JP4565833B2 - キュー - Google Patents

キュー Download PDF

Info

Publication number
JP4565833B2
JP4565833B2 JP2003415650A JP2003415650A JP4565833B2 JP 4565833 B2 JP4565833 B2 JP 4565833B2 JP 2003415650 A JP2003415650 A JP 2003415650A JP 2003415650 A JP2003415650 A JP 2003415650A JP 4565833 B2 JP4565833 B2 JP 4565833B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
joint
shaft
hollow hole
bat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003415650A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005168934A (ja
Inventor
一則 三木
Original Assignee
株式会社三木
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三木 filed Critical 株式会社三木
Priority to JP2003415650A priority Critical patent/JP4565833B2/ja
Publication of JP2005168934A publication Critical patent/JP2005168934A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4565833B2 publication Critical patent/JP4565833B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Golf Clubs (AREA)

Description

本発明は、キューに係り、より詳細には、バットとシャフトとの端部を接合して棒状に形成され、バットの後端側に第1中空孔を穿設して内部にウエイトバランスを調整する第1重錘を収納したビリヤードのキューに関する。
従来、ビリヤードのキューは、プレーヤーの体格やプレイスタイルが様々なことから各プレーヤーに適した重さ、バランスに合わせて調節することが最も重要であり、例えば、球を突く先端から後端まで延在する棒状体内に中空孔を穿設して内部に重錘を収納して重心位置(ウエイトバランス)を調整する構造が知られていた。
実公昭38−4351号公報(第1頁、第1)
前者の方法による例を、図10および図11を参照して説明する。図10は、重心位置を調節可能な従来のキューの一実施形態を示す構成図である。
図10に示すように、従来のキューの一実施形態は、球を突く先端側を形成するシャフト90と後端側を形成するバット80とを結合部72で結合した棒状の本体70を備え、この本体70内の中心に中空孔70aを穿設して後端(バット80の後端)から摘手83に結合して延在する螺杆84を挿入し、この螺杆84に摺動自在の重錘82を螺合する構造を備えている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来のキューの一実施形態は、摘手83をもって螺杆84を右または左に回転させることで、これに螺合している重錘82が中空孔70a内で前または後に移動して重心位置を適宜調節可能にしている。
一方、これとは異なり中空孔内の内部構造をより簡略化した従来のキューの他の実施形態がある。図11は、このような内部構造を簡略化した従来のキューの他の実施形態を示す構成図である。
図11に示すように、従来のキューの他の実施形態は、バット110とシャフト120との端部を接合部材102により接合して棒状に形成する本体100を備え、このバット110の後端に第1中空孔110aを穿設して内部にウエイトバランスを調整する重錘112を収納している。この重錘112は、ネジ形状を有しており、バット110後端の第1中空孔110aから挿入して内部に螺合することで、本体100全体のウエイトバランスを調整可能にしている。また、接合部材102は、バット110及びシャフト120を接合するお互いの端部に第2中空孔110b、120bを各々穿設して配置しており、バット110側の第2中空孔110bに装着して棒状の雄ネジを突設するジョイントピン114と、シャフト120側の第2中空孔120b内に収納して略筒状で内周に雌ネジを有したジョイント筒体124とを各々備え、お互いに螺合することでバット110とシャフト120とを棒状に接合している。
このような従来のキューの他の実施形態では、ネジ状に形成した重錘112の重さにより本体100のウエイトバランスを調整しており、このネジの形状またはネジを形成するジュラルミン或いはステンレスなどの材質を変えることで重心位置を変えていた。
このように、従来のキューは、棒状の本体内に中空孔を穿設して1つの重錘を収納しており、プレーヤーの体格やプレイスタイルなどに合わせて各プレーヤーに適した重さ、バランスに調節していた。従って、従来のキューは、本体全体における重心位置を自由に調節でき、全体のバランスが重要となる押しや引きなどの難しい技術を良好に行えるように形成していた。
しかしながら、このような従来のキューでは、図10及び図11に示したいずれかの本体70、100においても、1箇所穿設した中空孔(中空孔70a、第1中空孔110a)内に1つだけ重錘82、112を収納する構造のため、この1つの重錘82、112だけでは、例えば、キュー全体の重さを変えずに重心バランスのみを調整、またはバランスを変えずに重さのみを調整するなどの棒状に延在する本体全体のウエイトバランスを細かく調整することが困難であるという不具合があった。
本発明はこのような課題を解決し、簡単な構造でキュー全体のウエイトバランスを自由に細かく調整できるキューを提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するために、バットとシャフトとの端部を接合部材により接合して棒状に形成されてバットの後端側に第1中空孔を穿設して内部にウエイトバランスを調整する第1重錘を収納したビリヤードのキューであって、バット及びシャフトを棒状に接合するお互いの端部に接合部材を設けるための第2中空孔を各々穿設し、このバットまたはシャフトいずれか一方の第2中空孔にウエイトバランスを調整可能な第2重錘を収納して接合部材を設ける。
ここで、接合部材は、バットまたはシャフトいずれか一方の第2中空孔に固定して棒状の雄ネジを突設するジョイントピンと、他方の第2中空孔内に収納してほぼ筒状で内周に雌ネジを有したジョイント筒体とを各々備え、お互いに螺合することでバットとシャフトとを棒状に接合することが好ましい。また、接合部材の他の実施例は、バットまたはシャフトいずれか一方の第2中空孔に固定して棒状の雄ネジを突設するジョイントピンと、他方の第2中空孔内周に直接雌ネジを有したジョイント孔とを各々備え、お互いに螺合することでバットとシャフトとを棒状に接合することが好ましい。また、第2中空孔内には、ジョイント筒体またはジョイント孔を設けた終端から更に筒状で内周に雌ネジを有した重錘用ジョイントを連設し、第2重錘を螺合して収納することが好ましい。また、ジョイント筒体及び重錘用ジョイントは、一体に形成して第2中空孔内に設けることが好ましい。また、第2重錘は、第2中空孔内で螺合して収納する後端に、頭部を有するネジまたは頭部を有しないネジいずれかを選択的に用いることが好ましい。
以上詳細に説明したように本発明によるキューによれば、シャフトとバットとからなる本体内に第1重錘と第2重錘とを設けているため、この2つの重錘によりキュー全体の重さを変えずに重心バランスのみを調整、またはバランスを変えずに重さのみを調整するなどの棒状に延在する本体全体のウエイトバランスを細かく調整することが可能になる。
次に、添付図面を参照して本発明によるキューの実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明によるキューの第1の実施形態を示した構成図である。また、図2は、図1に示した第1重錘12を示す図である。また、図3は、図1に示した第2重錘22を示す図であり、図3(a)は頭を有する第2重錘22aを、図3(b)は頭を有しない第2重錘22bを各々示している。また、図4は、図1に示したキューの内部構造を示す図であり、図4(a)は頭を有する第2重錘22aを用いた状態を、図4(b)は頭を有しない第2重錘22bを用いた状態を各々示している。また、図5は、図1に示したバット10及びシャフト20に各々設けたジョイントピン14とジョイント筒体24とを入替えた他の実施例を示す図である。また、図6は、本発明によるキューの第2の実施形態を示した構成図であり、図6(a)は頭を有する第2重錘22aを用いた状態を、図6(b)は頭を有しない第2重錘22bを用いた状態を各々示している。また、図7は、図6に示したバット10及びシャフト20に各々設けたジョイントピン14と一体型ジョイント30とを入替えた他の実施例を示す図である。また、図8は、本発明によるキューの第3の実施形態を示した構成図であり、図8(a)は頭を有する第2重錘22aを用いた状態を、図8(b)は頭を有しない第2重錘22bを用いた状態を各々示している。また、図9は、図8に示したバット10及びシャフト40に各々設けたジョイントピン14とジョイント孔41とを入替えた他の実施例を示す図である。
図1に示すように、本発明によるキューの第1の実施形態は、図11に示した従来技術と同様に、バット10とシャフト20との端部を接合部材2により接合して棒状に形成された本体1を備え、このバット10の後端側に第1中空孔10aを穿設して内部にウエイトバランスを調整する第1重錘12を収納している。また、第1の実施形態では、図11に示した従来技術とは異なり、バット10及びシャフト20を接合するお互いの端部に接合部材2を設けるための第2中空孔10b、20bを各々穿設し、このバット10またはシャフト20いずれか一方(図1ではシャフト20側)の第2中空孔20bにウエイトバランスを調整可能な第2重錘22を収納して端部に接合部材2を覆うように装着して設けている。従って、第1の実施形態では、図1に示したバット10の後端側とシャフト20の後端側との2箇所に、各々第1重錘12及び第2重錘22を配置し、この2つの重錘により全体のウエイトバランスを細かく調整可能に設けたものである。
即ち、キューのウエイトバランスを調整する場合、主に、プレーヤーが競技中に把持するバット側の範囲内に重錘を設けて移動または重さを変えることで調整している。この際、図10及び11に示した従来技術のようにバット内に1つの重錘を設けた構造では、ウエイトバランスを種々のプレーヤーに合わせて微調整することは限界がある。そこで、本発明では、プレーヤーが把持するバットの後端と、このバット及びシャフトを接合する接合部近傍とに各々2つの重錘を設けることで、バットの両端でプレーヤーに適したウエイトバランスの調整を可能にし、より細かい微調整ができる構造に形成している。
ここで、バット10とシャフト20とは、バット10の第2中空孔10bに挿入することで固定して棒状の雄ネジを突設するジョイントピン14と、他方のシャフト20側の第2中空孔20b内に収納してほぼ筒状で内周に雌ネジを有したジョイント筒体24とを各々備えた接合部材2を設け、この接合部材2をお互いに螺合することで棒状に接合している。また、バット10とシャフト20とは、例えば、木材、グラスファイバー、カーボンファイバー、グラファイト、炭素繊維などの材質により形成している。
また、バット20は、従来技術と同様に後端から第1中空孔10aを穿設して第1重錘12を挿入して螺合させるとともに、この第1中空孔10aをバンパー13により封止して第1重錘12が露出しないように収納している。そして、第1重錘12は、頭を有した六角ボルト、ナベ、サラ、トラスなどのネジ状(図2ではサラネジ状)に形成しており、例えば、ジュラルミン或いはステンレスなどの材質及び形状(長さ)等を変えることで、バット10の第1中空孔10a内でウエイトバランスの調整に適した重さに形成している。また、第1重錘12は、図2に示したネジ状の頭に工具(図示せず)を係合して回転させることが可能な係合部(図2では十字溝)を形成している。この係合部は、図2に示した溝状に形成することに限定されるものではなく、例えば、凹状の孔、突出した突起などの形状に形成して工具の先端を係合させても良い。このように第1重錘12は、バット10後端の第1中空孔10aに挿入して、この後端から工具を更に差し込んで頭の係合部に係合させることで、回転させて螺合できるように形成している。
一方、シャフト20は、第2中空孔20b内でジョイント筒体24の終端から更に筒状で内周に雌ネジを有した重錘用ジョイント23を連設しており、この重錘用ジョイント23に第2重錘22を螺合して収納するように設けている。また、第2重錘22は、第2中空孔20b内で重錘用ジョイント23に螺合して収納する際、図3(a)に示すように螺合方向の後端に頭部を有する第2重錘22aと、図3(b)に示すように頭部を有しない第2重錘22bとの二種類を設けてあり、このいずれかをウエイトバランスの状態に応じて選択的に使用している。また、この第2重錘22は、第1重錘12と同様に、ジュラルミン或いはステンレスなどの材質及び形状(長さ)等を変えることでウエイトバランスの調整に適した重さに形成し、一端側に工具(図示せず)を係合して回転させる係合部を形成している。この第2重錘22は、重錘用ジョイント23に螺合した状態でシャフト20の第2中空孔20b内に収納するとともに、この第2中空孔20bを塞ぐようにジョイント筒体24を装着することで内部に収納されている。そして、第2重錘22は、外部からジョイント筒体24の中空部(ジョイントピン14を螺合する雌ネジ部)内を介して前述した工具を挿入することで、この工具の先端が頭部の係合部に係合して所定の方向に回転させて螺合するように設けている。
このように形成した本発明によるキューの第1実施形態では、図4(a)に示すように、前述した全ての部品をバット10とシャフト20とに各々取り付け、ジョイント筒体24とジョイントピン14とをお互いに締結することで棒状に連結される。この際、シャフト20側では、第2中空孔20bの端部に装着したジョイント筒体24にジョイントピン14を締結する前に、ジョイント筒体24の中空部内を介して工具を挿入して、第2重錘22の係合部に係合させてウエイトバランスが良好にとれる所望の位置まで締結させる。これによりシャフト20側では、第2重錘22により本体1全体のウエイトバランスを最も適した状態に調整できる。一方、バット10側では、後端部に装着したバンパー13を取り外すことで、第1中空孔10a内に工具を挿入して第1重錘12を所望の位置まで適宜締結させ、ウエイトバランスを最も適した状態に調整する。
ところで、第2重錘22は、図4(a)に示したように頭部を有した第2重錘22aを用いることに限定されるものではなく、図3(b)に示した頭部を有しない第2重錘22bを用いることも可能である。このような頭部を有しない第2重錘22bを用いた場合、図4(b)に示すように、重錘用ジョイント23の一端側に頭部が当接することなく、終端まで螺合させることが可能なため、図4(a)に示したバット10側の第1重錘12との間隔を自由に設定できウエイトバランスのより細かい微調整が可能になる。
さらに、ジョイント筒体24とジョイントピン14とは、図4(a)に示したようにバット10側にジョイントピン14をシャフト20側にジョイント筒体24を各々設けることに限定されるものではなく、例えば、バット10にジョイント筒体24を、シャフト20にジョイントピン14を各々設けることも可能である。このようにバット10にジョイント筒体24を、シャフト20にジョイントピン14を各々設けた場合、図5に示すように、バット10側に重錘用ジョイント24及び第2重錘22がジョイント筒体24とともに移動し、このバット10側で第1重錘12及び第2重錘22の両方を調整可能に設けている。ここで、バット10側に設けたジョイント筒体24とともに重錘用ジョイント23も同時に移動しており、これはジョイントピン14側に重錘用ジョイント23を設けると第2重錘22を回転させる工具を挿入する中空部がなくなるためである。即ち、ジョイント筒体24と重錘用ジョイント23とは、第2中空孔20b内に常に一対に設けられて連設している。このようにシャフト20側にジョイントピン14を、バット10側にジョイント筒体24を各々設けると、第1重錘12及び第2重錘22の両方をバット10側で全て調整できるため、バランス調整または組み立てなどの作業が容易になる。
このように本発明によるキューの第1実施形態によると、バット10及びシャフト20からなる棒状の本体1内に第1重錘12と第2重錘22とを備えることで、本体1内の後端側とほぼ中央の接続部との2箇所でプレイヤーに適した細かいウエイトバランスの調整が可能になる。即ち、キュー全体の重さを変えずに重心バランスのみを調整、またはバランスを変えずに重さのみを調整するなどの微調整が容易にできる。
次に、図6及び図7を参照して、本発明によるキューの第2の実施形態を詳細に説明する。ここで、第2の実施形態は、図6及び7に示した一体型ジョイント30以外は全て第1の実施形態と同じ構成要素であり、同一の構成要素には同じ符号を記載するとともに、重複する説明は省略する。
図6(a)に示すように、本発明によるキューの第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に、バット10とシャフト20との端部を接合部材2により接合して棒状に形成する本体1を備え、このバット10の後端側に第1中空孔10aを穿設して内部にウエイトバランスを調整する第1重錘12を収納している。また、第2の実施形態は、バット10及びシャフト20を接合するお互いの端部に第2中空孔10a、20aを各々穿設して接合部材2を設けている。この接合部材2は、第1の実施形態とは異なり、バット10側の第2中空孔10aにジョイントピン14を備え、このジョイントピン14を螺合するシャフト20側の第2中空孔20bに一体型ジョイント30を設けている。この一体型ジョイント30は、図4に示した第1の実施形態におけるジョイント筒体24と第2重錘22を螺合する重錘用ジョイント23とを一体に形成したものであり、これにより部品点数を低減して組み立て工数を削減している。
ここで、第2重錘22は、図6(a)に示した頭部を有した第2重錘22aを用いることに限定されるものではなく、第1の実施形態のように図3(b)に示した頭部を有しない第2重錘22bを用いることも可能である。このような頭部を有しない第2重錘22bを用いた場合、図6(b)に示すように、一体型ジョイント30の終端まで頭部が当接することなく螺合させることが可能なため、図6(a)に示した第1重錘12との間隔を自由に設定できウエイトバランスのより細かい微調整が可能になる。
さらに、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に、シャフト20側にジョイントピン14を、バット10側に一体型ジョイント30を各々設けることも可能である。このようにシャフト20にジョイントピン14をバット10に一体型ジョイント30を各々設けた場合、図7に示すように、一体型ジョイント30と第2重錘22とがバット10側に移動するため、このバット10側で第1重錘12及び第2重錘22の両方を調整することが可能になる。このようにシャフト20側にジョイントピン14をバット10側に一体型ジョイント30を各々設けることで、第1重錘12及び第2重錘22がバット10側で全て調整でき、バランス調整または組み立てなどの作業が容易になる。
このように、本発明によるキューの第2の実施形態によると、バット10及びシャフト20からなる本体1に第1重錘12及び第2重錘22を各々設けているため、第1の実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、第1の実施形態でのジョイント筒体と重錘用ジョイントとを一体に形成した一体型ジョイント30を設けることで、部品点数を低減して組み立て工数を削減することができる。
次に、図8及び図9を参照して、本発明によるキューの第3の実施形態を詳細に説明する。ここで、第3の実施形態は、図8に示したシャフト40と重錘用ジョイント50及び図9に示したバット60以外は全て第1の実施形態と同じ構成要素であり、同一の構成要素には同じ符号を記載するとともに、重複する説明は省略する。
図8(a)に示すように、本発明によるキューの第3の実施形態は、第1の実施形態と同様に、バット10とシャフト40との端部を接合部材2により接合して棒状に形成する本体1を備え、このバット10の後端側に第1中空孔10aを穿設して内部にウエイトバランスを調整する第1重錘12を収納している。また、第3の実施形態は、第1の実施形態とは異なり、バット10及びシャフト40を接合するお互いの端部に第2中空孔10b、40bを各々穿設し、このバット10側の第2中空孔10bに装着して棒状の雄ネジを突設するジョイントピン14と、他方のシャフト40側の第2中空孔40b内周に直接雌ネジを有したジョイント孔41とを各々備え、お互いに螺合することでバット10とシャフト40とを棒状に接合できるように形成している。そして、シャフト40側の第2中空孔40bには、ジョイント孔41を形成した後端から第2重錘22を螺合して固定する重錘用ジョイント50を設けている。即ち、第3の実施形態では、図4(a)に示した第1の実施形態でのジョイント筒体24を削減してシャフト40の第2中空孔40b内に直接雌ネジを形成することで、部品点数を低減して組み立て工数を削減するとともに、第1及び第2の実施形態に比べて本体1全体の重さを軽く形成している。
ここで、第2重錘22は、図8(a)に示した頭部を有した第2重錘22aを用いることに限定されるものではなく、第1及び第2実施形態のように、図3(b)に示した頭部を有しない第2重錘22bを用いることも可能である。このような頭部を有しない第2重錘22bを用いた場合、図8(b)に示すように、重錘用ジョイント50の終端まで頭部が当接することなく螺合させることが可能なため、図8(a)に示した第1重錘12との間隔を自由に設定できウエイトバランスのより細かい微調整が可能になる。
さらに、第3の実施形態は、第1及び第2の実施形態と同様に、シャフト20側にジョイントピン14を、バット60側にジョイント孔61を各々設けることも可能である。このようにシャフト20にジョイントピン14をバット60にジョイント孔61を各々設けた場合、図9に示すように、ジョイント孔61と重錘用ジョイント50とが同時にバット60側に移動するため、このバット60側で第1重錘12及び第2重錘22の両方を調整することが可能になり、バランス調整または組み立てなどの作業が容易になる。
このように本発明によるキューの第3の実施形態によると、バット10及びシャフト20からなる本体1内に第1重錘10a及び第2重錘22を各々設け、且つ、ジョイントピン14を螺合するジョイント孔41、61を直接本体1に形成して部品を削減するため、第2の実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、これにより第1及び第2の実施形態に比べて本体1全体の重さを軽く形成することができる。
以上、本発明によるキューの実施形態を詳細に説明したが、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、バットまたはシャフトのいずれか一方にジョイントピンを常に設けた実施形態を詳細に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、ジョイントピンをバットまたはシャフトのいずれかに直接形成しても良い。
本発明によるキューの第1の実施形態を示した構成図。(実施例1) 図1に示した第1重錘を示す図。 図1に示した第2重錘を示す図。 図1に示したキューの内部構造を示す図。 図1に示したバット及びシャフトに各々設けたジョイントピンとジョイント筒体とを入替えた他の実施例を示す図。 本発明によるキューの第2の実施形態を示した構成図。(実施例2) 図6に示したバット及びシャフトに各々設けたジョイントピンと一体型ジョイントとを入替えた他の実施例を示す図。 本発明によるキューの第3の実施形態を示した構成図。(実施例3) 図8に示したバット及びシャフトに各々設けたジョイントピンとジョイント孔とを入替えた他の実施例を示す図。 従来のキューの一実施形態を示す構成図。 従来のキューの他の実施形態を示す構成図。
符号の説明
1 本体
2 接合部材
10 バット
10a 第1中空孔
10b 第2中空孔
12 第1重錘
13 バンパー
14 ジョイントピン
20 シャフト
20b 第2中空孔
22 第2重錘
22a 頭を有した第2重錘
22b 頭を有しない第2重錘
23 重錘用ジョイント
24 ジョイント筒体

Claims (6)

  1. バットとシャフトとの端部をジョイントピンとジョイント筒体とからなる接合部材により接合して棒状に形成されビリヤードのキューにおいて、
    前記キューは、
    前記バットの後端側に、内部にウエイトバランスを調整する第1重錘を収納するために穿設された第1中空孔と、
    前記バット及び前記シャフトを棒状に接合するお互いの端部の各々前記接合部材を設けるために穿設された第2中空孔と、を有し、
    前記バットまたは前記シャフトいずれか一方の前記第2中空孔には、
    前記第2中空孔を塞ぐように収納され、前記ジョイントピンを螺合するための前記ジョイント筒体と、
    前記ジョイント筒体を設けた終端から、筒状で内周に雌ネジを有し、ウエイトバランスの調整を可能とする第2重錘を螺合して収納する重錘用ジョイントと、を有することを特徴とするキュー。
  2. 前記ジョイント筒体は、前記バットまたは前記シャフトいずれか一方の前記第2中空孔内に収納され、内周にほぼ筒状の雌ネジを有し、
    前記ジョイントピンは、他方の前記第2中空孔内に固定して突設する棒状の雄ネジを有し、
    前記ジョイント筒体及び前記ジョイントピンは、お互いに螺合することで前記バットと前記シャフトとを棒状に接合することを特徴とする請求項1に記載のキュー。
  3. 前記ジョイント筒体及び前記重錘用ジョイントは、一体に形成して前記第2中空孔内に設けたことを特徴とする請求項に記載のキュー。
  4. 前記第2重錘は、前記第2中空孔内で螺合して収納する後端に、頭部を有するネジまたは頭部を有しないネジいずれかを選択的に用いることを特徴とする請求項またはに記載のキュー。
  5. バットとシャフトとの端部をジョイントピンとジョイント孔とからなる接合部材により接合して棒状に形成されるビリヤードのキューにおいて、
    前記キューは、
    前記バットの後端側に、内部にウエイトバランスを調整する第1重錘を収納するために穿設された第1中空孔と、
    前記バット及び前記シャフトを棒状に接合するお互いの端部の各々に、前記接合部材を設けるために穿設された第2中空孔と、を有し、
    前記接合部材は、前記バットまたは前記シャフトいずれか一方の前記第2中空孔に固定された棒状の雄ネジを突設する前記ジョイントピンと、他方の前記第2中空孔内の内周に直接雌ネジを有した前記ジョイント孔とを各々備え、お互いに螺合することで前記バットと前記シャフトとを棒状に接合し、
    前記バットまたは前記シャフトの前記ジョイント孔を備えた側の前記第2中空孔には、前記ジョイント孔の終端から、筒状で内周に雌ねじを有し、ウエイトバランスの調整を可能とする第2重錘を螺合して収納する重錘用ジョイントを有することを特徴とするキュー。
  6. 前記第2重錘は、前記第2中空孔内で螺合して収納する後端に、頭部を有するネジまたは頭部を有しないネジいずれかを選択的に用いることを特徴とする請求項5に記載のキュー。
JP2003415650A 2003-12-12 2003-12-12 キュー Expired - Fee Related JP4565833B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003415650A JP4565833B2 (ja) 2003-12-12 2003-12-12 キュー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003415650A JP4565833B2 (ja) 2003-12-12 2003-12-12 キュー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005168934A JP2005168934A (ja) 2005-06-30
JP4565833B2 true JP4565833B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=34735068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003415650A Expired - Fee Related JP4565833B2 (ja) 2003-12-12 2003-12-12 キュー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4565833B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023090557A1 (ko) * 2021-11-20 2023-05-25 송충헌 당구 큐 상대

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6822671B2 (ja) * 2018-01-29 2021-01-27 株式会社Bee’s Groove シャフト及びシャフトの製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4721772U (ja) * 1971-03-06 1972-11-11
JPS63279864A (ja) * 1987-04-08 1988-11-16 ウォルター・カビアンカ ビリヤード用スティック
JPH0298979U (ja) * 1989-01-26 1990-08-07

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4721772U (ja) * 1971-03-06 1972-11-11
JPS63279864A (ja) * 1987-04-08 1988-11-16 ウォルター・カビアンカ ビリヤード用スティック
JPH0298979U (ja) * 1989-01-26 1990-08-07

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023090557A1 (ko) * 2021-11-20 2023-05-25 송충헌 당구 큐 상대

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005168934A (ja) 2005-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4090474B2 (ja) ロフト角度が調節できるゴルフクラブヘッド
US9454947B1 (en) Guitar having detachable neck
US20070010340A1 (en) Billiard cue
JP2006042951A (ja) ゴルフクラブ
US20030181255A1 (en) Replaceable golf club
GB2307868A (en) Billiard/Pool cue
US3269730A (en) Sectional billiard cue with weighted handle
JP4565833B2 (ja) キュー
US20070060406A1 (en) Billiard cue
US4805922A (en) Putter
US20230285813A1 (en) Golf club head with improved performance
JP4711091B2 (ja) ビリヤードキュー等の棒状器具の重量および重心位置調節装置
JP2005261600A (ja) キューの重心調節構造
KR101949920B1 (ko) 당구 큐
JP2679002B2 (ja) ビリヤードキューのジョイント
JP2606670Y2 (ja) 釣り竿
US6860372B2 (en) Handle attachment structure for bag
JPS61193680A (ja) ゴルフクラブ用ヘツド
JPH0546779Y2 (ja)
JP2005065801A (ja) ビリヤード用キュー
JPH02502260A (ja) 特にテニスやスカッシュやバドミントンのラケットのためのラケット構造
US20030109327A1 (en) Replaceable golf club
JPS6245725Y2 (ja)
GB2172808A (en) A cue for table ball games e.g. snooker
JPH053936A (ja) 打撃具用シヤフト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4565833

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees