JP4562839B2

JP4562839B2 - Deodorant composition

Info

Publication number: JP4562839B2
Application number: JP2000010178A
Authority: JP
Inventors: 俊彦金子; 啓次森数; 弘恭明神; 直幸成定
Original assignee: ST Corp
Current assignee: ST Corp
Priority date: 2000-01-14
Filing date: 2000-01-14
Publication date: 2010-10-13
Anticipated expiration: 2020-01-14
Also published as: JP2001190647A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は脱臭剤組成物に関し、更に詳細には、かびが生じるおそれのないゲル状脱臭剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、トイレ、部屋、冷蔵庫、車の車内等で発生する悪臭を除去するための消臭剤や脱臭剤は数多く提案されている。これらのうち、活性炭やゼオライトのような物理吸着能を有する粒状物を通気性の袋に収納し、悪臭成分を吸着して除去するタイプの脱臭剤が知られている。このような脱臭剤は脱臭効果は優れているものの、脱臭剤の寿命、すなわち脱臭剤の終了時期がわからず、脱臭剤の取り替え時期を忘れてしまうという問題があった。
【０００３】
このような問題を解決するものとして、本出願人は、先に「吸着剤をゲル中に分散してなるゲル状脱臭剤（以下「ゲル状脱臭剤」という）を開発し、特許出願した（特願平１１−２７０２６２号）。このものは、高い脱臭効力と終了時期のわかりやすさから非常に使い勝手の良いものである。しかし、使用環境によっては、ゲル状脱臭剤自身に菌が繁殖し、かびが生えるという問題があった。この問題は、見た目の悪さはもちろんのこと、かびの作用によりゲルが破壊され、離水が生じてしまい商品性能を損なうという実質的にも大きな問題である。
【０００４】
従来、ゲル状の芳香剤、消臭剤等のゲル製剤が数多く提案されているが、これらもかびが生えるという問題が知られていた。それを解決する手段として、通常パラベンやＴＢＺ（２−（４'−チアゾリル）−ベンズイミダゾール）など防かび剤をゲル中に０.１％程度配合することが行われている。
【０００５】
しかし、従来のゲル状の芳香剤や消臭剤に用いられているこれらの防かび剤をゲル状脱臭剤に配合しても、全く効果が認められなかった。この理由は、パラベンやＴＢＺなどの防かび剤がゲル状脱臭剤中に分散されている吸着剤に吸着されてしまうためと推測される。
【０００６】
このように、ゲル状脱臭剤では、他のゲル製剤で採用されている防かび方法を使用することができず、別の方法でかびの発生、繁殖を押さえることが必要であった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の課題は吸着剤をゲル中に分散してなるゲル状脱臭剤において、かびの繁殖を抑えるための技術を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、数多くの防かび剤について、ゲル中に分散された吸着剤の作用による活性低下の程度を検索していたところ、特定の防かび剤は吸着剤による影響をほとんど受けず、有効にゲルのかび発生を抑制し得ることを見出し、本発明を完成した。
【０００９】
すなわち本発明は、吸着剤をゲル中に分散してなる脱臭剤において、防かび剤として抗菌性金属含有防かび剤の一種または二種以上を含有する脱臭剤組成物を提供するものである。
【００１０】
また本発明は、吸着剤をゲル中に分散してなる脱臭剤において、防かび剤として１,３−ジメチロール−５,５−ジメチルヒダントイン、１−メチロール−５,５−ジメチルヒダントイン、３−メチロール−５,５−ジメチルヒダントイン、２−ブロモ−２−ニトロプロパン−１,３−ジオール、ヘキサメチレンテトラミン、１−（３−クロロアリル）−３,５,７−トリアザ−１−アゾニアアダマンタンクロリドまたは２−クロロアセトアミドよりなる群から選ばれる化合物の一種または二種以上を含有する脱臭剤組成物を提供するものである。
【００１１】
更に本発明は、上記両防かび剤を含有する吸着剤をゲル中に分散してなる脱臭剤組成物を提供するものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明の脱臭剤組成物において用いられる防かび剤の一つは、抗菌性金属含有防かび剤である。この抗菌性金属防かび剤の例としては、銀系防かび剤、マグネシウム系防かび剤等が挙げられる。このうち、銀系防かび剤としては、例えば、クエン酸銀、乳酸銀等の有機酸銀塩系防かび剤、銀担持ゼオライト、銀担持シリカゲル、銀リン酸ジルコニウム等の銀担持系防かび剤、酸化銀、硝酸銀等の銀含有無機系防かび剤等が挙げられる。なお、上記銀系防かび剤のうち有機酸銀塩系防かび剤としては、アデカロイヤルガード（旭電化工業社製）等が、銀担持系防かび剤としては、バクテキラー（鐘紡社製）、ゼオミック（シナネン社製）、バクテノン（日本電子材料社製）、ノバロン（東亞合成社製）等がそれぞれ市販されているので、これらを使用しても良い。また、マグネシウム系防かび剤としては、クエン酸マグネシウム等の有機酸マグネシウム塩系防かび剤、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム等のマグネシウム含有無機系防かび剤が挙げられる。商品名としては、アプレック９０（丸和バイオケミカル社製）が挙げられる。
【００１３】
一方、本発明の脱臭剤組成物において用いられる別の防かび剤は、１,３−ジメチロール−５,５−ジメチルヒダントイン、３−メチロール−５,５−ジメチルヒダントイン、２−ブロモ−２−ニトロプロパン−１,３−ジオール、ヘキサメチレンテトラミン、１−（３−クロロアリル）−３,５,７−トリアザ−１−アゾニアアダマンタンクロリドおよび２−クロロアセトアミドよりなる群から選ばれる化合物（以下、「有機系防かび剤」と総称することがある）である。商品名としては、ダントガード（ロンザジャパン社製）が挙げられる。
【００１４】
上記した各防かび剤の脱臭剤組成物中の配合量は、使用する防かび剤の活性強度、ゲルを構成するゲル化剤の種類、ゲル中の吸着剤の種類及び量、あるいは他の添加成分の種類及び量等に影響されるので、実際の製剤について実験的に決定されるべきである。しかし、一般的には、ゲル状脱臭剤中、０.０１％〜１０％程度配合すれば十分である。
【００１５】
また、防かび剤によって抗菌スペクトルが異なるため、脱臭剤組成物中に上記防かび剤を２種以上混合して用いることが好ましい。特に、抗菌性金属含有防かび剤と有機系防かび剤を混合して用いることが好ましい。これらの混合比も、実験的に最適な範囲を定めることができる。
【００１６】
本発明の脱臭剤組成物は、上記抗菌性金属含有防かび剤もしくは有機系防かび剤またはその両者を添加する以外は公知の方法に従い製造することができる。すなわち、例えばまず粉状物である吸着剤、ゲル化剤を分散剤によって分散させ、次いでこれに水を加え加熱、攪拌することにより、均一な溶液とし、最後にこの溶液を容器に注ぎ、冷却することにより製造することができる。
【００１７】
使用される吸着剤としては従来公知の活性炭、備長炭などの炭、ゼオライト、シリカゲル、複合吸着剤等を用いることができ、価格、脱臭能の点からは活性炭を用いることが好ましい。また、この吸着剤はゲルの形成性や吸着能の点から粒度が１００メッシュ以上のものを用いることが好ましい。
【００１８】
一方、ゲル化剤としては、カラギーナン、ジェランガム、寒天、ゼラチン、グアーガム、ペクチン、ローカストビーンガム、キサンタンガム、アルギン酸ソーダ、セルロース誘導体等従来公知のものが使用でき、脱臭効果および価格の面からはカラギーナンが好ましい。
【００１９】
また、本発明の脱臭剤組成物の製造に当たっては分散剤を用いることもでき、その例としてはプロピレングリコール、エチレングリコール等のグリコール類、エタノール、プロパノール等のアルコール類を挙げることができる。
【００２０】
更に、本発明の脱臭剤組成物にはゲル形成に影響を与えない程度に各種添加剤を加えることができる。添加剤としては例えばゲル強化剤としての塩化ナトリウム等のアルカリ金属塩や、塩化カルシウム等のアルカリ土類金属塩が挙げられる。また、防腐剤、紫外線吸収剤、有機酸、色素、香料、他の植物抽出物等の消臭剤成分を添加することもできる。
【００２１】
【作用】
これらの防かび剤が、ゲル状脱臭剤中で防かび効果を奏するのは、ゲル中の吸着剤に吸着されないか、あるいは、吸着されても有効な防かび成分をゲル中に放出しているためと推測される。
【００２２】
【実施例】
次に実施例および試験例を挙げ、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例等に何ら制約されるものではない。
【００２３】
実施例１
ゲル化剤としてκ−カラギーナン２.５ｇをエチレングリコール５.０ｇに分散した。これに、吸着剤として活性炭（平均３００メッシュ以上）２.０ｇと、防かび剤として銀リン酸ジルコニウム０.５ｇをエタノール５.０ｇに入れ分散したものを混合し、攪拌した。これを水８４.５ｇにゲル強化剤として塩化ナトリウム０.５ｇを加えたものに混合した後、８０℃に加熱、攪拌したのちカップに注ぎ、冷却固化して本発明のゲル状脱臭剤を得た。
【００２４】
実施例２
ゲル化剤としてκ−カラギーナン２.５ｇをエチレングリコール５.０ｇに分散した。これに、吸着剤として活性炭（平均３００メッシュ以上）２.０ｇをエタノール５.０ｇに入れ分散したものを混合し、攪拌した。これを、水８４.５ｇに塩化ナトリウム０.５ｇ、防かび剤として１,３−ジメチロール−５,５−ジメチルヒダントイン０.５ｇを加えたものに混合した後、８０℃に加熱、攪拌したのちカップに注ぎ、冷却固化して本発明のゲル状脱臭剤を得た。
【００２５】
実施例３
ゲル化剤としてジェランガム０.７ｇをプロピレングリコール４.０ｇに分散した。これに、吸着剤として活性炭（平均３００メッシュ以上）２.０ｇをエタノール８.０ｇに入れ分散したものを混合し、攪拌した。これを、水８４.５ｇに防かび剤として１,３−ジメチロール−５,５−ジメチルヒダントイン０.５ｇを加えたものに混合した後、９０℃に加熱、攪拌し、更にゲル強化剤として塩化カルシウム０.０２ｇを添加した後カップに注ぎ、冷却固化して本発明のゲル状脱臭剤を得た。
【００２６】
このゲル状脱臭剤を下駄箱の中に載置したところ、約３ヶ月間脱臭効力を有し、３ヶ月後にはゲルが収縮し、容易に終点が判別できた。また、３ヶ月経った後もゲルのかび発生は認められなかった。
【００２７】
実施例４
ゲル化剤としてκ−カラギーナン２.５ｇをエチレングリコール５.０ｇに分散した。これに、吸着剤としてシリカゲル（平均３００メッシュ以上）２.５ｇと防かび剤としてアプレック９０（丸和バイオケミカル社製）０.５ｇをエタノール５.０ｇに入れ分散したものを混合し、攪拌した。これを、水８４.５ｇにゲル強化剤として塩化カルシウム０.５ｇを加えたものに混合した後、８０℃に加熱、攪拌したのちカップに注ぎ、冷却固化して本発明のゲル状脱臭剤を得た。
【００２８】
このゲル状脱臭剤を下駄箱の中に載置したところ、約３ヶ月間脱臭効力を有し、３ヶ月後にはゲルが収縮し、容易に終点が判別できた。また、３ヶ月経った後もゲルのかび発生は認められなかった。
【００２９】
実施例５
下記表１に示す防かび剤を用いる以外は実施例１または実施例２と同様にして本発明品１〜８並びに比較品１および２を製造した。
【００３０】
【表１】

【００３１】
試験例１
直径９ｃｍのシャーレに実施例３で製造した各ゲル状脱臭剤および防かび剤を全く使用しない以外は実施例１と同様に調製した対照品をそれぞれ１５ｍｌづつ注ぎ、冷却固化させた。固化したゲル表面に、下記の５種類のかびの懸濁液を塗布し、２５℃の恒温室内で１ケ月培養した後、肉眼でかびの発育を観察した。この結果を表２に示す。
【００３２】
（試験かび）
かび１：ＡｓｐｅｒｇｉｌｌｓｎｉｇｅｒＩＦＯ６３４１
かび２：ＰｅｎｉｃｉｌｌｉｕｍＣｉｔｒｉｎｕｍＩＦＯ６３５２
かび３：ＣｌａｄｏｓｐｒｉｕｍＣｌａｄｏｓｐｏｒｉｏｉｄｅｓ
ＩＦＯ６３４８
かび４：環境分離株Ａ^*
かび５：環境分離株Ｂ^*
*環境分離株Ａ、Ｂ…防かび剤を入れないゲル状脱臭剤を２５℃で７日間放置した後に生育したかび。
【００３３】
（評価基準）
＋：かびの発育が認められる
± ：ごく僅かにかびの発育が認められる
− ：かびの発育が認められない
【００３４】
（結果）
【表２】

【００３５】
この結果から明らかなように、本発明品ではかびの発生を完全に防ぐことができた。
【００３６】
実施例６
下記表３に示す組成により、実施例１に準じてゲル状脱臭剤を調製した。
このものについて、下記試験方法により、脱臭作用を調べた。この結果を表４に示す。
【００３７】
（組成）
【表３】

【００３８】
（試験方法）
上で作成した本発明品ＡおよびＢ並びに比較品Ａをそれぞれ２ｃｍ各の立方体にカットし、これを試料とした。この試料１個を２リットルのデシケーターに入れ、悪臭ガスとしてアンモニアと硫化水素を注入した。悪臭ガス注入直後の濃度（初期濃度;Ａ（ｐｐｍ））と１８０分後の濃度（Ｂ（ｐｐｍ））を検知管を用いて測定し、下記の式を用いて消臭率を算出した。その結果を表４に示す。
【００３９】

【００４０】
（結果）
【表４】

【００４１】
この結果から明らかなように、防かび剤を配合した本発明のゲル状脱臭剤において、防かび剤の影響による脱臭効果の低下は認められなかった、
【００４２】
【発明の効果】
本発明の脱臭剤組成物は、かびが生えることのないものであり、しかも防かび剤の添加による脱臭作用の低下も認められないものであった。
従って、本発明の脱臭剤組成物は、かびが生えることのないゲル状脱臭剤として広い用途に利用しうるものである。
以上[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a deodorant composition, and more particularly, to a gel-like deodorant composition that does not cause mold.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, many deodorizers and deodorizers for removing bad odors generated in toilets, rooms, refrigerators, car interiors, and the like have been proposed. Among these, a deodorizing agent of a type in which a granular material having physical adsorption ability such as activated carbon or zeolite is housed in a breathable bag and adsorbs and removes malodorous components is known. Although such a deodorant has an excellent deodorizing effect, there is a problem that the life of the deodorant, that is, the end time of the deodorant is not known, and the replacement time of the deodorant is forgotten.
[0003]
In order to solve such a problem, the present applicant has previously developed a gel-like deodorant obtained by dispersing an adsorbent in a gel (hereinafter referred to as “gel-like deodorant”) and applied for a patent ( Japanese Patent Application No. 11-270262). This product is very easy to use because of its high deodorizing effect and easy-to-understand end time. However, depending on the use environment, there is a problem that the fungus grows on the gel deodorant itself and molds grow. This problem is not only bad appearance, but also a substantial problem that the gel is destroyed by the action of mold and water separation occurs to impair the product performance.
[0004]
Conventionally, many gel preparations such as gel-like fragrances and deodorants have been proposed, but these also have a problem that molds grow. As a means for solving this problem, an antifungal agent such as paraben or TBZ (2- (4′-thiazolyl) -benzimidazole) is usually added to the gel in an amount of about 0.1%.
[0005]
However, even when these fungicides used in conventional gel-like fragrances and deodorants are blended with the gel-like deodorant, no effect was observed. The reason for this is presumed that fungicides such as parabens and TBZ are adsorbed by the adsorbent dispersed in the gel deodorant.
[0006]
Thus, with the gel-like deodorant, the mold prevention method employed in other gel preparations cannot be used, and it has been necessary to suppress the occurrence and propagation of mold by another method.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a technique for suppressing the growth of mold in a gel-like deodorant obtained by dispersing an adsorbent in a gel.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have searched for a number of fungicides, the degree of activity reduction due to the action of the adsorbent dispersed in the gel, the specific fungicides are hardly affected by the adsorbent, The present inventors have found that gel mold generation can be effectively suppressed and the present invention has been completed.
[0009]
That is, the present invention provides a deodorant composition containing one or more antibacterial metal-containing fungicides as a fungicide in a deodorant obtained by dispersing an adsorbent in a gel.
[0010]
The present invention also relates to a deodorizing agent obtained by dispersing an adsorbent in a gel, and 1,3-dimethylol-5,5-dimethylhydantoin, 1-methylol-5,5-dimethylhydantoin, 3-methylol as a fungicide. -5,5-dimethylhydantoin, 2-bromo-2-nitropropane-1,3-diol, hexamethylenetetramine, 1- (3-chloroallyl) -3,5,7-triaza-1-azoniaadamantan chloride or The present invention provides a deodorant composition containing one or more compounds selected from the group consisting of 2-chloroacetamide.
[0011]
Furthermore, the present invention provides a deodorant composition obtained by dispersing an adsorbent containing both the above fungicides in a gel.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
One of the fungicides used in the deodorant composition of the present invention is an antibacterial metal-containing fungicide. Examples of the antibacterial metal antifungal agent include a silver antifungal agent and a magnesium antifungal agent. Among these, as the silver-based fungicides, for example, organic acid silver salt-based fungicides such as silver citrate and silver lactate, silver-supported fungicides such as silver-supported zeolite, silver-supported silica gel and silver zirconium phosphate And silver-containing inorganic fungicides such as silver oxide and silver nitrate. Among the above-mentioned silver fungicides, organic acid silver salt fungicides include Adeka Royal Guard (Asahi Denka Kogyo Co., Ltd.), Zeomic (manufactured by Sinanen Co., Ltd.), bactenone (manufactured by Nippon Electronic Materials Co., Ltd.), Novalon (manufactured by Toagosei Co., Ltd.) and the like are commercially available, and these may be used. Examples of the magnesium-based fungicides include organic acid magnesium salt-type fungicides such as magnesium citrate, and magnesium-containing inorganic fungicides such as magnesium oxide and magnesium sulfate. The product name includes Aprec 90 (manufactured by Maruwa Biochemical Co., Ltd.).
[0013]
On the other hand, another antifungal agent used in the deodorant composition of the present invention is 1,3-dimethylol-5,5-dimethylhydantoin, 3-methylol-5,5-dimethylhydantoin, 2-bromo-2-nitro. A compound selected from the group consisting of propane-1,3-diol, hexamethylenetetramine, 1- (3-chloroallyl) -3,5,7-triaza-1-azoniaadamantan chloride and 2-chloroacetamide (hereinafter referred to as “ And may be collectively referred to as “organic fungicides”. An example of the product name is Dantguard (Lonza Japan).
[0014]
The amount of each antifungal agent in the deodorant composition is the active strength of the antifungal agent used, the type of gelling agent constituting the gel, the type and amount of the adsorbent in the gel, or other additions. Since it is affected by the type and amount of ingredients, it should be determined experimentally for the actual formulation. However, generally, it is sufficient to mix about 0.01% to 10% in the gel deodorant.
[0015]
In addition, since the antibacterial spectrum varies depending on the antifungal agent, it is preferable to use a mixture of two or more of the above antifungal agents in the deodorant composition. In particular, it is preferable to use a mixture of antibacterial metal-containing fungicides and organic fungicides. These mixing ratios can also determine an optimal range experimentally.
[0016]
The deodorant composition of the present invention can be produced according to a known method except that the antibacterial metal-containing fungicide and / or organic fungicide is added. That is, for example, first, an adsorbent and a gelling agent, which are powdery substances, are dispersed with a dispersant, then water is added to this, and the mixture is heated and stirred to obtain a uniform solution. Can be manufactured.
[0017]
As the adsorbent used, conventionally known activated carbon, charcoal such as Bincho charcoal, zeolite, silica gel, composite adsorbent and the like can be used, and activated carbon is preferably used from the viewpoint of price and deodorizing ability. Moreover, it is preferable to use this adsorbent having a particle size of 100 mesh or more from the viewpoint of gel formability and adsorption ability.
[0018]
On the other hand, as the gelling agent, conventionally known ones such as carrageenan, gellan gum, agar, gelatin, guar gum, pectin, locust bean gum, xanthan gum, sodium alginate, and cellulose derivatives can be used. preferable.
[0019]
In the production of the deodorant composition of the present invention, a dispersant can also be used. Examples thereof include glycols such as propylene glycol and ethylene glycol, and alcohols such as ethanol and propanol.
[0020]
Furthermore, various additives can be added to the deodorant composition of the present invention to such an extent that gel formation is not affected. Examples of the additive include an alkali metal salt such as sodium chloride as a gel reinforcing agent and an alkaline earth metal salt such as calcium chloride. In addition, deodorant components such as preservatives, ultraviolet absorbers, organic acids, pigments, fragrances, and other plant extracts can be added.
[0021]
[Action]
These fungicides have a fungicidal effect in the gel-like deodorant because they are not adsorbed by the adsorbent in the gel or release an effective fungicidal component into the gel. It is presumed that.
[0022]
【Example】
EXAMPLES Next, although an Example and a test example are given and this invention is demonstrated in more detail, this invention is not restrict | limited at all by these Examples.
[0023]
Example 1
As a gelling agent, 2.5 g of κ-carrageenan was dispersed in 5.0 g of ethylene glycol. To this, 2.0 g of activated carbon (average 300 mesh or more) as an adsorbent and 0.5 g of silver zirconium phosphate as an antifungal agent in 5.0 g of ethanol were mixed and stirred. This was mixed with 84.5 g of water plus 0.5 g of sodium chloride as a gel reinforcing agent, heated and stirred at 80 ° C., poured into a cup, and cooled and solidified to obtain the gel-like deodorant of the present invention. It was.
[0024]
Example 2
As a gelling agent, 2.5 g of κ-carrageenan was dispersed in 5.0 g of ethylene glycol. To this, 2.0 g of activated carbon (average of 300 mesh or more) as an adsorbent dispersed in 5.0 g of ethanol was mixed and stirred. This was mixed with 84.5 g of water, 0.5 g of sodium chloride and 0.5 g of 1,3-dimethylol-5,5-dimethylhydantoin as a fungicide, and then heated to 80 ° C. and stirred. The gel-like deodorant of the present invention was obtained by pouring into a cup and solidifying by cooling.
[0025]
Example 3
As a gelling agent, 0.7 g of gellan gum was dispersed in 4.0 g of propylene glycol. To this, 2.0 g of activated carbon (average of 300 mesh or more) as an adsorbent dispersed in 8.0 g of ethanol was mixed and stirred. This was mixed with 84.5 g of water added with 0.5 g of 1,3-dimethylol-5,5-dimethylhydantoin as a fungicide, heated and stirred at 90 ° C., and further chlorinated as a gel reinforcing agent. After adding 0.02 g of calcium, it was poured into a cup and solidified by cooling to obtain the gel-like deodorant of the present invention.
[0026]
When this gel-like deodorant was placed in a clog box, it had a deodorizing effect for about 3 months, the gel contracted after 3 months, and the end point could be easily identified. In addition, no mold was observed after 3 months.
[0027]
Example 4
As a gelling agent, 2.5 g of κ-carrageenan was dispersed in 5.0 g of ethylene glycol. A dispersion obtained by adding 2.5 g of silica gel (average of 300 mesh or more) as an adsorbent and 0.5 g of Aprec 90 (manufactured by Maruwa Biochemical Co., Ltd.) in 5.0 g of ethanol was mixed and stirred. This was mixed with 84.5 g of water added with 0.5 g of calcium chloride as a gel reinforcing agent, heated to 80 ° C., stirred, poured into a cup, cooled and solidified to obtain the gel-like deodorant of the present invention. Obtained.
[0028]
When this gel-like deodorant was placed in a clog box, it had a deodorizing effect for about 3 months, the gel contracted after 3 months, and the end point could be easily identified. In addition, no mold was observed after 3 months.
[0029]
Example 5
Inventive products 1 to 8 and comparative products 1 and 2 were produced in the same manner as in Example 1 or Example 2 except that the fungicides shown in Table 1 below were used.
[0030]
[Table 1]

[0031]
Test example 1
A control product prepared in the same manner as in Example 1 except that each gel-like deodorant and antifungal agent produced in Example 3 was not used at all in a petri dish having a diameter of 9 cm was poured into each 15 ml and allowed to solidify by cooling. The following 5 types of mold suspensions were applied to the solidified gel surface, and cultured for 1 month in a thermostatic chamber at 25 ° C., and then the growth of mold was observed with the naked eye. The results are shown in Table 2.
[0032]
(Test mold)
Mold 1: Aspergills niger IFO 6341
Mold 2: Penicillium Citrinum IFO 6352
Mold 3: Cladospurium Cladosporiodes
IFO 6348
Mold 4: Environmental isolate A ^*
Mold 5: Environmental isolate B ^*
* Environmental isolates A and B: Mold grown after standing for 7 days at 25 ° C. with a gel-like deodorant without fungicides.
[0033]
( Evaluation criteria )
+: Mold growth is recognized ±: Mold growth is slightly observed-: Mold growth is not observed [0034]
(Result)
[Table 2]

[0035]
As is apparent from the results, the product of the present invention could completely prevent the occurrence of mold.
[0036]
Example 6
A gel-like deodorant was prepared according to Example 1 with the composition shown in Table 3 below.
About this thing, the deodorizing action was investigated by the following test method. The results are shown in Table 4.
[0037]
(Composition)
[Table 3]

[0038]
( Test method )
The products A and B of the present invention prepared above and the comparative product A were each cut into 2 cm cubes and used as samples. One sample was placed in a 2 liter desiccator, and ammonia and hydrogen sulfide were injected as malodorous gases. The concentration immediately after the malodorous gas injection (initial concentration; A (ppm)) and the concentration after 180 minutes (B (ppm)) were measured using a detector tube, and the deodorization rate was calculated using the following equation. The results are shown in Table 4.
[0039]

[0040]
(Result)
[Table 4]

[0041]
As is apparent from this result, in the gel-like deodorant of the present invention containing a fungicide, no reduction in the deodorization effect due to the effect of the fungicide was observed.
[0042]
【The invention's effect】
The deodorant composition of the present invention was free from mold growth, and no deodorizing effect was reduced by the addition of the antifungal agent.
Therefore, the deodorant composition of the present invention can be used in a wide range of applications as a gel-like deodorant that does not cause mold.
more than

Claims

A deodorant composition obtained by dispersing an adsorbent in a gel and containing silver-supported zirconium phosphate as a fungicide.

Further, one or two kinds of compounds selected from the group consisting of 1,3-dimethylol-5,5-dimethylhydantoin, 2-bromo-2-nitropropane-1,3-diol, or 2-chloroacetamide as an antifungal agent The deodorant composition of Claim 1 containing the above.

The deodorant composition according to claim 1 or 2, wherein the adsorbent is activated carbon, zeolite, silica gel, or a composite adsorbent.

The deodorant composition according to any one of claims 1 to 3, wherein the adsorbent has a particle size of 100 mesh or more.

The deodorizer composition according to any one of claims 1 to 4, wherein the gelling agent is carrageenan, gellan gum, agar, gelatin, guar gum, pectin, locust bean gum, xanthan gum, sodium alginate or a cellulose derivative. .