JP4568903B2 - 可変ダイアル錠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は可変ダイアル錠に係り、特に、簡単な操作で解錠番号を変更することができると共に、切替え操作により作動モードを変えることを可能にした新規な可変ダイアル錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばマンションの郵便受の蓋に装着されるダイアル錠は、摘みを一方向に1回転以上回して2桁の解錠番号の最初の数字に指標を合せ、次いで反対方向に摘みを回して2桁目の数字に指標を合せることにより解錠する。
【0003】
本発明者等は、先に、実開平6−1653号公報を以て、解錠番号を変換できる可変ダイアル錠を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した可変ダイアル錠は、詳細な説明は省略するが、解錠番号変換時における番号設定機構の作動が若干不安定である、という恨みがある。
【0005】
また、使用者によっては番号の変換機能を必要としない場合があり、このような需要に対して異なる構成のダイアル錠を供給することは製造上無駄がある。
【0006】
更にまた、例えば老人や幼い子供がダイアル錠を操作する場合、操作方法をよく理解できない場合があり、このような使用環境においては、むしろ施錠機能を停止して単なるラッチ機構とした方が都合がよい。
【0007】
この発明は、上記した不都合を種々勘案して、上記実開平6−1653号公報を以て提案した可変ダイアル錠を改良すると共に、番号切替え機能及び施錠機能を選択的に取捨できるようにした可変ダイアル錠を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ハウジングとしてのカップ状の外筒内に、この外筒の底部に同軸かつ入れ子状に嵌装され、相互に独立に回動できるように支承されたカップ状の内側及び外側内筒を設け、これら内側及び外側内筒の開口端縁にn(n:2以上の正の整数)個の外筒半径方向の係合溝を形成すると共に、内側及び外側内筒の相互に対向する部分に、相互に干渉可能な第1及び第2係合片を夫々突設し、また、解錠番号設定用の摘みを内側及び外側内筒の何れか一方に結合し、一方、外筒の内端部に、一端に外部の錨止部と係合する係合片を、他端に錠止部を夫々形成したラッチ体の中央部を内筒の軸線を含む平面内で回動可能に支承し、他方、このラッチ体と干渉しないようにして、番号変換ブロックを内筒軸線方向に移動可能に支承し、この番号変換ブロックの外端部に、上記内側及び外側内筒の夫々に対応して、夫々一部にラッチ体の錠止部が通過可能な切欠を形成した第1及び第2リングストッパーを内筒と同軸に配設し、これらを相互に独立して回動可能に支承すると共に、ラッチ体の錠止部を内方から第1及び第2リングストッパーの中心開口に挿入してその開口端縁に内側から係合可能に臨ませ、また、第1及び第2リングストッパーに、夫々少なくとも1個の係合突起を対応する内筒の係合溝に選択的に係合可能に形成し、ラッチ体の錠止部が第1及び第2リングストッパーの切欠に整合した解錠状態で番号変換ブロックを外方に押動し、第1及び第2リングストッパーの係合突起を内側及び外側内筒の係合溝に係合させることにより、内側内筒及び第1リングストッパー、及び外側内筒及び第2リングストッパーを夫々一体的に連結し、以て、摘みの回動操作で第1及び/又は第2リングストッパーの切欠を所定の角度位置から外してラッチ体の錠止部を回動不能に拘束することによる施錠を可能にし、一方、ラッチ体の錠止部が第1及び第2リングストッパーの切欠に整合した解錠状態で番号変換ブロックを内方に押動し、第1及び第2リングストッパーを内側及び外側内筒から切り離すことにより、摘みの操作で新しい番号を設定するようにしたことを特徴とする。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、上記番号変換ブロックを選択的に固定する第1係止手段を設け、以て番号変換機能が働く作動モードと働かない作動モードに切替えることを可能にしたことを特徴とする。
【0010】
更にまた、請求項3に記載の発明は、上記第1及び/又は第2リングストッパーを解錠角度位置に選択的に固定する第2係止手段を設け、以て施錠機能が働く作動モードと働かない作動モードに切替えることを可能にしたことを特徴とする。
【0011】
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。
図1及び図2において符号1は外筒を示し、この外筒1は、外端となる一端(図1及び図2で下端)にフランジを形成し、他端(内端)が開口したカップ状のハウジングである。
【0012】
この外筒1の底部に、図2に示すように、夫々カップ状の内側内筒2及び外側内筒3が同軸かつ入れ子状に嵌装され、これらは相互に独立に回動できるように支承されている(図3及び図4参照)。
【0013】
これら内側及び外側内筒2、3の開口端縁(図2において上端縁)には、夫々n個(図示の実施例では10個)の外筒半径方向の係合溝4、4が形成されている。
【0014】
また、図2に示すように、内側内筒2の外端部(図2で下端部)は係合溝4、4を形成した上端部より小径になっており、この小径部と外側内筒3の内周面との間に形成された空隙部5(図3及び図4参照)に位置するように、内側内筒2の外周面には、その母線に沿って、第1係合片6が突設されている。
【0015】
この第1係合片6に対応して、図2に示すように、外側内筒3の内周面には、その母線に沿って、第2係合片7が突設されている。
【0016】
これら第1及び第2係合片7は、通常ツクと称され、かかるダイアル錠においては必須の構成である。
【0017】
上記内側内筒2の外端部は、図2及び図3に示すように、第1係合片6が形成されている小径部にこれよりも更に小径である軸受部8と断面方形部9とが連設されている。
【0018】
そして、図3に示すように、第1係合片6を形成した小径部を外側内筒3の付番しない底面開口に、軸受部8を外筒1のこれも付番しない底面開口に夫々回動可能に嵌合させた状態で、内側内筒の断面方形部9を外形円形のクリックスプリング板11、及び文字板12の付番しない角穴に通し、更に摘み13の内端部に形成された深い角穴に嵌合させる。
【0019】
一方、図3に示すように、内側内筒2にはその中心軸線に沿って付番しないねじ穴が貫通しており、また、摘み13の角穴の底面には図示しない雌ねじ孔が形成されているので、内側(図2及び図3で上方)から内側内筒2のねじ穴を挿通し、摘みの雌ねじ孔に先端を捩じ込まれる止めねじ14により、内側内筒2、クリックスプリング板11、文字板12及び摘み13は一体的に結合されることになる。
【0020】
上記したように、内側内筒2は摘み13に一体的に結合されているが、外側内筒3は内側内筒2と独立に回動できる。
【0021】
なお、上記外筒1は、図4に示すように、例えば郵便受けの蓋等の取付け板15に開口した方形の取付け穴(付番せず)に外側から(図4で下方から)挿入され、外筒1の雄ねじ部16(図2参照)と螺合する図示しないナットと外筒のフランジ部とで取付け板15を挟持するようにして(図示せず)、取付け板15に装着される。
【0022】
このとき、外筒1のフランジの裏面に突設された位置決め片17(図2参照)を上記取付け穴に連設された切欠(図示せず)と係合させることにより、外筒1の中心軸線回りの角度位置を設定する。
【0023】
また、文字板12の表面(図2及び図3で下面)の外周部には、例えば等角度間隔で符号又は算用数字が標記されており、摘み13を回して数字等を取付け板15の所定の位置に標記された指標に合致させることにより解錠番号を設定する。
【0024】
上記した解錠番号の設定にクリック感を与えるため、クリックスプリング板11の、例えばプラスチック円板の一部を切り残す形で形成したクリックばね18(図2参照)の外周縁中央に突起を形成し、一方、外筒1のフランジ外面に同軸に形成され、クリックスプリング板11を収納する凹陥部の外周縁に上記突起と係合する凹部(図示せず)の例えば10個を等間隔で形成し、これら突起と凹部のスナップアクションを伴う係合によりクリック感を生ぜしめる。
【0025】
そして、この発明による可変ダイアル錠は、通常のダイアル錠と同様に、摘み13を所定の方向に1回転以上させ、第1及び第2係合片6、7を相互に係合させた後、更に摘み13を同方向に回すことにより内側内筒2を介して外側内筒3を押動し、先ず外側内筒3を設定された解錠番号の最初の数字又は符号に対応する角度位置に置く。
【0026】
ちなみに、図示の実施例では解錠番号は2桁であり、各桁は0〜9の算用数字により表わされるので、このダイアル錠の鍵違いは最大100となる。
【0027】
次いで、摘み13を反対方向に回し戻し、内筒2を解錠番号の2桁目の数字に対応した角度位置に置く。
【0028】
通常のダイアル錠では、このダイアル操作により内側及び外側内筒に相当する部材に形成された切欠がラッチ体の錠止部に整合し、ラッチ体が回動可能になってダイアル錠が解錠されるのであるが、この発明では、後述するように、内筒と相対角度位置を違えて係合可能なリングストッパーに切欠が形成されている。
【0029】
一方、図1に示すように、外筒1の内端の開口には、大体の形状がフランジ付短円柱体であるカバー体19が嵌着され、このカバー体19及び外筒1を共通に貫通するスプリングピン21により固定されている。
【0030】
上記カバー体19は、図5に示すように、一方向の側面に後述するラッチ体22を回動可能に収納、案内するラッチ溝23と、このラッチ溝23に連設され、カバー体19をその中心軸線方向に貫通する断面凸字形のガイド孔24とが形成されている。
【0031】
そして、上記ラッチ溝23には、一端(図5で上端)に外部の錨止部と係合する係合片25を、他端に錠止部26を夫々形成したラッチ体22の中央部が、上記カバー体固定用のスプリングピン21により軸支されている。
【0032】
上記した構成により、ラッチ体22は、内筒の軸線を含む平面内で回動できるようにスプリングピン21により軸支され、ラッチ溝23に案内されることになる。
【0033】
なお、この発明による可変ダイアル錠は、図1に示すラッチ体22が水平になるように、すなわちラッチ体22が水平面内で回動できるように、例えば郵便受の蓋板の自由端部に装着され、図1に示す施錠状態では、郵便受の内側面に垂設された図示しない棒状の錨止部が係合片25のU字形の受溝と係合するようにする。
【0034】
ちなみに、後述する解錠後ダイアル錠の摘み13を持って郵便受の蓋を手前に引けば、ラッチ体の係合片25は図1で上方に移動して錨止部との係合が解け、蓋を開けることができる。
【0035】
なお、図示の実施例においては、図3乃至図5に示すように、一端をばね掛けピン27を介してラッチ体22の背面に掛け止め、他端をガイド孔24の内面に掛け止めた圧縮コイルばねとしてのラッチばね28の弾力により、ラッチ体22は施錠角度位置においてもまた解錠角度位置においてもその角度位置を保つ方向に弾圧されるのでラッチ体22の作動が確実になり、また、施錠及び解錠角度位置の間に思案点があるので、ラッチ体22にスナップアクション性が付与される。
【0036】
他方、カバー体19に形成された前記ガイド孔24には、番号変換ブロック29が内筒軸線方向に移動可能に支持、案内されている。
【0037】
この番号変換ブロック29は、図5に示すように、ラッチ体22に対向する側にこれとの干渉を避けるための逃げ溝31を形成したブロック体である。
【0038】
この番号変換ブロック29の外端部(図5で下端部)には、断面が円の一部をなすフランジ付のリングストッパー支持軸32が一体に形成されている。
【0039】
そして、番号変換ブロック29をガイド孔24に挿入したとき外方(図3乃至図5で下方)に突出するリングストッパー支持軸32には、前記内側及び外側内筒2、3の夫々に対応して、第1及び第2リングストッパー33、34が夫々内筒と同軸に配設され、かつ相互に独立に回動可能に支承されている。
【0040】
上記第1及び第2リングストッパー33、34には、夫々一部にラッチ体の錠止部26が通過可能な切欠35が形成されている。
【0041】
なお、リングストッパー支持軸32にリングストッパー33(34)を装着するには、各リングストッパーを少し拡開してリングストッパー支持軸のフランジ部を通過させるようにする。
【0042】
また、図5において符号36は番号変換ブロック29に一体に形成された可撓性のクリック腕を示し、このクリック腕36はカバー体の内面に開口する支持開口37に挿入されて、その付番しない爪を支持開口37内の突起と係脱させることにより、番号変換ブロック29の出し入れ時その作動にクリック感を付与するものであるが、この発明の必須の構成ではないので、更に詳細な説明は省略する。
【0043】
そして、施錠状態においては、図6(C)に示すように、ラッチ体の錠止部26を内方から第1及び第2リングストッパー33、34の中心開口に挿入し、その開口端縁に内側から係合可能に臨ませている。
【0044】
また、図5に示すように、第1及び第2リングストッパー33、34の外周縁には少なくとも1個の係合突起38が形成されている。
【0045】
図示の実施例では、第1リングストッパー33には8個の、第2リングストッパー34には9個の係合突起38、38が夫々前記内側及び外側内筒2、3の係合溝4、4と同じ角度間隔で、かつこれらと係合可能に形成されている。
【0046】
上記のように構成されたこの発明の一実施例による可変ダイアル錠は、図6の(A)、(B)に示すように、ラッチ体22の錠止部26が同じ角度位置にある第1及び第2リングストッパー33、34の切欠35、35に整合した解錠状態で、番号変換ブロック29を外方に押動し、図4に示すように、第1リングストッパー33を内側内筒2に、第2リングストッパー34を外側内筒3に夫々係合させる。
【0047】
この係合は、内側及び外側内筒2、3の各係合溝4に、対応するリングストッパーの係合突起38を填め込むことにより行われることは言うまでもない。
【0048】
この常態、すなわち施錠機能が働く作動モードでは、夫々係合溝4と係合突起38との係合を介して、内側内筒2と第1リングストッパー33とが、また、外側内筒3と第2リングストッパー34とが一体的に連結され、前記したように摘み13を操作することにより、解錠番号を指標に順次合致させてリングストッパーの切欠35、35を整合させてラッチ体22を自由にすることによりこのダイアル錠を解錠する。
【0049】
図示の実施例によるダイアル錠を解錠後例えば郵便受けの蓋を手前に引くと、図6(A)に示すように、ラッチ体22の錠止部26が回動して内筒2、3側に突出するが、この突出した錠止部26は内筒2、3の係合溝4に入り込むので作動に支障は無い。
【0050】
解錠番号を変更するときには、番号変換ブロック29を内側に押動し、換言すれば、ダイアル錠の裏側を正面に見て番号変換ブロック29を手前に引き、図3に示すように、内側及び外側内筒2、3を夫々対応するリングストッパーから切り離す。
【0051】
このとき、リングストッパー支持軸32(図5参照)のフランジがリングストッパー33、34をカバー体19の外面(図5で下面)に押し付けるので、リングストッパー33、34の円周方向の遊動が拘束される。
【0052】
但し、図示の実施例では、ラッチ体22は外筒1の軸線方向には移動できないように支持されているから、リングストッパー33、34を内筒2、3から切り離してもラッチ体22と内筒2、3の係合溝4とは円周方向において相互に拘束され、摘みの操作ができない。
【0053】
そこで、郵便受けの蓋を閉めてラッチ体22を施錠角度位置に置くと、図6(B)に示すように、ラッチ体の錠止部26がリングストッパーの中心開口内に引込むので、内筒2、3の回動が自由になり、摘みを操作しての新しい解錠番号の設定が可能になる。
【0054】
そして、前記したようにして摘みを操作し、内側及び外側内筒2、3を夫々新しい解錠番号の各桁の数字に対応した角度位置に置いた状態で郵便受けの蓋を開き、番号変換ブロック29を摘んでこれを外方に押動すると、新しい解錠番号に対応した係合溝4と係合突起38の係合を介して、内筒2、3とリングストッパー33、34との相対角度位置が定まり、このようにして新しい解錠番号が設定される。
【0055】
なお、図5において符号39は第1係止ピンを示し、この第1係止ピン39と番号変換ブロック29の側面に形成された係止溝41とが前記請求項2に記載の第1係止手段を構成する。
【0056】
すなわち、番号変換機能を停止させたいとき、この第1係止ピン39をカバー体19の図示しない開口を通して番号変換ブロックの係止溝41に挿入すれば、番号変換ブロックは固定されてしまうから前記したリングストッパーと内筒との切り離しができず、したがって番号を変換することができなくなる。
【0057】
また、図5において符号42は第2係止ピンを示し、この第2係止ピン42と第1及び/又は第2リングストッパー33、34に開口した係止孔43とが前記請求項3における第2係止手段を構成する。
【0058】
すなわち、例えば図示の実施例において、解錠時カバー体19を外筒軸線方向に挿通させて第2係止ピン42の先端を係止孔43に挿入すれば、第2リングストッパー34は直接この第2係止ピン42に、第1リングストッパー33はラッチ体の錠止部26及び第2リングストッパー34を介して第2係止ピン42に回動を拘束されるから、摘み13を回すことができず、したがって施錠機能が停止されてこの可変ダイアル錠は単なるラッチ機構となる。
【0059】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、摘みの操作により解錠番号を設定する内側及び外側内筒と、ラッチ体の回動を制御する第1及び第2リングストッパーとを切り離し可能に連結するようにしたので、所定の操作により解錠番号を確実に変更することができる、という所期の効果を奏する。
【0060】
また、第1係止手段により番号変換ブロックを固定できるようにしたので、必要の無いときには解錠番号変更機能を停止させることができる。
【0061】
更にまた、第2係止手段により第1及び第2リングストッパーを固定できるようにしたので、必要の無いときには施錠機能を停止させてこの可変ダイアル錠を単なるラッチ機構に変換することができる、等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による可変ダイアル錠の外観斜視図で、施錠状態を示す。
【図2】内筒及び外筒の構成を部品を展開して示す外観斜視図。
【図3】この発明の一実施例による可変ダイアル錠の断面図で、番号設定中を示す。
【図4】この発明の一実施例による可変ダイアル錠の断面図で、番号設定後を示す。
【図5】カバー体に担持されたラッチ制御部の構成を部材を展開して示す外観斜視図。
【図6】ラッチ制御部の外観斜視図で、(A)は解錠状態を、(B)はリングストッパーが解錠状態にあるがラッチ体が施錠角度位置にあり、(C)はリングストッパー及びラッチ体双方が施錠角度位置にある状態を示す。
【図7】ラッチ制御部を取り外して示す外筒内部の斜視図。
【符号の説明】
1 外筒
2 内側内筒
3 外側内筒
4 係合溝
6 第1係合片
7 第2係合片
12 文字板
13 摘み
19 カバー体
22 ラッチ体
23 ラッチ溝
24 ガイド孔
25 係合片
26 錠止部
29 番号変換ブロック
31 逃げ溝
32 リングストッパー支持軸
33 第1リングストッパー
34 第2リングストッパー
35 切欠
38 係合突起
39 第1係止ピン
41 係止溝
42 第2係止ピン
43係止孔
Claims (3)
- ハウジングとしてのカップ状の外筒内に、この外筒の底部に同軸かつ入れ子状に嵌装され、相互に独立に回動できるように支承されたカップ状の内側及び外側内筒を設け、これら内側及び外側内筒の開口端縁にn(n:2以上の正の整数)個の外筒半径方向の係合溝を形成すると共に、内側及び外側内筒の相互に対向する部分に、相互に干渉可能な第1及び第2係合片を夫々突設し、また、解錠番号設定用の摘みを内側及び外側内筒の何れか一方に結合し、一方、外筒の内端部に、一端に外部の錨止部と係合する係合片を、他端に錠止部を夫々形成したラッチ体の中央部を内筒の軸線を含む平面内で回動可能に支承し、他方、このラッチ体と干渉しないようにして、番号変換ブロックを内筒軸線方向に移動可能に支承し、この番号変換ブロックの外端部に、上記内側及び外側内筒の夫々に対応して、夫々一部にラッチ体の錠止部が通過可能な切欠を形成した第1及び第2リングストッパーを内筒と同軸に配設し、これらを相互に独立して回動可能に支承すると共に、ラッチ体の錠止部を内方から第1及び第2リングストッパーの中心開口に挿入してその開口端縁に内側から係合可能に臨ませ、また、第1及び第2リングストッパーに、夫々少なくとも1個の係合突起を対応する内筒の係合溝に選択的に係合可能に形成し、ラッチ体の錠止部が第1及び第2リングストッパーの切欠に整合した解錠状態で番号変換ブロックを外方に押動し、第1及び第2リングストッパーの係合突起を内側及び外側内筒の係合溝に係合させることにより、内側内筒及び第1リングストッパー、及び外側内筒及び第2リングストッパーを夫々一体的に連結し、以て、摘みの回動操作で第1及び/又は第2リングストッパーの切欠を所定の角度位置から外してラッチ体の錠止部を回動不能に拘束することによる施錠を可能にし、一方、ラッチ体の錠止部が第1及び第2リングストッパーの切欠に整合した解錠状態で番号変換ブロックを内方に押動し、第1及び第2リングストッパーを内側及び外側内筒から切り離すことにより、摘みの操作で新しい番号を設定するようにしたことを特徴とする可変ダイアル錠。
- 上記番号変換ブロックを選択的に固定する第1係止手段を設け、以て番号変換機能が働く作動モードと働かない作動モードに切替えることを可能にした請求項1に記載の可変ダイアル錠。
- 上記第1及び/又は第2リングストッパーを解錠角度位置に選択的に固定する第2係止手段を設け、以て施錠機能が働く作動モードと働かない作動モードに切替えることを可能にした請求項1又は2に記載の可変ダイアル錠。
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