JP4560816B2 - 乾燥ひじきの製造方法 - Google Patents

乾燥ひじきの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4560816B2
JP4560816B2 JP2005033426A JP2005033426A JP4560816B2 JP 4560816 B2 JP4560816 B2 JP 4560816B2 JP 2005033426 A JP2005033426 A JP 2005033426A JP 2005033426 A JP2005033426 A JP 2005033426A JP 4560816 B2 JP4560816 B2 JP 4560816B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hijiki
drying
frozen
dried
ice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005033426A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006217847A (ja
Inventor
隆史 松井
あやの 岩崎
憲司 松浦
Original Assignee
小倉屋昆布食品株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 小倉屋昆布食品株式会社 filed Critical 小倉屋昆布食品株式会社
Priority to JP2005033426A priority Critical patent/JP4560816B2/ja
Publication of JP2006217847A publication Critical patent/JP2006217847A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4560816B2 publication Critical patent/JP4560816B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

この発明は、水戻しなしで調理できる乾燥ひじきの製造方法に関するものである。
従来より、乾燥ひじきが知られている(例えば、特許文献1参照)。ひじきはミネラル分が豊富で栄養価が高い食品であり、近年の健康ブーム・日本食ブームから見直されつつある乾物の一つである。
乾燥ひじきは一般的に生ひじきを採取し、天日で乾燥した後、加熱処理、乾燥処理、異物除去処理の各工程を経て市場に流通される。こうして製造された乾燥ひじきは、煮物などの調理をする前に通常10〜30分の水戻しが必要である。
このように乾燥ひじきは水戻しの作業が必要であり、その手間から主に若い主婦層に敬遠されているのが現状である。
特開平11―318395号公報
そこでこの発明は、水戻しなしで調理できる乾燥ひじきの製造方法を提供しようとするものである。
前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。
(1)この発明の乾燥ひじきの製造方法は、ひじきが含水している状態で冷凍し組織内に浸透している水分を凍結して氷とする冷凍工程と、前記凍結した氷を氷温下(0℃未満)で昇華させることにより乾燥するようにした乾燥工程とを有することを特徴とする。
この乾燥ひじきの製造方法は、冷凍工程でひじきが含水している状態で冷凍し組織内に浸透している水分を凍結して氷とするようにしたが、組織内に浸透している水分は凍結され複数の氷の結晶に変化すると水の状態のときよりも容積が膨張することによってひじきの内部組織はあちこちで拡張し破壊された状態となる。そして、乾燥工程で前記氷を氷温下で昇華させることにより乾燥するようにしたので、組織には氷の結晶があった部分にあちこちに空洞(組織内に隙間が広がった状態)が形成される。
すなわち、ひじきのような乾物の場合、細胞内に吸水され凍結した氷を氷温下で昇華させて乾燥することによって組織には氷の結晶が存した空間に空洞が形成されることとなり、このようにして製造された乾燥ひじきはあちこちに空洞が形成されているので調理前に水戻しをしなくても調理中に迅速に吸水するという特有の技術的意義がある。
この発明の乾燥ひじきの原料として、天日で乾燥した後、加熱処理、乾燥処理、異物除去処理の各工程を経た一般的な乾燥ひじきを用いることができ、この乾燥ひじきに20〜50分程度吸水させて事前に水戻しを行う。
ところで、水戻しの必要がない水煮ひじきもあるが、冷蔵流通販売であるため家庭でも冷蔵保管となり賞味期限が短く、また袋を開封すると一度に使いきらなければならず保存性に欠け、運搬重量も重くなり省エネルギーの観点からも問題があるが、この発明の乾燥ひじきは必要量だけ簡単に使用することができ、袋を開封しても保存性が保たれさらに運搬コストの低減にもつながっている。
(2) 前記冷凍工程は、ひじきが含水している状態で緩慢に冷凍するようにしてもよい。
このように構成すると、組織内に浸透している水分は徐々に凍結されて氷の結晶がゆっくりと成長していく。そして、乾燥工程で前記氷を氷温下で昇華させて乾燥すると、氷の結晶があった部分に空洞が形成され組織(細胞)が破壊された状態となり、調理して食べた際の食感が非常に柔らかいものとなる。ここで、ひじきを緩慢に冷凍するために、ひじきの雰囲気温度が徐々に降下していくように温度制御したり、またひじきをフィルムその他で包被した状態で徐冷していくことができる。
なお、前記のようにひじきが含水している状態で緩慢に冷凍させるのではなく、フリーズドライ(凍結して真空乾燥する)により急速に冷凍・乾燥させることも可能であるが、設備投資や製造経費がかなりかかる(という不具合がある)。
(3) 前記乾燥工程は、0℃未満で−6℃以上の温度下で送風して氷が昇華するようにしてもよい。
このように構成すると(氷温乾燥)、解凍してドリップが生じ元に戻ることなくひじきの組織内に空洞が形成された状態のままで昇華が進行すると共に、凍結温度帯(例えば−20℃)で乾燥した場合(凍結乾燥)よりも昇華を遥かに促進して乾燥時間を大幅に短縮することができる。
(4)前記乾燥工程で、乾燥前のひじきの重量に対して乾燥後のひじきの重量が30〜70重量%になるまで乾燥した後、熱風乾燥(例えば60〜80℃)により水分が乾物レベル(6〜12重量%程度)となるようにしてもよい。
このように構成し、一定レベルまで乾燥した後に熱風乾燥を行うことによって乾燥時間のより効率的な短縮化を図ることができエネルギーを削減することができると共に、熱風乾燥時にひじきからドリップが生じることなく組織内の空洞が維持された状態で乾物レベルまで乾燥させることができる。
この発明は上述のような構成であり、次の効果を有する。
調理前に水戻しをしなくても調理中に迅速に吸水するので、ひじきを水戻しする手間が省ける乾燥ひじきの製造方法を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態を説明する。
(1)この実施形態の乾燥ひじきの製造方法は、冷凍設備内で、ひじきが含水している状態で冷凍し組織内に浸透している水分を凍結して氷とする「冷凍工程」と、前記凍結した氷を氷温下(0℃未満)で昇華させることにより乾燥するようにした「乾燥工程」とを有する。
この乾燥ひじきの製造方法では、「冷凍工程」でひじきが含水している状態で冷凍し組織内に浸透している水分を凍結して氷とするようにしたが、組織内に浸透している水分は凍結され複数の氷の結晶に変化すると水の状態のときよりも容積が膨張することによってひじきの内部組織はあちこちで拡張し破壊された状態となる。
そして、「乾燥工程」で前記氷を氷温下で昇華させることにより乾燥するようにしたので、組織には氷の結晶があった部分にあちこちに空洞(組織内に隙間が広がった状態)が形成される。このようにして製造された乾燥ひじきはあちこちに空洞が形成されているので、調理前に水戻しをしなくても調理中に迅速に吸水し、ひじきを水戻しする手間が省けるという利点がある。
この実施形態の乾燥ひじきの原料として、天日で乾燥した後、加熱処理、乾燥処理、異物除去処理の各工程を経た一般的な乾燥ひじき(市販品同様品)を用い、この乾燥ひじきを20〜50分程度水に浸漬して吸水させて事前に前処理の水戻しを行った(水戻し工程)。なお、吸水時間は水戻し後の重量が当初の約6〜8倍程度に増加するように設定した。水戻ししたひじきはザルなどを使い水切りを行った。
ところで水戻しの必要がない水煮ひじきも市販されているが、冷蔵流通販売であるため家庭でも冷蔵保管となり賞味期限が短く、また袋を開封すると一度に使いきらなければならず保存性に欠け、運搬重量も重くなり省エネルギーの観点からも問題があるが、この実施形態の乾燥ひじきは必要量だけ簡単に使用することができ、袋を開封しても保存性が保たれさらに運搬コストの低減にもつながっている。
(2) 前記「冷凍工程」は、ひじきが含水している状態で緩慢に冷凍するようにした。具体的には、水戻し後のひじきを網の上に若干の厚みを持たせて広げフィルムで包被した状態で−5℃以下の雰囲気条件下(−20℃に設定した)で24〜48時間かけて徐冷していき緩慢凍結させた。このようにしたので、組織内に浸透している水分は徐々に凍結されて氷の結晶がゆっくりと成長していく。そして、「乾燥工程」で前記氷を氷温下で昇華させて乾燥すると、氷の結晶があった部分に空洞が形成され組織(細胞)が破壊された状態となり、調理して食べた際の食感が非常に柔らかいという利点がある。ここでひじきを緩慢に冷凍するために、ひじきの雰囲気温度が徐々に降下していくように温度制御することができる。
なお、前記のようにひじきが含水している状態で緩慢に冷凍させるのではなく、フリーズドライ(凍結して真空乾燥する)により急速に冷凍・乾燥させることも可能であるが、設備投資や製造経費がかなりかかる(という不具合がある)。
(3) 前記「乾燥工程」は、0℃未満で−6℃以上の温度下で送風して氷が昇華するようにした(氷温乾燥)。具体的にはひじきの凍結後、この冷凍設備内(雰囲気温度は−2℃に設定した)において送風機を用いてひじきの周囲・表面上の氷・細胞内の氷結晶を昇華させた。
このようにひじきに対して氷温下(−2℃)で強制的に送風することにより、解凍してドリップが生じ元に戻ることなくひじきの組織内に空洞が形成された状態のままで氷結晶の昇華が進行すると共に、凍結温度帯(例えば−20℃)で乾燥した場合(凍結乾燥)よりも昇華を遥かに促進して乾燥時間を大幅に短縮することができる。
(4)前記「乾燥工程」で、乾燥前のひじきの重量に対して乾燥後のひじきの重量が30〜70重量%になるまで氷温乾燥した後(乾燥工程の前半)、熱風乾燥(例えば60〜80℃)により水分が乾物レベル(6〜12重量%程度に調整)となるようにした(乾燥工程の後半)。具体的には氷温乾燥後に冷凍設備内から取り出して、熱風乾燥機を用い60〜80℃の温度で熱風乾燥した。
このように「乾燥工程」の後半を熱風乾燥工程とし、一定レベルまで乾燥した後に熱風乾燥を行うことによって乾燥時間のより効率的な短縮化を図ることができると共に(氷温乾燥のみで長時間乾燥させるより効率よく乾燥させることができる)、氷温乾燥後のひじきはこの段階で熱風乾燥させてもドリップが生じることなく組織内の空洞が維持された状態で乾物レベルまで乾燥させることができる。
この水戻しなしにすぐに使える乾燥ひじきの製造方法のフローチャートは、原料乾燥ひじきの水戻し→水切り→緩慢凍結→氷温乾燥→熱風乾燥となる。そして、原料の乾燥ひじきの水戻し時間(吸水時間)・凍結温度帯・凍結時間の設定を調整することにより、ひじきの細胞内の氷結晶の大きさをコントロールすることが可能であり、前記設定についての条件によってひじきの食感を自在に調整することができた。
この実施形態の乾燥ひじきは常温流通や長期保存が可能であると共に、味・食感・風味も損ねることなく、そればかりか食感は従来よりも柔らかく優れたものであった。また、従来必要であった水戻しが不要であり(調理時間の短縮が可能)、煮物などの料理について水戻しの手間や煩わしさから使用するのを敬遠していた消費者(特に若い主婦層など)の不満を解消できるものであって、この不満のために利用していなかった消費者にもひじきの調理やその味わいの素晴らしさを理解してもらえるようになるものであり、近年の健康志向・日本食ブームも相まってひじきの使用頻度はさらに向上するものと考えられる。
(試験例1)
上記実施形態のうち緩慢冷凍により製造した乾燥ひじきと、実施形態のうちフリーズドライにより乾燥して製造した乾燥ひじきと、従来の一般市販品の乾燥ひじきとを走査型電子顕微鏡を用いて横断面及び縦断面の組織の構造観察を行った。
図1及び図2に示すように、緩慢冷凍により製造した乾燥ひじきは細胞組織1が破壊し空洞2が形成されていた。図3及び図4に示すように、フリーズドライにより乾燥して製造した乾燥ひじきは細胞組織1が破壊されずに乾燥され空洞2が形成されていた。図5に示すように、市販品の乾燥ひじきは空洞は存在せず、細胞組織1は密に詰まった状態であった(なお、図5の拡大倍率〔基準長さ500μm〕は、図1〜図4の拡大倍率〔基準長さ1mm〕の倍である)。
(試験例2)
上記実施形態のうち緩慢冷凍により製造した乾燥ひじきと、従来の一般市販品の乾燥ひじきとをそれぞれ水に戻し、水戻し後の重量の測定を一定時間毎に行った。結果を図6のグラフに表す(水戻し前の重量を10gに換算する)。グラフ中、緩慢冷凍により製造した乾燥ひじきを発明品と、一般市販品の乾燥ひじきを市販品と示す。
図6のひじきの水戻し後の重量変化のグラフに示されるように、市販品のひじき(図5参照)は組織内部に隙間がないため非常に緩慢に吸水する(吸水倍率も低い)のに対し、発明品のひじきは細胞組織1の破壊により生じた空洞2(図1、2参照)が存在するため速く吸水した。発明品のひじきは、実際の調理においても水分・調味料などを吸収し易く水戻しが必要なく調理できた。また発明品のひじきは、煮物等ではなくサラダなどのようにそのまま使用する調理方法の場合にも水戻し時間は1〜3分で済み、従来の市販品のひじきよりも時間短縮に大きく貢献でき、味・食感・風味も損なわれておらず、特に繊維質が柔らかく食感が素晴らしいものであった。
(試験例3)
乾燥工程について、氷温温度帯(0℃未満で−6℃以上)での氷温乾燥と、凍結温度帯(−20℃〜23℃)での凍結乾燥と、乾燥温度帯の違いが乾燥時間へ及ぼす影響を試験した(乾燥温度帯の相違による乾燥時間の効率化試験)。
(1)事前の冷凍工程
原料となる市販品同様品の乾燥ひじき400gを約2cmづつにカットし、水戻しを30分間行った。水戻し後のひじき重量は1,944gであった。このうち1,800gを取り分け、網を敷いたメッシュカゴ(プラスチック製、30cm×42cm四方)4個にそれぞれ450gづつ満遍なく敷き詰めた。そして、前記4個のメッシュカゴを、冷気の直撃を避けてその伝導を遅らせ凍結を緩慢に進行させるためにそれぞれビニール袋で覆って冷凍庫内(設定温度−20℃)に置いて緩慢凍結を行った(43時間)。
(2)乾燥工程
上記のようにして凍結したひじきが入ったメッシュカゴを−2℃(氷温温度帯)及び−20℃(凍結温度帯)に設定した冷凍設備内に各2個づつ移して並べ、約65cm離した場所に設置した扇風機(東芝社製、品番F−570B)から風が当たる角度がそれぞれ約90度となるようにセットして送風(風量調節は強風)を開始し、55時間乾燥を行った。そして、一定時間毎にひじきの重量の経時変化を測定した。結果を、図7のグラフに示す。グラフ中、−2℃の冷凍設備内で送風乾燥した2個のメッシュカゴを□と△とでプロットし(折れ線グラフの3と4)、−20℃の冷凍設備内で送風乾燥した2個のメッシュカゴを▲と菱形とでプロットする(折れ線グラフの1と2)
図7のグラフから把握できるように、−2℃のの氷温温度帯で乾燥すると(折れ線グラフの3と4)水分の蒸発が促進され、急激な下降曲線を描きながら乾燥が進行した。一方、−20℃の凍結温度帯で乾燥すると(折れ線グラフの1と2)水分の蒸発の仕方は比較的緩やかな曲線を描いた。
ところで鋭意実験を繰り返した結果、乾燥前のひじきの重量に対して乾燥後のひじきの重量が30〜70重量%になるまで乾燥させると、その後に常温雰囲気下に移して熱風乾燥(60〜80℃の熱風で乾燥する)しても(こうすると乾燥時間を更に短縮できる)ドリップなどは生じずしかも組織内に形成された空洞が維持されるという利点が見い出された。
また、前記70重量%に達するまでの乾燥時間は−2℃の場合は平均340分、−20℃の場合は平均1,025分であり乾燥時間を約1/3に短縮することが可能であった。なお、いずれの温度帯で乾燥しても(氷温温度帯で乾燥した場合も)、凍結時に組織内に形成された空洞が広がった状態を維持して乾燥が進行した。
このように、乾燥温度帯がひじき内の水分の蒸発(昇華)に与える影響は誠に大きく、氷温温度帯(0℃未満で−6℃以上)での氷温乾燥は凍結乾燥よりも乾燥時間の短縮化において非常に有効であった。この氷温温度帯で氷温乾燥することはエネルギーの省力化につながり、省エネにも貢献できることとなる。
調理前に水戻しをしなくても調理中に迅速に吸水し水戻しする手間が省くことが可能であり、種々の乾燥ひじき、ひいてはその他の乾燥海草の製造方法にも拡張して適用することができる。
実施形態で緩慢冷凍により製造した乾燥ひじきを走査型電子顕微鏡を用いて写した横断面の組織の写真(基準長さ1mm)。 実施形態で緩慢冷凍により製造した乾燥ひじきを走査型電子顕微鏡を用いて写した縦断面の組織の写真(基準長さ1mm)。 実施形態でフリーズドライにより乾燥して製造した乾燥ひじきを走査型電子顕微鏡を用いて写した横断面の組織の写真(基準長さ1mm)。て写した横断面の組織の写真(基準長さ1mm)。 実施形態でフリーズドライにより乾燥して製造した乾燥ひじきを走査型電子顕微鏡を用いて写した縦断面の組織の写真(基準長さ1mm)。 一般市販品の乾燥ひじきを走査型電子顕微鏡を用いて写した横断面の組織の写真(基準長さ500μm)。 ひじきの水戻し後の重量変化のグラフ(試験例2)。 乾燥時のひじきの重量の経時変化を示すグラフ(試験例3)。

Claims (3)

  1. ひじきが含水している状態で冷凍し組織内に浸透している水分を凍結して氷とする冷凍工程と、前記凍結した氷を0℃未満で−6℃以上の温度下で送風して昇華させることにより乾燥するようにした乾燥工程とを有し、前記前記冷凍工程は、水戻し後のひじきを網の上に厚みを持たせて広げフイルムで包被した状態で−5 ℃以下の雰囲気条件下で24〜48時間かけて徐冷していき冷凍するようにしたことを特徴とする乾燥ひじきの製造方法。
  2. ひじきが含水している状態で冷凍し組織内に浸透している水分を凍結して氷とする冷凍工程と、前記凍結した氷を0℃未満で−6℃以上の温度下で送風して昇華させることにより乾燥するようにした乾燥工程とを有し、前記乾燥工程で、乾燥前のひじきの重量に対して乾燥後のひじきの重量が30〜70重量%になるまで乾燥した後、熱風乾燥により水分が6〜12重量%となるようにしたことを特徴とする乾燥ひじきの製造方法。
  3. ひじきが含水している状態で冷凍し組織内に浸透している水分を凍結して氷とする冷凍工程と、前記凍結した氷を0℃未満で−6℃以上の温度下で送風して昇華させることにより乾燥するようにした乾燥工程とを有し、前記前記冷凍工程は、水戻し後のひじきを網の上に厚みを持たせて広げフイルムで包被した状態で−5 ℃以下の雰囲気条件下で24〜48時間かけて徐冷していき冷凍するようにし、前記乾燥工程で、乾燥前のひじきの重量に対して乾燥後のひじきの重量が30〜70重量%になるまで乾燥した後、熱風乾燥により水分が6〜12重量%となるようにしたことを特徴とする乾燥ひじきの製造方法。
JP2005033426A 2005-02-09 2005-02-09 乾燥ひじきの製造方法 Active JP4560816B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005033426A JP4560816B2 (ja) 2005-02-09 2005-02-09 乾燥ひじきの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005033426A JP4560816B2 (ja) 2005-02-09 2005-02-09 乾燥ひじきの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006217847A JP2006217847A (ja) 2006-08-24
JP4560816B2 true JP4560816B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=36980564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005033426A Active JP4560816B2 (ja) 2005-02-09 2005-02-09 乾燥ひじきの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4560816B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101351463B1 (ko) * 2012-10-26 2014-01-14 이상로 갈조류 건조방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61180882A (ja) * 1985-02-06 1986-08-13 日本軽金属株式会社 氷温乾燥方法及びその装置
JPH01309664A (ja) * 1988-06-06 1989-12-14 Tatsumizu Matsuura 海藻を素材にしたシート状食品の製造方法
JPH05192113A (ja) * 1990-10-25 1993-08-03 Shichiro Niwano 鹿尾菜加工食品
JPH09224A (ja) * 1995-06-15 1997-01-07 Kosumosu Shokuhin:Kk とろろ昆布を用いたブロック状インスタント固形乾燥食品の製造法
JPH09126620A (ja) * 1995-10-29 1997-05-16 Ninomiya Techno Corp:Kk 超氷温庫

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61180882A (ja) * 1985-02-06 1986-08-13 日本軽金属株式会社 氷温乾燥方法及びその装置
JPH01309664A (ja) * 1988-06-06 1989-12-14 Tatsumizu Matsuura 海藻を素材にしたシート状食品の製造方法
JPH05192113A (ja) * 1990-10-25 1993-08-03 Shichiro Niwano 鹿尾菜加工食品
JPH09224A (ja) * 1995-06-15 1997-01-07 Kosumosu Shokuhin:Kk とろろ昆布を用いたブロック状インスタント固形乾燥食品の製造法
JPH09126620A (ja) * 1995-10-29 1997-05-16 Ninomiya Techno Corp:Kk 超氷温庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006217847A (ja) 2006-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101228896B (zh) 冻干与真空微波联合干燥制备果蔬或水产休闲食品的方法
US3359123A (en) Process of dehydrating potatoes
CN103892255B (zh) 一种超声辅助冷冻真空油炸食用菌的生产工艺
CN102014642A (zh) 用于冷冻果蔬产品的方法
US2400748A (en) Process and product of dehydrating foodstuffs
JPH08308487A (ja) 新鮮果実および野菜の保存方法
CA2344934A1 (en) Process for preparing parfried potatoes
BR112015030936B1 (pt) Método para preparar pedaços de legumes ultracongelados, de preferência, pedaços de batatas como batatas fritas, pedaço de legume, pedaço de para fritar, e utlização de um pedaço de legume
JP4560816B2 (ja) 乾燥ひじきの製造方法
JP6113086B2 (ja) 乾燥野菜ブロック及びその製造方法
JP7126236B2 (ja) 冷凍野菜の製造方法
CN105124455B (zh) 一种fd成熟猕猴桃原位片制备方法
JP3653354B2 (ja) 食品の乾燥方法
US6110518A (en) Method for preparing quick-reconstituting foodstuffs which includes subjecting such foodstuffs to freezing followed by thawing and then at least one sequence of freezing and thawing prior to drying
CN106174189A (zh) 水果干的制备方法
JP6317871B1 (ja) 乾燥果実の製造方法
US3218725A (en) Alternate vacuum freeze and heat dehydration of food products
US2729566A (en) Process for preparing dehydrated potatoes
KR20150132608A (ko) 즉석밥 제조방법
CN104824724A (zh) 一种鱿鱼足的真空冷冻干燥加工方法
JP2001025357A (ja) 塩蔵および/または乾燥ハーブ
JP2011000091A (ja) 冷凍タマネギの製造方法
Ambuko et al. Cold chain management in horticultural crops value chains: options for smallholder farmers in Africa
Falayi et al. Development of metal-in-wall evaporative cooling system for storing perishable agricultural produce in a tropical environment
US3219462A (en) Process for vacuum dehydrofreezing of foodstuffs

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100716

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4560816

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250