JP4571260B2 - ターレット式運搬車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ターレット式運搬車に関し、特に天然ガスを燃料とするターレット式運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術】
ターレット式運搬車は、台枠の前部に旋回テーブルを介してエンジンと伝達装置と走行装置とを有するパワーユニットを旋回自在に支持すると共に、台枠の後部に荷台とを備え、例えば魚市場や青果市場等において荷物の運搬に広く使用されている。
【0003】
このターレット式運搬車は、一般に、駆動源としてガソリンを燃料としたエンジンが多く使用される一方、排気ガスを放出しない電動モータが使用されることがある。しかし、電動モータを使用するターレット運搬車にあっては、比較的大重量のバッテリを搭載すると共に、一回の充電で走行できる走行距離が短くて稼働可能な時間の制約を受け、使用コストの増加が懸念される。
【0004】
一方、最近、エンジンの燃料として安価で取り扱い性に優れ、しかも窒素酸化物や二酸化炭素等の排出が少なく、硫化酸化物が排出されないクリーンな天然ガスが注目されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、安価で取り扱いに優れ環境に及ぼす影響の少ないクリーンな燃料として天然ガスを使用するターレット式運搬車を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項に記載のターレット式運搬車の発明は、台枠の前部に旋回テーブルを介してエンジンと伝達装置と走行装置とを有するパワーユニットを旋回自在に支持すると共に、台枠の後部に荷台を備えたターレット式運搬車において、天然ガスが充填されて上記荷台の下面側に配設されたガス容器と、該ガス容器の天然ガスを上記パワーユニット近傍まで導く外部配管と、上記パワーユニット内に配設されて上記外部配管からの天然ガスを上記エンジンに供給する内部配管と、上記パワーユニットの旋回に対応して撓み変形する上記内部配管の少なくとも一部に設けられたフレキシブル配管と、上記ガス容器からの天然ガスを減圧する高圧減圧弁とを備え、該高圧減圧弁が上記外部配管の途中に配設されると共に、上記外部配管のうちの上記ガス容器から高圧減圧弁に至る部分を強度部材によって保護し、上記ガス容器を、該ガス容器に設けられた容器元弁を台枠前方に向けて前後方向にほぼ水平に配置し、上記ガス容器の容器元弁の前方近傍に運転者用のステップを支える断面略Z字状のクロスメンバが上側フランジを前方にして設けられ、上側フランジより後方側のフロアに上記容器元弁を操作するための開口部を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明によると、高圧減圧弁を外部配管の途中に配設することにより、フレキシブル配管には、高圧減圧弁によって減圧した天然ガスが供給されることから、フレキシブル配管は、必要以上に耐高圧な配管にする必要がなく、材質や構造の自由度を高めることができ、十分なフレキシビリティを発揮させることができると共に、耐久性の向上がもたらされる。
【0010】
また、特に外部配管のうちのガス容器から高圧減圧弁に至る部分、換言すると、高圧の天然ガスが供給される部分が、強度部材によって被覆保護されることから該部の破損等が回避されて安全性が確保される。
更に、容器元弁を台枠後側に向けて配置する場合に比べて、外部配管の全長を短くすることができ、安全性が向上すると共に、ガス容器を荷台の下面側に水平に配置することで荷台の高さを低く抑えることができる。また、ガス容器の容器元弁の開閉を、開口部を介してフロアの上面側から行うことができるので、その開閉作業が容易になる。
【0011】
請求項に記載の発明は、請求項のターレット式運搬車において、上記強度部材は、上記台枠を構成するクロスメンバ及びサイドフレームであることを特徴とする。
【0012】
請求項の発明によると、強度部材として、枠台を構成する既存のクロスメンバ及びサイドフレームを利用することから、専用の強度部材を別途設ける必要がなく製造コストの増大が抑制される。
【0013】
請求項に記載の発明は、請求項またはのターレット式運搬車において、上記高圧減圧弁の下流側に、該高圧減圧弁によって減圧された天然ガスを更に減圧する低圧減圧弁を設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項の発明によると、低圧減圧弁により、天然ガスをエンジンにとって適宜な圧力に調整することができる。なお、低圧減圧弁は、高圧減圧弁の下流側であれば、外部配管と内部配管のいずれに配設してもよく、更に、1個に限らず必要に応じて2個以上の複数配設することも可能である。
【0015】
請求項に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項のターレット式運搬車において、記ガス容器下部を覆うカバーを設けたことを特徴とする
【0016】
請求項の発明によると、バーを設けることで、ターレット式運搬車の走行時に跳ね上げた雨水や泥水、また魚市場等で使用した場合には特に塩水等から保護され、発錆を抑制することができる。
【0017】
請求項に記載の発明は、請求項のターレット式運搬車において、上記台枠は、上記ガス容器の前方において上記ガス容器の下端部よりも下方に突出する走行用保護部材を備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項の発明によると、走行用保護部材により、前進走行中に障害物がガス容器に当接するのを防止することができ、ガス容器が保護される。
【0021】
請求項に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項のターレット式運搬車において、上記開口部に、開閉自在な可撓性のカバーを設けたことを特徴とする。
【0022】
請求項の発明によると、開口部から侵入する雨水、泥水、塩水等が抑制されて、ガス容器等の発錆が抑制される。また、特にカバーにスリットを形成することによってカバーの開閉が容易になり作業性の向上がもたらされる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるターレット式運搬車の実施の形態を図1乃至図11によって説明する。
【0024】
図1、図2、図3は、各々本実施の形態によるターレット式運搬車1の概要を示す正面図、側面図、上面図であり、ターレット式運搬車1は、パワーユニット10と、台枠20と、荷台30とを備えている。
【0025】
パワーユニット10は、天然ガスを燃料とするエンジン14(図8参照)と伝達装置(図示せず)と走行装置11とを有しており、上部には、ハンドルを兼ねた円形のフレーム12及びアクセル操作部13が配設され、このパワーユニット10は、台枠20により、軸Cを旋回中心として左右に旋回自在に支持されている。
【0026】
台枠20は、その側面図である図4、上面図である図5に示すように、左右両側に沿って各々前後方向に延在する強度部材としてのサイドフレーム21と、左右のサイドフレーム21間に架設された強度部材としてのクロスメンバ22とを有している。
【0027】
サイドフレーム21は、図4のX−X線矢視図である図6に示すように、開口部21aを内側に向けて開口する断面コ字形の溝形鋼によって形成されている。一方、クロスメンバ22は、図5のY−Y線矢視図である図7に示すように、左右方向に延びる垂直部22aと、この垂直部22aの上端から前方に突出するように折曲形成された上側フランジ22bと、垂直部22aの下端から後方に折曲形成された下側フランジ22cとによって構成された断面略Z字状である。
【0028】
台枠20の後部には、図4に示すように、軸受を介して回動自在に支持された後輪23が配設され、台枠20は、その前部に配置された旋回テーブル17(図2参照)により、上記パワーユニット10を旋回自在に支持している。
【0029】
荷台30は、図4及び図5に示すように、左右のサイドフレーム21の上部に左右方向に掛け渡したサブクロスメンバ31、32、33等の上部に固定された板状のフロア部材によって形成され、荷台30は、台枠20の後半部に設けられており、台枠20の前半部には、手すり34を境として、運転者が立つステップ35が荷台30よりも若干低い高さに形成され、ステップ35にパーキングブレーキ39が設けられている。なお、後述のように、荷台30とステップ35とのこの段差を利用して、ガス容器50の容器元栓52を操作することになる。
【0030】
図8は、このターレット式運搬車1における燃料系統説明図である。
【0031】
ターレット式運搬車1の燃料系統は、ガス容器50と、外部配管60と、内部配管70と、高圧減圧弁80とを主要構成部材として構成されている。
【0032】
ガス容器50は、円筒状の容器本体51とその端部に設けられた容器元弁52とを有している。本実施の形態においては、容器本体51内には、比較的高圧力、例えば約20MPa程度の圧力の天然ガスが充填されている。容器元栓52の基端側には、逆止弁53を介してガス充填口54が接続されており、また、大気に開放するドレン55が接続されている。
【0033】
外部配管60は、ガス容器50内の天然ガスをパワーユニット10近傍まで導く配管であり、図8では、ガス容器50の容器元弁52から境界Sで示すパワーユニット10まで延在する配管である。外部配管60の途中には、天然ガスの流れ方向に沿って上流から順に、主止弁61及び高圧減圧弁80が配設され、外部配管60は、この高圧弁圧弁80を境に上流側が高圧配管60aとなり、その下流側が中圧配管60bとなる。主止弁61と高圧減圧弁80との間に高圧配管60a内の圧力を検知する圧力センサ63及び表示計62が介装されている。
【0034】
内部配管70は、境界Sからエンジン14までの配管であり、パワーユニット10内に配設されている。内部配管70の最上流側、即ち外部配管60の最下流側との接続部分には、可撓性を有するフレキシブル配管71が設けられており、その下流側には低圧遮断弁72及び低圧減圧弁81が設けられている。内部配管70は、フレキシブル配管71を含む、境界Sから低圧減圧弁81までが中圧配管70aとなり、低圧減圧弁81からエンジン14上流側の混合器15までが低圧配管70bとなっている。また、低圧減圧弁81から延びる吸気負圧管73が、エンジン14と混合器15との間に接続されている。
【0035】
外部配管60の途中に配設される高圧減圧弁80によって、ガス容器50から高圧配管60aを介して供給された天然ガスを、約20MPaから約0.4〜1MPaに減圧して中圧配管60bに供給し、また、低圧減圧弁81は、この中圧配管60b、フレキシブル配管71等を介して供給された約0.4〜1MPaの天然ガスを、略大気圧に減圧して、エンジン14に供給するものである。
【0036】
また、外部配管60に配設された主止弁61及び低圧遮断弁72は、天然ガスカットスイッチ91、イグニッションスイッチ92を介してバッテリ93に接続され、イグニッションスイッチ92及び天然ガスカットスイッチ91によって開閉制御される。
【0037】
次に、上記の燃料系統を構成する主要部材と、パワーユニット10や台枠20等との位置関係を説明する。
【0038】
ガス容器50は、図4及び図6に示すように、サイドフレーム21に固定された断面L字形の支持凹部24aを有する2本の支持部材24によって容器本体51の前端側と後端側とを下方から支持されている。本実施の形態では2本のガス容器50が容器元栓52側を台枠前側に向けて前後に沿ってほぼ水平に支持されており、相互に平行となるように配置されている。そして、容器元栓52がクロスメンバ22の垂直部22aの後方に近接している。ガス容器50の下方、側方、後方には、適宜な位置・大きさ・個数の水抜き孔(図示せず)が穿孔されたカバー25が取り付けられており、ターレット式運搬車1が走行時に跳ね上げる雨水、泥水、塩水等がガス容器50やその容器元栓52に付着するのを防止し、ガス容器50を発錆から保護している。
【0039】
ガス容器50の前方には、図7に示すように、荷台30とステップ35との段差部分に開口部36が設けられており、開口部36には、図9、図7に示すように、切欠部37aを有する断面L字形の区画板37と、図4、図3に示すように、区画板37の垂直部37bから垂下されるように配設された、スリット38a入りの可撓性の防水カバー38が配設されている。開口部36は、垂直部分と水平部分とがあり、垂直部分は切欠部37aに対向し、水平部分は、クロスメンバ22の上側フランジ22bのすぐ後方に対応しており、この開口部36を介して、ステップ35の上方からガス容器50の容器元栓52の開閉操作がなされる。
【0040】
更に、クロスメンバ22の下部には、ガス容器50の下端部よりも更に下方に突出されて、走行時に障害物等がガス容器50に当接するのを防止してガス容器50を保護する走行用保護部材26が設けられている。
【0041】
上記外部配管60のうちの高圧配管60a及び高圧減圧弁80を、図4及び図5に模式的に示すと、高圧配管60aは、ガス容器50の容器元弁52からクロスメンバ22の下側フランジ22cの上方まで延在した後、クロスメンバ22の垂直部22aの中央でかつ下側フランジ22cの中央に対応する位置に配置されて、クロスメンバ22に内に沿って左方に延設され、左側のサイドフレーム21に至った後、前方に向けて屈曲され、このサイドフレーム21の内側に配設されて前方に延ばされる。
【0042】
パワーユニット10の後端にほぼ対応する位置には、同じくサイドフレーム21内に上記高圧減圧弁80が配設されており、高圧減圧弁80の下流側の中圧配管60bは、この高圧減圧弁80から上方に延ばされてステップ35に立設され、図2に示すように、その終端部60cは、パワーユニット10の上部に至る。この立設部分は、同じくステップ35に立設されたカバー35aによって覆われている。
【0043】
パワーユニット10の内部に配設された内部配管70は、パワーユニット10の上面図である図10、同じく左側面図である図11に示すように、フレキシブル配管71がパワーユニット10の上部においてS字形に配置されており、その中央部71aはパワーユニット10の上部の固定部材16に固定され、また、始端部71bは、外部配管60の中圧配管60bの終端部60cに接続されている。フレキシブル配管71の終端部71cは、他の配管74を介して低圧減圧弁81に接続されており、低圧減圧弁81は、更に低圧配管70b(図8参照)等を介してエンジン14に接続されている。
【0044】
このように、本発明においては、台枠20に対して、パワーユニット10が旋回可能に構成されているため、パワーユニット10の外側からパワーユニット10の内側に天然ガスを供給する方策として、パワーユニット10内の内部配管70の一部、即ち外部配管60の終端部との接続部分から所定の長さに亘ってフレキシブル配管71を設けている。このフレキシブル配管71は、始端部71bの位置が固定されているのに対し、終端部71cの位置がパワーユニット10の旋回と共に変化するため、S字形の湾曲部分の湾曲の度合いが旋回角度に応じて適宜に変化することから、フレキシブル配管71は、良好な可撓性が要求される。
【0045】
そこで、本発明の特徴の一つとして、上記のように高圧減圧弁80をフレキシブル配管71よりも上流側に配設して、フレキシブル配管71を流れる天然ガスの圧力を、フレキシブル配管71が十分に耐え得る程度の圧力に減圧している。本実施の形態では、前述のように、例えば、20MPaから0.4〜1MPaに減圧している。
【0046】
また、他の特徴として、ガス容器50から高圧減圧弁80に至るまでの配管、即ち外部配管60のうちの高圧配管60aには、20MPaの高圧の天然ガスが流れることを考慮して、高圧配管60aは、強度部材としてのクロスメンバ22及びサイドフレーム21によって被覆保護すると共に、パワーユニット10の旋回時においても湾曲及び撓み変形が回避乃至抑制されて安全性を向上させるようにしている。
【0047】
以上の実施の形態においては、高圧減圧弁80のほかに低圧減圧弁81も設けているが、高圧減圧弁80のみによって、減圧された圧力のガスを直接燃料として使用できる構造のエンジンにおいては、低圧減圧弁81は必ずしも必要はない。またこの逆に、更に段階的な減圧が必要な場合には、低圧減圧弁を必要に応じてさらに追加するようにしてもよい。
【0048】
また、上記説明では、ターレット式運搬車1の燃料として使用するガスが、天然ガスである場合について説明したが、本発明は天然ガスに限らず、同程度の高圧ガスを使用する場合についても適用することが可能である。
【0049】
上記ターレット式運搬車1において、パーキングブレーキ39に連動して、エンジン14を停止させる機構を組み込んだときには、排気ガスの排出量を低減させて、例えば卸売り市場等で使用するターレット式運搬車として更に好適な構成することができる。
【0050】
一般に、卸売り市場等で構内の荷物の運搬にターレット式運搬車1を使用する場合、長時間の停車時には、イグニッションスイッチ92をOFFにすることによってエンジン14を停止させているが、荷物の積み降ろし作業時等の短時間の停車時には、通常、エンジン14を作動したままで作業を行うことが多く、排気ガスを放出して構内環境に影響を及ぼすことが懸念されていた。
【0051】
そこで、停車時にパーキングブレーキ39を作動させたときに、これに連動してエンジン14を停止させるようにしている。具体的な一例としては、パーキングブレーキ39に連動する天然ガスカットスイッチ91を取り付け、電気的に主止弁61を作動させて、天然ガスの供給を遮断する。エンジン14の再始動に際しては、イグニッションスイッチ92をスタート位置に回すことによって、エンジン14の停止解除と、セルモータ(図示せず)の始動とを同時に行ってエンジン14を始動させる。また、選択スイッチ(図示せず)により回路を切り換えてイグニッションスイッチ92の操作にて始動させる。
【0052】
このように構成すると、ターレット式運搬車1の停止時に、イグニッションスイッチ92を操作することなく、エンジン14を停止させることができ、停止時の不要な排気ガスの放出を防止することができ、また、再始動は、イグニッションスイッチ92を通常の始動操作と同様に、スタート位置に回すことで、エンジン14を再始動させることができる、
という効果がある。
【0053】
【発明の効果】
以上説明した本発明のターレット式運搬車によると、高圧減圧弁を外部配管中に配設することにより、フレキシブル配管には、高圧減圧弁によって減圧した天然ガスを供給することができるので、フレキシブル配管は、必要以上に耐高圧に構成する必要がなく、十分なフレキシビリティを発揮させることができ、材質や構造の自由度及び安全性を高めることができる。また、外部配管のうちのガス容器から高圧減圧弁に至る部分、即ち高圧の天然ガスが流れる部分は、強度部材によって保護されているので安全性が確保され、高圧の天然ガスをターレット式運搬車の燃料として安全に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるターレット式運搬車の実施の形態の概要を示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の上面図である。
【図4】台枠等の構成を示す側面図である。
【図5】図4の上面図である。
【図6】図4のX−X線矢視図である。
【図7】図5のY−Y線矢視図である。
【図8】燃料系統説明図である。
【図9】区画板を示す斜視図である。
【図10】パワーユニットの概略を示す上面図である。
【図11】図10の側面図である。
【符号の説明】
1 ターレット式運搬車
10 パワーユニット
11 走行装置
14 エンジン
17 旋回テーブル
20 台枠
21 サイドフレーム(強度部材)
22 クロスメンバ(強度部材)
25 カバー
26 走行用保護部材
30 荷台
36 開口部
38 防水カバー(カバー)
38a スリット
50 ガス容器
52 容器元弁
60 外部配管
60a 高圧配管
60b 中圧配管
70 内部配管
70a 中圧配管
70b 低圧配管
71 フレキシブル配管
80 高圧減圧弁
81 低圧減圧弁

Claims (6)

  1. 台枠の前部に旋回テーブルを介してエンジンと伝達装置と走行装置とを有するパワーユニットを旋回自在に支持すると共に、台枠の後部に荷台を備えたターレット式運搬車において、
    天然ガスが充填されて上記荷台の下面側に配設されたガス容器と、
    該ガス容器の天然ガスを上記パワーユニット近傍まで導く外部配管と、
    上記パワーユニット内に配設されて上記外部配管からの天然ガスを上記エンジンに供給する内部配管と、
    上記パワーユニットの旋回に対応して撓み変形する上記内部配管の少なくとも一部に設けられたフレキシブル配管と、
    上記ガス容器からの天然ガスを減圧する高圧減圧弁とを備え、
    該高圧減圧弁が上記外部配管の途中に配設されると共に、上記外部配管のうちの上記ガス容器から高圧減圧弁に至る部分を強度部材によって保護し
    上記ガス容器を、該ガス容器に設けられた容器元弁を台枠前方に向けて前後方向にほぼ水平に配置し、
    上記ガス容器の容器元弁の前方近傍に運転者用のステップを支える断面略Z字状のクロスメンバが上側フランジを前方にして設けられ、上側フランジより後方側のフロアに上記容器元弁を操作するための開口部を設けたことを特徴とするターレット式運搬車。
  2. 上記強度部材は、上記台枠を構成するクロスメンバ及びサイドフレームであることを特徴とする請求項に記載のターレット式運搬車。
  3. 上記高圧減圧弁の下流側に、該高圧減圧弁によって減圧された天然ガスを更に減圧する低圧減圧弁を設けたことを特徴とする請求項またはに記載のターレット式運搬車。
  4. 記ガス容器下部を覆うカバーを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のターレット式運搬車。
  5. 上記台枠は、上記ガス容器の前方において上記ガス容器の下端部よりも下方に突出する走行用保護部材を備えたことを特徴とする請求項に記載のターレット式運搬車。
  6. 上記開口部に、開閉自在な可撓性のカバーを設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のターレット式運搬車。
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