JP4552343B2 - コンタクト部品および該コンタクト部品を備えたコネクタ - Google Patents

コンタクト部品および該コンタクト部品を備えたコネクタ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント基板に取り付けられ、外部端子と接続することにより、電気信号を伝達する多極コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のコネクタの一例について説明する。
【0003】
図45は、従来の多極コネクタのコネクタプラグおよびコネクタソケットの分解斜視図であり、図46は、従来の多極コネクタのコネクタプラグおよびコネクタソケットの縦断面図である。
【0004】
従来の多極コネクタ200は、図45に示すように、コネクタプラグ201と該コネクタプラグ201を収容するコネクタソケット210とから構成されている。
【0005】
前記コネクタプラグ201は、図45に示すように、後述するプラグ側コンタクト部品215を保持するプラグ側絶縁ハウジング202と、該プラグ側絶縁ハウジング202の外周を覆う金属製のプラグ側電磁シールド203と、該プラグ側電磁シールド203の外周を覆うカバー204とから構成されている。
【0006】
前記プラグ側電磁シールド203の上面ほぼ中央には、図45に示すように、誤挿入防止凸部205が設けられている。
【0007】
前記コネクタソケット210は、図45に示すように、後述するソケット側コンタクト部品220を保持するソケット側絶縁ハウジング211と、該ソケット側絶縁ハウジング211の上面および左右側面を覆う金属製のソケット側電磁シールド212を有している。
【0008】
前記ソケット側絶縁ハウジング211は、樹脂で形成されており、その内壁面に図45に示すように、前記誤挿入防止凸部205と係合し、前記コネクタプラグ10を上下の向きを間違うことなく前記コネクタソケット210に挿入するための誤挿入防止凹部213を有している。
【0009】
次に、従来の多極コネクタのプラグ側コンタクト部品について説明する。
図47(a)および(b)は、従来の多極コネクタのプラグ側コンタクト部品の構造の一例を示す上面図、右側面図であり、図47(c)は、該プラグ側コンタクト部品の接触部の前面図である。また、図48(a)および(b)は、従来の多極コネクタのプラグ側コンタクト部品の構造の一例を示す上面図、右側面図であり、図48(c)は、該プラグ側コンタクト部品の接触部の前面図である。
【0010】
該プラグ側コンタクト部品215aおよび215bは、図47および図48に示すように、いずれも一方の端部に相手方のソケット側コンタクト部品220と接触する接触部223aおよび223bを有しており、他方の端部に導線を挟持し、固定するとともに当該プラグ側コンタクト部品215と導線との電気的な接続を図るための導線接続部217を有している。
【0011】
前記接触部223aは、図47(a)ないし(c)に示すように、金属板材を打ち抜き加工などによってほぼ長方形に形成したものであり、この接触部223と相手方のソケット側コンタクト部品220との接触により、当該プラグ側コンタクト部品215と、前記ソケット側コンタクト部品220とが導通する。
【0012】
一方、前記接触部223bは、図48(a)ないし(c)に示すように、金属板材の左右側部を折曲加工することにより断面がほぼU字状になるように形成したものであり、その上面216が相手側のソケット側コンタクト部品220と接触する。
【0013】
次に、従来の多極コネクタのソケット側コンタクト部品について説明する。
従来の多極コネクタのソケット側絶縁ハウジング211には、図46に示すように、ソケット側コンタクト部品を保持するためのコンタクト部品保持部材214が設けられており、前記ソケット側コンタクト部品は、該ソケット側コンタクト部品保持部材214の上側に位置する上側コンタクト部品221a、下側に位置する下側コンタクト部品221bの2種類からなっており、これらのソケット側コンタクト部品220が、当該コンタクト部品保持部材214の上下の面に2列に並ぶようになっている。
【0014】
また、前記ソケット側コンタクト部品220は、前記プラグ側コンタクト部品215と接触する接触部223と、当該ソケット側コンタクト部品220を基板の導電パターンなどに接続するための基板接続部224aおよび224bを有しており、前記接触部223と前記基板接続部224aおよび224bとの間には、折曲部225aおよび225bが設けられている。
【0015】
なお、前記ソケット側コンタクト部品220の前記接触部223aおよび223bの先端から前記折曲部225aおよび225bまでの距離は、図46に示すようにほぼ等しくなっており、前記下側コンタクト部品221bの折曲部225bは、隣り合う2つの上側コンタクト部品221aの基板接続部224aの間に位置しており、前記上側コンタクト部品221aの折曲部225aと、前記下側コンタクト部品221bの折曲部225bとが、図46に示すように、1つの面上に並んでいる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の多極コネクタ200のプラグ側コンタクト部品215aは、図47(a)ないし(c)に示すように、接触部223aが板状になっているため、図中矢印方向からの外力によって変形しやすい。ここで、接触部223aの変形は、相手方コネクタとの接触不良等の障害の原因となることから、このような形状の接触部223aを使用する際には、接触部223aの材料となる金属板材の板厚を厚くすることにより、外力に対する所定の強度や耐久性を確保する必要がある。しかしながら、コンタクト部品に使用する金属板材の板厚を厚くした場合、コネクタの重量が増加してしまい、機器の軽量化を阻害することとなる。
【0017】
一方、上述した従来の多極コネクタ200のプラグ側コンタクト部品215bは、図48(a)ないし(c)に示すように、接触部223bの左右両端が折曲加工されているため、図中矢印方向からの外力に強く、該プラグ側コンタクト部品215bに使用する金属板材の板厚を薄くした場合にも、外力に対する所定の強度を確保しやすい。
【0018】
しかしながら、前記プラグ側コンタクト部品215bは、図48(c)に示すように、前記接触部223bの長手方向の左右両側部が折り曲げられており、これら両側部付近が下側に反っている。そのため、この接触部223bの両端部付近の面は接触面として機能しなかった。したがって、上述した板状の接触部223aと同様の接触面積を得るためには、外形を大きくする必要があった。
【0019】
本発明は、上記問題点に鑑み、コネクタの重量を増加させることなく十分な強度を確保することができ、なおかつ外形を大きくすることなく十分な接触面を確保することのできるコンタクト部品および該コンタクト部品を備えたコネクタを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、以下の(1)〜(11)の本発明により達成される。
【0021】
(1) 導電性を有する板材を加工することにより形成され、相手方のコネクタの電気接点と接触する接触部を有するコンタクト部品であって、
該接触部は、その長手方向に延びる少なくとも1つの切抜き部と、該切抜き部の長手方向端部付近に位置する折曲部とを有しており、
前記折曲部を折り曲げることにより、前記切抜き部の縁部の一部が突出して突出縁部をなし、該突出縁部の面と、該突出縁部の面に連続する面と、が平面をなすことにより前記接触部の接触面が形成されることを特徴とするコンタクト部品。
【0022】
(2) 前記折曲部と前記切抜き部がほぼ直線上に並ぶように設けられていることを特徴とする上記(1)に記載のコンタクト部品。
【0023】
(3) 前記接触面は、一方の側部に前記切抜き部、他方の側部に切断面を有することを特徴とする上記(1)または(2)に記載のコンタクト部品。
【0024】
(4) 前記折曲部は、該折曲部を挟んで隣り合う2つの面がほぼ垂直になるように折り曲げられていることを特徴とする上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のコンタクト部品。
【0025】
(5) 前記突出縁部が前記切抜き部の端面に近づく方向に変形しようとした際に、該突出縁部の裏面と、前記切抜き部の端面とが当接し、前記突出縁部の変形が規制されることを特徴とする上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のコンタクト部品。
【0026】
(6) 前記切抜き部は、ほぼ直線状のスリットからなる少なくとも1本の長辺部を有することを特徴とする上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のコンタクト部品。
【0027】
(7) 前記長辺部の両端に、該長辺部の幅方向に広がる孔が設けられていることを特徴とする上記(6)に記載のコンタクト部品。
【0028】
(8) 前記切抜き部は、1本の長辺部と、該長辺部の両端部から該長辺部に対してほぼ直角かつ該長辺部の片側に延出する2本の短辺部を含むほぼコの字状に形成されていることを特徴とする上記(7)に記載のコンタクト部品。
【0029】
(9) 前記切抜き部は、1本の長辺部と、該長辺部の両端部から該長辺部に対してほぼ直角かつ該長辺部の両側に延出する2本の短辺部を含むほぼH字状に形成されていることを特徴とする上記(7)に記載のコンタクト部品。
【0030】
(10) 前記コンタクト部品は、一端に前記接触部、他端に導線固定部を有することを特徴とする上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のコンタクト部品。
【0031】
(11) 上記(1)ないし(10)のいずれかに記載のコンタクト部品と、前記コンタクト部品を複数保持する絶縁体製のコネクタケースを備えたことを特徴とするコネクタ。
【0032】
本発明の他の目的、作用および効果は、図面を参照して行う以下の実施形態の説明から、より明らかとなるであろう。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るコネクタの好適実施形態を図面に基づいて詳述する。
【0034】
図1は、本発明のコネクタの全体構成を示す斜視図である。図2は、本発明のコネクタに係るコネクタプラグの分解側面図であり、図3は、本発明のコネクタに係るコネクタソケットの分解側面図である。
【0035】
本発明のコネクタ1は、図1に示すように、コネクタプラグ10と、該コネクタプラグ10を収容するコネクタソケット100を有している。
【0036】
図4ないし図6は、本発明のコネクタのコネクタプラグの上面図、前面図、右側面図である。また、図7は、図4におけるA―A線断面図である。
【0037】
前記コネクタプラグ10は、図2および図4ないし図6に示すように、該コネクタプラグ10の外周を覆う樹脂などの絶縁素材で形成されたプラグ側絶縁ハウジング11と、該プラグ側絶縁ハウジング11の内部に設けられたプラグ側電磁シールド20と、該プラグ側電磁シールド20の内側に設けられたプラグ側コンタクト部品保持部材50を有している。
【0038】
前記プラグ側絶縁ハウジング11は、図2に示すように、前面部材12および後面部材16からなる2つの部材から構成されている。
【0039】
図8は、該コネクタプラグに係るコネクタ側絶縁ハウジングの前面部材の正面図である。
【0040】
前記前面部材12は、図8に示すように、後述するプラグ側電磁シールド20の前端を突出させる突出口13を有している。該突出口13の上側の縁部には、該突出口13に前記プラグ側電磁シールド20が挿通される際に、前記プラグ側電磁シールド20の上側部材21の上面部22に設けられた後述する誤挿入防止キー23を挿通させるため、誤挿入防止キー挿通部14が複数設けられている。本実施形態では、この誤挿入防止キー挿通部14を前記突出口13の上側の縁部に複数配列することにより、後に詳述する前記プラグ側電磁シールド20の誤挿入防止キー23の配置(図15(a)ないし(d)参照)に関わらず、同一形状の前面部材12を用いることができるようになっている。
【0041】
また、前記前面部材12の左右側面には、図6および図8に示すように、後述するプラグ側電磁シールド20の左右側面にそれぞれ設けられたロック爪47、47を押圧するための押圧片15、15が設けられている。該押圧片15、15は、図6に示すように、その前端部、上端部、下端部が、ほぼコの字状の間隙17によって前記前面部材12と所定間隔をおいて離間している。また、その後端部は、前記前面部材12と連続して一体に形成されており、該後端部を中心に当該押圧片15、15の前端部が左右方向に変形可能に構成されている。また、前記押圧片15、15の各前端部は、当該前面部材12の側面から左右方向に突出しており、各前端部を左右方向から手指によって押圧することにより、該押圧片15、15の前端部に当接した後述するプラグ側電磁シールド20のロック片46、46を該押圧片15、15とともに押圧できるようになっている。
【0042】
前記プラグ側電磁シールド20は、当該コネクタプラグ10内に設けられたケーブルに対する外部電界や外部磁界などの外部ノイズからの影響を遮蔽するために設けられており、図2に示すように、主に当該コネクタプラグ10の上面および前面を覆う上側部材21と、主に当該コネクタプラグ10の後面および下面を覆う下側部材40とから構成されている。
【0043】
図9ないし図11は、本発明のコネクタのコネクタプラグに係るプラグ側電磁シールドの上側部材の上面図、前面図、右側面図である。また、図15(a)ないし(d)は、それぞれ該上側部材のに設けられる誤挿入防止キーの配置の例を示した前面図である。
【0044】
前記上側部材21は、上面部22、天板部25、前記上面部22の後端および前記天板部25の前端を接続する前面部26、前記上面部22の左右方向両端に位置する左面部27および右面部28、前記前面部26の右端に位置する側板部29、および前記天板部25の左端に位置するケーブル固定部30を有している。
【0045】
前記上面部22の前部には、図9ないし図11に示すように、当該コネクタプラグ10が誤って前記コネクタソケット100に上下逆向きに挿入されたり、前記コネクタソケット100以外の他のコネクタソケットに誤って挿入されたりすることを防止するため、2つの誤挿入防止キー23が設けられている。該誤挿入防止キー23は、前記上面部22の一部を加工し、変形させることによって設けられており、横断面がほぼ半円形になるように形成されている。
【0046】
また、該誤挿入防止キー23は、図10に示すように、後述するソケット側電磁シールド140に設けられたキー案内部145の位置(図41参照)と対応する位置に設けられおり、該誤挿入防止キー23の前記上面部22の上面からの突出高さDは、図11に示すように、後述するソケット側電磁シールド140に使用されている金属板材の厚さd(図42参照)以下となるように形成されている。
【0047】
そして、該誤挿入防止キー23と前記ソケット側電磁シールド140をそのような寸法で形成することにより、該誤挿入防止キー23の上端部が前記ソケット側電磁シールド140の上方に位置する前記ソケット側絶縁ハウジング101の上面部102と接触することなく、前記キー案内部145中をスムースに移動できるようになっている。
【0048】
このように、本実施形態のコネクタ1は、プラグ側電磁シールド20に誤挿入防止キー23を、ソケット側電磁シールド140にキー案内部145を設け、両者の接触面を金属によって構成していることから、接触面が磨耗や変形に強くなっており、誤挿入防止キー23を小型に形成した場合でも、十分な強度が確保されるようになっている。
【0049】
そのため、本発明のコネクタ1は、前記誤挿入防止キー23を用途の種類に応じて図15(a)ないし(d)に示すよう様々な配置にすることができ、それにより複数のコネクタ1を使い分けることが可能となっている。
【0050】
なお、本実施形態の誤挿入防止キー23の形状や形成方法は、一例であり、他の形状、他の形成方法によって形成することも無論可能である。
【0051】
前記上面部22の後部には、図9ないし図11に示すように、突出長規定部24が設けられている。該突出長規定部24は、当該上側部材21を前記プラグ側絶縁ハウジング11の突出口13へと挿入する際に、その前面が前記プラグ側絶縁ハウジング11の前面部材12の後面に当接し、当該上側部材21の突出長さを規定する機能を有している。
【0052】
図12ないし図14は、本発明のコネクタのコネクタプラグに係るプラグ側電磁シールドの下側部材の上面図、前面図、右側面図である。
【0053】
前記下側部材40は、図12ないし図14に示すように、下面部41、後面部43、左面部44、右面部45の4面から構成されており、前記下面部41の後端に前記後面部43が、前記下面部41および前記後面部43の左右方向両端には前記左面部44および右面部45が位置している。
【0054】
前記下面部41は、図12ないし図14に示すように、そのほぼ中央に突出長規定部42を備えている。該突出長規定部42は、前記上側部材21の上面部22に設けられた突出長規定部24と同様に、当該下側部材40が前記プラグ側絶縁ハウジング11の突出口13に挿通される際に、その前面が前記プラグ側絶縁ハウジング11の前面部材12の後面に当接し、該前面部材12の突出口13からの当該下側部材40の突出長さを規定する機能を有している。
【0055】
前記左面部44および前記右面部45は、図12ないし図14に示すように、各後端部が該左面部44、右面部45と連続して一体に形成されたロック片46、46を備えている。該ロック片46、46は、その前端部に後述するソケット側電磁シールド140に設けられたロック孔部149、149と係合するロック爪47、47を有している。そして、該ロック爪47、47およびロック孔部149、149の係合により、前記コネクタプラグ10が前記コネクタソケット100にロックされるようになっている。
【0056】
また、前記ロック片46、46は、前記プラグ側絶縁ハウジング11の左右側面に設けられた前記押圧片15、15によってその長手方向のほぼ中央部が押圧されるようになっており、その際に、該ロック片46、46は左右方向内側に弾性変形するようになっている。そして、前記押圧片15、15の押圧によって前記ロック爪47、47と前記ロック孔部149、149との係合が解除され、前記コネクタソケット100から前記コネクタプラグ10が外れるようになっている。
【0057】
図16ないし図19は、本発明のコネクタのコネクタプラグに係るコンタクト部品保持部材の上面図、下面図、前面図、右側面図、後面図である。また、図20は、図16におけるB−B線断面図である。
【0058】
前記プラグ側コンタクト部品保持部材50は、樹脂などの絶縁素材で形成されており、図16ないし図19に示すように、上面部51、下面部59、右面部52、左面部53、および後面部54を有するほぼ箱状に形成されており、前記後面部54と対向する面が開口56となっている。
【0059】
前記後面部54には、図19に示すように、前記上面部51および前記下面部59のそれぞれに沿って後に詳述するプラグ側コンタクト部品70を複数挿通する挿通孔55が配設されている。
【0060】
また、前記上面部51および前記下面部59の内壁面には、図19および図20に示すように、前記プラグ側コンタクト部品70を保持するほぼ溝状のコンタクト部品保持部60が配設されている。
【0061】
また、該プラグ側コンタクト部品保持部材50の前記上面部51および下面部59の各前端付近には、後に詳述するプラグ側コンタクト部品70に設けられた一対の先端突出部83、83を支持するため、図20に示すように、該プラグ側コンタクト部品保持部材50の前方から後方に向かって延出する先端保持部57が設けられている。該先端保持部57は、後述するプラグ側コンタクト部品70に設けられた一対の先端突出部83、83の間に位置し(図7参照)、前記先端突出部83の上下方向の動きを規制する機能を有している。
【0062】
また、該プラグ側コンタクト部品保持部材50の前記上面部51および下面部59の長手方向ほぼ中央部には、図16および図20に示すように、前記プラグ側コンタクト部品70の前後方向の動きを規制するため、係合孔部58が設けられている。該係合孔部58は、後述するプラグ側コンタクト部品70に設けられた係合突部76と係合する。そして、前記係合突部76と前記係合孔部58との係合により、前記プラグ側コンタクト部品保持部60に前記プラグ側コンタクト部品70が挿入された後に、前記プラグ側コンタクト部品保持部材50から前記プラグ側コンタクト部品70が外れないようになっている。
【0063】
図21は、本発明のコネクタに係るプラグ側コンタクト部品の斜視図である。
また、図22は、図21における突出縁部付近の拡大斜視図である。また、図23および図24は、該プラグ側コンタクト部品の上面図、左側面図であり、図25は、該プラグ側コンタクト部品の接触部の前面図である。また、図26(a)は、該プラグ側コンタクト部品の展開図であり、図26(b)は、その変形例である。
【0064】
前記プラグ側コンタクト部品70は、たとえば銅合金などの導電性を有する板材を図26に示すような形状に打抜き加工したものをさらに折曲げ加工することにより形成されており、図21ないし図26に示すように、先端側に接触部71、基端側に導線固定部91を有している。
【0065】
前記接触部71は、当該プラグ側コンタクト部品70の相手方となるコネクタソケット100に設けられた電気接点、すなわちソケット側コンタクト部品120との接点となる。また、前記導線固定部91は、該プラグ側コンタクト部品70に接続される導線を固定する。なお、該導線固定部91の構造は図47および図48に示す従来のコンタクト部品215aおよび215bの導線接続部217の構造と同様である。
【0066】
前記接触部71は、図21に示すようなほぼ角筒型に形成されており、ほぼ長方形の平面をなす4つの面、すなわち上面部72、右面部77、左面部80、および下面部75から構成されている。また、該接触部71は、隣り合う2つの面がほぼ直角をなすように同一方向に折曲げ加工された第1折曲部88、第2折曲部89、および第3折曲部90を有している。
【0067】
前記上面部72および下面部75は、図21および図24ないし図26に示すように、各々の先端に、一対の先端突出部83、83を有している。そして、該プラグ側コンタクト部品70を前記プラグ側コンタクト部品保持部材50に取り付けた後、図7に示すように、前記一対の先端突出部83、83の間に、前記プラグ側コンタクト部品保持部材50の先端保持部57が位置し、これらの係合により、該プラグ側コンタクト部品70の先端の上下方向の移動が規制される。
【0068】
また、前記上面部72の左端部、すなわち、前記上面部72および前記左面部80の間には、図22および図26に示すように、切抜き部84が設けられている。
【0069】
該切抜き部84は、前記上面部72に接触する相手方となるソケット側コンタクト部品120との接触面の面積を拡大する機能を有している。すなわち、該切抜き部84は、図26(a)に示すように、ほぼ直線状のスリットからなる1本の長辺部85と、該長辺部85の長手方向両端部から該長辺部85に対してほぼ直角かつ該長辺部85の片側に延出する2本の短辺部86、86とを含むほぼ「コ」の字状に形成されている。また、該切抜き部84は、前記第1折曲部88とほぼ直線上に並ぶように設けられている。
【0070】
そして、前記第1折曲部88が形成される際に、前記第1折曲部88の部分が折り曲げ加工によって下方に反った形状になる一方、該切抜き部84の前記上面部72側の縁部は、折り曲がらずに突出して突出縁部73をなす。そして、該突出縁部73の上面と、前記突出縁部73の上面に連続する前記上面部72の上面とが平面をなし、前記上面部72の接触面79が形成される。
【0071】
したがって、本実施形態のプラグ側コンタクト部品70の接触部71の接触面79は、図21に示すように、その左側部に前記切抜き部84が位置し、右側部には切断加工の際に形成された切断面74が位置することから、前記第1折曲部88の部分を除き、その両側部のほとんどが連続した平面となる。なお、該上面部72の右端部の裏面は、前記右面部77の端面78と当接する。
【0072】
このように、本発明のコネクタ1に係るプラグ側コンタクト部品70は、金属板材を角筒状に形成していることから、薄い金属板材を使用した場合にも十分な強度を確保できる。さらに、該プラグ側コンタクト部品70は、その接触面79の両側部のほとんどが屈曲部を有さず、連続した平面となるため、両側部が屈曲部となっている同一の外形の従来の筒型のプラグ側コンタクト部品215より大きな接触面が得られる。
【0073】
なお、本実施形態では、図21に示すように、接触面79の一方の側部(左側部)に切抜き部84を設け、他方の側部(右側部)に切断面74が位置するように構成しているが、本実施形態に限らず、接触面の両側部に切抜き部を設けることも可能である。そのような構造を用いた場合でも本発明のコネクタの利点を享受することが可能である。
【0074】
また、本実施形態では、前記プラグ側コンタクト部品70をコネクタプラグのコンタクト部品として使用しているが、本実施形態に限らず、コネクタソケットのコンタクト部品として使用することも無論可能である。
【0075】
前記左面部80は、図21に示すように、その長手方向両側部のうちの上側の側部が前記第1折曲部88を介して前記上面部72と連続しており、下側の側部が前記第2折曲部89を介して前記下面部75と連続している。
【0076】
また、該左面部80は、図22、図24、および図26に示すように、前記切抜き部84によって形成された端面81を有している。この端面81は、前記突出縁部73が外力によって下方、すなわち該左面部80の端面81の方向へ変形しようとした際に、前記突出縁部73の裏面と当接する。そして、前記突出縁部73の下方への変形を規制する。
【0077】
前記下面部75は、図21および図25に示すように、その右側部が前記第2折曲部89を介して前記左面部80と連続しており、その左側部が前記第3折曲部90を介して前記右面部77と連続している。
【0078】
また、該下面部75は、図24および図25に示すように、その長手方向のほぼ中央部に前記プラグ側コンタクト部品保持部材50のコンタクト部品保持部60の前記係合孔部58と係合し、当該プラグ側コンタクト部品70が前記プラグ側コンタクト部品保持部材50から外れることを防止する係合突部76が設けられている。また、該下面部75の先端部には、図24、図25、および図26に示すように、前記上面部72の先端と同様に、当該プラグ側コンタクト部品70を前記プラグ側コンタクト部品保持部材50に取り付けた後に、当該プラグ側コンタクト部品70の先端の上下方向の移動を規制するための先端突出部83が設けられている。
【0079】
前記右面部77は、その下側の側部が前記第3折曲部90を介して前記下面部75と連続している。また、該右面部77の上側の側部には、図23に示すように、当該プラグ側コンタクト部品70に使用されている前記金属板材の外周の一部、すなわち切断面82が位置している。該切断面82は、図23に示すように、前記上面部72の左端部付近の裏面に当接する。
【0080】
なお、本実施形態では、前記切抜き部84は、図26(a)に示すように、ほぼコの字状に形成されているが、本実施形態に限らず、前記切抜き部84をほぼ「H」字状、すなわち、図26(b)に示すように、1本の長辺部85と、該長辺部85の長手方向両端部から該長辺部85に対してほぼ直角かつ該長辺部85の両側に延出する2本の短辺部86を含む形状とすることも可能である。そのような形状にした場合にも、本実施形態の切抜き部と同様の利点を享受することができる。
【0081】
図27ないし図30は、本発明のコネクタに係るコネクタソケットの上面図、左側面図、前面図、および後面図である。また、図31は、図27におけるC−C線断面図である。
【0082】
前記コネクタソケット100は、図4および図27ないし図30に示すように、該コネクタソケット100の外周を覆う樹脂などの絶縁素材で形成されたソケット側絶縁ハウジング101と、該ソケット側絶縁ハウジング101の内部に設けられたソケット側電磁シールド140とを有している。
【0083】
図32ないし図35は、本発明のコネクタのコネクタソケットに係るソケット側絶縁ハウジングの上面図、下面図、前面図、後面図である。また、図36および図37は、図32のD−D線断面図およびE−E線断面図である。
【0084】
前記ソケット側絶縁ハウジング101は、樹脂などの絶縁素材で形成され、図32ないし図37に示すように、上面部102、下面部103、右面部104、左面部105、および後面部106からなるほぼ箱型に形成されている。また、これら5つの面に囲まれた空間は、相手方の前記コネクタプラグ10を収容する収容部107となっている。また、前記後面部106には、後述するソケット側コンタクト部品120を保持するためのソケット側コンタクト部品保持部材108が一体に形成されている。また、前記後面部106と対向する面は前記収容部107と外部とを接続する開口109となっている。
【0085】
前記上面部102は、図34、図36、および図37に示すように、当該コネクタソケット100の上部に位置しており、該上面部102の左右両側部からは前記左面部105および前記右面部104が該上面部102とほぼ直角に連続して形成されている。
【0086】
前記下面部103は、図34、図36、および図37に示すように、当該コネクタソケット100の下部に位置しており、該コネクタ1を基板などに取付ける際には、該下面部103の下面が基板などの取付け面に対面するように設けらている。該下面部103の左右両側部には、図33に示すように、当該コネクタソケット100の前後方向、すなわち、前記ソケット側電磁シールド140を取り付ける際に、前記ソケット側電磁シールド140が変位する方向とほぼ平行に形成されたスリット114が設けられている。該スリット114は、前記ソケット側電磁シールド140に設けられた後述するウイング部150を該ソケット側絶縁ハウジング101の下面から下方へと突出させる貫通孔となる。また、これらのスリット114は、図34、図33、および図37に示すように、前記開口109側の端部が開放端となっており、該開放端より後述するソケット側電磁シールド140のウイング部150を挿通させることができる。
【0087】
前記後面部106は、図35および図31に示すように、当該ソケット側絶縁ハウジング101の前後方向に貫通するソケット側コンタクト部品保持部112を複数有している。なお、該ソケット側コンタクト部品保持部112には、後に詳述するソケット側コンタクト部品120が挿通され、固定される。
【0088】
また、前記後面部106と前記上面部102、左面部105、右面部104との間には、図36および図37に示すように、後述するソケット側電磁シールド140の上面部141、左面部144、右面部143の各後端に設けられた嵌合凸部147a、147bと嵌合する嵌合凹部110a、110bが設けられている。
【0089】
また、前記後面部106の後方下部には、後述するソケット側コンタクト部品120の基板接続部122と係合する係合部111が該後面部106の長手方向に沿って複数配列されている。
【0090】
前記ソケット側コンタクト部品保持部材108は、図34、図36、および図37に示すように、前記後面部106の前面のほぼ中央部に一体形成されており、該ソケット側絶縁ハウジング101の前方に向かって延出している。
【0091】
該ソケット側コンタクト部品保持部材108は、図34および図36に示すように、その上面および下面に該コネクタソケット100の前後方向に延びるほぼ溝状のコンタクト部品保持部112を有している。該コンタクト部品保持部112は、当該ソケット側コンタクト部品保持部材108の上面および下面の各面上に、隣接するコンタクト部品保持部112同士の左右方向の間隔がほぼ一定となるよう並設されている。また、該ソケット側コンタクト部品保持部112の前面には、それぞれが前記ソケット側コンタクト部品120の先端と係合する孔113が設けられている。
【0092】
なお、本実施形態においては、前記スリット114を前記ソケット側絶縁ハウジング101の下面部103に設けているが、本実施形態に限らず、前記スリット114は、前記ソケット側絶縁ハウジング101の外壁面、すなわち、前記上面部141、下面部142、左面部144、右面部143のいずれかに設ければよい。
【0093】
図38は、本発明のコネクタのコネクタソケットに係るソケット側コンタクト部品の展開図である。また、図39(a)および図39(b)は、それぞれ、本発明のコネクタのコネクタソケットに係るソケット側コンタクト部品の上側コンタクト部品および下側コンタクト部品の左側面図である。
【0094】
ソケット側コンタクト部品120は、図38ないし図39(b)に示すように、当該ソケット側コンタクト部品120の相手方となるプラグ側コンタクト部品70と接触する幅の広い端子接触部121と、該端子接触部121と段部123を境に連続して形成され、当該コネクタソケット100を基板に取り付ける際に、基板上の回路パターンなどと接続される幅の狭い基板接続部122とを有する金属板材から形成される。
【0095】
該ソケット側コンタクト部品120は、前述した形状の金属板材に2通りの折曲加工を施すことにより、上側コンタクト部品125、下側コンタクト部品126の2種類のコンタクト部品として用いられる。
【0096】
すなわち、前記上側コンタクト部品125および下側コンタクト部品126の各端子接触部121には、図39(a)および図39(b)に示すように、先端側から順に第1折曲部127、第2折曲部128、第3折曲部129が形成されている。そして、前記第2折曲部128付近で相手方となる前記プラグ側コンタクト部品70との接触が図られるようになっている。
【0097】
一方、前記端子接触部121の前記段部123付近には、前記基板接続部122の延出方向を定めるため、前記上側コンタクト部品125と前記下側コンタクト部品126とで位置および曲げ方向が異なる主折曲部130が設けられている。すなわち、前記上側コンタクト部品125の主折曲部130aは、図38におけるAの位置に、前記下側コンタクト部品126の主折曲部130bは、図38におけるBの位置に形成されており、前記上側コンタクト部品125の端子接触部121の先端から前記主折曲部130aまでの距離L1(図39(a)参照)が前記下側コンタクト部品126の端子接触部121の先端から前記主折曲部130bまでの距離L2(図39(b)参照)より長くなっている。そして、各ソケット側コンタクト部品の前記端子接触部121の先端を前記ソケット側コンタクト部品保持部材108に取り付けた際に、図31に示すように、前記上側コンタクト部品125の前記主折曲部130aが、前記下側コンタクト部品126の主折曲部130bより後側、つまり当該コネクタソケット100の外側に位置し、前記上側コンタクト部品125の主折曲部130aと前記下側コンタクト部品126の主折曲部130bとが前述した従来構造のように1つの面上に配置されるのではなく、前記端子接触部121の厚さ方向にずれた位置関係となる2つの面上に並ぶようになっている。そして、これらのコンタクト部品をこのような配列にすることで、前記前記主折曲部130aおよび130bの両方を図30に示すように幅広に形成することが可能となり、それにより各主折曲部130aおよび130bの強度を高めることが可能となっている。
【0098】
また、前記上側コンタクト部品125の主折曲部130aは、図39(a)に示すように、前記第2折曲部128と同一の方向、前記下側コンタクト部品126の主折曲部130bは、図39(b)に示すように、前記第2折曲部128と反対の方向に折り曲げられている。
【0099】
また、これら主折曲部130aおよび130bの曲げ角度、すなわち前記端子接触部121と前記基板接続部122とがなす角度は、当該ソケット側コンタクト部品120を前記ソケット側コンタクト部品保持部材108へと取り付ける前には、直角よりやや鋭角に、取り付けた後には、図39(a)および(b)に示すように前記基板接続部122と前記コネクタソケット100の下部、すなわち前記係合部111との当接による弾性変形によって、ほぼ直角となるように設定しておくことが好ましい。そして、そのような構成にすることで、前記基板接続部122が前記係合部111側に常に付勢された状態となり、該基板接続部122が前記係合部111から離脱することなく確実に位置決めされるようになっている。
【0100】
また、これら上側コンタクト部品125および下側コンタクト部品126には、図31および図39aおよび図39bに示すように、前記ソケット側絶縁ハウジング101の係合部111のやや下方に位置し、前記基板接続部122の延出方向を定めるための下部折曲部131aおよび131bが設けられている。各下部折曲部131aおよび131bは、前記各主折曲部130aおよび130bと反対の方向にほぼ直角に折り曲げ加工を施すことによって設けられている。そして、前記上側コンタクト部品125の下部折曲部131aと下側コンタクト部品126の下部折曲部131bとが前述した従来構造の多極コネクタ200と同様に当該コネクタソケット100の左右方向に一列に並ぶように形成されている。このように、本発明のコネクタは、上側コンタクト部品125の下部折曲部131aと下側コンタクト部品126の下部折曲部131bとが当該コネクタソケット100の左右方向に一直線上に並ぶ構造となっているため、これらのコンタクト部品125、126を前記ソケット側コンタクト部品保持部材108に取り付けた後に、前記上側コンタクト部品125の下部折曲部131aと前記下側コンタクト部品126の下部折曲部131bとを1つの工程で同時に形成することができる。
【0101】
前記下側コンタクト部品126には、図31および図39(b)に示すように、前記主折曲部130aおよび130bにおける前後方向の位置の差を調整し、両コンタクト部品125、126の基板接続部122側の先端が一列に並ぶように設けられた2つの副折曲部132aおよび132bを有している。
【0102】
該副折曲部132aおよび132bは、図31および図39下に示すように、前記基板接続部122のほぼ中央部に設けられており、前記主折曲部130aと隣り合う前記副折曲部132aの曲げ方向が前記主折曲部130bと逆の方向、前記基板接続部122の先端側に位置する前記副折曲部132bの曲げ方向が前記主折曲部130bと同一の方向になっている。
【0103】
また、前記副折曲部132aおよび132bは、各副折曲部132aおよび132bを挟む2つの面がなす角度が鈍角になるように形成されている。このような構造を用いることにより各副折曲部132を鋭角あるいは直角に折り曲げた場合よりも外力に対する強度が高くなっている。
【0104】
また、前記端子接触部121の前記段部123の付近には、前記ソケット側絶縁ハウジング101のソケット側コンタクト部品保持部材108の前記コンタクト部品保持部112の側面と係合し、該ソケット側コンタクト部品120の抜けを防止する鋸刃状の鉤部133が設けられている。
【0105】
図40ないし図43は、本発明のコネクタに係るソケット側電磁シールドの上面図、前面図、左側面図、下面図である。また、図44(a)ないし(d)は、それぞれ該ソケット側電磁シールドに設けられるキー案内部の配置の例を示した前面図である。
【0106】
前記ソケット側電磁シールド140は、金属板材によって形成され、図40ないし図43に示すように、上面部141、下面部142、右面部143、左面部144からなるほぼ角筒状に形成されている。
【0107】
前記上面部141は、図40および図41に示すように、当該コネクタソケット100の前後方向に延びる2本のキー案内部145を有している。該キー案内部145は、前記コネクタプラグ10のプラグ側電磁シールド20の上側部材21に設けられた誤挿入防止キー23と係合し、該プラグ側電磁シールド20を前後方向に案内する機能を有している。すなわち、該キー案内部145は、当該コネクタソケット100の前後方向に延びるスリット状の貫通孔であり、これら各キー案内部145の左右の一対のほぼ平行な縁部146、146が当該コネクタソケット100の前後方向、つまり当該コネクタソケット100に挿入される相手方となる前記コネクタプラグ10の変位する方向とほぼ平行になるように形成されている。そして、該キー案内部145に係合した前記誤挿入防止キー23が、該キー案内部145の内部をスムースに移動できるようになっている。
【0108】
また、図42に示す当該ソケット側電磁シールド140に使用されている金属板材の厚さdは、前述したように、前記プラグ側電磁シールド20の上面部22に設けられた前記誤挿入防止キー23の該上面部22からの突出高さD(図11参照)以上の寸法となっており、当該キー案内部145内を移動する前記誤挿入防止キー23が、該ソケット側電磁シールド140の上方に位置する前記ソケット側絶縁ハウジング101の上面部102に接触せず、前記誤挿入防止キー23が該キー案内部145内をスムースに移動できるようになっている。
【0109】
なお、前記キー案内部145は、前記誤挿入防止キー23の配置(図15(a)ないし(d)参照)に合わせて図44(a)ないし(d)に示すように様々な配置にすることが可能である。
【0110】
また、前記上面部141の後端には、図40および図42に示すように、該ソケット側電磁シールド140を前記ソケット側絶縁ハウジング101に固定するための2つの嵌合凸部147、147が設けられている。これらの嵌合凸部147、147は、図40に示すように、左右両端に鋸刃状の鉤部148aを有しており、該嵌合凸部147aと前記ソケット側絶縁ハウジング101の嵌合凹部110とが嵌合した後、この鉤部148の先端が前記嵌合凹部110の左右側面に引っ掛かり、当該ソケット側電磁シールド140が前記ソケット側絶縁ハウジング101から抜けないようになっている。
【0111】
前記左面部144および右面部143は、それぞれ、図41に示すように、前記上面部141に対してほぼ垂直に形成されており、前記プラグ側電磁シールド20に設けられた前記ロック爪47を係合させるロック孔部149をその前後方向ほぼ中央に有している。
【0112】
また、該左面部144および右面部143の後端には、図40および図42に示すように、前記上面部141に設けられた嵌合凸部147aと同等の機能を有する嵌合凸部147bが設けられている。すなわち、これらの嵌合凸部147bは、前記上面部141に設けられた嵌合凸部147aと同様に、鋸刃状の鉤部148bを有している。そして、該鉤部148bと、前記ソケット側絶縁ハウジング101に設けられた嵌合凹部110bの上面および下面との嵌合により、当該ソケット側電磁シールド140がソケット側絶縁ハウジング101から抜けないようになっている。
【0113】
また、該左面部144および右面部143の下端には、図41ないし図43に示すように、該ソケット側電磁シールド140と、当該コネクタソケット100が取り付けられる基板の取り付け面に設けられた導電パターンなどのグラウンド接続部とを電気的に接続するグラウンド接続脚をなすウイング部150が設けられている。
【0114】
すなわち、該ウイング部150は、図41に示すように、前記左面部144および右面部143の各下端部に2つずつ設けられている。そして、各々が該左面部144および右面部143と連続した面となる垂直部151と、該垂直部151の下部をほぼ垂直に折り曲げることによって形成され、該コネクタソケット100の左右方向外側にそれぞれ延出する水平部152とを有しており、縦断面がほぼL字状となるように形成されている。
【0115】
前記垂直部151は、当該ソケット側電磁シールド140を前記ソケット側絶縁ハウジング101へと取り付ける際に、前記ソケット側絶縁ハウジング101に設けられたスリット114と係合する。また、前記水平部152は、前記垂直部151が前記スリット114と係合した際に、図28および図30に示すように、前記ソケット側絶縁ハウジング101の左面部105および右面部104の下方に位置する。
【0116】
このように、本実施形態のコネクタ1においては、ソケット側電磁シールド140に設けたウイング部150をソケット側絶縁ハウジング101の下面部142に設けられたスリット114から突出させ、ソケット側電磁シールド140の下面をソケット側絶縁ハウジング101によって覆う構造となっているため、ソケット側電磁シールド140の下面と、取付け基板に設けられた導電パターンとが接触し、基板に設けられた導電パターンをショートさせてしまうおそれがない。
【0117】
なお、本実施形態においては、前記キー案内部145をスリット状に形成しているが、本実施形態に限らず、キー案内部を溝状に形成することも可能である。
そのような構造にした場合にも、本実施形態と同様の利点を享受することが可能である。
【0118】
最後に、本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更及び改良が可能であることは言うまでもない。
【0119】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のコネクタに係るプラグ側コンタクト部品は、金属板材を角筒状に形成していることから、薄い金属板材を使用した場合にも十分な強度を確保できる。さらに、該プラグ側コンタクト部品は、その接触面の両側部のほとんどが屈曲部を有さず、連続した平面となるため、両側部が屈曲部となっている同一の外形の従来の筒型のプラグ側コンタクト部品より大きな接触面が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタの全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明のコネクタに係るコネクタプラグの分解側面図である。
【図3】本発明のコネクタに係るコネクタソケットの分解側面図である。
【図4】本発明のコネクタに係るコネクタプラグの上面図である。
【図5】本発明のコネクタに係るコネクタプラグの前面図である。
【図6】本発明のコネクタに係るコネクタプラグの右側面図である。
【図7】図4におけるA−A線断面図である。
【図8】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るコネクタ側絶縁ハウジングの前面部材の正面図である。
【図9】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るプラグ側電磁シールドの上側部材の上面図である。
【図10】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るプラグ側電磁シールドの上側部材の前面図である。
【図11】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るプラグ側電磁シールドの上側部材の右側面図である。
【図12】本発明のコネクタのコネクタプラグのプラグ側電磁シールドの下側部材の上面図である。
【図13】本発明のコネクタのコネクタプラグのプラグ側電磁シールドの下側部材の前面図である。
【図14】本発明のコネクタのコネクタプラグのプラグ側電磁シールドの下側部材の右側面図である。
【図15】図15(a)ないし(d)は、それぞれ本発明のコネクタのコネクタプラグのプラグ側電磁シールドの上側部材に設けられる誤挿入防止キーの配置の例を示した前面図である。
【図16】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るコンタクト部品保持部材の上面図である。
【図17】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るコンタクト部品保持部材の前面図である。
【図18】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るコンタクト部品保持部材の右側面図である。
【図19】本発明のコネクタのコネクタプラグに係るコンタクト部品保持部材の後面図である。
【図20】図16におけるB−B線断面図である。
【図21】本発明のコネクタに係るコネクタプラグに取り付けられているプラグ側コンタクト部品の斜視図である。
【図22】図21における突出縁部付近の拡大図である。
【図23】本発明のコネクタに係るコネクタプラグに取り付けられているプラグ側コンタクト部品の上面図である。
【図24】本発明のコネクタに係るコネクタプラグに取り付けられているプラグ側コンタクト部品の接触部の左側面図である。
【図25】本発明のコネクタに係るコネクタプラグに取り付けられているプラグ側コンタクト部品の前面図である。
【図26】図26(a)は、本発明のコネクタに係るコネクタプラグに取り付けられているプラグ側コンタクト部品の展開図であり、図26(b)は、その変形例である。
【図27】本発明のコネクタに係るコネクタソケットの上面図である。
【図28】本発明のコネクタに係るコネクタソケットの左側面図である。
【図29】本発明のコネクタに係るコネクタソケットの前面図である。
【図30】本発明のコネクタに係るコネクタソケットの後面図である。
【図31】図27におけるC−C線断面図である。
【図32】本発明のコネクタのコネクタソケットに係るソケット側絶縁ハウジングの上面図である。
【図33】本発明のコネクタのコネクタソケットに係るソケット側絶縁ハウジングの下面図である。
【図34】本発明のコネクタのコネクタソケットに係るソケット側絶縁ハウジングの前面図である。
【図35】本発明のコネクタのコネクタソケットに係るソケット側絶縁ハウジングの後面図である。
【図36】図32におけるD―D線断面図である。
【図37】図32におけるE−E線断面図である。
【図38】本発明のコネクタのコネクタソケットに係るソケット側コンタクト部品の展開図である。
【図39】図39(a)および(b)は、それぞれ、本発明のコネクタのコネクタソケットに係るソケット側コンタクト部品の上側コンタクト部品および下側コンタクト部品の側面図である。
【図40】本発明のコネクタに係るソケット側電磁シールドの上面図である。
【図41】本発明のコネクタに係るソケット側電磁シールドの前面図である。
【図42】本発明のコネクタに係るソケット側電磁シールドの左側面図である。
【図43】本発明のコネクタに係るソケット側電磁シールドの下面図である。
【図44】図44(a)ないし(d)は、それぞれ本発明のコネクタのコネクタソケットに係るソケット側電磁シールドに設けられるキー案内部の配置の例を示した前面図である。
【図45】従来の多極コネクタのコネクタプラグおよびコネクタソケットの分解斜視図である。
【図46】従来の多極コネクタのコネクタプラグおよびコネクタソケットの縦断面図である。
【図47】図47(a)および(b)は、従来の多極コネクタのプラグ側コンタクト部品の構造の一例を示す上面図、右側面図であり、図47(c)は、該プラグ側コンタクト部品の接触部の前面図である。
【図48】図48(a)および(b)は、従来の多極コネクタのプラグ側コンタクト部品の構造の他の例を示す上面図、右側面図であり、図48(c)は、該プラグ側コンタクト部品の接触部の前面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ
10 コネクタプラグ
11 プラグ側絶縁ハウジング
12 前面部材
13 突出口
14 誤挿入防止キー挿通部
15 押圧片
16 後面部材
17 間隙
20 プラグ側電磁シールド
21 上側部材
22 上面部
23 誤挿入防止キー
24 突出長規定部
25 天板部
26 前面部
27 左面部
28 右面部
29 側板部
30 ケーブル固定部
40 下側部材
41 下面部
42 突出長規定部
43 後面部
44 左面部
45 右面部
46 ロック片
47 ロック爪
50 プラグ側コンタクト部品保持部材
51 上面部
52 右面部
53 左面部
54 後面部
55 挿通孔
56 開口
57 先端保持部
58 係合孔部
59 下面部
60 コンタクト部品保持部
70 プラグ側コンタクト部品
71 接触部
72 上面部
73 突出縁部
74 切断面
75 下面部
76 係合突部
77 右面部
78 端面
79 接触面
80 左面部
81 端面
82 端面
83 先端突出部
84 切抜き部
85 長辺部
86 短辺部
88 第1折曲部
89 第2折曲部
90 第3折曲部
91 導線固定部
100 コネクタソケット
101 ソケット側絶縁ハウジング
102 上面部
103 下面部
104 右面部
105 左面部
106 後面部
107 収容部
108 ソケット側コンタクト部品保持部材
109 開口
110 嵌合凹部
111 係合部
112 コンタクト部品保持部
113 孔
114 スリット
120 ソケット側コンタクト部品
121 端子接触部
122 基板接続部
123 段部
125 上側コンタクト部品
126 下側コンタクト部品
127 第1折曲部
128 第2折曲部
129 第3折曲部
130 主折曲部
131 下部折曲部
132 副折曲部
133 鉤部
140 ソケット側電磁シールド
141 上面部
142 下面部
143 右面部
144 左面部
145 キー案内部
146 縁部
147a、b 嵌合凸部
148a、b 鉤部
149 ロック孔部
150 ウイング部
151 垂直部
152 水平部
200 多極コネクタ
201 コネクタプラグ
202 プラグ側絶縁ハウジング
203 プラグ側電磁シールド
204 カバー
205 誤挿入防止凸部
210 コネクタソケット
211 ソケット側絶縁ハウジング
212 ソケット側電磁シールド
213 誤挿入防止凹部
214 コンタクト部品保持部材
215a、b プラグ側コンタクト部品
216 上面
217 導線接続部
218a、b 接触部
220 ソケット側コンタクト部品
221a 上側コンタクト部品
221b 下側コンタクト部品
223a、b 接触部
224a、b 基板接続部
225a、b 折曲部

Claims (11)

  1. 導電性を有する板材を加工することにより形成され、相手方のコネクタの電気接点と接触する接触部を有するコンタクト部品であって、
    該接触部は、その長手方向に延びる少なくとも1つの切抜き部と、該切抜き部の長手方向端部付近に位置する折曲部とを有しており、
    前記折曲部を折り曲げることにより、前記切抜き部の縁部の一部が突出して突出縁部をなし、該突出縁部の面と、該突出縁部の面に連続する面と、が平面をなすことにより前記接触部の接触面が形成されることを特徴とするコンタクト部品。
  2. 前記折曲部と前記切抜き部がほぼ直線上に並ぶように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコンタクト部品。
  3. 前記接触面は、一方の側部に前記切抜き部、他方の側部に切断面を有することを特徴とする請求項1または2に記載のコンタクト部品。
  4. 前記折曲部は、該折曲部を挟んで隣り合う2つの面がほぼ垂直になるように折り曲げられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコンタクト部品。
  5. 前記突出縁部が前記切抜き部の端面に近づく方向に変形しようとした際に、該突出縁部の裏面と、前記切抜き部の端面とが当接し、前記突出縁部の変形が規制されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のコンタクト部品。
  6. 前記切抜き部は、ほぼ直線状のスリットからなる少なくとも1本の長辺部を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のコンタクト部品。
  7. 前記長辺部の両端に、該長辺部の幅方向に広がる孔が設けられていることを特徴とする請求項6に記載のコンタクト部品。
  8. 前記切抜き部は、1本の長辺部と、該長辺部の両端部から該長辺部に対してほぼ直角かつ該長辺部の片側に延出する2本の短辺部を含むほぼコの字状に形成されていることを特徴とする請求項7に記載のコンタクト部品。
  9. 前記切抜き部は、1本の長辺部と、該長辺部の両端部から該長辺部に対してほぼ直角かつ該長辺部の両側に延出する2本の短辺部を含むほぼH字状に形成されていることを特徴とする請求項7に記載のコンタクト部品。
  10. 前記コンタクト部品は、一端に前記接触部、他端に導線固定部を有することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のコンタクト部品。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載のコンタクト部品と、前記コンタクト部品を複数保持する絶縁体製のコネクタケースを備えたことを特徴とするコネクタ。
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