持ち状をなす第2の撓み片48として一体形成されている。第2の撓み片48は、その横幅(図3において左右方向の幅)の小さい突片状に形成されている。第2の撓み片48は、それ自体が主に上流方向へ弾性変形いわゆる撓み変形可能になっている。すなわち、第2の撓み片48は、その撓み方向が主として上流方向へ変位可能な弾性を有している。その第2の撓み片48の撓み方向の一部には、上部球通路40の球供給通路部の外側方向への変位が含まれる。なお図8には、各第2の撓み片48の弾性変形状態が二点鎖線48で示されている。また、各第2の撓み片48は、図13〜図16によく示されている。
【0039】
上記のように形成された第2の撓み片48は、本明細書でいう「縦変位部」を構成している。また、図13及び図15に示すように、前記両第2の撓み片48は、下部球供給口45aの口端部(図13及び図15において下端)に向かって相互間の間隔を次第に狭くするほぼテーパー状に形成されている。これにより、上部球通路40の下部球供給口45aを含む球供給通路部において、その球供給口45aの口端部に対しその上流側が広く形成されている。
【0040】
図13及び図15に示すように、両通路側壁47の下端部の外側面には先細りのテーパ状をなす斜面47aが形成されている。これにより、両第2の撓み片48の下流側端部に、下部球供給口45a側において下流方向へ突出する突出部(符号、47Aを付す)が断面先鋭状に形成されている。下部球供給口45aは、球振分け室45の上部球供給口40bの下流側に対してほぼ同心状に隣接している。なお、下部球供給口45aは本明細書でいう「球通路の球供給口」に相当する。
【0041】
図8に示すように、前記賞球用通路50には、その通路に払出された球Bを検出する賞球用検出器81が配設されている(図4参照)。賞球用検出器81による球Bの検出信号は、前記メイン制御基板(図示しない)と枠制御基板84(図3参照)に出力される。また、前記貸球用通路53には、その通路に払出された球Bを検出する貸球用検出器82が前記賞球用検出器81と同様にして配設されている。貸球用検出器82による球Bの検出信号は、球貸機(図示しない)と枠制御基板84(図3参照)に出力される。なお、図示しない球貸機は、パチンコ機1の前側(図1において紙面裏側)の所定位置に配設されている。また、前記賞球用検出器81及び前記貸球用検出器82はそれぞれ近接スイッチ等よりなる。
【0042】
そして、賞球数あるいは貸球数に対応する数の球Bに対し、前記賞球用検出器81あるいは前記貸球用検出器82において検出される検出個数が不足する場合には、その不足に相当する信号が払出用モータ86に出力されることによって、球送出体70が不足数に対応する分だけ所定方向に回転され、所要の数の球Bが不足なく払出される。
【0043】
図8に示すように、前記賞球用通路50と前記貸球用通路53とは、その下流の合流通路57において合流している。その合流通路57における下流部には、通路切換部材90が配設されている。通路切換部材90は、前記合流通路57を流下してきた球Bを払出用通路60又は球抜通路68に選択的に誘導する機能を備えるもので、前記前側のケース半体22と前記後側のケース半体32との間に架設されたピン91を介してほぼ水平な軸回りに回転可能に支持されている。なお、前記ピン91は、両ケース半体22,32に設けられた各ピン受け部29,39によって支持されている(図3参照)。
【0044】
図3に示すように、前記通路切換部材90の後端部(図3において左端部)には、切換ソレノイド92の作動軸92aが係合されている。切換ソレノイド92は、前記後側のケース半体32の後側(図3において左側)に組付けられ、前記カバー20Aによって覆われている。また、切換ソレノイド92は、球抜用スイッチ(図示しない)のオンオフに基づいて、通路切換部材90を二位置に位置変更させる。すなわち、図8に実線90で示すように、切換ソレノイド92のオフによって通路切換部材90が払出用通路60を開いて球抜通路68を閉じたときには、前記合流通路57の球Bが払出用通路60に流れる。また、図8に二点鎖線90で示すように、切換ソレノイド92のオンによって通路切換部材90が払出用通路60を閉じて球抜通路68を開いたときには、前記合流通路57の球Bが球抜通路68に流れる。
【0045】
図7に示すように、払出用通路60の下流側に連通する分岐通路62の中央部には、上部案内壁63が形成されている。また図3に示すように、前側のケース半体22には、払出用通路60を流下して上部案内壁63上に載る球Bを上皿(図示しない)へ排出する上部球出口30Aが設けられている。上部案内壁63の上面63aは、上部球出口30Aに向かって下方に傾斜する斜面に形成されている。
【0046】
また図7に示すように、分岐通路62の下端中央部には、下部案内壁64が形成されている。また図3に示すように、前側のケース半体22には、上部案内壁63からこぼれて下部案内壁64上に載る球Bを下皿(図示しない)へ排出する下部球出口30Bが設けられている。下部案内壁64の上面64aは、下部球出口30Bに向かって下方に傾斜する斜面に形成されている。
【0047】
また図7に示すように、前記合流通路57に連通する球抜通路68の下端部には球抜案内壁65が形成されている。また図3に示すように、前側のケース半体22には球抜通路68を流下して球抜案内壁65上に載る球Bを機外へ排出する球抜口22Aが設けられている。球抜案内壁65の上面65aは、球抜口22Aに向かって下方に傾斜する斜面に形成されている。
【0048】
上記したパチンコ機1(図1参照)において、その前側(図1において紙面裏側)に配設されている球貸機(図示しない)が作動されると、その貸球機から貸球数に対応する数の信号が枠制御基板84(図3参照)に出力される。これに基づいて、その枠制御基板84から出力される払出信号によって、球払出装置20(図3参照)の払出用モータ86が図3において時計方向に回転制御される。このとき、通路切換部材90は、図8に実線90で示すように、払出用通路60を開いて球抜通路68を閉じている。
【0049】
すると、球送出体70が図8において時計方向(図中、矢印Y1参照)にかつ貸球数に対応する回転角度をもって回転される。これにより、球送出体70における両スプロケット部71,75の各球受部72,76が、上部球通路40から供給される球Bを受けた後、その球Bを貸球用通路53に振分けて放出する。
【0050】
詳しく述べると、いま、図8に示すように、球送出体70が停止状態にあるとすると、球送出体70における後側のスプロケット部75の上死点に位置する球受部76(説明の都合上、符号(A)を付記する)に、上部球通路40から上部球供給口40b及び球振分け室45の下部球供給口45aを通った球Bが受けられている。
【0051】
これより、球送出体70が図8において時計方向(図中、矢印Y1参照)に1ピッチ分回転される。なお、ここでいう1ピッチとは、両スプロケット部71,75の球受部72,76を合わせた1ピッチであり、本実施の形態における6個の場合は60°となる。すると、図11に示す状態となる。この状態では、次の球受部すなわち図8において上死点にあった後側のスプロケット部75の球受部76(A)の左隣に位置する前側のスプロケット部71の球受部72(説明の都合上、符号(B)を付記する)が上死点に達する。これにより、その球受部72(B)に対し球振分け室45の下部球供給口45aを通った次の球Bが落下して受けられる。
【0052】
しかして、前側のスプロケット部71の球受部72(B)が上死点に達するまでには、前記後側のスプロケット部75の球受部76(A)の回転方向の前方の傾斜壁面76aが半径方向外方に向かって下る斜面を形成するため、その球受部76(A)に受けられていた球Bは、傾斜壁面76aを転がって貸球用通路53に放出され落下する。
【0053】
さらに、球送出体70が図11において時計方向(図中、矢印Y1参照)に1ピッチ分回転されると、図12に示す状態となる。この状態では、次の球受部すなわち図11において上死点にあった前側のスプロケット部71の球受部72(B)の左隣に位置する後側のスプロケット部75の球受部76(説明の都合上、符号(C)を付記する)が上死点に達する。これにより、その球受部76(C)に対し球振分け室45の下部球供給口45aを通った次の球Bが落下して受けられる。しかして、後側のスプロケット部75の球受部76(C)が上死点に達するまでには、前記前側のスプロケット部71の球受部72(B)の回転方向の前方(図12において右側)の傾斜壁面72aが半径方向外方に向かって下る斜面を形成するため、その球受部72(B)に受けられていた球Bは、その傾斜壁面72aを転がって貸球用通路53に放出され落下する。
【0054】
上記の繰り返しによって、順次、貸球用通路53に放出され落下する球Bは、合流通路57を通って払出用通路60に払出される。なお、貸球用通路53を落下する球Bは、貸球用検出器82によって検出される。その貸球用検出器82による球Bの検出信号は、前にも述べたように、前記球貸機(図示しない)と前記枠制御基板84(図3参照)に出力される。そして、貸球数に対応する数の球Bに対し、貸球用検出器82(図8参照)において検出される検出個数が不足する場合には、その不足に相当する信号が払出用モータ86に出力されることによって、球送出体70が不足数に対応する分だけ図8において矢印Y1方向に回転し、所要の数の球Bが不足なく払出される。
【0055】
また、払出用通路60に払出された球Bは、図7に示される分岐通路62に落下し、払出用通路60の直下に位置する上部案内壁63上から上部球出口30A(図3参照)を転がり、最終的に上皿(図示しない)に払出される。
【0056】
また、遊技盤(図示しない)の遊技領域に発射された球Bが入賞口に流入すると、その球Bが入賞口の検出器(図示しない)によって検出される。これに基づいて、その検出器から出力される信号がメイン制御基板(図示しない)に出力されると、そのメイン制御基板(図示しない)から出力される賞球数に対応する数の信号が枠制御基板84(図3参照)に出力される。さらに、その枠制御基板84から出力される払出信号によって球払出装置20(図3参照)の払出用モータ86が、貸球の払出時の回転方向と逆方向、すなわち図3において反時計方向に回転制御される。
【0057】
すると、球送出体70が図8において反時計方向(図中、矢印Y2参照)にかつ賞球数に対応する回転角度をもって回転される。これにより、球送出体70における両スプロケット部71,75の各球受部72,76が、上部球通路40から供給される球Bを受けた後、その球Bを賞球用通路50に振分けて放出する。
【0058】
詳しく述べると、いま、図8に示すように、球送出体70が停止状態にあるとすると、前に述べたように、球送出体70における後側のスプロケット部75の上死点に位置する球受部76(A)に、上部球通路40から上部球供給口40b及び振分け室45の下部球供給口45aを通った球Bが受けられている。
【0059】
これより、球送出体70が図8において反時計方向(図中、矢印Y2参照)に1ピッチ分回転される。すると、図9に示す状態となる。この状態では、次の球受部すなわち図8において上死点にあった後側のスプロケット部75の球受部76(A)の右隣に位置する前側のスプロケット部71の球受部72(説明の都合上、符号(b)を付記する)が上死点に達する。これにより、その球受部72(b)に対し球振分け室45の下部球供給口45aを通った次の球Bが落下して受けられる。
【0060】
しかして、前側のスプロケット部71の球受部72(b)が上死点に達するまでには、前記後側のスプロケット部75の球受部76(A)の回転方向の前方の傾斜壁面76aが半径方向外方に向かって下る斜面を形成するため、その球受部76(A)に受けられていた球Bは、傾斜壁面76aを転がって賞球用通路50に放出され落下する。
【0061】
さらに、球送出体70が図9において反時計方向(図中、矢印Y2参照)に1ピッチ分回転されると、図10に示す状態となる。この状態では、次の球受部すなわち図9において上死点にあった前側のスプロケット部71の球受部72(b)の左隣に位置する後側のスプロケット部75の球受部76(説明の都合上、符号(c)を付記する)が上死点に達する。これにより、その球受部76(c)に対し球振分け室45の下部球供給口45aを通った次の球Bが落下して受けられる。しかして、後側のスプロケット部75の球受部76(c)が上死点に達するまでには、前記前側のスプロケット部71の球受部72(b)の回転方向の前方(図9において左側)の傾斜壁面72aが半径方向外方に向かって下る斜面を形成するため、その球受部72(b)に受けられていた球Bは、その傾斜壁面72aを転がって賞球用通路50に放出され落下する。
【0062】
上記の繰り返しによって、順次、賞球用通路50に放出され落下する球Bは、合流通路57を通って払出用通路60に払出される。なお、賞球用通路50を落下する球Bは、賞球用検出器81によって検出される。その賞球用検出器81による球Bの検出信号は、前にも述べたように、前記メイン制御基板(図示しない)と前記枠制御基板84(図3参照)に出力される。そして、賞球数に対応する数の球Bに対し、賞球用検出器81(図8参照)において検出される検出個数が不足する場合には、その不足に相当する信号が払出用モータ86に出力されることによって、球送出体70が不足数に対応する分だけ図8において矢印Y2方向に回転し、所要の数の球Bが不足なく払出される。
【0063】
ところで、球送出体70(図8参照)の矢印Y1方向又は矢印Y2方向への回転時において、各球受部72,76に受けた球Bが当該球受部に適正に受けられていない場合、下部球供給口45aにおける一方(すなわち、球送出体70の回転方向前方)の第2の撓み片48の通路側壁47の下側に球B(詳しくは、球Bの一部)が入り込むと「球噛み」を生じることがある。また、上部球通路40の上部球供給口40bを含む球供給通路部において、その上部球供給口40bの口端部に対しその上流側が広く形成されている。このため、球供給通路部内には、球Bがほぼジグザグ状の列をなして貯留されている。
【0064】
そして、前記「球噛み」を生じかけた球Bが球送出体70の回転によって押し戻されようとする際に、上部球通路40の球供給通路部内の球Bに加わる押し戻し力は、その通路部の軸線に対してずれた方向に作用する。このため、球供給通路部内でほぼジグザグ状の列をなしている所定数の球Bが交互にその通路部の外側方向へ押し退けられようとする。すると、第1の撓み片42が、弾性を利用して上部球通路40の球供給通路部の外側方向へ変位(図8中、二点鎖線42参照)することにより、球供給通路部内の所定数の球Bがその通路部の外側方向へ押し退けられる。このため、球噛みを生じかけた球Bの押し戻しが可能になることにより、球噛みの発生が防止される。その後、上部球通路40の球供給通路部内の球Bの整列にともなって第1の撓み片42が弾性復元する。
【0065】
したがって、上部球通路40の球供給通路部内における所定数の球Bが第1の撓み片42の弾性変形を利用してずれることによって、球噛みを生じかけた球Bを押し戻すことが可能になる。すなわち、上部球通路40における大きな球B圧が加わっている列全体の球Bを押し戻すのではなく、上部球通路40の球供給通路部の所定数の球Bが比較的小さな力でずれることにより、球噛みの発生を容易に防止することができる。
【0066】
また、前記「球噛み」を生じかけた球Bが球送出体70の回転によって押し戻されようとする際には、下部球供給口45aの通路側壁46を備えた第2の撓み片48が、弾性を利用して上流方向へ変位するすなわち押上げられる。これにより、球噛みを生じかけた球Bが容易に押し戻される。その後、下部球供給口45aからの球Bの供給の正常化によって第2の撓み片48が弾性復元する。
【0067】
したがって、前記第1の撓み片42と前記第2の撓み片48との協働によって、球噛みの発生が効果的に防止される。
【0068】
また、払出用通路60(図7参照)に払出された球Bは、分岐通路62に落下し、払出用通路60の直下に位置する上部案内壁63上から上部球出口30A(図3参照)を転がり、上皿(図示しない)に払出される。
【0069】
また、上皿(図示しない)が貸球や賞球の球Bで満杯状態となり、その球Bが上部球出口30A(図3参照)に留まることがある。この状態では、払出用通路60に払出された球Bが分岐通路62(図7参照)の上部案内壁63に当たり側方へ転がった後、分岐通路62の底部に位置する下部案内壁64上から下部球出口30B(図3参照)を転がり、下皿(図示しない)に払出される。
【0070】
また、球タンク16及びタンクレール17(図1参照)並びに球払出装置20の上部球通路40(図7参照)にある球Bを機外に排出する場合には、球抜用スイッチ(図示しない)をオンする。すると、その球抜用スイッチの信号が前記メイン制御基板(図示しない)から枠制御基板84(図3参照)に出力される。これに基づいて、枠制御基板84(図3参照)から出力される信号によって、通路切換部材90が払出用通路60を閉じて球抜通路68を開いた状態(図8の二点鎖線90参照)に切換えられるとともに、払出用モータ86(図3参照)がいずれかの方向へ回転制御される。
【0071】
これによって、球タンク16及びタンクレール17(図1参照)並びに球払出装置20の上部球通路40(図7参照)にある球Bが、賞球用通路50又は払出用通路60に払出され、合流通路57を通じて球抜通路68(図7参照)に流下する。球抜通路68に払出された球Bは、球抜案内壁65上から球抜口22A(図3参照)を転がり、機外に排出される。
【0072】
また、第1の撓み片42及び第2の撓み片48は、それ自体が弾性変形可能に形成されている。このため、各撓み片42,48のそれ自体の弾性変形によって、球噛みの発生を防止することができる。
【0073】
また、第1の撓み片42及び第2の撓み片48が、球払出装置20の各ケース半体22,32に片持ち状に設けられている。これにより、球払出装置20の各ケース半体22,32に第1の撓み片42及び第2の撓み片48を片持ち状に設けるといった簡単な構成によって、その各撓み片42,48に弾性を付与することができる。
【0074】
また、第1の撓み片42及び第2の撓み片48が、球払出装置20の各ケース半体22,32に一体で形成されている。このため、第1の撓み片42及び第2の撓み片48を、球払出装置20の各ケース半体22,32に別部材を使用することなく設けることができる。これにより、部品点数を削減し、コストを低減することができる。
【0075】
また、第2の撓み片48の通路側壁47の下流側端部には、下部球供給口45a側において下流方向へ突出する突出部47Aが設けられている。したがって、下部球供給口45aに対し球噛みを発生する球Bが、第2の撓み片48の通路側壁47に設けられた突出部47Aによって堰き止められる。これにより、第2の撓み片48の通路側壁47の下流側端面への球Bの回り込みが防止されるため、球噛みの発生を効果的に防止することができる。
【0076】
また、球払出装置20(図7参照)は、球送出体70の正逆回転によって、上死点において球受部72,76(図8参照)に受けた球Bを次の球受部72又は76が上死点に達するまでに放出する。したがって、従来例と異なり、球送出体70の反転時において各球受部72,76に残される残り球Bがなく、その残り球Bの存在により球送出体70の回転が阻まれることがなくなる。このため、球送出体70の各球受部72,76が上死点において球Bを受ける形態でありながら球送出体70を正逆回転させて球Bを払出すことができる。
【0077】
また、球送出体70の回転によって次の球受部72又は76(図8参照)が上死点に達するまでに、その先の球受部72又は76の各傾斜壁面72a,76aが球Bを放出可能な斜面を形成する(図9〜図12参照)。このため、球受部72又は76に受けた球Bが傾斜壁面72a,76a上を転がることにより、球受部72,76から球Bを容易に放出させることができる。
【0078】
また、各球受部72,76の傾斜壁面72a,76a(図18参照)が半径方向外方に向かって下る斜面を形成するため、球送出体70の回転による遠心力を利用して、各球受部72,76から球Bを容易に放出させることができる。
【0079】
また、複数列の球通路(上部球通路40が相当する)について、1つの球送出体70の回転により、隣合う列の球受部72又は76(図17参照)から交互に球Bを払出すことにより、球送出体70の反転時において各球受部72,76に残される残り球Bがなく、その残り球Bの存在により球送出体70の回転が阻まれることがなくなる。
【0080】
また、球送出体70の各球受部72,76の個数を少なくし(例えば1列の球通路につき3個)とし、さらに各球受部72,76を浅く形成している。これにより、球送出体70が1ピッチ分以上回転するまでにおいて早い時期に各球受部72,76の球Bを放出することができる。なお、この実施の形態では、下部球供給口45aから各球受部72,76に受けられる球Bには、上部球通路40に待機している球Bの球圧が作用しているため、浅い球受部でも球Bをこぼすことなく受けることができる。
【0081】
[実施の形態2]
この発明の実施の形態2を図面にしたがって説明する。なお、実施の形態2以降の各実施の形態は、実施の形態1における第1の撓み片42及び/又は第2の撓み片48に変更を加えたものであるからその変更部分について詳述し、同一部位には同一符号を付して重複する説明は省略する。図21に図8に準ずる要部断面図が示されている。図21に示すように、この実施の形態では、実施の形態1(図8参照)における各ケース半体22,32から両第1の撓み片42が排除されている。すなわち、各ケース半体22,32には上部開口孔26,36(図8参照)が形成されておらず、上部球通路40の両通路側壁41の下端部(符号、241を付す)が各ケース半体22,32とつながっており、その下端部241が各ケース半体22,32に固定されている。
【0082】
そして、第2の撓み片(符号、248を付す)は、例えばその肉厚、幅を適宜変更してそれ自体が上部球通路40の球供給通路部の上流方向と外側方向との両方向へいずれかの方向に大きく偏ることなく弾性変形いわゆる撓み変形可能になっている。すなわち、第2の撓み片248は、上部球通路40の球供給通路部の上流方向と外側方向との両方向へ変位可能な弾性を有している。なお図21には、各第2の撓み片248の弾性変形状態が二点鎖線248で示されている。上記のように形成された第2の撓み片248は、本明細書でいう「横変位部」と「縦変位部」の両方を一部材で兼ねている。
【0083】
実施の形態2によると、「球噛み」を生じかけた球Bが球送出体70の回転によって押し戻されようとする際には、第2の撓み片248が、弾性を利用して上部球通路40の球供給通路部の外側方向へ変位(図21中、二点鎖線248参照)する。このため、球噛みを生じかけた球Bの内側方向への押し戻しが可能になることにより、球噛みの発生が防止される。その後、球Bの整列にともなって第2の撓み片248が弾性復元する。なお、実施の形態1における第2の撓み片48(図8参照)を、実施の形態2の第2の撓み片248に代えることができる。
【0084】
また、実施の形態2によると、実施の形態1(図8参照)に比べて、両第1の撓み片42が排除される分、各ケース半体22,32の成形が簡単になる。また、各ケース半体22,32に対し上部開口孔26,36(図8参照)が形成されていないことと、各ケース半体22,32に対し上部球通路40の両通路側壁41の下端部241が固定されていることによって、各ケース半体22,32の強度を高めることができる。
【0085】
[実施の形態3]
この発明の実施の形態3を図面にしたがって説明する。図22に図8に準ずる要部断面図が示されている。図22に示すように、この実施の形態では、実施の形態1(図8参照)における各ケース半体22,32から両第2の撓み片48が排除されている。すなわち、各ケース半体22,32には下部開口孔27,37(図8参照)が形成されておらず、球振分け室45の両通路側壁46の上半部(符号、346を付す)が各ケース半体22,32とつながっており、その上半部346が各ケース半体22,32に固定されている。さらに、実施の形態1(図8参照)における両第2の撓み片48の通路側壁47に相当する通路側壁(符号、347を付す)は、両通路側壁46の上半部346から排除される代わりに、両第1の撓み片42に対し一体に形成されている。これとともに、各ケース半体22,32の上部開口孔26,36が通路側壁347を取り囲むように形成されている。
【0086】
実施の形態3によると、通路側壁347を有する第1の撓み片42が、下部球供給口45aの一部を形成している。これにより、下部球供給口45aに対し球噛みを発生する球Bが第1の撓み片42の下側に入り込むような場合には、第1の撓み片42の下側に入り込んで球噛みを生じかけた球Bが、球送出体70の回転にともなって下部球供給口45aの外側方向へ押し退けられる。これにともない、第1の撓み片42の通路側壁347が、その第1の撓み片42の弾性を利用して下部球供給口45aの外側方向へ一時的に変位(図22中、二点鎖線347参照)して球噛みの発生を防止する。また、その第1の撓み片42の弾性復元により球噛みを発生する球Bが球送出体70の球受部72,76の正位置に押し戻されて適正に受けられることにより、球噛みの発生が防止される。
【0087】
また、第1の撓み片42の通路側壁347が、下部球供給口45aの一部を形成している。これにより、下部球供給口45aに対し球噛みを発生する球Bが通路側壁347の下流側端部に当接する。したがって、通路側壁347によって、球噛みを発生する球B自体を直接的に球送出体70の球受部72,76に押し戻すことができる。
【0088】
また、第1の撓み片42の通路側壁347の下流側端部には、下部球供給口45a側において下流方向へ突出する突出部47A(図8参照)と同様の突出部(符号、347Aを付す)が設けられている。これにより、下部球供給口45aに対し球噛みを発生する球Bが、第1の撓み片42に設けられた突出部347Aによって堰き止められることにより、第1の撓み片42の通路側壁347の下流側端面への球Bの回り込みが防止される。これにより、球噛みの発生を効果的に防止することができる。
【0089】
[実施の形態4]
この発明の実施の形態4を図面にしたがって説明する。図23に要部断面図が示されている。図23に示すように、この実施の形態では、実施の形態3(図22参照)における両第1の撓み片42が平行状に形成されている。そして、両第1の撓み片42における下部球供給口45aを形成する通路側壁(符号、447を付す)が段付状に形成されている。これにより、上部球通路40の上部球供給口40bを含む球供給通路部において、その球供給口40bの口端部に対しその上流側が広く形成されている。なお、両第1の撓み片42は、その長さ方向(図23において上下方向)にほぼ均一な肉厚によって形成されている。なお、両第1の撓み片42の下流側端部における突出部347aは省略されている。本実施の形態4によっても実施の形態3とほぼ同等の作用効果が得られる。
【0090】
[実施の形態5]
この発明の実施の形態5を図面にしたがって説明する。図24に図8に準ずる要部断面図が示されている。図24に示すように、この実施の形態では、実施の形態1(図8参照)における両第1の撓み片42に代えて、ゴム、コイルスプリング等の弾性材料によってそれぞれ形成された両第1の撓み片(符号、442を付す)を上部球通路40の通路側壁41に接続している。また、実施の形態1(図8参照)における両第2の撓み片48に代えて、ゴム、ばね等の弾性体によってそれぞれ形成された両第2の撓み片(符号、448を付す)を振分け室45の通路側壁46に接続している。上記のように構成すると、両第1の撓み片442及び両第2の撓み片448を各ケース半体22、32と別の弾性部材によって形成することができる。
【0091】
[実施の形態6]
この発明の実施の形態6を図面にしたがって説明する。図25に図24に準ずる要部断面図が示されている。図25に示すように、この実施の形態では、実施の形態5(図24参照)における両第1の撓み片442の先端部が、硬質樹脂等の非弾性体による先端部材542で形成されている。また、実施の形態5(図24参照)における両第2の撓み片448の通路側壁47が硬質樹脂等の非弾性部材による通路側壁547で形成されている。上記のように構成すると、両第1の撓み片442及び両第2の撓み片448を弾性部材と非弾性部材との複合構造によって形成することができる。
【0092】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、上記実施の形態の球払出装置20を備えるパチンコ機1に限定されるものではなく、球噛みを発生する可能性のある球払出装置を備える遊技機に適用することができる。また、上記実施の形態では、球送出体70の球受部72,76が球Bを上死点において受けるものを例示したが、その球受部72,76は上死点に限らずその他の位置において球Bを受けるものであってもよい。また、各撓み片42,48は、両ケース半体22,32に代えて、例えば中仕切板31を球払出装置20の固定側の部材として設けることができる。この場合、中仕切板31は樹脂成形によって形成するとよい。
【0093】
また、第1の撓み片42の突出部41A(図13及び図15参照)を斜面42aによって形成したが、その斜面42aの形状は限定されない。例えば、斜面42aを、凸型円弧状や凹型円弧状の曲面や、1段あるいは複数段の段付面に形成することが考えられる。また同様に、第2の撓み片48の通路側壁47の突出部47A(図13及び図15参照)を斜面47aによって形成したが、その斜面47aの形状は限定されない。例えば、斜面47aを、凸型円弧状や凹型円弧状の曲面や、1段あるいは複数段の段付面に形成することが考えられる。
【0094】
また、第1の撓み片42の突出部41Aの先端縁の形状は、その撓み片42の幅方向(図14及び図16において左右方向の幅)に関し直線状に形成したが、その形状は限定されない。例えば、突出部41Aの先端縁を、V字状、凸型円弧状、鋸刃状等に形成することが考えられる。また同様に、第2の撓み片48の突出部47Aの先端縁の形状は、その撓み片48の幅方向(図14及び図16において左右方向の幅)に関し直線状に形成したが、その形状は限定されない。例えば、突出部47Aの先端縁を、V字状、凸型円弧状、鋸刃状等に形成することが考えられる。
【0095】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、球供給通路部内における所定数の球が横変位部の弾性変形を利用してずれることにより、球噛みを生じかけた球の押し戻しが可能になるので、球噛みの発生を容易に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るパチンコ機の背面図である。
【図2】球払出装置の背面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】図2のVI−VI線断面図である。
【図7】図3のVII−VII線断面図である。
【図8】図7の要部拡大図である。
【図9】1個目の賞球払出し状態を示す要部断面図である。
【図10】2個目の賞球払出し状態を示す要部断面図である。
【図11】1個目の貸球払出し状態を示す要部断面図である。
【図12】2個目の貸球払出し状態を示す要部断面図である。
【図13】前側のケース半体の要部内面図である。
【図14】図13のXIV−XIV線断面図である。
【図15】後側のケース半体の要部内面図である。
【図16】図15のXVI−XVI線断面図である。
【図17】球送出体を示す斜視図である。
【図18】球送出体の正面図である。
【図19】球送出体の側断面図である。
【図20】球送出体の背面図である。
【図21】この発明の実施の形態2を示す要部断面図である。
【図22】この発明の実施の形態3を示す要部断面図である。
【図23】この発明の実施の形態4を示す要部断面図である。
【図24】この発明の実施の形態5を示す要部断面図である。
【図25】この発明の実施の形態6を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機)
20 球払出装置
40 上部球通路(球通路)
40b 上部球供給口
41 通路側壁
42 第1の撓み片(横変位部)
45 球振分け室
45a 下部球供給口
46 通路側壁
47 通路側壁
48 第2の撓み片(縦変位部)
51 通路側壁
50 賞球用通路
53 貸球用通路
54 通路側壁
58 通路側壁
68a 出力軸
70 球送出体
71,75 スプロケット部
72,76 球受部
86 払出用モータ
B 球
Claims (1)
- 球を受ける球受部を有する球送出体の回転によって、球供給通路部から供給される球を前記球受部に受けて順次に払出す球払出装置を備えた遊技機において、
前記球供給通路部は、上部球供給口と、該上部球供給口の下流側に隣接する下部球供給口を有して該下部球供給口から前記球送出体の球受部に球を供給するものであり、
前記上部球供給口の口端部に対しその上流側を広く形成し、前記球供給通路部の通路側壁には、その球供給通路部の外側方向へ変位可能な弾性を有する横変位部を備え、
さらに前記下部球供給口の通路側壁には、上流方向へ変位可能な弾性を有する縦変位部を備えており、
前記球払出装置は、
上下一連の通路側壁が配列されて、
前記上部球供給口の直下方に整合連絡されて球を通入し得る前記下部球供給口と、
対称形の左右室部を有するほぼ円形状空間の球振分け室と、
該球振分け室の左室部と右室部の各下方に区分して連通される賞球用通路及び貸球用通路が連通して形成され、
前記球送出体は、外周円方向に複数個のスプロケット部及び球受部を有し、正逆回転切換え可能な払出用モータの出力軸に連結されて前記球振分け室内の中心部位に取着され、その場所で前記下部球供給口の開口下面に臨むものであり、
前記横変位部は、前記左右の通路側壁の下端に下向きに幅狭となる傾斜状に対向配置されて左右方向に弾性変形可能な左右一対の第1撓み片で形成され、
前記縦変位部は、前記左右の通路側壁の上端側壁部分にあって、ほぼ逆さL形円弧状をなして前記球振分け室の左右の上周囲部を囲む対称状に配置され尚且つ弾性変形が可能な左右一対の第2撓み片で形成され、該第2撓み片の先端部位に前記通路側壁が下向きに狭くなる傾斜状に対向配置されて前記下部球供給口を形成するものであることを特徴とする遊技機。
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