JP4568523B2 - 無線交信が可能なインシュリンポンプ通信システム - Google Patents

無線交信が可能なインシュリンポンプ通信システム Download PDF

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本発明は、インシュリンポンプと血糖測定器に無線通信が可能な無線通信チップを内蔵して相互交信によりインシュリンポンプを駆動するようにし、別途の無線通信装置をサーバーと連携し、インシュリンポンプと血糖測定器を個別に制御可能にできるようにする無線交信が可能なインシュリンポンプ通信システムに関するものである。
20世紀の代表的な文明病と言われる糖尿病は、世界人口の約60憶中1億以上がこの病気で苦労しており、韓国では2百万人程度が糖尿病患者として推定されており、内科患者の10%程度が糖尿病患者である。今まで糖尿は完治する病気ではなく調節する病気として認識されてきた。調節に失敗すると、各種合併症を伴い生命を失うことになる。このような糖尿病による国内死亡率も人口10万人に対して11.5人(1990年統計)と増加しており、恐ろしい病気として知られている。
糖尿病は、血糖値が空腹時に140mg/dl以上となる、又は食事時間の2時間後に200mg/dl以上となる症状を示す病気である。そして、血糖値が上がる正確な原因はまだ究明されていない。
現在までに知られている理由としては、糖を同化するインシュリンに異常があるという程度である。インシュリンの異常は、インシュリンを分泌する膵臓のβ細胞がインシュリンを十分に生産できないため、インシュリンが不足した状態になるか、膵臓のβ細胞ではインシュリンを正常的に分泌しても、何らかの理由により該インシュリンの作用が劣って血糖同化を適当に行えず、いわゆるインシュリン抵抗性により血糖が高くなるというものである。現在、糖尿病の治療方法としては、食事療法、運動療法、薬物療法、インシュリン注射法に大別され、膵臓移植も試されている。
インシュリン注射法は、インシュリン依存型の糖尿患者に用いられる治療方法であるが、インシュリン非依存型の患者にも効果を奏する。インシュリン注射法は一日に1−2回のインシュリン注射を打つことが普遍化されている方法であるが、人体内で分泌されるインシュリンの量は一定でなく、食事時間を前後して3回は多量に分泌され、その他の時間には少量分泌されるため、人体内のインシュリン分泌量の平均値を注入せざるを得ない。このような1−2回注射法では、食後にはインシュリンが足りずに高血糖となる一方、夜にはインシュリンの量が多くなって低血糖になる。即ち、インシュリン供給が非正常化的となって体が非正常化するという短所がある。従って既存のインシュリン注射法が糖尿合併症の予防の手助けとならなかった原因もこのように正常者のインシュリン分泌量の変化を提供できなかったためである。従って、さらに改善された治療方法として提案されたものがインシュリンの注入量をコンピュータにより調節することで、人体内の正常的なインシュリン分泌に近づけるようにする、いわゆるインシュリンポンプ(機械的な人工膵臓器)と膵臓のβ細胞移植手術方法である。
一般的に、長時間注射用自動注射器(インシュリンポンプ、インシュリン注射器、インシュリン自動注射器等と呼称されている)は、注射シリンジを収容するハウジングにシリンジピストンを押すプッシュ手段が結合する構造からなる。これには日本公開実用昭和52-3292号と米国特許第4,417,889号を挙げることができる。しかしながら、このような方式は使用法が複雑で老弱者が利用する際には不便な点があった。
このために使用が簡便、且つ小型化した韓国特許登録第0307191号のインシュリンポンプが本出願人により開発されている。これは、図1に示すように、使用後にシリンジの注射液を再充填する場合に、連結部材2及び蓋110をハウジング120から分離させ、使用済みのシリンジ21と共に結合されたピストン122及び回転軸131を共にハウジング120から分離させる。この回転軸131と注射器のピストン122とを容易に目で確かめながら、初期状態にセッティングした上で、シリンジ21に注射液を再充填したあとで、ピントンプッシュ手段150と結合した回転軸131の部分をハウジング120に対して上部から挿入し、その後、蓋110をハウジング120の上部に気密状態を形成しつつ結合する。そして、蓋110の上部で連結部材2を結合させる。前記蓋110に対応するハウジング120には、シリンジ21と、ピストン122、ピストンプッシュ手段150及び、動力提供手段130を通して動力を提供する回転軸131を含む。前記ハウジング120には、制御基板(図示せず)に対する指令を入力する制御ボタン部123と、制御状態を表示するLCD等のディスプレイ部124と、電源を提供するバッテリーを固定するバッテリー蓋125と、リセット機能を実行するリセットボタン121を含む。140は床の蓋である。
図2は、このような注射器の制御回路の一例を示したブロック図であり、制御用指示を行なう制御ボタン部123と、制御ボタン部123の操作を認識するマイクロコンピュータ機能の制御部170と、認識されたデータを出力して表示するディスプレイ部124と、各種データ及びプログラムを格納するROM165と、前記制御部170の制御出力によりモーター168を駆動させるモーター駆動部167と、モーター駆動部167によって回転力が制御されるモーター168と、モーター168の位相を感知するフォトカプラー169とを備えた構成を例示することができる。
前記制御部170の望ましい一例としては、同一機能の第1及び第2制御部171、172として構成され、少なくとも一つに異常が生じても機能を持続できるようにすることが良い。前記制御部171、172に示した端子(P1−P5及びP1´−P2´)は、データ及び/又はバスラインと連結するポートである。前記モーター68はステッピングモーター、サーボモーターなとが挙げられる。
図3は、一般的な血糖測定器200の一部断面図を示しており、血糖測定器200は、測定ランプ211を制御するとともに測定ランプ211により測定された値を認識するように変換する制御部210と、測定ランプ211を貫通状態で露出させる測定ランプ孔221を有するとともに、測定プローブ230を嵌め込む挿入孔222を有する測定ハウジン223と、前記測定プローブ230の嵌め込み状態を固定するように測定ハウジン223に対して出没可能に配設された固定突起224とを含めて構成されている。前記測定プローブ230は、固定突起224が嵌め込まれる嵌込み孔231と、測定プローブ230を挿入孔222に嵌め込んだ場合に、測定ランプ211に対応する位置に形成された光透過孔233及び前記光透過孔233を覆う測定板235とを備えている。240は測定ハウジング223を固定結合するハウジングである。
図4は、図3の制御部210の一実施例を示したブロック図であり、マイクロコンピュータ250の指令及び測定ランプ211の測定値を受信する機能についての制御部210の構成を示している。
制御部210は、マイクロコンピュータ250の一端子(P7)を介した出力信号をアナログ信号に変換させるデジタルアナログ変換機212と、デジタルアナログ変換機212の変換出力に基づき、測定ランプ211の発光ランプ(211―1)を駆動させるランプ駆動部213と、発光ランプ(211−1)が発光した光について、測定板235で発射された光を受光する受光ランプ(211-2)を有する測定ランプ211と、測定ランプ211の受光ランプ(211-2)を介した受信光を受信し増幅させるランプ信号受信部214と、ランプ信号受信部214の受信出力をデジタル変換させて、マイクロコンピュータ250の端子(P7)に提供するアナログデジタル変換機215とを備えている。
図5は、図3及び図4の構成を通じて測定した血糖値の一例を示すグラフである。
一方、近距離で有線通信や赤外線通信を代替する近距離無線通信概念としてブルートゥース(登録商標)標準案(BLUETOOTH PROTOCOL)がエリックソン(ERICSSON)社により提案され、ボイス及びデータの両方向の伝送が可能な近距離無線通信方法である前記ブルートゥース通信技法は、今後の通信端末機の分野に幅広く使用され得ると予想され、現在この様なブルートゥースの通信技法を携帯電話に適用して公共の場所における携帯電話の着信音問題を解決するための技術は提供されていない。これを解決しようとする技術が、例えば特許文献1に開示されており、これは図6及び図7に示すようなものである。
図6は、このようなブルートゥース通信装置とブルートゥース無線通信を実行する携帯電話の簡略構成図を示している。公共の場所に設置されているブルートゥース通信装置300は、ブルートゥース無線通信距離内にあるすべての携帯電話400を探し、これらに対してマナーモードへの転換のための制御動作を無線伝送で実行するようになっている。この時、前記ブルートゥース通信装置300がマスター(MASTER)となり、前記ブルートゥース通信装置300の通信距離以内にあるすべての携帯電話がスレーブ(SLAVE)となる。前記ブルートゥース通信装置300が制御可能な携帯電話400はブルートゥースモジュール410をそれ自体に備えていなければならない。
図7は、図6のブルートゥース通信装置300のブロック構成図を示している。前記ブルートゥース通信装置300は、RF送信部310、RF受信部320、基底帯域(BASEBAND)処理部330及び通信制御部340から構成される。前記RF送信部310、RF受信部320、基底帯域(BASEBAND)処理部330は送受信部350を構成している。
前記RF送信部310は、前記基底帯域処理部330において生成した無線送信用データパケットを設定された周波数帯域に変調増幅して送信する。
前記RF受信部320は、受信された周波数信号のノイズの増幅を最大限に抑制し、設定された周波数帯域の信号を増幅した後、低い周波数帯域に低めて前記基礎基底帯域処理部330に送信する。
前記基底帯域330は、前記通信制御部340から送信された各種HCI(HOST CONTROL INTERFACE)データパケットにアクセスコード及びヘッダーを付加してパケットフォーマットに変更するとともに、これを無線送信のための所定のデータパケットに変更し、前記RF送信部310を介して設定された周波数帯域で無線送信をして、前記RF受信部320を介して受信されたデータパケットを前記HCIパケットに変更して前記通信制御部340に送信する。
通信制御部340は、前記ブルートゥース通信装置の全般的な動作を制御し、前記基底帯域処理部330から入ってくるスレーブである携帯電話等の問い合わせ(Inquiry)応答メッセージ(問い合わせの応答データパケット)の受信を感知すると、前記携帯電話の各々とコネクションを設定した後、携帯電話の報知モードをマナーモードに強制転換するように制御する。
韓国特許第0341988号明細書
前記のような技術は、各々の分野で使用されている技術であるが、インシュリンポンプと血糖測定器との間には無線交信技術が使用されておらず、患者が別々に用いるため、これを同時に使用しなければならない患者には不便であった。
本発明は、これを解消しようとするもので、血糖測定器の測定値に連動してインシュリンポンプがリアルタイムに作動可能なインシュリンポンプ制御方法を提供するものである。
本発明の他の目的は、遠隔制御が可能になるようにインシュリンポンプ制御方法を提供するものである。
本発明はまた、海外でも治療を受けたり指示できるようにするインシュリンポンプ通信システムを提供するものである。
即ち、本発明は互いに通信可能な無線通信チップ700を各々内蔵したインシュリンポンプ500及び血糖測定器600を備えたインシュリンポンプ通信システムであって、前記インシュリンポンプ500は、当該インシュリンポンプ500とこれに対応する血糖測定器600の個々に付与された共通のIDを記憶する手段と、前記共通のIDを持つ血糖測定器から血糖値データが入力されたか否かを確認する(S1)ための手段と、入力されたデータを累積して異常の可否を判断する(S2)ための手段と、異常がないと判断された場合に、既存どおりインシュリンポンプを作動させるための指示を出力する(S3)手段と、異常があると判断された場合に、インシュリンポンプ作動量を変更するための指示を出力可能な手段と、前記インシュリンポンプ作動量を変更するための指示を出力した後に前記確認(S1)段階を実行させるための指示を出力する手段と、前記血糖値データが入力されていない場合に、機器の故障とみなして非常警報を報知する(S5)ための手段とを備えている一方、前記血糖測定器600は、インシュリンポンプ500の注入量を変更可能に構成され、前記IDがそれぞれ異なるものに設定された複数のインシュリンポンプ500と、これらインシュリンポンプ500に対応したIDを有する複数の血糖測定器と、前記各インシュリンポンプ500とは別にサーバー機能を実行可能に設定されたサーバー設定インシュリンポンプ500とを備え、このサーバー設定インシュリンポンプ500は、前記各血糖測定器から入力された前記血糖値データに基づいて、当該血糖値データを出力した血糖測定器に対応するインシュリンポンプ500を特定するとともに、特定されたインシュリンポンプに対してその作動のための指示を出力可能に構成されていることを特徴とするインシュリンポンプ通信システムを提供しようとするものである。
本発明は、また互いに通信可能な無線通信チップ700を各々内蔵した複数のインシュリンポンプ(P1−Pn)及びこれらインシュリンポンプに対応する複数の血糖測定器(B1−Bn)これらインシュリンポンプ及び血糖測定器を集中制御する機能を有する無線通信装置300この無線通信装置300との間でデータを送受信可能に構成され前記無線通信チップ700内蔵され本体810を有するコンピュータ800とを備え前記本体810は、初期に基本設定モードを実行するよう指令する(H1)ための手段と前記各血糖測定器から血糖値が入力されたか否かを判断する(H2)ための手段と血糖値が入力された場合に、当該血糖値に相応する設定注入量を注入するように対応するインシュリンポンプに対して指令する(H3)ための手段と、前記段階(H3)において医師モードが必要であるか否かを判断する(H4)ための手段と、医師モードが必要であると判断された場合に、当該医師モードによるインシュリンポンプの駆動を最優先で実行させる(H5)ための手段と、医師モードが完了したか否かを判断する(H6)ための手段とを備え、医師モードが完了したと判断された場合に、前記段階(H1)を実行するように構成され、前記各血糖測定器(B1−Bn)のうち少なくとも1つは、当該血糖測定器に対応するインシュリンポンプの注入量を変更可能に構成されていることを特徴とするインシュリンポンプ通信システムを提供する。
本発明によれば、インシュリンポンプと血糖測定器にそれぞれ無線通信チップを内蔵させ、相互間の無線通信でインシュリンンプの作動が可能になるようにし、リアルタイムにインシュリンポンプの作動を可能にする。
また、本発明は多数台のインシュリンポンプと血糖測定器にIDを付与し、中央に無線通信装置を設置し交信を制御するようにし、中央の無線通信装置は、サーバー機能のコンピュータと連携し、各々の血糖値を無線で受信して対応する処方を対応インシュリンポンプに指令し、いちいち看護婦が患者のところに行くことなく、一度に患者に注入量を調節可能とし、病院の患者管理の効率性と迅速な処方を可能にすることができる。
併せてサーバーをインターネット網と連携させて海外でも医師が患者を処方できるようにする効果を提供する。
以下、本発明の実施例について図面を参考にして詳しく説明する。
図8は、本発明のブロック構成図で、ブルートゥース(登録商標)チップ700を各々内蔵したインシュリンポンプ500及び血糖測定器600と、前記ブルートゥースチップ700と別途の送受信部350と通信制御部340からなるブルートゥース通信装置300と、前記ブルートゥース通信装置300と送受信するブルートゥースチップ700を内蔵した本体810とモニター820とキーボード830からなるコンピュータ800とを含めて構成する。必要時に、インターネット網と接続した他のコンピュータ801とデータを取り交わすように構成して使用することができる。
図9は、ブルートゥースチップが内蔵されたインシュリンポンプ500の電気的な接続構造を示した構成図で、インシュリンポンプの駆動を指示する制御ボタン部123と、制御ボタン部123の操作を認識するマイクロコンピュータ機能を有する制御部170と、認識されたデータを出力して表示するディスプレイ部124と、各種データ及びプログラムを格納するROM165と、前記制御部170の制御出力によりモーター168を駆動するモーター駆動部167と、モーター駆動部167によって注射器ピストンの駆動用の回転力が制御されるモーター168と、モーター168の位相を感知するフォトカプラー169を有するインシュリンポンプ制御回路において、インシュリンポンプを制御する制御部170にブルートゥースチップを認識するとともに、制御するための機能をプログラムに付加し、制御部の一端子(P6)にはブルートゥースチップ700を連結させてブルートゥースチップ700を制御するようにし、ブルートゥースチップ700は、制御部170の指令を受信するとともに、制御部170にデータを送信するマイクロコンピュータ710と、マイクロコンピュータ710の指令によって基底帯域処理部740でデータパケットのヘッダー等を付加して送られてきた信号を変調し、RF信号として送信するRF送信部720と、他のブルートゥースチップ700を介して受信される信号を検波して受信するRF受信部730と、マイクロコンピュータ710の指令(データパケット)に基づき、ヘッダー等を付加して無線送信のための送信データパケットとして変更してRF送信部720に送り、受信データパケット内の送信者のIDとデータとを認識してデータパケットに変更して、マイクロコンピュータ710に送る基底帯域処理部740からなる。
図10は、本発明の血糖測定器600の構成ブロック図で、マイクロコンピュータ250と、マイクロコンピュータ250の指令によって測定ランプ211を駆動するデジタルアナログ変換機212と、ランプ駆動部213と、測定ランプ211の測定値を受信するランプ信号受信部214と、ランプ信号受信部214の信号をデジタル信号に変換してマイクロコンピュータ250に送るアナログデジタル変換機215とを備え、血糖値を測定できるようになっている血糖測定器において、マイクロコンピュータ250の一端子(P8)にブルートゥースチップ700を接続し、マイクロコンピュータ250は、ブルートゥースチップ700とデータを取り交わすことができる機能(プログラム)を内蔵し、インシュリンポンプ500を駆動する入力手段及び他のブルートゥースチップからの信号を受け、設定された駆動ができるようになっている。ブルートゥースチップ700自体は、図9と同様の構成であるためここでの説明を省略する。
図11は、本発明を実行するブロック構成例示図で、インシュリンポンプ(P1−Pn)と対応する血糖測定器(B1−Bn)が各々のブルートゥースチップ700を内蔵して相互通信を可能にし、同時に集中制御機能を有するブルートゥース通信装置300を備える。ブルートゥース通信装置300は、送受信部350と、通信制御部340からなる。送受信部350は、本体810にブルートゥースチップ700を内蔵したコンピュータ800と交信し、データを取り交わすことができるようになっている。820はモニター、
830はキーボード、801は一般のコンピュータを示している。
図12は、インシュリンポンプ500と血糖測定器600とのデータを認識してインシュリンポンプ500の作動を制御するように、インシュリンポンプ500の制御部170が実行する処理のフローチャートを示した図面で、まず、予備段階で該当するインシュリンポンプ500と血糖測定器600にIDを付与する(S0)。
続いて該当するIDの機器(血糖測定器600)から血糖値データが入力されたか否かを判定する(S1)。
血糖値データ入力されている場合には(S1でYES)、入力されたデータを累積し、異常可否を判断する(S2)。
異常がなければ(S2でNO)、既存通り作動するように指示する(S3)。
異常があれば(S2でYES)、インシュリンポンプ作動量を変更するように指示し、第1段階(S1)を実行するようにする(S4)。
前記段階(S1)でデータ入力がなかった場合(S1でNO)、機器の故障と見なし、機器の使用者を直接探して処理するように非常警報を出力する(S5)。
前記段階(S1)に続いて入力元の機器がサーバーで設定した機器である場合、対応する測定器ごとの測定データを累積して異常可否を判断する(S6)。
前記段階(S6)で異常と判断する場合、該当IDに対応するインシュリンポンプの注入量を変更する(S7)。もちろん異常でなければ前記段階(S3)を実行する。
図13は、本発明のブルートゥース通信装置300で受信したデータをサーバーとしてのコンピュータ800により受信し、これに基づき指令可能な構成において、本体810へ格納したプログラムにより実行される処理のフローチャートである。まず、基本設定モードを実行するように指令し(H1)、対応する機器から血糖値が入力されたと判定され
ると(H2でYES)、対応するインシュリンポンプ500に対して血糖値に相応する設定注入量を注入するように指令する(H3)。
前記段階(H3)で医師モードが必要な場合(H4)、医師モードによるインシュリンポンプの駆動を最優先で実行するようにし(H5)、医師モードが完了したら前記段階(H1)を実行するようにする(H6)。
これと同様に構成された本発明は、一般的に使用するブルートゥースチップ700をインシュリンポンプ500と血糖測定器600に内蔵させ、同時にこれらの機器500、600と通信するブルートゥース通信装置300とブルートゥース通信装置300と交信し、サーバー機能を実行するコンピュータ800を備える。
本発明は、個人がインシュリンポンプ500と血糖測定器600との相互間のブルートゥースチップ700を使用して通信可能にすることで、使用者がインシュリンポンプ500を別途に操作することなく、使用者が血糖測定器600を使用して測定した血糖値に対応してインシュリンポンプ500の注入量を変更して使用可能にする利便性を提供する。
これによると図8及び図12と同様、インシュリンポンプ500と対応する血糖測定値600が相互交信可能なようにIDを付与された状態で(S0)、該当するIDの血糖測
定器600からの血糖測定値(もちろん使用者が血糖測定器600を使用し血糖を測定しなければならない)がブルートゥースチップ700を介して受信される(S1)。
インシュリンポンプ500はこれを累積し、一時的か持続的かを基礎として、予め記憶された基準値と比較することにより異常可否を判断する(S2)。異常と判断されたら、インシュリンポンプ500の注入量を変更して注入する(S4)。前記(S1)でデータの入力自体がなかったら異常と見なされ警報を出力する(S5)。
一方、本発明はインシュリンポンプ500を医師が携帯しながら、一種の簡易サーバー機能を実行することもできるようにしており、これは前記段階(S1)に続いて該当するインシュリンポンプ500がサーバーとして設定された場合、どのIDの血糖測定器から入力されたものであるかをID別に区分して累積し、各ID別で異常可否を判断するようにする(S6)。
続いて、異常があると判断されたら、当該IDに対応して設定されたインシュリンポンプ500の注入量を変更させるため、インシュリンポンプ500の注入量を変更するブルートゥース通信装置300を介して、対応するインシュリンポンプ500の駆動を指令する(S7)。
一方、本発明は図8に示すように、コンピュータ800をパーソナルコンピュータ801とインターネット網を介して接続すると、外国でも患者の注入量を医師が調節することができる。もちろんこのためにはIPアドレス等の設定により相互間の通信状態を確立し、コンピュータ800がサーバーで作動するようにブルートゥース通信装置と連携するプログラムを設置しなければならない。
本発明は、また図11及び図13と同様に、多数の患者がインシュリンポンプ(500:P1−Pn)と対応する血糖測定器(600:B1−Bn)とを1セットとして使用できるようにIDを付与し、この状態でインシュリンポンプ(P1−Pn)と対応する血糖測定器(B1−Bn)を相互間に対で指定し、別途のブルートゥース通信装置300を備えて相互間の通信を可能に構成した場合、図8及び図12に示すように、各インシュリンポンプ500と各血糖測定器600との相互間の通信が可能となる。ただし、インシュリンポンプ500と血糖測定値器600はブルートゥース通信装置300を通じて相互通信ができるだけでなく、ブルートゥース通信装置300は、また、同様に本体810にブルートゥース700を有するコンピュータ800を、サーバーとして機能するようにする。すなわち、コンピュータ800の本体810は、ブルートゥース通信装置300及びインシュリンポンプ500のブルートゥース700を通じて、基本モードや該当する各者の設定モードで作動するように、インシュリンポンプ500を作動するように指令する(H1)。この状態でコンピュータ800は、やはりブルートゥース通信装置300を通じて該当するIDの血糖測定器(600:例えばB1)から血糖値が入力されるかを判定する(H2)。コンピュータ800は、設定プログラムを基礎として、キー入力された基準値と比較することにより対応する相応注入量を算出し、これに基づいてブルートゥース通信装置300を通してインシュリンポンプ500を作動させるようになっている(H3)。
前記段階(H3)の算出値に基づき、医師の処置が必要な場合であれば(H4)、キーボード830により医師が入力した注入量に対応する駆動を他のモードに最優先で実行するようになっている(H5)。
医師モードは、医師が時間を決めて指示することもでき、測定値が正常であれば正常一般モードを実行できるようにすればよい。従って、指定した方式の通り医師モードが完了したら(H6)、前記段階(H1)を実行するようにする。
以上、本発明の好適な一実施態様について説明したが、前記実施態様に限定されず、本発明の技術思想に基づいて種々の変形が可能である。
本発明が適用されるインシュリンポンプの斜示図。 図1の制御ブロック構成図。 一般的な血糖測定器の断面図。 図3の血糖測定器のブロック構成図。 血糖値に対応するインシュリン投入量を示すタイムチャート。 一般的なブルートゥース通信装置の使用例を示すブロック構成図。 図6のブルートゥース通信装置の一例を示すブロック構成図。 本発明のブロック構成図。 本発明のインシュリンポンプの構成ブロック図。 本発明の血糖値測定器の構成ブロック図。 本発明のインシュリンランプと血糖測定値とを、ブルートゥース通信装置を使用して、コンピュータのサーバーにより制御する構成を示したブロック図。 本発明をインシュリンポンプが実行する処理を示すフローチャート。 本発明をサーバーコンピュータが実行する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
300 ブルートゥース通信装置
310 RF送信部
320 RF受信部
330 基底帯域処理部
340 通信制御部
350 送受信部
500 インシュリンポンプ
600 血糖測定器
700 ブルートゥースチップ
800 コンピュータ
810 本体

Claims (2)

  1. 互いに通信可能な無線通信チップ700を各々内蔵したインシュリンポンプ500及び血糖測定器600を備えたインシュリンポンプ通信システムであって、
    前記インシュリンポンプ500は、
    当該インシュリンポンプ500とこれに対応する血糖測定器600の個々に付与された共通のIDを記憶する手段と、
    前記共通のIDを持つ血糖測定器から血糖値データが入力されたか否かを確認する(S1)ための手段と、
    入力されたデータを累積して異常の可否を判断する(S2)ための手段と、
    異常がないと判断された場合に、既存どおりインシュリンポンプを作動させるための指示を出力する(S3)手段と、
    異常があると判断された場合に、インシュリンポンプ作動量を変更するための指示を出力可能な手段と、
    前記インシュリンポンプ作動量を変更するための指示を出力した後に前記確認(S1)段階を実行させるための指示を出力する手段と、
    前記血糖値データが入力されていない場合に、機器の故障とみなして非常警報を報知する(S5)ための手段とを備えている一方、
    前記血糖測定器600は、インシュリンポンプ500の注入量を変更可能に構成され
    前記IDがそれぞれ異なるものに設定された複数のインシュリンポンプ500と、これらインシュリンポンプ500に対応したIDを有する複数の血糖測定器と、前記各インシュリンポンプ500とは別にサーバー機能を実行可能に設定されたサーバー設定インシュリンポンプ500とを備え、このサーバー設定インシュリンポンプ500は、前記各血糖測定器から入力された前記血糖値データに基づいて、当該血糖値データを出力した血糖測定器に対応するインシュリンポンプ500を特定するとともに、特定されたインシュリンポンプに対してその作動のための指示を出力可能に構成されていることを特徴とするインシュリンポンプ通信システム。
  2. 互いに通信可能な無線通信チップ700を各々内蔵した複数のインシュリンポンプ(P1−Pn)及びこれらインシュリンポンプに対応する複数の血糖測定器(B1−Bn)と、
    これらインシュリンポンプ及び血糖測定器を集中制御する機能を有する無線通信装置300と、
    この無線通信装置300との間でデータを送受信可能に構成され、前記無線通信チップ700が内蔵された本体810を有するコンピュータ800とを備え、
    前記本体810は、
    初期に基本設定モードを実行するよう指令する(H1)ための手段と、
    前記各血糖測定器から血糖値が入力されたか否かを判断する(H2)ための手段と、
    血糖値が入力された場合に、当該血糖値に相応する設定注入量を注入するように対応するインシュリンポンプに対して指令する(H3)ための手段と、
    前記段階(H3)において医師モードが必要であるか否かを判断する(H4)ための手段と、
    医師モードが必要であると判断された場合に、当該医師モードによるインシュリンポンプの駆動を最優先で実行させる(H5)ための手段と、
    医師モードが完了したか否かを判断する(H6)ための手段とを備え、
    医師モードが完了したと判断された場合に、前記段階(H1)を実行するように構成され、
    前記各血糖測定器(B1−Bn)のうち少なくとも1つは、当該血糖測定器に対応するインシュリンポンプの注入量を変更可能に構成されていることを特徴とするインシュリンポンプ通信システム。
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