JP4562465B2 - 静電気放電耐性特性の測定及び静電気破壊試験用装置 - Google Patents
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Description
尚、前記パルス電圧発生回路1としては、特許文献1をはじめ、同軸ケーブルを分布容量回路として用いて、それに充電して、機械スイッチで伝送ラインに放電させるという同軸ケーブル充電型、及び非特許文献6のように、通常の高電圧パルスをストレートに発生させるという高電圧パルス発生回路型が存在する。
尚、定常的な導通状態に至った段階においても、同様に、既存回路の伝送ラインインピーダンスのもと、素子の動作が制約されているが、トリガー状態、スナップバック状態までの素子動作に対する影響に比較して、大きな影響を与えている訳ではないと考えている。
(1)−(1)静電気放電保護回路に対し、所定の電圧上昇率によって上昇し、かつピーク値に至る入力ライン伝達用パルス電圧を印加する静電気放電耐性特性の測定、及び静電破壊試験用装置において、静電気放電保護回路に対する入力電圧回路における既存の定格による特性インピーダンス値を有している同軸ケーブル(以下、「既存同軸ケーブル」と略称する。)の内、インピーダンス変換回路と静電気放電保護回路との間に介在する既存同軸ケーブルの一部又は全てに代えて、既存同軸ケーブルが有している特性インピーダンスよりも低い特性インピーダンス値を有している同軸ケーブルを静電気放電保護回路に直接接続することによって、静電気放電保護回路とパルス電圧発生回路とを既存の同軸ケーブルによって接続した場合よりも当該パルス電圧発生回路から発する低い入力電圧によって静電気放電保護回路に対する導通を可能としている静電気放電耐性特性の測定及び静電破壊試験用装置、
(1)−(2)静電気放電保護回路に対し、所定の電圧上昇率によって上昇し、かつピーク値に至る入力ライン伝達用パルス電圧を印加する静電気放電耐性特性の測定、及び静電破壊試験用装置において、静電気放電保護回路に対する入力電圧回路における既存の定格による特性インピーダンス値を有している同軸ケーブル(以下、「既存同軸ケーブル」と略称する。)の内、インピーダンス変換回路と静電気放電保護回路との間に介在する既存同軸ケーブルの一部又は全てに代えて、既存同軸ケーブルが有している特性インピーダンスよりも低い特性インピーダンス値を有している同軸ケーブルを、下記の不等式を充足するR′を抵抗値として有している抵抗による直列接続を介して静電気放電保護回路に接続することによって、静電気放電保護回路とパルス電圧発生回路とを既存の同軸ケーブルによって接続した場合よりも当該パルス電圧発生回路から発する低い入力電圧によって静電気放電保護回路に対する導通を可能としている静電気放電耐性特性の測定及び静電破壊試験用装置、
記
Z00−Z02>R′
(但し、Z00:既存同軸ケーブルが有している特性インピーダンスの値、
Z02:既存同軸ケーブルに代えて採用した同軸ケーブルが有している特性インピーダンスの値)
(2)静電気放電保護回路に対し、所定の電圧上昇率によって上昇し、かつピーク値に至る入力ライン電圧を印加する静電気放電耐性特性の測定、及び静電破壊試験用装置において、静電気放電保護回路と並列に抵抗、若しくは同軸ケーブル、若しくは下記の不等式を充足するキャパシタンス、又はこれらの回路素子を接続することによって、静電気放電保護回路とパルス電圧発生回路とを既存の同軸ケーブルによって接続した場合よりも当該パルス電圧発生回路から発する低い入力電圧によって静電気放電保護回路に対する導通を可能としている静電気放電耐性特性の測定及び静電気破壊試験用装置、
記
T′(Z0+Zd)/(Z0・Zd)≪C′
(但し、C′:並列に接続されるキャパシタンスの値、
Z0:パルス電圧発生回路と静電気放電保護回路との間に接続される同軸ケーブルの特性インピーダンス、
Zd:導通状態における静電気放電保護回路のインピーダンスの値、
T′:入力ライン電圧がピーク値に至るまでの時間)
からなる。
Vm=(E・Zm)/{(Zs+Z01)coshγ1l1+(Z01+ZsZm/Z01)sinhγ1l1}…(a1)
(尚、前記Vmは、パルス電圧発生回路1と静電気放電保護回路2との中間位置の電圧に該当することから、以後「中間電圧Vm」と略称することにする。)
Vd=(Zd・Vm)/{(Zm+Z02)coshγ2l2+(Z02+ZmZd/Z02)sinhγ2l2}…(a2)
前記(a1)、(a2)式は、電気回路における分布定数回路の基本式に該当する(例えば、社団法人電気学会1989年1月20日第36版発行の「電気回路論」348頁の11・54式参照)。
と表現されることになる。
但し、
m1=(Zm−Z02)/(Zm+Z02)、m2=(Zd−Z02)/(Zd+Z02)である(前記「電気回路論」の383頁〜384頁の各式、特に(11・211)式参照)。
による各時間、即ち静電気放電保護回路2側に位置している同軸ケーブル4の距離l2を、速度
Vd≒m1(1+m2)Vm=2ZdVmm1/(Zd+Z02) …(a4)
が成立する。
尚、通常、インピーダンス変換回路3においては、純然たる抵抗素子を使用していることから、上記m1には、ラプラス演算子sが存在せず、前記のように、時間の偏位を行うことによって考慮することに格別の支障は存在しない。
Vm≒2ZmEm1′/(Zm+Z01) …(a5)
が成立する。
Vd′≒2m1Vm …(a4)′
と変容される。
Vd/Vd′≒Zd/(Zd+Z02) …(a6)
を得ることができる。
尚、既存同軸ケーブル40の一部に代えて、特性インピーダンスの低い同軸ケーブル4を採用する場合には、静電気放電保護回路2に近い側に当該同軸ケーブル4を設け、静電気放電保護回路2に対する影響の度合いを大きくすると良い。
尚、トリガー段階における素子電圧Vdの上昇率の変化によって、その後の導通状態が左右される主たる原因としては、素子電圧Vdの上昇率の相違に対応するトリガー状態の相違によって、静電気放電保護回路2における内部のインピーダンスZdが変容していること、あるいは、静電気放電保護回路2の回路動作上の特性に由来するものと考えられる。
Vd/Vd′≒Zd/(Zd+R′+Z02) …(b1)
Zd+Z00>Zd+R′+Z02
であることが要求される。
Z00−Z02>R′ …(b2)
を充足することを必須の要件としているが、前記(1)−(2)の基本構成においては、前記不等式が明らかに成立すること、即ち
Z00−Z02≫R′であることが好ましい。
Vd=(Zd・E)/{(Zs+Z0)coshγ+(Z0+ZsZd/Z0)sinhγ} …(c1)
Zd・Z′/(Zd+Z′)
を採用し、かつ1回目の反射率であるm1については、
m1=(ZS−Z0)/(ZS+Z0)
であることを考慮することによって、
Vd=2(ZdZ′m1・E)/(Zd+Z′)/{ZdZ′/(Zd+Z′)+Z0} …(c2)
が成立する。
Vd′≒2Z′m1・E/(Z0+Z′) …(c2)′
と変容される。
Vd/Vd′≒(ZdZ′+ZdZ0)/{(Z0+Zd)Z′+Z0Zd}
={Zd/(Zd+Z0)}・{1+Z0 2/(Z0Z′+ZdZ′+Z0Zd} …(c3)
を得ることができる。
尚、前記比率Zd/(Zd+Z0)は、前記(a6)式の比率に対応しているが、この場合の特性インピーダンスZ0は、前記(a6)式のような既存同軸ケーブル40と置換した同軸ケーブル4によるインピーダンスZ02に限定される訳ではなく、既存同軸ケーブルZ00の場合をも包摂している。
但し、図4(a)、(b)の並列においても、抵抗値又は特性インピーダンス値Z′の値如何によっては、以下に説明するように、既存同軸ケーブル40を採用し、しかも並列回路を設けない場合に比し、同一の電源電圧Eに対して大きな素子電圧Vdを得ることができる。
Vd=2Zdm1・E/{Z02(Zd+Z′)/Z′+Zd}
と変形することができる。
Z00>Z02(Zd+Z′)/Z′
であることが要求され、
Z′>Z02Zd/(Z00−Z02)
を充足する場合には、前記(1)−(1)及び(1)−(2)の基本構成と同様に、電源電圧Eとの関係においても、既存同軸ケーブル40も採用し、かつ並列回路を設けていない場合に比し、素子電圧Vdを大きな値とすることができる。
(既に説明したように、Z d :導通状態における静電気放電保護回路のインピーダンスの値、
Z 00 :既存同軸ケーブルが有している特性インピーダンスの値、
Z 02 :既存同軸ケーブルに代えて採用した同軸ケーブルが有している特性インピーダンスの値)
このような効果を得るためには、
Z′≫Z02Zd/(Z00−Z02)
であることが好ましい。
Z′=1/C′s
であり、かつ前記(c2)式は、以下のように表現することができる。
Vd=2EZd/{Z0(1+C′sZd)+Zd} …(c4)
V′d≒2E/(1+C′sZ0) …(c4)′
E=E0t/T′(0≦t≦T′)
=E0(T′≦t≦T)
と表現することができる。
E=E0/(T′s2) (0≦t≦T′)
=E0・e−sT′/(T′s) (T′≦t≦T)
と表現することができる。
Vd=2E0・{Zd/(Zd+Z0)}・{t/T′−(1−e−αt)/(αT′)}
…(c5)
(0≦t≦T′)
=2E0{Zd/(Zd+Z0)}・{1−e−αt(eαT′−1)/(αT′)}
(T′≦t≦T) …(c6)
(但し、α=(Z0+Zd)/C′Z0Zd)
同様に、Vd′として以下の式を得ることができる。
V′d≒2E0・{t/T′−(1−e−α′t)/(α′T′)} …(c5)′
(0≦t≦T′)
=2E0{1−e−α′t(eα′T′−1)/(α′T′)} …(c6)′
(T′≦t≦T)
(但し、α′=1/C′Z0)
Vd/V′d≒{Zd/(Zd+Z0)}{t/T−(1−e−αt)/(αT′)}
÷{t/T′−(1−e−α′t)/(α′T′)} …(c7)
(0≦t≦T′)
≒{Zd/(Zd+Z0)}・{1−e−αt(eα′T′−1)/(αT′)}
÷{1−e−α′t(eα′T′−1)/(α′T′)} …(c8)
(T′≦t≦T)
を得ることができる。
{(1−e−αt)/(αT′)}÷{(1−e−α′t)/(α′T′)}
=(α′/α)・(1−e−αt)/(1−e−α′t)
≒(α′/α)・(αt/α′t)=1
から、双方は概略等しい値である。
{e−αt(eαT′−1)/(αT′)}÷{e−α′t(eα′T′−1)/(α′T′)}
=(α′/α)・e−(α−α′)(t−T′)(1−e−αT′)/(1−e−α′T′)
≒(α′/α)・e−(α−α′)(t−T′)・(αT′)/(α′T′)
=e−(α−α′)(t−T′)<1
から、e−αt(eαT′−1)/(αT′)よりもe−α′t(eα′T′−1)/(α′T′)の方が大きな値である。
{ZE0Zd/(Zd+Z02)}・{1−1/α2T′(T−T′)}
の方が大きい場合には、同一の電源電圧Eに対し、素子電圧Vdを平均して大きく設定することができる。
Zd/(Zd+Z00)<{Zd/(Zd+Z02)}・{1−1/α2T′(T−T′)}
から、
(既に説明したように、T:入力ライン電圧が入力後ピーク値の継続を終了するに至るまでの時間、
T′:入力ライン電圧が入力後ピーク値に至るまでの時間、
Z d :導通状態における静電気放電保護回路のインピーダンスの値、
Z 00 :既存同軸ケーブルが有している特性インピーダンスの値、
Z 02 :既存同軸ケーブルに代えて採用した同軸ケーブルが有している特性インピーダンスの値)
尚、実施例1においても、低い特性インピーダンスによる同軸ケーブル4として、既存同軸ケーブル40を並列に設置することが、工作上簡便である。
但し、当該前提に立脚している実施例1の回路に付加して、特殊な静電気放電破壊試験に使用するために、前記(b2)式を充足せず、特に大きな抵抗(例えば、500Ω以上)を付加して、選択状態とすることは、当然可能であり、実施例1は、このような付加を特に排除している訳ではない。
尚、伝送ラインの特性インピーダンスが、静電気放電保護素子の破壊特性に直接、影響している場合も考えられるので、この観点からも、広い電圧上昇率範囲、特に破壊し易いと考えられる、低い特性インピーダンスでの測定することには、利点がある。
但し、通常、適度な電流を流すことによって、当該寄生抵抗が低減できることが知られており、実施例2においても、図2(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、スイッチ7の選択により、2個の金属パッド5を短絡回路側に接続することによって、静電気保護回路2に過大な電圧が印加されない状態にて、当該短絡回路に電流を導通したうえで、寄生抵抗を低減させている。
2 静電気放電保護回路
3 インピーダンス変換回路
30 既存回路におけるアッテネータ
4 同軸ケーブル
40 既存回路の同軸ケーブル
5 金属パッド
6 プローブニードル
7 スイッチ
8 オシロスコープ
Claims (9)
- 静電気放電保護回路に対し、所定の電圧上昇率によって上昇し、かつピーク値に至る入力ライン伝達用パルス電圧を印加する静電気放電耐性特性の測定、及び静電破壊試験用装置において、静電気放電保護回路に対する入力電圧回路における既存の定格による特性インピーダンス値を有している同軸ケーブル(以下、「既存同軸ケーブル」と略称する。)の内、インピーダンス変換回路と静電気放電保護回路との間に介在する既存同軸ケーブルの一部又は全てに代えて、既存同軸ケーブルが有している特性インピーダンスよりも低い特性インピーダンス値を有している同軸ケーブルを静電気放電保護回路に直接接続することによって、静電気放電保護回路とパルス電圧発生回路とを既存の同軸ケーブルによって接続した場合よりも当該パルス電圧発生回路から発する低い入力電圧によって静電気放電保護回路に対する導通を可能としている静電気放電耐性特性の測定及び静電破壊試験用装置。
- 静電気放電保護回路に対し、所定の電圧上昇率によって上昇し、かつピーク値に至る入力ライン伝達用パルス電圧を印加する静電気放電耐性特性の測定、及び静電破壊試験用装置において、静電気放電保護回路に対する入力電圧回路における既存の定格による特性インピーダンス値を有している同軸ケーブル(以下、「既存同軸ケーブル」と略称する。)の内、インピーダンス変換回路と静電気放電保護回路との間に介在する既存同軸ケーブルの一部又は全てに代えて、既存同軸ケーブルが有している特性インピーダンスよりも低い特性インピーダンス値を有している同軸ケーブルを、下記の不等式を充足するR′を抵抗値として有している抵抗による直列接続を介して静電気放電保護回路に接続することによって、静電気放電保護回路とパルス電圧発生回路とを既存の同軸ケーブルによって接続した場合よりも当該パルス電圧発生回路から発する低い入力電圧によって静電気放電保護回路に対する導通を可能としている静電気放電耐性特性の測定及び静電破壊試験用装置。
記
Z00−Z02>R′
(但し、Z00:既存同軸ケーブルが有している特性インピーダンスの値、
Z02:既存同軸ケーブルに代えて採用した同軸ケーブルが有している特性インピーダンスの値) - 複数個の異なる抵抗値を有している抵抗を選択可能な状態にて静電気放電保護回路に接続することを特徴とする請求項2記載の静電気放電耐性特性の測定及び静電破壊試験用装置。
- 既存同軸ケーブルよりも低い特性インピーダンス値を有している同軸ケーブルとして、既存同軸ケーブルによる並列接続回路を採用したことを特徴とする請求項1、2の何れか一項に記載の静電気放電耐性特性の測定及び静電破壊試験用装置。
- 低い特性インピーダンス値による同軸ケーブル同士、又は当該低い特性インピーダンス値による同軸ケーブルと既存同軸ケーブルとを選択可能な状態にて採用することを特徴とする請求項1、2、3、4の何れか一項に記載の静電気放電耐性特性の測定及び静電破壊試験用装置。
- 静電気放電保護回路に対し、所定の電圧上昇率によって上昇し、かつピーク値に至る入力ライン伝達用パルス電圧を印加する静電気放電耐性特性の測定、及び静電破壊試験用装置において、静電気放電保護回路と並列に抵抗、若しくは同軸ケーブル、若しくは下記の不等式を充足するキャパシタンス、又はこれらの回路素子の組合せを接続することによって、静電気放電保護回路とパルス電圧発生回路とを既存の同軸ケーブルによって接続した場合よりも当該パルス電圧発生回路から発する低い入力電圧によって静電気放電保護回路に対する導通を可能としている静電気放電耐性特性の測定及び静電気破壊試験用装置。
記
T′(Z0+Zd)/(Z0・Zd)≪C′
(但し、C′:並列に接続されるキャパシタンスの値、
Z0:パルス電圧発生回路と静電気放電保護回路との間に接続される同軸ケーブルの特性インピーダンス、
Zd:導通状態における静電気放電保護回路のインピーダンスの値、
T′:入力ライン伝達用パルス電圧がピーク値に至るまでの時間) - パルス発生電圧回路と静電気放電保護回路とを接続している既存同軸ケーブルに代えて、既存同軸ケーブルよりも低い特性インピーダンスを有している同軸ケーブルを採用したうえで、下記不等式を充足するようなZ′を抵抗値として有している抵抗、又は特性インピーダンス値として有している同軸ケーブルを静電気放電保護回路に対し並列に接続することを特徴とする請求項6記載の静電気放電耐性特性の測定及び静電破壊試験用装置。
記
Z′>Z02Zd/(Z00−Z02)
(但し、Zd:導通状態における静電気放電保護回路のインピーダンスの値、
Z00:既存同軸ケーブルが有している特性インピーダンスの値、
Z02:既存同軸ケーブルに代えて採用した同軸ケーブルが有している特性インピーダンスの値) - パルス発生電圧回路と静電気放電保護回路とを接続している既存同軸ケーブルに代えて、既存同軸ケーブルよりも低い特性インピーダンスを有している同軸ケーブルを採用したうえで、下記不等式を充足するC′を容量値として有しているキャパシタンスを、静電気放電保護回路に対し並列に接続することを特徴とする請求項6記載の静電気放電耐性特性の測定及び静電破壊試験用装置。
記
T′:入力ライン伝達用パルス電圧が入力後ピーク値に至るまでの時間、
Zd:導通状態における静電気放電保護回路のインピーダンスの値、
Z00:既存同軸ケーブルが有している特性インピーダンスの値、
Z02:既存同軸ケーブルに代えて採用した同軸ケーブルが有している特性インピーダンスの値) - それぞれ所定の面積を有している2個の金属パッドに対し、静電気放電保護回路の入力用両端子を接続し、当該2個の金属パッドに対し、それぞれ2個のプローブニードルを接続し、一方の2個のプローブニードルは、パルス電圧発生回路側と接続しており、他方の2個のプローブニードルは、短絡回路との接続を選択可能な状態にて、抵抗若しくは同軸ケーブル、又はキャパシタンスによる回路と接続していることを特徴とする請求項6記載の静電気放電耐性特性の測定及び静電破壊試験用装置。
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