JP4554263B2 - エレベーターの保守点検システム - Google Patents

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本発明は、エレベーターの保守点検システムに関するものである。
一般に、エレベーターの保守点検を行う場合には、エレベーター保守会社の保守技術者がエレベーターの設置現場に出向き、エレベーターの運転を通常運転から保守点検運転(保守点検運転モード)に切り替えて、保守点検作業を実施するようにしていた。そして、エレベーターの運転を、通常運転から保守点検運転に切り替える場合には、エレベーターの設置現場に出向いた保守技術者により、その保守技術者が所持する鍵によって操作可能となる保守スイッチ(保守点検モード切り替えスイッチ)を操作することで、行うようにしていた(特許文献1を参照)。
特開2000−355471号公報(段落番号0016〜段落番号0041、図1)
上述した特開2000−355471号公報に記載のエレベーターの保守点検システムでは、エレベーターの設置現場に出向いた保守技術者が所持するところの鍵が、盗難若しくは紛失などにより第三者に渡ってしまった場合に、その第三者により、その鍵を用いて、保守スイッチ(保守点検モード切り替えスイッチ)が悪戯などで操作されてしまい、エレベーターの運転が通常運転から保守点検運転に切り替えられてしまうという問題があった。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、悪戯などで通常運転から保守点検運転に切り替えられるのを防止できるエレベーターの保守点検システムを提供するにある。
上記目的は、エレベーターの乗りかごを昇降させる制御を少なくとも行う制御装置と、この制御装置を監視する監視装置と、この監視装置に通信回線を介して接続される遠隔監視施設に設置した端末装置と、エレベーター設置現場にて保守点検運転モードに切り替えるための第1切り替え手段と、前記遠隔監視施設にて保守点検運転モードに切り替えるための第2切り替え手段とを含み、前記第1切り替え手段による第1運転モード切り替え指令と前記第2切り替え手段による第2運転モード切り替え指令との両指令が、前記制御装置に入力された場合に、保守点検運転モードによる運転を実行する構成にし、前記第1運転モード切り替え指令のみが前記制御装置に格納された状態若しくは前記第2運転モード切り替え指令のみが前記制御装置に格納された状態では、前記保守点検運転モードによる運転で前記乗りかごが昇降させられることがなく、前記第1切り替え手段を、前記乗りかご内に設置した保守点検モード切り替えスイッチの操作をオンすることで、前記保守点検モード切り替えスイッチのオン状態が前記第1運転モード切り替え指令として前記制御装置に入力される構成とし、しかも、前記第2切り替え手段を、前記遠隔監視施設に設置した端末装置を操作することで、前記第2運転モード切り替え指令が前記通信回線及び前記監視装置を介して前記制御装置に入力される構成にすることにより、達成できる。
本発明によれば、エレベーター設置現場にて保守点検運転モードに切り替えるための第1切り替え手段を、乗りかご内に設置した保守点検モード切り替えスイッチの操作をオンすることで、保守点検モード切り替えスイッチのオン状態が第1運転モード切り替え指令として乗りかごを昇降させる制御を行う制御装置に入力される構成とし、しかも、遠隔監視施設にて保守点検運転モードに切り替えるための第2切り替え手段を、遠隔監視施設に設置した端末装置を操作することで、第2運転モード切り替え指令が通信回線及び監視装置を介して制御装置に入力される構成としたことから、エレベーター設置現場にて第1切り替え手段が操作されても、遠隔監視施設にて第2切り替え手段が操作されないと、保守点検運転モードによる運転が実行されないので、エレベーター設置現場での悪戯などによって、通常運転から保守点検運転に切り替えられることがなくなり、安全性にすぐれたエレベーターの保守点検システムを提供できる。
以下、本発明に係るエレベーターの保守点検システムの一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示し、エレベーターの保守点検システム全体の機能ブロック図である。図2は、本発明の一実施形態を示し、エレベーターの保守点検システムに係わる端末装置の操作表示画面図である。図3は、本発明の一実施形態に係わるエレベーターの保守点検システムを用いた保守作業手順を示すフローチャートである。図4は、本発明の他実施形態に係わるエレベーターの保守点検システムを用いた保守作業手順を示すフローチャートである。
図1に示すエレベーターの保守点検システムは、エレベーター1の昇降路2内に設置した乗りかご3を昇降させる制御を行う制御装置4(制御盤)と、この制御装置4を監視する監視装置5と、この監視装置5に通信回線6を介して接続される遠隔監視施設7内に設置した端末装置8と、エレベーター1の設置現場にて保守点検運転モードに切り替えるための第1切り替え手段9と、遠隔監視施設7にて保守点検運転モードに切り替えるための第2切り替え手段10とを含み、第1切り替え手段9による第1運転モード切り替え指令と第2切り替え手段10による第2運転モード切り替え指令との両指令が、制御装置4に入力された場合に、保守点検運転モードによる運転を実行する構成になっている。ここで、遠隔監視施設7とは、監視センター若しくはエレベーター保守会社のサービス拠点となる事務所などをいう。
第1切り替え手段9は、乗りかご3内に設けた保守点検モード切り替えスイッチ11の操作をオンすることで、第1運転モード切り替え指令が、制御装置4に入力される構成としてある。第2切り替え手段10は、遠隔監視施設7に設置した端末装置8を操作することで、第2運転モード切り替え指令が、監視装置5を介して制御装置4に入力される構成としてある。
乗りかご3内の側壁には、図1に示すように、エレベーター運転盤12(乗りかご内操作盤)及びスイッチボックス13が設けられている。スイッチボックス13内には、保守点検モード切り替えスイッチ11が設置されている。スイッチボックス13の上面開口には、施錠装置を備えた開閉蓋(図示せず)が設けられている。エレベーター1の通常運転状態時には、スイッチボックス13の上面開の開閉蓋は、閉じられており、しかも、施錠装置により開かないようにしてある。保守点検モード切り替えスイッチ11は、スイッチボックス13における開閉蓋の施錠装置に、エレベーター設置現場に出向く保守技術者Aが常時所持する鍵14をセットすることにより、その開閉蓋を開いた状態にすることで、オンオフの操作をすることができるようにしてある。図1において、符号15、15A、15B、15Cは、エレベーター1の各乗り場を、符号16は、エレベーター1の設置現場に出向く保守技術者Aが所持する携帯電話16を、符号Bは、遠隔監視施設7内に勤務して端末装置8を操作するところの保守技術者を、それぞれ示している。
制御装置4及び監視装置5は、図1に示すように、昇降路2内にて縦方向に並べて設置されている。制御装置4は、乗りかご3を昇降させる制御を行うと共に、保守点検モード切り替えスイッチ11の設定状態(オンオフ状態)を取り込み格納する機能及び遠隔監視施設7の端末装置8から監視装置5を介して送信されてくる第2運転モード切り替え指令を取り込み格納する機能を有している。監視装置5は、通信回線6を介して遠隔監視施設の端末装置8との間で、各種データの信号を送受信することができる。通信回線6は、電話回線などの有線回線若しくはインターネットなどの無線回線が用いられている。
遠隔監視施設の端末装置8には、エレベーター1に関する様々なデータ、例えば、エレベーター1の製造番号及び機種、監視装置5の設置場所の電話番号などが格納されている。端末装置8には、図2に示すような、操作表示画面17が表示される。操作表示画面17は、図2に示すように、第2切り替え手段10を構成するところの設定釦部17A及び解除釦部17Bと、操作表示画面17を閉じさせる閉釦部17Cと、「保守点検モードを設定します。保守点検モードにするには『設定』、保守点検モードを解除するには『解除』ボタンを押してください。」という文字表示部17Dとからなっている。
制御装置4は、乗りかご3内に設けた保守点検モード切り替えスイッチ11のオン状態を第1運転モード切り替え指令として制御装置4に格納され、しかも、端末装置8における操作表示画面17の設定釦部17Aを押すことにより遠隔監視施設7の端末装置8から監視装置5を介して送信されてくる第2運転モード切り替え指令が制御装置4に格納された場合にのみ、保守点検運転モードによる運転で乗りかご3を昇降させるように制御している。したがって、第1運転モード切り替え指令のみが制御装置4に格納された状態若しくは第2運転モード切り替え指令のみが制御装置4に格納された状態では、保守点検運転モードによる運転で乗りかご3が昇降させられることがない。
上記一実施形態のエレベーターの保守点検システムを用いた保守作業手順を、図3に基づいて、次に、詳説する。
まず、始めに、保守技術者Aは、エレベーター保守会社のサービス拠点の事務所などからエレベーター1の設置現場に出向き、各乗り場15、15A、15B、15Cのうちの、任意の乗り場(本実施形態では、乗り場15A)から、図3の手順S1に示すように、乗りかご3を呼び寄せて、その乗りかご3内に乗り込む。
次いで、保守技術者Aは、乗りかご3内に乗り込んだならば、図3の手順S2に示すように、乗りかご3内のスイッチボックス13の開閉蓋を保守技術者Aが所持する鍵14によって開ける。
次いで、スイッチボックス13の開閉蓋を開けたならば、図3の手順S3に示すように、スイッチボックス13内に設置されている保守点検モード切り替えスイッチ11を、保守技術者Aにより、オン状態にする。このオン状態は、第1運転モード切り替え指令として制御装置4に入力されて、その制御装置4に格納される。
次いで、保守技術者Aは、保守点検モード切り替えスイッチ11をオン状態にしたならば、図3の手順S4に示すように、携帯電話16によって、遠隔監視施設7であるエレベーター保守会社の事務所内に勤務する保守技術者Bに、保守点検モード切り替えの依頼、すなわち、第2運転モード切り替え指令の送信の依頼をする。
次いで、図3の手順S5に進み、遠隔監視施設7内の保守技術者Bは、図2に示す端末装置8における操作表示画面17の設定釦部17Aを押すことで、第2運転モード切り替え指令の監視装置5への送信を、換言すれば、遠隔監視施設7であるエレベーター保守会社の事務所内から保守点検モードの切り替え許可信号の送信を、実行する。遠隔監視施設7の端末装置8から監視装置5に送信されてきた第2運転モード切り替え指令は、制御装置4に入力され、その制御装置4に格納される。
次いで、第2運転モード切り替え指令が制御装置4に入力されると、既に、第1切り替え手段9による第1運転モード切り替え指令が制御装置4に入力されているので、保守点検運転モードでエレベーター1が運転されて、保守技術者Aによる所定の保守点検作業が、図3の手順S6に示すように、行われる。保守技術者Aによる所定の保守点検作業が完了したならば、図3の手順S7に進む。
次いで、図3の手順S7では、保守技術者Aが保守点検モード切り替えスイッチ11をオフ状態にする。その後、保守技術者Aは、乗りかご3内のスイッチボックス13の開閉蓋を閉じて、その開閉蓋を鍵14により、図3の手順S8に示すように、施錠する。
次いで、スイッチボックス13の開閉蓋を施錠したならば、図3の手順S9に進み、保守技術者Aは、携帯電話16によって、所定の保守点検作業が完了した旨の連絡を、遠隔監視施設7内に勤務する保守技術者Bに行う。
次いで、遠隔監視施設7内に勤務する保守技術者Bは、保守技術者Aからの、所定の保守点検作業が完了した旨の連絡を受けたならば、図3の手順S10に進み、図2に示す端末装置8における操作表示画面17の解除釦部17Bを押すことで、遠隔監視施設7の端末装置8から監視装置5に保守点検モード解除指令を送信して、制御装置4に格納された第2運転モード切り替え指令を消去させることにより、エレベーター1の運転を保守点検運転から通常運転に復帰させる。
以上のように、上記一実施形態のエレベーターの保守点検システムによれば、盗難若しくは紛失などにより第三者に渡ってしまった保守技術者Aの鍵14を用いて、その第三者がイッチボックス13の開閉蓋を開き、保守点検モード切り替えスイッチ11を悪戯で操作しても、遠隔監視施設7の端末装置8からの第2運転モード切り替え指令が制御装置4に入力されていないので、エレベーター1の運転が通常運転から保守点検運転(保守点検運転モード)に切り替えられるのを防止できるため、エレベーター1を利用する乗客の安全を確保できる。また、上記一実施形態のエレベーターの保守点検システムによれば、エレベーター設置現場に出向いた保守技術者Aが保守点検モード切り替えスイッチ11を操作して第1運転モード切り替え指令を制御装置4に入力させた後、保守技術者Aが所持する携帯電話16により、遠隔監視施設7内に勤務する保守技術者Bに対して、第2運転モード切り替え指令を監視装置5に送信するように依頼するようにしており、その依頼を受けた際に、保守技術者A本人であるか否かを遠隔監視施設7内の保守技術者Bが確認することができるので、第三者の悪戯によるエレベーター11の保守点検運転を阻止できる。
次に、本発明の他実施形態のエレベーターの保守点検システムを説明する。上記一実施形態のエレベーターの保守点検システムと他実施形態のエレベーターの保守点検システムとは、第1切り替え手段9を、前者が「保守点検モード切り替えスイッチ11の操作をオンすることで、第1運転モード切り替え指令が制御装置4に入力される」構成としているのに対して、後者が「エレベーター運転盤12を特殊操作することで、第1運転モード切り替え指令が制御装置4に入力される」構成とするようにしている点と、制御装置4を、前者が「保守点検モード切り替えスイッチ11の設定状態(オンオフ状態)を取り込み格納する機能を有する」構成としているのに対して、後者が「エレベーター運転盤12の特殊操作の状態を取り込み格納する機能を有する」構成としている点で相違しており、他の点では両者を同一としてある。なお、本発明の他実施形態のエレベーターの保守点検システムにおいては、エレベーター運転盤12の行く先登録釦若しくはドア開閉釦を、例えば、特定の順番で押す操作のことを、エレベーター運転盤12の特殊操作と称している。
上記他実施形態のエレベーターの保守点検システムを用いた保守作業手順を、図4に基づいて、次に、詳説する。
まず、始めに、保守技術者Aは、エレベーター保守会社のサービス拠点の事務所などからエレベーター1の設置現場に出向き、各乗り場15、15A、15B、15Cのうちの、任意の乗り場(本実施形態では、乗り場15A)から、図4の手順S11に示すように、乗りかご3を呼び寄せて、その乗りかご3内に乗り込む。
次いで、保守技術者Aは、乗りかご3内に乗り込んだならば、図4の手順S12に進み、乗りかご3内のエレベーター運転盤12の行く先登録釦若しくはドア開閉釦を特定の順番で押すこと(特殊操作)により、第1運転モード切り替え指令を、制御装置4に入力させて、その制御装置4に格納される(保守点検モード切り替え)。
次いで、保守技術者Aは、エレベーター運転盤12を特殊操作したならば、図4の手順S13に示すように、携帯電話16によって、遠隔監視施設7であるエレベーター保守会社の事務所内に勤務する保守技術者Bに、保守点検モード切り替えの依頼、すなわち、第2運転モード切り替え指令の送信の依頼をする。
次いで、遠隔監視施設7内の保守技術者Bは、図2に示す端末装置8における操作表示画面17の設定釦部17Aを押すことで、第2運転モード切り替え指令の監視装置5への送信を、換言すれば、遠隔監視施設7であるエレベーター保守会社の事務所内から保守点検モードの切り替えを、図4の手順S14に示すように、実行する。遠隔監視施設7の端末装置8から監視装置5に送信されてきた第2運転モード切り替え指令は、制御装置4に入力されて、その制御装置4に格納される。
次いで、第2運転モード切り替え指令が制御装置4に入力されると、既に、第1切り替え手段9による第1運転モード切り替え指令が制御装置4に入力されているので、保守点検運転モードでエレベーター1が運転されて、保守技術者Aによる所定の保守点検作業が、図4の手順S15に示すように、行われる。保守技術者Aによる所定の保守点検作業が完了したならが、図4の手順S16に進む。
次いで、図4の手順16では、保守技術者Aがエレベーター運転盤12を特殊操作して制御装置4に格納された第1運転モード切り替え指令を消去する。その後、保守技術者Aは、図4の手順S17に示すように、携帯電話16によって、所定の保守点検作業が完了した旨の連絡を、遠隔監視施設7内に勤務する保守技術者Bに行う。
次いで、遠隔監視施設7内の保守技術者Bは、保守技術者Aからの、所定の保守点検作業が完了した旨の連絡を受けたならば、図4の手順S18に進み、図2に示す端末装置8における操作表示画面17の解除釦部17Bを押すことで、遠隔監視施設7の端末装置8から監視装置5に保守点検モード解除指令を送信して、制御装置4に格納された第2運転モード切り替え指令を消去させることにより、エレベーター1の運転を保守点検運転から通常運転に復帰させる。
以上のように、上記他実施形態のエレベーターの保守点検システムによれば、エレベーター運転盤12を特殊操作方法(エレベーター運転盤12の行く先登録釦若しくはドア開閉釦を押す特定の順番)が第三者に知れ渡ってしまい、その第三者によって、悪戯でエレベーター運転盤12が特殊操作されても、遠隔監視施設7の端末装置8からの第2運転モード切り替え指令が制御装置4に入力されていないので、エレベーター1の運転が通常運転から保守点検運転(保守点検運転モード)に切り替えられることがなく、エレベーター1を利用する乗客の安全を確保できると共に、エレベーター設置現場に出向く保守技術者Aは、鍵14を所持しなくても、エレベーター1の保守点検作業を実行させることができる。
上記両実施形態においては、第2切り替え手段10を、遠隔監視施設7に設置した端末装置8を操作することで、第2運転モード切り替え指令が監視装置5を介して制御装置4に入力される構成としているが、これに限定されない。第2切り替え手段10は、保守点検日に、遠隔監視施設7に設置した端末装置8から第2運転モード切り替え指令が、監視装置5を介して制御装置4に自動的に入力される構成とするようにしてもよい。第1切り替え手段9を、エレベーター運転盤12を特殊操作することで、第1運転モード切り替え指令が制御装置に入力される構成とし、しかも、第2切り替え手段10を、保守点検日に、遠隔監視施設7に設置した端末装置8から第2運転モード切り替え指令が、通信回線6及び監視装置5を介して制御装置4に自動的に入力される構成とすれば、エレベーター1の設置現場に出向く保守技術者Aは、鍵14及び携帯電話16を所持しなくとも、エレベーター1の保守点検運転を実行させることができ、便利である。
本発明の一実施形態を示し、エレベーターの保守点検システム全体の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態を示し、エレベーターの保守点検システムに係わる端末装置の操作表示画面図である。 本発明の一実施形態に係わるエレベーターの保守点検システムを用いた保守作業手順を示すフローチャートである。 本発明の他実施形態に係わるエレベーターの保守点検システムを用いた保守作業手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 エレベーター
2 昇降路
3 乗りかご
4 制御装置
5 監視装置
6 通信回線
7 遠隔監視施設
8 端末装置
9 第1切り替え手段
10 第2切り替え手段
11 保守点検モード切り替えスイッチ
12 エレベーター運転盤
13 スイッチボックス
14 鍵
15、15A、15B、15C 乗り場
16 携帯電話
17 操作表示画面
17A 設定釦部
17B 解除釦部
17C 閉釦部
17D 文字表示部
A、B 保守技術者

Claims (3)

  1. エレベーターの乗りかごを昇降させる制御を少なくとも行う制御装置と、この制御装置を監視する監視装置と、この監視装置に通信回線を介して接続される遠隔監視施設に設置した端末装置と、エレベーター設置現場にて保守点検運転モードに切り替えるための第1切り替え手段と、前記遠隔監視施設にて保守点検運転モードに切り替えるための第2切り替え手段とを含み、前記第1切り替え手段による第1運転モード切り替え指令と前記第2切り替え手段による第2運転モード切り替え指令との両指令が、前記制御装置に入力された場合に、保守点検運転モードによる運転を実行する構成にし、前記第1運転モード切り替え指令のみが前記制御装置に格納された状態若しくは前記第2運転モード切り替え指令のみが前記制御装置に格納された状態では、前記保守点検運転モードによる運転で前記乗りかごが昇降させられることがなく、
    前記第1切り替え手段を、前記乗りかご内に設置した保守点検モード切り替えスイッチの操作をオンすることで、前記保守点検モード切り替えスイッチのオン状態が前記第1運転モード切り替え指令として前記制御装置に入力される構成とし、しかも、前記第2切り替え手段を、前記遠隔監視施設に設置した端末装置を操作することで、前記第2運転モード切り替え指令が前記通信回線及び前記監視装置を介して前記制御装置に入力される構成としたことを特徴とするエレベーターの保守点検システム。
  2. 前記保守点検モード切り替えスイッチを収納するスイッチボックスと、このスイッチボックスの開閉蓋を施錠する鍵を設け、この鍵によって前記開閉蓋を開いた状態にしたとき、前記保守点検モード切り替えスイッチを操作できるようにしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの保守点検システム。
  3. 前記端末装置は、前記制御装置に格納された前記第2運転モード切り替え指令を消去させる保守点検モード解除指令を前記監視装置に送信する解除手段を有することを特徴とする請求項記載のエレベーターの保守点検システム。
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