JP4561695B2 - 階調値変換回路、印刷装置、及び、階調値変換方法 - Google Patents

階調値変換回路、印刷装置、及び、階調値変換方法 Download PDF

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本発明は、階調値変換回路、印刷装置、及び、階調値変換方法に関する。
印刷装置には、階調に応じたドットを形成することで印刷を行うものがある。例えば、ドット毎の2ビットの指令階調値からなるイメージデータを用いて印刷を行うインクジェットプリンタがある(例えば、特許文献1を参照。)。この場合、ドットなし、小ドット、中ドット、大ドットの4階調で印刷が行える。この印刷装置では、多階調の画像データを変換することでイメージデータを得ている。
特開2005−305832号公報
この種の印刷装置において、画質のさらなる向上は、開発を行う上で必須の課題となっている。この課題を達成するため、階調の数を増やすことが考えられている。例えば、特定の色について6階調〜16階調でドットを形成することが考えられている。この場合、その色については、3ビットや4ビットの指令階調値で構成されたイメージデータを得る必要がある。
ここで、3ビットや4ビットの指令階調値を得るためのプログラムやハードウェアについては、互換性等の問題から様々な制約が生じる。その結果、得られる指令階調値が、ヘッド側の要求仕様と適合しない場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、指令階調値の様々な仕様に対応できる、階調値変換回路、印刷装置、及び、階調値変換方法を実現することにある、
前記目的を達成するための主たる発明は、
入力された入力指令階調値を変換して変換後指令階調値として出力する階調値変換回路であって、
(A)前記入力指令階調値が、予め定められた複数の種別の何れに対応するかを判定する種別判定部であって、
前記入力指令階調値として入力され得る指令階調値と同じ内容の複数の比較用指令階調値を、前記種別のそれぞれに対応させて記憶する複数のレジスタを有し、
前記入力指令階調値と前記比較用指令階調値とを比較し、一致する比較用指令階調値を記憶したレジスタを識別するための識別情報を、前記種別の判定結果として出力する、種別判定部と、
(B)他の指令階調値を前記複数の種別のそれぞれに対応させて記憶する記憶部であって、前記他の指令階調値を記憶するための他のレジスタであって前記種別のそれぞれに対応する複数のレジスタを有する記憶部と、
(C)前記種別判定部で判定された種別に対応する前記他の指令階調値を前記記憶部から読み出し、前記変換後指令階調値として出力する出力部と、
を有し、
前記識別情報は、一致する比較用指令階調値を記憶したレジスタのアドレスであり、前記入力指令階調値のビット数よりも少ないビット数であり、
前記変換後指令階調値は、そのビット数が前記入力指令階調値のビット数と同じであり、
前記出力部は、前記識別情報で特定される他のレジスタから、前記他の指令階調値を読み出す、階調値変換回路である。
本発明の他の特徴は、本明細書、及び添付図面の記載により、明らかにする。
本明細書の記載、及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
すなわち、(A)入力された入力指令階調値を変換して変換後指令階調値として出力する階調値変換回路であって、(B)前記入力指令階調値が、予め定められた複数の種別の何れに対応するかを判定する種別判定部と、(C)他の指令階調値を前記複数の種別のそれぞれに対応させて記憶する記憶部と、(D)前記種別判定部で判定された種別に対応する前記他の指令階調値を前記記憶部から読み出し、前記変換後指令階調値として出力する出力部と、(E)を有する階調値変換回路が実現できること。
このような階調値変換回路によれば、記憶部に記憶させる他の指令階調値の選び方次第で、任意の変換後指令階調値を設定することができる。これにより、様々な種類の仕様に対応させることができる。
かかる階調値変換回路であって、前記種別判定部は、前記入力指令階調値として入力され得る指令階調値と同じ内容の複数の比較用指令階調値を、前記種別のそれぞれに対応させて記憶する複数のレジスタを有する構成が好ましい。
このような階調値変換回路によれば、レジスタに記憶させる比較用指令階調値の選び方次第で、入力指令階調値と変換後指令階調値の組み合わせを定めることができる。これにより、様々な種類の仕様に対応させることができる。
かかる階調値変換回路であって、前記種別判定部は、前記入力指令階調値と前記比較用指令階調値とを比較し、一致する比較用指令階調値を記憶したレジスタを識別するための識別情報を、前記種別の判定結果として出力する構成が好ましい。
このような階調値変換回路によれば、種別判定部は、レジスタを識別するための識別情報を、種別の判定結果として出力するので、入力指令階調値と変換後指令階調値の組み合わせが異なっても処理が共通化できる。
かかる階調値変換回路であって、前記識別情報は、前記入力指令階調値のビット数よりも少ないビット数である構成が好ましい。また、前記変換後指令階調値は、そのビット数が前記入力指令階調値のビット数と同じである構成が好ましい。
このような階調値変換回路によれば、識別情報のビット数が、入力指令階調値のビット数や変換後指令階調値のビット数よりも少ないので、構成を簡素化できる。
かかる階調値変換回路であって、前記識別情報は、一致する比較用指令階調値を記憶したレジスタのアドレスである構成が好ましい。
このような階調値変換回路によれば、制御が容易である。
かかる階調値変換回路であって、前記記憶部は、前記他の指令階調値を記憶するための他のレジスタを、前記種別のそれぞれに対応する複数有し、前記出力部は、前記識別情報で特定される他のレジスタから、前記他の指令階調値を読み出す構成が好ましい。
このような階調値変換回路によれば、比較用指令階調値を記憶したレジスタのアドレスが、他のレジスタを特定する情報となるので、処理の簡素化が図れる。
かかる階調値変換回路であって、前記種別の判定結果に基づき、前記入力指令階調値の入力回数を前記種別毎にカウントするカウンタを有する構成が好ましい。
このような階調値変換回路によれば、入力指令階調値と変換後指令階調値の様々な組み合わせに対して、共通化された処理で入力指令階調値の入力回数をカウントできる。
また、次の階調値変換回路が実現できることも明らかにされる。
すなわち、(A)入力された入力指令階調値を変換して変換後指令階調値として出力する階調値変換回路であって、(B)前記入力指令階調値が、予め定められた複数の種別の何れに対応するかを判定する種別判定部であって、前記入力指令階調値として入力され得る指令階調値と同じ内容の複数の比較用指令階調値を、前記種別のそれぞれに対応させて記憶する複数のレジスタを有し、前記入力指令階調値と前記比較用指令階調値とを比較し、一致する比較用指令階調値を記憶したレジスタを識別するための識別情報を、前記種別の判定結果として出力する、種別判定部と、(C)他の指令階調値を記憶するための他のレジスタを前記種別のそれぞれに対応する複数有し、前記他の指令階調値を前記複数の種別のそれぞれに対応させて記憶する記憶部と、(D)前記種別判定部で判定された種別に対応する前記他の指令階調値を前記記憶部から読み出し、前記変換後指令階調値として出力する出力部と、(E)前記種別の判定結果に基づき、前記入力指令階調値の入力回数を前記種別毎にカウントするカウンタと、を有し、(F)前記識別情報は、一致する比較用指令階調値を記憶したレジスタのアドレスであって、前記入力指令階調値のビット数よりも少ないビット数であり、(G)前記変換後指令階調値は、そのビット数が前記入力指令階調値のビット数と同じであり、(H)前記出力部は、前記識別情報で特定される他のレジスタから、前記他の指令階調値を読み出す、階調値変換回路が実現できることも明らかにされる。
このような階調値変換回路によれば、既述のほぼ全ての効果を奏するので、本発明の目的が最も有効に達成される。
また、次の印刷装置が実現できることも明らかにされる。
すなわち、(A)吐出させるインクの量に応じた指令階調値を出力する指令階調値出力部であって、或る色については所定ビット数の第1指令階調値を出力し、他の色については前記所定ビット数よりも多いビット数の第2指令階調値を出力する指令階調値出力部と、(B)前記第2指令階調値を変換して変換後指令階調値として出力する階調値変換部であって、前記第2指令階調値が、予め定められた複数の種別の何れに対応するかを判定する種別判定部と、選択用指令階調値を前記複数の種別のそれぞれに対応させて記憶する記憶部と、前記種別判定部で判定された種別に対応する前記選択用指令階調値を前記記憶部から読み出し、前記変換後指令階調値として出力する出力部と、を有する階調値変換部と、(C)を有する印刷装置が実現できることも明らかにされる。
かかる印刷装置であって、前記指令階調変換部は、前記或る色で吐出可能なインクの量を前記他の色で吐出させる場合に、前記変換後指令階調値における前記所定ビット数の内容を、前記第1指令階調値と同じ内容に変換する構成が好ましい。
このような印刷装置によれば、制御の簡素化が図れる。
また、かかる印刷装置であって、前記種別の判定結果に基づき、前記第2指令階調値の入力回数を前記種別毎にカウントすることで、前記他の色のインク消費量を取得するインク消費量取得部を有する構成が好ましい。
このような印刷装置によれば、様々な種類の仕様に対応させつつも、インク消費量を精度良く取得できる。
また、次の階調値変換方法が実現できることも明らかにされる。
すなわち、(A)入力された入力指令階調値を変換して変換後指令階調値として出力する階調値変換方法であって、(B)前記入力指令階調値が、予め定められた複数の種別の何れに対応するかを判定すること、(C)前記複数の種別のそれぞれに対応させて記憶された複数の他の指令階調値から、前記種別判定部で判定された種別に対応する他の指令階調値を読み出し、前記変換後指令階調値として出力すること、(D)を行う階調値変換方法が実現できることも明らかにされる。
===第1実施形態===
<階調値変換回路について>
階調値変換回路は、例えば、階調印刷を行う印刷装置に組み込まれる。この印刷装置には、いろいろな種類があり、全てを説明することは困難である。そこで、本明細書では、プリンタ・スキャナ複合機1(以下、単に複合機1ともいう。)を例に挙げて説明する。この複合機1は、画像を媒体に印刷する印刷機能、及び、媒体に印刷された画像を読み取る読み取り機能を有する印刷装置である。
<複合機1の構成について>
図1は、複合機1の外観を説明する斜視図である。図2は、複合機1の構成を説明するブロック図である。図3は、印刷機構3を説明する図である。図4は、ヘッドHDをノズル側から見た図である。図5は、ASIC31の概略構成を説明する図である。
この複合機1は、画像読み取り機構2、印刷機構3、駆動信号生成部4、カードスロット5、センサ群6、及び、コントローラ7を有する。この複合機1では、コントローラ7によって制御対象部、すなわち、画像読み取り機構2、印刷機構3、及び、駆動信号生成部4が制御される。
画像読み取り機構2は、画像読み取り部に相当するものであり、図1に示すように、原稿台11、原稿台カバー12、読み取りキャリッジ、及び、読み取りキャリッジの移動機構を有する。なお、読み取りキャリッジ、及び、読み取りキャリッジの移動機構は、図示を省略している。この画像読み取り機構2では、画像の読み取り時において、移動機構が読み取りキャリッジを移動させる。そして、読み取りキャリッジは、画像濃度に応じた電気信号を出力する。この電気信号に基づいて、多階調の画像データが取得される。例えば、RGBの各色について256階調で表現されたRGB画像データが取得される。
印刷機構3は、媒体としての用紙Sへ画像を印刷する部分であり、画像印刷部に相当する。この印刷機構3は、例えば図3に示すように、用紙搬送機構21と、キャリッジCRと、キャリッジ移動機構22とを有する。用紙搬送機構21は、用紙Sを搬送方向へ搬送するためのものであり、用紙Sを裏面側から支えるプラテン23と、プラテン23よりも搬送方向の上流側に配置された搬送ローラ24と、プラテン23よりも搬送方向の下流側に配置された排紙ローラ25と、搬送ローラ24や排紙ローラ25の駆動源となる搬送モータ26とを有する。キャリッジCRは、インクカートリッジICやヘッドユニットHUが取り付けられる部材である。そして、ヘッドユニットHUとコントローラ7とは、フレキシブルケーブルFCを介して電気的に接続されている。また、キャリッジCRに取り付けられた状態で、ヘッドユニットHUが有するヘッドHDは、ノズルNzの形成面がプラテン23に対向している。
図4に示すように、このヘッドHDでは、搬送方向に並ぶ複数のノズルNzによってノズル列が構成されている。そして、複数のノズル列がキャリッジ移動方向に並んだ状態で設けられている。具体的には、180個のノズルNzが所定間隔k・D(kは係数,Dは印刷解像度)で搬送方向に並んでおり、これらのノズルNzによってノズル列が構成されている。本実施形態では、隣り合うノズルNz同士は180dpi相当の間隔となっている。この場合、印刷解像度が720dpiのとき係数kは4となり、印刷解像度が1440dpiのとき係数kは8となる。また、このノズル列がキャリッジ移動方向に4つ並んでいる。図4の例では、左端から順に、ブラックインクを吐出させるブラックインクノズル列Nk、イエローインクを吐出させるイエローインクノズル列Ny、シアンインクを吐出させるシアンインクノズル列Nc、及び、マゼンタインクを吐出させるマゼンタインクノズル列Nmとなっている。従って、この複合機1では4色で印刷が行える。
キャリッジ移動機構22は、キャリッジCRをキャリッジ移動方向へ移動させるためのものである。このキャリッジ移動機構22は、タイミングベルト27と、キャリッジモータ28と、ガイド軸29とを有している。タイミングベルト27は、キャリッジCRに接続されるとともに、駆動プーリーPU1とアイドラプーリーPU2との間に架け渡されている。キャリッジモータ28は、駆動プーリーPU1を回転させる駆動源である。ガイド軸29は、キャリッジCRをキャリッジ移動方向へ案内するための部材である。このキャリッジ移動機構22では、キャリッジモータ28を動作させることで、キャリッジCRをキャリッジ移動方向へ移動させることができる。そして、キャリッジCRを移動させながら断続的にインクを吐出させるドット形成動作を行うことで、用紙Sにはキャリッジ移動方向に並ぶドットの列が形成される。このドットの列はラスタラインともいわれる。このドット形成動作と用紙Sの搬送動作とを交互に繰り返し行うことで、搬送方向に並ぶ複数のラスタラインが用紙Sに形成され、画像の印刷がなされる。
駆動信号生成部4は、ヘッドHDからインクを吐出させる際に用いられる駆動信号COMを生成する部分である。この駆動信号生成部4は、コントローラ7(ASIC31)が有する印刷制御ユニット43からの制御信号に基づき、様々な波形の駆動信号COMを生成する。カードスロット5は、メモリカードMC(外部メモリに相当する。)と電気的な接続を行う部分である。そして、カードスロット5に対して着脱されるメモリカードMCには、印刷対象となる画像ファイル等が記憶される。センサ群6は、複合機1内の各部の状態を検出するための複数のセンサから構成されている。このセンサ群6には、例えば、キャリッジCRの位置を検出するためのリニア式エンコーダENCや用紙Sの搬送量を検出するためのロータリー式エンコーダ(図示せず。)が含まれる。そして、各センサによる検出信号はコントローラ7へ出力される。
コントローラ7は、この複合機1の制御を行う部分である。図2に示すように、コントローラ7は、ASIC31(application specific IC)と、ROM32と、第1SDRAM33(Synchronous DRAM)と、第2SDRAM34とを有している。ASIC31は、複合機1を動作させるために必要なCPUや制御回路を組み込んだ集積回路である。なお、ASIC31については、後で詳しく説明する。ROM32は、複合機1を制御するための各種のプログラムやデータ等を格納するメモリである。第1SDRAM33は、画像ファイル等を記憶するためのメモリである。この画像ファイルは、例えばJPEG形式であり、メモリカードMCや外部機器HW等から読み込まれる。第2SDRAM34は、主にワークメモリとして機能する。このため、第2SDRAM34には種々の領域が確保される。例えば、画像読み取り機構2によって得られたRGB画像データを格納するための領域、そのRGB画像データに色変換処理等を施して生成したCMYKドットデータを格納するための領域、及び、マイクロウィーブ処理にて生成されたイメージデータを格納するための領域(イメージバッファ)が確保される。
<ASIC31について>
ASIC31は、CPU35、ホストI/F36、USBホスト回路37、デコード回路38、カードI/F39、読み取り制御ユニット40、画像処理ユニット41、マイクロウィーブ回路42、印刷制御ユニット43、及び、SDRAM_I/F44を備えている。これらの中で、SDRAM_I/F44を除いた各部、すなわち、CPU35、ホストI/F36、USBホスト回路37、デコード回路38、カードI/F39、読み取り制御ユニット40、画像処理ユニット41、マイクロウィーブ回路42、及び、印刷制御ユニット43は、ASIC31の内部バスIBに接続されている。この内部バスIBには、前述した第1SDRAM33、及び、ROM32も接続されている。
CPU35は、ROM32に記憶されたプログラムに従って動作し、複合機1の動作を統括的に制御する。例えば、CPU35は、読み取り制御ユニット40を制御することで用紙に印刷された画像の読み取り処理を実行させたり、画像処理ユニット41を制御することで色変換処理を実行させたりする。また、CPU35は、印刷制御ユニット43を制御することで、印刷機構3に画像の印刷処理を実行させる。
ホストI/F36は、コンピュータCP(ホストコンピュータ)との間における通信を制御する。本実施形態において、ホストI/F36は、コンピュータCPに対してケーブルで接続されている。そして、ホストI/F36は、コンピュータCPから送信された印刷データを受信したり、コンピュータCPに対してステータスを送信したりする。
USBホスト回路37は、USB接続タイプの外部機器HWとの間で通信を行う。例えば、USBケーブルを介して接続された外部機器HWから画像ファイルを読み出す。また、USBホスト回路37は、読み出した画像ファイルを、内部バスIBを通じて第1SDRAM33に記憶させる。
デコード回路38は、JPEG形式の画像ファイルからRGB画像データを得るためのデコード処理を行う。本実施形態において、デコード回路38は、第1SDRAM33からJPEG形式の画像ファイルを読み出し、この画像ファイルをデコードすることでRGB画像データを得る。そして、SDRAM_I/F44を制御して、得られたRGB画像データを第2SDRAM34に記憶させる。
カードI/F39は、カードスロット5に装着されたメモリカードMCとの間で通信を行う。例えば、メモリカードMCから画像ファイルを読み出す。また、読み出した画像ファイルを、内部バスIBを通じて第1SDRAM33に記憶させる。
読み取り制御ユニット40は、画像読み取り機構2の制御を行う。また、読み取り制御ユニット40は、SDRAM_I/F44を制御して、画像読み取り機構2からのRGB画像データを第2SDRAM34に記憶させる。
画像処理ユニット41は、多階調のRGB画像データを多階調のCMYK画像データに変換する。例えば、第2SDRAM34に記憶された256階調のRGB画像データをSDRAM_I/F44を通じて読み出し、256階調のCMYK画像データに変換する。また、画像読み取り機構2からのRGB画像データをCMYK画像データに変換する。そして、画像処理ユニット41は、変換で得られたCMYK画像データを、SDRAM_I/F44を通じて第2SDRAM34に記憶させる。さらに、画像処理ユニット41は、CMYK画像データを、ヘッド用のCMYKドットデータに変換する。そして、変換で得られたCMYKドットデータを、SDRAM_I/F44を通じて、第2SDRAM34に記憶させる。
ここで、CMYKドットデータについて説明する。このCMYKドットデータは、ドットが形成され得る領域毎のドットの大きさ(ドット階調)を示すデータのことである。この領域は、単位領域とも呼ばれ、印刷解像度に対応した大きさの矩形状領域として、用紙Sの上に仮想的に定められる。従って、CMYKドットデータは、ドット階調を単位領域毎に示すデータともいえる。本実施形態では、ブラックインク、及び、イエローインクについては、1つの単位領域について4階調でドットの形成を制御できる。すなわち、ドットなし、小ドット(Small dot)、中ドット(Middle dot)、大ドット(Large dot)の4階調で印刷が行える。このため、これらのインクに用いられるCMYKドットデータは、1つの単位領域について2ビットデータとなる。その内容は、ドットなしがデータ[00]、小ドットがデータ[01]、中ドットがデータ[10]、大ドットがデータ[11]である。また、シアンインク、及び、マゼンタインクについては、1つの単位領域について6階調でドットの形成を制御できる。すなわち、ドットなし、小ドット(Small dot)、中ドット(Middle dot)、大ドット(Large dot)、特大ドット(Huge dot)、最大ドット(Extra Large dot)の6階調で印刷が行える。そして、この画像処理ユニット41では2ビットのデータが1つの組として扱われているので、これらのインク用のCMYKドットデータは、1つの単位領域について4ビットのデータとなる。例えば、その内容は、ドットなしがデータ[0000]、小ドットがデータ[0100]、中ドットがデータ[1000]、大ドットがデータ[1100]、特大ドットがデータ[1101]、最大ドットがデータ[1110]となっている。
SDRAM_I/F44は、第2SDRAM34へのデータの書き込み、及び、第2SDRAM34に記憶されたデータの読み出しを制御する。前述の説明からも判るように、このSDRAM_I/F44は、他の制御ユニット等(例えば、デコード回路38,読み取り制御ユニット40,画像処理ユニット41)からの要求に応じてデータの書き込みや読み出しを行っている。
マイクロウィーブ回路42は、CMYKドットデータから、マイクロウィーブ処理に適合したイメージデータを生成する。ここで、マイクロウィーブ処理について簡単に説明する。同じノズル列に属する各ノズルNzは、前述したように、そのノズルピッチが印刷解像度に相当する間隔よりも広い。このため、キャリッジCRを1回移動させただけでは、搬送方向に隣接するラスタラインを形成することはできない。そこで、各回のドット形成動作ではノズルピッチの間隔で複数本のラスタラインを形成し、搬送動作における用紙Sの搬送量を調整することで、既に形成されたラスタライン同士の間を他のラスタラインによって埋めている。このような印刷処理をマイクロウィーブ処理という。このマイクロウィーブ処理を行う場合、ドットの形成順序をマイクロウィーブに適した順序に変更する必要がある。このため、マイクロウィーブ回路42は、CMYKドットデータをマイクロウィーブ処理に適合するように並び替えることで、イメージデータを生成する。そして、生成したイメージデータを第2SDRAM34(イメージバッファ)に記憶する。従って、CMYKドットデータとイメージデータとは、ドットの並び順は異なっているものの、各ドットについての内容(2ビットデータや4ビットデータの内容)は同じである。なお、以下の説明では、イメージデータにおけるドット毎(単位領域毎)のデータのことを、指令階調値ともいう。このため、イメージデータは、複数の指令階調値によって構成されているといえる。この複合機1では、ブラック及びイエロー(或る色に相当する。)の各インクについては、2ビットの指令階調値(第1指令階調値に相当する。)を用いて制御を行っている。また、シアン及びマゼンタ(他の色に相当する。)の各インクについては、4ビットの指令階調値(第2指令階調値に相当する。)を用いて制御を行っている。従って、SDRAM_I/F44は、2ビットの指令階調値や4ビットの指令階調値を出力する指令階調値出力部に相当する。
印刷制御ユニット43は、前述した印刷機構3を制御したり、駆動信号生成部4を制御したりする。図5に示すように、この印刷制御ユニット43は、例えば、モータドライバ45、DAC値出力部46、及び、ヘッド用制御部47を有する。モータドライバ45は、モータを制御するためのモータ制御信号を出力する。このモータ制御信号は、例えば搬送モータ26やキャリッジモータ28に供給される。DAC値出力部46は、駆動信号生成部4で用いられる制御信号として、DAC値を出力する。このDAC値は、駆動信号生成部4から出力させる駆動信号COMの電圧値を定める。従って、DAC値出力部46は、出力するDAC値を適宜変更することで、所望の電圧波形を有する駆動信号COMを生成させることができる。ヘッド用制御部47は、主に、前述したイメージデータのヘッドHDへの転送を制御する。以下、ヘッド用制御部47について詳細に説明する。
<ヘッド用制御部47について>
図6は、ヘッド用制御部47の具体的構成を説明するための図である。図6に示すように、ヘッド用制御部47は、アドレスデコード部51と、共通レジスタ部52と、書き込み制御部53と、ヘッド送信制御部54と、転送制御部としての制御信号調停部55と、内部メモリを構成する第1RAM56(第1内部メモリ)及び第2RAM57(第2内部メモリ)と、6階調変換部58と、RAMデータセレクタ部59と、SPコマンドデータセレクタ部60と、グリッチ防止回路61と、割り込み管理部62とを有する。
アドレスデコード部51は、CPU35から出力されるアドレスをデコードする。例えば、共通レジスタ部52、書き込み制御部53、制御信号調停部55、及び、割り込み管理部62の各内部レジスタをCPU35がアクセスする際に、アドレスデコード部51はデコードを行う。これにより、各内部レジスタについての選択信号が有効になる。共通レジスタ部52は、ヘッド用制御部47の各種動作設定を行うために設けられる複数のレジスタによって構成される。書き込み制御部53は、第2SDRAM34からのイメージデータの読み出しに必要な読み出し制御信号を、制御信号調停部55からの読み出し要求に基づいて生成する。そして、生成した読み出し制御信号を、SDRAM_I/F44へ出力する。SDRAM_I/F44は、この読み出し制御信号に応じて第1RAM56や第2RAM57の1面分に格納するイメージデータを第2のSDRAMから読み出す。書き込み制御部53は、第2SDRAM34から読み出されたデータを、制御信号調停部55へ転送する。また、書き込み制御部53は、書き込み制御信号を生成する。この書き込み制御信号は、第2SDRAM34から読み出されたイメージデータを第1RAM56や第2RAM57へ書き込むために用いられる。なお、第1RAM56及び第2RAM57にはイメージデータが交互に書き込まれる。ヘッド送信制御部54は、トリガ信号(a_xtrg)に基づいて読み出し制御信号を生成する。この読み出し制御信号は、第1RAM56及び第2RAM57に書き込まれたイメージデータを読み出すために用いられる。
制御信号調停部55は、書き込み制御部53より受け取った書き込み制御信号と、ヘッド送信制御部54より受け取った読み出し制御信号とを第1RAM56及び第2RAM57の選択状態にしたがって調停する。すなわち、支障が生じないように実行タイミングを調整する。そして、制御信号調停部55は、これらの制御信号に基づいて、第1RAM56及び第2RAM57に対するデータの書き込みや読み出しを行う。これにより、第1RAM56と第2RAM57に対するイメージデータの書き込みや読み出しが交互に行われる。第1RAM56及び第2RAM57は、ヘッドHDに転送されるイメージデータを一時的に記憶するものである。また、イメージデータの記憶に用いられない空き領域には、SPコマンドデータが記憶される。このSPコマンドデータは、ヘッド用の駆動信号COM(図示せず)の印加部分を階調毎に表したものである。これらの第1RAM56及び第2RAM57は、それぞれ8ユニット設けられている。本実施形態では、ブラックインク用に1ユニットずつ、イエローインク用に1ユニットずつ割り当てられている。そして、シアンインク用に2ユニットずつ、マゼンタインク用に2ユニットずつ割り当てられている。なお、残りの2ユニットにはインクが割り当てられていない。このように、第1RAM56及び第2RAM57が8ユニットずつ設けられていることから、制御信号調停部55も同数の8ユニット設けられている。そして、第1RAM56の対応するユニット、及び、第2RAM57の対応するユニットについて、データの読み出しや書き込みを制御する。なお、第1RAM56及び第2RAM57の構成については、後で説明する。
SPコマンドデータセレクタ部60は、前述したヘッドHDとは異なるタイプのヘッドに用いられるSPコマンドデータを出力する。なお、本実施形態のヘッドHDには、第1RAM56及び第2RAM57に記憶されているSPコマンドデータが用いられる。このため、SPコマンドデータセレクタ部60のSPコマンドデータは用いられない。6階調変換部58は、6階調でドットの形成を制御する際に、画像処理ユニット41で生成されたイメージデータを、ヘッドHDに適合した内容に変換する。なお、6階調変換部58については、後で詳しく説明する。RAMデータセレクタ部59は、グリッチ防止回路61へ出力するデータを選択する。例えば、第1RAM56及び第2RAM57に記憶されたイメージデータを出力するのか、6階調変換部58で変換された後のイメージデータを出力するのかを定める。また、SPコマンドデータに関し、第1RAM56及び第2RAM57に記憶されたSPコマンドデータを出力するのか、SPコマンドデータセレクタ部60に記憶されたSPコマンドデータを出力するのかについても定める。グリッチ防止回路61は、ノイズ(グリッチ)を解消するためのものであり、例えばフリップフロップ回路によって構成される。このグリッチ防止回路61で処理された各種の信号は、フレキシブルケーブルFCを通じてヘッドHDへ出力される。割り込み管理部62は、ヘッド用制御部47がCPU35に対して行う割り込み処理を管理するものであり、割り込み信号(axahcuint)に基づいて割り込み信号(xhint)を出力する。
===6階調変換部58===
<概要について>
次に6階調変換部58について説明する。この6階調変換部58は、階調値変換回路或いは階調値変換部に相当し、画像処理ユニット41及びマイクロウィーブ回路42によって生成されたイメージデータ(ドット毎の指令階調値)を、ヘッドHDに適合させるべく変換して出力する。
この複合機1において、ブラックインク及びイエローインクは、4階調でドットの形成が制御される。また、シアンインク及びマゼンタインクは、6階調でドットの形成が制御される。ここで、4階調の大ドットにおけるインク吐出量、及び、6階調の最大ドットにおけるインク吐出量は、印刷解像度によって定められる。そして、印刷解像度が同じ場合、これらのインク吐出量は同じになる。これは、ベタを埋めるために必要なインク吐出量が印刷解像度によって定められるからである。例えば、印刷解像度が720dpiの場合、4階調の大ドットにおけるインク吐出量、及び、6階調の最大ドットにおけるインク吐出量はともに21pLとなる。そして、4階調における小ドット及び中ドットのインク吐出量、並びに、6階調における小ドット、中ドット、大ドット、及び、特大ドットのインク吐出量は、21pLよりも少ない量として適宜に定められる。本実施形態では、図13に示すように、4階調の小ドットにおけるインク吐出量は3pLであり、中ドットにおけるインク吐出量は7pLである。一方、図12に示すように、6階調の小ドットにおけるインク吐出量は1.5pL、中ドットにおけるインク吐出量は3pL、大ドットにおけるインク吐出量は7pL、特大ドットにおけるインク吐出量は14pLである。
ここで、ヘッドHD側での制御を考えると、インク吐出量が同じならば、指令階調値の内容は同じであることが好ましい。これは、判断対象の数を減らすことができ、制御負担が軽減するからである。仮に、同じインク吐出量について4階調と6階調で異なる内容(階調値)の指令階調値を用いた場合、与えられた指令階調値が4階調のものであるのか6階調のものであるのかを判断した上で、制御を行う必要がある。これに対し、同じインク吐出量について4階調と6階調で下位2ビットが同じ内容の指令階調値を用いた場合、4階調と6階調の判断をすることなく、制御を行うことができる。また、6階調の場合、指令階調値は3ビットあれば足りる。しかし、前述した画像処理ユニット41では、2ビットのデータが1つの組として扱われているため、6階調を表現するに際して4ビットデータが用いられている。ここで、ヘッドHD側に4ビット分のメモリを搭載することも考えられるが、1ビット分無駄な容量を確保することとなり効率的でない。
6階調変換部58は、このような問題を解決するために設けられている。すなわち、6階調変換部58における第1の機能は、或るインク吐出量の指令階調値に対し、ビット数の多い6階調の指令階調値の内容を、ビット数の少ない4階調の指令階調値の内容に揃えることである。すなわち、6階調変換部58は、6階調の指令階調値における下位2ビットの内容を4階調の指令階調値の内容と同じにする。さらに、下位2ビットよりも上位側のビットについてはデータ[0]を設定する。また、6階調変換部58における第2の機能は、4ビットで与えられる6階調の指令階調値を、3ビットデータとして扱えるように変換することである。すなわち、6階調変換部58は、下位から3番目のビットについて内容を変更し、かつ、最上位ビットにデータ[0]を設定する。
このような6階調変換部58を設けたことにより、この複合機1では、ヘッドHD側における制御の負担が軽減され、処理の効率化が図れる。また、画像処理ユニット41及びマイクロウィーブ回路42によって生成された4ビットの指令階調値を3ビットデータとして扱うことが可能となり、ヘッドHD側に設けるメモリが削減できる等、構成の簡素化が図れる。
<第1RAM56及び第2RAM57の構成について>
6階調変換部58の具体的な構成を説明する前に、第1RAM56及び第2RAM57の構成について説明する。ここで、図7は、第1RAM56及び第2RAM57の各ユニットと6階調変換部58との関係を説明する概念図である。図8は、第1RAM56が有する1番目のユニットを説明するための図である。
第1RAM56及び第2RAM57は、SRAM(Static RAM)によって構成され、それぞれ8個のユニットを有している。そして、第1RAM56の或るユニットと第2RAM57の或るユニットは対にして用いられる。例えば、図7に示すように、第1RAM56の1番目のユニット56aは第2RAM57の1番目のユニット57aと対になり、第1RAM56の2番目のユニット56bは第2RAM57の2番目のユニット57bと対になる。以下同様に、他のユニット同士も対とされる。なお、以下の説明では、単に、N番目のユニットと記載した場合、第1RAM56のN番目のユニットと第2RAM57のN番目のユニットの両方を含むものとする。
本実施形態では、1番目のユニット56a,57aから6番目のユニット56f,57fまで用いられる。具体的には、1番目のユニット56a,57aは、シアンの指令階調値における下位2ビットを記憶するために用いられ、2番目のユニット56b,57bは、シアンの指令階調値における上位2ビットを記憶するために用いられる。3番目のユニット56c,57cは、マゼンタの指令階調値における下位2ビットを記憶するために用いられ、4番目のユニット56d,57dは、マゼンタの指令階調値における上位2ビットを記憶するために用いられる。そして、5番目のユニット56e,57eは、イエローの指令階調値を記憶するために用いられ、6番目のユニット56f,57fは、ブラックの指令階調値を記憶するために用いられる。
ここで、各ユニット56a〜56f,57a〜57fの構成を説明する。なお、各ユニットは同じ構成であるので、第1RAM56の1番目のユニット56aについて構成を説明し、他のユニットについては説明を省略する。このユニット56aは、例えば図8に示すように、192ワード×16ビットの記憶容量を有している。そして、各ワードが1つのノズルNzに対応しており、1つのドットあたり2ビットのデータが割り当てられている。従って、このユニットは、1つのノズルNz(つまり、或るラスタラインに相当する。)について8ドット分のデータを記憶することができる。前述したように、このユニット56aでは、シアンの指令階調値(4ビット)における下位2ビットのデータが記憶されている。そして、符号X1で示す2ビットのデータ(1番目のワードにおける最上位ビット及び上位から2番目のビット)は、1番目のノズルNzで形成されるドットであって、キャリッジ移動方向のn番目に形成されるドットのデータである。そして、符号X2で示す2ビットのデータ(1番目のワードにおける最下位ビット及び下位から2番目のビット)は、1番目のノズルNzで形成されるドットであって、キャリッジ移動方向の(n+8)番目に形成されるドットのデータである。同様に、符号X3で示す2ビットのデータ(180番目のワードにおける最上位ビット及び2番目のビット)は、180番目のノズルNzで形成されるドットであって、キャリッジ移動方向のn番目に形成されるドットのデータである。そして、181ワード以降の領域には、SPコマンドデータが記憶されている。
そして、1番目のユニット56a,57aと2番目のユニット56b,57bに記憶されたシアンの指令階調値(4ビットのデータ)、及び、3番目のユニット56c,57cと4番目のユニット56d,57dに記憶されたマゼンタの指令階調値(4ビットのデータ)は、それぞれ6値変換部にて変換(デコード)される。また、5番目のユニット56e,57eに記憶されたイエローの指令階調値(2ビットのデータ)と、6番目のユニット56f,57fに記憶されたブラックの指令階調値(2ビットのデータ)は、それぞれRAMデータセレクタ部59を通じてグリッチ防止回路61へ出力される。
<6階調変換部58の構成について>
次に、6階調変換部58の構成について説明する。ここで、図9は、第1の6階調変換部58aと第2の6階調変換部58bの機能を説明する概念図である。図10は、フレキシブルケーブルFCに設けられるヘッド間信号線群と、それぞれのヘッド間信号線HSOCLK〜HSO6で伝送される信号の内容(種類)を説明する図である。図11は、第1の6階調変換部58aの構成を説明するブロック図である。図12は、変換前指令階調値と変換後指令階調値の関係を説明する図である。図13は、ブラックインクやイエローインクに用いられる4階調の指令階調値を説明する図である。図14は、6階調変換部58が有するインクカウンタの動作を説明する図である。
図6及び図9に示すように、ヘッド用制御部47は6階調変換部58を4ユニット備えており、4ユニットのうちの2ユニットを使用している。便宜上、以下の説明では、使用されている一方のユニットを第1の6階調変換部58aといい、他方のユニットを第2の6階調変換部58bという。そして、第1の6階調変換部58aはシアンの指令階調値を変換する。すなわち、1番目のユニット56a,57aに記憶されているシアンの指令階調値における下位2ビット、及び、2番目のユニット56b,57bに記憶されているシアンの指令階調値における上位2ビットを、入力指令階調値として取得する。そして、図10に示すように、変換後指令階調値の下位2ビットを、第1ヘッド間信号線HSO1を通じてヘッドユニットHUへ伝送し、変換後指令階調値の上位2ビットを、第2ヘッド間信号線HSO2を通じてヘッドユニットHUへ伝送する。同様に、第2の6階調変換部58bはマゼンタの指令階調値を変換する。すなわち、3番目のユニット56c,57cに記憶されているマゼンタの指令階調値における下位2ビット、及び、4番目のユニット56d,57dに記憶されているマゼンタの指令階調値における上位2ビットを、入力指令階調値として取得する。そして、変換後指令階調値の下位2ビットを、第3ヘッド間信号線HSO3を通じてヘッドユニットHUへ伝送し、変換後指令階調値の上位2ビットを、第4ヘッド間信号線HSO4を通じてヘッドユニットHUへ伝送する。なお、イエローのイメージデータ(指令階調値群)は、第5ヘッド間信号線HSO5を通じてヘッドユニットHUへ伝送され、ブラックのイメージデータ(指令階調値群)は、第6ヘッド間信号線HSO6を通じてヘッドユニットHUへ伝送される。
<第1の6階調変換部58aについて>
次に、第1の6階調変換部58aについて説明する。なお、第2の6階調変換部58bは、マゼンタの指令階調値を扱っている点で第1の6階調変換部58aと相違しているが、構成や記憶されるデータの内容は第1の6階調変換部58aと同じである。また、他の6階調変換部58は、第1の6階調変換部58aと同じ構成である。このため、これらの6階調変換部58については、説明を省略する。図11に示すように、第1の6階調変換部58aは、比較部71と、パターン変換部72と、インクカウント部73とを有する。
<比較部71について>
比較部71は、入力指令階調値を比較用指令階調値と比較する。この比較部71は種別判定部に相当し、入力指令階調値が予め定められた種別の何れに何れかに対応するかを判定する。そして、比較部71は、第1レジスタ群74と、合成回路75と、第1比較回路76とを有する。
第1レジスタ群74は、4ビットのデータを記憶可能な複数の比較用レジスタによって構成されている。この実施形態における第1レジスタ群74は、6つの比較用レジスタ74a〜74fを有し、それらのうちの5つを使用している。具体的には、小ドットの階調に対応する第1比較用レジスタ74aと、中ドットの階調に対応する第2比較用レジスタ74bと、大ドットの階調に対応する第3比較用レジスタ74cと、特大ドットの階調に対応する第4比較用レジスタ74dと、最大ドットの階調に対応する第5比較用レジスタ74eを使用している。つまり、複数の比較用レジスタを、ドットの階調(指令階調値)に対応させて使用している。各比較用レジスタには、4ビットの比較用指令階調値が記憶される。各比較用レジスタ74a〜74eに記憶させる比較用指令階調値の内容は、入力され得る指令階調値と同じ内容である。この実施形態において、第1比較用レジスタ74aには、小ドットの形成を示すデータ[0100]が比較用指令階調値として記憶され、第2比較用レジスタ74bには、中ドットの形成を示すデータ[1000]が比較用指令階調値として記憶されている。同様に、第3比較用レジスタ74cには大ドットの形成を示すデータ[1100]が、第4比較用レジスタ74dには特大ドットの形成を示すデータ[1101]が、第5比較用レジスタ74eには最大ドットの形成を示すデータ[1110]が、それぞれ比較用指令階調値として記憶されている。なお、比較用指令階調値の内容は、CPU35からの命令によって書き換えることができる。
合成回路75は、それぞれ別個に読み出された指令階調値における下位2ビットのデータと上位2ビットのデータとを合成し、4ビットの入力指令階調値として出力する。すなわち、1番目のユニット56a,57aから読み出した下位2ビットのデータと、2番目のユニット56b,57bから読み出した上位2ビットのデータとを合成し、4ビットの入力指令階調値を出力する。例えば、小ドットの形成の場合、上位2ビットのデータはその内容が[01]であり、下位2ビットのデータはその内容が[00]である。このため、出力される入力指令階調値はデータ[0100]となる。また、中ドットの形成の場合、上位2ビットのデータはその内容が[10]であり、下位2ビットのデータはその内容が[00]である。従って、出力される入力指令階調値はデータ[1000]となる。
第1比較回路76は、合成回路75からの入力指令階調値と各比較用レジスタ74a〜74eに記憶されている比較用指令階調値とを比較し、一致する比較用指令階調値を記憶した比較レジスタのアドレスを、入力指令階調値の種別を示す識別情報として出力する。例えば、入力指令階調値が小ドットの形成を示すデータ[0100]であった場合、第1比較用レジスタ74aに記憶された比較用指令階調値(データ[0100])と一致する。このため、第1比較回路76は、第1比較用レジスタ74aのアドレスを出力する。例えば、アドレスとしてデータ[001]を出力する。そして、このアドレス(データ[001])が、「小ドットの形成」という種別を示す識別情報となる。また、入力指令階調値が中ドットの形成を示すデータ[1000]であった場合、第1比較回路76は、第2比較用レジスタ74bのアドレスを出力する。例えば、アドレスとしてデータ[010]を出力する。そして、このアドレス(データ[010])が、「中ドットの形成」という種別を示す識別情報となる。他の入力指令階調値についても同様である。簡単に説明すると、第1比較回路76は、入力指令階調値が大ドットの形成を示す場合に第3比較用レジスタ74cのアドレス(例えばデータ[011])を出力する。同様に、第1比較回路76は、入力指令階調値が特大ドットの形成を示す場合に第4比較用レジスタ74dのアドレス(例えばデータ[100])を出力し、最大ドットの形成を示す場合に第5比較用レジスタ74eのアドレス(例えばデータ[101])を出力する。
<パターン変換部72について>
パターン変換部72は、比較部71から出力された情報(種別を示す識別情報)に基づき、変換後指令階調値を出力する。このパターン変換部72は、第2レジスタ群77と、セレクト回路78と、分割回路79とを有する。
まず、第2レジスタ群77について説明する。この第2レジスタ群77は、4ビットのデータを記憶可能な複数の出力用レジスタによって構成されている。第2レジスタ群77は、前述した第1レジスタ群74と同様の構成を採っている。すなわち、第2レジスタ群77は6つの出力用レジスタ77a〜77fを有し、第1出力用レジスタ77aから第5出力用レジスタ77eまでの5つが使用されている。そして、各出力用レジスタ77a〜77eはドットの階調に対応している。すなわち、第1出力用レジスタ77aは小ドットの階調に対応し、第2出力用レジスタ77bは中ドットの階調に対応している。同様に、第3出力用レジスタ77cは大ドットの階調に、第4出力用レジスタ77dは特大ドットの階調に、第5出力用レジスタ77eは最大ドットの階調に、それぞれ対応している。従って、この第2レジスタ群77は、出力用指令階調値(他の指令階調値に相当する。)を、ドット階調に応じた種別のそれぞれに対応させて記憶する記憶部に相当する。また、各出力用レジスタ77a〜77eは、他のレジスタに相当する。
各出力用レジスタ77a〜77eを示すアドレスの内容は、前述した比較用レジスタ74a〜74eを示すアドレスの内容に揃えられている。例えば、第1出力用レジスタ77aを示すアドレスは、第1比較用レジスタ74aを示すアドレスと同じであり、本実施形態ではデータ[001]である。同様に、第2出力用レジスタ77bを示すアドレスは、第2比較用レジスタ74bを示すアドレスと同じであり、本実施形態ではデータ[010]である。そして、各出力用レジスタには、4ビットの出力用指令階調値が記憶されている。すなわち、第1出力用レジスタ77aには、小ドットの形成に対応する出力用指令階調値が記憶されている。また、第2出力用レジスタ77bには中ドットの形成に対応する出力用指令階調値が、第3出力用レジスタ77cには大ドットの形成に対応する出力用指令階調値が、それぞれ記憶されている。同様に、第4出力用レジスタ77dには特大ドットの形成に対応する出力用指令階調値が、第5出力用レジスタ77eには最大ドットの形成に対応する出力用指令階調値が、それぞれ記憶されている。なお、各出力用レジスタ77a〜77eに記憶させる出力用指令階調値の内容も、CPU35からの命令によって定めることができる。
ここで、出力用指令階調値について説明する。出力用指令階調値は、変換後指令階調値の基となるものであり、ヘッドユニットHUの仕様に適合する指令階調値である。そして、入力指令階調値に基づいて選択された出力用指令階調値が、変換後指令階調値としてヘッドユニットHUへ出力される。このため、前述した条件を満たすように定められる。例えば、入力指令階調値に対応するインク吐出量が、4階調でのインク吐出量に含まれる場合、出力用指令階調値における下位2ビットの内容は、そのインク吐出量に対応する4階調の指令階調値の内容とされる。例えば、入力指令階調値[1000]に対応するインク吐出量は3pLである。このインク吐出量は、4階調でのインク吐出量に含まれている。すなわち、図13に示すように、小ドットの形成時に吐出されるインク量と等しい。このため、変換後指令階調値における下位2ビットの内容は、4階調における小ドットの内容と同じにされる。具体的は、データ[01]とされる。また、下位から3番目のビットについてはデータ[0]が設定される。加えて、変換後指令階調値を3ビットデータとして扱えるようにすべく、最上位ビットにはデータ[0]が設定される。従って、入力指令階調値[1000]に対応する変換後指令階調値は、データ[0001]となる。一方、入力指令階調値に対応するインク吐出量が4階調でのインク吐出量に含まれない場合には、下位から3番目のビットについてデータ[1]が設定され、4階調でのインク吐出量に含まれる場合と区別される。
そして、出力用指令階調値は、具体的には次のように設定される。小ドットの形成を示す出力用指令階調値は、ノズルNz(ヘッドHD)から1.5pLのインクを吐出させるためのものである。ここで、1.5pLの吐出量は、4階調におけるインクの吐出量には含まれない量である。このため、出力用指令階調値の内容は、4階調の指令階調値(2ビット)によって制限されることなく、データ[0100]に定められる。中ドットの形成を示す出力用指令階調値は、ノズルNzから3pLのインクを吐出させるためのものである。前述したように、この場合における変換後指令階調値は、データ[0001]と定められる。大ドットの形成を示す出力用指令階調値は、ノズルNzから7pLのインクを吐出させるためのものである。この7pLの吐出量は、4階調における中ドットの形成時の吐出量と等しい。このため、出力用指令階調値の内容に関し、下位2ビットの内容が4階調における中ドットの形成時の内容(データ[10])と同じになり、かつ、上位2ビットがデータ[00]となるように定められる。つまり、データ[0010]と定められる。特大ドットの形成を示す出力用指令階調値は、ノズルNzから14pLのインクを吐出させるためのものである。この14pLの吐出量は、4階調におけるインクの吐出量には含まれない。このため、出力用指令階調値の内容は、4階調の指令階調値(2ビット)によって制限されることなく、データ[0101]に定められる。最大ドットの形成を示す出力用指令階調値は、ノズルNzから21pLのインクを吐出させるためのものである。この21pLの吐出量は、4階調における大ドットの形成時の吐出量に等しい。このため、出力用指令階調値の内容に関し、下位2ビットの内容が4階調における大ドットの形成時の内容(データ[11])と同じになり、かつ、上位2ビットがデータ[00]となるように定められる。つまり、データ[0011]と定められる。
次にセレクト回路78について説明する。このセレクト回路78は、入力指令階調値の種別を示す識別情報(詳しくは、比較部71から出力された比較用レジスタのアドレス)に基づいて、対応する出力指令階調値を第2レジスタ群77から読み出す。そして、読み出した出力指令階調値を、変換後指令階調値として出力する。このようなセレクト回路78は、変換後指令階調値の出力部に相当する。本実施形態におけるセレクト回路78は、比較用レジスタのアドレスを、出力用レジスタの読み出しアドレスとして用いている。例えば、第1比較用レジスタ74aを示すアドレス(データ[001])が比較部71から出力された場合、セレクト回路78は、同じアドレスの第1出力用レジスタ77aを特定する。そして、この第1出力用レジスタ77aに記憶されている出力指令階調値(データ[0100])を読み出し、変換後指令階調値として出力する。また、第2比較用レジスタ74bを示すアドレス(データ[010])が比較部71から出力された場合、セレクト回路78は、同じアドレスの第2出力用レジスタ77bを特定する。そして、この第2出力用レジスタ77bに記憶されている出力指令階調値(データ[0001])を読み出し、変換後指令階調値として出力する。また、他の階調値についても同様な手順で変換後指令階調値が出力される。
次に、分割回路79について説明する。この分割回路79は、セレクト回路78から出力された4ビットの変換後指令階調値を、2組の2ビットデータに分割するものである。具体的には、上位2ビットのデータと下位2ビットのデータに分割する。そして、下位2ビットのデータは、第1ヘッド間信号線HSO1を通じてヘッドユニットHUへ伝送され、上位2ビットのデータは、第2ヘッド間信号線HSO2を通じてヘッドユニットHUへ伝送される。第1出力用レジスタ77aに記憶された出力指令階調値が変換後指令階調値として出力された場合、下位2ビットのデータ[00]が第1ヘッド間信号線HSO1を通じてヘッドユニットHUへ伝送され、上位2ビットのデータ[01]が第2ヘッド間信号線HSO2を通じてヘッドユニットHUへ伝送される。また、第2出力用レジスタ77bに記憶された出力指令階調値が出力された場合には、下位2ビットのデータ[01]が第1ヘッド間信号線HSO1を通じてヘッドユニットHUへ伝送され、上位2ビットのデータ[00]が第2ヘッド間信号線HSO2を通じてヘッドユニットHUへ伝送される。
<インクカウント部73について>
インクカウント部73は、入力指令階調値の種別を示す識別情報に基づいて、インクの吐出回数をドットの種類毎(インク吐出量毎)にカウントする。このカウント値は、例えば、インクの消費量を取得するために用いられる。このため、インクカウント部73は、インク消費量取得部に相当する。このインクカウント部73は、インクカウンタ群80と、第2比較回路81とを有する。この実施形態において、インクカウンタ群80は、6つのインクカウンタ80a〜80fを有しており、それらのうちの5つを使用している。具体的には、小ドットの階調(データ[001])に対応する第1インクカウンタ80aと、中ドットの階調(データ[010])に対応する第2インクカウンタ80bと、大ドットの階調(データ[011])に対応する第3インクカウンタ80cと、特大ドットの階調(データ[100])に対応する第4インクカウンタ80dと、最大ドットの階調(データ[101])に対応する第5インクカウンタ80eを使用している。つまり、ドットの階調に対応する複数のインクカウンタを使用している。
第2比較回路81は、比較部71とインクカウンタ群80との間に設けられ、比較部71から出力された情報の種別に応じて、対応するインクカウンタ80a〜80eへ所定の信号を出力する。例えば、比較部71から出力された情報がデータ[001]の場合、第2比較回路81は、カウントアップを行わせるための信号を、第1インクカウンタ80aに対して出力する。また、比較部71から出力された情報がデータ[010]の場合、第2比較回路81は、カウントアップを行わせるための信号を、第2インクカウンタ80bに対して出力する。このような構成を採ることで、図14に示すように、各インクカウンタは、担当するドット階調を示すデータが比較部71から出力される毎に、カウント値をインクリメント(+1)する。また、比較部71から出力されたデータが担当するドット階調を示していない場合にはカウント値を保持する。そして、CPU35は、各インクカウンタのカウント値に基づいて、シアンインクの吐出インク量(インク消費量)を認識することができる。この際、CPU35は、ドット階調毎のカウント値を用いているので、インク消費量を精度良く認識できる。
<まとめ>
このような構成を有する第1の6階調変換部58aでは、パターン変換部72に第2レジスタ群77(記憶部に相当する。)を設け、この第2レジスタ群77を構成する各出力用レジスタ77a〜77eに、出力用指令階調値(他の指令階調値に相当する。)を記憶させている。そして、セレクト回路78(出力部に相当する。)は、入力指令階調値の種別(ドット階調値)に応じた出力用指令階調値を読み出し、変換後指令階調値として出力している。このため、各出力用レジスタ77a〜77eに記憶させる出力用指令階調値の選び方次第で、任意の変換後指令階調値を設定することができる。すなわち、入力指令階調値の種別と変換後指令階調値の組み合わせを任意に定めることができる。従って、様々な種類の仕様に対応させることができる。
また、この6階調変換部58が有する比較部71(種別判定部に相当する。)には、複数の比較用レジスタによって構成された第1レジスタ群74を設けている。そして、各比較用レジスタ74a〜74eには、ドットの階調(指令階調値)に対応する比較用指令階調値を記憶させている。このため、比較用レジスタ74a〜74eに記憶させる比較用指令階調値の選び方次第で、入力指令階調値と変換後指令階調値の組み合わせを定めることができる。従って、様々な種類の仕様に対応させることができる。
また、比較部71が有する第1比較回路76は、入力指令階調値を比較用指令階調値と比較し、一致する比較用指令階調値を記憶した比較用レジスタのアドレスを、種別の判定結果として出力する。ここで、入力指令階調値の種別が比較用レジスタのアドレスで表されているため、比較用指令階調値を書き換えても処理を共通化できる。このため、様々な仕様に対応させることができる。例えば、入力指令階調値とドット階調値の組み合わせが異なる複数種類の仕様に対して処理を共通化できる。
さらに、比較用レジスタのアドレスを、種別の判定結果として用いているので、制御が容易になる。この6階調変換部58では、各比較用レジスタ74a〜74eのアドレスを、出力用レジスタ77a〜77eのアドレスとして用いている。すなわち、出力用レジスタ77a〜77eを特定するための情報として用いている。このため、出力用指令階調値を直接的に特定でき、記憶されている出力用指令階調値を出力させることができる。なお、比較用レジスタ74a〜74eのアドレス以外にも、比較用レジスタ74a〜74eを識別する識別情報であれば、種別の判定結果として好適に用いることができる。
また、本実施形態において、比較用レジスタ74a〜74eや出力用レジスタ77a〜77eのアドレスのビット数は、入力指令階調値のビット数よりも少ない。具体的には、入力指令階調値が4ビットのデータであるのに対し、比較用レジスタ74a〜74e等のアドレスは3ビットのデータである。そして、変換後指令階調値(出力用指令階調値)は、入力指令階調値と同じく4ビットのデータである。すなわち、4ビットの入力指令階調値を4ビットの変換後指令階調値に変換するに際し、3ビットの識別情報(アドレス)を介している。一般に、4ビットのデータを他の4ビットのデータに変換する場合には、4ビットの識別情報が用いられる。しかし、本実施形態では、入力指令階調値や変換後指令階調値は6種類であり、3ビットで表現可能である。このため、識別情報として3ビットのデータを用いている。このような構成を採ったことにより、識別情報を扱う部分の構成を簡素化できる。例えば、第1比較回路76、第2比較回路81、及び、セレクト回路78を3ビットの仕様で作製することができる。また、識別情報の伝達信号線を一般的な構成を採った場合よりも削減することができる。
また、インクカウント部73に設けられたインクカウンタ群80は、ドット階調の種別毎に設けられた複数のインクカウンタ80a〜80eを有する。そして、各インクカウンタ80a〜80eは、比較部71から出力される種別の判定結果に基づいてカウント動作を行う。つまり、入力指令階調値の入力回数を種別毎にカウントしている。このような構成を採っているので、入力指令階調値と変換後指令階調値の様々な組み合わせに対し、共通化された処理で、インク消費量を取得することができる。
また、以上は、第1の6階調変換部58aについて説明したが、第2の6階調変換部58bについても同様にあてはまる。
===その他の実施形態===
前述した実施形態は、複合機1に設けられた6階調変換部58(階調値変換回路,階調変換部)について説明されている。この説明の中には、印刷装置や、印刷装置を制御するためのコンピュータプログラム及びコードの説明も含まれている。また、この実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれる。
<ドット階調について>
前述した実施形態におけるドット階調は、ブラックインクとイエローインクが4階調(2ビット)、シアンインクとマゼンタインクが6階調(3ビット)であった。ドット階調はこの組み合わせに限定されるものではない。この場合、インク色の組み合わせは、インク量に対する色の変化度合いに応じて定めることが望ましい。例えば、イエローインクはインク量に対する色の変化度合いが他の色よりも小さく、シアンインク及びマゼンタインクはインク量に対する色の変化度合いが他の色よりも大きい。また、ブラックインクは、インク量に対する色の変化度合いがイエローインクよりも大きい。このため、イエローインクを4階調とし、他のインクを6階調としてもよい。
<レジスタ群について>
前述した実施形態では、第1レジスタ群74(比較用レジスタ74a〜74e)及び第2レジスタ群77(出力用レジスタ77a〜77e)に記憶させるデータをCPU35によって設定できるように構成していた。ここで、変換後指令階調値をヘッドHDに適合させるという目的からすれば、少なくとも第2レジスタ群77に記憶させるデータを、CPU35によって設定できればよい。すなわち、第1レジスタ群74に記憶させるデータは、その内容が固定されていてもよい。そして、前述した実施形態のように第1レジスタ群74に記憶させるデータについても、CPU35によって設定できるようにしたので、汎用性をより高めることができる。すなわち、入力指令階調値と変換後指令階調値の組み合わせを種々変更することができる。この場合においても、入力指令階調値と変換後指令階調値とを、種別を示す情報(アドレス)によって関連付けているので、組み合わせが変わったとしてもドット毎のインク吐出量(インク消費量)を認識することができる。
<指令階調値について>
前述した実施形態において、指令階調値は、画像処理ユニット41及びマイクロウィーブ回路42によって生成されていた。すなわち、画像処理ユニット41及びマイクロウィーブ回路42が指令階調値生成部として機能していた。これは、図15の(1)及び(2)に示すように、複合機1を単体で使用する場合(スタンドアローン印刷の場合)、或いは、ホストコンピュータCPから送られてくる256階調のRGB画像データを印刷する場合を例に挙げたからである。
ところで、指令階調値は、複合機1(印刷装置)に接続された機器によって生成されてもよい。例えば、図15の(3)に示すように、ホストコンピュータCPに生成させてもよい。この場合、プリンタドライバ(コンピュータプログラムの一種)が実行されることにより、ホストコンピュータCPが指令階調値生成部として機能する。すなわち、256階調のRGB画像データを、プリンタドライバを実行することで4階調や6階調のイメージデータ(指令階調値群)に変換する。そして、このイメージデータを複合機1(ASIC31)へ送信する。このような構成であっても、前述した実施形態と同様の作用効果を奏する。
複合機の外観を説明する斜視図である。 複合機の構成を説明するブロック図である。 印刷機構を説明する図である。 ヘッドをノズル側から見た図である。 コントローラの概略構成を説明する図である。 ヘッド用制御部の具体的構成を説明するための図である。 第1RAM及び第2RAMと6階調変換部の関係を説明する概念図である。 第1RAMが有する1番目のユニットを説明するための図である。 第1の6階調変換部と第2の6階調変換部の機能を説明する概念図である。 ヘッド間信号線群と伝送される信号の内容を説明する図である。 第1の6階調変換部の構成を説明するブロック図である。 変換前指令階調値と変換後指令階調値の関係を説明する図である。 4階調の指令階調値を説明する図である。 6階調変換部が有するインクカウンタの動作を説明する図である。 画像データの概略処理と担当する機器の関係を説明するための概念図である。
符号の説明
1 複合機,2 画像読み取り機構,3 印刷機構,4 駆動信号生成部,
5 カードスロット,6 センサ群,7 コントローラ,11 原稿台,
12 原稿台カバー,21 用紙搬送機構,22 キャリッジ移動機構,
23 プラテン,24 搬送ローラ,25 排紙ローラ,26 搬送モータ,
27 タイミングベルト,28 キャリッジモータ,29 ガイド軸,
31 ASIC,32 ROM,33 第1SDRAM,34 第2SDRAM,
35 CPU,36 ホストI/F,37 USBホスト回路,
38 デコード回路,39 カードI/F,40 読み取り制御ユニット,
41 画像処理ユニット,42 マイクロウィーブ回路,
43 印刷制御ユニット,44 SDRAM_I/F,
45 モータドライバ,46 DAC値出力部,47 ヘッド用制御部,
51 アドレスデコード部,52 共通レジスタ部,53 書き込み制御部,
54 ヘッド送信制御部,55 制御信号調停部,56 第1RAM,
57 第2RAM,58 6階調変換部,59 RAMデータセレクタ部,
60 SPコマンドデータセレクタ部,61 グリッチ防止回路,
62 割り込み管理部,71 比較部,72 パターン変換部,
73 インクカウント部,74 第1レジスタ群,74a 第1比較用レジスタ,
74b 第2比較用レジスタ,74c 第3比較用レジスタ,
74d 第4比較用レジスタ,74e 第5比較用レジスタ,
75 合成回路,76 第1比較回路,77 第2レジスタ群,
77a 第1出力用レジスタ,77b 第2出力用レジスタ,
77c 第3出力用レジスタ,77d 第4出力用レジスタ,
77e 第5出力用レジスタ,78 セレクト回路,79 分割回路,
80 インクカウンタ群,80a 第1インクカウンタ,
80b 第2インクカウンタ,80c 第3インクカウンタ,
80d 第4インクカウンタ,80e 第5インクカウンタ,
81 第2比較回路,CR キャリッジ,IC インクカートリッジ,
HU ヘッドユニット,HD ヘッド,Nz ノズル,
Nk ブラックインクノズル列,Ny イエローインクノズル列,
Nc シアンインクノズル列,Nm マゼンタインクノズル列,
PU1 駆動プーリー,PU2 アイドラプーリー,
COM 駆動信号,MC メモリカード,ENC リニア式エンコーダ,
IB 内部バス,FC フレキシブルケーブル,
HSO1 第1ヘッド間信号線,HSO2 第2ヘッド間信号線,
HSO3 第3ヘッド間信号線,HSO4 第4ヘッド間信号線,
HSO5 第5ヘッド間信号線,HSO6 第6ヘッド間信号線,
HW 外部機器,CP コンピュータ

Claims (7)

  1. 入力された入力指令階調値を変換して変換後指令階調値として出力する階調値変換回路であって、
    (A)前記入力指令階調値が、予め定められた複数の種別の何れに対応するかを判定する種別判定部であって、
    前記入力指令階調値として入力され得る指令階調値と同じ内容の複数の比較用指令階調値を、前記種別のそれぞれに対応させて記憶する複数のレジスタを有し、
    前記入力指令階調値と前記比較用指令階調値とを比較し、一致する比較用指令階調値を記憶したレジスタを識別するための識別情報を、前記種別の判定結果として出力する、種別判定部と、
    (B)他の指令階調値を前記複数の種別のそれぞれに対応させて記憶する記憶部であって、前記他の指令階調値を記憶するための他のレジスタであって前記種別のそれぞれに対応する複数のレジスタを有する記憶部と、
    (C)前記種別判定部で判定された種別に対応する前記他の指令階調値を前記記憶部から読み出し、前記変換後指令階調値として出力する出力部と、
    を有し、
    前記識別情報は、一致する比較用指令階調値を記憶したレジスタのアドレスであり、前記入力指令階調値のビット数よりも少ないビット数であり、
    前記変換後指令階調値は、そのビット数が前記入力指令階調値のビット数と同じであり、
    前記出力部は、前記識別情報で特定される他のレジスタから、前記他の指令階調値を読み出す、階調値変換回路。
  2. 請求項1に記載の階調値変換回路であって、
    前記種別の判定結果に基づき、前記入力指令階調値の入力回数を前記種別毎にカウントするカウンタを有する、階調値変換回路。
  3. (A)入力された入力指令階調値を変換して変換後指令階調値として出力する階調値変換回路であって、
    (B)前記入力指令階調値が、予め定められた複数の種別の何れに対応するかを判定する種別判定部であって、
    前記入力指令階調値として入力され得る指令階調値と同じ内容の複数の比較用指令階調値を、前記種別のそれぞれに対応させて記憶する複数のレジスタを有し、
    前記入力指令階調値と前記比較用指令階調値とを比較し、一致する比較用指令階調値を記憶したレジスタを識別するための識別情報を、前記種別の判定結果として出力する、種別判定部と、
    (C)他の指令階調値を記憶するための他のレジスタを前記種別のそれぞれに対応する複数有し、前記他の指令階調値を前記複数の種別のそれぞれに対応させて記憶する記憶部と、
    (D)前記種別判定部で判定された種別に対応する前記他の指令階調値を前記記憶部から読み出し、前記変換後指令階調値として出力する出力部と、
    (E)前記種別の判定結果に基づき、前記入力指令階調値の入力回数を前記種別毎にカウントするカウンタと、
    を有し、
    (F)前記識別情報は、
    一致する比較用指令階調値を記憶したレジスタのアドレスであって、前記入力指令階調値のビット数よりも少ないビット数であり、
    (G)前記変換後指令階調値は、
    そのビット数が前記入力指令階調値のビット数と同じであり、
    (H)前記出力部は、
    前記識別情報で特定される他のレジスタから、前記他の指令階調値を読み出す、階調値変換回路。
  4. (A)吐出させるインクの量に応じた指令階調値を出力する指令階調値出力部であって、
    或る色については所定ビット数の第1指令階調値を出力し、他の色については前記所定ビット数よりも多いビット数の第2指令階調値を出力する指令階調値出力部と、
    (B)前記第2指令階調値を変換して変換後指令階調値として出力する階調値変換部であって、
    (b1)前記第2指令階調値が、予め定められた複数の種別の何れに対応するかを判定する種別判定部であって
    前記第2指令階調値として入力され得る指令階調値と同じ内容の複数の比較用指令階調値を、前記種別のそれぞれに対応させて記憶する複数のレジスタを有し、
    前記第2指令階調値と前記比較用指令階調値とを比較し、一致する比較用指令階調値を記憶したレジスタを識別するための識別情報を、前記種別の判定結果として出力する、種別判定部と、
    (b2)選択用指令階調値を前記複数の種別のそれぞれに対応させて記憶する記憶部であって、前記選択用指令階調値を記憶するための他のレジスタであって前記種別のそれぞれに対応する複数のレジスタを有する記憶部と、
    (b3)前記種別判定部で判定された種別に対応する前記選択用指令階調値を前記記憶部から読み出し、前記変換後指令階調値として出力する出力部と、
    を有し、
    前記識別情報は、一致する比較用指令階調値を記憶したレジスタのアドレスであり、前記第2指令階調値のビット数よりも少ないビット数であり、
    前記変換後指令階調値は、そのビット数が前記第2指令階調値のビット数と同じであり、
    前記出力部は、前記識別情報で特定される他のレジスタから、前記選択用指令階調値を読み出す、階調値変換部と、
    を有する印刷装置。
  5. 請求項に記載の印刷装置であって、
    前記階調値変換部は、
    前記或る色で吐出可能なインクの量を前記他の色で吐出させる場合に、前記変換後指令階調値における前記所定ビット数の内容を、前記第1指令階調値と同じ内容に変換する、印刷装置。
  6. 請求項又は請求項に記載の印刷装置であって、
    前記種別の判定結果に基づき、前記第2指令階調値の入力回数を前記種別毎にカウントすることで、前記他の色のインク消費量を取得するインク消費量取得部を有する、印刷装置。
  7. 入力された入力指令階調値を変換して変換後指令階調値として出力する階調値変換方法であって、
    (A)前記入力指令階調値が、予め定められた複数の種別の何れに対応するかを種別判別部で判定することにおいて
    前記入力指令階調値として入力され得る指令階調値と同じ内容の複数の比較用指令階調値を、前記種別のそれぞれに対応させて記憶する複数のレジスタにおいて、前記入力指令階調値と前記比較用指令階調値とを比較し、一致する比較用指令階調値を記憶したレジスタを識別するための識別情報を、前記種別の判定結果として出力することと、
    (B)他の指令階調値を前記複数の種別のそれぞれに対応させて記憶部に記憶することであって、前記他の指令階調値を記憶するための他のレジスタであって前記種別のそれぞれに対応する複数のレジスタを有する記憶部に記憶することと、
    (C)前記複数の種別のそれぞれに対応させて記憶された複数の他の指令階調値から、前記種別判定部で判定された種別に対応する他の指令階調値を読み出し、前記変換後指令階調値として出力部から出力すること
    を含み、
    前記識別情報は、一致する比較用指令階調値を記憶したレジスタのアドレスであり、前記入力指令階調値のビット数よりも少ないビット数であり、
    前記変換後指令階調値は、そのビット数が前記入力指令階調値のビット数を同じであり、
    前記出力部は、前記識別情報で特定される他のレジスタから、前記他の指令階調値を読み出す、階調値変換方法。
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