JP4556501B2 - 過給機およびシール装置 - Google Patents

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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Description

本発明は過給機およびシール装置に係り、特に、ハウジングの一方の側から他方の側に貫通していると共に前記ハウジングに回動自在に係合している駆動軸の隙間をシールするものに関する。
自動車の排ガスと環境の問題が世界的にクローズアップされているなか、乗用車クラスの小型ディーゼルエンジン市場、ガソリンエンジン市場をはじめとして、エミッション規制への対応と低燃費化、性能向上のため過給機の使用が必須となりつつあり、低速から高速域まで広い範囲での性能向上を図ることができる過給機が注目されている。
このような過給機の一つにマルチベーン方式の過給機が存在する。
ここで、図1を参照しつつ前記従来の過給機100について説明する。
前記過給機100はハウジング(筐体)3を備え、このハウジング3の一端部側には遠心式コンプレッサ5が設けられ、他端部側にはラジアルタービン7が設けられている。
前記タービン7と前記コンプレッサ5との間における前記ハウジング3の内部には、前記ハウジング3に対して回転自在なように、回転軸部材9がたとえば流体軸受け11を介して設けられている。
前記回転軸部材9の一端部には、前記コンプレッサ5を構成しているコンプレッサインペラ13が一体的に固定されており、前記回転軸部材9の他端部には、前記タービン7を構成しているタービンインペラ15が一体的に固定されている。
前記ハウジング3は、前記回転軸部材9を支持しているベアリングハウジング17と、前記コンプレッサインペラ13を囲むように前記コンプレッサインペラ13側で前記ベアリングハウジング17に一体的に設けられているコンプレッサハウジング19と、前記タービンインペラ15を囲むように前記タービンインペラ15側で前記ベアリングハウジング17に一体的に設けられているタービンハウジング21とにより構成されている。
また、前記タービンハウジング21には、一端にガス入口(図示せず)を供えたスクロール通路23が設けられており、このスクロール通路23の内周部(前記スクロール通路23と前記タービンインペラ15との間)には、環状のガス流路25が形成されている。
詳しく説明すると、前記環状のガス流路25は、前記タービンインペラ15の先端部側(前記コンプレッサ5とは反対側)で前記タービンインペラ15と前記タービンハウジング21との間に設けられた環状のシュラウド26と、前記シュラウド26から所定の間隔をあけて前記コンプレッサ5側に設けられた環状のノズル支持リング28との間に形成されている。
前記スクロール通路23、前記ガス流路25を通って、自動車のエンジンから出てきた排ガスが前記タービンインペラ15に供給されて前記タービンインペラ15が回転し、前記回転軸部材9を介して前記コンプレッサインペラ13を回転し空気を圧縮するようになっている。
前記タービンインペラ15を回転駆動した後のガスは、前記タービンハウジング21の中心部(前記ベアリングハウジング17とは反対側に位置している中心部)に形成されたガス出口27から排出されるようになっている。
次に、前記過給機100のマルチベーンノズル方式の可変容量装置29について、図1、図2を参照し説明する。
前記マルチベーンノズル方式の可変容量装置29は、図2に示すように、前記環状のガス流路25の円周上に配置された複数のノズルベーン31によって構成されたベーンノズル32を備えている。前記各ノズルベーン31は、前記回転軸部材9の回転中心軸CL1と平行な中心軸を回動中心にして、前記環状のノズル支持リング28および前記環状のシュラウド26に対して回動可能に設けられている。
前記ノズル支持リング28は、スライドジョイント方式などの方式で構成されたベーンノズル駆動機構33(図1参照)を介して、たとえば、図2に実線で示す姿勢から破線で示す姿勢の間で回動するようになっている。なお、図2に実線で示す姿勢に各ノズルベーン31があるときには、前記ベーンノズル32におけるガス流路の幅W1が最も狭くなっており、図2に破線で示す姿勢に各ノズルベーン31があるときには、前記ベーンノズル32におけるガス流路の幅W3が最も広くなっている。
このように、各ノズルベーン31のそれぞれを同じように回動することで、前記ベーンノズル32の流路の大きさを変えることができ、前記タービン7(タービンインペラ15)に供給されるガスの流速を変えることができる。
すなわち、タービンのインペラホイールに支持されたベーンを通過するガスの流量を調整することができる。
前記ベーンノズル駆動機構33は、前記コンプレッサ5側で前記タービン7(ガス流路25、スクロール通路23)に隣接して設けられた環状の駆動機構設置室35内に設けられている。また、前記駆動機構設置室35と、前記ガス流路25、前記スクロール通路23および前記タービンインペラ15との間は、前記環状のノズル支持リング28や円板状の遮断部材37によって遮断され、ガスが駆動機構設置室35内に入り込むこと防いでいる。
前記駆動機構設置室35を構成している前記コンプレッサ5側の壁は、前記タービンハウジング21側に形成されている前記ベアリングハウジング17のフランジ状の部位17Aによって構成されている。
前記ベアリングハウジング17の壁(フランジ状の部位)17Aには、図11に示すように、円筒状のブッシュ102が貫通して一体的に設けられており、このブッシュ102に、前記ベーンノズル駆動機構33を駆動するための駆動軸39が回動自在に係合している。
なお、図11は、従来の過給機100における前記駆動軸39の設置状態を示す図であると共に、図1のIII部の拡大図に対応した図である。
前記駆動軸39は、前記ブッシュ102よりもごく僅かに長く形成されていると共に、前記ベアリングハウジング17の壁17Aを貫通して設けられており、前記駆動機構設置室35内に一端部39A側が位置し、前記駆動機構設置室35内に設けられたベーンノズル駆動機構33に連結部材43を介して前記一端部39A側が連動連結され、前記ベアリングハウジング17の外に他端部39B側が位置している。
前記駆動軸39の他端部39B側は、外側の連結部材45を介して、たとえばダイヤフラムシリンダ(図示せず)のピストンロッドと係合している。そして、前記ダイヤフラムシリンダによって前記駆動軸39が回動し、前記内側の連結部材43と前記ベーンノズル駆動機構33とを介して、前記各ノズルベーン31が回動するようになっている。
なお、前記従来の過給機100に関連する技術として、たとえば、特許文献1に記載の技術が知られている。
実開平5−935号公報
ところで、前記従来の過給機100では、前記環状のガス流路25と前記駆動機構設置室35との間に遮断部材37等を設けてあるが、何らかの要因で前記環状のガス流路25から前記駆動機構設置室35へごく僅かではあるがガスが漏れることがある。
また、前記ブッシュ102に対して前記駆動軸39が回動可能になっていることから、前記ブッシュ102の内径は前記駆動軸39の外径よりも僅かに大きくなっており、前記ブッシュ102と前記駆動軸39との間には、僅かな隙間が存在している。
したがって、前記駆動機構設置室35にガスが漏れた場合、この漏れたガスが、前記ブッシュ102と前記駆動軸39との間に形成されている隙間を通り、図11に矢印AR1で示すような経路で、前記過給機100の外部に漏れる場合があるという問題がある。
このようにガスが漏れると、過給機の効率が低下し、また、大気汚染を引き起こすおそれがある。
なお、前述したように、ブッシュ102と駆動軸39との間に形成されている隙間を通り、外部にガスが漏れるという問題は、可変ノズルを備えた過給機だけでなく、たとえばウェイストゲートバルブを備えた過給機においても同様に発生する。
すなわち、過給機のハウジング内に設けられた前記ウェイストゲートバルブの弁体を支持するために、前記過給機のハウジング内に一端部側が位置し、前記ハウジング外に他端部側が位置していると共に、前記ハウジングに対しブッシュを介して回動自在に係合している駆動軸と、前記ブッシュとの間に形成されている隙間から、排ガスが漏れる場合がある。
さらに、前記問題は、前記過給機100やウェイストゲートバルブを備えた過給機のみならず、ハウジングの一方の側から他方の側へ貫通するように設けられ前記ハウジングに固定されているブッシュと、前記ブッシュに回動自在に係合している駆動軸とを備えていると共に、前記ハウジングの一方の側の流体の圧力が前記他方の側の圧力よりも大きい装置においても、同様に発生する問題である。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、ハウジングの一方の側から他方の側へのガスの漏れを極力少なくすることができる過給機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、タービンインペラのホイールに支持されるベーンを通過するガスの流量を調整するガス流量調整手段を備えた過給機において、ハウジングの壁の一方の側から他方の側へ貫通するように一体的に設けられた筒状のブッシュと、前記ブッシュに回転自在に係合し、前記ブッシュよりも長く形成され、一端部側が前記ハウジング内に位置し、他端部側が前記ハウジング外に位置してあって、一端部に内側連結部材の基端部側が一体的に固定され、他端部に外側連結部材の基端部側が一体的に固定され、前記内側連結部材を介して前記ガス流量調整手段に連結され、前記ガス流量調整手段を駆動するための駆動軸と、前記ハウジング内に位置している前記ブッシュの端面により構成された環状の第1のシール当接面と、前記内側連結部材における前記駆動軸側に位置している平面により構成され、前記第1のシール当接面と当接自在な環状の第2のシール当接面と、 前記ハウジング外に位置している前記ブッシュの端面と前記外側連結部材の間に設けられ、周方向に波状の凹凸が繰り返し形成され、前記第1のシール当接面と前記第2のシール当接面とを互いに押圧付勢する波ワッシャと、を有することを特徴とする
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の過給機において、前記第1のシール当接面および前記第2のシール当接面は、前記ハウジング内のガス圧力と前記ハウジング外の空気圧力との圧力差と、前記波ワッシャの押圧付勢力とにより、互いに押圧付勢されるように設けられていることを特徴とする
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の過給機において、前記ガス流量調整手段は、可変ノズルであることを特徴とする
請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の過給機において、前記ガス流量調整手段は、ウェイストゲートバルブであって、前記駆動軸は、ロッド部材であって、前記内側連結部材は、前記ロッド部材の一端部側に一体的に設けられた弁体支持部材であって、前記外側連結部材は、前記ロッド部材の他端部側に一体的に設けられたリンク部材であることを特徴とする
本発明によれば、前記第1のシール当接面と前記第2のシール当接面とが前記波ワッシャによって互いに押圧付勢されているため、前記第1のシール当接面と前記第2のシール当接面との接触部でガスの漏れを遮断して、前記ブッシュと前記駆動軸との隙間からのガスの漏れを防ぐことができる。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る過給機1の概略構成を示す図である。
図2は、図1におけるIIA−IIB断面を示す図であり、図3は図1におけるIII部の拡大図である。
本発明の第1の実施形態に係る過給機1と前記従来の過給機100との主な相違点は、ノズルベーン駆動機構33を回動するための駆動軸39の設置形態が異なっているところにあり、その他の点は前記従来の過給機100とほぼ同様に構成されている。
したがって、以下の説明においては、前記従来の過給機100の説明と重複する説明を一部省略してあると共に、同様に構成されているものには、同じ符号を付してある。
過給機1は、タービン7の入口側のガス流路25に、可変ノズルの例であるベーンノズル32を備えた過給機であり、ベアリングハウジング17とタービンハウジング21とコンプレッサハウジング19とで構成されたハウジング3を備えている。
また、前記過給機1のタービン7の入口には、タービン7に流入するガスの流速を変えるために上述したベーンノズル32が設けられており、このベーンノズル32を構成している各ノズルベーン31を回動するために、ベーンノズル駆動機構(可変ノズル駆動機構)33が設けられている。
前記ベーンノズル駆動機構33は、前記コンプレッサ5側で前記タービン7に隣接して設けられた駆動機構設置室35の内部に設置されている。なお、前記ベーンノズル駆動機構33や前記駆動機構設置室35が、前記コンプレッサ5とは反対側で前記タービン7に隣接して設けられていてもよい。
前記駆動機構設置室35は、前記ベアリングハウジング17と前記タービンハウジング21と前記ノズルベーン31を支持しているノズル支持リング28等によって囲まれて形成されており、したがって、前記ベーンノズル駆動機構33は前記ハウジング3の内側に設けられていることになる。
また、前記ベーンノズル駆動機構33が設けられている駆動機構設置室35と前記タービン7のガス流路との間には、前記タービン7のガス流路から前記駆動機構設置室35へのガスの流れを遮断するために、円板状の遮断部材37が設けられている。
前記駆動機構設置室35の前記コンプレッサ5側の壁は、前記タービン7側に形成されている前記ベアリングハウジング17のフランジ状の部位17Aによって構成されていると共に、図3に示すように、前記壁(フランジ状の部位)17Aには円筒状ブッシュ41が一体的に設けられている。前記ブッシュ41は、前記壁17Aを貫通して設けられており、したがって、前記ブッシュ41の一端部41A側は、前記駆動機構設置室35内(ハウジング3内)に存在しており、前記ブッシュ41の他端部41B側は、前記駆動機構設置室35の外(ハウジング3の外)に存在していることになる。
前記ブッシュ41には、円柱形状の駆動軸39が回動自在に係合している。すなわち、前記駆動軸39は、前記ブッシュ41を介して前記ハウジング3に対して回動自在に支持されている。
なお、前記ブッシュ41を削除し、前記壁17A(ハウジング3)に対して前記駆動軸39が直接係合するようにしてもよい。
前記駆動軸39の回動中心軸CL3は、回転軸部材9の回転中心軸と平行になっており、前記駆動軸39の外径は、前記ブッシュ41の内径よりも僅かに小さくなっている。
また、前記駆動軸39は、前記ブッシュ41よりも所定の長さだけ長く形成されており、前記駆動軸39の一端部39A側は、前記駆動機構設置室35内に位置し、前記駆動軸39の他端部39B側は、前記駆動機構設置室35の外(前記ハウジング3の外)に位置している。
前記駆動軸39の一端部39A側は、前記駆動機構設置室35内(ハウジング3内)に存在している帯板状の連結部材(内側連結部材)43を介して、前記ハウジング3内に設けられた前記ベーンノズル駆動機構33に連動連結されている。
より詳しく説明すると、前記内側連結部材43の基端部側が、溶接等によって前記駆動軸39の一端部39Aに一体的に固定されており、前記内側連結部材43の先端部側が、前記ベーンノズル駆動機構33に係合し、前記駆動軸39が回動することによって前記内側連結部材43が揺動し、前記ベーンノズル駆動機構33を介して、前記ベーンノズル32を構成している各ノズルベーン31のそれぞれが同じように回動するようになっている。
また、前記駆動軸39の他端部39B側は、前記ハウジング3の外側に存在している帯板状の連結部材(外側連結部材)45を介して、前記ハウジング3の外に設けられたダイヤフラムシリンダ(図示せず)のピストンロッド等のアクチュエータの出力軸に連動連結している。
より詳しく説明すると、前記外側連結部材45の基端部側が、溶接等によって前記駆動軸39の他端部39Bに一体的に固定されており、前記外側連結部材45の先端部側が、前記ダイヤフラムシリンダのピストンロッドに係合しており、前記ピストンロッドが動くことによって前記駆動軸39が回動し、上述したように、前記ベーンノズル32を構成している各ノズルベーン31が回動するようになっている。
また、前記ブッシュ41には、環状の第1のシール当接面47が設けられている。つまり、円筒状に形成されている前記ブッシュ41の前記一端部41Aに形成されている円環状であって平面状の端部が、前記第1のシール当接面47を形成している。
前記第1のシール当接面47は、前記駆動軸39の回動中心軸CL3の延伸方向から眺めたときに、前記駆動軸39の係合部に沿うように、すなわち、たとえば、円柱側面形状に形成され前記駆動軸39のラジアル軸受けを形成している係合部を囲むように形成されている。
なお、前記駆動軸39が、前記ハウジング3に対して直接回動自在に係合しているときには、前記第1のシール当接面47は、前記ハウジング3に形成されることになる。
また、前記駆動軸39に一体的に設置された部材(前記内側連結部材43)には、前記第1のシール当接面47と当接自在な環状の第2のシール当接面49が設けられている。すなわち、前記帯板状の内側連結部材43の基端部側の平面であって、前記ブッシュ41の一端部41Aに対向し当接する円環状の部位が、前記第2のシール当接面49を形成している。
なお、後述する第2の実施形態や第3の実施形態で示すように、前記第2のシール当接面を前記駆動軸に直接形成してもよい。この場合、前記第1のシール当接面の設置箇所が変更されることになる(図5、図6参照)。
上述のように構成されていることにより、前記各シール当接面47、49が、前記ハウジング3の内側(駆動機構設置室35内)に設けられていることなり、前記駆動機構設置室35内のガス圧力が、前記ハウジング3の外側の気体の圧力(たとえば大気圧)よりも高くなった場合、前記駆動機構設置室35内のガス圧力と大気圧との圧力差によって、また、後述する付勢手段51によって、前記第1のシール当接面47と前記第2のシール当接面49とが互いに押圧されることになる。すなわち、前記駆動軸39が、図3に示す矢印AR3の方向に押されることになる。
なお、本明細書において前記各シール当接面47、49の設置形態を変更した場合であっても、上述したように、前記駆動機構設置室35内のガス圧力と前記駆動機構設置室35の大気圧との圧力差によって、前記第1のシール当接面47と前記第2のシール当接面49とが互いに押圧されるように、前記各シール当接面47、49を形成することが望ましい。
また、過給機1には、前記第1のシール当接面47と前記第2のシール当接面49とを互いに押圧付勢する付勢手段51が設けられている。
前記付勢手段51は、前記駆動軸39が前記ハウジング3の外方向(矢印AR3の方向)に移動するように、前記ハウジング3の外に位置している前記ブッシュ41の他端部41Bの端面と、前記駆動軸39の他端部39Bに設けられた外側連結部材45との間に、図4に示すような波ワッシャ53を設けて構成されている。
前記波ワッシャ53は、平ワッシャ状の部材にこの部材の周方向で波状の凹凸を繰り返し形成することにより得られるものである。前記凹凸は前記波ワッシャ53が挟み込まれる方向で凹凸に形成されている。
前記波ワッシャ53を設置するためのスペース(前記ブッシュ41の他端部41Bの端面と、前記駆動軸39の他端部に設けられた外側連結部材45との間のスペース)は、前記駆動軸39の長さが前記ブッシュ41の長さよりも所定の長さだけ長いこと、および、前記各シール当接面47、49が互いに当接していることによって得られるものである。
なお、前記駆動軸39が、前記ハウジング3に対して直接回動自在に係合しているときには、前記波ワッシャ53は、前記外側連結部材45と前記ハウジング3との間に設けられることになる。
また、前記弾性体として、波ワッシャに代えて、皿バネ等の他の弾性体を採用してもよい。
前記第1のシール当接面47と前記第2のシール当接面49とを互いに押圧する方向(図3の矢印AR3の方向)には、前記ハウジング3に対して前記駆動軸39が移動せず、また、前記付勢手段51によって、前記第1のシール当接面47と前記第2のシール当接面49とが互いに離反する方向には、前記ハウジング3に対して前記駆動軸39が移動し難くなっている。したがって、前記第1のシール当接面47、前記第2のシール当接面49および前記付勢手段51によって、前記駆動軸39のスラスト軸受けが形成されていることになる。
次に、前記過給機1の稼動時において、前記ベーンノズル32の各ノズルベーン31を回動する場合について説明する。
前記過給機1が稼動しているとき、前記タービン7のガス流路25等から前記駆動機構設置室35内へ、何らかの要因でガスがごく僅か漏れているものとする。
このごく僅かな漏れにより、前記駆動機構設置室35内のガスの圧力が上昇し大気圧より高くなる。
しかし、前記各シール当接面47、49が前記付勢手段51で押圧付勢されているので、前記ブッシュ41と前記駆動軸39との間の僅かな隙間で形成されているガス流路が遮断される。なお、前記各シール当接面47、49が互いに付勢され当接しているにもかかわらず、前記駆動軸39は回動可能になっている。
過給機1によれば、前記第1のシール当接面47と前記第のシール当接面49とが、前記付勢手段51によって互いに押圧付勢されているので、前記第1のシール当接面47と前記第2のシール当接面49との接触部でガスの漏れを遮断することができ、前記ブッシュ41と前記駆動軸39との間からのガスの漏れを防ぐことができる。そして、過給機1の効率が低下することを防ぎ、また、大気汚染を引き起こすおそれを回避することができる。
また、過給機1によれば、前記付勢手段51による押圧力に加えて、前記ハウジング3内のガスの圧力と前記ハウジング3外の空気の圧力との圧力差により生じた力で、前記第1のシール当接面47と前記第2のシール当接面49とが互いに押圧付勢されているので、前記各シール当接面47、49同士が一層離反し難くなり、前記ブッシュ41と前記駆動軸39との間からのガスの漏れが一層発生しにくくなっている。
さらに、過給機1によれば、前記第1のシール当接面47が、前記ブッシュ41の、前記ハウジング3内に位置している端面41Aで構成されており、前記第2のシール当接面49が、前記駆動軸39の一端部39Aに一体的に設けられた帯板状の連結部材43の平面で構成されており、前記付勢手段51が、前記ブッシュ41の前記ハウジング3の外に位置している端面41Bと前記駆動軸39の他端部39B側に一体的に設けられた連結部材45との間に波ワッシャ53を設けて構成されているので、すなわち簡素な形状や構成の各部材を単純に組み合わせて、各シール当接面47、49や付勢手段51が構成されているので、全体的な構成が簡素であると共に組立てが容易になっている。
また、過給機1によれば、前記付勢手段51として、皿バネや波ワッシャを用いてあるので、小さい設置スペースで大きな付勢力を得ることができると共に、タービン7からの熱によっても付勢力が低下しにくくなっている。
また、過給機1によれば、前記ベーンノズル駆動機構33が設けられている駆動機構設置室35と前記タービンのガス流路の間には、ガスの流れを遮断するための遮断部材37が設けられているので、前記タービン7のガス流路から前記駆動機構設置室35へのガスの流れが遮断され、前記ブッシュ41と前記駆動軸39との間からのガスの漏れを一層抑制することができる。
なお、過給機1において、前記各シール当接面47、49を、ハウジング3の外側に設け、前記波ワッシャ53を、前記駆動機構設置室35内に設けてもよい。
たとえば、図3において示されている第1のシール当接面47と第2のシール当接面49とを互いに離反させ、ここに波ワッシャ53を設置し、前記ブッシュ41の端面41Bと前記外側連結部材45とによって、各シール当接面を形成してもよい。
[第2の実施形態]
図5は、本発明の第2の実施形態に係る過給機に設けられている各シール当接面の設置形態を示す断面図であり、図1におけるIII部の拡大図に対応する図である。
第2の実施形態に係る過給機は、各シール当接面の設置形態が、前記第1の実施形態に係る過給機1とは異なり、その他の点は、前記第1の実施形態に係る過給機1とほぼ同様に構成されておりほぼ同様の効果を奏する。
前記第2の実施形態に係る過給機のブッシュ55は、前記第1の実施形態に係るブッシュ41内部の長手方向の中間部に、短い長さの円柱状の内部空間57を設けた形状に形成されている。なお、前記内部空間57の内径は、前記円筒状のブッシュ41の内径よりも大きくなっている。
前記第2の実施形態に係る過給機の駆動軸59は、前記第1の実施形態に係る駆動軸39の長手方向の中間部に、長さの短い円柱状の鍔61を設けた形状に形成されている。なお、前記鍔61の外径は、前記内部空間57の内径よりも小さくなっており、前記鍔61の長さは前記内部空間57の長さよりも短くなっている。
また、前記鍔61の長手方向の設置位置は、前記ブッシュ55の外側の端面55Bと前記外側連結部材45との間に付勢手段51を構成する波ワッシャ53を設置した場合、前記内部空間57の前記波ワッシャ53側の面57Aと前記鍔61の前記波ワッシャ53側の端面61Aとが互いに接するような位置になっている。波ワッシャ53を上述したように設置した場合、前記ブッシュ55の内側の端面55Aと前記内側連結部材43とは互いに接触することなく離反している。
なお、本実施形態では、前記内部空間57の前記波ワッシャ53側の面57Aが、第1のシール当接面を構成し、前記鍔61の前記波ワッシャ53側の端面61Aが第2のシール当接面を構成している。
図5に示す形態のままでは、ブッシュ55に駆動軸59を組み付けることは不可能であるが、たとえば、ブッシュ55を適宜分割することにより、ブッシュ55に駆動軸59を組み付けることが可能になるものである。
[第3の実施形態]
図6は、本発明の第3の実施形態に係る過給機に設けられている各シール当接面の設置形態を示す断面図であり、図1におけるIII部の拡大図に対応する図である。
第3の実施形態に係る過給機は、各シール当接面の設置形態が、前記第1の実施形態に係る過給機1とは異なり、その他の点は、前記第1の実施形態に係る過給機1とほぼ同様に構成されておりほぼ同様の効果を奏する。
前記第3の実施形態に係る過給機のブッシュ63は、前記第1の実施形態に係るブッシュ41内部の長手方向の中間部に、短い長さの円環状の鍔状の部位(軸を含む平面による断面が矩形状に形成されている鍔状の部位)65を設けた形状に形成されている。なお、前記鍔状の部位65の内径は、前記円筒状のブッシュ41の内径よりも小さくなっている。
前記第3の実施形態に係る過給機の駆動軸67は、前記第1の実施形態に係る駆動軸39の長手方向の中間部に、長さの短い円環状の切り欠き溝(軸を含む平面による断面が矩形状に形成されている切り欠き溝)69を設けた形状に形成されている。なお、前記切り欠き溝69が形成されている部分の外径は、前記鍔状の部位65の内径よりも小さくなっており、前記切り欠き溝69の長さは前記鍔状の部位65の長さよりも長くなっている。
また、前記切り欠き溝69の長手方向の設置位置は、前記ブッシュ63の外側の端面63Bと前記外側連結部材45との間に付勢手段51を構成する波ワッシャ53を設置した場合、前記鍔状の部位65の前記波ワッシャ53とは反対側の面65Aと、前記切り欠き溝69の前記波ワッシャ53とは反対側の面69Aとが互いに接するような位置になっている。波ワッシャ53を上述したように設置した場合、前記ブッシュ63の内側の端面63Aと前記内側連結部材43とは互いに接触することなく離反している。
なお、本実施形態では、前記鍔状の部位65の前記波ワッシャ53とは反対側の面65Aが、第1のシール当接面を構成し、前記切り欠き溝69の前記波ワッシャ53とは反対側の面69Aが、第2のシール当接面を構成している。
さらに、図11に示す形態のままでは、ブッシュ63に駆動軸67を組み付けることは不可能であるが、前記第2の実施形態と同様に、ブッシュ63を適宜分割すること等により、ブッシュ63に駆動軸67を組み付けることが可能になるものである。
ところで、前記各実施形態では、各シール当接面が平面状に形成されているが、必ずしも平面状に形成されている必要はなく、たとえば、球面の一部を採用した形状に形成されていてもよい。
[第4の実施形態]
前記第1の実施形態〜前記第3の実施形態では、可変ノズルの駆動軸の係合部を例に掲げて説明したが、第4の実施形態では、ウェイストゲートバルブの駆動軸の係合部を例に掲げて説明する。
まず、ウェイストゲートバルブについて説明する。
図7は、本発明の第4の実施形態に係る過給機201とこの過給機201が設置されているエンジンE1の概略構成を示す図である。
過給機201は、筐体(ハウジング)203と、この筐体203の内部でたとえば流体軸受け205を介して前記筐体203に対して回転する回転軸部材207と、この回転軸部材207の一端部207A側に設けられた遠心式圧縮機(遠心式コンプレッサ)209と、前記回転軸部材207の他端部207B側に設けられたラジアルタービン211とを備えている。
過給機201は、レシプロエンジンまたはロータリエンジンに使用され、たとえば、4サイクルピストンエンジンE1から出てきた高温高圧の排気ガスG3で前記タービン211を回転駆動し、この回転によって前記圧縮機(コンプレッサ)209を回転駆動し、この圧縮機209の回転によって得られた圧縮空気G1を、前記エンジンE1に供給するようになっている。
なお、前記圧縮空気G1は、前記エンジンE1のシリンダ内での燃料の燃焼に供され、この燃焼によって前記高温高圧の排気ガス(前記タービン211を回転駆動する燃焼ガス)G3が排出されるものである。
また、過給機201には、コンプレッサ209のサージングを防止するためのウェイストゲートバルブ213が設けられている。
ここで、ウェイストゲートバルブ213の構成について例を掲げて説明する。
ウェイストゲートバルブ213は、コンプレッサ209によって圧縮された圧縮空気(エンジンE1に供給される前の圧縮空気)によって作動するダイヤフラムシリンダ215を備えている。このダイヤフラムシリンダ215のピストンロッド217の先端部217A側には、弁体219が設けられている。
前記筐体203には、前記過給機201のタービン211の上流側流体経路221と下流側流体経路223との間を互いにつないでいるウェイストゲートバルブ用貫通孔225が設けられていると共に、前記ピストンロッド217が矢印AR5の方向に移動して、前記ウェイストゲートバルブ用貫通孔225を、前記弁体219で開閉できるようになっている。
そして、コンプレッサ209によって圧縮された圧縮空気の圧力が所定の圧力を超えていない場合には、前記ダイヤフラムシリンダ215に設けられている圧縮バネ227により付勢されて、弁体219が貫通孔225を閉じるようになっている。
一方、コンプレッサ209によって圧縮された圧縮空気の圧力が所定の圧力を超えた場合には、上流側流体経路221から下流側流体経路223へ、タービン211を通らないで、排気ガスG3が直接排出されるようになっている。
すなわち、タービン211のタービンインペラのホイールに支持されているベーン(羽根)を通過するガスの流量を調整することができるようになっている。
このように、排気ガスG3が直接排出されることにより、タービン211の回転速度を低下させることができ、コンプレッサ209の回転数が低下し、エンジンE1に対して過大な圧縮空気を与えることを防止することができるようになっている。
次に、ピストンロッド217の先端部217A側における弁体219の設置状態や弁体219と貫通孔225との関係等について説明する。
図8は、ピストンロッド217の先端部217A側における弁体219の設置状態や弁体219と貫通孔225との関係等について説明する図であり、図9は、図8におけるIX矢視を示す図であり、図10は、図9におけるX部の拡大断面図である。
筐体203には、円柱形状のロッド部材(駆動軸)229が、前記筐体203に一体的に設けられているブッシュ271を介して回動自在に設けられており、このロッド部材229の一端部(筐体203の内部の端部)側には、弁体219を支持している弁体支持部材233が一体的に設けられている。
また、このロッド部材229の他端部(筐体203の外部の端部)側には、棒状のリンク部材231が一体的に設けられており、前記棒状のリンク部材231には、ピストンロッド217の先端部217A側が回動自在に係合している。
そして、前記ピストンロッド217が、図7で示す矢印AR5の方向に移動することにより、揺動中心軸CL5を揺動中心にしてロッド部材229が揺動し(回転)、この揺動によって弁体219が貫通孔225を開閉するようになっている。
なお、前記ピストンロッド217の移動量は少なく、また、前記棒状のリンク部材231とピストンロッド217の先端部217A側との係合部には、僅かな隙間が存在しているので、ダイヤフラムシリンダ215の本体部215Aが筐体203に一体的に固定されていても、前記ロッド部材229を揺動させることができる。
また、前記ロッド部材229の一端部側、前記弁体219、前記弁体支持部材233は、前記過給機201のタービン211の下流側流体経路223内に設けられている。
弁体支持部材233は、上述したように、前記弁体219を支持し、前記ウェイストゲートバルブ用貫通孔225を開閉するために前記ウェイストゲートバルブ用貫通孔225に対して、前記弁体219を移動させるものである。
第1の実施形態に係る過給機1と同様に、前記ブッシュ271の一端面(ハウジング203の外側の端面)と前記リンク部材231との間には波ワッシャ53が設置され、前記ブッシュ271の他端面(ハウジング203の外側の端面;シール当接面)と、前記弁体支持部材233の面(シール当接面)とが互いに押圧されるように付勢している。
そして、第1の実施形態〜第3の実施形態に係る過給機と同様に、前記ブッシュ271と前記ロッド部材229との係合部からガスが漏れ出すことを防ぐことができるようになっている。
なお、前記過給機201のシール当接面やシール当接面の付勢形態を、前記第2の実施形態や前記第3の実施形態に係る過給機と同様に、適宜変更してよい。
本発明の第1の実施形態に係る過給機の概略構成を示す図である。 図1におけるIIA−IIB断面を示す図である。 図1におけるIII部の拡大図である。 波ワッシャの概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る過給機に設けられている各シール当接面の設置形態を示す断面図であり、図1におけるIII部の拡大図に対応した図である。 本発明の第3の実施形態に係る過給機に設けられている各シール当接面の設置形態を示す断面図であり、図1におけるIII部の拡大図に対応した図である。 本発明の第4の実施形態に係る過給機とこの過給機が設置されているエンジンの概略構成を示す図である。 ピストンロッドの先端部側における弁体の設置状態や弁体と貫通孔との関係等について説明する図である。 図8におけるIX矢視を示す図である。 図9におけるX部の拡大断面図である。 従来の過給機におけるベーンノズル駆動機構の駆動軸の設置状態を示す図であると共に、図1のIII部の拡大図に対応した図である。
符号の説明
1、201 過給機
3、203 ハウジング
7、211 タービン
25 ガス流路
32 ベーンノズル
33 ベーンノズル駆動機構
35 駆動機構設置室
37 遮断部材
39、59、67、249 駆動軸
41、55、63、271 ブッシュ
43 内側連結部材
45 外側連結部材
47 第1のシール当接面
49 第2のシール当接面
51 付勢手段
53 波ワッシャ
CL3 回動中心軸

Claims (4)

  1. タービンインペラのホイールに支持されるベーンを通過するガスの流量を調整するガス流量調整手段を備えた過給機において、
    ハウジングの壁の一方の側から他方の側へ貫通するように一体的に設けられた筒状のブッシュと、
    前記ブッシュに回転自在に係合し、前記ブッシュよりも長く形成され、一端部側が前記ハウジング内に位置し、他端部側が前記ハウジング外に位置してあって、一端部に内側連結部材の基端部側が一体的に固定され、他端部に外側連結部材の基端部側が一体的に固定され、前記内側連結部材を介して前記ガス流量調整手段に連結され、前記ガス流量調整手段を駆動するための駆動軸と
    前記ハウジング内に位置している前記ブッシュの端面により構成された環状の第1のシール当接面と、
    前記内側連結部材における前記駆動軸側に位置している平面により構成され、前記第1のシール当接面と当接自在な環状の第2のシール当接面と、
    前記ハウジング外に位置している前記ブッシュの端面と前記外側連結部材の間に設けられ、周方向に波状の凹凸が繰り返し形成され、前記第1のシール当接面と前記第2のシール当接面とを互いに押圧付勢する波ワッシャと、を有することを特徴とする過給機。
  2. 請求項1に記載の過給機において、
    前記第1のシール当接面および前記第2のシール当接面は、前記ハウジング内のガス圧力と前記ハウジング外の空気圧力との圧力差と、前記波ワッシャの押圧付勢力とにより、互いに押圧付勢されるように設けられていることを特徴とする過給機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の過給機において、
    前記ガス流量調整手段は、可変ノズルであることを特徴とする過給機。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の過給機において、
    前記ガス流量調整手段は、ウェイストゲートバルブであって、前記駆動軸は、ロッド部材であって、前記内側連結部材は、前記ロッド部材の一端部側に一体的に設けられた弁体支持部材であって、前記外側連結部材は、前記ロッド部材の他端部側に一体的に設けられたリンク部材であることを特徴とする過給機。
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