JP4556369B2 - 可変容量ターボチャージャ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可変容量ターボチャージャに関する。
【0002】
【従来の技術】
ターボチャージャの一形式として、特開平10−8977号公報(以下、従来技術という)にて提案されているような、可変容量タ一ボチャージャがある。当該可変容量ターボチャージャは、エンジンの低速域では、少ない排気でタービンロータを回転させて所望の過給圧を得るとともに、エンジンの中速域および高速域では、タービンロータの回転をエンジンの回転速度に応じて規制して過給圧を設定された圧力に制御することにより、タ一ボチャージャの機能を向上させるべく意図しているものである。
【0003】
当該可変容量ターボチャージャは、タービンハウジングとコンプレッサハウジング間にて回転可能に支持されて一端がタービンハウジングに臨みかつ他端がコンプレッサハウジングに臨むシャフトと、同シャフトの一端側に一体回転可能に設けられて前記タービンハウジングの排気通路に位置するタービンロータと、前記シャフトの他端側に一体回転可能に設けられて前記コンプレッサハウジングの吸気通路に位置するコンプレッサロータを備えていることを基本構成として、さらには下記のごとく構成されている。
【0004】
すなわち、当該可変容量タ一ボチャージャにおいては、前記タービンハウジングは、前記排気通路における前記タービンロータの上流側を内周スクロール部と外周スクロール部に区画するとともに同外周スクロール部を流通する排気を前記内周スクロール部へ流入させる複数の連通孔を有する区画壁と、前記両スクロール部の流入口側に配設されて前記内周スクロール部と前記外周スクロール部の少なくとも一方への排気の流量を制御する制御弁を備え、前記記各スクロール部のスクロール断面積が上流側から下流側に沿って漸次縮小する先細り形状に形成されている。
【0005】
かかる構成の可変容量タ一ボチャージャにおいては、排気ガス流量の少ない低速域においては、排気ガスが効率的にタービンロータを回転させるために制御弁により外周スクロール部への流入口を閉鎖し、容積の小さな内周スクロール部にのみ排気ガスを導く。また、排気ガスの流量が多い高速域においては、排気ガスが必要以上にタービンロータを回転させないために外周スクロール部への流入口を開き、容積の大きな外周スクロール部にも排気ガスを導く。つまり、エンジンの回転速度に応じて内周スクロール部と外周スクロール部への排気の流入量を制御することにより、エンジンの回転速度に応じた適正量の排気をタービンロータに供給して、コンプレッサロータにおいてエンジンの回転速度に応じて設定された適正な過給圧を得るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来技術の可変容量ターボチャージャに限らず、一般的なターボチャージャにおいては内周スクロール部の断面積を上流側から下流側に向けて漸次縮小させることで内周スクロール部の軸方向長さが、内周スクロール部からタービンロータへの流出口よりも小さくなる領域がスクロールに生じる。特に従来技術の可変容量ターボチャージャにおいては、内周スクロール部の容積が一般的なターボチャージャと比較して小さく設定されているので、内周スクロール部の流入口付近、すなわちスクロール始点位置におけるスクロール断面積も小さく設定されている。このため、内周スクロール部の断面積を漸次縮小させると、内周スクロール部の軸方向長さに対して内周スクロール部からタービンロータへの流出口の軸方向長さが小さくなる領域が、一般的なターボチャージャよりも拡大する可能性がある。この内周スクロール部の軸方向長さに対して内周スクロール部からタービンロータへの流出口の長さよりも小さくなる領域は、排気の流れる通路の断面積が小さくなる領域となるので所謂絞りを生じさせる。このため、内周スクロール部を流れる排気が絞りにより生じた抵抗(圧力損失)によりタービンロータへ適正量流入できなくなる可能性がある。これにより、ターボチャージャの効率は低下し、コンプレッサロータにおいてエンジンの回転速度に応じて設定された過給圧を得ることができなったり、背圧が上昇したりする恐れがある。従って、本発明の目的は、内周スクロール部からタービンロータの入口への流れを円滑にし、当該可変ターボチャージャにおいてその効率を向上させること、をその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために請求項1の発明にて講じた技術的手段は、エンジンの排気通路に挿入されたタービンと、エンジンの吸気通路に挿入されたコンプレッサと、前記タービン内に配設されたタービンロータと、前記コンプレッサ内に配設されたコンプレッサロータと、前記タービンロータと前記コンプレッサロータとをその両端に取り付け、一体的に回転するシャフトと、前記タービンロータよりも上流側の前記タービン内の通路を内周スクロール部と外周スクロール部に区画するとともに同外周スクロール部を流通する排気を前記内周スクロール部へ流入させる複数の連通孔を有する区画壁と、前記両スクロール部の流入口側に配設されて、前記外周スクロール部及び前記内周スクロール部への排気の流量を制御する制御弁を備える可変容量ターボチャージャにおいて、前記内周スクロール部は、スクロール始点位置からスクロール所定位置までの間において相似的に漸次縮小し、前記所定位置から終端位置までの間において、前記内周スクロール部の前記タービンロータへの流出口の軸方向長さと前記内周スクロール部の軸方向の長さとを略同じとし、かつ、径方向に縮小することである。
【0008】
上記した手段によれば、前記内周スクロール部のスクロール所定位置からスクロール終端位置までの間において、内周スクロール部の軸方向長さを内周スクロール部からタービンロータへの流出口の軸方向長さと同じ長さにすることができる。これにより、内周スクロール部からタービンロータへの流出口の軸方向長さよりも内周スクロール部の軸方向長さが小さくなることがない。これによって、内周スクロール部からタービンロータの流出口への排気の流れを円滑にし得る。
【0009】
より好ましくは、前記内周スクロール部の断面積の変化率は一定とすると、よい。
【0010】
また、さらに、前記連通孔の軸方向の長さは、前記所定位置から前記終端位置までの間において前記内周スクロール部から前記タービンロータへの流出口の軸方向長さ略同じとすると、よい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を図面に基づいて説明する。図1および図2は本発明の一例に係る可変容量ターボチャージャを示すもので、当該可変容量ターボチャージャは、連結部10を介して互いに連結されたタービン20とコンプレッサ30にて構成されている。
【0012】
連結部10は、ベアリングハウジング11と、ベアリングハウジング11内にて軸受12を介して回転可能に支持されたシャフト13を備えていて、シャフト13は左右の各端部をベアリングハウジング11から突出させている。シャフト13の一端側はタービン20を構成するタービンハウジング21内に臨み、かつ、シャフト13の他端側はコンプレッサ30を構成するコンプレッサバウジシグ31内に臨んでいる。シャフト13の一端側には、タービン20を構成するタービンロータ22が一体回転可能に固着され、かつ、シャフト13の他端側には、コンプレッサ30を構成するコンプレッサロータ32が一体回転可能に組付けられている。
【0013】
タービン20は、タービンハウジング21と、タービンハウジング21内に位置するタービンロータ22を備えているもので、タービンハウジング21は連結部10を構成するベアリングハウジング11の一側に取付けられている。タービンロータ22は、ベアリングハウジング11の一側を貫通して臨むシャフト13の一端側に一体回転可能に固着されていて、タービンハウジング21内に形成されている排気通路(通路)に位置している。
【0014】
タービンハウジング21は、排気導入口21aと排気排出口21bを備え、排気導入口21aと排気排出口21b間が排気通路に形成されており、同排気通路におけるタービンロータ22の配設位置より上流側に、区画壁23が設けられている。タ一ビンハウジング21におけるタービンロータ22の配設位置より上流側の内周面は、区画壁面に形成されていて、区画壁23は、排気通路におけるタービンロータ22の配設位置より上流側の部位を、内周スクロール部24と外周スクロール部25に区画している。区画壁23には、連通孔23aが下流側に沿って多数形成されている。連通孔23aは、その上流側壁が緩やかな傾斜状に、かつ、その下流側壁がきつい傾斜状に形成されていて、タービンロータ22の軸心に向かって所定の傾斜角度で指向している。
【0015】
当該タービン20においては、タービンハウジング21の排気導入口21a側に制御弁26が配設されている。制御弁26は、外周スクロール部25の流入開口部25a(弁開口)の開口度合いを制御するもので、その先端部が区画壁23の先端部に延びて同先端部の弁座部に着座している。制御弁26は、この状態で外周スクロール部25の流入開口部25aを閉鎖していて、図示しない操作手段にて、エンジンの回転速度に応じて開閉動作を制御される。
【0016】
コンプレッサ30は、コンプレッサハウジング31と、コンプレッサハウジング31内に位置するコンプレッサロータ32を備えているもので、コンプレッサハウジング31は連結部10を構成するベアリングハウジング11の他側に取付けられている。コンプレッサロータ32は、ベアリングハウジング11の他側を貫通して臨むシャフト13の他端側に一体回転可能に組付けられていて、コンプレッサハウジング31内に形成されている吸気通路に位置している。
【0017】
コンプレッサハウジング31は、コンプレッサ導入口31aとコンプレッサ排出口31bを備える。コンプレッサ導入口31aとコンプレッサ排出口31b間にはコンプレッサハウジング31の外周に沿って円環状のスクロール部33、34が形成され、このスクロール部33、34がコンプレッサ通路を形成する。スクロール部33、34はコンプレッサ排出口31bに隣接する位置からコンプレッサ導入口31a側に向けて漸次先細り形状に形成されている。
【0018】
しかして、当該可変容量ターボチャージャにおいては、図1〜図3に示すように、内周スクロール部24および外周スクロール部25は、上流側から下流側に沿って漸次縮小する先細り形状に形成されている。また、外周スクロール部25は内周スクロール部24に比較して、上流側から下流側の全ての部位においてスクロール断面積が大きく設定されている。図3(a)、(b)、(c)、(d)は、両スクロール部24、25の各部位におけるスクロール断面形状を示すもので、図3(a)〜(d)は図2に示すスクロール始点位置(A)、スクロール中間位置(B)、スクロール所定位置(C)、およびスクロール終端位置(D)におけるスクロール断面形状を示している。
【0019】
当該可変容量ターボチャージャにおいて、外周スクロール部25は、スクロール始点位置(A)からスクロール所定位置(C)までの間は、図3(a)〜(c)に示すように、スクロール断面形状が相似的に漸次縮小するように形成されており、かつ、スクロール所定位置(C)からスクロール終端位置(D)までの間は区画壁23の連通孔23aの軸方向の長さを保持した状態で径方向に漸次縮小するように形成されている。なお、軸方向とはタービンロータ22の軸心を通る軸線Lに平行な方向をいう。スクロール所定位置(C)は、連通孔23aの軸方向の長さと内周スクロール部24のタービンロータ22側への流出口24aの軸方向の長さとが略一致する位置に設定されている。
【0020】
同様に、内周スクロール部24は、スクロール始点位置(A)からスクロール所定位置(C)までの間は、図3(a)〜(c)に示すように、スクロール断面形状が相似的に漸次縮小するように形成されており、かつ、スクロール所定位置(C)からスクロール終端位置(D)までの間は内周スクロール部24のタービンロータ22側への流出口24aの軸方向の長さを保持した状態で、径方向に漸次縮小するように形成されている。そして、スクロール所定位置(C)からスクロール終端位置(D)までの断面積の変化率がスクロール始点位置(A)からスクロール所定位置(C)までの断面積の変化率となるように、内周スクロール部24を径方向へ縮小させている。すなわち、スクロール始点位置(A)においては、図3(a)に示すように、内周スクロール部24は略正方形形状を呈し、スクロール所定位置(C)においては、図3(c)に示すように略相似形状に縮小された略正方形形状を呈するように漸次縮小される。そして、スクロール所定位置(C)からスクロール終点位置(D)までの間は、図3(d)に示すように、内周スクロール部24のタービンロータ22への流出口24aの軸方向長さを保ちつつ、断面積の変化率を一定(スクロール所定位置(A)からスクロール所定位置(C)までの断面積の変化率と同じ断面積の変化率)となるよう断面形状を変化させているので、横長の長方形形状を呈する。この径方向の断面形状の変化は、区画壁23をタービンロータ22側に向かって径方向に縮径させることによって行われる。
【0021】
上記した可変容量ターボチャージャの作動について説明する。
【0022】
当該可変容量ターボチャージャにおいては、エンジンからの排気を、タービン20を構成するタービンハウジング21の排気導入口21aを通して排気通路に導入することにより作動し、コンプレッサ30においては設定された過給圧を発生させ、この過給圧を図示しないエンジンの吸気口に供給する。
【0023】
当該可変容量ターボチャージャにおいて、排気量が少ないエンジンの低速域では、外周スクロール部25の流入開口部25aが制御弁26により閉鎖されていて、タービンハウジング21の排気導入口21aを通して導入された排気は内周スクロール部24に流入する。内周スクロール部24を流れる排気はタービンロータ22の接線方向からタービンロータ22に当たり、タービンロータ22を効率よく回転させる。その後、排気は、排気排出口21bを経て外部へ排出される。この間、タービンロータ22の回転によりシャフト13が回転して、コンプレッサロータ32を回転させる。この結果、大気がコンプレッサハウジング31のコンプレッサ導入口31aから図示しないエンジンの吸気通路に導入され、コンプレッサロータ32により圧縮されて設定された過給圧となって、コンプレッサ排出口31bを経て高い密度の吸気としてエンジンの吸気口へ導入される。
【0024】
これにより、当該ターボチャージャは内周スクロール24の容積のタービンを有する容量の小さなターボチャージャとして機能し、少ない排気にでも効率よくタービンロータ22を回転させることができる。
【0025】
一方、排気量が多いエンジンの中速域または高速域では、制御弁26の作動により外周スクロール部25の流入開口部23aがエンジンの回転速度に応じて開放されて、タービンハウジング21の排気導入口21aを通して導入された排気は内周スクロール部24と外周スクロール部25の両者に流入し、内周スクロール部24に流入した排気は上記したと同様にタービンロータ22を回転させて排気排出口21bを経て外部へ排出される。
【0026】
この間、外周スクロール部25に流入した排気は、区画壁23の各連通口23aを通して内周スクロール部24に流入する。この場合、排気の内周スクロール部24への流入方向は、各連通口23aの指向方向に沿った方向、すなわちタービンロータ22の軸心へ向かう方向となる。内周スクロール部24内を流れる排気の流れは、上記したようにタービンロータ22の接線方向からタービンロータ22に当たっているが、外周スクロール部25からの内周スクロール部24に流入する排気の流れにより、タービンロータ22の回転中心方向に向かう流れに変える。さらに、タービンロータ22に当たる排気の流れの流速も低下する。これにより、タービンロータ22の回転は抑制されて、コンプレッサロータ32の必要以上の回転が防止され、エンジンの中速域または高速域の排気量が多い領域においても設定された過給圧に制御される。
【0027】
ところで、当該可変容量ターボチャージャにおいては、内周スクロール部24の容量およびスクロール断面積を小さく設定し、外周スクロール部25の容量およびスクロール断面積を大きく設定し、エンジンの運転状態に応じて、内周スクロール部と外周スクロール部への排気の流入量を制御することにより可変レンジを有し、効率のよい可変容量ターボチャージャを構成しているが、特に、内周スクロール部24をスクロール始点位置(A)からスクロール部所定位置(C)までの間は内周スクロール部24のスクロール断面を相似的に漸次縮小させ、かつ、スクロール所定位置(C)からスクロール終端位置(D)までの間は内周スクロール部24のタービンロータ22への流出口24aの軸方向長さを保持しつつ径方向に漸次縮小させる構成としている。
【0028】
このような内周スクロール部24のスクロール断面の形状により、内周スクロール部24のタービンロータ22への流出口24aの軸方向長さよりも内周スクロールの断面の軸方向長さが小さくなることがスクロール所定位置(C)からスクロール終端位置(D)までの間においても防止できるので、内周スクロール部24を流れる排気がタービンロータ22への流出することを妨げることなく、円滑に流出させることができる。これにより、内周スクロール部24における抵抗を低減させて当該ターボチャージャの効率を向上させることができる。また、当該ターボチャージャにおいては、スクロール所定位置(C)からスクロール終端位置(D)までの間において、連通口23aの軸方向長さを内周スクロール部24のタービンロータ22への流出口24aの軸方向長さと一致させているため、外周スクロール部25から内周スクロール部24への排気の流入を妨げることなく円滑に流入させることができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、内周スクロール部のスクロール所定位置からスクロール終端位置までの間は、内周スクロール部のタービンロータへの流出口の軸方向の長さと内周スクロール部の軸方向の長さとを同じにできる。これにより、内周スクロール部のタービンロータへの流出口の軸方向長さよりも内周スクロール部の軸方向長さが小さくなることがない。これによって、内周スクロール部からタービンロータの流出口への流れを円滑にし、可変容量ターボチャージャの効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る可変容量ターボチャージャの断面図である。
【図2】同可変容量ターボチャージャの図1における22線での断面図である。
【図3】同可変容量ターボチャージャの図2に示すスクロール始点位置(A)における断面図(a)、同中間位置(B)における断面図(b)、同所定位置(C)における断面図(c)、および終端位置(D)における断面図(d)である。
【符号の説明】
10 連結部
11 ベアリングハウジング
12 軸受
13 シャフト
20 タービン
21 タービンハウジング
21a 排気導入口
21b 排気排出口
22 タービンロータ
23 区画壁
23a 連通孔
24 内周スクロール部
24a 流出口
25 外周スクロール部
25a 流入開口部
30 ハウジング

Claims (3)

  1. エンジンの排気通路に挿入されたタービンと、
    エンジンの吸気通路に挿入されたコンプレッサと、
    前記タービン内に配設されたタービンロータと、
    前記コンプレッサ内に配設されたコンプレッサロータと、
    前記タービンロータと前記コンプレッサロータとをその両端に取り付け、一体的に回転するシャフトと、
    前記タービンロータよりも上流側の前記タービン内の通路を内周スクロール部と外周スクロール部に区画するとともに同外周スクロール部を流通する排気を前記内周スクロール部へ流入させる複数の連通孔を有する区画壁と、
    前記両スクロール部の流入口側に配設されて、前記外周スクロール部及び前記内周スクロール部への排気の流量を制御する制御弁を備える可変容量ターボチャージャにおいて、
    前記内周スクロール部は、スクロール始点位置からスクロール所定位置までの間において相似的に漸次縮小し、前記所定位置から終端位置までの間において前記内周スクロール部の前記タービンロータへの流出口の軸方向長さと前記内周スクロール部の軸方向の長さとを略同じとし、かつ、径方向に縮小することを特徴とする可変容量ターボチャージャ。
  2. 請求項1に記載の可変容量ターボチャージャにおいて、前記内周スクロール部の断面積の変化率は一定であることを特徴とする可変容量ターボチャージャ。
  3. 請求項1または2に記載の可変容量ターボチャージャにおいて、前記連通孔の軸方向の長さは、前記所定位置から前記終端位置までの間において前記内周スクロール部から前記タービンロータへの流出口の軸方向長さ略同じとすることを特徴とする可変容量ターボチャージャ。
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