JP4572229B2 - 無線通信システム、無線端末、輻輳制御方法、及び、コンピュータプログラム - Google Patents

無線通信システム、無線端末、輻輳制御方法、及び、コンピュータプログラム Download PDF

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本発明は、無線通信システム、無線端末、輻輳制御方法、及び、コンピュータプログラムに関する。
従来の公衆無線網の輻輳回避技術として、一般にアクセス群制御がよく知られている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。本技術は、無線基地局が輻輳状況に応じてアクセス規制対象となるアクセス群を、規制対象が偏らないように規制実施群を周期的に変えながら決定し、この決定に従ったアクセス群規制の情報を報知し、報知情報を受信した無線端末は、無線端末自身が規制対象となった場合に発信を抑制するという方式である。また、従来の他の輻輳回避技術として、アクセス周期規制がよく知られている(例えば、非特許文献2参照)。このアクセス周期規制は、無線端末が一度網に接続後、一定期間網にアクセスすること規制するという方式である。
特開2000−197088号公報 ARIB(社団法人 電波産業界),デジタル自動車電話システム標準規格 RCR STD−27 K版,p.868−869,平成15年7月 ARIB(社団法人 電波産業界),デジタル自動車電話システム標準規格 RCR STD−27 K版,p.869−870,平成15年7月
環境を定時に測定してその測定結果を通知するセンサ等、予め定められた時間に通信を行う無線端末を多く収容する公衆無線網では、これらの無線端末がランダムアクセスにより無線チャネルの割り当てを要求して、無線基地局との通信を確立する。そのため、このような公衆無線網においては、同時に複数の無線端末からの通信が発生して輻輳状態になることが想定される。しかし、輻輳状態を解消するために、複数の無線端末からの通信を受ける無線基地局において、各無線端末へ個別に指示し、通信の発生時間を分散させることでは、無線基地局の負荷の増大や、無線帯域における制御トラヒックの増加などの問題が発生してしまい、また、無線端末の数が多くなるほどこの問題は顕著になる。そこで、多くの無線端末を備え、無線チャネルの割り当てを要求する方式にランダムアクセスを用いる公衆網においては、無線端末が自律的に輻輳制御を行うことが望ましい。
無線基地局がアクセス群規制を行う特許文献1や非特許文献1の技術では、無線基地局が輻輳の状況に応じてアクセス群規制を行うものであり、上記のような問題が生じる。一方、非特許文献2の技術は、無線端末においてアクセスの規制を行うものではあるが、一定の時間に複数の無線端末が通信を開始するような、同じアクセス周期毎に発生する輻輳を解決することはできない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、無線基地局に負荷をかけたり、無線帯域を圧迫したりすることなく、無線端末−無線基地局間で周期的に発生する輻輳を効率的に抑制することができる無線通信システム、無線端末、輻輳制御方法、及び、コンピュータプログラムを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、端末機器に接続される無線端末と、前記無線端末と無線通信する無線基地局と、前記無線基地局に接続されるネットワークとからなる無線通信システムであって、前記端末機器は、前記ネットワーク上の装置宛のデータ送信要求を当該端末機器に接続される前記無線端末へ送信する送信手段を備え、前記無線端末は、前記端末機器から前記データ送信要求を受信したときに、前記無線基地局との間の通信の輻輳状態の情報を取得し、取得した情報で示される輻輳状態が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしている場合に、前記無線基地局へランダムアクセスにより通信の要求を送信するランダムアクセス手段と、送信した通信の要求に対応した応答を受信して確立された無線通信によって前記端末機器から受信したデータ送信要求により要求された前記ネットワーク上の装置宛の送信データを前記無線基地局へ送信するデータ送信手段と、前記ランダムアクセス手段により取得した前記情報で示される前記輻輳状態が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしていない場合に、前記端末機器へ待機時間を通知する通知手段とを備え、前記端末機器において、前記送信手段は、前記無線端末から受信した待機時間経過後に、前記データ送信要求を再送する、ことを特徴とする無線通信システムである。
例えば、ランダムアクセス手段、及び、データ送信手段は、無線端末2bの制御部21及び無線信号処理部23に対応する。また、通知手段は、無線端末2bの制御部21b及びセンサ接続インタフェース部22に対応する。
また、本発明は、上述する無線通信システムであって、前記輻輳状態の情報は、前記無線端末において保持される、時刻と、当該無線端末において当該時刻において行ったランダムアクセスの頻度とを対応づけたランダムアクセス履歴情報であることを特徴とする。
また、本発明は、上述する無線通信システムであって、前記輻輳状態の情報は、前記無線基地局から報知される、輻輳状況の情報であることを特徴とする。
また、本発明は、上述する無線通信システムであって、前記無線基地局は、前記無線端末から受信したランダムアクセスに基づく輻輳状況を前記無線端末へ報知する報知手段を備え、前記無線端末において、前記ランダムアクセス手段は、前記データ送信要求を受信した時刻に対応したランダムアクセスの頻度、及び、前記無線基地局から報知される輻輳状況がランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしている場合に、前記無線基地局へランダムアクセスにより通信の要求を送信する、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する無線通信システムであって、前記無線端末は、前記無線基地局から報知される輻輳状況が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしていない場合に、複数の他の無線端末間において時間が分散されるように待機時間を生成する待機時間生成手段をさらに備え前記通知手段は、前記待機時間生成手段により生成した待機時間を前記端末機器へ通知する、ことを特徴とする。
例えば、待機時間生成手段は、無線端末2bのバックオフ時間生成部28に対応する。
また、本発明は、端末機器に接続される無線端末と、前記無線端末と無線通信する無線基地局と、前記無線基地局に接続されるネットワークとからなる無線通信システムにおける前記無線端末であって、前記端末機器から前記ネットワーク上の装置宛のデータ送信要求を受信したときに、前記無線基地局との間の通信の輻輳状態の情報を取得し、取得した情報で示される輻輳状態が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしている場合に、前記無線基地局へランダムアクセスにより通信の要求を送信するランダムアクセス手段と、送信した通信の要求に対応し応答を受信して確立された無線通信によって、前記端末機器から受信したデータ送信要求により要求された前記ネットワーク上の装置宛の送信データを前記無線基地局へ送信するデータ送信手段と、前記ランダムアクセス手段により取得した前記情報で示される前記輻輳状態が、前記輻輳状態がランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしていない場合に、前記端末機器へ待機時間を通知する通知手段と、を備えることを特徴とする無線端末である。
また、本発明は、端末機器に接続される無線端末と、前記無線端末と無線通信する無線基地局と、前記無線基地局に接続されるネットワークとからなる無線通信システムに用いられる輻輳制御方法であって、前記端末機器が、前記ネットワーク上の装置宛のデータ送信要求を当該端末機器に接続される前記無線端末へ送信する送信過程と、前記無線端末が、前記端末機器から前記データ送信要求を受信したときに、前記無線基地局との間の通信の輻輳状態の情報を取得し、取得した情報で示される輻輳状態が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしている場合に、前記無線基地局へランダムアクセスにより通信の要求を送信するランダムアクセス過程と、送信した通信の要求に対応し応答を受信して確立された無線通信によって、前記端末機器から受信したデータ送信要求により要求された前記ネットワーク上の装置宛の送信データを前記無線基地局へ送信するデータ送信過程と、前記ランダムアクセス過程で取得した前記情報で示される前記輻輳状態が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしていない場合に、前記端末機器へ待機時間を通知する通知過程と、前記端末機器が、前記無線端末から待機時間を受信した場合、受信した前記待機時間経過後に、前記データ送信要求を再送する再送過程とを有することを特徴とする輻輳制御方法である。
また、本発明は、端末機器に接続される無線端末と、前記無線端末と無線通信する無線基地局と、前記無線基地局に接続されるネットワークとからなる無線通信システムにおける前記無線端末として用いられるコンピュータを、前記端末機器から前記ネットワーク上の装置宛のデータ送信要求を受信したときに、前記無線基地局との間の通信の輻輳状態の情報を取得し、取得した情報で示される輻輳状態が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしている場合に、前記無線基地局へランダムアクセスにより通信の要求を送信するランダムアクセス手段、送信した通信の要求に対応し応答を受信して確立された無線通信によって、前記端末機器から受信したデータ送信要求により要求された前記ネットワーク上の装置宛の送信データを前記無線基地局へ送信するデータ送信手段、前記ランダムアクセス手段により取得した前記情報で示される前記輻輳状態が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしていない場合に、前記端末機器へ待機時間を通知する通知手段、として動作させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
本発明によれば、無線端末は、過去にデータ送信した時刻と、当該データ送信時に通信の確立までに要した通信要求のランダムアクセス試行回数を記憶し、記憶したランダムアクセス回数を用いて当該時刻にデータを送信するか否かを判断する。また、無線基地局から報知された情報に基づいて無線端末が自律的にバックオフ時間を生成し、当該バックオフ時間経過後に発信可とする。このように無線端末が自律的に輻輳制御を行うことで、無線基地局に負荷をかけたり、無線帯域を圧迫したりすることなく発信を分散させ、無線端末−無線基地局間で周期的に輻輳発生する輻輳であっても効率的に抑制することが可能となる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による無線通信システムの構成図である。
同図において、センサなどのTE(Terminal Equipment:端末機器)1は無線端末2に接続されており、無線基地局3は複数の無線端末2を収容する。無線基地局3は、有線のネットワーク(以下、「NW」と記載)4を介して、無線端末2から定期的に通知されるデータ、例えば、TE1によるセンサ検出値をセンサデータサーバ5へ通知する。
図2は、第1の実施形態による無線端末2の内部構成を示すブロック図であり、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。同図において、無線端末2は、制御部21、TE接続インタフェース部22、無線信号処理部23、RTC(Real Time Clock)24、及び、アクセス履歴記憶部25を備える。
制御部21は、当該無線端末2の制御を行うための機能を有する。無線端末2の制御とは、例えば無線チャネルの割当に関する処理、輻輳制御など通信可否の処理等を行うことである。TE接続インタフェース部22は、当該無線端末2と、当該無線端末2に接続するTE1間の接続インタフェースを実現する。無線信号処理部23は、当該無線端末2から無線基地局3に無線区間を介して信号を送信するための変調処理、及び、無線基地局3から当該無線端末2への無線区間を介した信号を受信するための復調処理を行う機能を有する。RTC24は、クロックを発信し、制御部21、無線信号処理部23、アクセス履歴記憶部25へクロックを提供する機能を有する。アクセス履歴記憶部25は、当該無線端末2による無線基地局3への過去のランダムアクセス履歴を示す履歴情報を記憶し、制御部21からの要求に対して当該履歴情報を検索する。
図3は、第1の実施形態による無線基地局3の内部構成を示すブロック図であり、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。同図において、無線基地局3は、無線信号処理部31、アクセス制御部32、データ転送部33、及び、有線インタフェース部34を備える。
無線信号処理部31は、当該無線基地局3から無線端末2に無線区間を介して信号を送信するための変調処理、あるいは無線端末2から当該無線基地局3への無線区間を介した信号を受信するための復調処理を行う機能を有する。アクセス制御部32は、無線端末2からの無線チャネル(スロット)の割当要求を受信して無線チャネルの割当可否を判断し、割当可能な場合に割り当てるチャネルを選択して当該無線端末2へ通知する。データ転送部33は、チャネル割当を受けた無線端末2から当該無線基地局3へ送信されたデータを、有線インタフェース部34を介してセンサデータサーバ5に送信する機能と、センサデータサーバ5からTE1宛に送信されたデータを、当該TE1が接続されている無線端末2へ送信するためにデータを無線信号処理部31へ送信する機能を有する。有線インタフェース部34は、NW4を介してセンサデータサーバ5と接続するためのインタフェースを実現する。
図4に、第1の実施形態の無線通信システムにおいて、無線端末2と無線基地局3との間の無線通信に用いられるフレームの構成例を示す。
同図に示すように、本実施形態に用いられるフレームは、1秒周期であり、1フレーム内に無線基地局3から当該無線基地局3配下の全ての無線端末2への報知に用いられる報知チャネル61、無線基地局3から特定の無線端末2へのデータ送信に用いられるダウンリンク(Downlink)ユーザデータチャネル62があり、同一フレーム内に、無線端末2から無線基地局3方向へのデータ送信に用いられるアップリンク(Uplink)ユーザデータチャネル63がある構成とする。アップリンクユーザデータチャネル63は、無線チャネルの割当要求に用いられるランダムアクセス領域631と、割り当てられた無線チャネルによってデータを送信するためのユーザデータ領域632とから構成される。
図5に、図2の無線端末2のアクセス履歴記憶部25に保持されるアクセス履歴情報の例を示す。アクセス履歴情報は、無線端末2において、ランダムアクセスを行うか否かを判断するための輻輳状態の情報として使用され、時間、当該無線端末2におけるランダムアクセスの実施頻度としてのランダムアクセス平均試行回数、発呼回数との情報からなる。時間のカラムには、当該無線端末2において呼が生起した時間が記録され、例えば、1分を単位時間とする。ランダムアクセス平均試行回数のカラムには、当該無線端末2における、過去の当該時間における平均のランダムアクセス試行回数が記録され、発呼回数のカラムには、当該無線端末2において、過去の当該時間に呼が生起した回数を記録する。図5においては、「10:00」は、10時00分00秒〜10時00分59秒までを表しており、この時間における過去のランダムアクセス平均試行回数は「8」回、発呼回数は「1」回であることが登録されている。
図6は、第1の実施形態の無線通信システムにおけるランダムアクセスのシーケンス図を示す。
同図において、まず無線端末2の無線信号処理部23は、フレームのランダムアクセス領域631(図4)にて、無線基地局3との無線通信の確立を要求するために、スロット割当要求を無線基地局3に送信する(ステップS110)。無線基地局3のアクセス制御部32は、無線信号処理部31を介してスロット割当要求を受信すると、アップリンクユーザデータ内にてスロット割当を行う。無線信号処理部31は、アクセス制御部32の割当てたスロットを通知するためのスロット割当応答を報知チャネル61(図4)にて報知する(ステップS120)。当該スロット割当応答を受信した無線端末2の無線信号処理部23は、無線基地局3により割り当てられたスロットを用い、ユーザデータ領域632にてデータ送信を行う(ステップS130)。
続いて、図7は、本実施形態の無線通信システムにおける輻輳制御の処理フローを示す図である。
センサ(TE1)にてセンサ検出値の送信等のために呼が生起し、無線端末2に対してセンサデータサーバ5へセンサ検出値を示すデータの送信を要求すると、無線端末2は、発信処理を行う(ステップS210)。当該無線端末2の制御部21は、TE接続インタフェース部22を介してTE1から送信データを受信すると、RTC24へ現在時刻の問い合わせを行い、現在時刻を取得する(ステップS220)。制御部21は、アクセス履歴記憶部25へ、RTC24から取得した現在時刻に対応する過去のアクセス履歴の問い合わせを行い、現在時刻に対応するアクセス履歴情報を取得する(ステップS230)。
制御部21は、ステップS230において読み出したアクセス履歴情報により示されるランダムアクセス平均試行回数が予め決められた閾値に満たなければ(ステップS240:YES)、送信データの送信を無線信号処理部23へ要求する。無線信号処理部23は、送信データに対する送信要求を受け付けると、RTC24へ問い合わせを行い、当該送信要求を受け付けた時刻を一時的に記憶するとともに、ランダムアクセス試行回数「1」を記憶する(ステップS250)。無線信号処理部23は、スロット割当要求パケットを生成し、無線信号処理部23を介してランダムアクセスにより、無線基地局3にスロット割当要求を送信する(ステップS260)。当該スロット割当要求を送信した無線信号処理部23は、予め定められたタイマ値に基づくタイマを起動し、無線基地局3から送信されるスロット割当応答を待つ(ステップS270)。無線信号処理部23は、タイマが満了するまでにスロット割当応答を受信できなかった場合(ステップS280:タイマ満了)、内部に保持している、現在時刻に対応したランダムアクセス試行回数を、現在の値に1加算した値に更新する(ステップS290)。そして、ステップS260に戻り、スロット割当要求を再度送信する。
そして、送信したスロット割当要求に対応して、無線信号処理部23が無線基地局3からスロット割当応答を受信した場合(ステップS280:スロット割当応答)、一時的に記憶していた当該データ送信要求の受付時刻と、ランダムアクセス試行回数とを制御部21へ通知する。制御部21は、無線信号処理部23から受信した受付時刻に対応した発呼回数を、現在の回数に1加算した回数に更新するとともに、受付時刻に対応したランダムアクセス平均試行回数を、受信したランダムアクセス試行回数によって新たに算出されるランダムアクセス平均試行回数に更新するようアクセス履歴記憶部25に指示し、アクセス履歴記憶部25は、制御部21から通知された指示に従ってアクセス履歴情報を更新する(ステップS300)。
上記でも説明したように、アクセス履歴記憶部25における記憶方法として、時刻を予め定めた単位時間に区分し、当該単位時間内のアクセス履歴を同一のカラム内に記憶するようにする。一例として、1分を単位時間とした場合、10時10分00秒から10時10分59秒の間にスロット割当要求を送信した場合、ステップS300において、10時10分00秒から10時10分59秒を示す時間に対応した同一のカラムに記憶される。
一方、ステップS240において、ランダムアクセス平均試行回数が所定の閾値以上である場合、受付時刻に対応した発呼回数が、現在の回数に1加算した回数となるようアクセス履歴情報を更新した後、以下のいずれかのエラーまたは再送処理を行う(ステップS310)。
図8は、ランダムアクセス平均試行回数が所定の閾値以上である場合に、TE1にエラーを通知して処理を終了する場合のTE1及び無線端末2間のシーケンス図である。
図7のステップS210〜ステップS240の処理のように、無線端末2は、TE1からデータ送信要求を受け(ステップS410)、無線端末2の制御部21がアクセス履歴記憶部25から取得したアクセス履歴情報をチェックする(ステップS420)。無線端末2の制御部21は、試行回数が閾値以上であると判断した場合に、当該データ送信を要求したTE1にエラーを応答する(ステップS430、図7:ステップS310)。無線端末2は、データ送信要求を廃棄する。
図9は、ランダムアクセス平均試行回数が所定の閾値以上である場合に、スロット割当要求の再送を行う場合の無線端末2の構成を示すブロック図であり、図8に示す処理とは、無線端末2にてTE1から送信要求されたデータを一時的に記憶し、予め当該無線端末2において定めた時間経過後に再度送信処理を行う点が異なる。この無線端末2において定めた時間は、複数の無線端末2間で分散されるように設定される。
同図に示す無線端末2は、制御部21内にデータ一時記憶部26を備えている。そして、図7のステップS240において、無線端末2の制御部21が取得した前記アクセス履歴情報の示すランダムアクセス平均試行回数が予め決められた閾値以上である場合、TE1から受信した送信データを制御部21内のデータ一時記憶部26に記憶しておく。制御部21は、内部に予め設定されたタイマ値の情報で示される時間経過後に、図7のステップS220からの処理を行う。すなわち、RTC24から現在時刻を取得し、当該時刻における過去のアクセス履歴をアクセス履歴記憶部25に問い合わせ、当該時刻に対応したアクセス履歴情報を取得して、取得したアクセス履歴情報に基づき通信の可否を判断する。通信可の場合、無線端末2は無線基地局3へランダムアクセス要求を再送し、ランダムアクセス要求応答を受信すると無線基地局3との無線通信を確立し、その後、データ一時記憶部26から送信データを読み出して無線基地局3へ送信する。
図10は、試行回数が所定の閾値以上である場合に、スロット割当要求の再送を行う場合の無線端末2の構成を示すブロック図であり、上述する図9とは、無線端末2にてタイマ値をランダムに生成し、生成したランダムな時間が経過した後、再度スロット割当要求の送信を行う点が異なる。ここでは、図9との差分のみを説明する。
図10の無線端末2は、図9の構成に加えてタイマ値生成部27を備え、ランダムなタイマ値を生成するものとする。そして、図7のステップS240において、無線端末2の制御部21が取得した前記アクセス履歴情報の示すランダムアクセス平均試行回数が予め決められた閾値以上である場合、送信要求された送信データを制御部21内のデータ一時記憶部26に記憶しておく。さらに、制御部21は、タイマ値生成部27にタイマ値の生成を要求する。タイマ値生成部27は、タイマ値を生成して制御部21に応答する。制御部21は、タイマ値生成部27から応答があったタイマ値に相当する時間経過後に、図7のステップS220からの処理を行う。すなわち、RTC24から現在時刻を取得し、当該時刻における過去のアクセス履歴をアクセス履歴記憶部25に問い合わせて、当該時刻に対応したアクセス履歴情報を取得し、取得したアクセス履歴情報に基づき通信の可否を判断する。通信可の場合、無線端末2は無線基地局3へランダムアクセス要求を再送し、ランダムアクセス要求応答を受信すると無線基地局3との無線通信を確立し、その後、データ一時記憶部26から送信データを読み出して無線基地局3へ送信する。
このように、タイマ値生成部27にてタイマ値を生成することにより、過去の履歴情報を利用した輻輳制御を実施している同様の無線端末2間でタイマ待ち時間がランダムとなり、輻輳制御後の発信タイミングが分散される。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。第1の実施の形態では、無線端末2が、チャネル割当要求の送信可否を当該無線端末2のアクセス履歴により判断していたが、本実施の形態では、無線基地局3から報知される輻輳状況を示す情報を用いて、チャネル割当要求の送信可否を判断する。
図11は、本発明の第2の実施形態による無線通信システムの構成図である。同図において、第1の実施形態と同じ構成には同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
同図において、センサなどのTE1bは無線端末2bに接続されており、無線基地局3bは複数の無線端末2bを収容する。無線基地局3bは、NW4を介して、無線端末2bから受信したデータ、例えば、TE1によるセンサ検出値をセンサデータサーバ5へ通知する。
図12は、本実施形態による無線通信システムにおける無線端末2bの内部構成を示すブロック図であり、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。同図において、無線端末2bは、制御部21b、TE接続インタフェース部22、無線信号処理部23、バックオフ(Backoff)時間生成部28を備える。TE接続インタフェース部22、及び、無線信号処理部23は、第1の実施形態と同様である。制御部21bは、当該無線端末2bの制御を行うための機能を有しており、輻輳制御においては、無線基地局3bから報知される輻輳状況の情報を用いる。バックオフ時間生成部28は、制御部21bからのバックオフ時間(再送までの待ち時間)の生成要求を受信したときに、当該生成要求にて通知される輻輳状況レベルに応じて、所定の関数を用いてバックオフ時間を生成する機能と、生成したバックオフ時間を制御部21bへ返送する機能を有する。
図13は、本実施形態による無線通信システムにおける無線基地局3bの内部構成を示すブロック図であり、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。
同図において、無線基地局3bは、無線信号処理部31、アクセス制御部32b、データ転送部33、有線インタフェース部34、トラヒック記憶部35、トラヒック管理部36、送信フレーム構成部37を備える。無線信号処理部31、データ転送部33、有線インタフェース部34については、第1の実施形態と同様である。
アクセス制御部32bは、無線端末2からの無線チャネルの割当要求を受信して無線チャネルの割当可否を判断し、割当可能な場合に割り当てるチャネルを選択して当該無線端末2へ通知する。また、無線チャネルの割当状況をトラヒック記憶部35へ通知する。トラヒック記憶部35は、アクセス制御部32bから通知された無線チャネルの割当状況を記憶する。トラヒック管理部36は、予めサービス定めた時間毎にトラヒック記憶部35からチャネルの割当状況を検索する機能と、その検索結果に基づき、輻輳状況を示す輻輳状況情報を生成する機能を有する。また、トラヒック管理部36は、生成した輻輳状況情報を送信フレーム構成部37へ通知する。送信フレーム構成部37は、トラヒック管理部36から通知された輻輳状況情報に基づき、後述する(図14)報知チャネル61b内の輻輳状況611bに輻輳状況情報を挿入してフレームを構成する。
図14に、第2の実施形態の無線通信システムにおいて、無線端末2bと無線基地局3bとの間の無線通信に用いられるフレームの構成例を示す。
同図に示すように、本実施形態に用いられるフレームは、1フレーム内に無線基地局3bから当該無線基地局3b配下の全ての無線端末2bへの報知に用いられる報知チャネル61b、無線基地局3bから特定の無線端末2bへのデータ送信に用いられるダウンリンクユーザデータチャネル62があり、同一フレーム内に、無線端末2から無線基地局3方向へのアップリンクユーザデータチャネル63がある構成とする。報知チャネル61bは、輻輳状況情報611を含んでいる。また、アップリンクユーザデータチャネル63は、ランダムアクセス領域631と、ユーザデータ領域632とから構成される。
次に、第2の実施形態の無線通信システムの動作について説明する。
本実施形態の無線通信システムにおいて、センサ(TE1b)にてセンサ検出値の送信等のために呼が生起し、無線端末2bに対してセンサデータサーバ5へセンサ検出値を示すデータの送信を要求すると、無線端末2bは、無線基地局3bからの報知チャネルにより輻輳状況情報を受信する。輻輳状況情報により示される輻輳状況のレベルが閾値に満たなければ、無線基地局3bへランダムアクセス要求を送信し、無線基地局3bとの間の無線通信を確立してデータ送信処理を行う。一方、輻輳状況のレベルが閾値以上である場合は、以下のいずれかの再送処理を行う。
図15は、第2の実地形態の無線通信システムにおける、輻輳状況レベルが閾値以上である場合のTE1b及び無線端末2b間のシーケンス図である。
TE1bからデータ送信を受信した無線端末2bの制御部21bは(ステップS510)、輻輳状況のレベルが閾値以上である場合、この輻輳状況のレベルの情報をバックオフ時間生成部28に通知する。当該通知を受信したバックオフ時間生成部28は、受信した輻輳状況レベルに応じたバックオフ時間を生成し、制御部21bに通知する(ステップS520)。これは、例えば、輻輳状況レベルをパラメータとして用いた所定の関数によりバックオフ時間を求める。制御部21bは、バックオフ時間生成部28から受信したバックオフ時間の情報を、エラー応答とともにTE1bへ通知する(ステップS530)。TE1bは、無線端末2bから受信したバックオフ時間経過後に、無線端末2bへデータ送信要求を再送する(ステップS540)。
図16は、輻輳状況レベルが閾値以上である場合に、無線端末2bにて再送動作を実施する場合の無線端末2bの構成を示す図であり、上述する図15とは、無線端末2b内にて送信データを一時記憶して、バックオフ時間経過後にデータ送信を行う点が異なる。同図に示す無線端末2bが、図12に示す無線端末2bと異なる点は、RTC24を備える点と、制御部21bがデータ一時記憶部26bを備える点である。
無線端末2bの制御部21bは、輻輳状況のレベルが閾値以上である場合、この輻輳状況のレベルの情報をバックオフ時間生成部28に通知する。当該通知を受信したバックオフ時間生成部28は、受信した輻輳状況レベルに応じたバックオフ時間を生成し、制御部21bに通知する。これは、例えば、輻輳状況レベルをパラメータとして用いた所定の関数によりバックオフ時間を求める。制御部21bは、バックオフ時間生成部28からバックオフ時間の情報を受信すると、制御部21b内のデータ一時記憶部26bにTE1bから送信要求された送信データを記憶しておく。制御部21bは、求められたバックオフ時間経過後に、無線信号処理部23により無線基地局3bへスロット割当要求を再送し、スロット割当応答を受信すると無線基地局3bとの無線通信を確立し、その後、データ一時記憶部26から送信データを読み出して無線基地局3bへ送信する。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、第1の実施形態によるアクセス制御と、第2の実施形態によるバックオフ時間の組み合わせである。第1または第2の実施形態と同じ構成には同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。以下では、第2の実施形態との差分として説明する。本発明の第3の実施形態による無線通信システムの構成は、図11の第2の実施形態における無線端末2bを、図17に示す無線端末2cに置き換えたものである。
図17は、本実施形態による無線通信システムにおける無線端末2cの内部構成を示すブロック図であり、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。
同図において、無線端末2cは、制御部21c、TE接続インタフェース部22、無線信号処理部23、RTC24、アクセス履歴記憶部25、バックオフ時間生成部28を備える。TE接続インタフェース部22、無線信号処理部23、RTC24、アクセス履歴記憶部25は第1の実施形態と、バックオフ時間生成部28は第2の実施形態と同様である。制御部21cは、当該無線端末2cの制御を行うための機能を有しており、輻輳制御においては、無線基地局3bから報知される輻輳状況の情報と、自身の保持するアクセス履歴情報を用いる。
図18を用いて、無線基地局3bから受信した報知チャネルで示される輻輳レベルが閾値以上である場合の動作について説明する。
TE1bからデータ送信要求を受信した無線端末2cの制御部21cは(ステップS610)、無線基地局3bから報知される報知情報から輻輳状況情報を取得する。また、制御部21cは、RTC24から現在時刻を取得し、取得した時刻に対応したアクセス履歴情報をアクセス履歴記憶部25から取得する。制御部21cは、輻輳状況情報で示される輻輳状況のレベル、アクセス履歴情報で示される当該時刻に対応したランダムアクセス平均試行回数の両者が、それぞれについて予め決められた閾値に満たない場合、無線基地局3bへランダムアクセスによりスロット割当要求を送信し、スロット割当応答を受信すると無線基地局3bとの無線通信を確立し、TE1bから送信要求された送信データをセンサデータサーバ5へ送信する。
一方、制御部21cは、輻輳状況のレベル、または、アクセス履歴情報で示されるランダムアクセス試行回数の一方または両方が、それぞれについて予め決められた閾値以上の場合、これらの2つの情報をバックオフ時間生成部28に通知する。当該通知を受信したバックオフ時間生成部28は、受信した2つの情報に対して所定の関数を用いて重み付けを行ってレベルを算出し、算出したレベルに応じたバックオフ時間を生成し、制御部21cに通知する(ステップS620)。これは、算出したレベルをパラメータとして用いた所定の関数によりバックオフ時間を求める。制御部21cは、バックオフ時間生成部28から受信したバックオフ時間の情報を、エラー応答とともにTE1bへ通知する(ステップS630)。TE1bは、無線端末2cから受信したバックオフ時間経過後に、無線端末2bへデータ送信要求を再送する(ステップS640)。
なお、無線端末2cのアクセス履歴記憶部25が保持するアクセス履歴情報の更新は、第1の実施の形態と同様に行う。
図19は、輻輳状況レベルが閾値以上である場合に、無線端末2cにて再送動作を実施する場合の無線端末2cの構成を示す図であり、無線基地局3bへ送信すべきデータを無線端末2c内に一時記憶してデータ送信を行う点が異なる。同図に示す無線端末2cが、図17に示す無線端末2cと異なる点は、制御部21cがデータ一時記憶部26cを備える点である。
同図に示す無線端末2cは、図18に示す処理と同様に、TE1bからデータ送信を受信すると、無線基地局3bから報知される輻輳状況情報の示す輻輳状況のレベルと、現在時刻に対応したアクセス履歴情報で示されるランダムアクセス平均試行回数の一方または両方が、それぞれについて予め決められた閾値以上であるかを判断する。両者が、それぞれの閾値に満たない場合、無線基地局3bへランダムによりスロット割当要求を送信し、スロット割当応答を受信すると無線基地局3bとの無線通信を確立し、TE1bから受信した送信データをセンサデータサーバ5へ送信する。
制御部21cは、輻輳状況のレベルと、現在時刻のランダムアクセス平均試行回数の一方または両方が、それぞれについて予め決められた閾値以上の場合、図18と同様の処理によりバックオフ時間を求める。つまり、制御部21cは、輻輳状況のレベルと、現在時刻のランダムアクセス平均試行回数の2つの情報をバックオフ時間生成部28に通知し、バックオフ時間生成部28は、受信した2つの情報に対して所定の関数を用いてレベルを算出し、算出したレベルをパラメータとして用いた所定の関数によりバックオフ時間を生成する。制御部21cは、バックオフ時間生成部28からバックオフ時間の情報を受信すると、制御部21c内のデータ一時記憶部26cにTE1bから送信要求された送信データを記憶しておく。制御部21cは、求められたバックオフ時間経過後に、無線信号処理部23により無線基地局3bへランダムアクセス要求を再送し、ランダムアクセス要求応答を受信すると無線基地局3bとの無線通信を確立する。その後、制御部21cは、データ一時記憶部26cから送信データを読み出して無線信号処理部23により無線基地局3bへ送信する。
なお、TE1、1b無線端末2、2b、2c、無線基地局3、3bの各部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよい。また、TE1、1b、無線端末2、2b、2c、ならびに、無線基地局3、3bは、内部にコンピュータシステムを有し、TE1、1b、無線端末2、2b、2c、ならびに、無線基地局3、3bの動作の過程を、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶しておき、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理を行うことでもよい。ここでいうコンピュータシステムとは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
[適用ネットワークの例]
以下に、上記無線通信システムに適用されうる広域ユビキタスネットワークについて説明する。なお、広域ユビキタスネットワークについては、斎藤 洋、梅比良 正弘、守倉
正博、「広域ユビキタスネットワークインフラストラクチャに向けた考察」、電子情報通信学会論文誌 2005/11 Vol.J88−B No.11等に記載されている。
広域ユビキタスネットワークは、携帯電話などの端末を携帯することを前提とした端末携帯型サービス、及び、人や物にセンサなどがくっついている環境を前提とした環境埋込型サービスの2つに大別される。前者では、人口普及率という点で成熟期にある携帯電話がベースになっているが、携帯電話をゲートウェイとして超小型センサなどを収容することも想定され、実際にはこれらの境界は明確ではない。
図20は、現在想定されているユビキタスネットワークの構成を示す図である。
広域なネットワークインフラから見て、端末収容形態は、直接収容(直収)とゲートウェイを介しての収容の二つに分かれ、さらに後者はゲートウェイから先のネットワーク(「ローカルネットワーク」と記載)の形態で、ゲートウェイの端末収容とゲートウェイのネットワーク収容に分かれる。ゲートウェイの端末収容は、ローカルネットワーク内端末がゲートウェイとのみ通信する形態であり、ゲートウェイのネットワーク終了はローカルネットワーク内端末がローカルネットワーク内の他端末とも通信する形態である。
直収の場合、端末はエンドツーエンドの通信機能やネットワーク上のユニークなアドレスが必要となる。ゲートウェイ収容の場合、端末はゲートウェイとのみ(ゲートウェイの端末収容)、あるいは、ゲートウェイとローカルネットワーク内の他端末(ゲートウェイのネットワーク収容)と通信できればよい。したがって、ローカルなアドレスやローカルネットワーク内で好適な特殊なプロトコルなどの適用が容易である。ネットワーク収容と端末収容の差は、ローカルネットワーク内で利用するプロトコルに依存する。ネットワーク収容のためには、Bluetooth,ZigBeeなどのマルチホップを利用するかルーチングプロトコルを導入する必要がある。端末収容の方が簡単であるが、無線リンクを用いる場合、ひとつのローカルネットワークで物理的に広域エリアをカバーするにはネットワーク収容が必要である。
直収の場合のネットワークインフラは、現状では、携帯電話網が最有力である。ゲートウェイ収容の場合のネットワークインフラは、インターネットアクセスネットワークとインターネット・IP網、あるいは、携帯電話網と想定される。
広域ユビキタスネットワークでは、上述した現在想定されているユビキタスネットワークに対し、端末数に関する「スケール性」、物理的に広い範囲をカバーできる「広域性」、移動端末に対応できる「移動管理性」、端末数が多いことにより総端末コストの観点から機能が低く演算能力やメモリ容量に限界がある低能力端末が想定されるため、それらを収容可能とする「低能力端末のサポート」、多くの端末がネットワークに接続されるためネットワークコストを抑える「経済性」を備えることが必要となる。そのため、広域ユビキタスネットワークは、図21に示されるような複合的なネットワークの集合により実現される。
次に、広域ユビキタスネットワークシステムの具体的な実現例を説明する。
図22は、広域ユビキタスネットワークシステムの構成例を示す。同図において、広域ユビキタスネットワークシステムは、無線端末101と、該無線端末101との無線通信が可能なゲートウェイノード(以下、GWノードと記す。)102〜105と、無線端末101の位置情報を保持する位置登録データベース109とを有する移動体通信ネットワークと、無線端末101からのメッセージ送信先としてのパーソナルコンピュータ(以下、PCと記す。)111、112が接続されるインターネット110とがインターネットゲートウェイ(以下、インターネットGWと記す。)113を介して接続されてなるネットワークシステムである。
また、該ネットワークシステムは、中継ノード106、107と、無線端末101ごとにあらかじめ定めた送信先である端末としてのPC101のアドレスを保持する登録管理システム108を有している。
無線端末101と、PC111またはPC112との間では、概略、次のように通信が行われる。
無線端末101からPC111、またはPC112へメッセージを送信する際には、GWノード102〜105のいずれかは、無線端末101より無線フレームを受信すると、登録管理システム108にアクセスして、無線端末ごとにメッセージの送信先の端末アドレスを特定し、該特定した送信先の端末であるPC111、またはPC112宛にインターネットGW113を介してメッセージを送信する。
また、PC111、またはPC112より無線端末101へメッセージを送信する際には、インターネットGW113は、位置登録データベース109にアクセスし、無線端末101のIDから位置情報を取得し、該取得した位置情報から該当するGWノード102〜105へメッセージを転送し、該ゲートウェイノードは、前記無線端末へ前記メッセージを転送する。
無線端末101は、GWノード102〜105との間で無線通信が可能である。GWノード102〜105、登録管理システム108及び位置登録データベース109は、中継ノード106、107を介して相互に接続しており、通信が可能である。無線端末101、GWノード102〜105、登録管理システム108、位置登録データベース109及び中継ノード106、107は移動体通信ネットワークを構成している。
また、移動体通信ネットワークは、インターネットGW113を介してインターネット110とも接続しており、インターネット110に接続するパーソナルコンピュータ(PC)111、112との通信も可能である。
ここでは、GWノード102〜105、中継ノード106、107、インターネットGW113は、すべてIPアドレスをもち、インターネット110を介してPC111,112と通信可能としている。
無線端末101は、そのメッセージ送信先をあらかじめ定め、登録管理システム108に登録しておく。登録管理システム108は、図23に示す{無線端末ID、相手先アドレス}の組を記憶する。ここでは、一例として無線端末101の送信先をPC111とする。また、無線端末101は、移動時に位置登録が必要となる。
各GWノード102〜105は、ページングエリア番号を無線報知し、無線端末101は、自分の保持するページングエリア番号と異なる番号を受信し、在圏エリアの変更を認識する。在圏エリアが変わると、無線端末101は、(1)自分の保持するページングエリア番号を更新し、(2)GWノード・中継ノードを介して、自分の在圏するページングエリア番号(在圏エリア番号)を、位置登録データベース109に通知する。位置登録データベース109は、位置情報として図22に示す{無線端末ID、在圏エリア番号}の組を記憶する。
次に、無線端末101からの情報送信の処理について説明する。無線端末101は、所定の起動条件(例えば、一定時間ごと、センシングしていたセンサ値がー定値を超えた場合など)を満たすと、あらかじめ定められた通信相手(例えば、PC111)に対して、自IDとセンシング情報をメッセージとして無線フレームに入れ、送信する。
GWノード102〜105は、自エリア内に在圏すると推定される無線端末のIDとその相手先アドレス、参照時刻の組(在圏端末リスト、と呼ぶ)を保持する(図24)。GWノード102〜105は、上記無線フレームを受信し、受信メッセージ中の無線端末IDが在圏端末リストにあるか、チェックする。なければ、登録管理システム108にアクセスし、当該無線端末IDに対する相手先アドレスを照会する。(照会しても該当端末がない場合、不正端末であるので、受信したメッセージを廃棄する。)
そして、現在時刻を参照時刻とし、無線端末IDと照会して得た相手先アドレスの組を在圏端末リストに加える。(これにより、在圏エリア変更なしの場合、登録管理システム108ヘの照会なしに、相手先アドレスを把握できる。)
在圏端末リストに、もともとあった場合は、参照時刻を現在時刻に更新して保持する。
こうして得た相手先アドレスを着アドレスにし、発アドレスをGWノードアドレスとし、メッセージをペイロードに入れたTCP/IPパケットにより、相手先に送る。このとき、メッセージは保持する。
上記TCP/IPパケットを受信したPCは、メッセージを取り出し、GWノードにACKを返送する。上記ACKを受信したGWノードは、IPアドレスから、対応する保持しているメッセージを特定し、それを消去する。
また、在圏端末リストの参照時刻が、現在時刻からあらかじめ定められたタイムアウトとなる時点より、古くなった場合、当該{無線端末のIDとその相手先アドレス、参照時刻の組}を削除する。
なお、図23のネットワークの無線端末101を本発明の無線端末2、2b、2cとして、GWノード102〜105を無線基地局3、3bとして、PC111、112をセンサデータサーバ5として、インターネット110をNW4として考えることができる。
本発明の第1の実施形態による無線通信システムの構成図である。 第1の実施形態による無線端末の機能ブロック図である。 第1の実施形態による無線基地局の機能ブロック図である。 第1の実施形態による無線通信のフレーム構成例を示す。 第1の実施形態による無線端末に保持されるアクセス履歴情報を示す。 第1の実施形態による無線通信システムにおけるランダムアクセスのシーケンス図を示す。 第1の実施形態による無線通信システムにおける輻輳制御の処理フローを示す図である。 第1の実施形態による無線通信システムにおいて試行回数が所定の閾値以上となった場合のシーケンス図である。 第1の実施形態による無線通信システムにおいて試行回数が所定の閾値以上となった場合の他の動作を実施する無線端末の機能ブロック図である。 第1の実施形態による無線通信システムにおいて試行回数が所定の閾値以上となった場合のさらに他の動作を実施する無線端末の機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態による無線通信システムの構成図である。 第2の実施形態による無線端末の機能ブロック図である。 第2の実施形態による無線基地局の機能ブロック図である。 第2の実施形態による無線通信のフレーム構成例を示す。 第2の実施形態による無線通信システムにおけるシーケンス図である。 第2の実施形態による無線通信システムにおける他のシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態による無線端末2の機能ブロック図である。 第3の実施形態による無線通信システムにおける、輻輳レベルが閾値以上である場合の処理フローを示す図である。 第3の実施形態による無線通信システムにおける、輻輳レベルが閾値以上である場合の他の動作を実施する無線端末の機能ブロック図である。 現在想定されているユビキタスネットワークを示す図である。 広域ユビキタスネットワークインフラストラクチャを示す図である。 広域ユビキタスネットワークの構成例を示す図である。 図20に示したネットワークシステムにおける登録管理システムの記憶内容を示す説明図である。 図20に示したネットワークシステムにおける位置登録データベースの記憶内容を示す説明図である。 図20に示したネットワークシステムにおけるGWノードの記憶内容を示す説明図である。
符号の説明
1、1b…TE(端末機器)
2、2b、2c…無線端末
21、21b、21c…制御部
22…TE接続インタフェース部
23…無線信号処理部
24…RTC
25…アクセス履歴記憶部
26、26b、26c…データ一時記憶部
27…タイマ値生成部
28…バックオフ時間生成部
3…無線基地局
31…無線信号処理部
32、32b…アクセス制御部
33…データ転送部
34…有線インタフェース部
35…トラヒック記憶部
36…トラヒック管理部
37…送信フレーム構成部
4…NW
5…センサデータサーバ
101…無線端末
102〜105…GWノード
106、107…中継ノード
108…登録管理システム
109…位置登録データベース
110…インターネット
111、112…PC
113…インターネットGW

Claims (8)

  1. 端末機器に接続される無線端末と、前記無線端末と無線通信する無線基地局と、前記無線基地局に接続されるネットワークとからなる無線通信システムであって、
    前記端末機器は、
    前記ネットワーク上の装置宛のデータ送信要求を当該端末機器に接続される前記無線端末へ送信する送信手段
    を備え、
    前記無線端末は、
    前記端末機器から前記データ送信要求を受信したときに、前記無線基地局との間の通信の輻輳状態の情報を取得し、取得した情報で示される輻輳状態が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしている場合に、前記無線基地局へランダムアクセスにより通信の要求を送信するランダムアクセス手段と、
    送信した通信の要求に対応した応答を受信して確立された無線通信によって前記端末機器から受信したデータ送信要求により要求された前記ネットワーク上の装置宛の送信データを前記無線基地局へ送信するデータ送信手段と
    前記ランダムアクセス手段により取得した前記情報で示される前記輻輳状態が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしていない場合に、前記端末機器へ待機時間を通知する通知手段と
    を備え、
    前記端末機器において、
    前記送信手段は、前記無線端末から待機時間を受信した場合、受信した前記待機時間経過後に、前記データ送信要求を再送する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記輻輳状態の情報は、前記無線端末において保持される、時刻と、当該無線端末において当該時刻において行ったランダムアクセスの頻度とを対応づけたランダムアクセス履歴情報であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記輻輳状態の情報は、前記無線基地局から報知される、輻輳状況の情報であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記無線基地局は、
    前記無線端末から受信したランダムアクセスに基づく輻輳状況を前記無線端末へ報知する報知手段を備え、
    前記無線端末において、
    前記ランダムアクセス手段は、前記データ送信要求を受信した時刻に対応したランダムアクセスの頻度、及び、前記無線基地局から報知される輻輳状況がランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしている場合に、前記無線基地局へランダムアクセスにより通信の要求を送信する、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  5. 前記無線端末は、
    前記無線基地局から報知される輻輳状況が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしていない場合に、複数の他の無線端末間において時間が分散されるように待機時間を生成する待機時間生成手段をさらに備え
    前記通知手段は、前記待機時間生成手段により生成した待機時間を前記端末機器へ通知する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 端末機器に接続される無線端末と、前記無線端末と無線通信する無線基地局と、前記無線基地局に接続されるネットワークとからなる無線通信システムにおける前記無線端末であって、
    前記端末機器から前記ネットワーク上の装置宛のデータ送信要求を受信したときに、前記無線基地局との間の通信の輻輳状態の情報を取得し、取得した情報で示される輻輳状態が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしている場合に、前記無線基地局へランダムアクセスにより通信の要求を送信するランダムアクセス手段と、
    送信した通信の要求に対応した応答を受信して確立された無線通信によって、前記端末機器から受信したデータ送信要求により要求された前記ネットワーク上の装置宛の送信データを前記無線基地局へ送信するデータ送信手段と、
    前記ランダムアクセス手段により取得した前記情報で示される前記輻輳状態が、前記輻輳状態がランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしていない場合に、前記端末機器へ待機時間を通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする無線端末。
  7. 端末機器に接続される無線端末と、前記無線端末と無線通信する無線基地局と、前記無線基地局に接続されるネットワークとからなる無線通信システムに用いられる輻輳制御方法であって、
    前記端末機器が、
    前記ネットワーク上の装置宛のデータ送信要求を当該端末機器に接続される前記無線端末へ送信する送信過程と、
    前記無線端末が、
    前記端末機器から前記データ送信要求を受信したときに、前記無線基地局との間の通信の輻輳状態の情報を取得し、取得した情報で示される輻輳状態が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしている場合に、前記無線基地局へランダムアクセスにより通信の要求を送信するランダムアクセス過程と、
    送信した通信の要求に対応した応答を受信して確立された無線通信によって、前記端末機器から受信したデータ送信要求により要求された前記ネットワーク上の装置宛の送信データを前記無線基地局へ送信するデータ送信過程と、
    前記ランダムアクセス過程で取得した前記情報で示される前記輻輳状態が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしていない場合に、前記端末機器へ待機時間を通知する通知過程と、
    前記端末機器が、
    前記無線端末から待機時間を受信した場合に、受信した前記待機時間経過後に、前記データ送信要求を再送する再送過程と
    を有することを特徴とする輻輳制御方法。
  8. 端末機器に接続される無線端末と、前記無線端末と無線通信する無線基地局と、前記無線基地局に接続されるネットワークとからなる無線通信システムにおける前記無線端末として用いられるコンピュータを、
    前記端末機器から前記ネットワーク上の装置宛のデータ送信要求を受信したときに、前記無線基地局との間の通信の輻輳状態の情報を取得し、取得した情報で示される輻輳状態が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしている場合に、前記無線基地局へランダムアクセスにより通信の要求を送信するランダムアクセス手段、
    送信した通信の要求に対応した応答を受信して確立された無線通信によって、前記端末機器から受信したデータ送信要求により要求された前記ネットワーク上の装置宛の送信データを前記無線基地局へ送信するデータ送信手段、
    前記ランダムアクセス手段により取得した前記情報で示される前記輻輳状態が、ランダムアクセスを許可する所定の条件を満たしていない場合に、前記端末機器へ待機時間を通知する通知手段、
    として動作させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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