JP4567616B2 - 電動モータ - Google Patents
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Description
図8は、従来の技術の基本構成を説明する図であり、従来の電動モータ202は、車両201の駆動に用いられ、電動モータ202の出力軸203の出力端204側を軸受205で支持する構造で、出力端204側に軸受205を嵌める軸受部206を形成し、モータケース207に軸受205を嵌める嵌合孔208を形成することで、車両201を駆動するための電動モータ202の出力軸203を支持することができる。
請求項2に係る発明では、第1軸受は、複列で配列した複数の転動体のうち、他方の列における転動体の荷重作用点をモータ軸の他側の第2軸受へ向けオフセットさせるとともに、第1軸受と第2軸受と間の中央に設定したことを特徴とする。
請求項4に係る発明では、出力軸部は、車両用ホイールと一体に回転する内歯ギヤに噛み合うピニオンであり、内歯ギヤとピニオンとで減速装置を構成し、モータ軸は、車両用ホイールの回転軸中心に対して所定の距離だけ偏心していることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、電動モータは、モータケースを有し、モータケースは、モータ収納室と、モータ収納室の隣に減速装置を収納するギヤ収納室と、を有し、ギヤ収納室は、潤滑油を溜めるオイル溜め部を形成し、モータ収納室とギヤ収納室とを仕切る仕切り壁に、潤滑油をモータ収納室に導く油流路を設けたことを特徴とする。
請求項6に係る発明では、モータ収納室に配置された電動モータのロータに潤滑孔を設けたことを特徴とする。
請求項7に係る発明では、モータ軸は、出力軸部の隣に且つモータ軸の中央におねじ部が形成され、おねじ部の隣に中央軸受部が形成され、中央軸受部に第1軸受を嵌めた後におねじ部にナットをねじ込むことによって、第1軸受はモータ軸に組付けられることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、第1軸受は、複列で配列した複数の転動体のうち、他方の列における転動体の荷重作用点をモータ軸の他側の第2軸受へ向けオフセットさせるとともに、第1軸受と第2軸受と間の中央に設定したので、出力軸部側の列における転動体の荷重作用点と、他方の列における転動体の荷重作用点との間の距離が長くなり、軸受の寿命を確保することができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、出力軸部は、車両用ホイールと一体に回転する内歯ギヤに噛み合うピニオンであり、内歯ギヤとピニオンとで減速装置を構成し、モータ軸は、車両用ホイールの回転軸中心に対して所定の距離だけ偏心しているので、車両用ホイールの回転軸中心に対してモータ軸は偏心するという利点がある。
請求項5に係る発明では、モータケースは、モータ収納室と、モータ収納室の隣に減速装置を収納するギヤ収納室と、を有し、ギヤ収納室は、潤滑油を溜めるオイル溜め部を形成し、モータ収納室とギヤ収納室とを仕切る仕切り壁に、潤滑油をモータ収納室に導く油流路を設けたので、内歯ギヤの回転によって、第1軸受に潤滑油を供給することができる。
請求項6に係る発明では、モータ収納室に配置された電動モータのロータに潤滑孔を設けたので、内歯ギヤの回転およびロータの回転によって、潤滑孔を通過して第2軸受に潤滑油を潤滑することができる。
請求項7に係る発明では、中央軸受部に第1軸受を嵌めた後におねじ部にナットをねじ込むことによって、第1軸受はモータ軸に組付けられるので、モータ軸に第1軸受を組付けることができる。
図1は、本発明の電動モータを用いた車輪駆動ユニットの断面図である。
車輪駆動ユニット11は、車両12の、例えば後輪13に採用したもので、車両12の車体に懸架装置(図に示していない)を介して連結した電動モータ14と、電動モータ14に接続した減速装置15と、減速装置15に接続したハブ16と、ハブ16に取付けたディスクブレーキ装置17と、ハブ16に接続したホイール18と、ハブ16を回転自在に支持する転がり軸受21と、を備える。23はホイール18に取付けたタイヤ、Cwはホイール18の幅の中心であり、車両重量の加わる位置を示す。
モータ軸31は、本体36の先端側に出力軸部(ピニオン)37を歯幅Wpで形成し、ピニオン37の隣におねじ部41を形成し、おねじ部41の隣に中央軸受部42を形成し、中央軸受部42に連ねて軸フランジ部43を形成し、本体36の後端33に転がり軸受34を嵌合する後端軸受部44を形成した軸である。
中央軸受部42の長さLb(図3参照)は、球径d1(図3参照)の転動体173を保持することが可能な幅であり、例えば、単列の軸受幅とする。
レゾルバ29は、磁極位置検出と速度検出と回転位置検出とを行うことができるセンサである。
軸受支持部87には、めねじ部91・・・、軸受嵌合部92を形成した。
接触歯幅Wcは、ピニオン37の歯幅Wpと同じであり、接触歯幅Wcの幅中心Ccはピニオン37の幅中心Cpと一致する。
締結フランジ195には、嵌合部197を形成した。
転がり軸受32の幅W1は、単列の軸受幅に相当する。単列の軸受幅は、一般的な値(例えば、軸受のメーカのカタログを参照)である。
(a):まず、モータ軸31に転がり軸受32を取付ける。モータ軸31の中央軸受部42に締結部付き内軌道輪171の締結盤部182を矢印b1のように嵌め、モータ軸31のおねじ部41にナット185を、例えば、所定のトルクでねじ込み(図3(b)参照)、モータ軸31への転がり軸受32の組付けは完了する。
軸受支持部87の軸受嵌合部92に締結フランジ195の嵌合部197が嵌り、モータ軸31の同心度を確保することができる。
モータ軸31の同心度を確保した後、ロータ28をボルト68・・・で固定する。
具体的には、まず、モータ軸31のめねじ部46aにガイドピン28aをねじ込むことで、基準凹部46bにガイドピン28aの基準軸部28bを嵌める。ガイドピン28aを少なくとも3本使用するのが望ましい。
その次に、ガイドピン28aにロータ28のガイド孔兼ボルト孔67を嵌め、ガイドピン28aをガイドにしてロータ28を挿入する。
ロータ28を取外す場合は、組付ける手順とは逆の手順で行う。
減速装置15では、ピニオン37に内歯ギヤ104を噛み合わせ、ピニオン37を矢印a3の方向に回転させると、内歯ギヤ104は矢印a4の方向に回転する。その際、ピニオン37には反力P1が発生し、転がり軸受32(図7参照)に加わる。
電動モータ14では、モータ軸31の中央軸受部42に転がり軸受32が備える締結部付き内軌道輪171の締結盤部182を嵌めるとともに、モータ軸31が備える軸フランジ部43のストッパー部45に締結部付き外軌道輪172の端を当接し、ナット185を締め付けると、モータ軸31に転がり軸受32を取付けることができる。すなわち、第3・第2のボール列177,178の複列であっても、転がり軸受32の幅W1は転動体173の球径d1よりわずかに大きく、複列の軸受を単列の軸受の幅と同等まで薄くすることができる。従って、転がり軸受32の幅W1を薄くすることができる。
また、ロータ28に潤滑孔66を開けたので、内歯ギヤ104の回転、ロータ28の回転によって、潤滑孔66は潤滑孔66を通過して転がり軸受34を潤滑することができる。
Claims (7)
- モータ軸を動力取り出し側の第1軸受と他側の第2軸受とで支持した電動モータであって、前記モータ軸のうち動力を外部に取り出す部分のことを出力軸部と言うときに、この出力軸部を前記第1軸受よりも外方へ延ばした電動モータにおいて、
前記第1軸受は、内輪と外輪とこれらの内・外輪間に複列で配列した複数の転動体とからなる複列型転がり軸受であり、
前記複列で配列した複数の転動体のうち、前記出力軸部側の列における転動体の荷重作用点を前記出力軸部側にオフセットさせ、
前記出力軸部側の列における転動体のピッチ円径を他方の列のピッチ円径よりも大径とし、
前記出力軸部における荷重点に対して、前記出力軸部側の列の荷重作用点が合致するように、又は前記出力軸部における荷重点よりも、前記出力軸部側の列の荷重作用点が外方へオフセットするように、前記出力軸部側の列における転動体のピッチ円径を設定したことを特徴とする電動モータ。 - 前記第1軸受は、前記複列で配列した複数の転動体のうち、前記他方の列における転動体の荷重作用点を前記モータ軸の前記他側の第2軸受へ向けオフセットさせるとともに、前記第1軸受と前記第2軸受と間の中央に設定したことを特徴とする請求項1記載の電動モータ。
- 前記電動モータは、車両用ホイールのリム内に組込むとともに車両用ホイールを駆動するインホイールモータであることを特徴とした請求項1又は請求項2記載の電動モータ。
- 前記出力軸部は、前記車両用ホイールと一体に回転する内歯ギヤに噛み合うピニオンであり、内歯ギヤと前記ピニオンとで減速装置を構成し、
前記モータ軸は、前記車両用ホイールの回転軸中心に対して所定の距離だけ偏心していることを特徴とする請求項3記載の電動モータ。 - 前記電動モータは、モータケースを有し、
前記モータケースは、モータ収納室と、該モータ収納室の隣に前記減速装置を収納するギヤ収納室と、を有し、
前記ギヤ収納室は、潤滑油を溜めるオイル溜め部を形成し、前記モータ収納室と前記ギヤ収納室とを仕切る仕切り壁に、前記潤滑油を前記モータ収納室に導く油流路を設けたことを特徴とする請求項4記載の電動モータ。 - 前記モータ収納室に配置された前記電動モータのロータに潤滑孔を設けたことを特徴とする請求項5記載の電動モータ。
- 前記モータ軸は、前記出力軸部の隣に且つ前記モータ軸の中央におねじ部が形成され、該おねじ部の隣に中央軸受部が形成され、
前記中央軸受部に前記第1軸受を嵌めた後に前記おねじ部にナットをねじ込むことによって、前記第1軸受は前記モータ軸に組付けられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の電動モータ。
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