JP4572377B2 - 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法 - Google Patents

画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法 Download PDF

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本発明は、画像の歪み補正が可能な画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法に関する。
プロジェクタ等の画像投写装置からの投写光の光軸とスクリーン等の投写対象物との相対的な角度によって画像が歪んでしまい、縦方向や横方向にいわゆる台形歪みが発生してしまう場合がある。
したがって、画像表示装置は、画像を表示する場合には、画像の歪みをなくした状態で画像を表示する必要がある。
しかし、一般的な画像の歪み補正機能付きプロジェクタは、傾きセンサーを内蔵して画像の縦方向の歪みのみを補正し、画像の横方向の歪みは補正できていない。
また、画像の横方向の歪みを補正する場合、ユーザーがマウス等を用いてスクリーンの4隅の点を指示することにより、プロジェクタは当該指示情報に基づいて半自動的に画像の歪みを補正している。また、ユーザーにとっては、マウス等を用いてスクリーンの4隅の点を指示することは煩雑である。
このような課題を解決するため、例えば、特許文献1では、モニタカメラより入力された映像信号に基づき、モニタカメラにより撮像された画像内のスクリーンの位置を検出し、検出されたスクリーンの位置のデータにより映写画像の台形歪みを調整するプロジェクタの自動画面位置調整装置が開示されている。
また、特許文献1の手法では、特許文献1の明細書の段落番号0029に記載されているように、撮像されたモニタ画面内のスクリーンの対向辺の長さを比較して台形歪みを調整している。
特開2000−241874号公報 特開2002−247614号公報
しかし、スクリーン等の投写対象物の縦横比(アスペクト比)が既知でない場合、プロジェクタは、スクリーンの対向辺の長さを比較するだけでは画像の歪みを適切に把握することはできない。
また、特許文献2では、プロジェクタが撮像部を用いてスクリーンの外形を識別し、識別した外形と同じ外形になるように画像を補正するプロジェクタが開示されている。
しかし、プロジェクタが、特許文献2のようにスクリーンの外形の形状に画像の形状を変化させてしまうと、変化後の画像が元の画像の外形とは異なってしまうことになる。この場合、観察者に元の画像とは異なる印象を与えてしまうため、このような処理方式を採用することは好ましくない。
また、投写対象物の縦横比を基準とする場合であっても、所望の縦横比で投写画像が表示されることが望ましい。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、投写対象物の縦横比と画像の歪みを把握して投写画像の歪みを補正することが可能な画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理システムおよびプロジェクタは、キャリブレーション画像を投写対象物に向け投写する画像投写手段と、前記キャリブレーション画像を撮像して撮像情報を生成する撮像手段と、前記撮像情報に基づき、前記撮像手段の撮像領域における前記投写対象物の4隅の座標を示す投写対象領域情報を生成する投写対象領域情報生成手段と、前記撮像情報に基づき、前記撮像領域における投写領域の4隅の座標を示す投写領域情報を生成する投写領域情報生成手段と、前記投写対象領域情報と、前記投写領域情報とに基づき、画像歪み補正用情報を生成する補正用情報生成手段と、前記画像歪み補正用情報に基づき、画像の歪みが補正されるように画像信号を補正する歪み補正手段と、を含み、前記画像投写手段は、前記歪み補正手段によって補正された画像信号に基づき、画像を投写し、前記補正用情報生成手段は、前記投写対象領域情報に基づき、前記投写対象物の縦横比を示す第1の縦横比を把握し、当該第1の縦横比が許容範囲内である場合は当該第1の縦横比で画像が表示され、当該第1の縦横比が当該許容範囲外である場合は所望の縦横比を示す第2の縦横比で画像が表示されるように、前記投写領域情報に基づき、前記画像投写手段の有する投写用パネルにおける投写領域の4隅の座標を示す投写座標系投写領域情報を生成するとともに、当該投写座標系投写領域情報に基づき、前記画像歪み補正用情報を生成することを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、コンピュータを、キャリブレーション画像を投写対象物に向け投写する画像投写手段と、前記キャリブレーション画像を撮像して撮像情報を生成する撮像手段と、前記撮像情報に基づき、前記撮像手段の撮像領域における前記投写対象物の4隅の座標を示す投写対象領域情報を生成する投写対象領域情報生成手段と、前記撮像情報に基づき、前記撮像領域における投写領域の4隅の座標を示す投写領域情報を生成する投写領域情報生成手段と、前記投写対象領域情報と、前記投写領域情報とに基づき、前記投写対象領域に所望の縦横比で画像が投写されるように画像歪み補正用情報を生成する補正用情報生成手段と、前記画像歪み補正用情報に基づき、画像の歪みが補正されるように画像信号を補正する歪み補正手段として機能させ、前記画像投写手段は、前記歪み補正手段によって補正された画像信号に基づき、画像を投写し、前記補正用情報生成手段は、前記投写対象領域情報に基づき、前記投写対象物の縦横比を示す第1の縦横比を把握し、当該第1の縦横比が許容範囲内である場合は当該第1の縦横比で画像が表示され、当該第1の縦横比が当該許容範囲外である場合は所望の縦横比を示す第2の縦横比で画像が表示されるように、前記投写領域情報に基づき、前記画像投写手段の有する投写用パネルにおける投写領域の4隅の座標を示す投写座標系投写領域情報を生成するとともに、当該投写座標系投写領域情報に基づき、前記画像歪み補正用情報を生成することを特徴とする。
また、本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータにより読み取り可能なプログラムを記憶した情報記憶媒体であって、上記プログラムを記憶したことを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理方法は、キャリブレーション画像を、画像投写部を用いて投写対象物に向け投写し、前記キャリブレーション画像を、撮像部を用いて撮像して撮像情報を生成し、前記撮像情報に基づき、前記撮像部の撮像領域における前記投写対象物の4隅の座標を示す投写対象領域情報を生成し、前記撮像情報に基づき、前記撮像領域における投写領域の4隅の座標を示す投写領域情報を生成し、前記投写領域情報に基づき、前記画像投写部の有する投写用パネルにおける投写領域の4隅の座標を示す投写座標系投写領域情報を生成し、前記投写座標系投写領域情報に基づき、前記投写対象物の縦横比を示す第1の縦横比を把握し、当該第1の縦横比が許容範囲内であるかどうかを判定し、当該第1の縦横比が当該許容範囲内である場合は当該第1の縦横比で画像が投写され、当該第1の縦横比が当該許容範囲外である場合は所望の縦横比を示す第2の縦横比で画像が投写されるように、画像歪み補正用情報を生成し、前記画像歪み補正用情報に基づき、画像の歪みが補正されるように画像信号を補正し、補正した画像信号に基づき、前記画像投写部を用いて画像を投写することを特徴とする。
本発明によれば、画像処理システム等は、投写対象物の形状に合わせるのではなく、画像本来の縦横比で画像が投写されるように画像歪み補正用情報を生成することにより、本来の縦横比で画像を表示することができる。
また、前記画像処理システム、前記プロジェクタ、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記補正用情報生成手段は、前記投写対象領域情報に基づき、前記撮像領域の2次元平面に前記撮像手段の光軸を3次元目として加えた3次元空間における原点と、前記投写対象物の4隅との前記光軸上の相対距離を演算し、前記投写対象領域情報と、前記相対距離とに基づき、前記投写対象物の4隅の前記3次元空間における座標を演算し、当該座標に基づき、前記投写対象物の対向しない2辺の長さをそれぞれ演算することにより前記第1の縦横比を演算してもよい。
また、前記画像処理方法において、前記投写対象領域情報に基づき、前記撮像領域の2次元平面に前記撮像部の光軸を3次元目として加えた3次元空間における原点と、前記投写対象物の4隅との前記光軸上の相対距離を演算し、前記投写対象領域情報と、前記相対距離とに基づき、前記投写対象物の4隅の前記3次元空間における座標を演算し、当該座標に基づき、前記投写対象物の対向しない2辺の長さをそれぞれ演算することにより前記第1の縦横比を演算してもよい。
これによれば、画像処理システム等は、撮像手段を基準とした3次元空間で画像処理を実行することにより、撮像手段の設置の自由度を向上させることができる。
また、前記画像処理システム、前記プロジェクタ、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記投写対象領域情報生成手段は、前記撮像領域の中央付近から各画素を放射状に探索するように、前記撮像情報の画像信号値を探索し、探索中の当該画像信号値の差異に基づいて前記投写対象領域を把握して前記投写対象領域情報を生成してもよい。
また、前記画像処理方法において、前記投写対象領域情報を生成する際に、前記撮像領域の中央付近から各画素を放射状に探索するように、前記撮像情報の画像信号値を探索し、探索中の当該画像信号値の差異に基づいて前記投写対象領域を把握して前記投写対象領域情報を生成してもよい。
これによれば、画像処理システム等は、撮像領域の中央付近から各画素を放射状に探索するように、撮像情報の画像信号値を探索することにより、ノイズの影響を受けにくく、より正確に投写対象領域を検出することができる。
以下、本発明を、画像の歪み補正を行うプロジェクタに適用した場合を例に採り、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定するものではない。また、以下の実施形態に示す構成の全てが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(第1の実施例)
図1は、画像投写時の状態を示す模式図である。
画像処理システムの一種であるプロジェクタ20は、投写対象物の一種であるスクリーン10へ向け画像を投写する。本実施例では、プロジェクタ20は、スクリーン10に正対していない状態となっている。また、プロジェクタ20からの投写光によって形成される投写画像12は、スクリーン10からはみ出している。なお、本実施例では、スクリーン10の裏には壁があり、壁によって投写光が反射されて投写画像12が表示されている。
また、本実施例では、撮像手段の一部であるセンサー60は、投写画像12を含む領域を撮像する。
また、本実施例では、プロジェクタ20は、センサー60による撮像情報に基づき、スクリーン10のアスペクト比(縦横比)を演算する。そして、プロジェクタ20は、当該アスペクト比と、既知である投写画像のアスペクト比に基づき、投写画像12がスクリーン10内に収まり、かつ、投写画像のアスペクト比となるように、画像の歪み補正を行う。
次に、このような機能を実装するためのプロジェクタ20の機能ブロックについて説明する。
図2は、本実施形態の一例に係るプロジェクタ20の機能ブロック図である。
プロジェクタ20は、画像信号を入力する信号入力部110と、画像の歪みが補正されるように、入力された画像信号を補正する歪み補正部130と、補正された画像信号を出力する信号出力部160と、画像信号に基づき、画像を投写する画像投写手段の一種である画像投写部190と、キャリブレーション画像情報を生成するキャリブレーション画像情報生成部170とを含んで構成されている。
また、プロジェクタ20は、投写画像12を含む領域8を、撮像面を介して撮像して撮像情報を生成する撮像部180と、撮像情報に基づき、センサー60の撮像領域におけるスクリーン10の領域を検出する投写対象領域情報生成手段の一種である投写対象領域情報生成部140と、センサー60の撮像領域における投写画像12の領域を検出する投写領域情報生成部150と、歪み補正用情報を生成する補正用情報生成部120とを含んで構成されている。なお、撮像部180は、センサー60を含む。
また、画像投写部190は、空間光変調器192と、空間光変調器192を駆動する駆動部194と、光源196と、レンズ198とを含んで構成されている。
駆動部194は、信号出力部160からの画像信号に基づき、空間光変調器192を駆動する。そして、画像投写部190は、光源196からの光を、空間光変調器192およびレンズ198を介して投写する。
また、上述したプロジェクタ20の各部を実装するためのハードウェアとしては、例えば、以下のものを適用できる。
図3は、本実施形態の一例に係るプロジェクタ20のハードウェアブロック図である。
例えば、信号入力部110としては、例えばA/Dコンバーター930等、歪み補正部130としては、例えば画像処理回路970、RAM950、CPU910等、信号出力部160としては、例えばD/Aコンバーター940等、補正用情報生成部120、投写対象領域情報生成部140、投写領域情報生成部150およびキャリブレーション画像情報生成部170としては、例えば画像処理回路970、RAM950等、撮像部180としては、例えばCCDセンサー、CMOSセンサー、RGBセンサー等、空間光変調器192としては、例えば液晶パネル920、液晶パネル920を駆動する液晶ライトバルブ駆動ドライバを記憶するROM960等を用いて実装できる。
なお、これらの各部はシステムバス980を介して相互に情報をやりとりすることが可能である。
また、これらの各部は、その一部または全部を、回路のようにハードウェア的に実装してもよいし、ドライバのようにソフトウェア的に実装してもよい。
さらに、投写対象領域情報生成部140等としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記憶した情報記憶媒体900からプログラムを読み取って投写対象領域情報生成部140等の機能をコンピュータに実装させてもよい。
このような情報記憶媒体900としては、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、ROM、RAM、HDD等を適用でき、そのプログラムの読み取り方式は接触方式であっても、非接触方式であってもよい。
また、情報記憶媒体900に代えて、上述した各機能を実装するためのプログラム等を、伝送路を介してホスト装置等からダウンロードすることによって上述した各機能を実装することも可能である。
(画像処理の流れの説明)
次に、これらの各部を用いた画像処理の流れについて説明する。
図4は、本実施形態の一例に係る画像処理の流れを示すフローチャートである。
まず、キャリブレーション画像情報生成部170は、全黒(画像全体が黒)の単色のキャリブレーション画像用の画像情報を生成し、信号出力部160は、当該画像情報のデジタル信号を画像投写部190に出力する。
画像投写部190は、当該デジタル信号に基づき、スクリーン10へ向け全黒のキャリブレーション画像を投写する(ステップS1)。これにより、スクリーン10には、全黒のキャリブレーション画像が表示される。
撮像部180は、投写画像12を含む領域を、撮像面を介して撮像して第1の撮像情報を生成する(ステップS2)。ここで、撮像情報は、例えば、輝度値、XYZ値等の輝度値を生成可能な画像信号値をセンサー60の画素ごとに示す情報である。なお、ここで、XYZ値とは、国際照明委員会(CIE)によって定められた国際規格で、機器独立色の一種の画像信号値である。
図5は、本実施形態の一例に係る撮像領域17を示す模式図である。
撮像領域17は、センサー60が画像を捉える撮像面に相当する領域であり、センサー60の撮像情報を矩形で模式的に示す領域でもある。撮像領域17としては、具体的には、例えば、CCDセンサーの撮像面の領域等が該当する。
本実施例では、センサー60の光軸とレンズ198の光軸が同じ方向に向いており、スクリーン10とプロジェクタ20とが正対していない。このため、図5に示すように、センサー60から見た場合、投写画像12の領域である投写領域13は撮像領域17と同様に矩形で見え、スクリーン10の領域である投写対象領域11は歪んで見える。
また、本実施例では、投写対象領域情報生成部140は、投写領域13の対角線の交点P0、すなわち、投写領域13の中心P0(必ずしも中心でなくてもよく、中央付近でもよい。)から外側に向かって放射状に輝度値を探索する。そして、投写対象領域情報生成部140は、中心P0からほぼ同じ輝度値が連続している線分P0P1を投写対象領域11の一部として検出する。そして、投写対象領域情報生成部140は、例えば、角度θ分角度を変更して同様の処理を行い、線分P0P2を投写対象領域11の一部として検出する。この線分の距離をLとする。
図6は、角度θと距離Lとの関係を示す模式図である。
例えば、角度θ(ただし、θは0〜2π)の変化に伴い、距離Lは図6に示すように変化し、角度θ1、θ2、θ3、θ4のそれぞれにおいて、4つの頂点を形成する。
投写対象領域情報生成部140は、撮像領域17の中心P0のセンサー座標(撮像領域17における座標)と、角度θ1、θ2、θ3、θ4の場合の距離L1、L2、L3、L4から投写対象領域11の4隅ABCDのそれぞれのセンサー座標を演算する。
投写対象領域情報生成部140は、この4隅のセンサー座標を示す投写対象領域情報を生成し(ステップS3)、当該投写対象領域情報を補正用情報生成部120に送る。
また、キャリブレーション画像情報生成部170は、例えば中央部分に元の画像を4分の1等の任意の倍率で縮小した白色画像(必ずしも白色でなくてもよく、白色に近いグレー等の単色でもよい。)を含み、当該白色画像の外側が黒色画像(必ずしも黒色でなくてもよく、黒色に近いグレー等でもよい。)の複数色キャリブレーション画像用のキャリブレーション情報を生成する。画像投写部190は、複数色キャリブレーション画像を投写する(ステップS4)。
撮像部180は、スクリーン10に投写された複数色キャリブレーション画像の投写画像12を含む領域8を撮像し、第2の撮像情報を生成する(ステップS5)。
この第2の撮像情報の場合、図5に示すように、投写対象領域11内に白色画像の相当する白領域15が形成される。
投写領域情報生成部150は、白領域15の各画素の輝度値と投写対象領域11の各画素の輝度値とを比較することにより、一定の輝度比となる白領域15を検出する(ステップS6)。
そして、投写領域情報生成部150は、白領域15の4隅のセンサー座標を、縮小したときの逆の倍率であるn倍することにより、投写領域13のセンサー座標を求める。
投写領域情報生成部150は、投写領域13のセンサー座標を示す投写領域情報を生成し(ステップS7)、投写領域情報を補正用情報生成部120に送る。
補正用情報生成部120は、スクリーン10とセンサー60とのセンサー60の光軸上の相対距離を導出する(ステップS8)。
より具体的には、例えば、投写対象領域11のセンサー座標をA(Ax,Ay)、B(Bx,By)、C(Cx,Cy)、D(Dx,Dy)、センサー60の撮像領域17の2次元平面XYにセンサー60の光軸を3次元目Zとして加えたXYZ3次元空間における原点とするXYZ3次元空間において、スクリーン10の4隅の座標をA’(s*Ax,s*Ay,s*Pz)、B’(t*Bx,t*By,t*Pz)、C’(u*Cx,u*Cy,u*Pz)、D’(v*Dx,v*Dy,v*Pz)と仮定する。なお、ここで、Pzは、センサー座標系の原点から撮像領域17として想定する仮想撮像面までのZ軸上の距離である。また、投写対象領域情報生成部140は、センサー60の水平画角θcと水平解像度VRの関係に基づき、Pz=(VR/2)/tan(θc/2)を演算することにより、Pzを求めることができる。
図7は、本実施形態の一例に係るXYZ3次元空間の模式図である。
スクリーン10が長方形(正方形でもよい。)であることは既知であるため、線分A’B’=線分D’C’の条件が成立する。この条件が成立することを前提とした場合、上記のt、u、vは以下のようになる。
t=s*((Dy-Cy)*(Ax-Dx)-(Dx-Cx)*(Ay-Dy))/((Dy-Cy)*(Bx-Dx)-(Dx-Cx)*(By-Dy))
u=s*((By-Dy)*(Ax-Dx)-(Bx-Dx)*(Ay-Dy))/((By-Dy)*(Dx-Cx)-(Bx-Dx)*(Dy-Cy))
v=s-t+u
また、ここで、sを例えば1(1以外でもよい。)と仮定することにより、原点からスクリーン10の4隅ABCDまでの光軸上(Z軸方向成分)の相対距離を得ることができる。
そして、補正用情報生成部120は、スクリーン10の対向しない2辺の長さを示す|A’B’|と|B’C’|を比較することにより、スクリーン10のアスペクト比を演算する(ステップS9)。
さらに、補正用情報生成部120は、補正後の投写領域を導出する(ステップS10)。
図8は、本実施形態の一例に係る補正後の投写領域19の模式図である。
例えば、投写画像12のアスペクト比が4:3であり、スクリーン10のアスペクト比が4:2である場合、撮像領域17において、投写対象領域11の左右端から6分の1ずつ内側に入った領域が補正後の投写領域19となる。なお、投写画像12のアスペクト比
は4:3、16:9のように一般的に既知である。
そして、補正用情報生成部120は、撮像領域17における補正後の投写領域19の座標を、空間光変調器192の画像処理用の座標に変換する(ステップS11)。
さらに、補正用情報生成部120は、例えば、歪み補正後の空間光変調器192の画像処理用の座標と、歪み補正前の空間光変調器192の画像処理量の座標との差分値を演算し、当該差分値を画像歪み補正用情報として生成する。
そして、歪み補正部130は、当該画像歪み補正用情報に基づき、画像の歪みを補正するように画像信号を補正する。
これにより、画像投写部190は、画像の歪みが補正された画像を投写することができる。
以上のように、本実施形態によれば、撮像情報に基づく画像信号値(例えば、輝度値等)の差異に基づいて投写対象物(例えば、スクリーン10等)の外形を把握することができる。
また、本実施形態によれば、キャリブレーション画像12がスクリーン10よりも大きく投写されている場合であっても、プロジェクタ20は、複数色キャリブレーション画像を用いることにより、元の画像の形状のまま縮小した単色(例えば、白、白に近いグレー等)の領域をスクリーン10上に形成することができる。
そして、プロジェクタ20は、投写対象物上に形成された単色領域を撮像することにより、画像の歪みを把握することができる。
さらに、画像処理システム等は、撮像によって把握した投写対象物の縦横比と、キャリブレーション画像の縦横比とに基づき、歪み補正後の画像の投写位置を決定することができる。また、画像処理システム等は、当該歪み補正後の画像の投写位置と、歪み補正前の画像の投写位置との差異に基づき、どの程度画像を調整すればよいかを示す画像歪み補正用情報を生成することができ、画像の歪みを適切に補正することができる。
また、本実施形態によれば、プロジェクタ20は、スクリーン10の形状に合わせるのではなく、画像本来の縦横比で画像が投写されるように画像歪み補正用情報を生成することにより、本来の縦横比で画像を投写することができる。
したがって、本実施形態によれば、プロジェクタ20は、プロジェクタ20の使用時に発生する縦方向および横方向の投写された画像の歪みを自動的かつ正確なアスペクト比で補正することができる。特に、プロジェクタ20は、スクリーン10の枠を利用した補正を行うことにより、画像の縦横の歪み検出角度の制約を受けずに補正することができる。
さらに、補正後の投写領域の直線成分がスクリーン10の枠と平行になるため、プロジェクタ20が平面に対して傾いて設置されているような場合であっても、プロジェクタ20は、視覚的に見やすい画像をスクリーン10上で表示することができる。
また、プロジェクタ20は、投写対象領域11を検出する際に中心から外側に向かって輝度値を比較することにより、スクリーン10上の障害物の影響を受けにくく、より正確に投写対象領域11を検出することができる。
(第1の実施例の変形例)
なお、本発明の適用は上述した実施例に限定されない。
例えば、上述した実施例では、プロジェクタ20は、センサー60の撮像領域17の座標を2次元で取り扱い、変数sを1であると仮定して処理を行ったが、センサー60の座標を3次元で取り扱い、変数sを実際のセンサー60に適合した値に設定してもよい。
図9は、本実施形態の一例に係るセンサー60の撮像平面の模式図である。
例えば、センサー60の水平解像度がWでセンサー60の水平画角がθhの場合、上述した変数Pz=(W/2)/tan(θh/2)である。
そして、補正用情報生成部120は、スクリーン10の3次元座標A’B’C’D’を、センサー3次元座標系(xc,yc,zc)からプロジェクタ3次元座標系(xp,yp,zp)に変換する。より具体的には、補正用情報生成部120は、例えば、4行4列の行列を用い、(xc,yc,zc,1)を(xp,yp,zp,1)に変換してもよい。また、この行列中のパラメータとしては、センサー60とプロジェクタ20の位置関係および角度関係により決定される。
そして、補正用情報生成部120は、プロジェクタ3次元座標系のスクリーン10の4隅の座標であるa(ax,ay,az)〜d(dx,dy,dz)のうち3点を用いてスクリーン10の法線ベクトルN(Nx,Ny,Nz)を演算する。
例えば、a、cおよびdの3点を用いて演算を行う場合、Nx=(dy−cy)*(az−dz)−(dz−cz)*(ay−dy)、Ny=(dz−cz)*(ax−dx)−(dx−cx)*(az−dz)、Zn=(dx−cx)*(ay−dy)−(dy−cy)*(ax−dx)である。
この法線ベクトルNと、ベクトル(0,0,1)の成す角度(水平θx,垂直θy)がスクリーン10とプロジェクタ20の投写光の光軸の成す角度に相当するため、補正用情報生成部120は、θxおよびθyを用いて補正後の投写領域の4隅の座標を2次元ルックアップテーブルから検索する。
図10は、本実施形態の一例に係る補正後の投写領域の4隅の座標を示す模式図であり、図11は、本実施形態の一例に係る補正後の投写領域の4隅の座標を示す2次元ルックアップテーブルである。
図11に示すように、上記2次元ルックアップテーブルでは、θx、θyの値と、補正後の投写領域の4隅の座標EFGHそれぞれのxy座標とが関連づけられている。
補正用情報生成部120は、図11に示す2次元ルックアップテーブルを用いて座標EFGHそれぞれのxy座標を用いて画像歪み補正用情報を生成し、当該画像歪み補正用情報を歪み補正部130に送る。
このような手法によってもプロジェクタ20は、スクリーン10の4隅の座標に基づいて画像歪み補正を行うことができる。
(第2の実施例)
次に、所定のアスペクト比で画像を投写するためのプロジェクタ20について説明する。
例えば、図1に示すように、投写画像12の一部がスクリーン10の外部に投写されている場合であっても、投写画像12を9等分してその中央の領域である中央領域を基準とすることにより、プロジェクタ20は、スクリーン10内に投写画像の中央領域を捉えることができる。
例えば、プロジェクタ20は、全部黒の第1のキャリブレーション画像の各画素と、中央領域が白でその周辺の8つの周辺領域が黒である第2のキャリブレーション画像の各画素とを比較することにより、中央領域のセンサー60の撮像領域17における位置を把握することができる。
図12は、本実施形態の一例における撮像領域17を示す模式図である。また、図13は、本実施形態の一例に係るスクリーン10を、センサー60を原点として透視投影した場合の模式図である。
この場合、センサー60は、撮像領域17における投写対象領域11内に中央領域15を捉えることができる。
例えば、センサー60の撮像領域17の中心を原点とするセンサー座標系を仮定する。また、センサー座標系においては、撮像領域17の横方向をx軸、撮像領域17の縦方向をy軸、撮像領域17の法線方向をz軸と仮定する。
投写対象領域情報生成部140は、センサー座標系における投写対象領域11の座標を示す投写対象領域情報を生成する。また、投写領域情報生成部150は、センサー座標系における投写領域の座標を示す投写領域情報を生成する。
撮像領域17における投写対象領域11の4隅の座標をそれぞれE(Ex,Ey)、F(Fx,Fy)、G(Gx,Gy)、H(Hx,Hy)と仮定する。これらの2次元座標は、3次元空間で実在するスクリーン10の4頂点E'F'G'H'をセンサー60の原点Oの法線方向にある仮想撮像面z=Pzに透視投影した座標に相当する。なお、ここで原点Oは、撮像領域17の中心点である。
よって、仮想撮像面に透視投影されたスクリーン10の4頂点のセンサー3次元座標は、z軸成分が等しいE(Ex,Ey,Pz)、F(Fx,Fy,Pz)、G(Gx,Gy,Pz)、H(Hx,Hy,Pz)と表現できる。ここで、センサー60の水平画角θcと水平解像度VRの関係から投写対象領域情報生成部140は、Pz=(VR/2)/tan(θc/2)を演算することにより、Pzを求めることができる。
また、実在のスクリーン10の4頂点は、センサー60の原点と頂点EFGHを結ぶ先に存在することからs*E(Ex,Ey,Pz)、t*F(Fx,Fy,Pz)、u*G(Gx,Gy,Pz)、v*H(Hx,Hy,Pz)と表現できる。なお、s、t、u、vは実数である。
ここで、実在のスクリーン10は、長方形であるため、辺E'F'と辺G'H'、辺E'H'と辺F'G'のそれぞれが平行であり、かつ、長さが等しいという条件が成立する。投写対象領域情報生成部140は、この条件に基づいてs、t、u、vについて解くことにより、センサー60の3次元座標系におけるスクリーン10の4頂点の座標を求めることができ、補正用情報生成部120は、当該座標に基づき、スクリーン10のアスペクト比を求めることができる。
まず、上記前提からE'F'=(t*Fx-s*Ex,t*Fy-s*Ey,t*Pz-s*Pz)であり、H'G'=(u*Gx-v*Hx,u*Gy-v*Hy,u*Pz-v*Pz)である。
また、t*Fx-s*Ex=u*Gx-v*Hx、t*Fy-s*Ey,u*Gy-v*Hy、t*Pz-s*Pz=u*Pz-v*Pzである。こ
れからt*Fx-u*Gx+v*Hx=s*Ex・・・(1)、t*Fy-u*Gy+v*Hy=s*Ey・・・(2)、t*Pz-u*Pz+v*Pz=s*Pz・・・(3)の式が成立する。
また、(3)式をPzで割ることにより、t-u+v=s・・・(4)である。
(1)式から(4)式にHxを掛けた値を引くことにより、(Fx-Hx)*t+(Hx-Gx)*u=(Ex-Hx)*s・・・(5)である。
また、(2)式から(4)式にHyを掛けた値を引くことにより、( Fy-Hy)*t+(Hy-Gy)*u=(Ey-Hy)*s・・・(6)である。
(5)式と(6)式において、a=(Fx-Hx)、b=(Hx-Gx)、c=(Ex-Hx)、d=(Fy-Hy)、e=(Hy-Gy)、f=(Ey-Hy)と仮定する。この場合、(5)式はa*t+b*u=c*sと表現でき、(6)式はd*t+e*u=f*sと表現できる。
この方程式を解くことにより、t=s*(e*c-b*f)/(e*a-b*d)であり、u=s*(d*c-a*f)/(d*b-a*e)となる。すなわち、tおよびuをsで表現することができる。ここで、奥行き情報を示す変数sを変化させた場合のスクリーン10の位置について説明する。
図14は、本実施形態の一例におけるsを変化させた場合の模式図である。
図14に示すように、sを変化させた場合であっても、スクリーン10の形状は相似形であるため、アスペクト比は不変である。よって、s=1と仮定することにより、アスペク
ト比を演算することができる。この場合、s=1、t=(e*c-b*f)/(e*a-b*d)、u=(d*c-a*f)/(d*b-a*e)、v=1-t*uと表現できる。
このようにして、補正用情報生成部120は、投写対象領域情報生成部140からの投写対象領域情報に基づき、実在のスクリーン10の4頂点の3次元座標を用いてアスペクト比を演算する。ここで、アスペクト比は、対象領域の縦の辺の長さ/対象領域の横の辺の長さであるものとする。例えば、横の長さ:縦の長さ=4:3である場合、アスペクト比は3/4=0.75である。ここでは、投写画像12のアスペクト比が0.75になるように補正することを想定する。
図15は、本実施形態の一例に係るスクリーン10と補正後の投写領域との関係を示す図であり、図15(A)は、縦より横が長い場合のスクリーン10を示す図であり、図15(B)は、図15(A)のスクリーン10における補正後の投写領域を示す図である。また、図16は、本実施形態の一例に係るスクリーン10と補正後の投写領域との関係を示す図であり、図16(A)は、縦より横が短い場合のスクリーン10を示す図であり、図16(B)は、図16(A)のスクリーン10における補正後の投写領域を示す図である。
スクリーン10のアスペクト比が0.75とほぼ等しい場合(0.75に一致しなくても許容範囲内であればよい。)、補正用情報生成部120は、投写画像12の形状をスクリーン10の形状に一致させるように補正用情報を生成する。説明を簡単にするため、本実施例では、補正用情報生成部120は、アスペクト比=0.75の場合は投写画像12の形状をスクリーン10の形状に一致させるように補正用情報を生成するもの仮定する。
また、図15(A)に示すように、アスペクト比<0.75の場合、すなわち、スクリーン
10が横長の場合、補正用情報生成部120は、図15(B)に示すように、スクリーン
10の左右に余白を有する領域に補正後の投写領域A'B'C'D'が形成されるように補正用情報を生成する。
アスペクト比Sa<0.75の場合、A'はE'H'をm:nに分割する点であることからA'=(n*E'+m*H')/(m+n)である。なお、ここで、m+n=1であるものと仮定する。
また、スクリーン10の横:縦=sa:1であることから補正後の投写領域のアスペクト比を0.75に維持するためには、m=(1-4*Sa/3)/2,n=1-(1-4*Sa/3)/2にする必要がある。投写領域情報生成部150は、A'以外のB'C'D'も同様に演算する。
また、図16(A)に示すように、アスペクト比>0.75の場合、すなわち、スクリーン
10が縦長の場合、補正用情報生成部120は、図16(B)に示すように、スクリーン10の上下に余白を有する領域に補正後の投写領域A'B'C'D'が形成されるように補正用情報を生成する。
アスペクト比Sa>0.75の場合、A'はE'F'をm:nに分割する点であることからA'=(n*E'+m*F')/(m+n)である。なお、ここで、m+n=1であるものと仮定する。
また、スクリーン10の縦:横=sa:1であることから補正後の投写領域のアスペクト比を0.75に維持するためには、m=(Sa-3/4)/2,n=Sa-(Sa-3/4)/2にする必要がある。投写領域情報生成部150は、A'以外のB'C'D'も同様に演算する。
このようにして投写領域情報生成部150は、補正後の投写領域の座標A'B'C'D'を示す投写領域情報を生成することができる。
さらに、補正用情報生成部120は、投写領域情報生成部150からの投写領域情報に基づき、補正後の投写領域を若干拡大するように補正用情報を生成してもよい。これにより、いわゆる縁なし状態の画像とし、画像の見栄えをよくすることができる。例えば、拡大率をPs、補正後の投写領域の対角線の交点をPとすると、補正用情報生成部120は、拡大後の投写領域の頂点A'=Ps*PA'+OPで求めることができる。補正用情報生成部120は、A'以外のB'C'D'も同様に演算する。
次に、このようにして求めたセンサー座標系におけるA'B'C'D'を、スクリーン10上に透視投影する。この変換処理は、奥行き情報であるzをPzに揃えることによって実行される。
例えば、補正用情報生成部120は、頂点A'については、A'x=A'x/A'z*Pz、A'y=A'y/A'z*Pz、A'z=A'z/A'z*Pzである。補正用情報生成部120は、A'以外のB'C'D'も同様に演算する。
図17は、本実施形態の一例における撮像領域17における補正後の投写領域19を示す模式図である。また、図18は、本実施形態の一例に係る補正後の投写領域を、センサー60を原点として透視投影した場合の模式図である。
最後に、補正用情報生成部120は、スクリーン10上における補正後の投写領域の座標を液晶パネル920における座標に変換する。
まず、既知であるセンサー座標系における中央領域の4頂点の座標A(Ax,Ay)、B(Bx,By)、C(Cx,Cy)、D(Dx,Dy)と、液晶パネル920における中央領域の4頂点の座標I(Ix,Iy)、J(Jx,Jy)、K(Kx,Ky)、L(Lx,Ly)との対応関係に基づき、座標変換用パラメータを生成する。
図19は、本実施形態の一例に係る座標変換用パラメータを求める演算式を示す図である。
補正用情報生成部120は、図19に示す座標変換用パラメータPa〜Phを用いて補正後の投写領域A'B'C'D'の座標を液晶パネル920における座標に変換する。
例えば、頂点A'の場合、A'x=(Pa*A'x+Pb*A'y+Pc)/(Pg*A'x+Ph*A'y+1)であり、A'y=(Pd*A'x+Pe*A'y+Pf)/(Pg*A'x+Ph*A'y+1)である。頂点B'C'D'についても同様である。
補正用情報生成部120は、元の液晶パネル920における座標と、補正後の液晶パネル920における座標との相違に基づき、補正用情報を生成する。また、歪み補正部130は、当該補正用情報に基づき、画像信号を補正する。また、画像投写部190は、補正された画像信号に基づき、画像を投写する。
これにより、プロジェクタ20は、スクリーン10の中央に、スクリーン10をできるだけ有効に活用して歪みのない画像を投写することができる。
以上のように、本実施形態によれば、プロジェクタ20は、所望のアスペクト比でスクリーン10の領域を有効に使用して画像を投写することができる。これにより、プロジェクタ20は、スクリーン10の形状の影響を受けずに観察者にとって見やすい画像を投写することができる。
また、プロジェクタ20は、センサー座標系を用いて演算することにより、プロジェクタ20とセンサー60との位置の違いの影響を受けずに画像を適切に補正することができる。これにより、センサー60としては、例えば、プロジェクタ20に内蔵したセンサー、プロジェクタ20とは離れた位置にあるセンサー、デジタルカメラ等の種々の撮像手段を採用することができる。
(変形例)
本発明は、上述した実施例に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、特に、本発明は、投写画像12がスクリーン10を包含している場合に効果的であるが、プロジェクタ20は、投写画像12とスクリーン10との包含関係を自動判別し、判別結果に応じて適用する画像補正の手法を決定してもよい。
さらに、例えば、プロジェクタ20がズーム機能を有する場合、プロジェクタ20は、投写画像12がスクリーン10を包含するように、強制的にズーム調整を行って画像を投写してもよい。
また、上述した実施例では、投写画像12を9等分してその中央の領域である中央領域を基準としたが、プロジェクタ20がスクリーン10内に投写画像の中央領域を捉えることができるものであれば、中央領域の大きさ、位置は任意でよい。
また、上述した実施例では、投写対象物としてスクリーン10を用いたが、4隅を検出可能な矩形状のものであれば、投写対象物は、例えば、ホワイトボード、壁等であってもよい。
また、上述した実施例では、画像処理システムとしてプロジェクタ20を用いたが、本
発明は、プロジェクタ20以外にもCRT(Cathode Ray Tube)、LED(Light Emitting Diode)、EL(Electro Luminescence)等のディスプレイ用の画像処理システムにも有効である。
また、プロジェクタ20としては、例えば、液晶プロジェクタ、DMD(Digital Micromirror Device)を用いたプロジェクタ等を用いてもよい。なお、DMDは米国テキサスインスツルメンツ社の商標である。
また、上述したプロジェクタ20の機能は、例えば、プロジェクタ単体で実装してもよいし、複数の処理装置で分散して(例えば、プロジェクタとPCとで分散処理)実装してもよい。
画像投写時の状態を示す模式図である。 本実施形態の一例に係るプロジェクタの機能ブロック図である。 本実施形態の一例に係るプロジェクタのハードウェアブロック図である。 本実施形態の一例に係る画像処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態の一例に係る撮像領域を示す模式図である。 角度θと距離Lとの関係を示す模式図である。 本実施形態の一例に係るXYZ3次元空間の模式図である。 本実施形態の一例に係る補正後の投写領域の模式図である。 本実施形態の一例に係るセンサーの撮像平面の模式図である。 本実施形態の一例に係る補正後の投写領域の4隅の座標を示す模式図である。 本実施形態の一例に係る補正後の投写領域の4隅の座標を示す2次元ルックアップテーブルである。 本実施形態の一例における撮像領域を示す模式図である。 本実施形態の一例に係るスクリーンを、センサーを原点として透視投影した場合の模式図である。 本実施形態の一例におけるsを変化させた場合の模式図である。 本実施形態の一例に係るスクリーンと補正後の投写領域との関係を示す図であり、図15(A)は、縦より横が長い場合のスクリーンを示す図であり、図15(B)は、図15(A)のスクリーンにおける補正後の投写領域を示す図である。 本実施形態の一例に係るスクリーンと補正後の投写領域との関係を示す図であり、図16(A)は、縦より横が短い場合のスクリーンを示す図であり、図16(B)は、図16(A)のスクリーンにおける補正後の投写領域を示す図である。 本実施形態の一例における撮像領域における補正後の投写領域を示す模式図である。 本実施形態の一例に係る補正後の投写領域を、センサーを原点として透視投影した場合の模式図である。 本実施形態の一例に係る座標変換用パラメータを求める演算式を示す図である。
符号の説明
10 スクリーン(投写対象物)、12 投写画像、20 プロジェクタ(画像処理システム)、60 センサー、120 補正用情報生成部、130 歪み補正部、140 投写対象領域情報生成部、150 投写領域情報生成部、170 キャリブレーション画像情報生成部、180 撮像部、190 画像投写部、900 情報記憶媒体

Claims (9)

  1. キャリブレーション画像を投写対象物に向け投写する画像投写手段と、
    前記キャリブレーション画像を撮像して撮像情報を生成する撮像手段と、
    前記撮像情報に基づき、前記撮像手段の撮像領域における前記投写対象物の4隅の座標を示す投写対象領域情報を生成する投写対象領域情報生成手段と、
    前記撮像情報に基づき、前記撮像領域における投写領域の4隅の座標を示す投写領域情報を生成する投写領域情報生成手段と、
    前記投写対象領域情報と、前記投写領域情報とに基づき、画像歪み補正用情報を生成する補正用情報生成手段と、
    前記画像歪み補正用情報に基づき、画像の歪みが補正されるように画像信号を補正する歪み補正手段と、
    を含み、
    前記画像投写手段は、前記歪み補正手段によって補正された画像信号に基づき、画像を投写し、
    前記補正用情報生成手段は、前記投写対象領域情報に基づき、前記投写対象物の縦横比を示す第1の縦横比を把握し、当該第1の縦横比が許容範囲内である場合は当該第1の縦横比で画像が表示され、当該第1の縦横比が当該許容範囲外である場合は所望の縦横比を示す第2の縦横比で画像が表示されるように、前記投写領域情報に基づき、前記画像投写手段の有する投写用パネルにおける投写領域の4隅の座標を示す投写座標系投写領域情報を生成するとともに、当該投写座標系投写領域情報に基づき、前記画像歪み補正用情報を生成することを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1において、
    前記補正用情報生成手段は、
    前記投写対象領域情報に基づき、前記撮像領域の2次元平面に前記撮像手段の光軸を3次元目として加えた3次元空間における原点と、前記投写対象物の4隅との前記光軸上の相対距離を演算し、
    前記投写対象領域情報と、前記相対距離とに基づき、前記投写対象物の4隅の前記3次元空間における座標を演算し、
    当該座標に基づき、前記投写対象物の対向しない2辺の長さをそれぞれ演算することにより前記第1の縦横比を演算することを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項1、2のいずれかにおいて、
    前記投写対象領域情報生成手段は、前記撮像領域の中央付近から各画素を放射状に探索するように、前記撮像情報の画像信号値を探索し、探索中の当該画像信号値の差異に基づいて前記投写対象領域を把握して前記投写対象領域情報を生成することを特徴とする画像処理システム。
  4. キャリブレーション画像を投写対象物に向け投写する画像投写手段と、
    前記キャリブレーション画像を撮像して撮像情報を生成する撮像手段と、
    前記撮像情報に基づき、前記撮像手段の撮像領域における前記投写対象物の4隅の座標を示す投写対象領域情報を生成する投写対象領域情報生成手段と、
    前記撮像情報に基づき、前記撮像領域における投写領域の4隅の座標を示す投写領域情報を生成する投写領域情報生成手段と、
    前記投写対象領域情報と、前記投写領域情報とに基づき、前記投写対象領域に所望の縦横比で画像が投写されるように画像歪み補正用情報を生成する補正用情報生成手段と、
    前記画像歪み補正用情報に基づき、画像の歪みが補正されるように画像信号を補正する歪み補正手段と、
    を含み、
    前記画像投写手段は、前記歪み補正手段によって補正された画像信号に基づき、画像を投写し、
    前記補正用情報生成手段は、前記投写対象領域情報に基づき、前記投写対象物の縦横比を示す第1の縦横比を把握し、当該第1の縦横比が許容範囲内である場合は当該第1の縦横比で画像が表示され、当該第1の縦横比が当該許容範囲外である場合は所望の縦横比を示す第2の縦横比で画像が表示されるように、前記投写領域情報に基づき、前記画像投写手段の有する投写用パネルにおける投写領域の4隅の座標を示す投写座標系投写領域情報を生成するとともに、当該投写座標系投写領域情報に基づき、前記画像歪み補正用情報を生成することを特徴とするプロジェクタ。
  5. コンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、
    コンピュータを、
    キャリブレーション画像を投写対象物に向け投写する画像投写手段と、
    前記キャリブレーション画像を撮像して撮像情報を生成する撮像手段と、
    前記撮像情報に基づき、前記撮像手段の撮像領域における前記投写対象物の4隅の座標を示す投写対象領域情報を生成する投写対象領域情報生成手段と、
    前記撮像情報に基づき、前記撮像領域における投写領域の4隅の座標を示す投写領域情報を生成する投写領域情報生成手段と、
    前記投写対象領域情報と、前記投写領域情報とに基づき、前記投写対象領域に所望の縦横比で画像が投写されるように画像歪み補正用情報を生成する補正用情報生成手段と、
    前記画像歪み補正用情報に基づき、画像の歪みが補正されるように画像信号を補正する歪み補正手段として機能させ、
    前記画像投写手段は、前記歪み補正手段によって補正された画像信号に基づき、画像を投写し、
    前記補正用情報生成手段は、前記投写対象領域情報に基づき、前記投写対象物の縦横比を示す第1の縦横比を把握し、当該第1の縦横比が許容範囲内である場合は当該第1の縦横比で画像が表示され、当該第1の縦横比が当該許容範囲外である場合は所望の縦横比を示す第2の縦横比で画像が表示されるように、前記投写領域情報に基づき、前記画像投写手段の有する投写用パネルにおける投写領域の4隅の座標を示す投写座標系投写領域情報を生成するとともに、当該投写座標系投写領域情報に基づき、前記画像歪み補正用情報を生成することを特徴とするプログラム。
  6. コンピュータにより読み取り可能なプログラムを記憶した情報記憶媒体であって、
    請求項5に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする情報記憶媒体。
  7. キャリブレーション画像を、画像投写部を用いて投写対象物に向け投写し、
    前記キャリブレーション画像を、撮像部を用いて撮像して撮像情報を生成し、
    前記撮像情報に基づき、前記撮像部の撮像領域における前記投写対象物の4隅の座標を示す投写対象領域情報を生成し、
    前記撮像情報に基づき、前記撮像領域における投写領域の4隅の座標を示す投写領域情報を生成し、
    前記投写領域情報に基づき、前記画像投写部の有する投写用パネルにおける投写領域の4隅の座標を示す投写座標系投写領域情報を生成し、
    前記投写座標系投写領域情報に基づき、前記投写対象物の縦横比を示す第1の縦横比を把握し、
    当該第1の縦横比が許容範囲内であるかどうかを判定し、
    当該第1の縦横比が当該許容範囲内である場合は当該第1の縦横比で画像が投写され、当該第1の縦横比が当該許容範囲外である場合は所望の縦横比を示す第2の縦横比で画像が投写されるように、画像歪み補正用情報を生成し、
    前記画像歪み補正用情報に基づき、画像の歪みが補正されるように画像信号を補正し、
    補正した画像信号に基づき、前記画像投写部を用いて画像を投写することを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項7において、
    前記投写対象領域情報に基づき、前記撮像領域の2次元平面に前記撮像部の光軸を3次元目として加えた3次元空間における原点と、前記投写対象物の4隅との前記光軸上の相対距離を演算し、
    前記投写対象領域情報と、前記相対距離とに基づき、前記投写対象物の4隅の前記3次元空間における座標を演算し、
    当該座標に基づき、前記投写対象物の対向しない2辺の長さをそれぞれ演算することにより前記第1の縦横比を演算することを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項7、8のいずれかにおいて、
    前記投写対象領域情報を生成する際に、前記撮像領域の中央付近から各画素を放射状に探索するように、前記撮像情報の画像信号値を探索し、探索中の当該画像信号値の差異に基づいて前記投写対象領域を把握して前記投写対象領域情報を生成することを特徴とする画像処理方法。
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