JP4567331B2 - 磁気ファスナ - Google Patents

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Description

本発明は概ねファスナ、更に詳細には、磁気留め金、バックル、概ね磁気ストラップまたはベルトファスナ等の磁気ファスナに関する。更に具体的には、当然ながらこれらに限定されないが、本発明は、ブラジャ等のアパレルに使用するための留め金またはバックル等のファスナに関する。本発明は磁気ファスナを装備したアパレルに関する。
ボタンを挿入により締結しかつ引き出すことにより解除するボタン列等による従来締結組立体と異なり、磁気ボタンおよび磁気ファスナは、相補的または反対磁気特性を有する対応する一対の磁気ファスナまたは磁気ボタン間の相互磁気引力により締結または固定される。磁気ファスナ手段のこのユニークな特性は、分離可能対が相互に接近するときに自動的に締結することを意味する。同時に、結合された磁気ボタンはそのファスナまたはボタンを引き離すことにより簡単に分離しかつ相互から離れる。更に、連続的に締結しかつ分離する必要のあるボタン等の従来締結装置と相違し、磁気ボタンのアレイは同時に締結または解放できる。
上述の顕著な特性は、ファスナを片手によりかつ短時間に締結かつ解放する必要のある状況下で磁気ファスナを特に有用とする。例えば、磁気ファスナは、ステージで頻繁に着替えを必要とする芸術家またはエンターテーナにとって慣習的に有用である。磁気ファスナは、更に、機械または可動物体により引っ掛かりやすい作業服またはベストを着用する労働者に有用である。磁気ボタンを付けた衣服または作業着は、かかる衣服または作業着が偶然引っ掛かったり破れたりすることから作業者を救済するために脱衣を容易にする。
上述したように、代表的磁気ボタンは、磁気引力により相互に対して取り外し自在に取り付けられる。分離可能部品の各々は、通常、反対磁極を有する上下磁気結合面を有するスラブまたはタブレット形態の磁気部材を含む。磁気結合面は、通常、美的かつスタイルの観点から非常に薄い連続的周縁部により相互結合される。磁気スラブまたはタブレットは、通常、実質的に同一の上下面を有する円筒形である。
磁気スラブまたはタブレットは、例えば、ゴム、ナイロン、布帛、プラスチック(ABSもしくはPVC)または合成樹脂で形成される磁気透過性ハウジングに概ね封入される。ハウジングは、通常は単調で鈍い金属外観を有する磁気部材に美的デザインを施したカバーを付与すると同時に望ましくない錆を退化または阻止するために磁気材料に耐候性シールドを施すことにより磁気ファスナに装飾性を付与する。この関係から、封入体は、磁気部材が酸化しても封入体が錆びた表面を外部から隠すための化粧カバーを提供するように、好適には水密または気密であり、それにより製品提示および外観が重要な用途に適した磁気ボタンを形成する。
磁気ファスナの利便性および有用性を向上させるために、磁気ファスナは通常同一形状および寸法の相補的磁気部材により形成される。分離部品上の相補的または対応する磁気結合面の実質的寸法同一の結果として、かかる部品は一旦接触すると実質的自動的に整合し、かつ従って、一般的には初期接触および続く係合に外部補助を必要としない。
磁気留め金またはバックルによる多くの利点に鑑み、ストラップ留め金およびバックル等の磁気ベルトファスナまたはストラップファスナが、例えばそして特に、バックルを扱うもしくは位置決めすることが困難な用途、または使用時にバックルを通常は他の面の下に隠す用途等に広範囲に使用できるものであることが期待される。かかる用途の一例として、ランジェリまたはブラジャがあり、この場合留め金もしくはバックルは通常接近しにくい背後もしくは場所に設置される。他の例として、ズボン吊りがあり、この場合いくつかのファスナはズボンの背面へ締結する必要がある。これらの用途において、ファスナの外観は、その選択が往々にして使用者の嗜好を表示もしくは反映すると考えられるので、通常は重要である。
従来、磁気留め金もしくはバックルは、かかる用途に期待されるほど広範囲には使用されていない。その主な理由は、従来留め金もしくはバックルは、概ね複雑、高価、重い、見えない、嵩高構成、および時に使用困難であることによる。
従来磁気ファスナは、従来設計の磁気ファスナが磁気対を信頼性をもって共に保持するには磁気強度が充分でないために磁気対の偶発的係合解除を防止するために、通常、付加的係合手段を装備することから、概ね使用困難である。かかる付加的係合手段は、また、意図的係合解除が望まれる場合に困難の原因になる。更に、磁気ボタンは相反もしくは相補的磁気極性を有する結合面の相互磁気引力により係合する特徴を有し、また磁気結合力が結合面に実質的に直角または垂直の方向に最も強力であるために、側方への相互引力は相対的に弱く、かつボタンを側方へ引っ張ることにより相対的に容易にボタンの側方変位が生じ、これにより側方テンションが加わるとファスナの不本意もしくは偶発的係合解除に通じる。マットもしくは摩擦結合面を提供することにより望ましくない側方移動を阻止できるが、これは、通常、結合面間の容易自己整合を低下するので魅力的選択でない。従って、抵触する要件、即ち、ファスナが望まれるときに容易に分離しかつその反対の場合に共に堅く締結することが、磁気ファスナを広範囲に使用するために、満されなければないない。
例えば、ヨーロッパ特許出願EP923887はバッグ、ナップサック、衣料品のための相互係止する磁気閉鎖具を開示する。この装置は磁気閉鎖具と、一対の雄雌部品を含むスナップ式閉鎖具を結合している。好適形態において、雄要素は、自然のスリップを阻止する相互係止目的で雌要素のスロットへ挿入する爪を含む突起を形成する。雄要素の押圧動作により使用者は二部品を係止解除しかつ分離できる。かかる設計は閉鎖具の係止解除のために二つの動作を要求する。磁石を引き離すこと、および雄雌要素を開放することである。
従って、磁気バックルの少なくとも上述のいくつかの欠点が克服または緩和され、軽量、信頼性および単純なストラップファスナが提供されることが望ましい。好適には、かかるストラップファスナは、磁気バックルがランジェリ、フアッションもしくはアパレルに広く使用される場合に重要な特徴である美的快適さをバックルに適宜かつ容易に付加する装飾を可能にする薄型(low-profile)構造であるべきである。更に、薄型構造は、通常、外被または隣接する柔軟材料に対する損傷の危険を緩和する。しかし、従来薄型設計は、通常、磁気対間の磁気結合力が不十分であり、煩雑であり、かつ付加的係合手段を不可欠としている。当然ながら、使用者に望まれる範囲でかかるファスナがスナップ式に嵌合できかつ容易に係合解除することが非常に望ましい。
本明細書を通して、ファスナ、バックル、およびボタンの用語は、その内容に適した範囲で簡略および簡潔のために相互置換可能に使用されている。
ヨーロッパ特許出願EP923887
従って、本発明の課題は、単純構造かつ廉価な軽量磁気ストラップファスナまたはバックルを提供することにある。更に、ストラップファスナまたはバックルは、薄型構成であり、美的観点から衣服または他の面の下に容易かつ適宜に隠れ、かかるファスナがブラジャおよびランジェリ等の下着の製造に概ね使用できるものである。好適には、付加的な複雑係合手段が、ファスナの偶発的および不都合な係合解除防止に要求されないことである。この観点から、磁気ファスナの設計は対のファスナ部材間の強力磁気結合を保証すると同時に望まれるときに比較的容易に係合解除を可能にすることが、同様に本発明の課題である。
好適には、上述の要求に加えて、磁気バックルは、バックルまたはストラップファスナの偶発的係合解除が最小となるような合理的信頼性を有するべきである。最小限、本発明の課題は、上述のように磁気ファスナの新規形態の選択を公衆に提供することである。
発明の概要
本発明の一特徴によれば、ハウジングおよび磁気部材を含む磁気バックルまたは磁気ストラップファスナが提供される。前記磁気部材は第一磁極および反対の第二磁極にそれぞれ対応する第一面および第二面を含み、前記第一面および第二面の周囲は薄い周壁により結合され、前記ハウジングは、前記磁気部材の少なくとも一面が実質的に露出されように前記磁気部材を受ける受器としてホルダを含み、かつ前記周壁に実質的垂直の方向へ前記周壁から遠方へ延びたストラップ受け部を含む。
本発明の他の特徴によれば、ハウジングおよび磁気部材を含むファスナが提供される。前記磁気部材は第一磁極および第二磁極にそれぞれ対応する第一面および反対側の第二面を含み、第一および第二磁極はその間に磁気軸を形成する。前記ハウジングは、前記磁気部材を受ける受器、前記受器から延びたストラップ受け部、ならびにファスナが他の対応するファスナと機能的に係合するときに側方スリップを阻止するためのストップ機構を含む。前記ストップ機構は好適には前記ハウジング内に設けられかつ対応するハウジングおよび対応する磁気部材を含む対応するファスナと係合するように構成されている。前記ストップ機構は、前記ファスナおよび前記対応するファスナを前記磁気軸に実質的平行の方向に沿って引き離す単一運動によって係合解除するように設計されている。
好適には、前記ホルダはベース部および前記ベース部の周辺から上方へ延びた壁を含み、前記ベース部は前記磁気部材の一面に隣接し、かつ前記壁は前記磁気部材の周壁を囲繞する構成である。前記壁は背の高い側と低い側により傾斜し、前記低い側は前記ストラップ受け部に近くにありかつ前記高い側は前記ストラップ受け部から遠い反対側にある。
好適には、前記壁は前記ストラップ受け部と前記ベース部との間の略連結部で不連続になっている。
好適には、前記ホルダは前記磁気部材の周壁を囲繞する壁を含み、前記壁は露出した磁気面を越えて突出した上昇部もしくは突出部を含む。
好適には、前記突出部は、前記ファスナが同一設計の相手ファスナに磁気結合するときに、前記突出部が前記相手ファスナのストラップ受け部を押さないで前記ストラップ受け部の方向に沿った相対的側方運動を停止するバリア部材を形成するように構成されている。
本発明の更に他の特徴によれば、ハウジングおよび磁気部材を含むストラップファスナまたはバックルが提供され、前記磁気部材は第一磁極および第二磁極にそれぞれ対応する第一磁極面および第二磁極面を含み、前記第一磁極および第二磁極は一緒に磁気軸を形成し、前記ハウジングは前記磁気部材を受ける受器およびストラップ受け部を含み、前記ストラップ受け部は前記受器上に形成されかつ前記磁気軸を横切っている。前記受器は閉鎖端および開放端を有し、前記磁気部材の第一面は前記受器の閉鎖端に取り付けられ、
前記磁気部材の第二面は前記受器の開放端から実質的に露出し、前記受器は閉鎖端の周辺から上方へ延びた壁を含み、前記壁は前記磁気部材の周壁を囲繞し、前記壁は背の高い側と低い側により傾斜し、前記低い側は前記ストラップ受け部に近くかつ前記高い側は前記ストラップ受け部から遠い反対側に位置する。
好適には、前記ストラップファスナは、前記受器のエッジ上で前記ストラップ受け部と実質的反対の位置であって相手磁気結合面と結合する構成の磁極面を越えて突出する突起を更に含む。
本発明の更に他の特徴によれば、共通軸上で相互に対して係合可能な反対極性を有する一対の磁気ファスナ、および各前記磁気ファスナに連結されかつ前記磁気ファスナの係合する前記共通軸を横切るストラップ係合部を含む、ストラップファスナまたはバックルが提供される。好適には、前記ストラップファスナは、係合する前記共通軸を横切りかつ他方の磁気ファスナに対する一方の磁気ファスナの側方移動に抵抗するために反対側の磁気ファスナの周辺に当接する少なくとも一つの突出部を含む。
本発明の更に他の特徴によれば、上述しかつ後述するような磁気ファスナを装備したランジェリ、ズボン吊りおよびベスト等のアパレルが提供される。
本発明の更に他の特徴によれば、ハウジングおよび磁気部材を含むストラップファスナが提供され、前記磁気部材は第一磁極を有する第一磁気結合面、および反対磁極の第二磁極を有する第二磁気面を含み、前記第一および第二磁気面の周辺は周壁により結合され、前記ハウジングは前記磁気部材を受ける受器として磁気部材ホルダを含み、前記磁気部材ホルダは前記磁気部材の第二磁気面を受けるベース部を含み、前記ベース部は前記磁気部材の第二磁気面と実質的に接触する鉄−磁気材料による面を含み、前記磁気部材ホルダは前記ベース部から起立もしくは上昇した壁を更に含み、前記上昇した壁は前記磁気部材の周壁の少なくとも一部を囲繞し、前記磁気部材は、前記磁気部材の第一磁気結合面が実質的に露出するように前記磁気部材ホルダ上に受けられ、前記ハウジングは前記磁気部材の周壁から概ね遠方で前記磁気部材の周壁に対して実質的垂直の方向へ延びたストラップ受け部を更に含む。
図1から3を参照すると、磁気部材(10)およびハウジング(20)が示されており、これらは共に組立てたときに本発明による第一好適形態の磁気バックルを形成する。磁気部材(10)は相手磁気バックルと係合するための磁気結合力源である。好適には、この磁気部材はコンパクト設計に必須の大きな磁力−体積比を有するように強力磁気物質または合金により形成された磁気スラブの形態の永久磁石を含む。現在の磁気技術によれば、直径約1cmかつ厚み約1mmを有しかつここで説明するように適宜設計による一対の対応する磁気スラブが20−30Nの磁気結合力を提供できる。
本発明の好適形態において、磁気スラブは直径約12mmおよび厚み1mm未満の実質的円形または円筒形である。最大磁気結合領域を形成するために、二つの反対磁極は、磁気スラブの二つの反対面上(11,12)に設けられることが好ましく、そのようにしてN極は一平面上に、かつS極は周壁(12A)を介在した反対側の平面上に設けられる。結合面上の磁束強度を増大するために磁気部材は、好適には、鉄、鋼、その他の鉄−磁気ケース等の磁気材料で形成されたケース内に埋設され、磁気結合面の一方は露出される。かかる鉄−磁気ケース上に強力磁気を有する形態により、露出された磁気結合面の磁気強度は、磁力の集中により相当に強化される。当然ながら、他の形状および厚みを有する磁気部材が全体的損失を伴うことなく同様に使用できる。例えば、磁気部材は矩形、六角形、三角形、または不規則または非幾何学的断面を有する形状にすることができる。更に、リングまたはドーナツ形の磁気部材が同様に利用できる。
ハウジングは、磁気部材を受けるためのホルダまたは受器(21)、相手磁気バックルとの分離自在の係合のためにストラップの可撓性端部を固定するためのストラップ受け部(25)を含む。磁気部材ホルダ(21)は磁気部材のベース面積に好ましくはぴったりと適合するベース部(22)およびベース部の周辺に沿って上方へ延びたフエンス状周壁(23)を含む。ベース部と周壁との組み合わせはキャビティケースを提供し、その中に磁気結合面(11)が露出されかつ遮断されない状態で磁気部材が受けられる。ベース部(22)および上昇したパラメタ的周壁(23)を有するキャビティケースは、好適には、クロムまたはニッケルメッキ鋼等の適宜磁気材料により形成される。磁気部材はキャビティハウジング、即ち、キャビティケースに結合、または機械的保持または埋設等の他の手段により保持されてよい。磁気部材が磁気材料により囲繞されかつ露出面を伴う場合には、露出された磁気面の磁力は強化または最大になり、かつ磁気結合力は同様設計の相手磁気バックルの磁気部材(10)の磁気面に結合される場合には、ケースに収容されない磁気部材と比較して大きく向上する。かかる設計により、強力磁力を有する更にコンパクトバックルが提供できる。
ストラップ受け部(25)は、可撓性ストラップの可撓性端部を受けるまたはそれに連結する手段を含む。ストラップの固定保持を向上するために、受け部は刻み目付きのスロットまたは切欠きを含んでよい。
ストラップ受け部(25)は、バックル付き端部を有するストラップを形成するために可撓性ストラップの可撓性端部を受けるための手段(24)を含む。ストラップ端部の保持を改善するために、受け部は刻み目付きスロットまたは切欠きを含む。薄型(low-profile)バックル設計を可能にするために、ストラップ受け部は、磁気部材の周壁と好適には同様またはそれよりも小さい厚みをもち、相対的に薄い。更に、ストラップ受け部は、好適には、いずれかの磁極面から延びるのではなく磁極面と結合する周辺エッジに隣接して設置されることにより形成され、そのようにして全体が薄型の構造が得られるようにする。
この形態において、ストラップ受け部は、側方または半径方向にキャビティケースから離れる方向に延びた剛性ブリッジ部(27)を含む。この構成において、ストラップ受け部は両磁極面から実質的に等間隔でありかつ剛性ブリッジ部によりキャビティケースへ連結される。ブリッジ部(27)は、好適には、磁気結合面(11,12)と実質的平行の広い面を有するリボン状プレート部材を含む。当然ながら、リボン状プレート部材の代わりに、薄いシャフト部材がストラップ受け部とキャビティケースを連結するために使用できる。いずれの場合にも、キャビティケースから離れるハウジング部分はスリム設計であり、そのようにして全体的に薄型設計が達成される。図面に示されたように、例えば、その実質的延長部は、好適には、フラットであり、かつその全体部は磁気部材(10)の周壁の高さの範囲内に維持されるべきである。選択的に、ストラップ受け部は、磁気結合面(11,12)の両磁極面から等間隔になるように、磁極結合面(11,12)を連結する周壁の近くに隣接して形成されてよい。磁極面の側方でのストラップ受け部の形成は、望ましい薄型構造を提供する。
図4を参照すると、磁気係合する一対の対応する相手の磁気バックルが示されており、図示されたように、反対磁極を有する磁気結合面(11)を持つ対応する相手のバックルAおよびBは、物理的に接触している。注記すると、対応するバックルの両者は上述と同様の構造設計を有するのが好ましいが、異なる設計の対応する性質を有するバックルが相手バックルもしくはファスナとして使用できる。
この図から理解できるように、側方または半径方向へ延びたストラップ受け部は係合したバックル対の全体的厚みを縮小し、その組立体を様々な状況に、例えば、薄い組立体が望ましいランジエリまたはブラジャ使途に適したものにする。
更に、磁気結合バックル対の望ましくないまたは偶発的分離の危険を解消するために、ストラップ受け部と反対側のキャビティケース、即ちハウジングの受器の周壁部は小さい突起、または上昇した歯に類似の突出部(26)により形成される。バックルの突出部もしくは突起(26)は受器の周壁(23)上に形成されかつ磁気結合面(11)の表面上方に突出している。この突出部(26)は、同様に、対応するバックルの磁気結合面(11)を越えて延びた対応するバックルの磁気部材(10)に対するバリア部材となる。対応する相手バックルの磁気部材のエッジと係合する上昇部により、左右方向への、即ち、両方のストラップ受け部に沿った方向への、望ましくない側方へのスリップが大幅に解消される。バックルの結合を外すときに、使用者は、例えば、対応するバックルに対して軸回転により、単にバックルの一方を僅かに上昇すればよく、かつ次にバックルを分離する。ブリッジ部に対して押圧することなく突出部(26)を収容する充分なスペースを確保するために、がブリッジ部上に当接しかつそこから離れるように、突出部(26)の場所に対応して僅かな刻み目が設けられることが好ましい。この僅かな刻み目は、また、歯部材の係合を可能にするために対応する位置で周壁の不連続部分を伴う。図示されたように、刻み目はブリッジ部とキャビティハウジングとの間の交差または連結部に形成される。
本発明の特定形態において、ハウジングは、磁気面の一方がベース部と接触し、他方で磁気結合面が露出された状態で磁気部材の周壁がキャビティハウジング内に封入されるように、磁気材料により一体的に形成される。リングもしくはドーナツ形磁気部材が使用される場合、キャビティハウジングは中空ベース部を有する。装飾または美的設計を提供するために、バックルは、例えば、PVC、合成樹脂、ゴム、ナイロンまたは同様材料により形成された、薄い磁気性の透明封入体内に封入されてよい。更に、永久磁石(10)が永久磁石の露出磁極面上の磁力を強化しかつそこに磁力を集中するために、好適には磁気材料により形成されたホルダにより保持されるが、理解されるように、本発明は、永久磁石の磁気軸を横切るまたはその横方向のストラップ受け部を提供する限り、特定磁極面上に磁力を集中させる作用を有しないハウジング内に封入された磁石(磁気材料)を有するように形成されてよい。
図5(A)および(B)に示された本発明の他の実施形態において、ストラップファスナ(50)はハウジング(52)、およびストラップ受け部(54)および受器(52c)を含む上述形態で説明したものと類似の磁気部材(56)を含む。受器(52c)はベース部(52a)および側壁(52b)を含む。この形態において、ベース部(52a)は円形であり、一側部(54a)は外方へ延びてストラップ受け部(54)と結合する。ベース部(52a)と同一寸法の磁石(56)が受器(52c)へ取り付けるために設けられる。この形態において、ストラップ受け部(64)を持つハウジング部(62)を有する他のストラップファスナ(60)が、対のファスナの適正作用のために第一ファスナ(50)と係合するために設けられる。第二ファスナ(60)のベース部(62a)は第一ファスナ(50)のベース部(52a)と比較して直径が大きい。第一磁石(56)よりも直径の大きい他の磁石(66)が相対的に大きいファスナ(60)の受器領域(62c)へ取り付けるために設けられる。相対的に大きいファスナ(60)の周壁(62b)は図5Bに示されたように取り付けた磁石(66)の高さよりも高い。相対的に小さいファスナにおけると同様に、相対的に大きいファスナ(60)のベース部(62a)は延長側部(64a)を介してストラップ受け部(64)に連結される。
作用時に、相対的に小さいファスナ(50)は、図5(D)に示されたように、相対的に大きいファスナ(60)に取り付けられる。相対的に大きいファスナ(60)の側壁、即ち、周壁(62b)は取り付けられた磁石(66)よりも高いので、相対的に小さいファスナ(50)は、側壁(62b)の延長部が相対的に小さいファスナ(50)と相対的に大きいファスナ(60)との間の側方運動を阻止するストップ機構として作用するように、相対的に大きいファスナ(60)と係合する。二つのファスナの係合を解除するには、磁気軸(70)に実質的平行の方向への捩じり力または引っ張り力が単一動作で加えられればよい。それ以上の動作はストップ機構を離脱させるために必要とされない。
上述の説明から理解されるように、「磁気軸に実質的平行」の説明は理解を容易にするために使用され、一対の磁気ファスナを引っ張って離すための捩じり動作を含む。
図6(A)から(E)に示された他の実施形態において、本発明の他の形態によるストラップファスナ(82)は、上述形態と類似の受器(80)およびストラップ受け部(84)を含むハウジングを有する。この形態の主な相違点は、ストラップファスナ(82)の受器(80)の円形ベース部(82a)に取り付ける周壁(82b)が背の高い(82d)および低い(82e)により傾斜していることである。背の高いおよび低いは好適には円形ベース部(82a)の両側にあるのが好ましく、ストラップ受け部((84)に隣接した低い側(82e)を伴う。
図6Bに示されたように、磁石(86)は周壁の背の高い(82d)よりも短い厚みを有するが、低い(82e)と略同一高さである。他の形態において、連結領域(84a)はストラップ受け部(84)を受器(80)に連結する。連結部(84a)は、図6(B)および(C)に示されたように、ベース部から外方へ延びている。
ファスナ係合時に、図6(D)に示されたように、本発明の実施形態による相互に引きつける対面磁極を有する二つの傾斜ファスナは対面する方向で係合し、壁の高い(82d)は壁の低い(82e)に連結される。好適形態において、高い(82d)は延長部(84a)内に延びる充分な高さである。上述の説明から明かなように、ストラップ受け部と平行であって磁気軸(89)に垂直の側運動は、高いと低い側が係合するときに制限されると共に、ストラップ受け部ストラップ締結運動は本発明においてストップ機構として作用する。この形態の利点は、二つの係合したファスナ間の側方回転運動が、機能として係合するときに二つの傾斜壁により係合が制限されることにより、最小限にされる。
上述の磁石はディスク形として説明されたが、明かなように受器内で機能しかつ特許請求の範囲に記載の特徴を含むいずれの磁気要素も本発明の範囲内に属する。図7(A)から(E)に示されたように、本発明による磁石は図7(C)に示されたように、リング形であってよい。好適には上昇した内円形部を有するベースプレート(82)は、磁気リング(80)に取り付けるために設けられることが好ましい。磁気要素全体(プレート(82)およびリング(80)を含む)はそのようにして締結時に受器へ取り付けるために磁石と同様に使用できる。例えば、参照番号86、56、および66で示された磁石は、実際に、図7(B)に示されたような磁気リングおよび金属ディスクで構成できる。かかる磁気セットの利点は高価な磁気材料がリングの中心の孔により減少できる。ただし、これは磁気セットの磁性を実質的低下させない。その理由は、ベースプレートが、磁気軸(88)に沿ってベースプレートにより遮蔽されない方向において磁気を集中するクロム、ニッケルメッキ鋼等の鉄−磁気物質で形成できるからである。ベースプレートは、上述のファスナのベース部に隣接して取り付けられる磁気セット側であり、他方、磁気リングは対のファスナに取り付けられる他方の磁気部材と相互作用するために露出される。
図8(A)から(D)を参照すると、磁気ファスナの第五好適形態は、対応する磁気および機械的特性を有する一対の締結部材を含む。構成される磁気締結部材、即ちファスナ501,502の各々は、磁気部材受器もしくはホルダ521、磁石部材510、および締結手段を含む。磁石部材510は好適には強力磁石もしくは強力磁気合金により形成された永久磁石である。磁石部材510は中心に孔550を有するペレット形であり、締結手段が孔550を介して磁石部材510を結合できるようになっている。磁石部材510は第一磁極の第一磁気結合面511、および第二の反対磁極を有する第二磁気面512を含む。磁気部材受器521は第二磁気面512を快適に受けるためのベース部522を含み、そのようにして、好適には磁気部の第二磁気面512が受器のベース部522と密に接触するように構成される。
受器は、更に、磁石部材510の磁気軸に実質的に直交もしくは垂直の方向に延びたストラップ受け部525を含む。図面から明かなように、磁気軸は、第一磁気結合面511および磁石部材510の第二磁気面512に概ね垂直である。
ストラップ受け部は、全体として締結手段の延長方向に概ね垂直に延びた細長いスロット524を含む。この構成により、所定幅ストラップが細長いストラップ受け孔内に快適に受けら、他方で、ストラップは全体として磁石部材の磁気軸から概ね垂直方向へ延在する。
磁石部材受器のベース部522は、磁石部材の第二磁気面から発生する磁束が磁石部材受器のベース部525上に集中するように鉄−磁気材料で形成されるのが好ましい。リベットに類似の締結部材560である締結手段が、磁石部材を磁石部材受器のベース部に締結するために図8(B)の実施形態において使用される。このリベット560は、磁束が磁石部材の第一磁気結合面511上方に突出する部材に更に集中するように、好適には鉄−磁気材料により形成される。一般的に、この締結部材は磁気ホルダのベース部の磁気軸に概ね平行の軸に沿って固定される。
対応する締結部材であるファスナ502の構成部は、同様に、磁石部材受器、磁石部材、および締結手段を含む。磁石部材受器および磁石部材は、対応する部材と概ね同一である。図8(C)に示された締結部材のための締結手段は、図8(B)に示された締結手段と概ね類似であるが、締結手段の上端部が図8(B)の締結手段の突出プラグ部を受けるために雌ソケット部を有する点で相違する。雌ソケット部の上部は概ね円錐形であり、かつ図8(A)の締結手段の雄部材の突出部が円錐形部材の周辺内に形成された凹部に全体的に受けられるように、好適には締結部材、即ちファスナ501の磁石部材の中心孔550内に全体が埋設される。
この構成により、磁気締結部材、即ちファスナは相互に対して磁気的に結合され、対応する磁石部材の第一磁気結合面511は連続的に接触しかつ対の締結手段は機械的かつ磁気的に係合し、それにより望ましくないもしくは偶発的な側方離脱を回避するために付加的機械的安全性を提供する。注記すれば、付加的安全性が付与されるが、この磁気締結対は、容易分離の利点をも伴う。磁気結合されたファスナ対を分離するために、使用者は、受器のベース部の先端が上昇するように磁石部材510の受器のストラップ受け部525を単に押すだけでよい。受器の先端の僅かな上昇により、例えば、二つの磁石部材間の瞬間的枢軸接触により回転させ、締結手段をずらし、そしてファスナ対を分離することにより、磁気ファスナ対は分離する。
厳密に必要ではないが、磁石部材受器は鉄−磁気材料により一体的に形成されることが好ましく、かつ好適には磁気部材の厚みよりも厚くない鉄−磁気シートから形成され、磁気部材の第一磁気面と第二磁気面間は概ね分離する。
図9(A)から(C)を参照すると、図5(A)から(E)に示された形態と概ね同様の対応する磁気かつ機械的特性を有する一対の締結部材を構成する磁気ファスナ601,602の第六好適形態が示されている。この形態において、磁石部材受器は主ハウジング620および鉄−磁気材料によるケース670を含む。鉄、磁気ケースは、磁石部材610の磁極面(第二磁気面)612の一方が鉄−磁気ケース670の底面と密接に連続的に接触し、他方で磁石部材の側壁または周壁が鉄−磁気ケースの起立した周壁623により実質的に囲繞されるように、磁石部材610の全体的寸法に対応するように形成される。磁石部材610は鉄−磁気ケースに、例えば、接着、結合、スポット溶接または機械的結合により、固定される。磁石部材610および鉄−磁気ケース670を含む機械的小組立体は、そのようにして、受器の主ハウジングのベース部622へ固定される。
上述の好適形態におけると同様でありかつ同様に延びたストラップ受け部625が主ハウジングの受器620に延長部として設けられる。受器620のベース部は、磁石部材610および鉄−磁気ケース670を含む磁気小組立体をタイトに受けるキャビティを含む。この小組立体は、例えば、接着剤による接着、結合または他の適宜固定手段により受器へ固定されてよい。磁気小組立体を受けるためのキャビティは磁気小組立体の周壁を囲繞する起立した周壁623を含む。ストラップ受け部から離れた端部である受器の先端は、突出部626を有し、かつストラップ受け部625に隣接した受器の基端部は対応する凹部628を有する。図(9C)から観察されるように、受620上に形成された突出部626および凹部628はそれぞれ対応する機械的対を形成して付加的固定を可能にし、二つのファスナ601,602間の望ましくない側方への相対的移動の危険を解消する。二つのファスナを分離するために、使用者はファスナのストラップ受け部を押し下げるだけでよく、それによりファスナは瞬間的に回転を中心に回転し、続く分離を容易にするために二つのファスナを不整合にする。
この好適形態において、囲繞する周壁を有する鉄−磁気キャビティは磁石部材に受器を提供すると共に周壁623の自由端に沿って磁束を集中させ、二つの対応するもしくは相補的ファスナ601,602の起立した周壁間での磁気結合が周壁623に沿って集中しもしくは強化されて二つの構成締結部材間の磁気結合を改善する。
図10(A)から(C)に示された第七実施形態を参照すると、対の磁気ファスナ701,702は第一および第二締結部材で構成される。第一締結部材は図9の締結部材に概ね類似するが、鉄−磁気ハウジングの受器の起立周壁723は磁石部材710の第一磁気結合面711の上方かつ主受器の全体面上方から概ね突出かつ上昇している。
第二締結部材、即ちファスナ702は図1から4の形態に概ね類似し、かつ鉄−磁気材料により形成され磁石部材710を囲繞するベース部722を有する磁石部材受器720を含む。第二締結部材702の磁石部材受器720は磁石部材710の厚みよりも小さい深さの周壁723を有するキャビティと共に形成されている。磁石部材710が第二ファスナの磁石部材受器720のキャビティ内に確実に受けられるときに、磁石部材710の周辺部は受器の周壁上方に露出する。第二締結部材702の磁石部材710の露出部の高さは、第一締結部材、即ちファスナ701の磁石部材710の第一磁気結合面711を越えて上方に延びた起立周壁の深さに概ね等しい。二つの磁気締結部材が結合するときに、対応する磁石部材の磁気結合面は連続的に接触し、他方で第一磁気部材の鉄−磁気ケースの突出周壁は第二締結部材702の受器720の鉄−磁気部のベース部722の鉄−磁気部と連続的に接触する。上述の形態の原理と同様に、磁束は第一磁気部材の鉄−磁気ケースの起立周壁723に沿って集中し、かつ磁気結合は第二磁気部材の主受器の鉄−磁気部と磁気的に結合するときに突出周壁に沿って強化または集中する。第一磁気締結部材の磁気部材の第一磁気結合面上方に延びた起立周壁は、同様に、結合対間を付加的に固定する。同様に、磁気結合対は、使用者が磁気部材の磁気軸と実質的平行の方向へストラップ受け部725を押すまたは押し下げることにより容易に係合を解除する。上述の相違点と異なり、この形態の全体的機構構造は上述の全体的形態に実質的に類似する。
次に、図11(A)から(C)に示された第七形態を参照すると、磁気ファスナ801を構成する第一磁気締結部材、および対応する磁気特性および機械的特性を有する第二磁気締結部材、即ちファスナ802を含む。磁気締結構成部材の各々は、磁気部材受器またはホルダ820、および好適には強力磁気合金で形成された永久磁石である磁石部材810を含む。磁石部材受器820は、概ね、磁石部材810の磁極面の一つを受けることのできる底面を有するベース部822を含む。ストラップ受け孔824を有するストラップ受け部825は、概ね、磁石部材810の磁気軸に対して実質的に直交または垂直の方向においてベース部から離れる方向へ延びている。一般的に、受器の底面およびストラップ受け部は相互に対して概ね平行である。好適には、磁石部材受器は、ベース部およびストラップ受け部が単一ユニットとして一体的に形成されるように、鉄−磁気材料から一体形成される。この好適形態において、第一締結部材801の磁石部材810は、ストラップ受け部825から概ね遠方の場所でベース部上に設置される。ストラップ受け部825と反対側の磁石部材の周面は対応する磁気締結部材802の磁石部材810の対応する界面に対応するように構成される。同様設計であるが対応する磁気特性を有する磁気締結部材が共に結合されるときに、磁気締結構成部材の一方の露出した磁気結合面はウジング820の受器の鉄−磁気ベース部822の露出底部に磁気により結合される。更に、対応する磁石部の相補的形状の界面880は、ストラップ受け部825の概ね延長部方向に沿って相互から移動する、磁気ファスナ構成部の相対的運動を制限するために、更に付加的機械的安全性を提供する。同様に、付加的機械的手段が、ストラップ受け部の方向に沿った相対的側方運動を制限するために一体的に設けられているが、磁気締結対は、容易除去のために対応する磁気部材の先端エッジを中心にストラップ受け部を押し下げることにより軸回転して容易に分離する。
以上、本発明について好適形態を参照して説明したが、上述の形態は単に図解および理解を助けるために提供されており、本発明の範囲を限定または制限することを意図するものでないことが理解されるべきである。説明を容易にするために、各ファスナの磁気部材の極性は特に説明されていない。しかし、当業者には、一対のファスナが本発明に従って作用し、各対の係合機能するファスナが二つの適合するファスナにおいて相互に対面する反対極性をもつ磁気部材を有することが、明らかである。
本発明の第一実施形態による磁気部材およびハウジングの断面図である。 図1のハウジングの平面図である。 ハウジングの全体およびバックル対の望ましくない相対的側方スリップを軽減するためにホルダの周壁から突出した突出部を示す線図である。 共に係合した一対のバックルを示す断面図であり、(A)は分離した締結部材を示す斜視図である。 (A)は本発明の第二実施形態による一対のファスナの分解断面図であり、(B)は(A)の一方のファスナの断面図であり、(C)は(B)のファスナの上面図であり、(D)は(A)の一対のファスナの係合状態を示す側断面図であり、(E)は(D)の一対のファスナの平面図である。 (A) は本発明の第三実施形態によるファスナの分解断面図であり、(B)は(A)のファスナの側断面図であり、(C)は(A)のファスナの平面図であり、(D)は(A)の一対のファスナの係合状態を示す側断面図であり、(E)は(D)の一対のファスナの平面図である。 (A)は本発明の第四実施形態による磁石セットの分解断面図であり、(B)は(A)の磁石セットの側断面図であり、(C)は(A)の磁石セットの上面図である。 (A)は本発明の第五実施形態による一対の磁気ファスナの上面図であり、(B)は(A)の磁気ファスナの第一部の分解断面図であり、(C)は(A)の磁気ファスナの第二対応部材の分解断面図であり、(D)は(A)の水平線に沿った断面図であって共に締結した対応する二部材を示す。 (A)は本発明の第六実施形態による一対の磁気ファスナの平面図であり、(B)は(A)の磁気ファスナを構成する磁気ファスナの分解断面図であり、(C)は組み立て状態の(A)の磁気ファスナの断面図である。 (A)は本発明の第六実施形態による一対の磁気ファスナの第七形態の平面図であり、(B)は(A)のファスナを構成する磁気ファスナの分解断面図であり、(C)は組み立て状態の(A)の磁気ファスナの断面図である。 (A)は本発明の第七実施形態による一対の磁気ファスナの平面図であり、(B)は(A)の磁気ファスナの第一部材の分解断面図であり、(C)は(A)の磁気ファスナの第二対応部材の分解断面図であり、(D)は(A)の水平中央線に沿った断面図であって対応する二部材を共に締結した状態を示す。

Claims (10)

  1. それぞれがハウジングおよび磁気部材を含み、かつ前記磁気部材の相互に反対極性により係合する同一形態の一対のファスナであって、
    前記磁気部材は第一磁極および第二磁極にそれぞれ対応する第一面および反対側の第二面を含む永久磁石であり、
    前記第一および第二磁極はその間に磁気軸を形成し、
    前記ハウジングは、前記磁気部材を受ける受器、
    前記受器から側方に延びたストラップ受け部、ならびに
    対応するハウジングおよび対応する磁気部材を含む対応するファスナと係合するように構成された前記ハウジング内に設けられたストップ機構を含み、
    前記受器は、磁気材料により形成され、かつベース部および前記ベース部の周辺から上方へ延びた壁を含み、前記壁は前記磁気部材の周壁を囲繞し、
    前記磁気部材の一面は前記ベース部に取り付けられ、前記磁気部材の反対面は露出した磁気結合面として形成され、
    前記受器の壁は、前記ストラップ受け部から遠い側に、前記磁気部材の露出した磁気結合面よりも背の高い突出部をその壁の上面上に有し、かつ前記ストラップ受け部の近傍で、前記ベース部と前記ストラップ受け部との間に、対のファスナの対応する突出部の係合を可能にする刻み目を形成していて、
    対の前記ファスナの係合時に、対の前記磁気部材は磁気軸を中心に磁気結合面相互が対面し、対の前記受器の壁の前記突出部と前記刻み目とが係合して前記ストップ機構を形成し、前記ストップ機構は、磁気軸に対して垂直方向における、対応するファスナ間の側方へのスリップを阻止し、かつ対応するファスナを磁気軸に平行の方向に沿って引き離す単一運動によって同時的に係合解除を可能にする、磁気ファスナ。
  2. 前記突出部は、対の前記ファスナが係合するときに、前記突出部が対応するファスナのストラップ受け部を押さないで前記ストラップ受け部の方向に沿った相対的側方運動を停止するバリア部材を形成するように構成されている、請求項の磁気ファスナ。
  3. 前記磁気部材はディスク形磁気スラブである、請求項1の磁気ファスナ。
  4. 前記磁気部材はリング形である、請求項1の磁気ファスナ。
  5. 前記ハウジングの少なくとも受器は鉄−磁気材料により形成されている、請求項1の磁気ファスナ。
  6. 前記ハウジングの少なくとも受器はニッケルまたはクロムメッキによる鉄材料により形成されている、請求項1の磁気ファスナ。
  7. 前記ストラップ受け部はストラップを受けるための平面部を有するバックル部材を含む、請求項1の磁気ファスナ。
  8. 前記ストラップ受け部は平面スロットを有するバックルを含む、請求項1の磁気ファスナ。
  9. 前記ストラップ受け部は第一および第二極面から実質的に等間隔である、請求項1の磁気ファスナ。
  10. 前記ストラップ受け部は磁気軸に対して垂直方向に前記受器のベース部から一方へ延びている、請求項1の磁気ファスナ。
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