JP4557475B2 - ネットワークサーバ及びセットトップボックスと、その制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ保守機能にネットワークを介してプリンタコンフィギュレーションファイルからアクセスするネットワーク・セントリック印刷システムに関し、詳細には、プリンタコンフィギュレーションファイルにアクセスし、次いでこのプリンタコンフィギュレーションファイルから、使用可能な保守機能を表示したHTMLページを構築し、ネットワーク・ユーザが保守機能を選択し使用するシステム及び方法に関する。
【0002】
参照による組込み
「Software Architecture for Cable Television Home Printing(ケーブルテレビジョンのホームプリンティングのためのソフトウェア構造)」という名称の米国特許出願第09/357431号、および「Internet-Based Push Printing Over Cable Network(ケーブルネットワークによるインターネットベースのプッシュ印刷)」という名称の米国特許出願第09/357433号は、参照によって本明細書に組み込まれる。
【0003】
【従来の技術】
一般的なネットワーク・ベースのシステムでは、ネットワークが、少なくとも1台のサーバ、およびネットワーク・ユーザがそれを通じてネットワークサーバにアクセスしこれを利用する、パーソナルコンピュータ、ワークステーションなどのいくつかのコンピューティング装置から成る。このようなシステムではネットワーク・ユーザが一般に、ネットワーク・ユーザが使用するパーソナルコンピュータまたはワークステーションの内部にローカルに位置しているプリンタドライバを有する。このように、ネットワークブラウザ、ワードプロセッシング・アプリケーションなどのアプリケーションからのイメージまたは情報の印刷を希望するときには、印刷したいプリンタがネットワーク・ユーザのコンピュータの周辺装置として位置するのか、又はネットワークプリンタであるのかに関わらず、関係するデータが、ネットワーク・ユーザのコンピュータ内のプリンタドライバを通して、希望するプリンタ上で印刷するための印刷データに変換される。
【0004】
最近、複数のネットワーク・ユーザがそれぞれのネットワーク・ユーザ位置にある単純なネットワーク装置を介してネットワークサーバにアクセスしこれを利用するネットワーク・セントリック環境のインプリメンテーションが増えている。例えば、ディジタルケーブルネットワークは、セット・トップ・ボックス(STB)を有するホーム・ユーザにディジタルケーブルテレビジョン・サービスを提供するだけでなく、STBを介してネットワーク・ユーザにインターネットへのアクセスなどの他のサービスも提供している。このような環境では、STBが、ネットワーク・ユーザのテレビジョンに接続され、さらに、ディジタルケーブル・ネットワークのケーブル・ヘッド・エンド(CHE)に接続される。このCHEは、ディジタルケーブルテレビジョン・サービス、インターネットアクセス・サービスおよびその他のサードパーティ・サービスを結合して、ディジタルケーブル・ネットワークに加入しているネットワーク・ユーザのSTBに、CHEのサーバから配布する目的のために使用される。このようにして、ホームネットワーク・ユーザは、ケーブル・ヘッド・エンドにあるサーバからのデータイメージファイルにアクセスし利用することができ、さらに、STB内のブラウザを介してインターネット上のさまざまな位置にあるファイルにアクセスし利用することができる。
【0005】
ディジタルケーブル・ネットワークのホーム・ユーザが、ホーム・ユーザの家庭に位置し、ホーム・ユーザのSTBに接続されたプリンタにイメージを印刷する能力を有することが望ましい。このような印刷システムが、「Software Architecture for Cable Television Home Printing」という名称の米国特許出願第09/357431号、および「Internet-Based Push Printing Over Cable Network」という名称の米国特許出願第09/357433号に記載されている。これらの出願には、CHE内のサーバが印刷データを用意し、この印刷データをSTBに接続されたプリンタで印刷するために、CHEからホーム・ユーザのSTBに送ることができるディジタルケーブル・ネットワークが記載されている。CHEで用意される印刷データは、例えば、ホーム・ユーザに対する関心の特定情報の週単位の予約購読を表し、CHEは、インターネット上のウェブサイトなどのサードパーティからこの情報を集め、次いでCHEにあるプリンタドライバを使用して印刷データを含む印刷ジョブを準備する。利用されるプリンタドライバは、ネットワーク・ユーザの家庭にあるプリンタのタイプに対応する。或は、印刷データが、商店の広告などのサードパーティからの情報を表し、この印刷ジョブは、サードパーティによって開始され、適当なプリンタドライバを使用してCHEによって準備され、ホームネットワーク・ユーザのプリンタに送られて印刷される。
【0006】
プリンタ保守を実施してプリンタを良好な印刷状態に戻すことをせずにネットワーク・ユーザのプリンタを頻繁に使用すると、プリンタの印刷品質が低下する可能性がある。インクジェットプリンタなどのプリンタの一般的な保守には、印刷ヘッドのクリーニング、印刷品質条件をテストするためのテストページの印刷、ノズルが正しく機能していることを確かめるノズルチェックの実施、ローラのクリーニングなどが含まれる。ネットワーク・ユーザがパーソナルコンピュータを介してネットワークサーバにアクセスする従来のネットワーク環境では、ネットワーク・ユーザが、ネットワーク・ユーザのプリンタのプリンタドライバがサポートするグラフィック・ユーザインタフェースを介して、このプリンタドライバがサポートするプリンタ保守コマンドにアクセスすることができる。例えば、ネットワーク・ユーザが、マウスなどのポインティングデバイスを使用してプリンタに対応するアイコンをクリックし、次いで、プリンタドライバがプリンタ保守ウィンドウの表示をサポートし、ネットワーク・ユーザが、使用可能なプリンタ保守機能にそれぞれ対応するいくつかのコマンドの1つを選択する。
【0007】
ディジタルケーブル・ネットワークなどのネットワーク・セントリック環境では、セット・トップ・ボックス(STB)などのネットワーク・ユーザが利用するネットワーク装置が一般に、重要かつ複雑なソフトウェアプログラムの実行をサポートするのに限られたハードウェア・リソースしか持たない。例えばSTBは、パーソナルコンピュータで一般に見られる量よりも少ない限られた量の使用可能メモリしか持たない。従ってSTBは、グラフィック・ユーザインタフェース機能を有する従来のプリンタドライバをロードし実行することができない。印刷サービスをサポートするネットワーク・セントリック環境においては、このことが問題となる。例えば、ディジタルケーブル・ネットワークシステムでは、ネットワーク上のそれぞれのネットワーク・ユーザのプリンタに対する適当なプリンタドライバは、ディジタルケーブル・ネットワークのCHEのサーバにある。
先に論じたとおり、このプリンタドライバはCHEによって利用され、ネットワーク・ユーザ又はサードパーティのリクエストで印刷ジョブを生成し、セット・トップ・ボックスに接続されたプリンタで印刷するためにネットワーク・ユーザのセット・トップ・ボックスに印刷ジョブを送る。従って、ディジタルケーブル・ネットワーク上に存在するプリンタは、ケーブル・ヘッド・エンドに位置するネットワーク管理者とプリンタの位置にいる、対応するそれぞれのネットワーク・ユーザの両方によって管理される必要がある。
【0008】
残念ながら、ディジタルケーブル・ネットワークがサポートする可能な全てのタイプのプリンタに対応するプリンタドライバ群は、サイズ、機能およびフォーマットの面において大幅に異なる傾向がある。従って、ネットワーク管理者を含むネットワーク・ユーザに全てのプリンタドライバに対して1つのグラフィック・ユーザ・インタフェースを提供する共通のソフトウェアプログラムをCHEサーバ内で使用することは、非常に複雑で厄介である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って、ネットワーク管理者とプリンタ所有者の両方がプリンタ保守機能にアクセスして、それぞれのネットワーク・ユーザのプリンタを良好な印刷状態に維持することができる共通プリンタ保守方式を利用したネットワーク・セントリック環境向けの印刷システムが望まれる。この方式は一般に、多くの異なる種類のプリンタをサポートする。ディジタルケーブル・ネットワークに新しいタイプのプリンタを追加する度に、この共通プリンタ保守方式を修正する必要がなければさらに望ましい。更に、この方式は、セット・トップ・ボックスなど、有限のリソースを有するネットワーク装置を介してネットワーク・ユーザが容易に使用できるものでなければならない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ネットワーク・セントリック環境で使用するプリンタ保守方式を提供することによって以上の問題に対処する。この方式では、ネットワーク・ユーザが、所望のプリンタに対応するプリンタコンフィギュレーションファイルから得た所望のプリンタに対するプリンタ保守コマンド名および記述を表示したサーバからのウェブページにアクセスする。ネットワーク・ユーザがこのウェブページから1つのプリンタ保守機能を選択すると、対応する保守コマンドが、サーバからネットワーク・ユーザのセット・トップ・ボックスに送られ、次いで、このセット・トップ・ボックスに接続されたプリンタに送られて、このプリンタで所望のプリンタ保守機能が開始される。従って、ネットワーク・セントリック・システムに接続された任意のタイプのプリンタをサポートする一般化されたプリンタ保守方式が提供される。この方式では、ネットワーク・ユーザ又はネットワーク管理者がプリンタ保守方式にアクセスすることができ、ネットワーク・セントリック・システムのサーバにある、拡張されたプリンタコンフィギュレーションファイルからプリンタ保守機能記述およびコマンドに直接にアクセスする。
【0011】
従って本発明の一態様は、複数のプリンタコンフィギュレーションファイルを含むサーバと、セットトップボックスとプリンタとを有するデジタルケーブルネットワーク環境におけるプリンタ保守のサポートに関する。このプリンタ保守は、プリンタコンフィギュレーションファイルが、複数のプリンタ保守機能名および前記プリンタ保守機能名に対応する複数のプリンタ保守コマンドを含み、前記プリンタに対応する1つのプリンタコンフィギュレーションファイルにアクセスする工程と、前記プリンタに対応する、アクセスしたプリンタコンフィギュレーションファイルのそれぞれのプリンタ保守機能名を含むHTMLベースのページを生成する工程と、前記HTMLベースのページを前記セットトップボックスに送る工程とによってサポートされる。前記セットトップボックスで、前記HTMLベースのページ内のプリンタ保守機能名の1つを選択すると、前記サーバが、選択したプリンタ保守機能名に対応するプリンタ保守コマンドを前記プリンタに送る。
【0012】
本発明が、前記デジタルケーブルネットワーク環境内の前記サーバで実施され、ネットワーク・ユーザのセットトップボックスからのリクエストに応答して前記プリンタコンフィギュレーションファイルの1つにアクセスする工程が実行され、前記HTMLベースのページが、リクエストを出したデジタルケーブルネットワーク・ユーザのセットトップボックスに送られることが好ましい。更に、前記プリンタコンフィギュレーションファイルが標準化されたデータフォーマットを有することが好ましい。更に、前記HTMLベースのページが、前記サーバ内のインタフェースモジュールを使用して生成されることが好ましく、前記インタフェースモジュールが、コモンゲートウェイ・インタフェース(CGI)モジュールであることが好ましい。本発明は、ディジタルケーブル・ネットワークシステムのサーバで実施されることが好ましい。HTMLベースのページは、リクエストを出したネットワーク・ユーザのセットトップボックスに送られ、そのセットトップボックスに接続されたテレビジョン上に表示される。更に、前記標準化されたデータフォーマットが、既存のプリンタコンフィギュレーションファイル・フォーマット規格の拡張バージョンであることが好ましい。
【0013】
以上によって、一般化された共通プリンタ保守方式が、ネットワーク管理者、ホームネットワーク・ユーザなどのデジタルケーブルネットワーク・ユーザに、ネットワーク・セントリック環境中の特定のプリンタのプリンタ保守機能にアクセスするための共通のグラフィックインタフェースを提供する。この共通プリンタ保守方式は、それぞれのプリンタのメーカが提供するプリンタコンフィギュレーションファイルに対する標準化された拡張部分によって可能になる。ネットワーク・ユーザは、セットトップボックスを介してプリンタのプリンタ保守機能にアクセスすることができる。更に、新しいプリンタの対応するプリンタ保守機能が、そのプリンタの対応するコンフィギュレーションファイル内でサポートされるので、このプリンタ保守方式は、新しいタイプのプリンタがネットワーク・セントリック環境に組み込まれる度に修正する必要がない。
【0014】
他の態様によれば、本発明は、複数のプリンタコンフィギュレーションファイルを含むサーバと、複数のセットトップボックスと、前記セットトップボックスの1つに接続されたプリンタを有するデジタルケーブルネットワーク環境におけるプリンタ保守のサポートに関する。このプリンタ保守のサポートは、前記セットトップボックスの1つから、前記プリンタへの参照を含むプリンタ保守リクエストを受け取る工程と、前記プリンタに対応し、標準化されたデータフォーマットを有し、プリンタ保守機能名、プリンタ保守機能記述、プリンタ保守機能リソースおよびプリンタ保守機能コマンドパラメータをそれぞれが含む複数のプリンタ保守機能データセットを含む1つのプリンタコンフィギュレーションファイルにアクセスする工程とを含む。このプリンタ保守のサポートは更に、前記サーバ内のインタフェースモジュールを使用して、前記プリンタに対応し、それぞれのプリンタ保守機能データ・セットに対して、対応するプリンタ保守機能名、プリンタ保守機能記述、プリンタ保守機能リソース、およびプリンタ保守機能コマンド・パラメータを含むHTMLベースのページを生成する工程と、前記プリンタ保守リクエストを送ったセットトップボックスに前記HTMLベースのページを送る工程を含む。前記セットトップボックスが前記HTMLベースのページ内のプリンタ保守機能名の1つを選択すると、前記サーバが、選択したプリンタ保守機能名に対応するプリンタ保守機能コマンドパラメータから得られたプリンタ保守機能コマンドを前記プリンタに送る。
【0015】
本発明は、ディジタルケーブル・ネットワークシステムのサーバで実施されることが好ましい。HTMLベースのページは、リクエストを出したネットワーク・ユーザのセットトップボックスに送られ、そのセットトップボックスに接続されたテレビジョンに表示される。更に、前記標準化されたデータフォーマットが、既存のプリンタコンフィギュレーションファイル・フォーマット規格の拡張バージョンであることが好ましい。
【0016】
以上によって、一般化された共通プリンタ保守方式が、ネットワーク管理者、ホームネットワーク・ユーザなどのデジタルケーブルネットワーク・ユーザに、ネットワーク・セントリック環境中の特定のプリンタのプリンタ保守機能にアクセスするための共通のグラフィックインタフェースを提供する。この共通プリンタ保守方式は、それぞれのプリンタのメーカが提供するプリンタコンフィギュレーションファイルに対する標準化された拡張部分によって可能になる。ネットワーク・ユーザは、STBを介して、プリンタのプリンタ保守機能にアクセスすることができる。更に、新しいプリンタの対応するプリンタ保守機能が、そのプリンタの対応するコンフィギュレーションファイル内でサポートされるので、このプリンタ保守方式は、新しいタイプのプリンタがネットワーク・セントリック環境に組み込まれる度に修正する必要がない。
【0017】
この簡単な概要は、本発明の本質を短時間で理解できるように提供したものである。本発明のより完全な理解は、本発明の好ましい実施形態の以下の詳細な説明を添付図面とともに参照することによって得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明は、ブロードバンドネットワークのユーザがアクセスし利用する、ブロードバンドネットワーク内のプリンタのプリンタのメンテナンスをサポートする共通プリンタ保守方式に関する。本発明は、ネットワーク・セントリック印刷サービスをサポートする任意の一般ブロードバンドネットワーク内で実現することができることに留意されたい。このようなブロードバンドネットワークの例としては、ディジタルケーブルネットワーク、DSLネットワーク、無線ディジタルネットワーク、衛星ベースのネットワークなどがある。但し、本発明はこれらに限定されるわけではない。本明細書では、本発明を説明する目的にディジタルケーブル・ネットワークを使用するが、上記の任意のブロードバンドネットワークおよびその他のタイプのブロードバンドネットワークで本発明を実施できることを理解されたい。
【0019】
図1に、本発明を利用する、インターネットに接続された地域ブロードバンド・ディジタルケーブルネットワークを示す。このネットワークは、アナログおよびディジタルブロードキャスト、セキュア(secure)・アナログおよびディジタルブロードキャスト、アナログおよびディジタル・ペイ・パー・ビュー(pay-per-view)、アナログおよびディジタルインパルス・ペイ・パー・ビュー(impulse pay-per-view)、ディジタル・ニアビデオ(near video)・オンデマンド、一方向リアルタイム・データグラム(datagram)(ブロードキャストIPデータパケット)、および双方向リアルタイム・データグラム(アドレストIPデータパケット)を配信することができる。
【0020】
上に挙げたサービスは、図1に示すように、ケーブル・ヘッド・エンドに位置するサービス・インフラストラクチャ1から配信することができる。このインフラストラクチャは、付加価値サービスプロバイダ・システム2およびネットワーク制御システム3を含む。付加価値サービスプロバイダ・システム2は、ディジタル衛星配布システム、ケーブルサーバ上で実行されるアプリケーション(加入者サービスアプリケーション、コンテントギャザー・アプリケーションのような特定目的アプリケーションなど)、MPEG−2データストリームを出力するディジタルメディアサーバ、およびDSM−CC仕様によって定義されたアプリケーションデータ・カルーセル(carousel)を含む。ネットワーク制御システム3は、ブロードキャスト・コントロール・スート(Broadcast Control Suite)及びパワーキー・コントロールスート(PowerKey Control Suite)から成り、ブロードバンドネットワークがサポートするサービスの管理および制御を提供する。
【0021】
あるいは、インターネット・プロキシ5を介してワールドワイドウェブ(WWW)4からサービスを送達すること、例えばマーチャント8のような遠隔マーチャントからサービスを配信することもできる。マーチャントの例にはバンキング、小売り、公益事業などが含まれる。
【0022】
いずれにしてもこれらのサービスは、サービスプロバイダとブロードバンドネットワークの残りの部分との間のインタフェースとして機能するケーブル・ヘッド・エンド(CHE)6に配信される。
【0023】
具体的には、CHE6は、500,000から1,000,000世帯にサービスを提供し、光ファイバケーブル接続を介してハブ7に接続される。ハブ7はCHE6又は他のハブ7に接続される。それぞれのハブ7は、光ファイバケーブル接続を使用して、少なくとも1つのノード9に接続される。次いで同軸ケーブルを使用して、それぞれのノードが、500から2000世帯のセット・トップ・ボックス10(STB)に接続される。最後に、それぞれのSTB10は、テレビジョン11又はプリンタ12、或はそれら両方に接続される。従ってサービスは、サービスプロバイダからCHE6へ、CHE6から1つ又は複数のハブ7へ、ハブ7からノード9へ、ノード9からSTB10へ、STB10からテレビジョン11又はプリンタ12へと送達される。STB10のユーザは、遠隔制御又はその他のタイプのポインティングデバイスを利用して、STB10を介して提供され、テレビジョン11に表示されたサービスとインタフェースすることができる。
【0024】
上記の配置によって、サービス・インフラストラクチャ1をCHE6、ハブ7又はその他の機能の間で分散させることができることに留意されたい。
【0025】
図2に、サービス・インフラストラクチャ1、CHE6及びSTB10のいくつかの関連コンポーネント、ならびにインターネット・プロキシ5を介してCHE6に接続された遠隔クライアント・モジュールの関連インターネット・コンポーネントを示す。具体的には、3つの代表クライアント・モジュール14が図示されている(実際のインプリメンテーションでは、これよりも多くのクライアント・モジュールが企図される)。それぞれのクライアント・モジュール14はCHE6の遠隔に位置し、インターネット・プロキシ5を介してインターネット上でCHE6に接続されている。クライアント・モジュール14は、銀行、新聞社、またはユーザが印刷データを希望するその他の実体が運営するサーバ上で実行することができる。もちろん、4つ以上のクライアント・モジュール14を図2に示したアーキテクチャに接続することができる。
【0026】
それぞれのクライアント・モジュール14は、クライアント・アプリケーション15、ケーブル印刷サービス・インフラストラクチャ(CPSI)クライアント16、およびインターネット印刷プロトコル(IPP)クライアント17を含む。それぞれのクライアント・アプリケーション15は、バンキングサービス、新聞サービスなどのクライアント・モジュールで実行されるサービスに対して特化していることが好ましい。印刷出力目的でデータを生成し、又はデータベースにアクセスするアプリケーションなどの特定クライアント用のその他のアプリケーションも、クライアント・モジュールで実行することができる。クライアント・アプリケーション15は、アプリケーションプログラミング・インタフェース(API)を使用してCPSIクライアント16と通信する。
【0027】
CPSIクライアント16は、クライアント・アプリケーション15から受け取った印刷データを、IPPクライアント17を介してCHE6に配信する。これに対応してCHE6は、印刷データを受け取るIPPサーバ19を備える。印刷データは、IPPクライアント17とIPPサーバ19の間で、IPP,HTTPおよびTCP/IPプロトコルの3つのプロトコル全てを介して伝えられることに留意されたい。
【0028】
図2には、クライアント・モジュール14とCHE6の間のIPPクライアント/サーバ通信を示したが、その他の通信プロトコルまたはプロトコルレイヤを使用することもできる。例えば、セキュア印刷を容易にするため、SSL(セキュア・ソケット・レイヤ)プロトコルを利用することができる。このような構成では、IPPクライアント17−HTTP−SSL−TCP/IPから成るプロトコルスタックが使用される。これと相補的な配置がCHE6に提供される。同様に、その他のプロトコルを使用することができ、並列またはスタック配置の複数のプロトコルを使用することができる。
【0029】
どのようなクライアント/サーバ配置を使用するにしても、クライアントとサーバは、CPSIクライアント16からの通信を容易にするCPSIトランスポートレイヤを介して通信する。データは一般に、CPSIクライアントから一方向に押し出され、CPSIクライアント16へ向かうもう一方の方向へデータが戻されることは(肯定応答などを除いて)ほとんど、又は全くない。実際のCPSIトランスポートはTCP/IP,SMTPなどを使用することができる。これらのセッションを、セキュア・セッションとすることができる。CPSIトランスポートレイヤは、実際のトランスポートの差異をCPSIクライアント16から隠すように構成され、そのため実際のトランスポートは、CPSIクライアント16から見てトランスペアレントであり、これによってCPSIクライアント16はトランスポート・インデペンデントとなる。
【0030】
CHE6は、ソフトウェア構造がCPSIクライアント16と相補的で、CPSIクライアント16から送信されたデータを受け取る働きをするCPSIサーバ37を含む。CHE6は更に、IPPサーバ19及びCPSIサーバ37から受け取った印刷データをプリンタ12に論理上対応する論理プリンタに割り当て、印刷データをこの論理プリンタに対応する物理的なプリンタ装置の待ち行列に入れるスプーラ20を含む。印刷データとともに受け取ったユーザID又はその他のアドレス情報に対応するプロファイルをプリファランス・ディレクトリ21から取り出すことによって、CPSIスプーラ20は印刷データを論理プリンタに割り当てる。
【0031】
アドレス情報の他に、プリファランス・ディレクトリ21には、加入者のプリファランスに関係したその他の情報も記憶されている。このような情報は最初、登録プロセスの間に加入者によって設定され、希望に応じてその後に修正することができる。このようなプリファランスの1つが、加入者が特定のマーチャントから受け取った印刷ジョブをブロックし、または特定のマーチャントから受け取った印刷ジョブだけを受け入れることができるブロッキング機能である。このようなプリファランスにはその他、自動データ/情報配信サービスの選択および構成が含まれる。この配信サービスによれば、加入者プリファランスに基づいて、CHE6が、(ニュース、クーポン、劇場スケジュールなどの)情報をインターネットソースから集め、その情報をパッケージ化して印刷ジョブとし、その印刷ジョブを加入者のセット・トップ・ボックスに送るデータ収集アプリケーション(アプリケーション22など)を定期的に実行する。
【0032】
CPSIスプーラ20は更に、CPSIサーバ37、IPPサーバ19、IPPクライアント18及びCPSIクライアント23を介して、アプリケーション22などの特定ケーブル用アプリケーションに接続される。CPSIクライアント23は、CPSIクライアント16と同種のクライアントである。アプリケーション22は、特定のクライアント(ここではケーブル・ヘッド・エンド)向けのサービスを実施するよう実行されるアプリケーションを提供し、CPSIスプーラ20に印刷データを送達することができるという点でクライアント・アプリケーション15と同種のアプリケーションである。
【0033】
CHE6がそれぞれのSTB10と通信できるよう、IPPクライアント24がCPSIクライアント38を介してCPSIスプーラ20に接続される。CPSIクライアント38は、CPSIクライアント16及び23と同種のクライアントであり、セット・トップ・ボックスのCPSIサーバと相補的なソフトウェア・アーキテクチャを提供し、セット・トップ・ボックスのCPSIサーバとのデータ通信を提供する。この点に関連しては、数千台のSTBのうちの2台だけが図示されている。それぞれのSTB10は、IPPクライアント24に接続するためのIPPサーバ25を含む。CHE6からSTB10へデータを配信するため、STB10にはサーバが確立され、CHE6には対応するクライアントが確立されていることに留意されたい。このような場合の好ましいトランスポート・プロトコルもやはり、その下の特定のトランスポート(TCP/IP,SMTP,QPSK,DOCSYS,IPゲートウェイを介したブロードバンドなど)にかかわらず使用可能なCPSIトランスポートレイヤである。
【0034】
図2には、CHE6とSTB10の間のIPPクライアント/サーバ通信を示したが、その他のプロトコルも使用可能である。例えば、STB10で使用可能なリソースが既に限度に達している状況では、SMTP及びPOPメールプロトコルを使用して、印刷ジョブをCHE6からSTB10へ配信することができる。このような配置の利点として、従来の多くのSTBが既にメールプロトコルを含んでおり、そのためSTBリソースの使用の更なる増大が避けられること、CHE6にファイアウォール(firewalls)が存在しても、これがメールを通過させること、それぞれの世帯に複数のメールボックスを規定できること、及び印刷ジョブをサポートするよう(クライアント・モジュールの)メールクライアントを容易に構成することができることなどが挙げられる。この最後の状況では、CHE6及び対応するクライアント・モジュール14が更に、SMTPクライアント/サーバなどの、メールプロトコル・クライアント/サーバ関係を介した通信のために構成される。同様に、CHE6とそれぞれのSTB10の間でその他のプロトコルを使用することができ、並列またはスタック配置の複数のプロトコルを使用することができる。
【0035】
STB10は、CPSIサーバ39を含み、更に、プリンタ12に対応する単一の論理プリンタの単一の待ち行列を制御するCPSIスプーラ26を含む。その他の点では、CPSIスプーラ26はCPSIスプーラ20とほぼ同一であり、CPSIサーバ39はCPSIサーバ37とほぼ同一である。STB10のコンピューティング・リソースは限定されたものである可能性が高いので、CPSIスプーラ26及びCPSIサーバ39の機能も限定されたものであることが有利である。STB10はさらに、クライアント・アプリケーション15が使用するAPIのサブセットを使用して、CPSIクライアント29を介してCPSIスプーラ26と通信するSTBクライアントアプリケーション27を含む。この構成は、STBユーザがローカル印刷ジョブを開始することを可能にする。
【0036】
図3に、セット・トップ・ボックス10の代表的なソフトウェア・アーキテクチャを示す。一般に、このソフトウェア・アーキテクチャは、セット・トップ・ボックスのハードウェア・アーキテクチャとともに、アナログ及びディジタル・サービスの受信をサポートする。アナログサービスの場合、STB10はアナログチャネルに同調し、NTSCビデオ信号を抽出し、ローカルテレビジョン受信機を駆動する。ディジタルサービスの場合には、ローカルテレビジョン受信機を駆動するためのNTSCシグナルを得るため、STB10は適当なディジタルチャネルに同調し、MPEG−2ビデオパケットを抽出、解読、解凍し、それにより得られたビデオをNTSCドライバにルーティングする。更に、このディジタルチャネル上でプライベートデータを受け取る。印刷ジョブは、ディジタルサービスのディジタルチャネル又はプライベート・データチャネルを介してSTB10に送達することができ、CPSIトランスポートを使用して送達される。STB10は、CPSIトランスポートからのパケットを再構築し、データを宛先、ここではIPPサーバ25にルーティングする。
【0037】
図3に示したソフトウェア・アーキテクチャを介して、STB10は、さまざまなケーブルサービスが提供するホームユーザ機能向けのさまざまなアプリケーションのホストとなる。代表的なアプリケーションは、ナビゲータ、対話式プログラムガイド、電子メール及びウェブブラウザである。これらのアプリケーションの大部分は、クライアント/サーバ・インプリメンテーションであり、STB10がクライアント・ソフトウェアのホストとなり、CHE6がサーバ・ソフトウェアのホストとなる。ケーブルネットワークを介したクライアントとサーバの間の通信は、STB10で実行されるオペレーティングシステムによって促進され、公開されたAPIを通して実行される。ハードウェアプラットホーム及びオペレーティングシステムに応じ、これらのアプリケーションはSTB10に常駐させることができ、またはCHE6に位置するサーバからダウンロードしてSTB10で実行することができる。
【0038】
従って図3に示すように、STB10のソフトウェア・アーキテクチャ及びSTB10は、ハードウェアとのインタフェース31、オペレーティングシステム32、HTMLエンジン34、常駐アプリケーション35及びその他のアプリケーション36を含む。オペレーティングシステム32は通常、STBのベンダ・スペシフィックであり、PTV,WinCE,MicroWare,OpenTVなどのオペレーティングシステムを含むことができる。HTMLエンジン34は、HTML,GIF,MPEG,HTTP,Javaスクリプトなどの異なるタイプのメディアを取り扱う能力を提供し、周知のプラグイン仕様に従って一緒にプラグインすることができる独立した一群のハンドラを提供する。HTMLエンジン34を使用してSTB10は、HTMLドキュメントをウィンドウ・マネージャに提供して、ローカルテレビジョン受信機に表示することができる。HTMLドキュメントは、ローカル・キャッシュ、バンド内及びバンド外ブロードキャスト・カルーセル、VBIストリーム、CHE6にあるHTTPプロキシ・サーバ、またはインターネットを介してSTBユーザがアクセスした遠隔HTTPサーバから取り出すことができる。遠隔HTTPサーバから取り出す最後のケースでは、外部のウェブサーバから取り出されたドキュメントが、予め定義したフィルタリング基準に基づくプロキシ(サーフウォッチなど)によってフィルタにかけられる。これはさらに、要求のあったドキュメントを、HTMLエンジン34がサポートするフォーマットに変換することもできる。
【0039】
常駐アプリケーション35は、前述のナビゲータ、対話式プログラムガイドなどのアプリケーションを含む。アプリケーション35及び36は、ウェブブラウザ、電子メールプログラム、接続されたプリンタ12用の印刷ドライバ33及びその他のアプリケーションを含む。前述の通りSTB10は、一般的なパーソナルコンピュータ又はネットワークワークステーションに比べ、限定されたハードウェアリソースを有する。そのため前述のアプリケーションも事実上限定されたものになる。特に重要なのは、プリンタドライバ33が、従来のプリンタドライバのストリップダウン版であり、従って機能が限定されていることである。プリンタドライバ33は主に、プリンタ12に印刷データ及びコマンドを送る目的に使用される。従ってプリンタドライバ33はせいぜい、STB10のユーザがプリンタドライバ33と対話することを可能にするグラフィック・ユーザインタフェースをサポートする限定された能力しか持たない。例えば、一般的なパーソナルコンピュータのユーザとは違い、STB10のユーザは一般に、プリンタ12を良好な印刷状態に維持するために保守コマンドを実行する目的で、プリンタドライバ33がサポートするグラフィック・ユーザインタフェースにアクセスことができない。プリンタドライバ33は、フロッピーディスク、CD−ROMなどの外部媒体によって、又はアプリケーション36のブラウザ・アプリケーションを介してSTB10に提供することができる。或は、プリンタドライバ33を、プラグ・アンド・プレイ機構を介してCHE6からSTB10に提供することができる。これについては後に詳細に説明する。アプリケーション35及び36はさらに、図2に関して先に述べたアプリケーション、すなわちIPPサーバ25、CPSIスプーラ26、CPSIクライアント29及びSTBクライアント・アプリケーション27を含む。
【0040】
STB10内の使用可能なリソースが限られているため、プリンタ12に送られる印刷データが、装置独立の高水準印刷言語(PCL5,PDF,PostScriptなどのようなページ記述言語)の形態でSTB10に転送され、STB10でラスタ化されるということはない。高水準プリンタ言語に基づいてSTB10が印刷データをラスタ化する必要があるこのような配置はしばしば、STB10のリソースの可用性を圧倒する。従って、CHE6とSTB10の間には高速データ通信リンクが存在するので、ラスタ化はCHE6で実行され、ラスタ化されたデータがCHE6からSTB10に送られて、プリンタ12で印刷される。このセクションでは、この効果を達成するための好ましいインプリメンテーションについて説明する。
【0041】
図4に、遠隔マーチャントなどのクライアント・モジュール14又はCHE6で実行されるクライアント・アプリケーションから、最終的な配信地であるSTBユーザの家庭のプリンタ12までの印刷ジョブの全体データフローを示す。図4に示すとおり、クライアント・モジュール14で実行されるクライアントアプリケーション15は、1台又は複数台のSTBの1台又は複数台のプリンタに対してアドレスされた印刷ジョブを生成する。印刷ジョブは、PostScript,PDF,HTMLなどの高水準ページ記述言語(PDL)で生成される。これらのPDLなどの高水準プリンタ言語が好ましいのは、これらがプリンタ独立であり、そのためクライアント・アプリケーションが宛先プリンタ12の構成を知る必要がなくなるためである。PDLフォーマットの印刷ジョブは、前述のCPSIクライアント16を介してクライアント・モジュール14からCHE6に送られ、そこでCPSIスプーラ20によって受け取られる。CPSIスプーラ20において、印刷ジョブは宛先プリンタ12の構成及びタイプについての知識に基づいてラスタ化される。この知識は、クライアント・モジュールによって提供された宛先プリンタのアドレスに基づいて、CPSIスプーラがプリファランス・ディレクトリ21から取得する。ラスタ化された印刷ジョブは、CHE6とSTB10の間の前述のクライアント/サーバ関係を介してSTB10に送られ、そこでラスタ化された印刷ジョブは、STB10のCPSIスプーラ26によって受け取られる。ラスタ化された印刷ジョブはそこから標的プリンタ12に送られて印刷される。
【0042】
図5は、このプロセスを詳細に示す流れ図である。図5に示したプロセス工程は、CHE6にある図示されていないメモリ(ケーブル・ヘッド・エンド6が実行する処理工程)、またはSTB10にある図示されていないメモリ(セット・トップ・ボックス10が実行する処理工程)などのコンピュータ可読媒体に記憶されている。簡単には、図5に示したプロセス工程によれば、ケーブル・ヘッド・エンドが受け取った印刷ジョブを、高速データ通信ネットワークを介してこのケーブル・ヘッド・エンドと通信するセット・トップ・ボックスに接続されたプリンタ上で印刷するため、高水準プリンタ記述言語で記述され、1台又は複数台のこのようなプリンタに対してアドレスされた印刷ジョブをケーブル・ヘッド・エンドが受け取る。ケーブル・ヘッド・エンドはこのアドレスに基づいて、アドレスされたプリンタの構成及びタイプに対応する、そのプリンタ用のソフトウェアドライバを得る。このケーブル・ヘッド・エンド内に、このソフトウェアドライバに対応した論理プリンタを生成し(論理プリンタがまだ存在しない場合)、この論理プリンタを実行して、高水準プリンタ記述言語で記述された印刷ジョブをラスタ化し、そのラスタ化されたビットマップイメージ・フォーマットとする。このラスタ化されたビットマップイメージ・フォーマットは、高速データ通信ネットワークを介してその印刷ジョブ中にアドレスされたセット・トップ・ボックスに送信される。セット・トップ・ボックスでは、セット・トップ・ボックスが、ローカルに接続された自体のプリンタに対応する論理プリンタを生成し(論理プリンタがまだ存在しない場合)、この論理プリンタが、ラスタ化されたビットマップイメージデータをその入力として受け取る。ラスタ化されたビットマップイメージデータは、セット・トップ・ボックスの論理プリンタに送られ、論理プリンタはこの印刷ジョブを、ローカルに接続されたプリンタにルーティングする。
【0043】
詳細に説明する。図5には、CHE6で実行されるステップS501からS515、及びSTB10で実行されるステップS516からS520が示されている。ステップS501では、ケーブルヘッドエンド6がクライアントアプリケーションから印刷ジョブを受け取る。この印刷ジョブは、プリンタ独立の高水準プリンタ記述言語(PDL)で記述されていることが好ましい。更に、この印刷ジョブは、その印刷ジョブの1つ又は複数の宛先を識別する1つ又は複数のアドレスを含む。これらのアドレスは、ケーブル・ヘッド・エンド6とクライアントアプリケーションの間で相互に合意された都合のよい任意のフォーマットで生成することができる。
【0044】
ケーブルヘッドエンド6が受け取った印刷ジョブが、インターネットを介してケーブルヘッドエンド6に接続された遠隔に位置するマーチャントからの印刷ジョブであることが予想される。マーチャント及び対応する印刷ジョブの例としては、銀行が顧客の家に向けて口座通知書を直接に印刷出力すること、公益企業が公共料金の請求書を消費者の家で直接に印刷出力すること、広告主が広告及び/又はクーポンを消費者の家で直接に印刷出力すること、ニュースレター/ニュースクリッピング・サービス会社が定期刊行物を読者の家で直接に印刷出力することなどが挙げられる。ケーブルヘッドエンド6で実行されるクライアントアプリケーション、例えば、視聴者の家で印刷出力するため月刊のケーブルガイドを生成するクライアントアプリケーション22、ユーザのプリファランスに従ってインターネット上で実施した自動検索に基づいて、さまざまなインターネットソースからニュースを取得し、このようなニュースを照合し、ニュース読者の家でニュースを直接に印刷するニュース検索サービスなどから印刷ジョブを配信することもできる。この他の複数の配置が容易に想像される。しかし本発明の趣旨では、前述のプリンタ記述言語などのプリンタ独立のフォーマットで記述された印刷ジョブを、ケーブルヘッドエンド6のCPSIスプーラ20が受け取ることが好ましい。
【0045】
ステップS502では、CHE6が、印刷ジョブと共に受け取ったプリンタアドレスに基づいてプリファランスディレクトリ21にアクセスし、印刷ジョブの最終的な宛先であるプリンタに対応するユーザのユーザプロファイルを取り出す。このユーザプロファイルは、少なくとも、ユーザのセット・トップ・ボックスに接続されたプリンタ12のプリンタ構成及びタイプの識別を含むことが好ましい。ユーザプリファランスにその他の情報を含めることもできる。このような情報の1つが、印刷ジョブに適用するフィルタリングを指定するブロッキングフィルタであり、これによってユーザは不要な印刷ジョブを排除することができる。
例えば、自宅のプリンタでの不要な印刷ジョブの急増を避けるため、ユーザは、特定のソースからの印刷ジョブをブロックし、又は特定のソースからの印刷ジョブだけを受け取るようケーブル・ヘッド・エンド6に命令するプリファランスを指定することができる。このようなプリファランスがステップS503で適用され、印刷ジョブを拒絶するかどうかをCHE6が判定する。ジョブを拒絶する場合にはフローはステップS504に枝分かれしてジョブを拒絶する。ジョブを拒絶したことをクライアントモジュール14に知らせることもできる。
【0046】
印刷ジョブを受け入れて印刷出力する場合、フローはステップS506に進み、印刷ジョブを予定に組み込み、加入者の待ち行列に入れる。次いでステップS507で、印刷ジョブの宛先プリンタ用の印刷ドライバが存在するかどうかをケーブル・ヘッド・エンドが判定する。さまざまな理由から印刷ドライバが存在しない可能性がある。そのような理由の1つは、ユーザプロファイルに定義されたプリンタに対応する使用可能なソフトウェアモジュールをケーブル・ヘッド・エンドが持っていないことである。このような状況ではケーブル・ヘッド・エンド6が単に、プリンタメーカに対応するインターネットサイトなどの、このようなソフトウェアドライバのインターネットプロバイダにアクセスする。しかし、これよりもよく見られるドライバが存在しない状況は、ユーザプロファイルがプリンタ構成又はタイプの識別を含まない状況である。このような状況はステップS509及びS510で対処され、ユーザプロファイルがプリンタを指定していないためにドライバが存在しない状況では、CHE6がこれらのステップに分岐する。
【0047】
ステップS509では、CHE6が、宛先STB10と直接に(CPSIスプーラ20、CPSIクライアント38及びIPPクライアント/サーバ24及び25を介して)通信し、STB10に接続されたプリンタ12の構成及びタイプの識別を提供するようSTB10に求める。これに応答してSTB10が必要な情報を提供し、CHE6がこれを取得する。ステップS510では、CHE6が、STB10から提供された識別情報に対応するドライバをロードし、更に、将来に印刷ジョブを実行するときにプリンタ識別を決定する目的で、STB10と通信しなくてもよいように、プリファランスディレクトリ21中のユーザプロファイルを更新する。
【0048】
いずれにせよドライバが存在すればフローはステップS511及びS512に進み、CHE6のCPSIスプーラ20が、印刷ドライバに対応する論理プリンタが既に存在するのか、又は論理プリンタを1つ生成する必要があるのかを判定する。以前に印刷ジョブを既に処理している場合には、論理プリンタは既に存在する。この論理プリンタを使用して、CPSIスプーラは、プリンタ独立のPDLフォーマットで記述された印刷ジョブを論理プリンタに送り、論理プリンタは印刷ジョブをラスタ化して、特定のプリンタ用のラスタ化されたビットマップイメージとする(ステップS514)。このラスタ化されたビットマップイメージ印刷ジョブは、その印刷ジョブの単なる完全なビットマップラスタではないことを理解されたい。ラスタ化されたこのビットマップ印刷ジョブは、CPSIスプーラ20中の論理プリンタに対応するプリンタに対して特に調整された印刷ジョブのビット・バイ・ビット表現である。特定プリンタ向けラスタ化の一例として、プリンタの制御を可能にするため多くのプリンタが、印刷ジョブに組み込まれた印刷コマンドを必要とすることが挙げられる。このような印刷コマンドの例には、スタート・オブ・ページ、アドバンス・ダウン、イジェクトページ、ロード・ニューページなどが含まれる。このような特定プリンタ用コマンドは、ラスタ化された印刷ジョブに組み込まれる。他の例として、バブルジェットプリンタなどのいくつかのプリンタはバンド状に印刷し、このようなバンドを定義する組込みコマンドを必要とする。別の例として、カラー印刷するいくつかのバブルジェットプリンタでは、1つの色の印刷ジェットと他の色の印刷ジェットとの間の物理的な位置の差を収容するために、異なるそれぞれのカラーに対して印刷データを順序を変えて供給する必要がある。プリンタの特定性の原因が何であれ、ステップS514で論理プリンタによって生成されるラスタ化されたビット・マップ印刷ジョブは、プリンタ12のプリンタ構成及びタイプの識別に基づいて直接に調整された特定のプリンタ向けの印刷ジョブである。
【0049】
ラスタ化されたビットマップ印刷ジョブは、ステップS515でSTB10に送信される。先に述べたとおりSTB10への送信は、CPSIスプーラ20からCPSIクライアント38、IPPクライアント/サーバ24及び25を介して、STB10のCPSIサーバ39及びスプーラ26へと実施される。
【0050】
ステップS516では、セット・トップ・ボックスが、ラスタ化されたビットマップ印刷ジョブをCPSIサーバ39内に受け取り、これをCPSIスプーラ26に転送する。CPSIスプーラ26に論理プリンタがまだ存在しない場合には、接続されたプリンタ12のプリンタタイプ及び構成の識別に基づいて論理プリンタが生成される(ステップS517及びS519)。ステップS520でCPSIスプーラが、この論理プリンタを使用してラスタ化されたビットマップ印刷ジョブを実行し、これによって印刷ジョブをプリンタ12に送り、目に見える印刷イメージとする。
【0051】
先に説明したとおり、CPSIアーキテクチャの目的は、インターネット上のどこかで実行されるアプリケーションが、セット・トップ・ボックスに接続されたプリンタ上で印刷することを可能にする機能を提供することにある。このような印刷は、接続されたプリンタで印刷出力する印刷データを遠隔アプリケーションが、ケーブル・ヘッド・エンドを介してセット・トップ・ボックスに押し出す(プッシュする)という意味で「プッシュ印刷」と呼ばれる。
【0052】
もちろん、希望に応じてユーザがデータを印刷できるように、それ自体が印刷機能を備えたセット・トップ・ボックスを提供することもできる。このような印刷は、セット・トップ・ボックスのユーザが、ユーザから遠いソースから印刷出力のためのデータを引き寄せる(プルする)という意味で「プル印刷」と呼ばれる。例えば、ユーザが、インターネットのブラウジングの間に関心のウェブページを見つけ、そのウェブページの印刷出力を要求することがある。このような印刷出力は「プル印刷」であり、後に説明する「プッシュ印刷」とは異なる。
【0053】
以上及び以下に説明するアーキテクチャの一般的な印刷目標には、接続及びソフトウェアをサポートできること、サポートされたプリンタの駆動、ならびに、プリンタの取付けの際に、セット・トップ・ボックスへの物理的接続以外にユーザが介入する必要性を排除することが含まれる。均一なAPIのためソフトウェアの維持費は低減される。更に、このCPSIソフトウェア・アーキテクチャのおかげで、印刷は、セット・トップ・ボックス上で実行されるウェブブラウジングアプリケーション、テレビジョンビューイングなどのその他のプログラムを妨害しない。更に、このCPSIアーキテクチャは、さまざまなプラットホームに移植可能であり、異なるさまざまなオペレーティングシステム、特に、セット・トップ・ボックス自体で実行を維持するオペレーティングシステムをサポートする。
【0054】
具体的にはプッシュ印刷は、セット・トップ・ボックス・ユーザ以外の実体によって印刷アクションが開始されるモデルを表す。この実体は、実際にはケーブル・ヘッド・エンドに対してローカルな実体であるか、またはインターネット・シチズンであり、印刷ジョブが望まれるドキュメントを所有し、またはそれを参照することができる。2つの異なる印刷モードが企図される。
【0055】
1.ユニキャスティング。これは、遠隔インターネット・サイトがそれぞれの宛先クライアントに印刷データを別々に送るポイント・ツー・ポイント接続を指す。
【0056】
2.マルチキャスティング。これは、印刷データの単一のコピーが複数の宛先ポイントに送られるモードを指す。マルチキャスティングには更に、印刷データの単一のコピーが、選択されたそのサブキャストではなしに宛先ポイント全てに送られるブロードキャスティングが含まれる。
【0057】
プッシュ印刷に従う印刷ジョブの例には、遠隔インターネットサイトからのマーチャント開始型の印刷ジョブが含まれる。このようなマーチャント開始型印刷ジョブに、特定の商品を宣伝するちらしなど、内容が一定な印刷ジョブを含めることができる。このちらしは、ユニキャスト又はマルチキャストモードで印刷することができ、適当なユニキャスト又はマルチキャストモードで、ケーブル・ヘッド・エンドから適当なセット・トップ・ボックスに送達される。マーチャント開始型印刷ジョブには更に、小売のようなパーソナライズされた記事、銀行の口座通知書、公共料金の請求書などの内容が変化する印刷ジョブを含めることができる。印刷ジョブは、マーチャントのサーバで実行されるクライアントアプリケーションに基づいて生成され、ケーブル・ヘッド・エンドに提示される。この場合も、ケーブル・ヘッド・エンドは印刷ジョブを、印刷ジョブの求めに応じてユニキャスト又はマルチキャスト・モードで、当該の1台又は複数台のセット・トップ・ボックスに送達する。
【0058】
遠隔インターネットサイトからのマーチャント開始型印刷出力の一般的な目標には以下のものが含まれる。第1に、マーチャントが、マーチャントのCPU上で実行されるクライアントアプリケーションによって、それ自体のインターネットサイトで印刷ジョブを提出することができることである。マーチャントは、宛先アドレス、及び伝送がセキュア伝送であるのか又はアンセキュア伝送であるのかを含む、印刷ジョブのパラメータを指定することができる。宛先アドレスによって、ユニキャスト又はマルチキャスト印刷を指定することができる。即ち、宛先アドレスは、単一の受信者だけを識別し、或は複数の受信者又は一群の受信者を表すことができる。印刷ジョブは、標準化された装置独立のフォーマットを介して印刷する広く使用可能なクライアントアプリケーション、又はカスタマイズされた印刷アプリケーションを使用して、装置独立のノンプロプラエタリ・フォーマットで生成される。これは、印刷提出クライアントと内容作成ツールの分離を通して達成される。内容作成ツールはマーチャントに残され、印刷提出クライアントは、先に説明したCPSIクライアント中で具体化される。ケーブル・ヘッド・エンドでは、常駐ソフトウェアが、プリファランス・ディレクトリ21内にユーザプロファイルのディレクトリを維持する。ユーザプロファイルは、加入者名、加入者番号、住所、プリンタモデル、セット・トップ・ボックスの機能、ブロッキング・フィルタ及びポリシー・データを含む。ケーブル・ヘッド・エンドのCPSIスプーラは、ブロッキング・フィルタデータが指定する基準を満たす印刷ジョブを破棄し、又は指定の別の基準を満たす印刷ジョブだけを受け入れる。ケーブル・ヘッド・エンドのシステム管理者は、全てのケーブル加入者に対する全体の印刷ジョブを指示し、又はユーザごとの印刷ジョブを指示する印刷待ち行列を表示することができる。このような印刷待ち行列を使用してシステム管理者は、待ち行列中のジョブのステータス、及びセット・トップ・ボックスに接続された対応するプリンタのステータスを調べることができ、さらに、待ち行列中のジョブを削除し、ユーザーが選択可能な任意の印刷オプションをオーバライドすることができる。ケーブル・ヘッド・エンドのCPSIスプーラは、セット・トップ・ボックスが印刷データを受け入れる準備ができていること、及び接続されたプリンタの準備ができており、かつラインがつながっていることを確認するまで印刷ジョブを開始しない。セット・トップ・ボックスのCPSIスプーラは、印刷ジョブ全体がケーブル・ヘッド・エンドからダウンロードされる前に印刷操作を開始でき、さらに、印刷ジョブの正常完了を確認することができることが好ましい。
【0059】
図6A、図6B及び図6Cに、ユニキャスト(ポイント・ツー・ポイント)印刷およびマルチキャスト(1対多)印刷の一般的な配置を示す。図6Aに示すように、ユニキャスト印刷は、遠隔ウェブサーバから、セット・トップ・ボックスに接続された特に識別されたプリンタへの印刷ジョブの印刷出力を含む。印刷ジョブは、インターネットを介してケーブル・ヘッド・エンドにルーティングされ、そこからディジタルケーブル・ネットワークを介してセット・トップ・ボックスにルーティングされて、宛先プリンタで印刷出力される。図6Bに、ユニキャスト印刷の代替形態を示す。このユニキャスト印刷では、遠隔ウェブサーバが複数の異なるウェブサイトからデータを集め、これらのデータを集合して単一の印刷ジョブとし、得られた印刷ジョブを宛先プリンタに向けてプッシュ印刷する。
この集合サーバは、遠隔ウェブサーバとして示されているが、当然ながら、ケーブル・ヘッド・エンドの内部で集合アプリケーションを実行し、インターネットを介して複数の異なるウェブサイトと通信して集合データを収集し、これらのデータをケーブル・ヘッド・エンドで集合し、集合した印刷ジョブを宛先セット・トップ・ボックスにプッシュ印刷することもできる。
【0060】
図6Cに、複数の宛先プリンタを有する印刷ジョブを遠隔ウェブサーバが生成するマルチキャスト印刷を示す。この印刷ジョブは、インターネットを介してケーブル・ヘッド・エンドにルーティングされ、ケーブル・ヘッド・エンドがこの印刷ジョブを、ディジタルケーブル・ネットワークを介してマルチキャスト、又はブロードキャスト構成で複数の異なるセット・トップ・ボックスにルーティングし、セット・トップ・ボックスに接続された、それぞれのプリンタが印刷出力する。
【0061】
図7A及び図7Bは、ケーブル・ヘッド・エンド及びセット・トップ・ボックスによる、印刷ジョブに応答したそれぞれの処理を示す流れ図である。まず図7Aを参照する。ステップS701で、ケーブル・ヘッド・エンドが、遠隔インターネットソース又はケーブル・ヘッド・エンドのアプリケーション22などのアプリケーションから印刷ジョブを受け取る。ステップS702では、ケーブル・ヘッド・エンドが、ディレクトリ21(図2)からユーザプロファイルを取り出す。このユーザプロファイルに基いて、ケーブル・ヘッド・エンドは、ジョブを受け入れるのか、または拒絶するのかを決定する(ステップS703)。ジョブを拒絶する場合には、フローはステップS705に進み、このジョブはそれ以上処理されない。ステップS705では、ジョブが拒絶されたことを指示する情報を上流の遠隔インターネット・サイトへ送ることができる。
【0062】
一方、ジョブを拒絶しない場合にはフローはステップS706に進み、ケーブル・ヘッド・エンドが、印刷ジョブと共に含まれる宛先情報に基づいて、印刷ジョブの1つ又は複数の宛先アドレスを決定する。ステップS707及びS709では、必要に応じて論理プリンタを生成する。即ち、対応する1つ又は複数の論理プリンタがスプーラ20にまだ存在しない場合に、必要な1つ又は複数の論理プリンタをCPSIスプーラ20(図2)内に生成する。このときには、ユニキャスト又はマルチキャスト印刷を実施するのに必要な、異なるそれぞれのプリンタに対して論理プリンタが1つずつ別個に生成される。即ち、ユニキャストモードでは、プリンタが1つしか含まれないので、当該プリンタに対応する論理プリンタが1つだけ生成される。一方、マルチキャストまたはブロードキャストモードでは、複数のユーザ及び複数プリンタが印刷ジョブの宛先である。但し、これらの複数のユーザの何人かが全く同じプリンタ及びプリンタ構成を使用することができる。その結果、ケーブル・ヘッド・エンドのCPSIスプーラに複数の論理プリンタが生成される可能性が高いが、複数のユーザがそれぞれ全く同じプリンタタイプおよび構成を有するために、単一の論理プリンタが複数のユーザをサポートする可能性もある。
【0063】
印刷ジョブはその後、予定に組み込まれ、ユーザの待ち行列に入れられて(ステップS710)、論理プリンタによってレンダリングされる(又はスプールされて、STBへ送達する直前にレンダリングされる)。図5に関して先に論じたように、ラスタ化されたビットマップフォーマットに印刷ジョブをレンダリングすることができるが、これは通常、必要無い。必要なのは、セット・トップ・ボックスによる次の使用のために論理プリンタが印刷ジョブを処理することだけである。
【0064】
ステップS711で、それぞれの論理プリンタからの印刷ジョブを1つ又は複数の宛先アドレスにユニキャスト又はブロードキャストする。その後、ステップS712で、ケーブル・ヘッド・エンドは、通知サーバを構築して、印刷データが送信された、それぞれのセット・トップ・ボックスからの印刷出力の通知を待つ。
【0065】
図7Bに、ケーブル・ヘッド・エンドからディジタルケーブル・ネットワークを介して送信された印刷ジョブの受取りに応答してセット・トップ・ボックスが実行するプロセス工程を示す。セット・トップ・ボックスは、印刷ジョブの受取り(ステップS720)に応答して印刷ジョブを実行し(ステップS721)、接続されたプリンタ上で印刷ジョブを印刷する。図5に関して先に論じたように、セット・トップ・ボックスがCPSIスプーラ配置を利用することができるが、これは必須ではない。本発明のこの態様によれば、必要なのは、セット・トップ・ボックスが印刷ジョブを受け取り、接続されたプリンタに印刷ジョブを印刷させることだけである。
【0066】
ステップS722では、セット・トップ・ボックスが、ステップS712に関してケーブル・ヘッド・エンドに構築された、対応する確認サーバと通信する通知クライアントを構築する。次いで、セット・トップ・ボックスの通知クライアントがケーブル・ヘッド・エンドの通知サーバと通信して(ステップS723)、進行中の印刷ステータスをケーブル・ヘッド・エンドに知らせる。具体的には、それぞれのシートの印刷ジョブが開始されたとき、それぞれのシートの印刷が終わったとき、及び印刷ジョブが終了したときに、セット・トップ・ボックスの通知クライアントが、ケーブル・ヘッド・エンドに、これらのことを通知する。
更に、セット・トップ・ボックスの所にいるユーザは、通知クライアントと対話することができ、これによってこのユーザは、待ち行列からジョブを取り消し、又はジョブの順番を先に進めることにより、自分の印刷待ち行列を修正することができる。
【0067】
ケーブル・ヘッド・エンドでは、セット・トップ・ボックスの通知クライアントから受け取った情報に基づいて、ケーブル・ヘッド・エンドが適宜、印刷ステータス情報を配布することができる。例えば、印刷ジョブが正常に完了したことをマーチャントが確認できるように、ケーブル・ヘッド・エンドが、遠隔インターネットサイトの発信元マーチャントに印刷ステータスを送信することができる。代替として、又は追加的に、ケーブル・ヘッド・エンドは、この印刷ステータス情報を利用して、ディジタルケーブルネットワークに接続された全てのセット・トップ・ボックスの1つの印刷待ち行列を監視、維持、管理することができる。
【0068】
図8に、セット・トップ・ボックスに生成された通知クライアントとケーブル・ヘッド・エンドに生成された通知サーバの関係を示す。図8では、機能が同じである限り図2で使用したものと同じ参照符号が使用されている。図8にはさらに、CPSIスプーラ26によってプリンタ12にスプールされた印刷ジョブのステータスを監視する、セット・トップ・ボックス10によって生成された通知クライアント40が示されている。通知クライアント40は、CHE6の通知サーバ41にプリンタステータス情報を送信する。CPSIスプーラ20は通知サーバ41を使用して、印刷待ち行列を監視、管理し、正常印刷出力の通知情報をクライアントモジュール14に供給する。通知クライアント40と通知サーバ41は、ディジタルケーブル・ネットワーク42を介し、IPPクライアント24及びサーバ25が使用するのと同じ物理ワイヤを使用して通信する。
【0069】
以上の配置によって、ディジタルケーブル・ネットワークを介してケーブル・ヘッド・エンドからデータが供給されたセット・トップ・ボックスに接続されたプリンタでの遠隔インターネット・サイトからのプッシュ印刷が容易になる。プッシュ印刷は、ユニキャスト又はマルチキャストとすることができる。更に、印刷ステータスの通知は、セット・トップ・ボックスからケーブル・ヘッド・エンドへ提供され、これによって遠隔インターネット・マーチャントが印刷出力を確認することができ、又はケーブル・ヘッド・エンドが印刷待ち行列を維持及び管理することができる。
【0070】
クライアントモジュール14から、CHE6を介してSTB10への印刷を可能にするため、先に説明した本発明の構成が提供される。これらの構成では、プリンタ12で印刷するための印刷データが、CHE6のCPSIスプーラ20によって、又はクライアントモジュール14のクライアントアプリケーション15でフォーマットされる。これらの構成では、印刷データが一般に、STB10のプリンタドライバ33を利用することなくプリンタ12で直接に印刷するのに必要なラスタ化されたフォーマットでSTB10に供給される。但し、STB10が接続されたテレビジョンでユーザが見ているウェブページを印刷するときなど、STB10のユーザがローカルに印刷したいときには、STB10のプリンタドライバ33を利用する必要がある。印刷データが装置独立のフォーマットでCHE6からSTB10に供給される場合にも、STB10のプリンタドライバ33が必要となる。このような状況及び、ここで論じないその他の状況でSTB10のプリンタドライバ33の使用が必要となる。
【0071】
STB10の能力に応じて、プリンタドライバ33はさまざまな方法でロードすることができる。例えば、セット・トップ・ボックスが十分なメモリ容量を有する場合には、異なるいくつかのプリンタ用のいくつかのプリンタドライバをSTB10のメモリに予めロードしておくことができる。或は、フロッピーディスク又はCD−ROMからプリンタドライバ33にアクセスできるよう、フロッピーディスクドライブ、CD−ROMなどがSTB10にインタフェースするようにすることもできる。先に論じたように、STB10の限定されたハードウェアリソースが、プリンタドライバ33の機能を制限する。そのため、プリンタドライバ33は、あったとしてもSTB10のユーザがプリンタドライバ33と対話することを可能にするグラフィック・ユーザインタフェースをサポートする、限られた能力しか持たない。先に述べた通り、プリンタドライバ33は一般に、保守機能を実行してプリンタ12を良好な印刷状態に維持するよう、STB10のユーザがプリンタ12に命令するグラフィック・ユーザインタフェースをサポートしない。プリンタドライバ33は、フロッピーディスク、CD−ROMなどの外部メディアによって、又はアプリケーション36からのブラウザアプリケーションを介してSTB10に提供することができる。或は、プリンタドライバ33は、後に詳述するプラグ・アンド・プレイ機構を介して、CHE6からSTB10に提供することもできる。
【0072】
本発明のセット・トップ・ボックス環境では、ユーザが、ディジタルケーブル・ネットワークを利用してプリンタドライバを取得しロードすることを好む可能性がある。従って本発明は、STB10によるリクエストに応答して、CHE6が適当なプリンタドライバを検出し、STB10に提供し、これによってSTB10へのローカルプリンタの接続をサポートする遠隔プラグ・アンド・プレイ・サービスを提供する方法を提供する。
【0073】
本発明のこの特徴を図9に示す。この図は、STB10へのローカルプリンタの接続をサポートする遠隔プラグ・アンド・プレイ機能の好ましい実施形態を実施するための一連の工程を示す。ステップS901で、STB10によって提供されたプリンタインタフェースを介して加入者がプリンタ12をSTB10に接続する。このインタフェースは、ユニバーサル・シリアルバス(USB)、RS−232インタフェース又はその他のプリンタ接続を含むことができる。次にステップS902で、STB10は、新しいプリンタが接続され、かつこの新しいプリンタに対応するプリンタドライバをSTB自体が持っていないと判定する。
この検出は、STB10のハードウェアインタフェース31及びオペレーティングシステム32を介して実施される。STB10のクライアントアプリケーション27は、オペレーティングシステム32から、プリンタ12に対してプリンタドライバが必要であるとの指示を受け取る。STBクライアント・アプリケーション27は、次いで、プリンタ12に対応するプリンタドライバを取得するようCHE6にリクエストを送る。このリクエストは、ディジタルケーブル・ネットワークを介してSTB10からCHE6に送られるが、このトランザクションに印刷データは含まれないので、IPPプロトコルを介して送る必要は必ずしもない。従って、TCP/IPなどのその下のトランスポート・プロトコルを利用して、STB10のSTBクライアント・アプリケーション27からCHE6のCHEアプリケーション22に、このリクエストを送ることができることを理解されたい(ステップS903)。
【0074】
プリンタドライバを求めるSTBクライアント・アプリケーション27からのリクエストは、プリンタ12を識別するのに必要なプリンタ12のメーカ及びモデルなどの情報を含むことが好ましいことに留意されたい。次にステップS904で、CHEアプリケーション22が、プリンタドライバを求めるリクエストをSTB10から受け取る。CHEアプリケーション22は次いで、プリファランス・ディレクトリ21にアクセスして、STB10を説明したハードウェア及びオペレーティングシステム情報を取得する(ステップS905)。この情報は、どのタイプのプリンタドライバを取得してSTB10に送るのかを決定するのに必要である。例えば、セット・トップ・ボックスは、Scientific Atlanta社のExplorer 2000,General Instrument社のDCT 5000+、モトローラ社のStreammasterなど、現在使用可能ないくつかのセット・トップ・ボックスを含むことができる。更に、適当なプリンタドライバは、セット・トップ・ボックスにインプリメントされたオペレーティングシステムに対応していなければならない。
例えば、Explorer 2000は、Power TVオペレーティングシステム、DCT 5000+はWinCEオペレーティングシステム、Streammasterは、MicroWare又はOpen TVオペレーティングシステムをそれぞれ利用する。
【0075】
ステップS906では、CHEアプリケーション22が、プリンタ12のメーカ及びモデル、並びにSTB10のハードウェアタイプ及びオペレーティングシステムに対して適当なプリンタドライバを取得する。CHEアプリケーション22はこのプリンタドライバを、多くのソースの1つから取得することができる。
例えば、必要なプリンタドライバがCHE6のメモリに既に格納されており、ディジタルケーブル・ネットワーク上の他の加入者に対してプリファランス・ディレクトリ21を介してアクセスすることができる。或は、CHE6は、ハードドライブ、CD−ROMなどのメモリ装置中にいくつかのプリンタドライバを使用可能な状態にしておくことができる。或は、CHEアプリケーション22は、インターネット・プロキシ5を利用してワールドワイドウェブ4にアクセスし、STB10が必要とするプリンタドライバを、例えばプリンタメーカのウェブサイトから取得することができる。CHEアプリケーション22は適当なプリンタドライバを見つけると、そのプリンタドライバをディジタルケーブルネットワークを介してSTB10に送る(ステップS907)。先に述べた通り、プリンタドライバは、CHE6とSTB10の間の通信に使用可能な任意のトランスポート・プロトコルを利用して、CHE6からSTB10へダウンロードすることができる。プリンタドライバを受け取ると、STB10は、このプリンタドライバを次の使用に備えてローカルメモリにロードし、将来の参照のために、STB10のオペレーティング・システム32にこのプリンタドライバを登録する(ステップS908)。
【0076】
ステップS909で、CHE6は、印刷データをSTB10に送るためにCHE6が使用する別のプリンタドライバを取得する。CHE6は、STB10によって提供されたプリンタ12を記述した情報、及びCHE6を構成するハードウェアのタイプ及びオペレーティングシステムに基づいて、どのプリンタドライバを取得して使用するかを決定する。先に述べたように、CHE6は、ワールドワイドウェブ4など、いくつかのリソースのうちの1つからプリンタドライバを取得することができる。CHEアプリケーション22は、プリファランス・ディレクトリ21を更新して、CHE6が使用するプリンタ12に対応した新しいプリンタドライバを記録する(ステップS910)。フローは次いでステップS911のリターンに進む。このように、CHE6は、プリンタ12に対応するプリンタドライバを維持し、そのため、プリンタ12上で印刷するためにCHE6からSTB10に次に印刷データが提供されたときに、その印刷データを適正にレンダリングすることができる。更に本発明のこの特徴は、STB10のユーザがプリンタ12をSTB10に接続して利用するための容易かつトランスペアレントなプラグ・アンド・プレイ機構を提供する。
【0077】
図10は、本発明のプリンタ保守方式を説明するためのブロック図である。図10には、以前に図2に示したケーブル・ヘッド・エンド(CHE)6及びセット・トップ・ボックス(STB)10が示されている。STB10にはプリンタ12が接続されている。CHE6にはサーバ50があり、本発明に基づいてプリンタコンフィギュレーションファイルにアクセスし、HTTPベースのウェブページを構築し、適当なプリンタコマンドを送るのに利用される。この点に関してCHE6には更に、プリンタコンフィギュレーションファイル55、プリンタ保守機能リソースファイル56及びプリンタ保守機能コマンドファイル57が提供される。プリンタコンフィギュレーションファイル55は、それぞれのファイルが特定のタイプのプリンタに対応した複数の従来のプリンタコンフィギュレーションファイルである。このようなプリンタコンフィギュレーションファイルは、本発明のプリンタ保守方式をサポートするプリンタ保守情報を含む追加の拡張部分を有する点で、従来のコンフィギュレーションファイルとは異なる。この拡張部分及び対応するデータについては、図11に関して後に詳細に論じる。プリンタ保守機能リソースファイル56は、HTTPベースのページ中にアイコン、テキスト、小ピクチャなどのイメージを配置するためのイメージデータを含む。プリンタ保守機能コマンドファイル57は、それぞれ異なるタイプのプリンタに対応する複数のコマンドファイルを含む。それぞれのプリンタ保守機能コマンドファイルは、特定のプリンタ保守機能を実施するために対応する装置により実行される一組のコマンド命令を含む。
【0078】
プリファランス・ディレクトリ21については図2で先に論じたが、これは、ディジタルケーブルネットワーク環境中の特定のセット・トップ・ボックスを、このセット・トップ・ボックスに接続された対応するプリンタに相互関連させるのに使用される。例えば、プリファランス・ディレクトリ21は、STB10がプリンタ12を接続していることを指示する。それに応じて、サーバ50がプリファランス・ディレクトリ21を利用して、特定のセット・トップ・ボックスに接続されたプリンタのタイプを識別する。CGIモジュール51は、サーバ50によって利用されて、本発明のプリンタ保守方式をサポートするHTTPベースのウェブページを構築する。HTTPサーバ53は、HTTPプロトコルを収容する目的のために利用する従来のサーバである。同様に、TCP/IPクライアント54は、TCP/IPプロトコルを介した通信をサポートする目的に使用する従来のクライアントである。CHE6とSTB10の間の通信には、UDPなど、TCP/IP以外のプロトコルを使用することもできることを理解されたい。
【0079】
これに対応してSTB10は、HTTP及びTCP/IPプロトコルをそれぞれサポートするHTTPクライアント63及びTCP/IPサーバ64を有する。更に、STB10は、STB10のアプリケーション36にあるブラウザ65及びプリンタドライバ33を有する。図10から分かるように、ブラウザ65は、CHE6を介してSTB10に提供されたウェブページに、STB10のユーザがアクセスできるように提供される。プリンタドライバ33は、STB10のユーザによって開始された印刷ジョブをプリンタ12が印刷するのをサポートするストリップダウン型の限られたプリンタドライバである。先に論じたとおり、プリンタドライバ33は、ユーザ開始型プリンタ保守機能をサポートするグラフィック・ユーザインタフェースを提供することができない。そのため、STB10のユーザ又はネットワーク管理者などの他のネットワークユーザがプリンタ12のプリンタ保守機能を開始できるように、本発明のネットワーク・セントリック・プリンタ保守方式が提供される。
【0080】
従って図10に示した配置によって、STB10のユーザは、一般最上位ウェブページにアクセスし、次いでプリンタ保守を選択して、プリンタ12上でプリンタ保守を実行することができる。ユーザの選択に応答してプリンタ保守リクエストが、HTTPクライアント63及びHTTPサーバ53を介してCHE6に送られる。次いでサーバ50が、プリンタ保守機能リクエストをSTB10から受け取り、プリンタ12に対応するプリンタコンフィギュレーションファイル55の1つを選択する。サーバ50は、プリファランス・ディレクトリ21及びプリンタ保守リクエストに含まれた情報を利用して、プリンタ12に対応する適当なプリンタコンフィギュレーションファイルを選択する。適当なプリンタコンフィギュレーションファイルを選択した後、サーバ50はCGIモジュール51を利用して、プリンタ保守コマンド情報及びその他の関連情報が組み込まれたウェブページを、この適当なプリンタコンフィギュレーションファイルから構築する。次いで、構築されたウェブページが、HTTPサーバ53及びHTTPクライアント63を介してサーバ50からSTB10に送られる。
【0081】
次いで、STP10のユーザが、サーバ50から送られたプリンタ保守ウェブページ上に表示されたプリンタ保守機能の1つを選択する。次いでサーバ50が、適当な1つのプリンタ保守機能コマンドファイル57に基づいてCGIスクリプトを実行する。それに応じて、STB10のユーザが選択したプリンタ保守機能に相関した適当なプリンタ保守コマンドが、TCP/IPクライアント54及びTCP/IPサーバ64を介して、サーバ50からSTB10に送られる。次いでSTB10が、この受け取ったプリンタ保守機能コマンドをプリンタ12に直接に送り、プリンタ12が、このプリンタ保守コマンドに対応するプリンタ保守機能を実行する。
【0082】
更に、この実施の形態のネットワーク装置が、非PC環境で使用されるセル式電話などのモバイル装置であり、プリンタが、インターネットからの印刷ジョブを実施するシステムに適用される場合には、このようなモバイル装置からプリンタ保守を命令することもでき、これによってユーザの使いやすさは増大する。
【0083】
図11に、1つのプリンタコンフィギュレーションファイル55の詳細図を示す。具体的には、図11には、それぞれのプリンタコンフィギュレーションファイル55の内容を説明するために、プリンタコンフィギュレーションファイル70が示されている。図11から分かる通り、プリンタコンフィギュレーションファイル70は、プリンタコンフィギュレーションファイル70が標準のプリンタコンフィギュレーションファイルに基づくことを反映して標準プリンタコンフィギュレーションファイル・データ71を含む。但し、プリンタコンフィギュレーションファイル70は更に、本発明のプリンタ保守方式をサポートするプリンタ保守情報を含む拡張部分を含む。プリンタ保守情報を含む同様の拡張部分を含むものであれば、他の標準プリンタコンフィギュレーションファイルを本発明とともに使用することもできる。従って、プリンタコンフィギュレーションファイル70には更に、プリンタ保守情報を含むコンフィギュレーションファイル拡張部分72が提供される。図11から分かるとおり、コンフィギュレーションファイル拡張部分72は、プリンタコンフィギュレーションファイル70に対応するプリンタがサポートする個々のプリンタ保守機能に対応する複数のプリンタ保守機能データセットを含む。従って、コンフィギュレーションファイル拡張部分72には、それぞれのプリンタ保守機能に対応するプリンタ保守機能データセット73,74,75及び76が提供される。それぞれのプリンタ保守機能データセット73ないし76には、特定の保守機能データセットに対応するプリンタ保守機能に関係した複数のデータエントリが提供される。具体的には、それぞれのプリンタ保守機能データセット73ないし76には、プリンタ保守機能名80、プリンタ保守機能記述81、プリンタ保守機能リソース82、プリンタ保守機能コマンド・パラメータ83、及びプリンタ保守機能コマンド・パラメータ・インジケータ84が提供される。
【0084】
プリンタ保守機能名80は、特定のプリンタ保守機能データセットのプリンタ保守機能に対応する名称を提供する。例えば、プリンタ保守機能名80がプリンタ保守機能「クリーン・ヘッド」を表す。これに応じてプリンタ保守機能記述81は、特定のプリンタ保守機能データセットによって表されるプリンタ保守機能のテキスト記述を含む。プリンタ保守機能リソース82は、プリンタ保守機能リソースファイル56の1つを表すファイル名である。それぞれのプリンタ保守機能リソースファイル56は、プリンタコンフィギュレーションファイル70に対応する本発明に基づくHTTPベース・ウェブページに配置するアイコン、テキスト又はイメージを表すイメージデータを含む。プリンタ保守機能コマンドパラメータ83は、特定のプリンタ保守機能データセットによって表されるプリンタ保守機能を実行する、プリンタ12などの対応するプリンタが使用するコマンドを表し、又は、プリンタ保守機能コマンドファイル57の1つを表すことができる。前述のとおり、それぞれのプリンタ保守機能コマンドファイル57は、特定のプリンタ保守機能を実行するのに必要な一連のコマンドを含む。プリンタ保守機能パラメータインジケータ84は、プリンタ保守機能コマンドパラメータ83がコマンドを表すのか、又はプリンタ保守機能コマンドファイル57の1つを表すのかを、サーバ50に知らせる目的に使用される。このように、プリンタ保守機能パラメータインジケータ84は、この指示を反映するよう2つの値のうちの1つにセットすることができる。このようにコンフィギュレーションファイル拡張部分72は、プリンタコンフィギュレーションファイル70が対応するプリンタがサポートするそれぞれのプリンタ保守機能に対応するデータを提供する。
【0085】
図12及び図13は、CPIモジュール51を使用してサーバ50が生成する本発明に基づくHTTPベースウェブページの例である。図12は、STB10のユーザがブラウザ65を介して選択することができる一般最上位ブロードバンド印刷サービスウェブページ87を表す。この点に関してウェブページ87は、サーバ50から、HTTPサーバ53及びHTTPクライアント63を介してSTB10に提供される。プリンタ保守を実行したい場合、STB10のユーザは、ウェブページ87上のプリンタ保守アイコン86を選択する。図13は、プリンタ保守アイコン86の選択に応答してサーバ50が適当な1つのプリンタコンフィギュレーションファイル55に基づいて生成するHTTPベース・ウェブページ88の一例である。サーバ50は次いで、プリンタ保守ウェブページ88をSTB10に送る。図13に示すように、CGIモジュール51は、プリンタコンフィギュレーションファイル70のコンフィギュレーションファイル拡張部分72から適当なプリンタ保守情報を抽出し、この情報をプリンタ保守ウェブページ88に表示する。ウェブページ88は例えば、コンフィギュレーションファイル拡張部分72のそれぞれのプリンタ保守機能データセットに含まれるプリンタ保守情報に対応するプリンタ保守機能リンク91〜95を含む。これに応じてウェブページ88上には、クリーン・プリント・ヘッド・リンク91、ディープ・クリーン・リンク92、プリント・テスト・ページ・リンク93、プリント・ノズル・チェック94及びクリーン・ローラ・リンク95が、それぞれ対応する記述とともに提供される。この情報は、プリンタコンフィギュレーションファイル・セット55の1つのコンフィギュレーションファイル拡張部分72中のそれぞれのプリンタ保守機能データセットのプリンタ保守機能名80、プリンタ保守機能記述81及びプリンタ保守機能リソース82から直接にとったものである。
【0086】
本発明は、現在のプリンタステータなどのユーザの要求に答えるために、サーバ(CHE)がプリンタSTBを取得する状況をサポートすることが理解できる。このプリンタステータから、実施するプリンタジョブに基づくヘッドクリーニング、必要な用紙などの必要な処理のための命令表示がHTMLで生成される。
これは次いでSTBに送られ、TV(ブラウザ)に表示される。こうすることによって、ユーザは、プリンタに対して現在必要なプロセスを判断するだけでよく、これによって非PCユーザ用のユーザフレンドリーなユーザインタフェースが提供される。
【0087】
図14は、本発明に基づくプリンタ保守機能方式の操作を説明するための流れ図である。まず、STB10のユーザが、ブラウザ65を介して、サーバ50から最上位プリンタ保守ウェブページ87にアクセスする。ユーザは、ウェブページ87上のプリンタ保守アイコン86を選択することによってプリンタ保守を要求する(ステップS1401)。ステップS1402で、ユーザの選択に応答してプリンタ保守リクエストが、HTTPクライアント63及びHTTPサーバ53を介してSTB10からサーバへ送られる。次いで、このプリンタ保守リクエストに応答してサーバ50が、適当な1つのサーバコンフィギュレーションファイル55を選択する(ステップS1403)。サーバ50はこの選択を、プリンタ保守リクエストに含まれるSTB10を識別する情報、及びSTB10に接続されたプリンタ12などのプリンタのタイプに関する情報を提供するプリファランス・ディレクトリ21中の情報に基づいて実施する。サーバ50はこれによって、プリンタ12に対応するプリンタコンフィギュレーションファイル70などのプリンタコンフィギュレーションファイルを選択する。次にステップS1404で、サーバ50は、プリンタコンフィギュレーションファイル70のコンフィギュレーションファイル拡張部分72に含まれる情報とともにCGIモジュール51を利用して、HTTPベース・ウェブページを生成する。具体的には、プリンタ保守ファイル・データセット73〜76に対応するプリンタ保守機能リンクがウェブページ88に提供される。サーバ50は次いで、プリンタ保守機能リンク91〜95を含むこのHTTPベース・ウェブページを、HTTPサーバ53及びHTTPクライアント63を介してSTB10に送る。
【0088】
次いで、STB10のユーザが、生成されたウェブページ88をブラウザ65を介して見て、ウェブページに表示されたプリンタ保守機能の1つを選択する(ステップS1406)。STB10のユーザの選択に応答して、サーバ50は、その選択されたプリンタ保守機能に対応するプリンタ保守ファイルデータセット73などの適当なプリンタ保守機能データセットを識別する。サーバ50は次いで、プリンタ保守機能パラメータ・インジケータ84に問い合わせて、プリンタ保守機能コマンドパラメータ83がコマンドであるのか、又は1つのプリンタ保守機能コマンドファイル57の名称であるのかを判定する。プリンタ保守機能コマンド・パラメータ83がコマンドであると指示された場合には、そのコマンドが、サーバ50からSTB10へ、TCP/IPクライアント54及びTCP/IPサーバ64を介して直接に送られる(ステップS1407)。プリンタ保守機能コマンドパラメータ83がプリンタ保守機能コマンドファイル57の1つであると指示された場合には、サーバ50は、対応する1つのプリンタ保守機能コマンドファイル57を開き、CGIスクリプトを介して、その中のコマンドを実行し、対応するコマンドを、TCP/IPクライアント54及びTCP/IPサーバ64を介してSTB10に送る(ステップS1407)。
【0089】
ステップS1408で、STB10は、サーバ50からプリンタ保守機能コマンドを受け取り、STB10のユーザが選択した対応するプリンタ保守機能を実行するためプリンタ12に渡す。そしてフローはステップS1409のリターンに進む。
【0090】
このようにして、たとえSTB10のプリンタドライバ33が、プリンタ保守機能をサポートするグラフィック・ユーザ・インタフェースを提供しないとしても、プリンタ12を良好な印刷状態に維持するプリンタ保守機能にSTB10のユーザがアクセスすることができる本発明に基づくプリンタ保守方式が提供される。
【0091】
本発明の教示から逸脱することがなくいくつかの変更及び修正を前述の実施形態に適用することができることを強調しておく。本明細書の開示に含まれる全ての事柄、又は添付図面に示された全ての事柄は、例示的なものであると解釈すべきであって、限定を目的としたものと解釈すべきではない。特に、上記の実施形態の任意の組合せを利用することができること、そのため、任意の1つの実施形態の詳細を1つ又は複数の任意の他の実施形態と結合することができることを理解されたい。
【0092】
特定の例示的な実施形態を用いて本発明を説明した。本発明が前述の実施形態に限定されないこと、及び当業者なら、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなしにさまざまな変更及び修正を実施できることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施することができるブロードバンド・ケーブル・ネットワークを示す図である。
【図2】本発明を実施することができる印刷アーキテクチャを示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に基づくセット・トップ・ボックスの代表的ソフトウェア・アーキテクチャを示す図である。
【図4】クライアント・モジュールからその最終配信先であるプリンタまでの、本発明の一実施形態に基づく印刷ジョブの全体データフローを示す図である。
【図5】クライアント・モジュールからその最終配信先であるプリンタまでの、本発明の一実施形態に基づく印刷ジョブの全体データフローを説明するための流れ図である。
【図6A】本発明の一実施形態に基づくユニキャスト(ポイント・ツー・ポイント)印刷の一般配置を示す図である。
【図6B】本発明の一実施形態に基づくユニキャスト(ポイント・ツー・ポイント)印刷の一般配置を示す図である。
【図6C】本発明の一実施形態に基づくマルチキャスト(1対多)印刷の一般配置を示す図である。
【図7A】印刷ジョブに応答したケーブル・ヘッド・エンドによる本発明の一実施形態に基づく処理を示す流れ図である。
【図7B】印刷ジョブに応答したセット・トップ・ボックスによる本発明の一実施形態に基づく処理を示す流れ図である。
【図8】本発明の一実施形態に基づくセット・トップ・ボックス内に生成された確認クライアントとケーブル・ヘッド・エンド内に生成された確認サーバの関係を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態をサポートする遠隔プラグ・アンド・プレイの特徴を説明するための流れ図である。
【図10】本発明の一実施形態に基づくプリンタ保守方式を説明するためのブロック図である。
【図11】本発明の一実施形態に基づくプリンタコンフィギュレーションファイルを説明するためのブロック図である。
【図12】本発明の一実施形態に基づくプリンタ保守方式をサポートするウェブページを説明するための図である。
【図13】本発明の一実施形態に基づくプリンタ保守方式をサポートするウェブページを説明するための図である。
【図14】本発明の一実施形態に基づくプリンタ保守方式を説明するための流れ図である。
Claims (9)
- 複数のプリンタコンフィギュレーションファイルを含むサーバと、少なくとも1つのセットトップボックスとプリンタとを有するデジタルケーブルネットワーク環境においてプリンタのメンテナンスをサポートする、前記サーバで実行される方法であって、
前記プリンタコンフィギュレーションファイルが、複数のプリンタ保守機能名および前記プリンタ保守機能名に対応する複数のプリンタ保守コマンドを含み、
前記プリンタに対応する1つのプリンタコンフィギュレーションファイルにアクセスする工程と、
前記プリンタに対応する、アクセスしたプリンタコンフィギュレーションファイルのそれぞれのプリンタ保守機能名を含むHTMLベースのページを生成する工程と、
前記HTMLベースのページを前記セットトップボックスに送る工程とを含み、
前記セットトップボックスで、前記HTMLベースのページ内のプリンタ保守機能名の1つを選択すると、前記サーバが、当該選択したプリンタ保守機能名に対応するプリンタ保守コマンドを前記プリンタに送ることを特徴とする方法。 - 前記セットトップボックスからプリンタ保守リクエストを受け取る工程をさらに含み、前記プリンタ保守リクエストが前記プリンタへの参照を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記方法は、前記ディジタルケーブルネットワークのケーブル・ヘッド・エンドに位置するサーバで実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 複数のプリンタコンフィギュレーションファイルを含み、少なくとも1つのセットトップボックスとプリンタとを有するデジタルケーブルネットワーク環境において、プリンタのメンテナンスをサポートするネットワークサーバであって、
前記プリンタコンフィギュレーションファイルが、複数のプリンタ保守機能名および前記プリンタ保守機能名に対応する複数のプリンタ保守コマンドを含み、
前記プリンタに対応する1つのプリンタコンフィギュレーションファイルにアクセスする手段と、
前記プリンタに対応する、アクセスしたプリンタコンフィギュレーションファイルのそれぞれのプリンタ保守機能名を含むHTMLベースのページを生成する手段と、
前記HTMLベースのページを前記セットトップボックスに送る手段とを含み、
前記セットトップボックスで、前記HTMLベースのページ内のプリンタ保守機能名の1つを選択すると、当該選択したプリンタ保守機能名に対応するプリンタ保守コマンドを前記プリンタに送ることを特徴とするネットワークサーバ。 - 複数のプリンタ保守機能名および前記プリンタ保守機能名に対する複数のプリンタ保守コマンドを含む複数のプリンタコンフィギュレーションファイルを有するサーバを有するデジタルケーブルネットワーク環境においてプリンタのメンテナンスをサポートするセットトップボックスの制御方法であって、
前記サーバがプリンタ保守を利用するプリンタのプリンタコンフィギュレーションファイルにアクセスすることによって生成され、複数のプリンタ保守機能名を含むプリンタ保守ページを前記サーバから受け取る工程と、
受け取った前記プリンタ保守ページに基づくグラフィックユーザインタフェースを介して選択したプリンタ保守機能名を解釈し、前記プリンタ保守機能名に応じたプリンタ保守を実施するために、当該選択した前記プリンタ保守機能名を前記デジタルケーブルネットワーク環境を介して前記サーバへ送る工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - 前記プリンタ保守ページがHTMLで記述されることを特徴とする請求項5に記載の制御方法。
- 前記セットトップボックスに接続されたプリンタの識別情報を前記サーバに知らせる工程をさらに含み、前記サーバが、当該知らされたプリンタ識別情報に基づいて適当なプリンタコンフィギュレーションファイルにアクセスすることを特徴とする請求項5に記載の制御方法。
- 前記サーバからプリンタ保守コマンドを受け取り、受け取った前記プリンタ保守コマンドを前記プリンタに送る保守工程をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の制御方法。
- 複数のプリンタ保守機能名および前記プリンタ保守機能名に対する複数のプリンタ保守コマンドを含む複数のプリンタコンフィギュレーションファイルを有するサーバを含むデジタルケーブルネットワーク環境においてプリンタのメンテナンスをサポートするセットトップボックスであって、
前記サーバがプリンタ保守を利用するプリンタのプリンタコンフィギュレーションファイルにアクセスすることによって生成され、複数のプリンタ保守機能名を含むプリンタ保守ページを前記サーバから受け取る手段と、
受け取った前記プリンタ保守ページに基づくグラフィックユーザインタフェースを介して選択したプリンタ保守機能名を解釈し、前記プリンタ保守機能名に応じたプリンタ保守を実施するために、当該選択した前記プリンタ保守機能名を前記デジタルケーブルネットワーク環境を介して前記サーバへ送る手段と、
を有することを特徴とするセットトップボックス。
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