JP4556567B2 - ノズルキャップの受け台、液体吐出装置、及び液体吐出ヘッドの保護方法 - Google Patents
ノズルキャップの受け台、液体吐出装置、及び液体吐出ヘッドの保護方法 Download PDFInfo
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Description
サーマル方式は、インクの吐出方式の1つであり、図10に示すように、インクを満たしたインク液室12と、インク液室12内に設けられた発熱抵抗体13とを備えている。そして、この発熱抵抗体13によってインク液室12内のインクを急速に加熱し、発熱抵抗体13上のインクに気泡を発生させ、気泡発生時のエネルギーにより、ノズルシート17に形成したノズル18からインクを吐出させている。なお、図10では、説明の便宜のために、上下関係を逆転させてある。
また、輸送中の振動等や保管中の気圧又は温度変化等により、プリンタヘッドのノズル18からインクが漏れ出さないようにする必要もある。
すなわち、ノズルシートは薄いため、小面積であればさほど問題は生じないが、大面積になるほど保護シートの粘着力の影響を受けやすくなり、大面積のノズルシートの場合には、インク吐出面をユーザーが誤って触れてしまう可能性も大きくなる。
本発明の1つである請求項1に記載の発明は、液室内の液体をノズルシートに形成したノズルから吐出する液体吐出ヘッドの前記ノズルを塞ぎ、前記液体の漏出を防止するノズルキャップの受け台であって、前記ノズルキャップを載置する受け部と、前記受け部を開閉可能な蓋部とを備え、前記液体吐出ヘッドを装着する液体吐出装置の装置本体と着脱自在であるノズルキャップの受け台である。
本発明における液体吐出装置は、下記実施形態ではインクジェットプリンタであり、液体吐出ヘッドは、下記実施形態ではインクジェットプリンタ用のラインヘッド10に相当する。このラインヘッド10は、複数のヘッドチップ19を被記録媒体である印画紙の幅方向(ノズル18列の配列方向)に、紙幅に対応する長さで略直線状に並べ、ノズルシート17上に配置して形成したものであり、インクジェットプリンタの装置本体1に対して着脱自在となっている。そして、下記実施形態において、ノズル18から吐出する液体はインクであり、インクを収容する液室がインク液室12である。
図1に示すように、ヘッドチップ19には、複数の発熱抵抗体13が一定間隔で一方向に配列されている。一方、ノズルシート17には、各発熱抵抗体13と対応する位置に、それぞれノズル18が形成されている。
図2に示すように、インクジェットプリンタは、ラインヘッド10と、このラインヘッド10を着脱自在に装着可能な装置本体1とによって構成される。なお、図2において、ラインヘッド10の上部の空間は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、及びK(ブラック)の4色のインクをそれぞれ収容した4つのインクカートリッジ(図示せず)を装着するためのカートリッジ収容部であり、各インクは、ラインヘッド10の下部のノズル18(図1参照)から吐出される。
図3に示すように、インクジェットプリンタの装置本体1には、印画紙の給紙トレイ、排紙トレイ、搬送装置、制御回路等が備えられている。そして、装置本体1にラインヘッド10を矢印のように装着することによって、インクジェットプリンタとしての機能を発揮する。すなわち、ラインヘッド10を装着し、印画情報に基づいて、4つのインクカートリッジ41内の各インクを吐出することで、印画紙上に文字や画像等をカラーで印画する。
図4に示すように、ヘッドキャップユニット20は、ノズルシート17のインク吐出面を全面的に覆う外郭ケース21を備えており、この外郭ケース21がインク吐出面全体を保護するカバーとなっている。そして、外郭ケース21の内部に、コイルバネの弾性部材22を介してノズルキャップ30が配置されている。
図5に示すように、装置本体1にラインヘッド10を装着すると、ラインヘッド10の下部に取り付けられているヘッドキャップユニット20が受け台40に載置される。すなわち、受け台40は、装置本体1の内部であって、ラインヘッド10の装着部分に予め配置されており、ラインヘッド10を装着すれば、ヘッドキャップユニット20がそのまま受け台40上に位置することとなる。
図6に示すように、受け台40は、ヘッドキャップユニット20(図5参照)を載置する受け皿形状の受け部41と、受け部41を開閉可能な蓋部42とから構成されている。そして、受け部41と蓋部42とは、蝶番の働きを担うヒンジ部43によって連結されている。なお、受け部41、蓋部42、及びヒンジ部43は、プラスチック樹脂成形によって一体成形されている。
図7に示すように、装置本体1にラインヘッド10が装着されると、受け台40が矢印のように移動して、ラインヘッド10からヘッドキャップユニット20を取り外す。そして、ラインヘッド10からのインクの吐出を可能とする。
図8に示すように、装置本体1から露出した受け台40の蓋部42をユーザーがつまんで、矢印のように引き出せば、装置本体1と着脱自在の受け台40を取り出すことができる。
図9に示すように、受け台40を取り出した後、ヒンジ部43を支点として蓋部42を受け部41側に矢印のように回動させると、受け部41が蓋部42によって閉じられ(右下に示す図の状態)、ヘッドキャップユニット20(ノズルキャップ30)を受け台40の中に完全に収納することが可能となる。
(1)本実施形態では、液体吐出ヘッドを印画幅分のラインヘッドを形成するライン方式としたが、液体吐出ヘッドを被記録媒体の幅方向に移動させて印画を行うシリアル方式にも適用できる。
また、生体試料を検出するためのDNA含有溶液を吐出するための液体吐出ヘッド等に適用することも可能である。
10 ラインヘッド(液体吐出ヘッド)
12 インク液室(液室)
17 ノズルシート
18 ノズル
21 外郭ケース
30 ノズルキャップ
31 封止部
40 受け台
41 受け部
42 蓋部
44 吸収体
Claims (9)
- 液室内の液体をノズルシートに形成したノズルから吐出する液体吐出ヘッドの前記ノズルを塞ぎ、前記液体の漏出を防止するノズルキャップの受け台であって、
前記ノズルキャップを載置する受け部と、
前記受け部を開閉可能な蓋部と
を備え、
前記液体吐出ヘッドを装着する液体吐出装置の装置本体と着脱自在である
ノズルキャップの受け台。 - 請求項1に記載のノズルキャップの受け台において、
前記蓋部は、前記ノズルキャップに付着した前記液体の吸収体を備える
ノズルキャップの受け台。 - 液室内の液体をノズルシートに形成したノズルから吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドを着脱自在に装着する装置本体と
を備え、
前記装置本体に装着された前記液体吐出ヘッドにより、被記録媒体に前記液体を着弾させる液体吐出装置であって、
前記液体吐出ヘッドは、前記ノズルを塞ぎ、前記液体の漏出を防止する着脱自在のノズルキャップを備え、
前記装置本体は、前記ノズルキャップを載置し、前記ノズルシートに対して前記ノズルキャップを相対的に移動させることが可能な受け台を備え、
前記受け台は、
前記ノズルキャップを載置する受け部と、
前記受け部を開閉可能な蓋部と
を備え、
前記装置本体に前記液体吐出ヘッドを装着すると、前記ノズルを塞いでいた前記ノズルキャップが前記受け台によって移動し、前記液体の吐出が可能となる
液体吐出装置。 - 請求項3に記載の液体吐出装置において、
前記装置本体に前記液体吐出ヘッドを装着すると、前記ノズルキャップが前記受け台によって移動するとともに、少なくとも前記受け台の一部が前記装置本体の外部に突出する 液体吐出装置。 - 請求項3に記載の液体吐出装置において、
前記受け台は、前記装置本体と着脱自在である
液体吐出装置。 - 請求項3に記載の液体吐出装置において、
前記蓋部は、前記ノズルキャップに付着した前記液体の吸収体を備える
液体吐出装置。 - 液体吐出装置の装置本体に着脱自在に装着され、液室内の液体をノズルシートに形成したノズルから吐出する液体吐出ヘッドの保護方法であって、
前記液体吐出ヘッドは、前記ノズルを塞ぎ、前記液体の漏出を防止する着脱自在のノズルキャップを備え、
前記装置本体は、前記ノズルキャップを載置し、前記ノズルシートに対して前記ノズルキャップを相対的に移動させることが可能な受け台を備え、
前記受け台は、
前記ノズルキャップを載置する受け部と、
前記受け部を開閉可能な蓋部と
を備え、
前記装置本体に前記液体吐出ヘッドを装着していない状態では、前記ノズルキャップで前記ノズルを塞いで前記液体吐出ヘッドを保護し、
前記装置本体に前記液体吐出ヘッドを装着した状態では、前記ノズルを塞いでいた前記ノズルキャップを前記受け台によって移動させ、前記液体の吐出を可能とする
液体吐出ヘッドの保護方法。 - 請求項7に記載の液体吐出ヘッドの保護方法において、
前記ノズルキャップは、前記ノズルシートに対して非粘着性の封止部を備え、前記封止部で前記ノズルを塞いで前記液体吐出ヘッドを保護する
液体吐出ヘッドの保護方法。 - 請求項7に記載の液体吐出ヘッドの保護方法において、
前記ノズルキャップは、前記ノズルシートの液体吐出面を全面的に覆う外郭ケースの内部に配置され、前記外郭ケースで前記液体吐出ヘッドを保護する
液体吐出ヘッドの保護方法。
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JP2004255293A JP4556567B2 (ja) | 2004-09-02 | 2004-09-02 | ノズルキャップの受け台、液体吐出装置、及び液体吐出ヘッドの保護方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004255293A JP4556567B2 (ja) | 2004-09-02 | 2004-09-02 | ノズルキャップの受け台、液体吐出装置、及び液体吐出ヘッドの保護方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006069037A JP2006069037A (ja) | 2006-03-16 |
JP4556567B2 true JP4556567B2 (ja) | 2010-10-06 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03227628A (ja) * | 1990-02-02 | 1991-10-08 | Canon Inc | インクジェット記録装置および記録機構 |
JPH10202907A (ja) * | 1997-01-20 | 1998-08-04 | Seiko Epson Corp | インクジェットプリンタ |
JPH11320897A (ja) * | 1998-03-11 | 1999-11-24 | Canon Inc | 記録ヘッド用キャップ、該キャップを装着可能な記録ヘッド、記録ヘッドへのキャップの取付け方法及び取付け装置 |
JP2003094676A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Sony Corp | インクジェットプリンタ |
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2004
- 2004-09-02 JP JP2004255293A patent/JP4556567B2/ja not_active Expired - Fee Related
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