JP4561926B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室内機に関する。
従来より、空気調和機の室内機には、室内空気を取り込むための吸い込み口を覆うことが可能なパネルを有するものがある。
例えば、特許文献1(特開平11−2423号公報)に開示されている天井設置型の空気調和機の室内機では、室内機本体の下面に吸い込み口が設けられている。また、この室内機では、パネルが、室内機本体の下面に設けられており、ワイヤによって室内機本体から吊り下げられることが可能となっている。このため、ユーザは、パネルを室内機本体の下方に降ろすことによって、パネルに設けられているフィルタの清掃等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
ところで、パネルが室内機本体に収納されている状態とパネルが室内機本体に収納されていない状態とを採ることが可能な空気調和機の室内機では、パネルが室内機本体に収納されている状態から空気調和機による空気調和運転が開始されるため、室内機の電源が投入されると、パネルを室内機本体に収納する動作を行ってから次の動作に移行する、いわゆるイニシャライズ動作が行われることが考えられる。このため、パネルが室内機本体に収納されている場合であっても、電源が投入された後にイニシャライズ動作が行われることがある。この場合、ユーザによって電源投入時に空気調和運転の運転開始の指示が行われても、イニシャライズ動作が完了するまで空気調和運転が行われないために、ユーザに対して不快感を与えるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、ユーザに対して不快感を与えるおそれを少なくすることができる空気調和機の室内機を提供することにある。
第1発明に係る空気調和機の室内機は、室内機本体と、パネルと、検知部と、支持部と、判定部と、パネル制御部とを備えている。パネルは、収納状態と非収納状態とを採ることが可能である。収納状態とは、パネルが室内機本体に収納されている状態のことである。また、非収納状態とは、パネルが室内機本体に収納されていない状態のことである。検知部は、収納位置にパネルが位置しているか否かを検知する。収納位置とは、収納状態においてパネルが位置する位置である。支持部は、収納状態においてパネルを支持することが可能である。また、支持部は、支持状態と、非支持状態とを採ることが可能である。支持状態とは、支持部がパネルを支持している状態である。非支持状態とは、支持部がパネルを支持していない状態である。判定部は、検知部の検知結果に基づいて、パネルが収納状態であるか、または、非収納状態であるかを判定する。また、判定部は、支持部が支持状態であるか、または、非支持状態であるかを判定する。パネル制御部は、電源が投入された場合に、判定部の判定結果に基づいてパネルの動作内容を決定する。また、パネル制御部は、決定された動作内容に応じて、パネルの動作を制御する。
第1発明に係る空気調和機の室内機では、判定部の判定結果に基づいて、電源が投入されてから空気調和運転が開始されるまでに行われるパネルの動作内容(以下、パネルのイニシャライズ動作という)が決定されている。このため、判定部によってパネルが収納状態であると判定された場合には、パネルの収納動作等を含まないパネルのイニシャライズ動作が行われるように、イニシャライズ動作の内容を決定することができる。したがって、この空気調和機の室内機では、電源投入時のパネルの状態に基づいて、パネルのイニシャライズ動作の動作内容を決定することができる。
これによって、ユーザに対して不快感を与えるおそれを少なくすることができる。
また、判定部は、検知部の検知結果に基づいてパネルの状態を判定し、かつ、支持部がパネルを支持している状態であるか否かを判定する。このため、電源投入時におけるパネルの状態、および、電源投入時における支持部の状態に基づいて、パネルのイニシャライズ動作の動作内容を決定することができる。
発明に係る空気調和機の室内機は、第発明の空気調和機の室内機であって、支持部は、支持部材を有する。支持部材は、パネルの回動軸に設けられている孔に対向する位置に設けられている。また、支持部材は、第1状態、第2状態、または、第3状態を採ることが可能である。第1状態とは、支持部材が、孔の第1所定位置まで挿入されている状態のことである。第2状態とは、支持部材が、孔の第2所定位置まで挿入されている状態のことである。第3状態とは、支持部材が、孔に挿入されていない状態のことである。また、判定部は、支持部材が第1状態、第2状態、または、第3状態のいずれの状態にあるかを更に判定する。
発明に係る空気調和機の室内機では、判定部は、支持部材が第1状態、第2状態、または、第3状態のいずれの状態にあるかを判定する。このため、この空気調和機の室内機では、電源投入時の支持部材の状態に基づいて、パネルのイニシャライズ動作の動作内容を決定することができる。
発明に係る空気調和機の室内機は、第発明の空気調和機の室内機であって、パネル制御部は、動作内容を決定する決定部を有している。決定部は、判定部が収納状態であると判定し、かつ、第1状態であると判定した場合に、動作内容を、支持部材が孔の第1所定位置から更に挿入されるように支持部を制御する動作である第1動作に決定する。また、決定部は、判定部が収納状態であると判定し、かつ、第2状態であると判定した場合に、動作内容を、支持部材が孔の第2所定位置から第1所定位置に挿入された後に孔の第1所定位置から更に挿入されるように支持部を制御する動作である第2動作に決定する。さらに、決定部は、判定部が非収納状態であると判定し、かつ、第1状態であると判定した場合に、動作内容を、パネルが収納状態となるようにパネルの動作を制御するとともに、支持部材が孔の第1所定位置から更に挿入されるように支持部の動作を制御する第3制御に決定する。また、決定部は、判定部が非収納状態であると判定し、かつ、第3状態であると判定した場合に、動作内容を、パネルが収納状態となるようにパネルの動作を制御するとともに、支持部材が孔の第2所定位置に挿入された後に孔の第2所定位置から更に挿入されるように支持部材の動作を制御する第4動作に決定する。このため、この空気調和機の室内機では、パネルのイニシャライズ動作を実行することができる。
なお、第4動作では、孔の第2所定位置から更に挿入されて第1所定位置まで至った支持部材が、第1所定位置から更に挿入されることが好ましい。
発明に係る空気調和機の室内機は、第発明の空気調和機の室内機であって、支持部は、支持部材を有している。支持部材は、パネルの回動軸に設けられている孔に対抗する位置に設けられている。また、支持部材は、挿入状態または非挿入状態を採ることが可能である。挿入状態とは、支持部材が孔の第1所定位置まで挿入されている状態のことである。非挿入状態とは、支持部材が孔に挿入されていない状態のことである。判定部は、支持部材が挿入状態または非挿入状態のいずれの状態にあるかを更に判定する。
発明に係る空気調和機の室内機では、判定部は、支持部材が挿入状態または非挿入状態のいずれの状態にあるかを判定する。このため、この空気調和機の室内機では、電源投入時の支持部材の状態に基づいて、パネルのイニシャライズ動作の動作内容を決定することができる。
発明に係る空気調和機の室内機は、第発明の空気調和機の室内機であって、パネル制御部は、動作内容を決定する決定部を有する。決定部は、判定部が非収納状態であると判定し、かつ、非挿入状態であると判定した場合に、動作内容を第5動作に決定する。第5動作とは、パネルが収納状態となるようにパネルの動作を制御するとともに、支持部材が挿入状態となるように支持部の動作を制御する動作のことである。このため、この空気調和機の室内機では、判定部による判定結果に基づいて、パネルのイニシャライズ動作を決定することができる。
発明に係る空気調和機の室内機は、第発明に係る空気調和機の室内機であって、第5動作は、支持部材が孔の第1所定位置から更に挿入されるように、支持部の動作を制御する動作を含む。このため、パネルのイニシャライズ動作が実行された場合に、支持部材が孔から抜けるおそれを減らすことができる。
発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明から第発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、ユーザからのパネルの動作開始指示を受け付ける受付部を更に備える。また、パネル制御部は、受付部において前記指示を受け付けた場合に、動作内容に応じてパネルの動作を制御する。このため、ユーザの動作開始指示に基づいて、決定されたパネルのイニシャライズ動作が行われるようにパネルの制御が行われる。
これによって、ユーザの都合に応じて、パネルの制御を開始させることができる。
第1発明に係る空気調和機の室内機では、ユーザに対して不快感を与えるおそれを少なくすることができる。
発明に係る空気調和機の室内機では、電源投入時の支持部材の状態に基づいて、パネルのイニシャライズ動作の動作内容を決定することができる。
発明に係る空気調和機の室内機では、パネルのイニシャライズ動作を実行することができる。
発明に係る空気調和機の室内機では、電源投入時においてパネルが支持されている状態であるか否かに基づいて、パネルのイニシャライズ動作の動作内容を決定することができる。
発明に係る空気調和機の室内機では、パネルのイニシャライズ動作を決定することができる。
発明に係る空気調和機の室内機では、支持部材が孔から抜けるおそれを減らすことができる。
発明に係る空気調和機の室内機では、ユーザの都合に応じて、パネルの制御を開始させることができる。
本発明の実施形態に係る室内機の外観斜視図(天井は省略)。 本発明の実施形態に係る室内機の断面図。 下部ユニットの斜視図。 下部ユニットの斜視図。 下部ユニットの斜視図。 ユーザが空気調和運転に関する指示を行う際に用いられるリモートコントローラの外観図。 ユーザがフラットパネルの昇降に関する指示を行う際に用いられるリモートコントローラの外観図。 ヒンジ連結機構の分解図。 下部ユニットの分解斜視図。 パネル昇降機構の分解図。 パネル昇降機構内部の部品の配置図。 パネルロック機構の斜視図。 制御部の制御ブロック図。 支持軸の支持状態を示す概念図。 パネル制御部によるフラットパネルのイニシャライズ動作を示すフローチャート。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の室内機2を図1に示す。この室内機2は、天井設置型の室内機であって、暖房運転および冷房運転を含む空気調和運転や、フィルタ清掃運転等を行うことができる。室内機2は、主として、室内機本体20、フラットパネル24、収納検知リミットスイッチ90a,90b(図3参照)、ヒンジ連結機構6(図3参照)、パネルロック機構8(図3参照)、パネル昇降機構7(図3参照)、および、制御部30(図12参照)を備えている。
<室内機本体>
室内機本体20内には、図2に示すように、室内ファン13および室内熱交換器12等が収納されており、下面が開口した箱状の形態を有している。
室内ファン13は、長細い円筒形状に構成されるクロスフローファンであり、回転軸が室内機本体20の長手方向にそって延びるように、室内機本体20に収容されている。また、室内ファン13は、室内ファンモータ(図示せず)によって回転駆動されることで、回転軸と交わる方向に空気流を生成する。さらに、室内ファン13は、室内の空気を室内機本体20内に吸い込ませるとともに、室内熱交換器12との間で熱交換を行った後の空気を室内に吹き出させる。
室内熱交換器12は、長手方向両端で複数回折り返されてなる伝熱管と、伝熱管から挿通される複数のフィンとからなり、接触する空気との間で熱交換を行う。また、室内熱交換器12は、室内ファン13の下側の位置から室内ファン13から遠ざかるにつれて斜め上方に延びるように室内機本体20内に配置されている。
また、室内機本体20は、化粧パネル21を有している。化粧パネル21は、図1に示すように、平面視において、室内機本体20の天面よりも大きな略長方形状の部材である。また、化粧パネル21には、吸い込み口20aおよび吹き出し口20bが設けられている。また、室内機本体20は、フィルタ9を清掃するためのフィルタ清掃機構10を有しており、化粧パネル21、フラットパネル24および後述する水平フラップ51とともに、下部ユニット52を構成している。フィルタ清掃機構10は、フィルタ9の塵埃を除去するためのブラシ108と、ブラシ108がフィルタ9から掻き取った塵埃を溜めるためのダストボックス109とを有している。フィルタ清掃機構10は、ユーザによってフィルタ清掃運転の開始指示が為されると、ブラシ108によってフィルタ9から塵埃を掻き取り、ダストボックス109に溜める動作を行う。また、ダストボックス109は、フラットパネル24に着脱可能に取り付けられている。
さらに、室内機本体20の内部は、収納検知リミットスイッチ90a,90b、ヒンジ連結機構6、パネルロック機構8、パネル昇降機構7、および、制御部30が収納されている。これらについては、後述する。
<フラットパネル>
フラットパネル24は、図3、図4および図5に示すように、吸い込み口20aの面積よりも大きい面積を有し、室内機本体20の長手方向に長い形状を呈する開口の設けられていない板状の部材である。また、フラットパネル24は、図5に示すように、後述するパネル昇降機構7の有する2本のワイヤ71によって吊り上げられている。
さらに、フラットパネル24は、図3および図4に示すように、吸い込み口20a近傍に位置する状態と、図5に示すように、吸い込み口20aの下方に下降している状態とを採ることが可能である。具体的には、吸い込み口20a近傍に位置する場合として、図3に示すように、フラットパネル24が、室内機本体20に収納され吸い込み口20aを閉じている状態である運転待機状態と、図4に示すように、室内機本体20に収納されずに吹き出し口20b側の端部を中心として室内機本体20に対し回転可能となる状態である運転状態と、運転待機状態と同様に室内機本体20に収納され吸い込み口20aを閉じている状態であるおそうじ運転状態と、運転待機状態やおそうじ運転状態と同様に室内機本体20に収納され吸い込み口20aを閉じている状態である下降待機状態とがある。また、運転待機状態と、おそうじ運転状態と、下降待機状態との違いは、運転待機状態では、フラットパネル24がヒンジ連結機構6によって室内機本体20に対して支持された状態を採っており、おそうじ運転状態では、フラットパネル24がパネルロック機構8によって室内機本体20に対してロックされた状態を採っており、下降待機状態では、フラットパネル24がヒンジ連結機構6によって支持されておらず、かつ、パネルロック機構8によってロックされていないロック解除の状態を採っている点である。また、運転状態では、フラットパネル24は、ヒンジ連結機構6によって支持された状態であり、かつ、パネルロック機構8によってロックされていないロック解除の状態を採っており、フラットパネル24の一端部を軸として他端部が上昇および下降することで、吸い込み口20aを開閉することができる。
また、吸い込み口20aの下方に下降している場合としては、図5に示すように、フラットパネル24が室内機本体20に収納されずに吸い込み口20aの下方に下降している状態である昇降状態がある。
さらに、室内機2は、水平フラップ51、受信部92、および、運転状態表示部93を備えている。
水平フラップ51は、吹き出し口20bから吹き出される空気を、案内するためのものであって、吹き出し口20bを開閉可能に設けられている。水平フラップ51は、空気調和運転の運転停止時および室内機のフィルタ清掃運転等のメンテナンス時には、吹き出し口20bを閉じた状態を採っている。また、水平フラップ51は、室内機が空気調和運転を行っている場合には、吸い込み口20a側の端部を軸として回動し、吹き出し口20bを開放した状態を採る。このような水平フラップ51は、モータやギア等によって回転駆動される。
受信部92は、図1に示すように、化粧パネル21に設けられている。受信部92は、リモートコントローラ80a,80bから送信される各種運転の開始指示や各種設定等を受信可能なように設けられている。例えば、受信部92は、冷房運転等の空気調和運転の開始指示や室内の設定温度を、リモートコントローラ80aを介して受け付けることができる。また、受信部92は、フラットパネル24の昇降指示を、リモートコントローラ80bを介して受けることができる。なお、本実施形態のリモートコントローラには、ユーザが押すことによって、空気調和運転の運転開始や運転停止に関する指示信号、または、温度設定等の各種設定に関する指示信号を受信部に送信することができるリモートコントローラ80a(図6A参照)と、フィルタ清掃運転に関する指示信号、または、フラットパネル24の昇降動作に関する指示信号を送信することができるリモートコントローラ80b(図6B参照)とが含まれる。
運転状態表示部93は、図1に示すように、受信部92と同様、化粧パネル21に設けられている。運転状態表示部93は、LEDを有しており、室内機の運転状況に応じてLEDを点灯や点滅させる。
次に、室内機本体20内部に収納されている収納検知リミットスイッチ90a,90b、ヒンジ連結機構6、パネルロック機構8、パネル昇降機構7、および、制御部30について順に説明する。
<収納リミットスイッチ>
収納検知リミットスイッチ90a,90bは、図3、図4および図5に示すように、化粧パネル21の吸い込み口20a近傍に2つ設けられている。より具体的には、2つの収納検知リミットスイッチ90a,90bは、吸い込み口20aの長辺のうち吹き出し口20bと離れている方の長辺に沿うように、互いに所定の間隔を開けて配置されている。
各収納検知リミットスイッチ90a,90bは、フラットパネル24が化粧パネル21の吸い込み口20a付近の位置に位置することを検知する。具体的には、フラットパネル24の状態が、運転待機状態、おそうじ運転状態、および、下降待機状態である場合、収納検知リミットスイッチ90a,90bはオン信号を出力する。また、フラットパネル24の状態が、運転状態、または、昇降状態である場合には、収納検知リミットスイッチ90a,90bはオフ信号を出力する。このようにして、収納検知リミットスイッチ90a,90bにより出力されたオン信号およびオフ信号は、制御部30に取り込まれる。
<ヒンジ連結機構>
ヒンジ連結機構6は、フラットパネル24が、運転待機状態、運転状態、または、おそうじ運転状態を採るときには、フラットパネル24の一端を回転可能に支持し、フラットパネル24が下降待機状態、または、昇降状態を採るときには、ラットパネル24の一端の支持を解除する。
図7は、ヒンジ連結機構6の分解斜視図である。ヒンジ連結機構6は、図7に示すように、回動部材61、滑り部材62、第1ピン63、ピニオン歯車64、ヒンジ駆動モータ65、固定部材66、第2ピン67、および、ネジ68を有している。回動部材61は、U字状の固体物であって、端面から外側に向かって棒状の支持軸61aが突出している。さらに、回動部材61の一端部には、軸孔61bが形成されている。
滑り部材62は、ピニオン歯車64と噛み合うラック62aと、回動部材61の軸孔61bの両面を挟むアーム62bとを有している。さらに、アーム62bには、第1滑り孔62cが形成され、ラック62aの根元近傍には、第2滑り孔62dが形成されている。ヒンジ駆動モータ65は、ステッピングモータであり、ピニオン歯車64を回転させる。また、ヒンジ駆動モータ65は、ネジ68が通る貫通孔65aを有している。
固定部材66には、滑り部材62を滑り移動可能に保持する滑り空間66aと、ピニオン歯車64が挿入される歯車空間66bと、ネジ68と螺合するネジ孔66cとが形成されている。さらに、滑り空間66aを形成する壁には、第1貫通孔66dと第2貫通孔66eとが形成されている。
滑り部材62は固定部材66の滑り空間66aに配置され、滑り部材62のアーム62bに回動部材61の軸孔61bが挟まれるように配置される。第1ピン63は、固定部材66の第1貫通孔66dの一端から挿入され、滑り部材62の第1滑り孔62cおよび回動部材61の軸孔61bを通って第1貫通孔66dの他端に出る。
第2ピン67は、第2貫通孔66eの一端から挿入され、滑り部材62の第2滑り孔62dを通って第2貫通孔66eの他端に出る。その結果、滑り部材62は、第1ピン63および第2ピン67に沿って滑り空間66aを水平移動することができ、回動部材61は、第1ピン63を中心に回動することができる。
このような構成によって、ヒンジ連結機構6は、ヒンジ駆動モータ65がピニオン歯車64を回転させると、ピニオン歯車64と噛み合うラック62aに動力が伝達されて滑り部材62は第1ピン63に沿って滑り移動し、滑り部材62の移動に伴って回動部材61がフラットパネル24の方向、あるいは、その反対の方向へ移動する。ここで、説明の便宜上、回動部材61をフラットパネル24と連結する方向へ移動するようにヒンジ駆動モータ65が回転することを「正転」と言い、回動部材61とフラットパネル24との連結を解除する方向へ移動するようにヒンジ駆動モータ65が回転することを「逆転」と言う。なお、ヒンジ駆動モータ65から出力される回転数に関する信号は、制御部30に取り込まれる。
また、フラットパネル24の端部には、回動部材61に支持軸61aと対峙する支持孔24c(図8参照)が設けられており、ヒンジ駆動モータ65が正転し、支持軸61aがフラットパネル24の支持孔24cに挿入されたときは、回動部材61とフラットパネル24との連結が成立し、フラットパネル24は第1ピン63を中心に回動することができる。
一方、ヒンジ駆動モータ65が逆転し、支持軸61aがフラットパネル24の支持孔24cから抜け出たときは、回動部材61とフラットパネル24との連結が解消され、フラットパネル24は第1ピン63を中心に回動することができない。
また、ヒンジ連結機構6は、連結検知リミットスイッチ91を備えている。連結検知リミットスイッチ91は、図7に示すように、滑り部材62の一端に設けられており、滑り空間66aにおいて回動部材61が、図3および図4に示す位置にあるか、もしくは、図5に示す位置にあるかを検知する。具体的には、フラットパネル24の状態が、運転待機状態、および、運転状態の場合には、連結検知リミットスイッチ91はオン信号を出力する。また、フラットパネル24の状態が、おそうじ運転状態、下降待機状態、または、昇降状態の場合には、連結検知リミットスイッチ91はオフ信号を出力する。このようにして、連結検知リミットスイッチ91によって出力されたオン信号およびオフ信号は、制御部30に取り込まれる。
<パネル昇降機構>
図9は、パネル昇降機構7の分解斜視図である。パネル昇降機構7は、図9に示すように、ワイヤ71と、滑車72と、ボビン73と、巻き取り歯車74と、駆動歯車75と、昇降モータ76と、スイッチ77と、ケース78とを有している。
滑車72は、滑車部72aとカム部72bとが一体に形成されており、滑車部72aは、ワイヤ71を支え、ワイヤ71の移動に伴って回転する。カム部72bは、小径曲面と大径曲面とそれら両曲面を結ぶ平面とから成る。
ボビン73は、ワイヤ71を巻き取る。巻き取り歯車74は、ボビン73と同軸で連結され一体的に回転する。駆動歯車75は、巻き取り歯車74と噛み合いボビン73を回転させる。
昇降モータ76は、ステッピングモータであり、駆動歯車75を回転させる。昇降モータ76の回転数は、制御部30から供給されるパルス数によって制御される。なお、制御部30は、パネル昇降機構7から離れた他の位置に配置されている。
スイッチ77は、レバー77aを有するマイクロスイッチであり、レバー77aが押されることによってオンする。レバー77aは、常に滑車72のカム部72bと接触しており、カム部72bの大径曲面と対峙したときに押される。
ケース78は、支持ケース78aと、カバー78bとを有する。支持ケース78aには、滑車72を支持する第1軸79a、ボビン73と巻き取り歯車74とを支持する第2軸79b、および、スイッチ77を支持する第3軸79cが形成されている。カバー78bは、支持ケース78aに支持された各部品を保護するために、前記各部品を覆っている。
このような構成によって、パネル昇降機構7は、図10に示すように、パネル昇降機構7がワイヤ71を繰り出す場合、昇降モータ76は駆動歯車75をCCW方向へ回転させ、巻き取り歯車74をCW方向へ回転させる。これによって、ボビン73がワイヤ71を繰り出す方向に回転する。
一方、パネル昇降機構7がワイヤ71を巻き取る場合、昇降モータ76は駆動歯車75をCW方向へ回転させ、巻き取り歯車74をCCW方向へ回転させる。これによって、ボビン73がワイヤ71を巻き取る方向に回転する。ワイヤ71の繰り出し量および巻き取り量は、昇降モータ76の回転量に比例しており、制御部30の有する昇降機構制御部が、昇降モータ76へ供給するパルス数を制御することによって、ワイヤ71の繰り出し量および巻き取り量が制御される。
ワイヤ71の先端には、フラットパネル24が連結されるため、ワイヤ71には常に張力が発生しており、ワイヤ71が繰り出されるとき、又は、ワイヤ71が巻き取られるとき、滑車部72aがワイヤ71との摩擦力によって回転する。このとき、カム部72bも回転するので、スイッチ77は、レバー77aがカム部72bの大径曲面と対峙したときにオンの信号を発し、レバー77aがカム部72bの小径曲面と対峙したときにはオフ信号を発する。滑車72が回転している間は、オン信号とオフ信号が交互に発生し、これらの信号は、全て制御部30に取り込まれる。また、何らかの要因でワイヤ71が緩み張力がなくなった場合、例えば、メンテナンスのためにワイヤ71を繰り出してフラットパネル24を降下させているときに、所定の繰り出し量に達する前に、フラットパネル24がテーブル等の上に着地して停止した場合には、ワイヤ71と滑車部72aとの摩擦力が減退し滑車72が停止する。このため、スイッチ77からは、オン信号またはオフ信号のいずれか一方が連続的に出力される。このとき、制御部30では、昇降モータ76が回転しているときに、スイッチ77からの信号が一定になっていることから、フラットパネル24が何らかの障害物によって停止したと推測し、直ちに昇降モータ76を停止させる。
<パネルロック機構>
フラットパネル24が吸い込み口20aを閉じている場合、フラットパネル24は、ヒンジ連結機構6とパネル昇降機構7とによって室内機本体20に支持されている。パネルロック機構8は、不足の要因で、ヒンジ連結機構6が誤作動しフラットパネル24の支持を解除しパネル昇降機構7のワイヤ71が緩んでしまったときでも、フラットパネル24が落下しないようにフラットパネル24を室内機本体20に対してロックするための機構である。
パネルロック機構8は、図11に示すように、可動体81と、第1保持部82と、第2保持部83と、ロックモータ84と、スプリング85とを有している。可動体81は、四角柱形状を呈しており、その一端には、傾斜面811が形成され、全長が最長である長側面812には、所定の歯車と噛み合うラック81aが形成され、ラック81aの下方には、中空部81bが形成されている。可動体81は、長側面812を鉛直上方に向け、第1保持部82に可動可能な状態で保持されている。
第1保持部82は、上面と一側面とが開放された直方体形の箱状の部材であって、側面に案内溝82aが形成されており、可動体81がその案内溝82aに沿って水平移動する。案内溝82aの両端は壁821,822で挟まれており、一方の壁821には可動体81が通る貫通口82bが形成されている。案内溝82aの両端を挟む壁821,822には、壁823が隣接しており、壁823には、案内溝82aと直交する方向に突出する板状突起82cが形成されている。可動体81は、第1保持部82に保持されているときに、傾斜面811は常に第1保持部82の外側に位置し、ラック81aは常に第1保持部82の内部に位置する。そして、第1保持部82の板状突起82cは、可動体81の中空部81bを貫通している。
壁823は、ロックモータ84を固定し、ロックモータ84の回転軸に連結されたピニオン歯車84aを回転可能に支持している。ピニオン歯車84aは、可動体81のラック81aと噛み合い、ラック/ピニオン機構を構成している。可動体81の中空部81bには、スプリング85が収納されている。スプリング85は、圧縮コイルスプリングであって、中空部81bの端部と板状突起82cとで挟まれている。
第2保持部83は、可動体81が通る案内孔83aが形成された固体物であって、フラットパネル24側に設置されている。第2保持部83の上面には、滑らかな曲面831が形成されている。
このような構成によって、可動体81は、第1保持部82と第2保持部83とに保持された状態で、ロックモータ84がピニオン歯車84aをCCW方向に回転させたとき、ピニオン歯車84aの回転運動はラック81aによって直線運動に変換され、壁822に向かって滑り移動する。可動体81は、所定距離移動すると、第2保持部83の案内孔83aから離れる。可動体81を保持していない第2保持部83は、上下方向の移動が許容されるので、フラットパネル24の降下を妨げない。
可動体81の移動によって、中空部81bの側面と板状突起82cとの距離が短くなるため、スプリング85は圧縮されて反発力を貯える。ロックモータ84は、電力が供給されている間、スプリング85の増加する反発力に抗して回転するが、電力が供給されなくなるとスプリング85の反発力によって逆回転し、可動体81は元の位置へ復帰する。
フラットパネル24が降下せずに第2保持部83が移動していないとき、可動体81は第2保持部83の案内孔83aに入る。一方、フラットパネル24が降下して第2保持部83が移動しているとき、可動体81は、第2保持部83が復帰する軌道上で待機する。そして、フラットパネル24が上昇して吸い込み口20aを閉じたとき、第2保持部83は曲面831を可動体81の傾斜面811に当て、可動体81を押しのけて復帰する。
第2保持部83に押された可動体81は、水平移動し、スプリング85を圧縮する。第2保持部83が完全に復帰したとき、可動体81は、第2保持部83の案内孔83aを貫通する。その結果、可動体81がフラットパネル24の降下を妨げることになる。
<制御部>
制御部30は、CPUおよびメモリからなるマイクロコンピュータで構成され、図12に示すように、受信部92、室内ファン13,室内熱交換器12、収納検知リミットスイッチ90a,90b、運転状態表示部93、パネルロック機構8、パネル昇降機構7、ヒンジ連結機構6等と接続されており、接続された各種機器の制御を行う。例えば、制御部30は、受信部92がリモートコントローラ80aから受信した空気調和運転の開始指示に基づいて、冷房運転や暖房運転等の空気調和運転が行われるように、各種機器を制御する。
また、制御部30は、フラットパネル24の動作制御を行うパネル制御部31を備えている。パネル制御部31は、パネル昇降機構7の動作を制御する昇降機構制御部32と、パネルロック機構8の動作を制御するロック機構制御部33と、ヒンジ連結機構6の動作を制御する連結機構制御部34とを有しており、各種機構を制御することによって、フラットパネル24の状態を切り換える。
さらに、パネル制御部31は、ヒンジ駆動モータ65から出力される回転数に関する信号に基づいて、ヒンジ連結機構6の有する支持軸61aの支持状態を判断する。なお、支持軸61aの支持状態には、第1状態と、第2状態と、第3状態とがある。第1状態とは、支持軸61aと支持孔24cとの概念図である図13に示すように、支持軸61aが支持孔24cの第1所定位置Aまで挿入された状態のことである(図13の(a)参照)。また、第2状態とは、支持軸61aが支持孔24cの第2所定位置Bまで挿入された状態のことである(図13の(b)参照)。さらに、第3状態とは、支持軸61aが支持孔24cに挿入されていない状態のことである(図13の(c)参照)。
また、第1所定位置Aと第2所定位置Bとは、図13の(b)に示すように、支持孔24cが支持軸61aに挿入される方向である挿入方向Pに、第2所定位置B、第1所定位置Aの順に並んでいる。このため、支持軸61aの状態が、第3状態から第1状態に切り換わる場合には、支持軸61aは、支持孔24cにおいて第2所定位置Bを通過して、第1所定位置Aまで挿入されることになる。すなわち、第1所定位置Aとは、支持孔24cにおいて第2所定位置Bよりも奥側の位置のことであり、第2所定位置Bとは、支持孔24cにおいて第1所定位置Aよりも手前側の位置のことである。また、本実施形態では、第2所定位置とは、支持孔24cの挿入方向Pにおける中間付近の位置ことである。
また、パネル制御部31は、判定部35を有している。判定部35は、収納検知リミットスイッチ90a,90bから出力される信号、連結検知リミットスイッチ91から出力される信号、および、パネル制御部31によって判断される支持軸61aの支持状態に基づいて、フラットパネル24の状態を判定する。例えば、収納検知リミットスイッチ90a,90bからオン信号が出力されており、連結検知リミットスイッチ91からオン信号が出力されており、支持状態が第1状態であると判断された場合、判定部35は、フラットパネル24が運転待機状態であると判定する。また、収納検知リミットスイッチ90a,90bからオフ信号が出力されており、連結検知リミットスイッチ91からオン信号が出力されており、支持状態が第1状態であると判断された場合、判定部35は、フラットパネル24が運転状態であると判定する。収納検知リミットスイッチ90a,90bからオン信号が出力されており、連結検知リミットスイッチ91からオフ信号が出力されており、支持状態が第2状態であると判断された場合、判定部35は、フラットパネル24がおそうじ運転状態であると判定する。また、収納検知リミットスイッチ90a,90bからオン信号が出力されており、連結検知リミットスイッチ91からオフ信号が出力されており、支持状態が第3状態であると判断された場合、判定部35は、下降待機状態であると判定する。さらに、収納検知リミットスイッチ90a,90bからオフ信号が出力されており、連結検知リミットスイッチ91からオフ信号が出力されており、支持状態が第3状態であると判断された場合、判定部35は、フラットパネル24が昇降状態であると判定する。
また、パネル制御部31は、決定部36を有している。決定部36は、室内機2の電源が投入された場合、判定部35の判定結果に基づいて、フラットパネル24が行うイニシャライズ動作の動作内容を決定する。なお、本実施形態におけるフラットパネル24のイニシャライズ動作とは、電源が投入されたときに、ヒンジ連結機構6およびパネル昇降機構7において行われる動作のことである。また、本実施形態では、ユーザによって室内機2の電源が投入された場合、フラットパネル24のイニシャライズ動作は、制御部30によって自動的に行われる。
決定部36が決定するイニシャライズ動作には、第1動作、第2動作、第3動作、および、第4動作がある。第1動作には、支持軸増締め動作が含まれる。第2動作には、支持軸全閉動作と、支持軸増締め動作とが含まれる。第3動作には、上昇増締め動作と、支持軸全閉動作と、支持軸増締め動作とが含まれる。第4動作には、支持軸全開動作と、ワイヤ巻き取り動作と、上昇増締め動作と、支持軸全閉動作と、支持軸増締め動作とが含まれる。なお、これら動作内容は、後に詳細に説明する。
さらに、制御部30は、表示制御部37を備えている。表示制御部37は、運転状態表示部93の制御を行う。例えば、表示制御部37は、連結検知リミットスイッチ91がオン信号を出力し、収納検知リミットスイッチ90a,90bがオフ信号を出力している状態で、空気調和運転が行われている場合には、運転状態表示部93に緑色を点灯させる。表示制御部37は、連結検知リミットスイッチ91がオフ信号を出力し、収納検知リミットスイッチ90a,90bがオン信号を出力している状態で、フィルタ清掃運転が行われている時には、運転状態表示部93に橙色を点灯させる。さらに、表示制御部37は、フラットパネル24の昇降動作が禁止されている状態の時、例えば、フラットパネル24が運転状態である場合に、受信部92がフラットパネル24の昇降指示を受信した場合、運転状態表示部93に赤色を点灯させる。
また、表示制御部37は、判定部35によって、フラットパネル24の状態が、昇降状態、おそうじ運転状態、下降待機状態、運転状態、または、運転待機状態のうちのいずれの状態のいずれの状態にもないと判定された場合、運転状態表示部93を赤色で点滅させる。
次に、制御部30によるフラットパネル24の開閉動作、昇降動作、および、イニシャライズ動作を順に説明する。
<フラットパネルの開閉動作>
連結機構制御部34によってヒンジ連結機構6とフラットパネル24とが連結した状態となるようにヒンジ連結機構6が制御され、ロック機構制御部33によってパネルロック機構8のロックが解除されるようにパネルロック機構8が制御された状態で、昇降機構制御部32によってワイヤ71が繰り出されるようにパネル昇降機構7が制御される。これによって、フラットパネル24は自重によって降下するが、フラットパネル24の端部はヒンジ連結機構6に連結されているので、フラットパネル24は端部を軸として吸い込み口20aを開く方向へ回動する。
一方、パネル昇降機構7がワイヤ71を巻き取るとき、フラットパネル24は上昇するが、フラットパネル24の端部がヒンジ連結機構6に連結されているので、フラットパネル24は端部を軸として吸い込み口20aを閉じる方向へ回動する。なお、フラットパネル24が吸いこみ口を完全に閉じたとき、パネルロック機構8がフラットパネル24をロックする。
<フラットパネルの昇降動作>
連結機構制御部34によってヒンジ連結機構6がフラットパネル24の端部との連結を解除した状態となるようにヒンジ連結機構6が制御され、ロック機構制御部33によってパネルロック機構8のロックが解除されるようにパネルロック機構8が制御された状態で、昇降機構制御部32によってワイヤ71が繰り出されるようにパネル昇降機構7が制御されると、フラットパネル24は自重によって降下する。このとき、フラットパネル24は2本のワイヤ71に吊られてダストボックス109と共に降下するので、ユーザは、ダストボックス109をフラットパネル24から取り外し、ダストボックス109内に貯えられた塵埃を捨てることができる。一方、パネル昇降機構7がワイヤ71を巻き取るとフラットパネル24は上昇し、フラットパネル24が吸い込み口20aを完全に閉じたとき、パネルロック機構8がフラットパネル24をロックする。
<イニシャライズ動作>
次に、図14を用いて、電源投入時におけるフラットパネル24のイニシャライズ動作について説明する。なお、以下には、室内機2の電源が切れている場合を例として説明する。
受信部92がリモートコントローラ80aを介してユーザからの空気調和運転の運転開始の制御信号を受信した場合、パネル制御部31の判定部35は、フラットパネル24の状態を判定する(ステップS1)。判定部35によってフラットパネル24の状態が昇降状態であると判定されると、決定部36は、イニシャライズ動作の動作内容を第4動作に決定する(ステップS2)。パネル制御部31は、決定部36によって第4動作に決定されると、最初に、支持軸61aと支持孔24cとが干渉しない状態にするために、連結機構制御部34を制御してヒンジ連結機構6のヒンジ駆動モータ65を逆転させる支持軸全開動作を行う(ステップS3)。次に、パネル制御部31は、フラットパネル24が上昇するように、昇降機構制御部32を制御して昇降モータ76が駆動歯車75をCW方向へ回転させ、巻き取り歯車74をCCW方向へ回転させるワイヤ巻き取り動作を行う(ステップS4)。そして、フラットパネル24が上昇し収納検知リミットスイッチ90a,90bがオフ信号からオン信号に変わると、パネル制御部31は、ワイヤ71が更に巻き取られる上昇増締め動作が行われるように、昇降機構制御部32を制御する(ステップS5)。上昇増締め動作が行われると、パネル制御部31は、再び上昇増し締め動作を行いながら、支持軸61aが支持孔24cに挿入されて第1状態となるように、連結機構制御部34を制御してヒンジ連結機構6のヒンジ駆動モータ65を正転させる支持軸全閉動作を行う(ステップS6)。そして、支持軸全閉動作が行われると、パネル制御部31は、支持軸61aが確実に支持孔24cに干渉するように、連結機構制御部34を更に制御してヒンジ連結機構6のヒンジ駆動モータ65を正転させる支持軸増締め動作を行う(ステップS7)。これによって、第4動作が完了する。
また、判定部35によってフラットパネル24の状態が運転状態であると判定されると、決定部36は、イニシャライズ動作の動作内容を第3動作に決定する(ステップS8)。パネル制御部31は、決定部36によって第3動作に決定されると、最初に、フラットパネル24が上昇するように、昇降機構制御部32を制御して昇降モータ76が駆動歯車75をCW方向へ回転させ、巻き取り歯車74をCCW方向へ回転させるワイヤ巻き取り動作を行う(ステップS4)。そして、フラットパネル24が上昇し収納検知リミットスイッチ90a,90bがオフ信号からオン信号に変わると、パネル制御部31は、ワイヤ71が更に巻き取られる上昇増締め動作が行われるように、昇降機構制御部32を制御する(ステップS5)。上昇増締め動作が行われると、パネル制御部31は、再び上昇増し締め動作を行いながら、支持軸61aが支持孔24cに挿入されて第1状態となるように、連結機構制御部34を制御してヒンジ連結機構6のヒンジ駆動モータ65を正転させる支持軸全閉動作を行う(ステップS6)。そして、支持軸全閉動作が行われると、パネル制御部31は、支持軸61aが確実に支持孔24cに干渉するように、連結機構制御部34を更に制御してヒンジ連結機構6のヒンジ駆動モータ65を正転させる支持軸増締め動作を行う(ステップS7)。これによって、第3動作が完了する。
判定部35によってフラットパネル24の状態がおそうじ運転状態または下降待機状態であると判定されると、決定部36は、イニシャライズ動作の動作内容を第2動作に決定する(ステップS9)。パネル制御部31は、決定部36によって第2動作に決定されると、最初に、上昇増し締め動作を行いながら、支持軸61aが支持孔24cに挿入されて第1状態となるように、連結機構制御部34を制御してヒンジ連結機構6のヒンジ駆動モータ65を正転させる支持軸全閉動作を行う(ステップS6)。そして、支持軸全閉動作が行われると、パネル制御部31は、支持軸61aが確実に支持孔24cに干渉するように、連結機構制御部34を更に制御してヒンジ連結機構6のヒンジ駆動モータ65を正転させる支持軸増締め動作を行う(ステップS7)。これによって、第2動作が完了する。
判定部35によってフラットパネル24の状態が運転待機状態であると判定されると、決定部36は、イニシャライズ動作の動作内容を第1動作に決定する(ステップS10)。パネル制御部31は、決定部36によって第1動作に決定されると、支持軸61aが確実に支持孔24cに干渉するように、連結機構制御部34を更に制御してヒンジ連結機構6のヒンジ駆動モータ65を正転させる支持軸増締め動作を行う(ステップS7)。これによって、第1動作が完了する。
また、判定部35によって、フラットパネル24の状態が、昇降状態、おそうじ運転状態、下降待機状態、運転状態、または、運転待機状態のうちのいずれの状態にもないと判定された場合、各リミットセンサの出力異常またはフラットパネル24の状態の異常を報知するために、表示制御部37は、運転状態表示部93が赤色で点滅するように、運転状態表示部93を制御する(ステップS11)。
<特徴>
(1)
従来より、空気調和機の室内機には、室内空気を取り込むための吸い込み口を覆うことが可能なパネルを有するものがある。例えば、特開平11−2423号公報に開示されている空気調和機の室内機では、室内機本体の下面に吸い込み口が設けられている。また、この室内機では、パネルが、室内機本体の下面に設けられており、ワイヤによって室内機本体から吊り下げられることが可能となっている。このため、ユーザは、パネルを室内機本体の下方に降ろすことによって、パネルに設けられているフィルタの清掃等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
ところで、パネルが室内機本体に収納されている状態とパネルが室内機本体に収納されていない状態とを採ることが可能な空気調和機の室内機では、パネルが室内機本体に収納されている状態から空気調和機による空気調和運転が開始されるため、室内機の電源が投入されると、パネルを室内機本体に収納する動作を行ってから次の動作に移行する、いわゆるイニシャライズ動作が行われることが考えられる。このため、パネルが室内機本体に収納されている場合であっても、電源が投入された後にイニシャライズ動作が行われることがある。この場合、ユーザによって電源投入時に空気調和運転の運転開始の指示が行われても、イニシャライズ動作が完了するまで空気調和運転が行われないために、ユーザに対して不快感を与えるおそれがある。
そこで、上記実施形態では、決定部36によって、判定部35の判定結果に基づいて、フラットパネル24が行うイニシャライズ動作の動作内容が決定されている。このため、フラットパネル24の状態に基づいて、必要とされるイニシャライズ動作を行うことができる。したがって、電源が投入された場合に不必要なイニシャライズ動作を行わずに、空気調和運転を開始させることができる。
これによって、ユーザに対して不快感を与えるおそれを少なくすることができている。
(2)
上記実施形態では、フラットパネル24の状態が、収納検知リミットスイッチ90a,90bから出力される信号、連結検知リミットスイッチ91から出力される信号、および、パネル制御部31によって判断される支持軸61aの支持状態に基づいて、判定されている。このため、この室内機2では、フラットパネル24の位置、回動部材61の位置、および、支持軸61aの支持状態に基づいて、フラットパネル24の状態を判定することができている。
<変形例>
(A)
上記実施形態では、フラットパネル24のイニシャライズ動作は、ユーザによって室内機2の電源が投入されると、制御部30によって自動的に行われている。
これに代えて、ユーザがリモートコントローラの所定のスイッチ(例えば、リモートコントローラ80bの「上がる」スイッチ80c)を押すことによって、イニシャライズ動作が行われてもよい。このような構成にすることによって、ユーザの都合に応じてフラットパネルのイニシャライズ動作を開始させることができる。
これによって、フラットパネルが下降している状態の場合に電源が投入されることによってフラットパネルが自動的に上昇することで、フラットパネルがユーザに接触する危険を回避することができる。
また、空気調和運転の運転中に停電等で電源が切られ、再び電源が投入された場合、フラットパネルの状態は運転状態を維持している。しかしながら、一旦室内機の電源が切られているため、空気調和運転は停止している状態となっている。そこで、ユーザは「運転/停止」スイッチを押すことによってフラットパネルのイニシャライズ動作が開始するような場合では、ユーザは、「運転/停止」スイッチを押すことによってフラットパネルを閉じることができる。これによって、ユーザの思惑とフラットパネルの動作とを一致させることができる。
(B)
上記実施形態では、フラットパネル24の状態が、収納検知リミットスイッチ90a,90bから出力される信号、連結検知リミットスイッチ91から出力される信号、および、パネル制御部31によって判断される支持軸61aの支持状態に基づいて、判定部35によって判定されている。
これに代えて、ワイヤの位置等フラットパネルの状態をEEPROM等の記憶媒体に記憶させてもよい。このような構成にすることで、停電などによって電源が切られた場合であっても、ワイヤの位置が記憶されているため、判定部による判定を省くことができる。
(C)
上記実施形態では、ヒンジ連結機構6の有する支持軸61aの支持状態には、支持軸61aが支持孔24cの第1所定位置Aまで挿入された状態である第1状態と、支持軸61aが支持孔24cの第2所定位置Bまで挿入された状態である第2状態と、支持軸61aが支持孔24cに挿入されていない状態である第3状態とが含まれている。また、決定部36が決定するイニシャライズ動作には、支持軸増締め動作が含まれている。
このイニシャライズ動作における支持軸増締め動作に代えて、支持軸が支持孔の第1所定位置よりもさらに挿入される方向に位置する第3所定位置に挿入される動作が行われてもよい。これによって、より確実に回動部材とフラットパネルとを連結させることができる。
(D)
上記実施形態では、パネル制御部31によって支持軸61aの支持状態が判断されている。また、パネル制御部31によって判断される支持軸61aの支持状態には、支持軸61aが支持孔24cの第1所定位置Aまで挿入された状態である第1状態と、支持軸61aが支持孔24cの第2所定位置Bまで挿入された状態である第2状態と、支持軸61aが支持孔24cに挿入されていない状態である第3状態とがある。
これに代えて、判定部によって、支持軸が、支持孔に挿入されている状態か、もしくは、支持孔に挿入されていない状態かが判定されてもよい。
例えば、判定部35によって、支持軸61aの支持状態が挿入状態または非挿入状態のいずれの状態であるかが判定される空気調和機の室内機について説明する。なお、本変形例において、制御部30による制御内容が異なる以外は、上記実施形態と同様の構成であるため、各構成部材に対しては、上記実施形態と同様の符号を付している。また、本変形例において、挿入状態とは、支持軸61aが支持孔24cに挿入されている状態を意味しており、非挿入状態とは、支持軸61aが支持孔24cに挿入されていない状態を意味している。さらに、ここでは、挿入状態を、支持軸61aが支持孔24cの第1所定位置Aまで挿入された状態、すなわち、上記実施形態における第1状態と同様の状態とする。また、非挿入状態は、支持軸61aが支持孔24cに挿入されていない状態であるため、上記実施形態における第3状態と同様の状態である。言い換えると、判定部35は、支持軸61aの支持状態が、上記実施形態における第1状態または第3状態のいずれの状態にあるかを判定することができる。
また、判定部35は、収納検知リミットスイッチ90a,90bから出力される信号、連結検知リミットスイッチ91から出力される信号、および、判定した支持軸61aの支持状態に基づいて、フラットパネルの状態を判定する。例えば、収納検知リミットスイッチ90a,90bからオン信号が出力されており、連結検知リミットスイッチ91からオン信号が出力されており、支持状態が挿入状態であると判定した場合、判定部35は、フラットパネル24が運転待機状態であると判定する。また、収納検知リミットスイッチ90a,90bからオフ信号が出力されており、連結検知リミットスイッチ91からオン信号が出力されており、支持状態が挿入状態であると判定した場合、判定部35は、フラットパネル24が運転状態であると判定する。収納検知リミットスイッチ90a,90bからオン信号が出力されており、連結検知リミットスイッチ91からオフ信号が出力されており、支持状態が非挿入状態であると判定した場合、判定部35は、フラットパネル24がおそうじ運転状態、または、下降待機状態であると判定する。さらに、収納検知リミットスイッチ90a,90bからオフ信号が出力されており、連結検知リミットスイッチ91からオフ信号が出力されており、支持状態が非挿入状態であると判定した場合、判定部35は、フラットパネル24が昇降状態であると判定する。
また、上記実施形態と同様に本変形例においても、判定部35の判定結果に基づいて決定部によってフラットパネル24のイニシャライズ動作が決定される。さらに、決定部36によって決定されるイニシャライズ動作は、上記実施形態と同様とする。すなわち、決定部36が決定するイニシャライズ動作には、第1動作、第2動作、第3動作、および、第4動作(第5動作に相当)がある。第1動作には、支持軸増締め動作が含まれる。第2動作には、支持軸全閉動作と、支持軸増締め動作とが含まれる。第3動作には、上昇増締め動作と、支持軸全閉動作と、支持軸増締め動作とが含まれる。第4動作には、支持軸全開動作と、ワイヤ巻き取り動作と、上昇増締め動作と、支持軸全閉動作と、支持軸増締め動作とが含まれる。
さらに、上記実施形態と同様に本変形例においても、決定部36によって決定されたイニシャライズ動作がパネル制御部31によって実行される。例えば、判定部35によってフラットパネル24の状態が運転待機状態であると判定された場合には、決定部36によってイニシャライズ動作の動作内容が第1動作に決定され、パネル制御部31によって第1動作が実行される。また、判定部35によってフラットパネル24の状態がおそうじ運転状態、または、下降待機状態であると判定された場合には、決定部36によってイニシャライズ動作の動作内容が第2動作に決定され、パネル制御部31によって第2動作が実行される。さらに、判定部35によってフラットパネル24の状態が運転状態であると判定された場合には、決定部36によってイニシャライズ動作の動作内容が第3動作に決定され、パネル制御部31によって第3動作が実行される。また、判定部35によってフラットパネル24の状態が昇降状態であると判定された場合には、決定部36によってイニシャライズ動作の動作内容が第4動作に決定され、パネル制御部31によって第4動作が実行される。
なお、本変形例において決定部36によって決定されるイニシャライズ動作は上記実施形態と同様の動作であるが、これに限定されず、決定部によって決定されるイニシャライズ動作が上記実施形態と異なる動作であってもよい。
このように、判定部35によって支持軸61aの支持状態が挿入状態か非挿入状態かが判定されるため、電源投入時の支持軸61aの状態に基づいてフラットパネル24のイニシャライズ動作の動作内容を決定することができる。
また、判定部35によってフラットパネル24の状態が昇降状態であると判定された場合には、決定部36によってイニシャライズ動作の動作内容が第4動作に決定され、パネル制御部31によって第4動作が実行される。すなわち、判定部35によってフラットパネル24が収納検知リミットスイッチ90a,90bによって検知される位置である収納位置にない(非収納状態に相当)と判定され、かつ、支持軸61aの支持状態が非挿入状態であると判定された場合には、イニシャライズ動作の動作内容が、ワイヤ巻き取り動作、上昇増締め動作および支持軸全閉動作を含む動作に決定される。ワイヤ巻き取り動作および上昇増締め動作とは、フラットパネル24を収納検知リミットスイッチ90a,90bによって検出される位置である収納位置(収納状態に相当)に配置するための動作である。また、支持軸全閉動作とは、支持軸61aの支持状態を非挿入状態から挿入状態に切り換えるための動作である。このため、フラットパネル24の状態が昇降状態であっても、イニシャライズ動作が実行されることで、運転待機状態と同様の状態にすることができる。
また、イニシャライズ動作において、すべての動作内容に含まれる支持軸増締め動作とは、支持軸61aが、確実に支持孔24cに干渉するように、支持孔24cの第1所定位置から更に挿入方向Pに挿入される動作のことである。このため、イニシャライズ動作が行われた場合には、支持軸61aが支持孔24cから抜けるおそれを減らすことができる。
これによって、フラットパネル24が落下するおそれを減らすことができる。
本発明は、ユーザに対して不快感を与えるおそれを少なくすることができるため、空気調和機の室内機への適用が有効である。
6 ヒンジ連結機構(支持部)
20 室内機本体
24 フラットパネル(パネル)
24c 支持孔(孔)
31 パネル制御部
35 判定部
36 決定部
61a 支持軸(支持部材)
81c 「上がる」スイッチ(受付部)
90a,90b 収納検知リミットスイッチ(検知部)
特開平11−2423号公報

Claims (7)

  1. 室内機本体(20)と、
    前記室内機本体に収納された状態である収納状態と、前記室内機本体に収納されていない状態である非収納状態とを採ることが可能なパネル(24)と、
    前記収納状態における前記パネルの収納位置に前記パネルが位置しているか否かを検知する検知部(90a,90b)と、
    前記収納状態において前記パネルを支持することが可能であり、前記パネルを支持している状態である支持状態と前記パネルを支持していない状態である非支持状態とを採ることが可能な支持部(6)と、
    前記検知部の検知結果に基づいて前記パネルが前記収納状態であるか、または、前記非収納状態であるかを判定し、かつ、前記支持部が前記支持状態であるか、または、前記非支持状態であるかを判定する判定部(35)と、
    電源が投入された場合に、前記判定部の判定結果に基づいて、前記パネルの動作内容を決定し、決定された前記動作内容に応じて前記パネルの動作を制御するパネル制御部(31)と、
    を備える空気調和機の室内機(2)。
  2. 前記支持部は、前記パネルの回動軸に設けられている孔(24c)に対向する位置に設けられており、前記孔の第1所定位置まで挿入されている状態である第1状態、前記孔の第2所定位置まで挿入されている状態である第2状態、または、前記孔に挿入されていない状態である第3状態を採ることが可能な支持部材(61a)を有し、
    前記判定部は、前記支持部材が前記第1状態、前記第2状態、または、前記第3状態のいずれの状態にあるかを更に判定する、
    請求項に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記パネル制御部は、前記動作内容を決定する決定部(36)を有し、
    前記決定部は、
    前記判定部が前記収納状態であると判定し、かつ、前記第1状態であると判定した場合に、前記動作内容を、前記支持部材が前記孔の前記第1所定位置から更に挿入されるように前記支持部を制御する動作である第1動作に決定し、
    前記判定部が前記収納状態であると判定し、かつ、前記第2状態であると判定した場合に、前記動作内容を、前記支持部材が前記孔の前記第2所定位置から前記第1所定位置に挿入された後に前記孔の前記第1所定位置から更に挿入されるように前記支持部を制御する動作である第2動作に決定し、
    前記判定部が前記非収納状態であると判定し、かつ、前記第1状態であると判定した場合に、前記動作内容を、前記パネルが前記収納状態となるように前記パネルの動作を制御するとともに、前記支持部材が前記孔の前記第1所定位置から更に挿入されるように前記支持部の動作を制御する第3動作に決定し、
    前記判定部が前記非収納状態であると判定し、かつ、前記第3状態であると判定した場合に、前記動作内容を、前記パネルが前記収納状態となるように前記パネルの動作を制御するとともに、前記支持部材が前記孔の第2所定位置に挿入された後に前記孔の前記第2所定位置から更に挿入されるように前記支持部材の動作を制御する第4動作に決定する、
    請求項に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記支持部は、前記パネルの回動軸に設けられている孔(24c)に対向する位置に設けられている支持部材(61a)を有し、
    前記支持部材は、前記孔の第1所定位置まで挿入されている状態である挿入状態、または、前記孔に挿入されていない状態である非挿入状態を採ることが可能であり、
    前記判定部は、前記支持部材が前記挿入状態または前記非挿入状態のいずれの状態にあるかを更に判定する、
    請求項に記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記パネル制御部は、前記動作内容を決定する決定部(36)を有し、
    前記決定部は、
    前記判定部が前記非収納状態であると判定し、かつ、前記非挿入状態であると判定した場合に、前記動作内容を、前記パネルが前記収納状態となるように前記パネルの動作を制御するとともに、前記支持部材が前記挿入状態となるように前記支持部の動作を制御する第5動作に決定する、
    請求項に記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記第5動作は、前記支持部材が前記孔の前記第1所定位置から更に挿入されるように、前記支持部を制御する動作を含む、
    請求項に記載の空気調和機の室内機。
  7. ユーザからの前記パネルの動作開始指示を受け付ける受付部(81c)を更に備え、
    前記パネル制御部は、前記受付部において前記指示を受け付けた場合に、前記動作内容に応じて前記パネルの動作を制御する、
    請求項1からのいずれかに記載の空気調和機の室内機。
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