JP4575743B2 - アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ、より詳細には、物品等の搬入出時に各物品に付された情報記憶媒体(共振タグなど)の読み取り及び書き込み処理を行う通信装置を備えた暖簾状のアンテナに関する。
従来、施設や工場などの物品搬送システムにおいて、物品の識別処理を合理的に行うために、無線を利用したRFID(Radio Frequency Identification)タグが使用されている。この利用例としては、予めRFIDタグを物品に付与しておき、これらの物品を搬送する過程で、固定のアンテナから問い合わせ信号を送信し、これに対してRFIDタグから返信されてくるID信号を上記アンテナで受信することにより、物品の識別を行う。これにより、人手を介することなく、物品の識別を行えるため、合理化に大きく寄与していた。しかしながら、従来は固定アンテナが搬送ラインの左側あるいは右側近傍に設置されていたため、以下の点に問題があった。
(1)搬送される物品の向きによってはRFIDタグにアクセスできず、誤動作する可能性がある。
(2)物品の大きさや形によりRFIDタグと固定アンテナとの距離が変動し、RFIDタグにアクセスできない場合がある。
(3)上記誤動作を防止するためにRFIDタグの送受信能力を高める必要があり、電池を内蔵した高価なRFIDタグを使用しなくてはならない。
上述のごとき問題点に対して、例えば、特許文献1及び2には、アンテナを備えたシート部材を搬送ライン上に垂設し、このシート部材をくぐるように物品を搬送させるようにして、RFIDタグとの通信を確実に行えるようにしたものが開示されている。
特開平10−240880号公報 特開平11−301843号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載の発明では、アンテナとシート部材が一体で設けられているため、アンテナの破損時にはシート部材ごと交換する必要がある上に、アンテナの破損防止対策は施されていなかった。また、アンテナの位置は固定されているため、物品の大きさや形状に合わせて位置を変更できず、RFIDタグを正確に読み取れない可能性があった。また、一般にシート部材と物品の包装用ストレッチフィルムとの摩擦が大きいために、シート部材と物品の接触時にシート部材が物品にまとわりつく、所謂ブロッキングを起こし、シート部材やストレッチフィルムの破損などを招来し、スムーズな搬入作業の妨げとなることがあった。さらに、アンテナは通常所定の場所に固定されているため、他の場所に移動させて使用することはできなかった。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、対象物に付された情報記憶媒体と電波を介して通信する通信装置と、その通信装置を着脱可能に配設するためのシート部材とを備えた暖簾形状のアンテナにおいて、通信装置に破損防止対策を施すと共に、対象物の大きさや形状に合わせて通信装置の配設位置を変更可能とし、シート部材と対象物の間でブロッキングを防止し、さらに、シート部材を片持ち支持して移動させることができるようにすること、を目的としてなされたものである。
上記課題を解決するために、求項1の発明は、対象物に付された情報記憶媒体と電波を介して通信する通信装置と、該通信装置を着脱可能に配設するためのシート部材とを備え、前記対象物が接触したときに揺動可能に垂設されたアンテナにおいて、前記シート部材は、前記通信装置を出し入れ可能に格納するための袋状の格納部を複数箇所に有し、前記シート部材及び前記通信装置に設けられた面ファスナにより該通信装置をその配設位置を調整可能に前記格納部内に固定してなり、前記シート部材の上部に設けられた梁部材の一方の支点を支持部材で支持していることを特徴としたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、該アンテナを移動可能とするための移動手段を前記支持部材の下部に設けていることを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2発明において、前記シート部材の表面に凸凹が形成されていることを特徴としたものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至のいずれか1の発明において、前記通信装置は、該通信装置を保護するための保護部材で覆われていることを特徴としたものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至のいずれか1の発明において、前記シート部材は、暖簾状に複数列で構成され、該各列の下部に重り部材を設けていることを特徴としたものである。
請求項6の発明は、請求項発明において、前記重り部材は磁石で構成され、該重り部材に対向する床面に磁石あるいは磁性体を設けていることを特徴としたものである。
本発明によれば、対象物に付された情報記憶媒体と電波を介して通信する通信装置と、その通信装置を着脱可能に配設するためのシート部材とを備えた暖簾形状のアンテナにおいて、通信装置に破損防止対策を施すと共に、対象物の大きさや形状に合わせて通信装置の配設位置を変更可能とし、シート部材と対象物を覆うストレッチフィルムなどの間でブロッキングを防止し、さらに、シート部材を片持ち支持して移動させることができるため、物品等の搬入出管理システムにおいて作業性の向上を図ることができる上に、アンテナを移動させて他の場所でも使用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る暖簾状アンテナの一例について示した図で、図中、10はRFIDタグなどの情報記憶媒体、20は情報記憶媒体10が付された対象物、30はアンテナを示す。この暖簾状アンテナ30は、暖簾状に形成されたシート部材31、情報記憶媒体10と電波を介して通信するための通信装置1、通信装置1を制御する制御装置2を有する。シート部材31は、フレキシブルなプラスチックシートなどで形成され、上部に設けられた梁部材35の一方の支点を支持部材36で支持し、暖簾状アンテナ30を移動可能とするための移動手段37を支持部材36の下部に設けている。この移動手段37には、回転自在に取り付け可能なローラ等を用いることができる。これにより、暖簾状アンテナ30を移動させて他の場所でも使用することができる。尚、暖簾状アンテナ30を固定するときは移動手段37にロックを掛けて回転できないようにすることができる。
また、シート部材31は、通信装置1を着脱可能に配設するための袋状の格納部32a〜32cを各列33a〜33cに設け、さらに、各列33a〜33cの下部に重り部材3を格納するための重り格納部34a〜34cを設けている。暖簾状アンテナ30は、対象物20がシート部材31に接触したときに搖動可能に垂設され、対象物20が通過する際に対象物20に付された情報記憶媒体10と通信して各種情報の書き込み/読み取りを行う。
尚、書き換え可能なリライタブルペーパ(図示せず)と対象物20を同時に搬送するシステムの場合、このリライタブルペーパに情報記憶媒体10を貼付しておき、暖簾状アンテナ30により情報記憶媒体10と通信するようにしてもよい。
本実施形態において、制御装置2は、暖簾状アンテナ30の各格納部32a〜32cに格納される通信装置1の送受信制御を統合的に行うことで、排他処理及び/又は同期処理などを行う。また、各格納部32a〜32cは、開閉可能な袋状になっており、この中に通信装置1が少なくとも1つ(本例では各列に2つ)格納される。そのため、例えば、通信装置1による認識処理が断線や故障により正常に行えない場合であって、交換作業が必要な場合には、交換対象となる通信装置1のみを交換することが可能となる。
また、各格納部32a〜32cは、通信装置1を出し入れ可能とするために、図示しない開口部(スリットを含む)が設けられており、通信装置1が格納された後に粘着テープなどで開口部が塞がれる。このとき、各格納部32a〜32cには空気が残留するため、各格納部32a〜32cはエアークッションとして機能し、中に配設した通信装置1を外部からの衝撃や押圧力などから保護して破損を防止することができる。さらに、暖簾状アンテナ30から作業者や対象物を保護することもでき、作業の安全性を向上させることができる。
通信装置1は、例えば、両面テープや、マジックテープ(登録商標)等の面ファスナなどの固定部材(後述の図4参照)によりシート部材31に着脱可能に配設されているため、対象物20の大きさや形状などに応じて通信装置1の配設位置を調整することができる。特に、面ファスナを利用することが好ましく、これにより通信装置1の着脱を自在に行うことができるため、配設位置の調整をより簡単に行える。このように、本発明の暖簾状アンテナ30は、通信装置1の配設位置を調整可能としたため、情報記憶媒体10との通信をより確実に行うことができ、情報の読み取り/書き込み処理の精度を向上させることができる。
暖簾状アンテナ30(シート部材31)を工場などの搬入口に設けた場合、暖簾状アンテナ30によって工場内部と外部が仕切られることになる。この際、シート部材31がめくれあがった状態になると、外部から塵埃などが流入し、工場内部の環境が汚染されてしまう。そこで、シート部材31の下部に重り部材3を設けて、シート部材31がめくれあがらないようにしている。重り部材3としては、例えば、水、砂、ゴム、ジェル、ウレタン、シリコンゴム、衝撃吸収材、磁石などを用いることができる。重り部材3に磁石を用いた場合、重り部材3に対向する床面にも磁石あるいは磁性体を設けておく。これによって、シート部材31はより強固に保持され、外部から風圧などがかかった場合でも、シート部材31がめくれあがることがなくなる。
また、一般に対象物20は包装用のストレッチフィルムなどで保護されており、このストレッチフィルムで覆われた対象物20が暖簾状アンテナ30をくぐるときに、対象物20のストレッチフィルムとシート部材31(プラスチックシート)との間でブロッキング(すなわち、各フィルムの表面が密着すること)を起こすことがある。以下、暖簾状アンテナ30に施すブロッキング防止対策の一例を説明する。
(1)シート部材31の表面を凸凹にするために、マット加工や、SiO(シリカ)などのフィラー加工を施す。
(2)シート部材31の表面の摩擦係数を所定値以下に下げる。例えば、シリコンやフッ素をコーティングするなどの方法を用いることができる。表面の摩擦係数は、約0.5以下を目安とする。
(3)シート部材31の表面の電気抵抗を所定の範囲内にする。これは静電気対策であり、表面の電気抵抗は、約10〜1013Ω/□の範囲を目安とする。
上記のようなブロッキング防止対策を施すことで、シート部材31や、対象物20を覆うストレッチフィルムの破損などを防止し、スムーズな搬入作業を実現することができる。
図2は、情報記憶媒体10の概略構成例を示すブロック図で、情報記憶媒体10は、RF回路11,制御回路12,EEPROM13を有している。情報記憶媒体10は、例えばRF−IDの素子であり、データ等を格納可能な小型の記憶媒体である。
RF回路11及びEEPROM13は、各々制御回路12に接続される。RF回路11は、図1に示した通信装置1からの電波を受信するためのアナログ回路であり、制御回路12はRF回路11を介して変調処理及び復調処理するなどのデータ処理を行うデジタル回路である。情報記憶媒体10がリライタブルペーパに貼付されている場合、EEPROM13には、例えば、対象物20に関する品種、ロット、スペック(規格と実特性などの特性項目,サイズ,部分的に特性が異なる場合にはその領域)、リライト回数、更新日時、製造日、製造者、出力プリンタ、顧客コードなどの情報が記憶される。
図3は、通信装置1の概略構成例を示すブロック図で、通信装置1は、変調回路21,送信制御部22,受信制御部23,復調回路24,アンテナ25,制御部26,I/F部27,及び出力部28を備えている。通信装置1は、対象物20に付される情報記憶媒体10との間でデータ等の送受信を行い、図示しないホストコンピュータとネットワークを介して通信を行うためのI/F部27と、送受信するデータ等を記憶したり、情報記憶媒体10に対する電波の送受信の制御を行ったり、さらには出力部28に対する制御を行う制御部26と、制御部26からの制御に基づいて通信装置1の稼動状態を表す指示に応じてランプあるいは音による出力を行う出力部28と、送信データに対する所定の変調処理を行う変調回路21と、外部に変調された変調電波を送信する送信制御部22と、RF反応に応じて情報記憶媒体10から返信されるデータ等を受信する受信制御部23と、受信した変調電波に対する所定の復調処理を行う復調回路24と、外部とのデータ等の送受信を送信制御部22及び受信制御部23を介して行うためのアンテナ25から構成されている。
本実施形態に示す通信装置1は、図1に示した制御装置2を内蔵したものであって、すなわち、制御部26、I/F部27、及び出力部28を内蔵することにより、情報記憶媒体10とホストコンピュータの間でデータ通信を可能とする。本実施形態の場合、制御装置2の機能は通信装置1により実現される。尚、図1に示したように、変調回路21,送信制御部22,受信制御部23,復調回路24,及びアンテナ25を備える通信装置1と、制御部26,I/F部27,及び出力部28を備える制御装置2とを別々に設けるようにしてもよい。
また、通信装置1毎に、帯域の異なるアンテナを設けるようにして、暖簾状アンテナ30を複数の周波数帯に対応(マルチチャンネル対応)させるようにしてもよい。
図4は、図1に示した暖簾状アンテナ30のXX′断面の一例を示す図である。本例では暖簾状アンテナ30の列33aの断面を代表例として説明するが、他の列(列33b、列33c)も同様の断面構成とする。暖簾状アンテナ30は、格納部32aに通信装置1を格納し、重り格納部34aに重り部材3を格納する。格納部32aは、その周囲(上下左右)がヒートシール(シール部5)されて袋状に形成され、通信装置1をその配設位置を調整可能に固定するための固定部材4を設けている。この固定部材4としては、前述したように、例えば両面テープや、マジックテープ(登録商標)などの面ファスナを用いることができる。
また、格納部32aには、通信装置1を出し入れ可能とするために、図示しない開口部(スリットを含む)が設けられており、通信装置1が格納された後に粘着テープなどで開口部が塞がれる。このとき、格納部32aには空気が残留するため、格納部32aがエアークッションとして機能し、中に配設した通信装置1を外部からの衝撃等から保護して破損を防止することができる。また、暖簾状アンテナ30の重り格納部34aには重り部材3を設けて、暖簾状アンテナ30のシート部材がめくれあがらないようにしている。
図5は、図1に示した暖簾状アンテナ30のXX′断面の他の例を示す図である。本例では暖簾状アンテナ30の列33aの断面を代表例として説明するが、他の列(列33b、列33c)も同様の断面構成とする。暖簾状アンテナ30は、格納部32aに通信装置1を格納し、重り格納部34aに重り部材3を格納する。本例では、重り部材3として磁石を用いており、重り部材3に対向する床面にも保持部材6(本例では磁石あるいは磁性体)が設けられている。これによって、暖簾状アンテナ30のシート部材はより強固に保持され、外部から風圧等がかかった場合でも、シート部材がめくれあがることがなくなる。
尚、本実施形態において、重り部材3に磁石、保持部材6に磁性体を用いてもよく、あるいは、重り部材3に磁性体、保持部材6に磁石を用いてもよい。また、上記磁石を電磁石としてもよく、対象物がないときは電磁石のスイッチをON状態にして、外部との“仕切り板”として機能させ、対象物の接近をセンサなどで感知したときは、電磁石のスイッチをOFF状態にして、対象物が暖簾状アンテナ30をくぐりやすくなるようにしてもよい。
図6は、図1に示した暖簾状アンテナ30のXX′断面の他の例を示す図である。本例では暖簾状アンテナ30の列33aの断面を代表例として説明するが、他の列(列33b、列33c)も同様の断面構成とする。暖簾状アンテナ30は、格納部32aに通信装置1を格納し、重り格納部34aに重り部材3を格納する。本実施形態の通信装置1は保護部材7で個々に覆われている。この保護部材7には、例えば梱包用のエアーマットなどを用いることができる。通信装置1は保護部材7で保護されるため、格納部32aを必ずしも閉じる必要がなくなる。図6に示す例では格納部32aの上部はヒートシールされていない。このように、保護部材7で覆うことで通信装置1を外部からの衝撃や押圧力などから保護して破損を防止することができる。さらに、暖簾状アンテナ30から作業者や対象物を保護することもでき、作業の安全性を向上させることができる。
図7は、本発明の他の実施形態に係る暖簾状アンテナの一例について示した図で、暖簾状アンテナ30は、暖簾状に形成されたシート部材31、情報記憶媒体と電波を介して通信するための通信装置1、通信装置1を制御する制御装置2を有する。シート部材31は、フレキシブルなプラスチックシートなどで形成され、上部に設けられた梁部材35の一方の支点を支持部材36で支持し、暖簾状アンテナ30を移動可能とするための移動手段37を支持部材36の下部に設けている。この移動手段37には、回転自在に取り付け可能なローラ等を用いることができる。これにより、暖簾状アンテナ30を移動させて他の場所でも使用することができる。
また、シート部材31は、各列33a〜33cに通信装置1を着脱可能に配設し、さらに、各列33a〜33cの下部に重り部材3を設けている。本実施形態の通信装置1は保護部材7で個々に覆われている。この保護部材7には、例えば梱包用のエアーマットなどを用いることができる。
図8は、図7に示した暖簾状アンテナ30のYY′断面の他の例を示す図である。本例では暖簾状アンテナ30の列33aの断面を代表例として説明するが、他の列(列33b、列33c)も同様の断面構成とする。暖簾状アンテナ30は、シート部材の列33aに、保護部材7で覆われた通信装置1を着脱可能に配設し、その下部には重り部材3を配設している。尚、重り部材3を保護部材で覆うようにしてもよい。また、通信装置1をその配設位置を調整可能に固定するための固定部材4を設けている。この固定部材4としては、前述したように、例えば両面テープや、マジックテープ(登録商標)などの面ファスナを用いることができる。
また、図1に示した実施形態と同様に、対象物は包装用のストレッチフィルムなどで保護されており、このストレッチフィルムで覆われた対象物が暖簾状アンテナ30をくぐるときに、対象物のストレッチフィルムとシート部材31(プラスチックシート)との間でブロッキング(すなわち、各フィルムの表面が密着すること)を起こすことがある。これを防止するために、
(1)シート部材31の表面を凸凹にするために、マット加工や、SiO(シリカ)などのフィラー加工を施す。
(2)シート部材31の表面の摩擦係数を所定値以下に下げる。例えば、シリコンやフッ素をコーティングするなどの方法を用いることができる。表面の摩擦係数は、約0.5以下を目安とする。
(3)シート部材31の表面の電気抵抗を所定の範囲内にする。これは静電気対策であり、表面の電気抵抗は、約10〜1013Ω/□の範囲を目安とする。
上記のようなブロッキング防止対策を施すことで、シート部材31や、対象物を覆うストレッチフィルムの破損などを防止し、スムーズな搬入作業を実現することができる。
図9は、本発明の他の実施形態に係る暖簾状アンテナの一例について示した図で、暖簾状アンテナ30は、暖簾状に形成されたシート部材31、情報記憶媒体と電波を介して通信するための通信装置1、通信装置1を制御する制御装置2を有する。シート部材31は、フレキシブルなプラスチックシートなどで形成され、上部に設けられた梁部材35の一方の支点を支持部材36で支持し、暖簾状アンテナ30を移動可能とするための移動手段37を支持部材36の下部に設けている。この移動手段37には、回転自在に取り付け可能なローラ等を用いることができる。これにより、暖簾状アンテナ30を移動させて他の場所でも使用することができる。また、シート部材31は、各列33a〜33cに通信装置1を着脱可能に配設している。尚、本実施形態の通信装置1は保護部材で個々に覆うようにしてもよい。
本実施形態の暖簾状アンテナ30は、通信装置1を備えたパーツを複数結合して構成されている。シート部材31を構成する各パーツは、バネなどの弾性部材で多関節状に結合され、シート部材31がめくりあがらないようにしている。暖簾状アンテナ30は、対象物がシート部材31をくぐった後に前記弾性部材により元の状態に戻される。本実施形態の場合、弾性部材によりシート部材31のめくりあがりを防止しているため、重り部材3を設けなくてもよい。
尚、本発明のアンテナは、上記した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の一実施形態に係る暖簾状アンテナの一例について示した図である。 情報記憶媒体の概略構成例を示すブロック図である。 通信装置の概略構成例を示すブロック図である。 図1に示した暖簾状アンテナのXX′断面の一例を示す図である。 図1に示した暖簾状アンテナのXX′断面の他の例を示す図である。 図1に示した暖簾状アンテナのXX′断面の他の例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る暖簾状アンテナの一例について示した図である。 図7に示した暖簾状アンテナのYY′断面の他の例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る暖簾状アンテナの一例について示した図である。
符号の説明
1…通信装置、2…制御装置、3…重り部材、4…固定部材、5…シール部、6…保持部材、7…保護部材、10…情報記憶媒体、11…RF回路、12…制御回路、13…EEPROM、20…対象物、21…変調回路、22…送信制御部、23…受信制御部、24…復調回路、25…アンテナ、26…制御部、27…I/F部、28…出力部、30…暖簾状アンテナ、31…シート部材、32a〜32c…格納部、33a〜33c…列、34a〜34c…重り格納部、35…梁部材、36…支持部材、37…移動手段。

Claims (6)

  1. 対象物に付された情報記憶媒体と電波を介して通信する通信装置と、該通信装置を着脱可能に配設するためのシート部材とを備え、前記対象物が接触したときに揺動可能に垂設されたアンテナにおいて、
    前記シート部材は、前記通信装置を出し入れ可能に格納するための袋状の格納部を複数箇所に有し、前記シート部材及び前記通信装置に設けられた面ファスナにより該通信装置をその配設位置を調整可能に前記格納部内に固定してなり、前記シート部材の上部に設けられた梁部材の一方の支点を支持部材で支持していることを特徴とするアンテナ。
  2. 請求項1に記載のアンテナにおいて、該アンテナを移動可能とするための移動手段を前記支持部材の下部に設けていることを特徴とするアンテナ。
  3. 請求項1又は2に記載のアンテナにおいて、前記シート部材の表面に凸凹が形成されていることを特徴とするアンテナ。
  4. 請求項1乃至のいずれか1に記載のアンテナにおいて、前記通信装置は、該通信装置を保護するための保護部材で覆われていることを特徴とするアンテナ。
  5. 請求項1乃至のいずれか1に記載のアンテナにおいて、前記シート部材は、暖簾状に複数列で構成され、該各列の下部に重り部材を設けていることを特徴とするアンテナ。
  6. 請求項に記載のアンテナにおいて、前記重り部材は磁石で構成され、該重り部材に対向する床面に磁石あるいは磁性体を設けていることを特徴とするアンテナ。
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