JP4549987B2 - アクセス方式、及び基地局装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の端末局装置が基地局装置に接続されており、端末局装置及び基地局装置間における双方向の通信が確保されている通信路において、端末局装置から基地局装置に対してパケットを送信するアクセス方式、及び基地局装置に関する。
送信制御にバックオフ・プロトコルを用いるランダムアクセス方式に関して、再送トラヒックに対するポリシーの違いによって様々な方法がある。
例えば、再送パケットも新規のパケットと同一の衝突回避制御期間を用いるユニフオーム・ポリシーや、再送回数に応じて衝突回避制御期間を指数的に増加させるエクスポネンシヤル・ポリシーなどがある。
用いるポリシーによってパケットの遅延特性には違いが生じるが、最大スループットが1/e(=0.368)を上回ることはない。
こうしたスロッテド・アロハ方式に対して、スループットを改善させることを目的にいくつかの方式が考案されている。
CSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式においては、端末局装置は送信前に送信するチヤネルをキヤリアセンスして他の端末局装置が送信していないか判断し、他の端末局装置が送信中の場合はその送信を待って送信することで衝突を回避してスループットを改善している。
このCSMA方式は、IEEE802.11(無線LAN)で用いられている(非特許文献1参照)。
しかし、端末局装置間の距離が長すぎたり、壁などの電波を通さない障害物があったりして、電波が到達しないことがある。このように互いの送信信号が到達しない端末局装置を隠れ端末と呼ぶ。
上記隠れ端末が存在すると、隠れ端末に対してキャリアセンスが有効に機能しないため、CSMA方式では衝突の頻度が増し、特性を悪化させる。
隠れ端末の存在によるCSMA方式の性能劣化を解決するために、基地局装置が集中して共用回線の管理と端末局装置の制御を行なう方式がある。
BTMA(Busy Tone Multiple Access)方式においては、基地局装置がチャネルの使用状況を監視し、フレーム伝送がある場合はビジートーンを報知する。各端末局装置は、基地局装置からの報知信号に基づきアイドル回線にアクセスすることができる。しかし、メッセージ用チャネルのほかにビジートーン用チャネルを利用可能な周波数帯域に用意する必要があるため、周波数の利用効率が悪くなる(例えば、非特許文献2参照)。
一方、ICMA(Idle-signal Casting Multiple Access)方式では、基地局装置がチャネルの使用状況を監視し、チャネルがアイドルである場合にアイドル信号を周期的に送出する。各端末局装置は、アイドル信号に同期して送出することで、フレームの衝突を避けることができる。単一チャネルでメッセージ信号とアイドル信号の両方を伝送できるため、BTMA方式より効率が良い。しかし、アイドル信号の送出周期に比べてデータフレームの伝送時間が短くなるにつれて最大スループットは低下する(例えば、非特許文献3参照)。
基地局装置が集中して共用回線の管理と端末局装置の制御とを行なう方式として、他に予約方式がある。
reservation−ALOHAにおいては、まずランダムアクセスによってリクエストフレームを送出し、その予約が成功してからデータフレームを伝送する。予約方式はリクエストフレーム長とデータフレーム長の関係に大きく依存する。リクエストフレームがデータフレームに対して十分に短いとき、最大スループットは1に近づくが、これが長くなるにつれてその最大スループットは低下する(例えば、非特許文献4参照)。
一方で、チャネルのアクセス情報などを端末局にフィードバックして、衝突した場合でも衝突を解決するスタック・アルゴジズムが存在する。
衝突を解決する手法としては、各端末局が保持しているユニークな番号(例えばID)を基にツリー状に絞り込むツリーアルゴリズム(例えば、非特許文献5参照)やトラヒックの発生時刻に基づいて絞り込むFCFS(First come first served)アルゴリズム(例えば、非特許文献6参照)などがあるが、どのアルゴリズムも大きなトラヒックがアクセスすると衝突解決の効率が下がるため、高いスループットを得ることが出来ない。
IEEE Std. 802.11-1999, Part11: Wirless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer(PHY) spesifications. IEEE Std. 802.11, 1999 edition. F. Tobagi and L. Kleinrock: "Packet switching in radio channels: Part II- the hidden terminal problem in CSMA and busy-tone solution", IEEE Trans. Commun., COM-23, pp. 1417-1433 (1975). A. Murase and K. Imamura: "Idle-signal casting multiple access with collision detection (ICMA-CD) for land mobile radio" , IEEE Trans. Vehic. Technol., VT-36, 2, pp. 45-50 (1987). S. S. Lam: "Packet broadcast networks - a performance analysis of the R-ALOHA protocol" , IEEE Trans. Computers, 29, 7, pp. 596-603 (1980). J. I. Capetanakis: "Tree algorithms for packet broadcast channels" , IEEE Trans. Inform. Theory, IT-25, 5, pp. 505-515 (1979). R. G. Gallager: "A perspective on multiaccess channels" , IEEE Trans. Inform. Theory, IT-31, 25, pp. 124-142 (1985).
しかしながら、スロッテド・アロハ方式の最大スループットは理論上1/e(=0.368)であり、その場合100スロットあたり約37スロットしか有効に使われていない。入力トラヒックがそれ以上ある場合でも残りは有効に使えないため、最大スループットの向上が重要な要素となる。スロッテド・アロハ方式の最大スループットを向上させるため、数多くのアクセス方式が提案されているが、いずれの方式においても効果を得るためにいくつかの前提が存在する。
すなわち、この前提として、CSMA方式においては、システム内における隠れ端末の割合が比較的少ないことであり、BTMA方式においては基地局の基地局装置/端末局の端末局装置が共に複数チャネルを同時に利用できることであり、ICMA方式やreservation−ALOHA方式においては、データフレームがアイドル信号送出間隔やリクエストフレームと比べて長いことであり、スタック・アルゴリズムにおいては、入力トラヒックの上限が規定されていることである。
しかし、上述した前提がいずれも満たせないシステムが存在する。すなわち、ユビキタス社会では、非常に多くの低能力端末が広域にわたり、非常に多数分布していると想定されている。
このような端末に対して経済的に対応するため、大きなカバーエリアを有する、基地局の基地局装置によって収容することが考えられる。
この場合、端末局装置と基地局装置との間においては、送信電力やアンテナ特性が、大きく異なる。このため、端末局装置間においては、互いの送信信号の到達しない隠れ端末が多数存在すると考えられる。
一方で、総端末コストを低く抑えるため、端末局の端末局装置が複数チャネルを同時に利用することや、非常に多くの端末局が存在するため、端末局装置が比較 的長いパケットを送信し、チャネルを長時間占有することは考え難い。また、システムとして、入力トラヒックの上限が規定されることも考え難い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、既存の方式が前提としている条件を満たさないシステムにおいて、スロッテッド・アロハ方式以上の最大スループットが得られるアクセス方式及び基地局装置を提供することを目的とする。
本発明のアクセス方式は、端末局装置が基地局装置に対してアクセスするアクセス方式であり、前記端末局装置から前記基地局装置へのパケットの衝突を解決するために、前記基地局装置は、ツリーアルゴリズムの2分岐において、一方の分岐に属する前記端末局装置から送信がなかった場合、もう一方の分岐の1階層深い2分岐の一方の分岐に属する前記端末局装置の再送を容認することで、パケットの衝突を解決することを特徴とするツリーアルゴリズムを用いたアクセス方式である。
本発明のアクセス方式は、上記発明に記載のアクセス方式において、前記基地局装置は、前記1階層深い2分岐の一方の分岐に属する前記端末局装置の再送を容認した際に、前記端末局装置から送信がなかった場合に、前記1階層深い2分岐のもう一方の分岐に属する前記端末局装置の再送を容認することを特徴とする。
また、本発明は、端末局装置がアクセスする基地局装置において、前記端末局装置から送信されるパケットの衝突を解決するために、ツリーアルゴリズムの2分岐において、一方の分岐に属する前記端末局装置から送信がなかった場合、もう一方の分岐の1階層深い2分岐の一方の分岐に属する前記端末局装置の再送を容認することで、パケットの衝突を解決することを特徴とするツリーアルゴリズムを用いた基地局装置である。
また、本発明は、上記発明に記載の基地局装置において、前記1階層深い2分岐の一方の分岐に属する前記端末局装置の再送を容認した際に、前記端末局装置から送信がなかった場合に、前記1階層深い2分岐のもう一方に属する前記端末局装置の再送を容認することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、隠れ端末が多数存在する状況において、端末局が比較的短いパケットを基地局に送信するシステムにおいて、各端末局から基地局へのアクセスのスループットが純ALOHA方式やスロッテド・アロハ(Slotted ALOHA)方式に比べて改善できると共に、高トラヒック負荷時のスループット特性及び遅延特性の劣化を抑えることができる。
また、本発明によれば、隠れ端末装置が多数存在する状況においても、各端末局装置から基地局装置へのアクセスのスループットを従来方式に比較して高くすることができるとともに、高トラフィック負荷時のスループット及び遅延特性の劣化を抑えることができる。
また、本発明によれば、端末局装置の数、アクセスの統計情報、直前の衝突回避制御期間に基づき、算出した最適な衝突回避制御期間を用いてアクセスすることができ、さらに高いスループットを得ることができる。
以下の実施形態の特徴としては、複数の端末局装置から基地局装置にアクセスを行う方法において、端末局装置が公知のバックオフ・プロトコルを用いて送信制御を行う ランダムアクセスフェーズと、端末局装置が送信したパケットが衝突した場合に、例えば、端末局装置がツリーアルゴリズムを用いて、衝突を解決する衝突解決 フェーズとを設ける。
また、ランダムアクセスフェーズと衝突解決フェーズとの切替は、基地局装置がパケット衝突の有無に基づいて判定し、各端末局装置に対して報知する。
さらに、基地局装置は、端末局装置の数、アクセスの統計情報、直前の衝突回避制御期間に応じて、衝突回避制御期間を更新し、各端末局装置に報知する。
上述した構成により、本実施形態の方式においては、初めのランダムアクセス時のみバックオフを行い、再送時にバックオフを行なわないため、バックオフに用いる衝突回避制御期間によって大きく特性が異なってくる。例えば、図1は、端末局装置を100台、入力トラヒックを1.0にして、衝突回避制御期間の違いによるスループットの変動を示してある。
また、ランダムアクセス送信によって送信パケットが衝突した端末局の送信を基地局装置からのフィードバックによって調整する場合、そのフィードバック・データの伝送中の損失を考慮しないといけない。
さらに、その衝突を解決するまでに必要なスロット数を低く抑えることが出来れば更に最大スループットを改善できる。
以下、上述した特徴の構成及び動作について説明する。
実施形態の実施形態におけるランダムアクセス方式においては、バックオフ・プロトコルを用いて送信制御を行うランダムアクセス方式において、基地局の基地局 装置からの信号に基づき、端末局の端末局装置はバックオフフェーズと衝突解決フェーズとの2つのフェーズを切り替える。
このバックオフフェーズにおいては、送信待機時間が「0」になった端末局の端末局装置が送信し、衝突が発生すると衝突解決フェーズに移行する。この衝突解 決フェーズに移行すると、基地局の基地局装置は衝突を解決するためアクセス情報をフィードバックし、送信待ちの端末局の端末局装置は送信待機時間の減算を 停止する。基地局が衝突は解決したと判断した場合は、バックオフフェーズに移行する。
衝突解決にバイナリーツリー・アルゴリズムを適用した場合、スループットSは以下の(1)〜(4)式のように表せる。
但し、nは端末局数、Wは衝突回避制御期間、λは各端末局で同一のパケット生起確率を表している。
Figure 0004549987
実施形態では、上記(1)〜(4)式における関係式より、端末局数や受信状況、直前の衝突回避制御期間に基づき最適な衝突回避制御期間を基地局の基地局装置が算出し、端末局に報知して、各端末局のバックオフ・プロトコルはその値の範囲内でランダムに送信待機時間を選択することで常に最大スループット を追求する方法を示す
もちろん、上記(1)〜(4)式における関係式以外にも、各端末局の端末局装置におけるパケットの生起確率の違いから端末局間で重み付けを行なったり、上記関係式から導かれる別の指標を用いたりして最適な衝突回避制御期間を算出する手法も含む。
以下の実施形態では、衝突解決にあたり、一方の分岐でパケットの送信があるとみなせなかった場合、もう一方の分岐では複数の端末局が送信を控えていること は明らかであるため、更に階層を深くして条件を絞り込むことで、衝突を解決する方法を示す。この方法を適用した場合、先に示したqは以下の(5)式のように表せるため、スループットも改善される。
Figure 0004549987
また、衝突パケットの再送信タイミングを図っている端末局が、基地局からのアクセス情報を受信できなかった場合に、送信待機時間を再設定してランダムアクセスを再挑戦する。
さらに、上記のような再送信ができなかった端末局の存在により、再送信タイミングを決定するアルゴリズムが暴走するのを防ぐため、請求項で示した絞込み手法を連続して行なわない(請求項)。
以下の実施形態の説明において、簡略化のために、基地局の基地局装置を単に基地局と示し、端末局の端末局装置を単に端末局として説明を行う。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態によるランダムアクセス方式を図面(図2〜図7)を参照して説明する。図2は同実施形態のネットワークの構成例を示すブロック図である。また、図3はフレーム構成を示すブロック図であり、図4は本実施形態の基地局の基地局装置におけるランダムアクセススロットの受信結果判定ロジック図である。図5は、本実施形態の基地局の基地局装置における動作フロ−を示すブロック図である。図6は、衝突解決のためのアルゴリズムとして本実施形態ではツリーアルゴジズムを用い、ツリーアルゴリズムの動作フローを示すブロック図である。図7は端末数に伴うスル−プットが最大となる最適な衝突回避制御期間の変化を表したグラフである。
図2に示すように、ネットワークの構成として、1つの基地局に複数の端末局が接続している。各円は端末局からの送信パケットに対する基地局及び端末局の受信エリアを示している。端末局N1は隣接する端末局N2の送信パケットは受信できるが、AP(基地局)の受信エリア内に存在する他の多く、例えば端末局N2〜N5の送信パケットは受信できない。
この場合、例え端末局N2〜N5がAPに対してランダムアクセスしていたとしても端末局N1では受信できないため、端末局N1からの送信を回避することはできない。このように互いの送信信号が受信できない隠れ端末(端末局)が多く存在するネットワークでは、キャリアセンスが有効に機能しないため、CSMA方式では特性を悪化させる。
図3に示すように、1チャネルを上り及び下りトラヒックで時分割しているTDD回線であり、端末局から基地局へのRAスロットと基地局から端末局へのフイードバックスロット(FBスロット)が交互に繰り返されている。FBスロットには直前のRAスロットのアクセス結果(衝突、成功、空き)、次のRAスロットのアクセスフェーズ情報(ランダムアクセスフェーズまたは衝突解決フェーズ)、必要に応じて受信応答(ACK)やパーシャルエコー(PE)などが含まれる。
図4に示すように、基地局においては、以下のようなロジックを組み込むことにより、各RAスロットにおける受信結果を“衝突”、“成功”、“空き”の3種類で判断できる。
まず、スロットタイミング毎に(S1)、CRCなどの誤り検出符号によって(S2のエラー検出)誤りが検出されない場合は“成功”とみなす。一方、誤りが検出された場合は、受信電力の平均値などをRSSI測定器で測定し、受信電力(受信強度)が一定閾値より大きいか否かの判定を行い(S3)、閾値以上の場合は“衝突”と判断する。また、受信電力が閾値未満の場合は“空き”と判断する。
もしくは、同期(フレーム同期、周波数同期、クロック同期)をとるために既知パターンがランダムアクセスのパケットに付与されている場合、その既知パターンは共通であるため、例え複数の端末局が同時にランダムアクセスして衝突したとしても正常に検出される可能性が高い。そこで、受信電力以外にもこの既知パターンによる同期確立の有無によって“衝突”と“空き”を判断することも可能である。ここで、同期確率が“有”ならば“衝突”と判断し、“無”ならば“空き”と判断する。
また、基地局においては、上述したように判断したRAスロットのアクセス状況に基づき、図5に示すように、次のRAスロットのアクセスフェーズを決定する。
ランダムアクセスフェーズにおいて、パケットの衝突が発生しないか否かの判定を行っており(S11)、衝突が発生しない限りはランダムアクセスフェーズを続け(S10)、衝突が発生したならば、次のRAスロットで衝突解決フェーズに切り替わる(S12,S13)。
衝突解決フェーズにおいては、衝突解決のためRAスロットのアクセス結果が基地局から端末局にフィードバックされる。
そして、衝突解決フェーズの間、新規にパケットが生起した端末局は衝突回避制御期間に基づき、送信待機時間を選択して送信待ち状態に遷移する。しかしながら、パケットの送信待ち状態の端末局は一時バックオフ・プロトコルを停止して、送信待機時間の減算やパケットの送信を行なわない。
そして、基地局で各端末局間のパケットの衝突がすべて解決したと判断したならば、ランダムアクセスフェーズに切り替え、その情報を端末局にフィードバックする。
図6に示すように、端末局N0、N2、N6、N7の送信するパケットが衝突したケースを考える。図6(a),6(b)に示すツリーアルゴリズムにおいては衝突を解決するため、枝Tm,n(但し、mは階層数を、nは各階層における枝の通し番号を表す。)を2分割していく。
まず、枝T1,0に属する端末局がパケットの再送を試み、端末局N0とN2が再送したパケットが衝突する。再度、パケットが衝突したため更に階層を深くして、枝T2,0に属する端末局がパケットの再送を試み、端末局N0が成功する。
そして、枝T2,1に属する端末局がパケットの再送を試み、端末局N2が成功する。
次に、枝T1,1に属する端末局がパケットの再送を試み、端末局N6と端末局N7との送信するパケットが衝突する。そこで、階層を深くするが、枝T2,2に属する端末局が存在しないため空きスロットとなる。
次に、枝T2,1に属する各端末局がパケットの再送を試み、端末局N6と端末局N7の送信するパケットが衝突する。衝突したため更に階層を深くしてT3,0に属する端末局がパケットの再送を試み、端末局N6が成功する。最後に、枝T3,1に属する端末局N7が再送を試み、成功する。
次に、端末局数に基づき衝突回避制御期間を制御するアルゴリズムの一例を示す。基地局は、下記(6)式及び(7)式に示すアクセスの統計情報(空きスロットの割合E、成功スロットの割合Tなど)または端末局の認証サーバなどとの通信を介して、当該基地局に属する端末局数nを把握することは可能である。ここで、τは各端末局の送信確率を表す。
E=(1−τ) …(6)
T=nτ(1−τ)n−1 …(7)
次に、図7に示すとおり、全端末局のバケット生起確率が同一であると仮定すると、全入力トラヒックが0.1から2.0の範囲内において最大のスループットが得られる最適な衝突回避制御期間は、端末局数にほぼ比例している。このグラフの傾きβは再送パケットのポリシー(最大再送回数や再送回数に応じた衝突回避制御期間の制御など)によって変わってくるが、予めシステムに応じた傾きβを算出し、当該基地局に属する端末局数nに基づき、以下の(8)式より衝突回避制御期間を求めることは可能である。
衝突ウィンドウ=β×n …(8)
ここで、図7のグラフは、端末局装置の数nを横軸とし、全入力トラフィックが0.1から2.0までの平均スループットが最大となる衝突回避時間を縦軸にとっている。ここで、全入力トラフィックは、全端末基地局装置において、単位時間当たりにパケットが生成される情報量としている。すなわち、全入力トラフィック=n×λである。λは各端末局装置での同一のパケット生起確率を示す。ただし、伝送速度にて規格化している。
スループットは、単位時間当たりの実質的な情報伝送量とし、伝送速度にて規格化している。
また、図7のグラフを求めた条件は以下に示す通りである。
・伝搬:伝送エラーフリー、伝送遅延なし、基地局装置における端末局装置送信パケットの受信電力は同一。
・トラフィック:パケット生起確率及び生起トラフィック量は前端末局装置で同一。
・その他:基地局装置において、端末局装置からのアクセス状況(“成功”“衝突”、“空き”)を的確に把握できる。
次に、上述した衝突解決フェーズにおける一連の処理と、衝突回避制御期間を制御する処理との具体的な説明を、図8,図9,図10を用いて以下に行う。図8及び図9は、各処理を時系列に示したシーケンス図であり、図10は図8及び図9にて用いられている符号の説明である。
・はじめ、端末局装置N0,N2,N3,N5,N6,N7がパケットの送信待ち状態にあるとする。
・端末局装置N3の送信待機時間が「0」となったため、ランダムアクセス送信によるパケット送信を行い、送信が成功。
・次に、端末局装置N0,N2,N6,N7の送信待機時間がともに「0」となったため、それぞれがランダムアクセス通信を行い、パケットが衝突。
・基地局の基地局装置は、処理を衝突解決フェーズに切り替え、その情報を各端末局の端末局装置に報知。
・該当する端末局装置は衝突アルゴリズムに従い、衝突パケットを再送信する(上述した衝突解決フェーズの処理に記載)。
・上記衝突解決フェーズ中に、端末局装置N4が送信パケットを生成し、直近の衝突回避制御期間W3に基づき、送信待機時間を選択。
・衝突解決フェーズのため、端末局装置N4,N5はバックオフ・プロトコルを停止し、送信待機時間の減算やパケットの送信を行わない。
・その後、基地局装置は衝突が全て解決したと判断し、ランダムアクセスフェーズに処理を切り替え、その情報を各端末局装置に対して報知する。
・端末局装置N5は、送信待機時間が「0」となったため、パケットをランダムアクセス送信し、成功。
<第2の実施形態>
次に、図11を参照して、第2の実施形態の説明を行う。図11は、衝突解決のためのアルゴリズムとして、本実施形態ではツリーアルゴリズムを用い、ツリーアルゴリズムの動作フローを示す概念図である。
すでに説明した第1の実施形態における図6で示したツリーアルゴリズムでは、4個の端末局の衝突を解決するため、衝突解決フェーズが8スロット続いている。そのため、本衝突解決フェーズでのスループットは(4/8)*100=50%となる。
しかしながら、図6(a)及び図11に示すように、枝T2,2には、衝突したパケットを送信した端末局が存在しない。このため、空きスロットを観測した場合、この枝T2,2に対して、枝T1,1における2分岐のもう一方である枝T2,3に属する端末局N6及び端末局N7に対して、パケットの再送を容認するのではなく、更に条件を絞り込んだ枝T3,6に属する端末局N6に対して再送を容認する。
こうすることにより、端末局N6と端末局N7との送信するパケットの二度目の衝突を回避し、衝突フェーズに要するスロット数を1スロット少なくすることができる。
そのため、本衝突解決フェーズでのスループットは(4/7)*100=57%と向上することとなる。
3の実施形態を図12,図13及び図14を参照して説明する。図12,図13及び図14は、本実施形態の基地局と端末局との間のシーケンスチャートである。
第1の実施形態においては、端末局と基地局との間の伝送路が有線路などのように伝送路上の障害物や距離などによる減衰がほとんどない場合を想定して説明した。
しかしながら、基地局と端末局との間の伝送路が比較的長く、見通しが得られない無線路の場合、伝送路上の障害物や距離などによる減衰(フェージング)が著しい伝送路を想定する必要がある。
このため、送信パケットの受信結果を待っている端末局装置や衝突パケットの再送信タイミングを図っている端末局装置が、基地局装置から報知されるアクセス情報を受信できなかった場合、もしくは送信パケットの受信結果を待っている端末局装置が、基地局装置においてその送信の存在が検出されなかったと判断した場合に、送信待機時間を再設定してバックオフ・プロトコルで再度ランダムアクセスする方式が考えられる。
例えば、端末局からランダムアクセスの受信結果が含まれている基地局から端末局へのフィードバック信号が欠損した場合がある。
この場合、端末局においてランダムアクセスの成功または失敗の判断ができない。この場合には、衝突回避制御時間に基づき再度送信待機時間を設定して、ランダムアクセスする。
図12には、端末局N1から送信された信号が基地局で正常に受信されたにも関わらず、基地局からのフィードバック信号が端末局N1において正常に受信されず、再度送信待機時間を設定して、送信待ち状態に遷移した状態を示している。
一方、端末局から基地局に対するランダムアクセス信号に関しても、例えその信号が衝突しなかった場合においても、同様にフェージングなどの影響で基地局における電界強度が低くなり、正常に受信できず、またその送信の存在さえも検出できない場合がある。
図13には、端末局N3のみが基地局に対してランダムアクセスしたにも関わらず、基地局で正常に受信されず、また、その送信の存在さえ検出されず、端末局N3は再度送信待機時間を設定して、送信待ち状態に遷移した状態を示している。
または、基地局における各端末局が送信した信号が失われるということはなく、電界強度の強い信号が破壊されずに受信されることがある。
この場合、基地局においては電界強度の弱い信号は雑音として捉えるため、衝突の有無を検出することは難しい。そのため、送信の存在を基地局で検出されなかった場合、基地局は、衝突回避制御時間に基づき再度送信待機時間を設定して、ランダムアクセスする。
一方、図14は、端末局N3と端末局N5とが基地局に対して同時にランダムアクセスし、端末局N5が送信した信号が基地局で正常に受信され、端末局N3の送信の存在が検出されていない状態を示す。
この場合、端末局N3は再度送信待機時間を設定して、送信待ち状態に遷移した状態を示している。
いずれの場合も、送信待機時間を設定せずにランダムアクセスすると、フィードバック信号の欠損による再ランダムアクセスの呼量が増してシステムの特性(スループット)が低下してしまう。
<第4の実施形態>
4の実施形態を、図15及び図16を参照して説明する。図15は、本実施形態の基地局と端末局との間の送信のシーケンスチャートである。図16はツリーアルゴリズムの動作フローを示す概念図である。
第3の実施形態において示した通り、無線伝送路では、例え衝突がなかったとしてもフェージングなどによって信号の欠損が発生する。端末局からランダムアク セスの受信結果が含まれている基地局から端末局へのフィードバック信号が欠損した場合、端末局でランダムアクセスの成功または失敗が判断できない。このた め、端末局は衝突回遊制御時間に基づき再度送信待機時間を設定して、ランダムアクセスする必要がある。
そのため、基地局において正しくパケットの衝突を検出したとしても、その衝突パケットを送信した端末局が基地局からのアクセス状況の情報に基づいて衝突パケットの再送信タイミングを計っているとは限らない。
この図15のシーケンスは、衝突に関わった複数の端末局がフィードバック信号の欠損のために、再度送信待機時間を設定している場合を示す。
枝T1,1に属する端末局(N4とN6)がパケットの再送を試み、端末局N4と端末局N6との送信したパケットが衝突する。
このランダムアクセスのフィードバック信号を、端末局N4が欠損したため、次の再送タイミング(枝T2,2に属する端末局に送信許可)にて送信を行なわない。
基地局は“空き”と判断して、第2の実施形態の方式に基づいて、2分岐のもう一方で更に階層が深い枝T3,6に属する端末局に再送を容認する。
このフィードバック信号を端末局N6が欠損したため、パケットの次の再送タイミングでも送信端末局が存在せず、基地局は“空き”と判断する。
そこで、基地局は第2の実施形態に基づき、図16に示す2分岐のもう一方で更に階層が深い枝T4,14に属する端末局にパケットの再送を容認すると、枝T3,7にはパケットの再送を控えている端末局が存在しないため、永久に第2の実施形態の方式に基づくツリー検索が行なわれてしまう。
このように、衝突に関与した複数の端末局が再度送信待機時間を設定した場合(基地局主導による再送から離脱した場合)、第3の実施形態だけでは、ツリーアルゴリズムから抜け出せなくなってしまう。
そこで、本実施形態においては、枝T3,6において“空き”を検出した場合、第2の実施形態の方式に示すもう一方の分岐において、更に条件を絞り込むことはせずに、枝T3,7に属する端末局に再送を容認する。
枝T3,7には再送する端末局が存在しないため、基地局は“空き”と判断して、ツリーアルゴリズムを終了することができる。
すわわち、第4の実施形態は、第3の実施形態において、基地局装置が、条件を絞り込んだもう一方の分岐において、再度端末局装置からパケットの送信がなされなかった(パケットの再送を行う端末局がない)場合に、もう一方の分岐に対して更に条件を絞り込むことは行なわない
なお、図2のネットワークにおける端末局装置及び基地局装置の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりパケットの送信処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明における衝突回避抑制期間とスループットとの関係を示すグラフである。 本発明における実施形態のネットワーク構成を説明する概念図である。 本発明の第1の実施形態における通信のフレーム構成を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態における基地局のランダムアクセスロットの受信結果判定判定ロジックである。 本発明の基地局における動作フローを示すフローチャートである。 第1の実施形態における衝突解決のためのアルゴリズムで用いるツリーアルゴリズムを説明する概念図である。 端末数に伴うスループットが最大となる最適な衝突回避制御期間の変化を示すグラフである。 第1の実施形態の具体例を説明するためのシーケンス図である。 第1の実施形態の具体例を説明するためのシーケンス図である。 本発明のシーケンス図で用いる符号を説明する図である。 第2の実施形態における衝突解決のためのアルゴリズムとして用いるツリーアルゴリズムの動作フローを示す概念図である。 第3の実施形態における衝突解決のためのアルゴリズムを説明するシーメンス図である。 第3の実施形態における衝突解決のためのアルゴリズムを説明するシーメンス図である。 第3の実施形態における衝突解決のためのアルゴリズムを説明するシーメンス図である。 第4の実施形態における衝突解決のためのアルゴリズムを説明するシーメンス図である。 第4の実施形態における衝突解決のためのアルゴリズムとして用いるツリーアルゴリズムの説明のための概念図である。
符号の説明
AP…基地局(基地局の基地局装置)
N0,N2,N3,N4,N5,N6,N7…端末局(端末局の端末局装置)

Claims (4)

  1. 端末局装置が基地局装置に対してアクセスするアクセス方式において、
    前記端末局装置から前記基地局装置へのパケットの衝突を解決するために、前記基地局装置は、ツリーアルゴリズムの2分岐において一方の分岐に属する前記端末局装置から送信がなかった場合、もう一方の分岐の1階層深い2分岐の一方の分岐に属する前記端末局装置の再送を容認することで、パケットの衝突を解決する
    ことを特徴とするツリーアルゴリズムを用いたアクセス方式。
  2. 請求項1に記載のアクセス方式において、
    前記基地局装置は、前記1階層深い2分岐の一方の分岐に属する前記端末局装置の再送を容認した際に、
    前記端末局装置から送信がなかった場合に、前記1階層深い2分岐のもう一方の分岐に属する前記端末局装置の再送を容認する
    ことを特徴とするツリーアルゴリズムを用いたアクセス方式。
  3. 端末局装置がアクセスする基地局装置において、
    前記端末局装置から送信されるパケットの衝突を解決するために、
    ツリーアルゴリズムの2分岐において、一方の分岐に属する前記端末局装置から送信がなかった場合、もう一方の分岐の1階層深い2分岐の一方の分岐に属する前記端末局装置の再送を容認することで、パケットの衝突を解決する
    ことを特徴とするツリーアルゴリズムを用いた基地局装置。
  4. 請求項3に記載の基地局装置において、
    前記1階層深い2分岐の一方の分岐に属する前記端末局装置の再送を容認した際に、前記端末局装置から送信がなかった場合に、前記1階層深い2分岐のもう一方に属する前記端末局装置の再送を容認する
    ことを特徴とするツリーアルゴリズムを用いた基地局装置。
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